フットボール・クレイジー
football crazy
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2017年03月20日 20:57      [posted by der_ball_ist_rund]

【ブンデスリーガ第25節】グラードバッハ×バイエルン

■2017年3月19日(日) 18:30キックオフ
■Borussia-Park

日本時間では月曜日未明2時半キックオフという厳しい時間帯だったが、幸い今日が春分の日で祝日だったので7時ごろ起き出してDAZNの見逃し配信を見た。もちろん結果情報は遮断。

グラードバッハはEL敗退が決まったばかり。リーグ戦でも前節HSVに敗れており連敗は何としても避けたいところ。ケガ人が多く連戦で疲労もあるが見せ場の対戦でもあり何とか勝ち点を積み上げたい。

しかしダフード、ジョンソン、クラマーがケガで離脱。シュティンドルも欠場で苦しい人繰りを強いられる。ヤンチュケをボランチに回し右SBにはエルヴェディが先発。両翼にヘアマン、ホフマンを置き、ラファエルとハーンの2トップ。救いはアザールがベンチに戻ってきたこと。

ゾマー
エルヴェディ クリステンセン フェスタガード ヴェント
ヘアマン ヤンチュケ シュトロブル ホフマン
ラファエル ハーン

予想されたことながら試合はバイエルンが圧倒的にボールを支配、グラードバッハ陣内で優勢に試合を進める。グラードバッハは自陣深くに守備ブロックを構築、中央を厚くして最後にハネ返す固い守備で対抗する。

グラードバッハの攻撃は必然的にカウンター主体に。奪ったボールを何度か前線に展開するが最後のところで精度を欠いてなかなかフィニッシュにまで持ちこめない。バイエルンが勝手にシュートを外してくれるのもあって何とかしのいでいるが苦しい時間帯が続く。

43分には左サイドから切れこんだ敵に放たれたシュートがポストに当たり、こぼれ球に詰められるピンチがあったがゾマーがセーブ、何とかしのいでスコアレスで前半を終えた。

後半に入るとグラードバッハがやや球際で厳しく行くようになる。前半はバランスを重視してブロックを崩さないようにマークを受け渡していた印象だったが、ボールホルダーに対するプレスを強めたようだ。

カウンターの頻度も上がるが敵もDFを残していることが多く、こちらも精度を欠いて最後まで決めきれない。すると63分、浮き球のパスを裏に放りこまれ、これを受けた敵MFに決められて0-1と先制を許す。ここまで持ちこたえていたが痛い失点。

このタイミングで64分、ヘアマンに代えてアザールを投入。アザールがトップに入りハーンがSHに落ちたか。すると前線の流動性が加速、セカンド・ボールを拾えるシーンも多くなり、ゴールへの意欲が窺われる展開に。73分にはヤンチュケに代えてドルミッチを投入。この時点ではアザールをSHに下げ、ホフマンをボランチにしたように見えた。

終盤はグラードバッハがリスクを取って前に出たがシュートは決めきれず。81分、ハーンに代えてベネスを投入。ベネスはブンデスリーガ初出場でボランチに入る。ホフマンが再びSHに出たはず。

グラードバッハは最後までゴールを狙い続けたが決めきれず、結局0-1と惜敗を喫した。

人繰りの厳しい中、ベストは尽くしたが力及ばずという試合。ポゼッション31-69と、前半を中心に圧倒的に押しこまれたが、しっかり我慢して最後に真ん中で押し返す固い守備で対抗、90分通して最小の得点しか与えなかった。シュート数は14-18と見劣りしていない。

シュバート監督の時のようなハイ・プレスに行かず、自陣でしっかりブロックを構築するオーソドックスな対応はしんどいが見ごたえあり、またそこからのカウンター・チャンスは作れていてゲーム・プランは悪くなかった。

ただ、守り勝つためには一度の綻びも許されない一方、敵は何度でも仕掛けて一度でも決まれば結果は出る訳で、18分の1を決められた以上は受け入れなければならない敗戦だろう。しかし後ろを固めつつも最後までゴールを狙いに行き、首位相手に善戦したことは評価されるべきだし、見ていて勇気づけられるナイス・ゲームだった。

グラードバッハは25試合を消化して勝ち点32の10位。1試合あたりの勝ち点は1.28まで低下しておりEL圏内の6位との勝ち点差は5と開いてしまった。

しかし来週はインターナショナル・マッチ・デイでブンデスリーガは1週休み。ELもなくなりリーグ戦に集中できる環境だ。この2週間の時間を使い、ケガ人の治療・回復と、チーム戦略の再確認、残り試合を戦うためのオートマティズムの再構築をしっかりやっておきたい。

残り9試合、ELはまだ手の届くところにある。

ディーター・ヘキング監督談話:
「私は私のチームを大いに称賛したい。6週間に亘るイングリッシュ・ウィークの後で、彼らはまたしても大きな仕事をしてくれた。もちろん、それだけに結果は残念なものだ。最後に0-1で負けたということは、投じた費用は結局何ももたらさなかったということ。常に動き続けスライドし続ければスペースができるのは当然だし、バイエルンはそのスペースを生かすだけの質のあるクラブだ。しかし、モラルとスピリットは今日も素晴らしかった。シーズンの終盤にかけてスパートできることには自信を持っている。チームはここ数週間で、彼らがフットボールとしてどんな位置にいるかを示してくれた。我々はそれを代表試合のための中断の後で再び呼び起さなければならない」

中二日だったことを考えても上出来というべき試合。ここでちょっと仕切り直そう。



Comments(0)TrackBack(0)Borussia M'Gladbach | ブンデスリーガ



2017年03月19日 21:13      [posted by der_ball_ist_rund]

【ELラウンド16】グラードバッハ×シャルケ

■2017年3月16日(木) 21:05キックオフ
■Borussia-Park

まあもうELの日程とかこれしかないんだろうとは思うけど平日の未明とか。5時に起きようかと思ったけど眠気に負けてまたしても出勤の身支度しながら後半だけリアルタイムで見た。

ファースト・レグをアウェイで1-1と引き分け、最悪スコアレス・ドローでも準々決勝への勝ち抜けは決まるが、こういう試合の戦い方が難しくなるのはいつものこと。きっちり試合に勝つことを考えて戦うべきだろう。

ラファエルが戦列に復帰、ドルミッチとの2トップになり、ダフードはボランチに。また右SBにはヤンチュケが復帰した。

ゾマー
ヤンチュケ クリステンセン フェスタガード ヴェント
ヘアマン ダフード クラマー ジョンソン
ラファエル ドルミッチ

序盤はどちらもリスクを嫌った慎重な立ち上がりに。先制点が効く試合だけにまずは手堅く試合に入るのは理解できる。16分、ジョンソンがケガでホフマンに交代。アクシデントで予定外のカードを切らされる。

直後の18分、ラファエルが左サイドを裏に抜けクロスを入れると、ドルミッチで頭で合わせたが惜しいところで枠を逃した。その後は互いに攻撃を仕掛ける。22分にはラファエルがエリア外でのキープからミドル・シュートを放つがこれも枠を捉えきれず。

26分、ヴェントのFKにドルミッチが当てたボールがクリステンセンの足許に。クリステンセンの右足のシュートは敵DFに当たり軌道が変わってGKの逆を突く形になりゴール。いい時間帯に1-0と先制する。アウェイ・ゴールと合わせてグラードバッハがグッと優位になる。

その後の時間帯は前に出るしかなくなったシャルケの反撃を受けるが、ゾマーの好セーブもあり何とかしのぐ。前半アディショナル・タイム、前がかりになったシャルケの裏を突いてカウンターを仕掛ける。ラファエルからのパスを受けたダフードが20m以上あるミドルを決めて2-0とリードを広げ前半を終えた。

この辺でもそもそと起きだして後半からスカパー観戦。ヘキング監督は後半からクラマーに代えてシュトロブルを起用。守備を重視したかコンディションの問題か。

54分、正面25メートルあたりからの敵のシュートがゴールの手前で大きくイレギュラー・バウンドし、飛び込んだゾマーの上を抜けてゴール。不運な失点で2-1と1点差に。何とも不運としか言いようがない。

その後は勢いに乗って攻めるシャルケをグラードバッハがしのぐ展開に。67分、エリア内でシュトロブルが敵のクロスをクリアしようとしたが、これがダフードに当たり、ハンドの判定となってPKを与えてしまう。これを決められて2-2の同点に。

ダフードの手は体側から大きく離れてはおらず、また味方からのアクシデンタルなボールでパスやシュートを止めに行った訳でもない。至近距離で避け難く、普通は意図的なハンドリングではないと判断するシーンだったと思うが疑問の残る判定だった。

これで2試合合計のスコアは3-3となったが、アウェイ・ゴールでシャルケが上回るため、この時点で勝ち抜けはシャルケに。グラードバッハは勝ち越し点が必要になった。

やむなく前に出るものの攻撃は思うように機能せず、83分にはドルミッチを下げてハーンを投入したもののチャンスも作れずに、結局2-2の引き分けとなり、グラードバッハのELチャレンジはここで終わった。

前半まではプラン通りだったと思うが、後半、不幸なイレギュラー・バウンドによる失点と不可解なPKで追いつかれた。まあ、自分のスタジアムなのでイレギュラー・バウンドには文句は言えないが、しっかり試合を進めていただけにもったいない結果だった。

とはいえ数字を見ればシュート数9-16(枠内2本で2点は逆にスゴい…)、CK5-9、ポゼッション45-55。小気味よくパスをつないで攻め上がるスタイルも機能しきれていない感はあった。

ラファエルが気を吐いていたが、ドルミッチがどうしてもフィットしきれていないのが気になる。シュティンドル、アザールがおらず、最後は焦りも出て流れを取り戻せなかった。落ち着いてやれていれば1点は入りそうにも思えたが…。

これで今季はリーグ戦の残りとDFBポカールに集中することになる。リーグ戦ではまずEL圏内を目指してひとつでも上の順位に行かなければならず、残り10試合に全力を尽くすしかない。

週末はこっちだけ勝手に盛り上がるバイエルンとの対決だが、前節HSVに負け、週央にEL敗退が決まった流れで下を向きたくはない。切り替えができれば絶好のステージで、ヘキング監督の采配、チームの現在を知る意味で重要な試合になる。ここを乗りきれば日程も楽になる。

ディーター・ヘキング監督談話:
「我々は素晴らしいヨーロッパリーグの試合を2試合見たが、その結果我々は今日不運にも敗退することになった。しかし私のチームは今日もできることはやりきっており称賛しかない。我々が敗退することになった経緯にはもちろん失望している。最初に失点についてはヤン(・ゾマー)をまったく責められない。ボールはゴール前でもう一度大きくハネており、非常に不運だった。その後はシャルケが非常にプレスをかけてきた。2点目の失点の前の状況については私の目にははっきりしているが、あれはPKではない。しかしそのことを非難しても仕方がない。判定は腹立たしいものだが、腹を立てても仕方がないということだ。21年ぶりにヨーロッパリーグの準々決勝に進出するという目標を持っていただけに選手たちもすごくがっかりしている」

この鬱憤はバイエルン相手に晴らすしかない。



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2017年03月19日 00:21      [posted by der_ball_ist_rund]

【Jリーグ第4節】FC東京×川崎

■2017年3月18日(土) 19:00キックオフ
■味の素スタジアム

いい天気の土曜日、夕方から家を出て味スタに乗りこんだ。まだまだ冷えこみは厳しく、そこそこの厚着で襟元をしっかり固めた。先週も書いたような気がするが、この季節にムリヤリ夜の試合するのはほんと勘弁して欲しい。今日だって2時とか3時キックオフならもっと気楽に見られたのに。

前節G大阪に0-3と完敗、水曜日のルヴァンカップはメンバーを入れ替えて6-0と大勝、この二つの結果をどう今日の試合で消化するか、篠田監督の手腕が問われる大事な試合。特にリーグ戦でタイトルを目指す以上、連敗は許されず、また上位クラブとのホーム・ゲームでもあり何としても勝ち点3を取らなければならない。

ルヴァンカップで2得点と結果を出した阿部と中島を先発起用、東がベンチ・スタートとなった。河野はケガで欠場、ウタカがリーグ戦初めてベンチ入り。


室屋 森重 丸山 太田
橋本 眷
永井 阿部 中島
大久保

序盤は川崎のペース。2分、川崎のCKからゴール前でヘディング・シュートを放たれる。林の必死のセーブのこぼれ球に再び詰められ頭で押しこまれそうになったが線上でクリア、何とか難を逃れる。これが入っていればいきなりビハインドを背負っていただけに大きなプレーだった。

その後も川崎がボールを持ち、コンビネーションから崩しに来る流れになるが東京の守備も集中しておりゴールは割らせない。東京も奪ったボールを素早く展開、チャンスを作る。中盤で激しい押し合いが続くが、次第に東京がセカンド・ボールを拾えるようになり拮抗した戦いとなる。

27分、左サイドから阿部がエリアに切りこみクロスを送るとファーの大久保が合わせてゴールにようにも見えたがオフサイドの判定。現場で見ただけだが微妙な感じだったと思う。逆に31分には敵FWの独走に東京のDFが3人並走しながら止められずシュートを放たれる。林がファイン・セーブでゴールは阻止したものの危なかった。

結局、どちらも譲らない厳しい戦いで、集中が切れた方がヤられる怖さのある緊張感をはらんだままスコアレスで前半を終える。東京は前節同様必ずしも攻撃が噛み合っている訳ではないが、林のセーブにも助けられ、後ろがしっかり我慢することで試合の形を保っている。地力のあるクラブ相手に失点のないまま後半勝負になる展開は悪くない。

後半になっても息詰まるような中盤でのつばぜり合いが続く。52分、阿部の落としに橋本が強烈なシュートを放つが敵GKがセーブ。60分にもクリアボールを拾った中島が枠にシュートを放つがこれも敵GKがセーブ。

62分、永井に代えてウタカを投入。ウタカはトップに入り阿部が右SHに落ちる。さらに68分、既に警告を一度受け、その後もファウルを繰り返していた橋本に代えて田邉を投入。退場のリスクあっただけにこの交代は重要だった。

ウタカと田邉が入った上、川崎の足が止まり始めて、試合は次第にオープンになり、東京がボールを動かせる時間が増えてくる。75分、大久保のパスを受けて左裏に抜け出した阿部がエリア内から中央に折り返すと、敵DFに当たったボールがさらに敵GKの足に当たり巻きこむようにゴールへ。これが入り東京が敵のオウン・ゴールで1-0と先制。

ビハインドを背負った川崎は前に出るが、東京は巧みにクリティカルなパスの出しどころを抑えて決定機を作らせない。逆に86分、左サイドをカウンター気味に上がった太田が中央にクロスを送ると、走りこんだウタカが強烈なジャンピング・ボレーを突き刺しゴール。2-0と貴重な追加点を挙げる。

アディショナル・タイム、中島に代えて徳永を投入、3バックというか事実上の5バックに。川崎の必死の攻撃に押しこまれるが、最後にクリア・ボールのこぼれ球を大久保が拾ってカウンターを仕掛ける。大久保がエリア手前でウタカにパスすると、ウタカはDFの間を通して大久保にリターン。これを受けて裏抜けした大久保が敵GKをかわして流しこみゴール。3-0と試合を決める。試合はそのまま終了、東京が3-0と川崎に完勝した。

連敗は許されない状況で上位との厳しい試合となったが、ホームらしく堂々と戦い、結果として勝ち点3を得た。内容は前節に比べてそれほどよかった訳ではなく、特に前半は守備に追われ攻撃の連係は見られなかった。それでもしっかり我慢して何とか失点を防ぎ、後半勝負に持ちこめたのが大きかった。

オウン・ゴールでのウノゼロでも勝てればそれでよかったが、前がかりになる敵の裏を突いて加点、敵の戦意をくじきながら無失点で勝ちきったことは高く評価されるべきだろう。追加点がウタカ、大久保など、決めるべき人が決めて取ったことで重かった扉がひとつ開かれた感がある。大久保もちょっと落ち着くだろう。

いくらいい試合をしても結果が出ず形を崩すことも多いが、今季はこれまで形はまだまだでも何とか結果を出してドライブできている。前節、そこの辻褄を合わしきれず問題点を露呈する形で負けたため、今節は難しい戦いとなったが、ルヴァンカップで結果を出した阿部、中島を先発起用、途中交代でもウタカ、田邉を起用してチームを活性化した。

結果ほど力の差があった訳ではなく、先制されていれば逆の結果になっていた可能性も十分あった厳しい試合だったが、ポゼッション46-64、シュート数8-11と数字上劣勢でも浮足立つことなく、最後まで勝利を目標に戦えた。結果としてウタカ、大久保にもゴールが生まれ、結果先行で内容がついてくるいい流れを作ることができた。

特筆すべきはウタカの巧さであり、クロスに飛びこんだ得点も見事だったが、大久保のゴールを導いた優しいワンツー、終盤押し込まれた時間帯のCKやクロスを何気に全部ニアで弾いた守備力など、「ポイントを見極めて最も的確なプレーを選択する戦術眼と技術」がハンパない。

ルヴァンカップでの中島とのコンビネーションや今節の大久保との連係など、味方を生かす、生かされる関係もよく見極めができており、単なるストライカーではない。ラスト・ピースがハマった感あり、前線の競争はますます厳しくなるだろう。

インターナショナル・マッチ・デイになるのでリーグ戦は1週休みとなるが、この期間を前線の連係強化に生かしたい。前節完敗のあと、ホームとはいえ難しい相手にきちんと結果を出したことで、最初のチェック・ポイントは通過したものの、シーズンはまだまだ先が長い。しっかり勝ち点を積み上げて行きたい。

ここまで4試合を消化して3勝1敗、勝ち点9(1試合あたり2.25)で暫定2位、首位神戸との勝ち点差は9となっている。順位はまだ気にする必要はないが、1試合あたりの勝ち点と首位との勝ち点差は注意深く見て行かなければならない。

評点(評点はドイツ式):
林(2.5) ファイン・セーブと安定したハイボール処理で勝利を呼びこんだ。
室屋(3.5) 敵の最後攻撃にしっかりフタをしたが攻撃はややノッキング気味。
森重(3) 厳しい試合だったが完封は大きい。主将として成長していると思う。
丸山(3.5) 前節のミスを挽回するべく積極的に守備。自陣でははっきり行こう。
太田(3) 前にスペースできて上がりやすくなった。2点目のクロスは完璧。
眷(3) 既に東京の核。何気に守備で貢献。パスミスいくつかあった。
橋本(3.5) 思いきりのいい動きでチャンスにも絡んだが警告受けて交代。
永井(4) スピード生かせるシーン少なかった。もっと潜在能力あるはず。
阿部(3.5) プレスや仕掛けなどまさに敵の嫌がる動きができていた。
中島(4) 仕掛けはいいが守備で不安定要因に。今は仕掛け優先でいいが…。
大久保(3.5) なかなか味方と息が合わない。得点はウタカに礼を言いたい。
===
ウタカ(2.5) 大久保にワンツーを落とした優しさに全米が涙するレベル。
田邉(3) 中盤で時間作れるしいて欲しいところにいてくれる。先発で使って。
徳永(-) 時間短し。

大久保に気持ちよく仕事してもらうことの重要性と、そのためにとにかくまず1点取ってもらうことの必要性をよく理解していたウタカに本当に感謝したい。



Comments(3)TrackBack(0)FC東京 | J1リーグ戦



2017年03月16日 00:06      [posted by der_ball_ist_rund]

【ルヴァンカップ第1節】FC東京×仙台

■2017年3月15日(水) 19:00キックオフ
■味の素スタジアム

何とか仕事を片づけて味スタに駆けつけた。しつこいようだが平日夜の試合はあと30分キックオフを繰り下げて欲しい。マジ厳しい。3月とはいえまだまだ冷えこみは厳しい。スーツの下にカーディガン、ふだんのジャンパの代わりにダウン・ジャケットを着こんで来た。マグには熱いコーヒーも用意した。

週末のリーグ戦ではガンバ大阪にアウェイで0-3と完敗しており、何とか態勢を立て直して悪いイメージを引きずりたくない。きちんと切り替えて修正して行けるか、カップ戦とはいえ対応力が問われる大事な試合になる。

大阪戦からは大きくメンバーを入れ替え。U21の選手を最低一人は先発させなければならないという規則のため小川を今季公式戦初めて先発させた他、ほぼすべてのポジションで選手を入れ替え、大阪戦の先発メンバーで今日も先発したのは林、森重、眷襪3人だけ。

その他、ウタカが登録後初めて公式戦でベンチ入り。一方で大久保、太田、東らはベンチ外に。仙台も若手中心のメンバーに入れ替えて来たようだ。


徳永 吉本 森重 小川
眷襦‥廷
バーンズ 阿部 中島
前田

試合は序盤から東京がほぼ一方的に押しこむ展開。前線からのプレスでボールを奪うと素早い切り替えから効率よく前線にボールを運び、ほぼ敵陣で試合を進める。遅攻でも最終ラインでのパス回しから縦に当てるのをトリガーに動き出すことができている。

しかし仙台の守備もあって、チャンスの数の割りにはゴールにつながらず、攻めても得点できない悪いパターンが頭をよぎる。試合が動いたのは27分、眷襪ら浮き球のパスを右サイドで受けた徳永が戻しのラスト・パス。これを阿部が丁寧に流しこみゴール。東京が1-0と先制する。徳永のクロスが光った。

