【あんこ】
①小豆やインゲン等の豆類を煮て潰し、砂糖などを加えたもの
あんこにはたくさんの種類があり、主に原材料の違いによって小豆餡・白餡・赤餡・ずんだ餡・うぐいす餡などがある
また、製造法の違いによってつぶあん・つぶしあん・こしあん・小倉あんなどがある
おはぎやどら焼き、お汁粉、たい焼き、アンパンなどによく使われる
都内の和菓子店では、護国寺の群林堂、溜池山王の浅田家、浅草の梅むらなどのあんこが有名
②液体ガスケットの別称
私の場合、後者でした。
これが、あんこ地獄の始まり。
あんこまみれでチキりの強制終了・・・。
この後、無性にあんまんが食べたくなりました。
その②からの続きです。
予算ゼロのチキり 最終回。
な、夏ですか!!!?
暑い! 暑い!! 暑いーー!!!
陽のあたる場所でチキりなんてもうやってられませんよ~。
5月もあと数日で終わり。
照りつける日差しの中、YSN0運動がこれで確実に終わろうとしています。
私の作業現場はここ!
ラパンの右側にできている、この影。
この超狭いスペース内で、鉄パイプマフラー作成の続きをやっているのです。
はたから見たら怪しすぎる!
昼が近づくにつれて、この影はさらに狭くなっていく・・・。
チキりはどこまで進んでいたかというと、
「排気漏れ軽減缶コーヒーインナージョイント方式」と「地獄のあんこ」によって排気漏れをシャットアウトしたところでしたね。
さあ先へ進めましょう!!
開始早々、ふと頭をよぎりました。
・マフラーが太いと排気音は低い音
・マフラーが細いと排気音は高い音
ってネットで見たことがある。
で、この細~い鉄パイプマフラーで走行してアクセルをぶん回したらいったいどうなるんだろうか?
マフラーが細すぎて排気が追いつかないとか、
笛のような音になるとか、
エンストするとか・・・
まさか・・・ ありえる!?
うーん、こればかりは実際に完成してからでないとわかりませんね。
考えるのをやめて続行します。
取り出したのはこれ! ブラックの缶コーヒー!
え? またこれ使うのかって?
なんたってYSN0最終回ですから!!
直管のままでは排気音がちょっと大きめな気もしますし、何よりも直管だと「消音器不備」で切符を切られちゃいますからね!
時間も無いので、今回はとりあえず仮のインナーサイレンサー的なものを作って入れておくことにしました。
試作品でなんとか次回の「インナーサイレンサーを作ってくれ!」記事までもたせようと思います。
今回作ったジョイントなんちゃらに、以前作った横出しエアクリーナーと、意外にも「缶」の登場が多かったYSN0運動期間。
本当に助けられました。
缶はまだまだ利用できると感じたので、これからも機会があれば使っていこうと思います。
この画像を見てください。
なんとなく、BLACK WIDOWさんを思い出しませんか?
え? BLACKの部分以外はどこも同じじゃないって?
じゃあ、次の画像を見てください。
もっと・・・ BLACK WIDOWさんが・・・ 見えてくる!?
すごいですよね2枚目の画像! まるで間違い探し(笑)
これは以前、BWさんが掲示版に投稿してくださったものです。
では切断。
考えている時間もないので、ジョイントなんちゃらの時とほとんど同じ方法で。
縦にも切断しておきました。
両端は切断せず、底の部分は残しておきます。
底の部分に排気を通すための小さい穴を開ける!
<インナーサイレンサー試作1号>
①ジョイントなんちゃらと同じように、缶をグルグル~っと巻いておいて、パイプの中に入れてからバッと広げる。
②排気はこの小さい穴を通る。
③だから排気音を小さくすることができる。
・・・そんなにうまくいくのか!!?
底の部分が大きすぎるのでテキトーに切断します。
あっという間に作っちゃいました。
思いきり握りしめています。 手を離すと缶が広がります。
穴のまわりにも隙間がいっぱい(笑)
・・・テキトーすぎる!!!
でもいいんです。 とりあえずの試作ですから!
とか言って、次回の本番でも似たようなテキトー消音器を作るんだろうなあ。
今回は缶を丸めるのもキレイにできなかった・・・。
ペンチで曲げすぎていびつになっちゃった。
でもいいんです。
中へグイグイと押し込んでおきます。
ステンレスたわしを準備しておいたのに、物置の上に置きっぱなしですっかり忘れていました。
これも次回!
ここらへんまで突っ込めばいいかな?
お巡りさんから「消音器は入ってるかな?」と聞かれたら、自信を持ってピースサインをしながら「ガッチリ入ってます」と答えられるように、覗き込めば見える位置にしておこう。
マフラーの下側に穴を開けて、
ボルトで固定・・・ではなく、ボルトが邪魔をして飛び出せないようにしました。
ボルトで固定できるように作るのって面倒だもんね・・・。
さあ、排気漏れ対策も終わり、消音器対策も終わったので・・・
そろそろ終盤ですね! 次はマフラーの固定!
