フットボール・クレイジー
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2018年02月24日 19:55      [posted by der_ball_ist_rund]

【Jリーグ第1節】FC東京 1-1 浦和

■2018年2月24日(土) 14:00キックオフ
■味の素スタジアム

いよいよ開幕。天気のいい土曜日の午後のゲームというのもいい。相手が浦和ということもあり混雑が予想されたため早めに味スタへ。下りの京王線に乗る日々がまた始まったことが嬉しい。

昨季のやりきれなく悔しい、情けない思いは今季の結果でしか拭い去れない。相手がどこであれ冷静に戦って勝ち点を積み上げたいところ。浦和は苦手にしている相手だがいつまでもそんなことを言っている訳にも行かない。難しい相手なのは間違いないが、ホームでの開幕戦でもあり、勝ち点3をきっちり奪い取らなければならない。

ほぼ事前の予想通り、眷襪畔橡椶鬟瀬屮襦Ε椒薀鵐舛肪屬、右に大森、左に東、トップは前田とオリヴェイラの組合せになった。久保がベンチ入り。

室屋 チャン 森重 太田
大森 米本 眷襦‥
オリヴェイラ 前田

立ち上がりは拮抗した競り合いで、中盤で主導権を争う展開に。次第に浦和がポゼッションを取り、東京陣内でゲームが進む時間が長くなるが、東京は集中した守備でブロックを崩さず、対応がはっきりしていて浦和に大きなチャンスを作らせない。

一方で奪ったボールは少ないタッチで動かしながら裏を狙うが、ここの展開でのパスミスやボールロストが散見されリズムを作れない。浦和が前から来ているというのもあるが、自陣でムダにリスクを取って自ら消耗しているようにも見える。難しい。

11分、東のスルーパスを追ってオリヴェイラが裏に抜け出す。単騎のカウンターになったが飛び出した敵GKと接触、ボールをクリアされる。ファウルにも見えたがホイッスルは鳴らず。

14分、オリヴェイラがタメを作って右のフリーのスペースにボールを展開、上がった室屋がこれを拾ってそのままミドルを狙ったが大きく枠を外れる。これが東京のファースト・シュート。

その後もボールを保持する浦和に対して、集中した守備で対応する東京という流れ。浦和の攻撃もアイデアと迫力を欠き、東京の守備もゴールに近いところではカバーがしっかりしていて決定的な形は作らせない。全体に固い試合になり時間が進む。

27分に右寄りでFKを得て太田が蹴るが、ファーで合わせられずそのままゴールラインを割る。33分にも右タッチライン際でFKを得て再び太田が蹴ったが競り合いでファウルを取られる。45分、オリヴェイラのスルーパスを追って大森が左サイド裏に抜けるがオフサイドの判定に。

結局どちらも決定機を作れないままスコアレスで前半を終えた。東京のシュートは室屋の1本のみ。我慢の前半だった。

後半開始早々に試合が動く。

48分、眷襪離好襦璽僖垢鮗けた東が単騎のカウンターで敵ゴール前へ。敵DFに絡まれながらも放ったシュートはジャストミートはしなかったもののGKの脇を抜け、コロコロとゴールへ。東京が1-0と先制する。苦し紛れのシュートがよかったのか。万全の体勢だったらたぶんGKに当ててた。

ところが直後の50分、敵のCKからのこぼれ球を後ろからグラウンダーでシュートされ、これが人の間を抜けてゴールへ。難しい状況で林も反応しきれなかった。あっという間に1-1の同点に追いつかれる。

ここからしばらくは追いついて調子に乗る浦和がたたみこむ時間帯になるが東京が粘り強い守備でしのぐ。リトリートの速さと的確なポジションのつぶしこみで浦和に十分な態勢を作らせない。最後のところでは林のセーブもあり何とかゴールを守る。逆転されてもおかしくない流れだったがこの局面を耐えたのは大きかった。

70分、オリヴェイラに代えて永井を投入、永井はそのままトップに。直後、太田のFKに永井が合わせるが敵GKに。72分には太田がシュートを放つが枠外に。直後、前田に代えて久保を投入、久保もそのままトップに入る。

その後は交互に攻撃を仕掛けるややオープンな展開に。東京は交代選手を生かして突破を図るがつなぎのところで浦和のしつこいプレスに手を焼きボールロストすることも多い。84分、大森に代えて富樫を投入、永井が右SHに。勝ち越しを狙いに行く。

90分、左サイドでパスを細かく交換、久保がシュートを放ったがこれもジャスト・ミートせず。結局タイムアップとなり1-1の引き分けに。

ホームでの開幕戦だったので勝ち点3を取りたい試合だったし、納得のできる結果ではもちろんないが、セットプレーからの1失点のみで守備が最後まで集中が切れなかったことは前向きに受け止めたい。最低限の勝ち点1は口座に積み立てることができ、シーズンのスタート地点としては悪くない。

シュート数6-7、ポゼッション45-55、CK0-5と数字的には浦和主導の試合だったが、印象は悪くなかった。ボールは持たれても試合の流れにはしっかり入れていたということだと思う。

守備も攻撃も、その場のノリ、思いつきでやっているようにしか見えなかった昨季に比べ、意図や約束ごとがはっきりして組織的に対応できていた。特に守備面では、左右へのマメなスライド、ライン・コントロール、サイドに釣りだされた時の中のカバーなど、穴を作らないためのこまめな動きが徹底されているように感じられた。

攻撃はまだまだこれからだし、奪ったボールの最初のつなぎのところでミスやボールロストが多すぎるのは至急修正しなければならないが、オリヴェイラのキープ力、大森のドリブルなど新しい選手の可能性を感じることはできた。ただ、身体を張ってポストし、時間を作るという点ではオリヴェイラと前田はタイプがかぶっており、組合せとしてはどうなのかという疑問が残った。

決して何もかもがうまく行ったゲームではないし、この内容でタイトルが狙えるかといえばそんなことは絶対ないので、ブラッシュアップは当然必要だが、「今ここ」という現在地の確認という意味でも、またここからどこを目指すのかという方向性の意味でも、チームとしての意図が分かる気がする好ゲーム。やるべきことの優先順位は示すことができた。落とした勝ち点2は負債として背負うしかないが、ここから始めようと感じさせてくれた。

ここからの積み上げが勝負。ルヴァンカップも含め日程が立て込むのをうまく消化しながら、チームの底上げを図って行かなければならない。すべてはここからだ。

評点(評点はドイツ式):
林(3.5) 失点シーンはやむなしか。ハイボールのキャッチが安定していた。
室屋(4) 序盤のような駆け上がりがあと2、3回は見たかった。
チャン(3) 主将としての初陣。要所で読みのいいプレーを見せた。
森重(4) ナゾのキックミスなど微妙なプレー多し。本調子までまだ少し。
太田(3.5) クロスの選択、精度にまだ課題あり。FKは悪くなかった。
大森(3.5) ドリブルで特徴見せた。相手にとってイヤな選手として貴重。
眷(4) ゴールをアシストはしたがヤバいパスミスもあって振幅大きかった。
米本(4) ボールの狩人としての存在感は見せた。今日の試合では生きた。
東(3) 嬉しい開幕戦ゴール。愚直にハードワークし続けたのが報われた。
前田(4) 身体張って頑張ってくれたがオリヴェイラとスタイルかぶった。
オリヴェイラ(3.5) キープ力高いがこれが最大値かも。生かし方を考えたい。
===
永井(4) 判断が遅くプレー精度も高くない。彼が生きる使い方をしたい。
久保(3.5) ボールタッチにひとつひとつ意味があると感じさせるのがスゴい。
富樫(-) 時間短し。

試合前に東京スカパラダイスオーケストラのライブがあったけどカッコよかった。



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2018年02月20日 00:30      [posted by der_ball_ist_rund]

【ブンデスリーガ第23節】グラードバッハ 0-1 BVB

■2018年2月18日(日) 18:00キックオフ
■Borussia-Park

月曜日いつもより1時間早起きして、出勤前の身支度をしながらDAZNを見た。

グラードバッハはこのところ3試合続けて無得点で3連敗。CL圏内はおろか、EL圏も危うい10位まで順位を落としている。相手は難敵のBVBだがホームでもあり勝ち点3が何としても必要だ。

この試合ではヤンチュケがベンチ外となり、オクスフォードが右SBで先発。またボバディジャがトップで先発、グリフォがベンチ・スタートとなった。GKにはゾマーが復帰する一方、ラファエルはベンチ外。

ゾマー
オクスフォード ギンター フェスタガード エルヴェディ
ホフマン ツァカリア クラマー アザール
ボバディジャ シュティンドル

試合は互いに激しく主導権を争うテンションの高い立ち上がり。どちらかといえばBVBがボールを持ちグラードバッハがカウンターを狙う流れにも見えるが、テンポの速い切り替えの連続で落ち着かない。

13分、シュティンドルが中央に持ちこみ、サイドにラストパスを流そうとしたところ、ボールが敵DFに当たって裏にこぼれ、そのままこれを追ってシュートするがGKに当ててしまう。

拮抗した展開が続いたが、32分、右サイドで作られ、絞りに行ったところでファーに飛ばされてフリーでシュートを打たれる。ボールはゾマーの頭上を越え、バーに当たってゴールへ。0-1と痛い失点。シュートが見事だったが、エルヴェディが中に絞っていて大外がフリーになってしまった。

反撃に出るグラードバッハは43分、アザールのFKからの流れで裏にこぼれたボールをフェスタガードが蹴りこんでゴールかと思われたが、ビデオ判定の結果ボールはボバディジャからこぼれておりオフサイドの判定でノー・ゴールに。

アディショナル・タイムにもアザールのシュートが枠外に流れるシーンがあり、結局0-1のビハインドを背負ったまま前半を終えた。

後半に入ってもグラードバッハが積極的に前に出る流れは変わらず。再三チャンスを作るが決めきれず。55分、シュティンドルのシュートを敵GKがセーブ、こぼれ球にボバディジャが詰めて押しこもうとするがGKに当たりさらにゴールに向かったボールを敵DFにクリアされる。

グラードバッハは押しこんでシュートを放つがゴールが遠い。64分、ボバディジャからパスを受けたシュティンドルがシュートを放つが敵GKがセーブ。69分にはアザールのFKにエルヴェディが頭で合わせるがこれもGKにセーブされる。

72分、ホフマンに代えてヘアマンを、79分にはボバディジャに代えてドルミッチを、さらに83分にはツァカリアに変えてキュイザンスを投入、敵陣で試合を進めるが決め手を欠く。89分にはCKにフェスタガードが頭で合わせようとし、マークした敵DFがハンドを犯したように見えたがノー・ホイッスル。

結局最後まで無得点に終わり4連敗となった。

CKは6-5、ポゼッション53-47とほぼ互角ながら、シュート数は28-7と圧倒的に攻めたものの、敵GKのファイン・セーブもありビハインドを取り返すことができなかった。

ケガ人が多く層が薄くなっていることは否めないものの、攻撃の連係自体が機能していない訳ではなく、また毎試合失点しているとはいうもののここ3試合は最少失点にとどめており、悪い流れにハマってしまっているとしか言いようのない状態。

こういう感じが実はいちばんヤバいというのもよくある感じだが、やり方は間違っておらず、信じて続けるしかない。ここでブレるとチームが崩壊する。監督も替える必要はなく、愚直にやり続けることで結果が出るのを待つべきだ。

ひとつ勝てれば流れはガラッと変わる。ここで迷いが出たり下を向いたら負けだ。

ディーター・ヘキング監督談話:
「我々は素晴らしい試合をし、明らかに内容もよかったが負けた。ドルトムントに対しては、今日我々がやったように戦わなければならない。我々はたくさんのゴールのチャンスを作ったが、残念ながら決めることはできなかった。我々がチームに求めるものは今日すべてあった。しかし、今、我々が落ち込んでいるような局面では、運がこちら側にないということだ。我々は引き続きこれを乗り越えるためにハードワークをしなければならない。重要なのは、選手たちが顔を上げ続けることだ」

この試合、芝がボロボロだったのは何だったのか。



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2018年02月17日 00:43      [posted by der_ball_ist_rund]

【FC東京】2018年新チームプレビュー(8) 布陣予想

いよいよ開幕まで1週間になり、明日はプレシーズンマッチとして味スタで横浜戦が行われる。この試合がゲネプロということだろうから、システムや選手起用など、ある程度今季のスタートの姿がここで確認できるはずだ。

これまでメディアを通じて言われてきたところでは、システムはおそらくオーソドックスな4-4-2であり、昨季試みた3バックや、フィッカデンティ監督の頃に採用したアンカー+インサイドハーフのシステムは取らないのではないかと思う。

ポジションごとに見た戦力分析を総括すると、だいたいこんな感じになるのではないかと思う。

林(大久保)
室屋(柳) 森重(吉本) チャン(丸山) 太田(小川)
橋本(永井) 眷襦陛廷機法‥譟癖橡棔法‖膺后陛譟
前田(富樫) オリヴェイラ(永井)

ここに久保、平川を初め、山田、岡崎、リッピらU23でアピールした選手が絡んで競争になって行く。前回も書いたが選手層は充実していると思う。

長谷川監督は、攻撃力の強化を重点に挙げ、今季は50得点(昨季は37得点)を目指すとコメントしているが、実際にはまず守備の約束ごとをはっきりさせ、後ろをしっかり固めるところから入るだろう。攻撃フットボールは堅守の上にしか成立しない。そのことはきちんと共有されているはずだ。

その上で、奪ったボールを少ないタッチ数で素早く前線に運ぶトランジション・ゲームが今季の基本的な戦い方になるのではないかと思っている。

ブロックを形成して待ち構えている敵を遅攻で崩しに行くポゼッション・スタイルは、結局のところ崩しのアイデアや最後のところを押しこむ決定力なしには機能しない。それに対し、切り替えのスピードで敵を上回り、敵の布陣が整う前に攻撃を仕掛けることで優位を作る考え方の方が汎用性があって合理的であり戦術として現代的だ。

しかし、そのためには切り替えのスピードはもちろん、いい位置でボールを奪うためのハイ・プレスの敢行、逆にボールを奪われた時のネガティブ・トランジション、少ないタッチ数でボールを展開する技術とポジショニング、連係など、高いレベルのプレー強度が要求される。

意図を持ってひとつひとつのプレーをやりきることができなければ、トランジションのスピードで敵を上回り敵の布陣が整う前に攻撃することは不可能だ。ボールを持ってから考えたり、思いつきでプレーしたりしていては敵はあっという間に布陣を整え、スペースは消されてチャンスの芽はついえてしまう。

今季、そういう明快な戦略・戦術の下に規律ある組織を作り上げ、勝利に向けてあらゆるリソースを動員して結果を出すことが長谷川監督には求められている。キャンプは順調に仕上がっていると報じられているものの、キャンプ時点でビジョンが楽観的なのは毎年のことであり、実際昨年も一昨年も開幕前は「行けるんじゃないか」と思っていた。

今季欲しいのは結果だけ。ひとつひとつの試合の勝利であり、それを積み上げた結果としてのタイトルである。それをやりとげ、苦しかった昨季を最終的に総括したい。

チャン・ヒョンスが今季のキャプテンになったとのリリースがあった。チャンのワールド・クラスのプレーと熱いクラブへの思い、責任感はキャプテンにふさわしい。監督の指名だということだが、よく人を見ていると思う。そしてまた、キャプテンの重圧を担っていた森重をそのポジションから解放する意味も大きい。いい人事だと思う。

開幕が待ち遠しい。



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2018年02月13日 00:15      [posted by der_ball_ist_rund]

【ブンデスリーガ第22節】VfB 1-0 グラードバッハ

■2018年2月11日(日) 15:30キックオフ
■Mercedes-Benz-Arena (Stuttgart)

翌日が振替休日ということもあって夜11時半からDAZNでリアルタイム観戦。

リーグ戦2連敗のグラードバッハとしては何としても勝ち点3の必要な試合。既に土曜日開催の試合の結果から、キックオフ時点では暫定10位まで順位を下げており、このままでは上位争いから確実に置いて行かれる。食らいついて行くしかない。

右SHをヘアマンからホフマンに入れ替えた以外は前節と同じメンバー。といってももはや選択肢がある訳でもない。ラファエルがベンチ入り。復帰が噂されたゾマーは結局ベンチ外となった。

ジペル
ヤンチュケ ギンター フェスタガード エルヴェディ
ホフマン クラマー ツァカリア グリフォ
シュティンドル アザール

試合はいきなり動いた。5分、DFラインが不揃いになったところにスルー・パスを通され、フリーになった敵FWのシュートが決まって失点。0-1と先制を許してしまう。球際に寄り過ぎてファーがまったくのフリーに。安い失点だった。

その後はリスクを取らず守備を固めるVfBに対しグラードバッハがボールを支配するが、前線で決定的なチャンスを作ることができない。25分、グリフォからのスルー・パスを受けたシュティンドルがダイレクトで流しこもうとするが枠に行かず。27分にはツァカリアからのパスを受けたホフマンがシュートを放つがGKがセーブ、こぼれ球にアザールが詰めたが押しこむことができなかった。

その後はともに見せ場なく0-1で前半を終了。敵がしっかりとブロックを形成してくる中でボールを動かしながら崩しを試みるが決定機を作れないまま時間が過ぎた感じの前半だった。

後半初めからグリフォに代えてラファエルを投入。アザールがSHに下がり、ラファエルは中央下がり目のトップ下的な位置でしばしば落ちてくる感じか。46分、敵ペナルティ・エリア手前中央でのこぼれ球をシュティンドルがミドルで狙うがGKがセーブ。鋭い軌道で枠に飛んだが決まらず。47分にもアザールのスルー・パスを受けたシュティンドルが裏に抜けるがシュートはゴール左に。

63分、ツァカリアに代えてドルミッチを投入、おそらくシュティンドルが下がり目になったと思う。直後、CKからのボールをラファエルがダイレクトで狙い枠に飛んだがGKがセーブ。

75分、ホフマンに代えてボバディジャを投入。もうこの辺になるとポジションとかよく分からない。グラードバッハが圧倒的にボールを持ってゴールを狙いに行くが、割りきって低めにブロックを形成するVfBの守備を崩すことができない。

79分、FKからボールがドルミッチの足許にこぼれるがシュートはジャスト・ミートせず枠外へ。最後はフェスタガードを前線に上げてのパワー・プレーを試み、89分にはアザールのFKにフェスタガードが頭で合わせるがこれも枠に飛ばず。結局序盤の失点を挽回できないまま0-1でVfBに試合をクローズされた。

後半、ラファエルが中盤に降りてボールをコントロールするようになってからチャンスを作れるようになったが、VfBがはっきりと守備的になったため崩しきれず。シュート数12-7、CK8-1、ポゼッション68-32と明らかにボールを支配していたが、主導権を握っていたとは言い難い出来で、焦りが空回りした試合だった。

