お知らせ

星雲31号

  鳥井保和主宰星雲31号を紹介します

  季節の一句 雪渓を舐めて客待つ登山馬 鳥井保和   第1句集「大峯」より

 文明の発達した今でも、山道を登る時には馬が重宝される。登山客の荷物を運ぶのである。これから始まる苦練を前に朝露や草をねぶる馬。満腹では到底できない仕事、腹も減っているのだろう。あえて「渓雪」としなかった作者の筆圧。実景の澄みに誘われ浮かび上がった一句としたい。花尻万博      

 星戀集

  立夕照に耀ふの湖おぼろ   鳥井保和

  八峰へ仏都高野の鐘霞む     〃
 極星集

  冴返る頬の痩けたる撫仏       成千代子

  蹲踞の苔のきらめく緑雨かな     岩本たき代

  トンネルを貫通させて山笑ふ     小林邦子

  飛花落花極彩色の大社(久能山東照宮) 竹正與  

 天星燦燦  鳥井保和選  一部

  月出でてより白梅の的皪と    木下恵三

 夜夜中炭焼小屋にジャズ流る   澤 禎宣

  鹿尾菜刈る海を畑と呼びし蜑   吉田捷子

  新緑に映ゆる舞楽の緋装束    松本淳子

  「ン」の字で終はる薬名(くすりな)万愚節  新井たか志

  和歌の里花雪洞に相聞歌     加藤行蕙

  花五倍子野猿で渡り落人めく   中川めぐ美

  耕耘機武者震ひして煙吐く    岡本 敬

  火のごとく白砂の庭の落椿    土江祥元

  見馴れたる街一変の花万朶    田島和子

  残雪の立山連峰海に聳つ     中嶋利夫

  今生のカーテンコール飛花落花  小林永以子

       

 誓子の句碑巡り31(鳥羽市・商船学校)

  百年を守護の青峯山青し  誓子

    真青なる峯山の空高し   保和

 星座探訪30より 津川絵里子氏の星雲の俳句探訪 

 津川絵里子氏プロフィール;句集「和音」により第30回俳人協会新人賞受賞、同年第53回角川俳句賞受賞。2013年「はじまりの樹」により、第1回星野立子賞、第4回田中裕明賞受賞。現在「南風」主宰(村上鞆彦と共宰)

   季節の作品「夏」  

    若竹や和菓子のひとつひとつに名  津川絵里子

    真清水を飲むやゆつくり言葉になる   〃

天星集  みちのくのこけし工房冬隣     新井たか志

  寒柝の掛け声八丁透きとほる    土江祥元 

 昴星集  一幹に一草にある寒さかな     平岡妙子    

星雲集  長き夜を辻褄合はぬ夢ばかり    前田汐音 

 読み物

「熊野を駆ける」熊野古道伝説紀行3 大上敬史「三足の霊鳥」安倍王子神社。「美波比神社旧祉の石碑」堺市。「小栗街道の道標」和泉市和気町。「小栗橋」和泉市小田町。「照手姫腰掛け石と小栗判官笠懸松」和泉市・・。現在の写真と古い写真を並べてみせてくれたり、出典も記されて興味深い。

 身体の俳句31「酔っぱらうこと」 小川望光子
   酔ひふしのところはここか蓮の花  良寛  
(酔ひ臥し)酔っぱらって寝てしまった場所というのがここだったのか。傍らには蓮の花が見事に咲いている。

  秋鯖や上司罵るために酔ふ     草間時彦

  酒も少しは飲む父なるぞ秋の夜は  大串章

 岡部知宏 第二句集「枯蓮」 一句鑑賞特集

      昭和19年和歌山県生れ、「星雲」同人・「玉梓」同人 
  たくさんの鑑賞文が寄せられています。選者と俳句のみを紹介します。

坂口昌弘   千古より涸るることなき那智の滝

              今も二百戸の発電なせり

花尻万博     天高しだんじりを撮る飛行船

新井たか志    天窓の月摑みたる守宮かな

岸 穇      四日はや塔婆を作る木工場

岡田麻里     釣り宿に魚拓の増ゆる桜どき

竹内正與     百畳の揮毫一字の堂涼し

岩本たき代    知恵の輪の解けぬ形に枯蓮

小林永以子    戦乱の絵巻の如き枯蓮

小林邦子     父の日の父より大き靴並ぶ

澤 禎宣     野仏と知らで叩くや石たたき

 昴星集星雲集   鳥井保和 推薦

  洋上の紺より現るる月朧     前田長徳

  早春の波の織りなす光かな    平岡妙子

 喜びも悲しみもまた桜かな    内山恭子

  三椏の三つ枝に三つの花     天倉都

  赤子抱くやうに農夫の春キャベツ  森本潤子

  大師堂一願託す花遍路      下村ツヤ子

 