その後も東京は中島、阿部、バーンズが流動的にポジションを交換しながら攻め上がり、何度か仙台ゴールに迫る。前半アディショナル・タイムには中島のシュートが敵GKの手を弾いてゴールへ転がるシーンもあったが押さえられ、結局1-0のままで前半を終えた。

後半の出足は仙台もやや前に重心をかけてきたものの、前線からの積極的な守備でボールを奪うと次第に東京ペースに。51分、眷襪離僖垢魃Ε汽ぅ匹納けたバーンズがワンタッチで中央の中島に。パスを受けた中島が縦に走りタイミングを計ってシュート、これが決まって2-0とリードを広げる。

さらに53分、阿部が中盤で奪ったボールをつなぐとバーンズが右サイドを上がりシュート。これは敵GKにセーブされたが、こぼれ球が敵DFに当たりゴール前に転がる。このボールに阿部が果敢に詰めて押しこみゴール。3-0とさらに追加点を挙げる。この辺りで試合が決まった感はあった。

61分、バーンズに代えてJ1公式戦初出場となる柳を投入。柳と小川を両ワイドに置いた3バックに移行したか。さらに67分には前田に代えてウタカを投入、ウタカも初出場となる。

74分、阿部が敵エリア深くから中央に折り返したボールが敵のハンドを誘いPKを得る。ボールは森重に手渡されたが森重がウタカを指名。ウタカのキックは天井に刺さる強烈なシュートで4-0に。PKとはいえ最初の試合でゴールできたことはこの先を考えても大きい。

79分、眷襪紡紊┐洞極椶鯏蠧。すると83分、右に張った阿部のクロスをファーの小川が頭で落とし、これをウタカがダイレクト・ボレーで強烈なシュート。これは敵GKにセーブされたものの、こぼれ球に橋本が詰めてゴール。5-0とリードを広げる。

さらに88分、自陣からの森重のパスを、右サイドに出ていたウタカがワンタッチで中央の中島にはたく。中島がこれをワンタッチで右前線に出すとウタカが拾ってカウンターに。ウタカはシュートするかとも思われたが中央でフリーの中島に再びパス。中島がこれをワンタッチでシュートするとGKの動きと逆に決まって6-0に。

試合はそのまま終了、東京が6-0の大勝で今季のルヴァンカップ初戦を飾った。

シュート数20-3と圧倒的に試合を支配、攻撃した試合だった。仙台が若手中心のメンバーであったことは割り引かなければならないが、控え中心のメンバーでこれだけの結果を出したことは素直に評価したい。

特にバーンズ、阿部、中島の思いきりのいい動き、前田の前線での献身、そして中盤での田邉の好守のリンクと、リーグ戦で出場機会の少ない選手がしっかりと特徴を出し結果につなげたことは大きな成果だった。

また、交代で出場したウタカは既にフィットしていることを見せつけ、前田、ウタカの動きを見れば大久保のポジションも安泰ではないと思わざるを得ない。ウタカはシュート4本、PK以外はGKに当ててしまったが、むしろ味方を使うスルー・パスのセンスに見るべきものがあった。

小川、柳もフレッシュなプレーで好印象。柳はクロスや、サイドでボールをキープしながら、追い越した選手にパスを出すタイミングと軌道などにセンスを感じた。ただ、終盤、カウンターで独走した時にエリアで減速、出しどころをさがしたのはいただけなかった。既に大量リードでの終盤、初出場でアピールすべき試合であり、そのままシュートしても誰も文句は言わなかっただろう。

ただ、この試合のポジティブな結果をリーグ戦にどうつなげて行くかは悩ましい。この試合を見れば田邉をボランチに起用して眷襪帆箸泙擦襪海函▲Ε織をリーグ戦のベンチに入れること、場合によっては前田を先発させることあたりは現実的。あとは阿部、バーンズもリーグ戦で見たい。

しかし、キャンプからずっとチームを作ってくる中でレギュラーを獲得してきたメンバーには当然それなりの裏づけがある訳で、今日のメンバーがベスメンではない敵とのカップ戦で結果を出したからと言ってすぐに総入れ替えする訳にも行かないの当然だ。チーム内の競争を促しつつ、アピールできた選手は1枚、2枚と試して行くという地味なプロセスになるだろう。

いずれにせよ、リーグ戦での完敗を引きずらず、しっかり流れを引き戻したのは大きい。週末の川崎戦のメンバーも含めて楽しみになった。今日の動き、メンバーを「トップ」に還元し統合すること、層の厚さを生かすこと、篠田監督の力量が問われる。

評点(評点はドイツ式):
林(3.5) 枠に来たFKを腕1本でセーブ。完封で試合を締めたのは重要だった。
徳永(3.5) 先制のアシストなどさすがの働き。リーグ戦先発もあっていい。
吉本(3.5) 得意の全消しを披露するチャンスなし。ヘディング惜しかった。
森重(3.5) こういう試合でヘンな失点をしなかったことは評価されるべき。
小川(3.5) 自信を持ってプレーできた。FK決まってればヒーローだったが。
眷(3) 中盤で試合の流れをコントロール。緩急を使い分けて存在感あり。
田邉(3) 眷襪箸料蠕よかった。時間を作れる選手でありリーグ戦で見たい。
バーンズ(3) ボールを持てばまずゴールに向かう姿勢がずっと効いていた。
阿部(3) 手を抜かない動きでアピール。得点以上に大きな貢献あったと思う。
中島(3) 守備に穴を空ける悪癖は依然としてあるがそれを上回る結果を出した。
前田(3.5) シュート0は寂しいが、献身的にボールを受け攻撃を下支え。
===
柳(3.5) 公式戦初出場だったが堂々としてプレーできており合格点。
ウタカ(3) PKとはいえ初出場初得点。随所に怖さを見せた。十分行ける。
橋本(3.5) しっかり詰めたことでゴールをゲット。OGの悪夢を払拭。

入口でももらったルヴァンを通勤カバンに押しこむのに苦労した。




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2017年03月14日 22:32      [posted by der_ball_ist_rund]

【ブンデスリーガ第24節】HSV×グラードバッハ

■2017年3月12日(日) 17:30キックオフ
■Volksparkstadion (Hamburg)

日曜日のこの時間はキツい。日本時間月曜日未明1時半キックオフとあってリアルタイム観戦は断念、月曜日の朝に結果だけ確認して夜にダイジェスト見た感じ。

リーグ戦では前節シャルケに勝ったものの、週央のELでは同じくシャルケにカツカツの引き分け。連戦でさすがに疲れもたまり、順番にケガ人が出る状態であまり余裕はない。内容はともかくアウェイで勝ち点を積み上げることに集中したい。

ラファエルがインフルエンザ、シュティンドルが腰に問題ありということで欠場。一方でクリステンセンが戦線に復帰。ドルミッチを1トップに、ダフードをトップ下に上げ両翼にヘアマンとホフマン、ボランチにはシュトロブルとクラマーという布陣。右SBにはヤンチュケに代わりエルヴェディが久しぶりに復帰した。

ゾマー
エルヴェディ クリステンセン フェスタガード ヴェント
クラマー シュトロブル
ヘアマン ダフード ホフマン
ドルミッチ

試合はHSVペース。グラードバッハは自陣で受ける展開になる。しかし序盤のピンチをしのぐと、22分、ヴェントの遠目からのFKにクリステンセンが頭で合わせゴール。グラードバッハが早い時間帯に先制し1-0とリードを奪う。

29分、敵にゴールを決められるがオフサイドの判定。直後にダフードのクロスに中央でドルミッチがダイレクトのシュートを放つがこれは敵GKにセーブされる。35分にもHSVのゴールがオフサイドとなり認められない。

しかし36分には左サイドのクロスからファーでヘディング・シュートを放たれ、ポストに当たったボールがゴールに入り失点、1-1と追いつかれる。

グラードバッハは41分にヘアマンのクロスにドルミッチが頭で合わすが枠外。44分にスルー・パスからヘアマンが裏に抜けるがシュートは決めきれず。1-1と同点のまま前半を終えた。

後半に入ってもHSVが優勢に試合を進め、立て続けにチャンスを作るがグラードバッハがしのぐ。57分、ホフマンに代えてジョンソンを投入。HSVはミスが多く、試合は膠着する。

67分、ヘアマンに代えてハーンを、さらに77分にはエルヴェディに代えてヤンチュケを投入する。勝ち点1を守りに行ったか。だが80分、敵のクロスがヤンチュケに当たり敵FWの足許へ。フェスタガードが対応したがフェイントにかわされてゴールを許し、1-2と逆転される。

グラードバッハは大きなチャンスも作れないまま試合終了。先制しながら終盤に逆転を許し、手にしていた勝ち点1を持ち帰ることができなかった。

ポゼッションは53-47と遜色ないがシュート数7-17、CK4-8と攻めきれなかったことが分かる。やはりラファエルとシュティンドルを欠いて推進力とアイデアを欠いたか。決勝点のハネ方とか不幸な部分もあったがゴール前に押しこまれており必然でもあった。

ダフードのトップ下は面白いと思うが、ドルミッチが連動しきれていないのではないか。ひとつゴールが生まれれば一気にハマる可能性もあると思うが、これまでのところチャンスをもらいながら結果を残せていない。ドルミッチが計算できるようになれば前線がグッと分厚くなるのだが…。

こういう試合をしっかり我慢して勝ち点1でも持ち帰れるか、手ぶらで帰るかは後々大きな違いになると思うが、そういう意味では最後に踏ん張りきれなかった試合。疲れもあり、またケガ人もあって必然的にターン・オーバーしているが、その分連係がちぐはぐになっている感もある。

これでグラードバッハは24試合を終えて勝ち点32のまま。1試合あたり1.33で順位は9位をキープしたが下も詰まっており薄氷だ。タラレバになるが勝っていればEL圏内の6位であり1-0を死守したかった。朝結果見てがっかりして試合全編見る気力出ず。

それでも試合は続く。木曜日にELのシャルケ戦セカンド・レグがある。この試合はスコアレス・ドローでも勝ち抜けで準々決勝になる大事なホーム・ゲーム。そして週末にはバイエルンとのホーム・ゲーム。意地を見せたいが…。

ディーター・ヘキング監督談話:
「前半には明白なチャンスが2つあった。2-0か、あるいは3-1でおかしくなかった。後半になるとHSVがよくなり、試合を支配して我々を後ろに押しこんだ。失点についてはうまい答えが見つからない。HSVは今日はたくさんの一対一に勝ち、たくさんのセカンド・ボールを拾った。我々は中盤であまりに多くの軽いミスがあり、そのせいで何度もカウンターを浴びることになった。こんな形でやられるのはあってはならないことだ。最後の集中を欠く試合があることはもちろん分かっている。チームはここ何週間もギリギリで戦っており、今日も何とか勝ち点1を持ち帰ろうと力を注いだ」

ラファエル、シュティンドル、アザール、そしてトラオレ…。



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2017年03月12日 22:26      [posted by der_ball_ist_rund]

【Jリーグ第3節】G大阪×FC東京

■2017年3月11日(土) 19:00キックオフ
■市立吹田サッカースタジアム

首都圏外のアウェイ・ゲームだが里帰りを兼ねて遠征することにした。新大阪から東海道線で千里丘駅まで行き、そこから歩いた。駅からスタジアムまではサクサク歩いて20分。山越えで坂がキツい。1時間以上前にスタジアムに着き、コンビニのサンドイッチを食べながらキックオフを待った。

日中はよく晴れたが気温はあまり上がらずスタジアムは寒い。どうせ夏になれば暑くて全試合夜開催になるんだから、この時期くらいは昼間に試合をさせて欲しい。寒いし帰りはしんどいしこの時期の夜開催はいいことがない。

東京は開幕2連勝中だが内容は決してよくなく、何とかしのいで結果だけは出しているという状態。守備のベースを崩さず、そこに攻撃の形を上積みしたいところだが簡単にやらせてくれる相手でもなく、厳しい試合になることが予想される。2連勝のことは忘れて、厳しく、我慢強く戦いたい。

先発は開幕以来変わらず。この試合ではこれまでの田邉にユ・インスがベンチに入った。試合前には6年前の東日本大震災の犠牲者のための黙祷があった。


室屋 森重 丸山 太田
橋本 眷
河野 東 永井
大久保

前節に続き固い展開に。大阪が高い位置からのプレスを敢行し、東京のCB、ボランチに圧力をかけてパスをつながせない。出しどころが見つけられず攻撃に手詰まり感あってボールを前に運べない時間が長い。

互いにコンパクトな中盤で押し合っていたが、22分、ロングフィードを受けた敵FWが右サイドに走りこんでくる。丸山が並走しエリア外で競ろうとするが外され、ソロで侵入を許す。

角度が厳しいところで林が飛び出したが、敵のシュートは林の脇をかすめてファー・ポストに当たりゴール内に。カウンターからの失点で0-1とビハインドを背負う。丸山の対応が軽かった。

東京は前に意識が行くが大阪の守備も固く、またパスのズレ、連係の甘さが散見されてフィニッシュまでつなぎきれない。35分、早くも河野を下げて中島を投入、永井が右サイドに回る。

しかしその後も東京の攻撃は改善せず、頼みの中島もボールを持てない。降りて来た大久保や眷襦東らがボールを動かそうとするが噛み合わず、得点の匂いがしないまま前半を0-1で終了。パスの出しどころを抑えられて前節同様攻撃の形ができなかった。

後半に入っても流れは変わらず。52分、ゴール前でのクリア・ボールが中途半端になりゴール正面でルーズに。これを詰められポストをヒット、さらにこぼれたボールを押しこまれて失点、0-2とリードを広げられる。

記録上は敵FWの得点になったが、リプレイを見ると敵と競った丸山に当たって入っているように見える。いずれにしても最初のクリアがあまりにプアだった。クリアなのかパスなのか、ゴール前で短い横パス出してルーズにしたのであればむしろその方が問題かも。

後のなくなった東京は前がかりに。57分、中島が左寄りから左足でシュートを放ちきれいに枠を捉えるが敵GKのファイン・セーブに遭う。59分、東に代えて徳永を投入、3バックに。さらに63分には永井に代えて前田を投入。追撃のためにカードを使いきる。やるしかない。

76分、右サイドからエリア内につっかけた室屋が敵DFに倒されPKを得る。大阪は執拗に抗議し時間を使うが判定は変わらず。リプレイで見てもファウルの判定は妥当だったと思う。

79分、このPKを大久保が蹴ったが完全にコースを読まれ敵GKにセーブされる。このこぼれ球を大久保が自ら詰めに行くがこれも敵GKの身体を張ったセーブに阻まれゴールすることができず。この日の勝負を分けたシーンだったと思う。大久保はやや丁寧めにボールを置きに行った感あった。

すると84分、左サイド裏にパスを出され背走しながらこれを追う形に。鋭いクロスを入れられ、懸命に戻った橋本が中央をゴールに向かって走りながらクリアしようとするが橋本が蹴ったボールはそのままゴールに。絶妙のシュートになってしまいオウン・ゴールで0-3と決定的な追加点を許す。

橋本の対応は責められないが、前がかりになった時間帯に長いボール一発で裏をやられた時点で失点は覚悟の形だった。

88分、右サイドの室屋からのクロスにファーの大久保が頭で合わせるがこれも敵GKがセーブ。一度逃げた流れはなかなか取り戻せず、敵GKを乗せてしまった状態に。

89分、中島が再び左足で枠に鋭いシュートを放つがこれも敵GKがファイン・セーブ。最後はオープンになり、6分のアディショナル・タイムもあったが3点差をひっくり返すことはできず、0-3と今季初黒星。昨季の篠田監督就任以来続いていた公式戦得点記録も20試合で途絶えることとなった。

前半、CBとボランチにしっかりとプレスをかけられ出足を止められた上、長いボールを前線で収められる選手もおらず、推進力を奪われた状態で攻撃が完全に停滞した。前節はそれでも永井のスピードを生かして何度かチャンスを作ったが、今節はそれもなく、逆に早い時間に今季初失点を喫して追う展開になったことで試合が難しくなった。

守備が固いと言われていたが、この日の失点はどれも首をかしげたくなるような軽い守備からで、攻撃の連係はまだまだという自覚のあるチームの戦い方とは思えなかった。敵が想定以上に寄せて来たということなのか、ボール・ロスト、パスのズレ、引っかけが散見されてグダグダだった。

攻撃ではビハインドを背負い前に出た終盤こそいくつかチャンスを作れたが敵GKのファイン・セーブに消された。流れとしては0-2からのPKを失敗したのがすべて。長い抗議でリズムを切られたのも効いた。

シュート数12-10、ポゼッション48-52、CK7-3と数字的には悪くないが、実際にはそれ以上にあまり勝てる気のしなかった試合。内容が悪いなら悪いなりに我慢して最低限の結果を手繰り寄せるという、ギリギリやるべきことができず自滅した試合だったと思う。

シーズン34試合を無敗で乗りきることが実際上難しいとすれば、どこかで取りこぼしが出ること自体はやむを得ないが、連敗だけは避けなければならないし、このひとつの敗戦は徹底的に分析し、修正した上で乗り越えなければならない。簡単に切り替えて「次行ってみよう」では同じことがまた起こる。

何とか結果優先で2連勝してきたが、結果を積み上げる中で内容を修正することがやりきれないまま、早くも綻びが出てしまった。ここでメンタルがネガティブになってズルズル行くのか、しっかり踏ん張って一段階上がることができるのか。真価を問われる今季最初のチェック・ポイントだ。ここで折れていてはタイトルは覚束ない。

次節はホームでの川崎戦だが、その前に水曜日のルヴァンカップがありホームに仙台を迎える。4日ですべての問題が解決する訳はもちろんないと思うが、何が問題なのか、それをある程度時間をかけて修正、克服することと、取り敢えず今それを何とかありモノでカバーすることの両方をやらなければならない。篠田監督の力量を見せて欲しい。

太田が全然攻撃で使えておらずもったいない。永井と太田で使いたいスペースがかぶっているのが問題ではないか。永井を右に回し、東を左SHに出して、大久保と前田を2トップにした4-4-2にすれば、太田と東のコンビネーションを使えるし、前田が前線で収めたボールを大久保が拾う形もできる。

ボランチは眷襪氾廷気離灰鵐咾砲靴謄廛譽垢鬚い覆后敵の出しどころをつぶすというアグレッシブな守備ができないかと思う。こんな感じ。いいと思うけどな。


室屋 森重 丸山 太田
永井 眷襦‥廷機‥
大久保 前田

これで3節を終了し勝ち点は6で変わらず(1試合あたり2.0)。この時点での順位(8位)は一喜一憂すべきでないが、この試合で逃した勝ち点3から何を学ぶのか、それがポイントだと思う。

評点(評点はドイツ式):
林(4.5) 失点はいずれもノー・チャンスか。オウン・ゴール実質2本はキツい。
室屋(5) ボールを受けても前が詰まっているケースが多く突破は少なかった。
森重(5) こういう状況でチームを先へと引っ張って行けるか、主将の力が重要。
丸山(5.5) 2失点に関与。特に先制点のシーンでは敵FWに簡単に逃げられた。
太田(5) 見せ場のプレース・キックも不発。縦の連係が深まらないのは問題。
眷(4.5) アイデアは見せたがプレス受けてのボール・ロストも。
橋本(5) オウン・ゴールは責められないが中盤でのリスク管理できず。
河野(5) 固い試合では持ち味が生きない。早い時間の交代はやむなしか。
東(5) 彼がダイレクト・プレーで前にボールを供給できれば違いが出せる。
永井(5) スピードを生かす局面もなく守備に追われて持ち味出せなかった。
大久保(5) PK失敗は痛恨。このチームでの生かされ方を考えているところ。
===
中島(4.5) 果敢にシュートを放ったのは評価。ハイリスク・ハイリターン男。
徳永(4.5) 途中出場だがいい動き。控えはもったいない。悩ましい…。
前田(4.5) 前線でボールを収める力はやはり必要。2トップにできないか。

試合後にはプロジェクション・マッピング的な何かがあったらしいが興味ないのでそそくさとスタジアムを後にした。

帰りはまた名神をくぐって東に向かい、JR千里丘駅から帰った。モノレールが大混雑で駅も入場規制になり大変だと聞いていたが実態はどうなんだろう。千里丘駅には9時20分に着くことができた。



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2017年03月11日 00:07      [posted by der_ball_ist_rund]

【ELラウンド16】シャルケ×グラードバッハ

■2017年3月9日(木) 21:05キックオフ
■Veltins-Arena (Gelsenkirchen)

5時に起きて見ようと思ってたけど前日に飲んで帰り寝たのが1時前だったので諦めた。身支度をしながら後半だけ見た。

何の因果かELの2回戦は同じドイツのシャルケと。シャルケとは週末にリーグ戦を戦ったばかりで、2週間の間に3試合することになる。アウェイ・ゲームでありゴールを奪っておきたいところ。

クリステンセンが背中の違和感を訴えてメンバー落ち、CBにはコロジチャクが公式戦で初めて先発。またクラマーが警告累積で出場停止のためにシュトロブルがボランチで出場。またヘアマンに代えてホフマンが右SHに入った。

