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2020年06月02日 00:10      [posted by der_ball_ist_rund]

【ブンデスリーガ第29節】グラードバッハ 4-1 ウニオン

■2020年5月31日(日) 15:30キックオフ
■Borussia-Park

再開後今ひとつ波に乗り損ね、引き分けの後の重要なホーム・ゲーム。勝ち点3以外にやることはない。

グラードバッハは4バックに戻し3人をローテーション。ヴェント、クラマー、警告累積で欠場のヤンチュケに代えてベンゼバイニ、ホフマン、ヘアマンを先発させ、4-3-3の布陣となった。

ゾマー
ライナー ギンター エルヴェディ ベンゼバイニ
ホフマン ノイハウス
シュティンドル
ヘアマン プレア テュラム

グラードバッハは立ち上がりからボールを支配、ホフマン、ノイハウスを起点に前線に危険なボールを送る。17分、エリア手前でボールを受けたノイハウスがドリブルで持ち上がり、敵DFに絡まれながらもシュートを放つと、ボールはポストに当たってゴールの中へ。グラードバッハが勢いのある時間帯に1-0と先制する。

リードを得たグラードバッハは慎重に守備をしつつも追加点のチャンスを狙う。ウニオンはカウンターから縦一発で打開を狙うが、最後のところでは精度を欠きそこまでの脅威は感じさせない。41分、左サイドから切れこんだプレアのクロスにファーで待ち構えたテュラムがフリーでヘディング、これが決まって2-0とリードを広げ前半を終えた。

後半に入っても流れは変わらなかったが、50分、左寄りからのFKをファーで折り返され、ゴール前にフリーで入りこんだ敵FWに頭で押しこまれて失点。2-1と1点差に詰め寄られる。後半立ち上がりに1点を返されたことで流れが微妙にウニオンに傾きかけた。

しかし59分、再びプレアが右サイドで縦に抜け、DFの裏に流しこんだボールをファーのテュラムが詰めこの日2つめのゴール。3-1と再び2点差に。このゴールで流れをグッとたぐり寄せ、試合にやや安心感が生まれる。

その後はウニオンにチャンスを作られる局面もあったもののゾマーの堅守もあってしのぐ。72分、ヘアマンに代えてクラマーを投入、ホフマンがサイドに流れたと思う。

81分、ベンゼバイニが左サイドからクロスを入れると、中央のプレアがダイレクト・ボレーでゴールに流しこみ4-1に。これでほぼ試合は決まった。

82分、シュティンドルとホフマンに代えてベネシュとトラオレを投入、ベネシュがボランチに、トラオレが右サイドに入った。

その後は危なげなくボールを支配、敵に攻撃の糸口を作らせないまま時間を進める。90分、ノイハウスとベンゼバイニに代えてドゥクレとヴェントを投入。ドゥクレはブンデスリーガ・デビューとなる。残り時間のないところだったが、ドゥクレがタッチ・ラインで交代を待っているのを見たトラオレがボールを蹴り出して試合を切るナイス・プレーで拍手を受けた。

試合はそのまま4-1で終了、グラードバッハが必須だった勝ち点3を得て上位争いに踏みとどまった。

やや実力差を感じる試合で、先制したところで流れはこっちに来たと言っていいだろう。数字を見てもシュート数15-12、CK4-3、ポゼッション58-42と穏当にグラードバッハが押していたゲームだった。失点はいただけないが、そこで崩れずすかさず追加点を取って流れを取り戻したのは大きかった。

このところ敵の前プレに手を焼き前への圧力をかけきれない試合が多かったが、この試合では前プレを受けながらもかいくぐったり時間を作ったりして攻撃につなげる力が窺えた。力の差はあったにせよ、この手ごたえ、勝利の感覚は重要なものになるのではないだろうか。

特にノイハウスが前節からエゴを出して自分でシュートに行くシーンが多くなっており、この試合ではそれが結果になった。ツァカリアのいない中で、彼のような若手が率先して切りこんでくれるのは大きな牽引力。彼の危機感はあてにしていいように思う。

再開後、ライナーが今ひとつ精彩を欠くような気がするのが心配。うかつなボール・ロストも少なくなく、完全にフィットしていないのではないかと心配してしまう。シーズン前半を引っ張った主力のひとりであり、今となってはかけがえのない右SBのダイナモ。ちょっとしたスランプですめばいいが。

ドゥクレはパリ・サンジェルマンから2016年に加入したが、ずっとケガで出場機会のなかった22歳のDF。ピッチ・インの瞬間にテュラムがハグで祝福していたのが印象的だった。短い時間だったがボランチの位置でプレー、今後の活躍を楽しみにしたい。

グラードバッハは勝ち点を56(1試合あたり1.93)とし4位。5位のレバークーゼンとは勝ち点差がなく得失点差で4上回るのみ。残り5試合、全部勝って何が起こるか見るしかない。

マルコ・ローゼ監督談話:
「我々は、試合前にこうしようと思っていたことを非常にうまく実行できた。チームは試合をとても上手にウニオン・ベルリンから奪い取った。彼らは守備の意識が高く、ファースト・ボール、セカンド・ボールにしっかり行けていた。いくつかの簡単なミスをやり過ぎた感はあったかもしれないが、ボールを保持している局面では優位に立てていた。その上素晴らしいゴールが4つもあったし、パフォーマンスにも結果にも非常に納得している」

