フットボール・クレイジー
football crazy
  silverboy club presents


2017年11月19日 23:06      [posted by der_ball_ist_rund]

【ブンデスリーガ第12節】ヘルタ×グラードバッハ

■2017年11月18日(土) 18:30キックオフ
■Olympiastadion (Berlin)

インターナショナルによる1週間の中断明けとなる試合。この時間帯の試合は日曜の朝に早起きする覚悟さえあれば時差視聴できる。朝7時に起きてDAZNで見た。

グラードバッハは前節ホームで引き分け、その前は負けており、アウェイとはいえ勝ち点3を狙いに行くべき試合。

クラマーが先発に復帰、ギンターがCBに戻ってヤンチュケがベンチに。またSHにはジョンソンを起用、グリフォがベンチ・スタートとなった。

ゾマー
エルヴェディ ギンター フェスタガード ヴェント
アザール クラマー ツァカリア ジョンソン
ラファエル シュティンドル

試合はヘルタのポゼッション・ゲームに。ボールを支配して攻め上がるヘルタに対し、グラードバッハは自陣でこれを受け、奪ったボールを小刻みにつないでフリーにし、一気に前線につなぐカウンター戦略。

難しい立ち上がりだったが得点は意外に早かった。5分、ツァカリアがジョンソンとのワンツーで左サイドを裏抜け、ゴール・ライン際の深いところから中央に戻しのパスを入れると、走りこんだシュティンドルが、やや足許深く入ったボールを巧みにシュートしてゴール、グラードバッハが1-0と先制する。

さらに12分、アザールからのパスを受けたシュティンドルがゴール正面から放ったシュートが敵DFに当たってバーの上に。この際に敵DFのハンドがあったかが争点となり、判定はビデオ副審に。手に当たっているのは確かで、後はこれを意図的と見るかどうかだったが、主審はこれをハンドと判定。14分、これで得たPKをアザールがほぼ中央に決めて2-0とリードを広げる。

20分にはFKから後方にこぼれたボールをラファエルが拾い、右足のアウトに乗せる巧みなシュートでエリア外からゴール、グラードバッハは3-0とさらに点差を広げた。

しかしその後は、安全圏のリードを得てリスクを取らなくなったグラードバッハに対し、ホームでみっともない戦いのできないヘルタが前がかりに攻撃を仕掛け、グラードバッハが自陣でヘルタの攻撃をしのぐ時間帯となる。

28分、左サイドからクロスを入れられ、ゴール正面至近の敵FWに合わされるがこれはゾマーがセーブ。しかし後ろにこぼれたボールを再び放りこまれ、これをゴール前でワンタッチで合わされ失点、3-1となる。こぼれ球へのケアがルーズになった感はあった。

その後もCKで敵FWに再三フリーでヘディングを許すなど危なっかしいシーンが続く。いくら何でもやらせ過ぎだろ戸思うレベルの押しこまれ方で冷や冷やしたが、何とか3-1で前半を終えた。

後半に入ってもヘルタが必死に得点を狙いに来るのを、グラードバッハが受けて逆にカウンターに持ちこもうとする展開に。前半よりはボールを持てるようになった感じもあったが、互いに押し合いの様相となり、一進一退の攻防が続く。

後半も半分を過ぎた71分、左サイドからのFKを裏に落とされ、ここからシュートを決められて失点、3-2と1点差に詰め寄られる。これで試合は分からなくなり、ホームのヘルタが勢いづく。ヤバい展開になってしまった。

74分、ジョンソンに代えてヘアマンを投入、アザールがたぶん左に回った。すると77分、ヘアマンがシュティンドルとのワンツーからエリアに侵入、ラファエルにラスト・パスを出す。中央でこれを受けたラファエルはワン・トラップでボールを前に置き、敵DFを置き去りにしてGKと一対一に。GKの脇を抜いてシュートを決め4-2と再びリードを広げる。

流れが敵に傾きかけたタイミングでの貴重な追加点で事実上試合が決まった。その後は87分、ラファエルにグリフォを、90分にはアザールに代えて故障明け久しぶりの復帰となったドルミッチを投入、危なげなく試合をクローズし、4-2でヘルタに快勝した。

数字を見ればシュート数8-16、CK2-8、ポゼッション41-59と、数字的にはヘルタのゲームだったし、リードした後スペースを与え過ぎて流れまで持って行かれそうになった時間帯もあったが、いい時間帯に加点できたことでかろうじて試合をコントロール、結果を出すことのできたゲームだった。

このところフィットが微妙だったラファエルが2点を決めたのが嬉しいし、アザール、シュティンドルと、前線のタレントが仕事をして勝ったのがよかった。むしろこういうカウンター・ゲームで本領を出すチームなのではと思った。

失点はいずれも対応が遅れた感あり。フェスタガードの高さが貴重なのは分かるが、一度オクスフォードを使ってみて欲しいと思う。こないだの交代出場ではほとんど分からなかったし。

これグラードバッハは勝ち点を21(1試合あたり1.75)に伸ばし、暫定ながら3位に。上位は混戦であり(7位との勝ち点差2)、この順位に大きな意味はないが、このあたりの争いにしっかり参加しておくことが重要で、その意味では、連敗しない、引き分けの後には必ず勝つというポイントをしっかり押さえているのが重要だ。

次節はホームでのバイエルン戦。ここでどんな戦いができるか、真価が問われる。決して順位ほどは絶好調という訳でもないだけに、何で勝負するのかよく考える必要があるように思う。

ディーター・ヘキング監督談話:
「我々はアウェイで4-2で勝った。いいことはたくさんあった。3-1になる前の局面では我々は少しばかり受け身になり、非常に危険なクロスやセット・プレーを許すシーンが多過ぎた。あれでは1点返されたのも必然だ。後半には、我々のパフォーマンスのよさから4点目を取ることができなかった。3-2とされてようやくもう一度目が覚めた。チームがそこからもう一度アイデアを出し、4点目を決められたのは本当に有難かった。3位というのは素晴らしいスナップショットだがそれ以上ではない」

そこまで強い印象もないんだけど3位なんだ…。




Comments(0)Borussia M'Gladbach | ブンデスリーガ



2017年11月18日 18:11      [posted by der_ball_ist_rund]

【Jリーグ第32節】鳥栖 2-1 FC東京

■2017年11月18日(土) 14:00キックオフ
■ベストアメニティスタジアム

11月は2試合しかないのに両方とも遠隔地のアウェイとか日程くんおかしいよ。特に遠征しなければならないほどの意義も見出せず、素直に自宅DAZN観戦に。

残留も決まり、もちろんタイトルはおろかACLすら関係のない状況で、また安間監督が今季いっぱいということも既定路線の中で、いったい何を目標に戦うのか、モラルの維持が難しい試合。チームが空中分解すると来季の編成にも悪影響が残るので厳しく戦わなければならないが、暫定目標すらないのでは練習試合以上のものを求めるのは酷か。

眷襪故障で出場回避(ベンチ外)、大久保嘉人もベンチ・スタートに。梶山をシャドウに置いて前線で司令塔の役割を期待するのか。ボランチは橋本が東とコンビを組んだ。また先日プロ契約となった平川がベンチ入り。

大久保
徳永 チャン 丸山
室屋 橋本 東 太田
梶山 ウタカ 永井

試合はボールを保持して押し上げようとする東京に対して、ボール・ホルダーに積極的にアプローチして前線に預けようとする鳥栖という展開に。ポゼッションのチームに対してハイ・プレスから早い時間帯の先制を狙いに行く鳥栖の戦い方は我々も見覚えのあるもの。東京はボールを持つ時間は長いがパスミスが多くリズムを作れない。

7分、橋本からのパスを受けた永井がエリア外からミドル・シュート。枠を捉えたが敵GKのセーブに遭う。12分には太田のクロスに橋本がボレーで合わせ、バウンドしたボールは枠に飛んだがこれも敵GKにセーブされた。さらに13分、CKからのこぼれ球に室屋がエリア外からダイレクトで狙ったがこれはバーの上。

17分、右寄り30メートルのところでFKを与える。これがニアポストに当たってゴールに入り0-1と先制される。択生も反応したが届かず、シュートをほめるべき失点。切り替えて行くしかない。

その後も東京はアプローチが早くポジショニングもしっかりしている鳥栖の守備に対して攻めあぐねる時間が続く。リスクを取って縦に当てる意識はあるものの、読まれてパスをカットされることも多く、決定的なシーンを作るどころかカウンターからピンチを招くことも少なくない。先制を許したこともあって苦しい展開に。

25分、太田のクロスにウタカが頭で合わせるがわずかにゴール横に外れる。枠に行きたかった。34分、守備ラインにギャップができ、中央で敵FWにボールが入る。択生との一対一になり、至近からのシュートはブロックしたものの、こぼれ球をフリーで蹴りこまれて失点、0-2とリードを広げられる。こぼれ球への反応が遅れ、走りこんだ敵MFに対応できなかった。

東京は44分、太田からの縦パスを受けた永井が中央へ流れながらシュートを放つが枠外。結局鳥栖にうまく守られ、チャンスはそれなりにあったものの0-2とビハインドを背負って前半を終える。

後半に入ると、鳥栖が2点のアドバンテージを得て自陣を固めたことから東京が敵陣で試合を進める時間が長くなる。48分、右サイドで室屋のパスを受けたウタカが縦に仕掛け、切れこんでシュートを放つが敵GKがセーブ。53分、橋本の落としを受けた室屋がコントロール・シュートを放つがわずかに枠に収まらず。

62分、梶山に代えて嘉人を投入、嘉人はそのままシャドウに。68分、右サイドに開いた嘉人が逆サイドにロビングすると太田がフリーでダイレクト・ボレーを試みるがシュートは大きく枠を外れた。

72分、ウタカに代えて平川を投入、永井を1トップにスライドし、橋本が一列上がったか。その後も東京は敵陣で反撃を試みるが得点にはつながらず。78分、永井に代えて前田を投入、前田が1トップに。80分、平川からパスを受けた嘉人がエリア外からアウトに乗せたミドルを狙ったがGKがセーブ。

81分、太田のクロスがゴール正面の嘉人に入るが寄せられて打ちきれず。このまま試合終了かと思われたアディショナル・タイム、大久保が敵DFのトラップ・ミスを見逃さずボールを奪い、そのまま裏に抜けて冷静に流しこんでゴール。1-2と何とか一矢報いたものの結局試合はそのまま終了した。

これで東京は6試合勝ちなし、この間の勝ち点は3のみという惨状に。ここ10試合で1勝6敗3分、勝ち点6とか末期的な状態だ。この試合もシュート数11-6、CK8-4、ポゼッション58-42と数字では上回っており、ボールを保持して攻めていたことは窺われるが、効率よくチャンスを決めて逃げきった鳥栖の術中にハマった形。

今日の鳥栖のような試合運びは我々も2年前には得意としていたところで、あのシーズンに学んだのは、数字の上でいくらこちらが上回り、「内容では勝っていた」ように見えても、結局プラン通りに試合をコントロールしたのは鳥栖の方であり、「内容では勝っていた」というのは鳥栖の戦いぶりに対する讃辞にしかならないということだ。

ACLも残留も関係ない中で戦わなければならない状況は鳥栖も同じだったが、勝利から逆算して戦術的に戦えていた鳥栖に対し、我々の勝利への執着は練習試合程度だったということだろう。約束ごとがはっきりして規律のあるプレーができているチームと、個の力と思いつきやフィーリングでやってるチームとの差が出たと言うべきだろう。

選手は必死で戦っているし、危機感もあるだろう。だからこそひとつひとつの局面を見ればそこまでひどい試合をした訳ではない。得点もあって1点差で試合を終え、そこそこチャンスも作れていた。だが、それは選手の個の力によるものではないか。こうした力を勝利という結果につなげることができないのは、それを結果に向けて統合できてないからである。それは誰の仕事なんだ。

今季も残り2試合だが、このままでは本当にチームが空中分解しかねない。負けても特に失うものがないこの中途半端な状況が、ギリギリのところで踏ん張る力を奪っているように思われてならない。いくら消化試合でもこんなに虚しい気持ちでシーズンの終わりを待つのは今までになかった。

評点(評点はドイツ式):
大久保(4) 失点はどちらもノー・チャンス。それ以外はしっかり守れた。
徳永(5) 敵のFWに手を焼いた。彼自身のパフォーマンスは悪くなかった。
チャン(5) 敵の外国人FWに走り負けるシーンあり、厳しい対応を強いられた。
丸山(5) いいフィードあり。何気にこのところ調子を上げているように見える。
室屋(4) 攻撃で特徴を出した。この布陣で最も輝くのは彼かもしれない。
橋本(4.5) きちんとボールを扱えていて安定感あった。使い続けたいが。
東(4.5) 今日もあちこちに顔を出して攻撃を組み立てた。価値はあった。
太田(3.5) 好クロスを連発、ようやくフィットしてきたか。もう遅いけど。
梶山(4.5) リスクを取ったパスが意思疎通不足でミスになるの悲しかった。
ウタカ(4.5) ボールを持ってミスしてしまうのは渡せる味方が周囲にいないせい?
永井(4.5) 裏抜けに使えるが、ラスト・プレーの選択が相変わらずアレだった。
===
大久保(4) 彼の得点でかろうじて救われたがまったく個人としての働き。
平川(4) 初出場だったが落ち着いてボールを捌いた。使い続けたい。
前田(-) 時間短し。

新潟の降格が決定。新潟が見つけてきたブラジル人を片っ端から横取りしたクラブはみんな新潟に謝るべきだと思う。




Comments(0)FC東京 | J1リーグ戦



2017年11月05日 22:22      [posted by der_ball_ist_rund]

【ブンデスリーガ第11節】グラードバッハ 1-1 マインツ

■2017年11月4日(土) 15:30キックオフ
■Borussia-Park

ドイツではサマータイムが終わり日本との時差は8時間に戻った。このため、現地午後3時半の試合は日本時間夜11時半と夏の間より1時間遅くなる。DAZNをテレビにつないで見た。

グラードバッハは前節アウェイながらホフェンハイムに逆転勝ち、順位を6位まで上げた。この勢いを駆ってホームでもしっかり勝ち点3を積み上げたい試合。

この試合では前節負傷退場となったホフマンに代わってラファエルが先発に復帰。ホフマンはメンバー外に。またトラオレもケガでベンチ外となった。

ゾマー
ヤンチュケ エルヴェディ フェスタガード ヴェント
アザール ギンター ツァカリア グリフォ
シュティンドル ラファエル

序盤はマインツのペース。ボールを支配され、繰り返し攻撃を仕掛けられて自陣に押しこまれる時間が続く。奪ったボールを持ち出そうとしても、高い位置からのプレスに遭い自陣から外に出られない。ゾマーの固いセーブもあって難を逃れているが簡単にシュートを打たれている。

17分、カウンターから独走を許すが、敵FWがエリア内でシュートを空振ってくれて助かる。ビデオでは敵が振り上げた足を後ろからシュティンドルが引っかけており、PKでもおかしくなかったが、ビデオ判定でもファウルにはならなかった。

しかし直後の19分、エリア内でゾマーが高く上がったボールを敵FWと競ったが、ジャンプのタイミングがズレたかボールに手が届かず、ヘディング・シュートを決められる。ゾマーは敵FWの頭をつかむ格好でボールに行けず。0-1と先制を許す。

その後も状況は好転せず、グラードバッハはボールの受け渡しにもミスが多く、リズムを作れない。28分、サイドからのボールにフリーのラファエルが合わせるがシュートは枠外に。

31分、敵GKが足許に置いたボールを見失い、フィードを空振ってボールが後ろに置き去りに。シュティンドルがこれにチャレンジしに行ったが決めきれず。珍プレーに残りそうなシーンだったが得点につなげたかった。

39分、ギンターがエリア内でクリアしきれなかったボールがこぼれ、敵の強烈なシュートを浴びてゴールが決まる。0-2を覚悟したが、抗議の結果ビデオ判定となった。ヤブロンスキ主審が自らモニタを確認した結果、ギンター対して敵のファウルがあったとの判定になりノー・ゴールに。ビデオってすごい。0-2になるとかなりしんどくなるだけに、この判定には救われた。

後半開始からヤンチュケに代えてクラマーを投入。ギンターがCBに落ち、エルヴェディが右SBにスライド。

53分、敵エリア内でボールをクリアしようとした敵DFが、自分の蹴ったボールを手に当ててしまう。グラードバッハはハンドをアピールしたが認められず。手には当たったが意図的ではないという判断だろう。確かに自分がクリアするボールを意図的に手ではたき落とすバカはいない。

59分、ツァカリアに代えてキュイザンスを投入。これでボランチは2枚とも代えたことになる。ツァカリアは準備不足というかうかつなボール・ロストが散見されて気になっていたところだった。キュイザンスはやや前目のポジションを取り、クラマーがアンカー的にDFラインの前に陣取る格好に。

67分、アザールのCKにフェスタガードが頭で合わせゴール。1-1と同点に追いつく。流れに乗れないときにこういう形で得点できたのは大きい。勢いに乗ったグラードバッハがボールを支配し押しこむ時間帯になる。

77分、ラファエルに代えてヘアマンを投入、アザールがトップに上がる。89分には敵のFKが直接バーを叩くシーンもあって肝を冷やしたものの、最後までどちらも決め手を欠き、結局1-1の引き分けとなった。

敵GKの珍プレー、ビデオ判定でのゴール取り消しなど、面白いシーンはあったものの、内容的には何というかアレな試合。それでもセット・プレーからの得点で追いつき、カツカツの辻褄を合せたことで救われた。

このところ、グラードバッハのポゼッションに対してハイプレスからのショート・カウンターで応酬されるケースが増えているように思われる。ワンタッチでパスをつなぎながら押し上げて行く戦術に対して、プレスでミスを誘発され、一気に裏返されて失点に至るシーンが散見される。

後ろのカウンター・ディフェンスにも問題があるようにも思うが、序盤、ハイプレスで来る相手には、まずは中盤を省略してトップに当てるなりサイドに逃げるなりして、不慮の失点を減らすことから始めるべきではないか。バカ正直にパスをつなごうとして引っかけられるのを何度も見た。

特にこのゲームでは、前半はほぼ何もできず、同点を機に終盤チャンスを作ったものの、終わってみればポゼッション62-38に対してシュート数9-20とビルドアップが機能していなかったことが窺える数字。自陣でのうかつなボール・ロストをなくせば失点は減るはずだ。

グラードバッハは勝ち点1を稼ぎ18(1試合あたり1.64)まで伸ばしたが、順位はひとつ下げて7位。このあたりは混戦で、3位とも10位とも勝ち点差2。勝てないと脱落する厳しい競争で、引き分けの次には必ず勝たなければならない。次節、アウェイ(ヘルタ戦)とはいえ勝ち点3を取りに行く試合をしたい。その次はホームにバイエルンを迎える。

ディーター・ヘキング監督談話:
「我々は試合への入りが非常に重たく、判断もビルドアップもあまりにゆっくりだった。試合の主導権を握ることができなかった。バランスが取れておらず、我々は敵にあまりに広大なスペースを与えてしまった。マインツが非常にしっかりとボールに対してプレーできていたということもある。後半には大きな労力と意志と情熱を費やして何とかよくなった。我々は試合をひっくり返そうと試み、セット・プレーを通じて同点にすることができた。しかしその後は再びマインツに大きなスペースを与えて、カウンターを可能にしてしまった。そのためにマインツの2点目が近いという感覚があった。これは我々にとって非常に腹立たしいことだ。我々はもっと違う結果を期待していたが、この勝ち点で我慢するしかない」

それにしてもビデオ判定は面白い。このやり方ならムリなく試合に組みこめるのではないかと思う。日本でも試行してみてはどうだろう。



Comments(0)Borussia M'Gladbach | ブンデスリーガ



2017年10月30日 19:00      [posted by der_ball_ist_rund]

【ブンデスリーガ第10節】ホフェンハイム 1-3 グラードバッハ

■2017年10月28日(水) 15:30キックオフ
■Wirsol Rhein-Neckar-Arena (Sinsheim)

土曜日の夜10時半キックオフと理想的。PCをテレビにつないでDAZNで見た。

グラードバッハは前節レバークーゼンに1-5とあり得ない大敗を喫してのアウェイ・ゲーム。週央のポカールでデュッセルドルフに1-0で厳しく勝ちきっており、この勢いで勝ち点を持ち帰りたい。シーズン序盤で上位争いに踏みとどまるか脱落するかの瀬戸際になる大事な試合だ。

ポカールからいくつかのポジションでターン・オーバーを実施。CBにはフェスタガードが先発に復帰、ギンターをボランチに上げキュイザンスはベンチに。SHにはトラオレに代わってホフマン、前線にはラファエルに代わってグリフォを起用、4-2-3-1的な布陣になった。

ゾマー
ヤンチュケ エルヴェディ フェスタガード ヴェント
ギンター ツァカリア
ホフマン シュティンドル グリフォ
アザール

試合は互いにボールをつないで攻撃的に仕掛けるハイテンポな展開に。

8分、CKにフェスタガードが頭で合わせるがゴール横に。10分、敵のパスミスをカットしたホフマンがショート・カウンターから並走したアザールにパス、抜け出したアザールがGKとの一対一からシュートを放つがわずかに枠を外す。

15分にアクシデント。その前に右ひざを傷め治療していたホフマンが、一度はピッチに戻ったものの「ダメ」のサインを出して退場、ヘアマンがそのまま右SHに入る。

21分、敵エリア内で奪ったボールからグリフォがシュートを放つがポストに嫌われる。このこぼれ球を押しこもうとするが密集となり、最後はギンターがシュートしたが枠外に。

25分、曖昧になったクリアボールを拾われ、エリア際からシュートを打たれる。これが決まって0-1と先制される。序盤のチャンスに決めきれなかったのが悔やまれる展開に。

その後も試合はオープンな打ち合いに。33分、グリフォのFKは直接枠に飛んだが敵GKがセーブ。グラードバッハは失点でやや不安定になりながらも試合を投げることなく攻守に集中し、0-1で前半を折り返した。

後半も互いに攻めきれず、攻守の入れ替わりの激しい展開が続く。60分、右CKをグリフォが蹴るとエルヴェディが合わせるがGKがセーブ。続けてのCKは左からヴェントが蹴りシュティンドルが合わせるが枠に収まらず。

61分、左から仕掛けたグリフォがファーのアザールにラストパス。ボールをトラップしたアザールは角度のないところからシュート、これが決まって1-1とグラードバッハが追いつく。アザールのシュートが素晴らしかった。

さらに66分にはグリフォがFKをグラウンダーで裏に通すとこれを受けたヘアマンがワンタッチでシュートしゴールネットを揺らすがこれはオフサイドに。このあたりから流れはかなりグラードバッハに傾いてきた感があった。

71分、ヤンチュケに代えてジョンソンを投入。ギンターをCBに落としてエルヴェディを右SBに出してシュティンドルをボランチに落としてグリフォをトップに上げてジョンソンはSHかと思ったが、ジョンソンはそのまま右SBに入ったようだ。考え過ぎた。

79分、アザールからのパスを受けたグリフォが単騎で中央に切りこむ。ステップでDFをかわし、最後にギンターに渡したボールをギンターが流しこんでゴール、グラードバッハが2-1と逆転する。

直後には敵に至近距離からヘディング・シュートを放たれるがこれがギリギリでバーの上に外れるラッキーもあり流れはグラードバッハへ。82分、右CKをグリフォが蹴ると中央でツァカリアが頭で伸ばし、ファーのエルヴェディが折り返し、これをフェスタガードが押しこんでゴール、3-1とほぼ試合を決めた。

その後はグラードバッハが試合をクローズ、89分にはシュティンドルに代えてオクスフォードを投入、エルヴェディを右サイドに押し出して、ジョンソンをSHにスライド、グリフォをトップに上げたか。オクスフォードはブンデスリーガ・レビュー。結局試合はそのまま3-1で終了、グラードバッハが見事な逆転勝ちを収めた。

オープンな押し合いでがっぷり組み合った一戦。先制されたことで劣勢になったが、後半しっかり立て直して結果につなぐことができたのは大きかった。数字を見ればシュート数16-16、CK5-5、ポゼッション46-54と拮抗した試合だったことが分かる。この試合を見ていると、ポゼッションから崩すよりカウンターを決めきる方が似合うチームではないかと改めて思った。

ギンターのボランチは微妙な感じ。攻撃はいいが守備には戸惑いもあった感じがした。グリフォは序盤はなかなか試合に入れていない感もあったが、いいFKを蹴ってから動きがよくなり顔を出す回数も増えた。2点目のアシストは見る価値のあるもので、全体に持ち過ぎの感はあったが結果的にそれが奏功した。アザールやトラオレや持ちたがりが多い中、さらに前線がアレな感じになりそうで面白い。

心配なのはラファエル。後半途中から投入かと思っていたが結局出場せず。よほどフィットしてないのか故障を抱えているのか。ポカールでの負荷を考えての単なる休養ならいいんだけど、心配だ。

