2012年06月

2012年06月28日

国策でもの作りしやすくすべきでは

歯科用器具に超音波スケーラーというものがあります。
超音波で歯石やプラークを除去する器具です。
当院でも使用している超音波スケーラー用チップを製作している錦部製作所さんが、薬事法について批判されています。

錦部さんによると

・スケーラー用チップの製造承認は、以前は東京都の管轄だったが、数年前から「独立行政法人 医薬品医療機器総合機構」に変わった。

・新製品の承認に要する金額が約10倍に跳ね上がり、70万円かかるようになった。

・手続きがおそろしく煩雑。承認には1年以上もかかる。書類の受理に9回も通った(以前は3回程度)。

・東京都では受付の人が、申請書の作り方をアドバイスしてくれたが、機構では毎回受付の人が変わり、しかも言うことが違う。アドバイスもなし。

・日本全国の医療機器の審査をする審査員がたった3人しかいない(!)。質問の回答に3週間もかかる。

・毎回膨大な労力と費用がかかるため、チップの形状を少し変えるといった改良が非情にやりにくくなった。


錦部さんが批判されているとおり、ばかばかしい現状としか言うよりほかにありません。
もの作りは日本の産業の要のはずです。もの作りしにくいよう改悪してどうするんでしょうか。
スピーディで、費用が安く、書類もわかりやすくするように、改善すべきだと思います。
開発困難では、日本で開発した医療機器を世界標準にすることもできなくなります。(歯科でいうと矯正用ミニインプラントがそのチャンスを逃してしまいました。)
こういう改悪が、現在の日本の閉塞感の一因になっているのかもしれません。


dentakahiro at 18:56|PermalinkComments(2)TrackBack(0)clip!

2012年06月24日

2歳後半からおせんべい

乳臼歯がはえると食べることのできる食物が増えます。
通常2歳後半ならば厚いおせんべいでも食べることができるようになっています(※お子さんの発達に合わせてください。無理はしないでください)。
前歯でかぶりつくおせんべいは、おやつに最適です。
近年奥歯でしか噛まない、噛めない子供が増えています。正しくしっかり噛ませて、よい歯列とよいお顔を育成しましょう。

2012年06月10日

おすすめおやつ

池田ダイエーで売っているおせんべい。
国産米使用で化学調味料不使用。お値段198円。美味しいので気にいっています。
お子さんのおやつに最適だと考えます。
前歯でしっかり噛んでいいお口を育てましょう。うちの子は2歳から食べています。2歳児でも食べられるので、小学生でこれを食べられないようであれば、咀嚼能力に難ありです。
バリバリ噛むと多少(かなり)小片が床に落ちることもありますが、そこはお母さん目くじらをたてないでくださいませ。
おせんべい

dentakahiro at 11:27|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!子育て関連 

幼稚園の検診に行ってきました

水曜日にマリア幼稚園の検診に行ってきました。
今回の検診では号泣する子が全くいなかったのが、嬉しかったです。

むし歯に関しては、2極化の傾向がありました。
むし歯ゼロの子が大多数だったのですが、むし歯がある子は重症のむし歯が多発していたり、多数歯に治療の既往あり(つまり過去に多数のむし歯あり)でした。

むし歯がよくできるということは、通常は、家庭でのおやつの与え方に問題があるか、歯磨きができていないわけで、保護者の方はおやつと歯磨きに関して工夫してもらいたいです。
ただ、私見ですが、口呼吸により口の中の乾燥が原因でできるむし歯もあると考えます。こういうタイプのお子さんのむし歯予防は難しいです。ご相談ください。


歯並びに関しては、全体として不正咬合のお子さんが増えている傾向がありました。

叢生(がたがた歯)は、乳歯に叢生がある子だけを「叢生あり」と判定しました。十分な大きさの歯列に育っているお子さんは少数でした。乳歯列期は、前歯が空隙歯列になっているのが健全な歯列です。幼稚園の時期は顎が発達する時期です。正しくしっかり噛ませて、歯列を成長させる必要があると考えます。

うけ口(反対咬合)、交差咬合のお子さんは10人強でした。
この時期のうけ口、交差咬合は上顎の劣成長です。上顎の前方への成長は下顎よりも早く終わってしまうため、なるべく早期に治療を開始することをおすすめします。

開咬のお子さんは10人弱でした。主に指しゃぶりが原因です。指しゃべりをやめれば、永久歯にはえかわったときに80%は自然に治ると言われています。指しゃぶりを続けている子は、不安感が強かったり、母親に甘えたがっている子が多いです。

下顎後退やディープバイトに関しては、この時期に判定するのは不適切と考えていますので、不正咬合として指摘しませんでした。上下の前歯がはえかわった時点で、永久歯の前歯のかみあわせをよくみてあげてください。上下の前歯がすれ違って重なりすぎているのはディープバイトです。一見不正咬合に見えなくてわかりにくいです。

歯垢の残存で問題があった子はゼロと判定しました。
みんなが完璧に歯磨きできているわけではないですが、検診レベルで問題とするような大量の歯垢が残存しているお子さんはいませんでした。
幼稚園でも、昼に歯磨きしているそうですが、その効果が出ていると考えます。
幼稚園の先生とスタッフのみなさんのご努力に感謝いたします。

くりかえしになりますが、就学前の時期は、顎の大きさや歯列が成長する時期です。
ふだんの食事やおやつで正しくしっかり噛ませることが大切です。
食材を大き目に切る、柔らかく煮すぎない、お茶で流し込まない、おむすびののりを2重にする、といったちょっとした工夫で、噛む回数が増え、前歯をつかった咀嚼ができます。
保護者の方は、噛むことも意識した調理をお願いします。
ふだんの食生活がお子さんの健康な口を育てます。



dentakahiro at 11:04|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!子育て関連 | 日記

2012年06月07日

ジョコビッチの集中力

昨夜途中まで観れなかったジョコビッチvsツォンガ戦の続きを観戦(←新聞で試合結果を読まないようにしていました)。
第2セット途中から、ツォンガが大爆発。規格外のパワーでストローク戦を制圧。ときおり見せるネットプレーも効果的でまさに最高のパフォーマンスを発揮していました。地元フランスのファンの割れんばかりの「ツォンガ!ツォンガ!」の声援にも後押しされ第4セットもツォンガが優位に試合をすすめていました。

対するジョコビッチは我慢強く対抗するものの、得意のストローク戦で優位に立つことができず、ずっと苦しい展開。4−5で迎えた第10ゲームで15−40と2つのマッチポイント(あと1ポイントで負け)を握られてしまいました。
勝利を確信したフランスの観客は大喜びし、立ちあがって拍手。「ツォンガ!!ツォンガ!!」の大合唱。

しかし…
この後のジョコビッチの集中力が凄かったです。

難しいグランドスマッシュとボレーを決めて最初のマッチポイントをしのいだのをはじめ、攻撃的オプションを展開。第10ゲームと第12ゲームで合計4回のマッチポイントを全てはねかえして第4セットを奪取。
流れの変わったファイナルセットを6−1で取り大逆転勝利。

会場中が対戦相手の応援で沸くという逆境の中で孤立したジョコビッチは、故国セルビアと自己の姿とを重ねたのではないでしょうか。マッチポイントを握られてから、自分のやるべきことを思い出して完全に集中しているように見えました。彼には世界中を敵にまわしてでも戦える精神的な強さがあると感じました。


dentakahiro at 04:20|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!テニス