フットボール・クレイジー
football crazy
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2017年06月25日 22:15      [posted by der_ball_ist_rund]

【Jリーグ第16節】磐田×FC東京

■2017年6月25日(日) 18:00キックオフ
■ヤマハスタジアム

梅雨の日曜日、遠征範囲外ということで素直に自宅DAZN観戦に。試合は日中の雨が上がった中で行われたようだ。

東京は前節横浜にホームで痛い敗戦を喫し、連敗の許されない状況。タイトルを狙うには時期を考えてもかつかつのところまできており、置いて行かれると取り返しがつかなくなる。アウェイとはいえポイントになる試合だ。天皇杯PK負けのイヤな流れを払拭したい。

メンバーは横浜戦と同じ。天皇杯と続けての先発になるのは吉本のみ。河野、米本がベンチ入り。


室屋 吉本 森重 太田
東 眷襦ゞ極棔|翕
大久保 ウタカ

序盤から互いにアグレッシブに主導権を争う。中盤で激しくボールを奪い合い、縦に当てる意識もあるが、コンパクトな中で余裕を持てずなかなか収まらない。

11分、左サイドからのクロスに中央で合わされ失点。林が飛びだしたが触れず、敵FWには十分身体を寄せきれなかった。早い時間帯に0-1とリードを許してしまう。

そこからはリスクを取らず試合を進めようとする磐田と、縦に急ぐ東京との組み合いになる。14分、室屋からのパスを受けた橋本がエリア外からミドルを狙うがGK正面に。

18分には中島からのボールを受けて裏に抜けたウタカが右サイド角度のないところからシュートを放ったがサイドネットに。

20分、敵ゴール前で大久保が倒れる。走りこんだ際に足をひねったようで、治療したがプレー続行不可能に。大久保は担架で運び出され、23分、代わって永井が入る。永井はそのままトップに。

27分、眷襪らのボールを受けたウタカが右サイドの永井に展開、永井からのクロスに再び中央でウタカが合わせるが敵DFに絡まれて打ちきれず。40分には中島からのパスを受けた永井がループを狙うがGKにキャッチされる。

結局0-1のまま前半を終了。先制を許し、大久保を失うアクシデントはあったが、その後はウタカ、中島を中心にチャンスを作り、モラルは落ちていない。追加点は許さず1点差をキープできたことで、後半ワンチャンから逆転の目はある。焦れることなく落ち着いて試合を進めたい。

後半に入っても、リスク・コントロールを優先する磐田に対し、東京が前がかりにチャンスを狙う展開になる。東京は引き続きウタカが全体を引っ張り、そこに中島、永井、東が絡む格好。ただ、磐田の守備がややアグレッシブになり、フィニッシュまで持ちこむシーンが減ってくる。

62分、左サイドからの永井のクロスに東が頭で合わせるがオフサイドに。シュートは枠外だった。

63分、中島が得意の角度からミドルを狙うがGK正面に。勢いのあるいいシュートだったがさすがに読まれているか。

69分、ウタカがドリブルで駆け上がり自らシュートを放つが枠外に。そろそろ疲労も出てくるか、試合はややオープンに。直後、東に代えて米本を投入。橋本をサイドに出すかと思いきや、橋本をボランチに残し、眷襪魃Ε汽ぅ匹法

正直意図の分からない采配だった。眷襪縫好據璽垢妊棔璽襪鮖たせ起点にしたいということか。僕の読みでは東に代えて前田を投入、永井をSHに回すとイメージだったが違ったようだ。

74分、太田の右からのCKにニアで橋本がフリック、中央で森重、眷襪飛びこんで押しこもうとしたが敵GKに線上でボールを押さえこまれる。一緒に飛びこんだ敵DFがボールに手で触れているようにも見えたが結局ノー・ゴールの判定に。

78分、前がかりになった裏を突かれ、スルー・パスを通される。森重が対応したが外側から並走した敵FWに競り負けて後追いになり、そのままワンタッチでシュートを決められて失点、0-2と時間帯を考えれば致命的だった。

81分、中島に代えて河野を投入、河野が右に入り眷襪左に流れたか。東京はその後も攻撃を試みたが、披露とともにウタカも消え始め、シュートまで持ちこむことができない。磐田に時間を使われ、アディショナル・タイムには左サイドで裏抜けした永井からクロスが入ったが河野のシュートも決まらず、結局0-2での完敗となった。

今季3度目の無得点試合。1点入ればオウンゴールでも敵失でも誤審PKでも何でもいいとは言いながら、「こうやって点を取る」という型ができていないとこういう流れになった時に困るという見本になってしまった。

ウタカが前線で起点になり、縦横にボールを動かしてくれたが、押しこんだ時間帯にゴールを割ることができず、周囲との連係も、うまく行くときは行くが、この形ならここという意識が自動的に共有できるところまでは行かず、「まあ、こんな感じか?!」というレベルの試行錯誤に終わった感があった。

終わってみれば、シュート数7-13、ポゼッション47-53、CK6-3と、押した時間帯もあったものの力負け。早い時間の先制点をうまくアドバンテージにして試合を進め、こちらが前がかりになったところをカウンターからの追加点で息の根を止めた磐田の方が、戦術、やりきる力ともに上手だったという他ない。

東京は豪華なメンバーを揃えながら、シーズン前半が終わろうとしている今になっても核となる戦術が見えず、思いつき頼みの攻撃に終始しているように見える。それでも何とか1点は取り、後ろを固めて結果を出しながらオートマティズムを作り上げて行くことができているのならいいが、肝心の結果が出ず、形もできないのでは、端的に言ってシーズン前半を棒に振ったということではないか。

コマが揃っているのに、それを結果に向けて組織できないということはマネジメントの責任。ここまではそれなりに結果が出ていたので、何とか連係の確立を待つつもりで見守ってきたが、今日の敗戦は大きいし、大久保がいるいないに関わらず、「攻撃の連係」だけでなく「勝つメソッド」が見えてこないことが深刻だと考えずにはいられない。篠田監督であとどれだけの伸びしろが見込めるのか、冷静に考えるべき時期にきている。

これで東京は16試合を終えて勝ち点24(1試合あたり1.50)の暫定8位。首位との勝ち点差は10に開き、タイトルのためにはマジで残り全勝でもしなければならない勢いになってしまった。考えてる時間はあまりない。オレはまだ今季のタイトルを諦めたくない。

評点(評点はドイツ式):
林(4.5) まあ、林も全部のシュートを止められる訳じゃないからな〜。
室屋(5) クロスの精度もうちょっとあれば。果敢にオーバーラップはした。
吉本(4.5) 使い減りしない男。最後まで身体を張り続けたが結果は出ず。
森重(5) 2失点目はもう少し何とかならなかったのかと思ってしまうのだが。
太田(5) やはり前が中島だとやりにくそう。良さが生きず守備の弱さが目立つ。
東(4.5) 動き続けボールを受け続けた。室屋との相性は合いつつあるか。
橋本(5) すまんが橋本の特色が何かがいまだによく分からないんだ。
眷(4.5) チャレンジしてるからとはいえ何気に微妙なパスミス多い。
中島(4) 何度もドリブルから突破を見せたがプレースタイルはそろそろバレてる。
ウタカ(4) 4人抜きはすごかったがシュート打ちきれず。ご苦労さまだった。
大久保(-) 骨や靭帯でなければいいが…。
===
永井(4.5) よく走ってくれたけど最後のところがちょっとアレだったり。
米本(-) 時間短し。
河野(-) 時間短し。

大久保はテーピングのままベンチに居残ってたので重傷ではないと思いたい。



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2017年06月22日 00:40      [posted by der_ball_ist_rund]

【天皇杯2回戦】FC東京×長野

■2017年6月21日(水) 19:00キックオフ
■味の素スタジアム

昼間は激しい雨だったが夕方には上がり、例によって何とか仕事を終わらせて味スタへ。天皇杯は下層スタンドしか開けてくれないので、雨が降っていたらどうしようかと思ったが上がってよかった。

東京はJ3の長野と対戦。格下相手だが失うもののない状態で一発を狙ってくる相手との試合は難しくなる。侮ることなく、厳しく勝ちきりたいところ。

メンバーは例によってリーグ戦からターン・オーバーを実施。横浜戦と続けての先発はCBの吉本のみとなった。大久保、太田、ウタカらはベンチ外に。田邉はSHでの出場となった。

大久保
徳永 吉本 丸山 小川
河野 梶山 米本 田邉
阿部 前田

試合は序盤から東京のペース。ボールを保持し敵陣を中心に試合を進めるが、長野の守備も固くフィニッシュまではなかなか持ちこめない。逆に中盤でのうかつなボール・ロストからカウンターを浴びるシーンもあり、クリティカルなものではないもののシュートを打たれている。

東京は連係から崩しを試みるが、人口密度の高いゴール前で手数をかけ過ぎてボールを失うことが多い。ミドル・シュートで敵を引っ張り出すなど変化が欲しいところだが攻撃は単調に。31分、右寄りから強いシュートを放たれるが大久保が横っ飛びでセーブ。サンキュー大久保。

33分、ようやく田邉がドリブルで持ち込んでシュートを放つが敵GKにセーブされる。これがファースト・シュートだったようだ。

37分、左で作って右サイドの徳永にパス。徳永はフリーでシュートを放つがわずかにファーに切れる。徳永の年一が出るかと思ったが…。結局、東京がボールを支配しながらもやりきれず、逆に長野にカウンターからシュートを打たれる展開のまま、すこあれすで前半を終えた。

後半に入っても流れは変わらず。東京が優勢に試合を進めるものの決定的なシュートは打てず。57分、河野に代えて中島を投入、中島は左SHに入り、田邉が右に回る。

するとその直後の58分、中島が小川からのパスを受けて切れこんだ得意の角度からのシュートを放つが敵GKがセーブ。60分には敵CKから中央で強いシュートを打たれるが大久保がセーブ。何とかしのいだが厳しいシュートだった。

64分、ついに試合が動く。右サイドでの阿部の仕掛けからボールを拾った前田が、DFの裏のスペースにクロスを入れると、ファーに走りこんだ中島がこれに合わせてゴール。東京が苦しみながらもようやく1-0と先制する。

66分には左サイドの中島が再び狙ったがこれは枠外に。中島は75分にも切り返しから果敢にシュートを放ったが惜しくもバーをヒット、こぼれ球に前田が頭で詰めたがこれもバーを超える。このあたりで勢いに乗って追加点を取っておきたいところだった。

77分、梶山に代えて永井を投入、永井は右SHに入り、田邉がボランチに。

東京が敵陣でボールを保持して時間を使い、このまま勝てるかと思ったが、87分、敵CKから中央で合わされ、これが東京の選手に当たってゴールへ。土壇場で1-1と同点に追いつかれる。大久保が飛び出そうとしたが前の選手に遮られてボールに触れなかった。出たからには何とかしなければならないシーンだったが…。

その後はオープンになり交互に攻め合ったが決められず、1-1のまま延長に。

延長ではほぼ一方的に東京が敵陣で試合を進めるが、長野の守備が固く、シュートは放つもののゴールを割ることができない。92分、永井がサイドを突破、中央に送ったボールはニアの阿部には合わなかったものの、ファーで前田がダイレクトのシュートを放つが惜しくもポストをヒット。

98分にも阿部の落としから米本が低い弾道の強烈なミドル・シュートを放ったが敵GK正面に。104分には徳永のクロスに中央で前田が頭で合わせるがGKがセーブ。形は作るものの分厚い守備の中でシュート・コースの選択肢も少ないか。1-1のまま延長前半を終えた。

107分、前田に代えてユ・インスを投入。前田は前線で粘り強くターゲット・マンの役割を果たしていたが、さすがに100分を超える試合はしんどいか。ユ・インスは右SHに入り、永井がトップにスライドしたように見えた。

延長後半も東京がボールを保持して攻撃を仕掛けたが長野のゴールをこじ開けられず、結局120分を戦っても1-1のまま決着がつかなかったためPK戦へ。

東京側のゴールでのPK戦となり、東京は先攻。1本目(永井)、2本目(中島)は両チームとも決めて2-2。ところが、3本目の阿部のPKを敵GKが止める。長野は3本目も成功しアドバンテージを得る。

4本目(米本)、5本目(丸山)と決めたが、長野も成功、PK戦4-5で負け、東京は天皇杯初戦で敗退となった。

格下相手のカップ戦にメンバーを入れ替えて臨んだ時にありがちな典型的な試合だった。戦術のはっきりした相手に対して、ボールは支配して崩しも試みたものの決定打が出ず、先制までムダに時間を重ねた。

何とか後半に先制したものの、1-0の状況で厳しくゴールにフタをすることができず、最後の最後でセット・プレーから失点。延長はワンチャン狙いの敵に対して攻めこんだがやはり決めきれなかった。シュート数21-10と圧倒的に攻めながら、引き分けが関の山だったということ。PKは論評しても仕方ない。

これで今年の天皇杯は早くも終了。年末、年始の予定も楽になった。タイトルのチャンスがひとつ消えたのは残念だが、カップ戦ではこういうことはあり得る。そこまで織りこんで勝つのが格上の仕事というべきだが、いつものようにナイーヴな試合をしてしまった。勝ちきるという器量というか度量の足りないフットボールでは誰が相手であれ勝つのは難しい。

リーグ戦とルヴァンカップに集中するしかない。すぐにまた次のリーグ戦が巡ってくる。

評点(評点はドイツ式):
大久保(4) いいセーブもあったが失点シーンは飛び出しが中途半端だった。
徳永(3.5) さすがの強さを見せ攻撃でも効いていた。リーグ戦でも使いたい。
吉本(3.5) 身体を張って最終ラインを支えた。信頼できる選手だ。
丸山(4) 丸山から縦にいいのが入ると組み立てがグッと楽になるんだが。
小川(4) 後半からサイドの裏への無駄走りを繰り返し何度か奏功した。
河野(4.5) 献身的に動いたが打開の糸口にはなれず。持ち味を思い出せ。
梶山(4) 配球役のはずだが印象に残らず。縦に当てる意識はあったが。
米本(3.5) 中盤でのボール奪取は健在。パス出しにも成長の跡が窺える。
田邉(3.5) 流れに変化を作れる男。軽いプレーもあるが減ってきた。
阿部(4.5) 最後まで頑張ったがボールが足につかず思いきりも悪かった。
前田(4) 前半は消えていた。延長に入ってシュートもあったが交替。
===
中島(3) 試合がオープンになったところでスーパー・サブとして生きる男。
永井(3.5) スピードを生かしてチャンスは作ったが、クロスがアレなの惜しい。
ユ・インス(-) 時間短し。子犬のように走りまわった。

何か評価の難しい試合。そこまで悲観はしていないが…。



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2017年06月18日 23:25      [posted by der_ball_ist_rund]

【Jリーグ第15節】FC東京×横浜

■2017年6月18日(日) 18:00キックオフ
■味の素スタジアム

なぜか日曜日の試合。昼ごろからの雨が降りしきる中での試合となった。代表戦のブランクを挟んで2週間ぶりの公式戦。中断期間中の積み上げが問われる。東京は今回代表招集がなく、それはそれで残念だがチーム戦術の深化はできたはず。雨の中を味スタに向かった。

東京は前節を終えた時点で暫定4位。昨日の試合で首位の柏が引き分けており、首位との勝ち点差を詰めるチャンス。横浜は厳しい相手で互いに失点を嫌う固い試合になることが予想されるが、やるべきことを最後までやりきって、スコアレスでの勝ち点1を最低目線に、連動した攻撃からの得点で上積みを図りたい。

布陣は中断前の清水戦からトップの前田をウタカに入れ替えた以外同じ。阿部がベンチに復帰した。


室屋 吉本 森重 太田
東 橋本 眷襦|翕
ウタカ 大久保

試合は予想通り守備戦に。5分、左サイドで中島からパスを受けた東がファーにクロス、ここに大久保が飛びこんで合わせ、ボールはゴールに入ったがオフサイドの判定。10分には眷襪らのパスを受けた中島が中央からミドルを放つが枠外に。公式にはこれがファースト・シュートになる。

その後は次第に横浜がボールを支配する流れに。東京は自陣で守備に追われるようになる。東京は森重、吉本を中心に泥臭い守備でゴールを守るが、クリティカルなシーンも作られている。敵のシュート・ミスで救われているが楽観できない。

前半残り10分あたりから再び東京が攻勢に。人数をかけて敵陣深くで決定的なシーンをいくつか作る。45分、ウタカが中島からのパスを受けてエリアに侵入するが敵DFにブロックされる。このこぼれ球をウタカが再び収め、エリア内でフリーの大久保に短い横パス。大久保は流しこむだけだったが、シュートはわずかに右に外れる。今日のポイントになるシーンだった。結局スコアレスで前半を折り返した。

前半スコアレスは想定の範囲内。後ろに重心がかかり過ぎの感はあるが、前半はこんなものだろう。大久保のチャンスは決めて欲しかったが、後半もチャンスはある。中島をどこまで引っ張るかがポイントになる。

後半に入っても拮抗した戦いが続く。前半の流れを引き継いで東京が優勢に攻めるが、最後のところのアイデアと連係を欠きゴールに迫れず。

69分、中島に代えて阿部を投入。74分、眷襪らのパスを受けて右サイドに展開したウタカが中をよく見て中央にクロス。飛びこんだ大久保が頭で合わせたが、厚く当たり過ぎたかバーの上。これも枠に飛ばして欲しかった。

77分、さすがに疲れの見える東に代えて永井を投入。永井が左に入り、阿部が右サイドに回る。

81分、中央からミドルを放たれるが林が横っ飛びでセーブ。今日のサンキュー林。

84分、橋本に代えて梶山を投入。オープンになりつつある流れの中で勝ち点3を狙いに行く。

88分、自陣右サイドでのスローインとなったが、室屋のスローを受ける選手がおらず、室屋はやむなく林にボールを戻すが、ここにプレスをかけられ、林がワンタッチで蹴ったボールはタッチを割る。この敵スローインからのボールをつながれ、前線からの落としに後ろから蹴りこまれたボールがゴール右隅に決まる。土壇場で0-1と先制を許す。

負けられない東京は森重を前線に上げてパワープレーを敢行。森重に加え、大久保、ウタカ、永井、阿部らを並べた前線は迫力があり可能性は感じるものの、横浜の必死の守備もありゴールを割ることはできない。

CKには林が上がるなど捨て身の攻撃を仕掛けたが奏功せず。アディショナル・タイムにゴール正面30メートルほどの位置でFKを得たが、太田のキックは壁に当たりそのまま試合終了、0-1で痛い敗戦となった。

五分の戦いだったが最後の勝負に負けたという試合。そこまで酷い内容だった訳ではないが、最も必要な勝ち点をまったく得られなかったという結果は重く、そのことは受け止めなければならない。

ふだんは少なくとも1点は取れていることを前提に、「追加点が取れないこと」よりは「失点してしまうこと」を中心に改善を求めてきたが、今日の試合に限って言えば、「取るべき時に取れなかった」ことが敗因であり、特にエースである大久保が前半終了間際の流しこみを失敗したのが大きかった。

もちろん攻撃は水モノであり、すべてのチャンスがきちんと決まる訳ではないのは割り引いた上での議論だが、大久保は高い給料をもらい、チームメイトにもガンガン注文を出すエースである以上、決めることを期待されるのは当然だし、それを決めきれなかったのであれば批判されるのも仕方ない。今日は、後半のヘディングの失敗も含めて、「決めてくれ、大久保」という試合だった。

失点シーンでは誰も室屋のスローインをもらいに行かなかったことが原因になっているが、終盤、オープンになる中で重心が前にかかり、スローインはいったん後ろで預かってから作り直して欲しいとみんなが思ってしまったのか。終盤のワンチャンをしたたかに生かすのは我々のやりたかったことであり、それができず逆に敵につけいる隙を見せてしまったのは我々の拙さ。

スローインのボールを戻された林にしても、バウンドするスローインのボールにプレッシャーもかかる中でワンタッチで正確に蹴るのは難しいだろう。その手前のスローインの処理の仕方が甘かったことチームとして反省すべきだと思う。

数字を見ればシュート数11-8、ポゼッション52-48、CK3-4と、拮抗しながらもせめてスコアレスドローが妥当だったように思える。残念でもったいない試合であり、星勘定的にもチャンスを逃し苦しくなってしまったが、まだまだ下を向くような局面ではないしそんなことは許されない。足りなかったものを見直す必要はあるが、前を向いてやる以外に方法はないはずだ。

消化試合数がクラブにより異なるので暫定だが、ここまで15試合で勝ち点24(1試合あたり1.60)の7位。首位柏との勝ち点差は7と広がり、タイトルを狙うためには限界が近い。シーズン前半は残り2試合であり、もう後のない戦いになる。

水曜日には天皇杯2回戦の長野戦があるが、メンバーはターン・オーバーすべきだろう。今日の敗戦を踏まえて修正すべき点をしっかりあぶり出す必要がある。

評点(評点はドイツ式):
林(4) 今日も「サンキュー林」あり。スローインの処理ミスを責めるのは酷。
室屋(5) 対面の敵FWに再三競り負け。SBの基本で勝てなかったのは反省が必要。
吉本(4) クリティカルなシーンでの割りきったクリアが光る。持ち味を出した。
森重(4) 吉本とのコンビがよかった。カバーに徹し最終ラインを守った。
太田(4) 左足をケアされながらもクロスに特徴を見せた。守備では苦労した。
東(4) 守備に追われたが豊富な運動量で攻守にチームを下支え、貢献は顕著。
橋本(4.5) 泥臭く中央を守ったが、彼のところから前に出せれば。
眷(4) 試合を演出したが狙い過ぎてクリティカルなミスも出た。
中島(4) 連係はよくなりつつあるがハイリスク・ハイリターンは変わらず。
大久保(4.5) 汗はかいたが肝心の決定機を外す。決めてくれ、大久保。
ウタカ(4) 預かれば何かはしてくれる。使い続けて連係を深めたい。
===
阿部(4.5) 気合いが空回り。サブとしての出場には向かない選手か。
永井(4.5) スピードは見せたが最後が中途半端に。もったいなかった。
梶山(-) 時間短し。起用の意図が分からなかった。

帰りも結構雨が降っていた。



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2017年06月04日 23:20      [posted by der_ball_ist_rund]

【Jリーグ第14節】清水×FC東京

■2017年6月4日(日) 13:00キックオフ
■IAIスタジアム日本平

静岡県は遠征圏外なので素直に自宅DAZN観戦。いい天気の日曜日だ。最初なぜかキックオフを夜7時と勘違いしていて危なかった。

リーグ戦はここ3試合勝てておらず、首位との勝ち点差は6まで開いている。勝ち点を落とすことが上位争いから取り残されることに直結する厳しい局面であり、アウェイとはいえ勝ち点3は必須の試合。水曜日のルヴァンカップでは同じ相手、同じスタジアムで逆転負けを喫したばかりであり、悪いイメージはしっかり払拭しなければならない。

メンバーはリーグ戦仕様に入れ替え。とはいえ最終ラインは丸山に代えて吉本が先発、またルヴァンカップで負傷の阿部がベンチ外となり中島が左SHで先発するなど入れ替えを図ってきた。田邉はベンチ外でボランチには橋本が先発。


室屋 吉本 森重 太田
東 眷襦ゞ極棔|翕
前田 大久保

序盤は拮抗した戦いに。東京は高い位置からのプレスで主導権と握ろうとするがボールの収めどころがはっきりせずペースがつかめない。前への意識はあり、最終ラインに戻す回数は明らかに減っているが、前線でボールがつながらない。

一方の清水もサイドから組み立てようとするが、ルヴァンカップの反省から起点をつぶす東京の守備に遭いチャンスを作れない。互いに試行錯誤を重ねる展開に。

18分、中央30メートル以上はあると思われるFKを太田が蹴り、森重が頭で合わせるが敵GKがセーブ。さらにこぼれ球に中島が後ろからシュートを試みるがわずかにゴール右に外れる。

時間の経過とともに東京がボールを持てるようになり、敵陣で攻撃を仕掛ける時間が長くなる。33分、右サイドの室屋からのクロスに中央で大久保が合わせるがシュートは敵GKにセーブされる。

36分、中島が大久保に預けたボールを太田にはたくと、太田が裏にスルー・パスを送り中島がこれを追ってエリア内に。深いところからゴール前に送ったボールはクロスに見えたが誰も合わせられず。

