ハロウィーンは、言うなれば、わが国のお盆である。続きを読む
2013年10月
ヨーロッパの王様の中で、最も興味をそそる人物は、シュタウフェン朝のフェデリーコ2世(1194~1250年)だ。カントーロヴィチの有名な評伝(皇帝フリードリヒ2世)が、ようやく2011年に翻訳されたので、少しはわが国でも知られるようになったが、シチリア王であり、ドイツ王、エルサレム王であり、ローマ皇帝でもあった人物である。ニックネームは、「世界の驚異」から「反キリスト」まで、生前から毀誉貶が激しかったフェデリーコの個性をよく表している。続きを読む