May 18, 2009

圧力測定

圧力測定用のポルタフィルターがずっと放置状態でした。

かなり安定したショットが出ているのですがあえて測定してみることにしました。

例の圧力測定用パーツに圧力センサーを組み付けます。

この写真の一番下のホルダーがそれです。

高温のお湯でセンサーがドリフトするとまずいのでループを入れます。

センサーの出力をデジタルストレージオシロスコープで測定します。

最近では、デジタルでない方が珍しいのでこれからは単にオシロと呼ぶことにします。

 

結果は、最終出口で 0.85Mpa ぐらいでした。測定用のバスケットとホルダーの間から漏れが激しいので圧損がかなり有るようです。どうせこれ専用にしか使いませんので接着する事にしました。

MON_press

liquidFlow

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


pressmon圧力プロファイル pressure profile です。

センサの校正が終わっていないので表示とセンサーアンプの表示が合っていません。

 

ポンプの圧力メータやセンサーアンプの表示を見ていてもサーっと0.9Mpaになり抽出が終わると0に戻るのでPreinfusionの評価用には使えません。抽出の立ち上がりなどの動的な測定が必要な用途では、このようにmsecオーダーの時間分解能が必要になってきます。

改めてこの波形を見てみると立ち上がりと立下りでだいぶ波形が違っています。フィルターの容量や配管のデッドボリュームがありますのでこんな物かもしれません。まずはファーストショットと言う事です。今後の調整によってどう変化させることが出来るかが目標です。

 

oring

ホルダー側の抽出口に取り付ける部分です。

このパーツは、北米カリマリのディーラーからの流出品で反対側は、1/4"のタップが切ってあります。パーツボックスに機械式の圧力計が入っていましたので設置/サービス時の調整用パーツだったのでしょう。

シングル用の湯口があれば途中で切断してタップを切る事で同様の部品を作れるかもしれません。このパーツがチット変わっていて面白いのは圧が逃げないようバスケットと勘合する部分にOリングが入っていたり、レンチを使ってしっかり締め込む事が出来る様に断面が四角い所です。こういう小物にもエスプレッソマシンが作り込まれて来た長い歴史と技術を感じる事が出来て嬉しくなってしまいました。


Posted by deep__green at 01:34