徐々に調子を挙げた東京が優位に立ったが決めきれず、結局スコアレスで前半を終えた。

後半に入っても東京がボールを支配して攻めこむが決めきれず。59分、前田に代えてウタカを投入。61分、東からウタカ、大久保とボールが渡り、大久保が落としたボールを受けた東がシュートを放つが枠外に。

68分、中島が自陣から前線の大久保にスルー・パス。これを受けた大久保がカウンターで独走、エリアで敵DF2人に追いつかれ失速したようにも見えたが、ここから冷静に敵をかわして放ったシュートが決まり、東京が1-0と先制した。

その後はリードを奪って余裕の出た東京が積極的にボールを動かしながら時間を進める。83分、東がタイミングを図ってゴール前に送ったボールに大久保が飛びこみ、バックヘッドでこのボールを押しこみ追加点。東京が2-0とリードを広げる。ちょっと信じられない体勢から、後ろが見えているのかというゴールだった。

86分、中島に代えて米本を投入、橋本が左SHにスライドする。さらにアディショナル・タイムには東に代えて永井を投入、清水に大きなチャンスを作らせないまま試合をクローズ、第10節以来ほぼ1カ月ぶりのリーグ戦勝利を手にした。

前半思うように得点できなくても焦れることなく試合をコントロール、得点はサンキュー大久保という感じではあったものの確実に決め、敵にチャンスを与えずしっかり勝ちきったことは、ここしばらく続いていた先制後に追いつかれる悪い流れを払拭する意味でも大きかった。

特に、追加点が取れたこと、無失点で試合を終えたことは、代表戦による2週間のインターバルを迎えるタイミングでチーム状態を引き締め、ここからの立て直しの基礎として大きな意味を持つはずだ。

もちろん攻撃の連係はまだまだの部分もあったが、目立たなくてもしっかり「水を運ぶ」働きでチームを機能させた東や、持つところとパスを出すところの区別を意識していた中島ら、チームを底上げしたいという問題意識、危機感が持ったプレーが見られたのは心強い。

敵が勝手に好機でシュートを外してくれるなど助けられたことは間違いないが、最近続いていたお粗末な失点や、サンキュー林がなかったのは大きな進歩だ。何よりこうして結果をしっかり出せば、それを水準点として足りない部分の改善を図ることができる。

シュート数8-4、ポゼッション53-47、CK2-3と東京が主導権を握りながら試合を進めたことが数字からも窺える。シュート8本は少ないが、それでも2点取って完封できたのだからまずはそれでいい。意図のある攻撃のトライアルは増えているし、得点も大久保の個人技あればこそとはいうものの、そこに至るまでゴールに向かってプレーする意識が生み出したものでもあった。

これで東京は勝ち点を24に伸ばし(1試合あたり1.71)、ACL出場クラブの試合数が少ないので暫定ではあるものの順位を4位に上げた。首位との勝ち点差は6と変わらず、試合数が揃えば7位まで落ちる可能性はあるものの、混戦の上位争いに踏みとどまる重要な勝ち点3になった。

先に書いたように代表戦のためリーグ戦は1週休みになり、15節は6月18日の横浜戦になる。今回東京は代表招集がなく、それ自体は残念だが課題であるチームの連係の向上に取り組むには絶好のチャンス。シーズンは早くも残り3試合で前半を折り返しになるが、ここでどれだけ勝ち点を積み上げられるかがタイトルに向けてのポイント。ここからの戦いに期待したい。

評点(評点はドイツ式):
林(3.5) 今日は試されるシーン少なかった。セービングは安定していた。
室屋(4) 東とのコンビネーションにやや戸惑い。もっと上がってもいい。
吉本(3.5) 厳しく守りきれたのは彼の愚直な働きがあればこそ。価値高い。
森重(3.5) 安定したパフォーマンスで完封に貢献。左の方がいいのではないか。
太田(4) 攻守に汗をかいた。大久保ターゲットの放りこみもあっていい。
東(3.5) どこに置いてもハードワークでチームを動かす。なくてはならない選手。
眷(3) 今日は変態の本性炸裂、足許の異様な巧さとパスセンスに酔わされた。
橋本(4) 意識して前を向いたものの慎重なプレーが多かった印象。
中島(3.5) プレースタイルを進化させようとしているのが分かる。
前田(4) 前線でしっかりボールを受けてくれたがシュート0は寂しい。
大久保(2) 得点はどちらも彼の選手としての価値を示した。感謝しかない。
===
ウタカ(3.5) 連係のリンクになってボールを動かした。シュート欲しかった。
米本(-) 時間短し。
永井(-) 時間短し。

まず勝たないことには話が始まらない。重要な勝利だった。




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2017年06月02日 22:40      [posted by der_ball_ist_rund]

【緊急コラム】今最も必要なのは何か

東京は篠田監督が着任した昨年7月末の新潟戦以来、リーグ戦、カップ戦合わせて37試合の公式戦を戦ったが、そのうち無得点に終わったのは実に2試合のみ(2017年3月のガンバ大阪戦(0-3)と4月の浦和戦(0-1))である。この間の1試合あたりの得点は1.62であり、今季のリーグ戦だけを見てもここまで19得点(1試合あたり1.46)は5位だ。

最近の東京をめぐる論調を見ていると、攻撃の連係ができていないという指摘が多く、まあ、僕自身もそういうことを言ってきた訳だが、このデータを見れば、少なくとも我々が抱えている最も大きな課題が「決定力」「得点力」でないことははっきりしている。あたかも「得点が足りない」かのような前提からスタートする議論は間違いだ。

それでは、我々の目下の最大の課題、ここまで暫定6位に甘んじ、首位との勝ち点差が6まで開いてしまった現状で最も必要なものは何なのだろうか。そして、そのことと、「攻撃の連係ができていない」こととはどんな関係があるのだろうか。

まず、リーグ戦でここ3試合勝てず(1敗2分)、直近のカップ戦でも清水相手に先制しながら逆転負けを喫した原因ははっきりしている。

先に2点を奪われ、アディショナル・タイムで一矢報いた11節柏戦を別にすれば、12節神戸戦、13節甲府戦はいずれも先制しながら追いつかれ、ルヴァンカップ清水戦も先制しながら逆転負けを喫している。どの試合も1点は取れており、足りないのは得点ではなくてその1点をきちんと勝ち点に結びつけるメソッドでありディシプリンであることは明白だ。

追いつかれた後に突き放すことができなかったので、いかにも攻撃力が足りないような印象を持ってしまうのかもしれないが、先に1点取れているのだから、失点しなければ当然ながら勝ち点3は手中にあった訳である。問題はそのリードを守れず、気の抜けたような失点を繰り返してしまう試合運びの拙さにある。

「少なくとも1点は取れている」状況を踏まえて、この1点をいかにしぶとく、厳しく、クレバーに勝ち点に結びつけるかという方法論とそれに基づいた局面ごとの瞬間瞬間の判断力、そしてそれを切れ目なく90分間やり続ける規律、我々に足りないのはそういったものではないのか。

常に勝ち点3から逆算し、今この瞬間に何をすべきかを毎秒判断し続ける集中力とそれを実際にやる技術、そのベースになるチームとしての共通認識と約束ごと。考えなければならないのはまずなりふり構わず勝ち点を積み上げることであり、そのために今最も必要なのは「勝ちきる力」、試合をマネージする力だ。必要なのは守備力であり攻撃力ではない。そこはまずはっきりさせておきたい。

それなら「攻撃の連係」を取り沙汰するのはなぜか。それは、その1点をより確実に、効率的に取れるようにするために他ならない。

1点であればいいので、別に敵のオウン・ゴールでも、微妙な判定のPKでも、敵のミスからのいただきでも、太田のFK一発でもゴールなら何でも構わないのだが、そういう都合のいい得点が毎試合転がりこんでくるとは限らない。より確実に勝ち点3を積み上げるためには、そのベースになる1点をより確実に取れるようにしておかなければならない。

そのために必要なのが攻撃の連係であり、「型」であり、「抽斗」の多彩さである。したがって攻撃の連係自体は手段であり目的ではない。それはより意図的に、合理的に、合目的的に得点を決めるための方法論に過ぎないのであり、それ自体が必須の目的になってしまってはいけない。他の方法で得点できるならそれでもいいのだ。

きちんとした攻撃の「型」があった方が、より確実に、効率的に、楽に得点できて勝利の確率がアップするからこそ、攻撃の連係を向上させたい。しかし、優先順位は、先制した1点を守って勝ちきるための方法論と規律をしっかり刷りこむのが明らかに先である。この順番を間違うとチームは混迷し、最悪崩壊する。

オフに前線を「大型補強」したからといって華々しく打ち勝たなければならない理由は何もない。それもまたシーズンの最後にタイトルを獲得するための方法論のひとつに過ぎないのだ。もちろん見ていて楽しい攻撃フットボールでスカッと勝てるに越したことはないが、要は勝てばいいので、大久保がノー・ゴールでも、永井が機能しなくても、それ以外のぶざまなやり方で勝てるならそれでいいのだ。

くどいようだが、最優先は「虎の子の1点を生かしてなりふり構わず勝ち点3を積み上げること」であり、それが「より確実に得点できるように攻撃の連係を高める」につながって、その結果として「さらに勝ち点が積み上がって行く」のだ。

そしてその出発点である最低限の得点力は既にある。今しなければならないのは、2点取れるようにすることより、1点も取られないようにすることだ。

印象論で「得点力不足」という間違った前提から出発すると、「得点が必要だ」という認識から「前がかりになってただでさえ微妙な守備が崩壊する」という誤謬に陥り、結果として「守備も攻撃もメロメロになる」というチーム瓦解の憂き目に遭う。

繰り返すが今最も足りないもの、最も必要なものは「得点力」ではない。それを確認しておきたい。



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2017年06月01日 00:48      [posted by der_ball_ist_rund]

【ルヴァンカップ第7節】清水×FC東京

■2017年5月31日(水) 19:00キックオフ
■IAIスタジアム日本平

遠征範囲外なのは当然として、所用でキックオフまでに家に帰れなかったので、スカパーを録画して10時前から見た。もちろん結果を知ってしまわないようにTwitterなどは封印した。

東京は勝利または引き分けでグループ首位通過が決まる。負けてもグループ通過は動かないが、今季から2位以下は別グループの3位または2位とプレーオフを戦うことになっており、しっかりと引き分け以上で首位通過を決めなければならない。

布陣はカップ戦仕様。1トップのウタカを前田に入れ替えた他は前節の柏戦と同じメンバー。


徳永 吉本 丸山 小川
梶山 米本
橋本 阿部 中島
前田

神経質な立ち上がり。東京は引き分けでも首位通過が決まるせいかボールは支配するものの今ひとつギアが上がらず、決定的なシーンを作れない。清水の攻撃は散発で精度もないので怖さはないが、ボールの失い方次第ではゴール前まで入られることがあり気をつけなければならない。

38分、右寄りで得たFKを小川が蹴ると、ゴール前に上がったボールに誰も合わせきれず。このボールがワンバウンドしそのままゴールへ。流れからチャンスを作れなかった東京が、セット・プレーで1-0と先制する。

しかし、前半アディショナル・タイム、スルー・パスを受けて裏に抜けた敵FWを捕まえきれず、左の角度のないところからニアを抜かれてシュートを決められ失点。1-1の同点となって前半を終える。直前にもバーをヒットするシュートを打たれており守備がややルーズになっていた。

前半傷んで治療を受けていた阿部に代えて、後半から東を投入。東はそのままトップ下に入ったか。前半終了間際に足首を傷めいったんピッチ・アウトしていた米本はそのまま出場。

後半に入ると流れをつかんだ清水が優勢に。東京はコンビネーションから崩そうとするが清水の守備も固く、フィニッシュまで持ちこめない。58分、前田に代えて永井を投入、永井がトップに入ったと思う。

その後もなかなか攻撃が機能せず、アイデアも欠いて迫力のない試合になる。引き分けでもいいという試合はマネージが難しい。

すると77分、右寄りで与えたFKに中央で合わされ失点。オフサイドにも見えたが誰も抗議してなかったので違ったのだろう。1-2と逆転を許してしまう。林が反応してパンチングで弾き出そうとしたが対応しきれなかった。

80分、米本に代えてウタカを投入、橋本がボランチにスライド、永井が右SHに落ちてウタカがトップに。89分、右サイドの橋本からのパスを中央でウタカがスルー、受けた永井が裏に走ったウタカにパスを出すと、ウタカは深いところで切り返し、至近距離からシュートを放ったが、ニアを狙ったボールは枠を外れサイドネットへ。決めるならこのシーンだったが惜しかった。

結局その後も清水のゴールを割ることはできず、1-2で痛恨の逆転負けとなった。

前半こそボールを支配したものの流れからはチャンスが作れず、セット・プレーから先制しながら前半のうちに追いつかれ、終盤に逆転される最悪の展開に。シュートも6本に終わるなど(清水は13本)終始精彩を欠くつまらない試合だった。

攻撃の形が作れず、2点目、3点目が取れなかったのも残念だが、先制しておきながら失点を重ねてズルズルと後退したことの方が問題。1点は取っており失点がなければ勝てた試合だ。攻撃で思うように得点が取れないのなら、まずは自分のゴールをしっかり守らなければならない。それができなかった。

しっかりとした型にハメてゴールを奪う訳でもなく、かといってしっかり守りきれる訳でもなく、漫然と攻めて漫然と守った結果、1点取れたものの2点取られて負けたという気の抜けた試合。散漫だったと言われても仕方のない、締まりのないゲームだった。

少ないタッチでボールを動かすシーンもあり、そういう局面では敵の守備をはがしてボールを運ぶことができていたが、そこからフィニッシュまでの道筋が見えず、何のためにボールを動かしているか分からない。

守備も人は足りているものの、予測を超える動きをしてきた敵に対して対応が一歩出遅れているのではないか。同点にされたシーンでは敵の貪欲さに後れをとったと思う。

リーグ戦とはターン・オーバーしているので何とも言えない部分はあるが、このところのパッとしないリーグ戦の流れをカップ戦にも持ちこんでしまった感がある。チームとして取り組むことの優先順位が整理されておらず、試合ごとに対症療法的に穴をふさぐことしかやっていないのでつぎはぎ感が強くなるばかりだ。

試合が続いているので仕方ないとはいうものの、なぜ勝てないのか、敗因がどこにあるのかをしっかり分析してそれに見合った手を打たないとジリ貧になるだけ。まず結果を出すことが最優先だ。

これで東京はグループ2位となり、Bグループ3位の広島とプレーオフを戦うことになった。ムダに試合を増やした不甲斐ない敗戦だった。

評点(評点はドイツ式):
林(4.5) いくら林でもすべてのシュートをセーブすることはできない。
徳永(4.5) 攻撃参加はよかった。パフォーマンスは決して悪くない。
吉本(5) 奮闘したものの結果的に2失点。同点シーンでは全消しも届かず。
丸山(5) 一対一ではあと一歩の厳しさが足りないように見える。
小川(4) プレース・キックで存在感見せた。チャンスを生かした。
梶山(4.5) しっかりボールを受けてクリティカルなパスを試みた。
米本(4.5) ケガが心配。今日は猟犬ぶりもやや低調だったか。
橋本(5) あまり特徴出せず。SHなら他に適職の者がいるのではないか。
阿部(5) 貪欲にボールに絡みに行ったが奏功せず。ケガは大丈夫か。
中島(4.5) こういう試合でアクセントになりたかったがやりきれず。
前田(5) つぶれ役に徹してしまい自らのシュートはなかった。
===
東(4.5) 前線での起点になるべくボールには触ったがチャンス作れず。
永井(5) 試合の流れを変える活躍はできず。シュートが欲しかった。
ウタカ(-) 時間短し。シュートは惜しかったが枠に行きたい。

広島とのプレーオフ、ホーム開催分は平日だがキックオフを7時半にしてくれた。有難い。




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2017年05月29日 23:54      [posted by der_ball_ist_rund]

【Jリーグ第13節】FC東京×甲府

■2017年5月28日(日) 16:00キックオフ
■味の素スタジアム

所用があって現地観戦を断念。7時からのMXの録画中継を見ようと思っていたがそれすら間に合わず、10時過ぎから録画中継をさらに録画で見た。ホームゲームの現地観戦断念は今季初だ。

東京はカップ戦では好調だがリーグ戦ではここ2試合勝てていない。首位との勝ち点差も開きつつあり、ホームで勝ち点3を積み上げなければならない。タフな相手だが、やるべきことをきちんとやって結果を出したい。

メンバーは「リーグ戦仕様」。前節の神戸戦とほぼ同じだが、トップには前田ではなくウタカがリーグ戦で初めての先発となった。


室屋 森重 丸山 太田
永井 田邉 眷襦‥
大久保 ウタカ

試合はいきなり動いた。2分、右からのCKに中央で眷襪合わせると、ボールは敵DFに当たってゴールへ。記録上は眷襪離粥璽襪箸覆蝓東京が立ち上がりに1-0とリードを奪う。事実上のオウンゴールだったと思う。

その後も東京がボールをキープ、主導権を握りながら試合を進めるが、甲府の守備は堅く、東京もリスクを取って攻める局面でもなく、一進一退の攻防となる。甲府の攻撃は迫力を欠き、この時間帯は甲府のペースにつきあってしまった感があった。

先制のあとはシュートすらなく、攻めきれない時間が続く。39分、左サイドを上がった太田の折り返しから大久保が右前線にボールをつなぐと、上がった室屋がこれを拾ってダイレクトで流しこんだがシュートかクロスか、誰に合わせたか判然としないボールで結局合わず。

すると44分、田邉が自陣で森重に下げようとしたボールが合わずにルーズとなり、これを拾った敵FWに裏を取られる。林が飛び出したが抑えられず、無人のゴールに流しこまれて失点。1-1と同点にされてしまう。

東京は後半から永井に代えて阿部を投入。阿部を左に置いて東が右に回ったか。48分、阿部からのパスをDFラインで受けたウタカが素早く反転してシュートを放ったがゴール右に外れる。70分、太田のやや長めのFKに森重が頭で合わせようとするがボールは枠外に。

直後、東に代えて中島を投入、中島が左、阿部が右となる。75分、大久保のスルー・パスを受けて左サイドから太田がエリア内に侵入するが、シュートは敵GKに当ててしまい勝ち越しできない。

82分、ウタカに代えて前田を投入。89分、田邉が中島のスルー・パスを受けて裏に抜け出した田邉がシュートを放つがわずかに枠外。アディショナル・タイムには敵FWをフリーにして決定的なシュートを放たれるシーンがあったが、ここは林が防ぎ、結局1-1での引き分けとなった。

序盤に先制したために、それが気になって逆に思いきりのいいプレーができなかった感がある。敵のペース、敵のスピードに合わせてしまうのは決していいことではない。相手が何であれ、一貫した戦略・戦術で粛々と勝つべきところだが、序盤のリードをどうキャリーするか、考えた挙句かえって試合を難しくした感もある。

とはいえ、序盤にリードを奪っているのだから、そのまま締めることができればそれでよかった。ミスとはいえ、不用意に失点したことで後半の戦い方が難しくなってしまった。ムダに余裕かまして勝ちきるチャンスを自ら手放したというべきだろう。

自陣での横パス、バック・パスがリスキーであることは改めて認識したい。ここで取られて一人置き去りにされると、ゴールが近い分決定的な形になる。パスは回っているように見えるが、結局攻撃のトリガーにならずリスクだけを蓄積している感あり。

テレビで見ていると、大久保やウタカが味方からのパスにサム・アップしているのが何度も映し出され、連係も上がりつつあるように思った。結果が出ないので苦しいところだが、ここを乗り越えないと次はない。時間はあまりない。

この試合ではシュート数8-5、CK6-3、ポゼッション51-49と、数字的には東京が優勢に見えるが、そもそもシュート数8本の時点で低調なゲームだった。

攻撃の連係が深まって行くまではこういう苦しい試合は覚悟の上のはずだが、そうであればなおさら、先制した後のミスからの失点は許されないし、またひとたび追いつかれたのならアイデアを総動員して勝ち越さなければならなかった。どちらもできなかった結果が引き分けとなった。

もともとオウンゴールによる得点と、自らのミスによる失点で、実質上は「何もなかった」スコアレスのゲーム。引き分けという結果は妥当だったと言う外ない。

東京は暫定ながら順位を一つ上げ6位となったが、勝ち点は21(1試合あたり1.62)にとどまり、首位の柏との勝ち点差は6に開いてしまった。上位争いという意味ではぎりぎりぶら下がっている状態であり、クリティカルな状況になっている。

今週も水曜日にルヴァンカップがあるため、おそらく選手はローテーションになるだろうが、ここはリーグ戦、カップ戦関係なく踏ん張りどころだと思う。

評点(評点はドイツ式):
林(3) アディショナル・タイムのビッグ・セーブで勝ち点1を救った。
室屋(4.5) 思いきった攻撃参加が光ったが精度に向上の余地は残った。
森重(4.5) 失点時のパスの受け方は今イチだった。悩まずやり続けたい。
丸山(4.5) 流れからの攻撃は抑え続けた。敵の拙攻にも助けられた。
太田(4.5) 前線に飛び出してシュートまで行ったシーンには可能性を見た。
永井(4) 献身的に走りまわっているように見えたが交替は残念だった。
田邉(5) 軽いパスが致命的なミスに。腐ることなくやり続けたい。
眷(3.5) 初ゴールに加え苦しい時に味方を鼓舞する精神的支柱になった。
東(4) しっかりボールを触り勘のよさは随所に見せたがシュートなしに。
大久保(3.5) FWとしてよりつなぎ役として活躍。生かせていない感ある。
ウタカ(4) 連係や身体のキレは今イチだけど可能性は感じさせた。
===
阿部(4) ハードワークでリズムを作ろうとしたが決定機は作れず。
中島(4) パス出しもできていた。もともと視野は広いはずで後は本人の脱皮。
前田(-) 時間短し。

やっぱりオレが見に行かないとダメか…



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2017年05月25日 00:41      [posted by der_ball_ist_rund]

【ルヴァンカップ第6節】柏×FC東京

■2017年5月24日(水) 19:00キックオフ
■日立柏サッカー場

仕事終わりに駆けつけるつもりでチケットを確保していたが、どう考えても時間的に厳しく、まさに定時ダッシュ状態になりかねないので、ここはひとつきちんと午後半休を取得していったん家に帰り、しっかり態勢を整えて出かけた。

早めに柏に着いたし指定席なので急ぐこともなく、柏の街で軽く晩ごはんを食べてスタジアムへ。前から4列目なのでCKとか異様に近かったが全体は見にくかった。

ルヴァンカップでは磐田に不覚を喫したものの札幌、大宮に連勝、ここまで3勝1敗とグループ・ステージ勝ち抜けには近いポジションにいる。今季はグループ2位だとプレー・オフになってしまうので1位勝ち抜けを目指して勝ち点を上積みしたいところだ。

また、柏にはリーグ戦でやられており、双方ターン・オーバーしてのカップ戦とはいえしっかり借りを返してイメージを上書きしておかなければならない。

篠田監督は例によってリーグ戦から大きくメンバーを入れ替え、土曜日の神戸戦から続けての先発は林と丸山のみとなった。米本がケガからの復帰後J1の公式戦初先発、ケガでしばらく離脱していた橋本も右SHで先発した。U21枠は小川が出場。


徳永 吉本 丸山 小川
梶山 米本
橋本 阿部 中島
ウタカ

試合は中盤で激しく主導権を争う展開に。どちらもボールが収まらないが、セカンド・ボールは柏に拾われている印象。9分、左からのCKを小川が蹴り、橋本が頭で合わせるが枠に収まらず。席がアウェイ側のゴール・ラインあたりなので向こうサイドのゴール前が見にくい。

その後も東京が失ったボールを柏が前線の外国人FWに預けて個で打開しに来るパターンの攻防が続くが、東京の守備も集中しており、敵のシュート精度も高くなく決定的な形になる前にしのげている。逆に東京はあまりチャンスを作れず、得点の気配がない。

35分、中央で得たFKを中島が蹴るが合わせきれずクリアされる。パスがつなげず、ロング・ボールも収まらず、セカンド・ボールも拾えずと、どこにも起点が作れない中で、柏に主導権を握られバタバタと走りまわっただけで前半を終える。一方、柏の攻撃もパッとせず、スコアレスで後半勝負になる。

後半になると次第に東京がボールを持てるようになる。中盤で米本が例によって猟犬のごとくボール・ホルダーを追い、プレスをかけて奪ったボールを梶山が預かる形が徐々にでき始めて前半よりは敵陣で試合をする時間が長くなる。

56分、ウタカに代えて前田を投入。ウタカは週末に備えてプレー時間限定ということか。58分、中島のCKに橋本が頭で合わせるが枠外。橋本はCKのヘディング要員だっけ?

