日々是偵察飛行日記

座右の銘「生涯一座敷童、日々是偵察飛行也」をもとに、俺サマ口調で日々を語り倒す。

2016年05月

昼間は蒸し暑く、午後は出勤して雑用と教授会

午前中は自宅で野暮用の後、少しだけ数学。今日は何だか蒸し暑い。

午後は自宅で野暮用を済ませてから山科区内で昼食の後、汗だくになってしまったので、一旦自宅に戻って着替えてから、また大学に出勤。

この季節、室内と外でずいぶん気温が違ってたりするので、何を着て行くか判断を誤ること多し。

大学に出勤して、研究室にて事務的雑用を色々。その後、少しだけ数学。

16時30分から教授会。20分で終了。

一旦研究室に戻ってから、遠い所にある事務に行って、研究費で支払う書籍代の領収書を持って行く。

通常は年度末に複数の領収書をまとめて持って行くのだが、今回のは生協の新入りの店員さんが書いた領収書で、ちょっと普通と違う書き方がしてあったので、「これでちゃんと受理してくれるのか?」との確認を早めにしておこうか、と。

しかし心配するような事はなく、何も問題なく受理された。その後、研究室に戻って、しばし金曜日の2回生の代数の授業の講義メモを書き下す。

2回生の代数の講座では、毎年同じ事を教えているのだが、同じ題材でも毎年一から考え直して講義メモを作るので、講義の内容は毎年かなり違う。その方が講義する立場としても面白いからである。

そういう講義は、真面目に講義を聞いてくれる学生が一定数居るからやれるのであって、確率論や解析の学生しか居ないRitsの大学院のように、教室に行っても誰も居ないので仕方無く口パクで講義してるとか、居ても代数学は学部2回生の前期でサヨナラしたような、全く専門外の学生たち10名ぐらいが申し合わせて毎週交代で一人ずつ順番に出て来て、何ひとつ理解せずにノートだけ取ってるという状態だと、講義する方としても元気が出ない。

だから俺サマは、Ritsでは大学院の講義は一切持たない事にしたのである(という事は、このブログでもこれまでに何度も書いてきたが)。自分自身が楽しめない講義にオリジナリティが出せるわけがなく、オリジナリティ--- すなわち自分の頭で全て一から再構成することによって初めて出せる味 --- が出せない講義なら、大学でやる意味は無いと俺サマは思う。

まあ、面白く講義ができるのは3回生の前期までだな。3回生後期以降になると、4回生時の研究室配属が決まってしまって、1,2名の学生を除くほとんどの学生にとって、俺サマの講義は、完全に「単位さえ取れればそれで良い科目」になってしまうし。

だから、俺サマは大学院だけではなく、4回生の講義も数年前までに全部降りた。それまでは、単にコマを埋めるだけの講義をさんざんやってきたけれど、今は強権発動でそれらから全部降りて、スッキリしている。

夕方からは昼間の蒸し暑さが無くなって、割合爽やかだった。たぶん近江バスで1台しかない2両連結の大型シャトルバスが来てたので、それに飛び乗って家路につく。

初夏の気配のある明るい夕日の中、大学から南草津駅に向う道をこのバスで走っていると、3年前にポーランドに出張した時、ワルシャワ・ショパン空港からワルシャワ市内に向う2両連結バスに乗った時の事が彷彿とした。

帰宅して夕食の後、夕方から書いていた金曜日の講義メモを完成させ、本日の業務は終了。

自宅にて研究日、時々買出しやスポーツジム

午前中は自宅で野暮用の後、山科区内に買出しに出る。

大丸ラクト山科店の地下食料品売り場では、魚屋と寿司屋の両方で寿司を売っている。しかし先日から、寿司屋が撤退して、蟹寿司専門店が入った。

前の寿司屋は流行らなかったというより、寿司握ってたおじさんが、高齢のため引退したのかも知れない。

学生の頃は、津のデパートや高野のイズミヤの食料品売り場でアルバイトをしたことがある。色々苦労もあったが、あれはあれで楽しい職場だったと思う。

イズミヤのバイトは、朝が早いので、隣のミスタードナッツで朝食をすませていたが、毎日通っていたためか、肉厚のマグカップを景品で貰ったのが嬉しかった。

ハム売り場で、夕方の繁忙期にコールスローサラダか何かを量り売りするのを手伝ったことがあるが、真面目そうな大学生風の男が、小さなパックに一杯分注文して、「少なめでお願いします!」と言うのはいいのだが、沢山の客がわーわー言ってる声に負けまいと、「沢山だと食べ切れないから」と、俺サマに訴え掛けるように言い加えたのが可笑しかった。