マフラー自体はかなり軽いから、もしかしてエキパイがスタッドボルトに固定されてるだけで大丈夫なのでは?とも思ったけど、それだけじゃあやっぱり振動でブルブル動くでしょ。
万が一のマフラー落下を防止する意味でも、やはりどこかもう一箇所で固定しておきたい。
エキパイ側はスタッドボルトでOKとして、あとは鉄パイプ側・・・。
う~ん、やっぱし純正マフラーと同じここを使うしかないか!
ここだとマフラーからちょっと離れているからステーが目立っちゃうんですよね~。
こんな感じになるのかな?
んん・・・ 仕方ないかあ。
ステーをどうやってマフラーに固定するか?
もうマフラーに穴を開けたくないので、これを使いました。
ステンレスサドルバンドとかいうの。
ずっと前にグラトラのリアウインカーを移設する時に買ったんだっけ・・・??
ステーといったらホムセンステー。
以前何かで使って曲げたやつがあったから再利用でいいや。
叩いてまっすぐに!!
必要箇所に穴を開ける!
金ノコで切断!
最後はサンダーで角を削る!
う~ん、見た目が悪すぎるなあ・・・。
必要な穴以外は全部塞いでしまいたい!
この状態からセンスよくアナゴさんをやる自信はゼロだし。
ホムセンステーって本当に万能だけども、そのまま使っても見た目がホムセン感丸出しになっちゃうんですよね~。
なにかよいアイデアはないものだろうか?
そうだ、掲示板で聞いてみよう!
すごい偶然。一発でサイズが合った・・・!
超ピッタリサイズでガッチリ固定。 こういうのってテンションが上がりますよね!
ホムセン感満載ステーなのに、一気に気分爽快!
サドルバンドってパイプとかを固定する用にホムセンで売ってるんですけど、これは安いから工夫すれば使い道ありそうですよね。
うちにあったのは穴径が小さかったので、間にナットを2つ入れて調整しました。
ふう~ それにしても暑い、なんて暑い日なんだ!
外の蛇口で水道水をガブ飲みしてチキりを続けます。
自販機のペプシ ストロングゼロなど買う予算など無い!
6月は目前だ! 頑張れ自分!!
作業は残り2つ!! 完成が見えてきたぞ!!
次はマフラーを塗装!
ヤスるのは180番→400番でよいのだろうか?
もっと細かく刻んだほうがいい気もするけど・・・それは面倒!
あ、そういえば鉄パイプはこんな色してたんだった。
カブの出前機の色・・・ それが嫌で黒く塗装したんでした。
もともと黒く塗装してあったものをヤスっていったん落として、
それからまた黒く塗装・・・。
無駄な作業にも感じるけど、でもきっとやる意味はある!
今度はつや消しブラック。
いつのも198円ラッカースプレーを使うつもりだったのですが、耐熱塗料が残っているのを思い出しました。
グラトラのマフラーに使ったやつ。
缶を振ってみると、4分の1くらい残ってました。
ギリギリいけるかな・・!?
風も強く塗料が家や車にまで飛び散りそうなので、マフラーを持って近所の広場へ移動。
よし、誰もいない。
シュウウウウ~ッ
うわ~ 風で塗料がこっちに来る!
でもやっぱり缶のノズルで違いが出るなあ。まんべんなくムラなく塗れる感じがする。
マーキング用だとすぐにタレてきちゃうんですよ。
耐熱塗料も乾かして2度塗り3度塗りしたほうがいいのかな?
よくわかりません。
塗っても一瞬で乾いてるように見えちゃうし。
テキトーに何回も吹きまくりました。
それにしても耐熱塗料のつや消し感ってすごく好き。
バーナーで炙るのも実際はどのくらいやればいいんだろう?
これだけ高温だと逆によくないんじゃないかとか思うけど・・・。
まあいいや。 テキトーに・・・ ゴオオオオオオッ!!!
ガスがもったいないからある程度で完了!
あ、液体ガスケットは大丈夫だったかな?
見た感じ、変わりないようです。 さすが耐熱のあんこだ…。
ようやく・・・ マフラーを固定する時が来ました。
思い返せば、最初はナットを回す方向もわからず・・・ 苦戦したなあ。
エキゾーストガスケットは交換しません! キレイな形ではまってるし、大丈夫大丈夫!(笑)
S&Mのガスケットは繰り返し何回も使えるんだ きっと!
ホムセンステーも固定。
通勤中もしっかりマフラーを支えてくれよ!と声をかけながら。
これで完成、と言いたいところですが・・・
もう一つ。 最後の作業。
迷ったのですが、やはり使います!
耐熱バンテージと呼ばれているが、お世辞にも耐熱とは呼べないバンテージ!
安かろう!悪かろう!安かろう!悪かろう!
・・・あまり罵ると後で耐熱バンテージから悶絶チクチク攻撃が待っているからこのへんにしておこう。
私が買ったこのバンテージってバンソウコウの色をしているんですよ。
うちのカブには合わないと思うのでやはりここは黒くしておきます。
あ、地域によってはバンドエイドとかカットバンとか言うんでしたっけ?
