フットボール・クレイジー
football crazy
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2024年02月21日 21:03      [posted by der_ball_ist_rund]

【FC東京】2024年シーズン・プレビュー(4) 開幕を控えて

開幕まで1週間を切り、ユニも年チケも届いた。開幕戦は大阪でのアウェイだが、帰省を兼ねて現地観戦することに決め、チケットも手配した。今年もフットボールのある週末が始まる。

継続的な取り組みを

クラモフスキー監督の留任を前提に相応の補強を敢行した今季は、想定外のもたつきから監督交代、二桁順位でのフィニッシュとなった昨季の足踏みを取り返すシーズンにしなければならない。

もちろんそれが簡単にうまく行くとは思っていない。ここ数年顕著だが、カネをかけて強化することと、きちんとした戦略、戦術をもって現代的なフットボールを落としこむことの両方に、きちんと時間をかけて継続的に取り組まないことには結果は出せなくなっている。

それを実行できているクラブとそうでないクラブの地力の差は歴然としつつあるが、一方でそれを少しでもサボるとあっという間に蓄積は失われてしまう。サバイバルゲームのような厳しいリーグを我々は戦っており、そのなかでは昨年の足踏みは痛いビハインドになってしまった。

フットボールこそすべて

経営母体が東京ガスからMIXIに替わって三年め、こうした分析は当然クラブ内でも行われているだろう。国立での開催やエンブレムの刷新などパブリシティには積極的に取り組んでおり、コンテンツとしてのクラブの価値を上げようとする努力は多としたい。

しかし、フットボールクラブである以上結局はリーグ戦での成績がすべてであり、この部分が置き去りではどんなにパブリシティを高めたところで価値の向上には限界がある。常にタイトル争いにからむクラブにならなければならないし、それが最優先課題であるはずだ。

結果を出さなければならないシーズンだが、まずは自分たちがやろうとしているフットボールを信じて、目先の出来不出来に一喜一憂することなくできることを増やして行くしかない。強度を高め局面で負けないこと、怖れないことをベースに、前を向いて戦い続けることが基本だ。今季も主導権を握る戦いを目指したい。

苦しいときこそ支えたい

クラモフスキー監督の戦い方は強度一辺倒で戦術がないとか、バリエーションがなくプランAがダメならそれで試合終了とか言われることもあるが、それはまずやろうとしていることをやれるところまでやったうえでの話。昨季の我々はそれが理由で低迷したのではなく、まだまだ意図を表現すらできていないレベルで自滅していたにすぎない。

半年の助走を経て、選手層も整えて迎えるクラモフスキー体制二年めのシーズン。やろうとしていること自体は現代的で強靭なフットボールであり、仮にそれを追い求める過程で壁にあたること、足踏みしたり手戻りしたりすることがあっても、信じるべきもの、信じるに足るものだ。

開幕から連戦戦勝独走で優勝とか思っているわけではないが、高みは目指せるし目指さなければならない。なにがやりたいかがはっきりわかるフットボールが見たい。迷いが出ること、努力が信じられなくなることが最大の敵。必然的にめぐってくる苦しいときこそチームを、クラブを支えることのできるサポでありたい。

いよいよだ。



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2024年02月20日 22:29      [posted by der_ball_ist_rund]

【ブンデスリーガ第22節】ライプツィヒ 2-0 グラードバッハ

■ 2024年2月17日(土) 18:30キックオフ
■ Red Bull Arena (Leipzig)

日曜日未明の試合。早く起きようかと思ったがそのあと外出の予定があったのでがまんして、夜帰宅してから見た。このところリーグ戦4試合勝てておらずジリ貧。厳しいアウェイでの試合だがなんとか勝ち点を持ち帰りたい。

前節負傷退場したジーバチュとハックは無事に先発できたが、オノラがベンチスタート。ノイハウスが筋肉系のトラブルでメンバー外となった。代わってスカリーとライツが先発。福田がベンチ入り。

ニコラス
エルヴェディ 板倉 ヴェバー
ヴァイグル
スカリー ライツ コネ ネッツ
ジーバチュ ハック

グラードバッハは予想されたほどにはドン引きではないが、ライプツィヒに押される展開に。2分、敵にゴール前に抜け出されそうになり板倉がシュートブロックしたが、足を傷めた様子でピッチアウト。心配したがプレーに復帰できた。

グラードバッハはジーバチュに当てたボールをハックやライツが拾って持ち上がる形を多用するがフィニッシュの工夫を欠き、シュートは遠めからのものが多く枠におさまらない。戦えてはいるが思うようにはやれていない。

14分、中盤で奪われたボールをつながれゴール前に。受けたパスをワントラップからダイレクトでけりこまれて失点、0-1と早くもビハインドを背負う。先制を許したことでこの試合もマネジメントが難しくなってしまった。

その後もグラードバッハは奪ったボールを前線に当ててポストしたボールを拾う形だが、なかなか攻撃を効果的に組み立てられない。試行錯誤を繰り返したがライプツィヒのペースのまま0-1で前半を折り返した。オノラがいないこともあってか精彩を欠く。

後半に入っても全体の流れは変わらず、1点差が重い。57分、中盤からスペースにパスを出され、敵FWに完全に裏をとられる。ループシュートでボールはゴールに収まったがオフサイドの判定に。しかしここでVARのチェックが入り、わずかな違いだがオンサイドとないゴールが認められた。0-2とリードを広げられ、正直この時点でキツいなと思ってしまった。

59分、ヴェバーとスカリーに代えてエングムとライナーを投入、4-4-2に変わったのではないかと思われる。68分、ジーバチュの落としを受けたエングムが左寄りから狙うがファーに外れる。

さらに69分には板倉とハックに代えてフリードリヒとオノラを投入。なんや、オノラおるやないかいと思った。

オノラを起点に右サイドからチャンスを作れるようにはなったが、チャンスの数はライプツィヒの方が多い。82分、オノラのクロスに中央でジーバチュが頭で合わせるが惜しくも枠を外れる。

85分、ライツに代えて福田を投入。反撃を試みたが奏功せず。攻撃の糸口をつかめないまま結局時間切れとなり、0-2での敗戦となった。

プレア、オノラを欠き、序盤のうちに失点したことで流れを手ばなした。それでも粘り強く戦ったがアイデアが乏しく、後半不幸な失点で追加点を許すと2点差を覆すのはむずかしかった。

数字を見ればシュート数15-16、CK4-8、ポゼッション51-49と決して悪くないが、シュートは枠に行かないものが多く、攻撃にちぐはぐな感があり組織化されていなかったというほかない。得点が取れないなら失点してはいけなかったがそれもできなかった。

グラードバッハはこれで5試合勝利がなく22試合で5勝10敗7分、勝ち点22(1試合あたり1.00)で順位は15位に転落、降格間の16位ケルンとは勝ち点差5あるものの危険水位まで落ちこんでしまった。

このまま戦うのかなにかを変えるのか。日程的に厳しい相手とのアウェイでの試合が続いているというのはあるが、ホームでも勝てておらず、このままではズルズル行く悪い予感しかしない。目標をはっきり残留にセットし直して、スクランブル対応をすべきではないか。

ゲラルド・セオアネ監督談話:
「この結果には落胆している。私のチームは局面によってはうまく試合に入れていたし、試合のなかでポジティブなプレーもあった。しかし同じように、改善しなければならないこともいくつかあって、それが結果に大きな影響をもってしまった。たとえば突破力、敵にしっかり食らいついて一対一の競り合いに勝つような力のことだ。攻撃では最後の決定力がなかった。そこがはっきりせず、フィニッシュのところで正確さを欠いた」

敵が黒ユニだったので我々はファーストの白ユニだった。



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2024年02月19日 22:02      [posted by der_ball_ist_rund]

【FC東京】2024年シーズン・プレビュー(3) MF・FW編

戦力分析の続き。今回はMFとFWについてだが、このへんはポジションが流動的でDMFとOMF、あるいはOMFとFWははっきりと区別できなかったりもするので、割り振りはあくまで4-3-3を念頭においた便宜的なものである。

DMF

いわゆるボランチを二人置くことを前提にすれば、第一選択はまず小泉だろう。危機察知、空間認識、ボール奪取、配球などどれをとってもなぜ代表に呼ばれないか不思議なくらいのパフォーマンスを見せてくれた。右SBで起用されることも少なくなかったがやはりこのポジションで見たい。

もうひとりは松木だろうか。海外移籍が噂されながらも東京で三年目のシーズンとなった。チームの矢印を前に向けるうえで重要な存在。ただしオリンピックをひかえU23代表招集でいなくなることが多いと思われる。

ここにからむのが新潟から獲得した高で、彼をボランチ起用して松木を前で使うとか、小泉をSBで使うとかもありかも。昨季途中に期限付移籍で加入し、オフに完全移籍になった原川、若手の寺山、甲府への期限付移籍から復帰した品田ら人材は豊富。

寺山の一段の成長、品田の期限付移籍の成果を見たいが、現実的には小泉、松木、高を軸に原川を併用することになると思う。僕自身としては高の活躍を期待している。

ウィング

右はまず仲川。ボールを持ったときの突破力はもちろんだが、優勝を経験した選手としての厳しさでチームを引っ張ってくれる重要な存在で、今季も残ってくれたのは大きい。彼の目線がチームのスタンダードにならなければならない。軸になる選手であり容易には代えが利かないが、ケガが多いため彼一人に頼りきるわけにはいかない。

仲川に続くのはシルバ、荒井、安斎あたりか。白井も前めでの起用は可能。シルバのブレイクに期待したいのと、安斎が大学在学中にプロ契約した覚悟を見せてくれるか。荒井は昨季ほぼ試合に出られず、プロの壁を越えられるかがまず先決。

左はウニオンから期限付移籍で獲得した元横浜Mの遠藤が第一選択か。昨季高卒新人ながら出場機会を得てリーグ戦22試合に出場し2ゴールを決めた俵積田の二年めにも期待がかかる。臆することなくバチバチのポジション争いを見せてくれることを楽しみにしている。

あとはシルバ、バングーナガンデ、徳元らもこのポジションで起用できる。徳元のウィング起用は見て見たい気がする。

トップ下

鹿島から期限付移籍で獲得した荒木が第一選択で、松木、東との併用が現実的か。荒木は鹿島ではここ2年調子を落としていて復活のかかる移籍。借りパクしたくなるくらいの存在感を見せてほしい。

東はトップ下固定でフルシーズンという形ではなく、そのときの事情で穴のあいたポジションを埋めに行くユーティリティ的な使われ方になりそうな気がする(いつものことだが)。監督が替わっても使われ続けるのは実力の証し。東がトップ下固定でフルシーズンという世界線も見てみたいが。

ほかには高校在籍でプロ契約の佐藤、栃木からレンタルバックとなった安田もこのポジションか。佐藤は年代別の代表で存在感を見せており昨季2種でルヴァンカップに出場した経験もある。安田はプロ3年めで勝負どころ。ともにまずはカップ戦などから出場機会をつかみたい。

CF

オリヴェイラ一択で確定、そこに小柏、山下、野澤零らがからむ形か。オリヴェイラについてはいうことはない。そこにいて一緒に戦ってくれるだけで尊い。アマラオ、ルーカスにつらなる東京のレジェンドになる男。頼りにしている。

小柏はCFというイメージでもなかったが実力のある選手であり期待がかかる。彼が中央で踏ん張ってくれればオリヴェイラとの2トップやオリヴェイラのウィング起用などのオプションも広がる。

山下は加入初年だった2022年、移籍後初得点となるべきゴールを微妙なオフサイドで認めてもらえなかったところからツキが逃げたと思っている。期限付移籍した湘南でもケガで十分な働きはできなかった。しかし鳥栖時代の実績からも力があるのは間違いない。山下が計算できれば選択肢はグッと広がる。今季のカギになる男。

野澤零はまず出場機会、そしてゴール。正念場となるプロ3年めだ。







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2024年02月14日 22:53      [posted by der_ball_ist_rund]

【FC東京】2024年シーズン・プレビュー(2) GK・DF

今季の戦い方をポジションごとに見て行こう。

GK

スウォビィクが移籍、一方で長崎に期限付移籍していた波多野が復帰した。またU18からは小林が新たに加入、引き続いての在籍となる野澤大、児玉を加えて4人が今季のGKチームということになる。

昨季は終盤、野澤大がポジションを確保し、代表にも招集された(まだ出場はない)。しかしもちろん野澤大にレギュラーが約束されているわけではなく、実力的にも野澤大と波多野は拮抗しており、今季はスクラッチからのスタートでこの二人が正GKのポジションを争うことになるだろう。

僕としては、ハイボールの処理や気分のムラがある波多野より、クレバーでチャレンジのできる野澤大を推したいが、野澤大は代表でケガがあったとの報道もありどこまでフィットできるか未知数の部分がある。

もし出遅れがあれば波多野が起用され、児玉がサブということになるだろうが、あと二週間で野澤大、波多野ともどもどう仕上げてくるのか、若手二人が最後尾からどんなコーチングでチームを後押しするのか、競い合っての成長を見せてほしい。

児玉は本当にいてくれて助かっている尊い存在。久しぶりに実戦で見たい。小林はまずはカップ戦などで出場機会を得ることが目標か。ひとりしか出られない特殊なポジションだが、カバーし合いながらそれぞれに成長しゴールを守ってほしい。

SB

サイドバックは中村が昨季のケガから練習に復帰していることがキャンプレポートなどから確認できた。右は中村を軸に、昨季加入した白井、早大在学中ながら一年繰り上げでプロ契約を結んだ安斎らの争いになる。

中村は実力的には第一選択だと思うが、昨季退場やケガの原因となったプレーの荒さをコントロールしないとまた事故を起こすだろう。激しいプレーと荒いプレーは違うのだということを理解したうえで、敵の選手や自らの身体を傷つけることなく激しく戦う技術を身につけなければ、シーズンを通して安定してプレーすることはむずかしい。努力と成長の人なのでかならずできると思う。今季のポイントとなる。

中村にケガのリスクがある分、白井の成長にも期待したい。僕自身としては白井がレギュラーでもいいと思うが、それには特に守備面での底上げがあと一段必要だろう。ルーキーの安斎はMF登録だがSB起用もあり。中村、白井を含めてそこまで明確な序列があるわけではないと思っている。あと小泉のSB起用というのもある。

左サイドはバングーナガンデを軸に、徳元、長友がポジションを争う。第一選択はバングーナガンデだと思うが、パリ・オリンピックを目指すU23代表で不在が多くなる可能性が高い。4月後半のU23アジアカップ、7月下旬から8月上旬のオリンピックと、チームを離脱することが多くなれば、その分、徳元、長友の出番は増えるだろう。

徳元も白井同様守備の対応を底上げしてほしいが、中堅として必要な選手でありレギュラーでもおかしくない。バングーナガンデもケガが多く、徳元は常に準備を整えていることが求められる。僕としては右に白井、左に徳元のSBを見たい。

長友はおそらくキャリアについて考えたと思うが現役を続行。37歳でありフルシーズン・フルフィットは想定しがたく、左右とも大事なところでスポット起用されるイメージかとは思うものの、長友に限っては結局シーズン通していちばんコンスタントにパフォーマンスを残したのは彼だったみたいなこともじゅうぶんあり得る。

やるからにはレギュラー目指してバチバチやるのが彼の流儀だろうし、それで若手が押しのけられるならそれまでのこと。昨季も最後まで出ずっぱりだったし、最後の頼りどころとして長友をあてにできるのは大きい。

CB

むずかしい。森重、木本、トレヴィザンの組み合わせでシーズンを乗りきる目論見だろうが、負傷離脱も考慮しなければならないポジションで、森重は36歳と年齢的にフルシーズン・フルフィットが微妙。昨季も以前ならあり得なかったような対応の遅れや競り負け、ミスが散見された。

木本も昨季はパフォーマンスを落としていたし、トレヴィザンがいちばん頼りになりそうだがいずれにしても本当にこの三人だけで長丁場かつ試合数も増えたシーズンを乗りきれるのか不安はある。木村がいれば安心感があったが、おそらくは出場機会を求めてか鳥栖に期限付移籍してしまった。

この三人に続くのは大卒新人の岡か。もともとU18出身で大学時代の実績もある。彼が即戦力としてどれだけ通用するかで層の厚さはまったく異なってくるので、かつて大卒の渡辺がレギュラーを獲得したような活躍を期待したい。

このような状況なので、土肥も出場機会がめぐってくるチャンスはある。若手CBは渡辺と木村のほかは岡崎、蓮川、大森となかなか定着できていないのでチャンスを逃さないようにしたい。試合に出るところからだ。東廉は昨季期限付移籍先の相模原で前十字靭帯を断裂、おそらく夏ごろまではリハビリが続くだろう。まずは治療に専念してほしい。

木村が抜けた分の補強があるかと思ったがなかった。手薄な感はあるものの、岡のパフォーマンスに期待するしかない。森重、木本が盤石ならそもそも問題はないのだが…



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2024年02月12日 00:29      [posted by der_ball_ist_rund]

【ブンデスリーガ第21節】グラードバッハ 0-0 ダルムシュタット

■ 2024年2月10日(土) 15:30キックオフ
■ Borussia-Park

土曜日の11時半からスカパーでリアタイ観戦。レバークーゼン、バイエルンとのアウェイ連戦を1敗1分で終え、ここでのロスをとり戻すべく勝ち点3を積み上げる景気づけにしなければならないホームゲームである。

チュヴァンチャラとオムリンを除いてほぼすべての選手がフィット、板倉、ヴェバーが先発に復帰した他、バイエルン戦では途中出場だったハックとコネが先発、フリードリヒ、スカリー、エングム、ライツがベンチスタートとなった。

ニコラス
エルヴェディ 板倉 ヴェバー
オノラ ノイハウス ヴァイグル コネ ネッツ
ジーバチュ ハック

序盤からグラードバッハがボールを握って右サイドのオノラを縦に走らせ攻撃をしかける。これに対しダルムシュタットは奪ったボールを前線に大きくけり出してチャンスを作ろうとする。

16分にはハックからパスを受けたオノラが右サイドから切れこみゴール前でGKと一対一になるがシュートは枠をとらえきれず。絶好機だった。

29分、板倉のスライディングがファウルとなりFKを与えたところでスタンドから大量のテニスボールが投げこまれ試合が中断。ブンデスリーガの放映権を管理する会社の持ち分を投資家に売却することへの抗議活動。

アウグスブルク戦でもピッチにコインチョコが投げ入れられ試合が10分ほど中断したが、今回はテニスボール。より再開を難しくさせるねらいだと思われ、戦術が高度化している。再開しようとするたびに新たにテニスボールが投げこまれプレーを始められない。

一度は両チームの選手がピッチ外に退いたが、結局13分の中断を経て43分に試合が再開され、16分のアディショナルタイムとなった。

中断で戦術を確認したか、アディショナルタイムはグラードバッハが攻勢を強める。45+2分、ネッツが左CKをサインプレーで下がりめに出し、ヴェバーがダイレクトボレーでシュートを放ったが枠外に。

45+7分にはヴェバーからのスルーパスが敵DFに引っかかったところを拾ったノイハウスが裏に抜けシュートを放つが敵GKがセーブ。このボールがジーバチュの元にこぼれたが至近距離からダイレクトで放ったシュートは大きくバーを越える。これも絶好機だったが枠に行かず。

45+12分、ジーバチュが敵DFにもも裏あたりを強くけられ傷む。ピッチ外での治療のあといったんは戻ったがプレーが続けられず、45+17分、プレアと交替する。けられての打撲だと思われたが重傷でないことを祈りたい。

結局20分のアディショナルタイムをプレーしたが決めきることができずスコアレスで前半を折り返した。いくつか決定機があっただけにしっかりリードしたかったが自ら展開を難しくしてしまった。ケガから復帰のプレアも想定外の時間帯の投入に。後半勝負だ。

後半もグラードバッハがボールを握って攻撃をしかけ、ダルムシュタットが一気に裏をねらう流れは変わらず。右サイドのオノラが引き続き起点になるが、敵GKの好守もありゴールが遠い。

56分、ハックが敵DFのタックルを受けて傷む。右足首か膝と思われるが、かなり痛そうでプレーを続けられず、58分エングムと交替。63分、エングムからの戻しを受けたノイハウスがエリア外から押さえたシュートを枠に飛ばしたが敵GKがセーブ。

64分にはオノラがCKからのこぼれ球をエリア外から狙うがこれも敵GKがセーブ。シュートは打てているが敵の守備も堅い。72分、ヴェバー、オノラ、ノイハウスに代えてスカリー、ヘアマン、ライツを投入、4-3-3にフォーメーションを変更する。

76分、ネッツからのスルーパスを追って左サイドを上がったエングムがゴール前にクロスを流しこむと、ファーにヘアマンが飛びこんだがわずかにさわれず。押しこんでたら胸アツだったが惜しかった。

終盤からアディショナルタイムにかけてはグラードバッハがゴール前でたて続けにチャンスを作り、FKとCKの連続でゴールをねらうが決めきれず。94分、ヘアマンの左CKにコネが頭で合わせたがボールは敵GK正面。結局最後までゴールが遠くスコアレスドローとなった。

終始主導権を握り優位に試合を進めたが、チャンスは作るものの決定力を欠いた。何度かの絶好機も枠をはずしたり敵GKにセーブされたりして逸し、ケガによる交替や中断などもあってバタバタした試合になった。勝つべき試合だったが勝ち点2を落とした。

数字を見ればシュート数24-10、CK7-2、ポゼッション58-42と終始優勢だったことがわかるが、ダルムシュタットの守備が固かったのか、こちらの攻撃が拙かったのか。こういう試合ではえてしてお粗末な失点を喫するもので、それがなかったのはよかったがそれだけだった。

これだけ選手がそろっていると先発メンバーには不安はないし交代も希望がもてるが、新たにジーバチュとハックがともに負傷退場となったのは心配。チュヴァンチャラも靭帯を傷めて戦列を離れており、プレア、エングムの踏ん張りに期待するしかないが負担が大きい。ヘアマンが活躍してくれると嬉しいが。

これで21試合を終えて5勝9敗7分、勝ち点22(1試合あたり1.05)で13位、降格圏との勝ち点差は暫定で7、下手すると今節4まで縮まる可能性がある。具体的な結果が求められる状況だが次はアウェイでのライプツィヒ戦と厳しい。ここで勝ち点を積み上げられないといろいろメンドくさいことになりかねない。

ゲラルド・セオアネ監督談話:
「この結果と可能性を実現できなかったことに落胆している。いろんな面で我々は不正確な仕事しかできなかった。それにもかかわらず、ゴールを決められたはずのシーンは十分にあった。しかしそうした局面で我々は落ち着きと正確さを欠いていた。ポジティブなのは、ダルムシュタットにいくつかの危険なシーンを作られながらも無失点に抑えられたことだ。我々は勝ち点を持ち帰り、次はもっとよくやれるようにしたい」