ゾマー
ヤンチュケ フェスタガード コロジチャク ヴェント
ホフマン シュトロブル ダフード ジョンソン
シュティンドル ラファエル

立ち上がりはシャルケが主導権を握り積極的に仕掛ける。グラードバッハは自陣でこれを受ける展開になる。

しかし先制点はグラードバッハに。15分、シュティンドルのスルー・パスを受け右前線に抜け出したホフマンがGKの股を抜く冷静なシュートでゴール。グラードバッハが1-0とリードを奪う。

しかし25分、ラファエルが敵陣でボールを奪われるとそこからカウンターを受ける。裏にスルー・パスを通され、ファーにシュートを決められ失点。1-1の同点になってしまう。ラファエルが奪われたシーンではファウルを期待してプレーが一瞬止まってしまったのが悔やまれる。

29分には先制点と同じような形で裏に抜けたホフマンがシュートを放つが敵GKがセーブ、37分にもシュティンドルのシュートがGKに阻まれる。シャルケにも好機を作られるがゾマーの好セーブもあって1-1で前半を終えた。

後半に入っても試合を支配していたのはシャルケ。グラードバッハはほぼ自陣に押しこまれ、奪ったボールも前線に展開できない。65分、ジョンソンに代えてハーンを投入。

その後もほぼ一方的に攻めこまれるがゾマーが八面六臂の活躍で得点は与えない。74分、76分には立て続けにポスト、バーに当たるシュートを打たれるなど厳しいシーンが続くが最後のところの守備は集中している。

79分、ラファエルに代えてヘアマンを投入、ハーンをトップに上げたか。84分にはホフマンに代えてニコ・シュルツを投入、試合をクローズしに行ったと見るべきだろう。最後まで一方的に攻められたが何とかしのぎきり、貴重なアウェイ・ゴールを守り敵にアドバンテージを与えない1-1を守った。

前半はハイライトでしか見ていないのでアレだが、週末のリーグ戦で守備が崩壊した反省から、ホームで前がかりに来るシャルケに手を焼き、受けに回ってしまった感がある。しかしチャンスを決めてアウェイ・ゴールを奪い、追いつかれはしたものの押しこまれても逆転は阻止、ホームでのセカンド・レグを考えれば悪くない結果だ。

シュート数5-22、CK0-5、ポゼッション47-53と圧倒的に不利な数字だったが最後までよく我慢して勝ち点1を守った。コロジチャクはスルー・パスで裏を取られ失点を喫したものの、急に巡ってきた出場機会によく応えたと思う。

日曜日にはリーグ戦(HSV(A))があり、次の木曜日にはまたEL。連戦の疲れでイメージに動きがついてこなくなりフォームを崩すのが最大の懸念。セカンド・レグは最悪スコアレス・ドローでもOKなので、ターン・オーバーしつつクレバーに戦いたい。

kickerによればクリステンセンはHSV戦には出場見こみ。アザールはケガ人リスト入りしており、リハビリ中とされているトラオレともども復帰が待たれる。

ディーター・ヘキング監督談話:
「シャルケが対応してくるのは分かっていた。最後の20分はすべてを賭けて前に出て来たし実際いいフットボールをしていたと思う。それまでは我々の方が主導権を握り、形の上でも優勢だったと思う。シャルケが我々よりたくさんシュートしたのは確かだが、はっきりしたチャンスの数からいえば拮抗していた。終盤はヤン・ゾマーが2回素晴らしいセーブを見せてくれたが、我々も前半2階決定的なチャンスがあった。我々は完膚なきまでにたたきつぶせると思ってここに来た訳ではない。それが難しいのは明らかなことだし、今日もそれを目にした。チャンスは五分五分。同じレベルのチームがふたつだということだ。セカンド・レグではホーム・アドバンテージがあるが、準々決勝に進出するにはトップ・パフォーマンスが必要だ」

思いの外、内容を評価しているみたいだ。




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2017年03月05日 21:19      [posted by der_ball_ist_rund]

【ブンデスリーガ第23節】グラードバッハ×シャルケ

■2017年3月4日(土) 18:30キックオフ
■Borussia-Park

日本時間2時半キックオフということでリアル・タイム観戦はサクッと諦め、日曜日の朝8時に起きて、結果情報は遮断したままDAZNの見逃し配信を見ることにした。前節学んだPCからテレビにHDMIケーブルを直結する方法で見られたが相変わらず音声が出ない。あと試合中にクルクルするのはもうどうしようもないのか。何回かあった。

グラードバッハは週2試合が常態化した日程で中二日とか当たり前。疲れも見え、2月半ばにはEL、リーグ戦で連敗を喫して危機かと思ったが、その後EL、リーグ戦、DFBポカールと3連勝しリカバーしている最中。シャルケとはこのあとELのラウンドでも当たる。いい流れを途切れさせたくない。

メンバーとしてはホフマンに代えてジョンソンを先発させた以外は水曜日のポカールと同じ布陣。アザールはこの試合もメンバー外。ケガの具合はどうなのか。

ゾマー
ヤンチュケ クリステンセン フェスタガード ヴェント
ヘアマン クラマー ダフード ジョンソン
シュティンドル ラファエル

グラードバッハは試合開始早々チャンスを作る。1分、シュティンドルからのパスを受けたラファエルが裏に抜け出しシュートを放つがファーに抜ける。

その後もポゼッションはシャルケに譲るものの決定機は作らせず、球際の激しい当たりからボールを奪っては素早い切り替えから一気に押し上げるグラードバッハの方が主導権を握っているように見えた。

28分、ヤンチュケからパスを受けて右サイドを縦に抜けたヘアマンがクロスを入れると、左サイドから斜めに走りこんできたジョンソンがニアで引っかけゴール。グラードバッハがいい時間帯に1-0と先制する。

その後はグラードバッハが余裕を持って時間を進めているように見えたが、35分、敵FWがドリブルでエリア内に突っかけたところをクラマーが倒したとの判定でPKに。今イチはっきりしない判定だったが画面が切り替わったらPKになってたのでビビった。

38分、これを冷静に決められ1-1に。前半のうちに追いつかれる。その後もラファエルのFK、ヘアマンのクロスにジョンソンが飛びこむなどチャンスは作ったが決めきれず、同点で前半を終えた。

グラードバッハは後半からクラマーに代えてシュトロブルを投入。前半終わるときに足を引きずってるように見えたので負傷交代か。心配だ。

後半になるとグラードバッハが前がかりに攻撃を仕掛ける。53分、ラファエルからのパスを受けたシュティンドルが直接狙うがGKがセーブ。62分、ヘアマンからのクロスに再びシュティンドルがダイレクトで合わせるがこれもGKにセーブされる。

64分、ラファエルからの縦パスをジョンソンがヒールで落とすと、これを受けたシュティンドルがボールを前線にスルー・パス。ジョンソンがこれを拾追って裏に抜け、GKの脇を抜くシュートでゴール、2-1と再び勝ち越した。流れるようなコンビネーションだった。

65分、ヘアマンに代えてホフマンを投入、ホフマンはそのまま右SHに入る。67分、ダフードの絶妙なスルー・パスを追って裏に抜けたヴェントが、角度的には厳しかったものの左足で強烈なシュートを決め3-1に。

76分、右サイドを縦に抜けたシュトロブルが戻しのクロスを入れると、ラファエルがダイレクトで合わせて強烈なシュートで得点、4-1となる。

82分にはクリステンセンに代えてウィンター・ブレイクに加入したコロジチャクがデビュー。そのまま最終ラインに入る。83分、敵のヘディング・シュートが決まり4-2となったが、その後は危なげなく戦いそのまま勝利、リーグ戦2連勝、公式戦4連勝を飾った。

この試合ではポゼッションは39-61と圧倒的に譲りながら、シュート数は19-7と試合をコントロール、ファヴレ時代を思わせる華麗なコンビネーションから強度のある攻撃を繰り出し、シャルケのゴールを襲った。敵としては「うわ…」と言うしかない失点だったろう。

やはりラファエルが戻ってきたことが大きいのは否めない。特に中盤でタメを作り攻撃のスイッチを入れる役割は彼にしかできないもの。出しどころのアイデア、技術、決定力ともに頼りになるアニキ。彼自身にもゴールがあってよかった。

解説も言っていたが、シュバート監督がポゼッションに振れ、難しく考え過ぎてフォーメーションやメンバーをいじり過ぎ自滅したのに対し、ヘキング監督はシンプルな4-4-2に戻して戦い方をはっきりさせ、選手を本来の位置で使うことでチームに内在していたオートマティズムを再生した。

連戦の疲れはあると思うが、勝ったおかげで次に向かうエネルギーをしっかりと獲得することができた。この試合がデビューとなるコロジチャクはまだ何とも言えない出来。馴染むには実戦で連係を確認することが必要だがその機会を得ることができるか。ターン・オーバーのために選手層に厚みを獲得する意味でも重要な補強だ。

これでグラードバッハは勝ち点を32(1試合あたり1.39)に伸ばし、順位は暫定ながら8位に。今日の試合次第では9位になる可能性もあるが、何とか順位表の上半分に足がかりを得たし、7位のケルンは勝ち点差1と射程に捉えた。EL圏内を目指して頑張りたい。

次節はポカールで戦ったばかりのHSVだが、まずはELでシャルケと再び戦う。手のうちを見せ合ったばかりで難しい戦いになりそうだ。ターン・オーバーしながらクレバーに戦いたい。

ディーター・ヘキング監督談話:
「この何週間かチームがやり続けてきたことは誇っていいと思う。チームは今のところ非常に高い負荷がかかっているが、今日もまた素晴らしい運動量とパフォーマンスを見せてくれた。最後にはラインが随分低くなっていた。この試合に勝つためには我々はすべてを出しきらなければならなかったし、この試合にはどうしても勝ちたかった。残留争いからは最終的に抜け出せたものと思っている。下位との隔たりがしっかりしたものになったのは嬉しい。チームは今のところ素晴らしい仕事をしている。我々はこの流れをしっかりキープして行きたい。しかし木曜日には再びまったく違った試合がある。我々は3つのタイトルを追いかけている。これには非常に力が必要だが、それぞれの試合を楽しんで行きたい」

レビューする方も大変だけど勝ってるから楽しい。



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2017年03月04日 21:58      [posted by der_ball_ist_rund]

【Jリーグ第2節】FC東京×大宮

■2017年3月4日(土) 15:00キックオフ
■味の素スタジアム

ホーム開幕戦。空気は冷たいがいい天気でキックオフの時間もいい。防寒さえしっかりしていれば絶好の観戦日和だ。早めに出かけ、入口で開幕キットをもらい、売店で昨シーズンのレビューDVDを買い、クラサポの列に並んで選手カード(開幕日は集合写真)とファンブックをもらった。

前節アウェイで鹿島を下したとはいうものの、内容的にはまだまだ課題を抱えた状態でのホーム開幕戦。しかも相手は特に味スタでは分の悪い大宮だ。過剰に意識することなく、34分の1として粛々と、厳しく我慢強く戦い、勝ち点3を最後に喜びたい。前節得た勝ち点が偶然でないことを証明し、価値あるものにするためにもホームで勝利が必要だ。

試合前にはゲストの小池都知事がスピーチ。ユニを着用してイメージカラーの緑を青赤にしてくれたのはよかったが、スピーチの内容は地域貢献、復興貢献への謝辞、オリンピックの宣伝であり、FC東京への血の通った応援の弁が聞かれなかったのは残念。いかにもの官僚作文を読み上げただけでサクサク退場したのは今イチ感じ悪かった。

東京は前節と同じ先発、ベンチ。中島、田邉あたりを先発起用してくるのではないかと読んでいたが外れた。今週加入が発表されたウタカはメンバーに入らず。まだまだ調整が必要ということだろう。


室屋 森重 丸山 太田
眷襦ゞ極
河野 東 永井
大久保

試合は硬い立ち上がり。東京は大宮の前線からのプレスに手を焼き、自陣で余裕を持ってボールを捌くことができない。マイ・ボールのほとんどは自陣から長いボールを蹴って攻撃権を放棄する繰り返し。自陣でプレスされてボールを失うシーンも散見された。

一方の大宮はボールをしっかり保持し、短いパスを当てながら流動して押し上げるポゼッション・スタイルだが、手数をかけすぎてなかなかフィニッシュまで行けない。中盤で押し合いが続くしんどい展開に。

東京は永井を走らせる形で何度かチャンスを作るがやはりフィニッシュまで持ちこめず。局面で個の力は出るものの連係が足りず攻撃がつながって行かない。全員がひとつの大きな波に乗っている感がなくチャンスは散発、単発にとどまる。

40分、永井がドリブルで仕掛けシュートを放つが大きく枠を外す。これが今日のファースト・シュート。さらに45分、大久保からのスルー・パスを受けてエリア内に入った永井が敵に倒されたように見えたがホイッスルは鳴らず。結局スコアレスで前半を終えた。堅い展開だけにワンチャンやミス、セット・プレーで決まりそうな試合。

後半に入ると東京がややボールを持てるようになる。50分、室屋からのクロスにファーの東が頭で合わせるが枠外。54分、河野に代えて中島を投入、永井が右に回る。

その後も東京がボールを保持、敵陣で試合を進める時間が長くなる。66分、左CKを太田がショートで東に出し、東が中央下がり目の森重へ。森重がエリア外からダイレクトでシュートを放つと、ボールは敵GKの手を弾いてそのままゴールへ。東京が1-0と先制する。押していた時間帯にセット・プレーからきちんと決めたのは大きかった。

32分、敵CKに対し中央でドンピシャのヘディング・シュートを放たれ枠に鋭いボールが飛んだが林が腕一本でこれをセーブ。肝を冷やしたが林の人間離れした反射に救われたシーン。勝敗を分けるポイントになったと言ってもいい重要なプレーだった。

直後、東に代えて前田を投入。大久保との2トップになったと思う。その後は大宮が交代で投入したFWを中心に攻撃を仕掛けて来るが、東京がしのぎ、カウンターから追加点を狙う展開に。86分、永井に代えて徳永を投入、3バックにして逃げきりを図る。

アディショナル・タイム、中島が右サイドからファーにクロス、これを受けた大久保がループ・シュートを放つ。これは敵GKにセーブされたが、こぼれ球に中島が詰めて押しこみ、2-0と土壇場で突き放す。大久保のシュートもよかったし、中島も角度のないところからニアを抜く技術の高いシュートだった。

結局そのまま2-0で試合終了。セット・プレーからの先制点を守り、終盤にカウンターからダメ押しの追加点を決めて勝ちきった。東京は開幕2連勝。

攻撃の連係は引き続き構築途上という印象で、前の動き出しに合わせたボールが出てこない、フィニッシュのアイデアも共有できていないなど、選手が入れ替わったことによるオートマティズムの再構築はまだまだこれから。エゴイスティックに要求する大久保に対して、どこまでそれに応えるかというチームとしての見極めもできていない。

センター・フォワードでありエース・ストライカーではあるが、大久保の活躍が最終目的ではなくあくまでチームの勝利が目的なので、大久保をダミーにして使わないというやり方ももちろんあり。そこは選手同士がしっかりしゃべって互いの要求を伝え合うべきところで、大久保ありきのチームである必要はない。

今日は永井がしばしばスピードを生かして裏でボールを受けていたが、そこからのアイデアがなく自滅したケースが多かった。また、自分で行っていいボールを大久保に出そうとして失敗するなどもったいないシーンもあり、もっと我を出していいと思った。

しかし、そうやって攻撃面で必ずしも連動できた訳ではなかったが、特に敵にボールを持たれた前半をしっかり集中した守備でしのぎ、大きなピンチには林のナイス・セーブもあって、そこからセット・プレーでの先制、前がかりになった敵の背後を突いてダメ押しと、しぶとく粘り強い戦いができたと思う。

必ずしも攻撃が万全に機能している訳でもない中で結果が先行しているのは、余計な固さが少しずつ取れて局面ごとにやらなければならないことをきちんとやれているからだと思う。この高いレベルでのコンスタントな集中を90分間続ける厳しさこそがこれまでの東京に欠けていたものではなかったかと思う。

選手層としては間違いなく底上げされているが、それだけにそれをチームとして統合し、機能させるのは難しい。連係を深め、オートマティズムをしっかり構築しつつ、勝つために厳しいコミュニケーションも辞さない厳しさを失わないように目線高く進みたい。

結果が出ているので内容は後からついてくる。この流れを手放さないように、目の前の試合をひとつずつ勝って行くしかない。次節は吹田でガンバ大阪との試合。翌週はルヴァンパックの第1節、ホームでの仙台戦もある。ウタカのフィット、ターン・オーバーなどチーム・マネジメントも求められる。面白くなってくるぞ。

評点(評点はドイツ式):
林(3) 今日もまた林のセーブに救われた。キャッチングも安定していた。
室屋(4) 鋭いクロスで好機を演出。苦しい時間帯もしっかり耐えた。
森重(3.5) 前半は敵のプレスに苦しんでバタついた。シュートはナイスだった。
丸山(4) 押しこまれる時間帯もあったが粘り強い守備で勝利を呼びこんだ。
太田(4) 前線とのコンビネーションはまだ発展途上、まずは守備から。
眷(3) 既に東京の中盤になくてはならない選手に。好守に頼もしい存在感。
橋本(4) よく我慢して黒子に徹した。出続けることで絶対に成長している。
河野(4) 持ち味を見せられないまま交代したが守備には大きな貢献あった。
東(3.5) 縦横に走り回ってチャンスを作った。新しい選手との連係深めたい。
永井(3) スピードを生かしてチャンスは作った。もっと自分で行っていい。
大久保(4) 周囲との連係はまだまだ。追加点の起点になったシュートは見事。
===
中島(3.5) 球離れは引き続き課題。追加点は迷いなく詰めたのが奏功した。
前田(-) 時間短し。
徳永(-) 時間短し。

勝ってはいるが満足できる内容ではない。妙な慢心が出ないように気をつけたい。



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2017年03月03日 22:27      [posted by der_ball_ist_rund]

【DFBポカール】HSV×グラードバッハ

■2017年3月1日(水) 18:30キックオフ
■Volksparkstadion (Hamburg)

ポカールの準々決勝はHSVとのアウェイ戦。中継はないので結果だけ確認、後でFohlenTVでダイジェスト見た。試合全部は週末に余裕あれば見よう。

ダフードとヘアマンが先発、シュトロブルとジョンソンがベンチ・スタートとなった。またラファエルも先発に復帰、ドルミッチがベンチに。

ゾマー
ヤンチュケ クリステンセン フェスタガード ヴェント
ヘアマン クラマー ダフード ホフマン
シュティンドル ラファエル

立ち上がりからHSVが積極的に仕掛け、グラードバッハは自陣で守備に回る展開に。しかし、ゾマーの好守もあってこの時間帯をしのぐと、その後は次第にグラードバッハが前に出始める。30分を過ぎたあたりからはチャンスも作るが決めきれず、スコアレスで前半を終えた。

後半に入るとグラードバッハが攻勢に。ロング・ボールを追ってエリア内に走りこんだヘアマンが足を刈られて倒されPKを得ると、53分、これをシュティンドルが冷静に右隅に決めて1-0に。このところPKがきちんと決まっているのが嬉しい。

さらにその5分後、シュティンドルのシュートがGKにセーブされたところでこれを拾ったホフマンが足を引っかけられて倒され再びPKに。61分、ラファエルが左上にこれを決めて2-0に。10分足らずの間にPK2本でアドバンテージを得た。

前がかりになるしかないHSVに対して2点のリードがあるグラードバッハが試合をコントロールするが、背後を突いての追加点は得られず。76分、ホフマンに代えてジョンソンを投入。その後も、82分、ダフードに代えてシュトロブルを、85分、ラファエルに代えてハーンを投入、試合をクローズしに行く。

アディショナル・タイム、GKからのロング・フィードを受けた敵FWに右寄りからシュートを決められ2-1と1点差に詰め寄られたものの、リードを守って勝ちきり、準決勝進出を決めた。

数字を見えればシュート10-15、CK2-7、ポゼッション52-48と必ずしも圧倒できていた訳でもなく、ゴールは2本ともPKだったが、まあ、クレバーに手堅く戦ったということか。カップ戦でありそれはそれでいい。

もう少し大胆にターン・オーバーしてもいいようにも思ったが、まあ、ラファエルが先発復帰してPKとはいえ1本決めてるし、準々決勝まで来たら色気も出るので仕方ないか。キツい日程の中だが、こうやって結果を出して行くことで連係が深まり内容も上向いて行くはずだ。

既に準決勝の組合せは抽選が終わっており、グラードバッハは4月25日か26日のいずれかに、ホームでフランクフルトと戦う。ロッテ(3部)とBVBの試合は積雪のため延期になっており、もうひとつの準決勝はその勝者がバイエルンと戦うことになる。

考えてみればグラードバッハがポカールで準決勝とか行くのは今まであんまり記憶ない。決勝戦に進めばELが確定するらしく(詳しいレギュレーションは調べてない)、ここまで来たらしっかり勝って決勝にコマを進めたい。

リーグ戦は土曜日にシャルケをホームに迎える。さらに来週木曜日にはシャルケとELのファースト・レグ、週末にHSVとリーグ戦、次の木曜日にシャルケとELのセカンドレグと、HSVとシャルケしかない感じで試合が続く。そしてその後はバイエルン。集中が切れないように戦いたい。

