古い機械が好きな人には、それぞれ旬の時代があるはずです。
第2次大戦の軍用機とか、1930年代の自動車とか、自分が10代だった頃のバイクとか・・・。
私は「戦前から戦後しばらく」の時期のトラクターが好きなのですが、その同時期にトラクターと併存していた畜力用農機具にも魅力を感じます。何故かそれ以前の畜力しかなかった頃や、それ以降のトラクター用作業機よりも魅力を感じるから不思議です。まぁ、書物でトラクターを調べているウチに「自然ににお馴染みになっただけ」と言えばそれまでですが。
さて、乳製品で有名な小岩井農場は大牧場ですので大量の飼料用の牧草を育て収穫します。北国では冬季間用に相当量をサイロに蓄える必要がありました。小岩井農場の資料館に牧草刈り取り機械がありましたので今回はちょっと紹介してみます。
なお、このテの機械は明治期には日本に入ってきて昭和30年代まで殆ど同じ方式の物が使われ、国産品(ぶっちゃけコピー商品)も多くてマトモに調べると奥深そうです。という事で私には知識はないのですが、勝手に昭和の物じゃないかと思って萌えてます。
ヘイモーア No.9
バリカン方式の牧草刈り機、車輪から動力を取ってクランク運動でバリカンを動かす方式が見て取れます(刃部分は角材でカバーされています。あ、使用時にはバリカン部は横に倒しますよ)。機構の分かりやすさが畜力農機具の魅力ですね。細かな事ですが、インターナショナル・ハーベスター製のモーアは機種名がプレスされている所が見学者としては有り難いです。真ん中の四角い蓋にNo.9とあり、江別の旧町村牧場に展示されている個体と同型だと分かります。さすが戦前からトラクターを導入していた一流の両牧場は舶来品を使っていたのすね。
ヘイテッダー
牧草反転機 本当は後方から見るとメカニカルで面白いのですが、う~ん、この角度じゃ分かりませんね。 車輪から動力を取り、クランクで5本のフォークを動かし、刈った牧草を跳ね上げ、牧草間に空洞を作り乾燥を促進させるという機械です。これもフォークの先に角材でキャップがしてあるので素人には多少理解しにくくなってるかもしれません。
ヘイレーキ
何故か外にあったヘイレーキ。乾燥の済んだ牧草を集める機械です(機械と呼ぶのは少々抵抗あるけれど)。牧草が長い爪の中に集まるとレバーで爪を持ち揚げてその場に置いていく仕組みです。
これらヘイ三兄弟(勝手に名付けたので他で使うと恥かくかも・・・って使わんわ!)は、どことなく洋風でオシャレで牧歌的なオブジェとして、北海道では偶に意外な所で見たりしますが、本州では割と珍しい気がします。
ここの物は彩度の低い赤と黄色で塗り直されていますが、オリジナルはどんな色だったのでしょうか。これまで何台か近くで観たことがありますが、メーカーや型番が分からない物が大半でした。もしかするとマーキング類があったかもしれず、出来るだけオリジナルの痕跡は残して欲しいなぁ・・・と思うのでした。
第2次大戦の軍用機とか、1930年代の自動車とか、自分が10代だった頃のバイクとか・・・。
私は「戦前から戦後しばらく」の時期のトラクターが好きなのですが、その同時期にトラクターと併存していた畜力用農機具にも魅力を感じます。何故かそれ以前の畜力しかなかった頃や、それ以降のトラクター用作業機よりも魅力を感じるから不思議です。まぁ、書物でトラクターを調べているウチに「自然ににお馴染みになっただけ」と言えばそれまでですが。
さて、乳製品で有名な小岩井農場は大牧場ですので大量の飼料用の牧草を育て収穫します。北国では冬季間用に相当量をサイロに蓄える必要がありました。小岩井農場の資料館に牧草刈り取り機械がありましたので今回はちょっと紹介してみます。
なお、このテの機械は明治期には日本に入ってきて昭和30年代まで殆ど同じ方式の物が使われ、国産品(ぶっちゃけコピー商品)も多くてマトモに調べると奥深そうです。という事で私には知識はないのですが、勝手に昭和の物じゃないかと思って萌えてます。
ヘイモーア No.9
バリカン方式の牧草刈り機、車輪から動力を取ってクランク運動でバリカンを動かす方式が見て取れます(刃部分は角材でカバーされています。あ、使用時にはバリカン部は横に倒しますよ)。機構の分かりやすさが畜力農機具の魅力ですね。細かな事ですが、インターナショナル・ハーベスター製のモーアは機種名がプレスされている所が見学者としては有り難いです。真ん中の四角い蓋にNo.9とあり、江別の旧町村牧場に展示されている個体と同型だと分かります。さすが戦前からトラクターを導入していた一流の両牧場は舶来品を使っていたのすね。
ヘイテッダー
牧草反転機 本当は後方から見るとメカニカルで面白いのですが、う~ん、この角度じゃ分かりませんね。 車輪から動力を取り、クランクで5本のフォークを動かし、刈った牧草を跳ね上げ、牧草間に空洞を作り乾燥を促進させるという機械です。これもフォークの先に角材でキャップがしてあるので素人には多少理解しにくくなってるかもしれません。
ヘイレーキ
何故か外にあったヘイレーキ。乾燥の済んだ牧草を集める機械です(機械と呼ぶのは少々抵抗あるけれど)。牧草が長い爪の中に集まるとレバーで爪を持ち揚げてその場に置いていく仕組みです。
これらヘイ三兄弟(勝手に名付けたので他で使うと恥かくかも・・・って使わんわ!)は、どことなく洋風でオシャレで牧歌的なオブジェとして、北海道では偶に意外な所で見たりしますが、本州では割と珍しい気がします。
ここの物は彩度の低い赤と黄色で塗り直されていますが、オリジナルはどんな色だったのでしょうか。これまで何台か近くで観たことがありますが、メーカーや型番が分からない物が大半でした。もしかするとマーキング類があったかもしれず、出来るだけオリジナルの痕跡は残して欲しいなぁ・・・と思うのでした。
次回(怪僧)のざらしに出会えましたら。是非とも簡単な寸法を載せていただければ…と。m(_''_)m
出身国が分かれば、吋か糎に換算して、かなり近いサイズのアタッチメントが造れますので、ジオラマ(ダイオラマか?)造りに力が入ります。
1/25アガツマのロータリーは、実際ならシールが逝っちゃってるほど草を捲き込ませてます。(この辺が修理専門だった強味か…)