植草一秀のブログ「EU離脱・TPP離脱と同じパリ協定離脱へのメディア攻撃」に、

私は地球気候変動の専門家ではないから、専門的に判断することはできないが、存在する「仮説」を閲覧し、それぞれの「仮説」の説明力を、主観的にではあるが「評価」することはできる。


その考察に従えば、「地球温暖化仮説」と、これに基く「CO2排出規制」という動きの背後に


「大きな政治的要因」


が存在することが見えてくる。


はっきりしていることは、世界統一市場を創設し、利潤を極大化させようとしている「巨大資本勢力」が「温暖化仮説」を強力に推進していることである。


この「巨大資本勢力」が


EUを推進し、


TPPを推進している。


と書いておられる。


田中宇「仕組まれた欧州難民危機 」には、
近年特に欧州が苦しんでいる難民問題に付いてイタリアが、
G7の先進諸国の全体で、難民の受け入れを増やすとか、
アフリカ支援を強化して難民が流出してくる元凶(貧困、内戦)を減らすことで、難民危機を緩和するこことを提案したが、
米国のトランプ大統領がイタリア案に強く反対し、
難民問題は共同声明に盛り込まれなかったそうであるが、
このことに関して、面白い考察をしておられる。
   (仕組まれた欧州難民危機の一部引用)

▼911テロ戦争も欧州難民危機も、自作自演の末に破綻した戦略

 イタリア政府やEUは、なぜ難民からテロリストまでの密航者の全員を喜んで受け入れ、リビア沖に「出迎え船」まで出して密航を奨励し続けたのか。一つ考えられるのは「財界が低賃金労働者の増加を望み、イタリア政府やEUに圧力をかけたから」というものだ。欧州だけでなく、米国でも、トランプが当選するまで、米政府は、メキシコなどからの違法移民を大量に受け入れ、米国内での取り締まりもなかった。トランプの「メキシコ国境の壁」の構想は、違法移民に対する野放図な政策への拒否宣言だ。日本でも、以前から財界人たちが、外国人労働者の受け入れ拡大を政府に求め続けている(官僚独裁機構の側は、治安悪化を懸念してか、これを拒否してきた)。

 違法移民の流入扇動策には、経済だけでなく、政治や軍事の面もあると感じられる。米国や西欧の為政者たちは以前から、リベラルな政治信条(人権重視、民主主義重視)と、覇権的な世界支配(人権侵害や民主主義弾圧を口実に、敵性諸国の政権を転覆する「人権外交」策)を展開してきた。この人権外交策を発展させ(国内に展開す)ると、米国が911以来やってきた「テロ戦争」の戦略になる。自分たちの国内に、人道上の理由や、財界からの圧力という口実をつけて、難民を自称する違法移民やテロ集団をどんどん受け入れ、その結果、911やその他のテロ事件が(当局の自作自演的なテロ扇動もあり)頻発すると、国内の治安強化や、軍産複合体による隠然独裁を強化できる。リベラルな政治信条を掲げる政治家と軍産複合体との結託が、クリントンの後半からオバマまでの米国、ブレアからキャメロンまでの英国の政治体制だった。ドイツのメルケル政権もこれに近い。 (人権外交の終わり

 だが、このテロ戦争の戦略も、構造的な欠陥がある。米国も西欧も、テロ戦争の長期化や難民移民の流入放置による問題山積で、リベラル軍産体制に対する反発が強まった。米国ではトランプ、英国ではEU離脱、フランスなど欧州大陸諸国では、ルペンなど「極右・極左」の台頭が起こっている。いずれも、リベラル軍産体制からの離脱を支持する国民が増えた結果として起きている。 (Soros Group Gave $100K for Illegal Aliens' Legal Fees