上位がみんな勝った節に自分もきちんと勝つのは本当に重要だ。



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2020年05月31日 10:44      [posted by der_ball_ist_rund]

【ブンデスリーガ第28節】ブレーメン 0-0 グラードバッハ

■2020年5月26日(火) 20:30キックオフ
■Wohninvest Weserstadion

日本時間では水曜日未明3時半キックオフの試合。例によって5時ごろ起き、出勤前にスカパーで追っかけ観戦した。こうやってみる試合で芳しい結果が出ないとマジ1日しんどいのでしっかり勝って欲しい。

グラードバッハは前節、CL圏争いの直接の相手であるレバークーゼンにホームで負けており、もはや後がない。アウェイとはいえ勝ち点3を持ち帰ることが前提になる。ていうか無観客環境ではもうホームもアウェイもないんじゃないかという気もするし。

シュトロブル、エンボロがケガで離脱、ベンゼバイニ、ホフマンもベンチ・スタートとなり、3バックのブレーメンに対して、前節途中から試して機能した3バック・システムでスタートすることになった。ヤンチュケ、ヴェント、クラマー、シュティンドルが先発。

ゾマー
ヤンチュケ ギンター エルヴェディ
ライナー クラマー ノイハウス ヴェント
シュティンドル
プレア テュラム

立ち上がりこそグラードバッハが積極的な前プレとパスワークから主導権を握るかに見えたが、高いモラルで果敢に前に出てくるブレーメンに押し返され拮抗した戦いになる。中盤での激しいボールの奪い合いから素早く前線に展開しようとするが早いつぶしに遭い思い通りにボールを運べない。

ブレーメンも中盤での競り合いからショート・カウンターを狙っており、何度かクリティカルなシーンを作られゾマーがしのぐ局面が散見される。中ではノイハウスが積極的にゴールを狙い、遠目からも狙って行くが決めきれない。38分にはドリブルで持ち上がりそのままシュートするが敵GKにセーブされる。スコアレスのまま前半を終了。

後半に入ってもブレーメンが優勢。グラードバッハは決定的な破綻はないものの中盤で主導権を握れず、果敢に縦を通してくるブレーメンに対して受けに回る局面が多い。攻撃面では前線にいい形でパスが入らずフィニッシュまで持ちこめない。後半勝負のロー・スコア・ゲームとなるがどちらも決定力を欠く展開に。

71分、シュティンドル、ヤンチュケに代えてホフマン、ベンゼバイニを投入、特に前線の停滞を打開したいところだが、ブレーメンの守備が集中しており連係が機能しない感じ。何か見てても得点できる気がしない感じ。78分にはやはりノイハウスがミドルを放つがわずかにゴール右に外れる。

82分、テュラム、クラマーに代えてヘアマン、ベネシュを投入するが状況は変わらず。ブレーメンの攻撃はサンキュー・ゾマーでしのぎ、結局何とかスコアレスのまま試合を終えることでよしとするしかなかった。

調子の出ないブレーメンを相手に、アウェイで勝ち点3行くぞとすこしばかりナメた感じで試合に入ったのがよくなかったか。いや、チームはナメてなかったのかもしれないが僕はナメてた。その分、うまく行かないときのあれれ感がキツかった。ブレーメンが予想外によかったと言うべき試合だった。

数字を見てもポゼッション55-45はともかくとして(これも意外だった。全然持ててない印象だった)、シュート数9-12、CK5-8とブレーメンに持って行かれた試合。最後のところでブレーメンが精度を欠き、ゾマーの踏ん張りで勝ち点1を拾ったのがむしろ僥倖だったと言った方がいい。

前節のレバークーゼン戦から、それなりにボールを動かしているようには見えるがクリティカルなコースを切られパスを引っかけられるシーンも多く、そこを打開する「お、そっちか!!」的な視野の広さとか切り替えみたいなものがちょっとなくなっている感がある。地味にケガ人も増えており、特にツァカリアの不在が大きい。

バイエルン戦を含め残り6試合、せっかくリーグ戦を再開しここまで来てるんだからやはりCLは取りたいし、ここをどう踏ん張るかでローゼ監督とチームの積み上げの価値が問われる。概ね悪くない戦いでここまで上位にいるのは大きな成果だと思うけど、ここ一番でやはり地力の不足が出てジリ貧傾向にあるのは否定できない。

レバークーゼンがヴォルフスブルクに負け、ライプツィヒもヘルタと引き分けたおかげで決定的に置いて行かれる状況は避けられた(3位ライプツィヒと勝ち点差2、5位レバークーゼンとは勝ち点差なしの4位)が、カツカツの戦いを続ける中で、首位バイエルン、2位BVBとの差は開きつつある。

首位バイエルンとは既に勝ち点差が11あって(いつの間にこんなに開いたんだ?!)、直接対決を残しているとはいえタイトルは正直難しいかもしれないが、CL圏、何なら2位はまだ十分可能性がある。異例なシーズンだが、だからこそ悔いなく戦いたいじゃないか。

マルコ・ローゼ監督談話:
「もちろん我々は勝ち点1より多くを持ち帰りたかったが、ブレーメンからすればこの引き分けは妥当なものだろう。彼らは大変いい試合をした。我々はもっといい試合をしたかったのだが、とにかく勝ち点を持ち帰ることはできた。我々はブレーメンの集中した試合運びにしっかりと対応した。ブレーメンは、試合前から分かっていたことだが、生命のかかった状況にいる。攻撃的に挑んで来る相手に対しては、ボールも自分たちもしっかりと動かなければならない。いくつかの局面ではこれがうまくできなかったし、そのせいで意図したようにスペースを使うことができなかった」

