反戦塾「9条発案とマッカーサー」に、
長らく新聞の切抜きをしておられたものの中から、
占領軍総司令官マッカーサーから日本の憲法調査会会長・高柳賢三にあてた手紙の全文(日本語訳)をコピーした物が載った新聞の切抜きを偶然見つけたのでと、
下記文書を複写しておられました。

日本国憲法の平和主義はアメリカの押し付けで決められたとの説の下、
自主憲法を作るべく憲法改正をせねばならぬと主張する人が多いようですが、
マッカーサーのこの手紙を読みますと、
戦争を禁止する条項を憲法に入れるようにという提案は、幣原首相が行ったものです。首相は、わたくしの職業軍人としての経験を考えると、このような条項を憲法に入れることに対してわたくしかどんな態度をとるか不安であったので、憲法に関しておそるおそるわたくしに会見の申込みをしたと言っておられました。という記述があり、
憲法に平和主義を入れる事をまず主張したのは、日本の総理大臣だったようです。

これで自主憲法制定なるマヤカシに騙されて、
戦争屋の手の者に踊らされている人々の、目が醒まされるといいですね。

         

ニューヨーク州、ニューヨーク市7
 チヤーチ街90番地、1303室

          1958年12月15日
親愛なる高柳博士

 12月10日付貴信を受けとり、とりあえず次のご質問にお答えいたします。

「幣原首相は、新憲法を起草するときに戦争および武力の保持を禁止する条項をいれるように提案しましたか。それとも、首相は、このような考え方を単に日本の将来の政策の問題として提示し、貴下がこの考えを新憲法に入れるよう日本政府に勧告したのですか。」

戦争を禁止する条項を憲法に入れるようにという提案は、幣原首相が行ったものです。首相は、わたくしの職業軍人としての経験を考えると、このような条項を憲法に入れることに対してわたくしかどんな態度をとるか不安であったので、憲法に関しておそるおそるわたくしに会見の申込みをしたと言っておられました。わたくしは、首相の提案に驚きましたが、首相にわたくしも心から賛成であると言うと、首相は、明らかに安どの表情を示され、わたくしを感動させました。

   クリスマスをお祝いしつつ

              敬具

      ダグラス・マッカーサー

ハワイ、ホノルル
ヌーアヌ通り1742番地
日本総領事館気付

憲 法 調 査 会
 会長 高 柳 賢 三 殿

-------------------------------------------