うつ(パニック障害併発)をこじらせた。

この病気になってからかれこれ7,8年。

その間いろいろなことがあった。

離婚騒動、うちの姉とうちの嫁との不仲、抗うつ剤の重篤な副作用によるせん妄状態の発現、入院、飛び降りによる自殺未遂、首つりによる自殺未遂。

せん妄は特につらかった。

正直そのときの記憶はあまりないのだが、とにかくいわゆる「精神病人」という感じで、突然泣き叫ぶかと思えば、泥のように24時間寝続けたり。当然コミュニケーションはまったくとれない。せん妄状態を鎮めるためにどんどん薬を追加するも、ことごとく逆効果になったらしく、症状はおさまるどころか悪化し、結局入院となったらしい。

自分が覚えている状態は、普段普通にできていたことができなくなることの恐怖があった。

例えば、歯の磨き方がわからない。トイレの仕方がわからない。食事の仕方がわからない。とにかく小学生でもできるはずのことがことごとくできなくなったのだ。しまいには料理をしていたところ、調味料と間違えて食器用洗剤を鍋に入れているのに気付かず、味見をしたが「なんとなくおかしい気がするが何がおかしいのかわからない」といった状態になったり、風呂にipadをもちこんで思いっきりシャワーをぶっかけるといったこともする状態になっていたのは記憶に残っている。

世の中には、もちろん自分のような経験以上につらく苦しい日々を送っている方がたくさんいらっしゃると思います。

しかし、この7,8年自分なりに工夫し、精神科の主治医、カウンセラーを始めさまざまな人たちの力を借りながら自分なりに生きてきました。長く休職していた会社にも復帰し、普通に業務が送れるようになり、幸いなことにかわいい娘を授かることもできました。

しかし、再発してしまいました。

主な原因は
・異動による上司、メンバーの変更
・住み慣れた地から電車、バスで1.5時間離れた地への転居
・それによる通勤時間の大幅な増加
です。

会社の異動以外は自業自得です。

通勤時間は今まで会社まで電車で2駅のところに住んでましたので、恵まれすぎていました。通勤1.5時間なんて世の中の平均から考えたら普通のことです。。わかってはいるのですが、体のあちこちにつらい症状が再発しました。

不眠、食欲不振、はきけ、動悸、背中のこわばり。

そして、ついに希死念慮。

診断名はこれまでと違って「適応障害」でした。

主治医は「とりあえず2週間会社を休め」と診断書を書きました。

私はしかし、休むのはいやでした。

私の唯一の救いである抗うつ剤パキシルを増量し、睡眠薬も大幅に増量し、なんとか会社に出社してます。

幸いかどうかはわかりませんが、裁量労働制ということもあり、特に定時があるわけでもないので、死に物狂いでとにかく会社に出社してます。

この7,8年私なりにがんばってきた「普通」の生活を壊したくないのです。

今こうして文章を書いている手にもパニック発作で、手汗がだらだらです。

でも何かしていないと、悪い考えがどんどんでてくるので今こうしてブログを書いています。

できれば、消えてなくなりたいですが、そんな勇気もありません。