この日もゾマーは白のフィールド・ユニ。今季のアウェイはこれで行くのか。



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2020年05月24日 12:46      [posted by der_ball_ist_rund]

【ブンデスリーガ第27節】グラードバッハ 1-3 レバークーゼン

■2020年5月23日(土) 15:30キックオフ
■Borussia-Park

ブンデスリーガ再開後第2戦、初めてのホームゲームだ。CLを争う勝ち点差2の5位レバークーゼンとの直接対決であり、所謂6ポイント・マッチ。来季へのプランを大きく左右する重要な試合だ。

前節フランクフルト戦と同じ先発。ベンゼバイニはラマダン中で出場回避との予想もあったが問題なく先発した。

ゾマー
ライナー ギンター エルヴェディ ベンゼバイニ
ノイハウス シュトロブル
ホフマン エンボロ テュラム
プレア

試合は序盤から主導権を争う激しい戦いに。互いに前プレからボールを奪い自分たちのペースで動かそうとするガチマッチだがレバークーゼンの方がよりアグレッシブにボールを囲いに来る。レバークーゼンが3-4-3の布陣のためギャップができ、それを使われている感。

早くも7分、下がりながらの守備でスルー・パスを通され、これをワンタッチで決められて失点、0-1とビハインドを背負う。実力が拮抗するゲームで先制を許したのは、敵に戦術の選択権を与えたということ。痛い。安い失点だった。

12分、トップ下に入っていたエンボロがケガで続行不能に。負傷退場となりシュティンドルが代わりにトップ下に入る。その後も激しいつばぜり合いとなるがグラードバッハはレバークーゼンの早いアプローチになかなかパスがつなげず、セカンドも拾えない時間が続く。

41分、ノイハウスのミドル・シュートを敵GKが止めたもののボールを確保できずにいるところにベンゼバイニが詰めるが押しこみきれず。直後には自陣ゴール前でバー直撃のシュートを浴びるがこれもしのぎきり、結局0-1で前半を折り返した。

後半に入るとグラードバッハも3バックに布陣を変更しミラー・ゲームとなる。52分、左寄りでボールを受けたプレアがファーにボールを送ると、テュラムがダイレクトでシュート、これが決まり1-1の同点となる。

直後の54分、プレアのパスを受けて前線に抜け出したテュラムが敵DFに寄せられながらもシュートを放つが敵GKにセーブされる。敵DFの手が明らかにテュラムを抱えこんでおりグラードバッハはPKを要求するが認められず。

その流れからの55分、逆襲を受け、裏抜けした敵FWがシュートを放つがボールはファーに外れる。しかしここにエルヴェディがレイト・ヒットをかましてしまいPKに。VARのオンフィールド・モニタでも検証されたが判定は覆らず。57分、このPKを決められ1-2と再びリードを許す。ゾマーは触ったが止めきれず。

追いついた勢いをすぐに削がれたグラードバッハは、試合がオープンになるに連れ前半よりはボールを動かせるようになったもののゴールが遠い。76分、シュトロブルに代えてベネシュを、78分にはテュラムに代えてヴェントを投入。

しかし81分、深い位置からのFKをゴール前に放りこまれ、中央でヘディング・シュートを決められて1-3に。これでほぼ試合は決まり、残り時間も必死の抵抗を続けたものの大事なホームゲームを落とすこととなった。

シュート数では17-14、CKは6-3とレバークーゼンを上回ったものの、ポゼッションは45-55とレバークーゼンに主導権を握られた。短い時間のうちに与えられたPKと与えられなかったPKが明暗を分けたが、内容的にも完敗と言うべき試合だった。

やはり上位相手のガチの試合では最終的な実力が試されるし、その中でチャンスを逃さず、一度は追いつかれながらも効率的に加点して突き放したレバークーゼンに格で負けた感があった。痛い敗戦だがまだまだ精進が必要だと思いを新たにする外ない。

この試合ではフォーメーションのギャップからなかなかペースが作れず、ダイナミックな攻撃ができなかった。加えてテュラムが敵DFに抑えられるなど個の撃ち合いでも劣勢に立ち、前線でボールが収まらなかった。

グラードバッハは27試合を終了して勝ち点52(1試合あたり1.93)、レバークーゼンに抜かれ暫定4位に落ちたが、今節未消化のライプツィヒがマインツに勝てばCL圏外の5位に落ちる。このレベルでは一つの負けが大きな後退となる訳で、その意味でも悔やまれる敗戦だった。

マルコ・ローゼ監督談話:
「しっかりと準備をしてきただけにこの敗戦はたいへん苦々しい。前半はレバークーゼンの方が総合的にしっかり試合に入っていた。彼らはより試合をグリップし、シンプルなプレーを心がけ、前線ではスピードで我々を悩ませ、一対一でもセカンドボールでも我々に勝った。しかしそれにも関わらず我々は最終的にはそれほど多くのチャンスを作らせなかった。しかし攻撃においては我々自身あまりにわずかな圧力しかかけられず、シュートも少なすぎ、レバークーゼンを苦しめることができなかった。後半からは前線により存在感を出したかったし、SBに前を向いて守備をするときの負担を軽くしたかったのでフォーメーションを変えた。それで後半は非常にうまく入ることができた。うまく流れに乗れて同点にできた時には2-1にできるチャンスもあった。テュラムが敵に邪魔され、そこからの直接の流れでPKを取られてしまった。あれがこの試合の分かれ目だった」

