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2018年10月08日 20:06      [posted by der_ball_ist_rund]

【ブンデスリーガ第7節】バイエルン 0-3 グラードバッハ

■2018年10月6日(土) 18:30キックオフ
■Allianz-Arena (München)

日曜日は結構早くから予定があったが、5時半に起きてスカパーの録画を時差視聴。この時間帯の試合はこれがいちばんいい。

グラードバッハは開幕から好調ではあるもののアウェイではここまで1敗2分と勝ちがない。日程的に前節のヴォルフスブルク戦とアウェイでの連戦となり、しかも相手はバイエルンと厳しい状況だが、何とかここで勝ち点を持ち帰ってホーム・ゲームにつなげたい。

ヘキング監督はシュティンドルを先発起用。本人からは事前に「バイエルン戦は数分出るかも」というコメントがあっただけにこの起用には驚いた。シュティンドルはトップに入りプレアが左ウィングにスライド。インサイド・ハーフには前節のツァカリアに代えてホフマンを起用したが、それ以外は前節と同じ布陣。

ゾマー
ラング ギンター エルヴェディ ヴェント
ノイハウス クラマー ホフマン
アザール シュティンドル プレア

試合は大方の予想通りバイエルンがボールを支配してグラードバッハ陣内に押しこむ展開。グラードバッハは序盤こそハイ・プレスで応酬したものの、徐々に自陣でブロックを形成して攻撃をしのぎ、奪ったボールからカウンターを狙う形となる。

10分、カウンターでの攻め上がりから、プレアが敵エリア手前で中央のホフマンにボールを預けると、ホフマンはこれをプレアに戻す。これを受けたプレアはワン・トラップでDFを外しエリア外からファーを狙う巻いたシュートを放つ。これが敵GKの指先をかすめて決まりグラードバッハが1-0と先制する。素晴らしいシュートだった。

さらに15分、敵GKが自陣のDFに付けたボールにホフマンが絡んで奪いシュティンドルに展開。シュティンドルは一歩持ち出してDFを外すとわずかにエリアに入ったところからシュート。これがゴール左下隅に決まって2-0とリードを広げる。

その後は守備戦となるが、バイエルンの攻撃も今ひとつ恐さを欠き、またグラードバッハの守備が最後のところでしっかり集中できていたこともあって、2-0のまま前半を終えた。

バイエルンは後半から2枚替え、失地を挽回しようと試みる。特に55分、中盤の選手が負傷交代となったあたりから立て続けにシュートを浴びるが、ゾマーの好セーブもあり何とかしのぐ。

66分、シュティンドルに代えてツァカリアを投入。ホフマンを右ウィングに押し出し、アザールが左にスライド、プレアがトップに上がる。もうそろそろ失点しちゃいそうだと思った67分には敵FWに裏抜けされシュートを決められたがオフサイドの判定。これで何か「今日は行けるんじゃないか」感が生まれた。

72分、カウンターのチャンス。プレアからのパスを受けてノイハウスがそのままドリブルで持ち上がるがシュートは枠を外れる。74分、ノイハウスに代えてヘアマンを投入、ヘアマンは右ウィングに入りホフマンがインサイド・ハーフに戻る。83分、アザールに代えてトラオレを投入、そのまま左ウィングに入る。

終盤に必死に逃げきりを図るグラードバッハに対し、焦りも出て攻め急ぐバイエルンという神経質な時間帯。88分、トラオレの右CKをニアのクラマーがロビングでファーに送ると、ヘアマンが胸トラップしてそのままボレー・シュート、これがきれいに決まって3-0に。

バイエルンからヘアマンのトラップ時にハンドがあったのではないかと抗議があり、ビデオ・アシスタントでの確認があったがゴールは認められた。実際に手に当たっていたかどうかは微妙だし、少なくとも意図的ではないと見ていいだろう。

ヘアマンがトラップしてボレー・シュートを放つ間、バイエルンのDFは誰もこれを止めに行かず、シュートに身体も張らず。既に0-2で負けている状況で完全にウォッチャーになっておりこの辺にバイエルンの状態が出ているようにも思った。

これでほぼ試合は決まり、その後も厳しく守りきって試合をクローズし、3-0でアウェイでバイエルンに完勝した。

数字を見ればシュート数7-14、ポゼッション28-72とバイエルンが圧倒的にボールを支配して攻撃を続けたことが分かるが、結局は少ないチャンスを確実に決めたグラードバッハが昨季の覇者を相手を完封した。

バイエルンはここ数試合結果が出ておらず、そのチーム事情は少なからず窺えたが、高い能力を具えた選手の揃うバイエルンを相手に、苦しい時間帯をしっかり耐え、確実に加点して勝ち点3を持ち帰れたことは大きい。

プレアが引き続き好調なのに加え、ヘアマンが働き、シュティンドルが復帰試合で60分以上プレーするなど、万全をアピールできたことも嬉しかった。まだ欠けたピースはあるものの、これでアウェイで買って勝ち星が先行する格好でホームに戻れる。

シーズンはまだまだこれからだが、7試合を終えて4勝1敗2分の勝ち点14(1試合あたり2.0点)。首位BVBとは勝ち点3差の3位だが、ここで走れるうちにしっかり走って、ベースを積み上げておきたい。

ディーター・ヘキング監督談話:
「非常によくまとまったパフォーマンスを見せてくれた。我々は今日はおかしいくらいよく守り、長い時間圧力に耐えながらも、大きなゴールのチャンスは作らせなかった。我々はもしスペースを与えてもらえるのなら、トランジションでバイエルンを捕まえようと考えていた。これが素晴らしくうまく行った。我々は最初の二つのチャンスでそのまま2つのゴールを決めた。これはもちろん我々にとってアドバンテージになった。我々は中盤で数的優位を作りたいと思っていて、そのためにラース・シュティンドルを起用した。一方でトーガン・アザールとアラサン・プレアも前線に置きたかったので、こういう攻撃のフォーメーションになった」

ちなみにバイエルンの赤ユニに対してファーストの白ユニだった。



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2018年10月07日 21:56      [posted by der_ball_ist_rund]

【Jリーグ第29節】名古屋 1-2 FC東京

■2018年10月7日(日) 16:00キックオフ
■豊田スタジアム

10月だというのに東京は30度を超える暑い日。豊田スタジアムも暑かったらしい。穏当に自宅DAZN観戦した。

東京はリーグ戦8試合勝ちなし。シーズン前半の貯金もついに使い果たし、前節の敗戦で長く守り続けた3位から転落、中位の混戦に巻きこまれる形になった。何としてもここで流れを変えなければ、シーズンを終わった時に何も残っていなかったということになりかねない。真価の問われる試合。

メンバーは左SHに大森が、前線に永井が先発、それ以外は前節と同じ布陣となった。


室屋 チャン 森重 太田
東 橋本 眷襦‖膺
オリヴェイラ 永井

序盤はまず東京が押しこむ展開に。ハイ・プレスから奪ったボールを素早く前線に展開してチャンスを作る。2分、右サイドの室屋のクロスに永井が飛びこみ頭で合わせるがボールはゴール右へ。5分には左寄りからのFKを太田が蹴り、ファーの森重が頭で合わせてボールは鋭く枠に飛んだが敵GK正面。さらに6分には永井がミドル・シュートを放つがGKにキャッチされる。

しかしこの局面では先制できず、次第に名古屋がボールを持つ時間が増え始める。東京陣内で守備に回ることが多くなり、東京のチャンスは少なくなって行く。21分、永井がDFを背にボールを受け、ターンしてシュートを放つがゴール左に外れる。拮抗した展開に。

中盤でのつばぜり合いとなり、互いに決め手を欠いて交互に攻め合う形に。東京は39分、持ち上がった橋本がミドル・シュートを放つが枠に収まらず。アディショナル・タイムにも橋本のミドル・シュートがあったがバーの上に外れ、結局スコアレスで前半を終えた。

序盤こそ勢いよく攻めこんだが、その後は細かな連係の精度が落ち、せっかく奪ったボールを生かせない時間帯になった。シーズン前半には当たり前のようにできていたことが、どうしてもズレたり息が合わなかったりしているように見える。自信がなくなるとこうなってしまうものなのか。

敵にはワンチャンで決めることのできるFWがおり気を抜けない。決めるチャンスは必ず来るので、声をかけ合いながら、焦れず、型を崩さず戦いきることを意識したい。

後半に入ると東京が再び攻勢に。48分、東のスルー・パスを受けたオリヴェイラが狙うがゴール右へ。50分には大森のパス・カットからパスを受けたオリヴェイラがシュートを放つがこれはGKにセーブされる。

名古屋も散発ではあるが攻撃を仕掛ける。東京は森重、チャンを中心にしっかりしたブロックで対応、中央は割らせない。

58分、敵ゴール前で密集になり、最後は大森がゴール至近からシュートを放とうとしたがカラ振り。62分、橋本のパス・カットからオリヴェイラにボールが渡りカウンターに。中央のオリヴェイラから右サイドを並走する永井にパス、永井がシュートを放つがゴール前を横切ってしまう。オリヴェイラはリターンが欲しそうだったが永井のアレはシュートだったと思う。

65分、右サイドを駆け上がりエリアに侵入したオリヴェイラが、いったんは敵DFに絡まれボールを失うが、ルーズになったボールをもう一度追いかけ、ゴール・ラインいっぱいのところから戻しのパスを送る。これを中央の永井がスルー、ファーから走りこんだ大森がダイレクトで流しこんでゴール。東京が1-0と待望の先制点を挙げる。

DAZNの音声ではゴール・ラインを割ったかも的なコメントだったが、複数の角度の映像を見ても残っていると判断できると思う。かつてのG大阪戦の敵のアレは出てたけどな。

さらに直後の68分、眷襪らのフィードを追って裏に出た永井が、敵GKと一対一になりシュート。これがバーを叩いて内側に落ち、ゴール。東京が2-0とリードを広げる。

その後は、リスクを取る必要がなくなった東京と、それを追いかける名古屋という展開になる。84分、永井に代えて矢島をそのまま前線に。さらに89分にはオリヴェイラに代えてリンスを投入、試合をクローズしに行く。

しかし、アディショナル・タイムに左サイドからのクロスをクリアしようとしたチャンがヘディングしたボールをネットに突き刺してしまいオウン・ゴールで2-1に。イヤな空気も流れたが、その後大森に代えて丹羽を投入。何とか残り時間をしのぎ切り、2-1で9試合ぶりのリーグ戦勝利となった。

最後はオウン・ゴールで自らの首を絞めた感もあったが、終わってみれば大森の移籍後初ゴールと永井の久しぶりのゴールでの完勝であり、失点したとはいえオウン・ゴールで流れからは完封。なかなか断ち切ることができなかった悪い流れを変えるきっかけとなり得る重要な勝利だ。

この試合ではオリヴェイラが何度もボールを収め攻撃を繰り返した。オリヴェイラの単騎突破だけでは限界があり、前半は空回り感もあったが、彼がやり続けることで最後に大森のゴールが生まれ、永井の得点を呼びこんだ。自身のゴールはなかったが今日のMOMと言っていい活躍だった。

わずかなズレや自信がないためのシンプルさの喪失など、悪循環の大きな部分は、結果が出てメンタルに余裕が生まれることで自然に修正できる。モードがカチっと音をたてて切り替わったイメージは大切にしたい。

しかし、相手がどこであれスタイルを貫いてくる名古屋だからこそファスト・ブレイクがハマったという面はあると思う。シーズン後半は研究、対策され、その結果ボールを持たされ、崩しを強いられて行き詰っていた訳で、必ずしもそのことに対する解が得られた訳ではない。

この勝利が単発のものなのか、本当に再浮上のきっかけになるものなのか、シーズン残り5試合で確認することになる。ACL圏内を確保する戦いであるとともに、今季の長谷川体制とは何だったのか、それが来季にどうつながって行くのか、いろいろなことが問われる重要なシーズン終盤になるはずだ。

その意味では、C大阪、横浜、磐田、川崎、浦和と、リアクション型ではなく、スタイルを持ったクラブとの対戦が続くのは興味深い。失地をどこまで回復できるか、東京の2018年がどういうシーズンだったかはこれからの5試合で決まると言っても過言ではない。

今日の勝利で東京は勝ち点46(1試合あたり1.59)に伸ばし、暫定ながら4位に浮上。1位の川崎とは11、2位の広島とは10の勝ち点差だが、3位の鹿島とは得失点差のみ、逆に5位の札幌とは勝ち点2あるが札幌は試合がひとつ少ない。3位争いは混戦であり、ここには踏みとどまらなければならない。

評点(評点はドイツ式):
林(3.5) 窮地を救うセーブあり。失点はオウン・ゴールでありやむなしか。
室屋(3.5) アグレッシブな動きで好調をアピール。いいクロスも入っていた。
チャン(3.5) 強さ、クレバーさは見せたが時折悪い手クセが出るのが気になる。
森重(3) 好調を維持。序盤のヘディング・シュートは惜しかった。
太田(3.5) 守備でも身体を張った。そろそろFKでのゴールが欲しい頃合い。
東(3) 流動的なポジショニングと豊富な運動量でチャンス・メイクに貢献。
橋本(3) 眷襪出て行けるのは橋本がバランスを取っているから。
眷(3) 永井を容赦なく走らせる役では眷襪留Δ暴个觴圓呂い覆ぁ
大森(3) このゴールでひとつトンネルを脱したはず。ここからが勝負だ。
オリヴェイラ(2) 先制点は半分以上彼の得点。後半グッとよくなった。
永井(3.5) 難しいことを考えずシュートする方が絶対にいいと言っただろ。
===
矢島(-) 時間短し。
リンス(-) 時間短し。
丹羽(-) 時間短し。

アウェイだったが、先週と同じくゴールドの20周年ユニだった。



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2018年10月01日 21:44      [posted by der_ball_ist_rund]

【ブンデスリーガ第6節】ヴォルフスブルク 2-2 グラードバッハ

■2018年9月29日(土) 15:30キックオフ
■Volkswagen-Arena (Wolfsburg)

日本時間で土曜日の夜10時半からの試合。スカパーでリアルタイム観戦した。

グラードバッハは開幕から3勝1敗1分と好調を維持しているが、アウェイではここまで1敗1分と未勝利。今季アウェイ初勝利を挙げてしっかり足場を固めたい。

この試合では今季新加入のラングが右SBで初出場。またツァカリアがインサイド・ハーフで先発。さらにはシュティンドルがケガ明けで初めてベンチ入りした。

ゾマー
ラング ギンター エルヴェディ ヴェント
ツァカリア クラマー ノイハウス
ヘアマン プレア アザール

試合は開始早々に動く。7分、左サイドをカウンターで持ち上がったプレアが、エリア外から巻いてシュートを放つとこれがファーに決まり先制、1-0とリードを奪う。これはプレアの見事なゴールだった。

このリードをしっかり守りたいところだったが、12分、自陣でプレアのパスミスをさらわれミドル・シュートを決められてあっさり1-1の同点に。

その後は中盤で主導権を争う拮抗した戦いに。20分、右サイドからのクロスに頭で合わされゴールを決められるが競り合いでファウルがあったとしてノー・ゴールに。危なかった。

22分には左サイドに流れたヘアマンからのクロスにプレアがニアでヘディングを試みるがGKがセーブ。慎重な展開のままにらみ合って1-1で前半を終えた。

後半開始早々に次のヤマが訪れた。ヘアマンがカウンターで右サイドを上がり、敵DFを次々と置き去りにしてエリアに切れこむ。深いところからファーのアザールにラスト・パスを送ると、アザールがこれを丁寧に決めてゴール、2-1と再び勝ち越す。GKに当てずに流しこんだアザールもよかったが、半分以上はヘアマンの得点だったと言っていい。

56分には中央のノイハウスが右サイドのヘアマンに展開、ここからのクロスを中央のプレアがダイレクトで狙うが枠を右に外れる。すると59分、敵のカウンターからのクロスを処理しきれず、こぼれたボールを蹴りこまれて失点、2-2とまたしても追いつかれる。

ここからは前半同様、どちらのチームもなかなかリスクを取って前に出にくい展開となる。73分、ノイハウスに代えてキュイザンスを、74分にはラングに代えてヤンチュケを投入、試合を決めに行くが大きなチャンスは作れず。

82分、プレアに代えてトラオレを投入したが打開できず、結局2-2の引き分けとなり、アウェイでの今季初勝利はまたしても先送りとなった。

2点取れてるのにその都度追いつかれての引き分けはもったいない。カウンターの守備に課題を残したし、追いつかれてからは必要以上に慎重になった感もあった。

初出場のラングはほぼ危なげのないプレーで存在感を見せた。右SBをラングに任せられればエルヴェディをCBで使えるし、ヤンチュケや今季売出中のバイヤーも加えバックアップを含めた層は厚くなりいい競争ができる。ところで左SBのバックアップはどうなってるんだっけ。

あと、この試合ではヘアマンが切れていた。昨季あたりはなかなかフルで使ってもらえずもどかしい思いをしたが、今季、使われた試合でしっかりアピールできているのは嬉しい。自分のゴールはなかったが再三好機を演出、アシストもあった。

プレア、アザールら攻撃の主役も仕事を果たし、本来なら勝ち試合だっただけに、得点直後の失点が悔やまれる。

グラードバッハは6試合を消化して3勝1敗2分、勝ち点11(1試合あたり1.83)で4位。首位のBVBとの勝ち点差は3と今のところ好位置につけている。次節は2位のバイエルンとのアウェイ連戦であり厳しい状況だが、ここで勝ち点を持ち帰ることができれば大きな足がかりとなる。

シュティンドル、ラファエルが復帰すればほぼフル・メンバー。まずはシュティンドルのプレーを見たい。

ディーター・ヘキング監督談話:
「私の眼からはこの結果は問題ない。この引き分けは、両方のチームにとってこの集中した試合の結果としては妥当だ。もちろん、2度もリードしながらそれを守れなかったことは腹立たしい。2-1にした直後には、我々は試合をしっかりグリップしたと思ったのだが。しかしヴォルフスブルクは我々を非常に苦しめ、特に2-2の場面では彼らの質を見せつけた。全体として見れば私は引き分けでも十分生きて行ける。息を整える時間を2日取り、それから続きを始めたい」

敵のユニが黒だったので、ファーストの白ユニに黒パンツという中途半端な取り合わせだった。



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2018年10月01日 00:28      [posted by der_ball_ist_rund]

【Jリーグ第28節】FC東京 0-2 清水

■2018年9月29日(土) 17:00キックオフ
■味の素スタジアム

20周年記念試合ということで、午後2時からはルーカス、アマラオらが出場するOB戦があり、入場者には記念ユニを模した金色のTシャツが配布されるなど盛り上げようというクラブの努力が窺えたが、台風も近づいておりあいにくの雨となった。

東京はシーズン後半に入って失速、リーグ戦はここ7試合勝ちがない。前節はアウェイで首位・広島と引き分けるなど内容は上向いており、この節目の試合で久しぶりの勝ち点3を積み上げたい。

シーズン前半の貯金が効いて何とかここまで3位を維持してきたが、札幌が勝ったためキックオフの時点では暫定でACL圏から落ちている。貯金を使い果たしここから積み上げないと何も残らなくなってしまう。ブレずにやり続けるしかない。

出場停止明けの室屋が右SBに復帰した他は前節と同じメンバー。20周年記念の金色のユニで試合に臨む。


室屋 チャン 森重 太田
東 眷襦ゞ極棔‥廷
オリヴェイラ リンス

互いに堅い守備から奪ったボールを早めに前線に送る戦い方の応酬に。東京がボールを持つ時間がやや長いが、ポゼッションからの崩しは清水の守備の前になかなか奏功せず。オリヴェイラに当ててから田邉や室屋が攻め上がるなど多彩な戦術を試みるがフィニッシュまで持ちこめない。

22分、太田の左サイドからのクロスに中央の東が頭で合わせるが枠外に。これが東京のファースト・シュート。清水の攻撃も散発で、危うい場面もあったものの最後のところで身体を張ってしのぎゴールを守る。

その後も一進一退の攻防となり、いい形も作れているものの固い試合になり決めきれず。結局スコアレスで前半を終える。永井、大森らをベンチに残しており勝機はある。強い雨の中の試合であり、集中が切れるとお粗末なミスが恐いがオープンにせず最後まで手堅く戦いたい。

後半に入ると清水が攻撃のギアを上げてくる。46分、47分と立て続けにシュートを浴びるが、DFのブロックと林の好セーブで事なきを得る。57分にもクリティカルな位置からシュートを打たれたが枠外に。東京はなかなか前に出られなくなる。

59分、リンスに代えて米本を投入、眷襪魄賣鷯紊欧4-2-3-1ぽい感じに。中央をスルスルと使われるケースが多かったのでその対策か(試合後の長谷川監督のコメントでは「米本のような熱い男を入れて喝を」ということだったらしい)。

その後も清水の攻撃を止められず、何とか最終ラインで踏ん張っているものの攻撃の手数が出せない。62分、左サイド深いところからのFKを太田が蹴り、森重が頭で合わせるが枠に収まらず。

すると65分、敵カウンターからミドル・シュートを浴びる。これは林が左手1本で何とか逆サイドへ弾いたが、ここに詰めた敵FWに頭で押しこまれ失点、0-1と先制を許してしまう。

不調時は先制されるとキツい。イヤなムードになる。71分、田邉に代えて永井を投入、永井はトップに入り、眷襪左サイドにスライドして再び4-4-2になったか。

75分、橋本がエリア手前からミドル・シュートを放つが枠外に。さらに78分、右サイド裏に抜けた永井からのクロスをニアのオリヴェイラがスルー、中央の眷襪合わせたが敵GKがセーブ。チャンスは作るが得点できない。

すると79分、右寄りに張った敵FWにクリティカルなパスを通され、チャンが一対一で対応するが、入れ替わってエリアに入られる。後ろからすがりつく形になったチャンが敵FWを倒したと判定されPKを与えてしまう。81分、このPKを決められ0-2に。反撃に出始めたところだっただけに、この追加点でかなり心が折れた。

84分には橋本に代えて矢島を投入、公式サイトによれば米本をアンカーにした4-3-3とのことだがよく分からず。90分、東の右からのクロスに矢島が頭で合わせるがGK正面。反撃も実らず0-2の完敗となった。

前半は得点できないなりによく敵と張り合ったが、後半押しこまれて失点、反撃に出た矢先にPKから追加点を与えてしまい、今の状態からはちょっと厳しい2点差になって試合は実質的に終わった感じだった。

集中して守りながら機動的に押し上げてフィニッシュまで持ちこむ戦い方、今の方向性とか方法論自体がそんなに間違っているとは思わない。ただ、それなのに結果が出ていないという事実には真摯に向き合う必要があって、結果の出ていたシーズン前半と比べて(外部環境も含め)何が変わったのか、何が足りていないのかを頭から煙が出るくらい考えなければならない。

