12/12 DL @SPUTNIK LOW 2
あの夢がこの夢に
18:00過ぎにスタートしたこのパーティー。自分は一番手でした。残された時間は90分。お客さんはほとんどいません。こんな時に一番自分が思っているのは、自分の選曲を客でなく(いてくれればもちろん彼らも)スタッフやクルー達、そしてそのハコの空間や床、細部の備品にまでそのヴァイブを染み渡らせることです。目の前の見えそうでまだ見えていない何かに向かってのDJです。一番最初だからこそそのパーティーのテンションなり雰囲気を左右し得る大切な時間です。でもそういった気持ちでDJさせてくれるハコなりパーティーってのはなかなかないんだけど。そのスポンジに少しづつ水滴を垂らしていくような作業はとても楽しいものでした。そんなこんなでNEXT DJのSUMIKENにスウィッチ。自分でも納得のいく選曲ができたと思います。SUMIKENのグルーブもホントに独特です。上がりも下がりもしない淡々とした世界だけど一本筋が通っているというか、どんなにピッチの襲い曲でもダラダラ聞こえないのはスゴいことだと思います。あのDJはオレにはムリです。何見てるんだろ。そうこうしているうちに顔なじみの愛すべき人々が大挙して押し寄せてきました。雰囲気もあったまって来ていいカンジです。そのあたりでDJはRYUちゃんにスウィッチ。この頃になると皆酒も回って来て、それまでのSUNDAY AFTERNOON的なユルい空気も何処へやら。ガシガシに盛り上がってきました。RYUちゃんのDJもスゴくよかった。音楽に対しての気合い&ラブがモリモリ伝わってきました。彼はBALというブランドのグラフィッカーとしてその名は知られています。実際洋服業界でDJを嗜んでいる方々も大勢います。そんな連中は大体「とりあえずDJ」だったり「なんちゃってDJ」で聞くに堪えないものがほとんどなのですが、彼のDJはもう正真正銘の「DJ」でしたよ。あそこまでのグルーブを造り、キープするのはそれ相応にいろんなモノを見て背負っていないとなかなか出てくるものではありません。そんな最中でもますます酒は進み、もう皆正気の沙汰とは思えない盛り上がりをしてました。怒濤のように流れ過ぎ去っていったパーティー。そんなパーティーで最後に選曲が出来たのもホントにありがたかったし楽しかった。皆サイコーでした。
Posted by delic_fujii at 00:39