   星雲集鑑賞  坂本登(OPUS

     笛方はピアスの少女秋祭  天倉都

     雪深し五百羅漢の頭のみ見ゆ 椎崎義孝  

  リレーエッセイ  など


           
         

7月・文月


                           
  「木偶の」は7月7日で4年目になります!みなさまのあたたかいコメントが推進力です。これからもよろしくお願いします。

   2014年7月から2015年6月までの「お題」の俳句
                                           

                 2014年 7月 先

      手羽先のくの字が並ぶ冷蔵庫   檜尾とき魚

       四万六千日時を先取りして詣る  新居三和

      一手先を読まれて終へし夏座敷  安藤加代

                8月 発   

     発表会金魚のやうな服を着て  佐藤八重子

     発電所青葉の底にありにけり  坂東恭子

     発心やからくれないの扇持ち  野中千秋

                 9月 夢        

      木の実落つ夢二生家の茅葺に  安藤加代

      同じ夢同じ光景星月夜    中村敏之

      夢を詰め眠るカプセル鰯雲  松村公美子

                 10月    

      名月に骨の髄まで晒しけり  岩城眉女

     浅草の月を仰いでどぜう屋へ 池端順子
     潮騒のひろがる二十三夜月   堀瞳子

                 11月 運                               

       夜這星天の運行ちよと乱す  谷口智行

      運の尽きなどと嘯き衣被   工藤泰子

      葉の上で運をころがす薯の露  野中千秋

                 12月 地                         

      蓮根掘る回る地球を傷つけて  佐藤八重子

     地にうすく鞣されてゐる鼬の死 谷口智行

     短日や術後の足を地に降ろす  坂東恭子

            2015年    1月 頭                

   頭を寄せて何の相談注連貰  檜尾とき魚

   巻頭にめでたき春の一句かな  松村公美子

   毛糸編む親子頭を突き合はせ  池端順子

        2月 結  

    立春や結び直せる赤き糸  佐藤八重子

    はや三日結露の窓を拭いてをり 野中千秋

    青春を擲ち結果サクラサク  岩城眉女

         3月 果 

    堰越ゆる泡のつぶやき二月果つ  安藤加代

    梅匂ふ果汁一パーセントでも   中村敏之

    野大根の花カルデラの崖に果つ  新居三和

         4月 思       

   「()」の字の「田」(なづき)のかたち冴返る 谷口智行

   思ふこと悟らるるやも蝌蚪つつく 檜尾とき魚

   三椏の三椏に咲く不思議かな  中村敏之

         5月 案     
   余花白し歌舞練場に案内され  池端順子

   埋めてゆく答案用紙若葉風   岩城眉女

   苗案山子風に震えてゐたりけり  堀瞳子

         6月 連  

   お花畑スイッチバックの連結車 新居三和

   連綿の一句したため白扇    堀瞳子

   連ドラのヒロイン元気麦嵐   工藤泰子

  今月のお題は「再」です。7月7日にお題2句と雑詠5句を公開します。 
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浜通り155号  「東日本大震災特集(15)

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 浜通り155号 
 
東日本大震災特集(15)を紹介します。

 浜通り俳句協会
(結城良一代表)



写真は
「防波堤嵩上工事 小浜埠頭
 (H27.2.16)



花見山福島県俳句大会(H27年4月5日)

自画像の視線まつすぐ卒業す    古市文子 (大会準賞)

背負われぬランドセルまた春が来る 樋口 葉 (二本松市長賞)

フクシマを語れば口のかじかみぬ  仲田 昇 (福島テレビ賞)

   「牡丹焚火」  古市文子

   七尺の炉に積み上ぐる牡丹榾

   阿武隈の闇ひたひたと牡丹焚く

   牡丹焚火燠となるまで見届けし

   文章「須賀川の牡丹焚火に参加して・・古市文子」より一部

 須賀川の牡丹園で毎年「牡丹焚火」が行われている。・・講師は、「現代俳句協会特別賞」の照井翠先生、大震災で釜石の惨状を「龍宮」におさめて話題となられた高校の先生である。・・先生は、釜石を震災時より現在まで、順を追って説明されたので、目から耳から心にじりじりとしみてくるのである。

    喪へばうしなふほどに降る雪よ    照井翠

    双子なら同じ死顏桃の花        〃

    春の雪こんなに人が死んだのか     〃 

    毛布被り孤島となりて泣きにけり    〃

    なぜ生きるこれだけ神に叱られて    〃

 先生は「龍宮」のあとがきに、「これは夢なのか、この世に神はいないのか」と。・・

 現在の釜石の現状は、震災の風化、置き去りの被災地、人口の流出等将来への見通しが立たないことで深まる喪失感が漂っているとのこと。そんな釜石の現状に対する先生の苛立ちや祈りが句になって、読む人の心をとらえてはなさないのである。