福田はメンバー外。あんまり考えたくはないがハック、ジーバチュが深刻だと出番がまわってくるかもしれない。





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2024年02月10日 21:39      [posted by der_ball_ist_rund]

【FC東京】2024年シーズン・プレビュー(1) 総論

クラモフスキー監督とともに

2024年シーズンはクラモフスキー監督と開幕から旅をすることになった。昨季途中から指揮を任せ、必ずしもめざましい結果を残したわけではないが、やろうとしていることは道半ばであり、新しく補強した選手たちを加えたメンバーでその続きをやろうとすること自体に違和感はない。

しかし、アルベル監督二年目の積み上げに失敗し、シーズン途中で監督を交替せざるを得なかった昨季を受け、今季我々はなにを目標に、どのような戦いをするのか。新体制発表会では攻撃力の上積みが必要だとの認識が示され、補強も前線を中心に積極的な選手獲得が行われたが、そのビジョンは的を射たものなのか。

昨季、クラモフスキー監督のもとで戦った試合を見た限りでは、強度の高い守備から奪ったボールを素早い切りかえから一気に前線に運びフィニッシュに持ちこむフットボールが基本にあり、リスクを取りながらでも前に、縦にボールを通して行くことがスタートになるように思った。

また、そのためには、ボールを持っていないときでも高い位置からボールにチャレンジし、奪ったボールはしっかりつないで簡単には捨てないというアクティブで主導権を握る戦い方や、また互いの位置関係を常に意識してハーフ・ポジションでボールを受けるポジショナルの意識といった、現代フットボールの基礎教養的なものは当然の前提とされており、その部分はアルベル監督の持ちこんだものとも共通していると感じている。

そうしたなかで、自陣でも臆せずボールを持ちながら、隙を見て縦に刺しこむ意識などシーズン終盤の二試合で見られたようなチャレンジを継続しながら、基本的な戦術の落としこみと試合ごとの結果の両方を追いかけなければならない難しいかじ取りになるが、半年分の貯金を生かしながら、リスクを恐れず前に進まなければならない。

目指すべきもの

目標はタイトルであるべきだ。少なくともタイトル争いにからみ、悪くともACL出場権は獲得するというのが現実的なところだと思うが、それをひとことで表現すれば「タイトルをねらう」ということになるだろう。勝ち点としては1試合あたり2.0が目標だが、最低でも38試合で70(1試合あたり1.84)はないとタイトルは口にできない。70を目指すペースからの逆算でそのときの状況を判断することになる。

クラブとしてはそうした数値目標をしっかり掲げ、それに対する現実の足取りを不断に検証しながら、目標が現実的なものであり続けるようにチームを後押しし続けるか、どうしても難しいのなら目標を修正するなどして、最後まで数字に責任を持ち続けなければならない。特に目標と実際の成績との間にギャップが生まれたときに、それをどう評価し、どう手当てするのか、サポ含めたステークホルダーとの丁寧なコミュニケーションを今季は期待している。

昨季の状況からいきなりタイトルをねらうのは野心的に過ぎるかもしれず、まずはチームとしての戦い方のベースをしっかり固めるべきなのは当然だが、目線の置き方で日々の練習や試合でのパフォーマンスも要求水準が変わり、評価も変わってくる。高い目線で足元の状況を厳しく査定し、成長や進歩を追い求めるためにも、目標は達成不可能ではない範囲で高く掲げるべきだと思っている。

そして補強も含めた戦力や環境を見ても、我々はむしろそれを口にし、それによって自らを追いこみながら少しでも目標に近づくために戦い続けなければならない立場にいるはずである。リーグタイトルは悲願。ポテンシャルはあるはずだ。そこを目指すことを躊躇する理由はない。

東京のクラブとして

今季は町田と東京Vが昇格してくる。10年以上にわたって都内を本拠地とする唯一のJ1クラブであった我々が、その鼎の軽重を問われるシーズンになるのは間違いない。特に潤沢な資金力をバックに思いきった補強を重ね、「勝つこと」にフォーカスし割りきった戦いをして圧倒的な成績で昇格を勝ちとった町田は、今季J1でも台風の目になる可能性がある。

また、東京Vは我々とホーム・スタジアムを共有する永年の仇敵であり、今は凋落したとはいえ華々しい歴史をもった名門であることは間違いない。東京Vが昇格したことで我々は開幕戦で東京ダービーあるかもなどと夢想したが、実際には味スタでの開幕を東京V×横浜、かつての読売×日産のメモリアル・マッチに譲ることになった。そうしたノスタルジーも含め、東京Vもまた侮ることのできないクラブである。

そうしたなか、我々はJ1で戦い続けてきたクラブとしてのプライドをかけ、東京のJ1クラブはFC東京であるということを示さなければならない。オーナーが交代して3季め、エンブレムも一新し、目に見える結果を残すべきタイミングでもある。マーケティングだけではなく、そもそもフットボールにおいて見るに値するものをしっかり見せなければならない。FC東京とはどういうクラブかを見せるシーズンになる。




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2024年02月06日 22:30      [posted by der_ball_ist_rund]

【ブンデスリーガ第20節】バイエルン 3-1 グラードバッハ

■ 2024年2月3日(土) 15:30キックオフ
■ Allianz-Arena (Munchen)

土曜日の夜11時半からスカパーでリアタイ観戦。前節首位のレバークーゼンにアウェイでスコアレスドローと勝ち点を稼いだが、今節は2位のバイエルンとアウェイでの連戦。日程がキツいにもほどがあると思うが仕方ない。今節も引いて守ろう。

前節からはコネとハックがベンチスタートととなり、代わりにライツとエングムが先発、おそらく4-1-4-1または4-3-3の布陣だったと思う。

ニコラス
スカリー フリードリヒ エルヴェディ ネッツ
ライツ ヴァイグル ノイハウス
オノラ ジーバチュ エングム

試合は立ち上がりからバイエルンのペース。グラードバッハは前節に続き自陣の深いところでブロックを形成し守備的に試合に入るが、ひとつ間違うとゴールにボールが入ってしまうエリアで神経を使う展開になる。

いきなりバー直撃のシュートを放たれるなど厳しい局面が続いたが、グラードバッハは前節で守備の自信をつけたか、あわてることなく身体を張って対応する。一方でボールを奪っても起点が低すぎて前に運ぶことができず、自陣からはなかなか出て行けない。

しかし30分を過ぎたころからグラードバッハにもチャンスがめぐってくる。33分には右サイドのオノラからのクロスに敵GKがさわり、ファーに流れたところをノイハウスが拾ってシュートするが敵DFにブロックされる。

34分には再び右サイドのオノラからのクロスにファーから走りこんだエングムが頭で合わせたがファーに外れた。グラードバッハが右サイドのオノラを起点にたて続けにチャンスを迎えたが決めきれず。

しかし、35分、エルヴェディが敵のパスをインターセプト、ジーバチュとのワンツーで裏に抜けゴール右隅にシュートを決める。ワンチャンを生かしてグラードバッハが1-0と先制する。エルヴェディの上がりには驚いた。

しかしこれで本気を出したバイエルンが攻撃のギアを上げると、45分、スルーパスを追ってエリアに入った敵FWにけりこまれ失点。前半終了間際に1-1と同点にされてしまう。アドバンテージをもったまま前半を終えたかったが守りきれなかった。後半勝負になる。

後半立ち上がりの47分にネッツが左サイドからシュートを放つが敵DFにブロックされる。その後は攻守が拮抗する展開になったが大きなチャンスは作れず、一進一退の膠着した時間帯に。

62分、ネッツ、エングム、ノイハウスに代えてライナー、ハック、コネを投入。それにしてもどうしてここでノイハウスを替えてしまうんだろうな。ライナーが右SBに入りスカリーが左へ、ハックはウィング、コネはインサイドハーフに。

一方でバイエルンも選手交代で前線をリフレッシュ、攻勢を強めてくる。守備は集中していたが、70分、右サイドから放りこまれたボールをニコラスがクリアしようとしたが十分遠くまで飛ばせず、これを敵FWに頭で押しこまれて失点、1-2と逆転を許す。

グラードバッハは反撃を試みるが大きなチャンスは作れない。85分、ライツに代えて福田を投入、福田とジーバチュを2トップに置いた4-4-2になったように見えた。

しかし直後の86分、右寄りで与えたFKにファーで合わされてさらに失点、1-3となって試合はほぼ決まってしまう。マークを外してしまいフリーで合わされた。

89分、オノラに代えてラノスを投入、ゴールをねらいに行くが奏功せず、結局そのまま1-3で試合終了。ミュンヘンから勝ち点を持ち帰ることはできなかった。

押しこまれた序盤を耐え、ワンチャンから先制したところまではよかったが、前半のうちに追いつかれたことで後半はリセットとなってしまい、後半は試合が進むにつれ地力の差が出た試合となった。我慢はしたがリードを守れず失点を重ねる悪癖が出た。

数字を見れば、シュート数11-20、CK5-6、ポゼッション44-56と劣勢とはいえ前節ほどの一方的なスタッツにはなっていなかったが、引きこもらずガチで組み合った分だけ逆に押し負けたというべきだろうか。悪い試合ではなかったが力負けした。

前節のような守勢一方の試合になるかとも思ったが、戦力的に差のある相手に対してしっかり戦い、先制点を奪ったことは進歩。ただそこからのゲームマネジメントは手に余った。むしろ先制せずスコアレスで終盤まで行った方が試合としては勝機あったかも。

これで20試合を終了し5勝9敗6分で勝ち点21(1試合あたり1.05)で順位は13位に後退。降格圏とは勝ち点6しか差がなく、相手が厳しかったとはいえ2試合で勝ち点1は星勘定としてはまったく足りてない。

日程はこのあとポカールのザールブリュッケン戦、ホームでのダルムシュタット戦、アウェイでのライプツィヒ戦と続いて行く。ここからしっかり勝ち点を積み上げて行く局面にしないとケツに火がつく。

アジアカップに行っていた板倉が戻り、ケガ人、病人もオムリンとチュヴァンチャラを除いてほぼ復帰してきているのはグッドニュースだ。踏ん張りどころになるが、ここ乗りきってもセオアネ監督来季はないかもな。

ゲラルド・セオアネ監督談話:
「レバークーゼンでは守備の負担が軽くなる時間がほとんどなかった。この試合ではそれはうまくできた。しかしミュンヘンに着て相手になにもさせないということは期待できない。質と動きにおいて彼らはそれを持っている。なにより立ち上がりにそれがわかった。早くに失点していたら全然違った展開になっていただろう。しかしボールを持ったときにしっかり広げることと、うまく守備をすることができた。我々がリードしたのは内容から見れば必然ではなかったかもしれないが、1点を奪えたことはおかしくなかった。後半も面目を失うことはなく引き続きしっかり守れた。もう一度攻撃の波がやってくることははっきりしていた。3失点とももっとうまく一貫して守ることができていたはずなのは我々自身腹立たしいところだ」

手ごたえはあったが今の自分たちの位置がよくわかった試合。バイエルンが白ユニだったのでグラードバッハはスイカユニだった。



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2024年01月28日 19:27      [posted by der_ball_ist_rund]

【ブンデスリーガ第19節】レバークーゼン 0-0 グラードバッハ

■ 2024年1月27日(土) 18:30キックオフ
■ BayArena (Leverkusen)

日曜日の朝、早めに起きて時差観戦。試合結果のシャットアウトは苦労なかった。前節ホームでアウグスブルクに不覚を喫し、波に乗れないなかでの首位との試合。レバークーゼンは今季まだ負けがないということで厳しい試合になるが勝ち点を持ち帰りたい。

ライツとプレアに代えて出場停止からの復帰となるヴァイグル、ノイハウスが先発。プレアは足の負傷ということでメンバー外に。その他ヴェバー、チュヴァンチャラらも離脱しており苦しい台所事情。一方で福田がリーグ戦初めてベンチ入り。

ニコラス
スカリー フリードリヒ エルヴェディ
ヴァイグル
オノラ ノイハウス コネ ネッツ
ジーバチュ

グラードバッハはフリードリヒを中央に置いた3バックで、守備時にはオノラとネッツが最終ラインに落ちて実質5バックになる布陣に。本意ではないが相手の迫力を考えればしかたのない対応か。

試合は序盤からレバークーゼンが圧倒的にボールを支配、ほぼグラードバッハ陣内で一方的に攻撃をしかける時間となるが、グラードバッハは深めに布陣してブロックを固め、シュートには身体を張って対応することでゴールは死守する。

ピンチの連続となるが、ニコラスの好セーブやレバークーゼンのシュートミスもあってしのいでいると、20分過ぎくらいからようやく自陣から出て行くことができるようになりいくつかチャンスを作る。

22分には左サイドのネッツがエリア内に進入し切り返してシュートを放ったが惜しくもGKがセーブ。32分にはコネが遠めからねらうが枠の左に外れる。ワンチャンで先制できれば大きいがそこまで甘くはないようだ。結局スコアレスのまま前半を終えた。

意図的にラインを下げ、自陣の深いところにブロックを形成することでスペースを消し、高いモラルで守りきった前半だったが、これをあと45分やるのはしんどい。カウンターからでいいので先制したい。

しかし後半に入るとレバークーゼンがあらためてギアを上げ、ゴールをねらいに来る。グラードバッハは再び防戦一方の展開に。それでも前半に比べれば互いに疲れも出て追いこみが甘くなるところでボールを持てる局面はあるがフィニッシュまではもちこめない。

62分、ハックに代えてライツを投入、ライツはインサイドハーフに入り、ノイハウスがトップに上がった。その後も自陣で守備に追われる時間が長く、セカンドボールもなかなか回収できない。ボールを奪っても起点が低く、自陣を出る前につぶされる。

70分、オノラに代えてライナーを投入、そのまま右ウィングに。このあたりからスコアレス上等のイメージが鮮明になり、ボールを奪っても全体の押し上げは抑制的でブロックを崩さないようにしている印象だった。

79分、ノイハウス、ジーバチュ、コネに代えて福田、エングム、クラマーを投入、クラマーがインサイドハーフに入り、エングムと福田が2トップになる。しかし攻撃をしかけるシーンはほぼなく、終盤に向けて試合は再びハーフコートマッチの様相に。

しかし、レバークーゼンの猛攻を受けながらも全員が集中を切らさずきちんとブロックを形成、ゴール前のシーンでも身体を張ってシュートを止めている。結局スコアレスのまま試合終了となり、首位相手にアウェイで勝ち点1を手にした。

首位をつっぱしるレバークーゼンに対し、はっきりと守備から入る戦いを選択、やるべきことがシンプルだったからか最後まで破綻なく身体を張ってゴールを守ることができた。もちろんカウンターから先制できていればいうことはなかったが、さすがにそううまくは行かないのはしかたない。

数字を見ればシュート数、4-28、CK2-8、ポゼッション25-75と圧倒的にレバークーゼンが優位。それでもいいという戦い方をしたからこその数字ではあるが、それにしてもこれでよく完封できた。

この試合ではライツが足に問題あったため先発を回避、ノイハウスが久しぶりにインサイドハーフで出場したが、結果的にこれが奏功したと思う。この試合ではライツの勢いやチャレンジより、ノイハウスのクレバーさや技術が生きた。

特に61分、敵FWに裏抜けされ、ニコラスとの一対一になったシーンで、後ろからクリーンにボールを狩ったプレーは素晴しかったし、そのあと雄叫びをあげていたのも熱かった。セオアネ監督のもとで出場機会が減り、移籍の噂もあるが残ってほしい。

福田は終盤の出場でボールタッチも数回のみ。まだなんともいえないが、まずはセカンドから実力で出場機会を勝ちとったことを評価したい。結果を出したい。

ただ、首位相手とはいえこうした戦い方を選択せざるを得ないのがつらく、もう少し選手がそろっていてチーム状態もよければもっと主導権を取りに行くバチバチの試合もできたはずなのにと思った。

まあ、なんであれ今季無得点試合のなかった首位のレバークーゼンを完封しての勝ち点1は価値あるもので、これを足がかりにチームの戦い方を安定させて行きたいが、次節も2位のバイエルンとのアウェイ戦であり、同じような感じの試合になる予感しかしない。

これで19試合を終了して5勝8敗6分、勝ち点は21(1試合あたり1.11)となり順位は暫定12位で変わらず。これ以上の足踏みはできないが、厳しい相手との試合が続く。次節を楽しみに待ちたい。

ゲラルド・セオアネ監督談話:
「レバークーゼンで戦うためには非常に高度な守備のパフォーマンスが必要なことはわかっていた。我々はそれをやりとげ、この勝ち点を持ち帰ることになった。アウグスブルクにホームで負けたあと、これはいいことだ。我々は非常に守備的に戦うことを余儀なくされたが、チームがあまり楽しくない課題を受け入れそれをしっかりこなしたことはわかってもらえると思う。我々には優秀なGKがいて、深いところでよく守った。それでもいくつかのチャンスを与えてしまったが、この試合では運は我々の側にあった」

敵だがシャカはつくづくいい選手だと思った。



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2024年01月25日 00:33      [posted by der_ball_ist_rund]

【ブンデスリーガ第18節】グラードバッハ 1-2 アウグスブルク

■ 2024年1月21日(日) 17:30キックオフ
■ Borussia-Park

ドイツ時間で日曜日の夕方5時半、日本時間だと月曜日の未明1時半といういちばん勘弁してほしい時間帯。以前なら月曜日の早朝に時差で見てそれから出勤とかしてたが、日曜日の夜をゆっくり過ごしてしまうとそれもままならぬ。結局月曜日仕事から帰ってから見た。

2024年最初の試合となった前週はVfB相手に3-1で勝ったものの内容的には結構厳しかった。今節はシーズン後半の最初の試合であり、ホームでの二連戦となる。このあと上位とのアウェイ連戦が控えており、この試合でしっかり勝ち点3を積み上げておきたい。

出場停止のヴァイグルに代えてジョーダンをトップで起用、ライツとコネをダブルボランチにして4-2-3-1の布陣となった。ガンの治療でチームを離れていたライナーが復帰、ベンチ入りした。板倉は引き続きアジアカップで不在。福田はメンバー外。プレアがキャプテンマークを着けた。

ニコラス
スカリー フリードリヒ エルヴェディ ネッツ
ライツ コネ
オノラ プレア ハック
ジョーダン

序盤はアウグスブルクのペースに。グラードバッハは立ち上がりこそ少ないタッチでボールを動かしながら一気に裏をねらう攻撃で意図を見せたが、次第にほぼ一方的にアウグスブルクの攻撃を受け、自陣で防戦一方に。

9分、ジョーダンが中央で確保したボールを左サイドのネッツに渡すと、ネッツがドリブルで持ちあがり、コネを経由してボールは右サイドのプレアに。プレアは角度のないところからシュートを放つがボールはファーに流れる。

その後は、ボールを奪っても起点が低く自陣から出られない展開に。何度か決定機を作られるがニコラスの好セーブもありなんとかしのぐ。この時間帯をしのげたのは進歩のようにも思うが、そもそもなんで序盤からこんな押しこまれているのか意味がわからない。

10分過ぎからグラードバッハのゴール裏サポがピッチにコインと見られる小さな物体を投げこんで試合が断続的に試合が中断。ブンデスリーガが放映権収入を証券化して投資家に販売する計画があり、それへの抗議活動ということらしい。

ようやく試合が再開されるとグラードバッハがやや持ち直す。26分、オノラの左CKは一度は敵GKにセーブされるが、このボールがファーにいたプレアのところに飛び、プレアがゴール前にボウルを放りこむと、ジョーダンが胸トラップからこれを押しこんでゴール。グラードバッハがセットプレーから1-0と先制する。

ジョーダンのボールコントロールがややハンド気味だったようにも見え、ゴールチェックはちょっとドキドキしたが無事にゴールは認められた。その後は自陣でブロックを形成し、カウンターねらいで何度かチャンスを作るが追加点は奪えず。

中断があったため10分のアディショナルタイムがあったが前半は結局1-0で終了。厳しい時間帯を固い守備でしのぎ、中断から盛り返してリードを奪ったのはよかったが、全体に押される時間が長かった。

セオアネ監督は後半からライツに代えてクラマーを投入、中盤の底を固める意図かと思われたが、逆に開始早々の47分、左サイドで裏を取られ、ゴールライン際から折り返される。これに中央で頭で合わされ失点、1-1と追いつかれてしまう。スカリーが付いていたが止められなかった。

さらに直後の51分、エリア内で落とされたボールをけりこまれ続けざまに失点、後半開始からあっという間に2点を失い1-2と逆転された。

その後はグラードバッハもリスクを取って前に出たため拮抗した戦いとなる。チャンスは作るものの決め手を欠き、遠いビハインドを追いかける試合に。67分、ハックに代えてエングムを投入、そのまま左ウィングに入る。

さらに71分にはネッツとコネに代えてライナーとノイハウスを投入、スカリーが左SBにスライドしてライナーが右SBに。ノイハウスはそのままボランチに入った。75分、ノイハウスのクロスにオノラが頭で合わせるが敵GK正面に。

87分、オノラに代えてラノスを投入、ゴールをねらいに行くが迫力を欠き、結局そのまま1-2で試合終了。先制しながらまたしてもリードを保つことができず逆転負けを喫した。

シュート数18-15、CK5-7、ポゼッション55-45と数字のうえでは拮抗した試合で、先制もしたが、後半立ち上がりにふわっと入り逆転を喫したのがすべて。このビハインドをはね返すだけの力が今の我々にはなかったということだろう。

時間帯によっては深く守りなんとかゴールを防衛することもできていただけに、試合の流れをコントロールできず、不用意な失点で勝ち点を投げだしたのがもったいなかった。1ゴールは取れているわけで、失点を反省すべき試合だったと思う。

復帰したライナーは無難な働き。好きな選手だけにうれしいカムバックだった。ヴァイグルがいないと中盤の構築力が落ちるのがつらいところで、板倉もおらず、コネとライツでは攻撃はともかく守備で不安が残った。クラマーを最初から起用する手はあったかもしれない。

やってることがまったくおかしいというわけではないものの、失点が多く、リードを保てない、勝ちきれない試合が多すぎ。シーズン半分なんとかやり繰りしてきたが、何かが定着しているとか進歩しているとかいった確信が持てないのがつらい。

ホームでの連勝に失敗し、シーズン後半を黒星でスタートすることになった。18試合終了して5勝8敗5分と依然として負けが先行、勝ち点は20のまま足踏みで1試合あたりの勝ち点は1.11と残留争いでもおかしくないレベル。順位は12位と中位だが、なかなか上をねらえる形になってこない。

レバークーゼン、バイエルンと上位とのアウェイ連戦が控えており、苦しい日程だがここで勝ち点を拾えないと本当に厳しい状況になる。早くもシーズン後半の踏ん張りどころがきてしまった感があるが、ここを乗り越えないとその先はない。できることを出しきりたい。