ケガで層が薄くなっているのは仕方ないが、一応主力と呼べるメンバーは揃っており、連敗するような状態ではないはず。失点の安さ、引かれた後の打開力のなさは、もう一度チーム戦術を徹底するところから立て直して行くべきものだ。

これでリーグ戦3連敗となり、勝ち点は31のままで1試合あたり1.41まで低下、順位は10位に落ち込んだ。2位のライプツィヒとの勝ち点差は7、まずCL圏内6位(勝ち点差3)を狙うしかないが、いずれにしてもこれ以上の連敗は許されない。次節はホームとはいえ3位BVBが相手であり苦しいが、ここで勝ち点3を取ることができれば上位への足がかりを再び得ることができる。まさに正念場だ。

ディーター・ヘキング監督談話:
「今日は前半全然いい試合ができていなかったことには同意するしかない。アウェイで開始5分にカウンターを浴びるのはもちろんあってはならないことだ。その後はチームに軽やかさが欠けていた。パス交換があまりにゆっくりで、ポジショニングもまったくよくなかった。20分を過ぎた頃からよくなってきたが、残念ながら多くの技術的なミスを克服しなければならなかった。後半はすべてを試みたが、ボールを支配したにもかかわらず、その優位性から果実を得るための突破力と攻撃の最後の連係が足りなかった。VfBは非常に情熱的に守備をしており、それに対して我々は最後のところのアイデアがあまりになかった。今の状況がとても困難であることについてはあれこれ議論する余地はない。もう一度しっかり顔を上げて、ハード・ワークを続け、このよくない流れをできる限り早く打ち破りたい」

ここで迷いが出てはいかん。チームがヘンな感じになる前にしっかり修正しよう。



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2018年02月09日 00:35      [posted by der_ball_ist_rund]

【FC東京】2018年新チームプレビュー(7) 今季望むこと

ここまでポジションごとに今季を展望してきた訳だが、最後に全体として今季のFC東京に望むことをまとめておきたい。

まず、補強は概ね的確だと思う。昨季は大久保を目玉に、林、太田、永井らを獲得、さらに眷襦▲Ε織、そしてシーズン途中にはチャンを補強するなど積極的な強化を行ったが、チームとしての組成に失敗してシーズン途中で監督が交代、結局13位に終わる失敗シーズンとなった。

今季の最も大きな動きは大久保の放出だろう。大久保という劇薬を使いこなせなかったのが昨季の混迷の一因であることは明らかで、大久保に固執せず移籍金が取れる形で放出したのは賢明だった。ウタカも退団したがもともとレンタルであり織り込み済み。一方で大森、オリヴェイラ、富樫ら即戦力を補強したことで埋め合わせは十分できたと思う。

眷襦⇔咫太田、チャン、永井ら主力は残留、ケガで昨季後半を棒に振った森重の復帰や注目を浴びている久保の存在なども考え合わせれば戦力に不足はなく、ポジションごとのバックアップ、競争も確保されていてバランスは取れている。シーズン中に負傷者の状況や市場の動向を見ながらスポット的な追加補強はあっていいが、まずは納得できる編成だと言っていい。

監督にはガンバ大阪で優勝実績のある長谷川健太を招聘。優勝経験のある監督を外部から招く判断も的確だと思う。篠田監督を悪く言う気はないが、アクの強い大物を補強し、覇権を狙いに行くチームの指揮を任せるべき監督ではなかった。監督人事の安易さと、更迭の見極めの悪さ(目標を失ったチームを敗戦処理的に任された安間監督も気の毒だった)もまた混迷の明らかな一因であり、今季は失敗から学習したと言えるだろう。

こうした編成を踏まえ、今季望むのは、とにかく勝利に徹底的にこだわること、勝利を最優先に、すべてをそこから逆算することである。

守備を固めるのも、得点力を高めるのも、要は勝ち点3を得るための手段に過ぎない。ポゼッションもトランジションもコンビネーションもカウンターも敵より多く得点を挙げて勝つための戦術に過ぎない。これらが自己目的化することは主客転倒であり退廃である。あらゆる局面で勝利への最短距離を冷静に選択しそれを進む力を身につけなければならない。

そのために期待するのは、まず規律である。チームとして、あるいはクラブとして共有し、迷いが出たとき、うまく行かないときに常にそこに立ち戻る基本的でシンプルな価値観を共有し、すべての言動がそれに照らして判断されるということ。クラブとして揺らぐことのない価値軸を持ち、それをクラブに関わるすべての人が尊重すること。そしてそれがふだんのふるまいから試合中のプレーまで、全体から細部に至るまで徹底されること。

この話をするとどうしても鹿島と比べたくなるし、勝者のメンタリティという曖昧なものを持ち出したくもなるが、結局のところ、それは、クレバーに、冷静に、今なすべきことは何かを合理的に判断し続けるということであり、そういう習慣をトップから末端に至るまで持つことができるかということに他ならない。相手がどこであろうと、局面がどうであろうと、ひとつの考え方のシステムをチームが共有し、実行することだ。

こうした意思統一の不在、何が重要か、何が優先で何が後回しかという基本的な考え方の行き違いは、ギリギリの局面で致命的な混乱を招くばかりか、ふだんのコミュニケーションでも無用のロスや間違いを招く。チームが従うべき準則の確立とその愚直な遵守、規律の確立を望む。

次に戦術である。いくら力のある選手を集めてきても、チームに戦略・戦術がなく、各々が思いつきで勝手にプレーしているだけでは、偶然生まれる面白いプレーや個人技はあっても、コンスタントに結果を出すことは難しい。チームに戦術と呼ぶに値するものが果たして存在するのか、昨季は極めて疑問だった。フィーリングで試行錯誤を繰り返し、うまく行くこともあるが「やっぱダメか〜」を繰り返しているように見えた。

守備ではどこまではっきりした約束ごとがあるのか微妙で、何度も同じような局面で気の抜けた対応を繰り返しては安い失点を重ねた。攻撃では出し手と受け手の息が最後まで合わず、どうやって点を取るのかという「型」が作れなかった。「型」があって初めてバリエーションが生まれ、敵の裏をかくプレーや個人技、「破調」の意味も生まれるが、そもそも「型」がないので行き当たりばったり以上のものは何もなかった。

先にも書いたように戦術ありきは本末転倒だが、戦術がなければ勝利は遠くなる。昨季それでも多くの試合で得点できていたのは、大久保、ウタカ、中島という個人技で打開できる選手がいたからだ。彼らを失った今季は、どうやって得点するのかという明確な戦術がなければ勝ち点を積み上げるのは難しい。

最後は育成である。育成というのは若手だけではない。要は目先の結果のために選手を使いつぶすのではなく、中長期的な視点に立って、年齢構成のバランスも含めたチーム作りを進めるということであり、それが足許の戦略・戦術と整合的でなければならない。そのためにU23があり、アカデミーがある。トップの補強・強化も含め、どんな方針でチームを構築し、常勝クラブを作るか。

高いカネを払って有名選手を獲得することの意味、逆に有望な若手を我慢して使い続けることの意味なども、こうしたチーム作りのビジョンの中に位置づけてこそ理解できるし、逆に位置づけができないのであれば失敗だということだろう。

規律、戦術、育成。結局のところ、プロとして結果を出すための厳しさと責任ということに尽きる。何となく楽しくフットボールができ、そこそこの成績が残せればいい、というのがこれまでの東京ではなかったか。ファン、サポーターもそれに満足してきたのではなかったか。

しかし、その結果、我々はチームの宝である石川を、リーグ・タイトルを経験することのないまま引退させることになってしまった。羽生も引退し、徳永はチームを去った。クラブも、監督も、選手も、プロとして目標を公言し、カネを取ってフットボールというコンテンツを売っている以上、その結果についてはステークホルダーに対して責任を負っているということをきちんと自覚して欲しい。

プロフェッショナリズムの欠如したシーズンを経て、クラブに対する不信感はまだ払拭されていないし、僕の中で昨季の落とし前はまだついていない。昨季はまだ総括されておらず、今季、タイトルで上書きすることでしか2017年シーズンは終わらない。僕は今季、新しいユニは買わない。昨季の、18番石川のユニでスタジアムに通うつもりだ。石川と共にタイトルを喜び合うために。



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2018年02月04日 21:00      [posted by der_ball_ist_rund]

【ブンデスリーガ第21節】グラードバッハ 0-1 ライプツィヒ

■2018年2月3日(日) 18:30キックオフ
■Borussia-Park

日曜日に早起きしてDAZNで見ようと思ったがゆっくり寝てしまい、テレビの使用権を獲得できなかったので午前中にPCで見た。

前節アウェイでフランクフルトに完敗を喫しており、上位争いに踏みとどまるためには勝ち点3が必要な試合。上位がつぶし合いしてくれており何とかまだサークルには入れているが、相手はサークルの一員であるライプツィヒ。ホームでしっかり結果を出さなければならない。

ケガ人のリストにヴェントとゾマーが加わり、ベネシュ、ジョンソン、シュトロブル、トラオレ、ラファエルら合わせてケガ人でチームが作れそうな勢い。GKはジペルが先発、またSBはエルヴェディを左に回し、右にはヤンチュケが先発した。もう人がいない。

ジペル
ヤンチュケ ギンター フェスタガード エルヴェディ
ヘアマン クラマー ツァカリア グリフォ
シュティンドル アザール

試合は中盤での激しい主導権争いから、ボールを得たチームが前に仕掛けるというガチの展開に。互いに積極的にボールにアプローチするが、ライプツィヒの方がややボールを支配、グラードバッハが引っかけたボールをカウンターで展開するシーンが多い。

エリア内で何度かヤバい状況を作られ、シュートも打たれるがジペルが会心のセーブでゴールを守る。14分、グリフォからスルーパスを受けたアザールが右サイドを上がり、DFをかわして中央へ切れこみシュートを放つがDFにブロックされる。

その後は大きなチャンスも作れないまま中盤で拮抗した争いが続く。44分にはシュティンドルが中央でバイシクル・シュートを試みるがバーの上。結局スコアレスのまま前半を終えた。

後半に入っても流れは変わらず、勝ち点3が欲しいチーム同士の厳しいつばぜり合いになる。51分、アザールからのスルーパスを受けたグリフォが左サイド裏に抜け出し、DFラインとGKの間に絶妙のクロスを通す。これをファーで受けたヘアマンがシュートを放つがGKがセーブ、こぼれ球を再び拾ったヘアマンがシュティンドルに落とし、シュティンドルはダイレクトでシュートを放ったがDFがブロック。絶好機だったが決めきれず。

58分、ヘアマンに変えてキュイザンスを投入。アザールが右SHに落ち、キュイザンスはトップへ。時間を追って中盤がオープンになり、交互に仕掛ける展開になるがどちらも決定機を決められず、スコアレスのまま時間が過ぎて行く。グラードバッハはジペルの攻守もあってピンチをしのぐが攻撃では大きなチャンスを作ることができない。

85分、アザールからのクロスにグリフォがダイレクト・ボレーで合わせるがミートしきれずGKがキャッチ。何とか勝ち越したいところだったが、終了間際の89分、エリア手前でボールを持った敵FWを捕まえられないままドリブルを許し、左に流れたところからファーを狙ってシュートを打たれ、ジペルの手も届かずゴールを許す。0-1と土壇場で先制されてしまう。フェスタガードが飛びこんだが行きすぎてしまい、フリーでシュートを許した。

アディショナル・タイムにはシュティンドルからのパスを受けたアザールがカウンターで裏に抜け、GKと一対一でシュートを放つがGKにセーブされ、こぼれ球にシュティンドルが詰めたがファウルとなって万事休す。最後の最後に失点し、勝ち点1さえもが手のひらからこぼれ落ちた試合となってしまった。

シュート数10-16、CK1-7、ポゼッション46-54と劣勢ながらもピンチをしのぎ、得点機も何度かあったものの、決めきれないまま終盤のぎりぎりの競り合いの中で失点してしまった。それまではジペルの攻守もありゴールを死守していただけに残念な結果になった。

交代はヘアマンに代わって入ったキュイザンスのみ。枠を2つ残す格好で、ベンチにはホフマン、ドルミッチ、ボバディジャらもいたが、交代しても戦力が上がる訳ではないと監督が判断したということか。言っても詮ないことだが、ヴェント、ラファエルら、いない人の存在の大きさを感じずにいられない試合で、このメンバーではこれが限界かと感じた。

グリフォ、アザール、シュティンドル、ヘアマンらは悪くない動きをしているし、クラマー、ツァカリアも戦えているが、微妙なズレをしっかりさらわれるとその後の対応に体力を消耗し、自分たちの時間をなかなか作れなかったように見えた。

とはいえ、いない人の話をしても仕方ないので、このメンバーでできるところまでやるしかない。悪くない手ごたえはあるが、バックアップがなく「ここになければないですね」のダイソー状態でどこまで踏ん張ることができるか。ていうかなんでこんなケガ人多いんや…。

勝ち点31は変わらないが、1試合あたりの勝ち点は1.48に。順位は暫定7位だが今夜のアウグスブルク×フランクフルトの結果次第では8位転落の可能性も。暫定2位レバークーゼンとの勝ち点差は4とまだ射程内だが、後のないところまで来ている。連敗だけは避けなければならなかったが…。

ディーター・ヘキング監督談話:
「どちらのチームも本来は今日の試合よりもよく戦えたはずだったと思う。試合は異なった結果に終わった。こうしたギリギリの試合をモノにするためには、後ろは無失点に抑えなければならないし、前ではチャンスをしっかり決めなければならない。敵のGKと3、4回一対一になったのであれば、いずれは得点を決めなければならない。我々は今日それをできなかった。トビアス・ジペルは今日も素晴らしいセーブを見せ、いくつかのシーンで我々を救ってくれたが、最後に0-1で負けたのではそれも何にもならなかったことになる。チームは多くのものを投じたし、守備でも2つか3つのシーンを除いては敵に好きにはやらせなかった。だが終わってみれば今日はあまりにわずかなものしかなかった。明日からはこの試合をしっかり分析する」

ああ、ラファエル…。



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2018年02月01日 21:33      [posted by der_ball_ist_rund]

【FC東京】2018年新チームプレビュー(6) FW編

ポジションごとのレビューの最後はFWだ。大久保、ウタカが抜けた後、どう攻撃を再構築するかが問われる。

今季はまず柏から期限付移籍で加入したディエゴ・オリヴェイラに即戦力として期待がかかる。オリヴェイラは27歳のブラジル人。昨季は柏でリーグ戦27試合に出場して5得点、2016年には同じく柏で30試合出場12得点の結果を残している。

強靭なフィジカルで強引にシュートに持ちこむパワーがあり、何よりJリーグで実績のある選手ということで、大久保、ウタカの抜けた後の補強としては適材だと思う。インドネシアでの親善試合では好機にシュートを外すシーンが何度かあったが、今の段階ではゴール前にきちんと入ってシュートを打てていることを評価すべき。

チーム戦術にフィットするのに時間がかかる可能性はあるが、我慢して使い続けることで大きな戦力になるポテンシャルがある。そこに時間をかけることができるかどうかがポイントのように思う。最初のゴールが出れば調子に乗る選手と見ている。1トップでプレーできる選手。

同じく新加入の富樫は横浜からの期限付移籍。24歳と若いが、昨季はリーグ戦16試合に出場して2得点、成長を期して移籍してきた。まずは永井や前田らとポジションを争うところからのスタートだろう。

間違いなく才能のある選手だが、周囲とのコンビネーションが問われる。動き出しで勝負するタイプだと思うが、競争の中でブレイク・スルーを期待したい。彼も試合に出す中で成長させたいがどこまで我慢して使えるか。中途半端な使い方でつぶしてしまう訳に行かない。

一方で元からいた選手ではまず前田の踏ん張りに期待したい。昨季はリーグ戦26試合に出場したが、大久保の加入もあって、先発は13試合のみで1得点にとどまった。前線での身体を張ったポスト・プレー、ファースト・ディフェンダーとしての守備など、チームへの貢献は大きかったが、FWとして自らゴールを狙いに行く点では結果を出せなかった。

36歳と年齢的なものはもちろんあるが、サブとして限られた時間で結果を出すというよりは、先発で動き続けて得点につなげるタイプの選手。前田にしかできない働きがあり、経験から来る得難いスキルもある。前田の力をチームにどう生かすか、長谷川監督の手腕が問われる。

そして僕がFWとして最も期待するのが永井である。永井は昨季、やはり大久保の影に隠れてシャドウ・ストライカーやSHとしての起用が多く、リーグ戦30試合出場のうち先発は19試合、1得点のみ。

スピードを生かしてカウンターを仕掛けるシーンは少なくなく、スタジアムを湧かせたこともあったが、いかんせんシュート精度がアレで腰くだけになることが多かったし、最後の最後で大久保にパスを出して失敗することも何度かあった。

今季はFWとして自分で仕掛けて攻めきる姿勢を期待したい。実際にはSHでの起用も見込まれるが、本来は中央で勝負するストライカーであり、本人もそれを希望していたはず。オリヴェイラ、富樫、前田と前のポジションを競争させたいし、その中であのスピードは大きな武器。もっと存在感を発揮していい選手だ。

若手ではまず中央大学から加入した矢島に期待がかかる。矢島は東京U18から大学進学、2016年には特別指定としてJ3で4試合に出場、1得点を残している。まずはJ3からのスタートだと思うが、結果次第ではトップで出場のチャンスはある。

U18からは原を昇格させた。昨季はJ3で18試合に出場し5得点。189cmの恵まれた体格で十代とは思えない堂々たるプレーを見せる。矢島と同じくJ3が主戦場になるだろうが、結果がモノをいうポジションであり意外とトップも近いかもしれない。

昨季は大久保ファーストであったことに加えウタカもいる中で、FWとしてはなかなか自由に動いて持ち味を出しにくい環境だった。今季はそれぞれが結果を意識して自分の強みで勝負することで全体の底上げを期待したい。

===

チームはインドネシアから帰国し沖縄での二次キャンプに入った。昨年までは宮崎が二次キャンプ地だったが今年は沖縄で2回のキャンプになったようだ。いよいよ開幕まで1カ月を切り、2月17日には味スタで横浜とのプレ・シーズン・マッチも予定されている。盛りあがってきた。



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2018年01月29日 22:38      [posted by der_ball_ist_rund]

【FC東京】2018年新チームプレビュー(5) OMF編

攻撃的MF編をやろうとしてMFの選手一覧を眺めたが、東や橋本、田邉らを含めてほとんどの選手を前回の守備的MF編でやってしまったのが分かった。昨季までなら石川や河野、中島らがいたんだけどな。

このポジションはまず大森に注目したい。長谷川監督の希望で神戸から獲得した。神戸では昨季リーグ戦26試合に出場し4得点。サイドからの独特のリズムの仕掛けとシュート力は期待できる。コンビネーションの中に破調を持ちこめる存在として左SHでの出場が期待される。

敵として対戦した時には、止めにくく、イヤなところからイヤらしいシュートを打ってくる厄介な選手の印象だった。太田と息が合えば大きな戦力になるはず。実績があり即戦力枠での獲得だけに主力として活躍してもらわなければならない。

