2007年07月09日

ボルベール<帰郷>−(映画:2007年75本目)−

ボルベール1ボルベール2
監督:ペドロ・アルモドバル
出演:ペネロペ・クルス、カルメン・マウラ、ロラ・ドゥエニャス、ブランカ・ポルティージョ、ヨアンナ・コボ、チュス・ランプレアベ

評価:93点

公式サイト

(ネタバレあります)
いつの時代も男は馬鹿で弱くてもろく、女は逞しく美しい。

情熱的なスペインの女性たちの生きっぷりが素晴らしかった。
強烈なストーリーと強烈なキャラの女性達と、強烈な色使いと音楽。
それらが圧倒的な迫力で押し寄せてきて、「生きてるってこういうことやろ、え、そうやろ!」と問いかけてくるのだ。(大阪弁ではないが)
かといって、映画全体が粗雑と言うわけではない。
細やかな感情表現も見事だし、ときおり真上からのショットが混じるという映像は美しくて色っぽかった。
ペネロペが炊事場で皿を洗うシーンが真上から撮られている。
思わず胸の谷間に目が行く。
しかしそれは決して嫌らしくなく、母性を強くアピールしている。
この映画が女性のために女性を描いた映画だということを観客に思い知らせるようなシーンだ。
ペネロペがトイレで放尿するシーンもしかり。
男性達へのサービスショットなんかではなく、生きる女の逞しさが強調されているのだ。

体を求めて迫ってくる父親を誤って殺してしまった娘。
娘をかばうために、母親であるペネロペは夫の死体を隠すことにした。

激しい展開はこれだけではなく、死んだはずの母親が生きていたり、ペネロペの娘の出生の秘密が最後に明かされたりする。
冷静に考えてみると、お前らなんでもありなのかというくらい重たい内容だが、それを感じさせない演出は凄いものだ。

とにかく画面に釘付けになって、女性達に魅了され圧倒された2時間だった。
それにしてもペネロペは美しい。
もはやこの世のものとは思えない。
点数が甘いんじゃないかって。
ええ、昔からペネロペの大ファンなもので・・・。

あの、スペインのチュチュチュっていう挨拶はいいね。

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