ゲラルド・セオアネ監督談話:
「我々は前半も後半も立ち上がりは居眠りをしていた。攻撃の組み立てでもミスが多かったし、ボールを持っていないときも相手にわずかなプレッシャーしかかけられていなかった。そのうえいくつかの大事な一対一にかつことができなかったので、アウグスブルクにチャンスを作られてしまった。そのため結果にだけではなく、パフォーマンスにも落胆している。我々は期待されるパフォーマンスの水準に達していないと感じている」

負けるとコメント短いな。



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2024年01月17日 00:08      [posted by der_ball_ist_rund]

【ブンデスリーガ第17節】グラードバッハ 3-1 VfB

■ 2024年1月14日(日) 17:30キックオフ
■ Borussia-Park

ウィンター・ブレイクが明けての今年最初の試合。16節までを12月に消化しているのでシーズン前半最後の試合にもなる。月曜日の出勤前に起きる力はなく、帰ってからスカパーのオンデマで時差視聴したが、その前にTwitterで結果を見てしまったのは痛恨。

ここまでリードを奪っても追いつかれたり逆転されることが多く、16試合で4勝しかできていない。なんとか勝ち点を積み上げなければならない。ウィンター・ブレイクに戦術の落としこみが進んでいることを期待。

ブレイクのあいだにケガ人も戻り、ほぼフル・スカッドになっているが、オムリンがまだ調整中なのと、板倉がアジアカップで日本代表に帯同して不在。代表なんか行ってる場合じゃないと思うがクラブに拒否権ないのがつらい。ヴェバーは出場停止。

ニコラス
スカリー フリードリヒ エルヴェディ ネッツ
ヴァイグル
オノラ ライツ コネ ハック
プレア

試合はいきなり動いた。1分、右サイドでの密集からボールを奪取、ライツが前線にパスを送ると、ここに走りこんだハックがワントラップから右足を振りぬき、これがファー・ネットに決まってグラードバッハが先制。開始20秒で1-0とリードを奪った。その角度にボール飛ばせるんだという技術の高いシュートだった。

その後はVfBがボールを支配するが、グラードバッハは中央を固めてこれをはね返し、奪ったボールからの素早い切りかえで敵ゴールを目指す。9分、左サイドのハックが中に切れこみ、逆サイドのオノラに展開、オノラがエリア内からシュートを放つが敵GKにセーブされる。

19分、敵GKのパントが不正確になったところをフリードリヒがカット、プレアにつなぐと、プレアはターンしてハックにスルーパス。裏に抜けたハックはGKとの一対一を冷静に流しこみ2-0とリードを広げた。

2点のアドバンテージを得たグラードバッハは守備を固めながら追加点の機会を窺う展開に。何度かゴールに迫られるが敵のシュートミスもあり、2点のリードを保ったまま前半を終えた。

後半に入るとVfBは二人を交替させフォーメーションを変えて圧を高めてくる。VfBにボールを握られ、グラードバッハは受けにまわる時間がさらに長くなる。55分、ロングボールを前線で収められ、最後は一歩遅れてシュートを許し失点、2-1と1点差に詰め寄られる。リードしたあとの失点にイヤな予感がする。

その後もVfBがボールを支配、ほぼ一方的に押しこまれる展開となるが、グラードバッハの守備は固く、身体を張ってゴールを守る。66分、傷んだプレアに代えてジーバチュを投入、そのままトップに入る。

VfBは攻めこむものの、アタッキング・サードでのアイデアを欠き決定機を作れない。75分、オノラに代えてエングムを投入、そのまま左ウィングに。固い守備からカウンターを狙うが守る時間が長い。

82分、ハックがカウンターからドリブルで持ち上がり、敵GKと一対一になるがシュートはわずかにファーに外れる。ハットトリックのチャンスだったが惜しかった。

しかし90+1分、コネが左サイドからしかけファーをねらったシュートを放つと、これはポストに嫌われたが、跳ね返ったボールがゴール正面のジーバチュの足もとに飛び、ジーバチュはこれをダイレクトでゴールに突き刺して3-1に。試合を決定づけた。

90+2分、コネとハックに代えてノイハウスとクラマーを投入、試合はそのまま3-1で終了し、グラードバッハが今年最初の試合で勝ち点3を手にした。

結果は快勝だが内容的にはほぼVfBに押されっぱなしで、特に後半はずっと自陣に押しこめられる苦しい試合だった。しかし開始早々のゴールを含め早い時間帯に2点のリードを奪い、後半1点を返されたあとも自滅することなく守備を固めて我慢できたのは大きかった。もう少し早く追加点がほしかったが、アディショナル・タイムに突きはなして敵の戦意をくじいた。

数字を見ればシュート数8-15、CK0-3、ポゼッション29-71と一方的で、内容的にはそのとおりだったが、チャンスを決めきって勝ったのは我々だった。ハックはブンデスリーガ一部では二つめと三つめのゴールだったらしい。終盤のカウンターを決めておきたかった。

今日の試合展開、特にリードしてから押しこまれた部分についてはどこまで意図したものかがわからないが、失点を1点にとどめ、集中を切らさなかったことは昨年の試合に比べれば進歩が見えた。この試合ではCBがヴェバーではなくフリードリヒだったのも結果的に奏功したかもしれない。

シーズン前半の17試合を終え、5勝7敗5分と負けが先行、勝ち点は20(1試合あたり1.18)。順位は10位と二つ上げたものの順位表下半分での前半フィニッシュであり、リードを保てない試合運びの拙さが大きな課題になっている。

成功体験を積み上げ、勝ち点を稼ぎながら内容を改善して行く以外にやり方はなく、その意味ではシーズン前半最終戦でありブレイク後の再開幕戦にホームでしっかり勝てたのは価値がある。これを足がかりにシーズン後半を戦わなければならない。

次節、2節続けてホームでアウグスブルクと戦ったあと、首位レバークーゼン、2位バイエルンとアウェイでの2連戦と厳しい日程になる。開幕はこの日程のせいでスタートダッシュに失敗し低迷の原因になったが、シーズン後半は最初の3試合で最低でも勝ち点5は取りたいし、そうなれば見える景色は少し変わってくるかもしれない。

ゲラルド・セオアネ監督談話:
「後半は大きなスペースを与え非常に深く守った。こういうやり方をしたかったわけではない。しかし我々は事前に、VfBがどんなフットボールをするか、彼らを相手にボールを持つことがどれだけ難しいか、彼らがどれだけうまく連係しポジションを取るかを知っていた。彼らにプレスをかけるのは非常に難しく、彼らはいつも出口を見つけてしまう。そのため我々は基本的に深く守ったのだ。前半はどの点でも非常によかった。もちろんいつでも改善の余地はあるわけだが、しかし我々はボールを持っていないときもしっかり相手をコントロールできていたし、彼らに奥行きを与えず、ボールの動きをとてもよく読めていた。後半になると相手はポジションを組みかえ、我々はそれを予想していなかった。これによって彼らは我々に大きな困難をもたらした。これに対抗するために、我々はヴァイグルを5バックに組みこみ、この状況を解決した」

スポーツダイレクターのニルス・シュマトケがインタビューで、ボルゲス・サンチェスをニーメーゲンにレンタルし、福田をトップチームに昇格させるとコメント。



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2024年01月09日 23:24      [posted by der_ball_ist_rund]

【FC東京】2023年シーズン・レビュー(3) 選手レビュー

2023年シーズンをポジションごとに振り返っておきたい。

GK

スウォビィクがリーグ戦24試合に先発、シーズン前半は不動のレギュラーであったが、8月に野澤に先発を譲ると、併用の時期を経てシーズン終盤はベンチからも外れた。野澤はリーグ戦10試合、ルヴァンカップ6試合、天皇杯1試合に先発出場し、代表にも選ばれた(試合出場なし)。

スウォビィクはシュート・ストップにおいて間違いなくリーグでも屈指の能力を誇るが、足元にはかねてから不安が指摘されており、アルベル監督の下で戦った昨季から戦術とのミスマッチが気にはなっていた。貢献は大きかったが、野澤の成長もありクラモフスキー監督もクラブとしても秋ごろには今季限りの決断をしたものと思う。

2021年8月、アウェイでの仙台戦で、当時コロナ対策で声出しができないなか、最後尾からチームを鼓舞するスウォビィク(当時仙台所属)の声がスタジアムに響きわたり、ついには彼の声出しに対してスタンドから拍手がわいたのは忘れられない。涙が出た。そのときから素晴らしい選手だと思っていて、東京に来てくれたときには本当にうれしかった。彼には感謝しかない。

スウォビィクからポジションを奪った格好の野澤も素晴らしかった。代表はまだお試し招集だろうが、アジアカップにも呼ばれており期待は大きい。ミスも少なくはなかったがそれはリスクを取ってチャレンジした結果だ。天皇杯1試合の出場にとどまったがリーグ戦6試合を含む15試合でベンチに座った児玉にも感謝したい。

DF

SBは中村が3月に負傷離脱、4月初めにいったん復帰したが同月末には再びケガで長期離脱となり、結局そのままシーズン中は復帰できなかった。中村はプレーには成長が窺えたが気持ちが前面に出るプレーで荒っぽさが目立ち、自らシーズンを棒に振った形となった。またバングーナガンデも4月に一度離脱、いったん復帰したものの5月に再度負傷し9月まで離脱を余儀なくされた。

これを埋めたのが長友であった。左右両翼でほぼシーズン出ずっぱりの活躍。監督が変わっても使われ続けるのはさすがとしかいいようがない。シーズン初めに岡山から獲得した徳元も出場機会を得てリーグ戦18試合に出場(先発11試合)、1ゴールを挙げるなど存在感を見せたが、クラモフスキー監督になってからは先発1試合のみと使ってもらえなかった。

シーズン途中に京都から獲得した白井はリーグ戦11試合に出場(先発5試合)したが、バングーナガンデの復帰とともに出場機会を減らした。徳元、白井をさしおいて小泉が右SBで起用されるケースも多かった。

CBは森重(リーグ戦26試合先発)、木本(20試合)、トレヴィザン(20試合)の3枚で回したが、森重はさすがにフルシーズン・フルフィットがしんどくなりつつある感を受けた。スピードで競り負けるシーンも散見され、コンディションの好悪がはっきりと現れるようになった印象。

木本も移籍初年だった2022年シーズンに比べるとパフォーマンスが落ちている感が否めなかった。コンディションに問題があったのか。シーズン終盤の試合では素晴らしいフィードを見せるなど力はあるだけに不本意なシーズンだったと思う。

これを埋め合わせたのがトレヴィザンで突貫守備にはリスクもあったが思いきりのいいチャレンジで何度も窮地を救った。

MF

中盤では鳥栖から獲得した小泉が八面六臂の活躍だった。右SBでの起用もあったがリーグ戦33試合に出場(先発31試合)したのはオリヴェイラと並ぶチーム最多。豊富な運動量、危機察知とカバーリング、ボール奪取能力と高いパフォーマンスを見せ不可欠な選手となった。

安部はケガで出遅れ、4月中旬から活躍したが7月に海外移籍。松木はチームの矢印を前に向けるうえで重要な役割を果たし続けたが、U23代表招集で9試合を欠場するなど離脱が多かったのがキツかった。JFAから給料か勝ち点を補填してほしい。

東はボランチを中心にリーグ戦30試合に出場したが、先発はうち18試合にとどまった。アンカーで新境地を開いたが、ときに荒っぽいプレーでひやりとすることが多かった。退場になるのはまだしも、敵の選手に致命的なケガをさせてしまうリスクがある。中村ともども熱く戦うことと危険なプレーの峻別はしっかりしてほしい。

シーズン途中にC大阪から獲得した原川も存在感を見せた。リーグ戦10試合に出場(先発7試合)、1ゴールを挙げている。セット・プレーのプレース・キッカーとしても貴重な戦力となった。

青木は出場した試合では存在感を見せたが6月のG大阪戦で負傷離脱、11月の33節で交代出場の機会を得るまで半年のブランクを余儀なくされた。青木の離脱はなにげに痛かった。あとは寺山がリーグ戦で3試合の先発を含む9試合の出場機会を得たのが目を引いた。

FW

前線ではオリヴェイラがリーグ戦32試合に先発、キャリア・ハイとなる15ゴールを挙げた。2022年は痛みを抱えてのプレーで精彩を欠いたが、今季はゴール前での決定力が戻った。しかし逆にいえばオリヴェイラに次ぐゴール・ゲッターがいなかったのが今季のウィーク・ポイントでもあった。

アダイウトンはリーグ戦29試合に出場(先発13試合)したが3ゴール止まり。スペースを消されると得意の単騎突破も難しかった。終盤間延びしてきたところでサブとして投入するのが正しい使い方だと思うが、先発で守備に追われ不憫だった試合も多かった。

渡邊も29試合に出場(先発27試合)、ウィング、トップ下などで自由に動きまわり存在感を見せた。得点は4ゴールだが8節ホームでのC大阪戦でのゴールが年間最優秀ゴールに選出されるなど印象的なプレーが多かった。ポストやバーをヒットするシュートが多かった印象だが、ギリのコースをねらっているからこそだと思っておきたい。

横浜FMから獲得した仲川は27試合(先発25試合)に出場し4ゴール。シーズン序盤こそなかなか周囲と息が合わずほしいタイミングでボールが来ないことが多かったが、徐々にチームになじみシーズン後半は牽引役となった。 献身的かつあきらめないプレーぶりで、ゴール以上にプロとしての姿勢を示した。東京を次のステージに引き上げるオーガナイザーとなる選手だ。

前線では新人の俵積田がシーズンを通じてコンスタントに出場を機会を得た。リーグ戦27試合に出場(先発12試合)、2ゴールを挙げた。左サイドからドリブルでしかけるプレーには花があり、彼がボールを持つとスタンドも沸く。来季が正念場になる。

塚川はリーグ戦21試合に出場したが先発は6試合にとどまり途中出場中心。1ゴールを挙げたがトップ下、インサイドハーフ、ウィングなど使われ方は一定せず、シーズン終盤はベンチからも外れた。戦術理解の確かな選手で技術もあるが、器用貧乏ぽくてなんかもったいない。

2023年シーズン各賞

MVP:小泉(次点:仲川)
得点王:オリヴェイラ
殊勲賞:野澤
敢闘賞:トレヴィザン
技能賞:渡邊
新人賞:俵積田

チーム成績が今イチで監督交代もあり印象のよくないシーズンだったがムダではなかったと信じたい。



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2024年01月08日 21:35      [posted by der_ball_ist_rund]

【FC東京】2023年シーズン・レビュー(2) シーズン後半

クラモフスキー監督が指揮を執ったシーズン後半について振り返る。

悪くない選択

アルベル監督更迭後の動きは早く、解任の二日後にはクラモフスキー監督の就任が発表された。ルヴァンカップ6節のみ安間コーチが暫定的に指揮を執ったが、リーグ戦は18節のホームでの名古屋戦がクラモフスキー監督のデビュー戦となった。

ピーター・クラモフスキーは横浜FMで現在のチームの基礎をつくったポステコグルー監督体制のヘッドコーチを務め、その後2019年に清水の監督となったが25試合で3勝17敗5分と結果を残せず解任。2021年シーズン途中から山形の監督に就任、就任時20位だったチームを最終的に7位に引き上げ、2022年には昇格プレーオフ圏内の6位となったが、2023年は開幕2連勝のあと5連敗を喫して解任されていた。

クラモフスキー監督の戦術は、高い強度によるボール奪取、速い切りかえから一気呵成にショート・カウンターで刺す攻撃的なフットボールをベースとしているが、その根底にはボール保持、ポジショニングという現代フットボールの基礎教養が当然あり、アルベル監督がやろうとしていたポジショナル・プレーと通じる部分は少なくない。

アルベル監督の下でのポゼッション重視よりは縦に速い意識は高く、リスクを取ってでも縦に付け、人が動くことでパスコースを作りながらボールも動かして行くというよりダイナミックなスタイルだが、主導権を握って攻撃的に試合を進めるという点でアルベル監督と方向性は変わらず、より強度の高いポジショナル・プレーと考えることもできる。怪我の功名というか、想定しないタイミングでの監督交代ではあるが、これまでやってきたことを引き継ぐ人材としては悪くない選択ではないかと思った。

監督交代ブースト、そして…

監督就任から6試合は4勝1敗1分と悪くないすべり出しだった。高い強度で敵にプレスをかけ、奪ったボールを素早く縦につけてゴールに向う、なぜこれがアルベル監督のときにできなかったのかというフットボールを展開して勝ち点を重ねた。10位まで順位を上げたが残り11試合は3勝6敗2分と再び負けが先行、結局クラモフスキー監督の下では7勝7敗3分、勝ち点24(1試合あたり1.41)となり、通年では11位に終わった。

この成績をどう見るかは微妙なところだと思うが、シーズン途中にチームを引き継ぎ、与えられた選手をやりくりして勝敗を五分にしたこと、シーズン前半(勝ち点19)より多い勝ち点を稼いだことは素直に評価したい。

クラモフスキー監督のフットボールはとにかく強度、ハードワークに尽きる。一に強度、二に強度、三、四がなくて五に強度というくらいまず強く行くことが前提で、すべてはそこから始まる。監督が交代した緊張感から高い強度で戦えていた時期に勝ち点が積み上がり、その後慣れとともに緩んだのは理解できる結果である。

また、戦術の引き出しの少なさはかねてから指摘されているところで、用意したゲーム・プランが機能しなければそこで試合終了、「今日は強度が足りなかった」で終わってしまうと揶揄されたような変事対応力の乏しさは確かに感じられることもあった。

いずれにしても半年という短い期間でチームを任されたクラモフスキー監督のミッションがなんだったのか、盛り返してタイトル、せめてACLを目指すことなのか、それともとにかく降格を回避すればいいのか、チーム作りなのか、クラブとしての目標設定があいまいなまま、手なりで半年を戦った感は否めず、結果として前回も書いた通り11位という不本意な成績というでシーズンを終えることになった。

遅かったチャレンジ

それでも臆せずに動きながらボールを受ける意識、リスクを取って前にボールを付ける意識は、シーズン後半を通じて次第に形になり始めていたように思えた。ただ、それも試合によってうまく行くときとそうでないときの差が大きく、概して上位の自分たちの戦い方がはっきりしているクラブには強く、中位以下のリアクションやスカウティングをしっかりして対策してくるタイプのクラブに弱いように思えた。

33節、1-3で負けたホーム最終戦の札幌戦では、自陣の深いところでも怖がらずに受け、ビルド・アップの出口を作るために互いが動いてボールを逃がすことにチャレンジできていたし、隙を見て縦に差しこむことも徹底されていた。もちろんそれによる後ろのリスクもあり、結果としては後ろをやられて失点し後手にまわったのだが、矢印を前に向けて戦えたことはクラモフスキー体制の到達点を見た気がした。

一方で、「問題は、こうしたチャレンジが本来はシーズンのもっと早い時期になされるべきであったということ。試合結果は残念だったが、今日やろうとしたことは決して失敗ではなく、ただ完成度が低かっただけ。この取り組みを開幕から、せめて監督交代からやり続けることができていればと感じた」とこの試合のレビューに僕は書いた。

「これはクラモフスキー監督留任の布石なのではと思った」「タイトルも残留も関係のなく思いきってトライできる試合でこうしたゲームを見せたことは、結果は別として評価すべきだと思う」とも書いており、僕のクラモフスキー監督に対する評価はこのとおりである。最終節も寺山を先発起用し、「怖がらずにボールをつなぎながら前を目指すベクトルは前節から維持された」とレビューした。

やるべきこと、目指すべき水準ははっきりしており、ただそこに至るまでにまだまだ課題は多いし、半年という期間はあまりに短かった。クラモフスキー監督の留任はおそらくこの時期からの既定路線であったと思うし、ここで目指すものをゼロ・リセットする意味はない。引き続きクラモフスキー監督にチームを任せ、この路線を突きつめる価値はあると思っている。

シーズンを通して

アルベル監督との旅が頓挫したこと、新監督の下でも成績は伸び悩み不本意な成績でシーズンを終えたことを考えれば、2023年は失意のシーズンであったというほかない。なにより我々がなにを、どこを目指すのかということに対してタイムリーにクラブからコミュニケーションがなかったように感じられたのは残念だった。

特にアルベル監督解任後、目標をどこにおいて今季残りでなにを成し遂げたいのかという発信がないまま戦い続けたのはマネジメントとして、ステークホルダーへのアカウンタビリティとして大きな疑問だった。当初目標の達成がむずかしくなれば、チームをテコ入れするなり目標を修正するなりして道に迷わないようにするのが工程管理の常道であり、コミュニケーションが足りないのか、そもそもマネジメント力が不足しているのか、不安になる運営だった。

内容的にも足踏みの一年であり、それなりの覚悟をもって始めたはずだったチーム作りがあっさりと挫折したのがショックだったが、この一年半の積み上げがそれでまったく無に帰したかといえばそんなことはないはずだし、それはクラモフスキー監督と戦う2024年のベースとして確かにそこにあるものだと思う。この一年の悔しさがムダにならないことを祈るしかない、そんなシーズンだった。



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2024年01月07日 23:17      [posted by der_ball_ist_rund]

【FC東京】2023年シーズン・レビュー(1) シーズン前半

残念なシーズン

2023年は残念なシーズンだった。アルベル監督初年だった2022年が、チーム作りの我慢の年だという認識だった割りに成績も悪くなかったことに味を占め、チーム作りの継続とそれなりの結果(なんならリーグ・タイトル)の両方をねらいに行くという調子のいい目標を胸に開幕を待ったのが去年の今ごろだった。

もちろんなにもかもが簡単に達成できると考えていたわけではなかったが、我々の前には手つかずの新しいシーズンがあり、思慮深くチームを導く監督がいた。紺野や三田は去ったが、仲川や小泉、徳元らを獲得した。ポジショナル・プレーの質を高めながら、勝負にもこだわって勝ち点を重ねることは単なる夢物語ではないように思われた。

開幕戦は浦和とのホーム・ゲーム。序盤こそ浦和に差しこまれたが徐々にペースをつかむと、後半に2ゴールを挙げ浦和を無得点に抑えて2-0で快勝、これはイケるぞと思ったものだった。

しかしその後成績は伸び悩んだ。9節、10節と連勝したことで10節終了時点では4勝3敗3分で勝ち点15(1試合あたり1.50)、順位は6位と上位をねらえるに位置にギリつけたが、その後7試合を1勝5敗1分と調子を落とし、シーズン前半を終えて勝ち点19(1試合あたり1.12)の12位に低迷、アルベル監督は志半ばで解任の憂き目に遭った。

