サイコパス(サイコパシー)に付いて書いた本を読んでいる。
サイコパスとは

オクスフォード大学の心理学専門家ケヴィン・ダットンによると、サイコパスの主な特徴は、極端な冷酷さ・無慈悲・エゴイズム・感情の欠如・結果至上主義、である[1]

別の言い方をすると、他人に対する思いやりに全く欠けており、罪悪感も後悔の念もなく、社会の規範を犯し、人の期待を裏切り、自分勝手に欲しいものを取り、好きなように振る舞う者と定義されている。

私が今読んでいる本は「サイコパス 秘められた能力」(ケヴィン・ダットン箸)で、
娘に進められた時、最初は食わず嫌いで読みたくないと断ったのだけれど、
思い直して読んでみると、現在の世界の病根に関連して、中々読み応えのある本だと思った。(まだ後3分の1を残しているのだけれど・・・・・)

サイコパスは罪悪感がなく恐れを知らずで、
集中力が強く、前後の見境なく突撃する能力があるから、
一般社会に順応する智慧のあるサイコパスは、
サイコパスでない人々よりも有能と見られ、
社会的地位の高い人の中にも大勢混じっているのだそうである。
社会に順応する智慧のないサイコパスには、オゾマシイ連続殺人などをした犯人が多数ある様であるが・・・・・

サイコパス度の高い職業は
①企業の最高経営責任者
②弁護士
③報道関係
④セールス
⑤外科医
(以下略)
となっているそうである。
サイコパス度の低い職業の第一にも、
弁護士があるから、
弁護士と言うのは、サイコパス度に於いて、両極端の者がいる職業と言えるのだろう。
外科医等にに多いのは、失敗した時の恐怖心等で萎縮しない為に、
サイコパス的人格は、メスを奮う仕事には有利に働くからだろう。

ロバート・ヘアらの2010年の研究によると、全米の200人を超える経営陣にサイコパシーチェックリスト改訂版(PCL-R)を配布し、企業幹部と世間一般でのサイコパス的特性の割合を比較した所、
経営陣の方がサイコパシー度が高かっただけでなく、カリスマ性やプレゼンテーションのスタイル・・・独創性、いい意味での戦略的思考、素晴らしいコミュニケーションスキル・・・に付いての社内の評価も高かったそうである。
サイコパスの調査は刑務所でなければ証券取引所でしたら良いくらいに、アメリカでは証券業界にサイコパスの人が多いそうである。

2009年のリーマンショックを齎したサブプライムローン等、
詐欺そのもののような商売を考え出したのも、彼等だと思うとある意味納得がいくが、
彼等は急激な変化に易々と対応出来るから、
そうした変化を糧に変えて成功するのだそうである。

リーマンショック後アメリカの銀行家達は政府からの補助で、リーマン危機以前の報酬を得る様になる迄に何年も掛からなかったのも、むべなるかなである。

サイコパスは自分の財力や権力を強化することだけに汲々とする余り、それ以外の事は一切考えず、高い地位に伴う義務や平等や公正さといった古い概念、或いは本当の意味での企業の社会的責任を放棄する事に繋がっている

日本では昔から「義賊に政治は任せられない」と言われているそうである。
例え鼠小僧が盗んだものを全部貧乏人に分け与えていたとしても、
賊では盗むものがなくなったら、もうどうしようもないからだろう。

サイコパスがどんなに有能であっても、「他の物を奪う」のが巧妙であるというだけでは、
奪うものがなくなった時に、彼等の神通力は終わってしまう。

今サイコパス的経営者達が、TTPやTTIPを世界の人々に押し付けようとしているが、
彼等の目論見が実って、公害出し放題で、
店には体に危険な食べ物しか売っていない世の中を創る事に成功したら、
殆どの人々が不健康体になってしまう日が来るだろう。
健康な人類がいない世の中では、
新たな富も生み出せなくなってしまうから、
遠からぬ将来、彼等の命運も尽きてしまう事だろう。

しかし、サイコパスは人類を存続させる為に、時には必要となるものでもあるらしい。
西欧等所謂先進国の国民は社会がベースアップしてだらしなくなっていたから、
サイコパスは自然淘汰が用意していた次の一手だったという考え方もあるらしい。(アラン。ハリソン)

農業関係の資料からのデータと、その後の医療関係の資料と照合した結果、
驚くべき事実が浮かび上がったと言う。
思春期直前の時期が飢饉の時期に重なった男性の、
息子や孫息子は循環器系で死亡するリスクが少ない事が分かった。
そして、豊作期に思春期直前を迎えた男性の、
息子や孫息子には、糖尿病関連の病気で死亡するリスクが益していたのだそうである。

高度経済成長期の欧米先進国では、世界中から食料を集めることが可能になっていたから、
飢饉はなくなったと言ってもいい状態になっていた。
欧米世界でサイコパスの指導者が蔓延しているのにも、
全く意味がなかったという分けでもないのかも知れない。
だとすると、現在の人類の危機も遠からぬ将来、
嘘のように収まって、まともな世界が待っているのかも知れない。

追記
ロシアのプーチン大統領がアメリカに最後通牒とも言える様な通告をしたそうです。
アメリカの大統領選でヒラリーが大統領に選ばれた後では遅いと感じて、
博打的とも言える様な、こんな通告をされたのかもしれませんが、
どうなるか?
結果は「神のみぞ知る」ですね。

この地球がこれほど汚染されていても、まだ人類の役に立つ星であるなら、
プーチン大統領の賭けは、良い結果を出すのではないでしょうか?

