2008年03月16日

九州クイズ最強決定戦 イラストクイズ編

 こっそり忘れ去られた頃に、12月24日の九州最強決定戦で行われたクイズ大会の回答を上げてみる。そろそろほとぼりも冷めた頃だろう。
 
「イラストクイズ ルール解説」
1.お題となるカード名、またはキャラクター名を発表する。
2.回答者は、出されたお題のイラストを、手元のA4コピー用紙にマジックで描く。制限時間2分程度(かなりアバウト)。
3.回答者が描いている間に、正解のカードイラストを観客に見せる。
4.回答者がイラストを描き終わったら、回答者にも正解を見せる。
5.描かれたイラストを順番に発表する。
6.観客の中から一人に出てきてもらい、その人に一番正解に似てるイラストを決めてもらう。選ばれた人は、2ポイント獲得。
7.司会者二人(今回は、私とi-keyさん)が、個人的に気に入ったイラストを一つずつ選ぶ。選ばれた人は1ポイント獲得。
8.以上を繰り返して、最終的に一番ポイントを多く獲得した人が勝ち。



1)お題:韋駄天丸
*名誉保護のため、回答者の名前は伏せさせて頂きます。

韋駄天丸
解説:回答者曰く、「東北には昔からいる」らしい。天狗のようだ。

韋駄天丸
解説:異様にシンプルなデザイン。どこかで見たことがあるような気がする。
観客から一番似てると選ばれ2P獲得。


韋駄天丸
解説:完全にコロスケだ、これ。なぜ韋駄天丸にちょんまげがあるのか。語尾にナリと付けるのか。

韋駄天丸
解説:炊飯機能があるらしい。旅のお供にはぴったりな韋駄天丸だ。

韋駄天丸
解説:…………何?


2)お題:ギムレット
*名誉保護のため、回答者の名前は伏せさせて頂きます。

ギムレット
解説:「二問目でギムレット閣下にお出ましいただくには、早過ぎる」という意味で、書いたそうだ。二問目にして早くも絵ではなくなっている。

ギムレット
解説:空気抵抗の少なそうなギムレット。子供の描くロケットってこんな感じだよね。

ギムレット
解説:「ギムレットは大きすぎるので、A4用紙には収まりきらない」とのこと。二問目で早くもクイズ大会の趣旨と、自分の限界を見極め、搦め手に出た模様。

ギムレット
解説:移動コスト4を感じさせない躍動感あふれるギムレット。このギムレットなら敵軍エリアまでひとっ飛びに違いない。
2P獲得。

ギムレット
解説:どこから突っ込んで良いかわからないが、とりあえずかわいい。てか、小さい。
   「アタマドコー?」というセリフといい、全然パワー8500に見えない手といい、かなりきわまっている。深読み沼地イチオシのギムレット。


3)お題:バンブーベイビー
*名誉保護のため、回答者の名前は伏せさせて頂きます。

バンブー
解説:プロモ版のバンブーベイビーを意識した作品。よく描けているが、問題はこの時点でプロモ版バンブーベイビーは配布されておらず、見たことある人間が限られていたことか。

バンブー
解説:スーパーで売っていそうなタケノコっぷりが認められ見事に2P獲得。への字口がハードボイルドなバンブーベイビーの性格を表している。

バンブ
解説:あえてタケノコを描かずに、サングラス・銃・たばこだけでバンブーベイビーを表現した作品。漢の心意気を感じさせる。

バンブー
解説:タケノコっていうか、ドリル。

バンブー
解説:タケノコそのもの。日本酒があいます。


4)お題:ボンガ・ボンガ
*名誉保護のため、回答者の名前は伏せさせて頂きます。

ボンガ
解説:ボンガ・ボンガの腕らしい。だが、いかりマークはポパイじゃなかっただろうか。

ボンガ
解説:なんだかしょんぼりなボンガ。手に持っているのがフォークになっている。

ボンガ
解説:A4用紙二枚を使って【勝利宣言】を再現した作品。後ろにいるサラマンダーやドラゴンが、全部棒人間になっている。

ボンガ
解説:ボンガ教はユダヤ・キリスト教と同じく一神教であるため、偶像崇拝を禁止している。そのため、このような場でみだりにボンガ神の姿を描くことは信仰上の理由から無理である。とのこと。宗教上の問題なら仕方がない。

ボンガ
解説:…………。


2008年02月12日

化け物と堕落

 誉さんは、D-0に第一弾から参加しているイラストレーターだ。
 サイトの「Garelly」を見ればわかると思うが、趣味で描かれたイラストには妖艶な女性を描いたものが多い。他の仕事内容を見ても、多くは女性イラストを主としている。D-0発売以前のいけっち店長のコメントでも、女性イラストへの期待が寄せられていた。
 しかし、第一弾が発売されてみると、そこに収録されていたのは【城門を守護する獅子】と【スパイ・スパイダー】という、格好いいライオンと、硬派なメカクモだった。これには当時の私も「裏切られた」と思った。もちろん良い意味で。メカやクリーチャーが描けるイラストレーターは貴重だ。そういったカードを描いてくれるのは、D-0にとってありがたい。
 だが、いつかは女性キャラを描いて欲しい。エロいのを。ずっと、そう思っていたのも事実だ。

 さて、そんな中、前弾【夜霧の魔女】のイラストが公開された。
 ついに、誉さんが女性キャラを担当したのである。思えば長かった。誉さんのサイトが更新されるたびに、イラストの幅に驚かされながらも、どこか物足りないものを感じていた。【琥珀童子】のグロテスクさだけでは、満足出来ないものが、どこかにあった。
 それが今、目の前にある。足りなかった何かが。
 しかも、誉さんのコメントには「ディメンションでの自分の仕事ではめずらしくギャル絵です。今後もこの手のイラスト発注が増えると嬉しいです。」と書いている。これはつまり、今後もこういったイラストを描いていきたいと言う意思表示である。素晴らしい。
 私は、その時、新たな時代の幕開けを【夜霧の魔女】に見た。気がした。
 
 そして、来る2008年2月5日。最新弾のイラストが公開された。【堕落時計コラプト】である。
 最初はデビルクロックなのだから、またクリーチャーイラストだろうと踏んでいた。
 だが、なんと「デザイン指定が裸の男女が絡んでいる時計」だというのだ。テーマが堕落なせいだろう。
 これはやばい。かなりやばい。男女が絡んでいるのはやばい。それを誉さんに描かせるのはやばい。
 いやいや、落ち着け。これは孔明の罠だ。私を誘き寄せようとしているに違いない。そもそもD-0は健全なカードゲームじゃないんだから、それ以上のものは描けない。いや、でも、エンジェルとか常に全裸じゃね? あいつらはいいの? メカだから? じゃあ、時計でもOKじゃないのか。
 これは期待せざるを得ない。
 
 で、これが、その【堕落時計コラプト】である。

 …………えー。
 
 とりあえず、おかしい。色々おかしい。
 まず、肌色がない。これがおかしい。そして、エロくない。これもおかしい。
 黒のデビルクロックだから、肌色でないのは、まだ譲れるとしても、エロくないのはおかしい。黒=エロというのが、D-0開発当初からの色特徴だったのではないのか。エロくない黒などというのは、確定ユニット除去がない黒みたいなものだ。色の特徴が活かせていない。
 まぁ、エロではなく、黒のもう一つの特徴グロを強調したカードであるといえば、色の特徴はつかんでいることにはなる。だが、それもどうか。デザイン指定が上記のような内容である限り、ここはグロではなくエロなのではないのか。
 どうやったら、あのデザイン設定から、こうなるんだ。
 大体、誉さんの言ってることがおかしい。
「こりゃぁ狙い過ぎだぜぇと思いながらそのつもりで描いたんですが
まったく媚びのないギーガーっぽくなりました・・・。」
 あんた、さっきの【夜霧の魔女】では、「女性イラストの発注があって嬉しい」いうたやないですか。そういうイラスト描きたかったんとちゃうんっすか。誉さん、実はクリーチャー描くのが好きなんじゃないのか。 これとかもそうだし。
 イラストをチェックする担当さんも、そこはラフの段階で「これはエロく」というべきだったんじゃないのか。