そこにはきっと、ちょっとした精度や強度の不足など、我々自身の問題と、上位にいることで研究され、対策されているという外部要因とがあって、ひとつひとつは些細であっても重層的に積み上がって今の状態を招いているはずだ。

それを我慢強く解きほぐし、対策を立てて実行するしかこの泥沼から抜け出す方法はなく、それを気合いとか気持ちとかいう精神論で乗り越えようとするとますます深みにハマる。強い気持ちで戦わなければならないのはプロとして当然の前提で、そのこと自体を目的にするというか解決策にしてもあまり意味はないように思う。

シーズン前半の成功体験は、そこに立ち戻るとか、その上に継続して積み上げる基礎としては大事なものだけど、それだけでこの先も食って行けるほど堅固なものでも完成したものでもない。研究され、対策されているのだから、こちらも積み上げて行かなければジリ貧になるのは物の道理だ。

強いクラブは好不調を繰り返しながらも螺旋のように成長して行く。毎回ご破算にしてゼロから積み上げる「賽ノ河原方式」ではなく、波はあっても不調時のボトムを少しずつ高めて全体としては右肩が上がって行く成長モデルをクラブ全体が体得しないとタイトルは覚束ない。

ここで踏ん張ってクラブとしてシーズン前半よりも高いステージに行けるのか、投げ出して元の場所に戻るのか、真価が問われている。ACL圏内も重要だが、クラブのレベルが上がるのなら今季は残留で満足するから、長谷川東京のその先、長谷川東京2.0を見たい。先週も書いたけど、ここは迷うところではなく、信じて踏ん張るところ。

評点(評点はドイツ式):
林(3.5) 最初の失点はよくセーブした後の押しこみだけに残念だった。
室屋(4.5) 休暇明けで張りきって走り回ったが結果につながらず残念。
チャン(5) 残念な失点関与。入れ替わられた時点でアウトだった。
森重(4) 東京は森重のチーム。森重が踏ん張ればチームも踏ん張れる。
太田(4.5) 個人としては頑張っていたと思うがセットプレーも決められず。
東(4.5) 東が腐らず走り続けていれば絶対に勝てる。キャリアの勝負どころ。
橋本(4.5) 橋本は間違いなく効いているので自信を持ってやり続けていい。
眷(4) 苦労かけて申し訳ないが「脱皮」には不可欠なのでつきあって。
田邉(4.5) 何だかんだレギュラーになってるのが嬉しい。存在感見せた。
オリヴェイラ(4) マーク厳しくイラついているがそれでも欠かせない選手。
リンス(4) 想像以上に器用な選手。オリヴェイラとのコンビもいい。
===
米本(4.5) 熱い男。攻撃面でも頑張っているのは窺えた。
永井(4) 永井がいるだけで何回かチャンス作れてた。
矢島(-) 時間短し。可能性は感じた。

「生まれ変わり」ではなく「脱皮」を目指して行こう。



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2018年09月28日 23:43      [posted by der_ball_ist_rund]

【ブンデスリーガ第5節】グラードバッハ 3-1 フランクフルト

■2018年9月26日(水) 20:30キックオフ
■Borussia-Park

ふだんなら木曜日の朝早く起きて出勤前に録画を見るところだが、すっかり忘れていて(もちろん録画もしてない)木曜日の通勤電車の中で気づき、ついでに結果も知ってしまった。しかたなく帰ってからFohlen.TVで見た。

グラードバッハは前節アウェイでヘルタに今季初めての敗戦を喫しての英国週間。連敗するとグッと地合いが悪くなるため何としても勝ち点3を積んで軌道を元に戻したいところ。簡単な相手ではないが手堅く戦いたい。

この試合ではケガのヤンチュケに代わってエルヴェディがCBにスライドしバイヤーが右SBに入った他、アンカーにはシュトロブルに代わってクラマー、インサイド・ハーフにはツァカリアに代わってノイハウス、右ワイドにはジョンソンに代わってヘアマンが先発するなど、日程も考慮してかターン・オーバーを実施した。

ラファエル、シュティンドルは引き続きメンバー外、新加入のラングがベンチ入りした。

ゾマー
バイヤー ギンター エルヴェディ ヴェント
ノイハウス クラマー ホフマン
ヘアマン プレア アザール

グラードバッハがボールを支配し優勢に試合を進める展開に。フランクフルト陣内を中心に攻撃を仕掛けるが最後の精度を欠きなかなかゴールには迫れない。一方、フランクフルトの攻撃は散発で、フィニッシュまで持ちこませない守備ができている。

18分、左CKに中央のプレアがワントラップからシュートを放つが敵GKのファイン・セーブに阻まれ、こぼれ球に角度のないところからギンターが詰めるがDFにブロックされる。その後もグラードバッハ優位の流れ。35分にはクロスに頭で合わせられネットを揺らされるがオフサイドの判定で事なきを得る。

41分にはノイハウスがエリア外中央からミドル・シュートを放つがバーをヒットして枠外へ。42分にはアザールのCKにギンターが頭で合わせるが敵GKがセーブ。チャンスはあったものの決めきれず、スコアレスで前半を終えた。

後半に入っても流れは変わらず。53分には左寄りからのアザールのFKがサイド・ネット外に。

56分、ノイハウスのヒールでの落としを受けたプレアが、ゴール右の角度のないところから豪快に決めて先制。1-0とリードを奪う。ノイハウスはパスを出した後で敵DFに倒されており、PKかFKか微妙なところだったが、ここで審判がプレーを止めなかったのが結果的によかった。

65分、ホフマンからの浮き球を中央のノイハウスが左に落とすと、アザールがこれをダイレクトに蹴りこんでゴール、2-0とリードを広げる。

73分、プレアに代えてジョンソンを投入、アザールをトップに上げて4-1-4-1的な並びになったように見えた。74分、ゴール前に放りこまれたボールにゾマーとギンターが対応したがゾマーがボールをキャッチできず、裏にこぼれたボールを敵FWに蹴りこまれて2-1と1点差に迫られる。事故っぽい失点だった。

76分、ヘアマンに代えてツァカリアを投入、ホフマンをサイドに押し出した格好か。1点を返したフランクフルトが攻勢に出るが、85分、アザールの左CKを走りこんだエルヴェディがヘディングで叩きこみゴール。3-1と再び2点差にしほぼ試合を決める。

89分にはアザールに代えてトラオレを試運転で投入、そのまま3-1で試合をクローズした。

前半は押し気味に試合を進めながら決めきれないもどかしい展開だったが、守備が綻ばずスコアレスで終えたことで後半のゴールにつながったと思う。ノイハウスが要所で踏ん張っていい働きをしたし、プレアは技術を見せたし、アザールも我慢強くプレーしてたし、まあ、アザールがいい試合は結果も出る。

あと、シュトロブルに代わってアンカーで出たクラマーがよかった。しっかりボールを動かせるし、守備でも彼のところでしっかり止めてくれるので後ろも余裕を持って対応できていた。アンカーでクラマーとシュトロブルがレベルの高い競争をしてくれるのは有難いが、こういう使い方しかできないのはもったいない。悩ましい。

シュート数21-12、CK9-6、ポゼッション55-45と数字の上でも優勢。ポゼッションが結果につながらないことが多くなっているが、この試合では数字通り主導権を握っていたと言っていいだろう。

この結果、グラードバッハは5試合を消化して3勝1敗1分で勝ち点10(1試合あたり2.00)の4位。敗戦の後をきっちり勝ったことで足場を保った。しかしアウェイでは1敗1分と未勝利。次節アウェイのヴォルフスブルク戦で結果を出したい。

ディーター・ヘキング監督談話:
「ひとつひとつのブンデスリーガの試合がどれだけ難しいものかはよく分かっているが、今日はとてもいい試合ができた。アイントラハトは非常にコンパクトに守り、カウンターに力を入れているチーム。攻撃力と守備の判断の間に強い結びつきが必要になる。それをチームは素晴らしくやってくれた。後ろではほとんど自由にやらせなかった。既に前半に3回か4回、リードを奪う絶好機があった。ハーフタイムの後に我々は手数を増やし、その中で1-0となった。このゴールがチームに浮揚力をもたらした。2-0になったときには、これで決まりであって欲しいと願ったが、我々は自ら失敗の原因を作ってしまった。完封したかったので残念だったが、追加点によって正しい答えを出すことができた。したがって勝利はまったくもって妥当なものだと思う」

勝つと雄弁になる。



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2018年09月25日 20:39      [posted by der_ball_ist_rund]

【ブンデスリーガ第4節】ヘルタ 4-2 グラードバッハ

■2018年9月22日(土) 15:30キックオフ
■Olympiastadion (Berlin)

日本時間では土曜日の夜10時半キックオフと理想的な時間帯だが、この日は所用から8時ごろ帰宅し、FC東京の試合をDAZNで時差観戦していたので、それを見終わってほとんどすぐにこの試合。そんな訳でマッチ・レビューも遅れた。

グラードバッハは開幕から2勝1分と好調だがアウェイでは未勝利。同様に2勝1分といいスタートを切っているヘルタと敵地で対戦する。こういう試合にきちっと勝ってしっかり勢いをつけて行きたいところ。

先発は前節と同じ。一部報道ではラファエル、シュティンドル、ラングらの戦線復帰も近いとあったがこの試合ではベンチ入りせず。

ゾマー
エルヴェディ ギンター ヤンチュケ ヴェント
ツァカリア シュトロブル ホフマン
ジョンソン プレア アザール

まずは開始早々の4分、アザールが右サイドから持ちこんで中央からシュートを放つが左のポストをかすめて枠外に。その後は互いにボールを保持して機会を窺うもののミスも多く攻撃が形にならない。ヘルタがやや優勢に試合を進めチャンスを作るがグラードバッハの守備も集中しており得点を許さない。

28分、フィードを受けて裏に抜け出したジョンソンがエリア内で敵DFに絡まれ、倒されてPKを得る。リプレイで見る限り微妙な感じもしたが敵の手はかかっていたと思う。29分、このPKをアザールが中央に決めて1-0とグラードバッハが先制する。大きなチャンスがない中でのPKからの先制は大きい。

しかしその直後の30分、左サイドからのクロスに中央でヘディング・シュートを許し失点。1-1の同点となる。斜めに走りこんだ敵FWに引っ張られ中央をフリーにしてしまった。

さらに34分、今度は右サイドからのクロスに再び中央でのヘディングを許し失点、あっと言う間に1-2と逆転を許す。これもまた中央でマークしきれずほぼフリーでシュートさせてしまった。

その後も決定機を作られたもののゾマーのセーブもあり難を逃れる。一方でグラードバッハのチャンスは散発、43分にはプレアがフィードを受けてシュートを放つが敵GKにセーブされる。結局1-2で前半を終えた。

グラードバッハは後半からヤンチュケとジョンソンに代えてヘアマンとノイハウスを投入。シュトロブルを最終ラインに落としてテコ入れを図る。54分、ヘアマンが右サイドからプレアにボールを送りGKと一対一になるがシュートはわずかに枠を外れてしまう。

しかし63分、右サイドからのクロスを中央から蹴りこまれ失点、1-3とリードを広げられる。試合は次第にオープンに。

67分、ヘアマンのクロスにプレアが頭で合わせゴール、2-3と1点差に詰め寄る。このときは結構イケるかもと思ったが…。

73分、中央に戻されたボールを蹴りこまれて失点、2-4と再び2点差に。これでかなりガクッときた。その後は77分、エルヴェディに代えてキュイザンスを投入、ヘアマンが右サイドの下がり目に落ちたように見えたがもはやよく分からない。

結局その後も劣勢を挽回できず、2-4でヘルタに完敗、今季初めての敗戦となった。

取っても取っても取られるという感じで、特に空中戦で失点を重ねた。というかFWに着ききれておらず、幸い枠に飛ばなかったシーンも含めて競り合うことさえできていない。ハーフ・タイムでヤンチュケを下げたのはこの点を考えてか。

守備で後手に回ったために攻撃はムダな焦りが出て攻めきれず。それでもPK含むとはいえ2点取れたのはよかった。プレアも何度かチャンスを作り、うち1本はきちんと決めてくれたのでFWとしては及第点だろう。

今季、なかなか連係はしっかりしていると思っていたが、こういうところであっさりと綻びが出てしまうのはまだまだ。結果を重ねながら修正して行かなければならない。数字的にはシュート数17-16、CK7-8、ポゼッション51-49とほぼ互角だったが、効果的に加点したヘルタが常に主導権を持っているように見えた。

ケガ人がいるとはいえ戦力的にはそれほど見劣りしている訳ではなく、確かにCBがやや手薄な感じはするもののしっかり勝ち点を積み上げるべき局面。修正すべきところは今のうちに対応しておかなければならない。

これでグラードバッハは開幕4試合を終えて2勝1敗1分、勝ち点7(1試合あたり1.75)の6位。まだまだ順位に一喜一憂する時期ではないが、せっかくの開幕ダッシュがここで失速しないようにやるべきことをもう一度確認したいところだ。

ディーター・ヘキング監督談話:
「今日のこの敗戦は妥当なものだ。我々は今日は守備の部分でうまく行かず、逆にヘルタはそこがしっかりしていた。我々は1-0とリードしたにも関わらず2分後に同点にされてしまった。これはあってはならないことだ。3-2になった後にも、どうやったらまだ逆転できるだろうかと考えているうちに4-2にされてしまった。まずは自分たちのことを反省しなければならない。守備においては単に徹底しきれなかった。ベルリンは今日は我々の問題点をはっきり見せてくれた。我々はこれをしっかり分析しなければならない」

まあ、そういうことだな。この日はヘルタが青白ストライプのファースト・ユニだったのに対して、グラードバッハは明るい緑一色のサード・ユニ。白のファーストも黒のセカンドも見にくいという判断か。こんなサード・ユニがあるの初めて知った。



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2018年09月23日 21:13      [posted by der_ball_ist_rund]

【Jリーグ第27節】広島 1-1 FC東京

■2018年9月22日(土) 19:00キックオフ
■エディオンスタジアム広島

日中ずっと外に出ており、帰宅が予想に反して8時ごろになったので仕方なくDAZNで時差観戦となった。普通にBSで見るつもりだったのに。

東京はリーグ戦6試合勝ちなし、3試合無得点で、前節はオウン・ゴールの1点に泣いて仙台に苦杯を喫している。既にタイトルは現実的ではなくなっているが、可能性は残されており、またACL出場権である3位を死守するためにも勝ち点3は必須。首位広島相手に流れを変える試合にしたいところだ。

この試合では警告累積で出場停止の室屋に代わって小川が右SBで先発、ケガ明けの田邉が大森に代わって左SHで先発した。またトップにはリンスが先発し永井がベンチ・スタート。


小川 チャン 森重 太田
東 橋本 眷襦‥廷
オリヴェイラ リンス

中盤での激しい主導権争いから、奪ったボールを互いに素早く前線につなぐ緊張感のある立ち上がりになる。5分、橋本のスルー・パスを追って右サイドの裏に抜けたオリヴェイラが深いところから戻しのラスト・パスを送ると、走りこんだリンスがニアで合わせるがボールは惜しくもポストをヒットし枠外に。

14分には中盤でのボール奪取から展開したボールをオリヴェイラが落とし、中央のリンスがエリア外からミドル・シュートを放つがGKにセーブされる。チャンスは散発だがオリヴェイラとリンスの個人技でフィニッシュまで持ちこんでいる。一方で広島もフィニッシュまでやりきる意識が高く、林の好セーブやDFの身体を張った守備でしのいでいるが予断を許さない。

18分、敵CKから東京ゴール前での混戦となる。ゴール前にこぼれたボールを眷襪大きくクリアしようとしたが、倒れていた敵FWがこれに足を伸ばし、押しこまれて失点。0-1と先制を許す。前節同様、必ずしも崩された訳ではなく不運もあったが、最後にクリア・ボールに足を出した敵FWの執念にヤられた。

その後はやや守備にウェイトを置いたかに見える広島に対し東京が反撃を仕掛ける展開となるが、互いにコンパクトにブロックをセットし、中央を締めているのでなかなか決定機を作れず。東京は何度かセット・プレーのチャンスを得るがこれも生かせない。

28分、右サイドの東が裏にクロスを送ると、左から斜めに走りこんだ田邉が合わせようとするがギリギリのところでミートせず敵DFにクリアされる。中盤でのせめぎ合いで一進一退のまま0-1で前半を終えた。

後半に入ると東京がシンプルな攻撃でギアを一段上げる。49分、リンスからのパスを受けて左寄りの深いところまで持ち上がったオリヴェイラが中央に戻しのパスを入れると、走りこんだリンスがこれを丁寧に流しこんでゴール。ボールは敵DFに当たってコースが変わり、敵GKにも触られたがそのままゴールに。後半開始早々に1-1と同点に追いつく。

ここからは拮抗した展開となり互いに決勝点を狙いに行くが、どちらもコンパクトな陣形を保ちチャンスは散発に。57分、太田のCKからのこぼれ球を東が二度シュートするがいずれも敵DFにブロックされる。広島の攻撃も身体を張って止めており同点のまま試合は終盤に。

72分、田邉、リンスに代えて大森、永井を投入、前線をリフレッシュして逆転を狙いに行く。終盤は東京がボールを支配、広島陣内で攻撃を仕掛けるが広島の守備も分厚い。88分、オリヴェイラに代えて米本を投入、眷襪魄賣鷯紊4-2-3-1のような形になったか。

アディショナル・タイムには眷襪離僖垢ら永井が裏に抜け出すシーンもあったが敵GKにクリアされ、結局1-1のまま試合は終了した。

前半、アクシデント的な失点で先制を許したが、粘り強く戦って後半早々に追いつき、逆転はできなかったものの首位から勝ち点1をもぎとった試合。3試合ぶりの得点が流れから取れたことは大きい。

一部メンバーを入れ替えながら挑戦してきたことがようやく実を結んだ試合であり、失点もセット・プレー崩れからの不運が大きく作用したもので、内容的には悪くない試合だったと言っていいだろう。

オリヴェイラとリンスのコンビが機能、東、田邉が要所で必要とされる働きを繰り返した結果、攻撃の「型」自体はきちんと表現できていたと思う。守備もチャン、森重を中心に、林の好セーブもあって失点を最小限に抑えたことには大きな意義があった。

失点を重ねての敗戦から、湘南戦、鳥栖戦と無失点に抑えても得点が取れずスコアレス・ドロー、前節(仙台線)はオウン・ゴールに泣き、今節はようやく1点が取れたものの事故に近い失点で勝てずと、上向いてはいるものの結果につながらない苦しい状態。やっていることは間違っていないので、自信を持ってやり続けるしかない。

幸い、シーズン前半の貯金が効いて、かろうじて3位をキープできている。首位との勝ち点差13とタイトルは遠のいたが、3位は死守しなければならず、その意味ではこの勝ち点1は少ないとはいえ大きな前進だ。シーズン終盤に向けてここから巻き返してひとつでも多く勝ち点を積み上げ、ACLを獲得しなければならない。

シーズン前半の成功体験はそのまま通用する訳ではないにしても、ここからの積み上げの基礎としては重要なものであり、その延長線上に戦略・戦術を構築するに足るものだ。首位相手に先制を許しながらも追いついて引き分けに持ちこんだことはポジティブに考えてよい(広島には今季1勝1分)。前を向いて戦いたい。

評点(評点はドイツ式):
林(3.5) 失点はノー・チャンス。それ以外は安定したパフォーマンスだった。
小川(3.5) 逆サイドだが大過なく役割を果たした。泥臭い守備がよかった。
チャン(3.5) 微妙なプレーもあるにはあったが、対人の強さが際立っていた。
森重(3) チームが苦しいときにも姿勢を見せ続けている。森重を男にしたい。
太田(4) 再三のセット・プレーを生かせず。それだけの責任を背負える男だ。
東(3) 今季は彼のシーズンだと言っていい。パフォーマンスを維持している。
橋本(3.5) 彼が戻ってから中盤の安定感が違う。いつの間にか主軸になった。
眷(3) 攻守になくてはならない選手。華やかさだけでない働きに真価あり。
田邉(3.5) 地道なアップダウンができるようになってまたひとつ成長した。
リンス(3) ゴールだけでなく前線で攻撃を組み立てる力を見せた。
オリヴェイラ(3) 彼の強さからすべてが始まる。そろそろゴールを見たい。
===
大森(4) 彼にゴールが出ればチームも波に乗れそうな気がする。そろそろ。
永井(3.5) 終盤に出てくると脅威になる。精度を高めて結果につなげたい。
米本(-) 時間短し。

ここは迷うところではない、信じて踏ん張るところだ。すぐ下は薄氷。出直ししかない。



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2018年09月16日 21:15      [posted by der_ball_ist_rund]

【ブンデスリーガ第3節】グラードバッハ 2-1 シャルケ

■2018年9月15日(土) 18:30キックオフ
■Borussia-Park

日本時間日曜日未明の試合なので、録画して日曜日に早起き。結果情報を見る前に無事に時差観戦できた。今季からDAZNではなくスカパーになっているので、きちんと録画しておかないと泣きを見る。気をつけないと。

グラードバッハは開幕から2戦負けなし(1勝1分)。勢いをつけるためにもこのホームゲームは勝ち点3が必須。シャルケは開幕2連敗で気合を入れてくることが予想され、難しい試合になるが落ち着いて戦いたい。

この試合ではケガ明けのエルヴェディが今季初出場。インサイド・ハーフにはノイハウスに代わってツァカリアが、トップはラファエルに代わってプレアが先発。ラファエルはふくらはぎの痛みとのことだが、前節途中交代しておりコンディションが心配だ。トラオレが久しぶりにベンチ入り。

ゾマー
エルヴェディ ギンター ヤンチュケ ヴェント
ツァカリア シュトロブル ホフマン
ジョンソン プレア アザール

試合はいきなり動いた。2分、プレアの落としを受けたツァカリアがシュートを放つ。これはDFにブロックされたが、これで得た右からのCKをホフマンが蹴ると、ファーのギンターがほぼフリーでヘディング、これが決まって1-0とグラードバッハが先制する(3分)。

その後もテンポの速い展開で互いにアグレッシブにボールを動かす。8分にはヴェントからのパスを受けたプレアが反転してシュートを放つがわずかにゴール左に。11分にもCKからホフマンがボレー・シュートを放つがバーの上に。

グラードバッハはヤンチュケとギンターの守備が固いが、ミスから裏返されて何度かピンチを迎える。最後のところで身体を張り、ゾマーのセーブもあって失点は免れるがヒヤッとするシーンが一度ならずあった。