これで10節を終えて5勝3敗2分、勝ち点17(1試合あたり1.70)で6位はまずまずの成績。アウェイで勝ち点3を積み上げられたことで景色がガラッと変わった。ここまでは及第点だが、これまで1-6、1-5とあり得ない負け方を二つもしているのが気になる。堤防が決壊したように一気に崩れる悪癖は何とかしなければならない。修正すべき点は少なくない。

11月は3試合のうちホームが2試合あるが、うちひとつはバイエルン戦(もうひとつはマインツ戦)。厳しい戦いが予想されるが、ここで勝ち点を上積みできればかなりいいポジションでウィンター・ブレイクを迎えられる。まずは次のマインツ戦だ。

ディーター・ヘキング監督談話:
「我々はハーフタイムに少々我々自身に対して腹を立てていた。というのも我々は前半の内にいくつかの明らかなゴールのチャンスを生かせなかったからだ。後半になって我々はようやく必要な幸運をつかむことができたが、それはそうしなければならないものであった。最終的にはチームはパーフェクトなアウェイ・ゲームをすることができた。マティアス・ギンターにダブル・ボランチの守備的な役割を受け持たせようと考えてデニス・ツァカリアと組ませた。これは今日の成功へのカギだったと思う。最終ラインではヤニク・フェスタガードとニコ・エルヴェディが非常に安定していたし、前線ではトーガン・アザールがよく動いてくれた。またヴィンセント・グリフォはチャンスを生かして強い印象を与えてくれた」

ギンターのボランチはもうちょっと見てみないと何とも言えん…。



Comments(0)Borussia M'Gladbach | ブンデスリーガ



2017年10月29日 22:26      [posted by der_ball_ist_rund]

【Jリーグ第31節】FC東京 0-0 清水

■2017年10月29日(日) 17:00キックオフ
■味の素スタジアム

先週に続いて、台風が近づいており、激しい雨の中での試合となった。味スタまで行く道中ではそれほど降っておらず、試合前のアップの頃にはいったんやんでいたようだが、試合直前に激しい雨が降り出し、そのまま試合終了までやまなかった。

東京は味スタでのホーム・ゲームもこの試合を含め2試合のみ(次は最終節)。目標を失った状態で低迷が続いているが、この試合ではまず残留を決めたい。残留を気にしなければならなくなるようなシーズンとは思っていなかった…。

チャンが故障ということで吉本が3バックの中央に。またトップはウタカを中央に、永井と大久保がシャドーに入った。なぜか橋本、米本の姿はベンチにもなし。いったいどうしたのか。

大久保
徳永 吉本 丸山
室屋 眷襦‥譟‖静
大久保 ウタカ 永井

激しい雨が降りしきる中、徐々にピッチに水が浮いてボールが止まるなどコントロールの難しい試合に。それもボールが水しぶきを上げるところと比較的状態がよく転がるところがあり、思い通りにプレーできない。

7分、敵エリア前でこぼれたボールに眷襪反応、シュートを放つが枠を捉えられず。互いにボールを浮かしてパスを受け渡すなど苦心するが、ついついふだんのクセでボールを待ってしまいボールをさらわれるなど、アクシデントが頻発する。

前半の半分を過ぎたあたりから、思いきりよくサイド裏に蹴りこんでくる清水に主導権を握られ、自陣に押しこまれる時間が長くなる。30分、ゴールキックをカットされてスルー・パスを通され、シュートがネットを揺らすがオフサイドの判定。助かった。

その後も東京は奪ったボールをつなぐのが難しく、しのぐ一方の展開に。清水の拙攻やシュートミスもあり、身体も張ってこの時間帯に失点しなかったのはラッキーだった。結局スコアレスのまま前半を終了。

後半になっても状況は変わらず。50分、吉本がゴール前で敵のシュートに身体を投げ出した際に味方と激突、いったん担架でピッチ・アウトしたが復帰した。心配したがその後も元気にプレーしていたので大丈夫か。

62分、永井の落としを受けたウタカが鋭いミドルを枠に飛ばしたが敵GKがセーブ。直後にもCKからのボールを室屋がシュートするが敵GKがセーブする。さらには63分に大久保がシュートを放つが敵DFがブロック。ゴールが遠い。

71分、大久保に代えてユを投入。ユはそのままシャドーの位置に入ったか。

76分、エリア内に仕掛けたウタカが敵DFに足を刈られて倒れたように見えたがノー・ファウルの判定。77分、この日最大のチャンスが訪れる。東のスルー・パスを受けて永井が抜け出し、相手DFを振り切って完全に敵GKと一対一になるが、狙ったシュートはポストをヒット。思わず天を仰いだシーン。

直後の79分、東に代えて前田がイン。その後は互いにオープンに攻め合うが決定打が出ず。清水が決定機を外してくれたこともあって、結局そのままスコアレスで試合終了、勝ち点1を積み上げただけとなった。

数字を見ればシュート数6-10、CK6-11、ポゼッション50-50と、もともと割り切って放りこんでくる清水に押されていたのは情けない。得点機はあり、勝つこともできた試合だったが、択生初め、最終ラインの踏ん張りで完封できたことは収穫だった。

こういう状態のゲームでは何が起こるか分からない上、ボールが止まるなどで不測の事態が起こるリスクもあるのだから、とにかくしっかりボールに行き、大きく、はっきりプレーすることだと思ったが、状況に応じた戦いができるまでに時間がかかった。

これで東京は勝ち点を39(1試合あたり1.26)に伸ばし残留を確定したが、ここ5試合を2敗3分、積み上げた勝ち点が3のみとひどい状態であることに変わりない。残り3試合、いったい何を目指して戦うのか、チームとしてもう一度整理する必要があるのではないか。

評点(評点はドイツ式):
大久保(3) 再三のファイン・セーブでゴールを守った。調子を上げている。
徳永(3.5) 厳しいピッチ状態だったが早くから割りきったプレーで窮地を救った。
吉本(3) 集中の試される試合で最後まで身体を張り続け存在価値を示した。
丸山(3) サイドでの競り合いでは躊躇なくタッチにクリア、成長を見せた。
室屋(4) きれいな攻撃ができない中で戦い続けた。ミドルは惜しかった。
眷(4) ピッチ状態の見極めに時間がかかり、止まるボールに苦しんだ。
東(3.5) 精力的に走り回りスペースを埋めた。この位置で使い続けたい。
太田(4) 苦しい試合だったがプレイス・キックやクロスでは存在感を見せた。
大久保(4) もっと遠目から打って行ってよかったのではないか。
ウタカ(4) さすがのシュートはあったが全体にプレー選択に時間かかった。
永井(4) 絶好機を外したのが残念。スピードスターには難しい試合だった。
===
ユ(4) 動き回ったがチャンスに絡めず。可能性感じるプレーはあるが…。
前田(-) 時間短し。

今季の味スタ観戦は最終節のみ。石川の最終戦になる。




Comments(0)FC東京 | J1リーグ戦



2017年10月28日 17:39      [posted by der_ball_ist_rund]

【DFBポカール3回戦】デュッセルドルフ 0-1 グラードバッハ

■2017年10月24日(火) 18:30キックオフ
■Esprit-Arena (Düsseldor)

週末に起こったことはなかったことにして早速火曜日のポカールである。DAZNでも中継がなく、FohlenTVで後追いで見ようかと思ったが紙芝居状態で視聴に耐えず、ダイジェストだけで結果を確認した。

対戦相手は2部首位のデュッセルドルフ。僕が7年間住んだ街のクラブである。僕が住んでた頃にデュッセルドルフがせめて2部にいれば、僕は今ごろグラードバッハではなくデュッセルドルフのファンだっただろう。

メンヘングラードバッハとはクルマで30分ほどの隣町でありライン・ダービーになる。スタジアムはデュッセルドルフのエスプリ・アレーナで、ここはまだ陸上競技場兼用のスタジアムだった頃に何度か行ったことがある。

グラードバッハはこのところ出ずっぱりのフェスタガードをターン・オーバーでベンチに置き、代わりにヤンチュケが先発、エルヴェディがCBに回った。また右SHではジョンソンに代わってトラオレが先発、フェスタガード、ジョンソンはベンチ・スタートとなった。

ゾマー
ヤンチュケ ギンター エルヴェディ ヴェント
トラオレ ツァカリア キュイザンス アザール
シュティンドル ラファエル

試合は格上のグラードバッハが主導権を握り、デュッセルドルフがやや引いて受ける展開に。しかしポカールのしかもダービーとあってデュッセルドルフも球際は厳しく、グラードバッハは決定機を作れない。

17分、FKのこぼれ球をヤンチュケが拾いシュティンドルにつなぐがシュティンドルのシュートは敵DFにブロックされる。アディショナル・タイムにはラファエルが敵エリア内で倒されるがノー・ファウルの判定。前半はスコアレス。

後半開始早々の47分にはツァカリアがカウンターで独走するがシュートを敵GKに当ててしまう。52分、アザールがエリア内でラファエルからのパスを受けて中に切れこみシュート。これが敵GKの手を弾いて決まり1-0とグラードバッハが先制する。

66分、キュイザンスに代えてホフマンを投入。試合をクローズしに行く。72分、敵FWがエリア内で倒れ、ヤンチュケのファウルでPKの判定。しかし敵のキックは右ポストに当たって外れ九死に一生を得る。kickerによればPKの判定は「正しかった」と。

76分、トラオレに代えてジョンソンを投入、90分にはアザールに代えてヘアマンを投入するなど試合をコントロールし、危なげなくリードを守りきって3回戦にコマを進めた。

格下相手とはいえ週末の大敗からリカバー、完封で勝ちきったことはいいサインだ。シュート数12-11、ポゼッション58-42、CK5-1と主導権を握ったことが窺える。このイメージを持っていたい。

ケガから復帰し半年ぶりの出場となったヤンチュケがkickerで3.5と悪くない評価を受けたことは嬉しい。ヤンチュケがいれば右SB、CBの選択肢が増える。フェスタガード抜きで完封できたのは示唆的。

また、レバークーゼン戦では後半ボールを失いまくって失点の端緒になっていたキュイザンスが先発、途中交代ながらこれもkickerでは3.5の評価を受けており心強い。臆することなくチャレンジを続けさせる逸材。ツァカリアとのコンビもいい。

早くも土曜日にはホフェンハイムとのリーグ戦が控えており、そちらに集中しなければならない。リーグ戦はレバークーゼンに大敗した後、ここからジリ貧になるか上位争いに踏みとどまるかクリティカルな局面。しっかり切り替えて臨みたい。

ディーター・ヘキング監督談話:
「クジでこの組合せが決まった時に言われた通り、拮抗した中身の濃いダービーになった。どちらのチームも、勝者として試合を終えるためにフィジカルも運動量もすべてを投入した。デュッセルドルフは危険で、攻撃的で、運動量が豊富だった。私のチームは守備が安定し敵にわずかなスペースしか与えなかった。後半、我々は前半よりもよく試合に入り、ポジショニングも改善した。そこからリードを奪うべくして奪ったが、追加点を挙げることができなかった。その代わりに議論の余地のないPKを与えてしまった。しかしこの局面では我々にはこういう試合では必要になる運があった。最終的には、私に言わせれば妥当な勝利だったと思う」

PK外してくれたところで試合は終わっていたのかもしれない。



Comments(0)Borussia M'Gladbach | DFBポカール



2017年10月24日 22:28      [posted by der_ball_ist_rund]

【ブンデスリーガ第9節】グラードバッハ 1-5 レバークーゼン

■2017年10月21日(土) 15:30キックオフ
■Borussia-Park

ケガで離脱のクラマーに代わってキュイザンスが先発、ツァカリアとダブル・ボランチを形勢。その他は前節と同じメンバー。

ゾマー
エルヴェディ ギンター フェスタガード ヴェント
アザール キュイザンス ツァカリア ジョンソン
シュティンドル ラファエル

前半はグラードバッハのゲーム。ボールを支配し少ないタッチ数でパスを交換しながらスピードをつけて攻め上がる形で主導権を握る。早くも7分、アザールが右サイドからクロスを入れるとファーに走りこんだジョンソンがダイレクトで合わせゴール。グラードバッハが1-0と先制する。

その後も、中盤のツァカリア、キュイザンスが機能、精力的にボールを拾い、アイデアのあるパス出しで試合を作って行く。16分にはアザールがシュートを放つがGK正面。43分にはラファエルがクロスに飛びこむがシュートを空振り。追加点を入れられなかったのが痛かった。

後半になると流れはレバークーゼンに。48分、CKを押しこまれ失点。開始早々に1-1と同点に追いつかれる。

その後も、キュイザンスが中盤でボールを持ったところを狙われ、プレスをかけられて奪われるとそこからショート・カウンターで攻めこまれるシーンが多くなるなど、前半とは様子が一変する。

59分、エリア際から決められ1-2と逆転を許すと、61分にもショート・カウンターから失点し1-3。グラードバッハは66分、ジョンソンに代えてトラオレを、66分にはキュイザンスに代えてホフマンを投入して反撃に出るが、69分にはカウンターから失点し1-4に。この時点でほぼ試合は終わった。

その後、81分にも失点し1-5に。84分にはシュティンドルに代えてヘアマンを投入したが、結局そのままレバークーゼンに完敗した。

まあ、こういう試合もあるという感じだが、流れを持って行かれた時に冷静に修正できなかったのは、18歳(キュイザンス)と20歳(ツァカリア)という若いボランチ故か。最終ラインのカウンター耐性の弱さにもちょっとげっそりした。マジでオクスフォード試して欲しいわ。

前半はいい形で攻撃できていたし、ポゼッション58-42、シュート数19-12、CK4-4と数字の上ではいい感じなのに、逆転されて焦って前に出たところをやられ、実力以上の点差がついてしまったという試合だったと思う。

キュイザンスのための授業料だと思って割り切るしかない試合。切り替えてDFBポカール、デュッセルドルフとのダービーに臨みたい。

ディーター・ヘキング監督談話:
「前半は今季で最もいいハーフだった。試合を支配し、感激するくらいのコンビネーションもあった。加えて3つか4つの決定的なゴールのチャンスも作り、そこからリードを広げることもできたはずだった。後半にもいいチャンスはあったが生かすことができなかった。代わりに同点にされてしまったが、それはまああり得る話だ。しかし、我々はそこから相手にさらにゴールを許してしまった。我々はボールをそれまでのようにしっかり保持できなくなってしまった。ビルドアップのときも簡単にボールを失ってしまった。レバークーゼンはこうした我々のミスを生かすだけの力を持っていた。この敗戦は非常に苦々しい」

まあそうでしょうな。



Comments(0)Borussia M'Gladbach | ブンデスリーガ



2017年10月21日 23:31      [posted by der_ball_ist_rund]

【Jリーグ第30節】FC東京 1-2 札幌

■2017年10月21日(土) 16:00キックオフ
■味の素スタジアム

台風が近づき雨模様の週末。期日前投票を済ませてから味スタに向かった。

目標の見出しにくい試合だが札幌は残留争いの渦中にあり必死に向かってくることが予想される。フワッと試合に入ると勢いに負けるリスクも高く、いったい我々が何のために戦うのか、モラルを問われる試合になる。

ウタカが前節の退場を受けて出場停止。代わって故障から復帰の大久保が先発に復帰。それ以外は変わらないが、J3で結果を出しているリッピ・ヴェローゾがベンチ入り。また大久保択生と大久保嘉人が同時に公式戦のピッチに立つのは初めて。

大久保
徳永 チャン 丸山
室屋 眷襦‥譟‖静
ユ 永井 大久保

試合はいきなり東京のピンチから。左サイドを上がった敵FWが中へ切れこんでシュート。これがファー・ポストを直撃してピッチに戻る。肝を冷やしたプレー。

その後は東京がポゼッションを取り、果敢な縦へのチャレンジもあるものの、自陣でブロックを形成する札幌の守備も固くフィニッシュに持ちこめない。一方の札幌は奪ったボールをシンプルにトップに当てて展開する戦術を徹底、むしろ札幌の方にチャンスが多い。

6分、敵のFKからエリア内で敵FWにヘディング・シュートを許す。枠に飛んだボールは択生がセーブするがこれも危なかった。25分、眷襪らのパスを永井が落とし、これを裏で受けたユがゴールに流しこんだがオフサイドの判定。

28分には敵CKを択生が飛び出して片手でセーブ、さらにこのこぼれ球から強烈なシュートを打たれたがこれも択生が上に弾き難を逃れる。択生が当たっているが逆に言えばそれだけヤバいボールが枠に飛んでいるということ。守備の曖昧さが気になる。

38分、眷襪らのパスをユが落とすと走りこんだ嘉人がコントロールしたシュートを放つがGK正面。これが東京のファースト・シュートだったようで、ボールを持ちながらも攻めきれていない前半を象徴している。

結局スコアレスで前半を終了。札幌の守備が固くシュートまでもちこめないまま時間を使い、その間、ロング・ボールやセット・プレーから何度かクリティカルなシーンを作られた。択生の好セーブで何とか無失点に抑えているものの、試合運びは拙い。集中を切らさないように手堅く戦いながらチャンスをしっかり決めきりたい。

後半立ち上がりに試合が動いた。47分、敵のFKをエリア内で頭で落とされ、これを受けた敵FWがシュート。ボールは択生の指先をかすめてゴール隅に決まり失点。0-1と先制を許す。セット・プレーでエリア内に人は足りていたはずだが、落とし、シュートともに簡単にやらせてしまった。

50分にもFKを与えるとダイレクトのボールが枠に飛ぶがこれは択生が横っ飛びでセーブ。しかし59分、左サイドからクロスを入れられると、敵FWが中央で頭で合わせゴール。0-2とリードを広げられる。クリアしようとした丸山の前に敵FWに入りこまれ、十分な体勢ではなかったがシュートを許した。敵の技術が高かったが守りきれず。

63分、ユに代えて前田を投入。直後のCKでは太田のキックに前田が頭で合わせるが枠外に。64分にも嘉人が持ち上がってシュートを放つが敵に当たりCKに。65分、このCKを太田が蹴るとファーでフリーになったチャンがセオリー通りGKの脇に叩きつけるヘディング・シュートでゴール。1-2と反撃の姿勢を見せる。

ここからは何とか追いつきたい東京と、時間を使って逃げきりたい札幌との間で、次第にオープンな展開になる。

77分、裏に出されたロング・ボールを追った永井が敵エリア脇でDFに競り勝ってボールを確保、エリア内に持ちこむ。DF2人をかわしてシュートするかと思ったが、後ろから走りこむ前田に落とす形で横パス。しかし前田と並走した敵DFにクリアされる。永井が自分で打つべきボールだったようにも見え、このプレーが勝負を決めたように思う。

直後、徳永に代えて梶山を投入、攻撃時には両SBを上げて眷襪最終ラインに落ち、東と梶山がダブル・ボランチになる布陣。このタイミングでの梶山投入は意図が分からなかった。負けているのだからここでリッピでよかったのではないか。

85分、こぼれ球を拾った嘉人がエリア手前から狙うがシュートはポスト横に外れる。87軍、永井に代えてリッピを投入、何とか同点を狙って攻めたがフィニッシュまで行けず、結局1-2で札幌にダブルを献上する結果となった。

ポゼッションは60-40と東京が取ったものの、シュート数6-13、CK3-4と、チャンスを作っていたのは札幌の方で、シュート数だけを見ても1-2の敗戦は妥当な結果と言うべきだろう。

いくらボールを支配し華麗にパスをつないでも、最後のところを崩せずフィニッシュまで持ちこめないのでは意味がない。引いた相手を崩すのがポゼッションの課題であることは衆知であり、それを承知でポゼッションに挑戦しているはずだと思うのだが、その方法論がまったく見えず、ポゼッションのためにポゼッションに終始しているように見えてしまう。

眷襦東が動いてボールを受け、そこから縦に当てるところまではチャレンジできているが、そのボールを縦に戻す、サイドに散らす、フリックかスルーでそのまま前に流すなどの判断が曖昧だし、それが周囲とも共有できていないのでそこでボールを失ってしまう。これをシーズン残り数試合で形にするのは正直至難の業だと思う。

この時期から少しでも結果を目指すなら、守備の約束ごとを徹底する一方、攻撃は個人技頼みのワンチャン狙いでいい。なぜこんな難しいことを今からやろうとするのか理解に苦しむ。今季は既に目標を失っているとはいえ、このままチームが空中分解してしまうと、来季に向けた編成にも影響が出かねない。結果を優先して成功体験を積み上げることから始めるべきだと思うがどうだろうか。

僕としては勝ち点50を当面の目標にするべきだと思っていたが、いきなり負けてそれも苦しくなってしまった。オフには主力選手を何人か失うことも覚悟しなければならない。

評点(評点はドイツ式):
大久保(3) 失点はほぼノー・チャンス。好セーブ連発で意地を見せた。
徳永(4.5) マークが曖昧で敵FWを何度もフリーにしてしまった。
チャン(4.5) 得点はよかったが肝心の守備ではラインを締められなかった。
丸山(5) ビルドアップのチャレンジは悪くないが肝心の守備が残念だった。
室屋(4.5) 気合いはあったがあまり使ってもらえずいいところ見せられず。
眷(4) 緩急つけて試合を動かしたがパスミスも少なくなかった。
東(4) 動いてボールを受けビルドアップに貢献。好調を維持している。
太田(4.5) セットプレーで存在感を見せた。復調の兆しあるように思う。
ユ(4) 愚直に走り回ったが決定的な働きはできず。使い続けたい。
永井(4.5) あのシーンではやっぱりシュートだったのではないか。
大久保(4) ここ一番で決めて欲しかったが不発。動きは悪くない。
===
前田(4.5) 本当は先発で試合を作って欲しい選手。貢献はあったが。
梶山(4.5) 何を期待されて出てきたのかが今ひとつ不明で難しかった。
リッピ(-) 時間短し。

いくらボール持っても負けたら弱いしカッコ悪い。



Comments(0)FC東京 | J1リーグ戦



2017年10月17日 00:45      [posted by der_ball_ist_rund]

【ブンデスリーガ第8節】ブレーメン 0-2 グラードバッハ

■2017年10月15日(日) 18:00キックオフ
■Weser-Stadion (Bremen)

日本時間月曜日未明1時のキックオフのため、リアルタイム視聴を諦め、月曜日早く起きて出勤前にDAZNで時差観戦した。もちろん結果情報は遮断。

インターナショナルのブレイクを挟んで2週間ぶりのリーグ戦。前節ハノーファーに勝ちきり、上位にくっついて行く足がかりを得たところから、アウェイとはいえ勝ち点3を狙いに行きたい試合。今季1勝と不調のブレーメンだが、こういう試合では足許をすくわれがち。自信を持って戦いたいところだ。

前節からはボランチのキュイザンスに代えてツァカリアがボランチで先発に復帰。トラオレがケガ明けでベンチ入りした。

ゾマー
エルヴェディ ギンター フェスタガード ヴェント
アザール クラマー ツァカリア ジョンソン
シュティンドル ラファエル

グラードバッハは立ち上がりからアグレッシブにボールを動かし、テンポよくブレーメン陣内に攻めこむ。ブレーメンのプレスをかいくぐり、動きながらワンタッチでパスを交換し、一気に裏に抜け出すシーンを作ろうとするが、わずかなズレからボールを奪われることも少なくなく、忙しい攻守の応酬となる。

21分、最初のビッグ・チャンスはブレーメンに。CKから中央で頭で合わされボールは枠に飛ぶがゾマーがセーブ。逆に24分にはクラマーが持ち上がったボールをラファエルが受けてシュートを放つが枠外に。

27分、アザールがカウンターから持ち上がり、右サイドから強烈なシュートを放つ。これはGKにセーブされたが、こぼれ球をファーのシュティンドルが拾い、敵DFをかわして角度のないところからファーのサイドネットを直撃するシュートを決める。グラードバッハが1-0と先制する。

さらに34分、ヴェントのCKにフェスタガードが頭で合わせゴールの右隅に決め、2-0とリードを広げた。グラードバッハはその後もやや圧力を弱めたもののボールを保持、ブレーメンにチャンスを与えず2-0で前半を終えた。

後半に入ってもグラードバッハのペースだったが、追加点のチャンスをいくつか逃すと流れは徐々にブレーメンに。セカンドボールを拾われ自陣に押しこまれる時間が長くなるが落ち着いた守備でしのぎ、フィニッシュまで持ちこませない。

74分、ジョンソンに代えてケガから復帰のトラオレを投入、トラオレが右に入りアザールが左へ。

終盤はオープンな展開になり互いにチャンスを作るが決めきれず。83分、ラファエルに代えてキュイザンスを、89分にはアザールに代えてグリフォを投入、試合をクローズしに行く。危なげなく残り時間を使い、2-0でブレーメンに快勝した。

