少し前のブログにも書きましたが、よく『良い会社の条件』とは何ですか?と聞かれますし、いろいろな書籍にそのようなことが書かれています。

その時のブログにも書きましたが、人それぞれ、経営者それぞれで“何が良いか”は異なるのだろうと思います。

財務の視点もあれば、社員の充実度と言う視点もありますし、社会貢献と言う視点などもあります。

ユニクロは良い会社ですか?と聞かれた場合、財務内容や成長性から考えると良い会社じゃないですか、ということになったとしても、空洞化、雇用という視点からすると、国内の生産を増やせなければ社会貢献度としては、イマイチという評価になるかもしれません。(あくまで一つの例えです)

また、コマツと言う会社は、協力会社(外注、下請)を大切にするので、協力会社の結束力が高い(『コマツ愛』が強い)と言うことで有名です。コマツは財務内容も良いですし、付加価値の高い建機もつくっていますが、やはりどうしても世界の景気、設備投資の動向に大きく左右されます。

大企業になると、良い会社かどうか、どのような方向性を目指すかを明確にして実践することは難しくなります。

利害関係者の範囲が大きく広がるからです。

その点、日本の95%以上の中小零細企業は、良い意味でも悪い意味でもワンマンの経営者が、自分あるいは会社が誰を大切にするか、何を大切にするかを明確にすれば、その基準に則って判断すると、良いか悪いか、イマイチかは判断しやすいのだろうと思います。

中小零細の会社の利害関係者ですが、

・株主

・役員

・社員

・お客様

・仕入先

・国、地方公共団体、税務署  など

・地域

でしょうか。

私は、経営者が「会社の存続は私にかかっていますので、万が一の時を考えると、会社と私、あるいは同族関係者にお金が残るようにしなければいけない。社員の幸せはその次です。とにかく存続が前提です。」と言う感じで、嘘偽りのないところで自分を知っておく必要があると思います。

社長が口先で「社員の幸せが第一」と言っても、社員が「うちの社長は結局は自分さえよければという人だから」と陰口を言われるようでは、なかなか良い会社になれないのだろうと思います。

まず、あらゆるところで矛盾や葛藤が生じないための『一貫性』が、良い会社になるための大前提だろうと思うのであります。