2017年06月

2017年06月22日

睡眠負債ありませんか

6月18日にNHKで「睡眠負債が危ない」という番組が放送されました。
「ちょっと寝不足」がじわじわ体にダメージを与えていることを啓発するいい番組でした。
NHKのサイトにリスクチェック表があるので、ぜひ確かめてみてください。

番組内容と「すみやかに眠るための10か条」もリンクしておきます。

ここで最も重要なのは、睡眠による認知症予防でないかと考えます。
脳にたまったゴミ(アミロイドβ)は日中よりも睡眠中に多く洗い流されることが近年の研究で明らかになりました。
40代から睡眠時間を確保しておくことで、将来の認知症が予防できると考えられています。

番組ではこの他に、睡眠時間を増やすことで、計算能力が上がること、スポーツのパフォーマンスが上がることも取り上げられていました。
睡眠で頭脳だけでなく身体能力も上がるなんですごいですよね。

日本は世界でワースト2位の睡眠貧国です。
社会が睡眠不足を強要する面があるわけなので、できるだけ同調せずに身を守るようにしたいものです。




2017年06月03日

こわい「誤嚥性肺炎」

日本人の死因の第3位は何かご存じでしょうか?





タイトルに書いてあるので、バレバレですね。
答えは「肺炎」です。


肺炎は若いうちはほぼ心配ないのですが、高齢者になると誰でも注意しておかないといけない病気です。
高齢者の肺炎の約7割は「誤嚥性肺炎」といって「誤嚥」が原因です。「嚥」というのは「のみこむ」という意味です。
ですので「誤嚥性肺炎」とは「間違って飲み込んでしまうことで起こる肺炎」のことです。

ヒトはだれでも老化し、機能は衰えていきます。
「のみこむ機能」も必ず衰えていくので、高齢者は誤嚥性肺炎に対策を取る必要があります。

また歯周病は誤嚥性肺炎のリスクですので、本気で誤嚥性肺炎を予防したいのであれば、若いうちから歯周病にならないよう手をうっておかなければなりません。気の長い話ですが、「予防」とはそういうものです。

誤嚥および誤嚥対策について、ご質問のある方は、診療の際にお聞きください。

雑誌の週刊新潮(6月1日号6月8日号)に誤嚥性肺炎が取り上げられているので、一読しておくとよいかと思います(現在樋口歯科の待合室に置いてあります)。
おおまかに言えば、筋トレと感染対策で、誤嚥性肺炎を予防しましょう、という内容です。

さて、上記の週刊新潮の記事ですが、
がんより怖い「誤嚥性肺炎」を防ぐ完全ガイド
とあるのですが、大事なことが1つ抜けているので書いておきます。


・胃瘻(いろう)をすると誤嚥性肺炎に苦しむことになる

「口から食べられなくなったと時どうするのか?」ということは考えておいた方がいい問題です。
嚥下機能の回復がみこめるため、短期間の胃瘻であれば、もちろんやった方がいいです。
しかし、加齢により嚥下機能の回復がみこめない場合はどうするべきでしょうか?

私が高齢者になり、加齢による嚥下機能が衰えのため、口から食べられなくなったとしたら、断固胃瘻はしません(家内とうちの子供たちも覚えておいてね。私が意識不明だった場合は頼みます)。

胃瘻をすると、食事で嚥下しなくなるので、嚥下機能はさらに落ちてしまいます。
そうすると困ったことに、菌だらけの唾液の不顕性誤嚥が起こってしまうことになります。
(他にもまずいことが起こるのですが、割愛します。)
肺に菌が到達するので、誤嚥性肺炎をおこしやすくなってしまうのです。
胃瘻をすれば延命はできますが、必ず誤嚥性肺炎で入退院を繰り返すことになり、苦しむことになります。

食事による誤嚥を防ぐために胃瘻をしても、結局唾液の誤嚥が起きてしまうので問題が解決しません。
口から食べている間は介助者は大変なのですが、嚥下機能が衰えた高齢者は、むしろ胃瘻をしない方が誤嚥性肺炎が少なくなります。








2017年06月01日

子供のむし歯が少ない県

「子供のむし歯が少ない県」があります。
今年でなんと16年連続で日本一なのだそうです。
どこでしょうか?




答えは「新潟県」です。

どうしてむし歯が少ないのかというと、「小学校でフッ素洗口をやってる」というのが一番の理由だと考えます。
フッ素洗口は簡便で効果が高いことがよくわかりますね。

新潟日報の記事はこちらです。
新潟県作成のフッ素についてのページもリンクしておきます。




dentakahiro at 10:23|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!