 さらにいえば、もう一方の公開イラスト【トードライダー白蛇姫】も、名前的には女性キャラでも良さそうなのに、クリーチャーとなっている。どういうこっちゃ。
 誉さんの女性イラストが、次にD-0に登場するのはいつの日のことか。


 ついでにいえば、最近更新されたtopイラストは「ガンダムキュリオス」と完全にメカもの。さらに、その前に更新されたのは、ターンAガンダムのロラン(女装バージョン)で、しかもエロいという代物である。誉さんの多才さがいかんなく発揮されていると同時に、「誉さんは、本当はどんなイラストが描きたいんだ?」と見ているものに混乱を呼んでいる。

2008年02月07日

正義と反抗

○前回のあらすじ
 ・ラインハルトが冥王を吸収して調子に乗った。
 ・覇王が復活して、オリオンを倒した。カリスマで赤の最大勢力に。
 ・マキリたち(脇役)は白の大陸へ行き、捕まったと思ったら、ジャッジメント・エンジェルに助けられたかもしれない。
 ・シュシュは獣王のために緑の大陸に残る。
 ・気が付くと、異次元の牢獄にいたはずの妖魔の王子と美女が帰ってきている。しかも、パワーアップして。これだから、主人公は。
 ・オベロンが妖精竜を封印し、妖魔の女王が獣王を封印した。


○今回のストーリー

・赤の大陸
1.覇王は、復興支援を名目として自らの軍を各地に派遣。支配下においた。
2.火焔山、希望の城塞など一部地域では、アメーバ/フレイム・トロール等、一部の種族が反抗した。
3.シンプイが、オリオンのメモリーキューブを救出した。

・黒の大陸
1.ラインハルトが、ヘルガに抱きつく。セクハラ? いいえ、粛正です。
2.傀儡王グスタフが登場。トゥペケンヌペの話に感動する。
3.忍者は古い王(冥王か)に仕える種族。

・青の大陸
1.エビブラック、ザ・プロフェッショナル、マスターマインドスピリットを代表とする悪の枢軸が青の大陸を支配する。
2.エビブラックが幼稚園バスをジャックする。
3.妖魔の王子と美女が、ゲーム化された電脳世界を抜け、囚われていたメタルロブスターたちを助け出す。
4.魔王は、デビルクロックを改造して、新種族を生み出した。

・白の大陸
1.ジャッジメント・エンジェルが、エンジェル・パレスの独立を宣言する。
2.マザー側のゴーレムと、ジャッジメント側のローゼンリッターが戦争状態に。
3.マザーが封印されていたシングルナンバーエンジェルを再起動した。
4.聖王は、マザーに作られた鎧闘士のプロテクトを破る。
5.聖王への攻撃に怒ったプロトタイプは、マザーに反抗を決意する。ジェネシスは、それを止めようとする。
6.ペンラムは聖王に会う。ペンラムとジェネシスは、聖王とマザーを会わせる決意をする。

・緑の大陸
1.獣王が封印され、緑の大陸は平和を取り戻した。
2.バルカン、バニー、妖魔の勇者等は、封印を守るために結界の守護者となった。
3.シュシュは獣王が寂しくないように、近くで歌を歌ってあげることにした。
4.一部の獣王に作られた種族が暴走を始めた。



「まとめ」
・主人公=ペンラム
・マキリはただいま脇役中。
・シュシュ覚醒継続中。
・グスタフはショタなので、トゥペケンヌペとくっついてもロリコンではない。正常である。
・ラインハルトは、そろそろ痛い目見る。


2008年01月22日

マッシュと転職

 アキバOSの記事で「Weiβ Schwarz ゲームシステム&ルール発表会」の紹介されている。
 その中に、このような一文がある。
「また、ブシロードはThe Mash氏を筆頭にスタッフ総出で会場に来ていた。」
 Mash……マッシュ、マッシュじゃないか。なぜかカードキングダムラジオでおなじみのマッシュが、こんなところにいる。
 しかも、文面からは「スタッフの筆頭=マッシュ」つまり「マッシュ=スタッフ」といったような意味合いが受け取れる。どうやらマッシュは、Weiβ Schwarzのスタッフになったようだ。
 また、時を同じくして、マッシュが所属しているラムズのサイトにある所属タレント紹介から、マッシュ(声優名:中本順久)の名前が消えているのだ。
 これは気になる。もしやマッシュ、会社を変えたのだろうか。ブシロードのアルバイトか社員にでもなったのではなかろうか。
 そういえば、牙でミッキーを演じて以来、声優関係でマッシュ(声優名:中本順久)の名前を聞いたことがない。噂では、アクエリアンエイジオルタナティブに参加していたらしいが、これもブロッコリー繋がり、いわば木谷会長繋がりだ。そう考えると、なかなか芽吹かない声優業よりも、定評のあるカードゲーム業界で働くことに決めたとしても、おかしくはない。或いは、ブシロードに籍を置きながらも、声優業を続ける、という可能性もある。
 現在の段階では、詳しいことがわからないので、憶測でしかないが、後ほど本人から正式な発表があるかもしれない。

 いずれにしても、ブシロードのスタッフとして、マッシュが本格的にカードゲーム業界で働くことは確かであろう。声優であるマッシュが、スタッフの中核として長期的に働くとすれば、これは新しいジャンル「カードゲーム声優」「カードゲームタレント」の誕生となるかもしれない。カードゲーム会社の社員として雇われながら、自社のカードゲームの宣伝を行うという新しい職業である。マジック・ザ・ギャザリングのプロプレイヤーを宣伝として活用する方法を、さらに一歩進めた形と言えよう。昔ファミコン業界に登場した「高橋名人」を筆頭とした「名人」に似ているともいえる。
 常に新しいことに挑戦する木谷社長のことである。もしかすると、「カードゲームタレント」というジャンルの開拓も、木谷社長のもくろみのうちかもしれない。さすがは木谷社長である。

 今後、このカードゲームタレントが浸透すれば、マッシュに続いて第二、第三のカードゲームタレントが出てくることになるだろう。カードゲームタレント同士の対戦というのも、宣伝の主体になるかもしれない。
 そして、その時こそ、あの男、復活の時である。そう。マッシュと同じく、ラムズの所属タレント紹介から名前が消えている男。
 布施雅英の……!

2008年01月20日

聖衣と宇宙

 あのブログの、この絵
 背景が宇宙になってるところといい、カニソルジャーが吹っ飛ばされている構図といい、どう考えても車田正美繋がりです、本当にありがとうございました。メタルロブスターの次のパロディにご期待ください。

2007年12月29日

九州最強決定戦レポート N.さんの一日

1.ことの経緯
 N.さん、というD-0プレイヤーがいる。まじめで爽やかな好青年だが、今回、そのN.さんが罰ゲームを行うことになった。そして、その罰ゲーム執行人は、私なのだ。なぜ、このようなことになったのか。まずは、経緯から話そう。

 N.さんには、カモメさんというパートナーがいる。ぶっちゃけていえば、彼女さんだ。このカモメさんも、D-0プレイヤーである。元々は、N.さんがカモメさんにD-0を勧めて始めたらしいのだが、今ではカモメさんも非常に腕を上げており、大会でも活躍するほどになっている。
 さて、そんな彼ら二人は、揃って11月10、11日に行われたグランプリツアー九州に参加した。そのグランプリツアー前、カモメさんは「自分より点数が低かったら罰ゲーム」と、N.さんに向かって宣言したそうだ。これを、N.さんは快諾。なにせ、自分の方が、D-0歴は長いのだ。そこは男のプライドとして、受けないわけにはいかなかったのだろう。
 そして、グランプリツアー九州、当日。N.さんは、自己最高得点である「18点」を獲得し、賞金を獲得。晴れてプロとなった。
 N.さんは、このことを報告しようと、カモメさんの元へと向かった。すると、そこには笑顔のカモメさんがいた。カモメさんも賞金を獲得し、プロになれたのだ。N.さんは、このことを素直に喜んだ。そして、続いてカモメさんに、得点を聞いた。
 カモメさんは、とてもステキな笑顔で答えたという。
「19点」と。