ですよね〜。

かねてファンから送られた写真データをボードに貼り付けてスタンドに並べるプロジェクトをやっているが、実際にテレビで見ると結構スタンドに人が入っているように見え、これはなかなかいいかもしれないと思ったので参加できないか確認してみる。



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2020年05月17日 17:44      [posted by der_ball_ist_rund]

【ブンデスリーガ第26節】フランクフルト 1-3 グラードバッハ

新型コロナウィルス感染症の影響で中断していたブンデスリーガがいよいよ再開。無観客かつ試合の実施要領にも厳しい規制はかかっているものの、ゲーム自体は残り日程の完全消化を目指して通常のルールで行う(但し交代は5人までOK)。まだ感染拡大のリスクが消えた訳ではないが、ウィルスと共存し日常を取り戻す試みだと考えていいだろう。

中断前(25節終了時点)の順位表ではグラードバッハは首位バイエルンと勝ち点6差の4位。2位のBVBとは勝ち点2差、5位のレバークーゼンとも2差という混戦の上位争いの真っただ中にいる。バイエルンとは直接対決を残しており、残り9試合何とか上位に食らいついて行けばタイトルの可能性も残る。少なくとも来季のCLは確実に手に入れたい。

3月11日のケルン戦(延期になった試合の振替日程)以来2か月ぶりの公式戦、再開の決定が2週間前ということで、どれだけ準備ができているか不安もあるが、それは相手も同じことだ。選手層はジョンソンとツァカリアがケガで離脱している以外はほぼ揃っている。布陣は中断前と変わらない4-2-3-1になった。

ゾマー
ライナー ギンター エルヴェディ ベンゼバイニ
ノイハウス シュトロブル
ホフマン エンボロ テュラム
プレア

試合はいきなり動いた。

キックオフからのファースト・プレイでボールを前線に蹴り出すと、プレアがこれを受けてボールをいったんホフマンに預け、リターンを受けて裏に抜け出す。プレアが体勢を崩しながらもシュートを放つとボールは敵GKの手をかすめてファーに決まりゴール。2か月の中断を1分もかからず(35秒)巻き戻す重要な得点で1-0と先制する。

さらに7分、左サイドでフィードを受けたベンゼバイニが巧みに敵DFをかわしてゴールライン際から中央にボールを送ると、走りこんだテュラムがこれを押しこんでゴール。10分も経たないうちにグラードバッハが2-0とリードを奪う。

その後はホームのフランクフルトも徐々に態勢を立て直すが、グラードバッハはリードを得てムリをする必要がなくなり、自陣で奪ったボールからカウンターを狙う形に。21分にはプレアが敵ゴール前でフリーでシュートを放つが敵GK正面。何度かチャンスは作られたもののゴールは許さず2-0で前半を終えた。

後半に入っても流れは変わらず。グラードバッハは我慢強い守備でフランクフルトに決定機を作らせず。66分、テュラムに代えてヘアマンを投入。ホフマンがたぶん左に回った。68分、左寄りでボールを持ったプレアがコントロール・シュートでゴール右隅を狙うが惜しくもバーに嫌われる。

72分、エンボロが敵エリア内でボールを追ったところを敵DFに倒されPKを得る。頼むからベンゼバイニが蹴ってくれと思ったらその通りになり、シュートは敵GKに読まれたもののその手を弾いてゴール、3-0となりほぼ試合が決まる。

78分、エンボロとベンゼバイニに代わりシュティンドルとヴェントを投入、試合をクローズしに行くが、81分、左サイドにパスを通されシュートを決められて失点、3-1と再び2点差に。PK決めといてよかった。イージーな失点で残念だった。

84分にはノイハウスからフィードを受けたヘアマンがカウンターで持ち上がり、GKを引きつけ並走したヘアマンにラストパスを出したが、ホフマンのシュートはライン上で敵DFにブロックされる。決めておきたかった。

90分にはノイハウスとプレアに代えてベネシュとヤンチュケを投入、そのまま試合をクローズし、序盤のリードを守ったグラードバッハが危なげなく3-1でアウェイ・ゲームを制した。

開始早々の2得点でグッと流れを引き寄せ、その後はクレバーに試合を運んで後半にはPKで追加点、1点は返されたものの逃げきった試合。とはいえやはり試合勘の戻っていない連係のズレや、特に終盤、疲れのせいか無観客のせいか集中が難しい局面なども見られ、序盤の得点がなければどうなっていたか分からない試合だったと思う。

実際、シュート数では15-12とフランクフルトを上回ったものの、ポゼッションは47-53、CKは1-5と、リードを奪った後はフランクフルトの攻撃を受ける形になったことを示している。意図的にやっていた部分ももちろんあるが、本調子とは言い難かったのも事実。

それだけに立ち上がりにしっかり得点できたことは大きかったし、結果として勝ち点3を持ち帰れることがこの先の戦いに大きなプラスになる。連係や集中はこの先環境に慣れて行くことで調整できるし、そこに集中するためには今日勝ったということが何より重要だ。

