2007年05月29日

東京中央郵便局

東京中央郵便局2東京中央郵便局3これも郵政民営化の一環なのでしょうか。

二月に、旅行に行くときに東京駅前でこのビルを見たとき、ビルの外壁全体にネットがかけられていたのを見て、どうしたんだろう、と不思議に思っていました。そして、今から一ヶ月くらい前、某新聞のネット版で、このビルの建て替えの話を知りました。

§東京中央郵便局 (1931年 吉田 鉄郎)

かつて、丸ビル、新丸ビルと並んで、東京駅前の景観の重要な一部分を占めていた建物です。通りをはさんで並んだ丸ビル、新丸ビルが四角い箱型のビルなのに対して、駅を出て左手に見えるこの東京中央郵便局は、敷地に合わせた曲線を持った、独特の形。そして玄関口上の大時計が特徴的。

東京中央郵便局このビルも、東京駅周辺の高層化の流れに逆らうことが出来なかったのか、現在の地上5階、地下一階のビルから、地上37階、地下4階程度の高層ビルに生まれ変わる予定だそうです(平成20年度着工、平成23年度完成予定)。

低層部には商業スペースも設け、高層部はオフィスとして貸し出すそうです。そう聞くと、やっぱりこの建て替えは、民営化の影響がモロ出ていますね(笑)。

かつて東京駅周辺に丸ビル、新丸ビル、東京中央郵便局など、同じような高さのビルが並んだのは、この丸の内周辺には、かつて高さ31メートルという高さ制限があったためです(この規制は昭和40年代に撤廃)。そして、ここ数年東京駅周辺は丸ビル、新丸ビルの例を見るまでもなく、再開発の真っ只中。赤煉瓦駅舎を竣工当時の姿に戻す工事もあったり、新たな高層ビルが何本も立ち続けています。

東京駅周辺だけでなくても、東京都内のいろいろなところで再開発が行なわれています。原宿、六本木、有楽町......。もちろん遊ぶスポットだけの開発じゃないですけれど、そんなにいろんなところに人が集まるスポットを作ってどうするんだろう、と東京ミッドタウン(旧防衛庁跡地)はおろか、六本木ヒルズすら行ったことがない私は思ってしまいますが(笑)。

東京中央郵便局は高層化にあたって、丸ビル、新丸ビル同様、高さ31メートル以下の部分に「レトロ風デザイン」を取り入れるそうですが、私はああいうの、あまり好きではないですね。他にも、古い建物を残したまま、その上に高層部分を付け足して「古い建物を保存した」という面目を保つ建築物がありますが、いくら下の建物が古い、保存する価値のある建築物だとしても、高層部分を見るといっぺんで興ざめしてしまいます(笑)。

ちなみに、東京中央郵便局同様、名古屋中央郵便局(名古屋駅前分室=名古屋駅前)、大阪中央郵便局(大阪駅前=東京中央郵便局と同じ、吉田 鉄郎による設計)も高層化の予定だそうです。

※写真は2007年2月撮影



dennismoore1988 at 23:48│Comments(0)clip!建築 

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