参考記事


 さて、こうして罰ゲームをすることになったN.さん。では、罰ゲームは何にしようか、と悩んだカモメさんは、この話を「九州をすべるもの」i-keyさんに持ち込んだ。広い人脈と、柔軟な発想力を持つi-keyさんなら、何か良い罰ゲームを考えてくれると思ったのだろう。思えば、これが大きな過ちであった。
 i-keyさんは、あろうことか、当時九州最強決定戦に来訪することがすでに決まっていた私に、この話を持ちかけてきたのだ。
 と、いうことで、私が、この罰ゲームの執行人となったわけだ。罰ゲームの内容は、「赤の野菜ジュースが、N.さんの九州最強決定戦レポートを書く」ということ。ただし、「九割は、虚偽の内容」で。
 しかし、最初は安請け合いしていた私だが、考えてみればひどい話だ。実際にN.さんにあってみたが、非常に好感の持てる好青年で、しかも、我がサイトのファンだと言うではないか。そんな人に対して、あることないこと書くなど出来ようか。
 大体、恋人同士でD-0をやっているというのは、D-0界、いやカードゲーム業界でも珍しい話である。そんな二人に対して、私たちが取るべき行動は、このような場で嘘を書き連ねて相手をいじることではなく、温かい目で応援することなのではないだろうか。
 そんなわけで、i-keyさんやカモメさんには、悪いが今回のレポートでは、本当のことだけを書くことにする。はちゃめちゃなレポートを期待していた皆さんには申し訳ないが、まじめなレポートをお楽しみいただきたい。



2.N.さんの人となり
 N.さんは宇宙人である。ついでに言えば、未来人である。
 彼は、およそ2万年後のシリウス系惑星からやってきた、人類から進化した新人類とも言える生物だ。見た目はほぼ人間と変わらないが、彼の住んでいる惑星と、地球とでは環境が違うため、DNA的に言えば1.5%ほどの違いがあるらしい。
 この時代に来た理由は、とある事故が原因だとか。詳しい内容は、非常に高度なため、第四次大脳革命が起こっていないとわからないらしい。実際、聞いてもわからなかった。脳が物事を五次元的に映像化も出来ないとわからないとか。さすがは、未来人だけあって、言うことが違う。
 いずれにしても、今では、この世界が気に入っているらしく、ずっとこちらの世界に住みたいとのこと。
 こういうと、N.さんが小難しいことばかり言ってるように思うかもしれないが、そんなことはない。基本的な会話は、ふつうの人と同じだし、感覚的にずれているところもあまりない。どちらかといえば地味で、会社の中でも誰にも嫌われないが、特別強い印象も与えないような落ち着くキャラクターである。


3.N.さんとの出会い
 N.さんと始めて顔をあわせたのは、九州最強決定戦の第一回戦が始まる前だった。
 この日のN.さんは、全身にアルミホイルを巻いたような服装だった。後に彼で聞いた話では、故郷の習慣で、服が銀色に輝いていないと落ち着かないらしい。しかし、それにしてももう少しやりようがあっただろうと思う。ただ、肩にLEDを仕込んでいたのはおしゃれだと思った。
 N.さんのチカチカする服装にとまどいながらも、私が「はじめまして、深読み沼地の赤の野菜ジュースです」と挨拶すると、N.さんは驚いたように「えっ? マジモンですか? オレ、未来から来たN.と言います! 深読み沼地のファンなんですよ!」と言って、非常に喜んだ様子だった。「マジモンですか?」の部分が少し引っかかったが、とりあえず、「ありがとうございます」といって、握手をした。N.さんの手は、どこかふにゃっとして粘りけがあり、水を入れすぎたパン生地みたいな感触がした。
「実は、僕、罰ゲームを受けることになってまして。今日、行われるらしいって聞いたんですけど、なんなんでしょうね」とN.さん。私は「そうなんですか。大変ですね。」と言っておいた。今回、私が罰ゲーム執行人であることはN.さんは知らないのだ。
 N.さんと一緒にいたカモメさんにも、挨拶をする。カモメさんは、今回の罰ゲームが私によって行われることを知っている。「はじめまして。よろしくお願いしますね。赤の野菜ジュースさん」といってほほえむカモメさん。その「よろしくお願いします」という部分に、どこか黒いものを感じ取った私だが、顔には出さないようにした。
 その後、対戦組み合わせ発表の知らせを受けて、対戦表を見に行くN.さんの後ろ姿に向かって、私は小声で「かわいそうに」とつぶやいた。
 

4.N.さんとカモメさんの戦績
「三回戦終了時」
 N.さん   6点
 カモメさん 6点

 こうやって眺めてみると、同じように見えるが、実際には、2回戦目終了時で、N.さん「0点」カモメさん「3点」となっており、参加者中唯一の0点であるN.さんは不戦勝で+6点。カモメさんは、ふつうに戦って1勝1敗で、3点を獲得。結果、同率の6点になったのだ。
 つまり、この時点でN.さんは一勝も上げていません。しかも、不戦勝中に行ったフリープレイで、防人様の時計デッキにボコボコにされていました。
 それを見ていた私は「このまま二人ともドロップしたらネタになるだろうなぁ。二人同点だけど、内容見るとまたN.さんが負けてるとか。ニヤニヤ」と思っていたのだが、事実はその上を行った。
 その後、カモメさんはドロップ。一方のN.さんは、大会参加を続行。心の中で、「いや、好成績なのはカモメさんの方だから。ふつう逆だから」とつっこみを入れていると、しばらくしてカモメさんが昼ご飯を買って帰還。その優しさに感動する私。
 だが、その後、N.さんは4回戦を2連勝で勝利。+6点。
 さらに、5回戦も2連勝。+6点。
 結果、3回戦の不戦勝で得た6点もあわせて、合計18点。順位的には半分より上という状況で、大会を終えた。
 思わず「サブマリンってレベルじゃねーぞッ!」とつっこみを入れたくなる戦績だ。
 さすがはN.さん。罰ゲームも何もかかっていないこの九州最強決定戦において、そのような力を発揮するとは。神か物の怪が憑いているとしか思えない。もちろん笑いの。
 このことについて、カモメさんに「彼、何となく、いいですよね。」と言うと、カモメさんは「はい。いいでしょ。何となく」と言って笑っていた。私は、やっぱり、恋人とはそういうものなのか、と思った。
 
 ちなみに、あとでN.さんに「後半の追い上げすごかったですね」と聞いてみると、「はい、太陽風が弱まったので、チャネリングがうまく行きました」と言っていた。
 チャネリング…?
 

5.クイズ大会のN.さん
 今回、私はクイズ大会をサイドイベントとして開催することになっていた。まず、予選としてペーパーテストを行い、高成績者4名+防人様+きしさんが決勝戦へと進む。決勝戦は、イラストクイズとポージングクイズの二種からなっている。
 イラストクイズでは指定されたキャラクターの絵を1分30秒以内に描く。観客の中から一人が審査員として、毎回選ばれ、一番似ている絵を選んで2点を与える。その後、特別審査員(私とi-keyさん)が1枚ずつ絵を選んで1点ずつ与える。
 ポージングクイズでは、指定されたカードのキャラクターと同じポーズを取る。これもイラストクイズと同様の審査方法で、得点を付け、最終的に得点の多かった人が、優勝者となる。
 さて、そのクイズ大会に、何故かN.さんは予選2位で通過。なにも仕込みを行っていないのに、わざわざこの場に上がってくるとは。もしや、私の心の中を読まれているのでは? あの頭についてる二本の触覚らしきものが怪しい。とも思ったが、そんなことを心配しても無意味なので「まぁ、深読み沼地のファンだと言うのだから、イラストにも詳しいのだろう」と思っておくことにした。
 さて、決勝戦が始まると、N.さんはペンを走らせ、体をくねらせ善戦したが、今一歩届かず、最終結果は3位となった。イラストクイズでの【ハウス・オブ・パラノイア】や、ポージングクイズでの【無限時計クライン】の再現度は、群を抜くものがあったのだが、いまいち特別審査員からの得点を取れなかった。N.さんのまじめな性格を表していると言えるだろう。
 