後任にはクラモフスキー監督を招き、就任直後こそ6試合で4勝1敗1分とブーストを利かせて勝ち点を上積みしたが、その後は3勝6敗2分と再び負けが先行、結局シーズンを通しては12勝15敗7分、勝ち点43(1試合あたり1.26)の11位でシーズンを終えた。

1試合あたりの勝ち点で見れば、これはJ1で戦った23シーズンのうち、J2に降格した2010年(城福監督→大熊監督)の勝ち点36(1試合あたり1.06)、2017年(篠田監督→安間監督)の40(1.18)に次ぎ、2006年(ガーロ監督→倉又監督)に並ぶひどい成績である。順位表の下半分でシーズンを終えたのも2017年以来と、最近にない低迷となった。

戦術の落としこみは進んだのか

なにを間違えたのか。まずひとつはアルベル監督のフットボールがまだまだ発展途上であったということ。ボールを大事にしながら互いの位置関係を見て、いるべき場所に人がいるフットボールを標榜し、主導権を握ってボールを動かすことを目標にチームを作ってきたわけだが、2年めになった2023年シーズンでも、それが機能する試合とそうでない試合の差が歴然と残った。

特に試合序盤に簡単に失点し自ら形を悪くして自滅するパターンや、最終ラインでボールをまわしながら出口が探せず、ミスが出たりムリめのパスをカットされてそのままピンチになるパターンなど、本当に戦術の落としこみが進んでいるのか疑問に思わずにはいられないシーンも多く見られた。

「いい攻撃のできている時間帯もあるのだが、それが限られていてコンスタントに発揮できていないし、よくない時間帯のマネージが致命的につたなく失点に結びついている」「やろうとしていること、目指している方向自体は間違っていないと思うし、そのためにこうした苦しい時期は何度かめぐってくるはずで、初めからそのつもりでアルベル監督にチームをまかせたとはいうものの、肝心の内容に進歩があるのかないのか確信が持てないのがしんどいところ」とアルベル監督の最終戦となった17節、アウェイでのG大阪戦のレビューに僕は書いている。

勝負師ではなかったアルベル監督

第二に、アルベル監督は育成畑出身の指導者であり、若手の起用や理論だった戦術の落としこみには長けているが、トップ・リーグでチームを率いた経験はなく、試合の流れのなかで臨機応変に戦術を調整し、ときには割りきってプランを捨て結果を取りに行くという勝負師としての力量は未知数だったということ。

このことは試合に入りそこねゲーム・プランが機能しなくなった時の代替策やビハインドのまま終盤に入ったときの選手起用などに表れていたと思う。アルベル監督の指揮で勝った5試合はすべて先制した試合であり、先行されて逆転した試合はひとつもない。先制されたり対策されて思うように試合を運べないときの対応力の弱さは、アルベル監督のゲーム・マネージャーとしての資質の表れなのかもしれない。

思えば2022年の方がまだチーム作り途上という強い意識があった分、前線へのフィードやアダイウトンの個人技頼みなど、ある程度割りきって目先の勝ち点を取りに行く自由度があったように思う。2023年はアルベル監督の戦術がより厳格になったのか、ボール保持にこだわって逆に窮地に陥ったり、ゴール前で思いきりが悪く何度もやり直したりするシーンが増えたように思えた。

失われた基盤

第三に、こうした状況のなかで、アルベル監督自身が求心力を失って行ったと見られること。シーズン前半の不調が、成長の過程の耐えるべき苦しみであったとしても、クラブとして、チームとしてそう信じそれを乗り越える一体感が失われていたように見えた。

ポジショナル・プレーへの取り組みが一年で完成する保証はどこにもなく、アルベル監督自身がまだまだ成長過程にあることを繰り返しコメントしていたが、初年に比べればうまく行かないことへのストレスは相対的に大きかった。ある程度の停滞や手戻りは想定するべきとわかってはいても、直線的に成長が見られないことに対してサポも、なんなら選手もクラブももどかしさを感じ、フラストレーションを募らせることとなって行った。

監督の指示通りに戦っても結果が出ない失敗体験が積み上がり、アルベル監督とともに旅を続ける基盤が失われてしまった。僕自身としては進んでいる道自体に疑問はなかったものの、アルベル監督の「戦い下手」には疑問を感じつつあった。それでもG大阪戦のレビューには「今取り組んでいる方向性に代わる即効的でかつ持続的な戦略などないはずなので、僕自身としては腹をくくってアルベル監督に少なくとも今シーズン、できれば来季までチームを委ねるべきだと思う」と書いている。

足りなかった覚悟

2023年はJ1のクラブ数増加のため降格が最下位の1クラブだけというボーナス・ステージであった。したがって成績にはある程度目をつぶってでも戦術の落としこみに時間をかける手はあったはずだし、そもそもアルベル監督を招いた時点で、2年、3年のスパンで苦しみながらでもチームのスタイルを変えて行く、新しい戦い方を確立して行くと覚悟を決めたはずだった。たどるべき道が平坦でないことは知っていたはずではなかったか。

しかし、結局我々はその産みの苦しみに耐えられず、手を着けた新しいチーム作りは頓挫することになった。おそらくこの時点でアルベル監督を支えるだけの信任はクラブのなかから失われていたのだろう。このG大阪戦のあと、クラブはアルベル監督の解任(発表は「退任」)を発表した。東京としての新しいスタイルを作り上げるための覚悟がその程度のものだったと知って残念だった。

長くなったのでクラモフスキー監督を招いたシーズン後半については次回に。



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2023年12月25日 22:16      [posted by der_ball_ist_rund]

【ブンデスリーガ第16節】フランクフルト 2-1 グラードバッハ

■ 2023年12月20日(水) 20:30キックオフ
■ Deutsche-Bank-Park (Frankfurt)

日本時間木曜日の未明の試合。前日が飲み会だったこともあって早起きはムリと割り切り、仕事が終わって家に帰ってからスカパーのオンデマで見た。結果情報はシャットアウトすることができた。

年内最後の試合でありスタート・ダッシュに失敗したシーズン前半の締めくくりとしてなんとか勝ち点を拾いシーズン後半の発射台を少しでも高くしておきたい。チュヴァンチャラがベンチに復帰したが先発は前節と同じメンバーになった。

ニコラス
スカリー エルヴェディ ヴェバー ネッツ
ヴァイグル
ライツ コネ
オノラ プレア ハック

立ち上がりはグラードバッハがボールを保持、少ないタッチでボールを動かしながらフランクフルトのゴールに迫ろうとするが、最後のところの正確さを欠き、フィニッシュまではなかなか持ちこめない。

一方フランクフルトも15分を過ぎたあたりから徐々に目を覚ましたか、次第にグラードバッハの陣内で攻撃を受ける時間が長くなる。しかしフランクフルトも攻撃に迫力を欠き、拮抗した展開となって行く。

27分、オノラの右CKにヴェバーが頭で合わせてゴール。グラードバッハが1-0と先制する。動意に乏しい試合だったがセット・プレーでリードを奪うことができたのは大きい。その後も流れに大きな変化はないが、それだけにグラードバッハが優位に。

34分には中盤でボールを奪ったヴェバーがプレアからのワンツーを受けてそのまま前線へ。エリア内でシュートを放つが敵GKがセーブ。1-0のままハーフタイムを迎える。このリードを守るのか。難しいゲーム・マネジメントになりそう。

後半に入っても流れは変わらず、互いに決め手を欠くまま時間が経過する。ボールはフランクフルトが保持しているが、シュート精度を欠き、ニコラスのセーブもあってゴールは許さない。

61分には中盤でオノラが敵のパスミスをカットして持ちあがり、中央のコネにパスするがエリア外からのシュートはゴール左に外れる。63分、ハックに代えてエングムを投入。そのまま左ウィングに入った。73分にはネッツからのパスを受けたコネが狙うが枠を外れる。

77分、プレアとライツに代えてチュヴァンチャラとクラマーを投入。試合をクローズにしに行くが最少失点差であり展開は予断を許さない。88分、ヴェバーが敵FWに対してレイト・タックルでガッツリ足を踏んでしまい、この試合二度目の警告となり退場に。

90分、これを受けてオノラとエングムに代えキアロディアとフリードリヒを投入、後ろを実質5バックにして逃げきりを図る。しかしこの時点でメンタルがネガティブにセットされてしまい、必要上に防戦一方の展開になってしまう。アディショナル・タイムは7分。

90+2分、自陣ゴール前からボールをクリアできずにいるところで、右サイドからクロスを放りこまれ、ファーで合わされて失点、1-1の同点となってしまう。さらに90+7分、再び右サイドから入れられたグラウンダーのクロスをニアで押しこまれて1-2に。

キアロディアがついて行ったが敵FWと一緒にボールを押しこむ形になってしまった。試合はそのまま終了、ヴェバーの退場でひとり少なくなったところから、アディショナル・タイムに2点を奪われ逆転負けとなった。

互いに流れのなかから大きなチャンスが作れず、グラードバッハがセットプレーから得たアドバンテージをなんとか守りきろうとしたものの、ヴェバーの退場でマインド・セットが変わってしまい残念な結果となった。

数字を見ればシュート数7-14、CK2-8、ポゼッション37-63とフランクフルトが上まわっており、現場では見ている以上に押されている感があったのかもしれない。そのなかでひとり少なくなり守る意識が強くなりすぎてドン引きになってしまった。

見せ場が少ない神経質な試合で、本調子ではない今のチーム状態ではマネージするのが難しい試合ではあった。ヴェバーを責めるわけには行かないが、パフォーマンスというよりは戦い方に課題の残る試合で今年を終えることになった。

16試合を終え4勝7敗5分で勝ち点17、1試合あたり1.06での12位はまったく納得のできない数字。スタート・ダッシュに失敗したあと、持ち直した時期もあったがそこからの軌道修正がうまく行かなかった。

全体として奪ってからの速い切りかえ、ボールを動かしながら押し上げる攻撃などやりたいことは理解はできるし、それ自体は悪くはないと思うが、その落としこみに時間がかかっており安定感がない。セオアネ監督でシーズン後半も戦うべきかは微妙な感じがする。

しかし、ウィンター・ブレイクをはさんで来年となるシーズン後半からは板倉も戻ってくるだろうし、他にもケガで離脱中の選手の復帰で層は厚くなるはず。ここからの巻き返しは容易ではないが、幸い全体に勝ち点差の少ない混戦になっておりチャンスはある。

ひとつの勝利が順位を見るうえで大きな意味を持つ状況であり、ウィンター・ブレイクのあいだに戦術の定着、深化を果たせるかどうかがシーズン後半の立ちあがりを大きく左右することになる。セオアネ監督で行くのかも含め、クラブの取組が問われる局面だ。

ゲラルド・セオアネ監督談話:
「この敗戦は我々にとって非常に厳しいものだ。これだけ長いあいだリードを保ちながら、アディショナル・タイムにまるっきりひっくり返されてしまうと、どうしようもなく落胆するし、いくらかフラストレーションもある。我々は多くの部分でいいパフォーマンスを見せたし、非常にコンパクトでフランクフルトにスペースを与えなかった。局面によっては我々はうまく切りかえができていたしいいフットボールをできていた。もちろんマックス・ヴェバーに対する退場処分は試合に影響したが、我々は失点につながったシーンの両方で、一人少ない状況でももっとうまく守ることができていたはずだった」

今イチなシーズンやなあ。柏の細谷を獲得するという噂もあるが…。



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2023年12月18日 00:10      [posted by der_ball_ist_rund]

【ブンデスリーガ第15節】グラードバッハ 2-2 ブレーメン

■ 2023年12月15日(金) 20:30キックオフ
■ Borussia-Park

土曜日の昼にスカパー時差観戦。前節ウニオンに完敗しておりホームで勝ち点3の必要な試合。コネが先発に復帰、前線ではチュヴァンチャラが体調不良でメンバー外となりハックがトップで先発した。

ニコラス
スカリー エルヴェディ ヴェバー
ヴァイグル
オノラ ライツ コネ ネッツ
プレア ハック

開始早々の1分、自陣でボールを持ったコネがそのままドリブルで持ち上がり、エリア手前からシュートを放つがジャスト・ミートせずGKがキャッチ。

悪くない立ち上がりかと思われたが、7分、左サイドからゴール前に放りこまれたボールにファーで合わされ失点、早い時間帯に0-1と先制を許しビハインドを背負う。ファーから入りこんだ敵FWをだれも捕まえていなかった。この安い失点はなんとかならないのか。

その後もグラードバッハはなかなかエンジンがかからず、一進一退の攻防となる。27分、オノラの右サイドからのクロスに中央でプレアがダイレクトでシュートを放つがバーの上に外れる。

33分にはやはりオノラの右サイドからのクロスに今度はネッツがファーから走りこんで合わせるがこれも枠をとらえきれず。39分にはネッツからボールを受けたプレア切り返しで敵DFを外して狙うがこれも枠外に。チャンスは作るが決めきれない。

しかし45分、右サイドのオノラからのクロスをファーでコネが折り返し、エリア内でボールを受けたハックが敵DFに寄せられながらもボールをキープしフリーのライツにつなぐとライツがダイレクトでシュート、これが決まって前半終了間際に1-1と同点に追いついて前半を終了した。

気の抜けたような失点から徐々に主導権をつかみ、前半のうちに追いつけたのは大きい。後半早い時間帯に逆転したいところ。

そのとおり、後半立ち上がりからグラードバッハが攻勢に。開始早々の47分には敵ゴール前の攻撃でボールを拾ったコネがシュートを放つがポストをヒット、さらにこのこぼれ球をプレアがダイレクトで狙ったが敵GKにセーブされる。

直後の49分、中盤でネッツが前線のハックにスルー・パスを通すと、ハックは右サイドに敵DFを引きつけてから中央のライツにパス。ライツはボールを置き直して敵DFをかわし、そのままゴールに流しこんで2-1と逆転に成功。ボール奪取からワンタッチで流れるようにパスをつないだお手本のようなゴールだったが決めきったライツもエラかった。

その後も59分、左サイドからエリア内に持ちこんだコネからラスト・パスを受けたプレアがシュートを放つが枠を外れる。60分にはオノラからパスを受けたライツのシュートは角度がなくサイドネットに。グラードバッハが追加点を狙うが決めきれず。

その後はグラードバッハがやや引き気味に受けにまわる展開となる。ブレーメンの精度の低さに救われていたが、76分、アーリー・クロスを待って受けようとしたニコラスにチャレンジした敵FWがボールをさらい、このボールを流しこまれて失点、2-2と再び同点に。

81分、ハックとライツに代えてエングムとクラマーを、87分にはコネとオノラに代えてラノスとノイハウスを投入して勝ち越しをねらいに行ったが奏功せず。90分にはプレアに代えてボルゲス・サンチェスを投入したが試合は動かず。

90+2分には中盤で敵MFに後ろからチャレンジしたクラマーがレッドカードを示されるがVARが介入、足裏を見せるなどの過剰さ、悪質さは認められず警告に変更された。試合はそのまま2-2の引き分けとなった。

立ち上がりの安い失点からビハインドを背負ったが前半のうちに追いつき、後半開始早々に一度は逆転したが、徐々に守勢になって追いつかれた。勝ちきりたい試合だったし実際勝てたと思うが詰めの甘さが結果に表れてしまった。

数字を見ればシュート数14-12、CK4-3、ポゼッション50-50とほぼ互角、あとは試合運びと要所を決めきる力だと思うがそこが足りなかった。

2点めのシーンにこのチームがやりたいことは表現できていた気がするし、これが再現性のある形でひとつの型として定着できれば面白いと思うが、それがまだ相手次第、試合の流れ次第でできたりできなかったりするところが今の成績の理由なのだろうと思う。

コネが効いていたしプレアも存在感があった。オノラは再三クロスで好機を演出したし、とにかくライツがここまで化けるとは思わなかったが、それらを勝利に向けて統合して行くマネジメントの弱さを感じた試合。

ここまで15試合を戦って4勝6敗5分、勝ち点は17(1試合あたり1.13)となり順位は11位に。勝つべき試合に勝てないと地合いはどんどん悪くなる。次節が年内最後の試合となる。アウェイだがしっかり勝って少しでも来年の発射台を高くしておきたい。

ゲラルド・セオアネ監督談話:
「妥当な引き分けだと思う。ブレーメンの方が試合の入りがよく、スペースを広く使われ、我々はそれに対応できなかった。0-1になった後は我々も試合に入れるように戦い、同点にすることができた。後半は前半より非常によくなり、素晴らしい流れからのゴールで2-1としたが、奇妙なことにそこでまた主導権を失ってしまった。試合の流れはまさに今シーズンのようで、いいときと悪いときがあった。我々はどの時点でもハードワークしなければならなかった。満足か不満かを言うことはむずかしく、入り混じった気持ちだ」

そんな他人事みたいに言われてもなあって気はする。



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2023年12月14日 00:27      [posted by der_ball_ist_rund]

【ブンデスリーガ第14節】ウニオン 3-1 グラードバッハ

■ 2023年12月9日(土) 15:30キックオフ
■ Stadion An der Alten Försterei (Berlin)

土曜日の夜11時半キックオフ。最近日曜日は所用のためにそこそこ早く起きなければならないのでややキツいが、できることならやはりリアタイで見たいということで夜中の1時半近くまで頑張って見た。

このところ戦績自体は悪くないが、内容が必ずしも伴っているわけでもなく安定感には欠ける戦いぶり。ホームで勝ったあとであり、このへんでしっかり連勝して勝ち点を積み上げたい試合だが、下位のウニオン相手とはいえ神経質な試合になる予感。

ヴェバーが病気から復帰したほかは週央のDFBポカールと同じ布陣。コネはなにしてるんだっけ。

ニコラス
スカリー エルヴェディ ヴェバー
ヴァイグル
オノラ ライツ クラマー ネッツ
チュヴァンチャラ プレア

キックオフを見逃がしている間にグラードバッハのゴールにボールが入っていたがオフサイドの判定。不吉な立ち上がりとなった。

その後も試合はウニオンのペース。ボールを保持して攻め上がろうとするグラードバッハに対してハイプレスから奪ったボールを素早くゴール前まで運んでチャンスを作る。グラードバッハの攻撃は散発でフィニッシュまでもちこめない。

22分、エリア内からの敵のクロスに対応したネッツの手にボールが当たりハンドの反則を取られる。意図的ではないが不用意に上げた手にボールが当たっており抗弁しにくいファウル。23分、PKを決められ0-1と先制を許す。

流れからの攻撃には対応していただけにもったいない失点となった。ネッツは以前にも不用意なハンドをしていなかったか。守備のやり方をしっかり徹底するの必要があるのではないかと思った。

その後はようやく目が覚めたグラードバッハがややボールを動かせるようになり、オノラのクロスを武器にチャンスを作るが、ウニオンの守備も堅くゴールに迫ることはできない。結局0-1で前半を終えた。後半早い時間帯に追いつきたい。

しかし後半立ち上がりの50分、敵CKのクリア・ボールが短くなったところを、エリア外で拾われシュートを打たれる。これが決まり0-2と点差を広げられる。出鼻をくじかれ試合展開としてもいきなりむずかしくなってしまった。

56分にはライツのシュートが敵にブロックされたボールをプレアが拾いシュートを放ったがこれも敵GKに当たる。59分、クラマーに代えてエングムを投入、ヴァイグルとライツのダブル・ボランチにシフトし、前線を3枚にしたか。

その後も大きなチャンスは作れないまま劣勢で試合は終盤に入る。70分、スカリー、ライツ、ネッツに代えてフリードリヒ、ノイハウス、ヘアマンを投入、ヴェバーを左サイドに押し出し、ヘアマンが右SBに入る4バックに変更したか。

ウニオンがやや引き気味になったこともあってボールは持てるようになるが攻撃の糸口がつかめない。75分、エルヴェディがノイハウスに付けようとしたパスをカットされ、そのまま持ちこまれて決められた。0-3となり試合はほぼ決まった感じに。

77分、ようやく右サイドからのオノラのクロスに中央でプレアが頭で合わせゴール。1-3となんとか1点を返したがまだまだ先は長い。80分、チュヴァンチャラに代えてラノスを投入、そのままトップへ。

しかしその後はリスクを嫌い引き気味に守るウニオンにも阻まれ再び拮抗した戦いに。交代カードも使いきり、その後は大きなチャンスも作れないまま、1-3でウニオンに勝利をプレゼントした。

序盤から主導権を握りきれず、前半はPKからの失点のみで我慢できたが、後半立ち上がりから追加点を奪われるとそのまま点差を広げられ、最後に一矢報いたものの結果をお化粧するのみに終わった。

数字を見れば、シュート数11-16、CK7-6、ポゼッション62-38。ボールは持ったがそこからの先がなく攻めあぐねた感が窺える。なすすべなくズルズルと地合いを切り崩されていった試合という印象だった。

ゲームプランがうまく行かなかったときの切り換えが難しく、臨機応変に対応する以前にベースとなる戦い方自体が未完成すぎて、ダメなときはもうダメというしかない。振れ幅がマイナス方向に大きく、まだ軸が固まっていない気がする。

ケガや病気での欠員が多いのは痛いところだが、それでも相応の選手は揃っているはずで、開幕当初よりは随分マシになったとはいうものの、戦術の落としこみが遅々として進んでいない感を受ける。地道に積み上げるしかないが、連勝ができないと足場が揺らぎかねず余裕はあまりない。

そんなにひどい状態というわけでもないが、なにかがうまく行ってない感じは常にあって、それが戦績に表れている気がする。上位に力負けするのはしかたないとしても、この試合のように下位に対して神経質な戦い方をしてみすみす勝ち点をプレゼントしてしまうのは自信のなさなのか。

これで14試合を終えて4勝6敗4分で勝ち点は16(1試合あたり1.14)、順位は10位と中位に甘んじている。14試合して四つしか勝てていない時点で多くは望めない。果たしてここからよくなるのか。次節、ホームで勝ち点をしっかり積み上げなければならない。

ゲラルド・セオアネ監督談話:
「パフォーマンスに見合った結果になった。我々は最初から、ボール保持でも非保持でも、我々自身の戦いができなかった。だから我々は自身のパフォーマンスに納得していない。いくつか乗り越えないといけないことがある。ここ何試合か多くのエネルギーを注ぎこんできたが、そのためにメンタル面もフィジカルもフレッシュさがなければならなかった。しかしそれは言い訳であってはならない。ポカールで勝ち進みたいのであれば、リーグ戦でも勝ち点を取ることができなければならないからだ。我々は今回そうではなかったということだ」

ヴァイグルが急に金髪になっていて驚いた。白黒のサード・ユニだったのがうれしかった。



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2023年12月09日 22:17      [posted by der_ball_ist_rund]

