2012年03月

2012年03月27日

砂糖を食べろという圧力

日常の調味料としておなじみの砂糖と塩。
どちらも摂りすぎては体によくありません。
私は週刊誌の文芸春秋や週刊新潮をよく読んでいるのですが、砂糖と塩の摂取に関して対照的な広告を時々目にします。

塩に関しては「塩を減らそうプロジェクト
文字通り、健康のために塩を減らしましょう、というPR活動がなされています。

ところが砂糖の方は…

砂糖を化学する会

 「ブトウ糖は脳の活動を維持するのに重要な、唯一の栄養素」
 「(ブドウ糖は)記憶力向上を助ける即効性の栄養源」
 「心を癒す脳内物質をふやすのは砂糖の大切なはたらき」
 「脳が消費するブドウ糖は1日120g」
 「砂糖の許容摂取量など存在しない」


どこにも「砂糖をたくさん食べよう!」とは書かれていませんが、内容から判断すれば砂糖摂取を薦めています。
減糖ではなくて増糖のPR活動と言っていいでしょう。
世の中には、私たちが砂糖の摂取を減らすと困る人がいるということです。
砂糖入りのお菓子や加工食品を買う前に、こういう人たちからの(気づかない)影響を受けていることを認識してもらえたらなと思います。

ちなみに、脳で利用できるエネルギー源はブトウ糖だけですが、だからといって砂糖やブドウ糖を摂取しないといけないわけではありません。でんぷん(お米、小麦、じゃがいもなど)を摂取すれば、体内で代謝されてブトウ糖になります。低血糖の発作でもない限りは、ちゃんと噛んで食べるでんぷんで摂取すべきです。特に日本人だったらお米を食べましょう!




dentakahiro at 18:14|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!

2012年03月07日

コラーゲンを飲んでも効果はないです

サプリメントとして「コラーゲン」がよく売られていますが、コラーゲンを飲んでも美肌に効果はありません。すっぽんを食べて肌がきれいになるのだとしたら、それはコラーゲンのせいではなくて、ほかの成分による効果です。

コラーゲンは蛋白質です。ヒトの体はある蛋白質を摂取したから、体内でその蛋白質が増えるようにはできていません。そんなことが可能なら、スポーツ選手も筋トレをしなくていいことになります。筋肉を構成する蛋白質(アクチンやミオシンなど)を摂取さえしていれば筋肉ムキムキになるでしょうか? なりませんよね。

くりかえしますが、コラーゲンを摂取したから、肌のコラーゲンが増えることはありません。
サプリメント会社は効果がないことを知っていているので、「コラーゲン」を販売しているサプリメント会社は信用できません。私だったら、サプリメントは「コラーゲン」を販売していない会社から買います。


ビタミンEの過剰摂取にご注意

ビタミンEの過剰摂取は骨粗鬆症の原因になるとのことです。
骨がスカスカになってしまうそうなので、サプリメントをとっている方はお気をつけください。つきなみですが、栄養はバランスが大事だということですね。

話がかわりますが、骨粗鬆症のためビスホスホネート(BP)系薬剤を服用している方は、抜歯等の外科処置に注意が必要となります。BP剤を服用していると、通常の抜歯後に重篤な顎骨骨髄炎や顎骨壊死がおこる可能性があります。長期に服用している場合は、少々服用を止めても薬がぬけないそうなので、歯科医として頭の痛いところです。BP剤は骨の性質を変えてしまうので、自分だったら年をとってもたぶん飲まないです。