6.タッグバトルのN.さん
 今回、九州最強決定戦では、タッグバトルが開催された。タッグバトルとは、二人一組で戦う対戦形式で、今回採用したルールではチームごとに優先権を渡しあい、先に9点スマッシュを与えた方が勝ちとなる。
 当然、N.さんはカモメさんと組んで、これに参加した。お約束を破らない人だ。
 二人のデッキは、カモメさんが白青セイレーンデッキ、N.さんは青緑マーフィーズノイズデッキだった。それぞれ自分のキャラにあったデッキである。もっとも、本戦で使用していたデッキの流用だったようだが、
 N.さんのマーフィーズノイズデッキは、あまり見かけないデッキだが、青の【プロジェクト・スピリット】や【マーケティング・スピリット】といったユニットを入れ替えるカードや、【サンダージャッカル】などのユニットを移動させるカードで、緑の【妖魔の勇者】や大型ユニットを移動させて盤面を有利に進めていくというデッキ。昔流行った勇者ジャッカルに近いが、マーフィーズノイズが入っている点と、使用者のN.さんがマーフィーズノイズっぽい格好をしていたので、マーフィーズノイズデッキと私が名付けた。自分のキャラを裏切らない人である。
 さて、肝心の結果の方だが、あまり芳しくなかったようだ。タッグバトルという形式自体が、あまり遊ばれていないため、一概には言えないのだが、どうやらタッグバトルで強いのは、ウィニーなど動きの軽いデッキのようだ。(*追記に、その理由についての考察を載せておきました)
 N.さんとカモメさんのデッキは、どちらかといえば遅めのデッキだったので、どうも軽いデッキに負けたらしい。まぁ、タッグバトル自体が初めてなのだから、仕方がないだろう。
 ところで、このタッグバトル中、なぜかN.さんの頭についている触覚が一本になっていた。前まで二本だったのに。なぜだろうか。


7.夕食会のN.さん
 九州最強決定戦後、勇士十数名によって、夕食会が行われた。ふつうなら、ここは飲み会というところだが、九州勢は若い人も多いし、皆、大会でろくに昼食も食えず腹が減っているので、酒はあまり飲まず、どちらかといえば夕食会といった様相を呈する。この夕食会には、N.さん、カモメさんの姿もあった。 
 ところで、N.さんは、大会の最中、しきりに酢こんぶを食べていた。対戦の合間にしか食べていないにもかかわらず、その消費スピードは激しく、1対戦あたり1箱は消費していた。詳しくは確認していないが、今大会で8箱近くは消費したのではあるまいか。
 このことについて、N.さんに聞いてみると、「いや、好きってわけじゃないんですけど、食べていないと落ち着かなくて」と語っていた。チェーンスコンブラーというやつだ。まぁ、体に害がないから良いと思うのだが。
「酢こんぶって砂糖醤油で食べるとおいしんですよ。あと、マヨネーズやケチャップもあうんですけどね」とN.さん。私は「そうなんですか」と答えておいたが、心の中では、いくら貧しくなろうともそれだけは絶対にすまい、と思った。味が濃すぎだと思うのだが。
 何はともあれ、N.さんに会ったときは酢こんぶをお土産に持って行くと、喜ばれると思うので、用意していくと良いだろう。
 さて、夕食会でN.さんは、「トムヤンクンないのか…」とつぶやいた後、酢豚を頼んだのだが、パイナップルが入っていないと分かるやいなや、急にがっかりした様子で、しぶしぶそれに唐辛子を振りかけて食べていた。
 なんでも、彼の元いた星では、一種の料理に対して、より多くの味が存在している方が、美味しいとされるらしい。そのため、「辛い・酸っぱい・塩っ辛い」といった多彩な味のするトムヤンクンは、美味しいらしい。酢豚もパイナップルが入っていると、甘みがあるため、美味しいらしいのだが、パイナップルが入っていないと、文字通り「ひと味足りない」そうだ。ちなみに、唐辛子をかけるのはふつうらしい。
 世の中には変わった食文化もあるものだ。と思いつつ、揚げ出し豆腐をもふもふ食っていると、突然「ピーッ、ピーッ」という電子音があたりに鳴り響いた。誰かの携帯電話でも鳴っているのか、と思って周りを見回すと、N.さんの触覚がぴかぴか光っていた。
「これはエネルギー補給完了のサインなんですよ」とN.さん。
 ロボ…?
 ちなみに、触覚を光らせるための電気は、体内発電だそうだ。

 ひとしきり雑談をしたあと、今日の九州最強決定戦は解散となった。


8.まとめ
 以上が、九州最強決定戦で私が見たN.さんの姿である。読んでいただいた皆様には、すでに分かっていただけたと思うが、彼は、ふつうの青年だ。
 ただ、ふつうなだけにこのような機会がなければ、なかなか表には出てこなかった人かもしれない。今回、N.さんという1プレイヤーの本当の姿をレポート出来たのは、本当に幸運だと言えるだろう。
 今後ともN.さんにはD-0プレイヤーとして活躍し、ゆくゆくはグランプリで上位を取ってもらいたい。
 N.さんの今後の活躍を祈りつつ、今回は筆を置くことにする。

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2007年12月27日

九州最強決定戦レポート 小倉・門司港編

 今回、かえる騎士団のi-keyさんと今上赤王のツイスラさんの招待で、12月24日に福岡で行われた九州最強決定戦に参加しました。
 この記事は、そのレポートです。

1.小倉城
 小倉城 小倉城
 今回、私はツイスラさんの家に泊めていただいたのですが、ツイスラさんの家が小倉に近いということで、ついでに小倉の街を観光してきました。
 写真は小倉市街にある小倉城です。
 天守閣は、近年に復元されたもので、中は博物館になっています。また、最上階の五階が四階よりも大きい唐造りになっているのが、小倉城の特徴です。
 ちなみに、写真に写っているような千鳥破風や唐破風は、昭和30年代に復元された際に作れたもので、元々は最上階以外に破風はなかったのだとか。私的には、元通り復元してもらった方が、よかったのですが、さすがに最上階以外破風がないと、寂しい感じもするので、見た目を重視したのでしょう。
 この城に関係ある有名な人としては、関ヶ原の合戦で活躍して初代小倉藩主となった細川忠興と、その妻、ガラシャ夫人。明石から小倉に移り、島原の乱制圧に活躍した小笠原忠真と、それに仕えた剣豪「宮本武蔵」とその子「宮本伊織」などがいます。
 宮本武蔵は、7年という長い期間を小倉で過ごしたはずなのですが、小倉時代の武蔵は、あんまり活躍をしていないせいか、小倉城内の博物館での扱いも小さかったです。どっちかっていうと、巌流島がある関門海峡の方が武蔵の名所ですね。

 私的には、もっとガチガチに戦闘重視の城(備中松山城とか)が好きなので、ちといまいちな感じ。天守閣の中がふつうに博物館なので、当時をしのばせるものがないのも寂しい。

2.小倉城庭園
小倉城庭園 小倉城庭園

 発掘調査時に見つかった池跡を元に作ったという庭園。
 初代城主の細川忠興は、風流人として知られた細川藤孝(幽斎)の子だからなのか、茶人・教養人としても有名で、風流を解する心があったようです。この庭園や、碁盤の目状に作られた城下町などは、そういった忠興の人柄を表すものでしょう。
 ちなみに、池には沈んだ石の橋があって、昔は池が川につながっていたため潮の満ち引きと共に、沈んだ橋がわたれるようになると言う仕掛けだったそうです。しかし、今では川とつながっていないので、橋は沈んだままだとか。うーむ、何とも。


3.昭和展
近くて懐かしい昭和展
 小倉城横にあるリバーウォーク北九州5階・北九州市立美術館分館で、「近くて懐かしい昭和展」というのをやっていたので、見てきました。
 昭和30年代をテーマに、昭和の町並みを再現したコーナーや、当時の写真・ポスターなどを展示したコーナー、長嶋茂雄、力道山などの偉人を紹介したコーナーなどがあり、楽しめました。
 上の写真は、昭和の町並みを再現したコーナーを写したものです。
 色々とあって、どれも面白かったのですが、そのなかでも私が一番昭和という時代を感じたのは、これ。
張り紙
 さらっと物騒なことが書いています。DDTは、現在では使用が禁止されている危険な農薬。昭和ならではの張り紙ですね。

