さて、初参戦のリンクスは、実験リーグということで、5分1R。相手はキムヨッチャンということで、普段71〜72ある体重を、68〜69に落として臨んだ。

彼とまともに知り合ったのは前回のスポ戦MANIA。その時、控室のサンドバッグを蹴る様、試合中のハイキック、スピード感を考えた時、打撃が苦手な俺としては、少しでも反応出来る状態にしておく必要があった。

試合前、彼がサンドバッグを蹴っていた。打撃得意な人には普通なんかな?俺には速かった。
でも予想通りのストライカータイプだなって。作戦通り行ければ何とかなるだろって。

ふと見ると、彼はリヴァ沢とスパーを始めた。あれ?組めるのか!?って思ったら、俺に気づいた彼は、すぐにそれを止めた。
もしかしたら、あの控室の行動から、彼にとってはもう闘いが始まっていたのかもしれない。

控えつつ、いつも通りの長めな彼の入場、客の悲鳴や笑いやツッコミ。
完全に独特の、奇才と呼ばれるに相応しい空気作り。やはり脅威だ。
俺は俺、相手が誰でもスタンスは変わらない。曲が鳴る、スイッチが入る、見るのは相手のみ。ぶっ飛ばす!それだけ。

多少もらっても掴まえに行くつもりだったんだけどな。それより取りに行った方が良いなと。いざとなるとやはり入りにくかったから。
狙ってたのはタックルフェイントからの浴びせ蹴りだったんだけど、それは諦めた。入らないと出来ないしね。

んで、取ってみたところでもう一つの作戦。ロックアップ来たら飛びつき腕十字。
その展開に持って行こうとしたら、滑る!目悪いし気づかなかったけど、何か塗ってるのよ。
抗議しても脂性って言われちゃうし、考えてみたらそもそもルールに何か塗ってはならないなんて無いし。盲点だったし、完全に想定外。
逆に掴み損ねて、結構ガッチリヘッドロックされたのは効いた。エスケープしようかちょっと迷ったもん。耐えた方が有効だと思ったから耐えたけどね。

しかし何発か貰った蹴り、良かったな。楽しくなってしまってニヤリとしちゃったもん。ガードしたスネと手首、いー感じに腫れてるよ♪

再度蹴り足持ってグラウンド引き込んだけど、結構対抗して来たな。でも予想通り、そのフィールドでは危ないとは思わなかった。力んでるなぁって。
どんな展開か覚えてないけど、腕ひしぎは取れたと思ったんだけどね。まぁでも、あれを防がれてしまったらキーロック。16年反復してる、身体は勝手に動くわな。

仕留めてやる!って、手首グリグリしながら体を伸ばして重心を沈めて。あれよく耐えたよな、凄い。

最後もサイド取れて、あー勝てるわって思ったんだけど、いつもの木村ロック、差し込もうとしたんだよね。そしたら防ぐぞって、腕の筋肉が言ったんだよ、彼の。
あっ防がれるって、瞬間伝わって来た。

んで、慣れてないV1に切り換えたんだけど、上手く極まって良かった。絞り上げたとき、手首がパキッて言って焦ったけどね。

結果、彼を塗り潰すことは出来なかった。だけどお互い気持ちやキャラやら空気やら、持ってる物をぶつけ合えた、大切な5分弱だった。

本当にやれて良かった。
俺はまた、リンクスと彼を好きになれた。

こんな舞台を与えてくれたリンクス、誘ってくれたヨッチャンには心から感謝したい。

長くなったので、全体で課題に思ったところはまた後日。