サビオと呼ぶ地域もあるって・・・本当? 懐かしすぎ。
198円ラッカー。 最後の1本をここでちょうど使い切りました。
本当に、本当によく頑張ってくれた・・・。
もう6月になるじゃないか。大丈夫。
水に濡らして巻くといいんですよね??
確かに塗装してゴワゴワなのが柔らかくなって巻きやすくなってる気がする・・・。
チクチク繊維が飛び散るのも防げますね!
これ、素手で触ると本当にチクチク地獄(笑)
エキパイの根元からバンテージスタート。
スタート地点を針金で固定して、
バンテージをグイグイ引っ張りながら巻いていきます。
高温になるせいなのか、いつもエキパイの曲がっている部分のバンテージが破けてくるからこの部分だけ針金を巻いておこう。
バンテージをどこまで巻くか?でかなり迷ったけど、やはりサドルバンドの部分は隠したいからちょっと長めに・・・。
こんな感じにしました。
よし! バンテージを巻き終わったぞ!!
針金も巻くべきところに巻いた!!
マフラーが細すぎるからバンテージもちょっとしか使わなかった(笑)
で、できたぞ!! 完成だー!!
ただ真っ直ぐの鉄パイプをくっつけただけなんだけど、「自分だけのオリジナルマフラー」を作るのが夢だったので、たとえこんな出来でもやっぱり嬉しいー!!!
この嬉しさ、理解してもらえますでしょうか!?
祝杯をあげたい気分!!!
今の私、めっちゃくちゃテンション↑↑↑です!!
さあ、いきますよー! ビフォー・アフター!!!
ごらんあそばれください!!!
↑日本語がおかしい
ビフォー
ローダウンや各カバー類の取り外しによって、リトルカブがさらにリトルに。
大きさを変えることが出来ない純正マフラーは、どんどん育っていく大根のようでした・・・。
アフター
車体のコンパクトさに合わせて、マフラーも細くなりました!!!
なんか細いからビンテージ感が出てきた!!!ような気がする。
ビフォー
なんだか重い感じが・・・。 白いマフラーだからか。
地面に擦りそうな感じがするから余計にそう感じるのでしょう。
アフター
重くな~い!!! この軽量感!!!
タイヤのホワイトを際立たせるために、マフラーも車体と同色に!!!
ビフォー
走っていて突然右に傾いてしまうんじゃないだろうか?
というくらい左右のバランスが崩れていました。
アフター
どこまでも真っ直ぐなマフラー!!!
ビフォーと見比べてみてください! 車体を長く低く見せる効果もあります!!!
ビフォー
リアタイヤを隠してしまっているのも気になってました・・・。
キックペダルを交換しようにもこのマフラーが隣にあるのでは・・・とためらっていました。
アフター
リアタイヤを隠すことなし!!!
マフラーが目立たなくなったからキックペダルのチキりができるぞー!!!
ああ!? らせん階段!!?
ビフォー
今までも耐熱バンテージを巻いてましたが、黒はやっぱり微妙でした・・・。
最初は赤にしたのを思い出すだけでも恥ずかしい・・・。
かといってバンソウコウの色というのもこの車体には合わないですよね・・・。
アフター
車体もマフラーもバンテージも同一色に!!!
エンジンの赤が生えてきた気がする!!!
ん? ステップ位置が、なんとなく目障りな感が・・・ 三怒根化か!!?
これで最後ね。
マフラー径2.5cm!! 超細ストレートマフラー!!!
これにて完成!!! やったね!!!
・・・いやいやいや、まだ完成ではありません!!!
だって、まだエンジンをかけていないんですから!
果たして、本当にこのマフラーは大丈夫なのだろうか??
インジェクション車なのにO2センサーを完全無視で、
直径2.5cmという異常に細い鉄パイプをマフラーになんかして、
エキゾーストガスケットは何年も前のものを使い回しで、
排気漏れ対策は缶コーヒーとあんこという甘党向きのゴールデンセットで、
エキパイとマフラーのジョイント方法はまさかのボルト留めで、
テキトーに数分で作ってしまった空き缶インナーサイレンサーで、
・・・果たしてエンジンはかかるのか!?
かかったとしてもすぐにエンストしてしまうのではないか!?
アフターファイヤー連発なのではないか!?
私を乗せて走るだけのトルクが得られないのではないか!?
ヤカンの湯が沸いた時のようなかん高い排気音になるのではないか!?
PGM-FIが大混乱して、
カブが爆発するんじゃないか!??
どうなんだーー!!??
・・・それでは、今からエンジンをかけてみたいと思います。
あ、純正マフラー。
・・・どうしよう?
やはり・・・
行くしかないのか!?
再び最恐危険地帯へ!!
こちらdentane。
聞こえるかスタンピード、すぐに運び込むぞ。
ゲートを開けてくれ!
おい、スタンピード、聞こえないのか!? 応答しろ!
どうした?スタンピード! スタンピード・・・・!?
も、もしや・・・ 黒鬼が・・・!?