さらに久保も左SHや3トップのシャドウまたはトップ下として、攻撃的MFとしての活躍が期待できる。話題先行ではあるが、昨季はU18とJ3で試合経験を積み重ね、シーズン終盤にプロ契約を結んだ(リーグ戦2試合に途中出場)。インドネシアでの親善試合では2ゴールを挙げ非凡さを披露。ボールを持った時の判断の早さとプレーの正確さは既にチームでも抜きんでている。

いずれ海外に出て行く選手であり「預かり物」感も強いが、ウチにいる間はウチでしっかり活躍してもらわなければならない。開幕トップ・チームは十分可能性があり、長谷川監督の下で出場機会も期待できる。話題に見合う活躍を見込んでも過大ではないはずだ。

リッピは昨季途中加入ながらJ3で16試合に出場、4得点の結果を残した。J1でも10月の札幌戦で終盤に3分だけだが出場を果たした。今季もまずはJ3からのスタートだと思うが、活躍次第ではトップでの出場も見込める。

ジャキットも同様に途中加入でJ3の11試合に出場、1得点を挙げた。ユが福岡に移籍したため、J3でも出番は増えるだろうしアピールの好機。背番号も若い番号に変え、トップでの出場機会を窺う。

平岡はケガからの復帰が待たれる。スピード系の選手であり、ケガはつきもののポジションだが、彼がボールを持ってDFを振りきるプレーをトップで見てみたい。かつてJ3で見たときには、ハマるとやはり目を見張るスピード。はっきりした特色があり使いたくなる選手だ。

昨季は結局シーズンを棒に振ったが、今季は年齢的にも正念場となるシーズンになる。まずはフィットするところから。J3からの再出発となると思うが、焦らず実力を出しきることに集中したい。

今季、4-4-2という布陣になれば、SHは右が永井か橋本、左が大森か東、田邉あたりか。左右の入れ替えも可能だし、先に書いたように久保も左右中央いずれでも使えるだろう。トップ下を置いた4-2-3-1なら眷襪箜畛海鬟肇奪弉爾濃箸Δ海箸盥佑┐蕕譴襪掘∪鐔僂帽腓錣擦秦択肢は豊富だ。

計算できる選手の中で、久保の伸びしろが即ちチームの伸びしろになるだろう。それによって他の選手も刺激を受けてポジションもスライドする。若手の積極的な起用でチーム内の競争が激化すれば面白いシーズンになる。



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2018年01月28日 12:44      [posted by der_ball_ist_rund]

【ブンデスリーガ第20節】フランクフルト 2-0 グラードバッハ

■2018年1月26日(金) 20:30キックオフ
■Commerzbank-Arena (Frankfurt/M)

金曜日の試合だと思ってなくて金曜日寝る前に気がついて、土曜日予定外の早起きをしてDAZNで追っかけ視聴した。DAZNだと特に録画予約とかしてなくてもしてなくても時差視聴できるのが有難い。

5位とはいうがとにかく2位から7位までが勝ち点差1の中にひしめいている団子状態であり、勝ち点を積み続けないと置いて行かれる。特に対戦相手のフランクフルトは7位で勝ち点1差の競争相手であり、彼らに勝ち点を与えないということも考えれば、アウェイとはいえ少なくとも勝ち点1は必須のゲームになる。

ラファエルがふくらはぎの張りを訴えて離脱、それに代わって前節ベンチ外だったクラマーが入り、ギンター、フェスタガード、エルヴェディを最終ラインに並べる3-4-3の布陣になった。DAZNのアナウンサーは後半から3バックになったかのような説明をしていたが前半からちゃんと3バックだった。レベル低かった。分からないなら何も言わなきゃいいのに。

ゾマー
ギンター フェスタガード エルヴェディ
ヘアマン クラマー ツァカリア ヴェント
キュイザンス アザール シュティンドル

試合はいつものようにハイペースな立ち上がり。グラードバッハは高い位置から積極的にプレスを敢行し、早い切り替えからショート・カウンターを狙うが、同様に早い展開を狙うフランクフルトと正面からぶつかる展開になり、攻守の入れ替わりが激しい流れ。

16分、問題なくプレーしていたように見えたゾマーが交代を要求、急遽ジペルの投入を余儀なくされる。筋肉系の問題ということだが心配だ。グラードバッハは想定外の事態で交代枠を早くもひとつ消化してしまう。

試合はこのあたりからやや落ち着くが、互いに攻めあぐね、どちらかと言えばホームのフランクフルトがチャンスを作る流れに。グラードバッハはボールを持ってもフィニッシュまで持ちこめず、消極的なプレーが多い。

43分、右サイドから切りこまれ中央に流しこまれたボールに中央で合わされ失点。この布陣だと右サイドの守備をヘアマンが担わざるを得ず、ここを突破された。前半終了間際の悪い時間帯に0-1とリードを与えハーフタイムに。前半はシュートなし。

後半からヴェントに代えてヤンチュケを投入。整えるなら右サイドかと思ったが意図の分かりにくい交代。1点を追うグラードバッハはリスクを取って前に出る。

55分、キュイザンスがミドルを放つが枠外。57分にはカウンターでキュイザンスからのパスを受けたヘアマンがシュートするがバーに嫌われる。62分にも敵から奪ったボールをツァカリアが持ち上がってシュートを放つが枠外に。74分、クラマーに代えてホフマンを投入。

77分、ツァカリアのシュートがプロックされたこぼれ球を拾ったシュティンドルが正面からシュートしようとしたところを倒されてPKを得る。リプレイをよく見るとシュティンドルは自分の足に絡まって倒れたようにも見え、いただきもののPKだったのではないか。

78分、このPKをアザールが蹴ったがボールはバーを直撃してゴールに入らず。痛恨のPK失敗で同点機を逃す。このPK失敗がおそらくこの試合のポイントだったと思う。

その後もグラードバッハは積極的に仕掛けたがゴールは遠く、逆にアディショナル・タイムにはカウンターから失点し0-2に。前節とはまったく逆に試合展開でフランクフルトに完敗した。

ラファエルがいないことでイーブンの局面の打開率が下がったのとフィニッシュのアイデアもバリエーションを欠いた感は否めず。後半はチャンスを作ったがシュート精度が低く、何よりPK失敗が決定的。何もかもがうまく行かない試合だった。

これで戦績は20試合で勝ち点31(1試合あたり1.55)となり順位は7位に。まだ2位のシャルケとは勝ち点3差だがここで連敗する訳に行かず、次節ホームでのライプツィヒ戦は何としても勝ち点3が必要。まあ、上位を争うというのはこういうことなんだろう。

ディーター・ヘキング監督談話:
「今日は、これまで非常にインテンシブなゲームをしてきた2つのチームの間のトップ・ゲームだった。前半開始早々にアイントラハトにはっきりしたチャンスがあり、その後は中盤での激しい争いになった。前半終了間際に残念ながら右サイドで、失点につながるミスがあった。後半は我々の方が前を向いて仕掛け、チャンスを作ろうと試みるフットボールをしたチームだったと思う。アイントラハトは過去の試合でもそうだったようにスペースを狭くしカウンターを狙ってきた。我々はPKで同点にする大きなチャンスがあったが、最後は0-2で負けてしまった。非常にがっかりしている。勝ち点1が妥当な試合だった」

ラファエルとゾマーの復帰を待ちたい。あとジョンソンとトラオレも。



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2018年01月28日 00:28      [posted by der_ball_ist_rund]

【FC東京】2018年新チームプレビュー(4) DMF編

守備的MF、まあだいたいボランチとかアンカーとかインサイドハーフとかその辺を想定しているが、顔ぶれを確認しておきたい。

このポジションはまず眷襪梁減澳兇大きい。昨季加入しリーグ戦30試合に出場(うち先発は29試合)し1得点、特にシーズン終盤、森重が離脱する中でバラバラになったチームを率いて何とか試合ができていたのは彼のおかげだったと思っている。眷襪いなければもっと悲惨なことにもなっていたかもしれない。

今季も眷襪蝋脅蕕侶訐疆世箸靴瞳腓せない存在だ。時には最終ラインに落ちてボールを受け、中盤で配球し、前線に上がってフィニッシュにも絡む。時折ひらめき過ぎで味方にも共有できないパスを出したり、軽いボール・ロストやパス・ミスもあるものの、ファンタジスタとして間違いない中心選手。

基本的にはダブル・ボランチの一角だと思うが、アンカーとしても、また場合によってはトップ下でも活躍が期待できる。眷襪旅況皀札鵐垢鮴犬すために一列前で起用し、ボランチは別の選手に任せる選択肢もある。ケガだけが心配。眷襪鮴犬せればレベルの高いトランジション・ゲームができるはずだ。

次は、眷襪離僉璽肇福爾鮹にするかという選択になると思うが、まず名前の出てくるのは橋本だと思う。昨季はボランチだけではなかったがリーグ戦26試合に出場(25試合先発)しチーム3位の5得点をマーク。粘り強い守備と、機を見た思いきりのいい攻撃参加でなぜかいいところにいる面白みのある選手。

昨年を通じて成長し、以前は危なっかしさの見えた守備やポジショニングにも安定感が出てきたと思う。そろそろ中堅の域に入り、試行錯誤は許されなくなってくる。ピッチ内外で責任ある振る舞いが求められる年頃だが、石川の18番を自ら申し出て引き継いだのは覚悟の表れ。多くのサポーターも橋本ならと納得しているだろう。

橋本も攻撃的なポジションや、逆にSBもこなせるユーティリティであり、状況によってはコンバートもあり得るか。まずはボランチでのポジション確保が目標だろうが、多彩な活躍を期待している。

昨季終盤からボランチでアピールしたのは東である。リーグ戦30試合出場(先発27試合、1得点)はシーズン序盤の前線での起用も含んだ数字だが、要は何だかんだ実力のある選手だと思う。視野が広く、技術も高い。シュート精度の低さを揶揄もされるが、それだけチャンスに絡んでいるということでもある。

今季はボランチか、あるいはSHなどで攻撃的な役割を担うか。東ももっと評価されていい選手であり、本来なら代表の常連でもおかしくない。そろそろ選手としての価値も固まりつつある年代で、もう一段の飛躍を期さねばならないし、それのできる選手。ボランチの位置から眷襪箸離灰鵐咾粘傍泙鬟灰鵐肇蹇璽襪靴燭ぁ

毀誉褒貶あるが、東京の核となって行くべき選手の一人であり、羽生がいなくなった後、スペース・マネジメントは東の仕事。「そうだ、東がいた」と日本のフットボール関係者に再認識させよう。

さらに忘れてならないのは米本だ。昨季はケガで出遅れたのもあったが、5月の復帰後もポジションを確保しきれず、リーグ戦は11試合出場、先発は6試合のみにとどまった。シーズン終盤にはサブに甘んじ、ベンチ入りすらできない試合もあった。

何がそんなにダメだったのか分からないが、猟犬のようにボールホルダーに食いつくプレー・スタイルが伸びしろとして限界に来ているということか。フットボール選手として、本来の持ち味の上に積み上げるべき幅や深みのような部分で伸び悩んでいる感がある。

もちろん米本自身がそのための努力を怠ってきた訳ではない。むしろ人一倍真面目に問題意識をもって練習を重ねてきたと思うし、攻撃面でも相応の成長はあったと思う。もはや若手ではなく、キャリア相応に落ち着いてピッチ全体を俯瞰する視野の広さが備われば、一皮むけたと評価できるような成長は可能だ。正念場のシーズンになるが必要な選手。

米本と同期の田邉も昨年はケガに泣きリーグ戦は4試合(すべて先発)の出場にとどまり、7月の鹿島戦で負傷した後はシーズンを棒に振った。もともと攻撃的な選手だと思うが、ボランチ起用でポジショニングのよさとボールを落ち着けさせられる技術、視野、センスなど現代的なフットボール選手としての高い資質が生きていただけに離脱は残念だった。

サバデルへのレンタル前は、小器用ではあるがスケールを欠き、メンタルにも都会っ子らしい淡白さやひ弱さが感じられて、海外に出して大丈夫かと心配したが、意外にスペインで成長したようで、帰国後は見違えるほど頼りになる選手になってくれたと思う。

このポジションなのか攻撃的な方なのか微妙で、どちらもこなせると思うが、眷襪箸離灰鵐咾皸くなく、僕としてはボランチで見てみたい。年代的にもそろそろ評価が定まる時期だけに、今季はアピールしたい。

梶山は昨季リーグ戦11試合出場(先発6試合)。本人も不本意だろうが使われ方も微妙だった。梶山を起用するならすべてが彼を起点に組み立てられる中心になる選手(10番をつけるというのはそういうこと)で、他の選手が中心となったチームでパーツとして使う選手ではない。そういう意味では梶山と眷襪瞭瓜起用は基本的にないものと思っている。

戦術理解やキープ力、パス・センスなど非凡な才能は不変だが、長年の古傷を抱え、おそらくは膝を初めとしてフルで走り続け、強いボールを蹴るような起用にはもはや耐えられないのではないか。かつてはまさに東京の司令塔だったが、中途半端な海外挑戦が結果として裏目に出たとしか言いようがない。

好きな選手だが使い方は難しい。フィットするなら彼のプレーを見てみたいが、正直、トップでの出場機会は限られてしまうのではないか。ここ一番で彼の力が必要となる時はあるかもしれず、梶山と共にタイトルを喜びたいが…。

内田、鈴木、平川、新加入の品田らは、まずはJ3で試合経験を積むということだと思うが、昨季平川がリーグ戦で出場機会を得たようにチャンスが巡ってくる可能性はある。長谷川監督は若手を積極的に起用する傾向もあるので、いつでもいいパフォーマンスが発揮できるように怠りなく準備して欲しい。

===

今日はインドネシアでバヤンカラFCとの親善試合があった。DAZNで中継があったので見たが、今の時期としては期待の持てる試合だったと思う。

3分に森重のゴールで先制されたものの、一時は逆転されてリードを許したが、後半投入した久保、前田のゴールで逆転、最後には久保の2つ目のゴールも出て4-2で勝った。

新加入のディエゴ・オリヴェイラ、富樫、大森らを含め、起用された選手がそれぞれの持ち味、特徴を出してしっかりアピールできていたと思う。森重、丸山の守備が軽いのが気になったが、ここはチャン(今回の遠征には不参加)も加えてレベル・アップすべきところ。

親善試合とはいえ、終盤に再逆転して勝ったことの意味は小さくない。今日の先発は以下の通りだったが、納得できるメンバー構成。眷襪ベンチ・スタートだったのは調整の出遅れか。終盤は吉本を投入して3バックも試していた。


室屋 森重 丸山 太田
永井 眷襦‥譟‖膺
富樫 オリヴェイラ

富樫→久保、オリヴェイラ→前田、永井→眷襦大森→米本、東→吉本

永井はトップで使いたい感じがした。



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2018年01月24日 23:38      [posted by der_ball_ist_rund]

【FC東京】2018年新チームプレビュー(3) CB編

CBはまず森重である。

主将も務め、FC東京の顔として代表にも招集されてきたが、昨季は代表から外れ、ケガで7月以降戦線を離脱した(リーグ戦は17試合に先発)。森重の離脱と共にチームは迷走し始めたと見ることもできる訳で、森重はそれをベンチの外からどんな思いで見ていたのか。

昨季、ホーム最終戦の挨拶で森重は意外に明るい声で翌年の雪辱を語った。移籍報道も一部にあったが、あの挨拶を聞いて僕は何か、森重は東京に骨を埋め、ここでタイトルを取ると決めたのではないかと感じた。吹っ切れた確信を感じさせるスピーチだった。

石川も羽生も徳永もいない今、森重と一緒に優勝するのが譲れない最後のプライド。本来はおそらくシャイな人で、主将として声を出し、周囲を鼓舞してチームを引っ張って行くことをかなり意識的にやってくれていたのではないかと思う。今季は主将は若手に譲っていいのでCBとして盤石のプレーを見せて欲しい。

森重とコンビを組むのはチャンだろう。昨季途中で加入、間違いなくインターナショナル・クラスのプレーを見せてくれた。対人の強さ、スピード、読みのいいパスカット、奪ったボールの展開など、現代的なCBが備えているべきものをどれも高いレベルでプレーできる。以前在籍した時もいい選手だったが、さらに頼りになる男になって帰ってきた。

昨季は森重が負傷離脱した後に急遽加入、CBの柱として丸山とコンビを組み11試合に出場した。彼がいなければ昨季はもっとひどいことになっていたかもしれないのだ。今季は開幕からフルで働いてもらえる。森重とのコンビに期待したい。

チャンとポジションを争うことになるのが丸山だ。一時期は代表にも招集されたが、昨季は我慢の一年になった。森重の離脱もあり30試合に先発と出場機会は得たが、約束ごとのはっきりしない守備戦術の中で失点に関与することも多かった。

しかし、シーズン終盤、3バックになってから自由度を持ってプレーするようになり、足許のうまさや展開力が生かされた感があった。尻上がりに調子を上げ、丸山のよさを再確認できたように思った。チャンの壁は厚いが、思いきったプレーでしっかり特徴を出して行けばチャンスは十分あるし、チャンのボランチ起用や3バック時には間違いなく必要とされる。丸山のパフォーマンスは結構今季のポイントになる。

吉本も期待したい。リーグ戦先発10試合とそれなりの出場機会を得て、出れば身体を張った守備で特徴を見せた。彼のようなCBがチームにいることは重要で、チャン、丸山でなく敢えて吉本が必要とされる局面は必ずある。サブとしてというより特徴を磨いて必要な場面で使ってもらえるようにすること、その時にパフォーマンスを出せるよう常に備えることが肝要だ。好きな選手だし積極的に使いたい。

山田は昨季はリーグ戦2試合の先発にとどまった。J3で試合経験を積んで、成長はしていると思うが、出場した試合ではやはりまだ粗いところも目についた。資質は高いものがあり、特に空中戦に強い。層が厚いので割って入るのは並大抵ではないが、代表招集や負傷、過密日程のターン・オーバーやカップ戦などチャンスは巡ってくる。彼のプレーももう少し見てみたい。

岡崎は昨季はケガで出遅れたこともあってリーグ戦ではベンチ入り3試合のみで出場なし。クレバーで強いDFであり、当面はJ3が主な活躍の場となるだろうが、トップへの距離はそんなに遠くない。チャンスを逃さないようにアピールして行こう。

4バックであれば森重、チャンがレギュラーで、丸山、吉本がサブか。丸山はユーティリティでありこの機会に幅を広げるのもありかもしれない。山田はそろそろJ3ではオーバーエイジになるのではないか。次世代をにらむ意味では山田、岡崎の成長を期待している。

===

今季の日程が発表された。開幕戦がホームでの浦和戦ということは既に発表されていたが、それ以外のすべての試合日程と8月までのキックオフ時間がリリースされた。

今季は途中にワールドカップがあるため6月が中断期間となり、その分水曜日開催のリーグ戦が増えるなど苦しい日程編成。それにしてもホームとアウェイが交互にならず、ホーム2連戦、アウェイ2連戦がともに5回ずつある。日程くんの条件の中に「ホーム2連戦、アウェイ2連戦はともに1シーズン1回限り」という条件を追加して欲しい。