24分、右サイドでエルヴェディが敵DFに倒される。このDFは既に警告を受けており、2回目の警告で退場かと思ったがファウルのみ。完全なレイト・ヒットでガッツリ足に行っており、どう見ても警告相当と思ったが…。激しいブーイングでこのDFは直後に交替。

29分、ツァカリアからパスを受けたアザールが右サイドから中央に切れこんでエリア外からシュートを放つがGKにセーブされる。抑えた鋭いシュートが枠に飛んでいたがナイス・セーブだった。37分にはホフマンのFKにファーのプレアが合わせるがGKがキャッチ。1-0で前半を終えた。

後半に入るとシャルケがギアを上げて前がかりになり、グラードバッハは自陣で受けに回る時間が長くなる。50分にはクロスに中央で合わされボールがゴールに入るがオフサイドの判定で救われる。この時間帯をゾマーの好セーブもありしっかり守れたのがよかった。

65分、プレアからの戻しを受けたヴェントが中央へクロスを上げると走りこんだツァカリアが頭で合わせるがゴール左へ。67分、ジョンソンに代えてヘアマンを投入、ヘアマンはそのまま右サイドのワイド・アタッカーに。

さらに72分にはツァカリアに代えてクラマーを投入。この時点でおそらくホフマンをトップに上げ、シュトロブルとクラマーのダブル・ボランチに、右SHにヘアマン、左にアザールを配した4-4-2になったのではないかと思う。

77分、左サイドのヴェントからのクロスを中央でプレアが落とすと、近くにいたヘアマンがこれを左足で直接蹴りこんでゴール。グラードバッハが2-0とリードを広げる。プレアはおそらく自分が打つために落としたと思うが、これが半ばスルーになってヘアマンの足許に収まった。

2点差を得たグラードバッハは試合をコントロール、86分にはプレアに代えてノイハウスを投入、試合をクローズしに行く。ノイハウスはそのままトップに入ったように見えた。

逃げきりかと思ったが、アディショナル・タイム、中央からミドル・シュートを打たれ、これが決まって2-1と1点を返される。試合はそのまま終了となったが、最後にバタバタして画竜点睛を欠く試合になった。

序盤に先制できたおかげで試合をコントロールできたが、後半はやや押しこまれ苦しい時間帯もあった。戦術理解と共有、連係は洗練されており、新しく加わったプレアも問題なく流れに入っている。

CBにバックアップがないのは怖いしヤンチュケにやや不安があるが、試合中に何かあればボランチを入れてシュトロブルをCBに落とすのだろう。シュトロブルのアンカーが効いており、攻撃の緩急をコントロールするとともに、守備でも敵の最もイヤな位置にいることができている。

シュート数15-16、CK6-6、ポゼッション50-50と互角の数字だが、内容的にはグラードバッハが確信を持って進めていた試合だったと思う。まずはスタート・ダッシュで行けるところまで勝ち点を積み上げて行きたいところだ。

ディーター・ヘキング監督談話:
「我々は抜きんでた試合をした。動きは軽快で試合の流れをつかんでいるのが見てとれた。我々が前半の35分間どう切り替えをやっていたか、非常によかったと思う。我々はパスもボール扱いもシュアで、ポジショニングもよかった。そのおかげでシャルケに多くの問題を与えた。我々は彼らに課題を与えようとしたし、それをチームは際立って実行してくれた。パトリック・ヘアマンのここ数カ月の努力を考えれば、彼が今日のヒーローになったことは特に嬉しい。3試合を終えて勝ち点7はいい成績だ。しかし次の課題は簡単なものではない」

ホームなんで当然白のファースト・ユニだったけど、やっぱり黒のセカンドがいいなあ…。



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2018年09月15日 22:20      [posted by der_ball_ist_rund]

【Jリーグ第26節】仙台 1-0 FC東京

■2018年9月15日(日) 14:00キックオフ
■ユアテックスタジアム仙台

所用のため日中は見られず、夕方家に帰ってDAZNで時差観戦。もちろん結果情報は遮断していたが、ほぼクセでTwitterを何度か開いてしまいそうになり、その都度画面を見ないようにして慌てて閉じた。

代表戦をはさんで2週間ぶりのリーグ戦。東京はこのところ勝てていないが、前節は橋本が復帰、スコアレス・ドローながら前向きに評価できる内容だったこともあり、そろそろ勝たないとタイトルはおろかACL圏も危うくなってしまう。アウェイだが勝ち点3が欲しい。

メンバーは前節と同じ、シーズン前半調子よく勝ち点を積み上げていた時のメンバー。ひとつブレイク・スルーがあればモードが切り替わる予感はあるだけに、やるべきことをしっかりやりきりたい。田邉がメンバーに復帰した。


室屋 チャン 森重 太田
大森 橋本 眷襦‥
オリヴェイラ 永井

試合は序盤から守備戦の様相。互いに素早い切り替えから自陣でブロックを構築し敵の攻撃をしのぐ展開に。その中でもボールを持つ時間が長くなった東京がチャンスを作る。15分、永井からのパスを受けた眷襪中央からミドル・シュートを放つが左ポストをヒットして外へ。

23分には大森が敵陣でカットしたボールをオリヴェイラに預け、オリヴェイラはそのままシュートを放つが敵DFにブロックされる。34分、室屋からの斜めのクロスをニアの眷襪スルー、中央の大森が受けて反転からシュートを放つがこれもDFにブロックされる。

前半は仙台に1本もシュートを打たせず、何度かチャンスを作ったものの決めきれなかった。スコアレスで後半へ。

後半に入ると仙台がやや前がかりに。開始間もない49分、左サイドから入れられたクロスをクリアしようと東が足を伸ばしたが、足に当たったボールがそのまま自陣ゴールへ。オウン・ゴールで0-1と先制を許してしまう。

たたみかける仙台に対して中央を固めて対応、何とか追加点は免れたものの、ビハインドを背負って苦しい展開に。

57分、東からのフィードを受けた永井が深いところからシュートを放つが角度がなく枠外に。60分には眷襦▲リヴェイラとつないだボールを最後は橋本がシュートするがバーの上。

66分、大森と永井に代えてリンスと富樫を投入、同点、逆転を狙いに行く。東京は圧をかけ、何度か仙台ゴール前でクリティカルなシーンを作るものの、仙台の守りも固くゴールを割ることができない。

81分、リンスの落としを受けた眷襪シュートを放つがゴール右に外れる。仙台がゴール前を分厚く守っておりなかなかシュート・コースが開かない。83分、東に代えて米本を投入。ここは田邉かと思ったが…。

東京はその後も必死の反撃を仕掛けたものの決めることができず、結局オウン・ゴールに泣く形となった。

シュート数12-7、CK9-2、ポゼッション53-47と内容的には東京のゲームだったし、失点もオウン・ゴールと、まあ、不運な敗戦ではあった。

しかし、結果が出ていない時期というのはこういう負け方をするものだし、それは追い込まれて萎縮したり力んだりすることで、わずかな精度に狂いが出たり、思い通りに行かない時の対応力が固くなったりすることから来ているものだと思う。

こうして、もともとはできていたことまでができなくなると、内容の方までが劣化する悪循環に陥る。やっていること自体はおかしくないと思うが、意識してモードを切り替える工夫をする必要がある。

また、それなりにやれているように見えても、シーズン前半と異なり、敵が東京を研究し、対策してきているのは間違いのないところ。オリヴェイラが執拗にマークされるのは当然としても、ボールを持たされ裏のスペースを消される形で機動力が殺されるなど、飛び道具を生かす機会自体が減っているように思う。

上位にいる以上これは仕方のないことで、我々もそれに対して精度、強度を上げながら、選択肢を増やして行かないとジリ貧になる。下を向いても仕方がない。愚直にやり続けることと、少しの変化、少しの成長を積み上げること以外に特効薬はないはずだ。

次節は首位・広島と対戦する。既に勝ち点差は13と大きく開いてしまったが、直接対決で勝てば流れは大きく変わるはず。スイッチを切り換える絶好のチャンスだ。

評点(評点はドイツ式):
林(3.5) 唯一の失点がオウン・ゴールだったのは不運。それ以外はほぼ試されず。
室屋(3.5) 代表帰りで生きのいい攻撃参加を見せたが警告を受け次節は出場停止。
チャン(3.5) 一時は不安定な守備が多かったがようやく本来のパフォーマンスに。
森重(3.5) 悪い流れを変えるのは中心選手の重要な仕事。森重に期待している。
太田(4) 再三のCKもなかなか合わず。ボール自体は悪くないと思うが…。
大森(4) よく走っているからこそチャンスに絡んでいるのだが決めたいよね…。
眷(3) 的確なパス出しでチャンスを演出。そろそろ自身のゴールが欲しい。
橋本(3.5) アンカー的に動いて攻守を活性化している。欠かせない存在に。
東(3.5) ハイパフォーマンスを維持。東推しがようやく報われてきた。
オリヴェイラ(4) さすがに対策されている。ポストする瞬間を狙われている。
永井(4) スピードを生かせるスペースがなかなかもらえなくなっている。
===
富樫(4) チームにはちゃんとハマっている感じはする。精度を上げたい。
リンス(3.5) 周囲もそろそろ彼の生かし方が分かってくる頃。結果出したい。
米本(-) 時間短し。

変にイジらずしっかり我慢したい。



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2018年09月03日 22:14      [posted by der_ball_ist_rund]

【ブンデスリーガ第2節】アウクスブルク 1-1 グラードバッハ

■2018年9月1日(土) 15:30キックオフ
■WWK-Arena (Augsburg)

土曜日の夜10時半のキックオフだが、アジア大会の韓国×日本が長引いたので、スカパーを録画して1時間ほどの遅れて追っかけ試聴した。

グラードバッハは開幕戦をホームで快勝、このままうまく波に乗りたいところ。アウェイだが最低でも勝ち点を持ち帰りたい。

メンバーは前節と同じ。シュトロブルをアンカーに置いた4-3-3の布陣となった。

ゾマー
バイヤー ギンター ヤンチュケ ヴェント
ノイハウス シュトロブル ホフマン
ジョンソン ラファエル アザール

グラードバッハはいきなりチャンスを作る。2分、アザールが左サイドの裏に抜け、フリーで中央にボールを流しこむ。ジョンソンがファーから入りこみ合わせようとしたが敵DFにクリアされてしまう。

悪くない立ち上がりだと思ったが、その後はアウクスブルクのハイ・プレスに苦しみ、つなぎにミスが出てフィニッシュまで持ちこめない展開に。セカンド・ボールも拾えず、自陣に押しこまれる時間が長くなる。

12分、右サイドから入れられたクロスを、中央で敵FWにワントラップされ、そのままボレーでたたきこまれて失点、0-1と先制を許す。ヤンチュケがついていたが目測を誤ったか頭上を越されてトラップ、シュートを許してしまった。

グラードバッハは17分、深くまで持ちこんだアザールが戻しのパスを入れ、ジョンソンがこれに合わせたが敵DFが線上でこれをクリア、絶好の同点機を逃す。その後はリスク管理を重視して分厚く守るアウクスブルクに対してチャンスを作れないまま0-1で前半を終えた。

後半開始からバイヤーとラファエルに代えてツァカリアとプレアを投入。シュトロブルを最終ラインに落とし、ギンター、ヤンチュケとの3バックに。こんな感じだったかも。

ゾマー
ギンター シュトロブル ヤンチュケ
ジョンソン ツァカリア ノイハウス ヴェント
アザール プレア ホフマン

しかしこの布陣は機能せず、グラードバッハの攻撃は散発となる一方、アウクスブルクには追加点のチャンスを作られる。

60分前後、ジョンソンを右SBに落とし、シュトロブルが再びボランチに入って4-4-2に。ツァカリアを右SHに押しだした形でシュトロブルとノイハウスがボランチとなり、左にホフマン、プレアとアザールが2トップになったように見えた。

ゾマー
ジョンソン ギンター ヤンチュケ ヴェント
ツァカリア シュトロブル ノイハウス ホフマン
アザール プレア

68分、ホフマンの左CKをニアのシュトロブルが頭でつなぎ、ファーのプレアが角度のないところからヘディングでニアを抜くシュート。これが決まって1-1の同点に。その後はグラードバッハが勢いを得て逆転を狙いに行く時間帯になる。

72分、右サイドを持ち上がったアザールが中央に切れこんでシュートを放つがゴール右に外れる。82分、右に張ったプレアからのパスを中央に走りこんだノイハウスがダイレクトでシュートするがDFにブロックされる。

89分にはノイハウスに代えてキュイザンスを投入するが試合はそのまま終了、1-1の引き分けに終わった。

アウェイで先行されながら追いついての引き分けということで、内容的にも必ずしもよくなかっただけに、まあ満足すべき結果だろう。シュート数7-18、CK4-9に対してポゼッション61-39。特に失点後は持たされながらブロックを崩せなかったのが数字からも見てとれる。

基本的な戦い方は昨季から変わっていないが、選手が一部入れ替わったことと、相手チームにもかなり研究されていることもあって、コンビネーションやシステムなどもまだ試行錯誤の部分が多いように感じる。頻繁な布陣の変更も今ひとつだったと思う。

少ない手数でダイレクトにボールを動かすことが多く、ポジショニングや決まり事など、オートマティズムができていないとすぐにズレてミスが出る筋合いにあるが、ギンターとヤンチュケの守備は(今日はヤンチュケにミスがあったが)安定感があり、これをベースに泥臭く結果を積み上げて行けば形はできて行くはず。

ラファエルを前半で交替させたのは今ひとつ機能していないと見たからか。自由に動けるスペースもなく、ボール・ロストも散見されたのでやむなしとも思えるが、後半オープンになれば生きる目もあり、前半での交替は疑問が残った。ケガとかでなければいいが。

シュティンドル、トラオレ、エルヴェディらがまだケガで欠場中。彼らが戻り、人選に悩むようになれば勢いが出てくる。それまで、何とか結果を出しながら走り続けるしかない。

ディーター・ヘキング監督談話:
「すべての詰まった非常に密度の濃い試合だった。どちらのチームも豊富な運動量で正々堂々と戦った。開始早々にリードを奪うことができたはずだったが、その後はアウクスブルクが彼らの最初のチャンスをそのまま生かして1-0にした。それは我々にとって考えていたのとはまったく違う展開になった。ハーフタイムにシステムを替えてみたが残念ながらうまく機能しなかった。この局面でアウクスブルクが試合を決めてしまうことができたはずだった。そこで我々はもう一度布陣を変更し、よりうまく戦えるようになった。そしてプレアが、私に言わせれば妥当な同点を引き寄せてくれた」

この日は黒のセカンド・ユニ。やっぱ今季はこっちをメインに着て欲しいわ。



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2018年09月03日 00:51      [posted by der_ball_ist_rund]

【Jリーグ第25節】FC東京 0-0 鳥栖

■2018年9月2日(日) 19:00キックオフ
■味の素スタジアム

気温は高くないが湿度が高く動くと暑い天気。日中は断続的に雨も降ったがキックオフまでにはやんだようだ。他の試合は土曜日開催でこの試合だけが日曜日。翌日のことを考えると土曜日がいいのだがなぜわざわざ日曜日開催なのか。

東京はリーグ戦3連敗のあと、公式戦2試合連続で引き分け。タイトルは現実的な目標ではなくなってしまったが、可能性は残っており、全勝して何が起こるか見てみるしかないし、まだ何も諦めた訳ではない。前節の引き分けをポジティブに捉えるためにもホームで勝ち点3が必要。

ケガで離脱していた橋本が先発に復帰、好調時のメンバーで試合に臨んだ。


室屋 チャン 森重 太田
東 橋本 眷襦‖膺
オリヴェイラ 永井

どちらかといえば東京がボールを持ち、緩急をつけながらチャンスを窺う展開に。それほど前からガツガツ行く訳ではないが、自陣でしっかりとブロックを形成し、奪ったボールを前線に供給することで敵ゴールを狙う。

5分、右寄りで得たFKを太田が蹴り、チャンが頭で合わせるがボールは枠外へ。これが東京のファースト・シュート。17分、右サイドから切れこんだ室屋が角度のないところからゴールを狙うがDFがブロック、こぼれ球に詰めた大森がダイレクト・ボレーで狙うがボールはバーをヒット。絶好機だったが決められず。

その後も東京はオリヴェイラのキープ力や永井の速さを生かして攻撃を続けるが、鳥栖の守備が厚く、ゴールを割ることができない。鳥栖の攻撃は組織だった守備で止めており決定機はほぼ作らせていないが、結果としてスコアレスのまま前半を終了。押し気味であり先制したいところだったが前節に続きゴールが遠い。

鳥栖も前線に強力なFWを揃えており、前半スコアレスは悪くない。ワンチャンで1点は取れるので焦ることなく中央をしっかり締めたい。オープンな展開にはしたくない。

後半に入っても神経質な試合が続く。52分、室屋がオリヴェイラとのワンツーから裏に抜け果敢にシュートを放つが敵GKがセーブ。58分、橋本からのパスを受けた東が正面から左足でシュートを放つがGK正面に。

59分、橋本に代えて米本を投入。ケガ明けということで予定の交替か。66分、オリヴェイラが裏に抜けシュートを放つがこれもGK正面に。68分、永井に代えてリンスを投入、終盤に勝負を懸ける。

しかしその後も固い守備戦。85分、東に代えて前田を投入、リンスが左SHに落ちる。87分、太田のCKに森重が頭で合わせるが枠外。90分には米本がミドル・シュートを放つがDFにブロックされる。

終始主導権は握り、鳥栖にほとんどチャンスを作らせなかったものの、東京も鳥栖のゴールをこじ開けることができず、結局2試合続けてのスコアレス・ドローとなった。

この試合単体で見れば、ゴールはなかったものの「得点できないなら失点するな」がきちんと実行できておりその点はポジティブ。そのおかげで勝ち点1を手にすることができた。

しかし、シーズン終盤にタイトルを争うこの局面では勝ち点が2足りないのは間違いなく、この試合を云々するより、ここまでに失った勝ち点、特にシーズン後半に入ってからの3連敗を悔むべきだろうと思う。

攻撃が湿って、何本シュートを打っても1本も入らない日はある。そういうときのために守備を締められると、最低限の勝ち点は手に入る。今日はそういう試合で、後ろの踏ん張りが印象的だった。

もちろん決定力は上げて行かねばならないが、それを積み上げるための基盤はできている。気候が涼しくなり、日程も英国週間シリーズがようやく終わって、見失っていた戦い方をもう一度確認すべきタイミング。

今日の試合では敵へのプレゼント・パスが散見されたのは残念だった。距離感の問題なのか、状況判断なのか。危ういシーンは一度や二度ではなかったが、最終的に難を逃れたので大きな問題になっていないだけ。ここは改善しないと不用意な失点の発端になる。

数字的にはシュート数11-6、CK7-3、ポゼッション53-47。東京優位ながらもそこまで差はつかず、結果としては妥当だったかもしれない。

東京はこれで25試合を消化して勝ち点42(1試合あたり1.68)の3位。しかし長谷川監督が言う通り、タイトル争いはまだあとひと波乱はあり、それに参加できるように、今はとにかく目の前の勝ち点をしっかり手の中に収めるしかない。最後にどうなっているかはその時気にすればよい。まだ何も終わっていないし諦めてはいない。

残り10試合を切り、いよいよ今季も終盤に入る。タイトルは現実的に難しいとしても、ACL圏内は死守しなければならず、できるだけのことをやって最後にどうなっているか見てみよう。

評点(評点はドイツ式):
林(3.5) ハイボール処理に安定感。2試合連続の完封はこの先の基礎になる。
室屋(3.5) 代表招集され気合が入ったか、積極的な攻撃参加で大きくアピールした。
チャン(3.5) 敵の強力なFWとのマッチアップは見ごたえあり。対人の強さ生きた。
森重(3) 「さすが」と唸らせるフィード多数。やはりサッカー偏差値高い。
太田(3.5) 精度の高いボールを供給し続けたが合わせられず。CKを生かしたい。
東(3) 即座のプレー選択が大きくチャンスを広げた。やり続けて行こう。
橋本(3) 時間限定だったのかもしれないが、攻守にツボを押さえた動きで存在感。
眷(3) どのタイミングでどこに出すか常人とは異なるセンスと視野を持つ男。
大森(4) ボールを引き出し攻撃の形に持ちこむところまで貢献大きいが…。
永井(4) 速さを生かして敵の脅威にはなったが決めきれず。悪くはなかった。
オリヴェイラ(3.5) 再三ボールを持って攻撃の起点となったがゴールは遠かった。
===
米本(4) どうしても橋本と比べてしまうが、攻撃意識に成長は窺えた。
リンス(3.5) 自分の役割をよく理解している。応援し続けたい。
前田(-) 時間短し。

残り試合全勝しかない。



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2018年08月30日 23:19      [posted by der_ball_ist_rund]

【Jリーグ第24節】湘南 0-0 FC東京

■2018年8月26日(日) 19:00キックオフ
■Shonan BMWスタジアム平塚

蒸し暑い日曜日。夕方から湘南新宿ラインに乗って平塚に向かった。日曜日の夜に平塚はキツいが水曜日にも試合をしており仕方ないか。週末の試合は基本土曜日にして欲しいが…。

東京はリーグ戦3連敗、天皇杯でもPK戦で敗退しており、苦しい状況に何とか歯止めをかけたい。タイトルは既にかなり遠のいているが、可能性はまだ残されており、とにかくアウェイでも勝ち点3が必要だ。

東京はチャンが欠場で丹羽がCBに。前線はオリヴェイラとリンスの2トップかと思われたが、実際の布陣を見るとリンスが左SHに入り東がトップに上がったか、あるいはリンス、東、大森の3シャドーにオリヴェイラの1トップの4-2-3-1のようだった。


室屋 丹羽 森重 太田
眷襦(橡
大森 東 リンス
オリヴェイラ

試合は序盤から拮抗した戦い。湘南がボールを支配するが東京も組織だったボールへのアプローチで素早い切り替えから攻撃を仕掛けようとする。湘南の方がチャンスを作るが中央を固め、林の好セーブもあって何とか難を逃れる。

ナイターだが気温が高く飲水タイムが設けられた。34分、太田のCKに森重がワントラップしてボレー・シュートを放つが敵GKのセーブに遭う。41分、ゴール前に圧力をかけてリンスがシュートを放つがGKがセーブ。こぼれ球を詰めようとするが決めきれず。

44分、太田からのクロスがこぼれたところに東が詰めるがこれも敵GKに止められる。30分ごろから徐々に東京のボールがつながり始めるが、ゴールは決められないまま前半を終える。バーをヒットされるシュートもあったが何とかしのいでいる。

