今回は当ブログにシンガーソングライターのハナリ様にお越し頂きました。 

この方はnanaという音楽アプリで知り合ったのですが、彼の歌声、作る曲は本当に素晴らしく 

是非、皆さんにもご紹介したいと思いオファーをしたところ、快くOKを頂きました。


ハナリ様の初オリジナル曲「声」を聴いて本当に感銘を受けました。


その曲を聴いて、自然と思い浮かんだ情景をちょっと物語風にしてみましたので
僭越ながら私の駄文を添えてご紹介したいと思います。


『声』

部屋の片づけは苦手だ。
窓を拭いたり、 普段届かない埃をとるのも面倒だけど、物を捨て、整理する作業が1番骨の折れる作業だと思ってる。

普段見ない物をほじくり返しては、思い出に浸って作業が止まる。

そんな中、ふと目に付いたのは、自分の汚い字で書かれた手紙 だった

手紙


--------【手紙】--------

お元気ですか?僕はまぁ元気です。


普段手紙を書くことなんてないから、こんなテンプレ通りの書きだし方しかできなくてごめんなさい。部屋を片付けていたら当時の日記を見つけて、なんだか無性に君に手紙を書きたくなってね。
気軽に読んでくれたら嬉しいです。


いつも君から「メール読んだら返信しろ!」って怒られていた僕が、自分から文を書くなんてそれだけでも成長したって思ってくれるかな。()

君とお別れして、もう2年が経ちましたね。
もう時効だし、多分気が付いていると思うのですが君に付いた嘘、告白します。

君とお別れする際に『冷気が鼻に沁みる』って言って涙をごまかしてごめんなさい。()
自分でも嘘下手だなって思ったけど、とっさに出てきたフレーズがそれしかなかったの。

うん、スッキリした。

何もないようで2年も色々変わったんだなって、今手紙を書きながら改めて感じている。

君と良く行った喫茶店は潰れちゃったし、歩いて5分にコンビニ出来たし、何が出来るのかなって話していた駅前の大きな建物は、TSUTAYAになった。

映画好きの君があのTSUTAYA見たら『わぁ』とか言いながら目を輝かせて2時間は待たされるだろうなって目に浮かぶよ。

自分自身も少しだけ変わってダイエット頑張って5キロ痩せたし、公務員試験合格したし、趣味悪いって言われてた服捨てて黒染め短髪にしたし、食べ終わってすぐ食器水に漬けるようになった←

ちょっとだけ、成長したから

あの時の君が、おせっかいじゃなくて僕のことを僕以上に心配してくれてたんだなってわかって

わがままじゃなくて僕にはいっさい隠さず自分をぶつけてくれてたんだなってわかって

デートの時、君が急に機嫌が悪くなったのは、たいてい僕が他のことしているからで、僕と二人の時間を君がそれ程までに大切にしてくれてたんだなってわかった。

 

 

今更だけどありがとう。

 

 

そう、前置きだいぶ長くなったけど、ちょっとした報告。

今度、東京に引っ越すことになりました。

 

ここを出る前にどうしても君にありがとうを言いたくて、慣れない手紙を書いてます。

ほんと色々あったはずなのに、楽しい思い出と、感謝しかありません。



・・・

 

まぁ、正直言うとね。

玄関空ける時、玄関まで駆け寄ってくる君の姿探してしまうし

面白いテレビを見たら横目で君の笑顔を盗み見しようとする癖が抜けてないし

何か失敗する度君が笑いながら言ってくれてた『どんまい』って言葉が
失敗する度、聞こえる気がして

あ、重くなってたらごめん!
全然、今は今で楽しく前向きにやってるよ! 

 
ただね 

最後に君がかすれ声で言った。「もう大丈夫。ありがとう」って言葉がやっぱりまだ耳に残ってます。

引っ越しするとさ

そのいろんなものが無くなってしまいそうで、なかなか引っ越し出来ないでいたんだけど

 

君と過ごした時間が僕を成長させてくれたし、君を思い出してる時間が僕を前向きにしてくれた。
君に教えて貰った曲で勇気をもらったし、君と行ったいろんな場所にまた行きたいと思っているから
心機一転新境地で頑張るよ。

そう思わせてくれた君に、本当感謝しかない

心から、ありがとう 

てか、そろそろクドイね(笑)

 

天国にいる君へ

背が小っちゃくて、料理上手で、負けず嫌いで、優しくて、家族思いで、明るくて、甘い物好きで、映画好きで、努力家で、良く笑うそんな君が本当に大好きです。

 

返事はいらないから

 

いつかまた、大好きな君の声を聞かせて下さい

 

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あれから、もう3年。

今の場所にも慣れたし、仕事の面白さもなんとなくわかって来たけど 

結婚どころか彼女もいない

そして片付け前より汚くなった部屋を見つめて

なんかまた笑いながら「どんまい」って君に声かけられてる気がした。

声
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曲名 声

作詞・作曲 ハナリユウキ

 

走り去って行く街はすぐに 君の姿消した
枯れ葉のように乾いた風が 僕を湿らせた

散らかったこの部屋には 魔法のように光る
抱き合ってみたり 泣き合ってみたり
聴こえてる…

君の声が

Ah まだ消えてくれなくて
Ah ただ声が聴きたくて…

この街から逃げ出す事は
すぐにできるけれど
君と残したもの全てが
消えてしまいそうで

散らかったこの部屋から
魔法が解けていくように
肩寄せあったり 見つめあったり
掠れてく 君の声が

Ah まだ消えてくれなくて
Ah ただ声が聴きたくて…

 




いやはや、本当どうしたらこんな曲を作れるんだと思いますよね。名曲です。

改めて、この曲を歌っているシンガーソングライターハナリさんを当ブログのゲストにお迎えしております。宜しくお願いします



hanari
ハナリ氏 

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