青空自主保育でんでんむしへようこそ

子ども達を自然の中で思い切り遊ばせたい! 子どもが子どもの世界の中で遊べる環境を作り、見守って行きたいと考える親や保育者達で作っている青空自主保育の会です。 湘南(鎌倉市・藤沢市)の里山や海を拠点にして活動しています。

2016年11月

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寒暖の差が激しい2016年11月。
雪の降る日もあれば、小春日和どころか夏のような日までも。

そんなある日。
いつの間にか、山組(一番大きいクラス)の男子の一部が、
上半身裸で泥んこ遊びを始めていました。
(ちなみに、この後はパンツ一丁に。笑)

休耕の田んぼの中をぐるぐると動き回っては、泥を投げ合って大笑い。
とても21世紀とは思えない素朴な光景。見守る母たちも顔がほころびます。

そんな中、泥んこ遊びをする子の母のひとりが、こんなことを口にしました。
「裸でこんな泥んこになるのなんて、もう、あの子の人生で最後なんじゃない」と。

それは本当にあっさりした口どりだったので
「いやいや、この秋・冬も、まだまだ裸になるでしょー」と笑って返しましたが、
よくよく考えてみれば、その子は今、年長の歳で、来年の春には小学生。
裸になっての泥遊びは、本当の最後ではないかもしれないけれど
確かに、もう、そんなに何度もあることではないでしょう。

毎日いそがしく過ごさねばならない、育児どっぷりの数年間。
立ち止まることは難しく、数ヵ月前の写真を見て、我が子の変化に驚くこともしばしばです。

日常に流されず、ぐんぐん育っていく子どもたちの今の姿をきちんと見つめていきたい。
そう願わずにはいられません。

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「雨の日は、どのように過ごしているのですか?」
というご質問をよく受けます。

でんでんむしには園舎はないので、朝から強い雨が降っている日には
近隣の児童館などのお世話になっています。
(いつもありがとうございます。)

ですが、小雨のときや活動途中で雨が降り出してきてしまった日などは
雨の中、子どもたちが山を歩くことも、珍しくはありません。
子どもたちは、自分でゴソゴソとリュックからレインコートを出して着込み、
慣れた足取りですすみます。

秋や冬の雨は、正直、楽ではありません。
春や夏なら、気持ちいいなぁと思うこともできますが
冷え込む日には、付き添う大人ですら弱音を吐きたくなることもあります。

思いがけず雨足が強まってしまって、子どもたちが寒いと泣いたりすると
「幼児のうちに、こんな経験必要なのかな。親のエゴなんじゃないか」と思うことすらあります。
(写真の日は、この秋一番の冷え込みで、ハラハラしました)

けれど、不思議なもので、つらい中でも足を動かしていると
身体があたたまってきて、狭くなっていた視野が広がってくる瞬間があったり
雨の日だけのスペシャルな光景に出会えたり…なんてこともあるのです。

そして、迎えに来たお母さんを見た子どもたちの反応も、その子それぞれ。
甘えたり泣いたり、怒ったり強がったり。
いつもはあまり感情を表に出さないタイプの子が、爆発したりも。

不快だからこそ出せるもの。つらかったからこそ染みるあたたかさ。
そういったものを実感するとき、雨の日も悪くないな…なんて思うのです。

ときに厳しい顔を見せる自然の中、ふつうに過ごしていれば知らずに済む「不快」も子どもたちは経験します。
その中で何を見て、何を学び、何を感じるのか。
いいか悪いかはさておいて、それもまた必要なのかもしれない…。
冷たい雨の中、そんなことを考える一人の母でした。

※なお、経験ある専任保育者が付き添い、子どもたちの安全には万全の注意で臨んでいます。

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