 リベラル軍産体制を支援する勢力として、大金持ちの投資家ジョージ・ソロスがいる。彼は今年のダボス会議で、トランプ政権を潰すと宣言した。ソロスは、イタリアからリビア沖まで違法移民たちを迎えに行く船を出している欧州のいくつかのNGOに資金を出していると指摘されている。またソロスは、ルペンなど欧州大陸の極右極左の政治家の当選を阻止する活動をしているNGOにも資金を出している。「地球は温暖化している」という決めつけ(ウソ)を広める団体にもカネを出している。 (Soros-tied networks, foundations joined forces to create Trump 'resistance' fund) (Leaked Docs Show How Soros Spends Big To Keep Populists Out Of Power In Europe

 ソロスは、リベラル軍産体制を維持拡大したいのだ。そしてトランプは、リベラル軍産体制を潰すことを目的に大統領になった感じだ。イタリアでは、来年の選挙に向けて、リベラル軍産体制に反対する「五つ星運動」などの政党が支持を増している。五つ星運動は最近、NGOがリビア沖まで違法移民出迎え船を出していることを問題にする運動をしている。イタリア政界でこの件が問題になった直後、ソロスがイタリアの首相に面会を要請し、すぐに会っている。まさにそれっぽい。 (Italian Prime Minister Secretly Meets With George Soros In Rome Amid Migrant Transport Scandal

 トランプ、ルペン、五つ星などがリベラル軍産体制を壊したい側で、ソロスやメルケルは体制を守りたい側だ。万年金欠なイタリア政府は、ソロスらの傀儡だ。両者の戦いは、まだまだ続くだろう。米国でしつこく続いている、トランプ政権をロシアのスパイ扱いするスキャンダルも、この戦いの一環に違いない。 (War of the Billionaires: George Soros Takes on Donald Trump

 欧州の移民危機は、リベラル軍産体制を強化するために意図的に作られたものの、稚拙にやりすぎたため失敗している。その意味で、移民危機は、911で始まったテロ戦争に似ている。今回の記事の題名「仕組まれた欧州難民危機」は、かつての拙著「仕組まれた9・11」をもじってつけた。 (仕組まれた9・11

欧州の移民危機は、リベラル軍産体制を強化するために意図的に作られたものだが、
(詳しい経緯は「仕組まれた欧州難民危機」に書かれている。)
イタリアやEUは移民による安い労働力を受け入れる為最初は政府が直接、後にNGOを使って移民受け入れをやっていたが、近年安い労働力を得る利より、難民による社会不安の害の方が大きくなって来たので、
可哀想な難民を助ける為という偽善的な触れ込みで、G7参加国全域で難民を受け入れるよう決めようとしていたらしい。

トランプ大統領は軍産体制の解体を目指して大統領になった人だから、
軍産体性の代弁者たるG7首脳達の希望を、悉く撥ね付けたという事のようである。

天木直人さんの「サミットのトランプの言動がここまで酷かったとは驚きだ」は表題どおり、
トランプ大統領が一方的に悪いとする立場の記事であるが、
シリア、ウクライナ、自由貿易、地球環境問題などに関するメルケル首相ら欧州首脳とトランプの応酬は異例の激しさだったという

天木直人さんは憲法9条を掲げる平和主義者の筈なのだけれど、
アメリカが現地調達の傭兵を使って、中東で続けている一方的な侵略行為を、
アメリカの広報どおりに受け取っておられるフシが見え、
一寸違和感を感じていたところだったが、
どうやら田中さんの言われる軍産体性、植草さんの言われる巨大資本勢力の一員としての立場で、ものを言う人だったようである。
政治家を目指す人は何処かの陣営を拠所にしなかったら、
何も出来ないというのは、残念ながら逃げられない真実なのかも知れないが・・・・・

植草さんが言われる様に、
「巨大資本勢力」にとって極めて目障りな存在がトランプ氏であるという事で、
今回のG7でのトランプ大統領の去就を見る時、
アメリカの戦争屋の酷さやTPPの酷い貿易協定に、
辟易させられて来た者の立場から見たら、
今回のG7でのトランプ大統領への評価は、
マスコミの見方と真反対に、
「トランプ大統領はまだ改革を諦められたわけではない。」
という風に見る事が出来るとも言えるのではないだろうか?