流れが東京に傾き始めたところで、72分、試合が動く。中央から右サイドに展開したボールを受けた徳永がアーリー・クロスをゴール前に上げると、ファーから入りこんだ前田がピンポイントで合わせるヘディング・シュートでゴール。東京が1-0と先制する。

76分、梶山に代えて田邉を投入、橋本がボランチにスライドし、田邉が右SHに入った。東京はその後もリスクを見ながら攻撃をしかけて時間を使う。84分、中島に代えて室屋を投入。おそらく3バックになったと思うが遠くから見ているのでよく分からない。

柏は終盤リスクを取ってのパワー・プレーを仕掛けるが、交替カードを使いきった後で負傷者が出たため一人少なくなり、アイデアを欠く単調な攻撃となる。1点差なので何が起こるか分からない怖さはあったものの、集中した守備でしのぎきり、東京が1-0でリーグ戦の雪辱を果たした。

前半は特にボールの収まりどころがなく、キープできないままバタバタと敵のペースに振り回されたが、敵の攻撃もリーグ戦の時ほどの連係や流動性がなく散発だったため対応できた。前半をスコアレスで終えられたのは大きかったし、終盤勝負になれば交替カードを考えても競り勝てると思っていた。

後半は徐々に間延びする柏に対して中盤でのプレスが効き始め、交替で入った前田の「らしい」ゴールで先制。敵の陣形が整う前のアーリー・クロスが有効であること、前田はそれにちゃんと合わせてくれることがよく分かった。この仕掛けはよかった。

全体としてはまだまだ攻撃の「型」ができておらず、個に頼った偶発性の高い仕掛けしかできていない感はあるが、それでもしんどい時間帯をしっかり我慢し、ワンチャンを決めきって締めて勝つというしぶとい戦い、タフな試合運びができることを確認したゲーム。その意味で価値のある1勝だったと思う。

中島、阿部、ウタカ、梶山、田邉ら、リーグ戦でも起用が見込まれる選手が、この試合のいいイメージをチームに持ちこめるかがポイントになる。攻撃の連係というものの、それも要は効率よく、確率高く得点し、勝ち点を積み上げるための方法論に過ぎない訳で、極言すれば連係がなくても勝てばよい。まずは粘り強く勝ち点を狙い続けることだ。

米本は90分プレー。遠慮のないボール奪取は健在で、特に後半は存在感が際立った。フルに使ってしまったのでリーグ戦での起用は難しいかもだが、この連戦はまずカップ戦の方でフィットを見極め、そろりとリーグ戦のポジション争いに絡んできて欲しい。

橋本は敢えてSHで起用する意図がよく分からなかった。このポジションならバーンズもいるはずだがベンチ外。橋本はユーティリティではあるが、今日はあまり特徴が見えなかった感があった。

これでルヴァンカップは5試合を終えて4勝1敗。勝ち点12はグループ2位だが、首位の仙台は既に日程を終えて勝ち点が13、得失点差で東京が上回っているため、東京は次節引き分け以上で首位通過となる。負けても2位は揺るがずプレーオフ以上は確定した。

評点(評点はドイツ式):
林(3.5) 安定したキャッチングで完封に貢献。彼がいると安心感がある。
徳永(3.5) 敵外国人FWとガチガチやり合った。アシストになったクロスは見事。
吉本(4) 唖然とするフィードのミスもあったが主将として試合を締めた。
丸山(3.5) 吉本とのコンビネーションは悪くない。エリア内で身体を張った。
小川(4) 守備に追われる時間も長かったが我慢強く対応した。FK蹴りたい。
米本(3) 彼が中盤でボールを追ってくれると動きが出てくる。復帰は順調。
梶山(4) リスクの高いワンタッチで見ている方をヒヤヒヤさせるのが憎い。
橋本(4) SHで特徴出せず。やはり主戦場はボランチか。終盤は手堅かった。
阿部(3.5) 愚直にボールを追って貢献は大きかったが決定機には絡めず。
中島(3.5) 単騎突破の特徴は見せたが得点には結びつかず。魅力はあるが…。
ウタカ(4) 波に乗りきれなかった感あり。ちょっと調子を落としているか。
===
前田(3) 前線で身体を張り、ここ一番で頼りになるゴール。これを待ってた。
田邉(3.5) 久しぶりのSHだが無難に対応、流れを引き寄せてくれた。
室屋(-) 時間短し。

曇り空で気温はそこまで上がらなかったが湿度が高くて蒸し暑く、試合後半には想定外の雨もパラついた。




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2017年05月22日 00:26      [posted by der_ball_ist_rund]

【ブンデスリーガ第34節】グラードバッハ×ダルムシュタット

■2017年5月20日(土) 15:30キックオフ
■Borussia-Park

前節からすべての試合が一斉にキックオフとなるシーズン終了モード。日本では見やすい時間で、リアルタイムDAZN観戦した。

グラードバッハは前節引き分けてしまったため6位以上に入れる可能性はなくなったが、7位になればELワンチャンあるというということで、そのためにはまずグラードバッハが勝った上で、ケルンが負け、ブレーメンが引き分けか負けとなる必要がある。こうなってみるとこれまで取りこぼした勝ち点のひとつひとつが本当にもったいない。

グラードバッハは前節負傷退場したエルヴェディに加え、トラオレがインフルエンザで欠場。右SBにはコープを使うかと思いきやジョンソンを起用し、前線にはアザールが復帰した。コープはいったいなぜこんなにヘキングの受けが悪いのか。クリステンセン(チェルシーにレンタル・バック)とダフード(BVBに移籍)はこれがラスト・ゲームになる。

グラードバッハはシーズン最終戦ということで身頃が白、袖が黒の新ユニを着用して試合に臨んだ。

ゾマー
ジョンソン クリステンセン フェスタガード ニコ・シュルツ
ホフマン クラマー ダフード アザール
シュティンドル ラファエル

グラードバッハが序盤から圧倒的にボールを支配、敵陣で試合を進めるが割りきって守るダルムシュタットのブロックを崩すことができない。6分に左サイドからエリアに入ったアザールが角度のないところから狙うが敵GKに当ててしまう。

その後もグラードバッハが主導権を握り、20分を過ぎたあたりから徐々にシュート・チャンスが生まれる。22分にはシュティンドル、25分にはジョンソン、34分にはホフマンがそれぞれシュートを枠に飛ばすが、コースが正直過ぎていずれも敵GKにセーブされる。

ダルムシュタットはカウンター狙いに徹するが、シュート精度を欠きチャンスを逃し続ける。唯一、30分、至近距離から狙われたシュートが枠に飛んだが、ゴール・ライン上にいたフェスタガードがバイシクルで蹴りだすアクロバティックなクリアで九死に一生を得る。ヤバかった。

結局、圧倒的に押しこんでシュートも放ちながらゴールをこじ開けられず、スコアレスのまま前半を終了した。

後半開始早々の50分、左サイドからアザールがゴール前に上げたボールに対して、ファーからホフマンが飛びこんだが合わず。しかしボールはそのままファーのサイド・ネットに直接入りゴール。アザールの復帰ゴールで1-0とグラードバッハが先制する。

その後も55分にはラファエルとのワンツーからゴール前に抜け出したダフードが決定的なシュートを放つが敵GKに当てるなど決定機を作る。しかし、62分、敵のシュートが敵FWに当たって軌道が変わりゴールに。1-1とされ試合は振り出しに。

3分後の65分、今度は右サイドのホフマンのクロスにニアに飛びこんだラファエルが頭で合わせゴール。グラードバッハが2-1と再び先行する。その後もグラードバッハが流れを支配し、何度かチャンスを作るものの試合を決められない。

74分、ダフードとジョンソンに代えてベネスとコープを投入。ダフードはスタンディング・オペ―ションに迎えられてピッチを去った。80分にはアザールに代えてハーンを投入、試合をクローズしに行く。

このまま勝ちきれるかと思ったが、90分、ゴール前の密集に放りこまれたボールに頭で合わされ失点、土壇場で2-2と再び追いつかれてしまう。結局このまま試合は終了し、シーズン最終戦を勝利で飾ることができなかった。

この結果、グラードバッハは9位でシーズンを終えることとなり、EL出場を逃した。まあ、ブレーメンはBVBに3-4で負けたものの、ケルンは2-0でマインツに完勝しており、勝っていてもELはムリだったのだから仕方がない。ここに至るまでに不甲斐ない試合をし過ぎたということだろう。

この試合単体を見れば、シュート数18-13、CK5-3、ポゼッション62-38と、実力差のあるクラブに対して圧倒的優位に立ちながらゴールを決めきれず、敵につけいる隙を与えた試合というべきだろう。

2度先行したにも関わらず、ここ一番の守備を締められず、2度追いつかれたのはいただけない。クリステンセンがいなくなる来季の最終ラインをどうするか、補強を待ちたい。コロジチェクをもう少し見てみたい。

ダフードがいなくなるのは厳しいが、クラマーがおり、彼を軸に考えるならボランチのパートナーはシュトロブル、ベネスらが考え得る。補強もあってしかるべしだと思うが、そこまで悲観する必要はないようにも思う。

CLに出場はしたものの、ケガ人も多く上積みの作れなかったシーズン。シュバート監督の更迭もあり、バタバタした。12勝13敗9分の勝ち点45で9位だが、まあ、勝ちより負けが多くてELだったりしたらさすがに具合も悪かろう。1試合あたりの勝ち点が1.32で順位表の上半分にいるだけでもラッキーと言わなければならない。シーズンについては改めてレビューしたい。

ディーター・ヘキング監督談話:
「今日の試合には満足できない。我々はたくさんの決定的なチャンスを作った。我々は多くの状況で、試合を早くに決めてしまうためにもっと一貫した攻撃をするべきだった。しかし仮りに我々が勝っていたとしても(ELには)足りなかったということだ。ELに出場できるチャンスはもともと極めて小さかった。他のクラブの試合結果に左右されるものだった。だから最後に残念ながら手が届かなかったということは受け入れなければならない。もちろん非常に落胆している。最後の試合を見れば、来季我々が何に取り組まなければならないかということが分かる。我々は両方のペナルティ・エリアの中で集中しなkればならないし、試合を早い段階で決めてしまうように一貫したプレーをしなければならない。ダフードは、彼のパフォーマンスを高めるために、新しい環境でチャレンジすることになる。ここ7年間、彼はグラードバッハで、彼自身のためにも、クラブのためにもたくさんの働きをした。彼の前途を祝したいと思う」

新ユニのデザイン今イチ…。



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2017年05月21日 01:18      [posted by der_ball_ist_rund]

【Jリーグ第12節】神戸×FC東京

■2017年5月20日(土) 19:00キックオフ
■ノエビアスタジアム神戸

里帰りを兼ねて遠征しようかとも思ったが、9時に神戸で試合が終わると実家に帰るのも厳しいということでおとなしく自宅テレビ観戦することにした。晩ごはんを外で食べていたら帰り遅れて15分ほど追っかけ視聴することに。

東京は上位争いに絡んでいるものの、前節柏に負けており、アウェイとはいえ連敗だけは絶対に避けなければならない。ひとつしくじればたちまち置いて行かれる混戦の中で、その上位争いの相手のひとつである神戸との直接対決だ。

この試合では右SBに室屋を起用、またボランチには田邉を先発させ、徳永、梶山はベンチに。また右SHはケガの河野に代わって永井が先発した。


室屋 森重 丸山 太田
田邉 眷
永井 大久保 東
前田

試合はどちらも積極的に前に出るガチの組み合いに。3分、田邉からのパスを受けた大久保がエリア外から狙って行くがバーの上に。中盤での激しく主導権を争うが拮抗した展開になり決定機を作れない。東京は中盤に降りてくる大久保のタッチがよく、そこからボランチが受けて展開する。

14分、大久保が中盤から前田に当てたボールを前田がダイレクトでフリックし右前線へ。抜け出した永井がこれを拾い、飛び出してきた敵GKを見てループ・シュートを放つ。ボールは高く上がり外したと思ったが、ファー・ポストに当たってゴール内に転がり東京が1-0と先制する。

その後は東京が流れをつかむ。19分には敵CKから頭で押しこまれるが直前に笛が鳴っており事なきを得る。22分には右寄り30メートルほどのところでFKを得て太田が蹴るが、直接ニアを狙ったボールは壁に当たる。

次第に神戸にボールを持たれる時間が長くなるが、敵の攻撃の精度が高くないことにも救われ、失点は免れる。一方、東京の攻撃も思いきりとアイデアを欠き決定機を作れない。1-0と1点をリードして前半を終えた。

後半も神経質な立ち上がりに。53分、ゴール正面20メートルほどのFKを得て、ズラしたボールを太田が蹴るがゴール左に外れる。その後は東京がボールを持って前に出るがフィニッシュまで持ちこめない時間が続く。

すると63分、左サイドでボールを持った敵FWにエリアに侵入される。田邉と森重が対応したが止められず深いところからマイナスのクロスを入れられ、これを中央で押しこまれて失点、1-1と同点に追いつかれる。

田邉は簡単に入れ替わられ、カバーに行った森重は敵が倒れそうと見たのかファウルを取られないように両手を上げて身体を引いたが、そのまま体勢を立て直した敵FWを見送る格好になった。あまりに軽い対応だった。

その後は勢いに乗って攻めてくる神戸に対し守勢に回る時間に。69分、永井に代えて中島を投入。今日は永井が効いてたがさすがに運動量多く限界か。あと1点欲しい局面で中島の投入はまあ理解できないでもない。

さらに74分には東に代えて徳永を投入。右から徳永、森重、丸山の3バックになり、室屋、太田を1列上げたと思うが、この3バックは機能しているのだろうか。正直あんまり意図が分からない。

79分、前田に代えてウタカを投入。その後はウタカに当てたボールを大久保、中島らが収める攻撃を試みるが精度を欠き形にならず。逆に神戸にいくつかクリティカルなチャンスを作られるが、林のファイン・セーブで何とかしのぐ。

どちらに転んでもおかしくないゲームだったが互いに決め手を欠き、結局1-1のドローとなった。

せっかく先制したのに軽い守備から失点し、その後は例によってナイーブな試合運びで押しこまれ、林の踏ん張りで何とか勝ち点1を確保したというカツカツの試合になってしまった。もっと楽に、自信を持って勝つことのできた試合だったはずだが、失点してムダに浮足立った感があった。

先制したのだからクリーンシートは守らなければならないし、追いつかれたのならもう1点取って突き放さなければならないが、そのどちらもできなかった。シュート8-13、CK4-6、ポゼッション51-49とやや押しこまれたが、勝てたゲームだった。

攻撃では大久保が下りてきて一度ボールに触れることでリズムができ始めていたし、終盤はウタカがボールを収めてくれていたが、そこからの展開のイメージがまだまだバラバラなのか、フィニッシュにまで持ちこめないシーンが多かった。

チームを作りながらタイトルを目指しているのだから、形ができてなくても結果だけは出さなければならない。敗戦のあとに引き分けと、連敗という最悪の結果だけは回避、最低限の勝ち点1は積み上げたが、先制していたことを考えれば勝ち点2を逃した試合と考えるべきだろう。悔やまれる失点だった。

これで勝ち点は20(1試合あたり1.67)となり順位は7位に。首位はガンバ大阪になったが、そことの勝ち点差は5に拡大、タイトルを狙うには土俵際の状況だ。このままズルズル中位に下がるか、勝ち点をしぶとく積み上げて上位戦線に踏みとどまるか、ここからまたルヴァンカップを含め15日間で5試合の苦しい日程で結果が出す他ない。

先制されたり追いつかれたりしたときに、やるべきことをしっかり再確認し冷静に戦える大人のチームにならなければ、厳しい戦いは勝ち抜けない。オレらに下を向いているヒマはない。

評点(評点はドイツ式):
林(3) 失点はノー・チャンスか。好セーブ連発でかろうじて勝ち点1を確保。
室屋(4) 思いきった攻撃参加でチャンスを作った。当面は徳永との併用か。
森重(5) 失点シーンではあまりに軽い守備。ちょっと休ませてはどうか。
丸山(4.5) 押しこまれた時間帯も何とか持ちこたえたがシュートは打たれた。
太田(4) 東とのコンビなら上がれるし特徴も出せる。FKも調子は悪くない。
田邉(4) ミスもあったがよく動いてパスの出しどころもいい。使い続けたい。
眷(4) 尻上がりに存在感を見せた。田邉とのコンビも悪くなかった。
永井(3.5) 攻守にスピードを生かして走りまわった。ゴールは外したと思った。
大久保(3.5) 単なるストライカーではないことを実感させるクレバーな動き。
東(4) 豊富な運動量でスペースをカバーしチャンスに絡んだ。好調を維持。
前田(4) 前線でボールを収めた。早く得点が欲しいがシュート0は寂しい。
===
中島(4) アクセントになり連係も意識したが怖さは見せられなかった。
徳永(4.5) ミスからのボール・ロストなどリスク高かった。
ウタカ(4) よくボールを収めてくれたが決定機は作れなかった。

勝ち点を見ても2試合くらいムダに負けてる気がするな。



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2017年05月15日 23:13      [posted by der_ball_ist_rund]

【ブンデスリーガ第33節】ヴォルフスブルク×グラードバッハ

■2017年5月13日(土) 15:30キックオフ
■Volkswagen-Arena (Wolfsburg)

例によってDAZN観戦だったがこの日は回線の調子が悪いのか結構クルクルが出てイライラした。こういう不具合のあるときにそれが個別の回線とかハードの問題だともうどうしようもないのがDAZNの厳しいところ。

グラードバッハはEL圏内に向けて何とか首の皮一枚というところ。残り2試合勝ってあとは何が起こるか見てみるしかない。ヴォルフスブルクは残留争いの渦中であり難しい試合になることが予想されるが、こちらもELに出ると出ないとでは大きな違いだ。後には引けない。

グラードバッハはベネスに代えてクラマーが先発。また右SHにはヘアマンに代わってトラオレが先発した。ラファエル、ジョンソンが久々にベンチ入り。

ゾマー
エルヴェディ クリステンセン フェスタガード ニコ・シュルツ
トラオレ クラマー ダフード ホフマン
シュティンドル ハーン

序盤からグラードバッハがボールを支配、積極的にゴールを狙いに行く。7分、ハーンからのパスを受けたシュティンドルが狙うが敵に当たってコースの変わったシュートはわずかに枠を外れる。直後にもシュティンドルのシュートが敵DFに当たり、こぼれ球にホフマンが詰めるがポストに嫌われる。

その後もグラードバッハが主導権を握って攻撃を続けるが、精度を欠いて決めきれない。ようやく24分、CKにハーンが合わせ、敵DFに当たってこぼれたところをクラマーが拾ってゴール・ライン際から中央に上げるとフェスタガードが頭で押しこんでゴール。1-0と先制する。

リードを得たグラードバッハが余裕を持って試合を進める一方、ヴォルフスブルクの攻撃は散発で迫力を欠く。何度かチャンスを作られたもののゾマーのセーブもあり危なげなく守りきって1-0のまま前半を終えた。

後半に入るとヴォルフスブルクが積極的に前に出てくる。グラードバッハはこれに乗じて51分にカウンターのチャンスを得るが、トラオレのクロスに合わせたハーンのシュートは敵GKがセーブ。52分にもホフマンがシュート・チャンスを得るがミートしきれず。

すると58分、左サイドから中央に送られたボールを敵FWに受けられ、簡単に反転を許してGKと一対一に。ゾマーが反応したが至近距離から決められ1-1の同点になる。

ここからはにわかに意気上がるヴォルフスブルクのペースに。ヘキング監督は66分、ホフマンに代えてジョンソンを、71分にはトラオレに代えてラファエルを投入、ハーンが右SHに落ちて勝ち越しを狙う。

75分、エルヴェディがもも裏を痛めて退き、代わりにシュトロブルが右SBに入る。ずっと降っていた雨かみぞれがこのあたりで強い雹に変わり、雷鳴もあったため、79分、主審の判断で試合は一時中断、選手はロッカーに引っこみ、DAZNの画面には「悪天候のため試合が中断しています」というテロップが。

夜中に読書しながら天候の回復を待つ。30分近くの中断の後、ようやく試合は再開したが、ピッチはところによって水しぶきが上がる状態で思うようにボールが転がせずオープンな展開になる。結局大きなチャンスも作れないまま試合は終了、1-1の引き分けに終わった。

先制したものの後半失点してからは流れを持って行かれ、チャンスも作れなくなってしまった。シュート数14-12、CK7-3、ポゼッション57-43と優位に試合を進めながら、追いつかれてからナイーヴな試合になったのが悔やまれる。ラファエル、ジョンソンを投入したが勝ち越し点は奪えなかった。最後のカードをケガのエルヴェディの交替に使わなければならなかったのも痛かった。

エルヴェディは肉離れ系のケガか。一人戻れば一人離脱という苦しい人繰りを強いられているが、順番からいってコープの出番か。ヘキング監督はコープの評価が低いようでこの試合もメンバーにすら入っていないが、ヤンチュケからポジションを奪った実力者であり見てみたい。

この結果、グラードバッハは勝ち点44となり、6位のフライブルクとの勝ち点差は4となって7位以下が確定した。一部報道では2位のライプツィヒが来季CLに出場できないとも言われており、その影響でもしEL出場権が7位まで繰り下がればまだ望みはあるが、そのためにはグラードバッハが最終節ダルムシュタットに勝ち、ケルンとブレーメンが負ける必要がある。

他にもBVBがポカールで優勝すれば枠がひとつ繰り下がってくるので、この両方が重なれば8位までELの可能性がある。まあ、そういう意味ではチャンスはまだあるものの、勝つべき試合に勝てなかったことで微妙な可能性にかけるしかなくなったということだ。

最終節は既に降格の決まっているダルムシュタットとホームで戦う。恒例なら来季のユニのお披露目ということで新ユニでのゲームになるはずだが、来季からプーマがサプライヤーになることになっており、そうであれば新ユニ披露はないのかもしれない。

いずれにしても最終節は気持ちよく勝ちたいところだ。

ディーター・ヘキング監督談話:
「我々は本当にいいアウェイ・ゲームをした。前半は素晴らしい状態で終えることができた。ヴォルフスブルクはまったく試合をグリップできなかった。我々が唯一反省しなければならないのは、2点目を取るべきだったということだ。我々が少しばかり主導権を失っていた局面で、同点にされてしまった。後から考えてももちろんこれは計算の上で痛かった。我々はできることをすべてやり、勝利のために戦ったが、2-1にするための決定的なスペースを見つけることができなかった。悪天候による中断の後は、試合をしっかり把握し、2点目を奪うために重要な集中が維持できるかどうかという状態になってしまった」

今季も残り1試合か…。



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2017年05月14日 22:28      [posted by der_ball_ist_rund]

【Jリーグ第11節】FC東京×柏

■2017年5月14日(日) 15:00キックオフ
■味の素スタジアム

曇り空の日曜日。暑くも寒くもない気候で、やや湿気はあるもののリラックスして観戦できる。

東京はここまでリーグ戦3連勝中だが、柏も同じく4連勝中で、特にGKが当たっている。すぐ下の順位の敵との対戦であり、負けると勝ち点3以上のダメージがあるのでしっかり勝ちきりたいが、厳しい試合になることが予想される。踏ん張りどころだ。

東京はルヴァンカップから選手を入れ替え、リーグ戦仕様に。リーグ戦としては前節の仙台戦と同じメンバー。


徳永 森重 丸山 太田
河野 梶山 眷襦‥
前田 大久保

試合は立ち上がりから互いに積極的に攻撃を仕掛け合うアクティブな展開に。8分、つないだボールを東が左サイドから持ちこんでシュートを放つが敵GKにキャッチされる。

12分、エリア至近で敵にFKを与える。ボールは壁を越えて枠に飛ぶが林が片手でセーブ。またしてもサンキュー林で失点を免れる。

直後の15分、今度は東京が梶山がファウルを受けゴール正面でFKを得る。これを太田が蹴り、ボールは枠に向かったが敵GKがセーブ。双方のGKの能力の高さで引き締まった展開になる。

