ビジネスファッション

2010年04月07日

mj_biz04_w
Men’s JOKER Biz(ビジネス) VOL.4 (BEST SUPER GOODS SERIES 84)
自分的満足度 ★★★★★

■ 書評 ■
一ヶ月ほど前に発売された雑誌だが、出来がすばらしいので遅ればせながらご紹介。スーツ初心者の就活生や新社会人にとって心強い入門書になることは間違いない。

まず扱っている範囲が広く、必要にして十分。スーツから始まり、シャツ・タイ・シューズ、さらに革小物・ベルト・鞄・ポケットチーフ・メンテ方法、そしてなんとビジネスマナーまで網羅している。

それぞれ流行を押さえているのはもちろんのこと、正統的な着こなし方、つまりどれがフォーマルかまでちゃんと言及している。ゆえに、いわゆる”お洒落さん”だけでなく、私のような保守派でも”つかえる”仕上がりになっているのだ。素晴らしい!

最もフォーマル度が高いネクタイ柄はドット(小さな水玉)であるとか、シューズなら内羽根タイプのストレートチップとか、意外と知らない人が多いのでは?

とはいえ、不満も少しある。タイの結び方でダブルノットがないし、靴紐もパラレル結びがないとか。とはいえ、これらの不満を補って余りある内容だ。

本雑誌から入って、次に落合本を一冊読めばスーツ初心者は卒業だろう。

■ アクションリスト ■
□ もう自分もいい年なので礼服を一着買おう
□ 良さそうな雑誌なので他の号を立ち読み

dedicatedperson at 21:12コメント(0)トラックバック(0) 

2009年12月22日

THE SUIT
Fashion Text Series THE SUIT メンズファッションの教科書シリーズ vol.1
自分的満足度 ★★★★☆

■ 書評 ■
大人の男のスーツ学、徹底的に伝授します。」と表紙にあるが、スーツ好きの男性でないとちょっと合わないかも。たとえば、Q&Aコーナーで「Q:お台場仕立てって、そんなにアリガタイのですか?」という問いに対して、「A:隠れた部分へのこだわりの証し、アリガタイじゃないですか。」との答え。これに「うんうん」と頷ける方なら本書を買って損は無い、楽しく読めるはずだ。ビームスの中村達也氏が監修しているということもあってか、ノリが若干雑誌"MEN'S EX"っぽいわけだ。

全体的に、”クラシック”と”流行”の両方がバランスよく取り込まれていて、なかなか使える内容になっている。ただ有用な情報以外のノイズ(スーツに対する熱い想いみたいな・・・)も結構多い。とはいえ、私は次回スーツをオーダーする時にまた目を通すことになるだろう。

▼ 赤ペンチェック (印象に残った言葉など) ▼
・クラシックなスーツの仕様ならワンプリーツ
・シャツは白、襟がセミワイドでダブルカフスが良い
・コートは”セミチェスターフィールドコート”が正統派

■ アクションリスト ■
先日オーダーしていたスーツが完成したので、その反省点を少々。
□ 水牛ボタンは少し目立ち過ぎる。次回は標準品で良いかな
□ 上着丈はあと1cm短くても良いかも。親指の第一間接より若干上くらいが良いらしい。
□ 裾が短かったかも。未だにベスト丈がよくわからない
□ 裾のダブル幅4cmがなかなか良い。
  前回の3.5cmとたった5mmしか違わないのに結構印象が異なる。
□ 頼み忘れたのに、台場仕立てになっていた。ラッキー

dedicatedperson at 23:41コメント(0)トラックバック(0) 

2009年12月10日

FINEBOYS+Plus SUIT’09-’10A/W (HINODE MOOK 23)FINEBOYS+Plus SUIT’09-’10A/W (HINODE MOOK 23)

日之出出版 2009-09-04
売り上げランキング : 194540

Amazonで詳しく見る
by G-Tools
自分的満足度 ★★★★☆

■ 書評 ■
FINEBOYSは20代男性のファッション誌というのが私の印象。この”スーツ特集”も全体的にやや細めのドレッシーなスーツが多い。

最近街中の若者スーツを見ると、ジャストフィットサイズ、細めのノータックパンツがトレンドのようだ。特に裾幅が細くて、裾丈も短く、普通に立っていて靴下が見えている若者も少なくない。私の感覚では、多少ツンツルテンに思えてしまうが、それも流行なのだろう。本誌のモデル達もみんな裾丈が短い。シワをよせず綺麗に見せるため? 靴を見せたいため?

私はオーダースーツ派で、パンツの裾幅と裾丈はいつも悩みの種。前回作ったスーツが若干だぶついているので、今回は本誌推奨の裾幅21cmで作ってもらうことにした。ちなみに私が持っているスーツを計ってみるとみんな22cm。今まではこれが一番オーソドックスだったのだろう。あと、一応ワンタックは入れることにした。さすがに30歳過ぎるとノータックスーツはスポーティー過ぎて穿けない。。

ちなみに今回注文したスーツは
 ・ブリティッシュスタイルのスリーピース
 ・総毛芯
 ・3つボタン段返り
 ・サイドベンツ
 ・スラントポケット
 ・本切羽
 ・総裏
 ・水牛ボタン
 ・ワンタックパンツ
 ・裾幅21cm
 ・ダブル丈(折り返し4cm)
 ・生地はチェルッティ
計41,475円なり(激安オーダースーツで有名な"都民共済"価格)。

■ アクションリスト ■
以下お願いするのを忘れていたので、次回はトライ。
□ 本台場
□ D管止め
□ ボタンクロス架け
□ AMFステッチ
□ キュプラ裏地
計1,680円のプラス。

dedicatedperson at 22:22コメント(0)トラックバック(0) 

2009年03月22日

[新版]男の服装術 スーツの着こなしから靴の手入れまで[新版]男の服装術 スーツの着こなしから靴の手入れまで
落合 正勝

PHP研究所 2004-01-22
売り上げランキング : 6820
おすすめ平均

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

結婚式の友人スピーチを依頼されたので、スーツを新調しようと考えている最中に出会ったのがこの本。齢30にして出会えてよかった衝撃本。

中身は著者のダンディズムのオンパレード。正統なクラシックスーツの装いにこだわるこだわる、もうギャグなんじゃないかと思うくらいに。ここは何センチじゃなきゃダメとか、ここの角度は何度じゃないとダメとか。。。とはいえ、クラシックスタイルの基本やその歴史が詳しく書かれているので、今後はこれを基準に少しずつ本物を見る目を養っていこう。実際、読んだ直後からスーツ姿の紳士たちを目で追っている自分がいる。

著者の主張を全て真似しようとは到底思わないけど(だって常人には無理だ)、やっぱり服装って大事だよなぁと改めて思った。他人への礼儀でもあるし、どの程度自己管理が行き届いているかの指標になり得るしね。今この時期にこの本を読んだ自分と、読まなかった自分の10年後、20年後の差は相当大きいはずだ

それにしても普段着のファッション誌はまれに購入するけど、スーツってまったくもって無頓着だったなぁ。そもそもスーツってどれも同じようなものだから、気を配って着るものだと思っていなかった。と猛反省したところで、近々オーダーする予定のスーツに想いをはせるとなんかウキウキしてくる。もっと調査して吟味しておかないと!

さて、本書には意外にも(?)珠玉の言葉がたくさん出てくる。面白かった2つを紹介しておく。
・男のスーツはミリ単位
・外見で人を判断しないのは愚か者である


dedicatedperson at 14:42コメント(0)トラックバック(0) 
記事検索
最新コメント
  • ライブドアブログ