続きを読むにスプートニックの記事を複写して置きます。



プーチン大統領の最後通告

2016年10月07日 07:22

ロシア大統領の兵器用プルトニウム処理に関する露米合意順守の停止に関する指令が出されると、メディアでは、そのこととシリアにおける取引の破綻との関連について議論が始まった。なぜロシアが米国による不履行を知りながら数年後になってやっと反応したのかという点は第二の疑問だ。スプートニク評論員ロスチスラフ・イシチェンコ氏が述べた。
( © REUTERS/ Yuri Gripas米国防長官、アジア太平洋地域での敵への軍事的サプライズを予告:脅迫か、ユートピアか?)

一部の原子力専門家は、取引は原子力産業の観点からロシアにとり客観的に有益だったと見る。安全保障に関しても特に問題はなかった。ロシアは米国に致命的な打撃を与えるのに十分な核兵器を保有していた。
シリアについては、米国が契約を結び、順守を拒み、また別の契約を結ぶということは、シリアがはじめてではない。
事の重大性を理解するために、プーチン氏が当の条約からロシアを離脱させたというわけではないという点に注意を払う必要がある。
条約への復帰の可能性はある、とされた。
ただし、そこには一定の条件がつけられた。
米国のロシアに対するすべての制裁措置の廃止、
米国の制裁とロシアの対抗制裁による損失に対する賠償金の支払い、
マグニツキー法の廃止、
東ヨーロッパにおける米国の軍事的プレゼンスの大幅削減、
モスクワに刃向かう政策の終了。
このプーチン氏の要求は一語で言って、最後通告である。
プーチン氏は謝罪など求めていない。求めているのは米国のあらゆる政策の変更である。
これは不可能な、屈辱的な要求だ。
事実上、これはハイブリッド戦争における完全かつ無条件の降伏の要求であり、しかも賠償や補償金の支払いさえ含んでいる。
プーチン氏は意図的に、誇示するかのように米国を辱め、
米国などとは、残りの全世界に対して慣習的に使っていたような口調より、
むしろ厳しい口調で話してよいのだということを示した。
( © Sputnik/ Andrey Steninロシア、米国に「感情を脇に置き」シリアの作業を続行を呼びかけ)

しかし、プーチン氏は実際、何に応答したのか。
彼は米国がシリアに関する取引を守ることなど期待していなかった。
そのために落胆したのでもあるまい。
米国が何年もプルトニウムに関する合意を守っていないこともロシアは関知していた。
しかし、今やプルトニウム加工の分野でモノポリストとなったモスクワは、
米国が技術的に遅れて兵器用プルトニウムを加工できなくなったことに不安を覚えるわけがなかった。
米国国務省の報道官が声明を出し、
ロシアはシリアから死体袋で軍人を贈り始めるだろう、
ロシアはシリアで飛行機を失うだろう、
ロシアの諸都市がテロに遭うだろうというと、

すぐにロシアは強硬な反応を示した。
国務省報道官のすぐあとには国防総省のロシアに対する先制核攻撃の用意があるとの声明も出た。
ロシア外務省は、米国がシリア政府軍に対する空爆開始の意図があるとモスクワは知っている、と発表。
シリア政府軍に攻撃が加わるということは、シリアにおける合法的に配備されたロシア軍にも攻撃が加わるということだ。
オバマ政権下、緞帳の向こうで、タカ派はまたしても掛け金を上げた。
そして、紛争がもはや自律的に発展するまで、事状況を加熱させてしまった。
こうなればもはやあらゆる偶然から核のアルマゲドンが発生してしまいかねない。
たとえば、ペンタゴンやホワイトハウス高官のささいな不適切な行動から。
まさにそうしたタイミングでロシアはイニシアチブをとり、
対立を新平面に移行させることなく掛け金を引き上げた。
アメリカと違いロシアは戦争の脅威をあおったりしない。
ロシアは単に強硬な政治経済的応答の可能性を示したのだ。
米国に選択が提示された。自らの脅迫を実行し、核戦争を始めるか、
世界はもはや一極ではないと認め、新フォーマットに組み入ろうとするか。
米国がどう応えるかを見てみよう。
しかし地政学環境は従前とは異なる。
世界はもはや変わった。
米国に挑戦状がたたきつけられたが、米国にはそれに応える勇気がない。...