    蜩や山の頂まで墓場        〃

   万緑の底で三年死んでゐる     〃

    分るのか二万の蟬の溺死なら    〃

    草茂るずつと絶望してゐろと    〃

    螢や握りしめゐて喪ふ手      〃

   話すから螢袋を耳にあてよ     〃

 講演の最後に「あの大震災の中、先生を支えたものは何か。」の問いに「あの辛い毎日を支えてくれたのは、やはり一番新心配してくれた両親でしょう。時間がたってからは俳句だと思います。」とおっしゃった。

 牡丹焚火をしたそばの欅大樹には梟が棲みついているとのこと、・・私達を見ていたのだろうか。須賀川での時間はいろいろな事をかんがえさせてくれた。俳句を通しての出会いや思い出が、私を元気にしてくれたことに感謝である。・・

       震災作品 

モニタリングポスト菜の花明りかな   結城良一

花見茣蓙無く町中が慎みぬ       青木燁子

除染水そのまま四年冬来る       伊藤雅昭

論点にならぬ福島冬ざるる       笠間 杏

四とせ目の3・11と先の闇      長岡 由

メルトダウンの夢にめざめし昼寝かな  中田 昇 

除染続く人間不信の枯すすき      花貫 寥 

汚染土と言へど我が家の春の土     古市文子

熊狩りもせねばと帰還困難地      柴田郁子    

           


 

6月・水無月・みなづき

           

        小満 しょうまん

     麦秋至 ばくしゅういたる

    麦秋や子を負ひながらいわし売  一茶

       芒種 ぼうしゅ

    蟷螂生 とうろうしょうず

    腐草為蛍  ふそうほたるとなる

    梅子黄  うめのみきばむ

       夏至 げし 

    乃東枯  なつくさかるる 

    菖蒲華  しょうぶはなさく

    杜若べたりと鳶のたれてける  蕪村
     「六月」茨木のり子「見えない配達夫」より 

  どこかに美しい村はないか

  一日の仕事の終りには一杯の黒麦酒

 鍬を立てかけ 籠を置き

  男も女も大きなジョッキをかたむける

  

  どこかに美しい街はないか

  食べられる実をつけた街路樹が

  どこまでも続き すみれいろした夕暮は

  若者のやさしいさざめきで満ち満ちる


  どこかに美しい人と人との力はないか

  同じ時代をともに生きる

  したしさとおかしさとそうして怒りが

  鋭い力となって たちあらわれる

   今月のお題は「連」です。

  6月7日にお題2句と雑詠5句を公開します。

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「宇宙」87号

   「宇宙」87号
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 表紙絵のカット・矢澤賢一、題字・欧陽詢

  主宰の句  島村正

    特別作品 「拈華微笑」

 九十は夢のとば口日記買ふ

 あかときの空くきやかに雪の富士

 天蓋に適ふ青空雪の富士

 列島に天つく天に雪の富士

 初夢に拈華微笑の誓子かな
 
   文章

犬も歩けば(41)矢澤賢一 より

 87号表紙を“薄墨桜”に決めた。・・バスで隣合わせた地元の老人が「よく静岡より来なさった。一本の桜がこれほど大勢の人を寄せつけるなんて」と息をはずませた。昭和23年、枯死寸前のこの桜を岐阜市の前田利行氏が若い桜の根継ぎによって甦らせた話や、宇野千代の小説が全国に広まったことによるためだ。神海一つ手前が、西国33番満願霊場、谷汲山華厳寺で・・・中略 森羅万象いたる所に霊魂が宿ると考える東洋人の思想は平和的だ。そこに佇めば癒されるというその場所は幾世紀に渡って人々が築きあげた精神がまた宿っている。桜が咲くその場所もそのひとつだ。      (蒔き絵師)
 「いのち」の凝視―「無窮の空」― 冨田正吉