別に店員の俺サマにそんな言い訳じみた事、言わなくてもいいのに。こいつ、数学教室では見掛けない顔だが、きっと京大の理系の学生だなと思いながらも、何くわぬ顔で「へい、お待たせ!」と商品を渡した。

さて、一時期全滅したコトチカ山科は、高齢者向け婦人服店2軒の他に、新たに鍵や靴、カバンの修理屋さんが入った。ラクトもすぐ側にあるし、あの場所で、どんな商売がうまく行くのか、難しいところだと思うが、今後の動向を見守ろう。

帰宅してしばし数学の後、昼食。その後、また数学。

夕方、山科区内でやや早めの夕食の後、一旦自宅に戻って支度をし、いつもより早めにラクトスポーツプラザへ。今日は先に筋トレをやってから、楽しいZUMBA。

いつもと違う事をすると、必ず何か忘れる。今日は十分注意していたので、20時から始まるZUMBAを19時からと勘違いしなかったが、その代わり、運動用の眼鏡に変えて行くのを忘れた。

今の眼鏡は、最近流行のデザインとかで、眼鏡屋におだてられて買ったのだが、どうも俺サマが掛けると昭和の頑固親父みたいになってしまい、鏡の中から俺サマを睨みつけてくる顔と、俺サマが普段イメージしている自分自身の座敷童キャラとの激しいギャップが、気になってしょうがない。

眼鏡のデザインと言えば、俺サマが中学生ぐらいの頃、新聞の文化欄に社会学者だとか言う東大教授が長いコラムを書いていた。自分は長年丸眼鏡を愛用していたのだが、最近買い換える必要があって眼鏡屋に行ったら、丸眼鏡が売ってない。丸眼鏡は無いのか?と店員に聞くと、違うものを出してきて、「最近は皆さん、これですよ」と勧めてきた。近頃は何処に行ってもこれだ。「最近は皆さん、これですよ」だ。そういう売る側の都合にまんまと乗せられるのは嫌だ!売る側の効率一辺倒の画一主義に飲み込まれるのは真っ平だ!しかし、そんな事を言うと、現代では変人奇人扱される。まったくもってけしからん。自分は敢えて言う、自分は丸眼鏡が欲しいのだ!丸眼鏡を売れ!と。まあ、そんな内容だったと思う。

今の視点から言えば、新聞の文化欄というよりも、個人のブログで書くような内容だが、当時は勿論インターネットもブログも無い時代だから、しょうがなかったのかしら(と、ここでは言っておく)。

兎に角、このコラムを読んだ俺サマは、色々感じ入るとこがあって、とりあえず社会学者を目指すのはやめておこう、みたいな事を、子供心にも考えたような気がする。

帰宅して、明日事務に提出する予定の書類を仕上げてから、また少しだけ数学。

9月の講演に向けて、準備を開始する

午前中は京都新聞日曜版の2つのパズルを片付け、しばし野暮用。その後、少し数学。

午後はラクト山科の文具店に立ち寄り、ついでに王将で餃子定食の昼食。王将山科店は、13時をとうに過ぎているのに、入れ替わり立ち代り、どんどん客が入ってきて、満員御礼状態。

俺サマが学生の頃の王将山科店は、今とは別の所にあったが、暴走族の兄ちゃんみたいな店員さんばかりで、「へい、何しましょ?」と注文を聞いてくる時に、思いっきりガンつけてきたりと、なかなかおっかなかった。今の店員さんは、おばちゃんが中心なので、心穏やかでいられる。