ディーター・ハキング監督談話:
「ラース・シュティンドルは今や、ピッチの中で素晴らしい働きをしているだけではなく、その外でもチームを牽引している。彼が自信を持っていること、いつ何をすればいいかよく分かっていることに気づくだろう。彼は我々にとって非常に重要な選手だ。しかし私はチーム全体を高く評価しなければならない。私はボルッシアに着任した最初の日から、チームが自ら責任を担っていると感じていた。HSVは最初の25分間、本当にしっかりと圧力をかけてきた。我々はしっかり試合に入るという点で問題を抱えていた。我々は攻撃の組み立てで簡単にボールを奪われていた。30分過ぎてようやく、リラックスすることができた。ギリギリ遅い時間帯まで失点しなかったことも嬉しい。ポカールに参加する以上はベルリンに行きたいし、ポカールを手にしたい。我々はハンブルグ経由で次に一歩進めたことを嬉しく思う」

書いても書いてもマッチ・レビューが追いつかない感じだが、勝ってるのでそれでいい。




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2017年02月27日 22:15      [posted by der_ball_ist_rund]

【ブンデスリーガ第22節】インゴルシュタット×グラードバッハ

■2017年2月26日(日) 15:30キックオフ
■Audi-Sportpark (Ingolstadt)

日曜日の夜11時半キックオフ。ギリギリライブ視聴時間だが見終わって1時半近くになるので月曜日の仕事を考えるとキツい。ELが木曜日にあるので仕方のない日程とはいえ限界近い。スカパー中継がないのでDAZNで見た。

DAZNについては進歩があって、PCとテレビをHDMIケーブルで直結すれば簡単にミラーリングできることが分かった。今までファイアナントカとかクロームナントカとかがないとダメだと思っていたのにこの「なんやこれでよかったんや」感は脱力。なぜか音声がテレビから出ないのは要解決だがとにかく大画面で見られた。

グラードバッハは前節ライプツィヒにホームで負けており連敗はできない。ELでフィレンツェに劇的な逆転を食らわせた余勢を駆って、敵地ではあるが勝ち点3を持ち帰りたいところ。シーズン残りを考えてもこの辺でどれくらい勝ち点を積み上げられるかが後々効いてくるのは経験的に明らかだ。

過密日程を考慮してか若干のターン・オーバーを実施。ダフードに代えてシュトロブルが、ヘアマンに代えてジョンソンが先発。またフィレンツェ戦で負傷退場したアザールはメンバー外となりドルミッチが先発することになった。

ゾマー
ヤンチュケ クリステンセン フェスタガード ヴェント
ホフマン クラマー シュトロブル ジョンソン
シュティンドル ドルミッチ

固い立ち上がりだったがアグレッシブに仕掛けるインゴルシュタットが優勢に。グラードバッハは自陣で守備に追われ、奪ったボールもパスミスが出てなかなか前線につなげない。インゴルシュタットはグラードバッハ陣内でいい形を作るところまでは持ちこむものの、フィニッシュの精度を欠いて現実的な脅威は大きくない。

グラードバッハは疲れもあってかパスをつなげず、また前線のドルミッチがまったくといっていいほど絡めないために組み立てが停滞、フィニッシュに持ちこむことすらできない。互いにパッとしない試合になり、大きな見せ場もないままスコアレスで前半を終えた。まあ、失点しなかったのがむしろラッキーくらいの内容だった。

後半に入ってもあまりレベルの高くない押し合いに。60分、試合が動く。ヴェントのCKを胸で受けたシュティンドルがこれを押しこんでゴール。グラードバッハが1-0といい時間帯に先制する。

しかしこのゴールはリプレイで見ると、シュティンドルが胸でトラップした後、明らかに右腕でボールに触れており、ハンドの判定を受けても仕方のない場面。シュティンドルは前節のライプツィヒ戦でも手でボールをゴールに押しこんで警告を受けており、これも同様のプレーだったが笛は鳴らず。ラッキーな得点でアドバンテージを得る。

61分、シュトロブルにダフードを投入。先制した上、ボールの収まりどころがはっきりした分、グラードバッハが試合の流れを握る。ボールはインゴルシュタットに持たれるものの、自陣でしっかりブロックを作って待ち構え、フィニッシュに持ちこまれる前にボールを奪取する手がたい守備ができている。

80分、ドルミッチに代えてハーンを、87分にはシュティンドルに代えてラファエルを投入。ラファエルは時間限定のテスト起用だろう。いくつか危ない場面もあったもののゾマーの反応に救われて得点は許さない。

するとアディショナル・タイム、カウンターで中央を上がったラファエルが右サイドのダフードへパス。ダフードがこれを深いところからゴロで戻すとファーに走りこんだハーンがこれを冷静に決めてゴール。2-0とリードを広げる。結局試合はこのまま終了、グラードバッハはラッキーな勝ちを拾った。

内容的にはスコアレス・ドローが妥当だったと思うし、シュティンドルのゴールは明らかにハンドだったと思うが、結果として勝ち点3を取れたことがすべて。最後にハーンのゴールがあったことでちょっと救われたが、全体に動きが重く連係もズレまくっていた。何よりトップに収まらなかったのがしんどかった。

結構押しこまれたが、敵の攻撃も決定力を欠いており、ゾマーの好セーブもあって何とかしのいでいたことでご褒美がもらえたという他ない。守備の勝利。アザール、ラファエルの2人を欠くとこれくらいしか点の取りようもないということか。引き続き連戦となるだけに厳しい状況だが、曲がりなりにも勝ててよかった。

数字を見てもシュート数10-14、ポゼッション48-52、CK4-6と劣勢。ハンドで強引に引き寄せた勝利だった。

収穫はラファエルが短い時間とはいえしっかり起点になり追加点に絡んだこと。順調に復帰できれば大きな助けになる。今季はケガでの離脱が多く、騙し騙し戦っている感があって心配だ。質の違いを作り出せる選手だけに大事に使いたいところだ。

これで勝ち点を29に伸ばし(1試合あたり1.32)、10位に浮上。8位のレバークーゼンとは勝ち点差1、7位のケルンとは4差であり、まずは順位表の上半分に足場を築いた上で、EL圏内になる6位を目指したい。

次の試合は水曜日のDFBポカール準々決勝のHSV戦。ターン・オーバーしつつ勝ち抜けなければならないのはキツいが踏ん張りどころだ。

ディーター・ハキング監督談話:
「今日はフレッシュで必要な集中がいくらか欠けていることの分かる試合だった。我々はたくさんの攻撃を最後まできれいにやりきることができなかった。我々はあまりひたむきに戦えなかった。しかしそれでもチームの後半の戦い方やチャンスをしっかり決めたことにはワクワクさせられた。2点目を決めることができたのは嬉しい。我々は審判が1-0を認めなかったとしても文句は言わなかっただろう。しかし、ラース・シュティンドルは意図的にやったのではないし、それはルールでも認められている。それははっきりしていることだ。だから彼はルールに則ってゴールを決めたのだ。運動量は今日も素晴らしかった。今はハンブルグでのDFBポカールが目の前にあり、間違いなく非常に面白い試合になるだろう」

苦しい言い訳だな…。



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2017年02月26日 16:33      [posted by der_ball_ist_rund]

【ELラウンド32】フィレンツェ×グラードバッハ

■2017年2月23日(木) 21:05キックオフ
■Artemio Franchi (Firenze)

ホームで0-1とビハインドを抱えてのセカンド・レグ。日本時間金曜日未明5時過ぎのキックオフだが前日飲み会だったこともあって早起きは諦め、前半は後で録画で見返すことにして、普通に起きて出勤前の身支度をしながら後半だけリアル・タイムで見た。それにしてもスカパーはいい。

グラードバッハは最低でも1点が必要。逆に先制点を得れば敵のアドバンテージは消え、五分以上の戦いはできるだろう。ファースト・レグでも内容的には押しこんでおりセット・プレーの一発に泣いた形。勇気を持って戦えばチャンスは十分ある。少なくとも歯の立たない相手ではないはずだ。

ファースト・レグ、リーグ戦のライプツィヒ戦とやや連戦の疲れの見える内容で2連敗中。決定力の欠如が気になるところだが、ラファエルも戻っておりここで踏ん張りたい。悪い流れを止められるか、チームの状態を考えても重要な一戦だ。

ラファエルは帯同したもののベンチ・スタート、両SHをターン・オーバーしてヘアマン、ホフマンが先発。

ゾマー
ヤンチュケ クリステンセン フェスタガード ヴェント
ヘアマン クラマー ダフード ホフマン
アザール シュティンドル

とにかく1点が必要なグラードバッハがまずは前に出る。積極的にプレスをかけて奪ったボールを素早い切り替えから前線に展開、8分にはCKにフェスタガードが頭で合わせるがボールは惜しくもポストをヒットしてGKにキャッチされる。9分にもFKからアザールが狙うが壁に当たる。

しかし押しこんで腰が高くなったところを狙われ、15分、カウンターから決められて0-1とビハインドを背負う。前がかりに仕掛けたのが裏目に出ての失点。2点が必要になり決定的に苦しくなる。余裕の出たフィレンツェに主導権を奪われ、グラードバッハは気が焦って守備も攻撃も中途半端に。

27分にはその前のプレーで負傷し足を引きずっていたアザールを諦め、ドルミッチとの交代を余儀なくされる。この時点でラファエルを投入しないということは、ラファエルはまだまだ時間限定ということか。29分、フェスタガードがパスを受け損ねてルーズになったボールを奪われそのまま失点。0-2とリードを広げられほぼ終戦ムードに。

それでも諦めずボールをつないだグラードバッハは42分、ドルミッチが裏抜けしてGKと一対一になるがシュートはGKにキャッチされる。ドルミッチ早くゴール欲しいな。だが、直後の43分、エリア内でヘアマンが敵DFに倒されたとしてPKを獲得。44分、これをシュティンドルが決めて1-2と前半のうちに何とか1点を返す。

リプレイで見てもどれが問題のプレーかよく分からず。まあ、何でもいいや。とにかくこの1点はすごく大きかった。特にファースト・レグではアザールが同様に前半終了間際のPKを止められ、追いつくチャンスをフイにしたことで流れを持って行かれたことを思えば、これをきっちり決めたシュティンドルはエラかった。

前半終了間際に1点を返したことで、後半に入るとグラードバッハが改めて前に出る。開始早々の47分、CKにドルミッチが合わせたシュートは敵GKにセーブされるが、ファーにこぼれたボールをシュティンドルが押しこんでゴール。2-2と同点に追いつく。意気上がるもののこの段階では2試合で2-3、まだ足りない。

しかしこのゴールで流れをつかんだグラードバッハは、フィレンツェの反撃を受けながらも次の得点を狙いに行く。55分、右寄りで得たFKをホフマンがセット。神経質に壁をチェックしながらボールは中央下がり目にいたシュティンドルに。シュティンドルがダイレクトでこれをゴール右下隅に蹴りこんでゴール。3-2と逆転に成功する。

壁に入ったヴェントが敵と小競り合いをして注意を引くなど完全に作戦勝ちのサイン・プレー。流れで取れないならセット・プレーという割り切りか。シュティンドルはこれでハットトリック。すごい。この時点で2試合では3-3、アウェイ・ゴールでグラードバッハが勝ち抜けになる。

さらに60分、右CKをホフマンがショート・リリース、戻しを受けてエリア内に切れこみ、短く上げたクロスを飛び込んだクリステンセンが頭で押しこみゴール、4-2とリードを広げる。後半開始から15分で流れを完全に持ってきた。

その後は焦りの見えるフィレンツェの反撃をいなしながら時間を使い、リスクをマネージする展開。一気に形勢が逆転して痛快この上ない。73分、ホフマンに代えてジョンソンを投入、80分にはダフードに代えてシュトロブルを投入するなど試合をクローズ、危なげなく4-2で勝ちきった。

この結果、グラードバッハは2試合合計で4-3とフィレンツェを上回り2回戦に進出を決めた。

ファースト・レグでのアウェイ・ゴールに加え、前半2点を失ってもうあかんという感じもあったが、前半のうちに1点を返して足がかりを作ると、後半一気にひっくり返した。敵が軽く見てくれたのも大きかったが、セット・プレーから4点を奪って結果を出したのは頼もしい。

起きた時には1-2だったが、歯を磨いてひげをそってたら3-2になっており、それから布団を上げてたら4-2になってた。リアル・タイムでじっくり見るべき試合だったな。

少ないタッチ数でボールを動かしながら、空いたスペースに斜めに走りこみ、最後にフリーになったところにボールを出すという意図のはっきりした攻撃は引き続き機能しているが、最後のところが入らない時というのはどうしてもある。セット・プレーでカバーするというソリューションが機能したのは大きな収穫だ。

アザールのケガが心配だが、kickerによれば日曜日のリーグ戦の予想メンバーには入っており、軽傷であることを祈る。ケガ人もかなり戻ってきていて、主力の離脱はマーヴィン・シュルツとトラオレくらいになった。トラオレはトレーニングを始めているようで、早く帰ってきて欲しい。

一方で、ELを勝ち進んだことで過密日程は続いて行く。2月4日から始まった「毎週英国週間」状態は3月中旬まで続くことになった。ターン・オーバーがポイントになってくる。

EL2回戦の相手はシャルケに。3月にはリーグ戦でもシャルケとのホーム・ゲームがあり、シャルケと3試合。他にHSVともリーグ戦とDFBポカールで2試合。ヘンな日程だな…。

まずは日曜日のインゴルシュタット戦で、リーグでも連敗しないようにしっかり勝ち点を取りたい。

ディーター・ヘキング監督談話:
「非常に力強い試合だったと思う。ACフィレンツェが勝つための流れをつかんでいたが、我々がそれをひっくり返した。敵は我々のミスを冷静に突いてきた。こうした強い相手と戦うのがとても難しいことはよく分かっていた。我々は1-2とした後、再び試合にしっかり入り戦うことができた。チームはACフィレンツェを揺さぶることに成功し、それを冷静に利用した。なので私の意見では、我々がこの試合に勝ち、ヨーロッパリーグの2回戦に進んだのは妥当な結果だ。我々は最初の10分で既にいいチャンスを作っていた。1-2にしたところで、チームが再び自信を取り戻せると感じた。そこから早く2-2にできたことで流れをつかむことができた。チームが今、非常にしっかりしたモラルと規律を持っていることが分かる。我々は今日、最初から最後まで、我々が勝ち抜けると信じていた。これはラース・シュティンドルにとって初めてのハットトリックだと思う。彼は素晴らしいキャプテンであり、今日は間違いなく試合を決定づけた選手だった」

インゴルシュタット戦重要だ。



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2017年02月25日 18:09      [posted by der_ball_ist_rund]

【Jリーグ第1節】鹿島×FC東京

■2017年2月25日(土) 14:00キックオフ
■県立カシマサッカースタジアム

いよいよシーズンの開幕戦。近県ではあるが首都圏外のため自分内レギュレーションにより現地観戦は見送り家でテレビ観戦。今年からスカパーの中継がなくなりDAZNに移行したが、今日は幸いNHKの地上波で中継があり安心してテレビで見られた。

昨季の優勝クラブである鹿島とのアウェイ・ゲームであり厳しい試合になることは当然予想されるが、過剰に気合いを入れて熱くなることなく、平熱で強く、激しく、厳しく戦って勝ちきりたい。今シーズンの基点、水準点となる大事な初戦だ。

メンバーは概ね事前の予想通り。右SBには徳永を差し置いて室屋が先発、またボランチで眷襪肇灰鵐咾鯀箸爐里篭極椶砲覆辰拭3畛海亙魅瓮縫紂篠汗阿箸い情報もありベンチを外れた。SHは右に河野、左に永井。ベンチには大久保(択)、吉本、徳永、田邉、中島、阿部、前田。まず納得感のある布陣だ。


室屋 森重 丸山 太田
橋本 眷
河野 東 永井
大久保

試合は拮抗した立ち上がり。既に公式戦を2試合こなしている鹿島に対し、文字通り開幕になる東京はやや連係に固さを残すが、個々の判断と技術をテコにボールを運ぶ。4分、永井からパスを受けた室屋が遠目からシュートを放つが敵GKにキャッチされる。この試合のファースト・シュートとなる。

7分、東からのスルー・パスを受けて右前線裏に抜けた大久保が角度のないところからシュートするがGKにセーブされる。その後は戦線が膠着、互いにコンパクトにした中盤で激しいつばぜり合いとなり、フィニッシュまでは持ちこめない時間が続く。鹿島の攻撃も迫力はあるが林の手堅い対応もあってかっちり守る。

29分、右寄り30メートルあたりでFKを獲得、絶好の距離、位置だったが太田のFKは壁に当たってしまう。相当狙っていたようだが…。37分、東、大久保とつないだボールを受けた眷襪ミドルを狙うがこれも敵GK正面となりゴールに至らず。

39分には室屋のクロスにニアの大久保、ファーの永井が飛びこむが合わず。特に永井は思いきってジャンプしていれば届いていたのでは…。

前半終了間際には鹿島に立て続けにCKを与えて押しこまれたが決定的なシュートは打たさずしのぎ、スコアレスで前半を終える。

シュート数は4-0と互いに少なかったが、引き締まったナイス・ゲームで気を抜いた方が殺られる怖さがある。ミスやワンチャン、セット・プレーなどで決まる試合で、集中を切らせた方が負け。厳しく戦いきることができるか、基礎力の強度が試される展開だ。

後半に入っても殺るか殺られるかの真剣勝負、ハイ・テンションの時間が続く。54分、敵のDFにプレスをかけた永井がボールを奪い、そのまま裏に抜けるが中央に送ったラスト・パスは走りこんだ大久保に合わず。

57分、CKからのこぼれ球を拾った森重が右サイド角度のないところから直接狙うがGKがセーブ。59分、太田のCKをニアの東が背中で伸ばし、永井が触ってファーの大久保に。大久保はフリーでシュートを放つがバーの上に。決めて欲しかった。

鹿島のカウンターも危険で押しこまれる時間もあるが林の攻守でしのぐ。63分、河野に代えて中島を投入。永井が右サイドに回る。

68分、左サイドのゴール・ライン際、ペナルティ・エリアすぐ外でFKを得る。これを中島が蹴り、ゴール前に鋭いボールを入れるが合わせられずボールはファーに抜ける。78分、東に代えて前田を投入。前田がトップ、大久保がトップ下だが実質2トップか。リスクをマネージしながら勝ち越しを狙いに行く。もう果たし合い状態。

82分、左サイドでボールを受けた中島が一歩切れこんで得意の角度からシュート。ワン・バウンドしたボールを敵GKがセーブしたが、ゴール前にこぼれたボールに永井が詰めに行くと、これをマークした敵DFがボールをゴールに蹴りこんでしまう。オウン・ゴールで東京が1-0と先制する。

遠目からだったが果敢にシュートを放った中島と、こぼれ球にきちんと詰めた永井が奪ったゴールと言っていい。こういう試合はこういう形で動くという典型のような展開になる。

残り時間は鹿島が前に出て来るが焦りもあってか攻撃はちぐはぐでそこまでの怖さはない。東京は交代に田邉を用意しながらも慎重に流れを見る。コーナー・キープも含め時間を使い、結局オウン・ゴールで奪った終盤の1点を守りきって今季開幕戦に勝利を収めた。

厳しい試合だったが、終わってみれば鹿島にシュート3本しか許さず、オウン・ゴールとはいえ1-0での勝利は内容から見ても妥当なもの。こういう拮抗したしんどい試合でしっかり集中を切らさず勝ちきったことの意味はとても大きい。鹿島の守備がかなりふわふわで、もっと早い時間帯に1点か2点取れた気はしたがそこはこれからの課題。

シュート数は7-3と互いに低調、CK8-12、ポゼッション47-53と決して試合を支配できた訳ではなかったし、攻撃の連係はまだまだこれから深めて行かなければならないが、ガンガン得点が取れる訳ではない試合でも、しっかりした守備でピンチをしのぎ、ワンチャンでのゴールを大事にして勝ち点3を取れた。

華麗な攻撃のコンビネーションより、唖然とするようなミスもなく、最後の最後でスコンと集中が切れたりすることもなく、我慢強く、粘り強く、勝利を最優先に、状況に応じて泥臭く戦いきったことにこのチームの可能性を見た思い。この勝ち方ができていれば、このチームはまだまだ強くなれる。

大久保の存在感は大きいし、眷襪攻撃よりもむしろ守備で効いていたのは心強かった。永井、林も違和感なくプレーできていた。また、途中出場の中島が特徴を出して勝利を呼びこんだのも嬉しい。今季のスタートとして、今後の試合を見る基準になるベンチマークとして、申し分のない試合だった。

鹿島にはこれで昨季終盤のホーム・ゲームから2連勝。シーズンはこれからで浮かれる訳には行かないが、シーズンの中でも最も神経を使う上位とのアウェイ戦を早くもひとつ消化して勝ち点3を奪えたのは星勘定としても重要だし、苦手意識のあった鹿島を開幕戦で叩くことができたのはメンタル面でも大きなアドバンテージになる。

