味噌バターチャーシューコーン

ここ最近、ずっと不貞腐れて燻ぶってたんですが、
当たり前ながら、そんなことしててもどうにもならないので、
とりあえず色々なことに手を出しております。
 
映画を見たり、本を読んだり、人に会って話をしたり、
このブログでも、今まで書こうと思いつつ放置しっぱなしにしてた話(主に過去の思い出など)を、
つらつらと書いてみたり。
 
マイナスな事を言い出せばキリがないので、
出来る限り、「今これからどうするか」を考えるようにしております。  
ただ、もともと自分のやりたい事というのがこれといって思い浮かばないので、
どちらかといえば、「こういうのやってみるのもいいかな」と思った事をこなしている、といった感じです。
 
まぁ、結局は自分なりに落とし所を考えて、自分なりにやってくしかないでしょう。
リネを去る時に、仲間には色々と不愉快な態度をとってしまったことをここにお詫びしつつ、
また気持ちを新たに頑張って行きたいと思います。
 
  
というわけで、何かを始めようという時にいつも脳内で流している曲↓
焦燥感をかきたてるイントロに、身が引き締まる感じ。 
ポールウェラーは初期のジャムが一番好きですが、今はスタイルカウンシルも良いな、と思います。  

The Style Council / 『Shout To The Top』 

俺がまだ、ヒンデミットサーバーにいた頃の話。
 
ひょんなことから、当時サーバー内を騒がせていた害の一人と知り合いになった。
と言っても、フレ登録をして、たまに話をする程度だったが。 
 
キッカケがなんだったかはもう思い出せない。
狩場で遭遇してPKされたこともあったが、自分も少し前に害だったこともあり、
まぁそういうもんだよなと割り切っていた。 
 
そんなある日、彼は自分がバンドをやっていたことを告げてきた。
バンド名と、曲を配信しているインディーズサイトを教えてもらった俺は、
すぐさまそのサイトのページに行き、いきなり一曲目でぶっ飛んだ。
 
なんてことはない。よくありがちな、英語詞で歌う日本のメロコアバンドって感じだ。
なのに、なぜかすごくドキドキワクワクする。
あんなめちゃくちゃな害プレイヤーが、こんなにカッコイイ音楽をやってる。
よくわからないけど希望のようなものが、胸から込み上げてきたのだった。 
 
そして一通り聴いた俺はリネの画面に戻り、 
「すげーよかったよ! 
 あの曲の途中でギターがこうミュートでジャカジャカってくるとこがたまんないし、
 サビで『ざっわー!』って叫ぶとことかめっちゃアガるよね!!!!!」 

と、大興奮でまくし立てた。 
 
もしかしたら、お世辞に聞こえたかもしれない。
でも彼は、(俺から見れば)満足気に「そうかwww」と言って、その二言目に、
 
 
 
 
「実は俺、今度サーバー移動するんだよw」
と、なんの脈絡も無いことを言い出した。 
  
  

本当に脈絡が無さ過ぎて、急展開にポカーンとする俺を置き去りにして、
彼は今の血盟の仲間と一緒にフランツへ移住すること、
ヒンデミットはPvPがほとんどなくて退屈なこと、 
向こうではどこか既存の血盟に入るつもりでいること、
そんな話をしていた。 
 
話を聞くうちに、だんだん思考が追いついてきた俺は、 
(まぁ別にそこまで仲が良いわけでもないし、向こうがやりたいようにやったらいいか)
と、割と冷めた考えで、そのまま彼を見送ることにした。 
  

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・・・彼が移住して、ヒンデミットが少し静かになったなぁと思っていた頃、
MSNで、彼からメッセージが届いた。 
「うなぎなら、Sonic Surf Cityってバンドが絶対気に入ると思うよ! 聴いてみ!」
と、やっぱり脈絡のない内容に苦笑しつつも聴いた、そのバンド。
  
  

Sonic Surf City / 『Carolyn』

 
 
 
 

やっぱり彼の見立てに間違いは無かった。
当時聴いてたラモーンズやビーチボーイズの影響で、
サーフロックやサーフパンクに傾倒しつつあった俺の心を思いっきり鷲掴みにした、
鼻声っぽくてどこか気の抜けたボーカルにポップなメロディ。
パワーコードでダウンピッキング、メロウなキーボード。
特にこの『Carolyn』は、明るさの中にどこか古き良き時代への憧憬を感じさせ、
俺の涙腺をイントロだけで突き破ってきた。 
 
このバンドを教えてくれたということだけで、俺は勝手に彼を尊敬することに決め、
それからすぐに、近場のCD屋では置いてなかったアルバムを、タワレコの通販でポチった。 
  

たとえ相手が害だろうと、一般だろうと、同じ人間である以上、どこかに共感する部分がある。 
俺と彼の場合、それが音楽だったというわけだ。
 
いやはや、音楽が好きでよかったなぁ。(いいバンドを2つも教えてもらったし)
と、思った瞬間である。
そしてこの時の経験や感情は、後々の勝手にしやがれの根幹を成すものとなるのであった。 

十数年前、まだ中学生だった当時。
ある日ふと、深夜のFMラジオを聴こうと思い立ち、
睡魔と戦いながら、日付が変わった頃にラジカセのスイッチを入れた。 
退屈な日常に飽きていて、大人っぽい世界に興味があったとか、たぶんそんな感じだった気がする。
 
何気なく回したチャンネルはJ-WAVEで、放送されていたのが『ソウルトレイン』という番組だった。
普段は流行のR&B等を流しているらしかったが、
その時はたまたま「モータウン特集」というのをやっていて、
ダイアナ・ロスやライオネル・リッチーといった、
往年のスーパースターによる名曲の数々がオンエアされていた。
 
かかっている曲は、一度は耳にしたことがあるようなものばかりだったが、
自分の知っている曲、好きな曲がラジオから流れてくるというのは、何故だかとても新鮮な気がした。
周りの誰とも音楽の趣味が合わなかったこともあり、
今まで理解されないと思っていた事が肯定され、背中を押してもらえた気がした。
あぁなるほど、わかってくれる人間ってのはどこかにいるもんなんだな、と。
  
  

The Supremes / 『You can't hurry love』
    

   


今ではそれほど聴かなくなってしまったが、
飲みに行った先で流れていると、中学生だった当時を思い出す。
残念ながらリアルタイムでモータウンやディスコサウンドの隆盛に立ち会うことは出来なかったが、
それでも自分にとっては、人生における一つの時代の象徴である。
 

 
 
Marvin Gaye / 『Mercy Mercy Me』  

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