その後、山科駅前Sbuxにて、しばし数学。

Sbuxは相変わらず繁盛してて、今日は赤ん坊を抱いたお母さんらが2,3名来ていた。まあ、赤ん坊にしてみれば、人々の話し声やBGMがおどろおどろしく思えて不快なのか、ぎゃーぎゃー泣き叫んで、お母さんがあやしても止まらない。俺サマの前で勉強していたお姉さんが、「これはかなわんなあ」という顔をして、逃げ出すように店を出て行った。

まあ、それにしても、山科駅前は20数年前の再開発で、ずいぶんモダンな街に生まれ変わった。俺サマが学生だった頃や、東京(正確には埼玉だけどね)からこちらに越してきたばかりの頃は、昭和30年頃からあんまり変わってないような田舎町で、津の田舎で生まれ育った俺サマでさえ、「えらい田舎に来てしまったな」と思ったものである。

最近は二条駅前の再開発が進んでいて、あの辺りもずいぶん開けた感じになった。昔はあの辺りも、ちょっと寂しい雰囲気が漂っていたような気がする。

俺サマが大学に入学した年の9月に、京都の市電、所謂チンチン電車が廃止になるというので、その前に線路にそって自転車で京都市内を一周しようと思い立った。

それで、東大路や北大路のあたりを走っている時は良かったのだが、西大路あたりからだんだん雰囲気が地味になってきて、円町や西院のあたりでは、それまでの疲れもあってか、かなり陰鬱な気分で走ってたような覚えがある。

帰宅して少し昼寝の後、しばし沈思黙考の末、9月のクラクフでの学生向け講義の準備をしようか、と思い立つ。たぶんそれは、講義以外の色々な事、たとえば来年度の科研費申請とか、デュセルドルフやクラクフの先生らとの共同研究にも役立つはずだし。

夕食後、講義の準備に取り掛かる。人に話すつもりで見直すと、それまで分かった積もりで居たことでも、実は全然分かってなかったことが判明したりするので、より理解が深まって大変よろしい。

寺子屋の後、アンチュチュで久々にフランス語を聞く

午前中は自宅にて、夕方の寺子屋ドイツ語の予習を簡単にやってから、代数学の演習問題を作って担当の助教の先生にメールで送り一件落着。

それから大丸ラクト山科店で買い物をして、ついでにその辺で昼食。気温はそう高くはないが、曇っていて、かなり蒸し暑い。

帰宅して、食後の珈琲を飲んでから、少しだけ数学。その後野暮用を片付けてから、15時半過ぎに自宅を出て、百万遍へ。

アンチュチュで少しだけ時間調整をして、16時40分から18時10分頃まで、寺子屋ドイツ語。

寺子屋の帰りにちょっとアンチュチュに寄ってみた。前に教わったことのある先生が、カウンターのところに居たので、見つからないようにコソコソと2階の図書室へ。

何せドイツ語やってきたばかりなので、先生に、ボンジュール!ユキヒデ!コマタレブー!ブザレビヤン?みたいな事を言われても、思わず、(フランス語で答えている積もりなのに)ヤー!ミヤゲートエスグート、ダンケ!みたいな感じで、ドイツ語で答えてしまいそうな状態なので、とりあえず一拍置きたかったのである。

若かりし頃、「パリジャンは意地悪で、こちらが英語で話しても、ちゃんと分かってるくせにフランス語で答えてくる!」とよく言われてたが、それは必ずしも意地悪だからじゃないのではないかと、今なら思う。

図書室の大テーブルが置いてあったスペースが模様替えされていた。フランスのテレビ放送が日本語字幕付きで常時放映されていて、ヘッドホンで自由に聞けるようになっている。

これは素晴らしい!と、ちょうどアフリカ料理の番組をやっていたので、しばらく見ていた。番組では野菜のクスクスを作っていた。

しばらテレビを見ていると、ちょっとだけ頭がすうっと軽くなるような感触あり。これはたぶん、ドイツ語脳とフランス語脳は別の部位で、フランス語を聞くことによって、緊張していたドイツ語脳のストレスが開放されたのであろう。

同じような感触は、大学の非学問的な仕事に忙殺されている時に、ちょっと時間を見つけて数学を考えたりした時に得られる。

こんなに「すうっと」快感なのだから、さぞかし数学は健康に良い学問なんだろうと思っていたが、単に使われる脳の部位が変わるので、ちょっと気分も変わるというだけの事かも知れない。