 「ふしあわせという幸福」(14)西村滋
  二合庵便り(16)田島明志  

  俳句千夜一夜(19) 田島明志

 「事物の季語」(2) 結城桃子

  わからない(17)木下惠三

 『去来集』を読む(30) 二瓶洋子

 エッセイ 「花粉航海」(1)比良八荒

「花粉航海」(深夜叢書社・昭50・1)「こと寺山修司に関していえば、縁なしとはしない。それというのもかって「畦」の誌上にて・・」と始まった。つづきを楽しみに。

「宇宙」新年初句会  島村 正 選

特選   瑞煙をあぐる初富士神さぶる  篠原なつ子

      心にも磨く窓あり大旦     村岡幸枝

      底冷えを呈す虎の子渡しかな  八木裕子 

準特選  先駆けの雀と交はす御慶かな  長谷川妙子

      かきぞめの学童黙に徹したる  伊藤行枝

      朝まだき牛舎に交はす御慶かな 篠原なつ子

入選   乱舞するかもめ不動の雪の富士  加用富夫

      真新な畳の香みつ初座敷    前島裕子

      初夢に俳句の鬼のあらはるる  秋本惠美子

      裏白の共白髪なる和合かな   亀山直江

      父母の在す山懐の冬紅葉    関山はる枝・・
     宇宙」新年句会特選句選評より

矢澤賢一  選評 

  一行の行間を読む去年今年  島村正

行間は絵画が書にもあり余白である。余白や、行間には緊張もあれば豊潤もある。前後の行が難解であればあるほど答えには骨がおれる。 以前「犬も歩けば」で私の仕事の親方のことを書いた。私が安い立ち吞み酒屋に出入りするのに対し親方は、高級料理店やすし屋に連れていってくれた。と記したが「その場所には職人の無駄のない手順、器の柄、デザインの優秀を無言で教えてくれた」とは書かなかった。・・中略。さて昨年一年を振り返ると多難な一年であった。喜びより苦しみが先行した。・・考えている間に人生の1ページはくるりとめくられてしまう一瞬である。

     加用富夫 選評

   天地を統ぶ琴線の凧の糸  島村正

 掲出句によって私はお正月の頃よくやった凧揚げを思った。幼い友達と揚げた思い出。親となり子供と一緒に揚げた思い出等である。その思い出に残る人達が天国に行ってしまった。地上に残された私が居る。その天国と地上を結ぶ凧の糸がある。しかしこの句の凧の糸は象徴的なものであった、主眼は琴線である。飛躍して思えば天界へと旅立った人と私達は繋がっている。・・・

    特別作品

    「涅槃寺」小林邦子

 地をむ根のありにけり雪間草

 地獄絵図をんなの多き寒さかな

 小面も般若もをみな春立てり

   「大雪の蔵」 田中武彦

 石七つ七羽の鴨の日向ぼこ

 散り尽し勝者のごとく冬木立

 大雪の蔵に電気の紐長し

      
 「伴星集」の星辰  第86号より   八木裕子


新星抄 選後独言          島村 正

     
      

五月・皐月です

             
 

     穀雨 
  牡丹華 ぼたんはなさく

         立夏

  蛙始鳴 かえるはじめてなく

  蚯蚓出 きゅういんいづ

  竹筍出 ちくじゅんしょうず

  蚕起食桑 かいこおこってくわをくらう

  紅花栄  べにはなさかう           
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 旧街道つばめのために残しおく    鷹羽狩行

  電線に一番乗りのつばめかな     山田六甲

  つばめ反転きらきらひかるものが好き 津田このみ

  切れさうな硝子の湖面初つばめ    小澤克己

  軒低き倉敷格子つばくらめ      山田弘子

  つばくらめ有為の奥山越えて来し   柴田奈美

  つばくらめ龍太の門を出てきたり   大串章

  初つばめ歌舞練場に翻へり      山尾玉藻

  町空のつばくらめのみ新しや     中村草田男
  軒燕古書売りし日は海は行く     寺山修司
  つばくらめこんな山奥にも塾が    仲寒蝉
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      今月のお題は「案」です。
  5月7日にお題2句と雑詠5句を公開します。 
          
 

  
  
       

星雲第30号

          

 鳥井保和主宰 「星雲」30号を紹介します。

季節の一句 せせらぎの岩に躍りて水温む 鳥井保和 第二句集「吃水」より

 春、そう暖かい日でなくても、空気に触れる面が大きい程水は温む。平面にして静かなせせらぎが岩とぶつかる瞬間、そこに乱数的な凸凹が出来、関わる空間に存する空気、水の歪みの中に微々な温度差が生まれる。俳人の観察眼を仲立てとした静寂の理知とも言えよう。花尻 万博 (花尻氏は第二回攝津幸彦記念賞受賞)

 星戀集

  立冬の月くつきりと熊野灘   鳥井保和

  産着干す空の眩しき四温晴    〃

 流星集

 十二月八日ボタンを掛け違ひ  大倉義正

 相伝の御玉杓子や薺粥      〃

  極星集

  富士に雪海の貴婦人寄港せる(日本丸清水港入港) 竹正與

  箒目の渦整然と冬安吾  成千代子

  賀状書く毎年同じ添へ書で  山田佳郷

大空に月をとどめて汽笛冴ゆ  岩本たき代

山肌に法の字を見せ山眠る    小林邦子

       

   天星燦燦  鳥井保和選  一部
 跨りて全身で綯ふ神の注連    加藤行蕙
 奥の手があるがごとくに懐手   吉田捷子

獅子舞の足酔ひ痴れてゐたりけり  岡本 敬

 煌きて砂子のごとき冬銀河    松本淳子

十字切る雪の高野の異邦人    澤 禎宣

 初夢の亀大海を目指しけり    園部知宏

 白鳥の飛翔や吾に触るるかに   中川めぐ美

 山崩れせしまま山の眠りけり   木下恵三

 生きてゐることのめでたきお正月 小川望光子

 搗きたての餅のやうなる赤子かな 田島和子

        