【DFBポカール3回戦】グラードバッハ 1-0 ヴォルフスブルク

■ 2023年12月5日(火) 20:45キックオフ
■ Borussia-Park

平日の早朝5時前のキックオフなのでもうリアタイはあきらめて、仕事が終わって家に帰ってからDAZNで見た。日中はTwitter(現X)とかふつうに見てたけど、幸い試合結果を不用意に知ってしまうことなく夜まで過ごせたのはよかった。というかポカールの試合があたりまえのようにDAZNで見られること自体がかつては考えられなかった。

対戦相手はリーグ戦でも対戦したばかりのヴォルフスブルクで、そのときもホームで4-0と快勝している。直近のリーグ戦もホフェンハイムに2-1で競り勝っており、いいイメージで次のラウンド(準々決勝)にコマを進めたい。

週央の試合ということでいくつかのポジションでターン・オーバーを実施。リーグ戦をケガで欠場していたヴァイグル、チュヴァンチャラが先発、またキアロディアが公式戦初の先発出場となった。

ニコラス
スカリー エルヴェディ キアロディア
ヴァイグル
オノラ ライツ クラマー ネッツ
チュヴァンチャラ プレア

立ち上がりからグラードバッハがボールを握り攻撃をしかける流れになる。7分、スカリーの右サイドからのクロスがエリア内でDFに当たり、エリア前にこぼれたところをクラマーがダイレクトでミドルをねらうが枠をとらえきれず。

オノラを裏に走らせ右サイドから中央に放りこむ形でなんどかチャンスを作るものの、ヴォルフスブルクも中央はしっかり固めており決定機にはならない。一進一退の攻防となるが試合全体の主導権はグラードバッハが握っているように見える。

37分には左サイドのネッツからのボールが逆サイドのオノラにわたり、オノラが落としたボールにスカリーがミドル・シュートを放ったがこれも枠におさまらず。どちらも大きなリスクは冒さずスコアレスで前半を終えた。

後半立ち上がりにビッグ・チャンス。49分、オノラがCKからのサインプレーで後方のヴァイグルにボールを出したがヴァイグルのシュートは敵GKにセーブされる。こぼれ球をプレアが詰めるがこれもGKがさわり、ゴール前でキアロディアの前にこぼれる。流しこむだけだったが力が入りキアロディアのシュートはバーの上に。プレアがオフサイドだったので入っていてもノー・ゴールだったが。

その後は大きな見せ場がなく時計が進む。60分、傷んだ様子のチュヴァンチャラに代えてエングムを投入、そのままトップに入った。71分、オノラの右サイドからのクロスをファーで受けたクラマーが角度のないところからループ・シュートをねらうがGKがキャッチ。

81分、クラマーとライツに代えてハックとコネを投入。ネッツを左SBにした4-4-2にシフトしたように見えた。終盤、いくつかヴォルフスブルクに絶好機を作られるが、ニコラスの好セーブがあり失点を免れる。90分を戦ったが0-0のままで延長戦となった。

延長はヴォルフスブルクが攻勢となるがグラードバッハの守備は固く拮抗した展開に。97分、オノラとエルヴェディに代えてノイハウスとフリードリヒを投入。エルヴェディも傷んだ様子。101分、ネッツ、プレアとつないだボールをエリア内で受けたハックがシュートを放つが敵DFがブロック。ともにゴールはなく延長後半へ。

引き続きヴォルフスブルクが優位でグラードバッハは守備からのカウンターをねらう流れに。しかしチャンスは多くなく、起点が低いためなかなか自陣からボールを持ち出せない。

このままPK戦かと思われた120分、コネが中盤で敵のパスをカット、エングムの落としを受けたノイハウスがゴールライン際からエリアに入りこみ、ファーへ浮かせたラスト・パス。これをコネが頭で押しこんでゴール。土壇場で劇的な決勝点を挙げ、1-0でグラードバッハがヴォルフスブルクに競り勝った。

序盤はグラードバッハが主導権を握ったがその後試合は拮抗した展開となり、数少ない好機にも決めきれず。終盤から延長はヴォルフスブルクの攻撃を受けたがしのぎ、最後の最後にカウンターをやりきってなんとか勝ち抜けた。消耗戦だった。

何人か選手を入れ替えながらの試合となったが、オノラ、プレア、ライツらリーグ戦でも中心になっている選手らがチームを支えた。一発勝負のトーナメントなので慎重になった部分も互いにあり、固い試合になってしまったが、守備に破綻をきたすことなく粘り強く戦えたことは収穫だった。

シュート数11-14、CK9-8、ポゼッション50-50とどちらに転んでもおかしくない試合だったが、そういう試合に勝てたことが大きい。週央に120分を戦いコンディション的にはキツいが、リーグ戦にもポジティブに影響するのではないかと思う。

DFBポカールの準々決勝は1月末から2月、8クラブのうち一部リーグ所属はグラードバッハのほかレバークーゼン、VfBと三つだけ。どこと当たるかはまだわからないが、今季のポカールは波乱含みでなにか面白いことが起こるかもしれない。

ちなみに他の5クラブはカイザースラウテルン、デュッセルドルフ、ザンクト・パウリ、ザールブリュッケン、ヘルタ。デュッセルドルフとのダービーも面白いかもしれない。組合せ抽選は週末に行われる。

ゲラルド・セオアネ監督談話:
「この勝利は嬉しすぎる。非常に戦術的な試合で、我々は深く守り素早く切り替えることを何度も試みた。長い時間我々はよく守ったが、合計120分のなかではもちろんいくつか明らかなゴールのチャンスを作られた。ヴォルフスブルクはいいゴールのチャンスを作っており、そのことに異論はない。それでも私は私のチームに大きく称賛したい。彼らがフィールドでどれだけハートを見せたか、どれだけの情熱でプレーしたか。そして今日も観客も称賛したい。我々とともに耐え、ここぞというときに支えてくれた」

ホームゲームだったがポカールということもあってか白黒のサード・ユニを着てくれたのは嬉しかった。



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2023年12月06日 00:11      [posted by der_ball_ist_rund]

【ブンデスリーガ第13節】グラードバッハ 2-1 ホフェンハイム

■ 2023年12月2日(土) 15:30キックオフ
■ Borussia-Park

土曜日の夜11時半のキックオフということで、翌日予定はありつつもスカパーでリアタイ観戦した。前節、BVBにアウェイで2点を先制しながら逆転負け、足元の成績自体は決して悪くないが連敗は避けたいところでホームでしっかり勝ち点3を積み上げたい。

ヴァイグル、ヴェバー、ヨーダン、チュヴァンチャラらが病気やらケガやらで離脱、フリードリヒ、ノイハウス、エングムらが先発した。板倉、オムリンらは練習を始めているとの報もあるが実戦復帰はまだ遠そうだ。

ニコラス
スカリー フリードリヒ エルヴェディ
オノラ ライツ コネ ネッツ
ノイハウス
プレア コネ

開始早々の5分、右サイドのプレアがクロスを入れるとファーのエングムが折り返し、中央に走りこんだノイハウスが合わせようとしたがわずかにDFに先に触られ打ちきれず。タイミングはぴったりだったが先制できなかった。

その後はプレアを起点に速い切り換えからゴールを目指すグラードバッハに対し、サイドから切り崩そうとするホフェンハイムという展開になるが、グラードバッハがフィニッシュまでたどりつけないのに対し、ホフェンハイムの方がチャンスを作る。

ようやく残り10分を過ぎたところからグラードバッハが攻勢に。37分、オノラの右CKを敵DFがエリア内でクリア、これが高く上がった落ち際をライツが敵を背負いながらコントロールし、反転からシュートを放ったがバーの上。

45分にはオノラの右サイドからのクロスを敵DFがクリア、これがファーに上がったところを今度はプレアがダイレクト・ボレーで狙うがこれも枠におさまらず。見せ場も少ないままスコアレスで前半を終えた。

後半は前半終わりからの流れでグラードバッハがボールを保持して攻撃をしかける。49分、ネッツからのパスを受けたエングムがドリブルでエリアに入りこみ敵GKとの一対一からシュートを放つがバーをヒット。結果としてオフサイドと判定されたが形はよかった。

52分にはフリードリヒからの縦パスを受けたプレアがシュートを放つが左に外れた。54分、エルヴェディが傷んでキアロディアと交替。キアロディアはそのまま3バックの左に入った。

56分、プレアがオノラからのパスを受けてエリアにドリブルでしかけたところを敵DFに倒されてPKを得る。リプレイでも見てもケチのつけようのないファウルだった。58分、プレアが自分でこのPKを決めて1-0と先制する。ややコースが甘かったが敵GKが逆に飛んだのできれいに決まった。

しかし直後の61分、右サイドからのクロスにファーでヘディングを許し失点、1-1と同点に追いつかれる。ニコラスが触ったがボールがゴールにおさまるのを止められなかった。得点の直後に失点するのは前節から二試合連続だ。どうなっているのか。

そこからは手が出なくなり受けにまわる時間が長くなるがホフェンハイムの攻撃も精度は高くなくにらみ合いに。68分、ノイハウスに代えてクラマーを投入、クラマーはそのままトップ下に入ったか、流動的でよくわからなかった。

80分、右サイドに開いたプレアがクロスを入れると、ファーのネッツが丁寧に折り返し、プレアが斜めに走ってニアにDFを引っ張り、空いたファーのスペースに入ったエングムがこれを難なく流しこんで2-1と再び勝ち越した。

84分、エングム、プレア、オノラに代えてハック、ラノス、ヘアマンを投入、前線を総替えした格好に。6分のアディショナル・タイムを含め残り時間はグラードバッハが無難に使いきり、結局2-1でホーム三連勝となった。

数字を見ればシュート数9-19、CK6-3、ポゼッション49-51と必ずしも優位ではなかった試合だが、一度もリードを許さなかったことでムダに焦ることなく試合を進めることができたのではないかと思う。

低調な前半から徐々に調子を上げ、後半開始からの攻勢でリードを奪い、一度は追いつかれたものの終盤に突きはなしてホームで勝ち点3を手にした。追いつかれたときはええ加減にせえよと思ったが今日は勝った。

メンバーがままならないなか、特に中盤のヴァイグルを欠いて厳しい試合になる可能性もあり実際難しい展開ではあったが、ライツ、コネがしっかり試合を作ってくれたし、プレアがますます頼りになるアニキに見えてきた。

まだまだ戦い方は不安定で波があり、勝つべくして勝ったというにはラッキーに救われている部分も多いが、再現性のある得点パターンを求めてチャレンジを続けていることはわかるし、開幕当初のまったく勝てなかった時期に比べれば進歩は見られると思う。

これで13試合を終了して4勝5敗4分となり、勝ち点は16(1試合あたり1.23)で順位は10位に上がった。6位のホフェンハイムとの勝ち点差が4とようやく光が見えてきた気はするが、ここから上に行くには連勝が必要。ウィンター・ブレイクまでの残り3試合でどこまで発射台を上げられるかが勝負になる。

ゲラルド・セオアネ監督談話:
「今日は我々にとってとても重要な勝利になった。パフォーマンスは必ずしも期待したとおりではなかったとしても、チームを称賛しなければならないだろう。ホフェンハイムは非常に手ごわかった。このチームがどうしてアウェイでこんなに強いのか、そして順位表の上位にいるのかは見ていればわかっただろう。私のチームは多くの選手が急に離脱したがそれにとてもしっかり対応した。我々のファンも称賛したい。終盤、前に向かって背中を押してくれたし、それがうまく行って喜んでくれた」

決して盤石の試合ではなかったが、しっかり競り勝ったのは大きかった。



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2023年12月04日 00:31      [posted by der_ball_ist_rund]

【Jリーグ第34節】湘南 0-1 FC東京

■ 2023年12月3日(日) 14:00キックオフ
■ レモンガススタジアム平塚

天気のいい初冬の日曜日となった。日なたにいる分には暖かいが、日がかげると急に寒く感じられる。所用があったが調整して平塚に出かけた。今季最終戦、パッとしないシーズンだったが最後は勝って終わりたい。

スウォビィク、アダイウトン、ペロッチがチームを去ることが発表されているがアダイウトンは先発。長友、原川、渡邊はメンバー外となり、土肥、シルバ、安斎らがベンチ入り。俵積田、トレヴィザンも引き続き姿がなかった。寺山がボランチで先発。

野澤
白井 木本 森重 バングーナガンデ
小泉 寺山
仲川 松木 アダイウトン
オリヴェイラ

東京は前節から引き続き自陣でボールをあたためながら機を見て裏をねらう。奪ったボールを少ないタッチでつなぎながら押し上げる湘南と主導権を争う。敵のハイプレスに遭ってもボールを捨てず、敢えて難しいサイドでボールを受け、空いたところに戻すなど工夫が窺える。

攻撃は左サイドのアダイウトン、右サイドの仲川がそれぞれバングーナガンデや白井と絡みながらボールを前に運ぶ。11分、松木の左CKを敵DFがクリアしたボールがエリア外にこぼれたのを仲川がダイレクトでシュートするが敵DFに当たる。

さらにこのこぼれ球を左サイドの松木につなぎ再びエリア内に放りこむと、敵DFのクリア・ボールを今度はアダイウトンが拾い、ワントラップからシュートしたがバーの上に。12分には、アダイウトンがハーフウェイ付近でボールを奪うとショート・カウンターに。中央のオリヴェイラにラスト・パスを送ると、オリヴェイラはエリア手前からミドルで狙うが枠の上に。

その後も東京がボールを保持しながら攻撃を機会をうかがう一方で、湘南が速い切り換えから東京ゴールを目指す流れは変わらないが、互いに守備は集中しており、また最後のところの精度も欠いてフィニッシュまではもちこめない一進一退の攻防となる。

34分、松木からのパスを受けて斜めに走りこんだオリヴェイラが正面からエリアに進入、ゴール前まで運んだが敵DFに寄せられて打ちきれず。

互いにチャンスは作ったがチャンスを作るものの決めきれないままスコアレスで前半を終えた。縦横にボールを出し入れしながらワイドに展開したり一気に裏をねらう意図は見えているが最後のところの工夫と迫力が足りない。失うものとてない最終戦でありしっかり出しきりたい。

後半に入ると東京が敵陣でのプレスを強め、高い位置で奪ったボールをシュートにつなごうとする意識がよりはっきりするようになる。47分、バングーナガンデが左から持ちこんだボールがアダイウトンを経由して右サイドに流れたところをオリヴェイラがダイレクトでシュートするが敵GKがセーブ。枠に飛んでいた。

48分、松木の右CKからのこぼれ球を拾った仲川がシュートを放つが枠外に。さらに50分、松木から左サイドでパスを受けた寺山がドリブルでエリアに侵入、角度の厳しいところからシュートを放ったがサイドネット。

52分、アダイウトンが森重からのロング・フィードを収め、敵DFの股を抜いてエリア内でゴール前にパスを通す。これを後方から走りこんだ小泉が受け縦に運んで角度のないところから冷静に流しこんでゴール。東京が1-0と先制する。後半立ち上がりからの攻勢を得点に結びつけた。

その後も東京がボールを握り攻撃をしかけるが中央を固める湘南の守備に遭い追加点は遠い。試合は再び拮抗した争いとなり大きな見どころもないまま時間が進んで行く。

72分、寺山、オリヴェイラ、アダイウトンに代えて東、熊田、シルバを投入する。アダイウトンはメンバー全員とハグをかわしたあと拍手に送られてピッチを後にした。76分には傷んだ仲川に代えて安斎を投入、安斎はそのまま右ウィングに入る。

さらに80分にはやはり傷んだバングーナガンデに代えて土肥を投入、土肥はそのまま左SBに入る。89分、シルバが左サイドから流しこんだボールを安斎が受けてシュートを放つがサイドネットに。

7分のアディショナル・タイムは湘南が捨て身の攻撃をしかけ、たて続けにシュートを放たれるが捨て身のブロックで防ぎ、1-0のリードを守りきって10月1日いらいほぼ2か月ぶりの勝利を手にした。

全体に見せ場の少ない試合だったが、後半立ち上がりから強度を上げてチャレンジ、その局面でゴールが奪えたことでその後は流れを見ながら試合をコントロールすることができた。最終戦で粘り強く勝ち点3を持ち帰れたことは、どんなゲームで今季を終えるかという点で大事なことだった。

数字を見ればシュート数8-8、CK4-7、ポゼッション53-47と、ボールは持ちながらも全体としては五分に試合だったと言っていい。今となってはこういう勝ち方をもっと積み上げなければならないシーズンだったと言うほかない。

この試合ではボランチで先発した寺山がしっかりボールを受けてつなぎ役になるほか、前線まで上がってシュートも放っており存在感を示した。来季主力として期待できるのではないかと思う。

ラスト・ゲームとなったアダイウトンは最後までゴールをねらいに行ったが不発。しかしそれでも小泉のゴールをアシスト、最後はスタッフも総出で迎えた。印象に残る選手だったしまだまだ一緒にやりたかったが人の去来はこの世界の常か。

もはや内容に踏みこんでも詮無いが、怖がらずにボールをつなぎながら前を目指すベクトルは前節から維持されたと思う。特に前半は強度の面でやや物足りない感はあったものの、後半頭からたたみかけたのが奏功したのは進歩だった。

34試合を終了して12勝15敗7分、勝ち点は43(1試合あたり1.26)となり、順位はひとつ上げて11位でのフィニッシュとなった。まったく満足できる成績ではないが、シーズン全体の振り返りは別稿でやることにしたい。開幕時に考えていたのとはずいぶん違ったシーズンになってしまったのは間違いない。

アダイウトンやスウォビィクら以外にもクラブを去る選手がおそらくは出るだろうし、一方で新たに獲得する選手もいる。監督の去就もまだはっきりしない。

来季は町田、ヴェルディが昇格してくることもあり、またオーナーが交代して3年めということで、我々のアイデンティティがなんなのか、いろいろ問われるシーズンになる。今季がムダな一年でなかったと信じたい。

評点(評点はドイツ式):
野澤(3.5) クリーンシートは大きな成果。来季は正GKか。
白井(4) 仲川とのコンビは悪くなかった。
木本(4) 前線へのフィードは引き続き精度高い。
森重(4) なんとかシーズンをやりきった。
バングーナガンデ(4) ちょっとアダに気を遣ったか。
小泉(3.5) 最終戦で今季初ゴールにしびれた。
寺山(3.5) 先発で十分戦えることを示した。
仲川(3.5) 手本にしたい。来季も残ってほしい。
松木(4) チームのベクトルを前に向ける力が貴重。
アダイウトン(3.5) クラブを去るのは本当に寂しい。
オリヴェイラ(4) マーク厳しかったが身体張った。
===
東(4) 荒いプレーあって怖かった。
熊田(4.5) まだ使い方がよくわからん。
シルバ(4) 終盤いくつか印象的な働きあり。
安斎(-) 時間短し。存在感はあった。
東(-) 時間短し。

アウェイだがファースト・ユニだったのがうれしかった。



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2023年11月26日 17:53      [posted by der_ball_ist_rund]

【ブンデスリーガ第12節】BVB 4-2 グラードバッハ

■ 2023年11月25日(土) 15:30キックオフ
■ Signal-Iduna-Park (Dortmund)

インターナショナル・マッチデイをはさんで2週間ぶりの試合。夏時間が終わって日本だと夜の11時半のキックオフとなるがリアタイでスカパー観戦した。難しい相手とのアウェイ・ゲームだが前節ホームでヴォルフスブルクに完勝し調子を上げてきた流れを続けたい。

ケガで戦列を離れていたジーバチュが先発に復帰、チュヴァンチャラがベンチ・スタートとなった。試合は激しい雨のなかでのキックオフ。みぞれかあられのようにも見えた。すごく寒そう。

ニコラス
スカリー エルヴェディ ヴェバー
ヴァイグル
オノラ ライツ コネ ネッツ
ジーバチュ プレア

序盤は互いに主導権を争うなかで落ち着かない展開に。3分、コネからのパスを受けたネッツがゴール至近の角度のないところからシュートを放ったが敵GKがセーブ。その後もグラードバッハが少ないタッチでボールを動かし徐々にペースをつかむ。

13分、プレアからのスルー・パスを受けたライツが敵DFの狭いすきまから裏に抜け、GKをかわしてシュート。これがポストに当たってゴールに入り1-0と先制する。ライツが強引に中央から割って行ったのが奏功した。

19分にはカウンター。オノラが右サイドを上がり、中央を並走したプレアにラスト・パス。これをプレアが流しこんでゴールかと思われたがプレアがわずかにボールより前に出ていたということでオフサイドに。

28分、オノラの右CKからこぼれたボールをエリア内で拾ったコネがいったんエリア外に持ち出しコースを探してシュート。これがネットに突き刺さりゴール。グラードバッハが2-0とリードを広げる。

しかしBVBの目を覚ましてしまったか、30分にはCKからのボール・ロストでロング・カウンターを許し失点、32分にも放りこまれたボールをつながれて失点し、あっというまに2-2の同点になってしまう。

さらに45分には、自陣エリア付近での競り合いとなり、コネが一度は奪ったボールをエリア内で再びロスト、これを決められて2-3と逆転を許して前半を終えた。

グラードバッハは後半からジーバチュに代えてチュヴァンチャラを投入。しかしBVBの勢いを止めることができず自陣に押しこまれる時間が長い。ほぼチャンスを作れず耐える展開となる。

61分、ライツに代えてエングムを投入、エングムは左SHに入り、ヴァイグルとコネをダブル・ボランチにした4-4-2または4-2-3-1に陣形をシフトしたように見えた。これに対応してBVBも守備の比重を高めた結果、グラードバッハがボールを持てるようになるが、その分敵のブロックが堅くなりチャンスは散発。

64分にはネッツの左CKにプレアが合わせるがバーの上に。73分、プレアとオノラに代えてノイハウスとハックを投入、ハックは左SHに入りエングムが右へ。ノイハウスはトップ下に。

グラードバッハがボールを握って攻める時間が長くなるが打開の糸口はなかなかつかめない。逆にカウンターからチャンスを作られることも多く、1点のビハインドが重い。82分、ヴァイグルに代えてクラマーを投入。

アディショナル・タイムは6分。90+6分には右サイドからのクロスにクラマーがフリーでシュートを放ったが枠におさまらず。絶好機だったが決められなかった。すると90+7分、CKでニコラスも上がっていたところでこぼれ球を奪われ、カウンターを受ける。後ろにはだれもいない状況で独走を許し失点、2-4とされたところで試合は終了した。

前半BVBの動きがはっきりしない時間帯に2点を先制し、試合の主導権を握ったかに見えたが、直後に続けざまに失点して追いつかれ、さらに前半のうちに逆転を許し流れを手ばなした。それでも後半はフォーメーションを変えて立て直したが決めきれず、逆にカウンターからボーナス・ポイントを献上しての完敗となった。

前半は果敢に攻め、連敗中で迷いの見えるBVBを相手に2点を先制できたところまではよかった。しかし中継でも再三指摘されていたとおり、リードを保てない今季の悪癖が出て、しかも得点直後の失点、さらにその直後の失点と、ゲーム・マネジメントに大きな課題を残した。