高速で動きながらワンタッチのパスを次々とつないで行く序盤の攻撃は現代フットボールのひとつのプロトタイプと言えるもの。さすがに精度ではまだまだ粗いところも残るが、敵のプレスを外しながらボールを運び、決定的なパスで裏を狙う意図ははっきりしていた。

相手にもよると思うが、この試合ではこうした攻撃のプランが機能、前半に2点をリードし流れを持ってきた。決めきれずにもたつく時間帯もあったものの、決定機は作らせず勝つべき試合にかっちり勝ちきった格好になった。

シュート数16-18、CK5-5、ポゼッション55-45と、数字の上ではそれほどはっきり優劣が出た訳ではないが、終始試合を支配し、進んでいる方向が間違いでないことを感じさせる試合だったと思う。

この試合では特にアザールの積極的なチャレンジが光り、何度も敵のDFを抜いてのシュート、ラスト・パスを見せて技巧派の面目躍如。シュティンドルの厳しい角度からのシュート、フェスタガードの高さを生かしたヘディングなど、それぞれが持ち味を発揮して試合を作った。

これでグラードバッハは8試合を終え勝ち点14(1試合あたり1.75)で5位に浮上、首位BVBとの勝ち点差は5、2位バイエルンとは3差に迫った。上も下も接戦なので、負けが混むと順位は急降下するだろうが、まずはこの位置に足がかりを得て次節のホームゲーム(レバークーゼン戦)を迎えられるのは大きい。

ディーター・ヘキング監督談話:
「私はチームを大きく称賛したい。彼らは今日、正しくいい試合を見せてくれた。勝ち点3を取れれば順位を大きく上げることができるのが分かっていたので、何としてもそうしたかった。しかし、だからといってチームに過剰なプレッシャーを与えることはしたくなかった。チームは規律という点において、ハノーファー戦を終えたところからの続きをしっかりやってくれた。フットボールの内容的にもひとつかふたつの明るい光を見せることができた。ラース・シュティンドルのゴールはまさにそのひとつだ。トラップもシュートも衝撃的だった。我々はすごくいいフットボールをすることができるチームではあるが、すべてを懐にすることができる訳ではない。ここ数週間はケガ人も多かったが、きちんとした自信を持っていたので、それが目につくことはなかった」

確かにシュティンドルのシュートは見事だった。




Comments(0)Borussia M'Gladbach | ブンデスリーガ



2017年10月15日 18:19      [posted by der_ball_ist_rund]

【Jリーグ第29節】甲府 1-1 FC東京

■2017年10月15日(日) 14:00キックオフ
■山梨中銀スタジアム

インターナショナルによる中断をはさんで2週間ぶりのリーグ戦。他のゲームは昨日やってるのに何でウチは日曜日なのか。スタジアムの都合なのか。

タイトルもACLも降格も関係なくなってリーグ戦まだやってたんだっけくらいの感じの試合。タイトルでもかかってれば小瀬行ったけどそこまででもなくおとなしく自宅DAZN観戦。東京は前節終了時点で勝ち点37(1試合あたり1.32)で11位。ひとつでも順位を上げ、せめて順位表の上半分でシーズンを終わりたい。

GKには大久保択生が先発、前線では大久保嘉人が負傷で出場回避、ウタカがトップ、ユ・インスがシャドウで先発した。岡崎が初めてベンチ入り。

大久保
徳永 チャン 丸山
室屋 眷襦‥譟‖静
ユ ウタカ 永井

試合は東京がボールを保持、敵陣中心に攻撃を仕掛ける展開。3分、中央でこぼれ球を拾った東が遠目からファースト・シュートを放つがこれは大きく枠を外す。

12分、東からユに通そうとしたパスが敵DFにカットされたこぼれ球を永井が拾ってシュートするがGKにセーブされる(判定はゴールキック)。

さらに14分には右サイドの室屋からのクロスをファーで永井が折り返し、中央に入りこんだユがオーバーヘッドで狙うがバーの上に。

20分には永井が眷襪らのパスを足許に落とし反転からシュートを放つがGK正面に。東京が積極的にゴールを狙いに行くが崩しきるところまでは至っていない。

23分、自陣左寄りで与えたFKに中央で敵FWに合わされ失点。ゾーンで丸山がケアすべき相手だったが寄せきれず、高い打点でボールを捉えられた。0-1と先制点を与えてしまう。

その後はリードを経てさらに守備の意識が高まった甲府に対して東京が反撃を試みるが、ゴール前では敵の守備も厚くなかなか打開できず。

38分には徳永からのパスをウタカが落とし、眷襪持ち上がってシュートを放つが枠外。さらに40分には永井からボールを受けたユが至近距離から狙うがポストに嫌われる。積極的に仕掛けるものの決めきれず。

44分、敵と競ったウタカが敵DFにエルボーを入れたとの判定で退場に。そこまで腕を振り上げた訳でもなく、また敵の顔面には当たっていなかったと思うが、顔を押さえて倒れた相手に影響されたか厳しい判定に。東京が1人少なくなる。0-1で前半を終えた。

後半から徳永に代えて前田を投入。室屋を右、太田を左にした4バック、眷襦東、ユを中盤にした4-3-2的な布陣になる。攻撃時は両SBを上げて眷襪DFラインの中心に落ち、守備時は両サイドが落ちてダブルボランチに戻すという運用のように見えた。

東京は1人少ないもののボールを支配、甲府のゴールをこじ開けようとする。甲府の攻撃に対しては最終ラインがしっかりと対応、劣勢を感じさせない積極的な戦いぶりで戦意を示す。

60分、ユに代えて橋本を投入、橋本はそのままインサイド・ハーフ的な位置に入った。するとその直後、左寄りで得たFKを太田が蹴ると、中央の丸山がフリーでシュート、これがゴールに突き刺さり、東京が1-1と同点に。守備での失点関与を挽回するゴール。

その後はいずれもリスクを嫌う展開となり、東京が持ちながらも攻めきれず、一方の甲府のカウンターはフィニッシュに至る前で止めることができており、膠着したまま押し合いに。

80分、東に代えて米本を投入。これは勝ち点1を守るという指示に見えた。86分には太田のFKが直接枠を捉えるがGKがセーブ。結局互いに押しきれないまま1-1の引き分けに終わった。

展開からいえば先制を許し、退場者を出して1人少なくなってからも果敢に戦い、後半同点に追いついて何とか勝ち点1をもぎ取った試合ということになるし、実際セット・プレー以外では失点のピンチもほぼなく、よく戦ったことは間違いない。

しかし、甲府の攻撃も精度が必ずしも高くなかったことを考えると、1人少ないとはいえチャンスを決めきることで勝つこともできた試合。セットプレーの失点のみに抑え、それ以外はしっかり身体を張って守れていただけに、勝ち点2を取りこぼした感が強い。

特に言及しておきたいのはこの試合のジャッジ。特にコンタクトに関して厳しいというか過剰に笛を吹いていたように思え、失点になったFKの前のファウルもきれいに敵の前に身体を入れてボールを奪ったところで吹かれた。他にもフィフティへのボールへのアプローチがファウルになったり、ウタカが退場になったプレーでも意図的な腕の振り上げではなかった。

一方に偏っていた訳ではないが、ボールにチャレンジしているコンタクトはしっかり見極めるのが方針のはずで、これだけコマ切れに笛を吹かれ、顔を押さえて倒れればファウルになるというジャッジではフットボールにならない。室屋もそれでファウルをもらっていたが、クレバーな選手ほど敏感に反応するのは必然で、試合を面白くなくした。あと、甲府の得点はオフサイドだったと思う。

安間監督になってからチャレンジしているポゼッションは、下位相手ではそれなりに機能するようになったし、そこからスイッチを入れて流動することもある程度はできているが、結局得点はセットプレーであったことを考えても、このスタイルにボールを自陣ゴールから遠ざける以上の積極的な価値があるのかは引き続き疑問。

これで東京は29試合を消化して勝ち点38、1試合あたりでは1.31と失敗シーズン。目標を失ったチームをどう鼓舞しながら戦うのか、難しい問題ではあるが、「このチームが出せたはずの力」を、遅きに失したとはいえ見せることが来季の編成にもつながるし、身の振り方を考えている選手にも影響するはず。可能性を感じさせる戦いを見せて欲しいし、勝ち点50とか目安になる暫定目標を設定するべきではないかと思う。

評点(評点はドイツ式):
大久保(3.5) 失点シーンはノー・チャンス。他は手堅くゴールを守った。
徳永(4) 敵の攻撃をしっかり押さえこんでセット・プレーの失点のみに抑えた。
チャン(3.5) 時折抜けてくる敵に対しても落ち着いた対応で破綻なく守った。
丸山(3.5) 失点関与とゴールで相殺。3バックで前への推進力は生かせている。
室屋(3.5) 裏抜けはなかったがインテンシティのあるプレーでツー無を牽引。
眷(3.5) 後半はDFラインの中央に落ちて試合をしっかりコントロールした。
東(3.5) この位置でボールを捌いてリズムを作った。眷襪箸梁も合ってる。
太田(4) 流れではアレだったがプレース・キックで精度を見せアシスト。
ユ(3.5) 積極的にゴールに向かうプレーで存在感。早い交代は残念だった。
ウタカ(4) しっかり収めていたが不用意なプレーで退場。判定は厳しかったが…。
永井(4) もっと彼のスピードを生かして裏への勝負を仕掛けたいのだが。
===
前田(4.5) 人数少ない中でのトップでよさを出すことができず。
橋本(-) 時間短し。
米本(-) 時間短し。

もうちょっと何とかできた試合のように思えた。



Comments(0)FC東京 | J1リーグ戦



2017年10月01日 21:11      [posted by der_ball_ist_rund]

【ブンデスリーガ第7節】グラードバッハ 2-1 ハノーファー

■2017年9月30日(土) 15:30キックオフ
■Borussia-Park

日本時間で土曜日の夜10時半キックオフということで問題なくリアルタイムDAZN観戦。

前節、アウェイでBVBにひどい負け方をしておりホームでは何としても勝ち点3を積み上げなければならない。ここで後れをとるようだと後々挽回がしんどくなってしまう。大事な試合になる。

この試合ではゾマーが先発に復帰、またボランチにはツァカリアに代わって、このところ途中出場でいい動きを見せているキュイザンスが先発出場した。交通渋滞のためハノーファーの選手の到着が遅れ、10分の遅延でキックオフ。なかなかDAZNが始まらず、時差中継かと思った。

ゾマー
エルヴェディ ギンター フェスタガード ヴェント
アザール キュイザンス クラマー ジョンソン
シュティンドル ラファエル

試合は互いに積極的に仕掛ける拮抗した展開に。グラードバッハはボールを支配して少ないタッチ数のコンビネーションから一気に局面を打開しようとするが、ハノーファーの守備も固く大きなチャンスを作れず。

一方でハノーファーもテンポよくパスをつないでグラードバッハのゴール前までボールを運ぶことができており、交互に攻めて最終ラインで止めるせめぎ合いとなるが、どちらも守備がしっかりしており綻びを見せない。

22分、ギンターからの縦パスを受けたキュイザンスが敵DFをかわしてミドルを狙うが枠外に。38分、こぼれ球をシュティンドルがエリア外からダイレクトでシュートし、ネットを揺らしたかに見えたが枠外。結局スコアレスで前半を終えた。

後半に入っても拮抗した押し合いが続くがともにゴールが遠い。64分、ラファエルに代えてボバディジャを投入。ラファエルが不調だったのか。意味が分からない。

67分、右寄りのFKをキュイザンスが蹴ると、ゴール前になだれこんだギンターがボールに触り、これがそのままゴールに入ってグラードバッハが先制。1-0とリードを奪う。

しかし71分、今度は敵のCKに頭で合わされ失点、1-1の同点に追いつかれてしまう。

勝ちたいグラードバッハは78分、ジョンソンに代わってグリフォが移籍後初出場。さらに79分にはキュイザンスに代えてツァカリアを投入、勝ち越し点を奪いに行く。

終盤、勝ちたいがリスクは取れない難しい状況で神経質な戦いが続く。終盤、敵がゴール前で放ったフリーのシュートがバーに当たって九死に一生を得る。

アディショナル・タイム、グリフォがドリブルでエリア内に突っかけると敵DFがタックル。これがファウルとなりPKを獲得する。ハノーファーの抗議で今季から導入されているビデオ・アシストとなり、主審がインカムでビデオ室と連絡を取るが判断できず、結局バックスタンド側に設置されている確認用のモニタで主審が直接リプレイを見ることに。

ビデオでは敵DFが確かにボールを突ついているが、その後グリフォの足にガッツリ行っており、ファウルの判定が維持された。このPKをアザールが決めて2-1とグラードバッハが勝ち越し。終盤ハノーファーの反撃を受けたがしのぎ、2-1で辛勝した。

グラードバッハはボールを保持しながら攻撃を仕掛けたがなかなか形にならず、むしろカウンターの方が脅威になっていたと思う。結局得点はどちらもセット・プレーからで、主導権を取りながら引いた相手を崩すことの難しさが出た試合になった。

シュート数23-15、CK8-7、ポゼッション58-42と、グラードバッハが優位に試合を進めたようではあるが、実際には拮抗したしんどい試合で、それだけに形は何であれ最後に勝ち点3を手にできたことは大きかった。

初先発となったキュイザンスは攻撃にアクセントをつけられる技巧派のボランチで勝負度胸もある。一方でゴール前での軽いボール扱いで絶体絶命のピンチを招くなど経験不足を露呈する場面もあり、さらなる成長が期待される。ツァカリアと切磋琢磨して欲しい。

また、フライブルクから新加入のグリフォは、デビュー戦ということもあって球離れが悪く強引に自分の形に持ちこむタイプだが、結果としてはそれが決勝点を生んだ。特徴のある選手であり、使い方にもよるが面白いのではないかと思った。

一方で早々に交代となったラファエルが心配。ボバディジャはそれなりに頑張っていたが、グラードバッハの攻撃はラファエルあってこそのリズムがあり、彼を下げたのはパフォーマンスの問題なのか、どこかに故障があったのか。気になる。

これでグラードバッハは勝ち点を11(1試合あたり1.57)に伸ばし暫定6位。何とか上位への足がかりを築くことができた。引き続き目の前の試合をしっかり戦って勝ち点を上積みして行きたいところだ。

ディーター・ヘキング監督談話:
「ハノーファーは今日、非常に自信を持って戦ってくるのではないかと分かっていた。そして、ひとつかふたつの局面で、1-6の敗戦の影響が完全に払拭できていないことに気づいた。我々はハーフタイムに、もっとしっかりリスクを取ることを話し合った。後半も我々はあまりうまく試合に入れなかったが、その後は次第に調子に乗り、試合に噛みこむことができた。この時間帯に先制できたのは妥当だったが、腹立たしいことにすぐに追いつかれてしまった。その後はオープンな乱打戦になり、忙しい行き来になった。最終的には私のチームを称賛しなければならない。順位表を見れば、青信号のエリアにいることが分かるだろう」

ビデオ・アシストはなかなか面白い。こういう使い方はありかもしれない。



Comments(0)Borussia M'Gladbach | ブンデスリーガ



2017年09月30日 23:43      [posted by der_ball_ist_rund]

【Jリーグ第28節】FC東京 0-0 磐田

■2017年9月30日(土) 16:00キックオフ
■味の素スタジアム

気持ちのいい秋晴れかと思ったらちょっと蒸し暑かった。何を着て行こうか悩む感じの天気。夕方のキックオフで、バック・スタンドは西日がまぶしかった。ひさしのついたキャップを持って行ったので大丈夫だったが、周囲の人たちはみんな手のひらを額にかざしながら試合を見ていた。

前節アウェイで柏に大敗、そこからどう立て直すのかをホームでしっかり表現しなければならない試合。しっかり勝ち点を積み上げ、少しでもチームとして成長を感じさせる試合にしたいところ。

この試合では右WBに室屋が復帰、またボランチは東が眷襪肇灰鵐咾鯀箸漾∩粟は永井をトップに、左右に大久保と前田を配する布陣となった。


徳永 チャン 丸山
室屋 眷襦‥譟‖静
大久保 永井 前田

試合は序盤から東京がボールを保持、丁寧なビルドアップから攻撃を仕掛けるが、最後のところのアイデアを欠き迫力を欠く。眷襪氾譴ポジションを交換しながら流動的にボールを受け、バイタルまでボールをつなぐことはできるものの、そこから敵の守備網を崩すには至らず、遠目からのシュートも打てていない。

22分、下がってボールを受けた大久保から右サイド裏に抜けた室屋にパスが通り、室屋がこれを持ちかえて持ちこんだが敵DFにクリアされる。シュートには至らなかったがおそらく前半最大のチャンスっぽいヤツだった。

34分、右寄りのFKを太田が蹴り、クリアしようとした敵DFのヘディングがゴール方向に飛ぶがバーの上。一瞬ぬか喜びした。

逆に41分、敵のCKをキャッチに出た林が目測を誤ったかボールに触れず、ファーの敵FWにフリーでボールが渡る。絶体絶命のピンチだったが、至近距離からのシュートはバーに当たりピッチに戻って林が確保。九死に一生を得たとはこのこと。

ボールを保持して失点のリスクを減らしながら攻撃を仕掛けるというプラン自体は忠実に実行されているが、縦へのトリガーがなかなか引けず、自陣最終ラインでボールを回す時間が長い。ポゼッション・スタイルなら退屈なボール回しもある程度は仕方ないとはいうものの、ボールを出し入れしながら敵の守備にギャップを作ることができておらず攻撃は単調。

曲がりなりにも無失点で前半を乗りきったことをよしとすべき展開。失点すると極端に不安定になるのが最近の悪癖だけに、お粗末な失点だけは避けつつワンチャンをしっかり決めたい。終盤勝負でいい。

後半も東京がボールを持つ流れは変わらず。58分、左サイドで太田からボールを受けた永井が二人を抜いてゴール・ライン際からエリア内に入りこみ、さらに一人をかわしてマイナスのボールを流しこむが誰にも合わず。これは腰が浮いたシーン。

時間の経過とともに疲れが出たか、互いにボールの収まりが悪くなり落ち着かないゲームになるが、それでも間延びすることなく譲らない戦いが続く。どちらも決定機が作れず拮抗押し合いに。

70分、永井に代えてウタカを投入。永井の早さを生かしたチャレンジは貴重な選択肢だっただけに、真っ先に永井を下げたのは納得できない。よほど疲れていたのか。ウタカの投入は順当としても、代えるのはそこじゃない感。

直後の71分、CKからのこぼれ球をゴール前のウタカが右足アウトで流しこもうとするが枠を外す。

80分、室屋に代えて小川を投入。室屋はケガからの復帰初戦ということもあって疲れを考慮しての交代だったのかもしれないが、これも左が本職の小川をわざわざ起用する必要があったのか。普通に橋本を投入するか、吉本をDFに入れて徳永をサイドに押し出してもよかったのではないか。

さらに81分には前田に代えて梶山を投入。梶山がボランチに入って東を一列上げるのかと思ったが梶山がそのままシャドウに。意味が分からなかった。

その後はオープンになる中で互いにしんどい攻守になるがどちらにも決定機はなく、東京もシュートが打てないまま、結局スコアレス・ドローに終わった。

危ういシーンもあったものの、後ろがしっかり身体を張ってゴールを守ったことで試合としての体裁は整ったが、それだけにワンチャンを生かして勝ちきりたかった。

ポゼッションこそ58-42と主導権を握ったが、シュート数6-6、CK4-7と、攻めきれなかったことが数字にも表れている。

ポゼッションは単なる時間つぶしではなく、そこから得点するための戦術のひとつに過ぎないのだから、どこでスイッチを入れて流動し、どこにギャップを作って崩すかまでができて初めて機能するもの。安間監督になっての2、3週間でそこまで期待できないのは分かるが、そうであれば一発で裏返しスピードをつけて攻めきる戦術を併用することはできないのか。

永井もいる訳だし、今日は大久保から逆サイド裏の室屋にパスが通ってチャンスになったシーンもあった。逆サイドの裏にパスを通すことができれば、太田も機能するだろう。

あるいは縦に入れたボールがダイレクトで返って来た時は、そこでもう一度ダイレクトに頭を超えて裏に落とすことはできないか。あるいはサイドに付けたパスをダイレクトで裏にフリックすることはできないのか。

ブロックを整えた相手をポゼッションで崩すのが難しいのは既に指摘されていること。今からポゼッションにチャレンジするならその部分に対する答えも用意した上でやらなければならないのではないか。

東京は勝ち点を1伸ばし37(1試合あたり1.32)で暫定11位。降格圏とは10の勝ち点差があるが、早めに40台前半までは伸ばしておきたいところだ。目標の見えない戦いが続くが、ここでいい形を作ることができればオフの補強や主力の慰留にも影響するだろう。テーマをしっかり設定した戦いが必要だ。

評点(評点はドイツ式):
林(4) 頭越えられたヤツはマジでヤバかった。それ以外は試されず。
徳永(4) 今日は攻撃面でいい持ち上がりが何度かあった。悪くない出来。
チャン(4) DFラインを統率、状況判断やプレー選択でクレバーさ示した。
丸山(4.5) ヤバいクリアミスあったが事なきを得た。3バックは向いている。
室屋(3.5) この布陣にいちばんハマっている。大久保と通じ合っている。
眷(3) 中盤でボールを落ち着かせ、ポゼッションのキーマンになっている。
東(3.5) ボランチで試合を作った。しばらくこのポジションで見てみたい。
太田(4) 徳永あたりから長いボールを通してくれれば生きるのだが…。
大久保(4) 配球役として試合を作ったが決定機には関与できず。
永井(3.5) スピードを生かした突破でチャンスを作ったが仕上げが雑。
前田(4) 貢献は大きいがもっと自分でガツガツ行ってくれていいと思う。
===
ウタカ(4) ワンタッチで捌けないのは思ったところに味方がいないからか。
小川(5) 判断が遅れてのボール・ロストを連発、ヤバいシーン多過ぎ。
梶山(4.5) 何を期待されて入ったのか最後まで分からず。

交代の意図が分からなかった。




Comments(0)FC東京 | J1リーグ戦



2017年09月24日 21:11      [posted by der_ball_ist_rund]

【ブンデスリーガ第6節】BVB 6-1 グラードバッハ

■2017年9月23日(土) 18:30キックオフ
■Signal-Iduna-Park (Dortmund)

日曜日未明1時半キックオフなので日曜日に早起きして結果情報遮断のままDAZNで時差視聴。

グラードバッハは前節ホームでVfBに完勝、余勢を駆ってヴェストファレンに乗りこんできた。アウェイとはいえ何とか勝ち点を持ち帰り、シーズン序盤の波に乗って上位を窺いたいところだ。

復帰が期待されたゾマーは引き続きベンチ外となり、GKはこの試合もジペル。SHには前節のヘアマンに代えてジョンソンを起用、ジョンソンは左に入りアザールが右に回った。最近再三顔面を負傷し流血しているクラマーはフェイス・ガードを付けての出場となった。

ジペル
エルヴェディ ギンター フェスタガード ヴェント
アザール クラマー ツァカリア ジョンソン
シュティンドル ラファエル

試合は序盤からBVBがボールを支配、グラードバッハ陣内で攻撃を仕掛ける展開となる。しかしグラードバッハは4-4-2のきれいなブロックを形成、中央で最後のところを締めるイメージの守備でBVBの攻撃を跳ね返し、奪ったボールでカウンターを狙う。

10分、シュティンドルが右サイドの裏に展開したボールを追ってアザールが飛び出し、そのまま切れこんでシュートを放つが敵GK正面に。ここで得点できていれば面白かったが…。

BVBの攻撃を受けながらも手堅く守っていたが、28分、敵FWがスルー・パスを受けて裏に走り、そこから中央に折り返し。これをダイレクトで決められ先制を許す。DFが出どころに行くのかフィニッシャーに行くのか曖昧になってしまった。0-1とリードを許す。

さらに38分、ギンターのパスミスをカットされ左サイドをえぐられて、中央への戻しのボールをダイレクトで流しこまれて失点、0-2とリードを広げられる。43分にも攻撃を受け、左サイドからのクロスに中央で合わされるがシュートはポストを叩いて事なきを得る。

同じ43分には再びカウンターからアザールがGKと一対一になりシュートを放つがこれもGK正面。逆に45分、中盤からのパスをトップに通され、中央への横パスをダイレクトで蹴りこまれて追加点を許し0-3で前半を終えた。

途中まではゲーム・プラン通りだったし、チャンスもあり、0-1なら何とでもできた気がするが、前半のうちに追加点を許したばかりか、終了間際のクリティカルな時間帯に3点目まで奪われて既に厭戦気分。立て直せるのか。

後半に入ってもBVBに押しこまれる。49分、敵のFKに頭で合わされたボールはポストに嫌われたものの、これが再び敵FWの足許に戻り、これを押しこまれて失点、0-4とされる。後半の立ち上がりにこれで試合は終わった。