4.地図展
(株)ゼンリン 地図展
 続いて、リバーウォーク北九州横にあるオフィスビルの14階にある(株)ゼンリンの地図展に行ってきました。ゼンリンは、地図を作っている会社です。
 ここには、原寸大の伊能忠敬日本地図や、ゼンリンの二代目社長が集めたコレクションなどがテーマごとに飾ってあります。入り口で虫眼鏡を貸してくれるので、細かい部分までじっくり見られます。地図好きにはたまらない場所ですね。もちろん、地図の基礎知識を紹介するコーナーもあるので、地図初心者でも安心です。
 さらに、ここには、地図以外に、もう一つの見所があります。
 小倉港
 実は、ここ、このあたりでは一番高いビルの14階という位置にあるため、小倉港及び小倉駅周辺を一望することが出来るのです。ごらんのように、小倉近くに広がる工業地帯を眺めることが出来ます。工場好きにはたまらない場所ですね。
 入場料も大人100円、子供無料と安いので、お子様連れで行ってみてはいかがでしょうか。


 
5.小倉駅
 さて、次は小倉駅から電車で、関門海峡近くの門司港へと移動です。
料金表
 これはきっぷ売り場の上にある料金表です。なぜか五十音順。北九州の駅は、みんなこんな感じでした。小倉駅の場合、この横に路線表があるので、いいのですが、小さい駅だと、この五十音順の料金表しかないので、異常に使いづらいです。つか、誰だよ。五十音にしようって行った奴。まじでわかんないよ。
 ちなみに、電車の中には路線表がありますが、そんなとこにあっても手遅れだと思います。

スペースナイツ
 これは小倉駅にあった看板。スペースナイツと書いています。……テッカマン?
 この近くにあるスペースワールドのキャラクターかと思いましたが、違うようです
 調べてみると、どうやら松本零士がデザインした小倉競輪場のイメージキャラクターとのこと。名前は、ナイター競輪の愛称、スペースナイトレースから来てるだとか。
 と、いうのですが、小倉競輪場のサイトを見ても、どこにもスペースナイツの姿がありません。なんでだ。あと、サイトによって「スペースナイツ」と「スペースナイト」といった表記ぶれが見られます。どっちなんだよ。
 ついでにいうと、小倉競輪場では、近々『唐子吉祥辛子明太子』杯争奪戦を行うそうです。なぜ辛子明太子。
 小倉競輪場には夢のような空間が広がっていそうです。


6.門司港
 と、いうことで、やってきました門司港。
門司港駅
 写真は門司港駅のホーム。
 門司港は、現在門司港レトロと銘打って、宣伝をしており、駅もどことなく大正を感じさせるレトロな造りになっていました。駅以外にも、旧門司三井倶楽部や国際友好記念図書館など、レトロな雰囲気をたたえた建物がいくつもあります。
 で、そんな門司港に何をしに来たかというと、名物の「焼きカレー」を食べるのが目的。小倉駅で偶然見た広告に載っていた焼きカレーが非常においしいそうだったので、これを食べようと決めていたのです。

 しかし、門司港に着いたのは二時。駅で見つけた「門司港焼きカレーMAP」なるパンフレットに載ってる店の半分ぐらいはしまっています。それでも、15軒近く開いているので、パンフレットを見ながら「こがねむし」という店を選びます。選んだ理由は、どことなく「観光地っぽくない」と思ったから。値段は600円と安いし(他の焼きカレーは750円〜1200円)、店も小さそうだし、何より「28年間つぎ足して煮込み続けたカレー」という解説文に引かれました。
こがねむし
 さて、中に入ってみると、縦に細長い店内には何故か人がイッパイ。カウンター席を含めて20席ほどある席のうち、二席ぐらいしか空いていません。すでにお昼時を逸した2時だというのに、こはなにごとぞ、と思って、よく見るとみんな新聞を読んだりマンガを読んだりしていて飯を食べていない。なるほど、この人たちは全員常連だな。この店に慣れている。しかも、その常連の層も、作業着姿のおっちゃんから、白髪のおじいさん、高校生と、やたら幅が広い。
 「こいつぁただのカレー屋ってレベルじゃないねぇぞ!」と、わくわくしながら戦況を見守っていると、常連の高校生と店のおばちゃんが談笑している。ふーむ、やはり、おばちゃんが気さくな人柄だから、長居してしまう雰囲気が出てるんだな、とか思いつつ、私もついつい焼きカレーを食べ終わったあと1時間ほどのんびりしてしまった。
 焼きカレー
 焼きカレーは、耐熱皿に入れたカレーライスの上にチーズを載せて焼いたもの。「こがねむし」の焼きカレーの場合、これにタマネギのフライやインゲン、コーンと言ったトッピングが載っています。このトッピングの食感がアクセントとなって、食べていて飽きを感じない。カレーもほどよい辛さで、実に美味しい。
 サクッと食べ終わって、私も談笑の中に。
 色々と話を聞いていると、この店には常連さんが一人以上居て、おばちゃんの代わりに店番したり、おつかいに行ってくれたりするとか。なんだか、昔のフューチャービー徳島を思い出します。フューチャービー徳島でも、いけっち店長がよく常連の子供におつかいをさせていました。思えば、フューチャービー徳島も、なんか知らないが長居してしまう雰囲気を持っていたような。
 常連さんも、かなり年期が入っており、「20年ずっと通ってる」というおじいさんや、「母も高校生の時から常連だった」という高校生の女の子、「前は長崎県から通ってた」という親子連れ、など、今日見ただけでも濃いメンバーがいました。やはり、この店には、人を引きつけるものがあるのでしょう。
 ちなみに、夕飯も、この「こがねむし」で食べました。今度はハヤシライス。トマトの酸っぱさを抑えた味で、いくらでも食べられそうな感じを受けるハヤシライスでした。そして、ハヤシライスを食べたあと、ジャンプを読みながら3時間近くに渡って居座る私。すでに常連気取りです。


7.関門海峡
 展望台からの関門海峡漁港から見た関門海峡
 こがねむしで昼飯を食べたあと、関門海峡を見に行きました。
 関門海峡と言えば、本州と九州が一番近くなる場所で、昔から交通の要所として重要視されてきました。
 また、平家物語で有名な壇ノ浦の戦いも、ここが舞台です。調度、関門海峡にかかってる橋の下、山口県側のあたりが壇ノ浦と言うそうです。ここ、壇ノ浦は日に四回ほど流れを変えるそうで、そういったことも壇ノ浦の戦いの勝敗に関わってきています。
巌流島
 一方こちらは、あの宮本武蔵と佐々木小次郎が決闘を行った巌流島。
 現在では、なぜか一部が埋め立てられて、島が二倍ぐらいに大きくなってるとか。ちょっとぐらい有名になったからって、増長しているのでしょうか。自分一人の力で、大きくなったとは思わないで欲しいものですね。
たばこのむな
 これは近くの漁港にあった看板。
 「たばこをのむ」とは、たばこを吸うこと。これは方言でも何でもなく、辞典にも載ってる言葉なんですが、どうも最近は使わないので、パッと見、違和感があります。昔は結構使っていたようなんですが。
 一応、火気厳禁ということで、「たばこのむな」ということを書いていたようですが、倉庫の中には何が入っていたのか。とりあえず、この倉庫周辺では、でべらかれいのにおいがしました。魚の干物か、するめみたいな臭い。何が燃えるんでしょうか。

関門海峡人道
 関門海峡の下にはトンネルが通っており、歩いて渡ることも出来ます。トンネルは、緩やかな坂になっており、自転車なども押して渡ることが可能です。
 私と同時ぐらいに、小学生ぐらいの同じ色のジャージを着た男の子7、8人が、このトンネルに入っていたのですが、皆、我先にと走っていきました。そして、私がトンネルの中間にさしかかる前に、引き返してきて、私とすれ違いました。体力作りの走り込みか何かでしょうか。なんだか年の差を見せつけられたようで、寂しかったです。
「そうかぁ…。私もおじさんか…。」
 と、トンネルの天井に蛍光塗料で書かれた星を見上げながら、足下にある架空の石っころを蹴飛ばして、下関へと向かいます。

8.下関
 下関から見た門司港 大砲
 トンネルを抜けると、そこは下関だった。
 下関は、門司港よりは観光地化されていない印象でした。と、いうか、そもそも下関の市街地は、関門海峡から少し離れたところにあったようです。今回は、時間がなかったので、そちらまでは行けませんでした。
 右の写真には、大砲が居並び、勇壮な光景が広がっています。明治頃、ここ関門海峡には多数の砲台が設置され、諸外国からくる船に大して砲撃を加えていたとか。
 移動出来ず、火力を集中しにくい陸の砲台が、どれほど効果を上げたかはわかりませんが、結局最後には怒ったオランダ・イギリスなど四国連合軍にボコボコにやられて、「もう攻撃しません。ごめんなさいしたっ」と謝ることになったようです。

