2012年10月24日
四角い太陽
太陽が四角いHDRI環境テクスチャでのライティング実験。
前からやってみたかった。
一般的な環境用HDRI画像を、フォトショップで加工して太陽を四角くした。
それを丸い球に貼り付けて、FinalGatherでレンダリング。
ライトは置いてない。
背景は後合成で、レンダリングで使ったHDRIとは関係ない。
作業時間は1時間ちょい。
今回あんまうまくいってないけど、趣旨としてはスペキュラーという概念をCGに持ち込みたくなかったということ。
スペキュラーって、光源の鏡面反射って僕は考えてる。
それってつまり、スペキュラーは質感由来というより、光源の強さ、形、広がりみたいなもの由来なんじゃないかと。
だいたい、質感をディフューズ、スペキュラー、リフレクションに分けること自体が、フェイクなわけで。
もともとの見えているものって、すべて反射光なわけで。(分けるとしたら、内部反射と表面反射。)
とは言うものの、スペキュラーがぜんぜんありえんとか思っているわけではない。ファイナルギャザーが、実作業で使えるくらいPCが速くなるまでは、みんな工夫してリアルになるようにライティングしてたわけだし。むしろ、フェイクの固まりで、美しいライティングをしてたような気もする。
よろしくないのは、適当に置いたライトから発生する無神経なスペキュラーとか、スペキュラーがぜんぜんエディティングできないシェーダーとかだとおもっている。
あと、フェイクを減らせるんなら、減らしたいとも考えている。
denkieizou at 14:24│Comments(0)│技術ネタ★Maya