次節はホーム開幕戦、大宮を迎えてのゲームになる。連勝でシーズンに入りたい。

評点(評点はドイツ式):
林(3) 守備機会は少なかったが、ナイス・セーブあり、ハイ・ボール処理も安定。
室屋(4) チャンスは作ったが守備面で危なっかしいプレーが散見された。
森重(3.5) 開幕戦で完封勝利は守備の踏ん張りが大きい。主将に期待している。
丸山(3.5) クレバーな守備で難敵を完封。今季は代表でも成長したい。
太田(4) セット・プレーで存在感。攻撃のコンビネーションはこれから。
橋本(4) 守備を中心にバランスを取り黒子に徹した。次節も橋本で行くか。
眷(3) 引き締まったゲームになったのは彼の気の効いたプレー故か。
河野(4) イケイケじゃない試合でも集中を切らさずに動き続けたのは成長。
東(3) 前と後ろ、古い人と新しい人、いろいろなものをつなぎ続けた。
永井(3.5) 守備に追われる時間も長かったが走り続けてゴールを呼んだ。
大久保(3.5) 逸機もあったがチームの原動力になり続けた。貴重な存在。
===
中島(3.5) シュートは打たなきゃ始まらない。今日のは中島のゴールでいい。
前田(-) 時間短し。頼もしかった。

スタートは上々だが、これをやり続けるのが重要でそれは簡単なことではない。明日からはしっかり切り替えて次行こう。




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2017年02月22日 22:48      [posted by der_ball_ist_rund]

【ブンデスリーガ第21節】グラードバッハ×ライプツィヒ

■2017年2月19日(日) 15:30キックオフ
■Borussia-Park

日本時間では日曜日夜11時半からの試合。月曜日の仕事がキツくなるのはしんどいが、まあギリギリ許容範囲ということでDAZNのライブを見た。もうクロームキャストからテレビに映すのは諦めて、おとなしくPCのIEで見た。どうもOSがWindows7なのがよくないらしい。Jリーグ中継どうするかな。

リーグ戦は3連勝中だが、週央のELフィレンツェ戦でヘキング体制になって初めての敗戦を喫した。内容的にはそこまで悪い試合ではなかったが、さすがに連戦の疲れも見え始めた感があり、ここをどう乗りきるかがポイントになる。ケガ人も戻り始めており、うまくターン・オーバーしたいところ。

とはいえラファエルはこの試合もベンチ外。フィレンツェ戦ではベンチ・スタートだったハーンが右SHで先発、ヘアマンがベンチに回った。コロジチャクがベンチ入り。

ゾマー
ヤンチュケ クリステンセン フェスタガード ヴェント
ハーン クラマー ダフード ジョンソン
アザール シュティンドル

序盤はグラードバッハが先に主導権を握る。コンパクトな陣形からライプツィヒにチャンスを作らせず、奪ったボールは素早く動かしながら一気に攻め上がるスタイルで攻撃を仕掛ける。しかし最後のところでフィニッシュのアイデアを欠きシュートを放つことができない。

11分、左サイドから入りこんだアザールが角度のないところからシュートを放つがサイドネットに。15分を過ぎたあたりからライプツィヒが修正したか、拮抗した展開になる。ライプツィヒも能力の高い選手が多く、しばしばチャンスを作られる。

31分、いったん外に展開されたボールを中央に戻されてエリア外からシュートを放たれる。スライドが間に合わずフリーでのシュートを許し、これがゴール右下隅に決まり0-1と先制を許す。そこまでしっかり守備もできていただけに、左右の揺さぶりにやられたのが悔しい。

43分、ボールを追ってペナルティ・エリアに入ろうとしたシュティンドルが敵DFと交錯、エリアの中だったかどうか微妙な感じもあったがエリア内のファウルと判定され、グラードバッハがPKを得る。しかし左下を狙ったアザールのキックは敵GKにセーブされる。このPKの失敗で自ら流れを手放した。

後半に入るとELのフィレンツェ戦同様ビハインドを背負って次第に焦りが出る展開に。55分、左サイドをえぐられ、戻したボールを蹴りこまれて再び失点。0-2とリードを広げられる。

グラードバッハは61分、ゴール前に飛びこんだシュティンドルがボールを押しこんだように見えたがハンドと判定され警告を受ける。62分、ハーンとヴェントに代えてヘアマンとホフマンを投入する2枚替え。ジョンソンが左SBに落ち、ホフマンが左、ヘアマンが右のSHに入る。

64分にもシュティンドルがフリーで敵GKと至近距離の一対一になるが完全にコースを切られシュートはモロにGKに当たる。80分、ジョンソンに代えてドルミッチを投入。3バックにして重心を前に移す。

81分、アザールの右からのCKにフェスタガードが頭で合わせゴール。1-2と1点差に迫る。その後もグラードバッハはパワー・プレーを試みたが時既に遅く、そのまま1点差で公式戦2連敗になった。

この試合もフィレンツェ戦に続いてコンビネーション自体は悪くなかったがフィニッシュのアイデアと精度を欠き、もたもたしている間にワンチャンを決められて追いかける展開になる悪いパターン。PKの失敗で同点のチャンスをむざむざフイにしたのも痛かった。

この試合もシュート数12-9、CK8-3、ポゼッション58-42とホームらしくゲームは支配したように見えるが、先制された時点で実質的な主導権はライプツィヒに持たれていたと言うべきだろう。

厳しい日程は続き、今週の木曜日にはフィレンツェ戦のセカンド・レグがある。精度を欠いたり終盤オープンになるので過密日程を固定メンバーで戦っている疲労蓄積もあると思う。人繰りが苦しいとはいえ、コープもいるしシュトロブルも戻ってきている。ニコ・シュルツやエルヴェディも復帰しており、ターン・オーバーは可能だ。

これまでは勝っていたのでメンバーはいじりづらかったが、そろそろターン・オーバーしてみる価値はあるのではないか。公式戦2連敗となり、ヘキング監督の最初の踏ん張りどころとなる。ここでしっかり修正できればまた波に乗って行ける。

リーグ戦では21節を終えて勝ち点26(1試合あたり2.36)で11位。降格圏である16位のブレーメンとは勝ち点差9でありまだまだ油断はできない。一方、上を見れば8位レバークーゼンとの勝ち点差は4であり、まずはこの辺りまでが現実的な射程。順位表の上半分を目指したい。

ディーター・ヘキング監督談話:
「今日はより効率のよかったチームが勝った。ライプツィヒはいい時間帯にゴールのチャンスを作り、それをきちんと決めてきた。私のチームは今日も非常にハードワークをしていて、そのことは非常にポジティブだ。木曜日のフィレンツェ戦も今日も我々はいくつかのチャンスを決めきれなかった。こうした試合では我々はもっと敵のペナルティ・エリアに入りこみ、敵を問題に直面させなければならない。我々はもっと首尾一貫した戦いをしなければならない。前半終了間際にはPKで同点に追いついてもっと楽になるはずだった。我々は後半も切り替えの速いライプツィヒ相手に危険な戦いを強いられ、2点目を決められた。それが今日起こったことだ」

オンライン・ショップで今年のユニが早くも半額になっている…。



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2017年02月19日 20:54      [posted by der_ball_ist_rund]

【ELラウンド32】グラードバッハ×フィレンツェ

■2017年2月16日(木) 19:00キックオフ
■Borussia-Park

CLのグループリーグで3位になったためELの決勝ラウンドに回ることになった。金曜日未明3時キックオフだが、幸いスカパーで中継があるので録画、朝5時に起きて出勤前に見ることにした。

グラードバッハはリーグ戦を警告累積による出場停止だったシュティンドルが先発に復帰、ハーンがベンチ・スタートとなった他はブレーメン戦と変わらないメンバー。ラファエルはこの試合もメンバーに入らず。

ゾマー
ヤンチュケ クリステンセン フェスタガード ヴェント
ヘアマン クラマー ダフード ジョンソン
シュティンドル アザール

序盤は互いにハイプレスから積極的に仕掛ける展開。フィレンツェに押しこまれ自陣でしのぐ形になったが10分過ぎからは試合が落ち着き、次第にグラードバッハがボールを持って主導権を握るようになる。

14分、クラマーからのパスをジョンソン、ヘアマンとつなぎ、アザールとのワンツーで裏抜けしたヘアマンがシュートを放つが敵GKがセーブ。

16分、左サイドからヴェントが上げたクロスにヘアマンが飛びこむが、敵DFに足許をすくわれてシュートできず。敵はボールにプレーできておらず明らかなファウルだったがPKは与えられず。

その後もグラードバッハがボールを支配し、機動的なコンビネーションからチャンスを作るがシュートは決めきれない。40分、アザール、ヘアマンのコンビネーションからボールを受けたシュティンドルの至近距離からのシュートは枠に収まらず。

42分、右に展開したアザールからのクロスに中央でジョンソンが飛びこむがシュートはポストに嫌われ、そのこぼれ球にシュティンドルが詰めたがシュートは枠に行かず。

一方、フィレンツェにはほとんどチャンスを作らせていなかったが、前半終了間際の44分、ほぼ正面で与えたFKを直接決められ0-1と先制を許してしまう。ほぼグラードバッハのゲームだったが、決めるべき時に決められないとこうなる、という見本のような展開に。

後半に入ると、リードを得たフィレンツェが自陣深くでコンパクトに守り、グラードバッハはスペースを見つけられなくなる。ボールは支配できるものの、前線に起点を作れず、時間の経過とともに焦りが出て攻撃が雑になって行く。

60分、敵のクリアミスを拾ったジョンソンが左サイドから巻いたボールでゴールを狙うが枠外に。63分、ヤンチュケに代えてドルミッチを投入。ジョンソンが右SBに回り、アザールが左SHにスライド、ドルミッチはトップに入る。

69分、アザールのスルーパスを受けて左サイドに抜け出したヴェントが狙うがこれも枠に行かず。77分、ヘアマンとジョンソンに代えてハーンとコープを投入、得点を狙いに行く。82分には右サイドのアザールのシュートがわずかに外れる。83分にはヴェントのクロスにドルミッチが頭で合わせるがこれも枠に行かず。

アディショナル・タイムにもCKから流れたボールをヴェントが逆サイドからクロス、フェスタガードが頭で合わせたがGK正面に。結局最後までゴールは遠く、0-1でファースト・レグを落とした。

前半、ボールを支配し主導権を握ってチャンスを作ったが決めきれずFKから失点。後半はリードを得て試合を殺しに来たフィレンツェの術中にハマり、最後のところを詰められないまま悔しい敗戦となった。

シュート数16-8、CK5-3、ポゼッション58-42とホーム・チームらしく試合を支配したが、枠内3本とシュート精度を欠いた上、FKからの先制点を献上したことで実質的にはフィレンツェのゲームになってしまった。

とはいえ、0-1でも1-1でもセカンド・レグで1点取らなければならないのは同じ。ラファエルがいない中で、機動的にポジションを交換しながらボールを運び、ギャップからフリーでゴールを狙うというコンビネーションがしっかりできていたのはよかった。

すぐにリーグ戦があり、週央にはセカンド・レグがある。監督交代以降、公式戦で初の黒星となったが、下を向いているヒマはないし、歯が立たない相手ではないことは分かった。もちろん相手もやるべきことは分かっているはずで、セカンド・レグではとにかく先制点を取らせないように固めてくるキツい試合が予想されるが、それをこじ開けるチャレンジを見たい。

ケガ人も徐々に戻り、マーヴィン・シュルツ、トラオレくらいになった。ターン・オーバーもうまく回しながらリーグ戦もELもDFBポカールもしっかり戦いたい。リーグ戦では2位のライプツィヒをホームに迎える。まずはこの山を越えなければならない。

ディーター・ハキング監督談話:
「0-1と言われても、セカンド・レグもある訳だし、負けたようには思わない。今日のパフォーマンスを見れば、セカンド・レグでひっくり返すことができるのではないかという希望は持てる。フィレンツェのようなチームを相手に7つか8つの大きなチャンスを作ることができたということは、いろんなことが正しくやれたということ。今日はただ効率が足りなかった。それ以外はチームを称賛したい。ナイス・ゲームだった」

負けるとコメント短いのは人情か。



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2017年02月18日 22:59      [posted by der_ball_ist_rund]

【FC東京】2017年新チーム・プレビュー(7) 開幕に向けて

今日は渋谷でトーク・イベントがあった。渋谷109前のスペースで夕方から篠田監督、森重、太田、大久保が出演して開幕に向けての意気込みをアピール、3月4日のホーム開幕戦を売りこんだ。

この手のイベントに監督を初め主力を投入したところにクラブが本気であることを感じるし、何よりこの場所でのイベントをブッ込んで来たのは、Jリーグに対する関心の薄い若い世代にアピールしなければならないという危機感の表れ。「なになに?」「FC東京?」「大久保じゃん?」と足を止め、振り向く人が何人かいれば成功だろう。

東京は興行の商圏としては巨大な市場だが、一方でその市場を狙う競争相手も多く、広く薄く浸透し動員を確保するのはそれほど簡単なことではない。クラブが今後この事業を継続して行くためにはファンのベースを広げ、特に若い世代に支持を広げる必要があって、こうした露出を地道に続けることが重要だ。

日々野真理の司会によるトークはフェイスブックで動画中継もされたので現場にいなくても見られたと思うが、タイトルを狙うことを監督、主将はじめ全員がしっかりコミットしたのが印象的だった。

狭いスペースで窮屈だったし、事前に告知してもっと広いところでファンに今季の後押しを求めるイベントにする選択肢もあったと思うが、「いつものファン」を動員するよりも「新規顧客」へのアピールを優先したやり方は戦略としては正しかった。どれだけの効果があったかは検証が必要だが、オープンなコミュニケーションを今後も続けるべきだ。

===

さて、シーズンもいよいよ来週開幕する。東京はアウェイで鹿島と戦うことになる。強敵であり、端的に言って苦手な相手だが、篠田監督がテレビ番組でコメントしていた通り、この相手を倒さなければそこから先へは行けない道理であり勝利のために全力で当たる他ない。

大規模な補強を敢行し、今季はメディアの注目度もいつになく高い。スタートでつまずくとネガティブな見方が出て一気に悪循環に陥りかねないリスクがあり、開幕戦でしっかり勝ち点を得てシーズンへの足がかりを得ることが何よりも重要だ。

今までの、過剰な意気込みが空回りし、先制点を奪われてゲーム・プランが崩れた途端にガクッと視線が下がるお子さまフットボールはもう要らない。粘り強く、しつこく戦い、思い通りに行かないときこそしっかりと踏ん張ってチャンスを確実にモノにするたくましさを見せて欲しい。

ムダに調子に乗ることなく、目の前の試合に勝つことを最優先する平熱のフットボールを90分間やりきりたい。どのクラブともシーズンのうちホームとアウェイで1試合ずつ戦うのだからどのみち戦わねばならない試合なのだ。

ここまで新チームをプレビューしてきたが、それを総括して開幕戦の先発メンバーを予測しておこう。


室屋 森重 丸山 太田
眷襦‥廷
河野 東 中島
大久保

ベンチには、大久保(択)、吉本、徳永、梶山、橋本、永井、前田。ポイントは右サイドとボランチだろう。

右サイドは室屋/徳永と河野/永井の組合せ。縦に入る永井には徳永、中に入る河野には室屋という組合せが妥当ではないかと思うがここは考えどころ。フィットの状況からの判断になるか。僕としては昨季終盤に実績のある河野・室屋のコンビで敵DFを撹乱したい。

ボランチは眷襪料蠎蠅鮹にするか。練習試合では眷襪罰畛海料塙腓擦鮖遒靴討い襪茲Δ世、ド変態コンビは夢がある分リスクも高い。鹿島の厳しくクレバーな前線を相手にこの二人でスペースをケアできるか。眷襪氾廷気料塙腓擦鮨笋靴燭ぁ

ベンチも厳しい。橋本はユーティリティとして貴重だが、ケガ上がりでどこまで期待できるか。梶山はベンチに置く選手ではなく、先発させないのならメンバー外にして、阿部やバーンズのために席を空けてもいいかもしれない。

これだと小川やユ・インスなど実戦でチャンスを与えたい選手らを入れる隙間さえない。層が厚いのは有難いことだが、U23の使い方も含め、サブやメンバー外の選手のモラルを落とさないように編成して行くのは並大抵の苦労ではないはずだ。

メンバーはある程度固まってきているように思うが、シーズンを戦う中ではケガによる離脱もあるし、警告累積や退場による出場停止もある。調子を落とす選手もいるだろう。その時に代わりの選手が間違いなく試合に入れるようにするためには、サブのモラルをいかに保つかが重要。難しいマネジメントだ。

繰り返しになるが、ドカンと派手に打ち上げながら、ケガ人や連係の乱れなどから目論見が狂い、修正が効かず空中分解するのがワースト・シナリオ。これを避けるためには、ムダに熱くなる振幅の大きな組織ではなく、平熱でコンスタントに強く戦えるチームを作る必要がある。今季の東京にはそれができるはずだと思う。

開幕が待ち遠しい。




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2017年02月12日 17:49      [posted by der_ball_ist_rund]

【ブンデスリーガ第20節】ブレーメン×グラードバッハ

■2017年2月11日(土) 15:30キックオフ
■Weser-Stadion (Bremen)

日本時間土曜日夜11時半からの試合。何とかDAZNをテレビで見ようと四苦八苦。Fireナントカがなくクローム・キャスト対応なのでクロームでDAZNの動画を映したいのだが、PCはなぜかライブ中継が映らず(見逃し配信なら映る…。OSがWin7なのでサポート対象外だとDAZNのヘルプデスクに言われた)。

仕方なくOSがWin10のタブレットでDAZNにつなぐとライブ動画も映るようにはなったが、通信がプアで画像がカクカク。ちょっとストレスフルだったので開始5分ほどで諦めてiPhoneを何かナゾのアダプタでテレビのHDMIに突っこんでみたが解像度がひどい。結局これも前半で諦めてPCに戻り、後半はIEで見た。もうほんま何とかして欲しい…。

さて、グラードバッハは厳しい連戦の真っ最中。年が明けてヘキング体制になってから公式戦4試合無敗、リーグ戦は3試合を2勝1分のハイペースで飛ばしている。ラファエル、シュティンドルを欠くアウェイ戦でしっかり勝ち点を積み上げることができればこの勢いも本物ということになるだろう。

DFBポカールを欠場したラファエルはこの試合もベンチ外。ケガが重いのか、ELシフトなのかは分からない。kickerのプレビューではケガ人リストには入っていなかったが…。シュティンドルは警告累積での欠場。トップにはアザールとハーンが入り、ドルミッチがベンチ・スタート、ヘアマンが右SHで久しぶりの先発となった。

ゾマー
ヤンチュケ クリステンセン フェスタガード ヴェント
ヘアマン クラマー ダフード ジョンソン
アザール ハーン

グラードバッハは立ち上がりから攻勢に出る。前から積極的にプレスを敢行、奪ったボールを少ないタッチでつなぎながら敵陣に攻めこむスタイルでブレーメンを押しこむ。序盤はDAZNの接続で苦労しており正直あまり見てなかったが、グラードバッハが優勢だったにも関わらずDAZNの実況と解説がブレーメン贔屓なのがムカついた。

12分、自陣で奪ったボールをクラマーが前線に送ると、右寄りでこれを受けたアザールが縦に抜け、敵GKと一対一になったところでシュート。これがGKの脇を抜けて決まり、グラードバッハは早い時間帯に1-0と先制。これも「ブレーメンが押してたのに一発でやられた」的な説明をしていたが的外れだったと思う。

その後はリスクを嫌って引き気味になるグラードバッハに対してブレーメンがボールを保持して攻める局面に。グラードバッハは中央を固めカウンター狙いになる。23分、クラマーから前線に送られたボールがバックスピンでハネたところをヘアマンがダイレクトでループを狙ったがボールはバーの上に。

やや受けに回り過ぎたか、何度かブレーメンにチャンスを作られるが、ゾマーの好セーブなどもあってゴールは割らせない。クリステンセン、フェスタガードの中央が固く1点差を保ったまま前半を終了する。

後半に入るとブレーメンが攻勢を強め、立て続けにチャンスを作られる。52分、カウンターからジョンソンが落としたボールをハーンがシュートするがGK正面。最初の10分をしのぐと試合は落ち着くが、ブレーメンがボールを持ち、グラードバッハが守備からカウンターを狙う展開は変わらず。

71分、ヘアマンに代えてドルミッチを投入、ドルミッチはトップに入りアザールが右SHに落ちたか。80分、ハーンに代えてケガで試合から遠ざかっていたシュトロブルを投入。ダフードを一列上げたか。この辺はよく分からない。

終盤、ブレーメンがパワー・プレー気味に放りこんで来るが、グラードバッハの守備は固く、シュートは軒並みDFがブロック。85分、ダフードに代えてニコ・シュルツを投入。シュルツは左SHに入り、ジョンソンが右サイドにスライドして、アザールが中央か。

グラードバッハは終盤のブレーメンの反撃にも耐え、何とか勝利を手にすることができた。後半、前がかりになるブレーメンからボールを奪って、何度かカウンターのチャンスがあり、ここでしっかり追加点を取っておきたかったが、それができなかったために苦しい守備戦になってしまった。

ラファエル、シュティンドルがいないために攻撃がやや手探りだった感は否めないものの、何とか守りきれたことは自信になるだろう。シュート数12-16、CK3-9、ポゼッション40-60と、先制してからは割りきった戦いをしたことが数字にも出ている。追加点が取れない中でもアウェイで耐えて勝ち点3を確保したことは評価していい。

これでグラードバッハは今年に入ってから公式戦5試合無敗、リーグ戦では3勝1分と勝ち点10を積み上げている。4-4-2というシンプルな布陣で選手個々のアイデア、ファヴレ監督時代から育てたオートマティズムを生かした有機農法のような戦略が功を奏していると思う。