耳なし芳一堂
 近くにある赤間神宮に行き、裏手に回ると、そこには耳なし芳一堂があります。
 怪談として有名な耳なし芳一は、この地域の話だったそうです。関門海峡は、多くの平家がその命を落とした壇ノ浦の戦いがあった地です。平家物語を弾き語りする琵琶法師は、そういった平家の怨霊を慰めるための存在でした。そういった意味で、琵琶法師の芳一は、この地に縁の深い人間なのでしょう。
 それにしても、ここ。神社の裏手、山のすぐ側みたいなところにあるので、明かりもなく、異様な暗さを誇っています。写真ではフラッシュを焚いているので明るく見えますが、実際には、うっすらとお堂の輪郭が見えるぐらいの暗さ。そんな中、携帯の液晶の明かりで、お堂の中に書かれた耳なし芳一の縁起話を読んでいくのは、非常に恐ろしいものがあります。とりあえず、夜来る場所ではないようです。


フグの競り
 市場近くにあった像。袋競りの様子をかたどったもののようです。
 フグの競りは、通常の競りと異なり、袋競りという方法で行われます。仲介人が黒い袋の中で買い手の指を握り、その指の形で値段を知らせるというもの。
 具体的に、どういう仕組みなのかよくわからないのですが、「誰がいくらの値段を付けたかわからない」となると、「競り」というより「入札」に近いような気がします。
 それはともかく、なんで、その袋競りの様子を像にしているのか。そして、それをなぜ下からのライトで照らすのか。わかりません。とりあえず、怖いです。フグも、おじさんも、すごく怖いです。耳なし芳一堂の3倍は怖いです。
 誰が何の目的を持って、こんな像を作ったのでしょうか。子供を怖がらせるためでしょうか、驚かせるためでしょうか。いずれにしても、不気味な像です。

連絡船
 下関と門司港の間には、連絡船があり、これで渡ることも可能となっています。
 この連絡船、青色LEDで飾り立てられており、一見すると観光遊覧船か何かかと思うのですが、実際にはそんな生っちょろいものではありません。ちょっとした漁船程度しかない船が、時速80km/h以上で波の荒い関門海峡を5分で爆走するという一種のアトラクションです。後部甲板に座ると、耳なし芳一堂の5倍は怖いです。
 写真は、そんな連絡船に貼ってあった注意書き。
 ちょっとぶれているので、わかりにくいかと思いますが、「航海中後部デッキでは『水しぶきで濡れる』ことがありますので充分ご注意ください」と書いています。ディズニーランドのアトラクションとかで、よくある注意書きですね。ちなみに、地元民らしき人たちは、みんな中に入っていました。後部デッキに載っていたのは、私とカップルだけです。カップルは、船が揺れるたびに女性が男性にしがみつくという、遊園地的お約束を繰り広げていました。ほほえましいですね。
 あと、写真上部に「最大搭載人員72人」と書いています。そして、その横には、「椅子席定員12名」「立席定員10人」とあります。残り50人はどうすれば、いいのでしょうか。ちなみに、航海中、添乗員さんが「大きくジャンプすることがありますので、席にお座ってお待ちください」と行っておりました。ジャンプって。50人は、地べたに座らねばならないのでしょうか。つか、漁船程度の大きさなので、満員電車並に詰めないと70人入らないと思うのですが。恐るべし、連絡船。
 このあと、小倉に戻り、そこから高速バスで帰りました。


9.帰還
 と、いった感じで、私の九州最強決定戦は終わりました。非常に充実した良い旅でした。
 私的には、門司港が持つ雰囲気が気に入りました。観光地開発してるんだけど、観光地っぽくはなっていない地方都市っぽさとか、地元の人が控えめながらも好意的に観光に取り組んでいる感じとか。また、近くによる機会があったら立ち寄ってみたいところです。
 最後に、今回私を九州最強決定戦に招待してくださっただけでなく、その他色々なことをお世話してくれたi-keyさん、ツイスラさんに感謝の言葉を贈って、この記事を終わりにしたいと思います。
 i-keyさん、ツイスラさん、本当にありがとうございました。i-keyさんは、東北旅行、ツイスラさんはレポート、がんばってください。
夕日

2007年12月26日

かしずく人形シズカ

 ふと、槻城ゆう子さんのサイトakashicflowerを見ると、top絵にどこかで見たようなキャラクターのイラストが。
 赤い和服に黒い帯、黒く長い髪。これは、もしや「かしずく人形シズカ」なのでは?
 【かしずく人形シズカ】はII-3で、槻城ゆう子さんがイラストを担当したカードだ。ちょっと手元に資料がないので、少し小さいがこちらのページにある画像か、手元のカードを見ていただきたい。
 見比べてみると、着物の模様や色など、細かい相違点がたくさんあるが、おおむねデザインの方向性は同じ事がわかる。全く同じとは言い切れないが、少なくとも似たようなデザインのキャラとして作られているのは確か、と言ったところだろう。

 またtop絵右にある「仕事情報」を見ると、このようなことが書いている。

10月27日発売のブロッコリー社「ディメンションゼロTCG〜サードセンチュリー・ベーシックパック」にカード2枚。
†かしずく人形シズカ†
†マオ・シャルトリュー†(07/10/27)

 もちろん、サードセンチュリーに【かしずく人形シズカ】は再録されていない。
 槻城ゆう子さんが、【かしずく人形シズカ】を担当したのは、セカンドセンチュリーのエキスパンションなので、半年近く離れている。なので、混合する可能性は低いと思う。

 こういったことを考えていくと、これはもしかして、プロモーションカードのイラストなのではないだろうか。最近のプロモーションカードは、同じテキストを持っているがイラストは違う、いわゆるイラストパラレルが多い。これは、そのイラストパラレル用のイラストではないだろうか。
 これはつまり、近々【かしずく人形シズカ】のプロモーションカードが配布されるということではないだろうか。
 今回、top絵に用いられている画像は、左右が切れているため完全ではないが、なかなかに美しく、同時にどこか怖さのある黒らしいイラストである。もらった人の印象に残る、いいプロモーションカードとなるのではないだろうか。


 ところで、このシズカ。頭身が上がっている気がする。あと、関節の線が描かれていない気も。
 これはいったいどういうことなのか。シズカが成長して人になったのか。或いはシズカのモデルとなったヴァンパイアがいて、それが描かれているのか。なかなか謎のあるイラストだ。

2007年11月08日

インタビュー記事の作り方

はじめに  ―インタビューシリーズの思惑と反応―
 最近、インタビュー記事をシリーズもののように、このブログに載せているのだが、これが思いのほか好評である。我がサイトにしては、あまりコメントが付いていないが、グランプリ-6-に行った時や個人的に話しするときなどに、よく「インタビュー記事面白いですね。ぜひ続けてください」と言われる。
 私としては、ネタの半分を他人に作ってもらう、いわば手抜きの企画としてこのインタビュー記事を始めたので、この好評ぶりは意外だった。正確に言えば、好評の方向性が違っていた。
 私はこのインタビュー記事を我がサイト独特の記事ではなく、一般的に広く使われる記事のフォーマットとして普及させようと、当初考えていた。
 と、いうか、私がサクッと書けば、何もせずとも、みんなが「インタビュー記事か。それ、いただきっ」「インタビューって簡単なのに、面白いからいいですね」「ネタに困っていたところなので助かりました」「このコストで、この効果! 本当に、インタビューってすばらしい!」「インタビュー記事でリウマチが治りました!」などの声とともに、雨後のたけのこの如く、D-0界にインタビュー記事があふれたりしないかなぁ、と考えていたのだ。
 しかし、実際の読者の反応としては、「俺もやってみよう」ではなく、「さすがは深読み沼地」。どうも私の期待したのとは、好評の方向性が違う。
 様々まな人に話を聞いていると、どうやら多くの人はインタビュー記事を作るのが大変で、めんどくさい作業だと思っているようだ。
 それは間違いである。特に、私のやり方に限っては。