後半は前半の流れを受けて東京が徐々にペースをつかむ展開に。60分、大森に代えて永井を投入、永井はトップに入り、東が右SHにスライドして4-4-2になったように見えた。

永井のスピードを生かして裏を狙う攻撃に。61分、永井の持ち上がりから戻しをオリヴェイラが合わせるが枠に収まらず。64分、オリヴェイラの落としにリンスが合わせるがこれもバーの上。

77分、リンスに代えて富樫を投入、何とか決勝点を狙いに行くが、徐々に足が止まり始め苦しい戦いに。湘南の攻撃も受けるが、ブロックはかろうじて形成できており、中央を割らせないことでリスクは回避できている。

間延びしそうになる中、必死にコンパクトさを保つが、攻撃も徐々に重くなる。83分、オリヴェイラに代えて前田を投入。その後も最後までゴールを狙ったが決定機を作れず、結局スコアレス・ドローに終わった。

チャンスは作ったものの決めきれず、苦しい展開になったが、守備が踏ん張って無失点に抑え、何とか勝ち点1を持ち帰ったゲーム。状況からすれば勝ち点1では足りないが、ここ数試合、失点が止まっていなかったので、最低限の結果は出したと言える。

もともとリーグ3位の得点を挙げており、得点力に問題がある訳ではない。どんなにチャンスを作ってもゴールが決まらないことは普通にある。無失点に抑えることができれば、それでも最低限の勝ち点は取れる訳で、この日のゲームはそういう点でひとつ底打ちを感じさせた。

強いクラブというのはケチャドバで大勝するクラブではなく、しょっぱい試合をしょっぱくクローズして結果を積み上げるクラブ。ゴールが遠くても泥臭くゴールを守り、勝てないまでも最低限の勝ち点を手にしたのは転換点になり得る。

後半、足が止まりながらもブロックを崩さず中央を締めることができた。この引き分けがどういう意味を持つかは、次の試合で決まると思う。やり続けるしかない。シュート数11-9、ポゼッション56-44、CK8-4と、数字からは勝たなければならない試合だったと思うが、思うように行かない試合でしっかり粘りを見せられたのは大きかった。

とはいえここで勝ち点2を逃したことは星勘定的には極めて厳しい。首位広島、2位の川崎はきっちり勝っており、3位はキープしているものの、広島との勝ち点は11、川崎とは5と拡大、4位の札幌との勝ち点差は3であり、ACL圏も薄氷を踏む形に(しかも川崎、札幌は1試合少ない)。

タイトルは現実的な目標としては厳しくなったが、ACL圏内は死守しなければならず、ここからはもう一つも落とせない。できる限りのことをやって、最後にどうなっているか見るしかない。

評点(評点はドイツ式):
林(3) 特に前半好セーブを連発、試合を救った。無失点は大きな貢献。
室屋(4) 上下動を繰り返したがチャンスになかなか絡めなかった。
丹羽(4) なじんではきたが致命的なパスミスからピンチを招くシーンがあった。
森重(3.5) 森重の最終ラインからの展開で何度もチャンスを作った。
太田(4) クロス、プレース・キックで攻撃に貢献。守備も踏ん張った。
眷(3.5) 意表を突く縦パスで一気に局面を変える働き、代えの効かない存在。
米本(4) 食いつきすぎずここいちばんでボール奪取、攻撃にも努力の跡あり。
大森(4.5) なかなかゴールに結びつかないがアイデアのある動きは貴重。
東(4) トップ下でも機能、疲れはあるが最後まで走りきり動きを作りだした。
リンス(4) 収めるしシュートもうまい。そろそろゴールが出るはず。
オリヴェイラ(4) 毎試合ゴールを期待されるのは仕方なし。貢献は大きい。
===
永井(4) 交替で入ると速さは歴然、脅威にはなったが生かしきれず。
富樫(-) 時間短し。
前田(-) 時間短し。

帰りのシャトルバスの待機列整理が今イチで、真っ暗な中、どこに列の最後尾があるのか分からずうろうろさせられた。



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2018年08月27日 19:00      [posted by der_ball_ist_rund]

【ブンデスリーガ第1節】グラードバッハ 2-0 レバークーゼン

■2018年8月25日(土) 18:30キックオフ
■Borussia-Park

ブンデスリーガ2018/2019が開幕。今季はスカパーが放送権を獲得、どういう放送のやり方になるのか懸念したが、全試合生中継してくれるようで安心した。ブンデスリーガの試合がCSとはいえテレビで普通に見られるとか、僕が帰国した2002年ごろは考えられなかった。隔世の感があるな。

グラードバッハは開幕に先立って行われたDFBポカール1回戦で5部のヘシュテッドに11-1と完勝、いいイメージを持っての開幕になるが、大勝の後はバランスを崩しがちでもある。モードを切り替えてホームでの開幕戦を勝ちきりたい。

メンバーはポカールから入れ替えてくるかと思ったが、トップのプレアに代えてジョンソンを先発させた他は同じメンバー。トップにはラファエルが入り、アザールとジョンソンがシャドウの位置に入った。シュトロブルをアンカーにした4-3-3になる。

ゾマー
バイヤー ギンター ヤンチュケ ヴェント
ノイハウス シュトロブル ホフマン
アザール ラファエル ジョンソン

前半はともに積極的なプレッシングの守備と、少ないタッチ数のパス交換でそれをかいくぐろうとする攻撃のぶつかり合い。中盤での激しいボールの奪い合いから、スピードを持って前線にボールを運ぼうとするが、ミスが出たりパスがズレたりするとすぐに奪われる。緊張感のある攻防に。

ポゼッションはややレバークーゼンに傾き、グラードバッハは何度かアタッキング・サードまでボールを運ぶがなかなかフィニッシュまで持ちこめない。17分にはバーを叩くシュートを浴びるなど、チャンスの数ではレバークーゼンに後れを取る。

ようやく27分、ノイハウスから中央でパスを受けたラファエルがシュートを放つが敵DFに当たり枠外に。28分にはホフマンがこぼれ球をダイレクトでシュートするがこれもゴール左に逸れる。

37分、エリア内に入りこんだヴェントが中央へ送ろうとしたボールを敵DFがブロックしたが、これが手に当たりハンドリングの判定。PKを得てアザールがこれを蹴るが左に飛んだボールをGKにがっちりセーブされて失敗(38分)。決定的な先制のチャンスを逃してスコアレスのまま前半を終えた。

後半も拮抗した立ち上がりになるが、54分、エリア内にドリブルで持ちこんだノイハウスが敵DFに倒されて2度目のPKを得る。55分、今度はホフマンがこれを蹴り、GKの動きと逆になる右に丁寧に流しこんでゴール。グラードバッハが1-0と先制する。アザールには蹴らせられないって感じでホフマンがボールを持ってPKに向かうのを見て笑ってしまった。

さらに58分、ラファエルが左寄りをドリブルで持ち上がり、ジョンソンとのワンツーで裏抜け、ゴール・ライン近くから短く戻すとジョンソンがこれをきれいに流しこんでゴール、2-0とリードを広げる。

ビハインドを背負ったレバークーゼンが前に出てくるのに対し、グラードバッハはリスク管理を優先、奪ったボールはシンプルにカウンターにつなげて優位に試合を進める。70分、敵ゴール前で密集になり何人かが至近距離からシュートを試みたが入らず。

79分、ラファエルに代えてプレアを、83分にはジョンソンに代えてヘアマンを、さらに88分にはノイハウスに代えてツァカリアを投入、試合をクローズしに行く。その後もチャンスはグラードバッハに多く、3点目の可能性も十分に感じたが敵GKの好守もあり決めきれなかったのはもったいなかった。

それでもグラードバッハは、次第に攻め手のなくなるレバークーゼンに対し、最後まで集中を切らさず守りきり、そのまま2-0で開幕戦勝利を手にした。

序盤は強度の高いぶつかり合いでなかなか思うようにフィニッシュまで持ちこめず、せっかくのPKも失敗して「ゲッ」ってなったが、後半早い時間帯に得たPKをきっちり決めたことで流れをつかんだ。リードを得てからは前に出てくる敵をコレクティブな守備で止め、効果的にカウンターを繰り出して危なげなく試合をクローズした。

まだまだこれからだが、シュトロブルのアンカーに安定感があり、ホフマンもインサイド・ハーフの適性がある。ノイハウス、バイヤーもうまくなじんでおり、キュイザンス、クラマー、ツァカリアらをベンチに置かなければならないのがもったいない。

この試合でやや空回り気味だったプレアにリーグ戦でゴールが出れば攻撃の迫力も加わる。いろいろな組合せを見てみたい。ケガのシュティンドル、トラオレ、エルヴェディも早い復帰を望む。

ディーター・ヘキング監督談話:
「最初の25分間はレバークーゼンに落ち着いて試合をさせてしまった。我々の新しく組織した4バックはブンデスリーガでは初めて試合に臨んだ。この布陣では両方のサイド・アタッカーは頻繁に後ろに落ちて来なければならない。2枚のインサイド・ハーフが比較的下がり目に位置することになるからだ。後半には、我々のチームはより高い位置で攻撃を仕掛けることができ、早くからレバークーゼンを押しこむことができた。これが非常にうまく行き、うまくボールを支配することができたし、その後は切り替えも非常によくなった。ここ数週間に作り上げたアイデアをチームが実行できたのは素晴らしい。多くのことが噛み合ったが、リーグにはまだまだ長い道のりなのも分かっている」

レバークーゼンの監督がハイコ・ヘアリヒなの、見ても思い出さなかった。あと、グラードバッハは白い体操服みたいなファースト・ユニだったのでがっかり。今季は絶対セカンドの方がカッコいいので、是非ホームでもセカンドを着て欲しい。



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2018年08月22日 23:55      [posted by der_ball_ist_rund]

【天皇杯4回戦】山形 1-1 FC東京

■2018年8月22日(水) 19:00キックオフ
■NDソフトスタジアム山形

平日夜でしかも山形での試合なのでおとなしく自宅スカパー観戦。仕事を何とか切り上げて家に帰った。

リーグ戦3連敗中の東京は、この試合に勝って準々決勝にコマを進め、ちぐはぐになっている歯車をもう一度噛み合わせたいところ。連戦となるが結果が欲しい試合だ。

リーグ戦からはターン・オーバーを行い、両SBを入れ替えたほか、品田、平川が先発、前線はオリヴェイラと富樫のコンビになった。室屋、太田、東、永井、米本はベンチ。


丹羽 チャン 森重 小川
大森 眷襦(神遏”陛
オリヴェイラ 富樫

序盤は東京が流れを作る。最終ラインからのフィードを前線で収めここから突破を狙う戦術でチャンスを迎える。5分、オリヴェイラが持ち出して中央の富樫に戻し、ここから富樫がさらに平川に振って平川がシュートを放つがGK正面に。

6分、オリヴェイラからのボールを受けた富樫がエリアに侵入したところで倒されPKを得る。7分、オリヴェイラがこれを例のダンシングPKで決めて1-0と東京が先制する。ここまでは盤石に見えた。

しかし、直後の9分、右サイドから入れられたクロスに中央で合わされ失点、1-1の同点となる。得点直後の失点という最も気をつけなければならないパターンでつかみかけた流れを手放してしまう。クロスに対してうまくスクリーンされたためにチャンがクリアできず中央で合わされた。

その後も東京は前線にボールを預けて押し上げようとするが、山形がアグレッシブな守備から素早く前線に展開するようになり徐々に押しこまれる時間が長くなる。失点以降はフィニッシュま持ちこめるシーンもなくなり、前半を何とか1-1で終了。山形の攻撃の精度の低さに救われた。

後半に入ると東京がやや盛り返す。51分、オリヴェイラがポストで落としたボールを品田がシュートするがDFにブロックされる。前線にシンプルに当てて行くことで敵のラインを押し下げ、ややペースをつかんだ感はあったがゴールには至らない。

66分、小川のCKにチャンが頭で合わせるが枠に飛ばず。73分、丹羽と平川に代えて室屋と東を投入、試合を決めに行く。品田がボランチにスライドし、東が右SH、大森が左SHに。

徐々に東京が山形陣内で試合を進める時間が長くなるものの、中央は分厚く肝心の1点が遠い。リーグ戦を考えれば延長は避けたいし、山形はほぼ防戦一方となっているが、なかなかビッグ・チャンスを作れないまま終盤に。

89分、オリヴェイラに代えて永井を投入するが奏功せず、結局1-1のまま延長に入る。

延長ではほぼ一方的な東京の試合に。足が止まったか、PK狙いか、自陣でブロックを形成する山形を相手に、東京がシュート数を増やして行くが決まらない。91分、小川のクロスに富樫が頭で合わせるが枠を捉えられず。

95分、品田に代わり米本を投入。その後も東京が攻める時間が続く。

延長後半に入っても流れはそのまま。113分、永井のパスを受けた富樫が裏抜けし、いいシュートを放つが敵GKにセーブされる。114分にはCKから小川が狙うがGKがセーブ。一方で敵のカウンターから危ないシュートも打たれるが林の好セーブでしのぎ、結局1-1のままで延長は終了、PK戦となる。

今回からPKは所謂ABBA方式で東京は後攻からスタート。東京は森重、チャン、東、永井、米本の順で蹴るが全員が決め、一方の山形も5人全員が決めてサドンデスへ。

6人目の室屋が蹴って成功するが山形の6人目も決める。続いて山形の7人目が成功し、東京の7人目は富樫。富樫のシュートは枠に行ったが、敵GKの読みが当たりキャッチされる。これで勝負は決まり、東京は天皇杯4回戦敗退となった。

序盤押しこみ、その流れから先制したまではよかったが、すぐに追いつかれたところで流れがおかしくなった。やはりブロックのセットが遅くなったように感じ、それはおそらく前からプレスをかけるところと、リトリートするところのメリハリがズレて、切り替えが遅れているということなのではないかと思う。

それでもその後ズルズル行かず我慢し、それ以上の失点はなかったが、ワンチャンを決めきれず、延長、PKとなった。せめて延長で勝ちきれなかったのだから、富樫がPKを止められたのは仕方ないし責められない。

格下相手であり、独特の難しさはあるものの、先制したのならしょっぱく試合をクローズすることができなければならなかった。

これで東京は公式戦4連敗(まあ今日は引き分けだが)。結果を出せずにいる間に、もともとできていたことまでができなくなり、内容までが劣化してきたように感じられる。勝っている時は内容がダメでも次第に連係ができ自信がついていい循環に入るが、結果が出ないとその逆になってしまう。

この流れを止めるには、内容をよくする以上に、まず1勝、結果を出してそこから内容の検証を進めて行く順番でなければならない。ルヴァンカップ、天皇杯と既に2つのタイトルを失っており、すべてをリーグ戦に投入するしかない。危機感は持ちつつも、冷静に結果から逆算した戦いをしたいし、その力はあるはずだ。

評点(評点はドイツ式):
林(4) 終盤に好セーブあったが、PK戦では1本も止められなかった。
丹羽(4.5) SBだったが及第点。何だかんだ丹羽の存在は大きいと思う。
チャン(4) 失点シーンではクロスをクリアできず。悪い手グセは要注意。
森重(3.5) 落ち着いてDFラインを統率、フィードも効いて存在感を見せた。
小川(4) 好クロスを連発、いつの間にか随分成長して頼もしくなった。
大森(3.5) 質の高い動きはしている。やはりまずは1本ゴールが欲しい。
平川(4) 落ち着いてボールを捌いた。使い続けてみる価値はある。
眷(3.5) 攻守に要となる活躍。酷使による疲労の蓄積が心配だが…。
品田(4) 選択肢となり得る働き。彼もまた出場機会を与えてみたい。
オリヴェイラ(3) 異次元の働き。久しぶりにダンシングPKが見られて満足。
富樫(4) やはり最後を決めきるところが欲しい。特徴を出したい。
===
東(3.5) 攻撃に動きを出すにはやはり東が必要。このチームの核の一人。
室屋(4) 彼が出て右サイドを使えるようになった。やはり存在大きい。
永井(4) 貢献はあったが終盤に入った以上はしっかり決めきりたかった。
米本(4) 間延びしてからの投入だが今日は攻撃参加の判断も悪くなかった。

得点したのに勝てなかったのが深刻だと思う。



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2018年08月21日 00:21      [posted by der_ball_ist_rund]

【DFBポカール1回戦】ヘシュテッド 1-11 グラードバッハ

■2018年8月19日(日) 18:30キックオフ
■Weserstadion Platz 11 (Bremen)

ブンデスリーガの開幕に先立ってDFBポカールの1回戦。相手は5部のヘシュテッド。ブレーメンのクラブらしい。月曜日の夜にFohlen.tvでフルタイムを見た(結果は先に見てしまっていた)。

グラードバッハはユースから昇格のバイヤー、新加入のノイハウス、プレアらが先発した。シュトロブルをアンカーに置いた4-3-3のシステム。

ジペル
バイヤー ギンター ヤンチュケ ヴェント
ノイハウス シュトロブル ホフマン
ラファエル プレア アザール

試合は終始グラードバッハの一方的なペース。1分、ノイハウスがドリブルでエリアに入ったところでGKに倒されPKを得る。2分、アザールがこのPKをGKの動きを見て流しこみ1-0とグラードバッハが早くも先制する。

8分には右サイドのアザールからパスを受けたプレアが反転して敵DFをかわしシュートを決め2-0に。

15分には右に流れたホフマンからのロビングのクロスをラファエルが頭で押しこみ3-0。

31分、左サイドを上がったヴェントの戻しをラファエルが流しこんで4-0。

39分、右CKをホフマンがサイン・プレーで中央へ戻し、ノイハウスが狙いを定めたミドルを決めて5-0とする。

さらに42分、中央30メートルほどのFKをアザールが直接決め、6-0で前半を折り返した。ハシュテッドにはほぼチャンスはなくシュートも打たせていない。

後半に入っても流れは変わらず。50分、ヤンチュケからのフィードを追って裏に抜け出したプレアがGKとの一対一を冷静に流しこんで7-0。

56分、エリア手前でルーズになったボールをホフマンが拾ってシュートを決め8-0に。58分、ヴェントに代えて新加入のプールセンを投入、そのまま左SBに入る。

66分、プレア、ノイハウスとつないだボールをラファエルが右寄りで受け、エリア外からミドル・シュートを決めて9-0。69分、ラファエルに代えてヘアマンを投入し、右サイドの攻撃的な位置に入る。

73分にはノイハウスに代えてキュイザンスを投入、そのままインサイド・ハーフに入ったか。78分、シュトロブルのパスからヘアマンが裏に抜け、戻しをプレアが決めて10-0。

さらに84分にはホフマンからのパスを裏で受けたアザールが敵DFを切り返してニアを抜くシュートを決め11-0に。

88分にはカウンターから1点を失ったが、地力に勝るグラードバッハが圧勝、危なげなく2回戦にコマを進めた。シュート数33-1、CK10-0、ポゼッション73-27と数字も圧倒的。

正直、実力差のはっきりした試合であまり参考にならないが、ラファエル、アザールらが元気なのを確認できたことと、プレアがしっかり機能していること、バイヤー、ノイハウスらが計算できそうなことを見られたので価値はあった。

シュティンドル、エルヴェディ、トラオレらがケガで出遅れているが、ベンチにはクラマー、ジョンソン、ツァカリアを使い残しており、まずはこのメンバーで十分戦える印象を持った。

ブンデスリーガはこの週末に開幕、グラードバッハはホームにレバークーゼンを迎える。その直前に真剣勝負のポカールを戦えたのはよかった。フェスタガードの抜けたCBがやや不安で、オクスフォードも返してしまったが、今日はヤンチュケがカバー。とはいえこの試合ではほぼノー・ストレスの状態であり、リーグ戦で綻びがないかを確かめて行くことになる。

昨季はケガ人が多く今ひとつ波に乗りきれないシーズンで、ヘキング監督の留任はどうかとも思うが、まずはどこまでやれるか見てみよう。

ディーター・ヘキング監督談話:
「私のチームは90分間最高の戦いをし、素晴らしい印象を残した。非常に高いモチベーションで向かってくる5部のクラブであり、簡単な試合ではなかった。他のクラブがカテゴリーが下のクラブを相手に苦戦している例もある。しかしすばらしいゴールがあり、それ以外にもさらにチャンスもたくさん作った。FWにとってはゴールを決めるのがいつも重要なこと。それだけに、アザール、ラファエル、プレアがそれぞれ3本ずつ決めたことは非常に嬉しいことだ。このチームでは競争はとても激しい。土曜日の試合で先発の選択肢になる選手たちが今日はベンチに控えていた」

今日はアウェイながら敵がブルーのユニだったので、グラードバッハは白のファースト・ユニでプレイ。体操着みたいであまりパッとせず、ホームではセカンドの黒を着て欲しい。



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2018年08月19日 23:01      [posted by der_ball_ist_rund]

【Jリーグ第23節】札幌 3-2 FC東京

■2018年8月19日(日) 13:00キックオフ
■札幌ドーム

スタジアムまで見に行くには午後の試合がいいが、自宅でDAZNを見る分には夜がいいなあと思わされた1時キックオフの試合。昼メシ食ってPCをテレビに接続。

東京は2連敗でタイトル争いから大きく後退。アウェイながら何としても勝って流れを変えたいところ。札幌もこのところ勝てておらず、意地のぶつかり合いになる予感がする。

前節発熱で欠場した森重が最終ラインに復帰、ほぼベスメンと呼べる布陣に。田邉がベンチにいないのが気になる。


室屋 チャン 森重 太田
大森 眷襦(橡棔‥
オリヴェイラ 永井

東京は序盤から前に出る。2分、眷襪ら浮き球のフィードを受けたオリヴェイラが左裏でボールを受け、エリア内から中央の永井に送ると永井はとっさにヒールでゴールに流しこむがGKにセーブされる。

11分、オリヴェイラからの戻しを受けた米本がエリア手前で切り返し、DFを外して左足でミドル・シュートを放つが枠外に。さらに13分には永井がルーズ・ボールを拾い、ダイアゴナルに走りこんだ東にヒールで落とす。東はこれをシュートするがGK正面に。

ポゼッションは五分のイメージだが、東京が奪ったボールを永井の速さを生かして効果的に裏に展開し、そこからチャンスを作れている。

17分、大森が敵陣深いところまでドリブルで持ちこみ、ゴールラインいっぱいのところから近くの東に戻し。東が右足に持ち替えてシュートするが左ポストに嫌われる。その後も東京が流れをつかみチャンス・メイク、札幌はフィニッシュまで持ちこめない。