さらには22分、梶山のパスを受けた東が中央からシュートを放つがこれも敵GKのセーブに遭う。31分にも太田のクロスに前田が頭で合わせるがやはり敵GKがセーブ。チャンスを作り枠へもシュートできているが敵GKの好反応で3点か4点は止められている印象。

すると33分、敵MFが中盤でボールを受け、そのまま反転してシュート。35メートルはあると思われるロング・シュートは無回転でゴールに向かい、林の腕の下をくぐり抜けるようにしてゴール。不意を突いたシュートで反応した林も止めきれなかったか。何もないところから生まれた得点で0-1と先制を許してしまう。

その後は勢いづく柏に対して防戦に回る展開に。起点が低くなって前に出られなくなり0-1とビハインドを背負ったまま前半を終えた。

後半開始間もない46分、自陣でスローンからのボールにプレスをかけられて奪われ、ゴール前に展開される。ここに入ってきた敵MFに太田と林が対応、交錯して倒れこんだがこぼれたボールが勢いなくコロコロとゴールに入って失点、0-2と追加点を許す。

不幸というか何というか、後半開始早々の何とも言えない失点で出鼻をくじかれ、その上でリードを2点に広げられて、勝つためには3点が必要になって明らかに動揺したように見えた。

篠田監督も反応、51分、前田に代えてウタカを投入する。前田が悪かった訳ではなく、ウタカの投入はともかく交替が前田というところに違和感あった。順番からすれば河野を下げるべきだと思った。

さらに56分にはその河野に代えて中島を投入。中島が左SHに入り東が右に回る。中島と太田の噛み合わせはどうかとも思うがここしか置きどころがないということか。しっかり仕掛けてゴールを狙えということだろうが、コマの入れ替えだけでうまく行くのか…。

東京は選手を入れ替え前がかりになるが、敵陣で失ったボールから立て続けにカウンターを浴びシュートを打たれるが林の好セーブで何とか守りきる。敢えてリスクを取っているとはいえフィニッシュしきれていないのでリスクがガンガン顕在化して怖い。

61分、梶山に代えて田邉を投入。30分を残してカードを使いきる。田邉が積極的に動き回ってボールを引き受け、中盤で時間を作るようになるが、上がりっぱなしの前線とカウンターを怖がる最終ラインとの間で明らかに全体が間延び、パスミスをカットされてのカウンターをしのぎながらの大味な展開になる。

ロング・ボールも最前線のウタカが再三オフサイドになり生かせず。66分、太田のCKに森重が頭で合わせるがバーの上に。前がかりになる割りに個々の意図がすれ違い、フィニッシュにすら持ちこめない時間が続く。

73分、攻め上がる途中でボール・ロスト、林が出ているのを見た敵FWが中盤からゴールに向かってロング・シュート。林は背走しゴールギリギリでボールを弾き出すが、そのまま枠に激突して倒れる。ヤバいかと思ったがメディカルを呼ぶ前に起き上がって胸をなで下ろした。

78分、ウタカがエリア内でボールを受けるがシュートは敵DFに当たる。80分には中島がエリア外からシュートを放ったがバーの上。ゴールが遠い。

終盤、パワープレー気味に前線に比重をかける東京は、アディショナル・タイム、丸山がエリア内に放りこんだボールに田邉が飛びこんで頭で合わせゴール、ようやく1-2と1点差に詰め寄るが時既に遅く、そのまま試合は終了、連勝は3でストップした。

序盤はチャンスも作り、枠に鋭いシュートも打てていたが、敵GKの好セーブで先制できない間に、想定外のロング・シュートで先制され、後半開始早々に交錯からのこぼれがゴール・インしての追加点など、ダメージの大きな失点が続いてナイーヴになってしまった。

そこで締めるべきところを締め、どうやって失地を挽回するのかしっかり意志統一をしなければならないところだったが、失点の焦りからかひとりひとりのビジョンがバラバラになり、個々の奮闘はあっても意図が繋がらずフィニッシュが形にならなかった。

頑張りの方向がズレたままそれぞれが孤立した戦いを続けた結果、残り時間をムダにし、ピンチばかりが目立つ展開になってしまった。敵にすれば個を封じればいいので楽だっただろう。残念ながら交替も性急に過ぎて意図が共有できなかったと思う。

数字を見てもシュート数7-15、CK3-7、ポゼッション48-52とホームながら完敗。敵GKが固いのは分かっていたはずで、そうであれば失点は何としても防がなければならなかった。先制、加点されたところで終わってしまったような試合で、タイトルを狙うクラブとしてはあまりに拙いゲームをしてしまった。

特筆するべきはシュートを決めた田邉の動き。柏のハイプレスにバタつく試合展開の中で、2点ビハインドの状態から試合に入ったが、中盤で落ち着いてボールを収め、積極的に動いてボールを展開、リスクを取ってクリティカルなパスを出した。

最後は自らヘディングでゴールを決めるなど、3点取らなければならないという危機感を、焦りではなく、冷静にプレーで表現できていたのは田邉だけだったと思う。サバデルからの復帰以来成長著しく、クレバーさ、技術、豪胆さなどを具えており、ボランチとしては梶山より期待できるのではないか。先発で使って欲しい。

東京は勝ち点19で足踏み、順位は5位に落ちた。首位浦和との勝ち点差は3でありまだ追撃は可能だが、8位の神戸まで4クラブが勝ち点19で並んでおり、上位争いは混戦。これ以上勝ち点を落とせば即脱落の危機であり、次節神戸戦はアウェイながら何としても勝利が必要。

苦しい時によりどころになる攻撃の型がないから、ビハインドを背負うと急にバラバラになるのは物の道理。先制されても持ちこたえ、なりふり構わず結果につなげるタフさがないとタイトルはムリだ。

評点(評点はドイツ式):
林(4) 好セーブを連発したが失点はどうしようもなかったか。もったいなかった。
徳永(4.5) 一対一の対応で何とか踏ん張りを見せた。終盤はちょっとキツかった。
森重(4.5) 読みのいい守備もあったが後半はカウンターへの対応に手を焼いた。
丸山(5) 序盤はよかったが先制されてからは徐々にカツカツの対応になった。
太田(4.5) FKは入っていてもおかしくなかった。東とのコンビネーションがいい。
河野(5) 守備も攻撃も中途半端。ドン詰まったところでリズムを変えるのが仕事。
梶山(5) 今日のプレーなら彼である必要はなかった。出来不出来の波がありすぎ。
眷(4.5) 守備に追われ持ち味出せず、チームを統合できずパーツになった。
東(4) マメに顔を出してチャンスに絡んだ。後半は危機感が空回りした。
大久保(5) 90分間消えていた。彼こそ真っ先に交替させるべきだった。
前田(4) 前線で身体を張り惜しいシュートも。最初の交替になったのは不本意。
===
ウタカ(5) 切れを欠き何度もオフサイドに。明らかにフィットしていなかった。
中島(5) 個々の意図がバラバラになった象徴的な存在。そろそろ脱皮を。
田邉(3.5) しっかりボールを動かして反撃の起点になった。ゴールに泣けた。

大久保は交替させないという密約でもあるのか。



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2017年05月13日 21:18      [posted by der_ball_ist_rund]

【緊急コラム】平日夜は7時半から

「しつこいようだけど切実なんで何回も書きます。平日夜の試合は7時半キックオフにしてください。都内の職場から駆けつけるのにこの30分は決定的に大きい。ほんまお願いします」

水曜日のルヴァンカップの時にこういうツイートをしたら、その後どんどんRTが伸びて、60件近くまでになった。

僕は都内の日比谷通り沿い、いろんな会社のオフィスが集まるエリアで仕事をしている。この辺りから味スタに行くには概ね1時間かかる。例えばオフィス街の代名詞である大手町から味スタに行く道のりを確認してみた。

7時のキックオフ時に味スタに到着し、席についているためには、遅くとも6時50分には飛田給の駅に到着している必要がある。試合の日は特急が飛田給に臨時停車するので通常の乗換検索での確認は難しいが、便宜上、6時45分に調布に到着するよう検索すると、大手町から6時05分の三田線か、6時04分の丸ノ内線に乗らなければならない。

オフィスから駅までの距離にもよるが、夕方のラッシュの人ごみをかき分けて電車に乗るのにかかる時間を考えれば、会社を6時前、5時50分ごろには職場を出ないと間に合わないことになる。

事情は会社によってさまざまだろうが、多くの会社では、6時前に職場を出るのはサラリーマン的にはかなりハードルが高いのが実情ではないか。ネットで拾ったある調査によれば、職場の飲み会の開始時刻の最頻値は6時台と7時台であり、平均は7時半。ましてや宴会でもない日に自分一人6時前に職場を出るのが微妙なのは何となく想像できる。

シンデレラじゃないけど、「ちょっと今日用事あるんでお先に失礼します!!」とムリなく職場を離脱できる分界点みたいなものが6時というのは、感覚として結構多くの働く人たちに共通するものではないかと思う。

それを考えるとキックオフが7時というのは早過ぎる。これをあと30分遅らせてくれれば職場を出るのが6時20分とかになる。職場の雰囲気とかは別にしても、仕事を終えてから職場を出るまでのルーティン的にこの30分の違いは非常に大きい。

クラブとしては、キックオフに間に合おうが合うまいが、要はスタジアムに来てくれれば動員としてのカウントは同じであり、キックオフを遅らせてまで「開始からきちんと見たい」というニーズに対応するメリットは確かに少ないかもしれない。

加えて、試合の終了が30分後ろにズレると(試合終了は9時半近くなる)、10時を越えて深夜業をしなければならないスタッフが増えるなどコストが余計にかかることも想定される。

あるいは、リーグやメディアとの間で、スポーツ・ニュースや新聞記事の締めきり、ダイジェスト番組の編集などの都合で9時までに試合を終えるよう申し合わせなどがあるのかもしれない。

さらには試合終了が遅くなることを懸念して来なくなる客もいくらかはいるだろう。キックオフを遅らせることにデメリットがあるのは理解できる。

しかし、一方で、キックオフを遅らせることによるメリットも考えられる。

まず、現在、東京では後半からのみの観戦のために「アフター8」チケットという企画チケットを定価の半額で販売しているが、キックオフを30分遅らせれば、現在半額で入場させている7時50分から8時20分到着の客を定価入場に振り替えることができ、増収が期待できる。

それから、7時半キックオフになることによって開始から試合が見られるようになり「それなら行ってみるか」と考える層の集客が新たに上乗せできる。さらに「今からでも後半からなら見られるから行ってみようか」と考える層も新たに誘致できる。つまり、残業などで試合が見られない(あるいはキックオフから見られない)ため来場を諦めている層の新規掘り起こしが期待できるということだ。

そしてもちろん、何とかして仕事を終わらせ、スーツのまま電車に飛び乗って飛田給駅から黙々と味スタに向かうサラリーマン・サポーターが、キックオフからスタンドに陣取り、熱い声援、拍手を送ることが可能になる。

必死で駆けつけたがキックオフに間に合わず、スタジアムに近づいたら歓声がして既にゴールが決まっていた時のあの悔しい感じは何とも言い難い。やはりキックオフからしっかりクラブの後押しがしたいしそこで何が起こるかをしっかり目撃し、体験したい。キックオフを何とかあと30分、遅らせることはできないだろうか。




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2017年05月10日 23:56      [posted by der_ball_ist_rund]

【ルヴァンカップ第5節】FC東京×大宮

■2017年5月10日(土) 19:00キックオフ
■味の素スタジアム

しつこく降っていた雨も夕方には何とか上がり、スーツで観戦するにはちょうどいい気候。とはいえ7時に味スタに到着するのは仕事の兼ね合い上かなり難しい。切実なので何度でも書くけど、平日夜の試合は頼むから7時半のキックオフにして欲しい。都内の職場から駆けつけることを考えると、この30分の違いは決定的。今日も何とか仕事を終わらせてギリギリで味スタに着いた。

グループステージはここまで2勝1敗。首位通過しないとプレーオフがあるので残り全勝するしかない。週央の試合が続き日程はきついが、ターン・オーバーしつつうまくチームの底上げにつなげたいところ。

メンバーはカップ戦仕様で、週末の仙台戦から続けての先発は森重のみ。ユ・インスをボランチで起用、SBは右に柳、左に室屋を配した。またケガから復帰しJ3で試運転した米本がベンチ入りした。大久保、前田、太田、徳永、河野、梶山らはベンチ外。林、眷襦丸山、東はベンチ・スタートとなった。

大久保
柳 吉本 森重 室屋
田邉 ユ・インス
永井 阿部 中島
ウタカ

試合は序盤から落ち着かない展開。互いに積極的にボールにアプローチしリスクを取って攻撃を仕掛けるオープンな流れになる。東京はウタカが前線でポストを引き受け、そこから中島、阿部につなぐ形が中心に。

13分、敵GKのパスをウタカがカット、こぼれたボールを阿部から戻されたウタカが前方のスペースにボールを持ち出して無人のゴールにループ・シュートを放つがボールは惜しくもバーに当たる。こぼれ球にさらに中島が詰めるがふかしてしまいバーの上に。ここをきちんと決めきっておきたかった。

20分、敵のロング・ボールを森重が競るが敵FWに抜け出され、カバーに行った吉本も買わされてエリア内に入られる。一対一になった大久保がチャレンジに行ったが一瞬早くボールを突つかれ、敵FWを倒す格好になって警告、PKを献上する。CB二人の対応が軽く、一対一になった大久保の対応は責められない。

21分、このPKを冷静に決められ先制を許す。0-1とリードを奪われ、磐田戦の苦い記憶が蘇る。まあ、今日は大久保が退場にならなかったのでよかったということか。その前にも敵FWにCB二人で対応しながら中央をぶち抜かれるシーンもあり、守備に不安が募る。

しかし、直後の25分、左CKを中島が蹴ると、ウタカがニアに入って頭で合わせる。これが決まり1-1と同点に追いつく。ボールもよかったしウタカの入りこみ方も巧かった。すぐに追いついたことで流れを引き戻した。

ところがその7分後、32分に、敵CKに頭で合わされて失点。ゴール前でユ・インスがマークについていたが動き出しで簡単にはがされた。

次に試合が動いたのはその3分後、後方からのパスをウタカが頭でつなぎ阿部がこれを追って敵エリアに。これと競った敵DFがクリアしようとしたボールがGKの頭を越えてゴールに吸いこまれ、敵のオウン・ゴールで2-2に。所謂「バカ試合」の気配が漂い始める。

さらに39分、永井からのボールをウタカが頭でつなぎ、これを拾った阿部が敵エリアにドリブル、敵DFを引きつけてファーでフリーの中島にパス。中島がこれを無人のゴールに流しこんで3-2と逆転に成功する。締まりのないゲームになったが東京が一歩先んじた状態で前半を終えた。

後半に入ると東京は守備を引き締め、ボールを支配して敵陣でゲームを進める。61分、右サイドの深い位置で得たFKを中島が蹴ると、ファーに入った森重が頭で合わせゴール、4-2と東京がリードを広げる。森重はフリーだった。

その後は東京がボールを動かしながら時計を進める。ドン引きにはならず、前線から果敢にボールを追い、最終ラインでの勝負を避ける。

74分、永井に代えて米本を投入、ユ・インスが右SHに出て、米本が大きな歓声に迎えられボランチに入る。さすがに嫌気がさしてきたか、動きのさえない大宮に対して東京が主導権を握る時間が続く。

81分、ユ・インスに代えて久保を投入。阿部が右SHに降り、久保がトップ下に。

85分、中島のスルー・パスに抜け出した久保が角度の厳しいところからシュートを放つがボールはゴール前を横切ってファーに。86分には中島が左サイドからシュートを放つが敵GKがセーブ、こぼれ球に阿部が詰めるが枠外に。

89分、阿部に代えてバーンズを投入。バーンズはそのまま右SHに。

このまま逃げきりかと思われたアディショナル・タイム、エリア内で敵FWに対応した森重の手にボールがあたりハンドの判定。PKを与えてしまう。これを決められて4-3と1点差に詰め寄られ、リスクを取って前に出る相手に防戦に回ったが時間を使いきり、そのままカップ戦2連勝を決めた。

敵の守備がもろく、ハイプレスから奪ったボールをショート・カウンターに持ちこむシーンが多かったが、敵のレベルにつきあったか、東京も雑なプレーが多くなってしまった印象を受けた。

守備でも軽率なミスが散見され、1失点目も大久保のミスと言うよりはその前のCBの対応が軽過ぎた。リーグ戦で先発していないメンバーでのチームなので、連係を欠くのはやむを得ない面もあるが、フワッとしたまま試合に入り、相手がどこであれやるべきことをやりきるという厳しさの乏しいゲームになってしまった。

最終的に勝ったからよかったようなものの、最近のいい流れを台なしにするリスクのある気の抜けたゲーム。地力の差で結果を引き寄せたことで最低限の辻褄は合わせたが、決めるべきシーンも多かったし、こういう相手にもっと厳しくつけこんで早々に戦意を削ぐ試合にしなければならなかった。

合計7つゴールがあったが、PK2つ、CKからのヘディング2つ、FKからのヘディング1つ、オウン・ゴール1つで、流れからのゴールは1つだけ。4-3という結果から想像されるようなスペクタクルには程遠いバカ試合というのが素直な感想だ。

ユ・インスのボランチは拙いながらも何とか機能していたが(田邉がカバーしていた)、柳の右SBはヤバかった。攻撃参加はともかく、そこからの切り替えや戻りながらのボールの処理にミスが頻発、後半は改善したもののパスを受けた時の判断も遅く、ワンタッチで前線に出せそうなボールも多かった。

これで東京は3勝1敗(勝ち点9)となり、5試合消化の仙台(勝ち点10)に次いでグループ2位。残り2試合をしっかり勝って、首位でグループステージを勝ち抜けたい。

次の試合は日曜日にホームで柏とリーグ戦を戦う。ウタカを90分引っ張ってしまったのが気になるが、眷襪鮟蕕畆舂呂魑戮泙擦襪海箸呂任ており、リーグ戦は厳しく勝ち点を取りに行きたい。

評点(評点はドイツ式):
大久保(4) PK献上は責められない。磐田戦からよくリカバーしたと言うべき。
柳(5.5) プロと思えないミス連発。下のカテゴリーで鍛え直してきた方がいい。
吉本(5) 強さは見せたが、試合勘の問題か、危なっかしい守備も散見された。
森重(5) ただひとりリーグ戦から続けて起用された意味を考えて欲しい。
室屋(4.5) コンスタントに戦い続けたが、やはり右サイドで起用したい。
田邉(3.5) バランスを取りボールを捌いた。ボランチ業が板についてきた。
ユ・インス(4) やはり前で走りまわるところに持ち味のある選手ではないか。
永井(3.5) CFで起用してみたい。使い方がもったいないような気がする。
阿部(3.5) ボールに絡みに行くことでチャンスを作った。ゴールが欲しい。
中島(3.5) オープンな展開で生きる男。ワンタッチで捌くことも学んで。
ウタカ(3) フィードを前線で競ってくれるのが大きかった。ゴールもよかった。
===
米本(3.5) 田邉との同期ボランチコンビに胸熱。競争激しくなるな。
久保(-) 時間短し。
バーンズ(-) 時間短し。不憫や。

しつこいようだけど本当にキックオフは7時半にしてください。




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2017年05月09日 22:39      [posted by der_ball_ist_rund]

【ブンデスリーガ第32節】グラードバッハ×アウグスブルク

■2017年5月6日(土) 15:30キックオフ
■Borussia-Park

DAZN観戦にも慣れた。テレビ放送の方がいいのは変わらないが、PCからテレビに直結できるようになって見やすくなったのは大きい。通信品質もだいたい安定しているようだ。

グラードバッハは目標であるEL圏内の6位と勝ち点3差の9位。とはいえ5位ヘルタから11位フランクフルトまで7クラブが勝ち点差5の間にひしめく混戦となっている上、グラードバッハはこの混戦の中のクラブとは既に対戦を済ませているため、とにかく勝ってあとは何が起こるかを見るしかない。

グラードバッハはマインツ戦と同じ布陣。クラマーがベンチに戻ってきた。

ゾマー
エルヴェディ クリステンセン フェスタガード ニコ・シュルツ
ヘアマン ダフード ベネス ホフマン
シュティンドル ハーン

試合は序盤からグラードバッハがボールを支配して押しこむ展開に。中央のベネス、ダフード中心にボールを動かし、流動的にポジションを交換しながら押し上げて行く。アウグスブルクはカウンターから反撃を試みるが、ともに決定力を欠き先制できない。

時間の経過とともにグラードバッハの攻撃はペース・ダウン、アウグスブルクがボールを持つ時間が増えてくる。44分、シュティンドルからのパスを受けたホフマンが裏に抜け出しGKと一対一になるが、流しこむだけのシュートを枠外に外す。

決めてくれというシーンだったが絶好機を逃し、スコアレスのまま前半を終えた。

後半もグラードバッハがアウグスブルクを攻めあぐねる展開が続く。5分、左サイドのホフマンのクロスにファーでヘアマンが飛びこむが合わず。

すると57分、敵のトップに入ったボールに対しクリステンセンとフェスタガードが対応に行くが、どちらも寄せきれないままシュートを許しこれがゴールに。0-1と先制を許してしまう。巨漢が二人も揃っていて何をやっているのかというシーン。

58分、これに反応したヘキング監督はヘアマンに代えてトラオレを投入、積極的にゴールを狙いに行くがアウグスブルクの守備は固く形を作れない。67分、ベネスに代えてクラマーを投入、攻撃的に前に出ようとする。

その後もコンパクトにブロックを作るアウグスブルクに対し、グラードバッハはアイデアを欠いてゴールに迫ることができない。78分、エルヴェディに代えてシュトロブルを投入、シュトロブルが中央に入っての3バックとなり、シュルツが前目に出る。

攻めこむものの崩せず、時間の経過とともに焦りの出てくるグラードバッハに対し、アウグスブルクは手堅く守り試合は4分のアディショナル・タイムに。その4分もほぼ過ぎようとしたラスト・プレーで、左サイドでボールを受けたトラオレがドリブルで仕掛ける。

ゴールライン近くから中央に流しこんだボールはゴール前を横切り、ファーに走りこんだハーンがこれを押しこんでゴール、土壇場でグラードバッハが1-1と同点に追いつき、試合はそのまま終了、諦めかけた試合で何とか勝ち点1を拾った。

何とかギリギリで辻褄を合せたものの、押しこみながら決定力を欠いて自ら試合を苦しくし、先制を許した流れは負け試合。最後に追いついたのはむしろ僥倖という内容だった。残留争い渦中のクラブとの対戦は神経質なものになりがちだが、この試合は自滅と言うべきだ。

内容的にはシュート数18-11、ポゼッション66-34、CK3-5とボールを支配しながら、終了間際の1点のみに終わったのは情けない。何度か決定機はあったが決めきれず流れを手放した感ある。取れないなら少なくとも失点はしてはいけなかったが守備も曖昧だった。

グラードバッハは勝ち点を43(1試合あたり1.34)として順位は9位で変わらず。5位フライブルクとの勝ち点差は4、6位ヘルタとは3差と、残り2試合で6位以上に食いこむことは数字上はまだ可能だが、7位、8位には勝ち点45でケルンとブレーメンが並んでおり、仮にグラードバッハが残り試合を2連勝して勝ち点を49まで伸ばしても、これらのクラブが揃ってコケて、勝ち点48以下に揃うということはなかなか考え難い。

まあ、勝ち点を49まで伸ばしたとしても1試合あたりでは1.44であり、これでELに出してくれと言う方がドあつかましい話と言われても仕方ない。とにかく残り2試合、ヴォルフスブルク(A)、ダルムシュタット(H)に何としても勝ち、あとは他がどうなるか見てみるしかない。痛い勝ち点2を逃した試合だった。

