漫画家の水木しげるさんがお亡くなりになりました。

私は、子どもの頃、「ゲゲゲの鬼太郎」は少し苦手でした。

私は自分に霊感があるとは思いませんが、子どもの頃、そう言ったことに少し敏感かな?と思うような時がありましたので、「妖怪」とかそのようなものにあまり近づきたいと思えませんでした(単に臆病なだけかもしれませんが)。

自分が大学生の頃、水木さんの戦争体験の漫画を読み、戦争の悲惨さを考えるようになりました。

水木さんは戦争で片腕を無くしながらも生き残った、生かされたことで、生涯をかけてこの世の中に何かを投げかけ続けた方なのかな、と思います。

私は、水木さんのような壮絶な経験はありませんが、ちょっと自分の居る場所、タイミングが違ったら死んだのではないか、とか、一生苦労するような大怪我、障害が残るような危機的なことを4、5回経験しています。

しかし、年相応、人並みに老眼になったり、ぎっくり腰になりながらも、何とかここまで五体満足で生きてこられました。

生かされていることに感謝しなければいけません。

生かしていただいていることに対し、何かちょっとしたことでも、些細なことでも、この世の中に返して生きていかないと、と思います。

水木さんのような偉大なことはできませんが、そんなふうに思ったのであります。


水木しげるさんのご冥福を心からお祈り申し上げます。