数字的にはシュート数10-23、CK4-5、ポゼッション49-51で、シュート数に地力の差が表れた。このところの好調自体がついえたわけではないが、実力のあるクラブと渡り合うにはまだまだ強度や完成度で足りない点が多いと感じた。

ライツが好調で、見ていると「まわり使えよ」と思うことも少なくないが、今日のゴールのように自分で行って結果を出すことも多いので今はこれでいいのだろう。それはコネも同じで、逆転を許した失点は自陣での持ちすぎ以外のなにものでもないが、2点めのゴールは自分で行った結果だし、彼らのチャレンジは大事にしたい。

オノラ、プレア、ジーバチュらも関係ができつつあるし、この試合ではネッツが中盤でハイボールをしっかり競っていたのが印象的だった。チームらしくなりつつあり、シーズンのスタート・ダッシュには失敗したものの、なんとか年内にひと息つけるポジションまで成績を改善したい。

その意味では先制もしただけに痛い敗戦となったが、負けパターンは決まっており、修正は可能だと思う。板倉の復帰が待たれる。

12試合を終えて3勝5敗4分で勝ち点13(1試合あたり1.08)はまだまだ全然足りない。地道に勝ち点を積み上げるしかない。

ゲラルド・セオアネ監督談話:
「最初の30分位は我々はとても精密かつ正確にプレーし、その結果リードを奪うことができた。しかしその後、ドルトムントは彼らがどれだけ効果的に、かつ質のいいプレーをすることができるかを示してきた。後半の立ちあがりにリードを広げられなかったのは少しばかりラッキーだったし、ニコラスが特にこの時間帯にいくつかの素晴らしいセーブを見せてくれたし、それは試合を通じてもそうだった。終盤には再び試合を掌握することができ、一発のラッキーパンチで同点にできるチャンスも作った。我々はリードをこんなに簡単に手のうちからこぼしてしまわないような取組をしなければならないし、それ以外にも取り組まなければならないテーマがいくつかある。しかし全体を通じてみれば一歩前に進んでいるし、パフォーマンスに関してはチームをほめたいと思う」

雨は次第にやんだようだが、前半は激しい雨でずぶ濡れだった。



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2023年11月25日 18:16      [posted by der_ball_ist_rund]

【Jリーグ第33節】FC東京 1-3 札幌

■ 2023年11月25日(土) 14:00キックオフ
■ 味の素スタジアム

今季ホーム最終戦。昨日までの小春日和と変わって薄曇りの寒い秋の土曜日となった。ダウンを着てヴェスパで味スタへ。天文台通りからバイクでアプローチを走るのも今年はこれが最後だ。

昨日川崎が勝ったため、東京は順位表上半分でのシーズン・フィニッシュが消滅、目指すものはもうほぼなにもないが、そのぶん純粋な意志の力やチームとして何を共有しているかが問われる試合であり大事にしたい。今季の到達点を見せてほしい。

トレヴィザンと松木が警告累積で出場停止。U22代表から帰国したばかりのバングーナガンデもメンバー外となり、徳元が左SBで先発した。

野澤
長友 木本 森重 徳元
小泉 原川
仲川 渡邊 アダイウトン
オリヴェイラ

東京は窮屈な局面でもボールをしっかりつなぎ、最後はスルー・パスや息を合わせたフィードで裏を取ろうとするねらいがいつになくはっきりしている。4分、オリヴェイラのスルー・パスで二列目から一気に裏に抜けた原川がシュートを放つが敵GKが触りファーに外れた。

流動的に選手が動くうえに、ビルド・アップでは自陣の深いところでも簡単にけらず前に付けることを徹底しているため、ミスひとつで大きなピンチになってしまうリスクがあるが臆せずボールを動かす。いくつかチャンスを作られるが敵のシュート・ミスにも救われて失点は回避。

一方でねらいどおり後ろからの飛びだしで裏が取れ、チャンスにつながるシーンも出てくる。15分、オリヴェイラがエリア外からシュートを放ったが敵GKがセーブ。18分には木本からのスルー・パスで右サイドを抜けだした仲川がGKと一対一になってシュートを放ったがファーに外れる。これは絶好機だったが決めきれず。

その後も東京がボールを握り、自陣の深いところからでも敵をはがしながら前進して前に付けるチャレンジをくりかえす。野澤のパスが敵にわたるなど怖いシーンもあるがリスクを取っているんだからしかたない。

36分、原川からパスを受けたアダイウトンが左サイドからカット・イン、シュートを放ったが敵DFに当たり枠外へ、37分には原川の左CKにオリヴェイラが頭で合わせるが枠におさまらず。40分にはスルー・パスを受けて裏に抜けた仲川がエリア内に持ちこんでフリーの徳元に横パス、徳元がダイレクトで流しこもうとするがバーを越えてしまう。

41分、原川からの縦パスを斜めに走りこんで受けたアダイウトンがこれをオリヴェイラに落とすと、オリヴェイラがファーに決めてゴール、1-0と先制する。このブラジリアン・コネクションはエモかった。前半はそのまま1点のアドバンテージを得て終了。

プレッシャーがかかってもボールを捨てず、前に前に付けようと試みた45分。ピンチもあったが札幌のシュート・ミスにも助けられ、失点は免れつつオリヴェイラのゴールで先制することができた。勇気を持って戦っている。後押ししてともに勝ちたい。

しかし、後半立ち上がりは選手を二人替え修正してきた神戸が流れをつかむ。51分、札幌のビルド・アップにズルズルと下がってしまい最後は斜めに通されたパスにダイレクトで合わせられて失点、1-1と同点になってしまう。

その後も札幌にボールを持たれ、57分、右サイドから中央にクロスを入れられ、ファーで押しこまれてさらに失点。1-2と逆転を許してしまう。どちらの失点もDFラインにギャップができてしまい裏をねらわれた。

60分を過ぎたころから東京が再びボールを持つ時間となるが、再三のCKにもフィニッシュまでもちこめない。66分、小泉と渡邊に代えて青木と東を投入、ともにそのままの位置に入る。74分、徳元に代えて白井を投入、白井は右SBに入り長友が左SBにスライド。

その後も東京はラインを高く保ち縦に刺しこむチャレンジを続けるが、札幌がスペースを固めてきたために前半ほど効果的にチャンスが作れない。84分、オリヴェイラと原川に代えて熊田と寺山を投入。

87分、右CKからのこぼれ球をアダイウトンが狙うがバーの上。90分にはスルー・パスを受けて裏に抜けた仲川がシュートを放つが敵GKがセーブ。アディショナル・タイムが7分と表示されどよめく。そんなに試合止まってたっけ…。

すると90+4分、ハーフウェイ近くで青木が敵のフィードを処理しきれず敵FWにボールを奪われると、野澤が前に出ているのを見た敵FWがロング・シュート。これが野澤の頭を越えてゴールに入り失点、1-3に。結局試合はそのまま終了し、ホーム最終戦は逆転負けとなった。

互いにイーブンな立ち上がりからリスクを負いながら前を向いて攻め、前半のうちに先制できたところまではよかったが、後半修正してきた敵にやられて逆転を許し、最後は決定機をモノにできず逆に追加点を決められた。

数字を見ればシュート数11-18、CK9-4、ポゼッション52-48と打ち合ったことが窺え、時間帯にもよるが互いに受けにまわらず主導権を争った試合という印象だった。

この試合ではこれまでの戦い方と異なり、まず自陣の深いところでも決してけらずにつなぎ、怖がらずに受けることを徹底するとともに、ビルド・アップの出口の複線化を意識して、逆サイドや縦へもボールを動かすことができていた。

長友、徳元の両SBは内側に入りこんでときにボランチの位置におり、外側のレーンをウィングが使うのみならず、森重は自由にボランチやインサイド・ハーフの位置まで上がってボールをさばき、空いたスペースは木本がケアするとともに原川らがカバーした。

前にコースが開けば果敢に縦に付けることも徹底されており、最終ラインでボールが往復するだけのこれまでのビルド・アップに比べて「隙を見て差しこむ」ことが明確に意識されていた。

もちろんそうやって矢印を前に向ける分、裏を取られたときのリスクは大きく、前半は敵のシュート精度や野澤のセーブもあってそれが顕在化しなかっただけ。先制できたのであまり気にされてないかもしれないが、前半よかったのは得点できたことではなく、失点しなかったことでもなく、矢印を前に向けてチャレンジし続けられたことである。

後半は立ち上がりに失点したことでマネージが難しくなった部分はあるし、もちろん疲れも出て間延びしたが、それでも安易にけったりボールを捨てたりせず、保持から裏へ、ワンタッチで優位を取る意識は維持されていた。結果として失点を重ねることにはなったが、試合を通じてこれまでにないリスク・テイクの姿勢を見せた。

問題は、こうしたチャレンジが本来はシーズンのもっと早い時期になされるべきであったということ。試合結果は残念だったが、今日やろうとしたことは決して失敗ではなく、ただ完成度が低かっただけ。この取り組みを開幕から、せめて監督交代からやり続けることができていればと感じた。

少なくとも試合単体として見ればブーイングが出るような内容ではなかったし、見るべきものはあった。ボールの動かし方に明らかにこれまでとは違った意図を感じたし、うがった見方をすれば、これはクラモフスキー監督留任の布石なのではと思った。

これでシーズンは残り1試合。タイトルも残留も関係のなく思いきってトライできる試合でこうしたゲームを見せたことは、結果は別として評価すべきだと思うしシーズン最終戦が少し楽しみになった。

33試合を終えて11勝15敗7分で勝ち点40(1試合あたり1.21)での11位という成績にはまったく納得できないが、今日の試合は今季限りでリセットしてしまうにはもったいない可能性を感じた。

評点(評点は >ドイツ式):
野澤(4) 来季は正GKでいいのではないか。
長友(4.5) ほぼ内側にいて新境地を開いた。
木本(4) 仲川に通したパスにしびれた。
森重(4) あのポジショニングはまさかアドリブか?!
徳元(4.5) やはりセンスある。使い続けたい。
小泉(4.5) リスクが取れるのは彼がいてこそ。
原口(4.5) CKの精度か今日は今イチではなかったか。
仲川(4) 頭の下がる働き。来季も残ってほしい。
渡邊(4.5) アイデアはいいがひらめきが過ぎることも。
アダイウトン(4.5) アシストは見事。残ってほしいが。
オリヴェイラ(4) キャリアハイの15ゴール。尊い。
===
東(4.5) ライン上げろと味方を鼓舞したのが印象的。
青木(4.5) ボール・ロストあったが代えがたい働き。
白井(4.5) 白井と徳元の両サイドを見たい。
寺山(-) 時間短し。たくましくなってきた。
熊田(-) 時間短し。ポテンシャルはあるが。

次節対戦する湘南は今日残留を決めており、来週悲壮な雰囲気のなかで試合をすることだけは免れた。



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2023年11月13日 23:03      [posted by der_ball_ist_rund]

【ブンデスリーガ第11節】グラードバッハ 4-0 ヴォルフスブルク

■ 2023年11月10日(金) 20:30キックオフ
■ Borussia-Park

土曜日早起きしてジムに出かける前に時差観戦した。前節は3点差を追いつかれての引き分けと悔しい結果に終わったが、このところ結果は出始めているのでこの試合でその流れを確かなものにしたい。

出場停止の明けたコネが先発に復帰、またヨーダンが足を傷めたということで欠場し、チュヴァンチャラが1トップで先発となった。激しい雨のなかのゲーム。

ニコラス
スカリー エルヴェディ ヴェバー
ヴァイグル
オノラ ライツ コネ ネッツ
チュヴァンチャラ プレア

立ち上がりはヴォルフスブルクがボールを支配、グラードバッハは自陣での守備からのスタートとなった。

しかしこの局面を手堅くしのぐと16分、右サイドでプレアとのワンツーでポケットの位置に侵入したオノラがゴール前に折り返し、これをチュヴァンチャラがしっかり決めて1-0とグラードバッハが先制した。

直後の18分にもプレアがエリア外からシュートを放ち、枠に飛んだが敵GKがセーブ。その後は互いに慎重に攻める展開となり一進一退の攻防に。

しかし42分、敵GKの近いところへのゴールキックをライツが敵陣でカット、そのまま持ちあがり、GKとDFをかわしてシュートするとこれが決まってグラードバッハが2-0とリードを広げる。いただきものだがライツがよく決めた。ブンデスリーガ初ゴール。

そのまま2-0で前半を終了。前プレと奪ったあとの素早い切り換えから一気に敵ゴールを目指す狙いが徹底されており、主導権は握れている。後半敵の修正を見ながら早い時間帯に突きはなしたい。

後半に入るとヴォルフスブルクが交代を使って修正、より前がかりに出てくるようになる。グラードバッハは自陣でこれを受けてのカウンターから追加点を狙う流れになるが、守備に追われてしのぐ時間が長い。

しかし64分、ネッツの左CKがファーのオノラのもとに。これを受けたオノラがエリア外から足を振るとボール敵GKの手をはじいてゴールに。グラードバッハが貴重な追加点を決め、3-0と流れを再び大きく引き寄せる。

さらに71分、カウンターで押し上げ、スカリーが中央のプレアにパスを出すと、プレアがダイレクトでシュート、これが決まって4-0に。これで試合はほぼ決まった。決まるときは打てば決まるんやなあというシュートだった。

77分、コネとチュヴァンチャラに代えてクラマーとノイハウスを投入、プレアとノイハウスの2トップになったように見えた。さらに82分にはプレアとヴェバーに代えてエングムとキアロディアを投入、おそらく4バックにしたのではないかと思う。

85分にはエングムが左サイドから鋭いシュートを放ったが敵GKがセーブ。87分にはライツに代えてラノスを投入し試合をクローズ、そのまま大きな見せ場もなく4-0でグラードバッハがヴォルフスブルクに完勝した。

必ずしも敵を圧倒していたわけではないが、先制から前半のうちの追加点、後半やや盛り返されたところからセット・プレーのゴール、ダメ押しと、ほしいところでゴールが出てうまく試合をマネージすることができた。

数字を見てもシュート数15-12、CK8-5、ポゼッション47-53と拮抗した戦いだったことが窺われるが、結果的にはヴォルフスブルクを完封、シーズン序盤の出遅れを取り戻すうえで貴重なホームでの勝利となった。

プレアが前線で起点となる働きをすることでオノラ、チュヴァンチャラらが気持ちよくプレーできていた。プレアは自らもゴールを決めており、グラードバッハの攻撃の核となる選手であることを示した。

ヨーダンがケガで離脱となったが、チャンスをもらってしっかり結果を出したチュヴァンチャラや、ムリ筋でも自分でゴリゴリ行くライツもよかった。ライツは決して簡単なゴールではなかったが落ち着いてよく決めた。

開幕から5試合は3敗2分で勝ち点2しか取れなかったが、その後の6試合では3勝1敗2分で勝ち点11を積み上げており、この試合で11試合を終えて3勝4敗4分、勝ち点13(1試合あたり1.18)まで追い上げ、順位もようやく9位と順位表上半分まできた。それにしてもシーズン序盤の借金が重すぎる。

とはいえまだまだ試合ごとにブレがあり、守備に不安定な部分もあって手放しで絶好調というわけではない。我慢強く勝ち点を積んで上を目指さなければならない。板倉にも早く帰ってきてほしい。

ゲラルド・セオアネ監督談話:
「私はチームのこの完全なパフォーマンスを称賛しなくてはならない。とても自立しており、運動量も多く、しっかり試合を掌握していた。この勝利自体はややできすぎかもしれないが、我々はこの試合では正しい時間帯にゴールすることができた。キツくなってしまいそうな局面でいつも、自分たちのゴールで再びエネルギーを注入することができた。試合の展開はまったく我々に味方したが、それはチームのパフォーマンスが非常によかったからでもある。素晴らしい夜になった。選手らだけでなく、今季すでにいくつかの厳しいホームゲームを経験してきたファンのために嬉しい」

すごく寒そうだった。ヴォルフスブルクとは1か月もしないうちにDFBポカールで当たることになっている。



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2023年11月11日 22:08      [posted by der_ball_ist_rund]

【Jリーグ第32節】新潟 0-0 FC東京

■ 2023年11月11日(土) 14:00キックオフ
■ デンカビッグスワンスタジアム

休みを取って現地観戦からの佐渡島観光くらいまで行ってしまおうかと思っていたがいろいろあって結局自宅DAZN観戦にした。リーグ戦残り3試合、試合間隔が開くので忘れていたがどうも2連敗しているらしい。早く勝ち点を40に乗せたい。

仲川が前節退場のため、トレヴィザンが警告累積のため出場停止。代わってここ2試合メンバー外だった長友が先発に復帰、最終ラインには木本が入った。今季限りで契約更新しないと情報のあったスウォビィクはメンバー外に。

野澤
長友 木本 森重 バングーナガンデ
小泉 原川
渡邊 松木 アダイウトン
オリヴェイラ

立ち上がりは東京が前線から積極的にプレスをしかけ、奪ったボールをショート・カウンターにつなぐ狙いでいくつかチャンスを作るが、フィニッシュまではもちこめず。時間の経過とともに新潟がプレスを回避できるようになりボールを持たれる流れに。

しかし新潟の攻撃も精度を欠き、シュートは打たれるもののなかなか枠には飛ばない。互いにコンパクトな中盤で自由を与えず、東京も最終ラインがしっかり中央を固め、枠に行ったシュートは野澤がセーブして譲らない。

一方攻撃では固い新潟を相手にアイデアを欠き、連動性も今ひとつで効果的に崩せないままパスがズレてボールを失うことが多い。

33分、原川のCKからオリヴェイラが後ろに落とし、小泉が再びエリア内に放りこんだボールをアダイウトンが頭で狙うが、ボールには勢いがなくGKにセーブされてしまう。枠には行っていた。

結局これが前半唯一のシュートとなりスコアレスで前半を終えた。前から行こうという意図自体は窺えたがハマりきれないケースの方が多く、そのため後ろでチャンスを作られている。互いに固いあいだは我慢して、オープンになったところで決めたい。

後半に入ってもポゼッションは新潟。東京は守備からのカウンターを狙う展開になり主導権を握れない。61分、左サイドの深いところでボールを持ったバングーナガンデからのパスを受けた原川がエリア外からシュート、鋭い軌道のボールが枠に飛んだがGKにセーブされる。

62分、これで得たCKをショートでリスタート、エリア右手前で長友からボールを受けた小泉がシュートを放つがバーの上に。

新潟がやや間延びするなかでハイプレスがかかりボールを奪えるシーンが徐々に増えるが、前線でタメができず、後ろからの押し上げも遅いため、攻撃は散発になり決定的なチャンスを作れない。

71分、アダイウトン、バングーナガンデに代えて俵積田、白井を投入。バングーナガンデはその前のシーンで敵陣深く入った際に敵との接触なく傷んだ様子で自ら交代を要求。白井は右SBに入り長友が左SBにスライド。

試合は次第にオープンになり、交互に攻撃をしかける流れになるが東京はマイボールを生かせない。布陣はコンパクトに保っているが新潟の攻撃を受けるシーンも多い。81分、原川、オリヴェイラに代えて東、熊田を投入。

83分、敵DFの敵陣でのパスを東がカット、このボールを受けた小泉がシュートを放つがバーの上に。いただきものの絶好機だったがせめて枠に行きたかった。

86分、白井からのクロスを熊田がヒールで落とし、ここに走りこんだ東がシュートしたがポスト左に。89分、小泉に代えて寺山を投入。

アディショナル・タイムには新潟にたて続けにチャンスを作られるが、野澤のセーブでなんとかしのぎ、結局スコアレス・ドローとなった。

前プレからのトランジションという狙いはあり、それが表現できていた局面もあったが、そこからフィニッシュにつなげる選択肢が乏しく、精度も足りなかった。奮闘している割に効果が見えない印象でのスコアレス・ドローで、最低限の勝ち点を持ちかえることになった。

数字を見てもシュート数7-14、CK2-7、ポゼッション45-55と新潟が優位だったことがわかる。守備の約束ごとがしっかり機能したことと野澤の踏ん張りがあってクリーンシートを守れたのはよかったが、勝ち筋が見えにくくもどかしい試合となった。

局面によって、あるいは試合によって、相手によっていいパフォーマンスを出せることもあればそうでないときもあるという調子のブレが大きいのは、戦略の落としこみが自動化まで至っていないということではないか。

シーズン途中からのチーム作りとなったこと、その時点で立ち位置的にビハインドがあり取り戻しから始めなければならなかったことなど要因はあるだろうが、試行錯誤の途上とはいえ納得できるところまで来ていないのは間違いのないところだ。

それなりにメンバーは揃っていて、それぞれがそれぞれにチーム戦略を理解し一所懸命それを実践しようとしているのに、それがひとつの統合された動きとして有機的につながっているように見えないのは限界なのか、遅れなのか、あるいは受け入れるべきプロセスなのか。

来季に向け、この道をさらに進むのか、その前提で戦力の補強や入れ替えを行うのか、それとも大きく方向を変えるのか、そういうことが見えにくい状況のなかで、戦略の定着に確信が持てない、手戻り感のある試合をしてしまった感は否めない。

今季残り2試合、今季の到達点とその先に見すえるものとのギャップが明確に見えるような、出しきった試合を見せてほしいが…。

評点(評点はドイツ式):
野澤(2.5) ファインセーブでクラブのプライドを守った。
長友(4.5) ボランチからCBあたりまでカバーした。
木本(5) 久々の先発だが対応は落ちついていた。
森重(4.5) メリハリのある守備でなんとか完封に成功。
バングーナガンデ(4.5) 攻撃で特徴出したがケガが心配。
小泉(4.5) 視野が広くピンチの芽を摘みつづけた。
原口(5) 迷いを感じさせたがシュートはよかった。
渡邊(5) 打開を狙ったハイリスクプレーは奏功せず。
松木(4.5) チームのベクトルを前に向け続けた。
アダイウトン(5) スペースなく窮屈なプレーを強いられた。
オリヴェイラ(5) 敵がコンパクトで収められず。
===
俵積田(5) 見せ場なかった。
白井(4.5) 前に向かう意志は見せられた。
東(-) 時間短し。悪くなかった。
熊田(-) 時間短し。姿見えず。
寺山(-) 時間短し。先発で見たい。

今季の勝ち点は最大で46となった。



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2023年11月07日 00:21      [posted by der_ball_ist_rund]

【ブンデスリーガ第10節】フライブルク 3-3 グラードバッハ

■ 2023年11月4日(土) 15:30キックオフ
■ Europa-Park-Stadion (Freiburg)

現地時間で土曜日15:30のキックオフなので、日本では同日22:30だと思って待っていたが、実は10月末にサマータイムが終わりドイツと日本の時差は8時間に戻ったので、ドイツの15:30は日本時間同日23:30になったのだった。