ラファエルがここにきて離脱しているのは気になるところだが、この試合ではシュトロブルが復帰、エルヴェディも練習に合流しているとの報であり、あとはトラオレ、マーヴィン・シュルツあたりが戻ってきてくれれば層も厚くなる。一方でヘアマン、ハーンらのパフォーマンスも上向きつつあり、特にハーンにはそろそろゴールが欲しい。

中二日、中三日で試合のある厳しい日程が3月初まで続く。コンディションはキツいが、むしろ試合が続く中でいいリズムを作って行きたい。週央にはELのフィオレンティーナ戦がある。

ディーター・ハキング監督談話:
「私のチームがこの課題にしっかり取り組んだことを高く評価したい。前半は素晴らしい戦いで、多くのことが正しくはまっていた。チームはしっかりと守りを固め、選手たちは献身的に、ハードワークしていた。戦いぶりは際立っていたが、少しでも欠けていればダメになるところだった。後半は我々は少し深く引き過ぎ、あまりフットボールができず、長いボールに頼り過ぎた。いくつかのカウンターはもっとうまく結果につなげるべきだった。しかしこの勝利は非常に嬉しい。おかげで下位との間に大きな余裕ができた」

公式戦5試合無敗のうち、アウェイが4試合というのもすごい。




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2017年02月11日 09:00      [posted by der_ball_ist_rund]

【DFBポカール3回戦】フュルト×グラードバッハ

■2017年2月7日(火) 20:45キックオフ
■Sportpark Ronhof Thomas Sommer (Furth)

2部のグロイター・フュルトとの一戦となったDFBポカールの3回戦。日本時間で水曜日の未明4時45分からというムリな設定だし中継もないので、後からゆっくり動画で内容を確認した。

ラファエルが足に問題あるということで欠場、このためドルミッチが前線で先発。またフライブルク戦で先発したハーンがベンチ・スタート、代わってジョンソンが先発した。

ゾマー
ヤンチュケ クリステンセン フェスタガード ヴェント
アザール クラマー ダフード ジョンソン
シュティンドル ドルミッチ

試合はグラードバッハがボールを支配、主導権を握って敵陣中心に攻撃を仕掛ける。8分、ヴェントが左から放ったシュートは惜しくもニア・ポストを叩いて外に。12分、ジョンソンからのパスを受けた左裏に抜け出したヴェントが再びシュートを放つと、これがGKの脇をかすめてゴール。グラードバッハが早くも1-0と先制する。

実力差があるので先制すると試合は一気に楽になる。18分、敵MFがクラマーに対する悪質なファウルで一発退場。スパイクの裏でモロにすねに行っており危険なプレー。幸いクラマーは大きなケガに至らず、そのままフル出場できたものの、一つ間違えれば骨折でもおかしくなかった。クラマーはその後も後ろからどつかれるなど気の毒だった。

数的優位を得たグラードバッハは大きなリスクもなく試合を支配。35分、ドリブルでエリア内に突っかけたアザールがDFに足を引っかけられて倒れPKを得る。これをアザール自身が落ち着いて決め2-0とリードを広げる。おそらくここでもう試合は決まった。前半はこのまま終了。

後半に入ってもグラードバッハが圧倒的にボールを支配する流れは変わらず。大きなリスクを取る必要のないグラードバッハはムリに攻撃を仕掛けず、敵陣中心にボールを回して時間を使う。フュルトはボールを奪っても自陣深くからの攻撃となり前までボールを運べない。見どころの少ない展開になる。

68分、ジョンソンに代えてヘアマンを投入。ヘアマンは右SHに入りアザールが左に回ったようだ。さらに72分にはドルミッチに代えてハーンを投入。ハーンはそのままトップに入ったと思う。何度かチャンスを作ったものの決めきれず、本来ならこの時間帯にしっかりダメ押しして試合を決めておきたかった。

さらに79分、ダフードに代わってベネシュがイン。ベネシュは公式戦初出場となる19歳のルーキー。終盤にはFKにヘアマンがフリーで頭で合わせるシーンもあったが枠外に。ヘアマンのヘディング・シュートは初めて見たかも。フュルトは終盤、捨て身の総攻撃をかけたが奏功せず、結局2-0でグラードバッハが危なげなく準々決勝にコマを進めた。

力の差が歴然とした試合で、前半に2点差となり、敵が一人退場したこともあって、後半は見せ場に乏しい展開になった。グラードバッハはウィンター・ブレイク以降の好調を維持、少ないタッチでボールを動かしながらスピードを殺さず敵陣に入りこむ攻撃ができていた。敵が引いてしまっていたのもあったが、後半に追加点が欲しかった。

シュート数12-6、CK5-1、ポゼッション61-39とはっきりしたグラードバッハのゲーム。ラファエルを欠いたがアザールが生き生きと動きまわっていたのが印象的だった。こうやって勝ちグセをつけ、勢いをつけてリーグ戦、ELに臨めるのは大きい。

ポカールは3月1日にHSVとアウェイで準々決勝を戦うことになったようだ。週末にはリーグ戦でブレーメン遠征、木曜日にはELでホームにフィオレンティーナを迎える。その後もELのセカンド・レグ、DFBポカールの準々決勝があり、4週連続の英国週間となる厳しいスケジュール。

一方でシュトロブルとエルヴェディが練習に合流したとのニュースもあり、行けるところまで行くしかない。

ディーター・ヘキング監督談話:
「退場はもちろん我々にとって有利だが、劣勢の方が観客を味方につけると10人を相手に戦うことも時として難しくなることがある。しかし我々はリードを背景に最後まで集中して戦うことができた。私のチームはしっかりした試合を見せてくれた。選手たちはよく連動し合い、よく話を聴いてたくさんのことを実行に移してくれた。今日も見たように、改善すべき細かなポイントがあるのはいつものことだ。リーグ戦3試合で勝ち点7を挙げたことに加えて、ポカールでも次のラウンドに進むことができたのはとても嬉しい。しかし、ここで一息つく訳に行かないことも分かっている。土曜日にブレーメンで次の難しい課題が我々を待っていることを考えると、早く疲れを回復することが重要だ」

次の試合ももうすぐだ。



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2017年02月09日 22:41      [posted by der_ball_ist_rund]

【FC東京】2017年新チーム・プレビュー(6) FW編

練習試合でも好調が伝えられる東京だが浮かれている訳にも行かない。開幕まであと2週間強。永井が横浜との練習試合で傷んで交代したらしいが、自分で歩けていたとのこと。軽傷であることを祈る。

さて、今日は、昨日積み残したトップ下とFWについて見て行こう。

まずトップ下だが、ここは東の一択。これまでサイドで使われることが多かったが、篠田監督になってトップ下に定着、高い技術と戦術眼で攻撃の中心になっている。今季も東はまずこのポジションでしっかり周囲を使って欲しい。緩急も含め試合の流れをコントロールできる重要な選手。ポテンシャルは代表級だと思う。

課題としては自分で決めに行くときの決定力。最後の最後でGKに当てるのはもはやデフォルト。東ならGKを外して流しこむこともできそうなのに、そこの駆け引きだけが拙い。最も可能性の高いところにパスを出すのが仕事だが、自分で行く選択肢とその精度は今季の東京がどこまで行けるかのカギになる。

東のサブという意味では河野をスライドしたり眷襪1列前で使うなどのオプションも考えられるし、大久保を1列下げることもあり得る。人材には事欠かないと思う。

若手では内田はこのポジションか。ボランチでもできそうだが、前目で持ち味を出せそうか。U23からのスタートだと思うが、練習試合では得点も決めており意外にチャンスが巡ってくるかもしれない。昨季はU23で12試合に出場、ゴールも1つある。U23で結果を出してトップに食い込んで欲しい。

1トップには今季獲得した大久保が第一選択か。ゴール前で張るだけでなく、きちんとボールを捌いてから動き直し、スペースに入って行くなど質の高い動きのできる現代的なストライカー。ゴールへの執着、はっきり要求するFWとしての自己主張と、周囲を使い流れを見極めるクレバーさを併せ持つ。

獲得した時には、年齢もあって高額の年俸に見合う働きができるか正直疑問があったが、どこかおとなしさ、淡白さの抜けない東京に、相互に要求し合うメンタリティを持ちこんだという意味でも大きな存在だと思うようになった。どこまでやってくれるか、期待が先走り過ぎても仕方ないが、むしろそれを力に転化できる選手だろう。

得点という目に見える結果を出して欲しいのはもちろんだが、東京の「お行儀のよさ」に敢えて厳しさを持ちこみ、戦う集団へと進化させるオーガナイザーとして大久保に求めるものは大きい。眷襦梶山、東と、大久保にパスを出せる選手も揃っているし、室屋、太田からのクロスも期待できる。東京の大久保を早く見たい。

もちろん前田も忘れてはならない。前線での献身的なポスト・プレーは東京の宝。ここで収めてくれるところから攻撃が始まる。前田にはもっと自分で行くことを求めたい。今季は太田が復帰、好クロスが期待でき、前田の動き出しが生きるケースは増えるはずだ。大久保とともに日本を代表する現役のストライカーだ。

大久保との競争はハイレベル。戦術によっては大久保、前田の豪華な2トップも見られるかもしれず、また大久保をトップ下に置いて前田を1トップにすることも考えられる。前田にいかに気持ちよくプレーしてもらうか、前田が持ち味を遺憾なく発揮してくれれば前線も層は厚い。

この他、MFで見た阿部、永井、バーンズもFW登録。1トップを張る感じではないが、2トップの一角なら可能性はあるだろう。気になるのはこのポジションに自前の若手がいないことで、U23はユ・インスあたりを偽の9番に置いたゼロ・トップでも対応できるだろうが、先々を考えればストライカーを養成したいところ。

U18からの昇格も例年中盤より後ろが中心で、FWで昇格できたのは重松が最後ではないか。来季以降だが自前のエースの登場を待ちたい。



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2017年02月08日 22:34      [posted by der_ball_ist_rund]

【FC東京】2017年新チーム・プレビュー(5) OMF編

権田の鳥栖加入が発表された。ヨーロッパに挑戦したいということで東京との契約を合意解除して移籍先を探していたようだが、ウィンドーが閉まるまでに満足なオファーがなく、かといって東京にも戻れないでいたところに鳥栖からオファーを受けたということだろう。

欧州移籍を前提に契約を解除した東京から見ればわだかまりの残る成り行きだが、かといって鳥栖からのオファーを蹴って浪人することを権田に強いる意味もなく、いろいろあった末のやむを得ない事態と割り切るしかない。鳥栖はうまく漁夫の利を得たということ。

少なくとも権田個人に対しても権田をリリースしたフロントに対しても悪感情はなく、というか既に新しいGK4人を補強した我々としてはそんなことに構っている余裕はなく、このチームでどうやって結果を出して行くかしか考えるべきことはない。権田には新しい環境でしっかり頑張って欲しい。

さて、今回は攻撃的なMFについて。前回同様4-2-3-1を前提にすると、前の「3」、両翼とトップ下の布陣。

まず両翼で、これは4-4-2のときのSHでもあるが、右から見て行こう。

このポジションは新しく加入した永井、河野の激しい争いと見ていい。永井はFW登録だが中央で張るタイプではなく、スピードを生かして切れこむサイド・アタッカー。本人はサイドよりFWとして勝負したいとの意向らしいが、この布陣ならシャドウ・ストライカーとしてサイドに置くしかない。

海外経験もあってもともとポテンシャルは高いが、決めきる精度はどうか。スピードという絶対的な武器があるだけに、それ以外のクオリティが逆にポイントになるだろう。鳴り物入りでの移籍だが、当然ながらポジションが約束されている訳ではなく、競争を勝ち抜いて定位置を確保して欲しい。

僕としては永井よりも河野を買いたい。河野は篠田監督の下でこのポジションに定着、切れこんでの左足でのシュートに魅力がある。もともと足許の技術には定評がある上に、ゴールに向かう意志、仕掛ける意識にはっきりした特徴のある選手。

守備も含めいい時と悪い時の差がはっきりしているムラの多さや、ミスの後でプレーを止めてしまうメンタルの幼さ、拙さが欠点だったが、最近は愚直な取り組みもできるようになったと思う。戦術にアクセントを加え、敵の嫌がるプレーができる選手であり、永井よりは河野を右SHの第一選択に推したい。

左サイドは中島、阿部、バーンズの競争か。

昨季の使われ方から見れば中島が第一選択だと思うが、それぞれに特徴があり差は大きくない。中島は旬の選手で、ボールを持ったらとにかくゴールに向かう姿勢が彼自身にとってもチームにとっても大きな武器になっているのは確か。結果もそれなりに出しているが、一方でプレー・スタイルが型にはまりつつあるのは気になる。

今季はおそらく研究され、厳しくマークされるのは覚悟した方がいい。球離れの悪さも課題で、今のスタイルのままではいずれ限界が来る。アグレッシヴさを残しつつ、プレー・スタイルに一段の深化がないと壁に突き当たる時が来る。今は行けるところまで行けばいいと思うが、チームとしては是々非々で注意深く見る必要がある。

中島と競う存在は阿部だろう。昨季はケガもありシーズン途中から離脱してしまったが、本来は足許の技術のあるFWだ。ゴールへの色気とコンビネーションへの目配りをバランスよく兼ね備えておりポテンシャルは高い。今季コンディションがフィットすれば定位置獲得は現実的だ。

中島とのレベルの高い競争になるが、僕としては実績のある阿部の方にむしろ期待している。ジョーカーよりは先発で持続的にプレーをして結果を出す選手。昨季の鬱憤を晴らす活躍を見せて欲しい。

バーンズもFWだが、上背はなく、中央でポストするよりはサイドで受けて切れこむタイプ。左だけでなく右でもプレーできる。オーストラリア代表であり本来はもっと使いでのある選手のはず。今オフ、東京で結果を出すために敢えて残留したとの報道もあったが、チームとしてももっと使いようはないのかともどかしい。

守備に難点がある上、動き回るプレー・スタイルから試合の中でのスタミナ管理も課題だと思うが、ボールを持って仕掛けてくるスタイルは敵からは間違いなく嫌がられている。使い方次第で生きる選手であり、レギュラーとしての定位置は難しい面もあるが戦略的に起用したい。

この他、右サイドでは石川がいる。度重なるケガからのリハビリ中であり、戦力としてどこまで見込めるかは未知数だが、石川が味スタの右サイドを駆ける姿を僕はもう一度見たいし、何より現役の石川とリーグ優勝したい。石川が「オレのためにタイトル獲ってくれ」と言ってくれれば優勝できると思う。

平岡は今年もU23からのスタートだと思うが、そろそろ何かを見せて欲しい。U23では間違いなくトップ・レベルのスピードを見せてもらったが、それだけでは90分勝負できない。永井と同じで、明確な武器があるだけに、それ以外の部分でのクオリティを求められる。ラスト・イヤーのつもりでアピールして欲しい。J1で見たい。

左ではユ・インスがいる。ユもU23からのスタートになるだろうが、昨季はJ1で出場・得点の実績もある。結果にこだわって前を目指そうとするアスリートとしての健全な「欲」がはっきりしているところがいい。突破力もあるし愚直なまでの運動量もある。チャンスをつかんで欲しい。

結構書いたのでトップ下は次回にしよう。



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2017年02月06日 21:56      [posted by der_ball_ist_rund]

【FC東京】2017年新チーム・プレビュー(4) DMF編

今回は守備的MFについてプレビューする。昨年の実績から、4-2-3-1が今季のスタンダードな布陣になるという一応の前提で、所謂ダブル・ボランチの2人を誰にするかということを考えたい。

このポジションの目玉は何といっても眷襪粒容世澄眷襪和緝塾鬚發△訶刑揚のMFであり、ユーティリティ・プレイヤーでもあるが、ボランチでの起用が現在のところ最も現実的だろう。味方すらも読みきれないタイミングでパスを通してくるプレー・スタイルは変態とも噂される。

前線に東、中島ら特徴のある選手に加え、大久保、永井ら決めきることのできる選手を補強した今季、パスの出し手としての眷襪硫弾は大きく、高橋の抜けた穴を埋める最後のピースとして的確な補強だったと思う。もちろん競争が前提ではあるが、ボランチの第一選択は眷襪任いぁ

問題は眷襪離僉璽肇福爾鮹にするかである。僕としてはここには田邉を推したい。昨季最大の「補強」として米本の負傷離脱後のボランチを務め、スペイン仕込みの華麗なボールさばきと広い視野、高い技術で中盤の核となるとともに、意外にしっかりとスペースを埋め、カバーもできるレベルの高いMFに育った。

本来は前への推進力に特徴のある選手ではあるが、局面を見てスペースのケアや泥臭い守備もできるようになったのは大きな成長で、それも「見えている」からこそだと思う。高橋のいない今、この役割を担えるボランチは田邉の他になく、眷襪療刑揚のプレーの後ろを任せる相手として適任。

梶山もこのポジションでは重要な選手だが、眷襪畔造戮襪里魯螢好が高過ぎる。変態を二人並べるとド変態。見てみたい気もするが何が起こるか誰も予想できない。もともと梶山も天才肌で、梶山を起用するなら梶山起点で戦略を構築すべき「水準点」となる選手。梶山は眷襪離ルタナティブとして考えるべきだ。

加えてコンディション的に常時フル出場が見込めるかも疑問。眷襪肇櫂献轡腑鵑鯀茲Δ里妥当な使い方で、フィットの具合やゲーム・プランに応じてここぞというところでの起用が中心になるのではないかと思う。眷襪らポジションを奪い取るならそれはそれで歓迎だ。レベルの高い競争になる。

このポジションで忘れてはならないのは米本だが、昨季大きなケガをして、練習試合にも名前はなく、おそらく今はリハビリ中。どのタイミングでフィットできるか分からず少なくとも開幕には計算できない。このところケガなくプレーできていただけに悔しいが、外から見ることで成長の機会にして欲しい。

しかし米本が戻った時に眷襪離僉璽肇福爾傍用できるかは微妙だと思う。米本はボール・ホルダーに食いついてボールを奪いきるスタイルの選手。時としてポジションを捨てて飛び出すこともあり、眷襪そのカバーをやれるか。守備的な選手だがスペースを見るタイプではなく、やるならむしろ田邉と組ませたい。

田邉のバックアップとして考えられるのは橋本だ。橋本も昨季終盤に負傷離脱、ようやく全体練習に復帰したところとの報があったばかり。橋本はクレバーな選手でスペースをケアできる選手だと思うが、開幕は計算できないのではないか。ポテンシャルは大きく実戦で成長させたいが層が厚く競争は厳しい。

攻撃時にはするすると上がり絶好のポジションに入りこむなどナゾのセンスがあり、ゴールへの色気もあって面白い選手。眷襦田邉、梶山、米本との競争に勝ってポジション争いに割って入ることができるか、便利使いされるだけに終わらず存在感を発揮したい重要なシーズンになるだろう。

このメンバーに続くのは3年目の佐々木、U18からの昇格となった鈴木らか。

佐々木は1列前でもプレーできると思うが、昨季のU23ではおもにボランチでプレーしていたように思う。今季も主戦場はU23になるだろうが、チャンスはいつ巡ってくるか分からない。手を抜かないプレーでしっかりアピールして欲しい。同期の小川が昨季J1で出場機会を得たこともあるし、そろそろ名前を覚えてもらわなければならない頃合いだ。

鈴木は昨季2種登録としてU23で25試合に出場。既に実績のある選手であり、まずはU23からのスタートになると思うが、佐々木同様いつでもチャンスをつかめるよう怠りない準備が必要。上の層は厚いが、J3で真面目にやっていればたくさんの人が見ていてくれるはずだ。米本、橋本がケガのシーズン序盤がむしろ狙い目か。

高橋、羽生が移籍し、スペース・マネジメントの部分では厳しくなったが、眷襪硫弾で戦力として埋め合わせできた。あとは選手の組合せ、相性の世界だろう。眷襦田邉がレギュラー、梶山、米本、橋本がそれに次ぐ選択肢で、U23は佐々木、鈴木というのが穏当な見立てだが、ポテンシャルの高い選手ばかりであり、このポジションもいい競争が期待できそうだ。



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2017年02月05日 17:05      [posted by der_ball_ist_rund]

【ブンデスリーガ第19節】グラードバッハ×フライブルク

■2017年2月4日(土) 15:30キックオフ
■Borussia-Park

日本時間土曜日夜11時半キックオフということでPCでのDAZN観戦。ライブはなぜかChromeで見られずIEで見るのだが、これだとクロームキャストでテレビにミラーリングできずPCのモニタを凝視することになる。本当に何とかして欲しいわ。OSがWindows7だと推奨環境外ということらしい。

中継は前半15分くらいまで頻繁にハングアップ。1分見たら1分止まって続きから始まる感じで、この分だと90分の試合を見終わるのに180分はかかるとげっそりしていたが、途中から急に動きがよくなった。もうよく分からない。ハーフタイムで現実のタイムラインに追いついた。

グラードバッハはウィンター・ブレイク明けのアウェイ2連戦を1勝1分で乗りきり、今年になってのホーム初戦。ここでしっかり勝ち点3を積み上げこの流れを確かなものにしたいところ。ヘキング監督のボルッシア・パークでのレビュー戦になる。中位は勝ち点差も少なく、リズムよく勝ち点を稼げば順位を上げることができる。