あと、以前から言っている平日ナイトゲームのキックオフを19時30分に繰り下げて欲しいという希望は聞いてもらえなかった。横浜や柏は19時30分開催の試合もあり、やってやれないことはないはずなのになぜ東京は対応しないのか。この30分の差は、仕事を終えて味スタに駆けつける都心の勤め人からすると本当に大きいんだ。

それから、ゴールデン・ウィークの連休の谷間、5月2日(水)にわざわざ試合を組んでいるのはどういう料簡なのか。翌日の3日(祝)にするだけで入場者数が全然違うと思うのに意味分からん。

日程はいろんな制約を考えながらギリギリで組んでいるのだろうとは思うが、ホームとアウェイの偏りに見られるように毎年首をひねるような組み方が見られる。もうちょっと何とかならないのか。



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2018年01月21日 19:57      [posted by der_ball_ist_rund]

【ブンデスリーガ第19節】グラードバッハ 2-0 アウクスブルク

■2018年1月20日(土) 15:30キックオフ
■Borussia-Park

土曜日の夜11時半からと、まずベストな時間設定。DAZN観戦した。現地は画面で見ても寒さを感じるような雨。気の毒なコンディションでの試合だ。

シーズン後半の開幕をアウェイでの敗戦からスタートしてしまったため、ホームで何としても勝ち点3の必要な試合。上位が混戦になっているために何とか6位をキープしているが、連敗は戦線からの脱落を意味する。

クラマーがインフルで欠場し、ボランチにはキュイザンスが先発、また前節は途中出場だったラファエルが先発に復帰した。

ゾマー
エルヴェディ ギンター フェスタガード ヴェント
ヘアマン キュイザンス ツァカリア アザール
シュティンドル ラファエル

立ち上がりから互いに積極的に仕掛ける展開になるがグラードバッハが優位に。10分、キュイザンスのシュートがGKにセーブされて得たCKをアザールが右から蹴ると、中央でギンターが頭で合わせゴール、グラードバッハが先制する。

その後はビハインドを背負ったアウクスブルクが前に出るのをグラードバッハが受け、カウンターから追加点を狙う流れになる。押しこまれる局面もあるがアウクスブルクのシュートが枠に来ず、また中盤での競り合いも激しく、行き来の激しいゲームに。

23分、アザールがカウンターからドリブルで独走するがシュートはGKにセーブされる。28分、敵のバックパスを追おうとしたラファエルが敵DFにつかまれ裏抜けを止められる。得点機会の阻止で退場が相当と思われたが主審は警告のみ。疑問の残る判定だった。

33分には再び右CKをアザールが蹴り、中央で今度はフェスターガードが合わせるがシュートはGKにセーブされる。

38分、攻め上がりからシュティンドルが中央に流しこんだボールを敵DFがカット。敵DFはそのまま座りこむ格好となり、手でボールを確保したように見えたがハンドにならず。エリア内でありPKが与えられてしかるべきファウルだったが認められなかった。この試合二つめの疑問の判定だった。

43分にもヘアマンのカウンターからラストパスを受けたラファエルがシュートを放つが敵DFに当たり決めきれず。優勢に試合を進めたが敵GKの好セーブもあってセット・プレーからの得点のみにとどまり1-0で前半を終えた。

後半になっても前がかりに攻めるアウクスブルクに対しカウンターを狙うグラードバッハという流れは変わらず。59分、シュティンドルがカウンターからゴール前を横切るクロスを入れ、ファーでアザールが詰めようとしたが一歩及ばず。

アウクスブルクもリスクを取って前がかりになり、押しこまれる時間帯が増えたが身体を張った守備とアウクスブルクのシュート精度の低さに救われてしのぐ。

75分、ヘアマンに代えてホフマンを、85分にはラファエルに代えてヤンチュケを投入。試合をクローズしに行く。ヤンチュケはおそらくボランチに入り、キュイザンスを一列上げたように見えた。

アディショナル・タイム、アザールがカウンターからドリブルで持ち上がり、敵DFに絡まれながらもエリアの外からシュート。これが決まって最後にダメ押しの追加点で2-0に。その後、シュティンドルに代えてグリフォを投入、そのまま試合は終了した。

先制点から前がかりになる敵の攻撃をしっかり止めながらカウンターで追加点というある意味典型的な運びの試合だったが、何回ものカウンターのチャンスを決めきれなかったためにもっと楽に運べるはずの試合で苦しんだ。

数字を見ればシュート数16-19、CK8-5、ポゼッション45-55と、敵にボールを持たせた時間が長かったことが窺える。微妙な判定もあり、自ら試合を難しくした部分もあったが、最後に追加点を挙げて勝ちきったことで報われた。

キュイザンス、ツァカリアの若いボランチが、ミスやボール・ロストもありつつはつらつとプレーしてくれたのがアクセントになった。ラファエルが狭いスペースでボールをキープして展開し、アザールがスピードを生かしてカウンターを仕掛けた。決定力担当のシュティンドルが仕事できなかったということか。ヘアマンも効いていた。今日の布陣は面白かった。

これでグラードバッハは勝ち点を31(1試合あたり1.63)に伸ばし順位を4位に上げた(暫定)。とはいえ2位から7位までが勝ち点1の中にひしめいているのでここで順位に一喜一憂しても仕方ない。最後に一歩抜け出すべく、振り落とされないようにこの集団に食らいついて行かなければならない。着実に勝ち点を積み上げるしかない。

次節対戦のフランクフルトもこの集団のクラブ。気の抜けない戦いが続く。

ディーター・ヘキング監督談話:
「前半は試合を支配し、敵をしっかりつかんでその結果としてゴールを決めることができた。判定に関して運のないシーンも二つか三つあった。その後はアウクスブルクが同点にしようと試みてきた。我々はそれに対して守らなければならなかった。ミカエル・キュイザンスはまだ修行中だが今日は素晴らしい働きだった。私が批判的に言っておかなければならないのは、もっと早くに2-0にしておかなければならなかったということ。そのためのチャンスはあった。しかしそうできなかったことでアウクスブルクは常に同点にすることができるという感触を持ち続けた。最後に2-0にできたことは喜ばしい。サポーターはダービーでとても落胆していたに違いないが、それでも厳しい場面で選手たちが支えを必要としていることに気づいてくれた。このことは大きな称賛に値する。そのおかげでチームは必要な一突きをてにすることができた」

先週のケルン戦でホフマンが倒されたプレーはPKにすべきだったと「kicker」も評論していた。



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2018年01月20日 16:34      [posted by der_ball_ist_rund]

【FC東京】2018年新チームプレビュー(2) SB編

不動の右SBだった徳永が移籍した。

だが、右SBは台頭著しい室屋がおり大きな心配はない。室屋は昨季、右ワイドでの出場も含めリーグ戦26試合に先発しており、その実力に疑いはない。思いきりのいい攻撃参加やアグレッシヴな守備は質が高く、ポテンシャルもある。代表招集を受けてもおかしくない。怖いのはケガとシーズン途中での海外移籍だけだ。

左で組み立てて右前線に振るパターンからボールを受けてチャンス・メイクすることが多かったが、クロスの精度を欠くこともしばしば。高速で動きながらのプレーの正確性を高められればリーグを代表する選手になれる。

バックアップとしては柳の成長を見込むことになるだろう。昨季はリーグ戦4試合に先発した。J3での試合経験を積み上げ、U21代表にも招集された。攻撃センスなど非凡なものを見せる一方で、まだまだ向上の余地も大きい。カップ戦やターン・オーバーで出場機会を得つつプレーの質を安定させたい。「お試し」ではなく戦力としての活躍を期待。

左SBは太田がファースト・チョイスだろう。昨季はなかなか調子が上がらず、以前の在籍時のイメージからは物足りない思いをした。リーグ戦30試合に先発はしたが、小川にポジションを明け渡してサブに甘んじる試合もあり、ゴールも1得点のみ。シーズン終盤にやや改善が見られたが時間切れの印象。

前の選手とのコンビネーション次第の部分もあり、今季は大森との連係がカギになるのではないか。東とのコンビが最も通じ合っているようには見え、昨季序盤に今イチだったのは中島のプレー・スタイルと合わなかったから。遠慮せずに自分のスタイルを見せて欲しい。

左SBのバックアップは小川だろう。昨季はリーグ戦5試合(先発3試合)に出場した。左SBが手薄だった2016年に出場機会を得て成長したが、時に慎重になり過ぎてプレー選択が消極的になるなどまだまだ伸ばすべきところはある。主戦場はJ3になるかもだが出場機会を生かしてアピールしたい。太田のフィット次第ではポジション奪取もあり得る。

この他、橋本、丸山らもSBのバックアップとして計算でき、全体として層は確保できていると思う。それぞれの選手のポテンシャルは大きく、ケガなく実力を発揮すれば盤石と言ってもいい布陣。太田の活躍と、柳、小川の成長がポイントになる。



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2018年01月17日 21:11      [posted by der_ball_ist_rund]

【FC東京】2018年新チームプレビュー(1) GK編

今回からはポジションごとに今季の戦力を見て行こうと思う。

GKは「総替え」だった昨オフとは一転、保有する4人全員が残留してくれた。林、大久保、波多野、廣末の顔ぶれで今季も戦うことになる。

レギュラーとしての活躍が期待されるのはやはり実績から言って林か。昨季はリーグ戦27試合に出場した。シーズン後半はパフォーマンスを落とし、大久保にポジションを譲った時期もあったが、順当に行けば今季も林がファースト・チョイスになるだろう。スーパー・セーブを連発し勝ち点に貢献してくれた昨季前半のパフォーマンスを期待する。

大久保は昨季リーグ戦7試合に先発。シーズン序盤に起用されたルヴァンカップ(2試合出場)では試合勘のなさを露呈して18分で退場の憂き目を見るなど残念な結果だったが、10月以降はリーグ戦で林からポジションを奪うなどJ1で十分通用することを示した。リフレクションに優れ、サブに甘んじるにはもったいない人材。

基本的には林をレギュラーで使いながら、カップ戦やイングリッシュ・ウィークでのターン・オーバーなどで大久保にも機会を与えたいし、昨季終盤を見れば大久保がレギュラーでもおかしくはない。高いレベルの競争で失点を最少にしたい。

波多野、廣末の若手二人はおもにJ3で試合経験を積みながらチャンスを窺うことになるだろう。昨季は波多野がカップ戦での途中出場1試合(大久保が退場になった試合)、廣末はリーグ戦でのベンチ入り1試合にとどまった。

波多野はU21代表に招集されるなど同世代でも注目される存在で一歩抜きん出ているが、廣末もJ3では昨季12試合に先発しており、この二人はほぼ横一線の競争と見ていいと思う。J1でのベンチ入りのチャンスはいずれ巡ってくることも考えられ、まずはJ3でしっかりと実績を積んで欲しい。

また、選手と同じくらい注目されていたのがジョアン・ミレッGKコーチの去就であったが、無事に残留してくれた。正直GKコーチの良し悪しまでは分からないが、何より選手たちが信頼を寄せていることがこれまでのコメントからも窺われ、留任は心強い。

GKは変動もなく、不慮のケガ以外には大きな心配はない。堅守からの速いトランジションが今季のカギになるとすれば、GKの存在感は大きいはず。質の高い競争から不断のレベル・アップを期待する。




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2018年01月15日 22:24      [posted by der_ball_ist_rund]

【ブンデスリーガ第18節】ケルン 2-1 グラードバッハ

■2018年1月14日(日) 15:30キックオフ
■Rhein-Energie-Stadion (Köln)

シーズン後半が始まった。日本では日曜日の夜11時半キックオフ。リアルタイムでDAZN観戦した。

キックオフの時点でグラードバッハは6位。勝てば3位も可能性のある試合だし、シーズン後半に向けスタートダッシュする意味でも、アウェイながら勝ち点3を狙いに行くべき試合。

まだケガ人は少なくないが、一応のメンバーは揃っている。ラファエルはふくらはぎに問題あるということで先発を回避しベンチ・スタートに。

ゾマー
エルヴェディ ギンター フェスタガード ヴェント
ヘアマン クラマー ツァカリア グリフォ
シュティンドル アザール

どちらも守備に重点を置いた慎重な立ち上がりに。序盤のポゼッションはほぼ五分、互いにボールを奪うと速いトランジションから攻め上がりを狙うがなかなか十分な形が作れない。グラードバッハの方が敵ゴール近くまで行けている感はあるが決め手がないのは同じ。

18分、左CKがファーに流れたところに詰めたヘアマンが厳しい角度からダイレクトで狙ったがサイド・ネットに。これがファースト・シュート。次第にポゼッションがグラードバッハに傾くがケルンの守備も固く、ラファエルを欠くこともあってかフィニッシュのアイデアがプアで単調に。

グラードバッハが優位に試合を進めていたが、34分、FKを頭で合わされて失点。フェスタガードがマークしていたがポジショニングで後れを取り前に入られた。0-1と先制を許す。こういう固い試合での先制点は厳しい。その後はグラードバッハがややギアを上げたように見えたが前半はそのまま終了。

挽回を期するヘキング監督は後半からグリフォに代えてラファエルを投入。ラファエルがトップに入りアザールがSHに落ちる。グラードバッハが攻勢を強めるもののケルンの守備も固い。見せ場のないまま時間が過ぎ、グラードバッハの方に焦りが出始める。

67分、クラマーに代えてキュイザンスを投入。すると69分、CKからヘアマンがシュートを放つ。これはGKがセーブしたが、このこぼれ球をラファエルが拾ってシュート。これもDFにブロックされたものの、戻ってきたボールをもう一度ラファエルが拾ってシュートすると、ボールはバーに当たってゴール内に落ちた。1-1と同点に。ラファエルの得点は嬉しい。

試合は次第にオープンになるがグラードバッハの方がゴールに近い雰囲気はあった。81分、ヘアマンに代えてホフマンを投入、勝負に出る。すると86分、そのホフマンがエリア内でシュート体勢に入ったところを敵DFにタックスされ倒される。このプレーはビデオ判定となった。

リプレイを見る限り、DFのタックルはボールをヒットできておらず、シュート・モーションに入ったホフマンの足を刈っており明らかにファウルだと思ったが、モニタを見た主審はゴール・キックの判定。疑問の残る判定だった。これでツキが逃げたわ。

その後もグラードバッハが攻めるがゴールを割れない展開。5分のアディショナル・タイムに入り、残り1分を切ったラスト・プレー、右サイドから放りこまれたクロスに中央でヘディングされ失点、ギリギリのところで1-2と勝ち越しを許し、試合はそのまま終了。勝ち点1までもが手からこぼれた瞬間だった。

ラファエルが入ってよくなったものの、中盤のボールの運びに比べればフィニッシュのところで効果的なアイデアが出なかったし、チャンスにツキもなかった。終盤は押しこんだが判定にも泣かされ、シーズン後半開幕を勝利で飾ることができなかった。

シュート数16-11、CK3-3、ポゼッション60-40と押し気味に試合を進めていただけに悔やしい負け方。泣きながら寝た。

失点が安いというか、こういう形でぽろぽろ取りこぼしているようではCL圏内は覚束ない。上位が混戦になっているのでまだ戦線に踏みとどまれているが(6位)、連敗するとすぐにこぼれ落ちてしまう。とにかく連敗だけは許されない。守備の約束ごとをもう一度徹底しなければならない。

ディーター・ヘキング監督談話:
「結果を見れば蓋のしまったままの後半戦のスタートになった。我々は実際のところ非常にうまく試合に入ったし、後ろではほとんど自由にやらせなかった。我々は試合を支配していたし、ゴールエリアに入られることもほとんどなかった。非常にしっかりした規律で守るケルンに対するのは難しかった。最初の失点はセット・プレーで寝ていたというべきで、そのためにビハインドを背負ってしまった。狭いスペースで動くことのできるラファエルを入れて、攻撃面で改善し、その結果といて同点にすることができた。その後は文字通りオープンになり行ったり来たりの展開になった。どちらのチームにもチャンスがあったが、1-1のまま試合が進んだ。この試合の最後のプレーで我々は厳しく罰を受けた。勝ち点1でもやって行けただけに残念だ」

ところでオクスフォードがウィンター・ブレイクにウェスト・ハムに帰ったってほんま?!