リーグ戦、DFBポカールとハイデンハイムとの2連戦に連勝してのアウェイ・ゲーム。なんとか勝ち点を持ち帰りいい流れを切りたくないところ。プレアとオノラが先発復帰、ハックはベンチ・スタート、コネはリーグ戦あと一試合出場停止である。

ニコラス
スカリー エルヴェディ ヴェバー ネッツ
ライツ ヴァイグル
オノラ プレア エングム
ヨーダン

試合は立ち上がりからフライブルクが優勢に。早くも7分、左サイドの裏にパスを出され、ここからゴール前にクロスを放りこまれる。これにファーで合わされ失点、0-1と先制を許した。裏をねらうフライブルクにしてやられた。

グラードバッハは9分、プレアが自ら持ちあがってシュートを放つがゴール左に外れる。23分にはボールを奪ったヴァイグルからパスを受けたライツが持ちあがり、クロスにヨーダンが合わせたがこれも枠に収まらず。

25分、左サイドからのFKをオノラがヴァイグルに短く出し、ヴァイグルがエリア内にボールを放りこむとネッツが頭でこれを横に流しヨーダンが押しこんでゴール。最後はプレアが触れたがその前にゴールに入っていたということでヨーダンの得点になった。1-1の同点に追いついた。

さらに29分、自陣でヴァイグルからのパスを受けたプレアが自ら持ちあがり、斜めに走ったヨーダンが明けたスペースを使ってそのままシュート、これが決まって2-1と逆転する。プレアの個が生きたゴールだった。

その後もグラードバッハがボールを握り優位に試合を進める。35分、ヨーダンが敵エリア内でDFと接触して倒れるがプレー・オン。しかしVARが介入し、VARの結果、敵DFのホールディングが認められてグラードバッハにPKが与えられる。

38分、ヴァイグルが中央にけったPKは敵GKにセーブされたが、VARで敵GKの足がゴールラインから離れていることが確認されやり直しに。39分、ヴァイグルが二本めのPKを今度はゴール左隅の厳しいところに決め3-1に。これで試合の趨勢は決まったかと思われた。

43分、先ほどのDFとの接触で傷んでいたヨーダンがやはりプレー続行不可ということでハックと交替。ハックはトップ下に入り、プレアをトップに上げたそのまま3-1で前半を終えた。先制は許したものの前半のうちに逆転に成功、PKも得て2点差を持っての後半となる。

2点のアドバンテージを得たグラードバッハは、後半はやや深めにブロックを構築し、フライブルクの攻撃を受けながら機会を見て追加点を狙いに行く構え。フライブルクの攻撃も迫力を欠き、大きな見せ場のないまま時間が進む。悪くない。

しかし70分、敵のロングボールから起点をつくられ、ヴェバーがこの処理に失敗したためそのまま裏に持ちこまれる。最後はクロスに中央で合わされて失点、3-2と1点差に迫られる。

71分、プレアとエングムに代えてチュヴァンチャラとフリードリヒを投入。フリードリヒは最終ラインに入って実質5バックに。チュヴァンチャラがトップに、ハックとオノラが左右のウィングに入る3-4-3的な布陣になったと思う。

試合終盤はフライブルクがボールを持ちグラードバッハ陣内で試合を進める展開に。グラードバッハは自陣でブロックを形成して戦うが、さすがに受けすぎの感。もう少し前で戦いたいが、起点が低いため奪っても前に進めない。

81分、オノラとネッツに代えてクラマーとキアロディアを投入。キアロディアはそのまま左ウィング・バックに入った。クラマーもおそらくオノラの位置(右ウィング)に入ったと思う。

フライブルクの捨て身の攻撃に対し中央を固めていたが、バーをヒットするシュートを放たれるなど形勢は微妙に。それでもなんとかしのいでいたが、終了目前の90+4分、エリア内でボールをクリアしようとしたキアロディアが敵FWの足をけってしまったとの判定でフライブルクのPKに。

90+6分、このPKを決められ3-3になったところで試合終了。2点差を詰められ、悔しいというかもったいない引き分けとなった。

立ち上がりはよくなく、早々に先制を許したものの30分までに逆転、前半のうちに追加点を挙げて試合を優位に進めた。後半に入っても敵の攻撃は散発に抑えていたが、徐々に押しこまれて失点、最後は終了間際にPKを与えて勝ち点2を失った。

数字を見ればシュート数10-16、CK2-8、ポゼッション41-59と後半守りに入ったことが明らかに影響しているが、後半途中まではグラードバッハが主導権を握っていたと思う。最後にリードを守りきれなかったのはなにが原因なのか、検証してほしい。

この試合でもいい動きをしたヨーダンがケガで退場し、復帰予定はまだわからず。この離脱は痛いがムリはさせられず、この機会にチュヴァンチャラが結果を出してくれることを期待している。

流れ的には勝ちきらなければならなかった試合で、勝てていればここ5試合が3勝1敗1分、勝ち点10となっていたところ。この試合でも序盤フライブルクに押されて先制を許したあたりまではまったく形になっていなかったし、終盤押しこまれたことも含め、まだまだ不安定な部分がたくさんある。

手がたくやろうとしている割りに失点も多いし、結局のところ堅守速攻でしか得点できていない気もするし、まだセオアネ監督のやりたいことがはっきり出せていないのではないか。

というかそれどころではなくまず勝ち点を取るところから始めて中身をよくして行くしかないということなのかもしれないが、そうであればこそ今日の試合は勝ちきりたかった。アウェイでの勝ち点1を次のホーム・ゲームにつなぐことができるかが問われることになる。

10試合を終えて2勝4敗4分、勝ち点10(1試合あたり1.00)で11位と順位は変わらないが、すでに首位とは勝ち点差18あり、ここから勝ち点を積み上げて行かないとヤバいシーズンになる。もう少し安定した戦いがしたい。

ゲラルド・セオアネ監督談話:
「見ていて楽しい試合になった。最初から最後の1秒まで、どちらのチームも攻撃的にプレーしようとしていた。我々にとっては試合への入り方はまったくうまく行かなかった。フライブルクは最初の15分間完全に試合を支配し、先制したのも自然の成り行きだった。その後は我々のいい時間帯になり、ボールを保持できる時間も長く切り換えもうまく行った。2点目を入れられてからは余裕がなくなってしまった。我々はあまりに下がりすぎ、ボールをエリアからかき出すことがもはやできなくなってしまった。最後の局面で同点になりそうな気はしていたし、残念ながら結果的にそのとおりになってしまった」

この日はスイカユニだった。



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2023年11月03日 19:49      [posted by der_ball_ist_rund]

【DFBポカール2回戦】グラードバッハ 3-1 ハイデンハイム

■ 2023年10月31日(火) 20:45キックオフ
■ Borussia-Park

同じ相手と中二日で対戦することとなったDFBポカール2回戦。板倉のおかげでDAZN中継があるが肝心の本人は足首の手術ということで離脱中。もしかしたら年内は出られないかもしれない。まあ、しっかり治してほしい。水曜日の夜に時差視聴。

直前のリーグ戦からは一部のメンバーをターンオーバー、リーグ戦では出場停止中のコネや移籍後初先発となるハックらを先発起用した。代わってプレア、オノラがベンチ・スタートに。

ニコラス
スカリー エルヴェディ ヴェバー ネッツ
ヴァイグル
ライツ コネ
エングム ヨーダン ハック

試合は立ち上がりから動いた。積極的に試合に入ったグラードバッハは、3分、ハックの右CKに中央でヨーダンが左足で合わせ、これが敵DFにも当たって微妙にコースも変わりゴールに。幸先のいいゴールで早くも1-0と先制した。

さらに9分、コネからのパスを受けて右サイドの深いところまで入りこんだエングムが、敵DFを巧みにかわしてゴールライン際からゴール前にマイナスのラスト・パスを入れると、ヨーダンがこれにダイレクトで合わせてゴール。2-0とリードを広げる。

ヨーダンの2ゴールで流れをつかんだグラードバッハはリスクを負うことなく、やや下がりめでハイデンハイムの攻撃をいなしつつ機会があればカウンター気味に追加点を狙いに行く展開となる。ハイデンハイムは精度を欠き大きなチャンスを作れない。

すると44分、左サイドでボールを持ったネッツがゴール前にクロス・ボールを放りこむと、ニアでハックがヘディング、これがファーに決まって3-0に。前半終了間際に大きな追加点を得て試合の流れを固いものにした。

ハイデンハイムは後半から4人を交替し反撃に出ようとしたが試合の流れは変わらず。ポゼッションはハイデンハイムに譲りながらもゴール前はしっかり固め、奪ったボールはヨーダンに当てて押し上げるスタイルでグラードバッハが引き続き主導権を握る。

とはいえグラードバッハの決定機も多くはなく、個の力では上回るもののダメ押しのゴールは決められない。65分、ヴァイグル、ライツ、ヨーダンに代えてクラマー、ノイハウス、チュヴァンチャラを投入。それぞれそのままポジションを引き継ぐ形に。

さらに76分にはヴェバー、エングムにかえてキアロディア、プレアを投入。しかし直後の78分、敵のショート・コーナーから角度を変えて放りこまれたボールに頭で合わされ失点、3-1と2点差にされる。大外で敵FWをフリーにしてしまった。

しかしその後もハイデンハイムにボールは持たせながらも試合の流れは手ばなさず、しっかり試合を殺してリードを守りきり、3-1でリーグ戦に続いて同じ相手に二連勝となった。

立ち上がりにたて続けにゴールを奪ったことから試合運びに余裕ができ、前半終了間際の追加点もあって危なげのなく時計を進めた。終盤にセット・プレーから1点を返されたが、あわてることなく試合をクローズ、ポカール3回戦にコマを進めることができた。

シュート数14-5、CK6-4、ポゼッション48-52とボール保持はハイデンハイム優位だが実質的に試合を支配したのがグラードバッハだったことがわかる。もう少しハイデンハイムのポゼッションが高いかと思ったがそうでもなかった。

ハック、エングム、キアロディアといった出場機会を求めている選手にチャンスを与える一方で、出ずっぱりとなっているヴァイグル、ヴェバー、オノラといったレギュラーや毎試合負荷のかかっているプレアらには配慮した起用。

なんといっても序盤のヨーダンの2ゴールが効いて、あとは地力の差で勝ちきった試合という印象。この公式戦2連勝で得たいい流れを手ばなさず、リーグ戦でのパフォーマンスを上向きにして行きたいところだが。

早くにリードを奪ったこともあってかこの試合もカウンター主体の攻撃が多く、セオアネ監督がどういう攻撃のビジョンを持っているのかいまだにちょっとわからない感じ。開幕前はもう少しダイナミックな押し上げが見られた気がしたが。

いずれにしても失点が多いのは間違いなく、この試合も本来ならクリーン・シートで終りたかった。どちらかといえば相手との力の差に助けられた部分が大きく、課題も残り、チーム戦術への落としこみは道半ばで手ばなしでは喜べない勝利。

ポカールの3回戦は12月上旬に行われる。残っている16クラブのうち、一部のクラブは6つだけ。我々も足元をすくわれないように気をつけなければ。

ゲラルド・セオアネ監督談話:
「もちろん試合をうまく始められたことで非常に有利になった。二つの早い時間帯のゴールが大きな自信の上乗せとなった。観客もいい奮起をつくってくれて、それがチームにも大きなエネルギーを与えた。前半は非常にいい気分でやれた。3-0でハーフタイムに入れば、後半が前半とまったく同じようにならないのは明らかだ。そのために我々は少しばかり気をつけた。しかし重要なのはポカールで次のラウンドに進んだということだ」

この日はホームだがサード・ユニだったのがよかった。あとノイハウスの髪が伸びていた。



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2023年10月29日 17:29      [posted by der_ball_ist_rund]

【ブンデスリーガ第9節】グラードバッハ 2-1 ハイデンハイム

■ 2023年10月28日(土) 15:30キックオフ
■ Borussia-Park

リアタイでスカパー観戦。スタートダッシュに失敗、前節中断明けのマインツ戦にも苦杯を喫し、さすがに「なんかこれヤバくね?」感が出てきた。昇格クラブのハイデンハイムとは火曜日のDFBポカールと2連戦となるが、ホームで確実に勝ちたい。

板倉は足首の手術ということで引き続きメンバー外(最悪年内ムリかも)、チュヴァンチャラは風邪で調整不足となりベンチ・スタート。またコネが前節の退場で2試合出場停止となっており中盤にはライツが先発。4バックでのスタートとなった。

ニコラス
スカリー エルヴェディ ヴェバー ネッツ
ヴァイグル ライツ
オノラ プレア エングム
ヨーダン

立ち上がりからパスをつないで押し上げたいグラードバッハに対し前プレからショート・カウンターを狙うハイデンハイムという展開に。ハイデンハイムは奪ってもその後の受け渡しの精度が甘く、グラードバッハが主導権を握って試合を動かして行く。

開始間もない4分、左CKをネッツがけると、敵DFに当たってファーに流れたボールをプレアが拾う。DFをかわしてシュートを放ったが、ボールは線上でクリアされたように見え、プレー・オンに。グラードバッハ側も「はいっとるやんけ」的な抗議はなかった。

しかしゴールライン・テクノロジーによってボールはゴールラインを完全に越えていたとの判定となり得点が認められてグラードバッハが1-0と先制する。見た限りではふつうにDFがけり出したようだったが、映像ではボールが1、2センチラインを越えた様子がはっきりわかった。以前ならみんな揃って見逃していたゴールだと思う。

その後もグラードバッハがボールを支配するが追加点が奪えない。16分にはエングムがカウンターで持ちあがりシュートを放ったがバーの上に。30分過ぎからはヨーダン、ライツ、エングムらが好機を迎えるがいずれも決めきれず。

すると38分、グラードバッハのCKからカウンターを受ける。独走した敵FWはなんとかエリアで捕まえるが、エリア外にこぼれたボールを後ろから来た敵FWにけりこまれ失点、1-1の同点になってしまう。前半はそのまま終了した。

後半も早い時間帯に試合が動く。52分、左CKをオノラがけると、中央でプレアがヘディング、これがゴールに突き刺さり2-1とグラードバッハが再び勝ち越す。ただしプレアのシュートはミートせず、ボールが敵DFに当たってゴール・インしており、オウンゴールとなった。

再びリードを得たグラードバッハはボールを支配しながら試合を進める。59分にヴェバーがエリア内で敵FWを倒してヒヤッとしたがVARは介入せず。リプレーを見てもこれはちょっとダメなんじゃないかと思ったが見逃がしてもらえたようだ。

75分、エングムとオノラに代えてハックとヘアマンを投入、それぞれ左右のウィングに入る。一方のハイデンハイムは前線に長身の選手を入れ、リスクを取ってパワープレーに持ちこむ構えか。76分にはプレアに代えてクラマーを投入、そのままトップ下に入った。

終盤は捨て身で圧をかけてくるハイデンハイムに対して、奪ったボールは前線に飛ばし、カウンターからあわよくば追加点を決めたいグラードバッハという展開に。79分にはハックのFKにエルヴェディが頭で合わせるがジャスト・ミートせずGKにセーブされる。

86分、ライツとヨーダンに代えてキアロディアとチュヴァンチャラを投入、キアロディアが最終ライン左に入り、クラマーをボランチに下げて5-4-1に近い形の3バックに。何度かカウンターのチャンスがあるが、ハック、ヘアマン共に決めきれない。

波状攻撃を受けて厳しい局面もあったが、バタつきながらもなんとか6分のアディショナル・タイムをしのぎきり、2-1で今季ホーム初勝利となった。

実力差を感じる試合で、早い時間帯に技術の福音で先制したが、その後受けにまわる時間帯ができてしまい追いつかれた。しかし後半開始早々に敵オウンゴールで勝ち越しに成功、そのあとはバタつきながらもなんとか逃げきった。

数字を見れば、シュート数13-4、CK6-4、ポゼッション54-46と、試合の主導権を手ばなさなかったことが窺われる。まだまだ盤石とはいえないものの、特に右サイドの仕掛けが生きたように感じたし、少しは形になったような気もする。

あと、ライツが無謀にもドリブルでガンガン敵に突っこんで行き、フィニッシュまで持ちこむのが面白かった。監督が好んで起用するのもちょっとわかる気がした。

とはいえシーズン目標が勝ち点34の昇格クラブに対して、勝ったとはいえ一度は追いつかれるバタバタ感満載で、勝ち越し点もオウンゴールだし、辛くも逃げきったという印象。これで今季大丈夫なのかとむしろ心配になる試合。

もちろんうまく行った部分もあるので勝ち点を自信にして積み上げて行くしかないのだが、火曜日のDFBポカールで同じ相手と同じ場所でもう一度戦うことになるので、そこであらためてこの勝利がまぐれでなかったことを問われる。

セオアネ監督の去就についてはなにも出てこないが、このハイデンハイム2連戦の連勝が条件ではないかと勝手に思っており、ポカールの試合が楽しみ。板倉の欠場は痛いが選手は揃っており、ここでほころびが出るようだとどのみちリーグ戦この先も危うい。

これでリーグ戦9試合を終了、2勝4敗3分で勝ち点9(1試合あたり1.00)となり11位に順位を上げた。なんだかんだでリーグ戦も4分の1が終わっており、出遅れを取り戻すのはもうギリギリのタイミング。ここ4試合で勝ち点7を稼いでおり、まずはこの流れを確かなものにしたい。

ゲラルド・セオアネ監督談話:
「最初の60分間はボールを持っているときもそうでないときも非常に規律のある戦いができていた。守備面ではほとんど相手に好きにさせなかったし、攻撃では多くのいい動きがあった。もう少し精度が高く、決定力があれば我々はこの局面ですでに試合を決めてしまうことができていたはずだ。しかしそれがうまく行かず、最後の15分は非常に残念な戦いになってしまった。ボールを落ち着かせることができなくなり、ハイデンハイムに押しこまれた。それでも終盤を戦い抜き、ギリギリのリードを守った選手たちを素直にほめたい」

板倉出ないのにポカール放送してくれるDAZNありがたき。



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2023年10月29日 01:04      [posted by der_ball_ist_rund]

【Jリーグ第31節】FC東京 1-2 広島

■ 2023年10月28日(土) 15:00キックオフ
■ 味の素スタジアム

秋晴れの土曜日。飛田給の駅からスタジアムまでの通りを歩行者天国にする青赤ストリートが開催され、試合後には新エンブレムの発表もあるということで3万人を超える入場者となった。ヴェスパで味スタに乗りつけた。

前節はアウェイで横浜FCに苦杯を喫したが、クラブ創立25周年記念ユニでプレーする3試合の最終戦でありホームでしっかり勝って勝ち点50、9位以上でのシーズンフィニッシュに希望をつなぎたいところだ。

前節出場停止だった仲川が先発に復帰、また前節ベンチ・スタートだった松木も先発となり、俵積田がベンチに。コンディション不良で前節ベンチ外だったスウォビィクはメンバー入りしたもののベンチ。長友は引き続きメンバー外となった。

野澤
小泉 森重 トレヴィザン バングーナガンデ
松木 原川
仲川 渡邊 アダイウトン
オリヴェイラ

互いに高い強度でボールを奪って早い切り替えから一気に敵ゴールを目指す似た戦い方になるが、当てて落とすを繰り返して前進したい東京に対し、裏に一発で通すか前線に当てて収める広島という形。東京がボールを持つがチャンスは広島に多い印象の立ちあがり。
16分、アダイウトンからのクロスがエリア手前でルーズになったところを拾ったオリヴェイラがシュートを放つが勢いを欠き敵GKがキャッチ。これが東京のファースト・シュートに。その後もゴール前のシーンは作れるものの広島の3バックも堅くなかなかバイタルで前を向けない。

広島は長めのボールで早めに前線に当ててくる。森重、トレヴィザンが対応するがボールを失う位置によってはピンチになりフィニッシュまで持ちこまれるシーンも少なくない。野澤のファイン・セーブで何度か救われるが油断できない。

33分、渡邊がエリア手前中央からシュートを放つがオリヴェイラに当たって枠を外れる。互いに「ごめん」みたいな感じで謝ってたのがツボ。

37分には渡邊の落としを受けて右サイドの深いところに入ったオリヴェイラがゴール前にマイナスの折り返しを入れると、ファーから走りこんだバングーナガンデが合わせるがシュートはバーに嫌われる。前半最大のチャンスだったが決めきれなかった。悔やまれるシーン。

その後も野澤の好セーブに救われるシーンあり、互いにバチバチやり合ったがスコアレスで前半を折り返す。前を向いて戦えているもののゴールには届かず。松木、仲川がいることで前へのベクトルは生まれているが、広島も堅い。先制点がほしい。

しかし後半に入ってすぐの48分、右サイドでターンを許して裏を取られエリアへの侵入を許す。近いところからシュートを打たれこれが決まって0-1とビハインドを背負う。人はいたが巧みに崩された。イヤな流れになる。

その後は一進一退の攻防となる。互いに選手が傷んでの中断が多い。62分、原川のスルーパスを受けてアダイウトンが左サイドの裏に抜け出しクロスを入れると、ニアでこれをクリアしようとした敵DFに当たったボールがそのままゴールに。オウンゴールで1-1と同点に追いついた。仮に敵DFがスルーしていたらファーには仲川が入ってきていたので敵としては触るしかないボールだった。スタジアムがグッと盛り上がった。

直後の64分にはオリヴェイラがエリア左からシュートを放つが遠目からで敵GKにキャッチされる。前半よりはオープンな展開が多くなり、逆転をねらいに行くがボックス内は敵の守備も厚い。

72分、アダイウトンに代えて俵積田を投入、そのまま左のウィングに入る。75分、左サイドでのボール・ロストからワンツーでエリアに侵入され、そのままシュートを放たれる。これが決まって1-2と再び勝ち越しを許す。これも人がいながら崩された。

78分、オリヴェイラが敵DFにマークされながらも強引にターンしてシュートするがこれも距離があり敵GKがセーブ。79分、原川、オリヴェイラに代えて東、熊田を投入。ゴールを狙って敵陣で試合を進めるが連係のアイデアを欠きシュートまで持ちこめない。

87分、バングーナガンデに代えて徳元を投入。90+1分には松木がけった左CKにトレヴィザンが頭で合わせるが、たたきつけたボールはバウンドしてバーを越えてしまう。

45+4分、中盤での競り合いで、ルーズになったボールにアプローチした仲川が遅れて行く形になり、足裏が敵MFの足に入ったとの判定で退場に。イーブンのアプローチだったがボールに触れることができなかった。

結局試合は1-2で終了、二連敗となった。

前を向いて戦い、前半はピンチもありつつスコアレスで乗りきった。後半立ち上がりに先制されたが下を向くことなく攻撃をしかけてオウンゴールを誘発、一度は追いついたものの突きはなされてそれ以上の追いこみができなかった。

