工藤泰子

鏡獅子・平櫛田中

井原市立「平櫛田中美術館」に、鏡獅子が20年ぶりに里帰りしています。
撮影はできませんでしたが、ポスターで・・
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工藤泰子の句(令和6年3月)

春泥を跳ぶに助走を致しけり

曙も獅子も椿よ四股名めく

蛇の出て来さう日当たる石垣を

緑なすほどにあらねどクローバー

雀子へ声出す自動精米所

電報複写簿

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貝雛

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「遥照」400号記念「満天星」①

20231228_144021満天星 どうだん

「遥照」400号記念誌・合同句集 

 鴨方文化協会・俳句部

佐藤宗生 近詠

動かねば焦げてしまひそ日の盛

あるなしの風によろけて糸蜻蛉

何処までといふ当てもなし蝸牛

 俳句15句より2句 ア行~

金婚や写真館へと小春の日 石井弘子

墨の香や孫に楷書の賀状書く 〃

纜にぴんと弾かれ青葉潮 石津淡紅

朝涼や富士を踏破の靴も捨て 〃

筍の産院のごと並べられ 泉剛志

橋渡る隔離の島も飛花落花 〃

新米はこれが最後とメモ添えて 岩崎弘舟

老二人懐炉の余熱ほどの仲 〃

全開の生意気盛り山笑ふ 大橋淳子

白菜巻く命抱き合ふ形して  〃

歯に感謝父母にも感謝ごまめ噛む 岡田エツ子

溝浚ひ邑の話題も浚ひをり 〃

六時屋のタルトを買ひぬ獺祭忌 小野奨次

沈む陽がやけに眩しき大晦日 〃

一張羅着込み米寿の初詣 甲斐梶朗

白牡丹秘め事一つ無かりけり 〃

神主の腰の直角初祓 門脇登志子

来し方や晴れ後夕立雨上がる 〃

二重跳び二月の空を高く切り 工藤千枝子

里いものことこと煮ゆる里の音 〃

   
その2に続く

山陽本線の鉄橋

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伊勢講

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工藤泰子の句(令和6年2月)

穴出でし蛇に触れたる鍬の先

折り紙の枡に入れたる鬼の豆

天文台のドームが二つ春隣

シクラメン六年生と俳句して

日舞琴俳句教室名草の芽

 



これは「辰」「ドラゴン」

ワニのような、ドラゴンのような、龍?
辰年だから、龍を作りました・・。
陶芸教室のみなさまも、苦戦していました。
龍に見えますか?鱗とか髯とか牙とか
竜天に登る・・気合だけ・・です。

辰

工藤泰子の句(令和6年1月)

冬ぬくし「いい日旅立ち」流れくる

枯蔦の煉瓦斜めに縦横に

ふかふかのメタセコイヤの落葉踏む

裸木の曙杉の空突けり

「野球しようぜ」革ジャンの漢来る

聖樹とスターフィッシュ

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工藤泰子の句(令和5年12月)

脳味噌のほこほことして日向ぼこ

松手入れ老人向きの高さとす

銀杏散る呪力のカード切るごとく

届かざる声のあとさき空也の忌

座布団を猫に譲りてちやんちやんこ

「点睛に金を入れたる囮鴨 和生」

 茨木和生第7句集「往馬(いこま)」所収です。
点睛に金を入れたる囮鴨 和生

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トラトラふぁん

木割大雄先生からお手紙頂戴しました。
タイガーズのアレ。スポニチの記事のコピー・・です。
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工藤泰子の句(令和5年11月)

七種を句帳に栞してをりぬ

可愛げな名よ撫子に底力

里山のふところ広し柞の実

はらはらと刻の移ろふ黄落期

赤い実が付いてにぎやか小鳥来る

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