コロナ環境下での試合は運営上難しいことも多いし、無観客で交代5人とか練習試合感もあってやりにくそうだけど、何であれその点の条件はどのクラブも同じであり、まずは曲がりなりにも再開にこぎ着けたことを喜びたいし、その中で今季どこまでやりきれるか、シーズンあと残り4分の1をしっかり注目して行く。

3位のライプツィヒがフライブルクと引き分けたため、勝ち点を52(1試合あたり2.00)に伸ばしたグラードバッハは3位に浮上。次節は5位レバークーゼンとの直接対決であり、上位にとどまれるかどうかの重要な試合になる。中断明け後最初のホーム・ゲームでもあり楽しみだ。

マルコ・ローゼ監督談話:
「勝つことができて嬉しい。こうした条件の下でチームのいいパフォーマンスを出せたと思う。もう少し大差で勝てる可能性もあったはずだ。最後には失点の後少しばかりヒヤッとしなければならなかったが。しかし全体としては我々はたくさん走り、満足のできるフットボールをしたと思う。我々は自分たちのゲームをピッチでやりたいと思っていたし、それは局面によってはうまく行っていた。我々は、このような条件の下ではそれほど大きな喜びは望めないにしても、できる限り普通どおりにやろうとした。しかし重要なのは我々が、たとえファンがいない中でやらなければならないとしても、フットボールをやろうという強い気持ちを持っていることだ」

フランクフルトが黒ユニだったので我々はファーストでいいんじゃないかと思ったが水色のセカンド・ユニだった。逆にゾマーがフィールドのファースト着てたのがレアだった。ていうかフィールドのファーストで背番号1のキットて存在したんや…。



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2020年03月14日 22:00      [posted by der_ball_ist_rund]

【ブンデスリーガ第21節】グラードバッハ 2-1 ケルン

■2020年3月11日(水) 18:30キックオフ
■Borussia-Park

嵐のため延期となっていた試合。これでグラードバッハは日程の消化が他のクラブに追いつくことになる。木曜日早起きして出勤前にスカパーで追っかけ視聴した。

週末にホームでBVBに苦杯を喫しており、上位にしっかり食らいついて行くためには是が非でも勝ち点3が必要。ドイツでも新型コロナウィルスの感染者が出ていることから無観客試合となった。

週央の試合ということで前節から5人をターン・オーバー。ベンゼバイニに代えてヴェントを左SBで先発させた他、ケガのツァカリア、警告累積で出場停止のノイハウスに代えてシュトロブル、エンボロが先発した。前線ではホフマンとシュティンドルもベンチ・スタートとなり、テュラム、ヘアマンが先発。

ゾマー
ライナー ギンター エルヴェディ ヴェント
クラマー シュトロブル
エンボロ
ヘアマン プレア テュラム

立ち上がりからケルンが前プレを敢行、これをかいくぐってボールをつなごうとするグラードバッハと中盤で激しい主導権争いとなる。ダービーとあって士気の高いケルンが積極的に仕掛けるが、正確さを欠き流れをつかめない。

時間の経過とともにグラードバッハのペースとなるが、双方とも決め手を欠き得点機は訪れない。14分にプレアがエリア外からミドル・シュートを放ち、鋭いボールが枠に飛んだがGKにセーブされる。

32分、左サイドでパスを受けたヴェントが中央にボールを送ると、中央でこれを受けたヘアマンがワントラップから右に開いたフリーのエンボロへ素早くパス、エンボロがこれをダイレクトでシュートし、巻いたボールがファー・ネットにかかるゴール。グラードバッハが1-0と先制する。

エンボロに出したヘアマンの判断がよかったが、エンボロのシュートも技術が高かった。コンビネーションで崩したというよりは一発モノのゴールだが、これでグラードバッハが流れをグッと引き寄せる。ここからは危なげなくリードを保って前半を終了した。

後半に入っても流れは大きく変わらず。51分、右サイドでヘアマンがプレアとのワンツーからGKと一対一になるが、シュートはGKに当ててしまう。そこからのCKではエルヴェディが頭で合わせるがシュートは枠に飛ばず。

70分、右サイドのエンボロがゴール前にクロスを送ると、ニアの敵DFがこれをクリアしようとしてオウン・ゴール。グラードバッハが2-0とリードを広げる。ファーにはプレアが入ってきており、DFとしてはどのみち触らない訳に行かないボールだった。

76分、ヘアマンに代えてホフマンを投入、試合をクローズしに行く。しかし80分にアクシデント。ゾマーが自陣の味方にボールを渡そうとして滑りミス・キック。これを敵に奪われシュートを打たれて失点、2-1と1点差に詰め寄られる。というか

82分、エンボロに代えてシュティンドルを投入、87分にはプレアからの難しいクロスにテュラムが頭で合わせて枠を捉えるがGKにセーブされる。終盤はケルンがパワー・プレーに出て押しこまれるが何とかしのぎきり、グラードバッハが辛勝した。

内容的にはグラードバッハの試合だったと思うが、シュート数12-15といい形でフィニッシュまで行けず苦労した。オウン・ゴールでの得点と、ミスからの失点を相殺すれば、ワンチャンで得た1ゴールをしっかり守った試合だったと言うべきだろう。

これでグラードバッハは25試合を消化、勝ち点を49(1試合あたり1.96)に伸ばし4位となった。3位ライプツィヒとの勝ち点差は1、首位バイエルンとは6差となっている。逆に5位のレバークーゼンとは勝ち点差2しかなく、上位戦線に踏みとどまるためには厳しい戦いが続く。