 誓子の句碑巡り30(津山市・衆楽園)

  絲櫻水にも地にも枝を垂れ  誓子

    春の雪降れり峠は只今二℃   保和

 星座探訪29より 津川絵里子氏の星雲の俳句探訪 

 津川絵里子氏プロフィール句集「和音」により第30回俳人協会新人賞受賞、同年第53回角川俳句賞受賞。2013年「はじまりの樹」により、第1回星野立子賞、第4回田中裕明賞受賞。現在「南風」主宰(村上鞆彦と共宰)

 季節の作品「春」  津川絵里子

  貝寄風や柱まぶしく家の建つ

  切り口のざくざく増えて韮にほふ

  逃水に体内の水呼ばれをり

天星集   文豪の恋文を読む夏館    澤禎宣      

   月代や大河をわたる鷺の声  園部知宏

        村歌舞伎楽屋に届く茸飯  加用行恵    

        前山の影濃くありぬ落とし水  新井たか志
 落とし水の頃の季節感が、前山の影が濃いということに感じられる。影が濃いということは、空気も澄み天気が良いということでもある。前山の影に焦点を当てながら周りの景色が浮かび上がる。  

  昴星集  打ち水に跳ね返り来る日の匂ひ  平岡妙子    

星雲集  帆のごとく秋の日傘の遠ざかる 津本けい 

星雲・三賞

 第7回 昴星集  

  風となり光となりし飛花落花 土江祥元

  熊野灘漁る小舟十三夜    吉田捷子

 第7回 星雲新人賞

  深熊野の空へ膨るる百千鳥   前田長徳

昴星新同人

  百歳の天寿まつたう秋高し  池田邦子

  み熊野の山河育む緑雨かな  中村盛春

 読み物

「熊野を駆ける」熊野古道伝説紀行2 大上敬史

3榎本大明神、4上之宮址、5四天王寺西門、6熊野権現禮排石、7晴明神社

伝説の地を訪れた写真と地図で判りやすい。

  身体の俳句30「風呂のこと」 小川望光子

   桃咲いて五右衛門風呂の湯気濛々 川崎展宏

  おすすめの温泉は太地の「夏山(なつさ)温泉」と新宮市高田の「雲取温泉」とのこと・・ 

   他に リレーエッセイ  など

    あるきだす言葉たち  花尻万博

     「南紀」    朝日新聞127日夕刊より

       海苔拾ふ光にはつか禁霊区

       大太鼓白けて鯨煮られけり

      乱数も焚火の一つ枯木灘 


              

      

鳳12号

    鳳12号を紹介します。

春まけて   堀瞳子

     北窓を開き水平線ひらく

     春まけてはしばみの木に鳥色いろ

     金継ぎの紅志野茶碗花の幕

   水温む    高道章

     みひらきてちりめん雑魚の地に零る

     芦の角西より空の荒れ来たり

     地下鉄に鬢付け匂ふ浪花場所

   鴉の愚直    藤勢津子

     くるくると樽洗ひをる日永かな

     雀より鴉の愚直春の泥

     閑かさの内なる枝垂桜かな

 車座     浅井陽子

    韃靼の音に日暮るる送水会

    平等院御門の紫幕春の雪

    畦塗の鍬使ひ分く裏表

俳味箪笥箪笥からお気に入りの俳句を取りだし俳味を探る・・抜群の面白さ 

 手をついて歌申しあぐる蛙かな  山崎宗鑑   藤勢津子

 傷舐めて母は全能桃の花     茨木和生   堀瞳子

 うちあいて花こぼれけり藤の花  水落露石   高道章

 古希といふ春風にをる齢かな   富安風生   浅井陽子

古句交響 古い句とのアンサンブル・・

 春愁や草を歩けば草青く    青木月斗

  春愁や深呼吸して山仰ぐ     堀瞳子

  春の水掬ぶば色のなかりけり   高道章

  踏みしむる草の匂ひも春うれひ  藤勢津子

  風光る草の匂ひを膨らませ    浅井陽子      
四季を詠む 「木」より
風折れの桜は花を零さざる  高道章
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山元志津香句集「木綿の女」

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山元志津香第3句集「木綿の女」を紹介します。「ピアノの塵」(序・有馬朗人)、「極太モンブラン」(序・小澤克己)に続く第3句集。

  「八千草」俳句・連句会創刊主宰

 

