2006年04月01日

超バカの壁<養老孟司>−(本:今年30冊目)−

超バカの壁新潮社 ; ISBN: 4106101491 ; (2006/01/14)

評価:88点(100点満点)

ベストセラーとなった「バカの壁」「死の壁」に続く壁シリーズ第3弾。
まあ、内容的には養老先生がさまざまな話題に対して持論をズバズバと言っているだけの本だ。

だが、このおっさんの凄いところはその発想の自由さだ。
なるほどと手を打ちたくなるような話もあれば、おっさんそれはあまりに暴論だ、というところもある。
妙にラジカルな部分がある一方で、非常に保守的な話もでてくる。
だが、それらすべてをひっくるめて養老孟司という人間なのだろう。
なんのしがらみもなく、常識にもとらわれず、自由に思うところをズバっと語るところは清清しい。
また、一見あたりまえに思えることでもきちんと整理されているので読んでいる人間の頭の中まで綺麗に整理される。
ここらへんはさすがに学者だ。

「男女の問題」のところは面白かった。
生物学的にはどう考えても女性のほうが優れている。
医者だけあって、遺伝子や発生学的なところから納得感ある説明をしてくれる。
平均寿命を見れば一目瞭然。なるほど、まさにそのとおり。男って弱かったんだなあ。

「若者の問題」のところで、著者は仕事についてこう語る。
「仕事というのは、社会空いた穴です。道に穴が空いていた。そのまま放っておくとみんなが転んで困るから、そこを埋めてみる。ともかく目の前の穴を埋める。それが仕事というものであって、自分に合った穴が空いているはずだなんて、ふざけたことを考えるんじゃない」
結構痛いところをついてくるものだ。
まだまだ若造の私も、与えられた仕事をきっちりとやることを改めて始めよう。職業倫理を持って。

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2. 超バカの壁  [ あれこれ随想記  ]   2006年04月14日 08:18
養老孟司著『超バカの壁』新潮新書、を読みました。{/book/} 養老孟司氏の本は18冊めです。 養老氏の本は、おもしろい考え方だと興味を持ち、共感し、思い出したように、読んでいます。 それも、解剖学の難しい本ではなく、養老氏が「遊び半分」で書いたような本が多いで...
1. 養老孟司「超バカの壁」  [ 読書三昧 ]   2006年04月02日 14:51
 大ベストセラーとなった「バカの壁」の続編である。というか、新潮新書だから「バカの壁」の続編として出したものと思われる。二匹目のドジョウを狙ったようなタイトルを付けたということか。わかりやすいけど、安

この記事へのコメント

4. Posted by O型女   2006年04月02日 02:04
わかりました。
3. Posted by BlogPetのデコ太郎   2006年04月01日 10:17
デコデコマンたちが、ベストセラーなどを整理する!


2. Posted by デコデコマン   2006年04月01日 09:56
誰かに埋めてもらいましょう。

いい男を見たら「とにかく目の前の穴を埋めろ!自分に合った穴が空いているはずだなんて、ふざけたことを考えるんじゃない!」と、叫ぶのです。
1. Posted by O型女   2006年04月01日 09:52
自分に穴があいている場合はどうすればよいのでしょうか。

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