ディーター・ヘキング監督談話:
「最後に1-1に追いつけたことは喜びたい。我々は前半いくつかの攻撃ができていて、それで私は楽観的になった。この局面では両翼を使ってプレーすることができていた。しかし、リードを奪うためのゴール前での連係が残念ながら足りなかった。非常に労力を使ったチームにとっては残念なことだった。我々には今日は意志はあったが、正しいアイデアによって前を向いて戦うことができなかった。ハーフタイムのすぐ後にもパトリック・ヘアマンにもうひとつ大きなチャンスがあった。もしこのチャンスを行かせていれば、試合の流れも違ったものになっていただろう。しかし、起こってはならないことが起こってしまった。避けることができたはずの状況によって失点してしまった。最後のプレーでチームはしかし労力に対する報酬を得た。この勝ち点1には満足することができるが、パフォーマンスには満足できない」

コメント長いわ。



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2017年05月07日 22:07      [posted by der_ball_ist_rund]

【Jリーグ第10節】仙台×FC東京

■2017年5月7日(日) 14:00キックオフ
■ユアテックスタジアム仙台

ああ、連休も終わる。仙台遠征も考えたが連休最終日ということでおとなしく自宅DAZN観戦することにした。

リーグ戦は2連敗のあと2連勝と復調しつつある。上位争いにしっかり食らいついて行くためには勝ち点は落とせない。仙台とはルヴァンカップで今季既に顔を合わせており、その時には6-0と大勝しているが、このところ調子を上げている上、同じクラブに連敗はできないとモラルを高めてくることも予想され、難しい試合になりそうだ。

東京はルヴァンカップでの札幌戦から選手を入れ替えリーグ戦仕様に。前節の広島戦と同じ布陣となった。林、森重、丸山、眷襪ルヴァンカップから連続しての先発となる。


徳永 森重 丸山 太田
河野 梶山 眷襦‥
大久保 前田

試合は序盤から東京のペース。ボールを支配しながら少ないタッチでパスを交換し押し上げる。8分、敵エリア付近の左サイドでボールを持った東からニアの大久保に。大久保はシュート・コースがなく中央の眷襪縫僖后眷襪魯瀬ぅ譽トでシュートを放ったがボールはゴール右に外れる。

21分、左からのCKに中央で森重が競り、ヘディング・シュートを放つがこれが敵DFに当たってエリア手前にこぼれる。ここにいち早く詰めた大久保が抑えた低い弾道のシュートをダイレクトで放ち、これが敵DFの足に当たりながらもゴール左下隅に決まって東京が先制、1-0とリードする。

この得点を境にポゼッションは仙台に。東京は守備の局面ではしっかりとブロックを作って対応、仙台に得点機を作らせない。林の好セーブもあって守備は危なげなく、がっしり守ってはいるものの、受けに回る時間帯が続く。

38分、河野からのパスを右サイドで受けた大久保がシュートを放つがGKがキャッチ。東京の攻撃もアイデアと精度が両立せず追加点は遠い。結局1-0のままで前半を終えた。

後半に入っても仙台がボールを支配し、東京がこれを受けて、ボール奪取からカウンターを狙うという流れは変わらず。

56分、河野に代えて永井を投入。すると直後の57分、フィールド中央、ゴールから40メートルほどのところでFKを得る。太田がこれを蹴ると直接ゴールに向かったボールを敵GKセーブ。しかしそのボールが地面に落ちたところにすかさず大久保が詰めゴール。大久保のこの日2つ目のゴールで東京が2-0とリードを広げる。

64分、前田に代えてウタカを投入。その後も仙台がボールを支配しつつ波状攻撃を仕掛けて来るが、東京は全員が身体を張って守備、奪ったボールをカウンター気味に展開する。しかし前線に掛けられる人数も限りがあり、何度かのチャンスも決定的な形になる前にルーズなボール・ロストでついえることが多かった。

76分、眷襦大久保とつないだボールに駆けこんだウタカがシュート。これはゴール左に外れる。これが入っていれば試合はこの時点でほぼ終わっていた。

その後も仙台の猛攻を受けるが、仙台は攻め手にアイデアを欠き、また林のスーパー・セーブもあってゴールは死守する。87分、大久保に代えて阿部を投入。4分のアディショナル・タイムを含めて残り時間を何とかしのぎきり、そのまま2-0でリーグ戦3連勝となった。

シュート数7-12、CK1-9、ポゼッション39-61と、仙台に押しこまれる時間が長かったことを示しているが、クリティカルなゴール前のシーンはそれほど多くなく、いくつかの決定的なシュートは林がセーブ。しっかりと組織的な守備ができたことで何とかクリーン・シートを守ることができた。

一方で、攻撃の方はワンタッチでのテンポのいい攻撃も見られるようになってはきたし、相互の距離感も随分改善された感はあるが、結局流れからは無得点。ワンツーの息を合わせるところや、使えるスペースのイメージを共有することなど、所謂「連係」にはまだまだ改善の必要がある。

しかし、それが形になっていなくても、セット・プレーからしっかりゴールを決め、さらに後半にも敵の隙を見逃さず加点するなど、勝つために何をすればいいのかということをよく理解し、最後まで集中を切らせることなく、うかつなミス、失点もなく勝ちきれた。仙台の精度の低さ、アイデア不足にももちろん助けられてはいるものの、このいいイメージは身体にしみこませたい。

何度も書いているが、連係の熟成には時間がかかるもので、その時間を稼ぐためには形は何であれ結果を出し続けることが重要。そうやって繰り返しチャレンジする中で次第に内容が上向き、効率的に得点できるようになってくるし、そうなれば守ることにも集中しやすくなる。

おそらく仙台にすれば「内容は悪くなかったが決めきれなかった」という理解の試合だったと思うが、優先順位の高いのはまず結果であり内容は二の次。相手にこう思わせたということは我々の方が強かったということだ。こういう試合をきちんとモノにできるクラブ、身も蓋もなく勝てるクラブをまずは目指すべきだ。

これで東京はリーグ戦3連勝で勝ち点を19(1試合あたり1.90)に伸ばした。順位は4位と変わらないが、首位鹿島との勝ち点差は2となり、2位、3位とは勝ち点で並んでいる。上位は混戦であり現在のスナップショットに一喜一憂する必要はないが、10試合を消化しての現在地という意味では悪くない。2連敗はひとまずリカバーできた。

次はまたすぐ水曜日にルヴァンカップの大宮戦がある。今日起用できなかった中島や田邉を初め、若手に引き続きチャンスを与えてターン・オーバーを図りたいし、眷襦⊃構鼎狼戮泙擦燭ぁ今月は公式戦が8試合あり、リーグ戦は早くも3分の1以上が終わってしまう。目先の試合にひとつひとつ勝つしかなく、選手起用も戦略的にやる必要がある。

評点(評点はドイツ式):
林(2.5) 今日もまたサンキュー林。今のところ今季最大の補強はやはり彼だ。
徳永(3.5) 攻守に経験の重みを発揮、何か去年より良くなっている感すらある。
森重(3) 押しこまれる展開でもあわてることなくDFを統率、完封を達成した。
丸山(3) 自信を持ってボールにチャレンジできており復調。クレバーさが光る。
太田(3.5) 東とのコンビでプレーに冴えが戻りつつある。やり続けたい。
河野(4) 奪ったボールが足に着かずロストするシーンが多かった。
梶山(3.5) ムリにキープしてのロストはいただけないがセンスは見せた。
眷(3) 押しこまれる中でもボールを受け続けた。欠かせないピースに。
東(3.5) 献身的にスペースを埋めボールを追った。貢献は大きい。
大久保(2.5) 常にゴールを狙っていることが実際に結果に結びついた。
前田(3.5) 身体は張ったがゴールに向かう動きは物足りなかった。
===
永井(3) むしろ守備での貢献が大きいのは不憫。生かし方を考えたい。
ウタカ(3.5) シュートは惜しかった。そろそろまたゴールが見たい。
阿部(-) 時間短し。

ああ、連休も終わる。



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2017年05月03日 21:20      [posted by der_ball_ist_rund]

【ルヴァンカップ第4節】FC東京×札幌

■2017年5月3日(水) 15:00キックオフ
■味の素スタジアム

5連休の初日、気持ちのいい五月晴れになった。スタジアムに着いてビールを飲んだあたりまではよかったが、キックオフの頃から次第に曇り始め、肌寒い天気になってしまった。飲めるうちにビール飲んでおいてよかった。

ルヴァンカップはここまで1勝1敗。前節は大久保択生の不運な退場などもあって磐田に1-3と苦杯を喫しているだけに、首位通過のためにはどうしても勝利が必要な試合だ。札幌はリーグ戦に集中するためかメンバーを入れ替えてきているが、リーグ戦では逆転負けを喫しており、同じクラブに連敗する訳には行かない。

東京は大久保、前田、徳永、太田ら主力を休ませながらも、磐田戦の反省からか、林、森重、丸山という守備の要はリーグ戦から続けて先発。広島戦を期限付移籍の契約により欠場したウタカが1トップで先発となった。またU18の久保がベンチ入り。


室屋 森重 丸山 小川
眷襦‥廷
永井 阿部 中島
ウタカ

試合は序盤から東京が主導権を握る。5分、田邉からのパスを受けて左前線に抜け出した永井がこれをダイレクトでウタカに落とすと、ウタカは抑えたシュートを放つがわずかにゴール右に。

11分、敵DFラインに入ったウタカに中島から縦パスが入ると、ウタカは反転し持ち出してシュートを放ったがこれはGK正面に。15分には阿部が右サイドから切れこみ、中央の田邉にラスト・パスを送るが、これに合わせた田邉のシュートは枠外に。積極的にゴールを狙って行くが決めきれない。

その後も東京が何度かチャンスを作ったが、31分、中島が左サイドをドリブルで駆け上がり、深いところから鋭い角度で戻しのパスを入れる。ニアのウタカは合わなかったが、ファーの永井がこれをワントラップ、右足でゴール右隅に蹴りこみ東京が1-0と先制する。

これで流れは完全に東京に。ほぼワンサイド・ゲームとなりサッポロ陣内で試合が進む。38分、眷襪右サイドから浮き球のボールをファーに送る。GKがセーブしたこぼれ球を中島がループ気味にシュートするがこれはゴール右に外れる。

43分、中島がドリブルで持ち上がって正面からミドルシュートを放つがこれはGK正面に。こぼれ球に阿部が詰めたが敵DFにブロックされる。得点機は多かったが結局最少の得点にとどまり、1-0で前半を折り返した。

後半に入っても東京のペース。54分、敵のパスをカットした中島からのパスを受けたウタカがドリブルでゴール至近の深い位置までドリブル、角度のないところからシュートしたボールをファーに飛びこんだ永井が押しこんだがオフサイドの判定に。リプレイを見たがウタカがボールを出した瞬間の永井は敵DFより後ろにいた上、ボールよりも後ろでありオフサイドではなかったと思う。

さらに55分、丸山からのフィードを受けた阿部が裏に飛び出しそのまま勢いに乗ってシュート。GKが触ったボールは上に跳ね、惜しくもバーに当たってピッチ内に跳ねかえる。眷襪これを拾ってミドルを放つがこれはバーの上。絶好機だったが決めきれず。

66分、永井に代えて久保を投入、阿部が右サイドに回り、ウタカと久保の2トップに。直後の67分、阿部の落としを受けた久保がミドルを狙うがDFにブロックされる。70分には中島が中央でシュートを放つがこれもGK正面。

75分、中島に代えて東を投入、試合を落ち着かせてクローズする意図か。終盤は札幌もリスクを取って反撃を仕掛け、ややオープンな展開になるが、パスの精度を欠きこれを東京がカットしてはカウンターを仕掛ける。

41分、左寄り30メートル弱の位置でFKを得る。これを久保が蹴りボールは壁を越えたが落ち切らずバーの上に。

アディショナル・タイムには阿部に代えてバーンズを投入、最後はキープで時間を使い手堅く勝ちきった。

主力を休ませた札幌の戦力が正直かなり見劣りし、実力的には歴然とした差があったのだから、もっと圧勝すべき試合だったと思う。実際、チャンスはあったし19本のシュートを放ったが、GKの正面を突いたり枠を外れたりで、厳しいところに打てたのは得点になった永井のシュートのみではなかったか。

敵のレベルに合わせてしまい、チャンスがあり過ぎてプレーが雑になったのではないか。前後半であと1点ずつ加点できていれば、ずっと楽に試合を運べたと思わずにはいられない。その意味では実力差があるために、逆に集中を保つのが難しい試合だったということかもしれない。札幌のシュートは0本だった。

それでも前半に決めた得点を守り、虚を突かれたようなお粗末なミスやうかつな失点もなく、最後まで主導権を握って試合をクローズできたことは大きな収穫になった。チャンスの割りに得点の入らず、歓喜の瞬間が少なくてつまらない試合だったが、それをつまらないなりに勝つこともまた大事だと学んだ。

トップの公式戦初出場となった久保は、判断の早さ、ボールタッチの確かさ、プレー選択の確かさなど非凡なものを見せたが、決定的なシーンを作ることはできなかった。連休のゲームのプレミアム的な意味あいもあった出場だと思うが、このタイミングでトップの試合を経験させたことは悪くなかった。

これでルヴァンカップのグループステージは2勝1敗となり勝ち点6でグループ3位。しかし1位の仙台(勝ち点9)、2位の札幌(勝ち点7)は4試合を消化しているので今後逆転の可能性は十分ある。5月の週央に続けて試合があるので日程は厳しいが、うまくターン・オーバーしてリーグ戦にいいフィードバックを返せるようにしたい。

評点(評点はドイツ式):
林(3.5) 敵のシュート0本で今日は開店休業。ゴールキック、パントすらわずか。
室屋(4) 守備も攻撃も思いきりが見られず中途半端に。今こそアピールを。
森重(3.5) クレバーな守備、試されるシーン少なく消耗も最小限で試合を終えた。
丸山(3.5) 広島戦の好調を維持、自信を持ってプレーすることができた。
小川(5) パスを受けても前にチャレンジできず。持ち味を再確認したい。
眷(3) 中央で試合の流れをコントロール。取り敢えず眷襪僕造韻箸院
田邉(3.5) 前から後ろまで広い範囲をカバー。アイデアもあり躍動した。
永井(3) SHではなくFWで勝負したいという言葉を裏づける強さを見せた。
阿部(3.5) 献身的に動き回ってボールを回収し続けた。ゴールが欲しかった。
中島(3.5) 相変わらずのハイリスク・ハイリターン。シュートは読まれている。
ウタカ(3.5) 終盤息切れか。コネてシュート打てないシーン多かったのはなぜ。
===
久保(3.5) トップ初出場だが落ち着いてプレー。偏差値の高さは垣間見えた。
東(3.5) 雑になりかけた試合をしっかりクローズした。役割を果たした。
バーンズ(-) 時間短し。

久保目当ての取材が大量に来ていて久保のニュース・バリューの高さを実感した。J3デビューの時もそうだったが、クラブとしてもそれを狙って連休にぶつけてきた訳でもあり、メディアが集まること自体は目論見通りというか想定の範囲内。

ニュース・バリューのあるものに集まるのは彼らの仕事なのだからそれを批判しても仕方ない。ふだんフットボールに見向きもしない層にこそアピールしたい訳だから、「ふだん来ないクセに」と彼らに恨み事をいうのは筋違いだ。

この露出をどうファンベースの拡大に生かすかがクラブの力であり、こうした積み重ねが「味スタを満員に」につながって行くのだと思う。



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2017年05月01日 20:00      [posted by der_ball_ist_rund]

【ブンデスリーガ第31節】マインツ×グラードバッハ

■2017年4月29日(土) 15:30キックオフ
■Opel-Arena (Mainz)

リアルタイムでDAZN観戦。最近接続も安定しており、毎節中継してくれるのが有難い。

DFBポカールは準決勝で敗退したが、リーグ戦の方はEL圏内である6位以内を獲得する戦いがあり残り4試合ひとつも落とせない。2連敗中でありアウェイとはいえ勝ち点3が必要な試合だ。

ポカールで肘を骨折したヴェントに代わってニコ・シュルツが先発、またボランチのシュトロブルに代わってベネスが、右SHはトラオレに代わってヘアマンが先発となった。ファイゲンシュパンが初めてベンチ入り。

ゾマー
エルヴェディ クリステンセン フェスタガード シュルツ
ヘアマン ダフード ベネス ホフマン
シュティンドル ハーン

立ち上がりこそマインツにチャンスを作られたものの、その後はグラードバッハがボールを支配、敵陣中心に試合を進めて行く。ベネス、シュルツがしっかりとボールに絡み存在感を見せているのが心強い。

31分、シュルツが左サイドをドリブルで駆け上がり、深いところからグラウンダーのクロスを入れると、ボールはDFラインの裏を抜け、ファーに走りこんだシュティンドルがこれをきっちり流しこんでゴール。グラードバッハが1-0と先制する。決めたシュティンドルはもちろんだが、持ち上がってクロスを入れたシュルツの思いきりのよさが光った。

その後もマインツには大きな決定機を作らせないまま、グラードバッハがゲームをコントロールする。37分にはダフードのミドルが決まったかに見えたがその前にハーンのファウルがありノー・ゴール。43分にもCKにクリステンセンが頭で合わせてボールはゴールに入ったが空中でゴールラインを割ったとの判定かゴールは認められず。1-0で前半を終えた。

後半開始早々の46分、敵のDFラインで相手を背負ったホフマンにボールが入るが反転できず。戻したボールに駆けこんだシュルツがシュートを放つとこれがそのまま決まり2-0に。シュルツがスゴい素直に嬉しそうな顔してて微笑ましかった。

その後はリスクを取って前に出てくるマインツに対して守備からカウンターで追加点を狙うグラードバッハという展開になる。何度かカウンター・チャンスはあったがシュティンドル、ハーンが決めきれず。

一方、マインツもチャンスを作るがグラードバッハは最終ラインでしのぐ。何度かエリア内で接触があるが幸いファウルにはならず。正直PKになってもおかしくないのが2回ほどあったと思うが…。マインツの選手、観客はヒートアップしていた。

78分、ベネスに代えてシュトロブルを、82分にはヘアマンに代えてトラオレを投入、順当な交替策だと思う。その後もゾマーの好守もあって失点は免れていたが、89分、敵のショート・コーナーから放りこまれたボールにファーで詰められてゴールを許し、2-1と詰め寄られる。

ファーには敵FWが二人飛びこんでおり、手前の選手がボールに触っていたのであれば最後に押しこんだ選手はオフサイドだが、手前の選手は触っていないということか。

マインツは勢いに乗ってパワー・プレーを仕掛けて来るが、アディショナル・タイムにはシュティンドルに代えてゾヴを投入して試合を締め、2-1で逃げきった。

シュート数13-17、CK3-8、ポゼッション46-54と、リードしてからポゼッションを譲ったことが効いたか数字的にはマインツ優勢に見えるが、試合の流れはグラードバッハが終始グリップしていたと思う。特にチャンスを得たベネス、シュルツがモラル高くマメに動いたことが試合の動因となった。

シュルツは一対一にも強く、これまでヴェントの影に隠れてSHでの途中出場程度しか出番がなかったが、この機会にしっかりアピールできたのは大きい。今季残り試合でしっかり足場を固めて欲しい。

ベネスも守備でしっかりスペースを固められていたのが印象的。強烈なミドル・シュートでのデビューがあったので攻撃的な選手かと思っていたが、最終ラインときちんとコミュニケーションができており、前後をつなぎスペースを埋めるボランチとして質の高い動きができていた。ダフードとのコンビネーションもよかった。

あと書いておきたいのはヘアマンが復調しつつあること。ゴールはなかったがスピードを生かしエルヴェディとのコンビネーションでポイントを作った。ケガが多く一時期の輝きがなかなか取り戻せていない感があるが、このまま終わる選手ではなくもう一度存在感を見せて欲しい。

ラファエル、アザール、ジョンソン、クラマー、ヴェント、ヤンチュケら主力にケガが相次いでいる中、チャンスを得たシュルツの1ゴール1アシストでしっかり勝ちきれたことは本当に大きい。今季残り3試合はずっとこんな感じかもしれないが、来季をにらみながらチームとしてチャレンジを続けて行くしかない。

この試合に勝ったことでグラードバッハは勝ち点を42に伸ばし暫定9位に。5位のヘルタとは4差、6位のブレーメンとは3差であり、まだまだELのチャンスはある。11位のフランクフルトまで5差の中に7クラブがひしめく接戦。残留争い渦中のクラブとの連戦となり、難しい試合が続くが、3試合全勝できれば勝ち点は50に届く。

ディーター・ヘキング監督談話:
「このマインツでの試合については私のチームをはっきりと褒めなければならない。ポカールの試合の後で、頭から落胆の気持ちを追い払うのは簡単なことではない。既に練習から選手たちがELに向けて戦おうとしていることを感じていた。我々はマインツのプレッシングをしっかりとかいくぐり、追いこまれることはなかった。それから幸運なことにリードを奪うことができ、後半始まってすぐに2点目を取れたのも大きかった。終盤は我々も足が止まってしまいマインツは危険だった。全体としては妥当なアウェイでの勝利だったと思う。このおかげで残り3試合に見通しが開けた」

今イチなシーズンだけど最後は締めたい。



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2017年04月30日 21:57      [posted by der_ball_ist_rund]

【Jリーグ第9節】FC東京×広島

■2017年4月30日(日) 15:00キックオフ
■味の素スタジアム

好天の日曜日。ロンT1枚で大丈夫なくらいだ。GWのスタートということもあって親子連れが多い感じも。ビールが美味しい季節になった。

リーグ戦は前節新潟に勝利、ホームに戻っての大事な試合だ。広島は今季ここまで1勝と不調だが、こういうクラブとの試合は逆に難しい。こういう試合にフワッと入って痛い目に遭ったことはこれまで何度もある。今季の札幌戦もそんな感じだ。球際、切り替え、集中など、基本を最後の最後までやりきることを意識したい。

ルヴァンカップの磐田戦からは大きく選手を入れ替え、前節新潟戦に準じた「リーグ戦仕様」に。ボランチは橋本が欠場、梶山と眷襪離灰鵐咾砲覆辰拭また、控えのGKに波多野が入った。広島から期限付移籍のウタカはこの試合には出場できない。


徳永 森重 丸山 太田
河野 梶山 眷襦‥
前田 大久保

序盤から激しいつばぜり合いに。互いにコンパクトな陣形で中央でボールを奪い合う展開になるが、時間とともに東京の方が意図のある攻撃を繰り出せるようになる。6分、左サイドでボールを拾った東が中央に回りこんでシュートを狙うが枠外に。これが東京のファースト・シュート。

12分、サイドを上がった徳永からの戻しのパスを受けた眷襪エリア外から狙うがこれも枠に収まらず。その後は中央で一進一退に。

20分、右サイドの河野から中央へのボールを大久保がスルーするが背後には誰もおらず。フロンターレを感じさせる大久保の動きだったが反応できなかった。こういう連係を模索して行きたい。

24分、徳永のクロスに中央で東が合わせようとするが密集になり打ちきれず。最後はヒールで流しこもうとするがこれも敵にブロックされる。試合の流れはつかみ、ゴール前でのシーンは作れているが決めきれない。

35分、眷襪DFラインの頭を越すロビングのパスを裏に送り、前田がこれに合わせようとするが届かず。アイデアははっきりしているし反応もできている。

41分、敵FKがポストいっぱいに飛ぶが林が横っ飛びでセーブ。サンキュー林だ。

アディショナル・タイム、右寄り、ゴールまで30メートルほどの位置で東が倒されFKを得る。このFKを太田が蹴りボールはいい軌道でゴールに向かったが、惜しくもバーに当たり跳ね返る。されに前田がこれに頭で詰めるがボールはバーの上に。

いくつかチャンスはあったものの決めきれず、結局スコアレスで前半を終えた。

後半も立ち上がりこそ広島が前がかりに仕掛けてきたが、ここをしのぐと前半同様の膠着に。時間の経過とともに神経質な戦いになる。

51分、太田からのクロスは敵GKにパンチングされるが、中央の梶山がエリア外からこのボールに直接ヘディング、これがGKの頭を越えてゴールに入りそうになるが敵GKが何とか手を伸ばしてセーブ。惜しいシーンだった。

