バイクカバー


それは、雨風からバイクを守ってくれる、バイクを愛するバイカーにとっては非常に大事なもの。
しかし、一つのバイクカバーを何年も使い続けられたなどという話はあまり聞いたことがなく、ある程度の値段がする物でも1~2年、頑張って補修もして3年ぐらいが限度というものでしょう。
安物にいたっては、台風が来たら即アウトなんていうものも実際にあるようです。


我が家の場合、グラトラを購入した時に一度だけバイクカバーを買いました。
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マフラーの熱で溶けてしまったり、雨風でだんだんと生地はもろく破れやすくなり、カバーの内側からダクトテープやガムテープ、接着剤などを使って補修に補修を繰り返し、
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さらにはバイクカバーの中にホムセンで買った難燃シートを入れ込んで浸水を防ぎ、
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ついにはカバー内側からの補修が不可能な状態にまで達し、禁断のカバー外側からダクトテープ・ガムテープを貼るという手段を取りました。
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そしてさらに時は過ぎ、
バイクカバーを購入してから6年。
本物の限界がやってきたのです。
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ヤレ感満載のバイクはたくさん見てきましたが、バイクカバーがここまでヤレ感あるのはそうは見ないでしょう。
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その後はダイソーのレジャーシートを二つ繋ぎ合わせたものをバイクカバーとして使うことにしたのです。
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2コインで作成できた簡易カバー。
見た目はまったく良くないのですが、あのボロボロに朽ち果てたカバーよりもはるかにマシでした。
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昨年の夏に降り続けた雨にも耐え、
この春に吹き荒れた風にも耐え、
そして使用開始から1年が経とうとしている今・・・
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レジャーシートからハンドルが飛び出し、
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網目はシートとしての意味をなさないほどに大きく広がり、
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中に入れていた難燃シートには蜂の巣が作られていました。
このカバーも、もはやここまで…。
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このカバーは捨てるとして、これから梅雨の時期を迎えようというのに一体どうすればいいのか?


バイクカバーを新たに購入する?
いや、そんな予算は…
すべてラパンのローダウン貯金にまわしますから!

また新たにカバーを自作する?

いや、もうあんなに見た目の悪いカバーを作る気は無いですから!


じゃあ、他に道は… あるのだろうか!?



・・・・・・。
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8年前の購入以来、一度もカバーを使用したことのないリトルカブ。

正直、まったく問題を感じません。



どうせ汚くて錆びてるバイクなのだから…
もうカバーはやめるか!!
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バイクカバーをやめる
たったそれだけのことですが、煩わしさのようなものから解放された気分になりました。

もう、バイクの下に潜り込んで留め具の脱着をしなくていいんだ!
もう、サイドナンバーにひっかけて破らないよう慎重にかぶせる必要も無いんだ!
もう、マフラーの熱で溶けないようしばらく冷えるのを待つ必要も無いんだ!
もう、破れていくカバーの存在を気にしなくていいんだー!!


この解放感(笑)


最寄りのスーパーやコンビニへ行くときは、どうしてもカバーの面倒臭さからリトルカブもしくはラパンに乗っていたのですが、
カバーを無くすことによってこれからはグラトラも【ちょい乗り】の選択肢として加わりました。


ああ、もっと早くこうすれば良かったのかもしれない…!!



タンク等の錆びが増えていく可能性が高まりますけど、まあもとからこんな感じだし、それはそれで錆びがひどくなったら削ればいいや!という考えでいくことにします。
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今までグラトラだけはバイクカバーをかけていたので写真に映る機会はあまり多くありませんでした。
リトルカブ中心。そして最近はラパン。
この2台は見た目にも兄弟か親子のような感じになりつつあったのです。
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そこへ・・・
今日からグラトラが仲間入り!!
私にとってはチキりの原点となるマシンなので、やはりこれが中心でいてもらいたい!
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グラトラが入ることで自宅駐車スペースの雰囲気もちょっとだけ変わりました。
いつでも見れて触ることのできる状態になったグラトラ。
これならチキりが進みやすいというものです!
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さて、グラトラのエンジンをかけてみましょうか。




半年間放置していたグラトラ。

果たしてエンジンはかかるのかー!?








「ジョッキー&フットクラッチだけど押しがけ編」へ続く。