マルコ・ローゼ監督談話:
「選手たちは仕事に打ちこみ、最後にはいいパフォーマンスが報われた。観客のいないスタジアムでは多くのことを自らの力でやらねばならないということ、一人一人の選手が自分や自分の隣にいる選手をひとつにしようとしなければ誰かがすぐにそこから外れてしまうだろうということは、もちろん事前に話し合った。それはうまくやることができた。我々は試合に勝つことができた、そのことは嬉しいことだ。しかし、ファンのいないフットボールは我々みんなの願うフットボールではないという事実は変えられない。我々はプロフェッショナルとして行動したが、にもかかわらず我々全員がこのスポーツにとってファンがどれだけ大事かということをこれまで以上に知ることになった。すぐに再びスタジアムにファンが戻って来られることをただ希望するだけだ」

しかし、ブンデスリーガは新型コロナウィルス感染の広がりのため、26節を延期することになった。再開の目途は立っていない。仕方ないこととはいえ残念だ。



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2020年03月08日 13:53      [posted by der_ball_ist_rund]

【ブンデスリーガ第25節】グラードバッハ 1-2 BVB

■2020年3月7日(土) 18:30キックオフ
■Borussia-Park

上位の直接対戦であり少なくとも勝ち点1は必須の試合。最近あまり勝てた記憶のない相手だが、ここでどんな結果を出すかは今季残りの戦いの上で大きな意味を持つだけに負けられない。

今節はシュトロブルに代わってクラマーが先発、またテュラムがベンチ・スタートとなり前節動きのよかったプレアが先発した。

ゾマー
ギンター ツァカリア エルヴェディ
ライナー クラマー ノイハウス ベンゼバイニ
ホフマン プレア シュティンドル

グラードバッハが立ち上がりから強度の高い前プレを敢行、高い位置でボールをさらっては何度かチャンスを作る。BVBがペースを作れずにいるのにつけこんで主導権を握る。7分には逆サイドからのボールを受けたライナーがフリーでシュートを放つが敵GKにセーブされる。

しかし、8分、自陣でのビルドアップのパスにミスが出てボールを奪われると、敵FWにエリア内で切り返されてシュートを決められる。ミス起点に敵の個人技が加わり、流れとは逆方向の先制点。難敵だけに重い失点で0-1とビハインドを背負う。

その後もグラードバッハは積極的な姿勢を変えず果敢に攻め続け、シュート・チャンスも作るが最後のところで決めきれない。

30分、敵のフィードの処理でゾマーとツァカリアが交錯、ツァカリアが傷む。ツァカリアは治療したがそのまま退場、36分、ヤンチュケが入り3バックの右に入った。

45分にはホフマンがエリア内でボールを追って倒されるがファウルにならず。敵DFはボールにプレーせず人に行ったように見えたがVARは介入しなかった。0-1のまま前半を終了した。

後半開始間もない50分、左からのCKをホフマンが蹴ると、ファーのプレアがフリーで受け、ゴール前に流しこむとシュティンドルがこれを押しこんでゴール。1-1と同点に追いつく。

これでグラードバッハが流れを引き寄せるかと思われたが、その後は同点になり前に出てきたBVBの時間帯となる。自陣で守備に追われる時間が続くが、ゾマーの好セーブもあって何とかしのぐ。一方、序盤からの前プレでさすがに疲れが出たか攻撃の精度が下がり始め、奪ったボールをフィニッシュまで持ちこめない。消耗戦が続く。

65分、ホフマンに変えてテュラムを投入、逆転を狙いに行く。しかし71分、DFラインにギャップができオフサイド・トラップをかけきれず左サイドの裏を取られる。敵FWとゾマーとの一対一になったが、ゾマーがコースを切りに行くときに足を滑らせ、対応が一瞬遅れた隙に股を抜かれてシュートを決められる。痛い失点で1-2と再びビハインドを背負う。

77分、クラマーに変えてエンボロを投入、ギンターをボランチ(というかリベロ)に上げて4バックにし、前線を厚くして挽回を試みる。

しかし、ダイナモのベンゼバイニが足を攣るなど消耗が激しく、好機も生かしきれない。80分にはテュラムが右サイドを突破、中央のエンボロにラスト・パスを送り、エンボロがシュートしたが枠を捉えきれず。結局試合はそのまま1-2で終了した。

圧倒的に押していた前半にミスからビハインドを背負い、戦略的な中心であるツァカリアを前半のうちに負傷退場で失うなど、攻めながらも流れに乗りきれない難しい展開になってしまった。

後半開始早々に追いついたのはよかったし、BVBの猛攻をしのいではいたが、後半は有効な攻撃を繰り出せないまま充電が切れ始め、突き放されるともう一度追いつく力は残っていなかった。

難敵相手に果敢に戦い、展開次第では勝ち点3も十分可能性があったと思うが、いろいろうまく行かなかった試合。こういう試合はあるが、「悪くないのにうまく行かない」が続くと本当に内容も悪くなってくるので、ここでしっかり切り替えて次に行かなければならない。

上位争いの星勘定という意味でも厳しい敗戦だが、延期になったケルン戦が週央にあるので、これにきっちり結果を出して上位に食らいつくしかない。何かを反省するというよりはダメージをしっかり払拭したい。

グラードバッハは勝ち点46(1試合あたり1.92)のまま足踏みで1試合未消化の状態だが暫定5位に順位を落とした。首位バイエルンとは勝ち点差6、4位のレバークーゼンとは勝ち点差1。ケルン戦がポイントになる。

