２００７年８月２２日 俳優・タレントの安田顕さんが、当店にお見えになりました。今回は、北海道ウォーカーで連載されている安田顕さんのフォト＆エッセイ「ヤスケンのマグナムトーク!!」の取材だそうです。撮影はちょうどお昼どき…他のお客様も興味津々の中、にこやかに取材を進められておりました。
当店での撮影の模様は、12月上旬発売予定の北海道ウォーカー「ヤスケンのマグナムトーク!!」で確認できるみたいですよ。また、ゆっくり「カレーラーメン」食べにいらしてくださいね。お待ちしております。
レポート： 大王スタッフ＠BigBoss
創業は1965年です。北海道苫小牧市大町を振り出しに錦町、植苗と総本店を移して２１年になりました。幼い頃から、おやじ(会長・高橋一郎)の背中を見て育ち、調理に興味がありましたから、高校卒業と同時に飲食店に修行へ出ました。
東京の中華料理店で修行していた時に、「新しい店を出店するから戻って来い」と。しかし 正直迷いました。その頃、職場で昇進が決まっていたんですよ。それに、職人として料理の道を極めたい気持ちだったんで、経営って事には、あまり興味がなかったんです。でも、俺が継がなければ、このまま「のれん」を下ろしてしまう事になるのかと思ったら、それも切なくてね。一大決心をして帰ってきた訳です。
植苗に店舗を移転してからが、とにかく大変でした。郊外型の商売は初めてだったし、職人の世界とは違った経営者の辛さを、初めて身にしみて思い知りました。ストレスがたまり胃潰瘍は出来るし、激やせするし、もう精神的にも肉体的にもボロボロ。俺もうダメかもなんて思ったりして・・・今にして思えば、頭でっかちの若造だったんですね(笑)
1人のお客様からのテレビ局への電話が、転機となりました。「大王のカレーラーメンがとても美味しい」と投稿してくれたんですね。それまで、ごく限られた地域では「カレーラーメン」の認知度はありましたが、この番組の放映により、遠方からのお客様が、格段に増えていきました。
とにかくその週は、凄かったですよ(笑) 仕込んだスープが空になるほど、「カレーラーメン」が売れましたから。スープを残さず食べていらっしゃるお客様を見て、もう涙が出る思いでした。美味しいものを、手を抜かず作ってきて良かったと心の底から思いましたし、大王でしか食べられない「カレーラーメン」の存在も誇りに思いました。
「カレーラーメン」は、時代に合わせて進化させています。
先代のおやじが作った味のベースを、今の人の味覚にあわせてアレンジしました。昔の味をまったく変えずに、受け継いでいくことは大切だと思います。しかし、味覚の移り変わりは、確実にあるんです。美味しいと思うその感覚は、生き物だと私は考えています。今日の大王の「カレーラーメン」は、おやじの味であり私の味でもあります。これからも、お客様に満足して頂ける味を追求していくつもりです。もちろん基本のベースは、頑なに守り続けますけどね。
味の大王総本店 社長 高橋浩一
元々は、和食の修行をしていたんですよ。かなり若い頃ですがね。いつか必ず自分の店を持ちたいと思っていたんです。なんとか念願の店を持つことが出来たのは、私が２０代後半のことです。はじめは、食堂からのスタートです。もちろん、ラーメンも扱っていましたが、その頃はなんでもやってました。親子丼とかカツ丼とかね。今の方はあまり知らないとは思いますが、「岡持ち」という出前専門の入れ物に入れて、近所に配達行ったりしてね。そのうちに、ラーメンの注文ばかりがやけに増えていったんですよ。これは、ラーメン専門でやった方がいいのかな？なんて思い始めて、店名も新たに「味の大王」と決めて、ラーメンで勝負することにしたんです。
北海道のラーメンといえば、やっぱり「味噌」味を想像する方が多いですよね。その頃も確かに売れました「味噌」味はね。でもね、私はどうしてもオリジナルのうちでしか食べられない味が欲しかったんですよ。それから悩みましてね。試行錯誤の中、今まで自分が食べた物の中で、一番心に残ってる物は何なのか？
って事を考えたんですよ。その時に浮かんだのが、おふくろが作ってくれた「カレーライス」だったんです。昔ですから、本当に素朴な肉も入ってないような水っぽいカレーライスでしたけどね。カレーの香りが台所から漂ってくると、心が踊りましてね。そりゃ〜もう、ごちそうでしたよ。あの香りや味は、人の心を惹きつけ忘れられない味になるかもしれない、そう思ったんですよ。
「カレーラーメン」の独特のとろみとコクを出すのには、本当に苦労しました。ラーメンは麺とスープが一体となって初めて美味しいものでしょう。どちらも独立していては駄目なんですよ。それこそ何度も何度も、作っては納得がいかずって感じでね。
さすがにあの時は、試食しすぎて普段カレーライスは食べられなかったですね(笑)
初めてメニューに「カレーラーメン」を載せたときは、お客様の反応にドキドキしました。カレー味のラーメンなんて邪道と思われないかと。でも、クチコミで徐々に広がっていたんですよ。遠方からのお客様も増えて、苫小牧だけではなく道内一円に広がっていきました。
私が開発した「カレーラーメン」を今は息子(現社長)がその時代に合わせて進化させていますが、お客様に、もっともっと美味しい「カレーラーメン」を召し上がって頂きたいという志は、若かったあの頃の私と同じです。
何もなかったあの時代に家族の絆を深めたカレーの味が、味の大王総本店「カレーラーメン」の原点なんですよ。
味の大王総本店 会長 高橋一郎
先代 高橋一郎が開発し、わたくし高橋浩一が育ててきたカレーラーメンが
42年の年月を経て、いよいよ花開こうとしています。
醤油、味噌、塩、と並ぶ第4の北海道の味「カレーラーメン」を味わっていただきたく
「札幌ラーメン共和国」へ進出の運びとなりました。
元祖カレーラーメンの店、味の大王 総本店！
これからも厚くご愛顧のほど、お願い申し上げます。
2008年9月28日、卒業いたしました。
弊社は１９６５年に、味の大王を創業致しました。
大町・錦町と店舗をかまえ、平成６年より植苗に本店を移し、総本店として現在営業中でございます。
チェーン店は、錦町・白老・振内・登別温泉・新札幌にございます。
北海道のラーメン文化は、
札幌の「みそ」、旭川の「しょうゆ」、函館の「しお」が定番でした。
先代・高橋一郎は苫小牧の味を作りたいという強い思いの元、
大衆に圧倒的な支持を受けていた「カレー」と「ラーメン」の融合を発想し、
試行錯誤の上、「元祖カレーラーメン」を生み出しました。
この味を受け継ぎ、研ぎ澄まし、全国の方々に苫小牧といえば
「元祖カレーラーメン」、
としてご愛顧頂きたく、日々精進しております。
先代が生み、私が育てた「元祖カレーラーメン」を是非、ご堪能下さい。
�筺�0144-58-3333
fax 0144-58-3334
営業時間 11：00〜21：00
定休日 年中無休
| お車 | 沼ノ端西ICそば | |
| タクシー | 最寄駅JR千歳線植苗駅、沼ノ端駅より約5km | |
| 国道36号線を苫小牧CCブルックスコース方面に曲がって下さい | ||
外観と店内写真
左の写真にカーソルを合わせると拡大画像がご覧になれます。
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