56分、ゴール前でパスを受けた敵FWに反転を許し至近距離からシュートを打たれるが林がセーブ。事なきを得た。この日2本目のサンキュー林。

61分、梶山に代えて田邉を投入。さらに65分、河野に代えて阿部を投入する。ともに、失点を防ぐことを第一に考えつつ、先制のチャンスを見逃すなというメッセージだったと思う。

68分、左からの太田のCKに中央で前田が合わせるが敵DFにブロックされボールはファーにこぼれる。これを丸山が押しこみゴール、1-0と東京が先制する。右足だったが気合いで押しこんだ。

ここからはビハインドを背負った広島が前がかりに攻めて来るが、アイデアを決定的な形は作らせない。アディショナル・タイムには前田に代えて永井を投入、3分のアディショナル・タイムもしのぎきり、CKで挙げた1点を守りきって東京がリーグ戦2連勝を飾った。
数字を見ればシュート数こそ9-7と広島を上回ってはいるものの、CK3-3と互角、ポゼッションは47-53と広島がやや優位。チャンスを決めきれない中での苦しい戦いになったが、セット・プレーできっちり得点し、タフな守備でこれを守りきったという試合展開はひとつの「強さ」の尺度、基準となるもの。

攻撃はまだまだ試行錯誤の部分も大きいが、選手間の距離感など意識をしていることは窺えるし、ここは何度もやり直して戦術を共有して行くしかない。そこのオートマティズムが仕上がってくれば攻撃には繋がって行く。これはしっかりやり続けて欲しいと思った。

一方、守備の方が身体を張って最後の最後まで耐え、無失点で試合を締めることができたのは大きい。特に丸山は、このところどっちつかずのプレーが散見されていたのが、前節あたりからクリアにも割りきりが見られるようになり、この試合でも先を読んだクレバーな守備が印象的だった。丸山の復調は大きい。

華々しく勝つ必要はなく、とにかく毎試合勝ち点を挙げ続けることが重要。こういう難しい試合を、きちんと勝ちきることができたのは今後を考える上でひとつの「型」を作ったという意味で大きかったし、もちろん今日得た勝ち点3そのものも貴重だ。内容は改善しつつあり、結果を積み上げながら、効率性、確実性が上がって行けばいい。

東京は勝ち点を16(1試合あたり1.78)に伸ばし4位に浮上、首位浦和との勝ち点差は3に縮まった。上位は混戦だが、ここにしっかりついて行かなければならない。ひとつの勝負どころをクリアしたと言っていい。

ルヴァンカップもあり厳しい日程が続くが、幸いケガ人もなくターン・オーバーはできている。水曜日のルヴァンカップ札幌戦(H)は、リーグ戦後半のことを考えてもしっかり叩いてアウェイでのイヤなイメージを払拭しなければならない。采配も注目される。

評点(評点はドイツ式):
林(2) 今日もまた「サンキュー林」としかいいようのないスーパーセーブ連発。
徳永(4) 敵SHの単騎突破に手を焼いたが安定したパフォーマンスは維持している。
森重(3.5) 2試合連続の完封。ふと気が抜けるエアポケットが今日はなかった。
丸山(3) ゴールはご褒美だが偶然ではない。クレバーな守備が光った。
太田(3.5) FKの感触が戻ってきているのが心強い。惜しくもバーをヒット。
河野(4) いいプレーと軽率なプレーのムラがあった。周囲との連係が足りない。
梶山(4) いいボールも入ったが意外性のある縦への供給は少なかった。
眷(3) ミスもあったが彼を起点にプレーが組み立てられておりもはや不可欠。
東(3.5) 驚異的な運動量で前と後ろをつないだ。ヒール惜しかったな。
前田(3.5) 献身的にボールを収め続けた。ゴールはないが必要な選手。
大久保(3.5) 距離感近くなり生かしてもらえるように。守備にも貢献した。
===
田邉(3.5) 運動量の落ちる時間帯に入って中盤を支えた。先発でいいと思う。
阿部(4) リスクを考えながら与えられた役割を果たした。
永井(-) 時間短し。

ルヴァンカップでは久保を起用するとの報道。楽しみだ。



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2017年04月29日 20:12      [posted by der_ball_ist_rund]

【DFBポカール準決勝】グラードバッハ×フランクフルト

■2017年4月25日(火) 20:45キックオフ
■Borussia-Park

日本時間の水曜日未明3時45分キックオフということでリアル・タイムでの視聴は普通に諦めた。FohlenTVでハイライトのみ確認。

ポカールではあるが準決勝まで来たらタイトルに色気が出るのは当然。今季はリーグ戦でつまずいており、現実性のあるタイトルにはこだわりたいところ。

しかし引き続きラファエル、アザール、ヤンチュケ、クラマーが離脱中で、結局週末のBVB戦と同じ布陣でのスタートとなった。

ゾマー
エルヴェディ クリステンセン フェスタガード ヴェント
トラオレ シュトロブル ダフード ホフマン
シュティンドル ハーン

試合はフランクフルト優位の展開に。立ち上がりから何度かチャンスを作られシュートを放たれるが、ゾマーの好守もあり難を逃れる。しかしその後も押しこまれる時間が続き、15分、左サイドからのクロスがファーに流れたところをダイレクト・ボレーで叩きこまれ失点、0-1と大きなビハインドを背負うことに。

グラードバッハはその後もなかなか攻撃の形を作ることができない。17分にはダフードがミドルを狙うがGKにセーブされる。34分にはトラオレが左サイドから切れこんでシュートを放つがこれも枠外に。それ以外には大きなチャンスも作れず。

41分、傷んだヴェントに代えてニコ・シュルツを投入、アクシデントでカードを1枚使ってしまう。43分、ゾマーからのフィードを受けたホフマンが前線に走りながらボールを受け、飛び出した敵GKの頭を越えてシュートを放ったがボールは惜しくも枠に収まらず。

前半のアディショナル・タイム、左サイドに開いたトラオレがクロスを入れると、ニアのハーンが頭でファーに伸ばし、ここに走りこんだホフマンがダイレクト・ボレーを決めてゴール。1-1と同点に追いつく。前半はこのまま終了。

グラードバッハは後半からシュティンドルを下がり目にしてハーンを1トップにした4-2-3-1に近い布陣に変更、トップ下に起点を作るが目覚ましいチャンスは作れず。ポカールらしく互いに譲らない厳しい試合になる。

80分、ダフードに代えてベネスを投入するが逆転はできず、試合は延長に入る。

延長開始からトラオレに代えてヘアマンを投入。リスクを取った攻撃から何度かチャンスは迎えるものの決めきれない。111分、ホフマンに代えてゾヴを投入するが、結局試合は動かず、PKでの勝負となる。

グラードバッハは先攻で、シュティンドル、ヘアマン、ハーン、シュトロブル、ベネスと5人が全員決めるが、フランクフルトも全員が決め、5-5でサドンデスになる。6人目のフェスタガードが決めるが敵も決めて6-6。7人目、クリステンセンのキックは敵GKがセーブ、万事休すかと思われたが敵のキックもゾマーがストップ、8人目へ。

8人目のゾヴがGKに止められ再び窮地に。ここでフランクフルトがきっちり決め、PK6-7で競り負け、決勝にコマを進めることができなかった。

ケガ人が多くターン・オーバーのできない中で、日程的に疲れもあったか。攻撃にアイデアを欠いた感は窺える。延長、PKまでよく戦ったが残念ながら準決勝での敗退に。PKになった時点で結果は水もの。せめて延長でゴールできなかったことを悔やむ他ない。ポカールなので内容を云々しても仕方なく、勝ち抜けられなかったことがすべて。

これで今季残りはリーグ戦4試合のみ。来季のCL出場を目指してできる限りのことをやるしかない。この試合で負傷のヴェントは骨折で今季絶望との報も。一方でラファエルは練習に復帰とも言われており、次節マインツ戦はどうなるか。

ディーター・ヘキング監督談話:
「前半はおそろしく神経質になり地に足が着いていなかった。我々はあり得ないくらい何度も簡単にボールを失ったが、これはやってはならないことだ。幸運にも前半終了間際に何とか追いつく頃ができた。ハーフタイムに我々は少し変更を行った。そこからは守備面ではほぼ何もやらせることなく、前を向いての戦いもずっとよくなった。しかしながら、非常に高いボール支配率にも関わらず、フランクフルトのゴール前で危険なシーンを作ることはできていなかった。そのために我々は2点目を挙げることができなかった。PKは我々にとっては不運な結果となった。選手たちはできることをすべてやったが、それでも届かなかった」

ニコ・シュルツ、ベネスがkickerでいい評点をもらっているのが嬉しい。




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2017年04月26日 22:45      [posted by der_ball_ist_rund]

【ルヴァンカップ第3節】磐田×FC東京

■2017年4月26日(水) 19:00キックオフ
■ヤマハスタジアム

何とか仕事を切り上げて帰宅、テレビをつけるとちょうどキックオフだった。何とか間に合った。

ルヴァンカップは前節試合がなかったので2試合目になる。トップで勝ち抜けないとプレーオフになってしまうのでしっかり勝ちたいところ。

東京は週末の新潟戦から先発を総とっかえ、そうだったら面白いなと僕がツイートした「新潟戦に先発しなかった選手でもこれだけ組める」とほぼ同じメンバーになった。森重、大久保、前田、林らはメンバー外に。

U21の選手を最低1名先発起用しなければならないというレギュレーションのため、左SBは柳がトップの公式戦で初めて先発した。山田、大久保択生もトップ初先発。

大久保
室屋 吉本 山田 柳
眷襦‥廷
バーンズ 阿部 中島
永井

開始早々の1分、中島からパスを受けた永井が積極的にシュートを放つが敵DFにブロックされる。序盤からオープンにボールが往復する展開になる。

11分、左サイドから入れられたクロスに中央でヘディングされる。これは大久保がセーブしたものの、ボールが正面にこぼれたところを詰められて失点、0-1と早い時間帯にビハインドを背負ってしまう。クロスも簡単に上げられ、ゴール前でドンピシャのヘディングを許した時点で失点覚悟のシーンか。

さらに18分、ドリブルでエリアに侵入した敵FWに大久保が対応。敵の浮かしたボールを取りに行ったが触れず、敵FWを倒す格好となってしまい、得点機会の阻止として退場の処分を受ける。敵FWのプレーが巧みで、正直にボールにチャレンジした大久保がハメられたように見えた。判定は厳しいが得点機会阻止とみるのであれば退場はやむなし。

20分、仕方なくバーンズを下げてGKに波多野を投入、このプレーで与えたPKが最初のプレーとなるが、21分これを冷静に決められ0-2とリードを広げられる。阿部を右に回し、永井を1トップに置いた4-4-1の布陣に。

その後は東京がボールを支配しながらコンビネーションから反撃を狙うが、連係がちぐはぐでなかなか組織的にボールを前に運べない。25分、中央25メートルあたりで得たFKを中島が蹴り、ボールは壁を越えてゴール左下隅に飛んだが惜しくもポストに嫌われる。これが決まっていればというシーンだった。

東京は距離感が悪いのか攻撃がつながらず、中島の単騎突破頼みに。アディショナル・タイムにも中島がシュートを放つがバーを越える。0-2のまま前半を終えた。

後半に入っても流れは変わらず。53分、再び中央でFKを得て中島が狙うがバーの上。60分、永井に代えてウタカを投入、流れを引き戻しに行く。

しかし直後の62分、ゴール正面でボールを受けた敵FWに反転してのシュートを許し失点、0-3とさらに追加点を与え苦しい展開に。

その後はやや引き気味になる磐田に対して東京がボールを保持する時間が長くなるが、最後のところで崩しきれずゴールが遠い。

72分、眷襪紡紊┐篤眦弔鯏蠧、練習試合っぽくなってくる。眷襪禄桔の広島戦をにらんでの交代だと思うがやや引っ張り過ぎた感はある。

オープンになる中で東京が攻撃を仕掛ける時間帯になり、83分、中島のスルー・パスを受けてウタカが裏抜け、GKとの一対一から落ち着いて脇を抜くシュートを放ったがボールはポストに当たって外に跳ねる。

さらに84分にも中島が遠目から放ったシュートが敵DFに当たり、軌道の変わったボールが枠に向かったがこれもポストに嫌われる。

86分、中島が蹴った左CKに中央で吉本がヘディング、これが決まり1-3と1点を返す。その後も反撃を試みたが奏功せず、結局そのまま試合終了となった。

序盤の失点でゲーム・プランが狂い、さらに大久保が退場となった上に追加点を奪われて決定的に不利なゲームになってしまった。ポストを直撃するシュートが3本あるなど相応の形は作れたものの、全体として連動性に欠け、ひとりひとりが個々に仕掛けるしかなかったように見えた。

しかし一人少ない中で1点は取れている訳であり、敗因は攻撃ではなく、メンバーを入れ替えたGK、DFの経験不足にあったのは明らか。

山田はJ3でしっかり守れていたことからトップ・デビューに期待していたが、1失点目では敵FWにジャストのヘディングを許し、2失点目でも敵FWに簡単に裏抜けされて大久保が単独で対応しなければならない状況を招いた。それ以外にも状況判断やプレーの甘さが散見され、苦いデビューとなった。

まあ、隣にいた吉本もかつてデビュー戦でチンチンにやられ前半途中交代という屈辱を味わっているのだし、これですべてが決まる訳ではないが、もう少し厳しく戦えなかったのかという思いは禁じ得ない。

柳も本職ではない左SBでの起用ということで難しい部分はあったと思うが、切り替えが遅く帰陣できない間に左サイドを使われ、クリティカルなクロスを入れられた。センスのよさは買うが、それも泥臭く戦うことができてこそ。まだまだ学ぶべきことは多い。

大久保の退場は厳しい感もあったが、キャッチングなど林と比べて心許ない感があったのは仕方ないところか。セカンドGKは難しい立場だが、短い時間しか戦えなかったのは残念だ。一方波多野は2点を失ったものの、終盤にはファイン・セーブを連発、ポテンシャルを感じさせた。急遽の出場だったが貴重な経験になったと思う。

評価の難しい試合だが、若手のプレーを見られたこと、最後に1点を返したことはプラスに考えられる材料。ここから巻き返すしかない。週末にはリーグ戦があり、まずはそこに集中したい。

評点(評点はドイツ式):
大久保(5.5) 退場はボールに触れなかった時点でやむなし。捲土重来を期す。
室屋(5) 攻撃では特徴も見せたが敵の攻撃にフタをすることはできなかった。
吉本(4) 最終ラインで気を吐いたが若いDFラインをまとめきれなかった。
山田(5.5) 苦いデビュー戦となった。もっとガツガツ行ってよかった。
柳(5.5) 筋のいいプレーは分かるがもっと局面でしっかり汗をかいて欲しい。
眷(4) 広島戦に向け調子は上がってきているがボール・ロストもあった。
田邉(5) 前と後ろのつなぎ役としては存在感を見せられず、物足りない。
バーンズ(-) 時間短し。何かほんと申し訳ない。
阿部(4.5) ボールへの執念は見えたが周囲と連動できず孤軍奮闘になった。
中島(4.5) プレーのパターンが見えてしまっている。脱皮が必要な時期だ。
永井(5) どう生かして欲しいのかが周囲と共有できていない感あり。
===
波多野(4) 突然の出場だったが落ち着いてゴールを守った。いいセーブあり。
ウタカ(4.5) 孤立気味で難しいプレーを強いられた。シュート惜しかった。
内田(-) 時間短し。悪くはなかった。

こういう試合もある。




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2017年04月23日 20:08      [posted by der_ball_ist_rund]

【ブンデスリーガ第30節】グラードバッハ×BVB

■2017年4月22日(土) 18:30キックオフ
■Borussia-Park

日本時間では日曜日未明1時半キックオフのため、日曜日の朝8時過ぎに起きてDAZNの見逃し配信で時差観戦。もちろん試合結果情報は遮断したままで。

前節ホフェンハイムに打ち負けてのホーム・ゲーム。相手は3位のBVBと厳しい試合だが、EL圏内を目指すためには勝ち点3が必要な試合だ。

メンバー的には引き続きラファエルとアザールが離脱中で前節と同じ。加えてジョンソン、ヤンチュケ、クラマーもおらず苦しい人繰りを強いられる。特にサブの層が薄いのがしんどいところ。いる人で頑張るしかない。

ゾマー
エルヴェディ クリステンセン フェスタガード ヴェント
トラオレ ダフード シュトロブル ホフマン
シュティンドル ハーン

試合はBVBが積極的に前に出てくるのに対し、グラードバッハが自陣でブロックを作って待ち構える流れに。序盤から押しこまれ、奪ったボールもBVBの早いプレスに遭ってなかなか自陣から持ち出せない流れに。このまま90分続くとは思えないがしんどい立ち上がり。

9分、クリステンセンが自陣で足を滑らせて敵FWにボールを奪われる。これを追ったダフードがペナルティ・エリア際で敵FWを倒しPKの判定。リプレイを見ると確かにアフターで行っておりファウルは仕方ないが明らかにエリア外で足がかかっておりFKとすべきシーンだったと思う。10分、このPKを中央に決められ0-1と先制される。

その後はBVBの圧力がやや引いたものの、グラードバッハはなかなか流れをつかむことができず、BVB優位のまま試合が進んで行く。しかし、BVBは連戦の疲れか、爆破事件の余波か、30分過ぎごろから連係にミスが出始める。

グラードバッハはなかなかこれを生かすことができなかったが、43分、敵DFラインの横パスをハーンがカット、フリーのシュティンドルにパスすると、シュティンドルがGKとの一対一を冷静に決めて1-1の同点に。劣勢ながら何とか前半のうちに追いついた。

後半開始間もない48分、グラードバッハが右CKを得る。ヴェントの蹴ったボールは中央でシュティンドルが合わせようとしたがヒットせず、こぼれたボールは再びヴェントの下へ。もう一度クロスを入れると、ニアに入った敵DFがこれを引っかけてボールはゴールへ。オウン・ゴールで2-1と逆転に成功する。

その後はビハインドを背負ったBVBがバタバタするところをグラードバッハがいなす時間帯になったが、57分、交代で入ったばかりの敵FWにスルー・パスを通され裏を取られる。ゾマーが飛び出したが縦に持ちこまれ、角度のないところからのシュートを決められて失点、2-2と同点に追いつかれてしまう。

これで流れは再びBVBに。グラードバッハは選手交代でリズムを取り戻したいがいかんせんカードに限りがある。64分、ダフードに代えてベネスを、71分にはトラオレに代えてヘアマンを投入。77分、シュティンドルのパスを受けて裏に抜けたヘアマンがシュートを放つが飛び出した敵GKに当ててしまう。

81分、エルヴェディに代えてコープを投入。これは今ひとつ意図がよく分からない交代だが、おそらくはしっかり守りきって最低でも勝ち点1を取りたいということか。しかし87分、右寄りで与えたFKに頭で合わされて失点、2-3と逆転を許してしまう。ああ。

その後はフェスタガードをトップに上げてパワー・プレイを試みたが奏功せず、結局2-3のまま試合は終了、痛い2連敗となった。

結果だけを見れば惜しい試合のようではあるが、数字的にはシュート数7-12、ポゼッション45-55、CK2-4と終始劣勢で、力負けした感はある。テンポよくパスがつながるシーンもありはしたが、アタッキング・サードで躊躇することが多く、よくないポゼッションの罠にはまっている感じ。縦の速さを取り戻したい。

やはりラファエルとアザールがいないのは痛く、ホフマンが気を吐いているのは分かるがドルミッチが計算できず、ヘアマンも一時の輝きがない。ポゼッションに向いたチームではないと思うのだが。

グラードバッハは勝ち点を伸ばせず、39(1試合あたり1.30)のままで10位。6位のブレーメンとの勝ち点差は3だが、5位のヘルタとは7の差ができてしまい、残り4試合では6位を狙うのがギリギリの状況だ。この2連敗で状況は厳しくなってしまったが、勝ち点50を目標にできることをやるしかない。

試合日程としては火曜日にDFBポカールの準決勝でフランクフルトと対戦する。その後、シーズン残り4試合は、マインツ(A)、アウグスブルク(H)、ヴォルフスブルク(A)、ダルムシュタット(H)と下位との対戦が続くが、この時期の下位クラブは侮れず難しい日程になる。

ディーター・ヘキング監督談話:
「今日は試合に入るのがとても難しかったし、その後も自ら難しくしてしまった。我々は後ろからしっかり組み立てたかった。しかし問題がでてしまい、長いボールを蹴らざるを得なくなってしまった。我々は一対一の戦いに持ちこめず、ドルトムントは技術の高さを生かしてそこのところをうまくやった。0-1になる前に我々はミスを犯したが、幸運なことに前半のうちに追いつくことができた。それまではドルトムントの方が明らかに上回っていた。その後はしっかりと試合に入り、2-1にしたが、その後再び大きなミスが出てしまい2-2にされてしまった。FKに対してはもっとうまく守らなければならなかった。そうできていてば少なくとも勝ち点1を持ち帰ることができたのだが」

DAZNのアナウンサーが途中までエルヴェディをエヴェルディと言っていたのにムカついた。画面にクラマーが映ってもコメントしないし。しっかり勉強しろ。




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2017年04月22日 22:52      [posted by der_ball_ist_rund]

【Jリーグ第8節】新潟×FC東京

■2017年4月22日(土) 16:00キックオフ
■デンカビッグスワンスタジアム

遠征圏外なのでおとなしく自宅DAZN観戦。PC直結でテレビで見られるようになったのはいいし、白い円がクルクルすることはないが、たまに画質が急に粗くなるのはしかたないのか。やはりテレビ放送で普通に見たいが…。

東京は2連敗、3試合勝ちなしの状態で、タイトルを狙うためには勝ち点3が必須。下位相手とはいえ我々自身決して盤石ではなく、難しい戦いを強いられる。

大久保が戦列に復帰、前田と2トップを組んだ。河野も右SHで先発、眷襦▲Ε織がベンチ入りした。SBは徳永が右、太田が左という組合せに。お試し感の強い布陣だが、篠田監督の何とかベスト・ミックスを見つけたいという気持ちが伝わる。前田と大久保、東と太田の組合せに期待したい。


徳永 森重 丸山 太田
河野 梶山 橋本 東
前田 大久保

試合は序盤から新潟がボールを支配、東京陣内を中心にゲームが進んで行く。東京は奪ったボールをシンプルに前線に送るが、ターゲットになる大久保と他の選手の距離が遠く収まらない。

新潟はボールを持ちながら外国人選手の力を生かした突破を図ってくるが、パス精度が高くなく救われるシーンが多い。見せ場のないままどちらかといえば新潟優位で試合が進んで行く。

27分、大久保がエリア手前左手で倒されFKを得る。距離は30メートル弱、角度は右足有利だったが、東がフェイントして太田が蹴るとボールは壁を越えてゴール左上隅に吸いこまれるように決まり東京が1-0と先制する。これがファースト・シュート。

しかしその後も東京は攻撃の主導権をなかなか奪えず、新潟がボールを保持しながら攻撃を仕掛ける。シュートが枠に来ず救われるが何度か危ないシーンがあった。結局1-0と最少得点差で前半を終えた。

後半開始早々の46分、大久保が落としたボールに駆けこんだ梶山がミドルを放つが枠外に。東京が積極的に前に出るかに見えたがその後はなかなか流れを引き寄せられず。

56分、梶山に代えて眷襪鯏蠧。このポジションをまず替えたということは、ムリに追加点を狙いに行くよりは中盤でしっかりボールをコントロールしろということか。これで少し動きが整理され、時間が作れるようになる。

さらに58分、河野に代えて永井を投入。これも、ウタカ、中島ではなく守備に汗をかくことのできる永井を入れたことでまずリスクをマネージしてからワンチャンを狙うという意識がはっきり伝わる。

すると69分、左サイドで東がボールをキープ、オーバーラップした太田にパスを出す。これを受けて縦に走った太田が深いところからマイナスの折り返し。中央を上がった橋本がこれをふかさずきれいに流しこんでゴール。2-0と東京がリードを広げる。東と太田の息が合っていたし、橋本の落ち着いたシュートもよかった。

このあたりから流れは東京に。新潟の焦りを誘い、しっかりした守備からチャンスを窺うことができるようになる。75分、大久保がファウルを受けて再び左寄り30メートルほどの位置でFKを得る。東のフェイントから太田が蹴り、今度はファーに飛ばしたがボールはわずかにポストをかすめ枠外に。

