世の中には、色々なシミュレーションがあります。

例えば、個人ですと、

・レンタカーでいくか車を買うか

・家を買うか賃貸でいくか

など。

お金の面だけで考えれば簡単ですが、人間、そんなに単純ではありません。

会社ですと、個人の時よりも「合理的」に考えることができますが、それでもなかなか単純にいかないことが多いです。

経営者が大切にする基準、価値観も、変わりますので、その時、その時に大切にしていることを追求するしかありません。

価値観が変わることを、

「ブレる」

と考えるか、

「成長」

と考えるかも、なかなか難しいところです。


私の場合、十数年前に母が亡くなり、価値観が大きく変わりました。

今は、その延長線上にいる感じですが、今春、高3になる末っ子が大学を出る頃には、また価値観が変わっているかもしれません。

私は、「終活」という言葉を使うのは好きではありませんが、私の考える「終活」は、残りの時間をどのように使うか?を自分だけでなく、家族を中心とした大切な人に明確にしていくことかなあ?と思います。

しかし、よく考えれば、人間は、生まれた瞬間から死に向かって歩み始めている訳ですから、幼稚園児もお爺さんも、生き物の宿命の中では、残された時間が違うだけの存在なのだろうと思います。

違うのは、価値観を変えるか変えないかは人それぞれですが、価値観を変えるような出来事に出会う機会が年を経るとともに減ると言うことでしょうか。

私は、

価値観は変われば良い

と思っています。

価値観が変わるような出来事は、辛いことも多いのですが、真摯に生きることで、より、自分の核心に近づいていくように思います。

そんなことで、私は、会社のルール、決まり、価値観を守らなければいけないサラリーマンには向いていない、と若い時に気付きました。

自分の価値観は、自分で考えて生きていきたい。

私は、他人に対してもそう思いますから、私の価値観を誰かに押し付けることもしたくありませんし、他人の価値観を変えたいとも思いません。

今年は、今までよりも幅を持たせて、お客様に接することが目標です。