dendrodium

花も心を持っている 稚拙ですが民草が思いを綴ります。

2008年08月

渡辺氏に辞職勧告、民主県連  民主党県連は30日の常任幹事会で、民主党本部に離党届を出して新党結成を表明した渡辺秀央参院議員について、「反党行為に走った」として副代表など県連の役職を同日付ですべてはく奪し、議員辞職を勧告することを全会一致で決めた。  辞職勧告は近く文書で渡辺氏に通知する。党本部が渡辺氏の除名や離党を正式に決めた段階で、渡辺氏が総支部長を務める県連所属の参院比例第9総支部を解散する。  西村智奈美・県連代表は「(渡辺氏の行動は)総選挙を前に自民党を利する行為。比例代表の議員は任期中は党籍を全うするべきだと、県連内部でけじめを求める声が強かった」としている。 新潟日報2008年8月30日

先日の新党結成騒動は、姫井議員の裏切りで頓挫させられたようだけれど、 姫井議員が離反しなかったとしても、土台無理な新党の構想であったようである。 朝日川柳にこれを皮肉ったのが載っていた。   きまぐれな姫を誘って泡を食い   比例で当選離党は非礼 比例で当選した者が、離党しても国会議員でいることは許されて良いのだろうか? 比例区の場合国民は党名を選んで投票しているのだから、その党の方針が自分の政治思想と違うから離党すると言うのであるならば、議員の地位もその党に返すのが、当然の事ではないだろうか? この川柳では,非礼と言っているけれど、そんな生易しい悪徳ではないと思う。 自分の政見について嘘を言っていたのだから(民主党の政見に反対なのに民主党から出ると言う事は、即ち国民に嘘をついたことになると思う) 詐欺と呼ぶべきであろうかと思う。 そんな基本的な認識についてもいい加減な人が、現在の国会議員の中に少なくとも5人もいたと言う事は何と嘆かわしい事ではないか! (仲間になって新党が結成できると思ったと言う事は、渡辺議員の離党について疑問にさえ思わなかった人が5人はいたと言う事であろうから) 世上で小泉チルドレンが大挙して離党し、新党を結成するのではないかと噂されているようだけれど、小泉チルドレンとて同じ事で、自民党の名前で比例区の議席を得た者であるからには、自民党を離党する時には、議員の地位は剥奪されて当然なのではないかと思う。 尤も、総選挙直前に議席を返して新党を結成するのであれば、問題はなかろうかとは思うけれど。

今日は8月30日です。 気温は午後4時50分で26,7.℃です。 明日で夏休みは終りとは言え、まだ夏休み中の近畿地方で、夕方の気温が27℃を切るなんて! 夏休み中とは信じられないような涼しさです。 半袖のワンピースでは涼しすぎて、開けていた窓を全部閉めて終いました。 8月上旬までのあの暑さは何処へ行ってしまったのでしょう。 我が家の老犬ポチは、外で飼っているのですが、暑さにやられて、8月の上旬腰が立たなくなり、 食欲まで無くなって終いました。 食欲だけで生きているような犬が、食欲をなくして口に含ませたお菓子を、飲み込もうとさえしなくなったのです。 そして好きだった散歩にも行けなくなってしまいました。 「ポチはもう永くないかも知れない」と私達は殆ど諦めかけてしまいました。 ところがそんなことの有った翌日から、雨もよいになると共に、気温が低くなってきました。 涼しくなるにしたがってポチは元気になり、散歩にも行きたがるようになりました。 老衰かと思っていたのですが、只の暑気あたりだったようです。 もう一週間あの暑さが続いていたら、ポチは命を縮めていたかもしれません。 異常気象のお陰で、ポチは命拾いをしたのでした。 しかしこの異常気象は、いたるところで集中豪雨を降らせて、猛威を振るっているようです。 稲はもう大体実をつけており、平年の1.5倍の収穫になりそうだと言う事ですから、その点は心配ないようなのですが・・・・ しかし現在の日本は、戦禍も無く雨にも恵まれ、有り難い事です。 アフガニスタンの現状を聞くに付け、今の日本の恵まれていることを痛感しています。 保身一辺倒の議員さんが跋扈している状況は、心配な限りですが・・・・・・・ 総選挙では間違えても、憲法改正派の人は入れたくないですね。 この日本だけでも、戦争になど絶対に加担させてはならないと思います。 今の世界の指導者層は、とても真ともとは思えないではありませんか。 世界に吹きすさぶ無慈悲な殺戮の嵐の過ぎるまで、日本をぢっとして隠していたい心境です。

今年は日本中いたるところで、集中豪雨に見舞われ、しかも多発していると言う事です。 暑くなるかと心配していた、8月下旬は、案に相違して涼しくなったのは良いのですが、 この異常気象が集中豪雨の原因で、各地に被害が続出しているようです。 こんな突発的に起こる集中豪雨に、ダムが洪水対策として役に立つのでしょか? ダムの下流で集中豪雨が起こったら、手の打ち様がないのではないでしょうか。 嘉田滋賀県知事を初めとして、京都府知事ついには橋下大阪府知事まで、ダム建設に反対を表明し、流域委員会も必要なしという諮問の回答を出していると言うのに、 国土交通省は今年も淀川水系のダム建設に関わる周辺整備事業費として、 8月27日 56億円もの予算請求をしていると言うことです。 それも8月中としていた府県知事の意見聴取も流域委の最終意見も待たずに、見切り発車しているのです。 橋下大阪府知事も今回は、 「滋賀県が頑張ってくれて洪水分を吸収し、もしダムが必要ないという案が出てきたら、大阪府もお金を出したい」と述べたそうです。 ダムという莫大な予算を必要とするものを造ってしまったら、流域の堤防整備にかける予算はもうないと言うことにもなりかねません。 今後この集中豪雨が異常なことでなく、普通の事にでもなってしまったら、堤防補強は喫緊の必要事項ということになる可能性も有ります。 誰の為にもならないダムを建設する為に、赤字と言われている国の予算を費やさなくても、今最も求められている堤防などの、洪水対策をこそ真っ先に行うべきなのではないでしょうか。