33分、眷襪らのアバウトな前線へのボールを永井が左寄りで収めてエリアへドリブルで持ちこむ。ゴール・エリアに入り敵GKが対応に出たところで永井が中央へ絶妙の戻し、これを走りこんだオリヴェイラが低い弾道で冷静に流しこみゴール。東京が1-0と先制する。永井−オリヴェイラのコンビで久しぶりにきれいな得点を挙げた。

42分には東が奪ったボールをオリヴェイラに展開したがシュートは枠外に。アディショナル・タイム、太田の右CKにニアのチャンが合わせ、これがファー・ネットいっぱいにかかるゴールとなり2-0に。2点差で前半を折り返す。

札幌がスクエアなポゼッション・ゲームを仕掛けてくるので東京としては最もハマりやすい展開。守備では早い帰陣からブロックを形成、攻撃では永井とオリヴェイラのコンビネーションからチャンスを量産している。だが後半オープンになると逆襲を食らう。コンパクトに締めて最後までやりきることが重要になる。意思統一して距離感を保ちたい。

ところが後半になると流れは札幌へ。46分、右サイドのルーズ・ボールを室屋が拾いシュートするが枠外になり、これ以降はほぼ一方的に押しこまれる展開になる。

53分、最終ラインに目がけて放りこまれたボールに合わされる。シュートの軌道自体は枠を外れていたと思われるが、ゴール前の森重に当たりボールは林の逆を突いてゴールに。記録上は敵FWの得点になっているが東京のオウン・ゴールにも見えた。2-1に。

その後も東京は徐々に足が止まり始め、中盤が間延びしてここを自由に使われる。抑えが効かず、最終ライン勝負になってずるずる下がる悪い展開に。立て続けにチャンスを作られる一方、奪っても距離が遠く前線にボールを届けられない。我慢の時間帯になる。

68分、右サイドから切れこんだ敵FWを捕まえられず、中央からシュートを許す。これが決まり2-2の同点に。完全に足が止まっている。

さらに72分、中央からミドル・シュートを打たれ、これがポストをヒットしてそのままゴールに。2-3とまさかの逆転を許す。完全に流れを持って行かれる。

東京はその直後に永井と東に代えて前田とリンスを投入、前田がトップに、リンスは左SHの位置に入る。

76分、前がかりに攻め、大森のクロスにファーのリンスがシュートを放つがポストに嫌われる。84分、米本に代えて品田を投入。品田はリーグ戦デビューとなる。

東京はその後も必死の反撃を試みるがゴールが遠く、結局そのまま2-3で痛い逆転負けを喫した。

前半はしっかりしたブロックによる組織的な守備と、永井のスピード、オリヴェイラの強さを生かした素早い攻撃で得点を重ね、札幌にほぼシュートを打たせず封殺、リードを奪ったが、後半に入ると修正してきた相手に対応できずズルズル自陣に押しこまれる展開になった。

連戦の疲れからか特に後半は中盤が間延び、ボランチのところで抑えが効かず、最終ライン勝負になってミドル・シュートを決められた。足が止まってブロックを保つことができず、マークの受け渡しや対応に出た後のカバーもルーズになり、自由にシュートを打たれた。

後半の運動量の落ち方が激しく、スタミナが足りないなら足りないなりのリスク管理があったと思うが、最終ラインを上げられず、帰陣が遅れて中盤がスカスカになったのは明らかにリスク・マネジメントのミス。気持ちの問題というより、むしろガス欠、電池切れを気持ちで補おうとして自滅したというべきだ。

2点取ったのに負けたのは、3点目を取れなかったからではなく、先に2点取っていたのにそこから3点も取られたからで、守備とリスク管理に問題があったのは明らか。特に橋本の不在が大きく、米本のポジショニングにおそらく課題があるが、米本はもともとそれが持ち味の選手ではなく、起用のミスマッチがある。今日は前半悪くない攻撃参加を見せていただけにもったいない。

田邉、東、森重、チャンあたりのボランチ起用はないのかと思う。前節の平川に続いて今日の試合で品田を終盤投入したのは、攻撃シフトもあるが、プレッシャーの中でどれだけ落ち着いてボールを捌けるかのテストではないかと思う。

よかったときにできていたことの何ができなくなっているのか。戦い方の軸自体は間違っていないと思うが、連戦の疲労が蓄積してブロックがルーズになっているのが気になる。

これは前節、前々節も同じで、よかったときはブロック全体のスライドとボール・ホルダーへのアプローチの約束ごとが明快に整理されていたのが、いずれもルーズになってギャップを使われている印象だ。何をベースに試合を組み立てるのか見直す必要があるのではないか。

これで東京は23試合を終えて勝ち点40の3位。首位広島が川崎に負けたので首位との勝ち点差は9と変わらないが、逆に2位川崎との勝ち点差は実質6に開いた。一方で4位神戸との勝ち点差は4に縮まり、いよいよ窮地に追いこまれている。

残り試合を全勝しても到達できる勝ち点は73となってしまい、首位広島のここまでのペースから計算した優勝ラインは72であり、もうひとつも負けられない計算。タイトルは現実的な目標ではなくなりつつあるが、可能性がある以上投げ出す訳には行かない。タイトル、ACLを目指して戦い続けるしかない。

評点(評点はドイツ式):
林(4.5) 失点はノー・チャンスか。何度かピンチはしのいだが押しこまれた。
室屋(4.5) 自身は好調を維持しているが、後半は自陣に押しこまれ特徴を出せず。
チャン(4.5) 強さは見せたが主将として押しこまれた後半に流れを変えられず。
森重(4.5) 前半は正確なフィードを連発してチャンスを作り存在感を示した。
太田(4.5) 正確なキックで攻撃をサポート、CKからアシストを記録した。
大森(4) 不可欠なピースであることは間違いないがさすがにお疲れモードか。
眷(4) 米本のカバーで下がり目にいることが多く彼の力を生かしきれていない。
米本(5) 求められているものと持ち味とのミスマッチあるのは彼の責任ではない。
東(4) 惜しいシュートあり。疲労が蓄積し、献身的な運動量も実らず後半に交替。
オリヴェイラ(3) 彼が前線でボールを収めるのがすべての起点に。ゴールも見事。
永井(3) 駆け上がった後の判断が課題だが今日はきれいにオリヴェイラに流した。
===
リンス(-) 時間短し。惜しいシュートあった。
前田(-) 時間短し。こういう時にチームを救う働きができる男。
品田(-) 時間短し。

このままズルズル行くか、もうひとヤマ作るか、クラブも監督も選手もサポも問われている。



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2018年08月16日 00:12      [posted by der_ball_ist_rund]

【Jリーグ第22節】FC東京 0-1 柏

■2018年8月15日(水) 19:00キックオフ
■味の素スタジアム

お盆なので電車も空いている。仕事を何とか終わらせて味スタに向かった。蒸し暑いがスタジアムは風もありそこまで耐え難い感じではない。

東京は前節アウェイでG大阪に土壇場で突き放されて負け。一応2位はキープしているものの首位広島との勝ち点差は開き、3位の川崎にも勝ち点差1に詰められた。川崎は1試合少ないため東京は実質3位と考えた方がいい。連敗はできない。

森重が体調不良ということでメンバーを外れ、CBには丹羽が先発。またオリヴェイラが契約上出場できず、トップはリンスと永井のコンビになった。平川、品田、前田がベンチ入り。左SBは小川が先発し太田はベンチに。


室屋 丹羽 チャン 小川
大森 眷襦(橡棔‥
リンス 永井

東京は開始早々チャンスを作る。林からのフィードを追って裏に飛び出し、DFに絡まれながらもシュートを放つが飛び出した敵GKにセーブされる。4分には右サイドの裏を取った室屋がクロスを入れるが東のシュートは枠に飛ばず。前節同様、立ち上がりにチャンスを作るが決めきれない。

東京はその後も裏を狙ったボールを多用し、リンス、永井がこれを追うが収めきれず。一方柏も少ないタッチ数でボールを前線に展開、東京は守備の連係が曖昧で自陣でリスクの高いプレーが目立つ。

ブロックが整わないままクリアしきれず波状攻撃を受けたり、間延びした中盤で孤立したボランチがボールを奪われるなど、らしくないミスが多い。何度か決定的なシーンを作られるが林の好セーブもあり何とかしのいでいる。

37分にはリンスがドリブルから久しぶりにシュートを放つがDFにブロックされる。その後は見せ場も作れずスコアレスで前半を終える。リードされていてもおかしくないグダグダな前半で、今季見た中で最もひどかったと思う。ターン・オーバーがあるとはいえ連係ミスが多すぎ。

後半に入ると東京がリズムをつかむ。ボールを支配しながら敵陣中心に試合を進める。53分には米本のパスを受けた永井が裏に抜け、ゴールライン際からマイナスのクロスを送り、大森がダイレクトで合わせるが大きく枠を外れる。

ファーでフリーになる室屋に展開することで攻撃にメリハリが生まれ、チャンスを作れるようになる。63分、室屋のクロスに東が敵と競り、浮いたボールの落ち際を永井がダイレクト・ボレーで狙うがこれも大きく枠を外す。

68分、東のCKに小川が競り、こぼれ球をチャンがシュートするがブロックされる。69分、室屋からボールを受けたリンスがドリブルで持ち上がりエリア手前から豪快なミドルを放つが枠に収まらず。

74分には小川のCKに丹羽が頭で合わせるがバーの上。チャンスは作るが決めきれない。すると77分、左サイドからクロスを入れられ、ファーで合わされて失点。豪快なオーバーヘッドで0-1と先制される。人はいたが身体を寄せられなかった。

78分、リンスに代えて富樫を、69分には大森に代えて太田を立て続けに投入。小川が右SHにスライドする。これは正直よく分からなかった。

84分、左サイドを上がった永井がクロスを入れるがファーの小川はボールに届かず。86分、小川に代えて平川を投入、米本が右SHにスライドしたか。87分、東からのスルー・パスを追って室屋が右裏に抜けクロスを上げるがこれも誰にも合わずファーに抜けてしまう。

最後はチャンを前線に上げてパワー・プレーを試み、CKには林も上がったがゴールが遠く、0-1で痛い2連敗を喫した。

拮抗した試合だったが、特に前半は連係が取れないことから致命的なピンチに陥るミスが多かった。後半は守備もやや整理され、前に圧力をかけることができたが、チャンスに決めきれず、ワンチャンを決められての敗戦となった。

柏はワンタッチで素早くボールを展開したり、間で受けるなどして、東京が自陣でブロックを構築する前に攻めきることを狙っていたように見え、対策されているのを感じた。加えて東京も、帰陣が遅かったり、マークの受け渡しが微妙で穴が開いたりと、これまでなら徹底できていた守備の約束ごとが、暑さと疲労のせいかルーズになっている感があった。

シーズンも後半に入り、どのクラブとも2度目の対戦になる。上位にいれば研究され、対策されるのは当然で、それを上回る成長がなければシーズン前半のような成績が出ないのもまたものの道理。それなのに、夏場に厳しいスケジュールとはいえ、こちらのプレー強度が落ちていたのでは戦えない。

何度かの決定的なピンチはその都度カツカツのところで何とかしのいだが、失点シーンでも、クロスの出どころの対応はふだん通りだったと思うが中で易々とシュートさせてしまったのはもったいなかった。全員がボール・ウォッチャーになってしまった。

決定力の不足が目につくが、敗因はそれよりもこのところポロポロと失点していること。キックオフの時に手にしている勝ち点1にどうやってあと2を上積みするかという勝負をしているのであり、その勝ち点1を手放さないことがまず前提。守備の連係、約束ごとがルーズになれば勝ち点1も取れなくなるのは自明だ。

バカスカ点が取れれば勝つのは当たり前だが、調子がいい時には点が取れない今日のような試合でも、セットプレーとかPKとか何ならオウンゴールでも1点取って、それを守りきってウノゼロで勝てていたはずだし、それがダメでもスコアレス・ドローで勝ち点1派取れていたのではなかったか。

強いクラブというのは毎試合バカスカ点を取るクラブではなく、しょっぱい試合をしぶとく、しつこく、いやらしくこちらに引っ張りこんでモノにできるクラブであり、重要なのはまず失点しないことであって、決定力はその次。調子のいい時、結果の出ている時にどんな戦いをしていたかをもう一度思い出さなければならない。

足踏みする時期が巡って来るのは分かっていたこと。そこで踏ん張り乗り切れるだけの地力が付いているのかが問われている。ここが今季のいくつめかの、おそらく最も重要な勝負どころのはずだ。思い通りに行かないときに本当の力が分かる。ここを乗り越えないと次には行けないし、もちろんタイトルなど覚束ない。

シーズン後半に入って5試合を戦ったが2勝3敗と明らかに失速している。順位も3位に下がり、首位広島との勝ち点差は再び9に、2位川崎とも実質勝ち点3のビハインドになっている。ここから出直すしかない。このままズルズル後退するようなみっともない真似はできないだろう。

評点(評点はドイツ式):
林(4.5) 好セーブもあったが前半は最終ラインとの息が合わずヤバいシーンも。
室屋(4) 特に後半は何度もオープンを駆け上がってチャンス・メイクしたが…。
丹羽(5) 個の能力はともかく、まだ息が合わない部分が大きく不安定な出来。
チャン(5) ムリめな持ち上がりでボール・ロストするなど不安を感じさせた。
小川(5) 再三左サイドを使われ、攻撃でも流れを止めることが多かった。
大森(4.5) 精力的に動いたが決定機に決められず。そろそろゴール欲しい。
眷(4.5) 米本のカバーで下がり目にいることが多く力を生かし切れていない。
米本(5) 気の効いたパスを期待している訳ではないが…。生かし方を模索中。
東(4.5) 引き続きチームの核となっているが今日は全体の距離感が悪かった。
リンス(4.5) ボールの引き出し方、ゴールへの向かい方などに特徴は見せた。
永井(4.5) エリアにたどり着いてからの判断が遅い。シュートに行っていい。
===
富樫(-) 時間短し。
太田(-) 時間短し。
平川(-) 時間短し。

ここ、勝負やで。



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2018年08月10日 23:36      [posted by der_ball_ist_rund]

【Jリーグ第21節】G大阪 2-1 FC東京

■2018年8月10日(金) 19:00キックオフ
■パナソニックスタジアム吹田

平日夜のアウェイなのでおとなしく自宅DAZN観戦。仕事が終わって速攻帰宅した。週末なら里帰りを兼ねて観戦もありだったが、なぜわざわざ平日にやるのか。金曜日開催は勘弁して欲しい。

2連勝して勝ち点差5で首位広島を追う東京はアウェイながら勝ち点3を狙う。大阪は監督交代後まだ勝利がないが、内容は改善しているとの評でありモラルを上げてくることが予想される。下位相手とはいえ厳しい試合になる。

東京はSHをローテーションし、東が右、大森が左に。田邉がベンチ・スタートとなり、前線は前節に続いてオリヴェイラと富樫のコンビになった。橋本は正式にケガの発表があり、8月いっぱいはムリそうな感じ。


室屋 チャン 森重 太田
東 眷襦(橡棔‖膺
オリヴェイラ 富樫

立ち上がり早々にビッグ・チャンス。オリヴェイラからのパスを富樫が落とすと入れ替わりに中に入った室屋がシュートを放つがボールはアウトにかからず枠外に。さらに3分、東の落としから富樫がシュートするがDFにブロックされる。

7分にも右サイドからの室屋のクロスに中央の大森がシュートできず、こぼれを拾った太田が右足で合わせシュートは枠に飛んだが敵GKにセーブされる。敵DFの態勢が整う前に立て続けにチャンスを作ったがゴールできず。この流れで先制したかった。

この局面で得点できず、試合は暑さもあってか互いに省エネモードに。大阪も前線に受けられるFWがおり攻撃は気が抜けない。次第に拮抗した展開になって行く。22分、東がゴールライン際から折り返し、ゴール前の大森がダイレクトで狙ったが敵GK正面。

34分、敵CKの流れからゴール前で密集となり、こぼれたボールを押しこまれて失点。0-1とリードを許す。チャンスを決めきれないとこういうことになるという見本のような展開に。36分、眷襪エリア外からミドル・シュートを放つが枠外に。

その後は好機を作れず。アディショナル・タイムに東が負傷を訴えて田邉と交代。何分か前のプレーで敵との接触から傷んでおり、治療を経て一時はピッチに戻ったものの、やはりムリだったようだ。ケガの程度が気になる。0-1で前半を終了。

後半になっても拮抗した戦い。リードを得て守備的になる大阪に対して東京はボールを持つ時間が長くなる。47分、眷襪らのパスを富樫が受け、DFを背負いながらも反転してシュートを放つがGKがセーブ。51分にもクリア・ボールを拾ったオリヴェイラがシュートするが枠に行かず。

その後もオリヴェイラ、富樫がシュートを試みるが枠に行かず。64分には太田のアーリー・クロスに富樫が飛びこむがヘディングはヒットせず。チャンスは作るが決めきれない時間が続く。

65分、富樫に代えてリンスを投入、ゴールを狙いに行く。67分には眷襪陵遒箸靴ら大森がシュートを放つが大きく枠を外す。東京がボールを持ち攻撃を仕掛けるがフィニッシュの精度を欠き、逆に大阪のカウンターを受けるシーンが多くなる。後ろは対応できているが意識が前に行ってややオープンになってくる。

72分。大森に代えて永井を投入、永井はそのまま右SHに入ったか。東京が必死の反撃を仕掛ける。85分、室屋のクロスが永井を経由してファーのオリヴェイラに渡り、オリヴェイラはターンで敵DFをかわしてニアをぶち抜くシュート。ボールはゴールの天井に突き刺さり東京が土壇場で1-1と試合を振り出しに戻す。

勢いを取り戻した東京は一気に逆転を狙いに行く。45分、リンスがシュートするがGKがセーブ。4分のアディショナル・タイムもほぼ経過し、攻めきれなかったボールを奪われ攻めこまれる。DFを背負った敵FWに縦パスが入り、ここから反転を許してシュートを打たれる。これがゴール隅に決まって1-2と勝ち越しを許す。試合はその後ワンプレーで終了、残念な敗戦となった。

序盤に決定的なチャンスがあったが決めきれず、その後も逸機を続けるうちにセット・プレー崩れから先制されるイヤな流れ。それでもそこからズルズル行かず、0-1で終盤まで持ちこみ、85分に追いついたまではよかった。ここから逆転するか、最悪でも引き分けていれば印象の異なる試合になっていたと思うが、最後の最後で意識が前に飛んで浮足立った感があった。

連戦の疲れと暑さで省エネモードになっているのはある程度仕方ないが、それであればワンチャンを決めきる強さは欲しい。追いついた後、逆転を狙いに行ったこと自体は正しかったと思うが、そこで間延びしてオープンになり、最後の反撃を許してしまった。長崎戦、そしてこの試合と、しっかり分析すれば修正すべき点は比較的はっきりするのではないか。

これまでできていたことがルーズになっていないか、慣れが出ていないか、これからシーズン終盤に向けて戦う上で最も重要なところをチェックする最後のチャンスだ。ここでズルズル後退する訳には行かない。ひとつの敗戦の重さを噛みしめなければならない。

感じたのは橋本の不在の大きさ。米本はボールを狩るのに長けており、局面で頼りになる存在なのは間違いないが、攻撃時に米本が受けることで流れが停滞するところは否めない。田邉か東のボランチ起用はありだと思うが、東が負傷退場となったのが気になる。軽傷であることを祈りたい。

何もかもが悪かった訳ではなく、紙一重のところで持って行かれた試合。それだけに数多い逸機がもったいなかった。シュート数19-13、CK6-5とチャンスは作った。長いシーズンには当然こういう試合もあるが、タイトルを狙うのであればこの負け方はない。今季最後の敗戦を見たと思っておこう。

一部ターン・オーバーはしているというものの、連戦の人繰りが苦しい中で若手の登用がないのは疑問。今日の試合でもベンチは交代した3人とGK大久保の他は、小川、丹羽、岡崎。DFを3人も揃えておく必要はないように思われ、久保や矢島、原、あるいは平川や品田らを試すことはできないのだろうか。疲労による運動量の減少で試合内容は厳しくなっているように感じる。

他のクラブは明日の試合なので順位は変わらない(1試合あたり勝ち点1.90)が、タイトル争いという点では大きな後退。これ以上負けられない。

評点(評点はドイツ式):
林(4) 手堅くゴールを守っていたが、最後のシュートには反応できなかった。
室屋(4) 開始早々のシュートはアウトにかけきれず。あれが決まっていれば…。
チャン(4) ん〜、基本固いんだけど今日も何か微妙なプレーがあったような…。
森重(3.5) 落ち着いたプレーで流れからの攻撃はしっかり受け止めていたが…。
太田(4) シュート他、右足でいいキックを連発。セット・プレー決めたかった。
東(3.5) 今日も水を運んでいたが無念の負傷交代。軽傷であることを祈る。
眷(3.5) バカウマの縦パスをガンガン供給して女子の視線を一人占めした。
米本(4) パスの出しどころとかセンスはいいと思うんだけど判断速度足りず。
大森(4) 今日もシュート決まらず。大森に得点が生まれればタイトル取れる。
富樫(4) いいところに入って来ている。続けて行けばブレイクちかいと感じる。
オリヴェイラ(3) あれがあるから持ちすぎも許される。胸の空くゴールだった。
===
田邉(4) ボールが足につかないシーン多し。疲れが出ているか。踏ん張れ。
リンス(4) さすがに今日は不発。次節オリヴェイラ不在で先発か。期待したい。
永井(-) 時間短し。先発はまだ難しいのか?!