61分、ラファエルに代えてキュイザンスを投入、キュイザンスはそのままトップに入った。だが、直後の62分、スルーパス一発で裏に抜け出され、フェスタガードが絡んでいったんは敵がバランスを崩し事なきを得たかと思ったところが、ムリな体勢かつ角度のないところから技術の高いシュートを決められ0-5。

66分には右サイドの裏に抜けたアザールからのクロスを中央のジョンソンがスルー、ファーのシュティンドルが押しこんで1-5とする。72分、ジョンソンに代えてヘアマンを、さらに75分にはクラマーに代えてホフマンを投入する。ホフマンがトップに入りキュイザンスがボランチに落ちる格好。

しかし79分にはホフマンのクリアボールを拾った敵FWにエリア外からドライブ・シュートを決められ1-6となって試合終了。主審もアディショナル・タイムを取ってくれない情けない試合だった。

シュート数8-18、CK0-7、ポゼッション21-79と笑うしかない数字だが、それでもプランが機能し、押しこまれながらもしのいでワンチャン決められれば勝機はあった。持ちこたえられず先制を許したのはまだしも、その後も着々と失点を重ねたことで試合を手放してしまった。

おそらくはブロックをしっかりと形成して、サイドからの放りこみには出どころをつぶすより中央で対応する目論見だったと思うが、その割りにはフィニッシャーに対する対応がルーズで易々とシュートされた感が否めず。人はいるのにクリティカルなところからシュートを打たれるのはお粗末。

ここからどう修正するかを考えるしかないが、フェスタガードが出どころにもフィニッシャーにも行けず立ちんぼだったのが散見された気がする。彼一人の責任ではないと思うが、思い切ってオクスフォードを試す訳には行かないのだろうか。せっかくBVBの今季初失点をいただいたのに、6点も取られては試合にならない。守備の修正が必要だ。

次節は今季好調のハノーファーとのホーム・ゲーム。しっかり勝ち点3を積み上げて上位について行かなければならない。連敗は許されない。

ディーター・ヘキング監督談話:
「我々は今日は明らかな敗者だ。ドルトムントが非常によかった。我々は25分間非常に秩序だって守ることができていたが、自分たちでボールを持つ時間を作ることができなかった。ドルトムントはいいパス回しで我々の秩序を不安定にしたが、ひとつかふたつの失点では我々自身が力強く彼らをサポートしてしまったのもあった。我々も5つか6つのいいゴールのチャンスがあったが、これを生かすことができず、こういう結果になってしまった。我々が失点した状況はよろしくないし、特にBVB相手には本当に許されないことだった」

あの微妙なファースト・ユニがよろしくなかったのでは。



Comments(0)Borussia M'Gladbach | ブンデスリーガ



2017年09月24日 00:00      [posted by der_ball_ist_rund]

【Jリーグ第27節】柏 4-1 FC東京

■2017年9月23日(土) 16:00キックオフ
■日立柏サッカー場

久しぶりの夕方の試合。常磐線で柏に向かった。ここはいつもアウェイ側のチケットの確保が難しく、仕方なくホーム側の指定席でじっと黙って応援するのが最近のスタイル。ビジター・チームのユニが禁止なのは当然としても、ビジター・カラーの服装も禁止と言われると、持ち物がほぼ青赤な僕としては着て行くものがない。

東京は前節から安間監督が指揮を取り、仙台に1-0で勝利。この流れをしっかり定着させたいところだ。

メンバーは前節と同じ。室屋が全体練習に復帰したということで先発の予想もあったが結局ベンチ入りせず。同日開催のU23での出場となった。


徳永 チャン 丸山
柳 橋本 眷襦‖静
東 永井 大久保

東京は前節同様ボールを大事につなごうとする。3分、敵陣で大久保が奪ったボールを遠目からシュートするが枠外。これがファースト・シュート。積極的にゴールを狙って行く姿勢を明確にする。

しかしその後は柏が前線からプレスを敢行、ボールを持たせてもらえない。ボランチのところで時間が作れず、前線につなげず、下げれば深追いされてGKから蹴らされるなど、まったくポゼッションが機能しない。

押しこまれる時間が長くなり東京陣内での攻防が続く。東京はボールを奪っても前線に運べず、前後を分断されて攻め手がない。柏は少ないタッチ数でボールを動かし東京ゴールに迫る。林の好守もあって何とかしのいでいるがバタバタした時間が続く。

27分、左サイドで太田から橋本へのルーズな横パスをさらわれ、切れこんでシュートを決められる。うかつなパスミスから痛い先制点を奪われ0-1とビハインドを背負う。クリティカルなゾーンであるにも関わらず橋本がパスの受けを怠ったように見えた。

その後も東京はボールを保持できず自陣で柏の攻撃を受ける時間が長い。結局前半はいいところのないまま大久保のシュート1本に終わり0-1でハーフタイムに。

前半0-1であれば何とでもなるので焦る必要はないが、安間監督の下でやろうとしている「ポゼッションで自陣からボールを遠ざけ失点を減らす」目論見が機能しているように見えず、低い位置でつぶされて波状攻撃を受けているのが心配。

2点目を失うと決定的に苦しくなるので、後半もしっかり我慢して0-1をキープし、終盤勝負に持ちこむしかない。ハイプレスも長くは続かないはずだし、後ろでボールを持てないのなら、割り切って永井を走らせるなり、サイドに展開してクロスで勝負するなり考えようはあるはずだ。

東京は後半からウタカを投入。最初はだれがアウトしたのか分からず混乱したが、柳を下げ、橋本を右WBに押し出し、東がボランチの位置に落ちたようだ。橋本のところでのボール・ロストを避けるため、キープ力のある東をボランチに置いて、前線の決定力を高めた形か。最初からこれでもよかったように思う。

この交代が奏功したか後半頭から流れがよくなる。51分、中央でのボール奪取からカウンター、ウタカ、永井、大久保で敵ゴール前までボールを運ぶが、最後に大久保が押しこもうとしたボールは敵DFにクリアされる。

54分にも大久保、ウタカ、永井でボールを運び、最後はウタカがシュートを放つがDFにブロックされる。56分には太田のCKにチャンが頭で合わせるが枠外。57分にはカウンターからウタカが持ち上がり大久保にパスを通すがシュートは敵にクリアされる。この時間帯に追いつきたかった。

ところが61分、右サイドでボールを奪われクロスを入れられる。中央で敵FWにヘディングを許し失点。0-2とリードを広げられる。押し気味に試合を進めていただけに、その流れを生かせず逆に失点したのはショックも大きかった。試合を分けた失点だったと思う。

さらに67分、自陣で縦のワンツーで守備をはがされ、左寄りからのシュートを決められ0-3に。69分には大久保が正面エリア手前で敵FWを倒して与えたFKを直接決められ0-4に。壁がジャンプした下をグラウンダーで通された。

短い時間の間に堤防が決壊したように続けざまに失点、試合が壊れた。2点目を奪われたところで締め直しができなかったことで自滅したという他ない。

72分、橋本に代えて前田を投入、永井が右WBに落ちたようだ。74分、ボールを追ってエリアに入ったウタカが抱えこまれて倒されPKを獲得。75分、このPKをウタカが自ら落ち着いて決め、1-4とする。

その後は試合をクローズするモードに入った柏に対して東京がボールを持つ時間がやや増えるが決定機を作ることはできない。81分、太田に代えて小川を投入するが打開できず、最後まで前がかりに仕掛けたが結局1-4で完敗を喫した。

柏のプレスを受けたことでポゼッション戦略があっさり瓦解、立て直すことも持ちこたえることもできなかった。それでもハーフタイムでは最少得点差、後半には交代からチャンスも作ったが、追いつく前に後ろが崩壊して試合を自ら難しくしてしまった。

選手ひとりひとりは必死で戦っているし、コマも揃っているはずなのに、それでもこんな雑な結果しか出ないのは、守備も攻撃も約束ごとのない成り行きでの戦いになってしまっているからだろう。

思いつきはたまにうまく行くかもしれないし、個人技もあるのでそれなりの結果が出るときもあるだろうが、思いつきはどこまで行っても思いつきに過ぎず蓄積にはならない。

本来なら細かな約束ごとの積み上げが自動性(オートマティズム)に昇華されて行くはずなのだが、そこが雑なのでいくら一所懸命やっても雑な結果しか出ないのは自明。手なりの思いつきフットボール、成り行きフットボールでは100年経ってもオートマティズムなどできるはずもない。

公式戦ここ4試合で13失点は異常値であり、守備の立て直しが最優先の課題なのは誰の目にも明らかだ。攻撃の約束ごとは少々ルーズでもワンチャンでゴールできるが、守備の約束ごとはひとつ綻びが出ると失点に直結するのだから、守備の約束ごとの確認、徹底から始めるしかないというのがオーソドックスな考え方だと思うが、そこでポゼッションなのか疑問。

実際、自陣での危なっかしいポゼッションから再三ボールを奪われ、そこから失点しているのなら、割り切って蹴る局面を増やすなど臨機応変に対応できないのか。プレスをかわし、守備をはがしてこそのポゼッションなのに、短いパスを引っかけたり対人に負けてボールを奪われるのならポゼッションは「失点源」にしかならない。答えはそっちにはないと思うのだが…。

残り7試合、今季限りの安間監督はこの期間をどう生かしてくれるのか。今日はそれが見えなかった。

評点(評点はドイツ式):
林(4.5) 失点はどれも難しいシュートだったが続けざまに決められショック。
徳永(5) 強みのはずの対人に競り負けてボールを奪われるシーンが目についた。
チャン(5) 彼自身はよく戦ったと思うが守備の崩壊を止めることができなかった。
丸山(5) 攻撃に特徴を見せつつあるが肝心の守備に貢献できないのは本末転倒。
柳(5.5) 近いパスを引っかけまくりボールを前に運べず。成長を期待する。
橋本(5.5) 状況判断の甘いプレーでボールロストし失点に関与。
眷(5) 崩壊するチームを必死に支えようとしたが自身にもミスが出た。
太田(5) プレース・キックの精度は戻りつつあるが守備面で不安が出た。
東(5) 最後まで走り続けたが前後をつなぐことができなかった。
永井(4.5) 裏に放りこんで永井を走らせるのが最も可能性高いと思うが。
大久保(4.5) 決定率は決して高くない。チャンスの少ない試合では苦しい。
===
ウタカ(4.5) 投入当初は流れを変えたが失点で苦しくなった。PKはナイス。
前田(-) 時間短し。
小川(-) 時間短し。

はっきりした目標もビジョンもない戦いは苦しい。せめて勝ちたい。




Comments(0)FC東京 | J1リーグ戦



2017年09月21日 22:39      [posted by der_ball_ist_rund]

【ブンデスリーガ第5節】グラードバッハ 2-0 VfB

■2017年9月19日(火) 18:30キックオフ
■Borussia-Park

英国週間ということで日本時間では水曜日未明1時半キックオフ。火曜日早めに寝て水曜日5時に起き、出勤前にDAZNで時差視聴した。

グラードバッハはここまで1勝1敗2分と出遅れ。特にホームでフランクフルトに負けたのが響いている。引き分けの後のホーム・ゲームであり何としても勝たなければならない。

ケガ人が相次いでいる中、ゾマーが膝の故障で戦線を離脱、GKは控えのジペルが先発した。またホフマンも故障で欠場、右SHにはヘアマンが先発。もうこれ以上故障者が出るとヤバい。

ジペル
エルヴェディ ギンター フェスタガード ヴェント
ヘアマン クラマー ツァカリア アザール
シュティンドル ラファエル

試合は序盤からグラードバッハがボールを支配、VfB陣内で攻撃を仕掛ける。しかし自陣深くで5バックの守備ブロックを形成するVfBを崩せず、ゴールに近いところでは効果的な崩しができない。

VfBはボール奪取からのカウンターに活路を見出そうとするが攻撃は迫力を欠き散発。グラードバッハが攻めあぐねる時間が続く。互いにフィニッシュに持ちこめないまま前半をスコアレスで折り返した。

ヘキング監督は前半に顔面をケガしたクラマーに代えてブンデスリーガ・デビューとなるキュイザンスを後半頭から投入、何しろベネシュもケガなのだ。

後半に入ってもグラードバッハがボールを支配する流れは変わらないが、ギアを上げて積極的に仕掛けることでチャンスは増えてくる。

57分、中央のラファエルが右サイド裏にスルー・パス、これを追ったエルヴェディがクロスを入れると、ラファエルがゴール前に入りダイレクト・ボレーでシュート。これがゴールに突き刺さってグラードバッハが1-0と先制する。高い技術を示すファイン・シュートだった。

70分、ヘアマンに代えてジョンソンを投入。74分、FKのボールを追ってエリア内に入ったアザールが敵DFに倒されてPKを得る。VfBには厳しい判定にも見えたが、肩に手がかかっているので仕方ない。このPKをラファエルが決めて2-0に。

2点のリードを得てリスクを取る必要のなくなったグラードバッハに対し、終盤はVfBが反撃を仕掛ける展開に。90分、ラファエルに代えてボバディジャを投入。

途中でVfBサポが発煙筒を焚いたため煙が立ち込め試合が中断する騒ぎもあったが4分のアディショナル・タイムも無難に守りきり、開幕戦以来の今季2勝目を挙げた。

苦しい人繰りの中ではあったが、ラファエルの2ゴールで完勝。VfBが今イチだったのも大きいが、1年以上リーグ戦に出てないジペルや、後半から出たキュイザンスがきちんと役割を果たし、決めるべき人がゴールを決めての勝利は嬉しい。

これでグラードバッハは勝ち点を8に伸ばし(1試合あたり1.60)7位に浮上。この時期の順位はどうでもいいが、引き分けの後にホームできちんと勝ち点3を積み上げられたのは大きい。

kickerによれば週末にはゾマー、ホフマンは戻ってきそうだし、ヤンチュケもベンチには帰ってきてる。クラマーも出られそうだ。ベネシュ、シュトロブル、トラオレ、ドルミッチはまだ離脱中だが、何とかカッコはつくだろう。

次節はアウェイでのBVB戦だが、少なくとも勝ち点を持ち帰りたい。しっかり我慢強く戦うことが必要になりそうだが、カウンター・ゲームの方が形になるかもしれない。

ディーター・ヘキング監督談話:
「ライプツィヒで非常に集中した試合をした直後でもあり、VfBを問題に直面させるのに必要なパスのスピードがなかった。そのために前半は我々相手に守ることは比較的容易だったのではないかと思う。試合の中での反応が少なく、ボールをスペースに出すケースが少な過ぎた。しかし、これはよかったことだが、その時間帯に後ろで敵の自由にさせなかった。我々はサイドを使った素晴らしい攻撃でリードを奪うことができた。チームはこれで息をつくことができ、PKも決めることができた。最後の10分は集中が欠けていたように思う。しかし私は、この試合を戦いぬき、素晴らしい運動量を再び見せてくれたチームを高く称賛したいと思う。このチームは今、非常に強い意志をもって戦っている」

すぐまた次の試合だ。



Comments(0)Borussia M'Gladbach | ブンデスリーガ



2017年09月17日 16:00      [posted by der_ball_ist_rund]

【ブンデスリーガ第4節】ライプツィヒ 2-2 グラードバッハ

■2017年9月16日(土) 18:30キックオフ
■Red Bull Arena (Leipzig)

日本時間だと日曜日未明1時半キックオフ。リアルタイムで見るのはさすがにちょっときついので、日曜日に早起きしてDAZNで時差視聴。DAZNだと特に録画とかしなくても見たい時に見逃し配信で見られるので有難い。結果情報はもちろん遮断。

前節フランクフルトに負けているだけに連敗は許されない。強敵とのアウェイ・ゲームではあるが最低でも勝ち点を持ち帰りたい。

この試合ではホフマンを右SHで起用、ヘアマンがベンチ・スタートとなった。ベネシュがケガで離脱、ドルミッチ、シュトロブル、トラオレ、ヤンチュケとケガ人が多く、先発はともかく控えの層が薄い状態。ヨーロッパがないから日程はそこまでタイトではないが、これ以上ケガ人が出ると編成が難しくなる。

ゾマー
エルヴェディ ギンター フェスタガード ヴェント
ホフマン クラマー ツァカリア アザール
シュティンドル ラファエル

試合開始早々グラードバッハがチャンスを迎える。2分、シュティンドルからのスルー・パスを受けたホフマンが裏へ抜け出すがシュートは力が入り過ぎバーの上へ。

しかしその後はライプツィヒに押しこまれ、自陣で守備に追われる展開に。グラードバッハはセカンド・ボールを拾えず、クリアしたボールも敵に収められて波状攻撃を受ける状態。

何とか持ちこたえていたが、17分、右サイドから入れられたクロスに中央で合わされ失点、0-1と先制を許す。失点は時間の問題ぽい流れだったので「ああ、やっぱり」的な感じ。クリティカルな敵FWに対する対応が甘かったという他ない。

その後も押しこまれる時間が続くが、さすがにライプツィヒもリードを奪ってやや抑え気味になり、次第にボールを持てる時間ができるようになる。25分、左から敵ペナルティ・エリアに侵入したホフマンが敵DFに押されて倒れPKを獲得。これをアザールが冷静に決めて1-1の同点に追いつく。

だが、ライプツィヒはこれで再びギアを上げる。31分、DFラインのギャップに入った敵FWにパスを通され、ターンからシュートを決められる。1-2と再びリードを許す。どうも中央のケアが緩い。

アディショナル・タイムにはラファエルのシュートがポストをかすめて外れる惜しいシーンもあったが、全体に押されっぱなしのまま1-2で前半を終えた。

ヘキング監督は後半からホフマンに代えてヘアマンを投入、リードを得て圧力を弱めたライプツィヒに対してグラードバッハが仕掛ける展開に。ライプツィヒ陣内を中心に試合が進む。

61分、敵DF同士が重なってこぼれたボールをツァカリアが拾いシュティンドルに。シュティンドルはゴールエリア外からシュートを放ち、これがファーのサイドネットに突き刺さりゴール。2-2と再び追いつく。

69分にはヴェントが右足で鋭いシュートを放つがGK正面に。70分、シュティンドルがエリア内で敵DFに倒されるが笛は鳴らず。グラードバッハが押しこむ時間帯が続く。

84分、敵DFがクラマーとの競り合いで足を高く上げ、スパイクの裏がクラマーの顔面に入る。クラマーは唇の上を切って出血、このプレーに対して主審は一度は警告したが、ビデオ判定か最終的に退場の処分、グラードバッハは一人多くなる。クラマーは治療してプレーを継続。

流れをつかんだグラードバッハはその後も押しこんだが逆転はならず、結局2-2の引き分けとなった。

前半はどうなることかと思ったが、2度リードを許しながらその都度追いつき、アウェイでライプツィヒから勝ち点をもぎ取ったことはよしとしなければならないだろう。終盤押しこんで一人多い状態になり、チャンスもあったので勝てた試合でもあったが、一方で危ういシーンもあり、結果として引き分けは妥当。

押しこまれて失点しても慌てず、諦めず、粛々とやるべきことを続けたのが結果につながった。ラファエル、シュティンドル、アザールと揃った前線、クラマー、ツァカリアのボランチが試合を作った。

それに対して守備はやや心許ない。押しこまれた時間帯で苦しいのは分かるが、失点はいずれも人も揃っている中でギャップを作ったことから決められたもの。フェスタガードは強さはあり何よりその高さが魅力だが、速いテンポでボールを動かしてくる敵への対応はどうか。このあたりで一度オクスフォードを見てみたい気がするが。

終わってみればシュート数10-10、ポゼッション48-52、CK2-3とほぼ互角。前半はポゼッションを6割方持って行かれる感じだったので、後半挽回したことが数字からも分かる。勝ち点1で満足すべき試合だったということだろう。

グラードバッハは勝ち点を1つ積み上げて5(1試合あたり1.25)。この引き分けの意味は次の試合の結果次第ということになる。最低限の結果を持ち帰ったので、次節、ホームで勝ち点3を積み上げなければならない。イングリッシュ・ウィークとなり火曜日の試合で、ターン・オーバーの難しい我々にはキツいが、ここで踏ん張らないと置いて行かれるぞ。

ディーター・ヘキング監督談話:
「チームがここで90分間見せてくれたのは非常にいいパフォーマンスだった。ライプツィヒは序盤よかったが、2分には我々が先制しなければならなかった。その後はライプツィヒがその力を示した。彼らは昨季まぐれで2位になった訳ではない。しかし後半には、我々もしっかりと力を具えていることを見せることができた。我々は最後までよく戦ったが、こうしたチームを相手にどれだけ早くスイッチを入れることができるか、そして可能ならカウンターを繰り出すことができるかというのは、難しい問題だ。我々はどうしてもいい試合を見せたかったし何かをライプツィヒから持ち帰りたかった。それはできたと思う」

それにしても交代枠1つしか使わないとか…。



Comments(0)Borussia M'Gladbach | ブンデスリーガ



2017年09月17日 00:17      [posted by der_ball_ist_rund]

【Jリーグ第26節】FC東京 1-0 仙台

■2017年9月16日(土) 19:00キックオフ
■味の素スタジアム

台風の前ぶれか、6時前に飛田給駅に降りると雨が降っていた。

安間監督の初戦、まずは、混乱し自信をなくしたチームをどう立て直すのか、どの方向を目指すのか、新監督としてのプレゼンテーションと言ってもいい試合だ。もちろん1週間でしっかりした形を作るのはムリだろうが、思いきってこのチームのポテンシャルを見せて欲しい。

篠田監督のアンカー・システムからダブル・ブランチを置いた3-4-3にシステムを変更、眷襪閥極椶コンビを組んだ。前線は中央に永井を置き、左に大久保、右に東を配する3トップ。また3バックの中央にはチャンが復帰した。


徳永 チャン 丸山
柳 橋本 眷襦‖静
東 永井 大久保

東京は事前の安間監督のコメント通り、「ボールを大事にすることで失点を防ぐ」というプランの下、ポゼッションを重視。最終ラインでのパス回しが多くなり、確かに支配率は上がったようにも見えるが前への推進力はプア。

追い込まれて結局林が長いボールを蹴らざるを得なくなってしまうシーンも散見され、ボールを保持しながら縦に当てることをトリガーに押し上げるというコンビネーションは発揮されていない。

5分、CKのこぼれ球を拾った東のミドルは枠外に。これが東京のファースト・シュート。東京のシュート・シーンはセット・プレーがらみが中心で、流れから仙台のブロックを崩すことはできていない。

少ないタッチ数でパスが回った時にはチャンスになるが敵ゴール前では守備も厚く決定機は作れない。慎重に組み立て直すことが多く、眷襪旅兇畩紊りや東、大久保が下がって動きながらボールを受けることで流動性を作り出そうとするがいいタイミングで前にボールをつけることができない。

一方で仙台に追い込まれてボールを放棄することも多く、リスクを取ったパスがカットされるのはまだしも、うかつなプレゼント・パスもあってチャンスを作られる。林が身体を張ってゴールを守るが気の抜けない展開が続く。

32分、右寄り30メートル余りの位置でFKを得て太田が蹴るが敵GKのセーブに遭う。こぼれ球を東が拾い、上げたクロスに永井が頭で合わせるがバーの上。その後も東京がボールを持ちながら攻撃を仕掛けたが決定機を作れず、スコアレスで前半を終える。

目論見通りには行っていないが、前半スコアレスでの折り返しは試合としては悪くない。1点は取れることを信じてうかつな失点だけは避けたい。

後半開始から東京はギアを挙げて攻撃を仕掛ける。49分、大久保の仕掛けからのこぼれ球を左サイドで受けた眷襪中央の橋本にパス。橋本はこのボールをダイレクトでシュートしたがボールが浮いてしまいバーの上に。狙いはよかったが技術が追いつかなかった。

52分、柳のクロスに再び橋本が今度は頭で合わせようとするがタイミング合わず。57分には太田のCKにチャンが頭で合わせ、ボールは枠に飛ぶがGK正面。63分、左サイドに流れたボールにファーから走りこんだ太田がダイレクトで合わせるが枠外。東京がボール奪取から押し上げて厚みのある攻撃を仕掛けているがゴールが遠い。

66分、永井に代えてウタカを投入、ウタカはそのまま3トップの中央に。すると直後の67分、太田の右CKにニアに飛びこんだチャンがフリック、これがそのままゴールに吸いこまれ東京が1-0と先制。しっかり頭を振った技術の高いシュートだった。

その後は一気に交替カードを切り反撃を仕掛ける仙台に対して東京が守る展開に。雨もあり足が止まって次第にオープンになるが、仙台の攻撃も迫力を欠き東京がしのぐ時間が続く。

81分、ゴール前でこぼれ球を追った敵に林と丸山が対応、3人がもつれて倒れこむ。ルーズになったボールは仙台が拾うが、丸山と林が倒れたままで笛が鳴り試合が中断。林が起き上がれず心配したが治療して復帰。丸山と林の交錯による故障に見え、主審の判断による中断なのでドロップ・ボールでの再開かと思いきや東京のFKになる。