ところでクスクスは、フランスでは日本のラーメンみたいなもので、B級グルメの王様、ほとんど国民食みたいになっているという話をどこかで読んだことがある。若い頃にパリ大学に留学していたという知人の法学博士の得意料理はクスクスだとか言ってたから、パリの安アパルトマンでクスクスばかり作って食べてたのだろう。

俺サマも、2010年にドイツに滞在した折、何度か弾丸ツアーでパリに極秘潜入して、パリ大学数学研究所に出没していたが、研究所の近くのレストランで1,2度「クスクス定食」なるものを食べたことがある。

野菜とか肉とか、何種類か選べて、俺サマは鶏肉のクスクスを注文したが、まあ、美味いと言えば美味いけど、ヒエやアワみたいな食感。自分が紅雀になったような気分にはなれるが、どうってこともないシロモノだった。

パリ大学潜入作戦遂行中は、バスチーユ牢獄跡のオペラ座の近くに停まっていたが、夜はオペラを見る前に近くの定食屋に入って夕食をとっていた。こういう店でも、まあ、どうってことのない料理が出ていた。

直近の経験がそんな感じなので、今の俺サマにとって「フランス料理」とは、定食屋で食べたクスクスだの何だのという、どうってこともない料理のイメージの方が強い。

東山三条経由でまっすぐ帰宅して夕食。

夜は、大学に提出する事務書類作成をした以外は、何となくのんびりすごす。


普通に講義日、しかし意外に思ったこと2件

講義の日。10時過ぎに大学に到着。

10時40分から12時10分まで、3回生「複素解析学I」の講義。今日は複素線積分のwell-definedness, 区分的に滑らかな曲線の方向の変え方、積分経路を逆方向にした時に複素線積分の符号が変わることの証明、複素線積分の絶対値に関する基本的な不等式の証明など。次回は複素線積分が積分経路の端点のみで決まる条件から。

昼休みに図書館に行き、昨日からあてにしていた、50年ほど前の資料を借り出そうと思ったが、結局Ritsには置いてないことが判明。前に借り出したような覚えがあるので意外だったが、あれは数理研の図書室で眺めてただけだったかしら?

最近、オンデマンド復刻版が出ているので、図書購入願いを出しておく。

それから生協食堂で昼食の後、研究室で少しだけ数学。

そうこうするうちに、事務から「ポーランドから郵便が届いてます」と連絡があったので、行ってみたら、クラクフの先生から改訂版の招聘状が届いていた。今度は不備はなかったので、早速お礼のメールを出しておく。

ついでに、クラクフ大学での学生向け研究集会の招待講演の件で、向うの事務局の人に、俺サマの講演内容の概略をメールで伝える。「3時間ぐらいで、正標数の3次元カラビ・ヤオ多様体論の概要を話します」とぶち上げてしまったのだが、大丈夫かしら?と我ながら心配。

世の中広しと言えど、このテーマを本業としてやってる研究者はどうやら俺サマだけらしく、皆さん、偶然良いアイディアが出た時だけチョチョっと副業的にやって、それ以外は別のことを研究している。

だから、このテーマに関しては、俺サマが世界で一番良く知っている!という風にならないといけないのだが、なかなかその域に達しないので、科研費申請で落とされたりするのである(また言ってる!)。

14時30分から16時10分まで、2回生「代数学序論I」の講義。今日は3次対称群の話を色々。最後に生成元と関係式による表現を示したところで終わる。次回は生成元と関係式の話の続きと、3次対称群の部分群の話に入る予定。

研究室に戻って一息ついてから、しばし雑用の後、大学を発つ。バスの中で、研究室の書棚から持ち出した和書の奥付を見ていたら、その本の著者は俺サマと同い年だと分かった。研究集会で顔を合わせるたびに、ギロリと睨みつけてやるのだが、てっきり4~5歳ぐらい年上だと思ってた。

帰りに大丸ラクト山科店で、ブルゴーニュのシャルドネを1本買って帰宅。しばし野暮用の後、夕食。

夜は明日の寺子屋ドイツ語の予習。代数学の演習問題作りや、事務書類作りの仕事をしようと思っていたけど、明日以降に延期。


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