このところの旅のお友だち、17-70mm F2.8-4 DC MACRO OS HSM [キヤノン用]に思いがけないアクシデントが発生。
レンズキャップが、どういうワケか斜めにはまってしまっていて、ウンともスンともならず、外すことが出来ません。
マラケシュからオプショナルツアーで訪れたエッサウィラで発覚。
片道およそ3時間、ようやくエッサウィラの港街に到着する寸前、高台で一旦クルマを止めて、ドライバーさんが、「ここはエッサウィラの街を見渡せるビュー・ポイントです。」と説明。
エッサウィラ = 白の街と言われる風景が素晴らしい。
カメララップに包んでいた EOS Kiss X8i を取り出しました。
ぇ、え、えっー?!
キャップが外れない!
右手の親指と人差し指でつまみ部分を内側に押し込めば、カチっと音を立てて、何の不自由もなく外れる動作が出来ない。
よーく観察すると、キャップがフィルターに斜めにはまっている。
周囲にいたラクダ引きのおじさんやお兄さんがその様子に気がついて、ちょっとしたギャラリーになる。
おじさんやお兄さんたちが代わるがわる「貸してごらん」とでも言ってるみたいに手を出す。
レンズキャップが外れない事態よりも集まるギャラリーに自分が観客になる気分。
ぃゃぃゃ、「大丈夫だから」とおじさん、お兄さんたちを払い除けて、フィルターごとレンズから外す。
風景写真を数枚撮影して、その場を納めました。
港に到着すると辺りは猛烈な風が海から吹き付けていました。
もう、フィルター無しの裸のレンズのまま撮影することは無理と判断。
コンデジの RX100III もワタシにとってはサブ機ではありませんので、カモメが強風に押されて飛び立てない状況でも、にゅるにゅるとズームアップしたり、よく働いてくれました。
フェズからヴォルビリスを見学するオプショナルツアーでは、カラっとした晴天、風は時折そよ風。
これなら、裸のレンズのままでも使える。
折角重たいカメラを持参したのですから、使えてよかった。
帰国以来、時折取り出して、キャップ取り外しを試みていたのですが、どうにもなりません。
ふと、「もう、キャップとフィルターをセットで諦めよう。」と思いつきました。
レンズキャップ単体って、売っているんですね。
しかも、ワンコインちょっとのお値段。
フィルターは好みのマルミ。ちと高めですが、ズームレンズを買い換えることを考えたら、痛くはない。
どうして斜めにはまってしまったのか、解明を試みるよりかは得策と決めました。
来週の “ベルギー・オランダひとり旅” の出発には間に合います。
が……
利用するキャセイパシフィック航空の機内持ち込み手荷物の重量制限は7キロ。
まだ一度も出番のないミラーレス一眼 “LUMIX DMC-GX7MK2” 本体 383g を出動させないのはもったいないことかも。
ただし、こやつにはまだ単焦点レンズ(20mm)1個しかありません。
急遽、旅に適したズームレンズを1本注文。(何を選んだかは、懸案のズームレンズなのですが、)
シグマのズームレンズの災難とは関係ありませんです。
そして、レンズキャップとフィルターの買い足しで EOS Kiss X8i はまだまだワタシの旅のお友だちであり続けることを記しておきます。