上位と中位ではひとつの敗戦の重みがまったく違う。ひとつ負けることが決定的なディスアドバンテージになるということを我々は思い知っているところだと思う。ここで踏ん張らなければ。悪い時に何ができるかで価値が決まる。



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2018年08月06日 23:05      [posted by der_ball_ist_rund]

【緊急コラム】タイトルはどれくらい遠くにあるか

東京は20試合を消化して12勝4敗4分、勝ち点40(1試合あたり2.00)で2位につけている。正直、期待以上の好成績と言っていい。そして、選手たちからもタイトルを意識した発言が出るようになっている。東京がこれまでなし得なかったリーグ優勝が、まだ極めてうっすらとではあるが、もしかしたら手の届くところにあるかもしれないと感じられるようになってきた。

一方で、それは平常心を失い浮足立つリスクでもある。ひとつひとつの勝利はもちろん嬉しく、気持ちの上がるものだが、そうした日々の一喜一憂を超えたところに優勝という未知の目標はあるはず。それはあとどれくらい遠くにあるのか、何をすればそれに手が届くのか、ムダに浮かれないためにもここで一度、数字として検証しておきたいと思った。

まず、Jリーグが18チームになった2005年以降、昨年までの年間勝ち点1位クラブの勝ち点は最高が74(2015年広島、2016年浦和)、最低が60(2005年G大阪)、平均して68.2である。そこで、優勝ラインを仮に70として試算してみる。

東京はここまで勝ち点40なので、最終節終了時に勝ち点70に達しているためには、残り14試合で勝ち点30を上積みする必要がある。

このためには残り14試合で10勝以上すればよい。10勝以上できれば、それ以外の試合を全敗しても勝ち点は70以上となる(10勝4敗でちょうど30)。ちなみに残り14試合全勝すればシーズン勝ち点は82に達する。

逆に、5敗すると、それ以外の9試合を全勝しても勝ち点は27にしかならず、シーズン通して70には届かない。残り14試合、5敗した時点で優勝は極めて難しくなると思っておいた方がいいということだ。

勝ち数が最も少なくていいケースは8勝6分の場合。つまり最低でも8勝しないと優勝は難しいし、8勝しかできないのならもはや負けることはできないとも言える。

14試合で勝ち点30を稼ぐということは1試合あたり2.14の勝ち点を積み上げなければならないということ。東京は今季ここまで1試合あたり勝ち点2.00のペースで来ているので、端的に言ってこれまで以上のペースで勝ち続けなければならないということだ。

東京がこれまで、同一シーズンの連続した14試合で30以上の勝ち点を挙げたケースを、手許でデータがパッと出てくる2008年以降で確認したが(J2の2011年は除く)、そのようなケースは今季を別にすればフィッカデンティ監督2年めの2015年に3回あっただけだった。

何が言いたいかというと、これまでもかなりすごい戦いをしてきたと思ってるけど、本当に、現実的にタイトルの話をするなら、我々はこれから、これまで以上に、シーズン残り今までほとんど経験したことのないような成績を残さないとムリだということ。浮かれている余裕などどこにもないし、我々はまだ何も成し遂げていない。本当の戦いはむしろこれからだ。

これが優勝というものの現実だ。これまで優勝したクラブはみんなこういう戦いを戦って、そして勝ち残ってきた。もちろん実際にはひとつひとつの試合、目の前の試合に全力で臨み、勝ち点を3ずつ積み上げる以外にできることはない訳であり、数字だけを意識して悲観したり楽観したりすることには意味がないが、少なくともタイトルというものがどれくらい遠くにあるものかはきちんと理解しておいた方がいいと思う。

ひとつひとつの歓喜の積み重ねの向こうにタイトルはある。それはまだまだ遠く、道は険しいが、手の届かないものではない。タイトルを獲りたい。



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2018年08月06日 00:31      [posted by der_ball_ist_rund]

【Jリーグ第20節】FC東京 1-0 神戸

■2018年8月5日(日) 19:00キックオフ
■味の素スタジアム

あっつい日曜日。マジあっつい。あっつ。さすがにキックオフにはやや気温も下がったがそれでもたぶん30度はあったと思う。

この試合は神戸に新しく加入した外国人選手を目当てにしたと思われる人たちでチケットが完売、しかしその選手は家族を迎えに行くとかで一時帰国してしまい、この試合には出ないことが完売後に分かった。いったい実際にはどれくらいの人出になるのか分からず、早めに味スタに出かけたが、コンコースは激混みだった。

とはいえ全体に出足は遅く、5時過ぎにスタジアムに着いたらバック上層の座席は普通に確保できた。6時を過ぎた頃から埋まり始め、最終的にはメインの一部を除いてほぼぎっしり。45,000人の動員となり、せっかく買ったチケットだからとみんなマメに見に来たのだなと思った。

さて、2位で広島を追う東京は負けられない戦いが続く。3位の川崎とも勝ち点差は実質1しかなく、勝ち続けるしかない。ホームで長崎に負けた後、前節はアウェイで鹿島に逆転勝ちしており、ホームで白星を重ねたいところ。暑い中で試合が続いており、チーム力が問われる。

長谷川監督はターン・オーバーを実施、左SBに太田が戻った他、SHには大森が先発、東がベンチ・スタートに。橋本はケガとのことで引き続きメンバー外。


室屋 チャン 森重 太田
大森 眷襦(橡棔‥廷
オリヴェイラ 富樫

試合は序盤から拮抗した立ち上がりに。互いに4-4-2のオーソドックスなボックス型で、奪ったボールをしっかり運ぶ戦い方に変わりはないが、神戸の方がややポゼッション志向であり、東京は早めにオリヴェイラに当てようとしているか。

暑さのせいもあってか東京は前線からのハードなプレッシングはあまり見られず、守備では基本早めにブロックを形成、中央を固めたうえでボールをサイドに追い込み、徹底した約束ごとで対応する手堅い戦い方。互いに体力を意識した展開に。

10分、太田の右CKにニアのチャンが頭で合わせるがボールはゴール横に。これが東京のファースト・シュートになる。その後は互いにボールを奪っては仕掛けるがフィニッシュまで持ちこめないしんどい展開に。16分、オリヴェイラからのパスを受けた富樫が裏に抜けるがオフサイドの判定。

21分にも眷襪らのパスを受けた田邉が裏に抜けるがオフサイドに。裏への意識はあるがギリギリのところでタイミングがあっていないか。23分には1分間の飲水タイム。Jリーグでは初めて見たと思う。

29分、大森のスルー・パスに田邉が裏抜けするがこれもオフサイドに。その後も何度かチャンスを作ったがフィニッシュまで持ちこめず、逆に神戸もほぼシュートはなくスコアレスで前半を終える。スコアレスで後半勝負ならワンチャンで勝機あり。

神戸は後半開始から2枚替えで押し気味に。立て続けにシュートを打たれるが林のセーブもありゴールは割らせない。51分、田邉に代えて東を投入。55分、眷襪エリア内にドリブルで突っかけ、倒されたように見えたがノー・ファウルの判定。

主審のゴール・キックのジェスチャーがPKのようにも見えて一瞬盛り上がったが違った。今日の主審は互いにボールに行くコンタクトにはかなり寛容で試合を進めていた。悪くない試合運営だと思う。

60分、富樫に代えてリンスを投入、先制を狙いに行く。互いに仕掛ける展開となるが神戸の勢いに押され自陣での時間が長くなる。72分、太田のFKがクリアされたセカンド・ボールに走りこんだ米本がダイレクトでミドルを放つがバーを越える。強烈ないいキックだったがわずかに精度を欠いた。

78分、米本に代えて永井を投入、東がボランチにスライドし、永井は右SHに入る。東京は終盤に盛り返し、敵のボールを奪っては仕掛ける流れが多くなる。83分、オリヴェイラが持ち上がって大森にパスするが、角度の厳しいところからのシュートはサイドネットに。その後も再三仕掛けるがフィニッシュまで持ちこめず。

席を立つ子供連れなども目立ち始めるが、「いちばんいいところを見ずに帰るとかアホやな」と力が入る。90分、眷襪らパスを受けたオリヴェイラがドリブルで持ち上がる。エリアに入ったところで右裏にスルー・パス、これを受けたリンスがニアをぶち抜くシュートを決め、土壇場で東京が先制、1-0とリードする。

躊躇なくニアを破ったリンスのシュートはもちろん素晴らしかったが、DFを引きつけて最後にリンスに出したオリヴェイラのラスト・パスも見事だった。

その後は負傷中断もあって8分近いアディショナル・タイムをしのぎきり、東京が1-0で貴重な勝ち点3を得た。

高い気温の中での連戦で、互いにペース配分が難しく、動きの重いゲームになったのは仕方のないところ。シュート数は8-10とどちらもなかなかフィニッシュまで持ちこめなかった試合内容を示している。

攻守にメリハリをつけ内容的には拮抗していたと思うし、ポゼッションでは神戸が優勢だったが(57-43)、固いブロックで神戸の攻撃を跳ね返し、最後は林の好守もあってしのぎきったことで、最後にチャンスが巡ってきた。身体を張り、愚直に走り続けた結果の決勝点だったと言っていい。

欲を言えば8本あったCKで先に決めたかった。終盤、そろそろ合うかと思ってみていたが、結局セット・プレーは不発に終わった。

それでも、勝つか引き分けるかでは大きな違いがあり、拮抗して終盤までスコアレスの試合で最後に決めるという勝ち方ができるのはチームとしての成長を感じる。リンスの2試合連続決勝ゴールはプレミアムだが、そこまで我慢できたことを高く評価したい。

決勝点のシーンでも、永井がダイアゴナルに逆サイドに走ったこと、先にも書いたがオリヴェイラが最後のところでリンスにいいパスを出したことがあってゴールになった。価値のある得点だったし、決して偶然ではなかった。これが強さになって行くはずだ。

これで東京は2連勝、中断明けのリーグ戦4勝1敗となり、20節を終えて12勝4敗4分で勝ち点40(1試合あたり2.00)の2位。首位広島が引き分けたため、広島との勝ち点差は7から5に縮まった。一方3位の川崎は勝っており、実質勝ち点差1の状態は変わらず。いずれにしても勝ち続ける以外にない訳で、今日の勝利は苦しんだだけに大きな意味を持つ。

敵の外国人選手目当てのライト層、夏休みの家族連れを含めた45,000人に、土壇場で胸のすく勝利を見せられたのは興行的にも大きい。今後、上位争いを続けて行けば動員も増えることが予想されるし、これだけ人が多いと何かと大変なことも多いが、それでもこの雰囲気の中で勝ち進みたい。今日初めて見に来た人が一人でも多くもう一度スタジアムに足を運んでくれれば本当に嬉しい。

評点(評点はドイツ式):
林(3) ビッグ・セーブで失点を阻止。CKへの対応も落ち着いており安定感あり。
室屋(3.5) 何度か裏を取ったシーンもあり、攻守で好調を維持。充実している。
チャン(4) 失点にはならなかったが不用意なボール扱いが散見され肝を冷やした。
森重(3.5) 読みと強さで対応したが、最後は林に救われた部分もあった。
太田(3.5) CK、FK、クロスと質の高いボールを送り続けたが合わせられず。
大森(4) シュートを打ちきれなかったシーンあり、そろそろ得点が欲しい。
眷(3.5) スルー・パスのみならずセカンド・ボールの回収や守備で大きな役割。
米本(4) 惜しいミドル・シュートあり。ポジショニング重視で食いつき少なめ。
田邉(4) 何度か気の効いた裏への走り込みあったがオフサイドに。好調は持続。
オリヴェイラ(3) ゴールはなかったがボールを収め、運び続けて決勝点をアシスト。
富樫(4) 守備での貢献は大きいがシュートなしは残念。チームにはなじんできた。
===
東(3.5) 久しぶりのボランチも安定感あり、この位置での先発も面白いかも。
リンス(2.5) 2試合連続の決勝ゴールは偶然ではない。高いキープ力が武器。
永井(-) 時間短し。地味だがクローズに貢献した。

フットボールは最後まで見ないと。



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2018年08月01日 22:54      [posted by der_ball_ist_rund]

【Jリーグ第19節】鹿島 1-2 FC東京

■2018年8月1日(水) 19:00キックオフ
■県立カシマサッカースタジアム

蒸し暑い平日夜の試合。どう考えても遠征はムリなのでおとなしく自宅DAZN観戦に。

前節長崎に完敗、上位を狙う以上はアウェイとはいえ勝利の必要な試合。鹿島には最近4試合負けなしと苦手にしていた一時期からは考えられない好調さだが、強敵であることには変わりない。気合が入り過ぎても、侮ってもいけない難しい試合になる。

GKは久しぶりに林が先発、またチャンも先発に復帰した。左SBに小川、左SHに田邉、FWに富樫を起用するなどターン・オーバーも実施、また橋本が欠場し、眷襪畔橡椶離瀬屮襦Ε椒薀鵐舛箸覆辰拭


室屋 チャン 森重 小川
東 眷襦(橡棔‥廷
オリヴェイラ 富樫

試合は拮抗した立ち上がりに。東京はオリヴェイラをターゲットに早めに前線に展開するいつもの攻撃で先制を狙う。一方の鹿島はしっかりした組み立てから押し上げる狙いか。

2分、森重からのロング・フィードをオリヴェイラが受け、そのまま前を向いて持ち上がりシュートを放つが枠に収まらず。これが東京のファースト・シュートとなる。3分には左サイドの小川からのアーリー・クロスをファーの東がワンタッチで折り返すが中央の富樫にはわずかに合わず。

すると13分、右サイドから敵が上げたクロスがそのまま林の頭を越えゴールに。0-1と先制を許す。DAZNがクルクルして復旧したら失点してた。ムカつく。クロスは中央勝負が今の考えだと思うが、思いの外ボールが伸びてファー・ネットに入ってしまった。

東京はその後も整理された守備から奪ったボールを素早く展開する攻撃を続ける。19分、東からのパスを受けたオリヴェイラが敵DFを背負いながら右サイドへボールを展開、これを受けた室屋がタイミングを計ってグラウンダーのクロスを中央に送ると走りこんだ富樫が敵DFに囲まれながらも冷静に流しこんでゴール。東京が1-1と追いつく。失点から間もない時間帯で追いついたのは大きかった。

その後は東京の流れに。25分にはゴール正面25メートルから30メートルのFKを蹴り、ボールは枠に向かうが敵GKがセーブ、ポストに逃れられ、詰めようとした富樫も届かなかった。34分には小川の左CKに森重が頭で合わせるが敵DFがクリア。

さらには37分、田邉からのパスをオリヴェイラが落とし東がダイレクトで狙ったが枠外に。45分にもFKを東が蹴るが誰も合わせられず。1-1の同点のまま前半を終えた。

後半に入ると鹿島が反撃に。ボールを支配され自陣に押しこまれる時間が続くが、しっかりとブロックを形成して決定的なチャンスを作らせない。

75分、富樫、オリヴェイラに代えて、永井、リンスを投入、前線を入れ替えて終盤勝負に出る。今季、試合終盤の得点がないが勝ち越せるか重要な局面になる。

すると直後の78分、永井が右サイドで敵DFとの競り合いに勝って奪ったボールを中央に送ると、ここに走りこんだリンスが敵GKより一瞬早くボールに触れてゴール、東京が2-1と勝ち越す。交代で入った2人が連係して得点で流れは一気に東京へ。

79分には裏抜けした東がゴール前の永井にパス、決定的な局面だったが永井の至近距離からのシュートはバーの上に。これは決めておきたかった。83分には田邉からパスを受けたリンスがシュートを放つが敵GK正面。

アディショナル・タイムには敵のミドルシュートが密集を抜けてゴールに向かったが林がセーブしてゴールを守り、結局2-1で東京が逆転勝ちを収めた。

ポゼッションは53-47、CK5-6と拮抗した試合だったが、シュート数は10-6と東京がよりチャンスを作れており、実際失点のピンチと思って身を固くしたシーンはそれほどなかったように思う。失点はやや事故っぽいところもあり、全体としては最後まで集中してよく守れていたという評価でいいのではないだろうか。

攻撃においては前節と異なり奪ったボールを少ない手数で前線に送り、オリヴェイラのキープ力を生かしながら流動してフィニッシュに持ちこむという意図のある攻撃が機能していた。鹿島のようにボールを動かしながら前に出るチームの方が戦いやすいと感じた。

今日の試合でも起用された小川、田邉が溌剌とした動きを見せ、久しぶりの出場となった林、チャンも不安のないプレーだった。また、守備の意識でチームへの貢献の大きかった富樫がここへきてリーグ戦初ゴールを挙げたのは大きい。FWはひとつゴールが生まれると勢いがつくもの。

途中出場の永井はアシストやシュート、裏への仕掛けのスピードなどでしっかり存在感を見せており、リンスにも移籍後初ゴールが生まれるなど、FWの競争も生まれて層が厚くなった。交代したFWが終盤に得点することができるようになれば勝ち点は上積みできる。

最初にも書いた通り、敗戦の後であり、またずっと苦手にしていながらこのところ急に勝てるようになった鹿島相手の試合でもあって、平常心で淡々と勝ち点を取りに行くことが難しい試合ではないかと懸念していたが、その試合に今のチームのいい面を出して勝てたということはチームの成長を物語っている。

シーズンを戦う上でも、後半戦の最初のゲームで不覚を取った後、それを引きずらずしっかり勝ち点3を取って首位を追撃するための礎石を据えることができた。下位のクラブが追い上げに入ってくる中で、我々も勝ち点を積み続けなければ足許が危うくなるのは早い。慢心することなく切り替えて次に行きたい。

東京は19試合を終えて11勝4敗4分、勝ち点37(1試合あたり1.95)で2位。前節台風の影響で一部の試合が順延となったため3位の川崎は1試合少なく勝ち点33なので、勝ち点差は実質1と思っていた方がいいだろう。首位広島とは勝ち点差7あり、何とか背中を見失わずについて行っているくらいの感じ。気の抜けない戦いが続く。

評点(評点はドイツ式):
林(3.5) 失点は前に出ていたところを狙われたが、ビッグ・セーブで取り戻した。
室屋(3.5) 前節の鬱憤を晴らすかのような攻め上がりでアシストを記録。
チャン(4) 荒っぽいプレーもあったが中央を割らせず安定感を見せた。
森重(3.5) チャンとのコンビで中央を封殺、強さと読みのよさが生きた。
小川(3.5) 攻守両面でしっかり汗をかいた。田邉とのコンビネーションもよき。
東(3.5) 太田不在でFKを任せられたが惜しかった。今の東京を象徴する存在に。
米本(4) 不用意な飛び込みあったが、中盤を制圧し敵をサイドへ追い込んだ。
眷(3.5) 米本の食いつきを後方からカバー、守備でも大きな存在感を見せた。
田邉(4) 自ら仕掛ける機会は少なかったが、ハードワークでチームを支えた。
富樫(3) 嬉しいリーグ戦今季初ゴールで勢いがつけばFWの層がグッと厚くなる。
オリヴェイラ(3.5) ゴールはなかったが彼の前線でのキープがこのチームの要。
===
リンス(3) ボールを動かして時間を作ることのできる選手。ゴール嬉しい。
永井(3.5) シュートは決めたかったが短い時間でも十分存在感があった。

週末は神戸戦だが、夏に獲得した外国人選手は里帰り中で出場しないとか。



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2018年07月28日 00:17      [posted by der_ball_ist_rund]

【Jリーグ第18節】FC東京 0-1 長崎

■2018年7月27日(金) 19:00キックオフ
■味の素スタジアム

ここしばらくの40度近い酷暑が和らぎ、何とかしのげる気候に。味スタ前のユーロスポーツでようやく買った今季のユニを受け取りスタジアムに向かった。金曜日開催は勘弁してくれと思っていたが、明日は台風が来そうなので結果的には今日でよかった。

今日からシーズン後半、すべての相手が我々を知った上で戦うことになる。相手は下位の長崎だが楽勝だと思っていると痛い目に遭う。難しい試合を覚悟しなければならない。

永井が先発に復帰、眷襪ボランチに戻り米本がベンチに。また最終ラインには岡崎に代わって新加入の丹羽が初先発となった。

大久保
室屋 丹羽 森重 太田
東 眷襦ゞ極棔‖膺
オリヴェイラ 永井

東京は序盤から前線に素早くボールを展開して攻め上がろうとするが、長崎がしっかりとスペースを消し、前線でボールを収めることができない。逆に奪われたボールをサイドの裏に送られてチャンスを作られる。苦しい立ち上がりに。

12分、オリヴェイラがこぼれ球を拾って前に持ち出し、エリア際からシュートを放つが枠を越える。これがファースト・シュートとなるが、その後はフィニッシュまで持ちこめないもどかしい時間が続く。

長崎の方が少ない手数で東京ゴールに迫っており、大久保のファイン・セーブでかろうじてゴールを守るもののピンチが続く。

25分過ぎから永井のスピードを生かすなどして何度か東京らしい攻撃を仕掛けるがシュートに至らず。この局面でゴールできていればという時間帯だったが、長崎の守備が分厚くシュート・コースが開かない。

その後も長崎の出足の速さに押される展開が続くが、大久保のセーブもあって何とかスコアレスで前半を折り返す。前半シュートはオリヴェイラの1本のみと、狙いを絞れないまま長崎に主導権を握られている。失点していてもおかしくない内容で、修正できなければ後半苦しくなることが予想される。

後半から永井に代えて富樫を投入。永井が今ひとつフィットしていなかったということか。思いきってオリヴェイラをリンスに替えるか、永井を下げるなら米本を入れて前節同様の布陣にしてもいいのではと思ったが…。

しかし後半になっても流れは変わらず。長崎の3バックに2トップを押さえられ、サイドはWBにフタをされてボールの収めどころがない。打開できないまま自陣に押しこまれてシュートを浴び、大久保のセーブなどで何とかゴールを死守する。

63分、中央でボールを受けた眷襪遠目から狙うが枠外に。流れを変えるためにもシュートを1本打っておきたいという眷襪料世い亙かる。何しろこれが今日2本目のシュート。少しずつボールを動かせるようになるが長崎の守備も固い。

70分、大森に代えて田邉を投入。73分、太田のCKからの流れで田邉がシュートを放つが敵DFにクリアされる。

77分、敵CKの流れから東京ゴール前で密集となり、立て続けにシュートを浴びる。東がライン上で2度クリアしたが最後に押しこまれて失点、0-1と先制を許す。

79分、眷襪紡紊┐謄螢鵐垢鯏蠧、東がボランチに落ちたように見えたが前線の並びはよく分からず。橋本をアンカーにして東と田邉をインサイド・ハーフにし、前線はリンスを中央にして右にオリヴェイラ、左に富樫の3トップで敵の3バックに対峙したか。

その後は東京が前がかりに攻撃を仕掛け、ようやくクリティカルな縦のボールが入るようにもなったが、なかなかフィニッシュまで持ちこめず、結局そのまま痛い敗戦を喫した。

結果は0-1だったが惜敗というよりは完敗。もっと失点していてもおかしくなかったが大久保のセーブで3点くらいは救われた。内容から見れば敗戦自体は妥当な結果だったという他ないだろう。

長崎はもともとカウンターのハマりにくい相手だった上に、東京の使いたいスペースをしっかり消し、ボールの収まりどころをつぶしたうえで、強度の高い守備から素早く前線にボールを運んで東京ゴールに何度も迫った。全体としては東京がやるべきことを長崎にやられて負けた感があった。

東京はゲームプランが機能しないまま、有効な対策を打つこともできず惨敗。ポゼッションは57-43と取ったが、シュート数5-12と試合をさせてもらえなかった。結果論ではあるが、前節までの、眷襪冒粟でボールを持たせる布陣の方が機能したのではないかと思った。

決して侮っていた訳ではないと思うが、前節横浜に大勝し、長崎に対してもアウェイで大勝した下位のクラブということで、どこか「勝って当然」的なホワッとした空気がサポの側にあったのも事実ではないか。