80分、右寄りからドリブルで突っかけた大久保がエリアに入るところで敵DFに引っかけられ転倒、これがファウルとなってPKを得る。

82分、これを大久保自ら中央に決め3-0に。試合は事実上これで決まったと言っていいだろう。リプレイで見ると確かに敵DFの足が大久保にかかっているように見えるが、ファウルの場所はエリアの手前に見え、FKになるべきプレーだったのではないかと思う。

その後はパワー・プレー気味に反撃を仕掛ける新潟を東京が余裕を持って抑える。アディショナル・タイム、東からのパスを受けた前田が反転してシュートを放ったがわずかに枠に行かず。その後、前田に代えてハードワークのできる阿部を投入、そのまま完封し、3-0で3試合ぶりの勝利となった。

シュート数6-11、CK0-5、ポゼッション43-57と内容的には新潟に押された試合だったが、数少ないチャンスを確実に決めて効果的に加点、きちんと締めて渋い試合をモノにした。FK1本、PK1本だったがこういう試合に確実に勝ちきれたことが嬉しい。

攻撃では特に前半は相変わらず選手の距離感が悪く、前田が競ったボールを大久保が拾うという想定された形があまり見られなかったのは意外だった。前半は太田のFK以外シュートがなく、攻撃がサマになるにはまだ時間がかかるのかという印象だった。

後半、眷襪入ってからは中盤で試合の流れがコントロールできるようになり、そのおかげで少しずつ楽に戦えるようになったと思う。

また、東がサイドで起点を作るのみならず、時には逆サイドまで流動して地味にスペースを埋め、ボールを受けて出した。左サイドでは盟友の太田とのコンビネーションが効いており、ひとつの可能性を見せた。羽生の後を継ぐ「水を運ぶ選手」として重要な存在になってきたと思った。

守備では丸山が復調の兆しを見せた。敵FWに入ったボールへの対応を迷う間に置いて行かれ、裏を取られる場面はあったものの、ゴール前のハイボールの競り合いには強さを見せ、またリスクのある状況では割りきってはっきりしたクリアができていてよかった。

また、森重も丸山のミスを救う抜群のカバーで敵FWに寄せシュートを枠外に打たせるなど落ち着いた守備を見せた。CBは中盤で敵を止められず最終ライン勝負になることで苦しい戦いを強いられてきたが、この試合で本来の強さを見せられたと思う。

内容的には課題の方が多く、特に攻撃面でまだまだやるべきことは多くあるが、流れからシュートが打てないのであればセット・プレーでしっかり得点し、それを守りながらチャンスに仕掛けて追加点を取った試合運びは高く評価されるべきもの。

結果が出なければ内容は劣化して行くが、結果が出ることで内容はよくして行ける。その意味では本当に大きな勝ち点3であり、特に、よくないなりのゴールの取り方ができたこと、完封できたこと、追加点が取れたことは今後につながって行く。

また、今ひとつフィットできていない感があり前節は先発を外れた太田が、待望の直接FKを決めた他、アシストも記録したこと、大久保がPKとはいえゴールを決めたことは、やるべき人がやるべき仕事をしたという点で大事。これも次につながる仕事だった。

これで東京は勝ち点を13(1試合あたり1.63)に伸ばし5位に浮上。首位の浦和とは6差だが2位のG大阪とは2差であり、何とか上位への足がかりを残した。逆に12位の仙台とも勝ち点差は3であり、中位は混戦。負けが続けばあっという間に転落することになる訳で、しっかりと勝ち点を積み上げながら上を狙うしかない。

次節は広島とのホームゲームだが、その前の水曜日にルヴァンカップでアウェイの磐田戦がある。ここから試合が続くが、ターン・オーバーも使って選手をリフレッシュしながら勝ち点を伸ばして行きたい。

評点(評点はドイツ式):
林(3.5) 安定したセービング。ハイボールの処理も安心して見ていられる。
徳永(4) 派手さはないが敵の攻撃を黙々とつぶし続けた。さすがの安定感。
森重(3.5) 危ないシーンも落ち着いて対応、久しぶりの完封で批判に応えた。
丸山(4) ミスもあったがはっきりしたプレーができており復調の兆しか。
太田(2.5) FK、アシストと印象に残る活躍。東とのコンビで動きがよかった。
梶山(4.5) ポジショニングが微妙でボールを引き出せず、特徴を見せられなかった。
橋本(3.5) ゴールは落ち着いて流しこんだ。縦への意識もあり成長が見えた。
河野(4) ケガからの復帰で特徴あるプレーはあったが単発にとどまった。
東(3.5) 豊富な運動量でチームの足りないところを埋め続け、水を運んだ。
大久保(3.5) 要求し続けることでチームを少しずつ底上げしている。
前田(3.5) 前田がボールを受けてくれることで起点ができる。シュート惜しかった。
===
眷(3) 中盤で時間を作り流れを整理した。声出しも貴重な中心的存在。
永井(-) 時間短し。
阿部(-) 時間短し。

次のホーム・ゲームが重要になる。



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2017年04月17日 19:00      [posted by der_ball_ist_rund]

【ブンデスリーガ第29節】ホフェンハイム×グラードバッハ

■2017年4月15日(土) 15:30キックオフ
■Wirsol Rhein-Neckar-Arena (Sinsheim)

土曜日の夜10時半キックオフなのでPCをテレビに直結、DAZNを大画面で見た。

グラードバッハはリーグ戦2連勝中でELに手が届きそうなところ。とはいえ中位は混戦で、勝ち上がるには連勝が必要だし、負けが込むと一気に順位が落ちてしまう。3位のホフェンハイム相手のアウェイ戦だが最低でも勝ち点1は持ち帰りたい。

この試合はラファエルとアザールが欠場、そのためハーンとトラオレが先発。トラオレはケガからの復帰後初めての先発になる。

ゾマー
エルヴェディ クリステンセン フェスタガード ヴェント
トラオレ ダフード シュトロブル ホフマン
ハーン シュティンドル

試合は序盤から忙しい展開に。双方がボールをつないで攻撃的に試合に入った結果、中盤での激しいつばぜり合いから打ち合うことになった。

9分、敵のFKがゴール前に放りこまれ、ヘディング・シュートを浴びる。これはゾマーがセーブしたもののこぼれ球を押しこまれて失点。0-1と先制を許す。しかしリプレイを見ればヘディング・シュートの時点で得点者はオフサイドの位置におり、本来認められるべきでないゴールだった。不運なミスジャッジでリードを与えてしまう。

その後はグラードバッハがボールを保持、パスをつなぎながら流動的に攻め上がるが、ホフェンハイムの守備が機能してチャンスを作れず。逆に奪われたボールで何度かピンチに陥る。

24分、左サイドからのクロスにニアで引っかけられ失点、0-2とリードを広げられる。人数は揃っていたがニアに入ってきた敵FWに対してフェスタガードが後ろからディフェンスする形になり対応できなかった。

しかし31分、左寄りのFKをヴェントが放りこむと、ファーのクリステンセンが折り返し、中央でシュトロブルが放ったシュートは枠外に流れそうになったが、ここに走りこんだフェスタガードが押しこんでゴール、1-2と追い上げる。フェスタガードはオフサイドだったようにも思うがまあいいか。

さらに35分、敵のパックパスを追ってGKに詰めに行ったホフマンにGKのクリア・ボールが当たり、エリア内にこぼれる。これをダフードがフリーのシュティンドルに横パス、シュティンドルが冷静に流しこんでゴール。あっという間に2-2の同点に追いつく。ダフードは完全にハンドだったが審判が見逃したようだ。

審判にとっては不運な、難しい試合になり2-2で前半を終えた。

後半はグラードバッハがアグレッシブに試合に入る。50分にはトラオレが右サイドから切れこんで得意の左足でシュートを放つがわずかに枠を外れる。53分にはヴェントのクロスにファーのハーンがダイレクトで合わせるが至近距離からのシュートはポストに嫌われる。この時間帯に逆転しておかなければならなかった。

58分、左寄りで与えたFKをゴール前に放りこまれる。敵FWが合わせるために飛びこんできたのでゾマーはこれに備えて正面にポジションを取ったが、敵FWはボールに合わせられず、ボールはそのままファーに抜けてネット・イン。ゾマーの判断ミスと言われればそうだがちょっと気の毒な失点で2-3と再び勝ち越しを許す。

その後は双方譲らない熾烈な戦いとなる。74分、ハーンとトラオレに代えてドルミッチとヘアマンを投入する2枚替え。しかし直後の75分、エリア外から20メートル以上あると思われるミドルを叩きこまれ失点。2-4と再び2点差を背負うことになる。

それでも諦めないグラードバッハは78分、ヴェントのクロスを受けたドルミッチのシュートがブロックされてこぼれたところにダフードが詰め、見事な軌道のシュートを決めて3-4と詰め寄る。

85分、シュトロブルに代えてベネスを投入、同点を狙いに行く。

しかし89分、スルー・パスを追ってエリア内に侵入した敵FWにクリステンセンが対応、一緒に倒れこむ。ノー・ファウルの判定だったが敵FWが先に起き上がり、ゴール前にロビングのボールを送ると、ファーに走りこんだ敵が頭でこれを押しこみゴール。3-5と再び2点差に。これで苦しくなってしまった。

その後も最後まで戦ったがこのまま3-5で試合終了、バカ試合というか何というか、派手な打ち合いになったが力負けした。

モラル高く自分たちの戦いをしたし、チャンスも作り得点もあったが、さすがに5点も取られると勝てない。というかホフェンハイムがいつからこんな堂々とした強いクラブの戦い方をするようになったのかというのが驚きだった。まあ、うちの得点はハンドだったりしたし。

ラファエルは「当面」出場できないと報じられていて、アザールに至っては理由も明らかになっていないが、残り試合彼らなしで戦うのは厳しい。ラファエルもアザールも今季ケガ多い。それだけマークされているということか。

まずは勝ち点50を目指したいところ。順位は暫定ながら8位と変わらず。5位ヘルタとの勝ち点差も幸い4のままだ。次節はBVB戦と上位との戦いが続くが、ここを乗りきってシーズン終盤戦になだれこみたい。

ディーター・ヘキング監督談話:
「我々の戦いぶりには喜んでいるが、結果にはもちろん満足していない。ホフェンハイムが最終的に勝ったことは少しばかりラッキーだろう。2-2になった後、我々には3点目を取ることのできた局面があった。もし我々がリードを奪っていれば、試合の流れもおそらくまったく違ったものになっていただろう。全体としては素晴らしいフットボールの試合だったが、残念ながら我々にはひどい結果に終わってしまった。我々のチームが今日見せてくれたような意気込みをシーズンの残りの試合にも持ち続けてくれれば、いくつかの勝利を手にすることができるのは間違いない。その上でシーズンの終わりに、それがどこまで届くか見てみることになるだろう」

まあ、エラい試合だったわ。




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2017年04月16日 20:35      [posted by der_ball_ist_rund]

【Jリーグ第7節】FC東京×浦和

■2017年4月9日(日) 14:00キックオフ
■味の素スタジアム

天気のいい日曜日午後の試合。暑いくらいの陽気で、ロンT一丁にユニ羽織っただけで全然問題なかった。この季節は着るものが難しい。混雑を予想して12時過ぎに味スタ着。今季初めてビールを買った。いい感じの観戦日和だ。

東京は中断明けから1敗1分とちぐはぐな試合が続いている。タイトルを狙うのであれば連敗は許されず、ホームでもありきちんと勝ち点3を積み上げなければならない試合。相手は手強いが、34分の1として普通に厳しく戦うしかない。

しかしながら大久保、ウタカがケガのため戦線を離脱、眷襪發泙瀬戰鵐粗りできず、苦しい人繰りを強いられる。太田も今ひとつフィットしていないということで、前節途中出場で存在感を見せた徳永が先発、室屋が左SBに回った。トップには前田、ボランチには梶山が先発。チャンスを得た選手の奮起に期待したい。


徳永 森重 丸山 室屋
梶山 橋本
永井 阿部 東
前田

立ち上がりいきなり東京にチャンス。永井からのパスを受けて阿部が右サイドから裏に抜けシュートを放ったが敵GKにコースを消されセーブされる。これが決まっていればといういい形での攻撃だった。

序盤は高い位置から積極的にプレスを敢行していたが次第に試合が落ち着くと、少ないタッチでボールをつなぎながら押し上げてくる浦和に対して東京が守勢に回る時間が長くなって行く。

拮抗した戦いが続いていたが、14分、中盤で失ったボールをスルー・パスで前線に送られ、敵FWが抜けてくる。丸山が並走したが外側に置かれたボールを流しこまれ失点。0-1と痛い先制点を与えてしまう。敵FWの技術が高かったが、丸山がもう少しなんとかできなかったか悔いが残る。

リードを得てリスクをコントロールしながらチャンスを窺う浦和に対し、東京もボールを保持しながら攻撃の形を作ろうとする。18分、右寄りで得たFKを東が蹴り、ゴール前で梶山が合わせるが枠に飛ばず。

その後も東京がボールを支配したが、最後のところで精度を欠いて決定機を作れないまま。浦和は奪ったボールの展開がしっかり共有されている感じで何度かシュートも打たれるが枠に収まらず、結局0-1で前半を終えた。

後半に入ると東京が改めて前に出る。50分、前田の落としを受けた右寄りの橋本がミドルを放ち、敵GKもセーブできなかったがボールはポストに嫌われる。55分、左寄りで得たFKを東が蹴るとボールはだれも合わせられないままファーに飛びそのままポストを直撃したが外にこぼれる。立て続けのチャンスだったが決めきれない。

63分、永井に代えて中島を投入、中島が左に入り東が右にスライド。東京がボールを支配し、浦和陣内でプレーする時間が長いが、精度、連係ともに甘い感じでチャンスを生かしきれない。浦和は腰が高くなった東京の裏を突いての追加点を狙っており、カウンター・ディフェンスも手を抜けない。何度か厳しいピンチもあるが失点は回避。

80分、阿部に代えてユ・インスを投入。81分、ユ・インスからのパスを受けた中島がトラップして狙ったが大きくバーを越える。84分、徳永に代えて太田を投入、室屋が右SBに。最後は5分のアディショナル・タイムも含めてかなり放りこみ気味のパワー・プレーを試みたが奏功せず、結局0-1と最少失点差での惜敗となった。

シュート数8-9、ポゼッション52-48、CK1-6と数字的には互角の戦いで、実感としてもそこまでのピンチはなかったが、一方で攻撃は散発、正直得点の香りはあまりなかった。人繰りの関係で昨季のメンバー中心だった分、ここ何試合かよりはまとまりはあったと思うが、前への推進力、決定力という意味では限界があった。

浦和が「こう来たら次はこう」「オレがここで持てばあいつはあっちに走る」といった戦術が非常にしっかり整理され、共有されているので、ひとつひとつのプレー選択に迷いがなくスピード感があるのに対し、東京はそれがなく、ボールを持つ度に「う〜ん、この辺かな〜」くらいの感じで「シンキング・タイム」が入るのでその間にどんどん敵のギャップは埋まってしまう。

自ら推進力を殺してしまっている感があって攻撃が停滞するのもムリはない印象。これを改善するために大久保やウタカを獲り、オートマティズムの構築のために練習しているのだと思うが、気心が知れているはずの昨季のメンバー中心でもこの程度の連動性かという失望感はあった。

幸い、大久保、ウタカは軽傷ということだし、眷襪發修蹐修輒瓩辰討海蕕譴襪里任△譴弌1ランク上のコンビネーションを目指した取り組みは継続して行かなければ、今日のような「それなりにいい試合はしたけど」的な水準からは先に進めない。このメンバーでできることの可能性と、その限界を見た思いのする試合だった。

失点以外はそこまでのピンチもなく、集中してしのげていたと思うが、そういう基本的な戦術理解と共有、オートマティズムの形成度合いといったベースの部分の完成度の差が結果に出たというべきだろうか。何となくできているようにも見える試合だが、むしろ積み上げなければならないもの大きさを感じるべき。何ができたかより何が足りなかったかを検証すべきだ。

東京はこれで2連敗、ここ3試合で勝ち点1しか積み上げられておらず、首位との勝ち点差は6に。タイトルを狙うのであればもうカツカツの状態だ。我々が最終的に何を目指すのか、そのために必要なのは何か、どうやってそれを手に入れるか、やるべきことと優先順位を整理し直す必要があると思うし、猶予はもうない。

評点(評点はドイツ式):
林(3) 失点シーンはやむなしか。それ以外は安定してゴールを守った。
徳永(4) やはり徳永が右サイドにいると安心する。クロスの精度が欲しい。
森重(4.5) 主将としてこの試合から何を得るのか。彼自身も試されている。
丸山(5) 失点シーンの対応はどうだったか。あとクリアははっきり頼む。
室屋(4) 奮闘しているのは分かるが彼を左に置くのはいろいろどうなのか。
橋本(4.5) 余裕のないボール捌きを狙われた。まだまだ成長の余地あり。
梶山(4) 縦に入れるセンスはさすが。梶山・眷襪諒兮屮灰鵐啗てみたい。
永井(4.5) 守備は頑張ったが肝心の攻撃で機能せず。もっと生かしたい。
阿部(3.5) 積極的にボールに絡みに行くイヤらしさが東京には貴重なもの。
東(4) 彼のプレー選択と精度がチームの出来を左右する。東京に必要な選手。
前田(3.5) 前線でボールが収まることの必要性を身をもって示した。泣けた。
===
中島(4.5) 相変わらずハイリスク・ハイリターンの男。サブには向いている。
ユ・インス(5) 空回り感ハンパなかったが一所懸命だったので許す。
太田(-) 時間短し。

もう森重が蹴って前田が落として大久保が拾うでええやん。それで残り30分で中島入れてウタカ入れて仕上げでええやん。



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2017年04月09日 16:19      [posted by der_ball_ist_rund]

【ブンデスリーガ第28節】ケルン×グラードバッハ

■2017年4月8日(土) 15:30キックオフ
■Rhein-Energie-Stadion (Koln)

サマータイムが始まり日本時間夜10時半のキックオフといい時間帯。しかしこの日は東京の試合が7時からあり、9時に試合が終わってからマッチ・レビューを書いていたので忙しかった。序盤はレビューを書きながらウィンドウを小さくして画面の片隅で見ていた。

グラードバッハは週央にヘルタにホームで勝った勢いを駆ってのアウェイでのダービー。まあ、オレらとしてはそこまで気にするほどの相手でもないが、EL圏内を争う直接の相手であることは間違いなく、勝ち点3を積み上げて差を縮めておきたい。

ラファエルが出産休暇から復帰(双子が生まれたらしい)、シュトロブルも出場停止明けで先発した。ヘアマン、ベネスがベンチ・スタート。

ゾマー
エルヴェディ クリステンセン フェスタガード ヴェント
ホフマン シュトロブル ダフード アザール
シュティンドル ラファエル

試合は序盤からアウェイのグラードバッハが積極的に前に出る展開になる。ポゼッションから流動的にボールを出し入れ、空いたサイドに展開するという形でケルンの守備を揺さぶりながらアタッキング・サードで試合を進める。

13分、右からのCKをアザールが蹴ると、中央でフェスタガードが相手DFの上からヘディングで強烈なシュートを放ちゴール。グラードバッハが早い時間帯に1-0と先制する。高さを生かすというのはこういうことかという見本のようなゴール。

ところが直後の18分、右サイドからDFラインの間を通す絶妙のスルー・パスを出され、中央を割られる形で裏を取られる。ゾマーとの一対一もそのまま冷静に決められ失点、あっという間に1-1と同点にされてしまう。パスの出しどころに対するケアが薄くラインの対応も後手になった。

その後はグラードバッハがボールを持ってテンポの速い攻撃を仕掛けるものの、ケルンの割りきった分厚い守備に阻まれて勝ち越し点が奪えない。結局1-1のままで前半を終えた。

後半に入っても流れは変わらず。54分、傷んだラファエルに代えてトラオレを投入。すると55分、右サイドから切れこんだトラオレが30メートル以上あると思われるところから左足で巻いたボールをゴール前に放りこむ。アザールがゴール前に飛びこんだが触れず、ボールはそのままゴールに。トラオレの復帰後初ゴールでグラードバッハが2-1と勝ち越す。トラオレらしい軌道のキックだったがまさかそのまま入るとは。

しかし今度は3分後の58分、左寄りで与えたFKに中央でダイレクトに合わせられて失点、2-2と再び同点になる。これもマークが曖昧だったか。

その後もグラードバッハが優勢に試合を進めるがスコアは動かず、意地の張り合いのようなゲームになる。75分、ホフマンに代えてドルミッチを投入。勝ち越し点を狙いに行く。

81分、左からのヴェントのクロスにニアでドルミッチが合わせるがシュートはポストにあたり跳ね返る。このこぼれ球に詰めたシュティンドルが冷静に流しこみゴール。グラードバッハが3-2とみたびリードを奪う。

ここからはさすがに守備を締め、アディショナル・タイムにはシュティンドルに代えてベネスを投入、しっかり試合をクローズした。互いに譲らない緊張感のあるゲームだったが、最後に勝ち越したグラードバッハが勝ち点3を手にした。

この試合では、いいときのグラードバッハ特有の速いボールの出し入れ、意図を共有できた仕掛けなど効果的な攻撃の連係が見られ、シュティンドル、アザールも復調が確認できた。ラファエルはケガで途中交代となったが気の効いた動きでボールをコントロールした。ケガが軽ければいいが。

あと、この試合ではダフードのボール・コントロールが素晴らしかった。プレッシャーを受けながらも時間を作り、左右に配給する落ち着きは既に大物感あり。来季はBVBへの移籍が報じられており残念だが、見るに値するプレーヤーに短い期間で成長した。

ポゼッション74-26、シュート数16-9、CK6-5とケルンを圧倒、終始試合を支配したが、それでも2点取られたことは反省材料。とはいえオレららしい攻撃で打ち勝った試合であり、自信になるだろう。

これでグラードバッハは勝ち点を39(1試合あたり1.39)に伸ばし8位に。暫定だが5位のフライブルクとの勝ち点差は2でありEL圏はグッと近づいた。先週のヘルタ、この試合のケルンと、すぐ上の順位のクラブに2連勝したことは星勘定の上でも大きかった。

この後、さらに3位のホフェンハイム(A)、4位のBVB(H)との対戦が続く。現実的に望めるのは5位までだと思うが、シーズン残り6試合で勝ち点を50台に乗せ、EL出場権を獲りたい。

ディーター・ヘキング監督談話:
「我々は素晴らしいダービーの親密な空気を自分で感じ、スタジアムの外でも経験した。スタジアムの中でも雰囲気は素晴らしく、また試合の内容もそれに貢献できたと思う。我々は今日、勝つべくして勝った者として帰ることができた。我々は最初の1分から、このダービーに勝ちたいという意志を示した。ひとつには、下の順位との間隔をしっかり固めること、ふたつめには上位のクラブにプレッシャーをかけること、これを我々のチームは素晴らしくやりきった。しかし一方でFCも評価されるべきである。彼らは2度までも追いついており、負けるのが当然という内容ではなかった。ケルンがこれだけのことのできるクラブであるということは分かっていた。2-2になったところで、このまま試合を終わらせることができるか少し考えた。しかし我々はこの試合をもう一度自分たちの方にもぎ取ろうと試み、それがうまく行った。私にとっては全体として素晴らしいダービー・デイであり、ボルッシアにとって価値のある勝利だった」

コメント長いよ。



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2017年04月08日 23:00      [posted by der_ball_ist_rund]

【Jリーグ第6節】札幌×FC東京

■2017年4月8日(土) 19:00キックオフ
■札幌ドーム

さすがに札幌遠征は見送り、自宅でのDAZN観戦に。夕方から所用で外に出ていたので、7時過ぎに帰宅してから追っかけ再生で見た。

前節はホームで鳥栖を相手に一度は3-1とリードしながら終盤に立て続けに失点、3-3の引き分けに終わり勝ち点2を逃した内容だっただけに、アウェイとはいえ勝ち点3をしっかり持ち帰るべき試合。札幌は開幕から不振だが、それだけにモラルを上げて挑んでくることが予想され、難しくなりがちな試合。厳しく戦いたい。

