小正月のこの時期、35年ぶりという豪雪に見舞われた3連休の新潟県内。 雪堀りに追われた3日間でしたが、その合間に以前より頼んでいた仲間の設計士さんがサーモグラフィーカメラを持って温度計測に来てくれました。 建物の断熱に変化がないかどうか? またどういったところが弱いのかについて以前から気になっていたところを調べるためです。 
冬の寒さ、夏の暑さを考えると、抜け目のない断熱施工が、家の快適性と長寿命を守る大前提と思って仕事をしてきたものですが、厳寒のこの時期こうやって確認してみると、いろんなことが見えてきます。
和室掃き出し窓DSC05584

和室掃き出し窓DSC05596

6尺幅の掃き出しサッシュを2連でつけた和室の窓。 戸車の走るところ以外はそれなりにモヘアシールなどで気流留めをしているものですが、氷点下のこの時期は、やはり微妙に外気が入ってきている様子が分かります。

辷り出し窓DSC05586

それに対して気密性が高いとされる辷り出し窓。サッシュ枠こそ外気の影響を受けてはいますが、外気の流入はほとんどないことが判ります。

一本引き戸DSC05592

こちらはリビング入り口の引き戸。 戸車の間と召し合わせ部分からは、玄関ホールからの冷気が来ていることがわかりました。

真壁断熱DSC05602

5枚目は真壁和室の壁断熱の様子。 壁の中の断熱が隙間なく施工されているので、柱と壁の境目の部分には寸分の隙間もないことがわかります。 完成から25年を経て経年変化のない断熱は、かねてよりお客様に自信をもってお奨めしてきたものですが、まずはここで施工の確かさと、断熱の欠損という建物の劣化原因にもなりうる変化が、なかったことを確認することが出来よかったなと思います。
寒いこの時期ですが、このような温度計測をしながらの家づくり研究。 大切な振り返り機会をもらいました。