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2018年01月14日 18:07      [posted by der_ball_ist_rund]

【FC東京】2018年編成について(3)

新体制発表があった。

まず選手の動静から確認しておくと、最後までリリースのなかったチャンとジャキットの契約更新が発表され、ふたりとも無事残留ということになった。今後もスポット的な補強はあるかもしれないが、これがほぼ確定的な編成ということになるだろう。

背番号については変動があった。まず橋本が石川の引退により空き番となった18番を継承した。橋本自身もまたクラブも相応の覚悟の上でこの番号を背負うことになったのだろう。判断としては悪くないと思う。橋本には一段の飛躍を期待したい。橋本が事前に「背番号が変わる」とコメントしていたので18番ではないかと予想していたが的中した。

新加入ではオリヴェイラが9番、富樫が17番。大森は39番だが、G大阪で19番、神戸では29番をつけていたので9番にこだわりがあると見て39番を予想していたのがこれも的中した。

それ以外では永井が11番に変更し空いた15番を久保が引き継ぎ。またチャンがなぜか14番から48番に、山田は36番から22番に変更。ジャキットも52番から31番に変更となった。

引退した石川は「クラブコミュニケーター」に、また千葉で現役を引退した羽生がスカウトに就任すると発表された。

チームは既に長谷川新監督とともに沖縄・国頭でのキャンプに入っている。2ndユニも発表され、いよいよ新しいシーズンに向かって走り出した。今から昨季の総括がなされることはもはやないだろうが、あとは今季の戦いぶりで納得させてもらうしかない。「タイトル」を目標とすることも示され、不甲斐ない戦績に終わった昨季のあと、真価を問われるシーズンが始まる。


《2018年シーズン編成(確定版)》

【新人】
MF 44 品田 愛斗 [FC東京U-18]
FW 23 矢島 輝一 [中央大学]
FW 24 原 大智 [FC東京U-18]

【移籍加入】
MF 39 大森 晃太郎 [神戸]
FW 9 ディエゴ・オリヴェイラ [柏](期限付移籍)
FW 17 富樫 敬真 [横浜FM](期限付移籍)

【契約更新】
GK 1 大久保 択生
GK 30 廣末 陸
GK 33 林 彰洋
GK 50 波多野 豪
DF 2 室屋 成
DF 3 森重 真人
DF 4 吉本 一謙
DF 5 丸山 祐市
DF 6 太田 宏介
DF 22 山田 将之(36から変更)
DF 25 小川 諒也
DF 26 柳 貴博
DF 29 岡崎 慎
DF 48 チャン・ヒョンス(14から変更)
MF 7 米本 拓司
MF 8 高萩 洋次郎
MF 10 梶山 陽平
MF 15 久保 建英(41から変更)
MF 18 橋本 拳人(37から変更)
MF 19 平岡 翼
MF 27 田邉 草民
MF 28 内田 宅哉
MF 31 ジャキット(52から変更)
MF 35 鈴木 喜丈
MF 38 東 慶悟
MF 40 平川 怜
MF 51 リッピ・ヴェローゾ
FW 11 永井 謙祐(15から変更)
FW 20 前田 遼一

【移籍・退団】
DF 徳永 悠平 [長崎]
MF 石川 直宏 [現役引退]
MF ユ・インス [福岡](期限付移籍)
MF 佐々木 渉 [讃岐]
MF 水沼 宏太 [C大阪](期限付→完全)
FW ピーター・ウタカ [未発表]
FW 大久保 嘉人 [川崎]

【レンタル中】
MF 中島 翔哉 [ポルティモネンセ]
MF 野澤 英之 [愛媛]
MF ユ・インス [福岡]



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2018年01月11日 21:58      [posted by der_ball_ist_rund]

【FC東京】2018年編成について(2)

森重、室屋、梶山の契約更新の発表があった。これで動静が未発表なのはチャンとジャキットになったが、チャンは昨季途中の加入であり、その際に半年の契約をしているとは考えにくいので、更新するまでもなく今季も残留と見ていいと思うし、ジャキットもタイU21代表招集のリリースがクラブから出ていることからして残留と考えていいだろう。

また、セレッソ大阪にレンタル中だった水沼の完全移籍も発表された。織り込み済みではあるが力のある選手だけに残念だ。東京ではうまく生かすことができなかった。

これでほぼ動静は固まった。明日12日に開幕戦の組合せが発表され、13日には新体制発表がある。いよいよ2018年シーズンが始動する(自主トレは既に始まっている)。開幕戦に関してはホームで浦和と対戦するとの報道があった。苦手としている相手だが、何であれリーグ戦の大事な34分の1として勝つ以外に考えるべきことはないはずだ。意識しすぎることなく、勝ち点3から逆算して冷静に戦いたい。

次回からはポジションごとに今季のメンバーを見て行くが、全体としては悪くない補強ができていると思う。主力の多くが残留し、新たに長谷川健太を監督に迎えて昨季の雪辱を期する。外部からの監督の招聘は正しい選択だ。ひとりひとりの選手が危機感を持つことなしにはチームの改革はあり得ない。大久保という劇薬を扱いかねて右往左往した昨季から一転、地に足の着いた態勢でタイトルを狙いたい。

昨季のまともな総括が結局示されていないのは残念だが、13日の新体制発表では今季の目標を、「優勝」「ACL」「勝ち点●以上」など検証可能な数値目標として明快に示して欲しい。プロとして戦う以上、そこに目指すべき目標が定まっていないということはあり得ない。

【新人】
MF 品田 愛斗 [FC東京U-18]
FW 矢島 輝一 [中央大学]
FW 原 大智 [FC東京U-18]

【移籍加入】
MF 大森 晃太郎 [神戸]
FW ディエゴ・オリヴェイラ [柏](期限付移籍)
FW 富樫 敬真 [横浜FM](期限付移籍)

【契約更新】
GK 1 大久保 択生
GK 30 廣末 陸
GK 33 林 彰洋
GK 50 波多野 豪
DF 2 室屋 成
DF 3 森重 真人
DF 4 吉本 一謙
DF 5 丸山 祐市
DF 6 太田 宏介
DF 25 小川 諒也
DF 26 柳 貴博
DF 29 岡崎 慎
DF 36 山田 将之
MF 7 米本 拓司
MF 8 高萩 洋次郎
MF 10 梶山 陽平
MF 19 平岡 翼
MF 27 田邉 草民
MF 28 内田 宅哉
MF 35 鈴木 喜丈
MF 37 橋本 拳人
MF 38 東 慶悟
MF 40 平川 怜
MF 41 久保 建英
MF 51 リッピ・ヴェローゾ
FW 15 永井 謙祐
FW 20 前田 遼一

【移籍・退団】
DF 徳永 悠平 [長崎]
MF 石川 直宏 [現役引退]
MF ユ・インス [福岡](期限付移籍)
MF 佐々木 渉 [讃岐]
MF 水沼 宏太 [C大阪](期限付→完全)
FW ピーター・ウタカ [未発表]
FW 大久保 嘉人 [川崎]

【レンタル中】
MF 中島 翔哉 [ポルティモネンセ]
MF 野澤 英之 [愛媛]
MF ユ・インス [福岡]

【動静未発表】
DF 14 チャン・ヒョンス
MF 52 ジャキット


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2018年01月05日 22:09      [posted by der_ball_ist_rund]

【FC東京】2018年編成について(1)

ここまでの選手の出入りを整理しておこう。

まず出る方だが、徳永が長崎に移籍、石川が現役を引退したところまではシーズン中にリリースがあった通りだが、その後、大久保が川崎へ移籍、さらには佐々木が讃岐に移籍した。またウタカは移籍期間満了で広島に復帰(その後広島でも契約満了が発表されている)、さらにはユ・インスが福岡に期限付移籍することとなった。

入る方は、新人として品田、原がU18から昇格、特別指定の実績もある矢島が中央大学から加入することになった。移籍では大森を神戸から獲得、ディエゴ・オリヴェイラを柏から、富樫を横浜FMから、それぞれ期限付移籍で獲得している。

既存の選手については概ね契約更新を完了、ここまで発表がないのは室屋、森重、チャン、梶山、ジャキット。複数年契約の可能性もあり、室屋の突然の海外移籍でもない限り問題ないと思うが、大事な選手ばかりで気がかりなので早く発表して欲しい。森重は神戸からオファーを受けているという報道もあったが続報はなく、残留と見ていいのではないか。

大久保、ウタカの移籍は痛いが、大森、オリヴェイラ、富樫の補強で少なくとも勘定は合っている。徳永が抜ける右SBは室屋が残留してくれれば問題ないと思う。柳もいるし。

その他のポジションも、ポイントになる選手が残留したことでメドは立っていると思う。特に林、眷襦永井の残留は心強い。現在のところ新たな移籍関連の報道もなく、だいたいこんな感じで着地するのではないだろうか。13日の新体制発表まであと1週間だ。

【新人】
MF 品田 愛斗 [FC東京U-18]
FW 矢島 輝一 [中央大学]
FW 原 大智 [FC東京U-18]

【移籍加入】
MF 大森 晃太郎 [神戸]
FW ディエゴ・オリヴェイラ [柏](期限付移籍)
FW 富樫 敬真 [横浜FM](期限付移籍)

【契約更新】
GK 1 大久保 択生
GK 30 廣末 陸
GK 33 林 彰洋
GK 50 波多野 豪
DF 4 吉本 一謙
DF 5 丸山 祐市
DF 6 太田 宏介
DF 25 小川 諒也
DF 26 柳 貴博
DF 29 岡崎 慎
DF 36 山田 将之
MF 7 米本 拓司
MF 8 高萩 洋次郎
MF 19 平岡 翼
MF 27 田邉 草民
MF 28 内田 宅哉
MF 35 鈴木 喜丈
MF 37 橋本 拳人
MF 38 東 慶悟
MF 40 平川 怜
MF 41 久保 建英
MF 51 リッピ・ヴェローゾ
FW 15 永井 謙祐
FW 20 前田 遼一

【移籍・退団】
DF 徳永 悠平 [長崎]
MF 石川 直宏 [現役引退]
MF ユ・インス [福岡](期限付移籍)
MF 佐々木 渉 [讃岐]
FW ピーター・ウタカ [未発表]
FW 大久保 嘉人 [川崎]

【レンタル中】
MF 中島 翔哉 [ポルティモネンセ]
MF 野澤 英之 [愛媛]
MF 水沼 宏太 [C大阪]
MF ユ・インス [福岡]

【動静未発表】
DF 2 室屋 成
DF 3 森重 真人
DF 14 チャン・ヒョンス
MF 10 梶山 陽平
MF 52 ジャキット



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2017年12月25日 19:00      [posted by der_ball_ist_rund]

【DFBポカール3回戦】グラードバッハ 0-1 レバークーゼン

■2017年12月20日(水) 18:30キックオフ
■Borussia-Park

水曜日の朝に早起きしたら試合は翌日だったのでもう一度寝た。木曜日の朝改めて早起き、出勤前にDAZNで時差視聴した。結果情報はもちろんシャット・アウト。

既にリーグ戦の年内の日程は終わっており、この試合が今年最後の公式戦。気持ちよく勝って準々決勝にコマを進め、上がり調子の流れで一年を締めくくりたいところだが、もちろん簡単な試合ではない。

ラファエルが負傷で戦列を離れたため、キュイザンスをFW起用し、ボランチはツァカリアとオクスフォードのコンビに。厳しい人繰りの中での窮余の策ではあるが見る方としてはなかなか面白い。

ゾマー
エルヴェディ ギンター フェスタガード ヴェント
ヘアマン オクスフォード ツァカリア アザール
キュイザンス シュティンドル

試合は互いに前に出るテンポの速い展開に。中盤で争ったボールを素早く前線に運び、スピードに乗ってフィニッシュまで持ちこむ流れで双方がチャンスを作る。グラードバッハがやや優勢にボールを持っていた感じもしたが、交互に打ち合うオフェンシヴなゲームになる。

7分、ヴェントからのパスを受けたシュティンドルが強烈なミドルを放つがGKにセーブされる。18分にはアザールがドリブルで持ち上がりシュートしたがこれはゴール右に外れる。

さらに21分には右サイドに開いたシュティンドルからのクロスに中央でヘアマンが合わせるがGK正面。40分にはヘアマンからのクロスにエルヴェディが頭で合わせるがバーの上に。結局スコアレスのままで前半を終えた。

後半に入ってもグラードバッハが優位に試合を進めるが、チャンスを決めきれずレバークーゼンの逆襲を食らうシーンも散見されてオープンな展開に。51分、アザールがソロで持ち上がってシュートを放つがGKがセーブ。

70分、敵のゴールキックを中央で受けたオクスフォードが止めきれず後逸すると、これをさらわれてそのままショート・カウンターを浴びる。ゾマーとの一対一を落ち着いて決められ失点。ワンチャンをモノにされた格好で0-1と先制を許す。

グラードバッハは76分にオクスフォードに代えてグリフォを、80分にはヘアマンに代えてボバディジャを投入し反撃に出るが、レバークーゼンの守りが固く、フィニッシュにもアイデアを欠いてゴールが遠い。

87分にはエルヴェディに代えてドルミッチを投入、アディショナル・タイムまで反撃を試みたがチャンスを作っても決められず、結局0-1のまま試合は終了、今季のDFBポカールは3回戦で敗退ということになった。

レベルとしては拮抗した試合だったが、敵のGKが当たっていたこともあって決めきれず、逆にワンチャンでやられて持って行かれた試合。シュート数23-12、CK10-5、ポゼッション49-51という数字らしいゲームだった。

キュイザンスの前線とか、オクスフォードのボランチとかも悪くなかったし、こうやってチーム力の底上げを試みたことはシーズン後半に生きてくると思いたい。ツァカリアを含め、この辺の若手の活躍を見ると、BVBに売ったダフードとかチェルシーに返したクリステンセンらも含め、いい補強をしていると思う。エバールの手腕だろうか。

これで年内の公式戦はすべて終了、最後は敗戦となったが、全体としては悪くない1年だったのはないか。今季はヨーロッパもなく、カップ戦も敗退したことで、年明け以降はリーグ戦に集中することになる。

必ずしも絶好調という訳ではないが、混戦であることにも助けられて悪くない位置につけている。とにかくケガ人が一人でも多く復帰してくれることを祈るしかない。本当にこのケガ人の多さだけは何とかして欲しい。

ディーター・ヘキング監督談話:
「私の目から見れば、今日は明らかに優れていたチームが敗退してしまった。我々は序盤のレバークーゼンのそこそこのチャンス以外は彼らに何もやらせなかったし、試合を支配しいいテンポで勧めていた。我々はその果実を得るべきだったが、その点において残念ながら欠けるものがあった。違いは、我々はたくさんのいいチャンスからゴールを生みだすことができなかったのに対し、レバークーゼンにはベイリーがカウンターから冷静に決めたということだ。我々は似たようなシーンでトーガン・アザールが決めることができなかった。しかし、今日の試合では私のチームはすべてを投げ出していたし、それだけにこの敗戦にはがっかりした」

敵の監督のヘアリッヒがタッチを割ったボールを拾いに来たツァカリアと接触して大げさに転倒、もめるシーンがあった。それまで敵の監督がヘアリッヒだと気づかなかった。



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2017年12月23日 17:42      [posted by der_ball_ist_rund]

【2017年】FC東京シーズン・レビュー (3)マネジメントの失敗

今回は「マネジメントの失敗」について。

今季、ここまで「どうなってんだ?!」感が募ってしまったことに関しては、マネジメントやパブリシティの稚拙さがあったと思う。

シーズンオフの強化自体はそんなにおかしくなかった。所謂DAZNマネーで上位チームには巨額の賞金が入り、成績によってビッグ・クラブとそれ以外が明確に分かれると言われた中、先行投資として大久保、永井、太田、林、眷襦▲Ε織らを立て続けに獲得し、豪華な顔触れで一気に戦力の底上げを図ったのは、戦略として明快であり正しかったと思う。

そして、それを踏まえてACLという高い目標を掲げ、実際にはタイトルを視野に、ビッグ・クラブの一角に名乗りを上げたのも納得できる方針だった。獲得した選手はいずれも実績のある代表級の即戦力だが、年齢的には既に30代で、主将の森重も同様。数年かけてチームを作るという補強ではなく、今季の結果を求めに行くのは当然だった。

微妙に不安が残ったのは監督人事だった。こうした実績のある選手を集めたときに、それを的確に使いこなすには、監督にもそれだけの実績と手腕が求められる。若手の育成やチーム作りが得意な監督、残留や昇格など短期的な結果を出すのに強い監督、そしてアクの強い外国人や有名選手を使いこなして強豪チームを運営できる監督など、監督にもいろんなタイプがあり、得意分野がある。

篠田監督は昨季城福監督のチーム運営が失敗し降格もちらついたときにヘッドコーチから昇格してチームを引き受け、望外の好成績で残留を果たした実績はあったし、福岡でJ1を率いた経験もあった。そのまま今季も監督を任せた判断もそこまでおかしいとは思わなかったが、結果論も加味して考えれば、実力選手を集め目先の結果を狙いに行くチームを率いるに足る手腕があるのか、そういう仕事に合った指導者なのか、もう少しシビアに考えるべきだった。

この点については開幕前に指摘する声もないではなかったが、やはり昨季の実績からまずは篠田監督でというのはコンセンサスだったと思う。この点でマネジメントをあげつらうのはやや酷かもしれない。

最もマネジメントの失敗がはっきり出たのは、開幕直後こそそれなりの成績を残したものの、そこから徐々にジリ貧になり、順位を切り下げ始めた15節以降だったと思う。東京は14節清水にアウェイで勝ったものの、15節横浜(H)、16節磐田(A)、17節セレッソ大阪(A)と3連敗を喫する。

その前の11節から13節も3試合を1敗2分であり、この間の7試合を見れば1勝4敗2分で勝ち点は6(1試合あたり0.86)しか取れていない。14節に4位だった順位は15節以降、7位、8位と切り下がり、シーズ前半を終えた時点では勝ち点24(1試合あたり1.41)の9位、首位との勝ち点差は12、3位との勝ち点差は10であった。

ここ10年で、リーグ戦勝ち点1位のクラブの平均勝ち点は68.3(今季は72)、3位のクラブは61.4(同63)。この61.4を最低の目線にしても、シーズン残り半分で勝ち点37(1試合あたり2.18)以上を稼ぐ必要があり、この時点で挽回はカツカツだった。ACLを狙うなら、この段階でそういう計算がなされ、手が打たれている必要があったと思う。

普通の企業であれば、期初に策定した業績目標の達成が期中の段階で危ぶまれる状況になった時、当然ながらその原因の分析が行われ、ギャップを埋めるべく何らかの対策を講じるか、あるいは目標の修正を行う。目標通りに事業が伸びないこと自体はいくらでもあるが、そうなると、目標が高過ぎたのか、何か想定外の事態が起こったのか、それを検証しなければならない。

我々もACLという目標を掲げてスタートしたのだから、その達成が厳しい状況になったら、いったいその目論見違いがどこから来たのかを真摯に検証し、その結果に応じた手を打たなければならない。そしてそれは株主はもちろん、この目標を信じて試合に足を運び、応援しているサポーターに対して明確に説明されるべきだった。

シーズン前半が終了した時点で僕は上記のような皮算用を行い、篠田監督にその厳しい目標を達成する力があるのか疑問を呈して監督の交代を求めている(「【緊急コラム】シーズン後半戦の皮算用」)。シーズン後半17試合のうち「3敗でタイトルが消え、5敗すればACLも消える」状態であった。最低でもACLを狙うクラブであれば、この時点で思いきるべきだったと思う。

当然、クラブの中ではそうした検証、検討はなされているのだろうが(そうであって欲しい)、それがきちんと説明されることなく、篠田体制は続き、相変わらず攻撃の連係はできないまま、塩試合で結果を出すこともできず、25節セレッソ大阪に負けたことでリーグ戦3連敗、公式戦5連敗となってようやく篠田監督を更迭するに至った。

この時点で勝ち点は33(1試合あたり1.32)の10位、もはや監督を換えてもタイトルはおろかACLも難しい状況だった。既に監督を換える意味も失われてからの更迭はあまりに遅きに失した。明らかな判断ミスであったが、そのような判断に至った検討のプロセスは決して説明されることはなかった。

篠田監督を引き継いだ安間監督は初めから今季いっぱいとされ、手は尽くしたものの9試合で1勝4敗4分で勝ち点7を上積みしたのみ、1試合あたり0.78というひどい戦績だったが、いったい彼に何を求めてシーズンの残りを託したのかさえはっきりしない中では評価すらも難しかった。

どう考えてもタイトルやACLがもうムリという状況になっても、クラブはそれに代わる目標を示さなかった。「ひとつでも多く勝つ」というのは姿勢であって目標ではない。目標というのは「9位以内」とか「勝ち点55」とか、少しばかりストレッチングだがやり方次第では実現可能でかつ数値として検証可能なもののことだ。そのような暫定目標が示されなかったため、我々はシーズンの残りを漫然と戦うしかなかったし、結果として時間をムダにしたというべきだ。

総合すると、今季のマネジメントの失敗は3つに集約される。

ひとつは監督交代時期の見極めの失敗。上記の通りだ。

二つめはサポーターとのコミュニケーションの失敗。目論見通りに戦績が上がらないことについて、現状認識、原因分析、対策のいずれもが示されないまま、どの程度の危機感を持っているのかも我々には分からなかった。