ヘキング監督になってから出場機会を得ていい動きを続けていたホフマンがケガで欠場し、代わってハーンが先発した他は前節と同じ布陣。ホフマンはこのタイミングでのケガはもったいないが焦らず治療して欲しい。一方、負傷でずっと戦線を離脱していたヘアマンがベンチ入り。これは嬉しい。

ゾマー
ヤンチュケ クリステンセン フェスタガード ヴェント
ハーン クラマー ダフード アザール
シュティンドル ラファエル

立ち上がりはどちらもパスをつないで前線にボールを運びチャンスを窺うアグレッシヴな組み合いに。まずはグラードバッハが主導権を握りフライブルク陣内を中心に試合を進めるが、大きなチャンスは作れず。

この時間帯に攻めきれず、次第にフライブルクが失地を回復、15分以降くらいからは中盤で激しい主導権争いとなり拮抗した展開に。グラードバッハは主にサイドから攻撃を組み立てようとするが、中央はフライブルクの守備も厚くクロスははね返される。

40分、左サイドを裏に抜けたヴェントからの折り返しにニアのラファエルが足を出したがボールはゴールに向かわずファーのクリステンセンへ。クリステンセンがこれに合わせたが枠に収まらず。フライブルクの攻撃に対しては危なっかしいシーンもあったものの、互いにチャンスは散発、結局うまくフライブルクにフタをされた形で決定的な形をなかなか作れないままスコアレスで前半を終える。

後半になるとホームで焦りの出るグラードバッハに対してフライブルクの方が動きがよくなる。開始から10分で立て続けにチャンスを作られるが、ゾマーの好セーブもあって何とかしのぐ。この時間帯をしっかり守りきれたのは大きかった。

前線ではシュティンドルが敵DFとやりあって警告を受け、その後も不穏な雰囲気。58分、シュティンドルがそのDFにエリア内でスライディングされ倒れるがファウルにならず。敵DFはボールに行けていなかったが、シュティンドルはその前からバランスを崩しており、ノー・ファウルの判定か。PKでもおかしくなかったと思った。

65分、ハーンに代えてジョンソンを投入。ジョンソンはそのままSHの位置に。67分、敵ゴール前でDFがクリアしようとしたボールがゴール前に詰めたラファエルの目の前に上がり、ラファエルがこれを頭で押しこもうとしたがボールはバーの上に。偶然からのチャンスだったが、きちんと枠に行ってさえいればゴールだった。

73分、ジョンソンがヘディングで前線に送ったボールを受けたシュティンドルが、敵DFを交わしてフリーになり放ったシュートがGKの手をかすめてポストに当たりそのままイン。グラードバッハが1-0と貴重な先制点を得る。ギリギリのコースを通した技術の高いシュートだった。

その後は、ビハインドを背負いリスクを取って前に出てくるフライブルクに対し、グラードバッハが守備からカウンターを狙う展開に。78分、シュティンドルが左前線にダフードを走らせると、ダフードは敵DFに絡まれながらも右足アウトで中央のラファエルに短いパス。これをラファエルが身体を倒しながら枠に蹴りこんでゴール。2-0とリードを広げる。

88分にはシュティンドルに代えてドルミッチを、そして90分にはラファエルに代えてヘアマンを投入、試合をクローズしに行く。

フライブルクのパワープレイをしのいでいたアディショナル・タイム、ドルミッチから右前線へのパスを受けたアザールが、逆サイドのヘアマンにパス。これを受けたヘアマンが左サイドから放ったシュートは敵DFに当たってコースが変わり、敵GKの逆を突く格好になってゴール。3-0とダメ押し。試合はそのまま終了し、グラードバッハが2連勝となる今年ホーム初勝利を挙げた。

前半は拮抗したゲームで攻撃の糸口がなかなかつかめなかったが、後半、試合が次第にオープンになる中でもコンパクトな陣形を崩さず、ボールをつないだことで少しずつ流れが傾いた。追加点はフライブルクが前がかりになる中で狙い通りカウンターから決めたものだが、敵DFとのマッチ・アップに勝ってゴールを決めたシュティンドルの先制ゴールの価値が高かった。

シュート数11-14、ポゼッション48-52、CK3-8と必ずしも試合を支配できた訳ではなかったが、耐えどころを耐え、終盤効果的に加点して勝ち点3を得た試合。

ヘキング監督の戦略は特に難しいこともなく、やり慣れた4-4-2に戻し、両SBやダフードとクラマーのボランチ、ラファエルとシュティンドルの2トップなど、それぞれの選手の本来のポジションで本来の力を気持ちよく出させることを優先しているのが効いているのではないか。

もともと長く一緒に戦ってきた選手が多く、既にオートマティズムはそこにある。シュバート監督がヘンにイジってグダグダになっていた戦略を再びシンプルなものに戻すことで封印を解いただけのように見える。シュバート監督は独自色を出そうとするあまり、もともとあったケミストリーを自ら殺していたのではないか。

この試合ではフェスタガードの守備、特に対人のカバーリングが危なっかしく、何度かピンチを招いた。一方でクラマーが時に最終ラインに落ちながら愚直にボールを受け続け、攻撃の起点になっていたのは大きなポイントだった。ダフードが前半途中から厳しいマークを受け、思うようにボールを収められない中でクラマーの存在は光った。

ここからボールが出てくると、アザール、ラファエル、シュティンドルらアイデアと技術のある選手が生きるし、そこにダフード、ヴェントが加わることで攻撃のバリエーションが広がる。歯車が噛み合いつつあるようで心強い。

ヘアマンの復帰も嬉しい。彼がゴールを決めた後、ゴール裏でアップしていた選手を含めチーム・メイトから手荒な祝福を受けていたのもよく分かる。もともと代表級の実力のある選手であり、今季後半の巻き返しには必要な戦力だ。活躍を期待したい。

一方でホフマンを初めトラオレ、シュトロブルらケガ人も多く、DFBポカールやELで日程の立てこんだ2月を乗りきるのはハードだ。これ以上ケガ人を出さないこと、離脱者の早い戦線復帰を祈る。

これでグラードバッハは勝ち点を23(1試合あたり1.21)に伸ばし、暫定ながら順位を10位に上げた。まずは中位を固めながら順位表の上半分を目指したい。火曜日にはDFBポカールのグロイター・フュルト戦、週末にはリーグのブレーメン戦と再びアウェイ・ゲームが続く。今年に入って3戦無敗、3試合で勝ち点7を稼いだ流れは大切にしながら、厳しい日程に立ち向かいたいところだ。

ディーター・ヘキング監督談話:
「今日の試合を3-0で勝つことができたのは大変嬉しいが、結果はおそらくちょっと良過ぎたかもしれない。強固な武器を持つ相手に勝たねばならない試合になるということは今週ずっと言っていた。我々は運動量を豊富に、規律を持って戦おうと考えていた。非常に集中した試合になったと思う。我々の方が上回っていた局面もあったし、フライブルクの追うがよかった局面もあった。ラース・シュティンドルが彼の力を証明した1-0が、いわば栓抜きになった。フライブルクはそこからスペースを空けざるを得なくなった。そこから2点の追加点を得たのは素晴らしかった。我々はここから素早く切り換える必要がある。今日の試合で、これまで欠けていた選手がカムバックできたことは本当に嬉しい」

勝つとコメント長い…。



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2017年02月04日 18:26      [posted by der_ball_ist_rund]

【FC東京】2017年新チーム・プレビュー(3) CB編

沖縄でのキャンプが終わり、チームはいったん東京に戻って明治神宮で必勝祈願した後、二次キャンプ地である宮崎へ旅立った。開幕は近づいている。

この間、セビージャの清武がJリーグへの移籍を考えているという報道があり、東京もオファーを出していると報じられた。もしかして清武まで獲るか、と腰が浮いたが清武はセレッソ大阪に復帰することが正式に発表された。まあ、さすがにそこまではなかったか、という感じ。

さて、今回はCBのプレビューである。CBはまず森重と丸山の代表コンビがレギュラーで問題ないだろう。

森重は主将であり今や東京の「顔」といってもいい中心選手。トップ・フォームを維持しており、代表でもレギュラーに定着している。読みのいい守備と確かな技術で攻守の核になる現代的なCBだ。

今季、森重に望むのは、ビハインドを背負った時のチームのメンタル・マネジメントである。先制された時、追いつかれた時、これまでの東京は下を向いてガックリ肩を落とすことが多かった。立て続けに失点して逆転された試合も昨季はひとつやふたつではなかった。

そんなとき、森重は必ず思いつめたような固い顔をしている。両手をたたいて味方を鼓舞していることも多いが、そこには何か悲壮感が漂う。賛否はあるかもしれないが、そんなとき、僕は森重にもっと笑顔があればいいといいと思う。

「大丈夫だ、オレらはやれる、前向いて行こう、ここから行こう」とチームメイトを安心させ、焦る必要も過剰に熱くなる必要もないことを再確認するような、森重のチャーミングな笑顔があればチームは落ち着くことができるだろう。

森重には経験に裏づけられた説得力があるはずだ。新しく加わった、実力のある選手を束ね、試合の中でひとつの方向にチームを束ねて行くのは森重の仕事。なぜなら東京は森重のチームだからだ。今季、トップ・フォームの森重とともにタイトルを獲りたい。

森重のパートナーは丸山が第一選択だろう。正確なフィードやクレバーな守備は既に高いレベルにあるし、左利きでピッチの左半分から広い範囲にパスが出せる強みもある。一方でガチのフィジカル勝負には向上の余地があるとともに、割りきったクリアに逡巡が見られ中途半端になるケースが散見される。

森重とタイプの似たCBになるが、既にここ2シーズンに亘ってコンビを組んでおり、チャレンジ&カバーなどのコミュニケーションは問題ないだろう。年齢的にも最も充実した年代に入りつつあり、プレーの成長、成熟が期待できる。しっかりと足許を固めつつチームを最終ラインから支えて欲しい。

森重、丸山の次を狙うのは吉本だ。今季から背番号を「4」に変更、森重らとはタイプの違うCBとしての存在は貴重だ。森重らのケガによる欠場はあって欲しくないが、警告累積の出場停止は現実にあり得るし、森重、丸山が代表招集された際のカップ戦などでの出場機会は見込める。

それだけでなく、ゲーム・プランによっては丸山に代えて最初から吉本で行く試合もあっていいと思う。愚直に身体を張れる吉本のプレー・スタイルがはまる相手はあるはずで、穴埋めのためのサブではなく、彼の個性が必要とされての起用はあり得べきだ。ポジションを奪い取る競争を期待する。

問題はこの3人に次ぐCBが心細い点だ。特に森重と丸山が同時に代表招集を受けるといきなり穴が開く。ここには法政大学から加入した山田(昨季は特別指定でU23に7試合出場)、U18から昇格した岡崎(2種登録でU23に29試合出場2得点)を見込むのだと思うが、U23もあり人繰りは厳しい。

山田、岡崎はまずはU23で出場機会を得ながらこうしたチャンスを窺うことになるだろう。岡崎は上記の通り昨季U23で安定したパフォーマンスを見せており、J1でも見てみたいが、現在ケガをしており新チームの発表会でも松葉杖をついてのお披露目となった。まずは焦らずに調整してもらうしかない。

山田も僕が見た試合ではしっかり活躍できていたように見えた。チャンスが得られた時にしっかりアピールできるよう、ふだんから十分な準備をして欲しい。彼らの他には徳永がCBもこなせる他、橋本、小川らもCB起用は可能だと思うが、やや台所が苦しい感はある。

総括すると、森重、丸山をレギュラーに、吉本がバックアップ、山田、岡崎がU23という顔ぶれ。レギュラーが盤石なだけに、その次が難しいポジションだがサブもポテンシャルは高く、いい競争を期待したい。



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2017年01月31日 22:11      [posted by der_ball_ist_rund]

【FC東京】2017年新チーム・プレビュー(2) SB編

SBは太田が復帰して飛躍的に層が厚くなった。

室屋を右に置いて徳永に左を任せるか、小川を使うかという感じが大方の見方だったと思うが、太田を獲得したことで左SBが固まり、右を室屋で行くか徳永で行くかという選択になった。

メディアでの予想布陣では室屋を右SBのレギュラーとしているものが多いようだ。悩みどころだが、僕も右SBの第一選択は徳永ではなく室屋だと思う。

徳永は長い間不動の右SBだったが、昨季は一対一で競り負けるケースが増えた。昨季後半のケガもあったし、運動量の求められるハードなポジションだけに、トップ・フォームを維持するのは難しいかも。経験の重みは無視できないが、新人らしからぬ安定したパフォーマンスで昨季定位置をつかんだ室屋を右SBのレギュラーで使うのが穏当だろう。

徳永は室屋、太田が万一のケガや出場停止で出られない時、さらには太田の代表招集などの時に、左右どちらでもこなせるバックアップとして、またどちらかが調子を落とした時の選択肢として、水準の高い競争を続けて欲しい。むしろ徳永をサブとして持てることの意味は大きいと考えるべき。

小川、柳、山田は、まずはU23で出場機会を得ながらポジションを窺うことになるだろう。

小川は昨季、駒野や徳永の予想外のケガもあってJ1での出場機会を得たが、太田が復帰したことでJ1でのポジション奪取は実際上難しくなった。昨季のパフォーマンスを見れば、続けて実戦に起用し、試合の中での成長を期待したい選手なのは間違いないが、目先はU23で腐らず結果を出し続けることが重要だ。

柳も昨季のU23では実戦で安定したパフォーマンスを見せており、世代的には大事に育てたい選手。競争の中でひとつずつ序列を上げて行く他ない。

山田はもともとCBだと思うが、法政大学では右SBだったらしい。昨季、特別指定でU23に7試合出場しているが、その時は主にCBをやっていたのではなかったか。青森山田高校では室屋の同期。どこに割りこんでくるか楽しみだ。

結局、右・室屋、左・太田をレギュラーに、徳永が左右のバックアップ、小川、柳、山田がU23からスタートというのが妥当な見方。しかし、小川らも含め競争は熾烈だ。太田の補強が的確だったということに尽きる。もう橋本をSB起用するような苦肉の策は必要ない。水準の高いポジション争いが期待できそうだ。



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2017年01月29日 17:51      [posted by der_ball_ist_rund]

【ブンデスリーガ第18節】レバークーゼン×グラードバッハ

■2017年1月28日(土) 18:30キックオフ
■BayArena (Leverkusen)

日本時間では日曜日未明2時半キックオフということでリアルタイム観戦は諦め、日曜日早めに起きてDAZNの見逃し配信を見た。もちろん結果情報は遮断。ライブ中継ではないからかChromeで動画が見られて、これをクロームキャストでテレビにミラーリング、カクカクすることもなく快適に見られた。ライブでもこれくらい見られるのか気になる。

ブンデスリーガは前節でシーズン前半を折り返し、今節から後半に入る。勝ち点17の14位でシーズン前半を終えたグラードバッハは何とか巻き返しを図りたいところ。前節はアウェイでのスコアレス・ドローで勝ち点1を拾っており、これを価値あるものにするためにも今節も勝ち点を取りたいところ。アウェイ連戦となるが手堅く戦いたい。

先発は前節と同じメンバーで4-4-2のオーソドックスな布陣。ジョンソンがベンチ入りした。

ゾマー
ヤンチュケ クリステンセン フェスタガード ヴェント
ホフマン クラマー ダフード アザール
シュティンドル ラファエル

試合は拮抗した立ち上がり。激しい中盤での競り合いから互いに素早くゴール前までボールを運ぼうとする。

7分、ヴェントが長いFKを前線に落とすとシュティンドルが折り返し。ラファエルがボレーでシュートするがボールは敵GKが難なくセーブ。

10分にはショート・コーナーからラファエルが下がり目のヴェントにパス。ヴェントは中央20メートルほどからフリーでミドルを放ったがバーの上に。

さらに13分、左サイドでキープしたラファエルアからパスを受けたダフードがエリア内に切れこんでシュートを放つが敵GKがセーブ。

この時間帯に決めきれなかったことで試合は膠着、コンパクトで緊迫した戦いでどちらもフィニッシュまで持ちこめないにらみ合いの時間が続く。

試合が動いたのは31分。左サイドからのCKに中央で合わされ失点、0-1と先制を許す。フェスタガードがついていたがフィジカルで負けて空中で競り合えなかった。デカいのだからそこはしっかり競って欲しかったが…。

さらに34分、今度は右サイドからのCKをニアで伸ばされ、後ろから飛びこんだ敵FWに頭で合わされて再び失点、0-2とリードを広げられる。動きだしのところで完全にマークを振り切られフリーにしてしまった。あっという間に2点差となり、「せっかく早起きしたのにこれは…」的な感じになってしまう。

その後は流れを引き寄せて攻撃を仕掛けてくるレバークーゼンに押しこまれる時間に。何度かヤバいシーンもあったものの何とか守りきり、0-2で前半を終える。深夜に見ていたらここで寝ていたかもしれない。入りは悪くなかったがセット・プレーから2失点は本当にもったいない。

後半に入るとグラードバッハが積極的に前に出る。48分、右サイドのラファエルから中央でパスを受けたダフードが左にパスを流すと、これを受けたアザールがシュートを放つが敵GKにセーブされる。

52分、ラファエルのシュートが敵DFにハネて高く上がったところを、シュティンドルが敵DFにガッチリ身体を寄せられながらもこれをはがしシュート。角度は難しかったがこれがファーに決まり1-2と1点差に追いつく。

さらに58分、ラファエルがキープしたボールをスイッチしたヴェントが左サイドから裏に抜け中央にクロスを送ると、再びシュティンドルが中央で頭で押しこみゴール。6分の間に2-2と同点に追いつく。

62分にはシュティンドルのスルー・パスを受けて右サイドから裏に抜けたホフマンがシュートを放つが敵GKのファイン・セーブに遭う。そう何もかもうまくは行かないってことか。

70分、アザールに代えてハーンを投入。直後の71分、中盤での激しいボールの奪い合いに勝ったクラマーが前線にボールを送るとラファエルがこれを受け、敵のDFを巧みにかわして飛び出したGKの脇を通すシュート。これが決まって3-2とついに逆転に成功する。

その後は必死の反撃を試みるレバークーゼンに対して必死にしのぐ終盤となるが、決してルーズにすることなくコンパクトな守備を堅持。85分にはラファエルに代えてジョンソンを投入、89分にはホフマンに代えてドルミッチを投入するなど時間を使い、何とか1点差を死守。3分のアディショナル・タイムも守りきって今季初めてのアウェイでの勝利を手にした。

前半、いい形を作れていた時間帯に先制できず、逆にセット・プレーから2点を失うイヤな展開となり、流れを持って行かれたが、後半修正に成功、流れから3点を挙げて逆転することができた。

数字的にはシュート数12-13、ポゼッション40-60、CK5-9と必ずしも優勢だった訳ではないが、後半、流れをしっかりと引き寄せたグラードバッハがアウェイで貴重な勝ち点3を得た。

シンプルながら互いの意思を通じ合って少ないタッチでボールをつないで行くスタイルが機能し始めている感じがする。ラファエルとシュティンドルの関係も整理され、そこにホフマンとアザールが絡む攻撃の形ができつつある。4-4-2の分かりやすいフォーメーションに戻したことが大きいのではないかと思う。

もともと長くやってるメンバーが多く、歯車がひとつはまればいい方に転がるだけの蓄積はある。ラファエルは序盤やや持ち過ぎの感もあったが、最終的にシュティンドル、ラファエルら、取るべき人たちがしっかり得点できたことがよかった。

ウィンター・ブレイク後のアウェイ2連戦を1勝1分で切り抜け、次節はホームにフライブルクを迎える。ここまで17試合で勝ち点20(1試合あたり1.11)はまだまだこれからの数字だし、順位も13位とひとつ上がっただけだが、8位あたりまでは勝ち点が詰まっており、挽回の余地は十分ある。

この調子で機能するかは見極めが必要だが、今は結果先行でリズムを作ることが先決。しっかり前を向いて戦いたい。ウィンター・ブレイク明けから負けなしだ。

「チームとして素晴らしい試合ができた。最初の失点までの間も我々はいい戦いができていたが、2つのセット・プレーで2点を失うことはあってはならないことであり、もちろん厳しかった。しかし重要なのは我々がそれに得点で応えたことだ。後半に入ってすぐのトーガン・アザールのチャンスは重要なシグナルだった。チームはこれで何かが起こるかもしれないと感じただろう。彼らはそれに続いて素晴らしい反応を示してくれたし、どう組み立てればいいかというやり方を見せてくれた。この勝利は最終的には妥当なものだと思うし、チームの自信を与えるだろう。しかし重要なのはこの勝利で落ち着いてしまわないことだ。我々はこの先もアクセルを踏まねばならない。そのようにしないとこの先何週間かの重要な課題に対する準備ができない」

勝てばよくしゃべるんだ…。早起きして最後まで見てよかった。久しぶりに書いてて楽しいマッチ・レビューだわ。



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2017年01月26日 21:56      [posted by der_ball_ist_rund]

【FC東京】2017年新チーム・プレビュー(1) GK編

今季のプレビューを、まずはポジションごとに進めて行きたい。まずはGKから。

GKは「総替え」となった。僕も長く東京のサポをやっているがこんなことは初めてだ。昨季レギュラーとしてゴールを守った秋元は在籍1年で湘南へ去り、セカンドとしてベンチ入りし続けた圍もセレッソ大阪に完全移籍。チーム最年長で精神的支柱であった榎本は現役を引退しクラブ・スタッフとなった。また、オーストリアのホルンに期限付移籍していた権田は契約を解除、海外でプレーする可能性を探ることになった。