 白南風や木綿の女になつてゆく

自然界からいただいた力を取り入れ、感謝の息をふっと吐くとき、と違ったの私の内奥の美が、体のある十七音に結晶してくると思いました。そこへ、ふと漏らされた姜琪東氏のひとこと「木綿は何回でも洗いが利くからね・・・」思わず迷っていた句集名が決定したという次第です。(「あとがき」より)

自選十句

 地のホック其ここ外し地虫出づ

 はつこひはうまごやしてふティアラから

しなやかな鬼女になりさう梅雨

山頭火になりきつてむしたたり

落ち蟬を反すや「(シエシエ)」と飛びゆけり

隼人瓜をとこも月に濡れたがる

尾花パラフィンに透く相聞詩

海晩秋禱りの棒切れ砂に

寒むや寒む言葉の崖はくちびるに 
 螺旋階段がんがん行くは寒九郎
    共鳴句 あれこれ 
 

夕ざくら琳派土佐派のどうでよし

 喪にあらぬ服が好き八重

 母の日へよちよち寄ってくる昔

 ちやほやとその一つ目のさくらんぼ

菊や(じょ)()の子と言はれきて

貝生まれしやうに死ぬるかな

無伴奏のバッハよ雪の夜の底

四次元へみな春を待つ譜面台

兆の上は京といふとか銀河澄む

まだ跳ばぬ夢たひらかや蝌蚪の水

ともすれば志功の天女となる昼寝

正論より邪論おもしろ猫じやらし

夏帽子虫の居どころ入れ替る

は無口にあらず白絣

租は田村麻呂かも知れぬ臥龍梅

諸葛菜いまだ滅びぬ名にゆれて

馬鹿貝はお利口なゆめ見くし

警報と飢ゑの少女期あかのまま

補陀落の風に耳寄す白露かな

つつしみて老ゆかん藤袴 

                 



 


 

四月・卯月です

              
    春分

  雷乃発声 かみなりすなわちこえをはっす

  玄鳥至  げんちょういたる

    清明 

  鴻雁北  こうがんきたす

  虹始見  にじはじめてあらわる

  葭始生  よしはじめてしょうず

    穀雨

  霜止出苗 しもやみなえいづ

  牡丹華  ぼたんはなさく
                    

    佐保姫の胸乳(むなち)(なり)に春の山   松瀬青々

 円かな春の山を見て、佐保姫の胸乳の形を感じ取ったのである。春を司る女神、佐保姫に、青々は吉祥天女を思い当てていたかも知れない。「向上の賦」と言う新体詩を書き、封乳―盛り上がった胸乳- という言葉を持っていた青々だから。     茨木和生編・著「松瀬青々」蝸牛・俳句文庫10より
 種蒔きぬ地におだやかな眼を冠せ  茨木和生      
 盆の箸つくる麻種蒔きにけり        〃

 きれぎれの雲がより来る接木して     〃

 鷹の子が鳴くよ話さず歩かうよ      〃

 峰々は奥まで晴れて山桜         〃
     海市・蜃気楼の句 
  蜃気楼は、大気中の温度差(=密度差)によって光が屈折を起こし、遠方の風景などが伸びたり反転した虚像が現れる現象。貝櫓、かいやぐら、空中楼閣・・逃げ水
 狐雨海市を見んと旅にあり          加藤三七子
 蜃気楼沖にも祭あるごとし        鷹羽狩行
 呑み込みし言葉の行方蜃気楼       曽根治子
 跡継ぎは海市に入りてそれつきり    柴田佐知子
 わが海市溢れすぎたる自壊かな      豊田都峰

海市かと今津の海を見続くる      松村富雄

              今月のお題は「思」です。
    4月7日に お題2句と雑詠5句を公開します。
  
         

「運河」句集祭 (天好園)

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3月21日、運河の句集祭が恒例の「俳句の宿・天好園」で行われました。