敵のファウルと判断したのかもしれないが、それならプレー直後に止めるべきで、しばらく試合を流した後、林がゴール前で倒れているのを見て止めたように見えたので、その時エリア近くでボールを持っていた仙台としてはチャンスをつぶされて納得のできない判定だっただろうと思う。試合を止めたこと自体は判断としてやむを得ないが、よく分からない判定だった。まあ、いいけど。

83分、東に代えて米本を投入、米本と橋本のダブル・ボランチとなり、眷襪魄賣鷯紊欧襦終盤も仙台の反撃を浴びるが東京がしのぐ展開。アディショナル・タイムにはチャンが林に渡そうとしたボールが弱過ぎ、敵FWに拾われて絶体絶命の状況になったが、敵のパスが合わず何とか九死に一生を得る。これはマジでヤバかった。もうちょっとでチャンの自作自演になるとこだった。

結局、セット・プレーの1点を守って渋く逃げきり。1か月ぶりの勝利となった。

数字を見ればシュート数8-10、CK6-1、ポゼッション53-47と、必ずしもボールを支配したとは言えない内容。ボールを支配する時間を増やして失点を減らすという点ではある程度ポゼッションが機能したとも言えるが、敵のギャップを突いて縦にボールを当てることがほぼできておらず、攻撃面では連係の不足が目立った。

それでも、意図したコンビネーションから得点が奪えない時に、セット・プレーのチャンスを決め、虎の子の1点を守りきって勝ち点を積み上げるという戦い方が久しぶりにできたのは大きい。結局のところ、プラン通りに行かない試合でこういう勝ち方ができるのが強いクラブ。それを取り戻せたという意味で重要な安間監督の初戦だった。

残り8試合、ポゼッションを追求するのか、修正してくるのかは分からないが、丸山、橋本あたりからクリティカルな縦パスが出るようにならない限り「ボールを大事にする」意識だけが先走ってムダに消極的な試合になりかねないと危惧する。

今から流動的にボールを受けて出す高度な連係、オートマティズムを構築するのは難しいが、眷襦東、大久保、ウタカらそれができるコマはあり、小さな約束ごとをひとつずつ積み上げることでレベル・アップを図ることは不可能ではない。来季もにらみながら、ここから積み上げて行くしかない。

これで勝ち点は36(1試合あたり1.38)、順位は10位のまま。勝ったことで今季到達できる最大の勝ち点も60で変わらず。3位柏との勝ち点差は14とACLは厳しいが、できるだけのことをやるしかない。

評点(評点はドイツ式):
林(3) 久しぶりの完封。雨の中で危ういシーンもあったが守りきった。
徳永(3.5) 対人の強さを発揮。チャンとのコンビで負担が減ったか。
チャン(3) 彼の存在で守備が安定。最後のアレは見なかったことにしてやる。
丸山(4) フィード力はあるのでもっと積極的に前に出したい。
柳(4) もっとガシガシ前に仕掛けていい。あかんかったら死ぬ気で戻れ。
橋本(3.5) ワンタッチでクリティカルなところに出せるようになれば。
眷(3) 試合を作った。攻守に顔を出して汗をかき続けた。
太田(4) セット・プレーで存在感。もっとアップダウンできるはず。
東(3.5) 下がってボールを受け豊富な運動量で全体を流動させた。
永井(4) この際裏に蹴って永井を走らせるのがいちばん効くのでは。
大久保(3.5) 思うようにパスが来ず。いっそプレイングマネージャでどうか。
===
ウタカ(4) いて欲しいところに人がおらず結果としてムリめのキープ。
米本(-) 米本と橋本のダブル・ボランチで普通に問題ないようにも思うが。

とにかく結果が出たことで次につながる。目先のミッションと、時間をかけて作り上げるものがうまく連動するようにするのが監督の仕事だ。残り8試合注目。




Comments(0)FC東京 | J1リーグ戦



2017年09月12日 22:31      [posted by der_ball_ist_rund]

【ブンデスリーガ第3節】グラードバッハ 0-1 フランクフルト

■2017年9月9日(土) 15:30キックオフ
■Borussia-Park

FC東京が1-4でC大阪に惨敗したショックを引きずったままキックオフ。テレビが家人に占領されているためPC画面でのDAZN観戦となった。

インターナショナルによる2週間のブレイクを挟んでの第3節はホームにフランクフルトを迎える。1勝1分とシーズンの滑り出しは悪くないだけに、これをしっかりした流れにしたい。ホームでの勝ち点3は必須だ。

布陣は前節と同じ。トラオレがケガでベンチ外となったようだ。

ゾマー
エルヴェディ ギンター フェスタガード ヴェント
ヘアマン クラマー ツァカリア アザール
シュティンドル ラファエル

試合はいきなりショッキングな立ち上がり。1分、サイドからのボールを受けた敵FWのシュートがゴールに向かったところをファーの敵が押しこんでボールはゴールに入ったがオフサイド。前節も1分に失点しており2試合連続かと冷や汗。ファーの敵が押しこまなければそのまま入ってたんじゃないかとも思った。

その後はボールを持って組み立てようとするグラードバッハに対して、奪ったボールを素早い切り替えから前線に展開するフランクフルトという流れになる。13分、右サイドのスローインを中央で落とされ、これを蹴りこまれて失点、0-1と先制を許す。人は十分足りていたのに対応できなかったのがもったいない。

今季初得点を挙げたフランクフルトは割りきって自陣でブロックを形成、グラードバッハが攻めるがなかなか中央を割ることができずゴールが遠い。18分、ツァカリアのスルーパスを受けてヘアマンが裏に飛び出し、右サイドからクロスを入れると、ファーを並走したアザールがダイレクトで合わせるが枠外に。

一方でフランクフルトのカウンターも鋭く、何度かチャンスを作られる。グラードバッハがフランクフルトの守備を崩せないまま0-1で前半を終えた。

後半に入ると、グラードバッハは3バックに移行。フェスタガードを中央に、右にギンター、左にエルヴェディという布陣に。ヴェント、ヘアマンを両翼に置き、アザール、シュティンドル、ラファエルの3トップになったか。

しかし、ポゼッションからチャンスを窺うグラードバッハに対し、フランクフルトは中央をしっかり固めて応戦。55分、CKからのこぼれ球をシュティンドルがエリア外から直接狙い、鋭いボールが枠に飛んだが敵GKのファイン・セーブに遭う。

59分、この日既に一度警告を受けているツァカリアに代えてホフマンを投入。クラマーをアンカーに置き、ホフマンとシュティンドルがインサイド・ハーフ的な位置か。その後もグラードバッハが攻撃を仕掛けるがフランクフルトの守備が固いというか分厚い。

67分、ヘアマンに代えてボバディジャを投入。79分には左サイドから切りこんだアザールが角度のないところから狙うがサイドネットに。83分、ヴェントに代えてヴィリャルバを投入。ヴィリャルバはブンデスリーガ・デビュー。

その後も必死に攻め、6分のアディショナル・タイムを得て最後はCKにゾマーまで上がったが、CKからのシュティンドルのシュートも決まらず、結局0-1で今季初めての敗戦となった。

連係は悪くなくチャンスも作ったが決めきれず、シュート数15-12、CK13-5、ポゼッション70-30と試合を支配しながら、序盤のリードを固守するフランクフルトの守備をこじ開けることができなかった。

主要なメンバーが残留し、お互いの息は合って形はしっかりできる一方、オートマティズムに頼り過ぎて手なりで攻撃する結果、膠着した状況を打開する意図のある仕掛けができなくなっているのではないか。敢えてリズムを変える役割は、昨季であればダフードだったと思うが、今季はツァカリアに期待するところだろう。

前節、今節と、それなりの戦いをしながら、あっさり失点したり欲しいところで得点できない詰めの甘さが出ている。息が合いすぎているチームに破調を持ちこむ動きが必要なのではないかと思った。まさかボバディジャか?!

これで開幕から1勝1敗1分の勝ち点4(1試合あたり1.33)で9位。まだ順位に一喜一憂する必要はまったくないが、連敗だけは避けねばならず、次の試合にしっかり勝って勝ち点を伸ばして行くことが重要だ。

ディーター・ヘキング監督談話:
「アウグスブルク戦と同様に、試合の入り方がひどかった。私にはもちろんそれが気に入らない。ボアテンとアレがロング・ボールをしっかり収めることへの対応に問題があった。試合前にはしっかり話し合ったはずだったが、最初の30分はピッチの上で正しいやり方を見つけることができなかった。その後は改善し、試合に入って行くことができた。非常にうまく切り替えることができたシーンもいくつかあったが、ゴールをしとめることができなかった。それが欠けている点だと思う。今日はいろんなことを試みたが、必要なスペースを見つけることができなかった。その意味でこの敗戦は仕方のないものだったと思う」

このままズルズル連敗するの怖い。ここで踏ん張りたい。あとオクスフォード見たい。



Comments(0)Borussia M'Gladbach | ブンデスリーガ



2017年09月10日 18:20      [posted by der_ball_ist_rund]

【Jリーグ第25節】FC東京 1-4 C大阪

■2017年9月9日(土) 19:00キックオフ
■味の素スタジアム

蒸し暑さは残るものの確実に涼しくなった9月の味スタ。のんびり新宿で弁当買って出かけたらすごい混みようで驚いた。一人だったので何とか席を見つけられたがヤバかった。

何度も書いているように残り試合を全勝してもシーズン目標であるACL圏内は微妙な状況。落とせる勝ち点は1つたりともなく、勝利が必須の戦いが続く。

フォーメーションは3-1-4-2で変わらないが、インサイド・ハーフには米本に代わって東が先発、また左WBには太田に代えて小川を起用した。トップは大久保と永井。最適解を求めての試行錯誤が続いている。代表招集されていたチャンは負傷の報ありベンチ外。


徳永 吉本 丸山

柳 橋本 東 小川
大久保 永井

序盤は互いに積極的にボールにアプローチ、激しい主導権争いになるが、球際の出足で後れを取り、大阪に形を作られる。9分、橋本からボールを受けた永井が右サイドからクロス、ファーに飛びこんだ小川が頭で合わせるがバーの上に。これが東京のファースト・シュート。

試合が動いたのは11分、左サイドからドリブル突破を図った敵DFに小川が対応、さらに林もゴールエリア左に出てボールを拾おうとするが確保しきれず、敵にボールをさらわれて無人のゴールに流しこまれる。不運とまでは言わないが事故っぽい失点で0-1と先制を許す。粘り強くボールにこだわる敵に対してこちらの対応が甘かったという他ない。

17分には大久保から左前線に展開したボールを攻め上がった丸山がフォロー、グラウンダーのクロスを入れると東が中央でこれに合わせるがシュートは枠に行かず。ワンタッチでの展開からチャンスを作ったが決めきれず。

しかしその後は攻撃も停滞気味。ポゼッションはある程度取れているものの、足許でボールを動かす時間が長く、効果的な崩しができない。動きながらボールを受けることができず、出しどころを限定されてパスミスから逆にカウンターを浴びるシーンが散見される。敵のシュートは林が止めているが劣勢に。

44分、自陣で敵にボールを動かされ、左サイドからクロスを入れられる。中央では合わなかったがファーから入りこんだ敵FWにダイレクト・ボレーで合わされ失点。完全に崩されマークも曖昧になった。0-2となって前半を終了。

0-1なら後半いくらでも挽回のしようはあったと思うが、前半終了間際の締めなければならない時間帯に失点、ビハインドを大きくして試合は難しくなった。後半早い時間帯にまず1点を返し、終盤勝負に持ち込むしかない。勝ち点3のためには3点取らなければならない。リスクを取って前に向かう必要がある。

東京は後半から立て直し、46分、眷襪らのボールを受けた永井がシュートを放つが枠外に。積極的に前に出る姿勢を見せる。55分にはやはり永井が裏へのボールを受けて単騎で飛び出し、敵DFに囲まれながらもボールをコントロール、エリア前まで運んでシュートを放つがわずかにバーの上。

56分、篠田監督は東、小川を下げてウタカ、太田を投入。橋本と眷襪離瀬屮襦Ε椒薀鵐繊▲Ε織を中央に大久保、永井がこれをサポートする3-4-3の布陣に変更したか。

試合は次第にオープンになるが、東京は粘り強く前に出る。69分、右寄り20メートルほどの位置でFKを得て太田が蹴るが壁に当たる。

71分、眷襪らのパスを受けたウタカがワン・トラップでシュート。これがファー・ポストに当たってゴール。1-2と1点差に迫る。

追い上げムードになったが78分、カウンターからエリアに侵入した敵FWに吉本が対応したが倒してしまいファウルの判定、PKを与えてしまう。キックは林の手をかすめてゴール、1-3と再び2点差に。この時点で事実上試合は終わった。

82分、永井に代えて前田を投入したが、85分には敵CKをニアでフリックされさらに追加点を許す。1-4となり終戦ムード。その後は大阪が選手交代などで時間を使いそのまま試合終了、ルヴァンカップ準々決勝に続く大敗となった。

力のある選手を揃え、個々の局面ではそれなりに戦えてはいるものの、こういう結果になるのは約束ごとがはっきりしていないからではないのかと思わずにいられない。

守備においても攻撃においても、どういう局面でだれがどう動くかという決めごとが曖昧で、流動的と言えば聞こえはいいが要は思いつきで大雑把に試合を進めているようにしか見えないし、ギリギリの局面で判断が遅れたり精度を欠いて一歩出遅れる。そのために終わってみれば1-5、1-4という雑な結果になってしまっているのではないか。

ワンタッチで受け渡しができればちゃんとチャンスになっているのに、大半のシーンでは足許でボールを受けてから考えている。スルー、フリック、スペースへの配球など、連係が深まることでできるようになってくるプレーがほとんどない。いったいここまで何をやってきたのか。

戦略、戦術がプアで未成熟、動きながら受けて動きながら出すとか、出したら動くとかいう当たり前の約束ごとすらできていないように見える。守備でもどのエリアを誰が受け持つのか、どういう基準でポジションを捨てる判断をするのか、その後を誰がカバーするのか、まるででたらめにしか見えない。

シーズン序盤、バタバタしながらも何とか敵の攻撃をしのぎ、ワン・チャンスを決めて結果を出していた頃は、みっともない勝ち方でも結果を先行させている間に連係が成熟し、オートマティズムが形成されて行くものだと期待していたが、シーズンのこの時期になっても一向にそれができていないのは、そもそもそういう意識がないからだと考えざるを得ない。

そういう戦いを重ねているうちに守備も持ちこたえられなくなり、この試合でも雑な失点を重ねることになった。崩された2点目はともかく、受け渡し事故、PK、CKと、約束ごとがしっかりしていれば防げた失点ばかりだ。自信を失い、プレーの基準になるものがなくなってバラバラの状態。末期的という他ない。これで残り試合全部勝っても届く勝ち点は60。シーズン目標のACL圏内はほぼ絶望と言うべきだろう。

評点(評点はドイツ式):
林(5) 最初のミスがすべてを狂わせた。林頼みもそろそろ限界だな。
徳永(5) 個々の局面では身体を張ったが詰め甘く雑な失点を重ねた。
吉本(5.5) 気合いと割り切りで守るのも限度あり。PK献上で試合を壊した。
丸山(5) 攻撃参加で特徴を見せたが肝心の守備で4失点は本末転倒。
眷(4.5) 攻守に動きまわったが空回りも多くイージーなパスミスも…。
柳(5) もっと思いきりやってええんやで。この経験がいつか生きるといいが。
橋本(4.5) 唯一パス&ゴーができていたように見えた。ワンタッチ欲しい。
東(4.5) スペースを埋め、動きながらボールを受けた。悪くなかった。
小川(5) 君ももっと思いきりやっていい。何のために起用されるか考えて。
永井(4.5) 結局裏へ放りこんで永井を走らせるのが最も効率的かもしれん。
大久保(4.5) 大久保のナレッジやスキルが共有されてないので孤立は必然。
===
ウタカ(4.5) ゴールはあったが連係がアレで球離れ悪く流れ止めた。
太田(5) 前の選手とのコンビネーションに左右される。東とセットで見たい。
前田(-) 時間短し。

===

この試合結果を受け、篠田監督の退任が発表された。後任は安間コーチが暫定監督となるということで、来季は元広島監督の森保一を招聘するとの報道もある。上記の通り、いわゆる「大型補強」にも関わらずシーズンのこの時期に至ってもチームの連係に向上が見られず、守り勝ちもできない現状を考えれば、監督の解任はやむを得ないだろう。

篠田監督は、昨季城福監督の後任としてチームを立て直した功績はあり、モチベータとしては優秀なのではないかと思うが、代表級の選手を補強して「オールスター」となったチームをまとめ、厳しい規律と明快な戦術で冷徹に結果を出して行くには適任でなかったという他ない。残念であり昨季の功績には感謝している。

一方で、既にルヴァンカップも敗退、リーグ戦では残り全勝でも勝ち点60にとどまり目標のACL圏内も絶望になってからの監督交代はタイミングとしては遅きに失した。監督交代は挽回の可能性があるうちにやるのでなければ意味がない。何もかもがダメになってから監督を替えるのはどんな意味があるのか。

理由としては、このままではチームが空中分解してしまう、あるいは残留が危うくなるということくらいしか考えられないが、結局最大のカードである監督交代も出し遅れ、そういう寂しい悲しいカードの切り方しかできなかったこと自体が大きな失策である。今季残り9試合を我々は安間暫定監督の下で何を目指してどう戦うのか。

発表された大金社長コメントによれば、「あらゆる努力をはらい、残りのシーズンを戦っていく決意」「ここからの9試合は、新たな気持ちで…戦えるよう力を尽くします」とのことだが、しっかりと数値目標を示して欲しい。目標とはあくまで実証的なものであり、検証可能でなければならない。来季につながる戦いをしようと思うのであれば、残り9試合で勝ち点18、最終的に勝ち点51くらいは目指さなければならないのではないか。

まだシーズンは終わっていないが、今季は降格した2010年以上の失敗シーズンだった。棒に振ったこの1年が、石川の現役最後の1年であったことが余計に悔しい。石川が、森重が、そして大久保が苛立ち、危機感を持ったにも関わらず変わらないこのクラブ独特の緩さ、甘さがどこから来るのか、このオフはそれを徹底的に検証しなければならないはずだ。



Comments(0)FC東京 | J1リーグ戦



2017年09月04日 00:12      [posted by der_ball_ist_rund]

【ルヴァンカップ準々決勝第2戦】FC東京 1-5 川崎

■2017年9月3日(日) 19:00キックオフ
■味の素スタジアム

湿気が少なく気持ちのいい天気。新宿の小田急百貨店で弁当を買って味スタに向かった。

ファースト・レグでは0-2で負けており、ストレートに勝ち抜けるためには3-0が必要。少なくとも90分で2点取らなければ延長もない。逆に先制を許せばその時点で4点が必要になる厳しい試合。簡単なミッションではないが、3-0は過去にもあったスコアであり、決して不可能に挑戦するとか奇跡を起こすとかいったような話でもない。

状況を踏まえて局面ごとに最適の選択ができるか、そしてそれを90分間(場合によっては120分プラスPK)持続できる体力、技術、メンタルがあるか。がむしゃらに頑張るのではなく、必要な結果から逆算した最適な戦いを冷静に進める必要がある。前半を1-0で折り返せば、後半に1点勝負ができる。失点を許さず先制する、おそらくは切り替えの速さがポイントになる。

メンバーは第1戦をベースに、左WBは太田に代えて小川を、トップではウタカに代えて前田を先発で起用。


徳永 吉本 丸山
梶山
柳 橋本 米本 小川
前田 大久保

東京はまず先制を狙うためにリスクを取ってハイプレスを敢行してくるのではないかと見ていたがどちらかと言えば慎重な立ち上がりに。川崎がボールを持ち、東京は奪ったボールを散らしながら押し上げようとするがスタート地点が低くリズムに乗れない。

14分、柳のクロスのこぼれ球を拾った徳永が持ち上がってミドル・シュートを放つが敵DFに当たって枠に行かず。これが東京のファースト・シュート。どうしても得点が要る割りに打つべき人がシュートを打てていないのが気になる。

28分、中盤で奪われたボールを右サイドの裏に出されカウンターを浴びる。徳永、柳が上がって空いたスペースを使ってゴール前までボールを運ばれ、戻った梶山のスライディングも間に合わずゴールを許す。0-1と痛い先制点を与えてしまった。

これで東京は勝ち抜けのためには90分で4点が必要な状況に。何としても得点が必要だったが、30分、今度は左サイドを使われ、中央にボールを入れられる。この対応に徳永が釣りだされて最終ラインに穴が開くとワンツーでここを使われて失点、0-2と決定的なリードを許す。これで事実上試合は終わったと言っていい。人数も揃っていたがきれいに崩された。今日の試合を決めた失点だった。

これで5点が必要な状況。すぐにでも前線を増強し、後ろを捨ててでも点を狙いに行かなければならなかったが、まだ前半とあって準備ができていなかったか、38分、ようやく梶山に代えて永井を投入。第1戦と同じく、米本と橋本をダブル・ボランチにし、前田を中央に、大久保と永井をシャドーに配した3トップにする。

この試合、僕が見たところでは唯一梶山が早い時間帯の得点の必要性を理解してリスクを取ったチャレンジを繰り返しており、もちろんそれが裏目に出る局面もあったものの、この試合、個々の局面に最も必要なプレーをしていたように見えたので交代は残念だった。梶山は歩いて退場、不満を表現していたようだ。僕としては替えるなら米本だろうと思っていたが…。

しかし、直後の40分、中央から裏に出されたパスにサイドから入りこんだ敵FWのシュートを許す。これは林がセーブしたものの、こぼれ球を中央に飛びこんできた敵FWに蹴りこまれ失点、0-3とほぼ絶望的なスコアに。あと6点?!

