日々是偵察飛行日記

座右の銘「生涯一座敷童、日々是偵察飛行也」をもとに、俺サマ口調で日々を語り倒す。

2014年11月

あり余る未来への気負いが眩しい

午前中は自宅で数学。それから近所の銀行で明日からの徳島出張のお金を下ろす。

新福菜館府立医大前店で遅めの昼食の後、天気も良かったので、百万遍まで歩く。京大ルネで自販機コーヒーを買ってから、アンチュチュへ。ルネの隣には京大のサークルハウスがあり、吹奏楽団の学生たちが練習をしていた。どうやら12月の半ばに定期演奏会があるらしい。

アンチュチュの図書室で、来週の「シネマで学ぶフランス語」の予習として、映画のフランス語字幕を読む。相変わらずつまらないストーリー展開と登場人物のやりとりだが、読んでいると、ああ、この部分であのケラケラ笑いが聞こえてきそうだなと予想がついて、まだ授業を受ける前なのに、「こんなところで、いちいち笑うなよ!」と一人テキストに向かって突っ込みを入れる。

まあ、フランス語の予習はあらたか終わった。秋学期はあと2回で終わり、今日は1月からの冬学期のパンフレットが手に入った。次はどの講座を受けるか考えないといけないな。

図書室で女子大生が先生に質問して、その後すこし雑談。アンチュチュのほとんどの先生同様、この先生も1,2年の契約期間を終えて居なくなってしまうようだ。女子学生はそれを残念がって、最後に今後何か相談したいことがあるかもしれないと、連絡先などを聞いていた。

彼女の場合はどうだか知らないが、若いハンサムなフランス人の男の先生に憧れる若い女の受講生という図は散見する。以前のクラスで、若い女のクラスメートが、先生も誘ってクラスの皆と飲みに行きましょうとか、芝居を見に行きましょうとか、割合頻繁に言い出すので、遊びのお膳立てをしてくれるなんて、とっても便利な人だなと思ってホイホイついていってた。流石にぼんやり者の俺サマも、しばらくして「ああ、そういうことか」と気づいたが、その後、その女がハンサムな先生とどうなったかは知らない。

頭の中がフランス語モードのまま、寺子屋へ。今日は京大と同志社の学部学生が、授業見学に来ていた。同志社の方は私大の学生らしく、割合おっとりした感じだが、京大の方は見るからに「僕、ガンガン勉強してます!」ってオーラがビンビンで、自信に満ち溢れて声も大きく、前へ前と突き進むタイプ。何でもいいけど、狭い寺子屋の部屋で少しは音響効果ってものも考えてもらわんと、君の無駄にデカい声では耳が痛くてしょうがない、とか何とか思いながらも、適当に今日の授業が終わった。

この二人はいずれも、ドイツ語を鍛えて、自分の未来を切り開く武器にしたいと思っているところが共通しているが、彼らが次回からも継続して来るかどうかについては、微妙な雰囲気。

帰りに(彼らと比べれば俺サマの年代にうんと近い)クラスメートと川端通りをとぼとぼ歩きながら、「ドイツ語と自分の未来をリンクさせてる若者は、見るからに気合いの入り方が違いますなあ」「そう。あの、あり余る未来への気負いが、眩しくてしょうがないですな」みたいな年寄り臭いことを話しながら、荒神橋のあたりで別れる。

帰宅して夕食。大量(と言っても数本だが)に買い込んだ酸っぱいボジョレ―が、またひとつ空になった。口直し酒の力を借りつつも、毎日少しずつ飲んでいけば、最後には必ず空になるんだ。そう、人間、日々の努力が大事なのよ!と、夜もまた少しだけ数学。




 

健診、無事通過

午前中は数学。と思ったが、昨日の「学科長峠越え!」宣言をあざ笑うかのように、朝っぱらから学科長あれしろこれしろメールが怒涛の如く押し寄せ、しばらくその対応に追われる。その後しばし数学。

昼過ぎに自宅を出て、山科区内で昼食の後、出勤。14時からの卒研ゼミにちょうど間に合う。

14時から16時過ぎまで卒研ゼミ。今日は既約な代数的集合と素イデアルの関係、および代数的集合の既約分解定理。 

ゼミの後、事務のポストを見たら、先月の健診の結果が届いていた。逆立ちもバンジージャンプも御百度踏みもしなかったけど、3週間の禁酒と、1カ月以上前から始めて、結局、城崎シンポジウムでのカニ鍋腹一杯が原因で最後の最後に失敗に終わったダイエットで何とか無事乗り切り、これでまた1年首が繋がったって感じ。