今年度は6冊の句集、句文集と評論の計8冊の出版をお祝いしました。

句集

  「桃の花」香江涼子

 春霞天上天下分かつごと

 青空のが大好き犬ふぐり

 スキップの子のうしろから春の風

 んぐんぐとおつぱいの子や日の盛

 はらはらとこぼれひらひらさくらかな

 「山河」小松美保子

 劇のキャラバンがる花菜畑

 家婦たりし日々懐かしき花貝母

 つい買うて畑には多き種袋

 花種蒔く光のめばえさうな土

 水に噎せ紙につまづき春深む

  「室生」 松田トシ

 田一枚養ふ山毛の目吹かな

 人麻呂を神を崇めて春田打つ

 命毛をすかして見たる芒種かな

 龍穴の水を引きをり苗代田

 時鳥神を柱とへけり

  「メメントモリ」「死を想へ」中野弘

 軒に注連田に帛を張る熊野

 睡りさめ睡りさめ熊野去る

 補陀落へ梛の病葉散る頃に

 メメントモリは「死を思へ」の意春愁

 閉づる力失せたるチュリップ散る

  「砂の輝き」杉田菜

 十も若く見らるる夏帽子

 実石榴やがすべてでありし頃

 おでん屋に一人で入る勇欲し

 結婚の話に及ぶさくらかな

 女ざかりきざかり晶子の忌

  「七野七種」山節子

 つらつらとつらなるいのちくわとのひも
 はやしけり京の七野の七種を

 お山から雨脚早し御田植

 懸想文ぎなたみしてゐたりけり

 鬼封じめたる春の雪
   
「藪山
里山地方の山きの日記と俳句」 佐保光俊句文集

 に水引ふれゐたり

 赤とんぼ向きふるとき光りけり

 山道を雉子立たせゆく二日かな

 大つらら樹液を含み濁りけり

 春の月子と自を買ひに行く
「熊野、魂の系譜」「歌びとたちに描かれた熊野」 谷口智行

(登場する人物)前登志夫、伊良子白、謝野謝野晶子、茂吉

釋迢空、スサノオ、梶井基次伊東雄、森敦、立原道造、

中村苑子、三島由紀夫、蕪村、萩原朔太中上健次

     
            

松井トシ句集「室生」

「運河」の天水集同人、松井トシさんの句集を紹介します。DSC_0288

 帯文
町村合併によって室生村は宇陀市に編入されたが、唯一の公共機関だったバスも廃止になった。近鉄大阪線室生口大野駅から歩くと一時間半の所にトシさんの棲む在所がある。猪、鹿の害に困っている地だが、トシさんはそこで野菜作りもしている。在所には中世からの連歌堂も残っている。句集「室生」はそんな地に惚れ込んで棲み続ける作家の句に満ちている。  茨木和生
      茨木和生抽出
  仕留めたる猪の毛山神に捧ぐ
  賑やかに来て靑々の墓洗ふ
  古事記の名そのままの字稲の花
  床下に寒施行して連歌堂
  船霊は母の髪の毛鰆船
  晩年は再びひとり冬来る
  上布着る齢をなりて解ること
  歌垣の野に摘み来る若菜かな

  松茸を競ひて御饌に在祭
  手拭に剣の一文字頬被

  お日さんの出て来る山を恵方とす
  十本の指重宝に粽結ふ
  
    春の句をいくつか紹介します。

  犬箱も這子も並べ雛祭

  紙雛の暮石の軸を雛の間

  祖母の着しべべと喜ぶ雛祭

  家に鍵掛けずに来たり蕨狩

      土塊を起せばふたつ蕗の薹     
      田一枚養ふ山毛欅の目吹かな

      人麻呂を神を崇めて春田打つ


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三月・弥生・やよい

           

  雨水

     草木萌動   そうもくきざしうごく  

  啓蟄

     蟄中啓戸   ちっちゅうこをひらく

     桃始笑     ももはじめてわらう

     菜虫化蝶   なむしかしてちょうとなる

     雀始巣     すずめはじめてすくう

     桜始開     さくらはじめてひらく
      今月のお題は「果」です

  果物、果実、果糖、果敢、果断、因果など・・果てないです。

「因果応報」人はよい行いをすればよい報いがあり、悪い行いをすれば悪い報いがあるということ。もと仏教語。行為の善悪に応じて、その報いがあること。現在では悪いほうに用いられることが多い。「因」は因縁の意で、原因のこと。「果」は果報の意で、原因によって生じた結果や報いのこと。
果報は寝てまて、「果報」を正確に言うと「果」の方は、善いことをおこなったときによい結果が出るというように、因果が正しく廻ってくることですが、「報」の方は行為の結果がその原因どおりにならないようなむくいのことです。 いずれの結果がでるにしろ、「寝て待つより方法がないのだ‥‥」と開きなおった姿勢を教えているものです。

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  蕗の薹の 舌を逃げゆく にがさかな     高浜虚子

  蕗の薹 寒のむらさき 切りきざむ      橋本多佳子

  山峡を バスゆき去りぬ 蕗の薹       三好達治

  蕗の薹 食べる空気を 汚さずに        細見綾子

  蕗のたう 手まりの如く 揚がりたる      黒田杏子

 蕗の薹 焚火に焦げし 花開く        茨木和生

  水ぐるま ひかりやまずよ 蕗の薹       木下夕爾

 

        お題2句と雑詠5句を3月7日に公開します。


 

「宇宙」第86号

 「宇宙」86号
「宇宙」の発行所は静岡県駿河区である。島村正主宰の創刊のことばの一部「今、地方の時代であり、個性の時代。同人各位は、個々の個性を充分に発揮する場を『宇宙』と心得、『宇宙』を最大限(フル)に活用していただきたい」
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表紙絵のカット・矢澤賢一、題字・欧陽詢
「宇宙」アルバムでは、「ミュージカルお菓子放浪記」静岡上演の写真や、第
20回静岡市民俳句大会の写真など多数。
前回は 加用富夫 句集「大龍勢」の特集を紹介した。今回も楽しめるシリーズが圧巻!
「ふしあわせという幸福」(13)西村滋
犬も歩けば(40)矢澤賢一  
二合庵便り(15)田島明志  
俳句千夜一夜(18) 田島明志
公孫樹(16)木下惠三