もちろん開示できることとできないことがあるのは分かるが、タイトル、ACLという目標を信じてカネを払いスタジアムに足を運んでいるサポーターという大きなステークホルダーに対して、クラブはこの状況をどう見ていてどうするつもりなのかをきちんと論理的、合理的に説明する責任がある。それが今に至るもまったく果たされていない。

このことはクラブに対するサポーターの信頼を大きく損なった。僕も今季はクラブに対して大きな不信感を持った。ホーム最終戦の監督挨拶が大きなブーイングでかき消されたのは、戦績が納得できないということももちろんだが、そのことに対する総括、説明がクラブから示されなかったことへの不満だと僕は思った。大金社長は謝罪を口にしたが、欲しいのは謝罪ではなく説明だった。

三つめは目標管理の失敗である。シーズン当初のACLという目標はおかしくないにしても、それが危うくなった時にどう対応するのか、いよいよ達成がムリだということになった時に目標をどう変更し、チームが目的地を見失わないようにするのか、そういう丁寧な作業を怠ったことの責任は大きい。

今季は本当に悔しく、情けなく、腹立たしいシーズンだった。石川と一緒にタイトルを喜びたいという僕の願いは果たされず、降格した2010年以上の最悪と思われたシーズンに石川の引退を見送らなければならない羽目になった。勝ち点40(1試合あたり1.18)の13位というひどい戦績も当然だが、そこに至るクラブの対応に心底がっかりしたというのが偽らざる感想だ。

棒に振ったこの1年は痛いし、無為に過ごした篠田監督更迭後の9試合ももったいなかった。選手は毎年ひとつずつ歳をとるし、同じメンバーで戦えるのは1シーズンだけ。かけがえのない1年を我々はムダにし、何ひとつ得るもののないままシーズンは終わってしまった。フロントはこの事態をどう認識し、来季に向けて何を改善し、そしてこの目論見違いの責任をどう取るのか。来季の話をする前にその明快な説明を求める。




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2017年12月16日 23:35      [posted by der_ball_ist_rund]

【ブンデスリーガ第17節】グラードバッハ 3-1 HSV

■2017年12月15日(金) 20:30キックオフ
■Borussia-Park

金曜日開催だというのを完全にノー・マークで、土曜日の朝に何気なくツイッターを見たら結果を知ってしまった。本当なら土曜日早く起きて結果情報を遮断してDAZNで時差観戦するべきところだった。チェックが甘かった。

ここ3試合勝ちなし、前節はアウェイでフライブルクに負けており、連敗は許されない。順位も8位に落ちており、ホームでしっかり勝ち点3を積み上げないと熾烈な上位争いから脱落してしまう大事な試合になった。

この試合はツァカリアが警告累積で出場停止、クラマーもケガのため欠場となり、ボランチはキュイザンスとオクスフォードがコンビを組んだ。右SBにはエルヴェディが復帰。この他右SHにはヘアマンが、トップにはラファエルが先発し、グリフォ、ドルミッチはベンチ・スタートとなった。

ゾマー
エルヴェディ ギンター フェスタガード ヴェント
ヘアマン オクスフォード キュイザンス アザール
シュティンドル ラファエル

序盤はグラードバッハのゲームに。前線からの積極的なプレッシングでボールを奪うと少ないタッチ数でパスを回しながら一気に敵ゴール前まで攻め上がる。6分にはオクスフォードがエリア外から放った鋭いシュートが惜しくもバーに嫌われる。

9分、ラファエルからのスルー・パスを受けて裏に抜け出したアザールが角度のないところからGKの脇を抜くシュートでゴール、早くも1-0と先制する。右サイドの密集から中央にボールを回し、そこから縦に転がすラファエルの緩急と、アザールの技術が光った。

その後はやや圧力を緩めたグラードバッハに対してHSVが反撃を仕掛ける展開に。何度かチャンスを作られるが守備も集中しておりゴールは許さない。グラードバッハはカウンターから追加点を狙う態勢に。

23分、キュイザンスからのフィードを受けたラファエルがシュートを放つが枠外に。38分にはキュイザンスがエリア外から左足で直接狙ったがボールはポストを直撃。グラードバッハが優位に試合を進め、1-0で前半を終えた。

後半に入るとHSVが反撃のギアを一段上げてくる。一方のグラードバッハは引き続きカウンター狙い。52分、ラファエルからスルー・パスを受けたアザールが裏に抜け出しGKと一対一になるが、シュートはGKにセーブされる。

すると直後の53分、逆にHSVのカウンターからダイアゴナルに走りこんだFWにパスを通され、シュートを決められて失点。1-1と同点になってしまう。

54分、エルヴェディに代えてヤンチュケを投入、オクスフォードを最終ラインに落とした3バックにしたようにも見えたが攻撃時はダブル・ボランチに戻っており微妙な感じ。エルヴェディは交代に不満の様子。

試合は徐々にオープンに。64分、右サイドを上がったヘアマンのクロスに、ラファエルがニアで飛びこんで頭で合わせるが枠に飛んだボールは敵GKにセーブされる。70分、ヘアマンンに代えてグリフォを投入。グリフォはそのまま右に入ったか。

74分、グリフォからのパスを受けて左に流れたラファエルが難しい態勢からDFとGKのニアを抜くシュートを決めてゴール。2-1と再びリードを奪う。さらに79分にはシュティンドルからパスを受けたアザールがGKをかわして右に流れ、中央にマイナスで折り返すとラファエルがこれを流しこんでゴール。3-1と事実上試合を決めた。

89分にはオクスフォードに代えてブンデスリーガ・デビューとなるベンガーを投入、そのまま試合をクローズし、3-1でHSVに快勝した。

先制した後、追加点のチャンスを何度か逸したため追いつかれたが、そこから踏ん張って勝ち点をもぎ取った。シュート数13-8、CK9-4、ポゼッション55-45と、グラードバッハが優勢に試合を進めたことが分かる。

ケガ人が多く人繰りが苦しい中だが、キュイザンス、オクスフォードという若手が出場機会を得てそれぞれ活躍したのは明るい材料。荒さもあるが彼らが伸びてくれば競争も激しくなってチームに刺激が生まれる。

前節先発落ちしたラファエルが貫録を見せたのも嬉しい。アザールもハマるとこれくらいの動きは見せてくれるということだろう。曲がりなりにも結果が出せているのはシュティンドルも加えた3人がケガなくコンスタントに試合に出られていることが大きい。

グラードバッハは3試合ぶりの勝利でで勝ち点を28(1試合あたり1.65)に伸ばし暫定4位に浮上。まだ他の試合が終わっていないので何とも言えないが、2位から8位までが勝ち点差4の中にひしめく混戦には何とか踏みとどまった。

これでシーズン前半の日程を終了、あとはDFBポカールの3回戦が水曜日に戦ってウィンター・ブレイクに入る。決して絶好調という訳ではないものの、上位が混戦になったことにも助けられてそれなりの位置につけることはできている。

シーズン後半に向け、ウィンター・ブレイクの間にどれだけケガ人が戻ってこられるかが勝負になりそうだ。ケガ人の復帰が見込めれば大きな補強は要らないと思う。シーズン後半は年明け1月14日のケルン戦から始まる。

ディーター・ヘキング監督談話:
「今日のメンバー、特に非常に若い中盤を見れば、チームを大いに称賛すべきだと思う。これを考えれば何もかもがうまく行った訳ではないのも当たり前だ。フライブルク戦はよくなかった。しかし、私はチームがどれだけのパフォーマンスを出すことができるか知っている。もちろん我々はフライブルクでの敗戦を早く忘れてしまいたかった。前半はHSVにゴールのチャンスがあった。我々の方について言えば2本のバー直撃があり、PKをもらうべきだったプレーもひとつあった。それを見れば我々が前半にやったことは非常によかったと思う。腹立たしいのは後半我々が深く引き過ぎてしまい、そのためにHSVを試合の中に招き入れてしまったことだ。このせいで同点にされてしまった。今日は最後にはもう一度うまくいった。こうなるようにやり続けなければならない」

勝つと口数多い。



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2017年12月15日 22:19      [posted by der_ball_ist_rund]

【2017年】FC東京シーズン・レビュー (2)大久保という劇薬

前回の「定まらなかった戦略」で「勝ち点を最重視し、失点を最少にすることを出発点に、攻撃はワンチャンで1点取れればいいという考え方と、勝ち方、点の取り方の質を重視して、得点力を高めたいという考え方を、止揚して戦略や戦術に落とし込むことができなかった」と書いた。

本来対立するものではないはずのこの二つの考えの間で戦略が定まらなかったのは、ピッチの中にもこの二つの考えが存在し、その優先順位に混乱が生じたからだ。そして、攻撃的なフットボールを志向し、一貫して攻撃の組み立てやコンビネーションにこだわり続けたのはもちろん大久保嘉人であった。

シーズン序盤、勝利が先行していた頃ですら、「勝ったのはよかったが攻撃の連係はできていない」「ボールが出てこない」とチーム外に公言し、ピッチ内でも自分の欲しいタイミングでパスが出ないときにははっきりと苛立ちを見せる。完成度の高い連係を要求する大久保の姿勢に、チームは明らかに引きずられているように見えた。

効率的にパスをつないで確実にゴールを目指すことは当然だが、前線にタレントを多数擁し、コンビネーションが今イチでも個人技なりセット・プレーなりで1点は取れている状況では、チームがまず力を注がなければならないのはそこではないと思ったし、実際、森重や眷襪聾紊蹐鯆めて失点を減らす戦いを志向していたと思う。

しかし、大久保が川崎での経験を踏まえた高いレベルのコンビネーションを要求することでチームはバランスを失い始める。一度狂った歯車は元に戻らず、結局失点は止まらない一方で得点力も上向かない最悪の状態に陥ってしまった。太田がブログで「チームがバラバラだった」と振り返っていたがまさにそんな感じだった。

僕は前回も書いたようにまず失点を減らし、攻撃はワンチャンがモノにできればそれでいいという考え方なので、大久保が性急に攻撃面の改善を求める度に「違う、そこじゃない」と思っていた訳だし、チームがそっちに引っ張られて行くのを見るにつけ、「バカ正直に大久保の言うこと聞かなくてもええ」と思っていた。

しかし、だからといって大久保が間違っていたかと言えば、一概にそうも思わない。なぜなら大久保にとってはそれがまさに期待されたことであり、得点という明快な結果を求められて高額の給料をもらっているFWの選手としては、自分の得点機会を増やすことはむしろ必然だからである。それを要求することは全然おかしくない。

問題は、クラブにも、チームにも、その大久保の要求を受け止め、それをチーム戦略、戦術の中に昇華することのできる力がなかったことのように見える。大久保の主張に拮抗し、それを相対化して大久保をチームの中に取り込むだけの強さが監督にも選手にも足りなかったのではないか。大久保とまともに議論のできる選手はいたのか。

大久保自身はもちろん有能な選手である。ムリめな状況を半ば強引にでもゴールにつなげる力は当然だが、それ以外にも、落ちて捌いて上がる動きや、パス出しのアイデアや精度など、純粋に「巧い」と思わされたことは何度でもある。それだけに、彼をうまくチームに取りこむことができていれば、と思わずにはいられないのだ。

よく効く薬は身体に対する負担も大きい。患者にそれを受け入れる体力がないと、強い薬は時として毒に変わってしまう。それを劇薬と呼ぶのだが、大久保は東京にとってまさに劇薬であり、クラブにも、チームにもそれを薬に転じるだけの体力がなかったために結果として毒になってしまったのはないのか。

端的に言って大久保の獲得は今季に限れば失敗だった。まだ1年契約は残っているらしいが、引き合いがあり高い移籍金が取れるのなら放出も視野に入れるべきだと僕は思う。



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2017年12月14日 22:49      [posted by der_ball_ist_rund]

【ブンデスリーガ第15節】フライブルク 1-0 グラードバッハ

■2017年12月12日(火) 20:30キックオフ
■Schwalzwald-Stadion (Freiburg)

水曜日の朝早く起きて見ようと思っていたが、火曜日に飲んで帰りそのまま寝て翌朝すっかり試合のことなど忘れて目が覚めた。ツイッターで図らずも結果を知ってしまい、追っかけでDAZNを見る気も失せた。

グラードバッハはここ2試合勝ちがなく、引き分けの後ということもあってアウェイながら勝ち点3を取らなければならない試合。

エルヴェディが警告累積で出場停止となり、オクスフォードが右SBで初めて先発した。またトップはラファエルを休ませて(ベンチ・スタート)ドルミッチが先発した。

ゾマー
オクスフォード ギンター フェスタガード ヴェント
アザール ツァカリア クラマー グリフォ
シュティンドル ドルミッチ

試合は立ち上がりからフライブルクのペース。グラードバッハは自陣に押しこまれ、攻め上がってもフィニッシュまで持ちこめない。

18分、フェスタガードがエリア内で敵FWを倒してしまう。最初はノー・ファウルで流されたがビデオ副審の指摘でファウルとなりPKに。20分、これを決められて0-1と先制を許す。

リードを得て余裕の出たフライブルクがゲームをコントロール、グラードバッハはほとんどチャンスもないまま0-1で前半を終える。

後半も立ち上がりにバーを叩くシュートを放たれるなど押されたまま。60分にはドルミッチとアザールに代えてラファエルとキュイザンスを投入、システムを3バックに変更して挽回を図るがゴールは遠い。

何度かチャンスは作ったものの生かせず、76分にはクラマーに代えてボバディジャを投入するが終盤は再びフライブルクのペースに。試合終了間際にボバディジャが右サイドから入れたボールにヴェントが飛びこんだが届かず、そのまま試合終了となった。

ハイライトすら見てないので何とも言えないが、シュート数5-23、CK3-5という数字を見れば全然ダメな試合だっただろうということくらいは分かる。逆にポゼッションは56-44ということは持たされた時間が長かったということか。

その割りにPKの1失点のみに抑えたのはむしろ評価すべきなのかもしれないが、そこまで頑張ったんならせめて勝ち点1は持ち帰りたかった。今季はきちんと勝ちきる試合がある一方で、波に乗りきれなかったり、集中が切れたように大量失点したりする試合が散見され、あまり好調だという実感がないし実際好調じゃないと思う。

人繰りが厳しいのは仕方ないが、このままジリ貧にならないよう、何とか残り2試合をしっかり勝ってウィンター・ブレイクを迎えなければならない。

ディーター・ヘキング監督談話:
「フライブルクの勝利はまさしく妥当なものだ。ビデオ判定のせいで負けた訳ではなく、ひとつには我々のパフォーマンスのせいであり、もうひとつにはフライブルクのパフォーマンスのせいだ。最初に考えていたのと異なり、我々は常に一歩遅かった。我々はのびのびとプレーし、プレッシャーを与えることができなかった。決定的だったのはゴールに向かうきっかけがほとんどなかったことだ。それではアウェイで何かを持ち帰るには少なすぎる」

見なくてよかった試合だったかもしれん。



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2017年12月10日 17:23      [posted by der_ball_ist_rund]

【ブンデスリーガ第15節】グラードバッハ 1-1 シャルケ

■2017年12月9日(土) 18:30キックオフ
■Borussia-Park

日曜日早起きしてDAZNで時差観戦。このパターンは比較的ラクに見られるので嬉しい。少なくとも月曜日の早起きから出勤の流れよりは百倍マシ。

勝ち点2差でう追う3位シャルケとの直接対決。厳しい試合になることが予想されるが、前節アウェイでヴォルフスブルクに完敗しており、勝ち点3が必要な試合。

前節負傷交代したヤンチュケが欠場、一方でクラマーが復帰し先発した。ヘアマンに加えジョンソンも負傷離脱、ホフマン、トラオレとSHのできる選手が軒並み負傷離脱というのはひどい。ヤンチュケ、シュトロブルも離脱していて、よくこれで戦えてるな。

ゾマー
エルヴェディ ギンター フェスタガード ヴェント
アザール クラマー ツァカリア グリフォ
ラファエル シュティンドル

試合はハイテンポな立ち上がり。互いに前線からプレスを敢行、これをかいくぐるためにワンタッチで速いパスをつなごうとしてめまぐるしくボールが動き、攻守の入れ替わりも激しい。

ボールはどちらかと言えばシャルケが持っているが、決定的なピンチになる前につぶせており、グラードバッハの方がカウンター気味にシャルケのゴールを脅かす。23分、右CKにギンターが頭で合わせると、ボールはファーに飛んだが、ここに飛びこんだクラマーが角度のないところからきれいに枠に収めゴール。グラードバッハが1-0と先制する。

その後も、ボールを保持して反撃を図るシャルケに対して、グラードバッハがカウンターから追加点を狙う展開は変わらず。

37分、ラファエルからパスを受けたグリフォがシュートを放ち、バーに当たって跳ね返ったところをシュティンドルが押しこんだが、オフサイドの判定。ビデオ判定になり、画面でリプレイを見る限り普通にゴールのようにも見えたがオフサイドの判定は変わらず、ゴールは認められなかった。

前半終了間際にもビデオ判定による混乱が。シュティンドルが敵エリア内で倒され一度はPKの判定を受けたが、ビデオ判定になり、その前の左サイドでヴェントが敵DFとボールを奪い合った際のチャージがファウルとなってPKは取り消しに。これもリプレイをよく見れば先に敵DFがヴェントに身体を当てにきており、イーブンなコンタクトでファウルと見るのは厳しいように思えた。結局1-0で前半を終了。

後半に入ってもグラードバッハの流れ。ボールを保持する時間も徐々に増え、何度かチャンスを作るが決めきれず。すると62分、左サイドから入れられたクロスをニアでクリアしようとしたフェスタガードが誤ってボールをゴールに蹴りこんでしまいオウン・ゴールに。中央に敵FWは入りこんでおらず、ムリにクリアする必要もないボールだったがやむを得ないだろう。1-1と同点になってしまう。

改めて特典の必要になったグラードバッハは、徐々に足の止まり始めたシャルケに対して攻撃を仕掛けるがゴールが遠い。75分、グリフォに代えてボバディジャを、79分にはクラマーに代えてキュイザンスを投入し、勝ち越しを狙いに行く。

終盤はオープンな展開になり、それぞれにチャンスを作ったが互いに決め手を欠き、結局1-1の引き分けに終わった。ベンチにはドルミッチもいたが、グラードバッハは交代枠をひとつ残したまま試合を終えた。

失点はオウン・ゴールであり、また得点機はいくつかあって、十分勝つことのできた試合だった。しかし、一方でシャルケにもチャンスを作られ、ゾマーのセーブやギンターの線上でのクリアにに救われたシーンもあり、内容的にも引き分けは妥当な結果だったかもしれない。

シュート数13-13、CK8-10、ポゼッション52-48と数字的にもほぼ互角。上位同士の対戦にふさわしいテンションの高い好ゲームだったが、それだけに1点を守って勝ちきりたかった。