マルコ・ローゼ監督談話:
「とても拮抗した試合だった。ドルトムントが2つのゴールを決めた決定的な場面があった。我々も前半にいくつかのいいチャンスがあったし、後半にもあった。そして同点のゴールを決めることもできた。その後は少し多くを望みすぎ、少しばかり力も失ってしまった。その後のチャンスを生かすことができず、そのために負けてしまった。後から振り返ればそこからはとても荒れた試合になったが、大きな勇気を見せた選手たちを責めることはできない。もう少しいい結果を望んでいたが、それだけに非常に落胆している」

ルツィアン・ファヴレ監督(BVB)談話:
「我々が勝利できたのはラッキーだった。我々にとっては非常に厳しい試合だった。前半は悪くはなかったが、無用のボール・ロストがあまりに多かった。グラードバッハは常に危険だったが、にもかかわらず1-0で前半を終えることができた。同点にされたのは大きなミスだったが、その後は我々の力を見せることができた。1-1の後、我々は非常にいいリズムで前を向いて試合を進め、リードを奪うことができた。終盤はそれほど自由にさせることもなく、最後には勝ちきった」

内容的にはせめて引き分けが妥当だったな。



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2020年03月01日 20:22      [posted by der_ball_ist_rund]

【ブンデスリーガ第24節】アウグスブルク 2-3 グラードバッハ

■2020年2月29日(土) 15:30キックオフ
■WWK-Arena (Augsburg)

1試合遅れで上位に追走する状況でのアウェイ・ゲーム。取りこぼせば決定的に置いて行かれるだけに勝ち点3が必須の試合が続く。

負傷明けのベンゼバイニがヴェントに代わって左SBで先発。前線ではプレアをベンチ・スタートにしてシュティンドルをFW起用、シュトロブルがボランチで先発した。

ゾマー
ライナー ギンター エルヴェディ ベンゼバイニ
シュトロブル ツァカリア
ホフマン ノイハウス テュラム
シュティンドル

シュトロブルをDFラインに落とした3バックを予想しているメディアもあったが始まってみるとノイハウスをトップ下に置いた4バック。

立ち上がり2分に左サイドからホフマンが蹴ったFKにベンゼバイニが頭で合わせるが、シュートはGK正面。

その後は、ボールを保持しパスをつなぎながらゴールに迫ろうとするグラードバッハに対し、プレスから引っかけたボールを前線に蹴るアウグスブルクという展開になるが、互いにリスクを取らず大きなチャンスを作れない。

36分、左サイドのホフマンから敵ゴール前で中央のノイハウスを経由して右でフリーになったシュティンドルにボールが渡りシュートを放つが敵GKがセーブ。

42分、テュラムからパスを受けたノイハウスが正面からシュートを放つがGKがセーブ、こぼれ球にホフマンがダイレクトで合わせるがミートせずボールは大きく枠を逸れる。結局スコアレスで前半を終えた。

ローゼ監督は後半からテュラムに代えてプレアを投入、ツァカリアを最終ラインに下げた3バックの布陣となる。

49分、右サイドを持ち上がったプレアが中央にクロスを入れると、シュティンドルがこれをトラップ、大きく上に上がったボールを落とし、このボールをベンゼバイニが敵DFの股を抜いて蹴りこみゴール。グラードバッハが1-0と先制する。ベンゼバイニはやはり持っている。

53分、再び右サイドでプレアがボールを持つと、プレアはタイミングを計って中央へグラウンダーのクロス。これをシュティンドルがきれいに流しこんで2-0となる。立て続けの得点で流れはグラードバッハに傾いたかに見えた。

しかし62分、左サイドからクロスを入れられ、ゴール正面でフリーでのヘディングを許し失点。2-1と1点差に。これで力を得たアウグスブルクは動きが見違えるようによくなり、ここからしばらくは防戦一方に。

75分、シュトロブルに代えてクラマーを投入。79分、ライナーからのクロスを受けたシュティンドルのトラップは再び頭上に上がるが、今度はこれを自ら蹴りこんでゴール。3-1と突き放す。今度こそこれで決まりと思われた。

しかし83分、スルー・パスから左サイドの裏を取られ、角度はなかったがシュートを決められ3-2と再び1点差に。なかなか試合をクローズさせてもらえない。86分、シュティンドルに代えてエンボロを投入。

88分にはエンボロからのスルー・パスを受けて裏に抜け出したホフマンがGKとの一対一からシュートを放つがGKにセーブされてしまう。ダメ押しのチャンスを決めきれず、最後はオープンな展開になるが、何とかこれをしのいで3-2で試合終了、終わってみれば辛勝という感じの強い試合となった。

先制、追加点まではよかったが、その後2度に亘って1点差に詰め寄られるなど、最後までドタバタ感が拭えず。得点が先行したから何とか逃げきれたけど、先に失点していたらどうなっていたか分からない試合だったと思う。

シュート数15-8、CK3-5、ポゼッション55-45と、内容的には主導権を握っていた試合だと思うが、それにしてはスコ〜ンとヤられるシーンが目につき、もう少し精密さとか決定力のあるチーム相手だとこうはうまく行かないだろうと思わせた。