 ということで。
 今回は、もっと多くの人にインタビュー記事を書いてもらうために、インタビュー記事の書き方を紹介したいと思う。


1.ネタに困る
2.相手を探す
3.質問を考える
4.MSNメッセンジャーで収録
5.手直し
6.掲載許可をもらう
7.掲載する



1.ネタに困る
 最初に断っておくが、これは必須条件ではない。出来れば、そうなっておくべき、という推奨条件である。別にネタに困っていなくても、インタビュー記事は書ける。「私はネタに困っていない状況でも、インタビュー記事を書きたい」という気骨のある方は、次の2へ飛んでいただきたい。
 さて、そうはいったものの、自サイトの更新のネタに困るというのは、インタビュー記事を書く上で、意外と重要である。
 更新のネタに困るということは、つまり、何かサイトに載せたいけど話題が思いつかない、或いは、自分から積極的には語るのがめんどくさい、という状態のことである。この状態は、インタビューを取るのに適している。
 なぜなら、インタビューというのは、自分ではなく相手の意見や主張を引き出す行為である。自分の意見や主張というのは、あくまでも相手の意見との比較として、添えるだけで、メインは相手の意見や主張なのだ。
 故に、「あー、最新のドールデッキについて語りたいなぁ。早く記事にしたいぜ」などといった状況で、インタビューに臨むのは、あまりよろしくない。自分の意見を多く述べてしまい、どっちがメインかわからなくなってしまうからだ。
 このようなことから、インタビューをするときは、ネタに困っていることが望ましいのだ。

 もっとも、ネタに困っていても、インタビューしているうちに何だかノッて来て、ついつい相手よりも多くしゃべってしまう場合もあるだろう。読み返してみると、いつの間にか相手が質問する側に回っている、ということも往々にしてある。
 そんなときは、タイトルを「インタビュー」から「対談」に変えればいい。そうすれば、どちらが多く話してようが、まったく違和感はないのだ。
 大丈夫。インタビューも対談も、同じようなものである。


2.相手を探す
 インタビュー記事を書くことが決まったら、インタビューする相手を探す。
 これは思いのほか、難しいことではない。次のことを踏まえれば、実に簡単である。

1)有名人でなくてもいい
 インタビューというと、どうしても有名人に対して行わなければいけないものという考えがある。しかし、そうではない。
 別に、インタビューする相手というのは、誰でもいい。普段から一緒に遊んでいる友人でも、たまにしかD-0で遊ばない人でも、大会に出たことのないような人でも、構わない。
 むしろ逆に、有名ではない、普段は日の当たっていない人にこそインタビューする価値があるともいえる。そういった人たちの意見や主張というのは、普段、なかなか表には出てこない。そのような人達の考えを、インタビューで汲み上げるというのは、非常に価値のあることだ。
 故に、インタビュー相手は、有名人でなくてもいいのだ。


2)ネットワークを利用する
 とはいっても、やはり、サイトを盛り上げるためには、有名人を呼びたい。という人もいるだろう。サイトへのテコ入れとして、有名人のインタビュー記事を書く。それもまた、正しい行為である。
 そういった人は、D-0界裏のネットワークを利用するといいだろう。
 D-0界は、表から見ると一見バラバラだが、実際にはユーザー間の繋がりが非常に強く、強固なネットワークが形成されている。このネットワークを使えば、インタビューが可能な有名人を探すことなど、造作もないことだ。
 では、どうやって、そのネットワークにアクセスするか。
 これは簡単である。適当に、そこらへんにあるサイトの管理者に連絡を取ればいい。グランプリによく出入りするような人であれば、たいていネットワークにつながっている。
 ネットワークに入っている人に、連絡を取れば、あとは簡単である。ネットワーク内には、「黒幕」とか「すべるもの」とか「牧場主」とか呼ばれている人達が幾人もいて、その人達が、北海道から北九州まで続く網の目をたどり、目的の人との連絡をつけてくれるのだ。恐るべし、D-0裏のネットワーク。
 

3)D-0界はノリがいい
 しかし、実際に、インタビューなんて受けてくれるのだろうか、と心配する人もいるだろう。だが、心配無用。大抵は何とかなる。
 D-0界の人間は、意外とノリがいい。特に、裏のネットワークには、ネタのにおいを感じると飛びつく人間が集まっている。インタビューなどというネタに乗っかる人間は、無数にいるのだ。
 それとなく面白げな雰囲気を出しつつ頼めば、一人や二人は軽く引っかかるはずである。
 最低限の礼節さえ忘れなければ、みんな意外と協力してくれるものだ。


 以上のように、D-0界で相手を見つけることは非常に簡単である。
 身近な人間を捕まえるもよし。ネットワークを介して紹介してもらうもよし。各自思うままに相手を見つけて欲しい。


3.質問を考える
 相手が決まったら、インタビューで使う質問を用意しておく。インタビューの準備だ。
 まず、相手についての情報(大会でどんな成績を残しているか、ジャッジ免許は持っているか、どんなサークルに所属しているか、どんな活動をしているか等)を、出来るだけたくさん調べる。
 基本的な情報について、把握したら、次はそれを元に質問を、出来るだけたくさん用意する。
 用意する質問の数だが、理想としては100個ほど質問を考え、そのあと、それらを整理して3〜10個程度までに絞り込む、というのが望ましい。
 「100個なんて無理」という人もいるかと思うが、ひとまず挑戦して見て欲しい。大事なのは、100個質問を作ることではなく、ともかくたくさんの質問を考える、ということなのだ。この作業を行っておけば、あとで「あのことも聞いておけばよかった」といった聞き漏らしや、「もう少し話をふくらましたいけど、質問が思いつかない」といった事態を避けることが出来る。インタビューの精度を上げるためにも、ぜひ行って欲しい。
 そして、出来たたくさんの質問を整理する。同系統のものは一つにまとめ、一つの質問から発展させて聞いていける形にしておく。あまり重要そうではない質問は余談として除けておく。等、質問をまとめたり削ったりして、実際に聞く質問を絞る。
 早めに質問が出来たら、インタビュー相手にあらかじめ使う質問を知らせておくのも良いだろう。そうすれば、相手も前もって回答を練ることが出来、質の良い回答を得ることが出来る。

 このように、インタビュー前の準備は、非常に重要だ。一連の作業の中で、一番重要と言ってもいい。この作業をしっかりとやることが、インタビューの成功につながると言えるだろう。面倒くさがらずにやってほしい。

 ちなみに、私は、この作業を大抵飛ばしている。めんどくさいから。


4.MSNメッセンジャーで収録
 さて、私の場合、インタビューをMSNメッセンジャーで行っている。つまり、ネット上、パソコン上で、インタビューを行っているのだ。
 これによって、大幅に労力が削減される。
 まず、ネット上なので、場所や時間の制限を受けにくい。直接話すとなると、落ち着いて話せる場所を探さねばならないが、ネット上なので、お互いが自宅にいれば大丈夫だ。
 次に、パソコン上で話をするわけだから、当然会話の内容はデジタルな文章データとして残る。これを保存し、適当に直せば、そのままブログなりサイトなりに掲載できるのだ。実際のインタビューのように、メモやテープから文章を起こす必要がないため、労力を大幅にカットできる。
 ただ、ふつうに話すよりも時間がかかるので、その点には注意すべきだ。うっかりすると、話が長引き午前4時になってたりする。長くなりそうなら、途中で切り上げることも重要である。一度切って、後日再開という形を取ってもいいだろう。
 まぁ、きちんと段取りをしておけば、2時間や3時間程度でも、それなりのものは得られるはずである。
 それから、うっかりログを保存し忘れたりしないように。泣く羽目になる。

 実際やるときのコツだが、特にない。と、いうか、私自身よく知らないし、わからない。
 とりあえず、あらかじめ用意していた質問を、話題に詰まったときに投げかける。あとは、適当に、その場の話題を掘り下げたり、広げるように質問を振っていく。
 ひとまず、相手の話を引き出す、という意識を持っておけば大丈夫だ。たぶん。


5.手直し
 こうしてMSNメッセンジャーで取ったインタビューのログを編集・手直しする。
 名前を読みやすく省略したり、適度に改行を入れたり、脱字・誤字を直したり、わかりにくい部分に説明を足したり、語尾に「ボンガ」と入れたり、意味もなく「ゴムタイナー!」と叫ばせたりしていく。
 特に、わかりにくい専門用語や、過去の出来事などに関しては、関係するwebページを提示するなどして、多くの人にわかりやすい
 地味な作業だが、やり始めれば、意外と早いのでめんどくさがらずにやると良いだろう。