結局0-3で前半を終了。あと6点をどうやって取りに行くのか考えれば、後半頭からウタカ確定だろうと思ったが交代なし。どういう状況判断をしているのか理解できず。

後半になっても気持ちだけが前に先走る東京に対して川崎がボールを支配、54分、左サイドからのクロスをファーで収められ、シュートを決められる。0-4となり必要な得点は7点に。

ここでようやく前田に代えてウタカを投入、しかし56分、敵のカウンターから中央を割られ敵FWが林と一対一に。ループ・シュートを決められ0-5。まあ、こうなったら同じようなものだが…。続けざまに失点して自壊。

57分、米本に代えてユ・インスを投入。橋本をアンカーにしてユ・インスと永井がインサイド・ハーフ的な位置になったようにも思うが分からず。この時点で勝ち抜けに必要な得点は8点になっており、もう何だかよく分からない。

その後はリスクを取って攻撃を仕掛けるがゴールが遠い。一方で危険なカウンターを受けるがそのリスクは承知の上だろう。必死の守備で追加点は許さないが時間は刻々と過ぎて行く。

66分、ウタカの浮き球のパスを追って裏に抜け出した永井が敵GKと一対一になるが、芝で滑ったかシュートは空振り。70分には柳のいいミドル・シュートがあったが敵GKがセーブ。

アディショナル・タイムになってようやく、左サイドの永井からのボールにファーの大久保がダイレクトで合わせ、角度のないところから流しこんでゴールを挙げたが「名誉の一発」どまり。結局1-5で完敗を喫し、今季のルヴァンカップは終わった。

この試合、まず疑問なのは、勝ち抜けのために3-0、最低でも90分で2-0が必要な試合だということが、本当に理解されていたのかということ。いや、もちろん理解はされていたのだと思うが、それが例えば「気合い」とか「意気込み」とか「気持ち」以外に、ゲーム・プランにどう織り込まれていたのかさっぱり分からなかった。

僕の目には、いつもの調子で漫然と試合に入り、のんびりと糸口を探っている間に失点、それで試合が終わってしまったように見えた。チーン、て感じ。長丁場のリーグ戦の1試合と、0-2のビハインドを背負ったカップ戦のセカンド・レグとでは、戦い方も自ずと変わって当然だと思うが、そのような問題意識はまったく感じられず、戦略的に動いているように見えたのは先に書いたように梶山くらいだったと思う。

これはもう想像の世界だが、「いつものやり方でしっかり戦えば3点は取れる。集中して行こう」くらいの気合いでピッチに出てきたのではないかと思ってしまう「普通感」。いったいどのようなゲーム・プランでこの試合に臨んだのか説明して欲しい。

素人考えかもしれないが、冒頭に書いた通り、前半の早い時間帯にリスクを取って先制し、そこからはリスク管理を徹底して1-0で前半を折り返すことができれば、ウタカ、永井、東、ユ・インスというカードもあり、後半に1点勝負を仕掛けて延長、PKという絵は描けたはず。それが最も現実的なプランだと僕は思っていたが、そういう感じでもなかった。いったいどうしたかったんだろう…。

それは先制されてからの戦い方にも感じた。どのようなゲーム・プランを採用するのであれ、不幸にして先制されること自体は当然想定し得る。そうなれば90分で4点を取らなければならないことになるが、万一そのような状況になったとき、いったいどう試合を進めるのか、そのプランBは用意されていたのか。そこで締め直し、戦術移行ができず立て続けに2点目を取られたことで完全に試合が終わってしまった。

先制を許したために敢えてリスクを取り、前がかりになって裏を取られ、失点を重ねること自体はあり得ること。1-0でも1-5でも勝ち抜けられないことは同じであり、スコアそのものをを責める気はない。

しかし、それではリスクを取ってしっかり攻めていたのかと言えば、2点が必要な試合にも関わらずどのようにその2点を取るのかという意識がまったく見えない曖昧な戦いに終始。そこから失点したこと、そこから立て直しもできず、どうやって勝ち抜けるかという結果から逆算したプレー選択がまったく見られなかったことは情けなく腹立たしい。

結局のところ、戦略、戦術というものがなく、状況や戦局も読まず、手なり、成り行きで漫然と戦った結果がこの完敗なのではないのか。トーナメントにはトーナメントの戦い方というものがあるはずだが、大雑把な戦い方で負けるべくして負けた。

これで今季現実的に見込めそうなタイトルはなくなった。リーグ戦の成績も併せ考えれば、以前から求めている通り、今季残りを何を目標にどう戦うのか、クラブからきちんとした説明があるのが当然だと思う。対応を望む。

評点(評点はドイツ式):
林(5) 後半はかなりシュートも止めたが追いつかず。状態は万全なのか?
徳永(6) 敵にボールを動かされて対応できず。綻びの主因となった。
吉本(6) 主将としてチームの向かう方向を示せず。5失点は言い訳できない。
丸山(6) 攻撃面でやや特徴は見せたものの、最終ラインとして責任は大きい。
梶山(5.5) 縦に当てる意識はあったが読まれた。交代は残念だった。
柳(5) シュートもあり試合ごとに成長している。この試合も噛みしめたい。
橋本(4.5) 試合ごとに成長している。ワンタッチで前線に出せれば大きい。
米本(5.5) 気合いが空回り。熱くなってしまいリスク要因に。交代は妥当。
小川(5.5) ワンタッチでさばければもっとチャンスが広がる。成長の途上。
前田(5) ひたすら収め続けたが後ろのフォローなく孤立した。
大久保(5) 味方と息が合わずイライラを募らせたがゴールで辻褄を合わせた。
===
永井(5.5) 決定機に空振り。献身的に走り回ってはいたが…。
ウタカ(5) 持ち過ぎになるのは出したいところに味方がいないからか。
ユ・インス(5.5) 元気に走り回ってくれれば取り敢えずそれでいい。

クラブとしての対応をはっきりさせるべき時期だ。



Comments(0)FC東京 | ナビスコカップ/ルヴァンカップ



2017年08月31日 00:48      [posted by der_ball_ist_rund]

【ルヴァンカップ準々決勝第1戦】川崎 2-0 FC東京

■2017年8月30日(水) 19:00キックオフ
■等々力陸上競技場

会社帰りに等々力に行くのは初めてだが、駅からの距離を別にすれば味スタよりも行きやすいことが分かって衝撃。キックオフの10分前にはビール片手に席につくことができた。夕立があったようだが僕が新丸子の駅に降りた時にはもうやんでいた。

ホーム&アウェイ方式の第1戦でありこの試合の勝敗がすべてという訳ではないが、アウェイでありとにかくゴールを挙げておきたい。大きなビハインドを背負うことだけは避けたい試合で、ドローなら上出来。しっかりリスクをコントロールしたい。

眷襪肇船礇鵑代表招集のため、CBには吉本が、アンカーには梶山が先発。トップは大久保とウタカの組合せになった。また左WBには太田が先発した。


徳永 吉本 丸山
梶山
柳 橋本 米本 太田
大久保 ウタカ

試合は序盤から互いに主導権を争う展開。ポゼッション・ゲームでは川崎に一日の長があるが、東京も奪ったボールを動かしながらチャンスを窺う。ともに失点を嫌って大きなリスク・テイクはせず、コンパクトにした中盤を主戦場に神経質な試合になる。

川崎の方がより深いところまで攻めこむことができているが吉本を中心とした守備も集中しており決定機は作らせない。一方の東京はボールを持ってもバランス重視でフィニッシュまで持ちこめず、膠着した状況が続く。

25分、太田のCKにウタカが頭で合わせるがGK正面に。これが東京のファースト・シュート。29分には敵FWのミドル・シュートが枠に飛ぶが林がセーブ。互いにシュート数は多くない。

その後も互いにチャンスを窺うつばぜり合いになるがともに打開力を欠き、スコアレスのまま前半を終える。

ゴールに迫るシーンは少なかったが、かっちりと締まった試合で前半スコアレスは悪くない。アウェイ・ゴールが欲しいのは山々だが、そのためにバランスを崩すことは避けたく、ホーム・ゲームに向けて無用のビハインドは背負いたくない。余計なリスクを取って仕掛ける必要はなく、ワンチャン勝負でいいので集中を切らせず行きたい。慎重な塩試合は望むところだ。

後半も流れは変わらず、互いにボールを持つとパスを回してクサビをトリガーに流動する攻撃を仕掛ける。61分、中盤でウタカからの横パスを受けた米本が前線の大久保にスルー・パス。これを追って裏に抜け出した大久保はGKと一対一になるがシュートはGKにセーブされてしまう。数少ないチャンスだけに確実に決めておきたかった。

70分、ウタカに代えて永井を投入、永井はそのままトップに入る。

72分、敵FWがドリブルでエリア内に侵入したところを吉本が倒したとしてPKを与える。リプレイで見ても敵FWが勝手に転んだように見えるがおそらくは引っ張るなどしていたのだろう。厳しい判定だが仕方ない。74分、このPKを冷静に決められて0-1と先制される。

篠田監督はこれに反応、梶山に代えて東を投入する。米本がアンカーに落ち、東はインサイド・ハーフに入ったということになっているが、米本、橋本をダブル・ボランチにする3-4-3にしたようにも見えた。

東が積極的に動き回りスペースに顔を出すことで東京の動きはスピード・アップした感があったがチャンスには結びつかず。79分、米本に代えて前田を投入、東がボランチに落ち、前田を中央に、左に永井、右に大久保という3トップになったように見えた。

東京は積極的にアウェイ・ゴールを狙いに行くが得点にならず。80分、太田のFKに橋本が頭で合わせるが枠外に。84分には永井がエリア外からシュートしたがこれも枠外。

すると90分、左サイドでボールを持った敵FWにドリブルで突っかけられ、だれも寄せに行けないままシュートを許す。これが決まって0-2と2点差に。DFが誰も人に行けず見てしまった。最後の最後にもったいない失点。結局試合はそのまま終了、0-2で第1戦を落とした。

第2戦を見込んで固い戦いになることは予想された試合で、攻撃面に物足りない感はあたものの、リスクをコントロールしながらスコアレスに抑えた前半までは悪くなかったと思う。

後半に入っても拮抗した戦いの中でよく我慢しており、失点したもののPKからということで、0-1なら第2戦で何とでもなる点差なので焦る必要はなかった。しかし、アウェイ・ゴールを取りに行ったか、ここからやや前がかりになり、チャンスも作ったがカウンターを受けるリスクが増大、最後は足が止まってフリーでシュートを打たせてしまった。

難しい判断だが、この試合単体で結果を出す必要はなく、0-1をしっかりキープしてワン・チャンスに賭けるというゲーム・マネージメントはあってよかったと思うが、リードされて意識がやや前に急いでしまったように感じた。

シュート数5-9、CK4-7、ポゼッション42-58と数字的には劣勢だが、内容的にはしっかり組み合い、勝っていてもおかしくない試合だっただけに、それをきちんとマネージできなかったところにひ弱さを感じた。

同じ負けるにしても0-1なら第2戦はイーブンで戦えたし、1-2なら第2戦1-0で勝ち抜けだったが、0-2で終わったため、3-0での勝利が必要になってしまった(2-0からPKもある)。PKで失点してからの戦い方が拙かったと言うべき。こうなった以上は、日曜日の第2戦には3-0で勝つしかない。そこに向けて集中したい。

評点(評点はドイツ式):
林(3.5) 失点はやむなし。それ以外は安定したプレーだった。
徳永(3.5) 手堅いプレーで貢献、攻撃参加にも特徴見せた。
吉本(3) 身体を張ったプレーで味方を鼓舞した。ファウルは責められない。
丸山(4) 2点目ではもう少し寄せることはできなかったか。
梶山(3) 中盤で時間を作りリスクをコントロール、悪くなかった。
柳(4) もう少し思いきったプレーがあってもよかったが続けて使いたい。
橋本(3.5) 彼ならワンタッチでクリティカルなところにパス出しできないか。
米本(3.5) 逸機となったが大久保に出したスルー・パスはよかった。
太田(4) 左足を警戒されなかなかクロスを入れることができなかった。
大久保(3.5) 絶好機は決めて欲しかった。そのための高い給料のはず。
ウタカ(3.5) 周囲と息の合わないところも。ゴール欲しかった。
===
永井(4) 流れを変えることができなかった。
東(3) 往年の羽生を思わせる動きで全体を流動化した。
前田(-) 時間短し。

日曜日も行くしかない。




Comments(0)FC東京 | ナビスコカップ/ルヴァンカップ



2017年08月28日 19:30      [posted by der_ball_ist_rund]

【ブンデスリーガ第2節】アウクスブルク 2-2 グラードバッハ

■2017年8月26日(土) 18:30キックオフ
■WWK-Arena (Augsburg)

日本時間では土曜日の夜10時半キックオフと理想的なスケジュールだが、東京の試合を日産スタまで見に行っていたので帰りが遅くなり、DAZNでの追っかけ観戦となった。

開幕戦はケルンに1-0と辛勝、アウェイではあるがきっちり勝ち点を積み上げたいところ。右SHにヘアマンが先発した他は開幕戦と同じ布陣に。

ゾマー
エルヴェディ ギンター フェスタガード ヴェント
ヘアマン クラマー ツァカリア アザール
シュティンドル ラファエル

試合はいきなり動く。1分、エリア内でパスを回され、守備をかわしてのシュートを放たれる。これが決まり失点。実際には35秒で0-1とビハインドを背負う。守備の人数も十分揃っていながら対応できなかったのが悔やまれる。

その後は互いに積極的に攻撃を仕掛けるハイテンポの展開に。7分、エリア内で放たれた敵のシュートがフェスタガードの手に当たるがハンドの判定とはならず。ブンデスリーガでは今季からビデオ判定が導入されているがビデオルームからの指摘もなかったようだ。リプレイでは上げた腕にボールが当たっており微妙な判定だが命拾いした。

直後の8分、中盤でボールを持ったツァカリアがシュティンドルとのワンツーから裏に飛び出す。敵GKと一対一になるが落ち着いて流しこみゴール。ツァカリアの初得点で1-1と同点に追いつく。

その後も一進一退の激しい主導権争いが続いたが、互いに譲らず。次に試合が動いたのは30分、エリア手前でボールを持ったラファエルがドリブルで縦に突っかけ、ニアのヘアマンに横パス。ヘアマンはこれをダイレクトでシュート、鋭くコースに飛んだボールは敵GKにセーブされたが、浮いたボールをファーのヴェントが頭で押しこんでゴール。2-1と逆転に成功する。

ビハインドを背負ったアウクスブルクが積極的に仕掛けるのに対し、グラードバッハはやや深めにブロックを形成しながら機を見てカウンターを狙う流れになる。

40分、ヴェントからのスローインを受けたアザールが敵DFを振りきってエリア内に侵入、左深くの角度のないところからシュートを放つと、ボールはゴールの前を横切りファーポストをヒット、しかしボールはそのまま跳ね返り再びゴール前を横切ってしまう。そのまま2-1で前半を終えた。

後半もアウクスブルクの攻撃に対してグラードバッハが受けに回る時間が長くなる。自陣に押しこまれ再三シュートを浴びるがゾマーの好セーブもあり失点は免れる。苦しい時間が続く。

64分、前半の内に警告を受けていたツァカリアに代えてベネシュを、65分にはヘアマンに代えてホフマンを投入。布陣を整えるが、アウクスブルクは76分に3枚替えを敢行、終盤勝負になる。

80分にはラファエルに代えてジョンソンを投入。その後もグラードバッハがアウクスブルクの猛攻に耐えていたが、89分、左サイドから入れられたクロスに中央で合わされ失点。2-2の同点にされてしまう。ギンターとフェスタガードの間に入られどちらも対応できなかった。これももったいない失点だが、それまで再三のピンチをしのいでいたので遂に決められたという感じ。

最後には背後からのパスを受けてエリアに入ったジョンソンがシュートを試みる場面もあったが敵DFに寄せられて打ちきれず、土壇場で追いつかれて2-2の引き分けとなった。

数字的に見ればシュート数15-24、CK0-10、ポゼッション49-51と、特にリードしてからアウクスブルクの猛烈な巻き返しに遭ったことが分かる。ホームの追い風を背に攻めてくるアウクスブルクを何とか押しとどめていたものの、最後の最後の決壊した感が強く、負けていてもおかしくない試合で、アウェイで勝ち点1を拾ったことはむしろラッキーだった。

リードしてリスク管理からのカウンター主体にギアをチェンジしたとはいえ、ドン引きで自陣に押しこまれたことが結果として失点を招いた。もう少し勇気を持って戦線を前に押し出すべきだったかもしれない。ギンター、フェスタガードの中央はふだんは固く高さ勝負にも強いが、失点シーンではいずれもボールを見てしまった感あり。そろそろオクスフォードを見てみたい気がする。

攻撃ではツァカリアの初ゴールもあり、少ないタッチ数でスピーディに押し上げる戦術が機能している。昨季はケガがちだったラファエル、アザールが揃っており、そこにシュティンドル、ヘアマンらが絡んでオートマティズムが機能しているのは心強い。いい流れを切らせないようにしたい。

ディーター・ヘキング監督談話:
「私の目から見れば、前半は我々がどうコンビネーションを作るかということがよく分かったし、部分的に非常によくできていた。しかしこの局面でトーガン・アザールが早々に試合を決定づけることのできるチャンスを外してしまった。後半はアウクスブルクを称賛しなければならない。彼らはロングボールを多用して我々に問題をもたらした。彼らがしっかり押し上げてきたので我々はセカンドボールを拾うことができなかった。後半を考えれば引き分けは妥当な結果だ。後半、楽になるためにやれたことがあまりに少なかったことについては批判を受けても仕方がない。総合すれば、素晴らしい前半と、もっとやらねばならなかった後半、という試合だった」

敵の日本人選手はベンチにもいなかったが何かあったのか。



Comments(0)Borussia M'Gladbach | ブンデスリーガ



2017年08月27日 11:32      [posted by der_ball_ist_rund]

【Jリーグ第24節】横浜 1-0 FC東京

■2017年8月26日(土) 19:00キックオフ
■日産スタジアム

蒸し暑い土曜日。体調が今イチだったが昼寝して何とか外出可能なところまで回復したので新横浜を目指した。

東京は残り試合全勝しても得られる勝ち点は66。開幕時の目標であったACL、さらにはタイトルという意味ではギリギリの状態。内容を云々している場合ではなくとにかく結果が必要で、落とすことのできる勝ち点は1つたりともない。アウェイではあるが勝つ以外に目指すものはない。

前節負傷した室屋(右内側ハムストリングス筋挫傷のため全治4〜6週との発表)に代わり柳がリーグ戦初出場・初先発、一方左のWBには太田に代わって小川が先発。またGKには林が復帰した。ポルティモネンセへの移籍が発表された中島はこの試合が東京での最終戦となるがベンチ・スタートとなった。


徳永 チャン 丸山

柳 橋本 米本 小川
前田 大久保

立ち上がりから双方が積極的にボールを奪い合うテンションの高い展開に。序盤のポゼッションは横浜に譲った感はあるが、東京はコンパクトな陣形から奪ったボールを早めに前線に当て、ピッチをワイドに使って押し上げる攻撃を仕掛ける。

6分、眷襪デザイン・プレーでエリア内に走り小川のFKを受けて中央にクロス。これに橋本が頭で合わせるがバーの上に。これが東京のファースト・シュート。

その後は拮抗した戦いになり互いに主導権を争う。東京は両翼がベタ降りで5バックになる時間も長いが、しっかりした守備で横浜の攻撃をしのぐ。一方で攻撃は単発が多くフィニッシュまで持ちこめない。

39分、前半最大のチャンス。大久保からのパスを受けて裏に飛び出した眷襪敵GKと一対一に。眷襪GKの頭を越すループ・シュートを放ったがボールはわずかにゴール左に外れる。もったいないシーンだった。

その後も前田のヘディング・シュートが枠外になるなどゴールを捕まえきれず、スコアレスで前半を終了。敵の攻撃に手を焼くシーンもあったもののしっかり組み合った戦いができており後半勝負は悪くない。オープンにすることなくしっかり締めながらチャンスを大事にしたい。勝機は十分ある。

後半に入っても互いに前に出る展開。徐々に東京のポゼッションが長くなるが敵の守備もなかなか綻びを見せず決定機は多くない。横浜の攻撃にもしっかり身体を張って対応できており、スコアレスながら緊張感のある試合になっている。

71分、前田に代えて永井を投入。交代をここまで引っ張ったのは試合が拮抗しておりバランスが崩れるのを嫌ったか。意図は理解できる。いよいよ試合を動かすためにスピードのある永井を前線に送りこむのも納得感はある。

さらに80分、米本に代えて中島を投入。最終戦となる中島は予定の起用だと思うし、流れ的にも中島のゴールに向かう姿勢は欲しい時間帯だが米本との交代はどうなのか。インサイド・ハーフしか替えどころがないということか。

しかし、83分、自陣エリア内右寄りで縦にスルー・パスを通され裏を取られる。ここから挙げられたクロスにファーから飛びこんだ敵FWに頭で合わされ、大きくバウンドしたボールはバーに当たってそのままゴールに。終盤に0-1と先制される。全員がボールを見てしまい、背後から飛びこんできた敵FWを誰も捕まえられなかった。悔やまれる失点。

85分、右寄りでパスを受けた眷襪強烈なミドルを放つが敵GK正面に。88分、橋本に代えてウタカを投入する。89分、エリア内でボールを拾った中島がループ・シュートを放つがボールはバーに当たりピッチに戻る。このこぼれ球には大久保、ウタカも詰めきれず。後半最大のチャンスだったが押しこみきれなかった。

東京は最後まで諦めず反撃したものの結局そのままタイム・アップ。結局土壇場での失点で0-1と惜敗した。

数字的にはシュート数11-9、CK3-9、ポゼッション51-49と拮抗した戦いで、どちらに転んでもおかしくない試合だったと思うが、絶好機を決めきれないまま推移、終盤に守備が持ちこたえられず勝ち点を逃した。運も含めわずかな差での敗戦だが、そのわずかな差をこちらに持ってこられないところに限界を感じた。

眷襪存在感を見せ、前線に張りつくシーンも多かった。結果を出すことの重要性を誰よりも認識してフレキシブルに動いたのだと思うが、気負いからか狙い過ぎか結果につなげることはできなかった。

初先発の柳はルヴァンカップの時のようなお粗末な守備もなく及第点か。敵の強力なサイド・アタッカーに手を焼き、裏を取られて徳永の救援を仰ぐシーンも目立ったものの、総じて前向きに対応、クロスの質も悪くなかった。少なくとも室屋が戻るまでは彼に機会を与えることでいいと思う。

小川も悪くなかった。厳しい守備戦になったため、攻め上がりの機会は限られたものの、プレー選択や流れを読む力、コンビネーションには成長が窺える。ボールを要求するシーンも増え、J1での起用とJ3での経験から自信をつけてきている。太田と比べても遜色のないところまで来ており、選択肢として十分計算できる。

攻撃全般を見てもようやくオートマティズムが機能し始めており、少ないタッチ数でボールを動かしながら全体を押し上げる攻撃、開いたところに通す速いチャレンジ・パス、前を向く意識など、目指す方向としては悪くなく、この試合のように結果に結びつかないことはあるがやり続ける価値はある。

だが、今の東京が置かれた状況を考えれば、内容について云々する時期はとっくに過ぎたと言う他ない。シーズンは残り10試合、ラスト・スパートの時期になって「こんないい点もあって惜しかった」という議論は、シーズン初めにタイトルを目指して戦い始めたクラブとしてはまったく無効だ。結果が出なければ直ちに批判される状況にクラブはいる。

この試合に負けたことで、残り試合を全部勝っても勝ち点は63まで切り下がった。これは過去10年間の3位クラブの平均勝ち点61.4を考えればもはやぎりぎりの水準。1位クラブの平均勝ち点68.3にはどうやっても届かない。

残り10試合で3位との勝ち点は13差。ここまで1試合あたりの勝ち点が1.38の我々が残り10試合を1試合あたり3.00で行けるのかというのはともかくとしても、3位の柏、4位のC大阪、5位の川崎のいずれかが残り10試合を1試合あたり勝ち点2.00のペースで行けば勝ち点は65〜66に到達、我々のACLはなくなる。

現実的に考えれば、シーズン開幕当初に掲げた目標の達成は極めて難しくなったというのが現状認識のはずだ。相応のカネをかけて補強したがその成果が出ず、目論んだ成績が残せていないことについて、何が原因なのか、ここから何を目標にどう戦うのか、そのためにどんな対策をするのか、そしてこのような状況に至ったことの責任は誰がどう取るのか、ステークホルダーにきちんと説明するのが経営というものではないのか。

それがなされないまま、目標を失って日々の試合を何となく頑張って戦うというのはプロとしてあり得ない。クラブとしての明確な考え方、ビジョンを示さなければ信頼を失う。早急に対応を求める。

評点(評点はドイツ式):
林(4) 失点はノー・チャンスか。故障の具合は大丈夫なのか、懸念が残る。
徳永(4.5) 敵のしつこい攻撃に手を焼いたが持ち場は最後まで守りきった。
チャン(4.5) 粘り強く守備を統率したが失点シーンでは背後を取られた。
丸山(4) 3バックになってから明らかに持ち味が生きている感あり。
眷(3.5) 良くも悪くも彼のゲーム。ルヴァンカップは代表で不在に。
柳(4.5) 対面の敵に手を焼いたが彼自身の出来は悪くなかった。継続したい。
橋本(4.5) 試合ごとに成長している感あり。交代はもったいなかった。
米本(4.5) プレー選択は正しいがどうしてもそこで一拍入っちゃう。
小川(4.5) 押しこまれる時間帯も多かったが機を見た攻撃参加は有効だった。
大久保(4) 配球役として違いを示した。フィニッシャーとして使いたいが…。
前田(4.5) 愚直にボールを受け続けたが結果につなげられず。ゴール欲しい。
===
永井(-) 時間短し。
中島(-) 時間短し。シュートは惜しかった。
ウタカ(-) 時間短し。

中島は明確な特徴があり、変化を作りだせる選手だし、ボールを持ったらまずゴールを目指す、ムリくりでも自分の形に持ち込んでシュートを打つというプレースタイルはいくつかの得点とチャンスを作った。彼に救われたことも少なくはなかったが、それも彼がポジションを放棄して突撃に出た後のスペースを残りの選手が必死で埋め続けたからこそ。その意味でリスクが高く起用の難しい選手だし、限界もあり、このままではいずれ頭打ちになる懸念が大きかったと思うので海外移籍はいい頃合い。成長を祈る。



Comments(2)FC東京 | J1リーグ戦



2017年08月21日 20:31      [posted by der_ball_ist_rund]

【ブンデスリーガ第1節】グラードバッハ 1-0 ケルン

■2017年8月20日(日) 18:00キックオフ
■Borussia-Park

ブンデスリーガ開幕戦。月曜日未明1時のキックオフだったが外泊していたので結果情報を遮断、月曜日に家に帰ってからDAZNの見逃し配信を見た。

布陣はDFBポカール1回戦と同じ。オクスフォードとアウグスブルクから獲得した出戻りのボバディジャがベンチ入り。懐かしい名前だ。

ゾマー
エルヴェディ ギンター フェスタガード ヴェント
トラオレ クラマー ツァカリア アザール
シュティンドル ラファエル

グラードバッハから序盤からケルンを圧倒、ボールを支配しトラオレ、アザールを経由して攻撃を仕掛けて行く。アザール、シュティンドル、ラファエル、ツァカリアらが立て続けに決定機を迎えるがシュートは敵GKにセーブされる。

20分過ぎからはケルンがシステムを修正、カウンターからのチャンスも作るが、グラードバッハの集中した守備もあり拮抗した状況に。この時間帯にはグラードバッハはスペースを消されてほぼチャンスを作れず。結局スコアレスで前半を終了した。

