2010年09月16日
透明なものってキレイよね~
ミョウバンの結晶が育っているところです。
これは写真ですが。
CGで透明なものを作るとき、必要な要素としては
・透明度
・光の透過感
・屈折具合
というところですね。
何に使用するCGなのかにもよりますが。
ワタシ最近、一番興味を感じる要素として
・透明物の暗部の色味
っていうのがあります。
これは、絵作りの要素です。
学生さんには経験があると思いますが、透明なものを透明にしてみたところで、あんまりソリッドな物体感って出ないものです。
そこで、敢えてどこかの黒味を反射なり屈折なりで拾ってみると。もりっとした存在感がでます。
現実世界で見ているままにCG上で表現しても、同じようには見えません。現実の視野とCGで表現できる絵ではレンジの幅が根本的に違います。
ハナシは逸れますが。
現実世界での物理法則はCG上のセッティングでも必要です。それぞれのパラメータに正しい数値を入れることはとても重要です。見た目合わせでのとんでもない数値は絶対入れてはいけません。
そして、正しい物理法則に沿って作られたデータは絵作りの正しいベースとなります。
そしてCGは、「絵」です。
もうちょっと言うと、写真も「絵」です。
必要なのは、「絵」として成り立たせるための色味です。ここから必要に応じた絵作りを始めましょう。
正しいデータから始める絵作りは、到達点を高く設定した場合に特に有用です
後々困ったことにならないためにもね。
生肉(あとで突っ込まれそう。)
denkieizou at 21:01│Comments(0)│技術ネタ★その他