これを「取りこぼし」だと思っていたら次も負ける。すべての試合は勝たなければならない試合であり、一方で楽に勝てる試合はひとつもない。下位相手だから楽に勝てると思っていたのであればその時点で負けてたということだ。

シーズン前半を2位で終えたということは、シーズン後半、我々は対策をされる側になったということであり、ここで前半と同じことをしていたのでは確実に厳しい戦いを強いられる。対策されても勝てる力がないとタイトル争いは覚束ない。

この敗戦はいろんなことを示唆している。ここから何を学ぶかでシーズン後半の出来上がりはまったく変わってくる。簡単に「切り替えて次行こう」では済ませられない試合。払った授業料の分は成果を回収しなければならない。

評点(評点はドイツ式):
大久保(3) 彼のスーパー・セーブがなければあと3点か4点入ってたと思うわ。
室屋(5) 敵のWBをケアしなければならずなかなか前に出ることができなかった。
丹羽(5) 中央をしっかり固めたはずだったが再三エリアに入られシュートされた。
森重(5) 彼だけのせいではないが、1失点以上の守備の破綻があった。
太田(5) こういう試合こそセットプレーで得点したかったがCKは不発。
東(5) 動けるスペースがなく、シュート・ブロックが今日最大の見せ場だった。
眷(5) ボールの出しどころを見つけられず、展開を作れなかった。
橋本(5) 時間は作ったが攻撃の起点になれず。終盤は縦を狙ったが…。
大森(5) 狭い場所で打開を試みたが敵の守備も分厚く窮屈だった。
オリヴェイラ(5) 敵のDFラインにしっかりケアされてボールを持ち出せず。
永井(5) 調子は悪くなかったがスピードを生かすスペースがなかった。
===
富樫(5) 守備の貢献が大きいのは有難いが、FWとしての怖さを出せなかった。
田邉(-) 時間短し。27番のユニ買いました。
リンス(-) 時間短し。

昨季の戦いに納得が行かず、また石川とリーグ優勝できないまま引退させてしまったことが悔しくて、昨季の18番のユニのまま味スタに通っていたが、シーズン前半2位の結果でようやく気持ちを整理して、今日27番のユニを買った途端に負けるとか本当勘弁して欲しいわ。



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2018年07月23日 00:20      [posted by der_ball_ist_rund]

【Jリーグ第17節】FC東京 5-2 横浜

■2018年7月22日(日) 19:00キックオフ
■味の素スタジアム

ひさしぶりの味スタ。日中は35度を超える酷暑だったが、キックオフの頃にはやや気温も下がり、ときおり風も吹いて何とかしのげるくらいの暑さに。それでもコンディションがキツいのは間違いない。ビールを飲み、汗を吹きながらの観戦となった。

日程的には切れ目はないもののシーズン前半の最終戦。東京はここまでリーグ戦8試合負けなし(5勝3分)、水曜日にはアウェイで柏に勝ったばかりの2位。3位の川崎とは勝ち点わずかに1であり、首位広島には届かないまでも勝って前半戦を終えたい。

横浜は前節仙台に8-2と大勝しており攻撃力は脅威だが、足許好調な中でも失点が多くつけいる隙はある。ポゼッション系のチームでありカウンターがハマるはずで、いつものように中央をしっかり締めてチャンスを窺いたい。

東京は前節離脱していたメンバーのうち、右SBの室屋、トップのオリヴェイラが先発に復帰、また左SHには大森に代わって田邉が先発した。さらには新加入の丹羽、リンスがベンチ入り。永井もベンチ入りしたが、林、チャンは引き続きメンバー外。

大久保
室屋 岡崎 森重 太田
東 橋本 米本 田邉
オリヴェイラ 眷

ポゼッションから攻め上がろうとする横浜に対して、中央を固め引っかけたボールを素早く展開する東京という流れになる。7分、オリヴェイラが倒されやや左寄り30メートル弱ほどのところでFKを得る。8分、太田がこれを蹴り、ゴール左上隅に決めて先制。1-0と東京がリードを奪う。

その後も横浜の攻撃をことごとく跳ね返し、隙を見てはカウンターから追加点を狙う。25分、眷襪離好襦次Ε僖垢鮗けてオリヴェイラが裏に抜け出すがシュートは敵GKにセーブされる。

27分、オリヴェイラがカット・インし、中央で落としたボールを田邉がシュート。勢いはなかったが、ボールは密集を抜け、オリヴェイラの足に当たって方向が変わりGKの逆を突く形となりそのままゴールに。記録はオリヴェイラのゴールとなり東京が2-0とリードを広げる。

33分にもオリヴェイラが東とのワンツーから裏に抜けるがシュートはファーに抜けた。横浜の攻撃はサイド中心で東京が対応できている。決定機はほとんど作らせていない。

45分、東からのスルー・パスを受けた田邉が裏に抜け、飛び出した敵GKからファーに逃げながら流しこむシュート。カバーした敵DFがクリアしきれずボールはそのままゴールに。東京が3-0とリードして前半を終えた。

後半に入っても横浜のポゼッションに対し東京のカウンターの流れ。46分、東がオリヴェイラとのワンツーから裏抜けしシュートを放つが敵GKがセーブ。さらに49分にもオリヴェイラが眷襪箸離錺鵐帖爾ら攻め上がってシュートしたがこれも敵GKにセーブされる。

54分、田邉からのパスを受けたオリヴェイラがドリブルで持ち上がりそのままシュート、GKは届かなかったがポストに嫌われゴールにならず。60分、敵ゴール前でボールを持った眷襪右サイドを駆け上がった東に落とすと東が角度のないところからニアを抜いてゴール。東京が4-0と点差を広げほぼ試合を決める。

さらに64分、太田の左CKがゴール前でこぼれたところを岡崎が押しこんで5-0に。66分、眷襪紡紊┐謄螢鵐垢鯏蠧する。

67分、エリアに侵入した敵FWに米本が足をかけてしまいPKを与える。69分、これを決められて失点、5-1と4点差になる。

78分、オリヴェイラに代えて永井を投入。敵FKからカウンターを仕掛け、室屋がドリブルで持ち上がって敵GKを見ながらループ・シュートを狙ったがGKにセーブされる。

89分、自陣ゴール前に押しこまれ、こぼれたボールを決められて5-2に。さすがに足が止まってくる。90分、東に代えて大森を投入。

アディショナル・タイム、エリア外でボールを処理しようとした敵GKから永井がボールを奪い、無人のゴール前に上がったボールを自らヘディングで押しこもうとするが枠を外し自分がゴールに転がりこんでしまう。

結局5-2で東京が試合をクローズ、思わぬ大勝でシーズン前半を終えた。

幸先よくFKから先制、ポゼッションにこだわる横浜から奪ったボールをテンポよく前線に運び、カウンターから何度もチャンスを作り加点、失点はしたものの危なげなく試合をクローズした。

まずは中央をしっかり固め、横浜の攻撃をサイドに追いやって十分な形で中央を割らせなかったことが勝因。サイドでもCBが釣り出されず、SB、SH、ボランチでしっかり対応できていたのが印象的だった。

攻撃面ではカウンターが機能、あと3点くらいは取れたようにも思うが、まあ、歩留まりという意味ではこれくらいが普通か。果敢にシュートを放って行ったことでゴールが増えた。オリヴェイラの強さが光ったが、ポストをヒットしたものを含めシュートが枠に行かなかった。

ポゼッション43-57と劣勢ながらシュート数16-5とフィニッシュで圧倒、数字も試合展開を示唆している。狙いがハマった試合だったと思う。

終盤のPK、押しこまれての失点は余計であり、クリーン・シートで終わるべき試合だったし、最後にチャンスを逃したことも含めて大勝からバランスを崩すことのないよう気をつけなければならない。最後まで集中できていたのでそんなことはないと思うが、こういう試合の後こそしっかり締めて行きたい。

東京はシーズン前半を終えて10勝3敗4分で勝ち点34の2位で折り返し、首位広島が引き分けたので勝ち点差は7に縮小。1試合あたりの勝ち点2.00は、フィッカデンティ監督2年目の2015年(勝ち点35、1試合あたり2.06、2位)以来の好成績。しっかりした約束ごとが強度に裏づけられて機能している感がある。

結果が出ていることで戦術が浸透しやすくなり、いい循環になっていると思うが、シーズン後半、いつかうまく行かない時がくる。その時に折れない強さを今積み上げておかなければならない。真価を問われるのはこれから。我々はまだ何も成し遂げていない。

評点(評点はドイツ式):
大久保(3.5) 2失点は残念だが彼のせいではない。安定感ある守備で勝利に貢献。
室屋(3.5) いいカウンターあり。攻守にメリハリある動きで横浜の攻撃を封殺。
岡崎(3) 密集から押しこんでの初ゴール。守備でも危なげない対応で好印象だった。
森重(3) 中央をしっかり締めたことでカウンターが生きた。存在感大きかった。
太田(2.5) FKでのゴールは見事。質の高いキックで今日の試合の流れを作った。
東(2.5) 無尽蔵の運動量で勝利の原動力に。ニアをぶち抜いたゴールも素晴らしい。
米本(3.5) 魂の守備はもちろん、攻撃でも効いていた。PKになったファウルは不用意。
橋本(3) 安定感あり、信頼を得てボールが集まってくるようになった。成長著しい。
田邉(3) 本当は2点目も田邉の得点でよかったような。チャンスを生かした。
オリヴェイラ(2.5) ゴールはラッキーだが彼の強さがすべての起点になった。
眷(3) 前で使うことで攻撃の緩急をコントロール、視野の広さが生かせている。
===
リンス(3.5) ゴールはなかったがしっかりボールを収めた。もう少し見たい。
永井(3.5) 最後のヤツはしっかり押しこんで欲しかった。動きには不安はなかった。
大森(-) 時間短し。

次節、後半の初戦しっかり勝ち点3が欲しい。



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2018年07月19日 00:42      [posted by der_ball_ist_rund]

【Jリーグ第16節】柏 0-1 FC東京

■2018年7月18日(水) 19:00キックオフ
■三協フロンテア柏スタジアム

平日の夜の柏アウェイ、しかも異常な暑さで日中は生命の危険すら感じるほどなのでおとなしく自宅で見ようかとも思ったけど、チケットは買ってあるし、中断明けのリーグ戦再開初戦とあってやはり行きたくなり、何とか仕事を片づけて常磐線に飛び乗った。

柏駅前のコンビニで1リットル入りのジャスミン茶と塩分チャージタブレッツを買いスタジアムへ。着く頃には汗だく。バクスタ中央の指定席だが当然黄色い人で埋まっているエリアであり、最後まで息を殺してのステルス応援となった。

東京はここまで暫定2位。何気にシーズンもあと2試合で前半が終わる。中断前はリーグ戦7試合負けなしとはいえ、最後の2試合は引き分けであり、首位の広島をキャッチ・アップするためにもアウェイとはいえ勝ち点3が欲しい試合だ。

しかし東京は林、永井、チャンがケガで欠場の上、オリヴェイラがレンタル契約に付帯した出場不可条項のため出られず、さらには室屋もコンディション不良でメンバーを外れた。右SBには小川が先発、CBは天皇杯・新潟戦に続いて岡崎が森重とコンビを組む。また眷襪魄賣鷯紊欧謄肇奪弉爾肪屬、米本と橋本のダブル・ボランチとなった。

大久保
小川 岡崎 森重 太田
米本 橋本
東 眷襦‖膺
富樫

試合は立ち上がりから激しい主導権争い。手数をかけず前線にボールを送る東京に対し、コンビネーションでつないでくる柏という展開に。どちらかといえば東京がボールを持っているように見えるが序盤は拮抗した内容。

2分、こぼれ球を拾った小川がシュートを放つが敵GKがセーブ。3分には眷襪敵DFにプレスをかけてボールを奪いシュートを放つが枠外に。東京が積極的なプレスからチャンスを作る。

柏は両サイドを広く使って攻撃を仕掛けてくるが、東京の守備は集中しており決定機は作らせない。ボール・ロスト直後のハイ・プレスをかいくぐられると素早くリトリートして自陣で強固なブロックを作る。守備時には4-4-2になっている。

27分、パス交換から太田がクロスを入れ、走りこんだ小川がシュートを放つがDFにブロックされる。36分、太田のCKからのこぼれ球を小川が落として東がシュートを放つがGK正面に。40分にも富樫の落としから橋本がミドルを狙うが枠外に。

結局決めきれずスコアレスで前半を終了。チャンスは作ったが敵のGKも固い。とはいえメンバーを入れ替えて臨んだアウェイで前半スコアレスは悪くない。我慢してワンチャンを待ちたい。

後半に入っても東京が堅守から切り替えの早い攻撃で優位に立つ。52分、小川のクロスに東が頭で合わせるが枠に行かず。次第に中盤での主導権を握れるようになってくる。

60分、東が右サイドを縦に突破しクロスを入れる。ニアに富樫が飛びこんだがボールはクリアしようとした敵DFに当たってゴールへ。オウン・ゴールで1-0と東京が先制する。このプレーが富樫が敵GKと交錯し、敵GKは頭を強打して退場。心配だ。

その後は、挽回しようと前がかりになる柏に対して、東京が堅守で対応、奪ったボールは前線に展開して時間を使う流れになる。67分、富樫の展開から大森がシュートを放つがGKがセーブ。

74分、富樫に代えて矢島を、さらに78分には眷襪紡紊┐禿廷気鯏蠧する。田邉は右SHに入り、東がトップ下または東と矢島の2トップ的な感じになる。

守備時にはやや引き気味になるがコンパクトなブロックは崩さず、最後のところでは身体を張ってゴールを守れている。85分、田邉のクロスに矢島がダイレクトで合わせるが枠外に。

アディショナル・タイムは7分。大森に代えて内田を投入するなど東京が時間を使い、手堅く試合をクローズして1-0でアウェイでの勝利を収めた。

結果的にはオウン・ゴールで得た1点を守りきった形だが、攻撃ではしっかりチャンスを作れており、オウン・ゴールも東の裏への突破とタイミングよくニアに飛びこんだ富樫の動きがあったからこそ。

守備面も前線からのプレス、ブロックを形成しての跳ね返し、最後のところでのシュート・ブロックなど整理されており、全体として見ても最後まで集中できていて、スコア以上に安定感のある試合だった。

東が引き続き質の高い動きで攻守に貢献。不慣れな右SBに起用された小川も窮屈そうにしながらも役割は果たし、岡崎も敵FWをしっかり抑えこんだ。大久保も安定したパフォーマンスで、特に低い弾道のキック精度には、僕の周りの柏サポもどよめいていた。

前線の富樫も新潟戦よりはパフォーマンスが向上。さらには久しぶりの先発となった米本が、得意のチェイシングのみならず奪ったボールの展開でも成長を感じさせた。

オウン・ゴールの1点のみにとどまったのは残念だが、無失点に抑えてのアウェイでの勝利は星勘定の上でも大きい。厳しい人繰りを強いられる中で、結果を出すことができたのは今後につながって行くことだろう。

これで東京は16試合を終了して9勝3敗4分の勝ち点31(1試合あたり1.94)となり2位をキープ、首位広島との勝ち点差9は変わらないが、この位置を維持して機を窺うしかない。次節でシーズン前半が終わることになるが、発射台としては悪くない位置につけている。

評点(評点はドイツ式):
大久保(3) 手堅くゴールを守りレーザービームのようなキックで敵サポも沸かせた。
小川(3.5) 逆足で窮屈そうに見えたが与えられた役割はしっかりこなした。
岡崎(4) 敵FWとのマッチ・アップに負けず、敵をイラつかせることに成功した。
森重(3.5) ラインをコントロール、組織的な守備の中心として試合に貢献した。
太田(3.5) クロス、プレイス・キックともさすがの精度。復調してきたのが嬉しい。
米本(3) 守備はもちろんだが組み立てにもきちんと絡めており成長を見た思い。
橋本(3.5) 落ち着いたボールさばきで中盤を落ち着かせた。進境著しく代表の噂も。
東(3) 彼を獲得した時にイメージしていたような動き。MOTでいいんじゃないか。
眷(3.5) 要所要所で気の利いた動きから好機を演出。トップ下はハマる感じ。
大森(3.5) 東とともに機動的に質の高いプレーをしてチームを引っ張った。
富樫(4) 収めた後の処理に難は残るが新潟戦よりは改善。決勝点は彼が呼びこんだ。
===
矢島(-) 時間短し。
田邉(-) 時間短し。
内田(-) 時間短し。

中三日でホームでの横浜戦を迎える。リンスに加え丹羽の加入も発表された。勝ってシーズン前半を終えたい。



Comments(0)FC東京 | J1リーグ戦



2018年07月12日 00:14      [posted by der_ball_ist_rund]

【天皇杯3回戦】FC東京 3-1 新潟

■2018年7月11日(水) 19:00キックオフ
■デンカビッグスワンスタジアム

出なくてはならない宴席があったため、スカパーを録画して帰宅してから時差視聴。結果情報は無事に遮断できた。

リーグ戦の再開を来週に控えての前哨戦となる天皇杯の3回戦。相手は二部の新潟だが、新潟にはルヴァンカップで5月に負けており、侮れない。タイトルを狙うべきコンペティションでありここで敗退する訳に行かない。

ワールドカップ明けのチャンがメンバー外、吉本、丸山が移籍したためCBには岡崎が先発。また前線では永井が負傷欠場となり富樫が先発でオリヴェイラとコンビを組んだ。前田も負傷でメンバー外。GKは大久保が先発となった。

大久保
室屋 岡崎 森重 太田
東 橋本 眷襦‖膺
オリヴェイラ 富樫

序盤から東京が主導権を握り、縦に早くボールを送って少ない手数で敵ゴールに迫ろうとする。新潟もアグレッシブな守備からカウンターを狙うが、東京は守備時にはしっかりとブロックを形成して対応できている。

19分、太田のCKに森重が頭で合わせるがGK正面。

20分、右サイドをえぐられ、戻されたボールをエリア外からシュートされる。ボールはポストをヒットしてゴール内に跳ね失点。マイナスのパスへの対応が遅れギリギリのところにシュートを決められ0-1と先制を許した。

しかし直後の23分、室屋が右サイドを縦に抜き、ゴールライン際からクロスを上げると、ファーの東が頭で合わせてゴール。1-1の同点に追いつく。失点後すぐに追いつけたことは大きかった。

その後は東京がボールを支配し、逆転を狙うが決めきれず。東、大森、眷襪蕕流動的にポジションを交換しながらボールを動かすが新潟の守備も固い。1-1のまま前半を終えた。

後半に入っても東京優位の展開。47分、太田のクロスに富樫が中央で合わせるがオフサイド、しかも枠に飛ばず。56分、大森が落としたボールを追って太田が左サイドを裏に抜け、ここからクロス。これにオリヴェイラが頭で合わせてゴール。2-1と逆転に成功する。

さらに60分、再び左サイドの太田からのクロスにオリヴェイラがニアで合わせゴール、3-1とリードを広げる。これで試合の流れは決まった感じがあった。

その後は東京が危なげなくボールを支配、新潟に反撃の機会をほぼ与えず、73分、富樫に代えて米本を投入、眷襪一列上がりオリヴェイラとの2トップに。さらに83分には大森に代えて田邉を投入、危なげなく試合をクローズして東京が3-1で3回戦を突破した。

久しぶりの公式戦だったが、悪くない戦いでしっかり結果を出した。先制を許したのはいただけないが、すぐに追いついて前半を同点で終え、後半の早い時間帯に一気に流れを決め、それ以後はリスクをコントロールしながら勝ちきった。この試合運びは今後に期待が持てる。

CBに入った岡崎も危なげのない出来でまずは合格点。ポテンシャルは高く、既にリーグ戦も出場経験がある。吉本、丸山の穴を埋め、森重、チャンに次ぐ戦力に成長できるか、山田との競争になると思うが可能性は十分に感じさせた。

一方でトップに起用された富樫はアピールできず。ボールを動かしても彼のところでノッキングしてしまうことが多くブレーキになっていた印象。ワンタッチ、ツータッチでシュートまで持ちこむ判断と技術がないと厳しい。永井、前田の欠場でチャンスが回ってきた一方でリンスの加入もあり、主力として定着を目指すなら乗り越えて欲しい。

チャンスをしっかり決めきったオリヴェイラはさすがと言うべきだが、来週の柏戦は期限付移籍の契約により出場できないのが痛い。

今日の試合は格下の新潟が相手ということもあり、先制こそされたものの落ち着いて力を出すことができた。リーグ戦ではこううまくは行かないだろうなと思うシーンもあり、またあと2点くらいは取れたはずなのに決めきれなかった場面もあった。

また、終盤には集中を欠いたプレーも散見され、失点こそしなかったものの詰めの甘さを感じた。まあ、暑かったのはあると思うが、これからますます暑くなる中でリーグ戦が立てこんでおり言い訳にはしにくい。課題はまだまだある。

移籍や負傷で選手層に一抹の不安はあるが、しっかり結果を出したことで、シーズン後半へのベースを確認することはできた。チャンの復帰、リンスの加入を待ち、上積みを期待したい。

評点(評点はドイツ式):
大久保(3.5) ほぼ危なげなし。終盤にスーパー・セーブもあり好調をアピール。
室屋(3) 積極的な突破からチャンスを作った。価値あるアシストを記録。
岡崎(3.5) 落ち着いたプレーで期待に応えた。得点機は決めたかった。
森重(3.5) セット・プレーでのヘディングも健在。東京にはやはり彼が必要。
太田(3) 再三の好クロスで存在感を見せた。プレース・キックも正確だった。
東(3) 積極的にシュートを打って行ったのが奏功。好調を維持できている。
橋本(3.5) 眷襪箸離灰鵐咾妊丱薀鵐垢鮗茲辰拭惜しいシュートあり。
眷(3.5) 中盤でボールをコントロール、トリガーを引く役がハマっている。
大森(3.5) よくボールに触りよく動いた。ゲームを作る働きを見せた。
オリヴェイラ(2.5) 最初のゴールがあまり嬉しそうでなかったのはなぜ?!
富樫(4) 献身的に動いたが怖さは見せられず。もっと思いきりよく行っていい。
===
米本(-) 時間短し。攻撃面で成長が見えた気がした。
田邉(-) 時間短し。

やっぱり東京の試合を見ると上がるわ。



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2018年07月04日 23:23      [posted by der_ball_ist_rund]

【ワールドカップ・ラウンド16】ベルギー 3-2 日本

■2018年7月2日(月) 20:00キックオフ
■Rostow Arena (Rostow)