俺サマは、中高年の健診なんてものは、恐怖とストレスでかえって寿命が縮むだけで、全く無意味だと思っている。兎に角、変にひかっかって「検査数値に異状が見られます。再検査をして余命半年宣言を受けてください」みたいなことにひきずり込まれないよう全力を挙げている。勿論、検査項目も、痛くもない腹を探られないよう、自分でコントロールできる範囲で最小限に押さえている。

研究室に戻り、こないだの水曜日にアンチュチュのフランス語の授業を欠席したので、次回分の課題資料をダウンロードして印刷したり、来週の徳島大学集中講義の講義資料を準備したりして、17時過ぎに大学を発つ。

帰宅して夕食の後、夜もまたすこし数学。

 

学科長のお仕事、今後の展望

10時頃に出勤。10時40分から12時10分まで、2回生「代数学序論II」の講義。今日は外直和、中国人剰余定理の証明、内直和、そして最後は内直和と外直和との同値性。次回は、内直和の話をもう少し補足してから、有限生成アーベル群の構造定理の話に入る予定。

研究室に戻ってひといきつき、生協食堂で昼食の後、学科長の仕事をひとつ片付ける。その後すぐに帰宅し、夕食の時間まで数学。途中、近所に買い物に出る。

夕食後はラクトスポーツプラザへ。今日は骨盤矯正ヨガと有酸素運動。帰宅後、また少し数学。

昨日の学科会議の後、半ダースほど出しまくったメールの返事のうちの最後のものが、夜中に届く。実はこれが俺サマが最も待ち望んでいたもので、これで「学科長峠越え」が一応完了する。

この「峠」とは何かと言うと、来年度の学科内の役割分担を決める作業をさす。学科長とか教務委員とか色々役職があって、特に責任が重い役職だと、会議などの拘束時間が多くなり、研究活動にも支障が出るので、誰だって気が進まない。しかし私立大学は教員数が少ないので、皆が協力し合ってやってかないと、現場が立ちいかなくなる。役割分担の話し合いをうまく纏めるのは学科長の責任だが、今年は皆さん大変協力的で助かった。

この先予定されている学科長の仕事は、修士論文公聴会、大学院2月入試、および卒業式を仕切ることと、学科長会議、および教員人事関係の委員会などに学科を代表して出席すること。教員のほとんどが駆り出される入試の採点作業は、学科長は免除される。

それ以外に、突発的に起こったことに対応しなければならない場合もあるが、大抵は学科全体で協力して事にあたるので、学科長だから特に負担感が大きいということもない。

ただ去年の学科長は、突然設置されることになった委員会に引っ張り出されて、1,2,3月頃はかなりピリピリしていたようである。その委員会は、今年も設置されて、今度は俺サマが引っ張り出される可能性はある。もっとも俺サマは、その委員会でピリピリすることはないと思うけど。
 
 

学科長峠越え(、、、かも?)

10時過ぎに出勤。来週の徳島大学出張の申請書を書いてから、10時40分より12時10分まで、3回生「複素解析学II」の講義。今日は複素単連結領域の話。回転数による特徴づけ定理の証明の途中で時間切れ。次回はこの証明を終えて、コーシ―の積分定理の一般形の証明に入る予定。

昼休みは研究室や会議室で、夕方の学科会議の準備を色々やった後、出張届を事務に提出。今回は徳島大学の方から出張費が出るので、Ritsの事務員が監視役でついてくることはあるまい。

生協食堂がすいてくる13時過ぎを見計らって、昼食。

14時から16時過ぎまで留学院生ゼミ。今日は超越次数と導分の線形空間の次元の一致定理。超越次数の定義を知らずに超越次数に関する定理を証明しようとするので、雷を落とす。

留学院生ゼミでの俺サマは、雷ばかり落としている。そういう所が、だんだん学生時代の俺サマの指導教官に似てきて、我ながら嫌だなあ。

しかし、博士課程進学も考えている学生をちゃんと教育しようとすると、どうしても雷連発にならざるを得ないのは、実際自分が指導する側に立ってみて初めてわかる。

そういう意味では、今は亡き俺サマの指導教官は、俺サマの馬鹿面を見てると虫唾が走るから雷を落としていたのではなく、馬鹿学生の俺サマにもそれなりに敬意を払っていてくれたからこそ厳しかったのかな、と思えてくる。まあ、親の心子知らず、師の心弟子知らず、ってやつだな。