東京は前節いいところのなかった永井に代えて東を右SHに起用した他は前節と同じメンバー。眷襪楼き続きベンチ外。


室屋 森重 丸山 太田
橋本 田邉
東 阿部 中島
大久保

うまく試合に入ったのは東京の方だったと思う。開始早々の8分、右サイド開いた大久保が中央にクロスを入れると、ニアの中島がつぶれながら頭で落とし、ファーの東の足許に。これを東が蹴りこんでゴール。東京が早い時間帯に先制し1-0とアドバンテージを得る。

その後も東京がボールを保持しながら試合を進めるが、連係に精度を欠き、また手数をかけ過ぎの感もあってなかなか効果的に敵ゴール前までボールを運べない。一方、序盤はバタついていた札幌が次第にペースをつかみ始める。

20分を過ぎたあたりから札幌の波状攻撃を受け、林が再三のビッグ・セーブで何とかゴールを死守するが押しこまれる時間帯が続く。10本以上のシュートを打たれるなど、ポゼッションは東京が取るもののチャンスの数では劣勢。

42分、左からのCKに中央でヘディングを決められ失点。敵FWには室屋がマークについていたが競りきれなかった。最終ラインに負担がかかった時間帯で守備が整理しきれなかった印象が強い。1-1と同点に追いつかれる。その後も札幌に押しこまれたが何とか同点で前半を終えた。

後半から田邉に代えて梶山を投入。梶山には縦へのボール供給を期待したということだろう。90分はムリと見て後半からの投入ということになったのか。

しかし、ホームで勢いに乗る札幌に対し、東京の攻撃は散発。後半開始直後にも林のファイン・セーブで敵の得点機を阻止するなどカツカツの対応が続く。

55分、中島に代えてウタカを投入。確かに中島はいつもにも増して持ち過ぎの傾向が強く、ボールを失うことも多かったので交代は妥当と思うが、ここから追加点を取りに行く局面ならむしろ終盤で力が必要になる選手ではなかったかとも思えた。

阿部が右SHに降り、東が左に回ったか。DAZNの解説では梶山をアンカーにしたとも説明があったが詳しくはよく分からなかった。

しかし直後の59分、敵FWのシュートを林がセーブしたこぼれ球を前線に送られ、裏に出られて一対一に。これを冷静に決められ1-2と逆転を許す。室屋が傷んで倒れていたため裏に出されたボールがオフサイドにならなかった。

66分、東に代えて徳永を投入。丸山を中心に、右が徳永、左が森重の3バックになり、室屋、太田の両翼を押し上げたようにも見えた。

その後は東京がサイド経由でボールを放りこむが待ち構える札幌の守備を崩すことができない。逆にカウンターで裏を取られるシーンも多くなり、リスクを取ったオープンな展開に。76分、梶山がミドル・シュートを放つが左に外れる。

最後まで得点を狙いに行ったが攻撃に工夫がなく大きなチャンスも作れず。最後までいいところのないまま試合終了。1-2での逆転負けとなった。

序盤に先制したのはよかったが、それをしっかりと守りきることができず、押しこまれる展開からセット・プレーで追いつかれ、後半にはゴール前に人がいたにも関わらずアップセットの中でゴールを決められた。

攻撃のアイデアがなく連係が見られないのはもとより、序盤に得点したにも関わらずそこから規律ある厳しい守備ができなかったのが何より残念だった。最終ラインは前節に引き続き押しこまれた局面やカウンターを受けて背走する局面での対応が曖昧な印象を受けた。林のビッグ・セーブがなければあと3点は取られていたと思う。

もちろんそれは最終ラインのせいだけではなく、前線からの追いまわし、中盤でのボール・ホルダーへの効果的なアプローチができず、簡単に裏に蹴られて最終ライン勝負になってしまっているということでもある。攻撃の連係の前に守備の連動を構築するべきだ。

今季、無得点に終わったのはガンバ大阪戦のみ。最低でも1点は取れている訳で、逆に言えば無失点に抑えれば勝てるし、オウン・ゴールやPKなどで不幸な失点があっても1失点なら最低勝ち点1は取れるということ。それが2試合合わせて5失点ではどうやっても勝てない。

守備の約束ごと、最終ラインだけでなくチームとしてどう守るのかということを再確認する必要があると思う。

采配も微妙だった。特に、田邉、中島、東と、ボールの持てる選手を順番に下げたために、せっかく投入したウタカと連動した機動性、流動性が失われた。最後はウタカも大久保も孤立、落として動く、預けて抜けるというトライがどんどんできなくなって行った。太田、室屋のクロスも精度を欠いた。

もちろんシーズンがここで終わった訳ではないし、景気の悪い顔をしていてはチャンスも逃げるが、取り組むべき課題の優先順位が整理されていない印象で、昨季の反省が生かされていないように見える。

ここで立て直さないと、4月、5月の連戦の中で上位との差はすぐに開いてしまう。内容的にはG大阪戦よりも悪かったと思う。ズルズル行かないように、チームにとって最も大きな問題は何か、走りながら考えるしかない。

これで6試合を終えて勝ち点10のままと、1試合あたりの勝ち点はタイトル奪取のための指標である2を下回った(1.67)。順位は7位だが首位神戸との勝ち点差は5に開いてしまった。神戸とはまだ未対戦なので自力で詰めるチャンスはあるが、ここ4試合で1勝2敗1分は1試合あたり勝ち点1.00は憂慮すべき状況。早く手を打たないと手遅れになる。

次節はホームに浦和を迎える。相手がどこであれ勝ち点3が必要な状況であり、シーズン前半のハイライトになることは間違いない。今の状況を前提にどうすれば勝てるかを現実的に考えたい。

評点(評点はドイツ式):
林(3) あれだけボカスカ打たれたらいくら林でも全部は止められない。
室屋(5) 2失点めのシーンはもっと早く起き上がれたのではなかったか。
森重(5) 最終ラインだけのせいではないにせよ守備に問題があるのは明らか。
丸山(5) 負担がかかっているのは分かるがはっきりしないプレーが多い。
太田(4.5) なかなかフィットしない。彼のよさを生かしきれていない。
田邉(4.5) あまり中盤で作れない試合になってしまった。交代は残念。
橋本(4) 試合ごとに成長している。縦に出せるようになれば大きな存在に。
東(4) やはり時間とスペースを作れるリンクマンとして必要な選手だ。
阿部(4) 今日も精力的に動き続けたが得点には絡めず。好調は維持している。
中島(4.5) 前半は持ち過ぎてチームの負担に。これからというところで交代。
大久保(4.5) 下がってきた後の動きが共有されていない。やり続けよう。
===
梶山(4) 何本かいいパスあったが押しこまれる展開で特徴出しきれず。
ウタカ(4) 連動し合う相手が足りなかった。大久保との相性は悪くないが。
徳永(4) 普通によかった。先発で使ってみてもいいと思う。

言い訳のできない試合をしてしまった。ここから何をするか、頭から煙が出るくらい考えたい。



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2017年04月07日 22:29      [posted by der_ball_ist_rund]

【ブンデスリーガ第27節】グラードバッハ×ヘルタ

■2017年4月5日(水) 20:00キックオフ
■Borussia-Park

木曜日の未明3時キックオフということで、5時頃に起きて出勤前に録画を見ようかとも思ったが、水曜日に飲んで帰ったのでちょっとムリだった。やむなくハイライトのみ。

前節アウェイで何とかスコアレス・ドローに持ちこみ勝ち点1を持ち帰った後の試合。降格圏との勝ち点差もじりじり詰まってきており、ホームで勝ち点3を積み上げたい試合だ。

前節2度の警告を受けて退場になったシュトロブルが出場停止の他、ヤンチュケがケガで欠場、ラファエルは子供が生まれたということで慶弔休暇休暇となった。クラマーもケガということでボランチにはベネスが初先発。

ゾマー
エルヴェディ クリステンセン フェスタガード ヴェント
ヘアマン ダフード ベネス ホフマン
アザール シュティンドル

開始早々の1分、ダフードのスルー・パスを受けて裏に抜け出したホフマンが、エリア内で並走したアザールに横パスを出したがDFにブロックされて打ちきれず。いきなりのビッグ・チャンスで盛り上がる。

その後もグラードバッハが積極的に攻撃を仕掛ける。16分、右サイドのエルヴェディから中央でパスを受けたベネスがドリブルで前にボールを持ち出し、25メートルほどのところから左足を振り抜くとこれがゴール右隅に決まる。ベネスの初先発初ゴールで1-0とグラードバッハが先制する。鮮やかなゴールだった。

その後もグラードバッハが主導権を握るが、ヘルタも何度かチャンスを作る。アディショナル・タイムにはFKをバーに当てられたが何とかしのぎ1-0で前半を終えた。

後半に入るとグラードバッハが追加点を狙って波状攻撃を仕掛ける。シュティンドル、ホフマン、アザールらが立て続けにシュートを放つが、敵GKの好守もありゴールを奪うことができない。

76分、ヘアマンに代えて、ケガから復帰してベンチ入りしていたトラオレを起用。85分にはベネスに代えてハーンを投入。さらに90分にはアザールに代えてニコ・シュルツを投入して試合をクローズしに行く。

結局追加点は奪えないまま1-0で試合終了。大きな勝ち点3を得た。

ラファエルを欠きながらもシュート数22-12、ポゼッション60-40、CK8-4と終始優勢に試合を進めたグラードバッハが妥当な勝利を収めたということだろう。ハイライトを見る限りポストに嫌われたシュートも2本あり、もう少し得点があってもおかしくなかったが、重要なのは勝ち点3であり、最少得点でも完封しての勝利は価値がある。

攻撃の連係が見られず押しこまれて苦労した前節に比べれば、ホフマン、アザールあたりがしっかりと動けた上、ダフード、ベネスがしっかり中盤を押さえていたということか。攻撃に本来の思いきりのよさ、縦への速さが戻ってきたのだとしたら喜ばしい。

これで勝ち点を36(1試合あたり1.33)に伸ばし9位に浮上。5位との勝ち点差4と上位も見えて来た。一方降格圏との勝ち点差は7になり、残り試合が7つであることを考えればほぼ安全圏か。あと勝ち点3積み上げれば下に関してはかなり安心できる。

週末は土曜日にアウェイでケルン戦がある。ここで勝てればケルンとの勝ち点差を一気に1に縮めることができ、7位を狙うことができる。残り7試合、ここからが勝負だ。

ディーター・ヘキング監督談話:
「我々は前半試合をコントロールしていたが、自らのミスでヘルタに2つ、3つのチャンスを許してしまった。そのため、ハーフタイムには、スピードを高く保つこと、敵に対してしっかりプレスをすること、そして流動的にプレーすることを確認した。チームは後半それを素晴らしく実行してくれた。唯一足りなかったのは追加点だった。それでも我々は最後まで試合をコントロールし、ヘルタに展開の余地を与えなかったしカウンターのチャンスも作らせなかった。我々は今日はボールを支配する中でたくさんのアイデアがあった。それが今日うまくいった点だ。この勝ち点3はもちろん大きい」

ダフードのBVB移籍が決まったらしい。まあ、今までもそうやって若手を売ってファイナンスしてきた訳で、それ自体は仕方ないな。




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2017年04月02日 17:12      [posted by der_ball_ist_rund]

【ブンデスリーガ第26節】フランクフルト×グラードバッハ

■2017年4月1日(土) 18:30キックオフ
■Commerzbank-Arena (Frankfurt a.M.)

ドイツは先週末からサマータイムに入ったため日本との時差は7時間に。とはいえ夜中1時半からの試合は厳しく、日曜日の朝起きて結果を封印したままDAZNの見逃し配信で見た。

前節、ホームでバイエルンに惜敗したが、その後インターナショナル・マッチ・デイによる中断2週間を挟んでシーズン終盤へのシリーズの再開戦となる。英国週間が6週間だか7週間だか続いたしんどい日程からも解放され、ここからがラスト・スパートだ。アウェイだが勝ち点を持ち帰りたい。

この試合ではダフードとシュティンドルが先発に復帰、アザールと合わせて攻撃の重要なピースが揃ってきた感がある。一方でクラマーはまだケガが癒えないかベンチ外に。

ゾマー
ヤンチュケ クリステンセン フェスタガード ヴェント
アザール シュトロブル ダフード ホフマン
シュティンドル ラファエル

序盤からフランクフルトが積極的にプレスをかけてきて、グラードバッハは自陣に押しこめられる展開に。開始早々の1分にいきなり速攻を仕掛けられシュートを放たれる。ゾマーが何とか対応したものの肝を冷やしたシーン。

グラ―バッハは守備に追われ攻撃の形が作れない。パスミスも多く、アザール、シュティンドルはほぼ消えており、たまにラファエルが単騎で突っかけるがフォローもプア。プレッシャーがかかると受け渡しもままならずシュートまで持ちこめない。

前半途中からはフランクフルトの勢いも落ち、中盤での戦いに持ちこめるようになるがそれでも前線で有効な戦いができていないのは変わらず。ほぼ見せ場のないままスコアレスで前半を終了した。

前半終了間際に負傷したヤンチュケに代えて、後半からエルヴェディが右SBに。しかし流れは変わらず、ボールを支配するフランクフルトに対してカウンターでの反撃を試みるが攻撃は停滞しつながって行かない。

68分、ホフマンに代えてヘアマンを投入、ヘアマンが右SHに入る。77分、敵のシュートをブロックしたヴェントの上げた手がボールに当たりハンドの判定でPKを与える。この時、ゴールライン裏でアップをしていたジッペルが何かをアドバイスするためにプレーの止まっているピッチに入り主審から警告を受ける珍しいシーンが。

78分、このPKを敵が蹴ったがゾマーが右に飛んでシュートをストップ、失点を免れる。この試合の大きなポイントになった。それまでにもビッグ・セーブでチームを救ってくれており、本当にゾマーに感謝しかない。

81分、アザールに代えてハーンを投入。反撃に出ようとするが、85分、シュトロブルが中盤で敵にチャレンジしてこの試合2度目の警告を受けて退場、残り時間を10人で戦うことになる。シュティンドルがボランチに下がり、ラファエルだけを前線に残す4-4-1になるが、むしろ守りきる割りきりにはよかったかも。

結局最後まで大きなチャンスを作れないままスコアレス・ドローで試合終了。PKを取られ、退場者まで出したが、アウェイで上位のクラブ相手にしのぎきって勝ち点1を持ち帰ったことはポジティブに捉えるべきかもしれない。

シュティンドル、アザールが機能せず、ラファエルだけでは攻め手にも限界があったという試合。シュート数6-15、CK1-10、ポゼッション37-63と圧倒的にフランクフルトのゲームで、数少ないカウンターのチャンスも生かせなかった。

フランクフルトのモラルが高かったということはあるかもしれないが、これだけ攻撃がグダグダだったことは深刻。ハイ・プレスに対しワンタッチでボールを動かしてかいくぐろうと試みたが、意図のズレやパスミスが頻発してしっかりと対抗することができなかった。

グラードバッハは勝ち点を33(1試合当たり1.27)に伸ばし暫定順位は10位で変わらず。しかし降格圏との勝ち点差は4と安心できる水準ではない。6位と16位の勝ち点差が8しかない熾烈な中位争いの真っ只中にあり、負けが込むとたちまち順位を下げるリスクがある一方、連勝できればEL圏を狙える。順位を気にするより勝ち点を着実に積み上げたい。

次の試合は水曜日にホームでのヘルタ戦、そして週末にアウェイでのケルン戦と続く。このアウェイでの引き分けを価値あるものにするためには、ヘルタ戦は何があっても勝たねばならぬ。

ディーター・ヘキング監督談話:
「我々は今日は90分間ずっと劣ったチームだった。私は今日の選手起用が正しかったのか自問しなければならない。フィットしていると思っていたのにリズムに乗りきれない選手が4、5人いた。今日はそこここで身体がそこまで絞れていない選手が見られた。それは我々が想定していたのと違っていた。この点は改善しなければならない。勝ち点を持ち帰ることができたことと、ヤン・ゾマーが2度に亘って素晴らしいセーブを見せてくれたことは喜びたい。トビアス・シュトロブルが2度めの警告で退場となったのは正しかった。しかし、前半にも後半にもフランクフルトの方で主審がイエロー・カードを示さなかったシーンがあった。一貫した基準で笛を吹いて欲しいと思う」

まあ、勝ち点1取れて御の字という試合だった。



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2017年04月01日 21:57      [posted by der_ball_ist_rund]

【Jリーグ第5節】FC東京×鳥栖

■2017年4月1日(土) 16:00キックオフ
■味の素スタジアム

4月になったが朝から雨のパラつく肌寒い陽気。午後には雨も上がると思っていたが、飛田給の駅からスタジアムに歩く間もまだパラパラと降っていた。ダウン・ジャケットを着て防寒は万全。

代表試合があったため2週間ぶりのリーグ戦。ここから4、5月はリーグ戦9試合、カップ戦5試合を戦うハード・スケジュールで、シーズン前半の趨勢はここで一気に決まってしまう。序盤を3勝1敗とまずまずの成績で駆け抜けたが、内容は決して満足できるものではなく、タイトルに向けて大事な連戦の開幕。ホームでしっかり勝ってアドバンテージを得たい。

眷襪足のケガで離脱(全治3週間の発表)、そのため田邉がボランチで今季リーグ戦初先発、それ以外のポジションは前節川崎戦と同じ顔ぶれになった。梶山がベンチ入り。


室屋 森重 丸山 太田
橋本 田邉
永井 阿部 中島
大久保

試合はいきなり動いた。3分、敵最終ラインからのフィードを追って背走したが敵FWにボールが収まりそのままエリア内へ、並走した森重がこれを倒したとの判定でファウルを取られる。4分、これで与えたPKを冷静に決められ0-1と先制を許す。

軽く試合に入ってしまい、隙を狙ってくる敵の策にハマってしまった感のある失点。森重の対応が軽かったのが残念だ。このチーム相手に先制を許すとあとは固い試合に持ちこまれるリスクが高い。粘り強く戦う必要がある。

その後も高い位置からプレスをかけてくる鳥栖に対し、東京は最終ライン、ボランチで自分たちの時間を作ることができず攻撃の組み立てが単調に。パスミスも散見され、思うように攻撃の形を作ることができない。

自陣でボールを奪われると一気にショート・カウンターを浴びるリスクがあり、プレスをかけられての苦し紛れのパスが引っかかることも多く、鳥栖のアグレッシヴな守備に苦しめられる。ポゼッションは得ているものの前につながって行かない。

前半終了間際、室屋が右サイドの高い位置でファウルを受け試合が中断。長い治療の末担架で運び出され、交代の徳永がユニを着て準備していたが、最終的にはピッチに戻った。これで得たCKに森重が頭で合わせるが枠外に。0-1で前半を終えた。

東京は後半から永井に代えて東を投入、東はそのまま右SHに入った。後半に入ると次第に鳥栖の運動量も落ち始め、東京が東を起点にコンビネーションからチャンスを作り始める。58分、田邉に代えてウタカを投入。この時点では橋本をアンカーに、ウタカを1トップにしたした4-1-4-1に見えた。

双方が次第に間延びしてオープンな展開になり始める。こうなると中島、ウタカの機動力が生きる。70分、阿部が右サイドをえぐり深いところからエリア内に入りこんでクロスを上げると、中央でウタカがヘディング、これが決まり1-1と試合を振り出しに戻す。切れこんだ阿部、当てたウタカともにモラルを示すナイス・プレーだった。

さらに76分、太田のCKを敵DFがクリア、高く上がったボールを敵GKがキャッチしようとしたが敵DFとかぶってファンブル、こぼれたボールを橋本がすかさず蹴りこんでゴール。2-1と逆転に成功する。こぼれ球だがこれをきちんとミートして強いボールを枠に飛ばした橋本の技術ととっさの対応もポイントが高い。

85分、中島に代えて吉本を投入。吉本を中心にした3バックに。橋本がアンカーなのは変わらないが、東と阿部が中に絞ってインサイド・ハーフ的な形になり、大久保とウタカが2トップになったか。

直後の86分、阿部が前線に送ったボールをウタカが追うと、対応に出た敵GKとDFが連係ミス。DFが頭でGKに渡そうとしたボールが裏にこぼれる。これをウタカがすかさずダイレクトで無人のゴールに流しこみ3-1。正直勝ったと思ったし、そういう空気がスタジアムに流れたことは間違いない。

しかし88分、敵のロング・ボールを敵FWがエリア内に落としたところで、敵を背負う森重とゴールを背にした林がお見合い、中途半端に林が触ったボールを敵FWに蹴りこまれて2-3に。東京も足が止まり始め、2点差を奪ったことで散漫になっていたと言われても仕方のないプレー。悔やまれる。

さらに90分、再び敵のロング・ボールを敵FWに落とされ、これをアクロバティックな後足のボレーで触ったシュートが林の頭上を越えてゴールへ。土壇場で3-3と同点になる。最後は勝ち越しを狙う東京と、引き分けでもいいが隙あらば一発裏を狙いたい鳥栖との間でオープンな打ち合いになるが結局スコアは動かず、3-3の引き分けとなった。

序盤、ふわっと試合に入ってPKを与え、その後何とか逆転はしたものの、勝った気になったのか集中が途切れ、2点差を追いつかれた。油断のできない相手だということは分かっていたはずだが、最後の守備固めでむしろ対応が最終ライン勝負になり、バイタル・エリアを使われた。

内容的には引き分けは妥当な結果だが、一度は逆転し2点差をつけたのだから勝たなければならなかった試合で、勝ち点2を失ったと考えるべき。メンタルやリスク・マネジメントという意味で昨季の悪い試合を見るような内容。これではタイトルは覚束ない。所謂バカ試合につきあってしまった。

締めるべきところを締めきれず、アップセットを狙って放りこんできた敵のペースに乗せられた。3点取ったのに勝てなかったのは守備の問題であり、攻撃の連係以前。中島を下げたことで逆に前からのプレスが落ち、押しこまれることになったのは結果論だが、後ろを固めたにも関わらずそこから2失点は説明がつかない。

3-1になったところで勝ったと思ったのは僕もそうだし、そこに隙があったと言う他ない。昨季は同じような展開で逆転を許したが、今日は2点差あって引き分けですんだのが僥倖。勝ち点1を拾えたのはむしろ御の字だったかもしれない。PKで失点しながらも70分まで0-1で耐え、交代選手のゴールで終盤一気に逆転したところまではよかったが、最初のPKも含め守備の甘さで負けた。

これで5試合を終えて3勝1敗1分、勝ち点10(1試合あたり2.00)、首位との勝ち点差は2に縮まったが、順位は2位から5位に後退した。今の段階での順位は気にする必要はないが、この首位との勝ち点差は今日落とした勝ち点だということだ。

この引き分けをムダにしないためには次節何としても勝たなければならない。札幌(A)、浦和(H)、新潟(A)とリーグ戦が続く。3試合で最低でも勝ち点7は積み上げなければならない。

評点(評点はドイツ式):
林(4) 敵FWとの一対一での好セーブはあったが2失点目は残念なお見合い。
室屋(4) 右サイドでバチバチやりあって気を吐いた。軽傷ならいいが。
森重(5.5) 2失点に関与する散々な出来。それ以外のプレーも精彩を欠いた。
丸山(5) 前から思っていたがクリアが下手過ぎ。切るときははっきり切れ。
太田(4) 精密なCKやクロスを何度か供給。フィットしてきている感あり。
橋本(3.5) ゴールは見事。ボランチでは敵のプレスがキツく余裕持てず。
田邉(4) 序盤はよく動き窮屈な中でボールを運んだ。悪くはなかったが交代。
永井(4.5) スピードを生かせる展開にならず前半で交代。使い方に工夫を。
阿部(3) 同点ゴールの起点になった切れこみは素晴らしい。起用に応えている。
中島(4) 使えるスペースが限られ、得意の形でシュートが放てなかった。
大久保(4) 動きの質は高いが今ひとつ周囲と合っていない感あり。
===
東(4) リスクを取ってワンタッチで前に送るプレーがあればよかったが。
ウタカ(2.5) せっかく2点も取ってもらったのに勝ちきれなくてごめん。
吉本(-) 時間短し。守備の約束ごとは共有できていたか。

勝った気になってふわっとしたのは僕も同じ。あのスタジアムの空気感はよくなかった。正直すまんかった…。



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