 私は、この作業に入る前に、大抵1週間以上期間が空く。めんどくさいから、なかなか手を付けないのだ。


6.掲載許可をもらう
 出来た記事を、インタビュー相手に確認してもらう。この時、改めて相手から、何らかの要望があれば、それにあわせて記事を直していく。
 そうして、連絡を取りながら、記事の最終修正が終了したら、掲載する許可をもらう。自分のサイトに上げるものではあるが、紹介されるのはインタビュー相手である。きちんと許可をもらっておこう。

 余力があれば、許可が出た後に、相手が怒らない範囲で記事にネタを仕込むというのも良いだろう。インタビュー相手でさえも、驚きを感じる読者にする。それが粋な江戸っ子というものである。
 ただし、加減を間違えて、怒られても私は一切責任を負えないので、自己責任で行って欲しい。


7.掲載する
 インタビュー記事が出来、許可が下りたら、いよいよサイトに掲載する。
 掲載した後で間違いが見つかったら、素知らぬふりをしつつ直すといいだろう。直す前に指摘された場合は、伏し目がちに照れを隠しながら直すといい。いっそのこと開き直る、逆ギレする、というのは、あまり面白くないので、あなたがキレ芸を身につけた芸人でない限り、やめておくのが無難だ。
 インタビュー記事というのは、記事内で会話が成立していることもあってか、意外とコメントが付きづらい。しかし、くじけてはいけない。見てる人は見ているものである。きっと、裏で評価が上がっているに違いない。そう信じながら記事をアップし続ける。それが粋なネタサイトというものである。


 
おわりに ―インタビューノススメ―
 以上のように、インタビュー記事の作り方について、色々と話してきた。どうも、私の悪いくせで、いささか文章が長くなり、一見すると、色々とやらねばならないことがあるように見えるが、実際は、そんなことはない。
 とりあえず、なにも考えずに雑談をして、それを見やすく加工して載せるだけでも、十分面白い。
 別に、まったく趣味も何もあわない人間と話すわけではない。D-0という共通の話題を持って話すのだから、事前に知識をあらかじめ仕入れなくとも、ある程度の話は出来る。そして、その中には、現在のメタや現在D-0が抱えてくる問題、さらには相手のプレイスタイルや考え方も見えてくるだろう。
 そう。一定の方向性を持った雑談というのは、他人から見ても、面白いものなのだ。
 つまり、まとめると、こうだ。
「1.相手を見つける→2.適当に話す→3.直して許可もらう→4.完成」
 これだけでも、十分面白い記事が出来る。

 このようにインタビュー記事は、非常に簡単に作ることが出来、しかも一定の評価を得ることが出来る。
 ぜひあなたも、作ってみてはいかがだろうか?

2007年10月20日

ギムレットと二つの戦争

 聞いた話によれば、日本選手権では、ボンガボンガvsギムレットの戦いが行われるらしい。なんでも、勝った方が今後ストーリーで活躍する、というのだ。早くも、この話で一部のブログ(ここここ)は盛り上がっている。

 私は当初、この話を聞いたとき、すでに勝負は決しているのではないか? と思った。なぜなら、ストーリー上、すでに「ギムレットはボンガ・ボンガに負けている」と認識していたからだ。
 これまで私は、ギムレットはI-4に描かれている白と赤の一大決戦(便宜上、黙示録会戦としておく)にて赤の勢力によって破壊され、その後、再建造はなされていないと思っていたのだ。
 黙示録会戦において、ゴーレムは全滅している。
最後のゴーレムが崩れ落ちた時、ボンガ・ボンガは勝利の雄たけびをあげた。
【勝利宣言】フレーバーテキスト

 黙示録会戦と双頭竜攻城戦のうち、赤が勝利したのは、黙示録会戦であるので、これは黙示録会戦を書いたテキストである。
 このように、黙示録戦争では、ボンガ・ボンガを含む赤の軍勢が、白のゴーレム部隊を全滅させている。このことから、私は「ギムレットはボンガ・ボンガに負けている」と認識していたのだ。
 だが、今回、このようにギムレットをストーリーで活躍させるという話が持ち上がったと言うことは、この認識は間違いかもしれない。
 もしギムレットが参加したのが黙示録会戦ではなく、黙示録会戦と同時期に行われた赤のツインバイト・ドラゴンたちによる白の大陸への攻撃(双頭竜攻城戦としておく)だとすれば、ギムレットはボンガ・ボンガと直接戦ったことはなく、破壊もされていない、ということになる。

 このI-4で行われた白と赤が関わる二つの戦いでの情報をまとめると、以下のようになる。
         場所   勝敗   ゴーレム
『黙示録会戦』  赤の大陸 赤の勝利 全滅
『双頭竜攻城戦』 白の大陸 白の勝利 無尽蔵に生産


 果たして、ギムレットはどちらの戦いに参加しているのが妥当なのか。
 二つの戦いとも、ゴーレムが戦いに参加したという記録は存在しているので、どちらに参加していてもおかしくはない。ギムレットのフレーバーテキストも、どちらの戦いとも取れるものだ。
赤の大陸の軍勢は攻撃を得意とし、白の大陸の軍勢は防御を得意とする。赤の大陸が攻勢に転じたことにより、最前線は地獄と呼ぶに相応しい惨状を呈し始めた。

 
 そもそも、私が、最初に黙示録会戦にギムレットが参加していたと思っていたのは、カードの能力からギムレットが攻勢向けのゴーレムだと予測できたからだった。まずは、そのことから再検討しよう。
【ギムレット】
使用:白3無3   移動:白2無2
パワー8500    スマッシュ2

 見れば分かると思うが、スマッシュが2ある。これは明らかに攻勢用の証だろう。
 ついでにいえば、パワー8500というのも拠点守備用としては不要といえるオーバースペックだ。拠点守備を行うなら、パワー8500のユニットを1体用意するより、パワー4000のグレン・リベットを三体用意した方が、効率的だ。
(* さらにいえば、I-3時点で赤のユニットは最大パワー7500なので、攻勢用としても8000あればいいはずなので、8500はオーバースペック。I-4でパワー8000の【新星の魔炎ノヴァ】が出たが、ギムレットの足では追いつけたかどうかは不明。【メガトンパンチ】に耐えるための仕様なのだろうか。)
 守備的といえる部分は、移動が白2無2ぐらいなものだ。
 こういったことから、私はギムレットを攻勢用、もっといえば決戦用のゴーレムだと判断し、白が攻勢側であった黙示録会戦にギムレットが参加したのではないかと、私は思っていたのだ。
 こうやって再検討しても、ギムレットが攻勢用のゴーレムであることは間違いないと思われる。
 だが、配備が間に合わなかったなどの理由で、黙示録会戦に参加していない、と言う可能性もないことはない。あくまでも、黙示録会戦に参加している可能性が高いというだけの話である。
 結局のところ、確固たる証拠が無い以上、予測の域は出ない。

 だが、私が思うに、ギムレットは黙示録会戦に参加し、そして破壊されている方が幸せなのではないのだろうか。
 I-4時点では、パワー8500のギムレットは【戦虎タイガーアイ】と肩を並べる白の大陸最高峰のパワーを持ったユニットだった。
 しかし、今は違う。【ジェノサイド・エンジェル】はパワー9500を持ち、新カード【機械竜ピアノフォルテ】はパワー10000を持つ。もはや、ギムレットは三番手、それも同率三位を含んだ三番手なのだ。言ってしまえば、時代遅れの旧式機である。
 そのような状況で、双頭竜攻城戦のような勝ち戦を生き残り、未だに白の大陸でいつ来るとも知れぬ敵を待っていようものなら、「パワーの持ち腐れ」「敵地にも赴けぬ鈍ガメ」と陰口を叩かれ、いつの間にやら窓際へと追いやられても仕方がない。それはあまりにもかわいそうである。
 それならば、いっそ黙示録会戦で多くのゴーレムと共に玉砕し、マザーにより回収・再生される日を異境の地に埋まって待っている方が、武人としての名も立つというものだろう。


 勝ち戦に勝って生き残るよりも、負け戦に負けて名を残す。そんな生き方の方が、ギムレットにはあっているのではないかと、私は思うのだ。続きを読む