青空自主保育でんでんむしへようこそ

子ども達を自然の中で思い切り遊ばせたい! 子どもが子どもの世界の中で遊べる環境を作り、見守って行きたいと考える親や保育者達で作っている青空自主保育の会です。 湘南(鎌倉市・藤沢市)の里山や海を拠点にして活動しています。

毎年、梅の時期になると「梅もぎ」に行きます。

今年は雨の中、無農薬の大粒で立派な梅を
子どもたちが、たくさんもいで来てくれました。

その梅でつくるのは、梅ジュース!
翌朝、活動の前にみんなで梅しごと。
ヘタをとって、よく拭いて、氷砂糖と交互にビンに入れていきます。
あとは待つだけ。
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「あした、のめる?」
「もう、のもうよ!」
「いつできるの?」

と、うちの娘(4才)。
まだ時間や日にちの感覚がないので、伝えるのが難しいのですが
氷砂糖が溶けるまで待ってね〜

出来上がった梅ジュースは、1年を通して
あつ〜い日の活動後や、イベントの時にみんなで飲みます。

↓ 約1ヶ月後、だいぶおいしそうな色になってきました◎
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赤当

青空自主保育である、でんでんむしの活動には
保育者さんのほか、母たちが山歩きに付き添います。
(最近は、お父さんの活動参加も増えています♪)

そんなとき、きょうだいの赤ちゃんたちはどうしているかと言うと…
「赤ちゃん当番」、略して「赤当(あかとう)」なる制度があって、
他の母たちがお世話します。
(万一に備え、複数名でタッグを組んで、お預かりします。)

天気がよい日は、そのまま活動場所で遊んだり
誰かのおうちで、赤ちゃんを囲んで、お茶をしながら面倒を見たり
赤ちゃん次第で、日によって様子は様々。

赤ちゃんをお預かりするのは責任もありますし
人見知りする時期などは大変なときもありますが
(預ける時期の判断は、お母さんにお任せしています。)
母たちにとっては交流の機会でもあり、赤ちゃんに癒される時間でもあります。

余談ですが、この記事を書いている私(山組の母)は、5年半ぶりの妊娠中。
なので、赤当は、赤ちゃんお世話のリハビリも兼ねています。
自分の子が泣いたときには、あんなにキーッとなったのに、他のうちの子だと
ただただかわいいのは何故…なんて思いながら(笑

なお、赤当でお世話をした子の山歩きデビューを見る瞬間は感無量!です。
「あ~こんなに大きくなって!」と、わが子のよう…を越して孫の成長を見たような気分に(笑

なお、赤ちゃんを預けるお母さんたちは
「泣かないかな」、「ちゃんと水分とれるかな」と心配されますが、
束の間、赤ちゃんと離れて身軽に山を歩き、
お兄ちゃん、お姉ちゃんとたっぷり向き合うことができて、
リフレッシュした様子で戻ってきます。

赤ちゃんたちは、もちろん泣きますが(ギャン泣きもあります…)
ふだんから活動をともにしている見知った顔に囲まれているので、
案外落ち着いていますし、今、でんでんむしはベビーブームで
赤ちゃん仲間がたくさんいるので、赤ちゃん同士、けっこう楽しんでいるようです(^^)


みんなで子を育て合う自主保育ならではの「赤ちゃん当番」。
ありそうで、なかなかない、とても素敵な制度だと思いませんか?

鯉のぼり

GWが明けて新緑の中、でんでんむし恒例の「鯉のぼり作り」をやりました。
やさしい風合いが木々の中でもしっくり馴染み、みんな誇らしげに自分の鯉に手を伸ばします。

ここ数年の鯉のぼり作りは、大きな布に泥でペイントしていたのですが、
今年は母達からの発案で、新たなスタイルにチャレンジをしました。
それは、土からできている天然の染料「ベンガラ」を用いて、ひとり一つ小さな鯉を作ること!

橙、紺、朱の3色を自由に使って、指でペタペタ‥‥。
掌で大胆にバーッと色をのせる子、指先で器用に模様を描く子、
みんな集中して取り組み、さながら小さなアーティスト!
生き生きとした鯉を次々に産んでいきました。

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と、ここまで書いてたところで…少し、帰宅後の話をさせてください。
うちの娘(4歳山組)が、自分の鯉のぼりを眺めながら、こんなことを言いました。

「おかあさん、わたしの鯉のぼり、〇〇から、変って言われた。雑で汚いって。」

親としては、なかなかの衝撃というか悲しい言葉でした。
器用に模様を描いていた子達の目には、大きい子のわりに、
色がごちゃごちゃと混ざりあった娘の鯉のぼりは、おかしなものに映ったのでしょう。
こどもの世界は、ときに本当に厳しいもの。
「変」だと感じるのも素直な感想。でも、楽しそうに作っていた娘の心には、どう響くのか…。

ところがその後、わが娘、すごいことを言いました。

「でもさ、変じゃないよね~。だって自由でいいし。わたしの鯉のぼり、いいよね~」と。
全然応えていない様子。

わたしも、「そうだね。その鯉のぼり、おかあさんはすごく好きだよ」と言いました。
満足げにうなずく娘。たくましい。

「自分が作ったのは、誰がなんと言おうと、いいものだ」と、自信を持てること。
それは一朝一夕で身につくものではなく、日常のいろんな積み重ねの上で初めて備わるものだと思います。

みんな同じものを作りましょう、上手にやるにはこうしてね、上手な子は褒めてあげて…
そういった文化の中であったなら、娘はもしかしたら、友達の言葉に傷ついたり
隣の子が描く模様を真似たりしていたかもしれません。


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太陽の下で、見本もなく、自由に描こう!そんな空気だったからこそ産まれた鯉のぼりたち。
どれひとつとして同じものはなく、そしてどれも愛らしく素晴らしいものでした。

この鯉のぼりのように、こどもたちが各々の個性を伸ばし、たくましく育っていきますように。

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