昨日27日の、クローズアップ現代で、日雇い派遣が原則禁止になるということで次のような触れ込みで、クローズアップ現代は始まった。

日雇い派遣禁止    さまよう若者たち 「日雇い派遣」最大手のグッドウィルが相次ぐ法令違反で廃業に追い込まれたことをきっかけに、「日雇い派遣」で働く若者たちの再就職が問題となっている。特に地方の場合、求人が少ない上に、雇用保険が派遣元企業に義務づけられていなかったため、ほとんどが失業給付を受けることができない。さらに、日雇い派遣原則禁止の流れは強まりつつあるが、運送業や量販店など、様々な業種で欠かせない存在になっており、特に中小企業では容易ではない。グッドウィル廃業であぶり出された課題から「派遣労働」のあり方を考える。

日雇い派遣を廃止すると、若者からは職を奪うし、運送業や量販店にとって死活問題であると言うような事を言うのかと、ちょっと渋い気持ちで番組を見始めていたのだけれど、 番組の趣旨はそんなものではなかった。 日雇い派遣でも失業保険の制度は有るのに、その制度について説明している派遣業者は全体のほんの一部であった。このため当面日雇い派遣が無くなったら困る人が出るのは事実であるけれど、 元々雇用の多様化という触れ込みで、日雇い派遣を認めるよう法改正されたのだけれど、 日雇い派遣には、雇用の多様化など何処にも無く、不安定な生活に結婚も出来ない若い人を多くつくりだすだけで、少子化対策から言っても、日雇い派遣は問題点が多すぎる。 又業者は、日雇い派遣で人員を現地調達できて、最低の賃金を払えば済むシステムで、便利であったかもしれないけれど、 人間の経済活動は何のためになされるのかという観点に立って見るならば、 人間が主であって、人間の為の経済活動であるべきものであるから、 今の日雇い派遣制度のままでよいはずがないと言う意見を、解説者が述べていたことに、大いに救われる思いがした。 以前私は「そこそこに商売出来ていたら」という記事を書いています。 宜しかったら御覧下さい。

本当に残念なニュースが、昨日事実であると確認された。

「外国人追い出すため」と実行犯 伊藤さん拉致 【ジャララバード(アフガニスタン東部)28日共同】アフガニスタン東部で日本の非政府組織(NGO)「ペシャワール会」(本部・福岡市)の伊藤和也さん(31)=静岡県掛川市出身=が武装グループに拉致され死亡した事件で、身柄を拘束された実行犯2人が捜査当局の調べに「アフガンの治安悪化を印象付けて、外国人を追い出したかった」と供述していることが28日、分かった。地元高官が明らかにした。 身代金目的との見方も強く、当局は拉致などの動機についてさらに詳しく追及し、逃走中の犯行グループ3人の捜索を継続。反政府武装勢力タリバンは伊藤さんを殺害したとし「すべての外国人がアフガンから出るまで殺害を続ける」と主張しているが、実行犯とタリバンとの関係は分かっていない。 一方、ペシャワール会の中村哲現地代表は28日朝、アフガン入り。ジャララバード経由で拉致現場となったブディアライ村に向かい、同日午前11時(日本時間午後3時半)以降に行われる地元の葬儀に参加する予定。2008/08/28 09:52 【共同通信】

ペシャワール会の中村哲さんは、私の母校(福岡高校)の同窓生で、マスコミで取り上げられる以前から、同窓会誌でそのご奮闘を知っていただけに、今回の事件は、他人事ならず残念でなりません。現地の人にも信頼されておられた協力者がこんな事になってしまって、ペシャワール会の代表として、中村さんはどんなにかお辛い事でしょう。でも現地の人のために骨身を惜しまず、命の綱の用水路工事を何年もかかって、現地の人と共に作り上げた中村医師のペシャワール会にしてこうなのですから、今のアフガニスタンに外国人がいると言う事自体が、現地の人の心を逆なでする事なのかもしれないという気がします。9.11事件の後、ビンラディンが居たらしいと言うだけで、アメリカの攻撃を受け、延々7年間もその軍隊に居座られ、殺戮の巷にされ続けているアフガニスタンの人にしたら、外国人が諸悪の根源にも見えて来ても仕方ない事かもしれません。折角のペシャワール会の手助けを、こういう形で終りにされてしまって、共に働いておられた現地の方々も残念だったと思われます。1000人もの方々が、この伊藤和也さんの捜索に自発的に参加されたと言うニュースに接した時、伊藤さん及びペシャワール会が本当に、現地の人のために働いておられたと言う証明を見たような気がしました。今はアフガニスタンから1日も早く外国の軍隊が引き揚げて、平和が取り戻されるよう祈るばかりです。

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