    『去来集』を読む(29) 二瓶洋子 
 雪の富士」山口誓子

  駿府より山越しに見ゆ雪の富士
眼の前に聳つ快晴の雪の富士

  富士の雪肌理の細かな雪に見ゆ
主宰の句

  「有明の望の月」 島村正

何もかも設へてゐて無月なる

而して納得尽くの良夜かな

捨てがたき月有明の望の月

名月として十六夜の月を愛づ

月蝕はさて必見のミュージカル 

 観劇・お菓子放浪記(西村滋 原作)

 主星集より 一部

凩を来て弔問の襟正す        岡本虹村

御遷宮正殿址の天高し        梶野定義

 三猿をふところにして山眠る     亀山直江

 帆船に千の結び目天高し       杉山昌平

 カルストに欠片を落としうろこ雲   田島明志

 逆立ちの足が舟漕ぎ海鼠突く     富田兼雄

 いてふ散る空より生れて来しごとく  中塚久恵

 一面を栗が覆へる輪つぱ飯      二瓶洋子

 寒星を仰ぐ渋谷のど真ん中      馬場一扇

流れ星星にも身丈ありぬべし     八木裕子

蔓引けば蔓に落暉の烏瓜       八木斌月

案山子にもある軸足の土踏まず    矢澤賢一

こすもすの茎のひ弱し中也の忌   結木桃子

 大鷲に二つの握り拳かな       秋本惠美子



 特別作品

「雪蛍」 小林邦子

爽やかに見ゆ(まみゆ)白山下山佛

雪蛍ふはりと列の最後尾

綿虫のはつかの命囲ひけり

 「二足の草鞋」 篠原なつ子

きつかけは細やかな波青田波

水の街三島風鈴鳴りやまず

さはやかに二足の草鞋履きにけり

新連載季語の周辺「事物の季節」1   結木桃子

­―「春の季語となる事物」(1)―

 ”鞦韆・ふらんど・ふらここ・ぶらんこ・ゆさわ(は)り・半仙戯”

  鞦韆の語源は中国・唐代の宮中儀礼”鞦韆の戯れ”・・
皇帝の玄宗が、「羽化登仙」の感を味わえると言い「半仙戯」と名付けたと。

 ふらんどにすり違ひけりむら乙鳥(つばめ)  一茶

  鞦韆は漕ぐべし愛は奪ふべし        三橋鷹女

  鞦韆に腰かけて読む手紙かな        星野立子

鞦韆に夜も蒼き空ありにけり         安住敦
   着物きてふらここを漕ぎゐたりけり   加藤三七子   

起源として、紀元前七世紀ごろの中国北方の遊牧民から・・古代ギリシャの祭り、インドの農耕儀礼として、女性がぶらんこに乗ったなど・・季語の背景がわかる。

特別作品「無窮の空」島村正

里山を搦 めとりたる葛の花

変哲もなきみんみんよ子規忌なる

穴まどひ七十にして惑ひけり

大綿に無窮の空のありにけり

一夜にて普天率土の雪の富士 

二月・如月・衣更着・きさらぎ

       2月   
     大寒   鶏始乳   にわとりはじめてにゅうす  1月30日~2月3日
     立春  黄鶯睍睆  こうおうけんかんす  2月9日~13日
          魚上氷   うおここりにのぼる 2月14日~17日
          土脈潤起  とみゃくうるおいおこる 2月18日~22日
          霞始靆    かすみはじめてたなびく 2月23日~27日
          草木萌動  そうもくきざしうごく  2月28日~3月3日

  何ごとも移りのみ行く世の中に
       花は昔の春にかはらず   
良寛

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春めくといふものに闇ありにけり 茨木和生

春めくと雲に舞ふ陽に旅つげり  飯田龍太

魂の一句を梅ケ枝に結ぶ     山田六甲

どこやらが冬どこやらが春の雲   後藤比奈夫

大試山の如くに控へたり     高浜  

村ぢゆうの畦あらはるる雪解かな  長谷川櫂  

鴨のしづこころを眺むしづこころ  上崎暮潮

下萌えて大地に詩のちにけり   竹下陶子   

岩あれば岩のりこえて下萌ゆる   鷹羽狩行

下萌や神の計とは不思議      畑廣太 

 今月のお題は「結」です。2月7日にお題2句と雑詠5句を公開します。
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   猫柳の芽と辛夷

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