後半に入るとグラードバッハが再びボールを支配、49分、カウンターで左サイドを駆け上がったトラオレがDFラインの裏にクロスを入れると、ファーから走りこんだエルヴェディがきれいに流しこんでゴール、1-0と先制する。

その後はリスク管理を優先するグラードバッハに対してケルンがゴールを狙いに行く展開に。グラードバッハは整った守備からカウンターで追加点を取りに行く。

終盤に入ると、81分、アザールに代えてヘアマンを、84分、トラオレに代えてホフマンを、さらに88分にはラファエルに代えてボバディジャを投入するなど試合をクローズしに行く。ヘアマン、ボバディジャにもシュートが出るなどチャンスは作ったものの得点できず。結局、ケルンの反撃をしっかりと受け止めたグラードバッハが1-0と辛勝、開幕戦を勝利でスタートした。

数字的にはシュート数22-13、CK5-3、ポゼッション53-47と優位に試合を進めたようでもあるが、後半はケルンにボールを持たれる時間も長く、また前半にはあと2、3点取らなければならなかった逸機の連続で、自ら試合を苦しくした。

ツァカリア、クラマーを起点に、アザール、トラオレのサイドからの仕掛け、ラファエル、シュティンドルが自在に上下に動くことなどの組合せで形を作って行く戦術は昨季から成熟してきたもの。スペースのあった前半は特にチームとしていい状態にあることが感じられた。

しかし、前半途中から敵に修正されてスペースをつぶされると、ボールを効果的に前線に運ぶことができなくなり、出足のいい敵の攻撃に自陣で対応する時間が増え、苦戦を強いられた。それでも勝つことができたのはチームの進歩か。

ツァカリア、ギンターはチームに馴染んでおり問題なさそう。ボバディジャもシュート・シーンを作るなど可能性を感じさせた。新しい戦力を馴染ませながら、戦術の強度を上げて勝ち点を重ねて行きたい。

ディーター・ヘキング監督談話:
「開幕戦で勝ち点3を取れたことは非常に重要だ。それをダービーでとれたことも併せて考えれば、ファンもとても喜んでくれると思う。ただひとつ足りなかったものを挙げるとすれば、チャンスが何度もあったのに逃し続け2点めを決められなかったことだ。そうなってしまうと、ケルンの反撃を受けて追いつかれる危険もあった。しかし、ヤニク・フェスタガードとマティアス・ギンターはCBとして非常にうまく戦ってくれた。マティアスはチームにも非常によく溶け込んで、守備で素晴らしいだけでなく、攻撃の面でも1回か2回アクセントをつけた。彼は全体としていいデビュー戦を飾ったと言うべきだろう。我々はダービーでの勝利の勢いを持ち帰りたい」

しかし今なぜボバディジャ獲得なのか…。



Comments(0)Borussia M'Gladbach | ブンデスリーガ



2017年08月20日 01:32      [posted by der_ball_ist_rund]

【Jリーグ第23節】浦和 2-1 FC東京

■2017年8月19日(土) 20:00キックオフ
■埼玉スタジアム2002

7時キックオフ予定だったが6時ごろから黒い雲が広がり激しい雷雨に。屋根のないゴール裏はひどい状態。キックオフが7時38分に延期され、さらに8時キックオフに。その頃にはいったんやんだものの、断続的に雨が降る中での試合となった。

東京はとにかく残り試合全部勝たないとタイトルも覚束ない状態で、負けたらそこでシーズン終了くらいの勢い。浦和が苦手なのは分かっているが、全部勝たねばならない以上、相手がどこであれ、苦手であれ得意であれ勝つつもりでやる以外にない。

林がベンチに復帰したが大久保択生が前節に引き続き先発。インサイド・ハーフには東に代わって米本が先発した。ポルトガルへの移籍が報じられている中島はこの試合が最後になる可能性もある。

大久保
徳永 チャン 丸山

室屋 橋本 米本 太田
前田 大久保

立ち上がりは浦和にボールを支配されたが、東京も浦和のパスをカットするなどして徐々にボールを持つ時間が長くなって行く。ポゼッションからの展開を中心にする浦和に対して、東京は裏への長いボールと崩しを併用する感じか。

17分、試合が動く。左サイドの裏に展開されたボールを中央に戻され、ワンタッチで落としたところに敵FWがフリーで飛び出してシュート。択生が横っ飛びでセーブを試み指先で触れたものの枠外へ飛ばすには及ばずゴール。0-1と先制を許す。ワンタッチでの左右の揺さぶりに振らされ、最も警戒しなければならないはずの敵FWにフリーでのシュートを許した。浦和のこなれた攻撃にヤられた失点。

しかし、5分後の22分、中央でボールを受けた嘉人が右サイドの裏に展開、これを追った室屋が中央へ折り返すと、ファーに走りこんだ橋本がこれを押しこんでゴール。1-1の同点に追いつく。

ところが30分、今度は浦和のワンタッチでのパス交換から中央を割られ、再び敵FWをフリーにしてしまう。シュートはバウンドしてゴールへ。1-2と再び勝ち越しを許した。これも敵のボールの出し入れに振らされてマークの受け渡しが追いつかず、敵FWをケアできなかった。

その後は一進一退の拮抗した展開に。33分、前田が珍しくドリブルで持ち上がりシュートするがGK正面。39分には正面でFKを与えるが直接狙ったボールは択生がナイス・セーブ。42分には太田のCKに丸山が頭で合わせるがシュートは浮いてしまいバーの上へ。1-2で前半を終えた。

内容的には戦えているが、失点がいずれも「もちこたえられなかった」という感じの力負けで残念。とはいえ1点差ならどうにでもなる。コマは揃っており後半勝負で得点は期待できるので、ワンチャンで追いつき、逆転は終盤勝負でいい。これ以上失点しないことを第一に我慢強くチャンスを窺いたい。

東京は後半開始から前田に代えてウタカを投入、得点を狙いに行く意思を鮮明にする。

ところが51分にアクシデント。敵と競った室屋が着地の際に足を傷めたか、起き上がれずそのまま担架で退場、代わりに永井が入る。吉本を入れて徳永をサイドに出すか、東を入れて橋本をサイドに出すかと考えていたが、永井をワイドで使うか…。攻撃はいいが守備の時は最終ラインに落ちて5バックの右になるのは違和感ないか。

後半は東京が積極的に攻撃を仕掛け、浦和がこれを受けてかわす展開に。ボールは相応に持てているが、なかなか決定的な縦パスが入らず焦れる時間が続く。ウタカに当ててみるものの、その後の連係が今ひとつで決定機を作れない。

62分、米本に代えて中島を投入。中島はそのままインサイド・ハーフに入ったように見えた。67分、中島がミドル・シュートを放ち鋭く枠に向かうが敵GKにセーブされる。こぼれ球に嘉人が詰めようとするが及ばず。

68分には浦和のカウンターから択生と一対一でシュートを打たれるが択生がセーブ。サンキュー、択生だ。82分にも敵FWの落としからダイレクトでシュートを打たれるがポストをヒット。まだ運は残っていると感じた。

終盤は東京が必死の反撃を試みる。85分、正面でパスを受けた眷襪果敢にミドル・シュートを放つがボールはバーをヒット。88分、エリアすぐ外右寄りでFKを得る。太田が蹴るが壁に当ててしまう。90分、中島がミドル・シュートを放つがこれもポストをヒット。アディショナル・タイムにはエリア右横でFKを得るが太田の蹴ったボールはクリアされ、結局終盤は押しこんだもののゴールを割ることができず、1-2で痛い敗戦を喫した。

この試合だけを見れば、浦和の高い連動性と技術で崩され2失点はしたものの、最少得点差で最後まで粘り、チャンスを作った好ゲームだったと思う。シュート数10-11、CK10-5、ポゼッション52-48と互角以上に渡りあったが、決定機に決めきれず、惜しい敗戦となった、という総括になるだろう。

しかし、ひとつ順位が上の浦和に競り負け、勝ち点は33のままの足踏みとなり、順位は10位にダウン。残り11試合を全勝しても獲得できる勝ち点は66となり、タイトルを考えた時、ここ10年の1位クラブの平均勝ち点68.3にはもう及ばなくなってしまった。

今季の公式目標であるACLを考えれば、3位の平均61.4は上回る可能性はまだ数字上残されているものの、3位川崎との勝ち点差は12であり、残り11試合での逆転は極めて難しくなったと言う他ない。

試合内容自体は上向いているし、特にタイトルもACLも考えない平常運行であれば、「内容は悪くなかった」「バーに当てたヤツ惜しかった」「形はできてきてる」「切り替えて次行こう」で済んだと思うが、高額の投資をして代表クラスの即戦力を何人も補強、ACLを公式の目標とし、インタビューなどではタイトルを狙うことも半ば公言してのシーズンだけに、この1敗は開幕当初に描いたビジョンがほぼ費えることになった重い、致命的な敗戦のはずだ。簡単に切り替えて次に行く訳に行かない。その前に総括されなければならないことがたくさんある。

まずシーズン当初に掲げた目標がほぼ実現不能になったことを現実としてしっかり認めること、そしてなぜ何が目論見通り行かなかったのかをきちんと総括すること、その上でシーズンの残り何を目標にどう戦うのかをはっきりさせること、最後に高額の投資をしながら所期の成績が残せていないことの責任を明確にすること、これらがなされないと、我々は目標を失い日々をやり繰りするだけの野良犬のような集団に堕してしまうだろう。

毎試合カネを払ってスタジアムに足を運んでいるサポーターは大事な顧客でありクラブの重要なステークホルダーである。やると言ったことができなくなったことを踏まえれば、明確な説明があるのが当然だろう。この試合内容自体は悲観しないし、シーズン残り試合にも希望は感じているが、ここまで見込んだ通りの結果が示せていないことはまた別の話。クラブからの説明を求める。

評点(評点はドイツ式):
大久保(3) 失点はノー・チャンスか。ファイン・セーブもあり出来はよかった。
徳永(4.5) 前半の守備に課題を残した。一対一の強さにもさすがに陰りが…。
チャン(4.5) 局面での強さは見せたが失点シーンでは敵に振らされ崩された。
丸山(4.5) 3バックの方がメリハリのある動きができている。後半はよかった。
眷(3) このシステムの要。横のスペースを使われ苦労したが試合を作った。
室屋(3.5) 長い距離を走って裏でボールを受ける動きが生きた。ケガが心配。
橋本(3.5) 攻撃感覚が生きた。ボールさばきにもリズムが出てきている。
米本(4) 思いきりのいいボール奪取もあったが攻撃でノッキングするシーンも。
太田(4.5) 守備で後手を踏み、セット・プレーでもキレ味を欠いた。
前田(4) 積極的な仕掛けもあったが残念ながら前半で交代の憂き目に。
大久保(4) 得点時の室屋へのパスは素晴らしかったが、他は息が合わず。
===
ウタカ(4) ボールを持ち過ぎなのか、周囲と動きが合わないのか。
永井(4.5) できることならトップに置いて使いたい。スピードは見せた。
中島(4.5) 渡欧前のラスト・ゲームか。最後のシュートはポストに嫌われた。

室屋のケガが心配。彼が欠けるとこのスタイルの大きなピースがなくなる。キックオフが遅れたので家に帰りついたのは12時前だった…。



Comments(0)FC東京 | J1リーグ戦



2017年08月14日 00:18      [posted by der_ball_ist_rund]

【Jリーグ第22節】FC東京 1-0 神戸

■2017年8月13日(日) 19:00キックオフ
■味の素スタジアム

3連休の最終日のナイト・ゲーム。週央にも試合のあるイングリッシュ・ウィークだったので日曜日開催はやむなしか。湿度は高いが曇りがちでそこまでの暑さはない。途中雨も降ったようだが分からなかった。味スタは敵の外国人FW目当てなのか夏休みなのかタダ券なのか分からないがかなり混んでいた。

東京はタイトル、ACLというシーズン当初の目標からすれば残り試合全勝が必須の追い詰められた状況。1つの勝ち点すらもう落とせない状況で今日も目の前の敵にしっかり食いついて行くしかない。順位こそ東京の方が上だが、有力な外国人FWを補強し上位を狙う神戸は厳しい敵。簡単には勝たせてもらえない。

GKには大久保(択生)が先発。林はベンチ入りもせず、何らかの故障を抱えているようだが情報がない。3バックの右には徳永が先発。インサイド・ハーフには米本の代わりに東が先発、また2トップは大久保がケガからの復帰後初めての先発、前田とコンビを組んだ。吉本、米本、ウタカ、中島らはベンチ・スタート。

大久保
徳永 チャン 丸山

室屋 橋本 東 太田
大久保 前田

開始からしばらくは神戸が一方的に攻めこむ展開に。ボールを保持され、中盤にフタをされてほぼハーフコート・マッチに。東京はボールを奪っても起点が作れず、前線に当ててもインサイド・ハーフが出て行けないのでボールが拾えない。ほぼ一方的に攻められ、しのぐ時間帯が続く。主戦場が想定より10メートルほど低い状態で苦戦を強いられる。

この間、神戸はセット・プレーを含め数回のチャンスを作るが、クリティカルなボールは択生が的確にパンチングで防ぐ。この時間帯をしっかり防いだのは試合を通じて大きかったと思う。敵FWに引っ張られて全体がベタ下がりになる中で、割り切って我慢できたことがその後の展開で生きた。

28分、大久保嘉人からパスを受けた眷襪離好襦次Ε僖垢鯆匹辰禿譴裏に飛び出すがシュートは敵GKに当ててしまう。これが東京のファースト・シュートになるが、これでようやく固さが取れたか、ここからは東京がボールを持つ時間が少しずつ増えて行く。その後は拮抗した戦いとなるが互いに決定機は作れず、スコアレスで前半を終えた。

後半に入ると神戸の出足が鈍くなり、東京が運動量で優位に立つ。眷襪離棔璽襦Ε灰鵐肇蹇璽襪生き、パスが繋がり始める。57分、東に代えて米本を投入。すると米本のボール・ホルダーへの積極的なアプローチからリズムが生まれ、少しずつチャンスを作れるようになる。

丸山、徳永が積極的に持ち上がるシーンも増える。61分、太田が自らの右CKからのこぼれ球を拾って直接狙うがGK正面に。65分には正面30メートルほどのFKを太田が直接狙うがバーの上に。一方、70分、敵のロング・ボールから敵FWとチャンが交錯、敵FWのシュートはゴールに入ったが直前のプレーがファウルと判定されノー・ゴールに。ヤバかった。

71分、徳永のクロスに前田が飛びこみ頭で合わせるがGK正面。72分、敵のクリア・ボールが嘉人の足許にこぼれ、嘉人がシュートを放つが枠外に。72分、前田に代えてウタカを投入、勝負に出る。

終盤はウタカをターゲットにして大久保、米本、室屋らが絡んでチャンスを作るが、神戸の必死の守備もあってフィニッシュまで持ちこめない。あと少しの感はあるものの決めきれない状態。

83分、橋本に代えて中島を投入、いよいよ終盤勝負に。86分、右サイドから入れられたクロスに中央で合わされ鋭いシュートが枠に飛んだが択生が腕一本でバーに逃れる。今日イチのスーパー・セーブだ。サンキュー、大久保。

すると88分、エリア手前でボールを受けた大久保が、右前線にスルー・パスを通す。これを追って裏に飛び出した室屋が、対応に出た敵GKの脇を通すクロスを中央に送ると、ここに走りこんだウタカが丁寧に流しこんでゴール。土壇場で東京が1-0と先制する。

アディショナル・タイムは4分あったがしっかりとボールを支配して時計を進め、結局東京が1-0で久しぶりにホームで勝ち点3を得た。

特に序盤は一方的に神戸に押しこまれ、数字を見てもシュート数9-8、CK4-6、ポゼッション45-55と決して敵を圧倒した訳ではなかったが、ボールを支配され押しこまれた前半をしっかり耐え、敵のポゼッションにつきあいながらも得点を許さなかったのが大きかった。

両サイド、中盤にフタをされ、押し上げが難しい中で前線が孤立するシーンも多かったが、東、橋本がリスクを見ながら広い範囲をカバーし続けたことで守備が破綻せず、後半勝負へとつなげることができた。苦しく、みっともない前半だったがこの試合の本質はこの時間帯にあったと言っても過言ではない。

この前半があったからこそ、神戸の足が重くなり始めた後半に投入した米本のボールへのアプローチが生き、またウタカ、中島のプレーが効果的だった。ウタカ、中島、そして出場機会はなかったが永井をベンチに置いており、後半勝負なら1点は計算できる布陣だっただけに、お粗末な失点がなかったこと、リーグ戦初先発だった択生の踏ん張りに大きな価値があった。

もちろん、できることなら華麗なコンビネーションで敵を圧倒し大差で勝ちたいのは当然だが、重要なのは勝ち点3であり、ポゼッションを譲っても、華麗なコンビネーションがなくても、最後にワン・チャンスで1点取って勝てればそれでいい。集中を切らさず、しっかりゴールを守れば、勝機は転がりこんでくるということを実感した試合だった。

イングランドのクラブやドイツ代表のユニを着た、神戸の外国人FWを見に来たと思しき客も散見されたが、彼らの一部は確実に今日の終盤のゴールとその盛り上がりに満足して帰ったと思う。よそのユニでスタジアムに来るのは正直どうかとも思うが、とにかくそうやって一度スタジアムに足を運んでくれれば、あとはどれだけスタジアムにいい雰囲気を作ってリピーターにできるか、気遣うのは我々の方だ。

よそのクラブの選手のおかげで集客できるのならこんなに美味しい話はない。3万人超えの動員となったが、その試合で劇的な勝利を収められたことは重要だ。

これで東京は22試合を終えて勝ち点33(1試合あたり1.50)で9位に浮上、首位鹿島との勝ち点差は13、3位横浜とは10差となった。シーズンの残りは12試合。カツカツのところだがチャンスはある。引き続き残り全勝を目指して目の前の試合に全力を傾注するしかない。オレらの挑戦はまだ続く。

評点(評点はドイツ式):
大久保(2.5) スーパー・セーブで窮地を救った。間違いなく今日のヒーロー。
徳永(3.5) 尻上がりに調子を上げた。終盤の持ち上がりは攻撃を支えた。
チャン(3) 前節に続いて強さを感じさせるパフォーマンス。頼りになる。
丸山(3.5) 序盤は押しこまれしんどかったが徐々に自信が表現できた。
眷(3) 苦しい時間帯にもチームを鼓舞しプレーで戦い方を体現していた。
室屋(3) 大きなサイド・チェンジを収めた。決勝点のアシストに泣けた。
橋本(3.5) 地味な働きに終始したが特に前半よく耐えてスペースを抑えた。
東(3.5) 押しこまれて苦しい時間帯にチームのために水を運び続けた。
太田(3.5) リスクや室屋とのバランスを見ながら神経質なプレーになった。
大久保(4) 最後のスルー・パスがなければ「5」にするところだった。
前田(4) 前線で身体を張ったがその後を誰も受けてくれなかった。
===
米本(3) 出色の働きで試合を再起動するスイッチを入れた。成長してる。
ウタカ(3) やや持ち過ぎだが異次元の働きでチームに貢献。サンキュー。
中島(-) 時間短し。

勝てばすべてナイス・ゲーム。



Comments(0)FC東京 | J1リーグ戦



2017年08月12日 23:53      [posted by der_ball_ist_rund]

【DFBポカール1回戦】エッセン 1-2 グラードバッハ

■2017年8月11日(金) 20:45キックオフ
■Stadion Essen (Essen)

グラードバッハの今季最初の公式戦はDFBポカールの1回戦、レギオナルリーガのRWエッセンとの試合。さすがのDAZNもDFBポカールまではやってくれないようで、FohlenTVでの時差視聴にした。

チームの骨格は昨季と変わらないが、クリステンセン、ダフードの抜けた穴を埋めるべく、CBにはBVBから獲得したドイツ代表のギンター、ボランチにはベルンから移籍のスイス代表ツァカリアを配する布陣。なかなか豪華だ。

レディングから獲得したオクスフォードはケガのためベンチ外。他にもヤンチュケ、ドルミッチ、シュトロブル、コロジチャクらが故障で欠場している。シュトロブルは長引くかもしれない。

ゾマー
エルヴェディ ギンター フェスタガード ヴェント
トラオレ クラマー ツァカリア アザール
シュティンドル ラファエル

試合は序盤からグラードバッハがボールを支配、優勢に試合を進めるが、フィニッシュのアイデアがなくゴールに迫ることができない。少ないタッチ数でテンポよくボールをつなごうとするが、まだ息が合わないシーンも多い。トラオレがよくボールに触って積極的に動いているのが目につく。

29分、敵陣でのボール・ロストからカウンターを受け、左サイドからクロスを入れられる。中央から飛び出してきた敵MFをケアできず、勢いのあるヘディングを許して失点。0-1と先制される。人数は足りていたように見えたがクロスの出所にも中央でもつぶしきれなかった守備の甘さが悔やまれる。

その後もグラードバッハがボールを支配、積極的にゴールを狙いに行くがエッセンの守備も固く崩すことができない。結局0-1のままで前半を終了した。クラマー、ツァカリアのところでボールを落ち着かせ、アザール、トラオレ、ラファエルらが交互にボールを受けて攻撃を仕掛ける形は昨季から変わっていないようだ。

後半に入っても流れは変わらず。グラードバッハが立ち上がりからチャンスを作るがシュートが枠に行かず。割り切ってゴール前を固め、プレスから奪ったボールでカウンターを仕掛けるエッセンに対し苦戦する。67分、警告を受けたツァカリアに代えてホフマンを投入、ホフマンはそのままボランチに入ったようだ。

70分、CKに中央でフェスタガードが合わせ、敵に防がれたこぼれ球にシュティンドル、クラマーが詰めるがゴールを割れず。次第に残り時間が少なくなる中、79分に試合が動く。シュティンドルからのパスを受けたホフマンが裏に抜け出しゴール前からシュート。これは敵GKにセーブされるが、こぼれ球をそのまま押しこんでゴール。1-1と同点に追いつく。

さらに3分後の82分、左サイドでボールを持ったトラオレがフェイントで敵DFをかわしてファーにクロスを上げると、アザールがダイレクトで折り返し、ゴール前のラファエルがこれを蹴りこんでゴール。2-1と逆転する。

その後はグラードバッハが試合をコントロール。87分にはアザールに代えてヘアマンを、アディショナル・タイムにはトラオレに代えてジョンソンを投入して試合をクローズしに行く。裏に飛び出したヘアマンが敵GKと一対一でシュートを放つシーンもあったがGKにセーブされ、結局2-1でポカールの1回戦を突破した。

シーズン初戦かつポカールとあって難しい試合になったが、最後には地力の差を見せて逆転勝ち。まだまだ粗いところもあるが、監督も主力選手も昨季から大きな変更なく、戦術は浸透していると思う。新しく加わったギンター、ツァカリアも、形のできているところにハメこむ補強なのでまずは無難に入れているようだ。

試合内容としてはシュート数23-8、CK11-2、ポゼッション72-28と格下の敵を圧倒したが、先制を許すなど苦戦した点は修正が必要。故障者がDFに集中しているのが不安材料だが、来週にはリーグ戦も始まる。ヘキング監督の力が試されるとともに、ファヴレ、シュバートと連続性をもってオートマティズムを形成してきたチームの真価が問われるシーズンだ。

ディーター・ヘキング監督談話:
「ここでは一部リーグと同じような雰囲気と、我々に全力を出すことを要求してくる敵に直面することになると試合前から言っていた。我々は素晴らしい試合の入り方をし、いいテンポで最初の20分間はうまくボールを動かせた。しかしその後テンポが落ち、失点してしまった。ここでエッセンに、今日は何かが起こるかもと思わせてしまった。重要なのは、我々がしっかり我慢することができたこと、そしてテンポを再び上げることができたことだ。チームはできることをすべてトライしているのが分かった。1-1になる前に既にいいチャンスはあった。DFBポカールの特徴が出た試合だったと思う。我々を非常に苦しめたスヴェン・デマント監督と彼のチームに賛辞を贈りたい。我々は全力を求められ、大きなプレッシャーをかけられた。最終的には2-1の勝利となったが、この結果には満足していると誇りをもって言いたい」

初戦からコメント長いわ。



Comments(0)Borussia M'Gladbach | DFBポカール



2017年08月10日 00:37      [posted by der_ball_ist_rund]

【Jリーグ第21節】大宮 1-2 FC東京

■2017年8月9日(水) 19:00キックオフ
■NACK5スタジアム大宮

仕事を何とか切り上げて上野東京ラインに飛び乗り一路大宮へ。職場の最寄駅からは飛田給へ行くより大宮や柏や武蔵小杉へ行く方が早い。まあ、駅からの徒歩時間は別だけど。氷川神社の参道を歩いてキックオフ10分前にスタジアムに着いた。蒸し暑い一日だったが、スタジアムは意外にいい風があって涼しかった。