誰もいなくなった。

新たに獲得したのは鳥栖の林、長崎の大久保、青森山田高校で選手権を制した廣末、そしてU18からの昇格となる波多野の4人。まさに総替え状態。順当に考えれば代表経験もある林がレギュラー、大久保がセカンドということになるだろう。

林は195cmの長身GKでありJ1では144試合出場、海外でのプレー経験のある実績豊かなGK。鳥栖時代にはゴール裏から野次る東京サポとやりあったこともあるなど、性格的にもチームを引っ張ることのできる選手であり、今の東京に必要なものを備えている。獲得は的確な補強だと思う。

大久保も昨季はJ2の長崎で全試合フル出場を果たした実力派のGKだ。林に次ぐセカンドとして想定されていると思うが、レギュラーとしてポジションを奪い取る勢いで力を見せて欲しい。レベルの高い競争ができることで林も大久保もさらに成長できるはず。盤石の選手層で1年を戦い抜きたい。

高卒の2人はもともとU15の同期。深川から青森山田高校に進んだ廣末は先日の選手権で優勝メンバーとなった。正確な足元は浦和の西川を引き合いに出して語られる現代的なGKである。まずはU23で試合経験を積むところからというのが穏当なところだが、林、大久保の間に割って入る実力もあると思う。

波多野はむさしからU18に進み、昨季はA契約でU23でも2試合に出場した。196cmの長身でクラブユース選手権に優勝。廣末とU23の出場を争うところからのスタートだろう。生え抜きの大型GKであり大事に育てたいし、U23要員に終わらない成長を見せて欲しい。

GKコーチには湘南からジョアン・ミレッを招聘。実績のあるコーチであり、この新しいGKチームを預けるに足る人物だろう。

総替えとはなったものの獲得した選手の顔触れは納得感があり、林がレギュラー、大久保がセカンド、廣末、波多野がU23という一応の仕分けだと思うが、序列の入れ替えも含めた激しい競争が予想される。一人しか試合に出られないので難しいポジションだが、U23も含めてそれぞれの活躍が見たい。



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2017年01月25日 23:48      [posted by der_ball_ist_rund]

【FC東京】2017年編成について(5)

いやいやいやいや、高萩ほんまに来たこれ。

今日、公式サイトでリリースがあり、高萩の加入が発表された。他に合宿に参加しているシエルコレスをどうするかはあるものの、戦略的な補強はほぼこれで終わりだろう。高萩をダブル・ボランチの一角で起用するなら、パートナーを誰にするかは難しいところだが、流動的にスペースをケアできる田邉がいいかもしれない。

米本は守備に特徴があるものの、ポジションを捨ててボールホルダーに食いつきに行くので、その後を高萩が愚直にカバーできるのなら米本でもいいが、それでは高萩のよさが生きないような気もする。高萩はユーティリティ・プレーヤーなのでボランチでの起用にこだわる必要はないかもしれない。

例年になく大きな入れ替わりがあったが、戦力は揃い、レベルの高い競争が期待できるが、もちろんこれだけで好成績が約束される訳ではなく、ここからをしっかり見て行かねばならない。補強したメンバーの年齢を見れば、「今季結果を出すための補強」であり「2、3年かけてチームを作るための補強」でないことは明らか。高い目標を掲げ、その実現のために現実的で厳しい取り組みをする覚悟が、クラブにもサポにも求められているということだと思う。

実際、この補強を見れば、もはや「期待してる」というようなレベルではなく、「今年やらねばもうできない」くらいの「覚悟」がサポにも必要だと思えてくる。もちろん僕は一介のサポであり、もともと好きで東京を応援してるだけだということも認識しているし、悲壮な顔はしたくないが、その覚悟を楽しみたい。

シーズンの日程も発表された。ルヴァンカップを中心とした平日夜の試合のキックオフが19時なのは何とかして欲しい。今からでも変更できないのか。あと、首都圏でのアウェイ戦がシーズン後半に集中、またシーズン最終盤の32節、33節がアウェイでの連戦になるのは今ひとつだな。

大阪、神戸でのアウェイ3試合がどれも19時からで、試合後東京に戻るのが難しいのも悩みどころだ。特に3節の吹田でのG大阪戦をどうするかは早く決めなければならない。

編成のフォローは今回で終わりにし、開幕までの間は今季の戦力についてプレビューして行くことにしたい。


【新人】
GK 30 廣末 陸 [青森山田高校]
GK 50 波多野 豪 [FC東京U-18]
DF 29 岡崎 慎 [FC東京U-18]
DF 36 山田 将之 [法政大学]
MF 28 内田 宅哉 [FC東京U-18]
MF 35 鈴木 喜丈 [FC東京U-18]

【移籍加入】
GK 1 大久保 択生 [長崎]
GK 33 林 彰洋 [鳥栖]
DF 6 太田 宏介 [フィテッセ(オランダ)]
MF 8 高萩 洋次郎 [FCソウル]
FW 13 大久保 嘉人 [川崎]
FW 15 永井 謙祐 [名古屋]

【契約更新】
DF 2 室屋 成 [6から背番号変更]
DF 3 森重 真人
DF 4 吉本 一謙 [29から背番号変更]
DF 5 丸山 祐市
DF 22 徳永 悠平 [2から背番号変更]
DF 25 小川 諒也
DF 26 柳 貴博
MF 7 米本 拓司
MF 10 梶山 陽平
MF 17 河野 広貴
MF 18 石川 直宏
MF 19 平岡 翼
MF 21 ユ・インス [32から背番号変更]
MF 23 中島 翔哉 [39から背番号変更]
MF 24 佐々木 渉
MF 27 田邉 草民
MF 37 橋本 拳人
MF 38 東 慶悟
FW 16 バーンズ
FW 20 前田 遼一
FW 44 阿部 拓馬

【移籍退団】
GK 権田 修一 [契約解除]
GK 榎本 達也 [現役引退]
GK 圍 謙太朗 [C大阪]
GK 秋元 陽太 [湘南]
DF 駒野 友一 [福岡]
MF 高橋 秀人 [神戸]
MF 三田 啓貴 [仙台(期限付→完全移籍)]
MF 羽生 直剛 [千葉]
MF 幸野 志有人 [長崎]
MF 野澤 英之 [岐阜(期限付移籍)]
MF 水沼 宏太 [C大阪(期限付移籍)]
MF ハ・デソン [FCソウル]
FW 平山 相太 [仙台]
FW ムリキ [ヴァスコ・ダ・ガマ(ブラジル)]
FW 林 容平 [大分]

【獲得報道】
MF シエルコレス [サバデル]


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2017年01月22日 22:47      [posted by der_ball_ist_rund]

【ブンデスリーガ第17節】ダルムシュタット×グラードバッハ

■2017年1月21日(土) 15:30キックオフ
■Jonathan-Heimes-Stadion am Bollenfalltor (Darmstadt)

ウィンター・ブレイクが明け、ブンデスリーガもシーズン後半に入った。とはいえ今年は16節終了までで年越し、シーズン前半最終節(17節)は年明け後という変則日程。この試合でいったんの中間決算ということになる。土曜日の夜11時半キックオフ、スカパーの中継はなくDAZNをPC画面で見ることにした。

グラードバッハはアンドレ・シュバート監督を更迭、後任にディーター・ヘキング監督を迎えて最初のリーグ戦ということになる。引き続きヘアマン、トラオレ、シュトロブルらケガ人も多い中、14位に低迷するチームをどう立て直すか、まずはその手腕を窺う大事な試合になる。

相手は最下位のダルムシュタットだが、こちらもエラそうなことを言っていられる順位でもなく、アウェイではあるがしっかり勝ち点を持ち帰るべく自分たちのフットボールをやりきらなければならない。

ヘキング監督はホフマンを先発で起用。オーソドックスな4-4-2のシステムに戻したようだ。ウィンター・ブレイクに獲得したコロジチャクの他、若手のシマカラ、ベネ、ソウらがベンチ入り。

ゾマー
ヤンチュケ クリステンセン フェスタガード ヴェント
ホフマン クラマー ダフード アザール
ラファエル シュティンドル

試合はグラードバッハがボールを支配、コンビネーションからダルムシュタット陣内に攻めこむ流れに。

7分、ラファエルのパスを受けて裏に抜けたホフマンが右サイドから切れこみ角度のないところからシュートを放つが敵GKがセーブ。10分にはホフマンがサイドから流しこんだボールにラファエルがダイレクトで合わせるが、これも敵GKにセーブされる。

その後は主導権を握りながらも最後のところを崩しきれない流れに。球際で勝ちきれずフィニッシュまで持ちこめなくなる。

34分、ヴェントが浮き球のパスを追って裏に抜け、頭でトラップしたボールの落ち際をボレーでシュートするがバーの上へ。一方、ダルムシュタットのチャンスは散発。結局スコアレスで前半を終えた。

後半開始早々の48分にはダフードからのパスを受けたヴェントがエリア外左寄りからシュートを放つがボールはファー・ポストをかすめて外へ。その後もグラードバッハがボールを支配するものの、ダルムシュタットの守備も固くなかなかチャンスを作ることができない。

65分、クラマーのエリア外からのシュートを敵DFが手で弾いたように見えたがハンドは認められず。手が完全に体側から離れており、審判がしっかり見えていればPKでおかしくなかったが取ってもらえなかった。66分にはアザールが左サイドからドリブルで自ら持ち上がりシュートを放つがポストに嫌われる。

70分、ホフマンに代えてハーンを投入。80分にはラファエルに代えてブンデスリーガ・デビューとなるシマカラを投入するが、終盤、オープンになった流れでも好機はなく、スコアレス・ドローとなった。

オーソドックスな布陣に戻したことで戦い方は整理されたと思うが、攻撃の時に選手が重なるシーンが散見され、連係が今ひとつ取れていないように感じられた。また、ダフードが頻繁に下りてきてアンカー的な位置でいったんボールを受けるのだが、クラマーとの役割分担に疑問が残った。

いくつか好機はあったものの決めきれず、ヘキング監督のデビュー戦としてはアウェイとはいえ最下位相手にスコアレス・ドローとしょっぱい内容の試合になってしまった。シュート数は14-8、ポゼッション66-34、CK6-4と数字の上では明らかに優位だったにも関わらず、チャンスに決めきれず、勝ち点2を置いてきたというべき。

ホフマンはよかったと思う。自力での突破もできるし捌いて裏に走ることもできる。これまで序列が低くなかなか出場機会を得られなかったが、もともと力はあるので先発で使い続ければ光る選手。ヘアマン、トラオレが離脱しており、攻撃的MFとして計算できるのは大きい。

ジョンソン、ドルミッチらは試合前のkickerの予想ではベンチ入りの予定だったがメンバー外。コンディションの問題なのかヘキング監督の用兵なのか。ちょっと今後の戦い方を注視しなければ。

シーズン前半を終えて4勝8敗5分で勝ち点17の14位、1試合あたりの勝ち点はちょうど1.00とまさに降格圏。降格圏から抜け出すのは連勝ができれば比較的たやすいが、ヘキング体制で勝ちグセをつけるにはもう少し連係の再構築が必要か。

移籍市場での補強も最低限で、今いる選手でやれるはずという考え方はあながち間違っていないとは思うが、いかんせんケガ人が多いし、ムダに難しいことをやろうとして自壊したシーズン前半の後遺症はまだ克服されていない感がある。

試行錯誤が許される期間は短い。今季の目線は残留と割りきる必要があるが、ELもあり難しい舵取りが続くだろう。今日の試合だけでは何とも言えないが、コマは揃っているはずで、早く安心できるところまで成績を戻したいが。

次節はシーズン後半初戦、アウェイでのレバークーゼン戦。2月はDFBポカールやELがあって7試合を戦わなければならない。今のうちに地歩を固めたい。

ディーター・ヘキング監督談話:
「もちろん、私にとって最初の試合にはいくつかゴールが決まることを願っていたが、この新しいチームでの第一歩としては了解はしている。あちこちで改善していることはもちろん見て取れたと思う。試合の中ではもっとしっかりやりきらなければならないシーンもあった。非常にいいチャンスも3つか4つあったが、もっと貪欲に行かなければならなかった。チームが軽くやり過ぎているような部分もあった。もっと目標に対してひたむきでなければならないし、そうなればいくつかの状況ではおそらくもっと多くのことが可能になっていただろう。今日はこの0-0で何とか生き延びられる」

コメントが長すぎないところがいいね。




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2017年01月21日 12:14      [posted by der_ball_ist_rund]

【FC東京】2017年編成について(4)

チームは沖縄でキャンプ・イン。補強にも動きがあったのでアップデートしておく。

まず、去就が未発表だったハ・デソンがFCソウルに完全移籍することがリリースされた。ハ・デソンは昨季、中盤の核となることを期待されたが開幕直後に負傷、その後はチームにフィットすることなくシーズン半ばで名古屋にレンタル、今季の始動メンバーにも名前がなく、移籍先を調整しているものと見られていた。

韓国代表経験もあり、プレ・シーズンには可能性を感じさせる動きも見せていただけに、チーム戦略の混乱もあってハマりどころがなかったのは残念だ。今季、東京での再チャレンジもあり得るかと思っていたが、ソウルからのオファーもあっての移籍だろう。縁がなかったという他ないが移籍先での活躍を祈りたい。

一方で、そのハ・デソンと実質的にトレードする形でFCソウルの高萩洋次郎の獲得を目指しているとの報道あり。既に契約の細部を詰めているとの報もあり、複数メディアが一斉に報じているので確度は高いと見ていいだろう。前線もできるマルチ・プレーヤーだがボランチでの起用を見込んでのオファーだろう。

高萩は広島で10番を背負い、その後オーストラリアに渡って、現在はソウルの中心になっている。代表経験もあり天才肌のファンタジスタであると同時にハード・ワークもできる。今季の補強の最後のピースとして獲得できれば強力な布陣になる。的確な補強であり、吉報を待ちたいところだ。

併せて、サバデルで田邉の同僚だったシエルコレスという中盤の選手が沖縄キャンプに参加するという報道もある。報道によればシエルコレスは「激しい守備が持ち味だが、足元の技術にも優れており、的確にボールを散らすこともできる(日刊スポーツ)」ということで、ボランチ要員としてのテストだろう。

高萩が獲得できれば人員が過剰になる可能性もあり、また実力も未知数である上、直近はケガで出場機会を得られていなかったという情報もあるようなので獲得は微妙か。意外に「当たり」だったりすることもあり得るが、まずは練習参加の結果を見てからということではないかと思う。

ボランチは高橋を放出、梶山はコンディション的に全試合フル出場に耐えるとは考えにくく、米本、橋本もケガ上がりでトップ・フォームに仕上がる時期は見極め難い。田邉が昨季大きな成長を見せ、彼を柱に考えるとしても、もう一人計算のできるボランチがいればチーム力は大きく向上するはずだ。

いずれにしても近いうちにリリースがあるだろう。楽しみだなあ。


【新人】
GK 30 廣末 陸 [青森山田高校]
GK 50 波多野 豪 [FC東京U-18]
DF 36 山田 将之 [法政大学]
DF 29 岡崎 慎 [FC東京U-18]
MF 35 鈴木 喜丈 [FC東京U-18]
MF 28 内田 宅哉 [FC東京U-18]

【移籍加入】
GK 33 林 彰洋 [鳥栖]
GK 1 大久保 択生 [長崎]
DF 6 太田 宏介 [フィテッセ(オランダ)]
FW 13 大久保 嘉人 [川崎]
FW 15 永井 謙祐 [名古屋]

【契約更新】
DF 2 室屋 成 [6から背番号変更]
DF 3 森重 真人
DF 4 吉本 一謙 [29から背番号変更]
DF 5 丸山 祐市
DF 22 徳永 悠平 [2から背番号変更]
DF 25 小川 諒也
DF 26 柳 貴博
MF 7 米本 拓司
MF 10 梶山 陽平
MF 17 河野 広貴
MF 18 石川 直宏
MF 19 平岡 翼
MF 21 ユ・インス [32から背番号変更]
MF 23 中島 翔哉 [39から背番号変更]
MF 24 佐々木 渉
MF 27 田邉 草民
MF 37 橋本 拳人
MF 38 東 慶悟
FW 16 バーンズ
FW 20 前田 遼一
FW 44 阿部 拓馬

【移籍退団】
GK 権田 修一 [契約解除]
GK 榎本 達也 [現役引退]
GK 圍 謙太朗 [C大阪]
GK 秋元 陽太 [湘南]
DF 駒野 友一 [福岡]
MF 高橋 秀人 [神戸]
MF 三田 啓貴 [仙台(期限付→完全移籍)]
MF 羽生 直剛 [千葉]
MF 幸野 志有人 [長崎]
MF 野澤 英之 [岐阜(期限付移籍)]
MF 水沼 宏太 [C大阪(期限付移籍)]
MF ハ・デソン [FCソウル]
FW 平山 相太 [仙台]
FW ムリキ [ヴァスコ・ダ・ガマ(ブラジル)]
FW 林 容平 [大分]

【獲得報道】
MF 高萩 洋次郎 [FCソウル]
MF シエルコレス [サバデル]

いやもう高萩マジ来てくれ。



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2017年01月15日 17:38      [posted by der_ball_ist_rund]

【FC東京】2017年編成について(3)

今日は新体制発表があったが、それに先立って、昨日、東の契約更新と、権田の契約解除が発表された。

権田は「ヨーロッパでのプレーの可能性を探るため」とコメント。一昨年戦線を離脱した事情からも、また今季に向けた補強からもおそらく東京への復帰は難しいのではないかと思っていたがやはりそうだったようだ。思いもよらない顛末になり残念だが、本人の納得できるようにやってみて欲しいと思う。いつかまた東京の力になってくれる日がくればいいと思う。

また、今日発表された新体制にはハ・デソンの名前がなかった。移籍先を探しているところということか。もともと昨季大きな期待を込めて獲得した実績ある選手だけに、残留してくれればチーム戦略も広がったと思うが、東京としては構想外ということなのか、あるいは本人が移籍希望なのか。近いうちに何らかの発表があるのかもしれないがよく分からない。

それ以外に去就が未発表だったユ・インス、バーンズは新チームに名前あり。

背番号は徳永が驚きの22番に変更、室屋が2番になり、空いた6番を復帰した太田がつけることになったようだ。高橋の移籍で空いた4番は吉本、また移籍加入した大久保嘉人は予想通り13番、永井は15番となり、エースナンバーの9番、11番はともに空き番となった。

GKでは大久保択生が1番、林が33番。選手権で注目を浴びた廣末が30番、ユースからの昇格となった波多野は50番に。

チームスローガンは「TOKYO GRIT 〜すべての力を〜」だそうだ。正直スローガンとかもうどうでもいい感あるが、少なくとも昨年の「頂戦」よりは百倍マシ。重要なのは具体的な目標であり、それをどう実現するかという戦略。ACL圏内という目標は現実的だが、それはカツカツで3位に滑りこみたいという意味ではなく、当然タイトル争いが目標で万一タイトルが獲れなくても最悪3位は確保するという意味に理解しておきたい。

【新人】
GK 30 廣末 陸 [青森山田高校]
GK 50 波多野 豪 [FC東京U-18]
DF 36 山田 将之 [法政大学]
DF 29 岡崎 慎 [FC東京U-18]
MF 35 鈴木 喜丈 [FC東京U-18]
MF 36 内田 宅哉 [FC東京U-18]

【移籍加入】
GK 33 林 彰洋 [鳥栖]
GK 1 大久保 択生 [長崎]
DF 6 太田 宏介 [フィテッセ(オランダ)]
FW 13 大久保 嘉人 [川崎]
FW 15 永井 謙祐 [名古屋]

【契約更新】
DF 2 室屋 成 [6から背番号変更]
DF 3 森重 真人
DF 4 吉本 一謙 [29から背番号変更]
DF 5 丸山 祐市
DF 22 徳永 悠平 [2から背番号変更]
DF 25 小川 諒也
DF 26 柳 貴博
MF 7 米本 拓司
MF 10 梶山 陽平
MF 17 河野 広貴
MF 18 石川 直宏
MF 19 平岡 翼
MF 21 ユ・インス [32から背番号変更]
MF 23 中島 翔哉 [39から背番号変更]
MF 24 佐々木 渉
MF 27 田邉 草民
MF 37 橋本 拳人
MF 38 東 慶悟
FW 16 バーンズ
FW 20 前田 遼一
FW 44 阿部 拓馬

【移籍退団】
GK 権田 修一 [契約解除]
GK 榎本 達也 [現役引退]
GK 圍 謙太朗 [C大阪]
GK 秋元 陽太 [湘南]
DF 駒野 友一 [福岡]
MF 高橋 秀人 [神戸]
MF 三田 啓貴 [仙台(期限付→完全移籍)]
MF 羽生 直剛 [千葉]
MF 幸野 志有人 [長崎]
MF 野澤 英之 [岐阜(期限付移籍)]
MF 水沼 宏太 [C大阪(期限付移籍)]
FW 平山 相太 [仙台]
FW ムリキ [ヴァスコ・ダ・ガマ(ブラジル)]
FW 林 容平 [大分]

【動静未発表】
MF 14 ハ・デソン

ユニの予約購入も発表されたので18番を申し込んでおこう。



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