再
再は、接頭語で名詞に付いて、ふたたび・もう一度の意味。
再開・再会・再三・一再など。
4,5年前の5月28日、日光にある「裏見の滝」へ行った。再来か、再再来か。幸運にもこの日は荒川不動尊の祭日。何人もの修験僧と出会った。黙々と、足早に過ぎて行く。私はその後ろをゆっくりと歩いていく。道はある程度整備されているが、滝に近づくほど険しい。若葉の中に水量豊かな滝が姿を現す。この滝は、滝の水の後ろ側に入ることができる。(最近は、入れなくなっているかも)正面からも内側からも、様々な滝の様子を観察することができる。5月の光と、空気、本当に清々しく美しい。再度来たいと思う。そういえばこの道は、俳聖芭蕉も通った。
廿余丁山を登つて滝有。岩洞の頂より飛流して百尺、千岩の碧潭に落たり。岩窟に身をひそめ入て、滝の裏よりみれば、うらみの滝と申伝え侍る也 。(奥の細道より)
しばらくは滝のこもるや夏の初 芭蕉
ほととぎす裏見の滝の表裏 芭蕉