東京はリーグ戦ここ6試合勝ちなし、シーズン後半に入って3試合続けての引き分けで、シーズン当初の目標であったACLも風前の灯の状態。ブレイク明けからトライしている3-1-4-2のシステムに手ごたえがあるだけに、アウェイとはいえここで何とか勝ち点3を持ち帰り、ギアを入れ替えるきっかけの試合にしたい。

シーズン中の補強で獲得したチャン・ヒョンスが初出場、初先発し、3バックの真ん中を務める。またトップには前節のウタカに代わって前田が先発。厳しい日程の中でターン・オーバーを意識した布陣か。大久保は前節に引き続いてベンチ・スタートに。


吉本 チャン 丸山

室屋 橋本 米本 太田
前田 中島

試合は東京が積極的にボールを動かし攻撃を仕掛けるのに対し、大宮がカウンターでチャレンジする流れに。東京は連動した前線からのプレスと早い攻守の切り替えて、ピッチをワイドに使いながらスピーディな攻め上がりを試みるが、大宮の守備も固く、決定機を作ることはできない。

5分過ぎからは次第に大宮がボールを持つ時間が長くなり、イーブンな戦いとなる。一進一退の攻防になるが、シュートはむしろ大宮の方に。東京はアグレッシブに戦いながらも攻めきれない。

試合が動いたのは30分、右CKを太田が蹴ると、ボールはゴール前の密集に。敵DFがクリアしようとしたボールが前田の足に当たってはね返りそのままゴールへ。偶発的ではあったもののゴール前にしっかり詰めていた前田の得点で東京が1-0と先制する。

その後は東京がボールを動かしながら優位に試合を進め、大宮に攻撃の糸口を与えない。43分には橋本がミドルを放ち、いいシュートが枠に飛ぶが敵GKにセーブされる。1-0のまま前半を終了した。

後半立ち上がりは大宮が攻勢に。東京のゴール前で立て続けに危ないシーンを作られる。48分、パス1本で敵DFに裏を取られ、林と一対一でシュートを打たれたが、全速で駆け戻ったチャンがスライディングでシュート・ブロック。裏を取られた瞬間は絶対間に合わないと思ったが、最短距離で戻り躊躇なくスライディングしたチャンのファイン・プレーで失点を免れる。

その後は前半同様の展開。ポゼッションは大宮だが、東京がしっかりした守りからボールを奪い、カウンターから追加点を狙う。リードがありリスクは取りたくないが、ワンチャンスはしっかり決めたい。

しかし70分、右サイドで与えたFKを一度は弾き返したものの、こぼれ球を敵FWにフリーでダイレクトにシュートされこれが豪快にネットに突き刺さって失点、1-1と同点に追いつかれてしまう。こぼれ球とはいえ敵FWをフリーにしてしまった。

篠田監督は73分、前田に代えて大久保を投入。すると77分、眷襪左前線に送ったボールを追った太田が、ゴール・ラインぎりぎりでボールに追いつき折り返し。ニアの中島には合わなかったが中央の大久保がこれを受け、足許に置いてタイミングを図ってシュート。これが決まって2-1と東京が再び勝ち越す。

その後はリードを守ろうとする東京に対し大宮が反撃を試みる展開になる。85分、中島に代えて東を投入。東はそのままトップの位置に。前線からしっかりボールを追い、スペースのケアも任せるイメージか。

東京は大宮の反撃をしのぎ、アディショナル・タイムには米本に代えて山田を投入。山田が3バックに入りチャンがアンカーに、アンカーの眷襪インサイド・ハーフにスライドして試合をクローズ、結局東京が2-1で6月4日の清水戦以来のリーグ戦勝利を挙げた。

改めてスタッツを見れば、シュート数4-7、ポゼッション43-57と、よくこれで勝てたなという数字だが、現地での印象では、東京が試合の流れをコントロール、追いつかれはしたものの主導権は手放さずに勝ちきったナイス・ゲームだった。それにしてもシュート4本とは…。

内容的には3-1-4-2に引き続きトライ。シュート数は少なかったとはいえ、敵陣に迫力を持って攻めこむイメージはかなり共有できるようになった。得点はセット・プレーからのラッキー・ゴールと大久保の個人技によるものではあるが、ボールをワイドに展開し、中と外を使い分ける攻撃の形は見えてきた。結果を出すことで、修正しつつトライアルが継続できるのは大きい。

この試合ではチャンのしっかりした守備が光った。4年ぶりの復帰ということになるが、しっかりラインをコントロールしながら、高い危機察知能力から強い対人や思いきりのいい飛び出しでのパスカット、ボール奪取、特に後半開始早々のシュート・ブロックにはシビれた。森重が長期離脱を余儀なくされている状況で、頼りになる選手が帰ってきた。

攻撃面では再三形を作りながらシュート4本に終わったことをまずしっかり反省しなければならない。チャンスを決めきる意識を高く持つことが必要だ。決めなければどんなチャンスも得点にはならない。まだ手ごたえと結果が完全にリンクしていない状態だが、結果をひとつ出すことで、欠けていたピースが埋まり、全体が噛み合って動き出すきっかけになり得る。重要な勝利だった。

これで東京は21節を終え勝ち点30(1試合あたり1.43)となり、順位は10位に上がった。3位横浜との勝ち点差は10、首位鹿島との差は16。東京が残り13試合を全勝して到達する勝ち点は69であり、これはここ10年の首位クラブの勝ち点平均をわずかに上回るギリギリのライン。もう落とせる試合はおろか、引き分けられる試合すらない状態である。とにかく目の前の試合に勝つことに全力を投入し、最後に何が起こるか見てみるしかない。

次の試合は日曜日にホームで神戸と戦う。8月はリーグ戦5試合のうち、ホームが1試合、アウェイが4試合というムチャな日程で、幸いアウェイが全部首都圏なのでいいようなものの、観客の入りも期待できる夏休みに1試合しか主催させてもらえないのも納得しにく。逆に9月はリーグ戦4試合のうち3試合がホーム。まさか日程くんにはホームとアウェイを原則交互に組むという条件は入っていないのか?!

評点(評点はドイツ式):
林(3) 失点はノー・チャンス。それ以外は安定して手堅くゴールを守った。
吉本(3.5) チャンとのコンビネーションも悪くない。強さを発揮した。
チャン(2.5) 出戻りとはいえ初戦とは思えない出来。彼の加入は大きい。
丸山(3.5) 身体を張って泥臭く敵の攻撃をつぶした。最近の中ではいい出来。
眷(3) 持ち過ぎてのボール・ロストもあったが広い視野からの展開は無二。
室屋(3) 驚異的な運動量でサイドをアップ・ダウン、特徴を出しきった。
橋本(3.5) 広い範囲をカバーしながらチャンスにはきちんと顔を出した。
米本(3) 受けたボールの出しどころに成長の跡を見た。ハマってきている。
太田(3.5) 諦めずボールに追いついてのクロスで決勝点を引き寄せた。
前田(3.5) ゴールはラッキーもあるがそこにいたことが重要。嬉しいゴール。
中島(3.5) 彼の単騎突破は不首尾に終わっても確実に敵をイヤがらせてる。
===
大久保(2.5) 途中起用でも結果を出すのはさすが。シュートは経験の賜物。
東(-) 時間短し。
山田(-) 時間短し。

バクスタ中央、オレンジ色に囲まれてのステルス応援だったがそれもまた面白かった。



Comments(0)FC東京 | J1リーグ戦



2017年08月06日 01:20      [posted by der_ball_ist_rund]

【Jリーグ第20節】川崎 1-1 FC東京

■2017年8月5日(土) 19:00キックオフ
■等々力陸上競技場

気温はそれほど高くないが湿度が高く蒸し暑い土曜日。東横線に乗って新丸子から等々力に向かった。

東京は中断明け3試合目の公式戦。リーグ戦ではここ5試合勝利がなく、シーズン後半になってから2戦2分。順位も11位まで下がってしまった。今週、今季限りでの現役引退を発表した石川と共にタイトルを目指すためにはもう勝ち点は1つたりとも落とすことができない。厳しい相手だが勝ち点3を持ち帰りたい。

3バックには山田に代えて吉本が先発、また左SHには太田が先発し小川はベンチに。大久保が負傷後初めてベンチ入りした。


徳永 吉本 丸山

室屋 橋本 米本 太田
ウタカ 中島

試合は序盤から川崎のペース。ボールを支配され、自陣に押しこまれる時間が長い。川崎の攻撃を受けつつ奪ったボールを素早い切り替えから前線に展開しようとするが、守勢に回っているため両翼の室屋、太田が最終ラインに吸収されて5バックになってしまい、起点が低くなって効果的に攻撃を構築するのが難しい。

19分、右サイドからエリア内に切れこんだウタカが個人技で敵DFをかわし角度のないところからシュートを放つが敵GKがセーブ。これが東京のファースト・シュート。

28分にも室屋のクロスにウタカが合わせるが枠外に。東京は数少ないカウンター・チャンスを何とかモノにしようとするが決めきれない。時間の経過と共にボールを持てる時間が増えては来るものの、決定機を作ることができない。

一方の川崎もシュートが枠に入らず、また東京の守備が最後のところでしっかり身体を張っていることもあってゴールは許さない。劣勢であったが我慢強く戦い、スコアレスで前半を折り返した。

守備の時には3バックに両翼が落ちて5バックになるが、そのときの太田の位置が微妙である上、ライン・コントロールも微妙なところがあり、パス1本できれいに裏を取られるシーンも。何とか無失点で前半を終えただけに、後半も我慢強く戦ってワンチャンを待ちたい。

後半に入ると東京が前がかりに攻撃を仕掛ける。47分、左サイドで眷襪らのサイド・チェンジを受けた太田が対面の敵をかわして右足でシュート。きれいに枠に飛んだが敵GKの正面。

49分、再び大きなサイド・チェンジをタッチ・ラインぎりぎりで止めた太田が、先ほどのシュートと同様に右へ持ち出して右足でクロスを放りこむ。ニアの中島が頭で合わせ、これがGKの逆を突いてゴール。東京が後半開始早々に1-0と先制する。太田の右足、中島の頭と、珍しいものを見た感。

その後も川崎がボールを支配する流れは変わらないものの、東京は要所を締め、泥臭い守備で川崎の攻撃をしのぎ続ける。奪ったボールから何度かカウンターを仕掛けるが最後に失速するケースが多く得点には結びつかない。リスク管理を優先しているように見える。次第に足が止まり始めるが、高いラインとコンパクトな中盤は維持、ボールを動かされても何とか対応できている。

76分、中島に代えて大久保を投入。80分、米本が奪ったボールを大久保に預けると、大久保はそのままドリブルで持ち上がりシュート。これは敵GKにセーブされる。

84分、ウタカに代えて永井を投入。追加点を意識しつつも守備への目配りもした交代か。しかし89分、敵CKから中央でヘディング・シュートを許し失点。土壇場で1-1と同点に追いつかれる。

その後はオープンな展開に。92分、米本に代えて東を投入。93分、ロング・ボールを追って左サイドを駆け上がった永井がマイナスのクロスを入れると、ファーを駆け上がった大久保がダイレクトでヘディングするがシュートはバーの上に。枠に行って欲しかった。

さらに95分、同様に裏に走った永井が自らシュートを放つがこれも枠を捉えられない。最後まで勝ち点3を狙いに行ったが力及ばず、1-1の引き分けとなった。

シュート数9-23、CK5-7、ポゼッション32-68と圧倒的に川崎にボールを支配されながら、我慢強く5バックで川崎の攻撃をしのぎ続け、ワンチャンで先制、その後も粘り強く身体を張った。失点後も最後まで勝ち越しを狙い、何とか勝ち点3を狙ったが2度のチャンスに決めきれず、前節に続き勝ち点2を逃した試合となった。

この試合では押しこまれて両翼が最終ラインに吸収される時間が長かったが、米本、橋本の両インサイド・ハーフの積極的なボールへのアプローチと思いきった攻撃参加がアクセントとなり、中島、ウタカの個人技もあってチーム全体では対応力を示した。新システムの可能性を広げられた試合だったと思う。

太田は前半ポジショニングが曖昧で、中島、米本との関係もはっきりしなかったが、後半は思いきった攻め上がりでチャンスを作った。特に後半開始から立て続けに右足でシュート、クロスといいボールを放りこんだのは、左足を切られても戦えるという意地を見た思い。

上位の川崎と臆することなく最後までがっぷり組み合って、セット・プレーでの1失点のみに抑え、追いつかれたとはいえアウェイで勝ち点1を獲得したことは、本来なら高く評価されて然るべきだと思う。劣勢ながらゲームのコントロールを手放さず、全体として高いテンションで戦いきったナイス・ゲームではあった。

しかし、状況を考えればこの試合で取りこぼした勝ち点2は痛い。ここ10年の首位クラブの年間勝ち点は68.3。東京が残り試合を全勝して到達できる勝ち点は69で、タイトルを考えるならもう落とせる勝ち点はひとつもないということだ。

これを考えれば今日の試合は勝てなかったことがすべて。シーズンのこの時期にはもはや「内容はよくなってきた」「上位相手にアウェイで勝ち点1を取れた」などと「いいとこ探し」している場合ではなく、タイトル、ACLという今季の目標から考えればとにかくまず「この試合の結果」が出ないことには何も始まらない。それ以外のすべてはその次に言うべきこと。

タイトル、ACLを目指して一つの勝ち点ももう落とせない厳しい戦いを続けるか、目標を「残留」とか「順位表の上半分」とかに切り替えて(もちろん目標を落とすことの責任問題は生じる)そのためにじっくり腰を据えて取り組むか。選択肢はこの二つしかないが、僕は、石川の最後のシーズンに、タイトルを簡単に諦めたくないし、そのためにはなりふり構わず結果を求めるしかない。実際にもクラブから目標を下方修正するというステートメントはない。

それはひとまず置いても、リーグ戦ここ6試合勝ちなし、直近10試合で1勝4敗5分は許容され得ない数字。クラブはきちんとしたビジョンを示すべきだと思う。

評点(評点はドイツ式):
林(4) 失点シーンでは飛び出した以上ボールに触らなければならなかった。
徳永(4) 3バックになって再び存在感。粘り強い守備で流れからの失点を阻止。
吉本(3.5) 真ん中にいることで守備が締まる。会社でも部下にしたいタイプ。
丸山(4) 序盤に危なっかしい対応あったが、あとは何とか水準に達していた。
眷(3) このシステムは眷襪いてこそ。攻守で流れをコントロールした。
室屋(3.5) 攻守に身体を張ったがクロスが大雑把に流れてしまったのが残念。
橋本(4) 中盤でしっかりボールを追い、攻守の切り換えもよかった。
米本(3.5) カバー範囲広いが果敢に走り続け、前に当てる意識もよかった。
太田(4) 右足でのシュート、クロスに意地を見た。東京には必要な選手だ。
中島(4) 今日は球離れも意識していたか。ヘディングでの得点はナイス。
ウタカ(3.5) 個人技でチャンスを作ったが敵の厳しいマークには苦しんだ。
===
大久保(-) 時間短し。空気を変える力はある。シュート決めたかった。
永井(-) 時間短し。ロング・ボール一発でも形にはなる。後は精度。
東(-) 時間短し。

等々力で蚊に食われた。




Comments(0)FC東京 | J1リーグ戦



2017年07月31日 01:00      [posted by der_ball_ist_rund]

【Jリーグ第19節】FC東京×新潟

■2017年7月30日(日) 19:00キックオフ
■味の素スタジアム

所用で出かけており、調布駅前にクルマを止めて京王線に乗り、味スタにたどり着いたのはちょうど7時。選手入場も終わっていた。カツカツだった。気温はそこまで高くないが、午前中雨だったこともあって蒸し暑い。

中断明けのリーグ戦、ACLを狙う東京はもう勝つしかない状況。水曜日のルヴァンカップ広島戦で見せた前に向かう戦い方をリーグ戦でも見たい。

布陣はルヴァンカップと同じ3-1-4-2。リーグ戦では吉本、太田、東、永井らを起用してくると思ったが、左のウィング・バックには小川をそのまま起用。山田も3バックの左としてリーグ戦初出場。ルヴァンカップとは、インサイド・ハーフのユ・インスに代えて米本を、トップの前田に代えてウタカを起用したのみにとどまった。ルヴァンカップでの手ごたえをより確実なものにしたいということだろう。


徳永 丸山 山田

室屋 橋本 米本 小川
ウタカ 中島

試合は序盤から東京が積極的に前に出る展開。ボールを動かしながら敵陣中心に試合を進め、縦にボールを出し入れしつつチャンスを窺うが、新潟の守備も集中しており、一対一の競り合いやセカンド・ボールへのアプローチでは後れを取りがち。シュートまで持ちこめず、素早いトランジションからのカウンターには注意が必要だ。

12分、左サイドからのFKに中央でヘディング・シュートを許し失点。セット・プレーで0-1と先制されてしまう。

一方東京は14分、右に流れてボールを持った中島が中央に切れこみ、左に流れながら左足でシュート。しかしこれは右ポストに嫌われる。

15分、中島のCKが敵DFにクリアされたところを拾った米本がシュート。これが敵DFに当たって裏にこぼれ、ウタカがこれを拾ってシュートをネットに突き刺したがオフサイドの判定。しかしリプレイでは米本のシュートの瞬間にはウタカはオンサイドであり明らかな誤審。残念だ。

東京はその後も中島、ウタカを中心に攻撃を仕掛けるが、最後のところで息が合わずなかなか得点機を作れない。縦に入れる意識は共有されており、パス・スピードも意識されているようだが、新潟の守備の出足がよく、思うようにボールをつなげないシーンも多い。

35分、橋本からパスを受けて左前線に抜け出したウタカが敵GKとの一対一からシュートを放つがGKに当ててしまう。38分には室屋からのパスを受けた中島がループ・シュートを狙うが敵GKに対応される。

結局東京が押しこみながらもセット・プレーでの失点で0-1のまま前半を折り返した。はっきりした意図でボールを前に運び、シュートの意識もあるが、新潟の守備も固く決めきれなかった。どの選手にもそれぞれいいところと拙いところがあり、試行錯誤の感の強い試合展開。

後半に入っても試合の流れは変わらず、東京がボールを支配する。49分、小川のクロスがファーに入りこんだ室屋に亘り、室屋は左足でシュートを放ったがボールはバーに当たり下に跳ねる。リプレイでも何とも言えない感じだがおそらくはゴール・ラインを完全には割っていなかったと思う。

56分にはウタカが裏に落としたボールを追った中島がGKと一対一になりシュートを放つがこれも敵GKに当ててしまう。これも絶好機だったが…。

66分、左サイドの高い位置でボールを受けた米本が内側のウタカにパスすると、これを受けたウタカは中央に切れこんでシュート。ボールは敵DFに当たって軌道が変わりそのままGKの逆を突いてゴールへ。東京が1-1と同点に追いつく。

前田とウタカの交代が準備され、前田はハーフウェイ・ライン際で第四審と共にプレーが切れるのを待っていたが、この得点で交代は見合わせに。

75分、米本に代えてユ・インスを投入。ユ・インスはそのままインサイド・ハーフの位置に入る。

さらに79分にはウタカに代えて前田と、84分には中島に代えて永井を投入し、逆転を狙いに行く。

アディショナル・タイムには永井がドリブルでゴールライン際までボールを持ちこみ短いクロスを上げると、ファーに走りこんだ室屋が頭でたたきつけるが、敵DFにクリアされる。最後まで逆転を狙って走り続けたがあと1点が遠く、1-1の引き分けとなった。

シュート数13-7、CK9-3、ポゼッション63-37と東京が主導権を握った試合だったが、前半に許したセット・プレーからの失点が重く、追いつくのがやっと。得点機も作ったが決めきれず、ウタカの個人技による1点にとどまった。

内容を見れば、眷襪鬟ーマンとしつつ左右にボールを展開、中央も使いながらフィニッシュまで持ちこむ意識は格段に向上しているように見えるし、失点もセット・プレーからゾーンの隙間を突かれた形で後ろを崩された訳ではなく、皮肉だが大久保も森重もいない中でオートマティズムができつつあるように感じた。

もちろんまだまだ改善しなければならない点は多く、例えば米本は得意のボールを刈り取るプレーが出せず(これはフィッカデンティ時代もそうだった)、この布陣では生かしどころがなかなかない感じ。攻撃では成長を見せているが、裏に走ったりスルー・パスを通したりすることを期待するなら東を使うべきだ。

また、中島も微妙。彼の機動性やムリ目でもゴールに向かって突破を試みる動きは、確実にチームを牽引し敵にも嫌がられているが、時としてプレー選択がフィーリング任せになって雑になることがあり、自らチャンスをつぶしてしまうことも少なくない。トップで使うなら永井を先発させ、中島は敵の足が止まった時間帯に投入した方が効果的ではないか。

もし我々がもっと長いスパンでチーム作りを進めている状況であれば、今日は、「先制はされたものの何とか追いつき最低限の勝ち点1を確保したこと、攻撃の連係に試行錯誤とはいえ意図が見え始めていることは積極的に考えていい」という試合だったと思う。

しかし、残念ながらそうではない。我々はシーズン初めにACL圏内という明確な目標を掲げ、そのために「大型補強」を敢行、今季の結果を狙って戦っている。後述の通り、この目標を達成することは現実的にはかなり厳しくなってしまったが、クラブから目標の修正が発表されない以上、我々は今もこの目標に向かって走り続けている訳である。

であれば、我々にはもう引き分けすらほとんど許されない、毎試合勝ち点3を積み上げなければ間に合わない、瀬戸際にいるはずなのだ。「惜しかった」「内容はよかった」「次に期待」「切り替えて行こう」などと言っていられるような余裕のある状況ではまったくない。今すぐ結果が必要なのだ。

その目線でみれば、今日の引き分けは決定的に痛い。星勘定的に言えば、ここ10年の3位クラブの平均勝ち点(61.4)を上回るためには、残り15試合を最低でも11勝3分1敗で戦う必要があり、あと3敗すると残り12試合全勝してもこのラインに届かない。シーズン後半が始まって2戦2分。もう暖かく見守る段階は過ぎたと言うべきだ。

クラブは、シーズン初めに公言した目標が、このように達成困難になったことについて、どのように考えているのか。そしてシーズン後半をどう戦うつもりなのか。目標を修正するのか、あるいは残り試合で何とかこの目標を達成する何らかのビジョンがあるのか。

「ACL圏内」というのは、「だったらいいな〜」という程度の淡い期待だったのか。僕はそうは考えていない。それはサポーターやスポンサーなどのステークホルダーに対する明確なコミットメントだったはずだ。それを何の説明もなく反故にするのはステークホルダーに対する侮辱でありマネジメントとしての責任の放棄である。

本来ならシーズンの半分が終わったところで説明があって然るべきだが、そのタイミングも逃し、なし崩し的にシーズン後半に突入して2試合で勝ち点2では壊滅的。残り15試合をどうやって全勝するのかの明確なプランを示すか、目標を切り下げて、期初の目標を達成できなくなったことの責任を取るかどちらかだ。

やると言ったことの実現が困難になっていることについて、どう対応するのか、責任を持って説明して欲しい。もう一刻の猶予もない。

評点(評点はドイツ式):
林(3) 今日もヤバいヤツいくつか止めてくれた。失点はやむなしか。
徳永(4) 対面の敵FWとのマッチアップはかなりカツカツだったが何とか。
丸山(4) ちょっと危なっかしいのもあったがまあまあラインを統率した。
山田(4) 自分の持ち味で勝負しようとする意図がはっきりしていてよい。
眷(3) リスク取るとこと押さえるとこのメリハリがいい。攻守の要だ。
室屋(3.5) 攻撃で特徴出せてる分、守備でも頑張れてる感じする。
橋本(4) 攻守に汗をかいた。ここが適職かはもうちょっと見てみたい。
米本(4) 彼の最もいい部分と違うところで勝負させられてる感じ。
小川(3.5) 太田をさしおいてのリーグ戦先発の意味を心得た動きだった。
ウタカ(2.5) ゴールは嬉しかったが、それ以外の貢献がむしろ大きかった。
中島(3.5) 彼に引っ張ってもらっている部分も確かにあるものの…。
===
ユ・インス(-) 時間短し。動きは悪くない。
前田(-) 時間短し。
永井(-) 時間短し。

もう残り全部勝つしかない。



Comments(0)FC東京 | J1リーグ戦



!!注意!! このブログは…
このブログはウェブ・サイト「Silverboy Club」内のコンテンツになっています。外部リンクから直接このブログに飛んできた場合、サイトのメニュー・バーが現れず、サイト内の他のコンテンツにリンクできません。その場合、このリンクでメニュー・バーを表示し、是非サイトの他のコンテンツもお楽しみください。
 
月別アーカイブ
最近のコメント




Copyright Reserved
2005-2006 Silverboy & Co.
e-Mail address : silverboy@silverboy.com