16時半から18時15分頃まで、学科会議。 議題テンコ盛りの割には、議事は順調に進行した。2006年度に学科長をやった時に最も難航した問題も、今年は割合あっさり解決に向かっている模様。まあ、これで学科長の仕事も峠を越して、あとは年度末のルーチンワーク的な作業をバタバタとこなすだけかな、と。(いや、まだ何が起こるかわからないから、油断は禁物だけど。)

研究室に戻って、学科会議で決まったことをもとに、あちこちにメールを半ダースほど書いて出しまくる。案件毎に事務の担当者や締め切りが違うので、いちいち確認してから出さないといけない。俺サマも対抗策として、何でもかんでも学科長が取り纏めて返事せよというのを蹴飛ばして、「この件は○○先生の方から報告が行きます」「本件については、以後××先生にお問い合わせください」と目先を散らし、撹乱工作をして無駄に抵抗している。いや、無駄ではなくて、その方が俺サマとしては楽ちんね。

作業を終え、19時過ぎに大学を発つ。夕食は久々に南草津駅前のお好み焼き屋。「学科長峠越え(、、、かも?)」を祝って、生ビール(大)で一人ささやかに乾杯。働くオジサンの「お疲れさん!」は何てたって生ビールだよねって、俺サマは普段はワインと日本酒ばかりだけど。

上機嫌で帰宅し、夜は少しだけ数学。

 

教授会でひと暴れする

今朝は早起きして、昨日できなかった用事を片付けるべく、午前中は山科区内をウロウロ。

その後、大丸ラクト山科店で昼食用のパンを買って出勤態勢に入る。山科駅前でメールをチェックしたら、ようやく学科長会議の資料が届いていた。今日降ってくる予定の「宿題」は他学科に割り当てられることを知り、とりあえず一安心。しかし別の重い宿題があって、それについては1ヶ月ぐらい前から頭の痛い問題として、気にしていたもの。とうとう来たな、と。

研究室で昼食の後、13時から13時36分頃まで学科長会議。

研究室に戻って、明日の学科会議の議題一覧を学科メーリングリストで流す。明日の会議は長引きそうだ。ということは、アンチュチュの「シネマで学ぶフランス語」は当然欠席しなければならない。そのことを見越して、今週は全然予習をしてない。

それにしても、何処が面白いのか一向にわからない映画を見て、このシーンの一体何処が可笑しいのか?と思っているところで聞えてくる、思考の不協和音とも言うべきあのケラケラ笑いを聞かなくてすむかと思うと、議題テンコ盛りの学科会議に万歳三唱したい気分である。ま、これは所詮、語学クラスの些細なゴタゴタに過ぎないんだけど。

その後、16時半の教授会の時間まで、研究室にて数学。

16時半から教授会。最後に俺サマがひと暴れ。以前、学部長が出張中に全く形式的な議題でたった5分だけの教授会を招集した副学部長が、今度は先々週だかに俺サマが名古屋に出張してた日に開いた教授会で妙なことをやってくれて、学科長の俺サマは対応に右往左往させられた。

これは流石に一言言ってやらんと示しがつかんと、いかにもオッサンらしいことを考え、「一体何を考えているのか。こんないい加減なことは今後やめていただきたい!」と厳しく釘をさしておいた。ま、これは所詮、学内の些細なゴタゴタに過ぎないんだけど。

教授会は18時15分に終了。すぐに帰宅。大量に買い込んだボジョレー・ヌーヴォーは、やはり酸味が強くてどうも俺サマの口に合わないので、大丸ラクト山科店で「口直し酒」を1本買って帰る。ボジョレーを2口ぐらい飲んで、口直し酒を1口、またボジョレーを2口飲んで、、、という按配で呑むと、ちょうどよろしい。で、これは所謂、何のゴタゴタ?

帰宅して夕食。早起きしたので睡魔に襲われ、夜の数学はそこそこで切り上げる。

ゴタゴタに効くシューマンを聴きながら、今日の私は何故こんななの?と世界を質問攻めにする。







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