日本時間火曜日未明3時キックオフ。迷わず録画し、5時に起きて出勤前に見ることにした。延長、PKになっていれば5時に起きた時点でまだ試合は続いていることになるが、その時はそこから見るつもりで5時に起きたら試合は終わっていたので、勝敗は分からないもののとにかく90分で試合が終わったことだけを知って時差視聴に臨んだ。

日本はグループリーグ第3節で温存した選手を戻した格好。相手は優勝候補とも言われるベルギーだが、格下と見られている分、むしろ戦いやすくもある。

川島
酒井(宏) 吉田 昌子 長友
長谷部 柴崎
原口 香川 乾
大迫

日本は立ち上がりからハイプレスを敢行、奪ったボールは手数をかけず前線に展開してフィニッシュまで持ちこもうとする。ベルギーの攻撃にはコレクティブに対応、大きなチャンスは作らせない。

しかし、思い切って圧をかけた序盤に得点できず、15分を過ぎた頃から試合は徐々に落ち着いてベルギーがボールを支配する展開になる。日本は自陣で守備に回る時間が長くなるが、最後の局面で身体を投げ出してゴールを守る。スコアレスで前半を終えた。

後半開始早々から試合が動く。49分、奪ったボールを柴崎が右前線にスルー・パス、裏でこれを受けた原口がGKとの一対一を冷静に決めて1-0と先制する。原口はボールを受けて一瞬切り返しを試みようとしたが結局そのままシュート。あそこで切り返していたらチャンスを逃していたかもしれない。

50分にはポストをヒットするシュートを浴びたものの、52分、敵DFがクリアしたボールを香川が落とし、乾がエリア外からミドルを放つ。完全な無回転となったボールがネットに突き刺さりゴール、日本が2-0とリードを広げる。素晴らしいシュートだった。

後のないベルギーは攻勢に。65分、長身のボランチを投入するなど2枚替えを敢行、ここから少し流れが変わって行く。

69分、日本のゴール前での密集となり、右サイドに流れたボールを敵DFが頭で折り返すとこれがそのままファー・ネットに入ってゴール。ファイン・シュートでなかっただけにショックの大きい失点で2-1と1点差に詰め寄られる。

さらに74分、クロスに中央で合わされ失点、2-2の同点になってしまう。これはもう止めようがなかったと言うべきだろう。これがワールド・クラスということか。もともと上背もあって打点が高かった。

日本は81分、既に一度警告を受けている柴崎に代えて山口を、原口に代えて本田を投入する。その後は互いに勝ち越しを狙って激しく競り合う展開となるが決めきれず。86分には敵の立て続けのシュートを川島がセーブ、意地を見せる。

アディショナル・タイム、正面35メートルほどの位置でFKを獲得、本田がこれを蹴るが、無回転のボールは枠に飛んだものの敵GKにセーブされる。これで得たCKを再び本田が蹴るが、これを敵GKがキャッチ、素早いカウンターとなる。

セット・プレーで前がかりになっていた日本は一歩遅れた対応となり、攻め上がりを許す。最後は左から右にラスト・パスを出され、ニアで敵FWがスルー、ファーを駆け上がった敵FWに詰められて失点、土壇場で2-3と逆転される。

キックオフはさせてもらえたもののすぐに試合終了。日本は一時は2-0とリードしてベスト8進出のドアに手をかけていたが、最後は力の差を見せつけられる格好で惜敗となった。

臆することなく強度の高い試合を戦いきったことに対しては概ね高い評価を受けており、よくやったと思うが、2点を先行しながら最後に逆転を許したことは、まだまだやるべきことが残っている証拠。個の問題なのか、戦略・戦術の問題なのか、連係や規律の問題なのか、分析は必要だが足りないものがあったのは確かだ。

どの失点もその局面だけを取れば防ぐのは難しかったと思うが、そこに至るクリティカルな局面を止められなかったことが失点につながった。決勝点は、その直前の本田のFKがいい感じで枠に行き、セーブされたもののCKを獲得したことで「もしかしたらイケるかも」みたいな欲が出てしまい、それがカウンターへの対応を気持ち遅らせた感は否めない。

まあ、カウンターなので後ろから追いかけるのは仕方ないのだが、GKが前線にボールをスローした時点で完全に気持ちが後追いになってしまい、「ヤバい」というネガティブなイメージのまま対応したことで後手に回ったように見えた。

グループ・リーグを突破し、決勝トーナメント初戦で優勝候補のベルギーにいい戦いができたことは正直想定外で、西野監督の手腕や選手らの頑張りは素直に評価したいが、前回も書いた通り、これらはすべてハリルホジッチ前監督の遺産。それを効率的に運用した西野監督は褒められるべきとしても、結局はそれだけの話。

むしろハリルホジッチ前監督に感謝したいし、結局のところ強度、切り替え、ポジショニング、規律といった現代フットボールの主潮が最も効果的だということが分かった大会だった。次の監督はこれを踏まえたロードマップを作って欲しい。ていうか本当にクリンスマンなのか?!



Comments(2)日本代表 | 2018ワールドカップ



2018年07月01日 18:47      [posted by der_ball_ist_rund]

【日本代表】グループリーグ・レビュー

飲み会とかで忙しくて日本代表の試合のレビューまで手が回らなかったのだが、気がつくとグループ・リーグを突破していた。

ザクっと振り返ると、結局はコロンビア戦の最初のPKと敵の退場がすべてだったと思う。もちろん果敢に攻め上がったことが敵のハンドリングを呼びこんだ訳だが、早い時間帯に先制し、さらに数的優位を得たことで、残り時間の戦い方がシンプルになり共有しやすかった。

敵のFKを川島がゴール内に巻きこんでいったんは追いつかれたものの、途中交代で入った本田のCKに大迫が頭で合わせ勝ち越し、2-1で望外の初戦勝利。敵失に助けられ数的優位を得たとはいえ、同点から再度突き放しての勝利で流れをつかんだのは大きかった。

第2節のセネガル戦は2度先行されながら都度追いついての引き分け。川島のうかつなパンチングから先制されたが、乾の1ゴール1アシストの活躍で勝ち点1を得て、グループ首位で最終節を迎えた。

最終節は既に敗退の決まっているポーランド戦。日本は勝利か引き分けで勝ち抜けが決まり、負けてもセネガル×コロンビアの結果次第では勝ち抜けの可能性がある有利な状況。何とか最終戦に勝って帰りたいポーランドとの間で神経質なゲームになった。

日本は大迫、長谷部、乾らをベンチ・スタートとするなど大きくメンバーを入れ替え試合に臨んだが、なかなか流れに乗れず、59分にFKから失点、0-1とビハインドを背負う。しかし、コロンビアがセネガルに対し74分に1-0としたため、日本は0-1のままでも決勝トーナメント進出できることになった。

ここで西野監督は「攻めない」ことを指示、最後のカードで長谷部を投入し、この指示を徹底する。その結果、日本は残り10分をほぼ最終ラインでのボール回しで使い切り、試合には負けたものの決勝トーナメントに進出することになった。

日本とセネガルは勝ち点はもちろん、得失点差、総得点、直接対決の結果でも並び、日本のアドバンテージはフェアプレー・ポイント。ギリギリでセネガルが1点を返したりこの日既に一度警告を受けている槙野がやらかせば日本は引き分けが必要となる訳で、この0-1狙いの対応は批判も受けた。

西野監督は別に「セネガルが追いつくことはない」と単純に考えた訳ではなく、「セネガルが追いつくリスク」と「普通に試合を続けてポーランドに追加点を取られたり槙野あたりがやらかして警告や退場を受けるリスク」とを比較し、前者を取ったということだろう。

もちろんどちらのリスクを取っても裏目に出れば批判は浴びる訳で、指揮官としてはより可能性が高い選択肢を選んだだけのこと。このまま試合が終わることで対戦する両者がアドバンテージを得る場面でこうした時間の使い方をするのは今までも多くの試合であったことだ。

「セネガルが追いつくリスク」をどれだけ大きく見るかにもよるが、責任者としての現実的で合理的な判断であり、特に批判されるようなものではない。「失望した」「フェアじゃない」などの意見が出て議論になったのはむしろ意外だった。

日本は結果として、整理されたポジショナル・プレーから奪ったボールを素早く前線に展開して攻めきるという現代的フットボールができており、これなら何も監督を代える必要はなかったし、こうした戦術にフィットする選手は他にいたと思うが、西野監督が思っていた以上にリアリストであったということだろう。

もちろんこれはハリルホジッチ監督の遺産を食いつぶしているだけで、何かを作り上げている訳ではない。貯金のいちばん効率的な使い方を考えているのが西野監督で、その貯金はハリルホジッチ監督がコツコツと爪に火を灯すようにして積み上げたものだ。今回のワールドカップでどんなにいい結果が出ても、何か空しく、白けた気持ちになるのはそのせいだ。

決勝トーナメントではベルギーと戦う。120分ドン引きで守りきってPKになれば勝機はあるかもしれない。



Comments(0)日本代表 | 2018ワールドカップ



2018年06月30日 22:27      [posted by der_ball_ist_rund]

【ワールドカップ第3節】韓国 2-0 ドイツ

■2018年6月27日(水) 16:00キックオフ
■Kasan-Arena (Kasan)

相手の韓国にもわずかながら勝ち抜けの可能性があり侮れない相手。ドイツはこの試合の結果だけではグループリーグ勝ち抜けは決まらず、メキシコ×スウェーデンの結果次第で勝っても敗退の可能性がある一方、負けても勝ち抜けはあり得る。

CBには前節負傷欠場したフメルスが復帰した他、出場停止のボアテングに代わってジューレが先発。また鼻骨骨折のルディに代わってケディラがボランチで先発復帰、さらに前線にはエツィルとゴレツカが先発し、ミュラーがベンチ・スタートに。

ノイアー
キミヒ ジューレ フメルス ヘクター
ケディラ クロース
ゴレツカ エツィル ロイス
ヴェアナー

試合は例によってボールを支配するドイツに対して韓国が積極的なプレスを敢行、取れなければブロックを形成してコンパクトに守るという「ドイツ対策」を忠実に実行して、カウンターからチャンスを窺う。暑さからかドイツの動きが今ひとつ鈍い感じがする。

ドイツは圧倒的なポゼッションで敵陣中心に試合を進めながらフィニッシュまで持ちこめず、逆にカウンターから何度かピンチを招く。前半終了間際の39分にヴェアナーがシュートを放ち敵DFに当たって軌道が変わるが敵GKがセーブ。これで得たCKにフメルスが頭で合わせたがこれもGKに阻まれた。

結局0-0のまま前半を終了。韓国のドイツ対策が効いているが、ドイツも一応学習効果があったかカウンター・ディフェンスには気を使っており最終ラインでしっかり止めることができている。後半スペースができてくれば1点は取れる。前半をしっかり無失点に抑えたのが生きるはずだ。

後半開始早々の48分、キミヒのクロスに中央でゴレツカがヘディング・シュートを放つが敵GKのファイン・セーブに遭う。このタイミングでスウェーデンがメキシコに先制、ドイツは勝たなければならなくなる。

58分、ケディラに代えてゴメスを、63分にはゴレツカに代えてミュラーを投入、おそらくエツィルを一列下げたと思うが、攻撃時には明らかに前に重心がかかるようになる。ドイツはフメルスとノイアーを残して前がかりにゴールを狙いに行く。

韓国は奪ったボールでカウンターを仕掛けるが精度を欠き、フメルスとノイアーの対応もあって決めきれず。一方、このまま引き分ければリーグ敗退となるドイツは何としても1点が必要だが、必死の攻撃も実らず時間が過ぎる。78分、ヘクターに代えてブラントを投入。もうポジションとかよく分からない状態。

試合は6分のアディショナル・タイムに入り、焦りが出る中、韓国のCKからのこぼれ球を押しこまれて失点。0-1となる。一度はオフサイドの判定となったが、VARとなりボールが韓国の選手ではなくクロースが戻したものであることが確認されたためゴールが認められた。

後のないドイツはノイアーがゴールを空にして上がったが、逆に奪われたゴールを無人のゴールに流しこまれて0-2に。試合はそのまま終了し、ドイツはグループリーグ敗退となった。

韓国のドイツ対策に対し、カウンター・ディフェンスは最後まで破綻しなかったが、攻撃では韓国の守備ブロックに手を焼き、得点できなかった。引き分けでは勝ち抜けない状況で、リスクを取って前に出たこと自体は正しい対応で、その意味ではアディショナル・タイムの失点は仕方ない。この時間まで無得点だったことが問題。

この結果ドイツはGグループ最下位。「韓国に負けたこと」「グループ最下位となったこと」はリスクを取った結果が裏目に出たというだけのことなのでことさらに悲観することはない。

しかし、本来ハイプレスから少ないタッチ数でスピード持って押し上げるはずが、なぜか持たされて中央を固められるという「対策」をされてそれを打開できず、まんまとカウンターでやられるパターンを繰り返したのが不甲斐ない。

前節のレビューでも書いたと思うが、初戦でメキシコがドイツ対策を実行、的確なポジショナル・プレーと高い強度、最後まで崩れない規律と走力・体力でドイツの「個の集積」と成熟したコンビネーションに対抗できることを示したのが大きかったと思う。

センター・フォワードがゴメスしかいないドイツは、マメにボールを動かしてブロックを崩そうとし、チャンスは作ったが3試合で2得点、そのうち1点はクロースのFKだったことを考えると、結局流れからはほぼ攻めきれなかったということ。

情けない敗戦だが受け入れるしかない。ここから何を学ぶか、高過ぎる授業料の元は取らねばならない。



Comments(0)ドイツ代表 | 2018ワールドカップ



2018年06月24日 21:35      [posted by der_ball_ist_rund]

【ワールドカップ第2節】ドイツ 2-1 スウェーデン

■2018年6月23日(土) 20:00キックオフ
■Olympiastadion (Sotschi)

日本時間では日曜日未明3時のキックオフ。録画して日曜日の朝6時に起き、録画を時差視聴した。

ドイツは初戦でメキシコに敗れており、この試合に負けるとグループリーグ突破がなくなる崖っぷち。最低でも引き分け、現実的には勝利が必須であり、強いメンタルを発揮しなければならない。スウェーデンは初戦で韓国に勝っており、厳しい戦いになることが容易に予想される。

ドイツはフメルスが負傷欠場となった他、プラッテンハート、ケディラ、エツィルらをベンチに下げ、リュディガー、ヘクター、ルディ、ロイスをそれぞれ起用した。

ノイアー
キミヒ ボアテング リュディガー ヘクター
ルディ クロース
ミュラー ロイス ドラクスラー
ヴェアナー

試合は序盤からドイツが圧倒的にボールを支配して押しこむ展開に。ほぼスウェーデン陣内でのハーフ・コート・マッチになる。前節と異なり早めにボールを前に当てて手数をかけずにフィニッシュまで持ちこむ意識はあって、何度か決定機も作るものの敵GKの好守もあり決めきれない。

一方でボール・ロストからはスウェーデンのカウンターが厳しく、何度か決定的なシーンを作られる。12分には裏に抜け出されそうになるがボアテングが対応して何とか事なきを得る。スウェーデンはボアテングのチャージがファウルだとしてPKを要求したが容れられず。リプレイを見たが微妙な感じ。

25分、ルディが敵との接触で鼻から激しく出血、治療を試みたが結局31分、ギュンドアンと交代する。おそらく鼻骨骨折ではないかと思う。ルディが治療のためにピッチから退いたことで一時的に一人少ない状態となり、ドイツの攻撃はいったん停滞する。このアクシデントは痛かった。

シンプルに縦を使っていたルディから、ボールを持って散らすタイプのギュンドアンにボランチが交代したことでドイツの推進力は弱まる。守備の約束ごともルーズになったか、32分、奪われたボールを裏に放りこまれ、対応したリュディガー、飛び出したノイアーのどちらもボールに触れずループ・シュートを決められてしまう。

圧倒的にボールを保持して攻めこんでいたにも関わらず、カウンターから0-1と先制を許し前節の再現を見るようなイヤな感じに。ドイツの攻撃は明らかに不安定になり、逆に再度のカウンターを許しあわや追加点を入れられそうになるシーンも。序盤の勢いから激しく失速して、何とか0-1で前半を終えた。

後半からドラクスラーに代えてゴメスを投入、ヴェアナーが左シャドウにスライドする。するとヴェアナーの左サイドのでの仕掛けがアクセントとなり、攻撃に流動性が生まれる。48分、左サイドからヴェアナーが放りこんだクロスに、中央でロイスが合わせてゴール、ドイツがこの大会初ゴールで1-1と同点に追いつく。

当たったのは膝だったが、何であれようやくゴールが生まれたことでほぐれたか、ここからはドイツが再び攻勢に。中央にゴメスというターゲットが入ったこともあり、ヴェアナーとヘクターのコンビネーションが機能するがやはり決めきれず。

82分、ボアテングが2度目の警告を受け退場に。引き分けでは足りず、逆転を狙うドイツとしては厳しい展開になる。クロースを最終ラインに下げるかCBを投入するかと思ったがキミヒを下げて対応。87分には最後のカードでヘクターに代えてブラントを投入、リスクを取ってあくまでゴールを狙いに行く。

88分にはゴメスのヘディング・シュートが枠に飛ぶがGKの好セーブに防がれる。アディショナル・タイムにはこぼれ球にヴェアナーがダイレクトで鋭いミドル・シュートを放つがポストに嫌われる。

5分と表示されたアディショナル・タイムもほぼ経過したところで、ラスト・プレーになると思われるFKをエリア左で得る。クロースがロイスに小さく出し、ロイスが止めたボールをもう一度クロースが蹴ると、ボールは壁を越えてファーのサイドネットに突き刺さりゴール、ドイツが土壇場で2-1と逆転に成功する。その後の時間をしのぎドイツが劇的な逆転勝ちを挙げた。

序盤から圧倒的に攻めながら決めきれず、逆にカウンターから失点するなど既視感のある展開になったが、後半開始早々に得点できたことが大きかった。クロースのFKはでき過ぎの感もあるが、なかなかゴールを割ることができない中でも焦れずに戦い続けたことが最後に報われた形。

この試合もシュート数18-7、CK8-3、ポゼッション76-24と数字上は一方的だが、実際にはこのような形での接戦、辛勝となるところがメキシコ、スウェーデンの狙いであり逆にドイツとしては戦い方を見直すべきところ。スウェーデンは身長も高く、中央を固められると単純なクロスではなかなか打開できなかった。

苦しみながらも最後に結果を出すところはドイツらしいが、ボアテングは次節出場停止で、ルディもおそらく出場は難しいと思う。韓国戦はまた違った戦いになるだろうが、持たされたときの対応は考えておかなければならない。

グループFはドイツとスウェーデンが勝ち点3で並んでおり、仮に最終節でスウェーデンがメキシコに勝てば、ドイツは韓国に勝った上で、得失点差でスウェーデンを上回らなければならない(現状はどちらも得失点差0、総得点2)。

スウェーデンの相手であるメキシコは既に勝ち抜けを決めており、メンバーを落としてくることも考えられるので、ドイツは韓国に複数得点差をつけて勝つことが必須と思っておいた方がいいだろう。最終的に成績が並べば直接対決で勝ったドイツの勝ち抜けになるが、まずは勝つことを第一に考えなければならない。



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2018年06月24日 00:23      [posted by der_ball_ist_rund]

【ワールドカップ第1節】ドイツ 0-1 メキシコ

■2018年6月17日(日) 17:00キックオフ
■Luschniki (Moscow)

いよいよワールドカップが始まったのだが僕的にあまり盛り上がらないのはなぜなのか。まあ、日本代表には長友と武藤がいるもののFC東京からは誰も出てないし、ドイツ代表にもギンターは選ばれたもののベンチ、シュティンドルは直前のケガで出られないなど、どうも今ひとつ入れこめない。

とはいえ、実際に始まってみると日本やドイツとは別に面白い試合も多く、スイス代表にはグラードバッハからゾマー、エルヴェディ、ツァカリア、ドルミッチと4人が選出されている上、シャカが主力で10番を背負っているなど見どころもそれなりに出てきた。

この試合は日本時間の日曜日未明0時のキックオフだったのでリアルタイムで見た。布陣はこんな感じ。

ノイアー
キミヒ ボアテング フメルス プラッテンハート
ケディラ クロース
ミュラー エツィル ドラクスラー
ヴェアナー

試合の流れをザッと概観すると、なかなかペースを作れないドイツに対し、メキシコが中央を固める堅守で対抗、奪ったボールを素早く前線に展開して果敢にチャレンジする流れになる。

ドイツが試合に入りきれないまま35分、ボール・ロストからカウンターを浴び失点、0-1とされてしまう。前に出るしかなくなったドイツは積極的に攻撃を仕掛けるものの、リードを得て守備を固めるメキシコを相手に攻めきれない。

後半に入り、ケディラに代えてロイス、プラッテンハートに代えてゴメス、ヴェアナーに代えてブラントと攻撃的な選手を投入し、最後はセット・プレーにノイアーも上がってそう攻撃を試みたが奏功せず。0-1で初戦を落とした。

シュート数26-13、CK8-1、ポゼッション66-34と圧倒的にドイツが攻め、終盤にはブラントのシュートがポストに嫌われるなど得点機もあったが結果的にゴールが遠かった。

この試合を見ていて感じたのは、審判の基準が独特というかブンデスリーガとはかなり異なっており、特にイーブンでボールに行ったケースでは、結果的にファウル相当のボディ・コンタクトがあったとしても、特に不用意、無謀、過剰な力とまでは言えないケースには相当寛容だったということ。

これは今回の大会を通じて感じられることで、最初この基準に慣れないドイツの選手がセルフ・ジャッジとのギャップに戸惑い、フラストレーションを募らせたのは見ていて分かった。典型的だったのはクロースがチャージを受け当然ファウルだろうとプレーを止めてボールを抱えたところでハンドリングを取られたケース。

こうして試合に入れないまま先制を許したことがほぼすべてであり、メキシコが一筋縄では行かない相手なのは最初から分かっていたことで、その相手にこうしてつけいる隙を与えてしまっては修正は難しかった。数字上はボールを支配しているが、試合の主導権は最後まで握れなかったと言うべきだろう。

ポゼッションが高くなったのは、メキシコが敢えてドイツにボールを持たせ、自陣中央を固めて最後のところで防衛する戦略を取っていたためであり、ドイツがことさらにポゼッションを意識していたということではないと思う。むしろポゼッション・ゲームとして引いた相手を崩す工夫という点では多彩な攻撃を見せたしチームとしての意志も感じられた。

短期決戦の初戦に負けたのは星勘定的には極めて痛いが、リカバーは可能であり悲観することはない。次節、スウェーデンも強敵ではあるが、この試合に勝たなければならないのは自明であり、これまでの準備を信じて闘う以外にすることはない。



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