広島にうまく守られた感も強く、やりたいことはわかるがそれを徹底できなかったり、精度が足りなかったり、アイデアが共有できなかったりと綻びが出てしまった試合になった。

前節よりは意図がはっきりしてトライアルの質は上がったと思うが、一方で前がかりになった裏を一発で狙われDFラインだけで対応せざるを得ないシーンも散見され、野澤のたびたびのスーパー・セーブがなければもっと悲惨なスコアになっていた可能性もあった。

数字を見ればシュート数6-13、CK5-8、ポゼッション54-46と、ボールはある程度握りながらもフィニッシュまで行けず、むしろ広島にチャンスが多かったことが窺える。

常に矢印を前に向ける仲川、松木がいて、ムリめでも前にボールをつなぐ意志があってこそオリヴェイラもアダイウトンも生きるということがわかった試合。仲川がまた次節欠けるのは痛いが、悪質なファウルではなく、1試合の出場停止ですむことを祈る。

監督の言うとおり、やろうとしていることの質を高めるしかないが、受け手と出し手の連動などピッチのうえでの意識の共有がまだまだ足りていないように感じられる。うまく行くときとそうでないときの差があるのはまだ偶然や巡り合わせに依存する部分が大きいからだ。

これで31試合を終えて11勝14敗6分で勝ち点は39のまま、1試合あたりの勝ち点は1.26に低下、順位もひとつ下げて11位に。残り3試合全勝しても勝ち点は50に届かず、ようやく勝敗が五分になるという状況。

ここから試合間隔が2週間になってしまうので、この期間で今季トライしてきたことの総括と来季につながる手がかりを示してほしい。

評点(評点はドイツ式):
野澤(3) 好セーブを連発。勝っていればMOMだったが。
小泉(5) らしくないボールロストが多かった。
森重(4) 魂の守備で敵のFWを止め続けた。
トレヴィザン(4.5) 最後のヘディングは惜しかった。
バングーナガンデ(5) バー直撃のシュート惜しかった。
原川(5) 失点関与のボールロストがもったいなかった。
松木(4.5) チームが進む方向を指し示した。
仲川(4) チームを引っ張った。貴重な存在。
渡邊(5) いい場所にいたが決定的なシーンを作れず。
アダイウトン(4.5) 裏抜けでオウンゴールを誘発。
オリヴェイラ(4.5) マークされながらシュートしたが。
===
俵積田(5) 見せ場ほぼなかった。
東(-) 時間短し。顔はよく出した。
熊田(-) 時間短し。
徳元(-) 時間短し。

試合後に新エンブレムの発表あったらしいが見ずに帰った。新しいエンブレムは悪くないと思う。今年もテディベアは当たらなかった。



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2023年10月23日 22:05      [posted by der_ball_ist_rund]

【ブンデスリーガ第8節】ケルン 3-1 グラードバッハ

■ 2023年10月22日(日) 15:30キックオフ
■ Rhein-Energie-Stadion (Koln)

日曜日の夜にスカパーでリアタイ観戦した。日本時間で22時半キックオフなら翌日仕事でもまあなんとかできるが、もうすぐサマータイムが終わって23時半になってしまうと苦しい。

グラードバッハは中断前2試合を1勝1分と上向きの兆しを見せていたところ。アウェイとはいえ最下位のケルンに勝って流れに乗りたい。板倉が代表戦で負傷しベンチ外となり、フリードリヒが、中盤ではライツに代えてノイハウスが先発した。

ニコラス
エルヴェディ フリードリヒ ヴェバー
ヴァイグル
オノラ ノイハウス コネ ネッツ
チュヴァンチャラ プレア

ケルンのゴール裏で盛大に発煙筒が焚かれ、ロケット花火も打ち上げられて煙が充満、キックオフが5分以上遅れた。試合は序盤からケルンが前がかりにボールにチャレンジ、グラードバッハは勢いに押され自陣からなかなかボールを持ちだせない流れになる。

7分、自陣エリア近くから敵が放ったシュートがコネの腕に当たる。主審はエリア外と見てFKを与えたがVARが介入、わずかにエリア内であったとしてPKに。ビデオも見たが正直なんとも言えない感じで、判定を変える必要があったのかと疑問だが仕方ない。

9分、このPKを決められて0-1と先制を許す。流れに乗れていないなかで押しこまれてPKから先制されたのはなかなかキツい。しっかり押し返したいところだが、その後もケルンがボールを支配、グラードバッハは攻撃の糸口がつかめず押しこまれる。

21分、ノイハウスからパスを受けたオノラが縦に運び角度のないところからシュートを放ったがバーの上。これがファースト・シュートとなるが、それ以外にはほとんど見せ場のないまま守備に追われる時間が続く。

結局前半はオノラのシュート1本に終わり、逆にケルンには15本ものシュートを浴びながら0-1で折り返せたのがむしろラッキーくらいの一方的な展開。積極的に前に出るケルンに対して強度も精度も欠いて、セカンドボールもほぼ拾うことができなかった。

後半からネッツとノイハウスに代えてスカリーとライツを投入、スカリーは右SBに入り、ヴェバーを左SBに押し出して4バックに。ヴァイグルをアンカーにした4-1-4-1または4-3-3のような布陣になった。

これでやや中盤が落ち着き、前にボールを運べるようになる。やや拮抗した展開になったところで63分、オノラがけった左CKにニアのエルヴェディが頭で合わせボールはそのままゴールへ。1-1と試合を振りだしに戻した。

これで勢いが出るかと思われたが、69分、コネが自陣で敵MFにプレスをかけた際、アフターで足首にスパイクしてしまう。当初は警告となったがVARが介入、OFRの結果足裏がガッツリ入っているのが確認され退場に変更となった。リプレーを見た瞬間「これは赤かも」と思ったレベルで判定は妥当というしかない。

それでもグラードバッハは逆転を狙って積極的に前に出たが、74分、ゴール前に放りこまれたクロスの対応でニコラスが敵FWにパンチングを浴びせてしまいPKに。これも完全に遅れて行ってしまっていてしかたがない。

敵FWのPKは正面に飛びニコラスがこれをセーブしてお祭りになったが、キック前にニコラスがゴールラインを離れ前に出ていたとの判定になりPKはやり直しに。このPKを決められてしまい1-2と再びリードを許した。リプレーで見ても確かに足はわずかに離れていたが…。

79分、プレア、チュヴァンチャラ、オノラに代えてエングム、ヨーダン、ハックを投入、ヨーダンを1トップ、ハックが左、エングムを右に置いたにした4-4-1になったように見えた。その後もなんとかゴールを狙いに果敢に前に出るがなかなかゴールが遠い。

90分、右サイドの深いところに運ばれ、ここから戻しのパスを入れられると、エリア手前からシュートを打たれる。これが決まり1-3となって試合はほぼ決まり。6分のアディショナル・タイムも見せ場なく、そのまま敗戦となった。

立ち上がりからケルンに押しこまれPKで先制点を献上、それでも前半をなんとか1失点でしのぎ、後半修正してCKから追いついたところまではまだよかったが、その直後に退場者を出して一人少なくなった。今日2本めのPKで勝ち越しを許し、最後にダメ押しを決められた。PK2本と退場とで自滅した試合となった。

数字を見ればシュート数5-23、CK3-8、ポゼッション40-60と特に前半の劣勢が響いているが、それにしてもシュート5本では勝つのはむずかしい。守備でバタつくことが多く、ボールを持ってもパスがつながらず前線にボールを運ぶことができなかった。

いいとき(あんまりないが)に垣間見える、少ないタッチ数でボールを速く動かし、スピード感を失わずにフィニッシュまで持ちこむ攻撃は影をひそめ、パスの雑さだけが印象に残る残念な展開になってしまった。全体に自信というか確信のなさが試合運びに表れているように見える。

中断前に出かけた芽を摘んでしまうようないいところのない試合で、流れをつかむことができなかった。試合日程のあやもあってむずかしい試合が続いているが、さすがに言いわけも通りにくくなっており、このままでは監督の進退になりそうな雲行き。

アウェイとはいえ最下位のケルン相手にダービーで押し負けたのは痛い。個々の選手の頑張りがチームとして組織化されていない印象が強く、戦術に対する信頼性や監督の求心力が低下しているのではないかと危惧される。

成功体験を積み上げるのが対策としてはいちばん手っ取り早いが、この先2、3試合で期待するような結果が出ないといよいよ危機になる。残念だがクラブとしての対応が問われる局面になりつつある。

ここまで8試合を終えて1勝4敗3分、勝ち点6(1試合あたり0.75)で13位。笑顔で見守ることのできる範囲はとっくに終わっている。

ゲラルド・セオアネ監督談話:
「前半は我々はまったく試合に入ることができなかった。手がかりがなく力を見せることができなかった。まったく弱々しいパフォーマンスだった。ケルンの中盤がポジションを交換するのに対応することができておらず、コンパクトにできず、ラインの間も間延びしてしまった。後半はマシになった。ゴールから力を得て、あの局面では少し流れをつかみかけたが、レッドカードでそれも途切れてしまった。ひどい気分で家に帰ることになるが、この当然の敗戦をしっかり乗り越えなければならない。こんなパフォーマンスで勝つことは覚束ないし、ハイデンハイムとの二連戦に向けてどうやってチームに新しい刺激を与えることができるか、コーチ陣とよく考えなければならない」

ホームのケルンが白ユニだったのでグラードバッハはスイカユニだった。



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2023年10月21日 21:31      [posted by der_ball_ist_rund]

【Jリーグ第30節】横浜FC 1-0 FC東京

■ 2023年10月21日(土) 14:00キックオフ
■ ニッパツ三ツ沢球技場

秋晴れの土曜日、ヴェスパで行こうかとも思ったが、交通状況が読めないので電車で行くことにした。横浜まで出て相鉄ジョイナスの勝烈庵でお昼食べて、シャトルバスで行こうと思ったのだが、勝烈庵はお待ちであきらめ、シャトルバスも乗り場が長蛇の列で結局地下鉄に乗って三ッ沢上町の駅から歩いた。ヴェスパにしておけばよかった。

3週間ぶりの試合ということで、中断前の2連勝の勢いを引き継ぎたいところだが、相手は残留争いの渦中にあるということでむずかしい試合になりそう。すでに降格もACLもない我々としてはなにを目線に戦うのかチームとしての意志を問われる。

仲川が警告累積で有給休暇。U22代表から戻ったばかりの野澤、バングーナガンデが先発、松木がベンチ入り。一方でスウォビィクと長友はメンバー外となった。

野澤
白井 森重 トレヴィザン バングーナガンデ
小泉 原川
俵積田 渡邊 アダイウトン
オリヴェイラ

ボールを握ってビルドアップを図ろうとする東京に対して、ボールへの早いアプローチでパスコースを限定し、自陣では強固なブロックを構築してスペースを消してくる横浜という流れになる。

巧みにパスコースを切ってくる横浜に対して東京はオリヴェイラに当てられず、両翼もスペースがないため得意の突破が見せられない。ムリをして出したパスを頻繁にカットされ、一発で裏に通されることも多く、森重、トレヴィザンが個での対応を余儀なくされるなど主導権を握れない。

24分、バングーナガンデが入れたクロスを俵積田が収めるがエリア内はスペースがなく、後ろにこぼれたボールを小泉がエリア外からミドルで狙うが大きくバーの上に外れる。これが東京のファースト・シュートになる。

32分、縦にすばやく運ばれ、左サイドから中央に運ばれてシュートを打たれる。これがトレヴィザンに当たってコースが変わりゴールに。人はいたが対応しきれず0-1と先制を許した。スタンドからはオフサイドかとも思ったがゴールチェックも特に問題なく終わった様子だった。

さらに39分、敵のFKをクリアしたボールを再びエリアのなかに放りこまれ、頭で折り返されたところに頭で合わされてゴールに入るがオフサイドの判定で救われる。しばらく主審がインカムで交信していたのでドキドキしたがVARが介入することはなかった。

41分にはバングーナガンデからのパスを受けた渡邊がシュートを放ったがDFにブロックされる。結局ほぼ見せ場がないまま、横浜ペースで0-1とビハインドを背負って前半を終えた。

意図のはっきりした横浜のゲームプランに対して、スロースタートでペースも強度も上がらないまま先制を許した。主導権を握れないまま球際でも勝てず、リスクを取った攻撃もできていない。後半流れを変える必要があるが打ち手はあるのか。むずかしい展開。

後半に入るとポジショニングにやや修正が見られ、前半よりはマイボールを確実につないで押し上げることができるようになる。57分、白井が右サイドから入れたフィードにアダイウトンが走りこみシュートするが敵GKにセーブされる。

63分、白井と俵積田に代えて東と松木を投入、小泉が右SBに落ち、東はボランチに。松木は渡邊を右ウィングに押し出してトップ下に入った。

横浜が引いて自陣でブロックを形成することが多くなり、東のところでボールが落ち着くようになるが、その分前線ではスペースがなく崩しに苦労する展開に。ボールは握るがなかなかバイタルに入りこむことができない。

79分、アダイウトンに代えて塚川を投入、そのまま左ウィングに入る。敵陣で試合を進めるが、固いブロックに対しアイデアがなくフィニッシュまで持ちこめない。

87分、渡邊とバングーナガンデに代えて熊田と徳元を投入、熊田とオリヴェイラの2トップになる。終盤は東京が攻撃をしかけたが、横浜の固い守備を崩すことができず、結局0-1のまま試合終了となった。

なにを手がかりにどこを崩すのか、意図がはっきりしないまま横浜のゲームプランにつきあってしまい、敵の手のひらの上で踊る試合になった。固いブロックを構築されてパスコースとスペースを消され、それをかいくぐるだけの技術も、強度も、アイデアもなかったというほかない。

数字を見ればシュート数6-6、CK6-1、ポゼッション56-44と、ボールは握ったがフィニッシュまでもちこめなかったことがわかる。

負けるときはこういう負け方だよねという負け方であり、守備をしっかり構築してくる相手に対してこちらのゲームプランがハマらないときの対応力の弱さはこれまでも見たとおり。ハーフタイムでの修正も効果は限定的で、打ち手のプアさを改めて認識した。

目線の置きどころのむずかしい試合だったがそんなことは初めからわかっていたことで、個々の選手はそれぞれに力を尽くしたと思うが、その頑張りを勝利に向けて組織化することができなかったのは監督はじめマネジメントの責任だろう。

とはいえやろうとしていること、やっていることが間違っているわけではなく、クラモフスキー・ドクトリンをやりきってその限界が見えたというよりは、まだそれをやりきれていないために問題にぶち当たっていると見るべきのように思う。

まだまだ高めなければならないところはいくらもあり、それをやりきっていないうちからこのスタイルの是非を判断できないと感じる。今日の試合も失点にフォーカスするよりは、1点も取れなかった攻撃に課題を見出すべきで、ここ2試合で機能したものがこの試合で出せなかったのはなぜなのか見極めなければならない。

用兵においても、タイプの似た俵積田とアダイウトンを左右のウィングに配した結果、スペースのないなかで突破もできずボールの収まりどころもないという手づまりに陥った。特に右に置いた俵積田はほぼ見せ場がなく、ここは他のやり方があったのではないかと思う。

これで30試合を終え、11勝13敗6分で勝ち点は39のまま、1試合あたりの勝ち点は1.30となった。残り4試合を全勝して到達できる勝ち点は51で1試合あたりの勝ち点は1.50となる。目の前の試合をひとつずつ戦うしかないが、最終的には勝ち点を50台に乗せ、賞金のもらえる9位以内を確保したい。

評点(評点はドイツ式):
野澤(4) 失点はコースが変わってセーブはむずかしかった。
白井(5) 守備やポジショニングで課題が残った。
森重(5) 敵の速い寄せに苦労、ボール・ロストもあった。
トレヴィザン(4.5) ハイリスクの突貫守備でなんとか繰り回した。
バングーナガンデ(5) もっとビルドアップの出口になりたい。
小泉(4.5) リスク感覚が高くスペースを消した。
原川(4.5) 後半は落ち気味でバランスを取った。
俵積田(5) 右サイドは苦しい。スペースもなく手づまり。
渡邊(5) 狭いところでのプレーを強いられ不発。
アダイウトン(4.5) 可能性は感じたが窮屈すぎた。
オリヴェイラ(4.5) 前線で身体を張ったがボールが来ず。
===
松木(4.5) 走りまわってボールを引き出したがその先が。
東(5) リンクマンの役割は果たしたが余裕はなかった。
塚川(-) 時間短し。動き直しなど手本は見せた。
徳元(-) 時間短し。ロングスローはよかった。
熊田(-) 時間短し。

勝烈庵の勝烈定食を食べられなかったのが心残りだ。



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2023年10月08日 21:33      [posted by der_ball_ist_rund]

【ブンデスリーガ第7節】グラードバッハ 2-2 マインツ

■ 2023年10月6日(金) 20:30キックオフ
■ Borussia-Park

前節今季初勝利を挙げて迎えるホーム・ゲーム。日本時間で土曜日明け方の試合であり早く起きて数時間遅れの追っかけで見た。相手は開幕から勝ち点1と我々以上の地獄を見ているマインツ。悪いがしっかり勝ち点を積み上げさせていただきたい。

試合前にはヴェバー、板倉らが別メニュー調整でDFが足りず4バックもあり得る的な情報もあったもののなんとか人は揃ったようで前節と同じ先発。勝っているときはメンバーをいじるなという格言どおりとなった。

ニコラス
エルヴェディ 板倉 ヴェバー
ヴァイグル
オノラ ライツ ノイハウス ネッツ
ヨーダン プレア

序盤はグラードバッハが主導権を握る。出足よく奪ったボールを流動しながらワンタッチで動かし、前線に当てて敵のフォーメーションが整う前に攻めきる目論見で、前節の成功体験を生かそうとしているのがわかる。

9分、ヴェバーからの縦パスを受けたヨーダンがプレアに落とすと、GKとの一対一になったがシュートはわずかにファーにはずれた。20分にはCKからファーのプレアが角度のないところから頭で押しこもうとするがバーの上に。

22分、板倉が右サイドのオノラにパスを受けたオノラが中央にクロスを入れる。ここに飛びこんだノイハウスが頭で突き刺してゴールを決め、1-0とグラードバッハが先制する。ここまではいい流れだった。

しかし直後の24分、CKからサインプレーでボールを受けた敵FWにエリア外からミドル・シュートを決められ1-1と同点に。先制の直後に追いつかれたことで試合がふりだしに戻ったのみならず、スタジアムの空気も「おいおい、どうした」的な感じに。そういうゴールだった。

それでも34分、オノラからのクロスをプレアがスルー、ヨーダンが中央で合わせるが敵DFに触られバーを越える。タイミングは完全に合っていた。その後もなんとか流れをとり戻そうとするが決めきれず、1-1のまま前半を終えた。

ボールを握りながら先制したが直後に追いつかれナーバスな展開に。後半早い時間に突きはなしたい。

後半は拮抗したゲームに。前半ほどボールを奪えなくなり、マインツの攻撃を受ける時間が長くなる。54分、オノラがエリア内で放ったシュートが敵DFに当たり、グラードバッハの選手がハンドをアピールするが認められず、VARも介入しなかった。リプレイでも不自然に身体を大きく見せているわけではなく判定は妥当だったと思う。

64分、プレア、ヨーダン、ノイハウスに代えてエングム、チュヴァンチャラ、コネを投入、エングムとチュヴァンチャラの2トップとなる。

75分、敵陣でボールを奪われ、ドリブルで持ちあがられる。後追いの守備となり、ライツが並走したがそのままエリアに入られ、放たれたシュートが決まり1-2と逆転を許す。最初にエルヴェディが置いて行かれ、そのあとはだれもチャレンジできなかった。

グラードバッハは77分にチュヴァンチャラがオノラからの速いクロスにゴール前至近で頭で合わせるが敵GKにセーブされる。直後の78分にもエングムもオノラのクロスからヘディング・シュートを放ったがこれも敵GKに阻まれた。

79分、ライツとネッツに代えてハックとスカリーを投入。スカリーが右SBに入り、ヴェバーを左SBに押し出しての4バックになったように見えた。前に重心をかけてゴールを狙いに行く。

88分、エングムからの横パスを受けたスカリーが右サイドエリア手前から右足を振りぬくと、これが決まり2-2の同点に。土壇場でチームを救う見事なミドル・シュートだった。

90+6分、エリア際でスカリーが敵DFに倒されたがエリアの外と判定されFKに。チュヴァンチャラがこれをけったが壁に阻まれ、こぼれ球にもう一度詰めたがボールは「夜空に消え」(とkickerは書いている)、試合は2-2で終了。ビハインドを追いついたことで満足するしかない試合となった。

試合の入りはよく、いい時間帯に先制したものの、あまりにその直後に、あまりに素晴らしいミドル・シュートを決められて雰囲気がおかしくなり、後半は敵も修正してきたことから主導権を手ばなして逆転を許した。終盤にスカリーのゴールで追いついたものの、最初に思っていたのとは違う試合になってしまった。

この試合ではシュート数21-14、CK10-3、ポゼッション60-40と数字的に上回りながら、試合運びのつたなさや甘さで一度はリードを許す苦しい展開になった。1失点めは敵のシュートがよすぎたが、逆転された2失点めは守備がズルズル下がりながら目の前でシュートを打たれてしまい、なにやってんだ感がハンパなかった。

内容的にそこまで悪かったわけではないし、最低限の勝ち点は確保したが、やはり試合運びや守備面で自信のなさというか不安定さが払拭できていない感を受ける。帳尻は合わせたもののスカリーの個人技であり、いつも決まるものではない。勢いに乗るチャンスを逃したもののギリ流れをつないだかたちで、この勝ち点1を生かすためには次節アウェイでのケルン戦でしっかり勝ち点3を積み上げなければならない。

インターナショナルで次の試合まで2週間あり、この間各国の代表に選手が呼ばれるものの、特に守備の約束ごとをあらためて落としこんでほしいところ(何週間か前にも同じようなことを書いたが)。今のスタイルは追求する価値はあると思うが、開幕から7試合で1勝3敗3分の勝ち点6では監督更迭の議論も出かねない。この2週間は最後のチャンスになるかもしれない。

ゲラルド・セオアネ監督談話:
「我々はうまく試合を始められたし、全体に相手をしっかりつかんでいた。いいかたちでチャンスを多く作ったが、明らかに決めきるという点では足りないところがあった。マインツを相手にこれだけのことをやれば攻撃の面では多くを正しくやったということだが、それでも試合の流れをこちらに引き込むことをしっかりやらねばならない。後半、我々は主導権を手ばなし、競り合いでも譲りがちになって、その結果相手にチャンスを作らせた。最後の20分は我々はもう一度すべてを投入して再びいくつかの局面を作った。最終的には引き分けという結果はまったく妥当なものだと思う」

勝たなければならない試合だった。



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