前半の2つのビデオ判定には疑問が残った。特にオフサイドの判定はかなり微妙だと思うがどうだろう。あとでDAZNでもう一回確認して悔しさを増幅しておきたい。

先発のメンバーは何とか確保できているが、バックアップの層が極端に薄くなっており、今日も本来ならボバディジャではなくヘアマン、ジョンソン、トラオレ、ホフマンあたりを交代で出したかったところ。おそらくはこの状況でシーズン前半残り2試合を戦うしかないのだろう。これ以上のケガ人が出ないことと、シーズン後半にメンバーが戻ってくることを期待するしかない。

攻撃に関しては、ラファエル、アザールが冴えずアイデアを欠いた前節に比べ、前線の流動性が戻り、ポジションを自在に入れ替えながら裏を狙って行く仕掛けが機能していた。この戦い方は継続して行かなければならない。守備は実質無失点であり、オウン・ゴールによる失点の後も大崩れすることなく持ちこたえた。フェスタガードは責められない。

グラードバッハは勝ち点を25(1試合あたり1.67)に伸ばし、順位は暫定ながら4位で変わらず。首位バイエルンとの勝ち点差は10に開いたが、2位のライプツィヒとは2差で変わらず。何とかCL圏内でシーズン前半を終えたい。

ディーター・ヘキング監督談話:
「試合への入り方はとてもよかった。シャルケは我々に対して足がかりを作ることができず、我々はいくつかの非常にいい攻撃をすることができたが、数的優位になりながらも最後のシュートまで持ちこめなかった。その後、先制することができ、2-0にならなければならない局面も二つほどあった。後半になるとシャルケが勝ち点1を持ち帰るために前半以上のことをやってくるのははっきりしていた。オウン・ゴールはもちろん避けられたものだ。その後はしかしオープンな試合になった。最終的には今日は正しく1-1のいい試合を見せられたと思う」

今年もあと2戦(フライブルク(A)、HSV(H))プラスDFBポカール(レバークーゼン(H))だ。



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2017年12月09日 00:34      [posted by der_ball_ist_rund]

【2017年】FC東京シーズン・レビュー (1)定まらなかった戦略

2017年は、大久保、永井、太田、林、眷襦△修靴謄Ε織と立て続けに代表級の選手を補強し、ACLを公式の目標に、実際にはリーグ・タイトルを目指す前提でスタートした期待のシーズンだった。

ところがいざ開幕すると、序盤こそ4節まで3勝1敗と好スタートを切ったかに見えたが、徐々に失速し、シーズン前半を終えたところで7勝7敗4分の勝ち点24(1試合あたり1.41)で9位。

挽回を期したシーズン後半はさらに泥沼にはまり、嵐の中の23節浦和戦からルヴァンカップを含めて公式戦5連敗、篠田監督が解任されたが、その頃にはタイトルはおろか、ACLも現実的に難しくなってしまっていた。

後任の安間監督は最初から今季限りの時限付き。着任初戦の26節仙台戦には辛勝したが、その後は最終節ガンバ戦まで勝利なし。最終的には10勝14敗10分で勝ち点40(1試合あたり1.18)、降格した2010年に次ぐ悪い成績で13位に終わった。降格圏との勝ち点差は8しかなかった。

成績に加え、負けが込んでズルズルと順位が下がり、ACLという目標が遠のいて行く中での無策ぶり、悪化の一途をたどるチーム状態に何の手も打てないクラブの姿勢に対してもストレスが募る、ひどいシーズンだった。僕自身としては2010年より絶望感、喪失感が大きかった。

いったい何が起こったのか。いったいなぜこんなことになってしまったのか。

例年ならシーズン・レビューとしてポジションごとのレビューをやるのだが、今季はまずこの失敗について振り返るところから始めずにいられない。切り口はこんな感じだ。

1. 定まらなかった戦略
2. 大久保という劇薬
3. マネジメントの失敗

今回はまず「定まらなかった戦略」について。

これはおそらく昨年から持ちこされた課題だと思うのだが、ここ2年の混迷の原因のひとつは、勝ち点を最重視し、失点を最少にすることを出発点に、攻撃はワンチャンで1点取れればいいという考え方と、勝ち方、点の取り方の質を重視して、得点力を高めたいという考え方を、止揚して戦略や戦術に落とし込むことができなかったことだと思う。

この二つの考え方は本来対立するものではないはずだが、限られたリソースを何に優先的に振り分けるかという判断は必要で、それが整理されないためにチームがバラバラになったように見えた。

開幕当初の高萩の「前半は0-0でいいと思っていた」みたいなコメントからは守備をベースにする意識が窺えたし、どの試合でも1点は取れていたことを考えればその方向は正しいと思えた。しかしその後、攻撃の連係がないことを問題視する声がチームの中から繰り返し出るようになってバランスは崩れて行った。やることの優先順位が整理されないまま二兎を追って一兎をも得られなくなった。

キックオフのときはどのチームも勝ち点1を手にしている。失点をしなければその勝ち点1は確定である。そこで1点が取れれば勝ち点はさらに3に増える。攻撃の連係とかポゼッションとかは、その1点をいかに確実に、効率的に取ることができるか、あるいは2点、3点に上積みできるかという方法論の問題に過ぎず、それが自己目的化した時にチームは空中分解するのだ。

1点は1点であり、縦ポンの一発ゴールや敵失からの得点、セットプレー、PK、何なら敵のオウン・ゴールでもいい。勝ち点3を確実に取るためには、確実に1点を取る方法、得点パターンがあった方がいいのはもちろん自明だが、優先するのは結果であり、結果を出し続ける中で方法論を洗練して行くのが順番だ。逆ではない。

実際、今シーズン、リーグ戦で無得点に終わった試合は7試合のみ、27試合では少なくとも1点は取れていた。連係が未成熟とはいえ大久保、ウタカ、永井、前田、中島、阿部、バーンズらがいて、個人技もあり、ワンチャンで1点を取ることはできていた訳だから、今季の我々の問題点が得点力の欠如でなかったことは明らかだ。

それにも関わらず、守備の規律がチームにしっかりと根づかないうちに攻撃の連係に色気を出したことで、我々のシーズン戦略はもろくも崩壊し、立て直すことはできなかった。戦略がはっきりせず、目移りした挙句虻蜂取らずの中途半端な戦いになったということ。定まらなかった戦略が今季の迷走の第一の原因だと思う。

シーズン終盤、篠田監督の後を受けて就任した安間監督は「ボールを大事にすることで失点の機会を減らす」という方針を掲げたが、失点は続いた。攻撃の失敗は「得点できないこと」だが守備の失敗は「失点すること」である。キックオフ時の勝ち点1をベースにすれば、「得点できないこと」は何回あっても勝ち点を減らさないが、「失点すること」はたった1回で敗戦に直結する。守備のミスを減らすことがすべてに優先することははっきりしている。

もうひとつ書いておきたいのは、戦略の奥行きのなさだ。今季、失点を喫した22試合の戦績は1勝14敗7分。つまりひとたび失点したらほぼ勝てないということだ。先に失点しそのまま負けた試合もあり、先制しながら逆転されて負けた試合もあるが、要はゲームプランが狂いビハインドを背負った時に、その状況に対応できなかったということに他ならない。

この変時対応力の弱さは、ひとつにはメンタルの問題だと思うが、どのような局面からでも最終的な目的である勝ち点3に向かってその場その場でベストな判断をする訓練がなされていないことが大きな原因であるように僕には思われる。このことも、チームとして何を究極の目的として戦うのかという認識の統一と共有ができていなかった結果のように思う。

仮にもタイトルを目指すトップ・リーグのプロが明快な戦略を持たないままシーズンに突入したとは考え難いが、強化を結果に結びつけるソフトの部分があまりに脆弱で、チームとしての戦い方を確立することができず、方向性が拡散してシーズン途中でチームが空中分解したという他ない惨状だったと思う。スタート地点でのわずかなズレも、修正しなければ先へ行けば行くほど大きな開きになってくるのはモノの道理。ズレを修正する力がチームに備わっていなかった。

結局のところ、こうした課題認識の誤り、優先順位の混乱、目的と方法の混同が今季の失敗の大きな原因だったことは間違いないと思う。

これは一義的には篠田監督の責任だと思うが、篠田監督が本当に今季の戦力を統合し、率いる監督として適任なのか、それだけの指導力や戦術の引き出しを持っているのか、それを判断したのはGMであるはず。監督更迭の判断については「マネジメントの失敗」で改めて書きたいが、例えて言えばフレンチのシェフに和食の食材を与えて「しっかり料理しろ」と命じたようなミスマッチがあったのではないかと思う。

もちろん賛否はあるだろうし好みの問題もあるとは思うが、僕としてはフィッカデンティ監督のときにウノゼロの美学に出会い、試合後に敵の監督に「内容ではこちらが勝っていた」と言わせる快感を知ってしまったし、勝ち点という結果に徹底的にこだわり、それがすべてに優先する究極の合理主義こそ要は勝者のメンタリティと呼ばれるものの正体なのではないかと思っているので、昨季、今季の迷走は本当に腹立たしかった。

守備の規律、約束ごとをはっきりさせ、スコアレス・ドロー上等からスタートするフットボールを見たかった。



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2017年12月07日 00:01      [posted by der_ball_ist_rund]

【ブンデスリーガ第14節】ヴォルフスブルク 3-0 グラードバッハ

■2017年12月3日(日) 18:00キックオフ
■Volkswagen-Arena (Wolfsburg)

月曜日の朝、早起きして出勤前にDAZN時差観戦。この時間の試合は何とかして欲しい。

前節はバイエルンに勝ちきったが燃え尽きが心配。バイエルンに勝った後調子を崩したシーズンもあった。アウェイであり確実に勝ち点を持ち帰りたい。

前節負傷交代となったクラマーが欠場。ヘアマンもケガということでベンチ外となった。ギンターがボランチに上がりエルヴェディがCB、ヤンチュケが右SBに。またSHにはグリフォが先発した。

ゾマー
ヤンチュケ エルヴェディ フェスタガード ヴェント
アザール ギンター ツァカリア グリフォ
シュティンドル ラファエル

試合は開始早々に動いた。4分、左サイドから入れられたクロスにニアで対応しようとしたがここがつぶれてボールはファーに。ここがガラ空きになりフリーで決められて失点、早くも0-1と先制を許してしまう。守備がお粗末だったという他ない。

その後は切り替えてグラードバッハがボールを支配するようになるが、リードを得て割りきったトランジションに徹するヴォルフスブルクに対し、攻撃にアイデアを欠き停滞感が否めない。

25分、エリア際でスルー・パスを通され、裏に飛び出した敵にチップキックでゾマーの頭を越されて失点、0-2とリードを広げられる。これも人が揃っている中で狭いところを抜けられた。

31分、ヤンチュケが負傷退場、キュイザンスがボランチに入りギンターがCBに、エルヴェディが右SBに。ヤンチュケは前節も負傷交代しており心配だ。

ビハインドを背負ったグラードバッハは積極的に仕掛け、37分、39分にはネットを揺らしたもののオフサイドの判定でノー・ゴール。戦い方は間違いないと思わせたが得点のないまま0-2で前半を終えた。

後半に入ってもグラードバッハが反撃を試みるがヴォルフスブルクの守備を崩せない時間が続く。敵がしっかりブロックを固めており、少々ボールを出し入れしても、個で仕掛けてもなかなか糸口がつかめず、シュートも正直。

71分、ゴール前の密集から後ろにこぼれたボールをエリア外からシュートされる。低い軌道のボールはそのままゴールに突き刺さり、0-3とほぼ試合の決まる失点。これは敵のシュートがよかったと言うべきか。

83分、精彩を欠いたアザールとラファエルに代えてドルミッチとボバディジャを投入、ヴォルフスブルクのゴールをこじ開けようとしたがゴールは遠く、結局0-3でヴォルフスブルクに完敗した。

この試合ではアザールが自ら仕掛けるが結局シュートまで持ちこめないシーンが散見されるなど、敵のブロックを崩すための工夫がなく、頼みのラファエルも元気がなかった。

この試合でもひとたびビハインドになると失点を重ねてしまう悪癖が払拭できず、またしても得失点差が悪化する複数失点負け。この辺が修正できないと、得点できないときに持ちこたえることができない。人はいるのにぽっかりスペースが空いたり、一方に釣りだされ過ぎて逆サイドやサイドが留守になるのは何とかしたい。

こういう試合を見せられると、今の順位もあまり実感がない。負け方が悪いというか、勝つにしても負けるにしても試合が大味な感じがしてしまう。もう少し手堅く勝ち点を拾うようなゲームを見たい。

ここまで14試合を戦い、7勝4敗3分で勝ち点は24(1試合あたり1.71)、順位は4位で変わらずだが、首位バイエルンとの差は8に広がった。2位のライプツィヒとはまだ2差であり、悪くないところにつけてはいるが、下も9位のレバークーゼンと勝ち点差3と接戦になっており、負けが込むとたちまち順位は落ちてしまうだろう。

次節、3位のシャルケをホームに迎えて勝ち点3を挙げることができれば3位に浮上する。連敗は許されず、ホームで踏ん張りが必要だ。

ディーター・ヘキング監督談話:
「負けた原因ははっきりしている。最初の25分間、我々はあまりに受け身で、ヴォルフスブルクがそれを正しく生かしたということだ。その後、我々は多大な労力を投じたがほとんど手遅れだった。たくさんのチャンスは作ったが生かすことができなかった。1点でも返せていればもう少しの可能性もあったのだろうが。だが3-0になっても試合は終わった訳ではなかった。チームは今日どうしても勝ちたかったし、それは見てもらえたと思う。彼らは逆転するためにすべてを試みた。しかし最終的には敗戦に導くようなことが重なって怒ってしまった」

クラマーは全体練習に復帰したらしい。ヤンチュケは大丈夫なんだろうか。ケガ人多いな…。



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2017年12月02日 22:49      [posted by der_ball_ist_rund]

【Jリーグ第34節】FC東京 0-0 G大阪

■2017年12月2日(土) 14:00キックオフ
■味の素スタジアム

よく晴れた土曜日。気温は高くないが陽射しが暖かい。味スタでの試合は10月29日の清水戦以来1カ月以上のブランク。バック・スタンドでは西日がまぶしい時間帯のゲームだ。当然キャップを持参している。

今季最終戦となるとともに、今季限りでの引退を表明している石川と、来季長崎への移籍を公表した徳永のラスト・マッチにもなる。

この試合では石川がもういつ以来か分からないくらいの先発。前節出場を回避した徳永、チャン、契約上の理由で出場できなかったウタカらが先発に復帰した。嘉人は前節に続きベンチ・スタート。またGKは久しぶりに林が先発した。メンバー入りの報もあった森重は結局ベンチ入りせず。


徳永 チャン 丸山
室屋 橋本 東 太田
石川 ウタカ 眷

キックオフ直後、敵DFからGKへのバックパスに石川が猛然とダッシュ、ボールを引っかけようとするがかわされる。このプレーに大きな拍手。実力の拮抗したチーム同士の戦いになるが、どちらかと言えば東京がボールを動かしている感じ。互いに大きなチャンスはなく押し合いの時間帯。

13分、徳永がエリア内に突っかけファーにクロス。これに太田が頭で合わせるがGK正面に。東京のファースト・シュート。その後も東京が何度かチャンスを作るが決めきれない。一方、大阪の攻撃は散漫で、個にハマった時さえしっかりケアできれば怖さはあまり感じない。

25分、橋本のスルー・パスを受けて石川が裏に飛び出し敵GKと一対一になる。「これは」と思ったがシュートはGKに当ててしまった上、オフサイドの判定。一進一退の攻防ではあるものの、徐々に東京の優位が明らかになって行く。橋本が攻撃に加わることでバリエーションが広がる。

結局前半はスコアレスで終了。大阪はシュートなし。全体に公式戦とは思えないのんびりした雰囲気の試合。

後半に入っても流れは変わらず。東京は試合を支配しているもののチャンスを決めきれず、ボールは持っているがもどかしい展開に。57分、石川に代えて永井を投入。石川は淡々とピッチを去って行った。立ち上がって拍手したが総立ちという訳には行かなかった。あっさりした最後のピッチ・アウトだった。

60分過ぎから東京のチャンスが続くが、シュートに迫力がなくゴールは遠い。75分、太田が左サイドから切れこんでエリアに入りこみ、近いところからシュート。これは敵GKがセーブ、こぼれ球に東、永井が反応するが押しこめず、敵GKに守りきられる。

80分、東、ウタカに代えて久保、大久保を投入。アディショナル・タイムには久保がエリア外から左足のミドルを枠に飛ばしたが敵GKがセーブ、結局スコアレス・ドローとなった。

いかにも不調のチーム同士という感じのテンションの上がらない試合。個々のパフォーマンスを結果に向けて統合すべき強いモメントが欠けた、散漫なザ・消化試合だった。シュート数14-2で、14本打っても入らないウチもウチなら、2本しかシュートを打てていない大阪もかなりアレだった。

これでシーズンは終了、東京は10勝14敗10分で勝ち点40の13位。ACLを目標に、タイトルをも意識してスタートしたシーズンとしては目を覆うばかりの惨憺たる結果に終わった。シーズン総括は改めてやりたいが、まともな会社なら第三者委員会でも設置して原因究明するレベルの目標と結果の乖離と言う他ない。

勝ち点40は降格した2010年に次ぐ悪い成績。終わってみれば残留できたのがラッキーなくらいの状況になってしまった。なぜこんなことになってしまったのか、最初に目論んでいたことの何がうまく行かなかったのか、徹底的な検証と来季に向けた立て直しが必要だ。篠田監督解任後のシーズンの残りも、結局漫然と時間を過ごしただけに終わった感が強い。チーム・マネジメントの不在を強く感じたシーズンだった。

評点(評点はドイツ式):
林(3.5) ハイ・ボールに対しても危なげない対応。シュートも少なかった。
徳永(3.5) 最終戦とあってか意識して前に出たように見えた。移籍は寂しい。
チャン(3.5) 敵の個を生かした突破には厳しく対応、実力を見せつけた。
丸山(4) ボールを前に付ける意識が高かったし、自身も前を向いていた。
室屋(3.5) サイド・チェンジを受けて仕掛けるプレーで存在感を見せた。
橋本(3.5) 機を見た攻撃参加のセンスは健在。シュートは枠に行きたかった。
東(4) 中央でボールを動かし、攻撃のスイッチを入れた。技術、センスは高い。
太田(4) なかなか好クロスを供給できず。自ら切れこんだのは面白かった。
石川(3.5) 普通にやれていたがやはりもうムリなのか。目に焼き付けた。
ウタカ(4) よくボールを収めたが、球離れのタイミングが周囲と合ってない。
眷(3.5) 天才肌のパスやスルーが周囲と合わないこと多いが必要な人材。
===
永井(4) もっと打って行ってええぞ。ため息出るシーン散見された。
久保(3.5) ボール扱いに独特のリズムあって非凡。シュート惜しかった。
大久保(-) 正直よく分からなかった。

試合後、最終戦のセレモニーとして大金社長、森重のスピーチ、さらに徳永、石川の挨拶があった。大金社長のスピーチは激しいブーイングに遭い、最初は聞きとれないほど。話し終えても拍手はまばらでブーイングの方が大きかったように思う。謝罪はいいからこんな結果に終わった原因をクラブとしてどう考えているのかという説明が聞きたかったが、明快な総括はなかった。

森重のスピーチではこの2年を失敗だったと総括。この2年があったからこそと言えるよう、来季はタイトルを獲ると明確に言いきった。移籍の噂もあるがクラブに残る意思表示とも取れる内容だった。

徳永は数少ない生え抜きでこれまでチームに多大な貢献のあった選手なので、移籍するのは当然寂しいし喪失感は大きい。しかし移籍や新人獲得、引退などでメンバーが入れ替わって行くのはあらゆる組織にとって避けられないこと。本人の判断なら前向きに送り出したい。

石川については万感胸に迫る思い。別稿としたいが、こんなシーズンに引退させることになって本当に情けなく、悔しい。こんな悲しいシーズンは今までになかった。ちょっと「来季は頑張ろう」とか言える状況じゃない。




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2017年11月27日 19:00      [posted by der_ball_ist_rund]

【ブンデスリーガ第13節】グラードバッハ 2-1 バイエルン

■2017年11月25日(土) 18:30キックオフ
■Borussia-Park

日曜日の朝に少々早起きする覚悟さえあれば楽に見られる試合。6時半に起きて、結果情報を遮断してDAZN時差観戦した。

グラードバッハは前節アウェイでヘルタに完勝、その勢いを駆ってホームに戻り、バイエルンと対戦する。順位は4位だがそこまでチーム状態がいい実感はなく、一進一退の状況だと思っているが、バイエルン相手にどこまで通用するか、ふだんとは違う力の出てくる一戦になる。

前節からはSHのジョンソンに代えてヘアマンが先発、ジョンソンはベンチ・スタートとなった。

ゾマー
エルヴェディ ギンター フェスタガード ヴェント
ヘアマン クラマー ツァカリア アザール
ラファエル シュティンドル

試合は予想通りバイエルンがボールを支配してグラードバッハ陣内で攻撃を仕掛ける展開に。しかし、バイエルンの攻撃は個の怖さはあるものの連係のアイデアが乏しく、集中した守備でしのいで大きなチャンスを作らせない。

9分、アクシデントが起こる。自陣でハイボールを競りに行ったフェスタガードとクラマーが激突、フェスタガードは大丈夫だったが、クラマーは頭か首を強打したようで起き上がれず、そのまま担架で退場、11分、ヤンチュケの投入を余儀なくされる。ギンターをボランチに上げ、エルヴェディがCBに、ヤンチュケは右SBに入る。クラマーは今季はほんとついてない…。

その後もバイエルンの攻撃を受ける時間が続くが守備が機能してそこまでのヤバさは感じさせない。攻撃ではラファエルが2度ほどシュート・チャンスを迎えるが枠を捉えきれず。39分、敵DFのハンドでPKを得ると、アザールがこれを冷静に決めてグラードバッハが1-0と先制。敵GKに触られたが何とか押しこんだ。

さらに44分、パスを受けて左サイドから縦に抜けたシュティンドルが中央に流しこんだボールをファーに走りこんだギンターが押しこんでゴール、グラードバッハが前半の内に2-0とリード、そのままハーフタイムへ。

後半開始からヤンチュケに代えてジョンソンを投入。ヤンチュケも前半頭を打つ場面があり、その影響ではないかと心配だ。これ以上ケガ人が増えるとヤバい。

後半もバイエルンが圧倒的にボールを支配、ほぼハーフコート・マッチで押しこまれ、何度かヤバいシーンも作られるが、ポストの助けも得てしのぐ時間が続く。引き過ぎの感もあるがやはりバイエルンの圧力が高いのは仕方ない。割りきって自陣で対応する。

74分、ついに守備が決壊、クロスをクリアしたボールをエリア外で拾われ、ミドルを放たれる。これがグラウンダーでゴール左下隅に決まり2-1に。密集を抜けてきたボールだったのでゾマーも反応が難しかっただろう。それでも触って軌道を変えてはいるのだが、ゴール外にはじき出すには至らなかった。

BVB戦やレバークーゼン戦では失点してから崩れてしまっていたが、この試合ではこの失点の後がしっかり集中できていたのが大きかった。グラードバッハはその後もバイエルンの攻撃を受け止め、機を見てカウンターを仕掛ける展開に。

アディショナル・タイムにはラファエルに代えてドルミッチを投入、何とか試合をクローズした。

数字的にはシュート数7-25、CK2-5、ポゼッション28-72と圧倒的にバイエルンが優位だが、結果が必ずしもそうならないのが面白いところ。徹底して守備からカウンターに賭けたのが、むしろグラードバッハのプレー・スタイルというか得意な型にハマっていたと言うべきだろう。勇気づけられるパフォーマンスだった。

もともとグラードバッハはポゼッションのチームではなくカウンターを得意としているはずで、だから最近はなぜかアウェイの方が勝てていたりするとギンターも言ってるのだとか。対策される中でボールを持たされ、仕方なくポゼッションから崩す型も模索してはいるが、アザール、シュティンドル、ラファエル、ジョンソン、ヘアマンら、いずれもカウンター向きの人材である。

この日はホームではあるがバイエルンが相手だったためにアウェイ型の戦いになり、それがハマった可能性はある。最後はひやひやしながら時間が経過するのを待ったが、こういう勝ち方ができ、他のクラブが勝ててないバイエルンから勝ち点を奪えたのは大きな価値があったと思う。

順位は4位と変わらないが勝ち点は24まで積み上がり(1試合あたり1.85)、首位バイエルンとは5差、2位ライプツィヒとは2差まできている。3位のシャルケとは、シーズン前半にまだ直接対決を残しており、ここがヤマになる。

ディーター・ヘキング監督談話:
「我々は試合前に情熱的に戦おうと話し合った。我々はバイエルンが彼らのプレーや連係を全然できなくするためにスペースを非常に狭くした。それ以外にも我々には必要なだけの運もあり、2得点でリードを奪うことができた。しかしそれで試合が終わった訳ではないことはもちろん分かっていた。私は、後半はもう少しボールを保持することができて少し肩の荷を下ろすことができればと思っていたが…。しかしそれはうまく行かなかった。それはバイエルンが非常に多くのものを投入してきたこともある。我々は情熱的だったし、もう一度すべてを手にすることができたし、ボールにもしっかりアプローチすることができていた。この勝利はいつになく心地よく感じられる」

燃え尽きが心配だがこの流れをしっかり持って行きたい。バイエルンから勝ち点3は嬉しい!!



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2017年11月26日 18:04      [posted by der_ball_ist_rund]

【Jリーグ第33節】広島 2-1 FC東京

■2017年11月26日(日) 13:00キックオフ
■エディオンスタジアム広島

素直に自宅DAZN観戦。何か悟りというか達観した境地で他人事のように眺めていた。広島はこの試合に勝てば甲府の試合結果次第で残留が決まるという大事な試合。何の目標も課題もない我々には難しい試合になる。

チャン、嘉人が「コンディション不良」でベンチ外。この時期の「コンディション不良」とは何なのか。敢えてムリをさせる必要もないということか。来季長崎への移籍が発表された徳永も次節のラスト・マッチに確実に出場させるためか帯同せず。

ウタカは期限付移籍の契約により出場できず。一方、前節欠場した眷襪聾伝磴箸梁仞錣箸いΔ海箸發△辰討前目で先発。何かこういう起用の仕方を見るだけで応援する気も失せてしまう。この結果、最終ラインには吉本、山田が先発。またプロ契約となった久保がリーグ戦初めてベンチ入りした。

大久保
山田 吉本 丸山
室屋 橋本 東 太田
眷襦〜暗帖 ̄憤

広島がボールを保持するのに対し、東京は中央を固めた守備からボールを奪い、前田に当てるか永井を走らせるという展開に。10分、中央でパスを受けた橋本が果敢にミドルを狙うがバーの上。13分、前田からのスルー・パスを受けて裏抜けした永井がシュートを放つが左にそれる。

広島にボールを持たれる時間が続くが、東京は集中した守備でゴールを守る。やや引き過ぎに見える時間帯もあるものの持ちこたえている。29分、カウンターから永井が裏に抜けるが打ちきれず、作り直したボールを太田が中央の橋本にパス、橋本はフリーでシュートを放ったが大きく枠を外す。決定機だったが。

その後も広島の攻撃を受けながらよくしのいでいたが、45分、敵CKの流れから、エリア外からのシュートを放たれる。これが敵FWに当たってコースが変わり、大久保の逆に行ってゴール。前半終了間際に0-1と先制を許す。前半はそのまま終了。

攻撃は永井を生かすシンプルな形だが可能性を感じさせる。ポゼッションは広島に譲っているが、攻撃の形を作るよりもしっかりとした守備からワンチャンを狙う戦術はおかしくない。さすがに持たせ過ぎた感もあって失点はもったいなかったが、戦い方は間違っていないと思うし、1点ならワンチャンで何とでもなる。焦らずに続けて行きたい。

後半も広島がボールを保持して東京陣内を中心に試合が進むが、東京は身体を張った守備で得点を許さない。59分、太田の右CKに中央の山田が頭で合わせゴール。1-1と同点に追いつく。

ところが66分、東京のエリアでの攻防から後ろにこぼれたボールを敵に拾われ、エリア外からミドルを決められる。これで1-2と再びリードを許す。追いついた直後のこの失点は痛かった。実質的にはこれで試合の流れが決まった感があった。

直後の67分、永井に代えて久保を投入。久保はリーグ戦初出場。68分、室屋のパスを受けて裏抜けした前田が強烈なシュートを枠に飛ばしたが敵GKがセーブ、こぼれ球も自らフォローしたが決められず。

75分、吉本に代えてユを投入。4バックにして眷襪魄賣麝遒箸掘橋本をSHに押し出したか。終盤はセット・プレー時に大久保も上がるなど東京がパワー・プレー気味に押しこんで反撃を仕掛けるが奏功せず。86分、東に代えて梶山を投入。アディショナル・タイムには久保がカウンターで自ら持ち上がりシュートを放つが敵GK正面に。

結局再度追いつくことはできず、1-2で2連敗、ここ7試合勝ちなしとなった。シュート数8-13、CK4-5、ポゼッション43-57と広島に押しこまれたが、前半はよく持ちこたえた。前半終了間際に失点したが、不運な面もあって、後半に逆転するチャンスはあると思ったし、実際追いつくところまでは行ったが、結局きれいなミドルを決められて、結局失点した試合で勝てないもろさはこの試合でも克服できなかった。

攻撃は所詮水ものなんだし、何だかんだで毎試合1点はだいたい取れているので、まずはしっかり守備を固めること。もはや攻撃の形を云々しても仕方のない時期であり、メンバー構成もかなり便宜的になっている中では、守りを固めた上でできる限り効率的に、ワンチャンを決めて勝ち点を上積みするのが現実的。

その意味で、安間監督の意図がどうかは知らないが、今日は図らずもそういう戦いができたのではないか。問題は守備の約束ごとが曖昧なために、守備を固めることが引いて数を揃えることとほぼ同義になってしまい、そうは言っても引き過ぎ、持たせ過ぎになって、エリア外からのミドルに対応できなかったところではなかっただろうか。

あと、ゲームプラン通りに試合が運ばず、ビハインドを背負ったり思ったように得点が入らなかったときに、ムダに熱くなり過ぎたり、逆にがっくり気落ちしてしまったりせず、結果から逆算して最も効果的で必要なプレーを淡々とやり続けるメンタルの強さが決定的に欠けているのではないかと思う。

最終節、ホームにガンバ大阪を迎え、石川、徳永のラスト・マッチになる。チーム崩壊とも言うべき惨状を呈したシーズンを、その1試合で総括することはできないが、せめて勝って終わりたい。もう目線下がり過ぎて来季につなぐことすら難しい。

評点(評点はドイツ式):
大久保(4) 失点は仕方なしか。それ以外はほぼ無難に仕事をこなした。
山田(3.5) J1初得点もムダに。守備に関してはまだまだ学ぶべきことも多い。
吉本(4) 今日も身体を張った守備で途中までは持ちこたえていたが…。
丸山(4) 個々の局面では気の利いた守備もできていた。最近は好調だと思う。
室屋(3.5) 前半は押しこまれたが後半は攻撃参加の機会も増えた。
橋本(4) 攻撃でいいところに顔を出すセンスは健在。シュートは枠へ。
東(4) ボール回収とつなぎ役に徹した。攻撃面では貢献少なかった。
太田(3.5) 前節に続きクロスの精度は悪くなかった。次節に期待したい。
眷(4) 一列落ちた終盤の方が存在感あった。前では孤立気味。
前田(4) 貢献は大きかったが彼を生かすなら別の戦い方があった。
永井(3.5) 何かすごい可能性を感じるんだけどいつも可能性止まり。
===
久保(3.5) これからの部分はもちろんあるが戦力になっていた。
ユ(-) 時間短し。
梶山(-) 時間短し。

次節が最終節。なんでこんなシーズンになってしまったのか。



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2017年11月19日 23:06      [posted by der_ball_ist_rund]

【ブンデスリーガ第12節】ヘルタ 2-4 グラードバッハ

■2017年11月18日(土) 18:30キックオフ
■Olympiastadion (Berlin)

インターナショナルによる1週間の中断明けとなる試合。この時間帯の試合は日曜の朝に早起きする覚悟さえあれば時差視聴できる。朝7時に起きてDAZNで見た。

グラードバッハは前節ホームで引き分け、その前は負けており、アウェイとはいえ勝ち点3を狙いに行くべき試合。

クラマーが先発に復帰、ギンターがCBに戻ってヤンチュケがベンチに。またSHにはジョンソンを起用、グリフォがベンチ・スタートとなった。

ゾマー
エルヴェディ ギンター フェスタガード ヴェント
アザール クラマー ツァカリア ジョンソン
ラファエル シュティンドル

試合はヘルタのポゼッション・ゲームに。ボールを支配して攻め上がるヘルタに対し、グラードバッハは自陣でこれを受け、奪ったボールを小刻みにつないでフリーにし、一気に前線につなぐカウンター戦略。

難しい立ち上がりだったが得点は意外に早かった。5分、ツァカリアがジョンソンとのワンツーで左サイドを裏抜け、ゴール・ライン際の深いところから中央に戻しのパスを入れると、走りこんだシュティンドルが、やや足許深く入ったボールを巧みにシュートしてゴール、グラードバッハが1-0と先制する。

さらに12分、アザールからのパスを受けたシュティンドルがゴール正面から放ったシュートが敵DFに当たってバーの上に。この際に敵DFのハンドがあったかが争点となり、判定はビデオ副審に。手に当たっているのは確かで、後はこれを意図的と見るかどうかだったが、主審はこれをハンドと判定。14分、これで得たPKをアザールがほぼ中央に決めて2-0とリードを広げる。

20分にはFKから後方にこぼれたボールをラファエルが拾い、右足のアウトに乗せる巧みなシュートでエリア外からゴール、グラードバッハは3-0とさらに点差を広げた。

しかしその後は、安全圏のリードを得てリスクを取らなくなったグラードバッハに対し、ホームでみっともない戦いのできないヘルタが前がかりに攻撃を仕掛け、グラードバッハが自陣でヘルタの攻撃をしのぐ時間帯となる。

28分、左サイドからクロスを入れられ、ゴール正面至近の敵FWに合わされるがこれはゾマーがセーブ。しかし後ろにこぼれたボールを再び放りこまれ、これをゴール前でワンタッチで合わされ失点、3-1となる。こぼれ球へのケアがルーズになった感はあった。

その後もCKで敵FWに再三フリーでヘディングを許すなど危なっかしいシーンが続く。いくら何でもやらせ過ぎだろ戸思うレベルの押しこまれ方で冷や冷やしたが、何とか3-1で前半を終えた。

後半に入ってもヘルタが必死に得点を狙いに来るのを、グラードバッハが受けて逆にカウンターに持ちこもうとする展開に。前半よりはボールを持てるようになった感じもあったが、互いに押し合いの様相となり、一進一退の攻防が続く。

後半も半分を過ぎた71分、左サイドからのFKを裏に落とされ、ここからシュートを決められて失点、3-2と1点差に詰め寄られる。これで試合は分からなくなり、ホームのヘルタが勢いづく。ヤバい展開になってしまった。

74分、ジョンソンに代えてヘアマンを投入、アザールがたぶん左に回った。すると77分、ヘアマンがシュティンドルとのワンツーからエリアに侵入、ラファエルにラスト・パスを出す。中央でこれを受けたラファエルはワン・トラップでボールを前に置き、敵DFを置き去りにしてGKと一対一に。GKの脇を抜いてシュートを決め4-2と再びリードを広げる。

流れが敵に傾きかけたタイミングでの貴重な追加点で事実上試合が決まった。その後は87分、ラファエルにグリフォを、90分にはアザールに代えて故障明け久しぶりの復帰となったドルミッチを投入、危なげなく試合をクローズし、4-2でヘルタに快勝した。

数字を見ればシュート数8-16、CK2-8、ポゼッション41-59と、数字的にはヘルタのゲームだったし、リードした後スペースを与え過ぎて流れまで持って行かれそうになった時間帯もあったが、いい時間帯に加点できたことでかろうじて試合をコントロール、結果を出すことのできたゲームだった。

このところフィットが微妙だったラファエルが2点を決めたのが嬉しいし、アザール、シュティンドルと、前線のタレントが仕事をして勝ったのがよかった。むしろこういうカウンター・ゲームで本領を出すチームなのではと思った。

失点はいずれも対応が遅れた感あり。フェスタガードの高さが貴重なのは分かるが、一度オクスフォードを使ってみて欲しいと思う。こないだの交代出場ではほとんど分からなかったし。

これグラードバッハは勝ち点を21(1試合あたり1.75)に伸ばし、暫定ながら3位に。上位は混戦であり(7位との勝ち点差2)、この順位に大きな意味はないが、このあたりの争いにしっかり参加しておくことが重要で、その意味では、連敗しない、引き分けの後には必ず勝つというポイントをしっかり押さえているのが重要だ。

次節はホームでのバイエルン戦。ここでどんな戦いができるか、真価が問われる。決して順位ほどは絶好調という訳でもないだけに、何で勝負するのかよく考える必要があるように思う。

ディーター・ヘキング監督談話:
「我々はアウェイで4-2で勝った。いいことはたくさんあった。3-1になる前の局面では我々は少しばかり受け身になり、非常に危険なクロスやセット・プレーを許すシーンが多過ぎた。あれでは1点返されたのも必然だ。後半には、我々のパフォーマンスのよさから4点目を取ることができなかった。3-2とされてようやくもう一度目が覚めた。チームがそこからもう一度アイデアを出し、4点目を決められたのは本当に有難かった。3位というのは素晴らしいスナップショットだがそれ以上ではない」

そこまで強い印象もないんだけど3位なんだ…。




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