グラードバッハは勝ち点を46(1試合あたり2.00)に伸ばし、順位は4位を維持。1試合少ないことを考えれば、今節で最大首位と勝ち点3差の2位までが可能圏。勝ち続けないとタイトルは転がりこんでこない。苦しいがこの戦いを続けて行くしかない。行けるところまで行こう。

マルコ・ローゼ監督談話:
「後半から我々は4バックから3バックに変更した。というのも4-2-3-1ではボールに対して思ったようなプレスがかかっていなかったからだ。我々はあまりうまく攻撃のためのスペースを使えていなかった。後半になってよりボールを奪うことができるようになり、アウグスブルクにあまりスペースを与えないようになった。それで我々は素晴らしいゴールを挙げることができたが、一方で2点を取られもした。このことについてはもう一度よく考えなければならない。しかし、ここアウグスブルクでやるのが難しいこともよく分かっていた。我々は主導権をなかなか握れない局面もあったが、そういうときはそれに対して諦めずに戦わねばならないし、その結果それが非常にうまく行った」

この日もユニは水色。セカンドはもうEL用の緑に変えて欲しい。



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2020年02月24日 18:11      [posted by der_ball_ist_rund]

【ブンデスリーガ第23節】グラードバッハ 1-1 ホフェンハイム

■2020年2月22日(土) 15:30キックオフ
■Borussia-Park

ケルン戦が延期になったせいで、1試合少ない状態で上位を追っている。ホームであり取りこぼしは許されない。勝ち点3必須の試合だ。

出場停止の解けたプレアを前線で起用、シュトロブルをベンチに置いて4バックになった。

ゾマー
ライナー ギンター エルヴェディ ヴェント
ツァカリア ノイハウス
シュティンドル
ホフマン プレア テュラム

互いに攻撃的に仕掛ける立ち上がりに。11分、CKからのこぼれ球をギンターが右足でダイレクト・ボレー。これが決まってグラードバッハが早い時間帯にリードを奪った。ギンターの足でのゴールは初めて見たんじゃないかな。

その後は敵MFがケガで交代するアクシデントもありグラードバッハが試合をコントロール。追加点のチャンスを何度か作るが、敵GKが当たっていてゴールを割ることができない。押しながらも最小得点差でハーフタイムに。

後半に入ってすぐに試合が中断。ホフェンハイムのスポンサー(というかパトロン)であるディトマー・ホップの肖像に照準の十字を重ねた横断幕がグラードバッハのゴール裏に掲出されたということで、エバールとシュティンドルがゴール裏に向かい、これを取り下げるようサポに申し入れる騒ぎに。問題の横断幕はすぐに下げられたらしく試合はほどなくして再開された。

引き続きグラードバッハが優位に試合を進めるがゴールが遠い。67分、ホフマンに代えてヘアマンを投入、試合を決めに行く。

72分、エリア内で敵DFの手にボールが当たったのではということでVARに。これが認められグラードバッハがPKを得る。75分、プレアがこれを蹴るがGKにセーブされて追加点を挙げることができない。

83分にはカウンターからプレアが決めてようやく突き放したかと思われたが、これもVAR検証となり、その前にカウンターの起点となるシーンでヴェントのハンドがあったということでノー・ゴールに。

88分にシュティンドルに代えてエンボロを投入、後は逃げきるばかりの時間帯になる。しかし、アディショナル・タイム、敵CKから押しこまれて失点、土壇場で1-1と同点にされる。グラードバッハはプレアに代えてラファエルを投入し勝ち越しを狙ったが時間も足りず、結局最後の最後で勝ち点2を取りこぼした試合となった。

もちろん、前半から再三あった決定機をことごとくつぶし、PKを止められ、決まったかと思ったゴールもVARで取り消されての結果であり、自滅とも言うべきもの。追加点が取れないなら最初に取った1点を是が非でも守ることが必要だったな〜。

取るべき時に取らないとこうなるとかよく言われるけど本当にそういう試合だった。敵のGKが当たってたのは間違いないが、それにしてもシュート21本打って1点はプア。こういう日もあるとはいえ、上位争いの中では痛い引き分けだ。

何よりPKが本当に決められず、逆に取られたPKは止められる気がしない。PKのキッカーはシュティンドルあたりにした方がいいんじゃないかと思う。プレアはあかん。

これでグラードバッハは22試合を終えて勝ち点43(1試合あたり1.95)で4位。1試合消化が少ない状態で、首位バイエルンと勝ち点6、2位ライプツィヒとは5、3位BVBとは2の差。未消化の1試合に勝ったと仮定しても、首位とは3差の3位相当だ。これ以上は取りこぼしができない状況で、ホームゲームでの引き分けの代償は大きい。

シーズンもほぼ3分の2が終わったところでこの順位に付けているのは決して悪くない、というか望外の好成績だが、ここからが本当の厳しい勝負になる。先に取りこぼすと決定的に苦しくなる持久戦だ。ホーム、アウェイ、相手に関わりなく勝ち点3が前提になる試合が続くと考えるべき。

幸いケガの選手も戻ってきており、戦う用意はできている。どこまで行けるかやってみたいが、それにしては寂しい試合だった。

マルコ・ローゼ監督談話:
「試合が終わった直後としては、この引き分けはいい感触ではない。なぜなら終了直前に筋書きがひっくり返されたからだ。我々は試合が終わる少し前まで1-0で勝ってはいたが、2-0にするためのPKやその他のチャンスをうまく生かすことができなかった。その後、我々はアディショナル・タイムに失点してしまった。もちろんそれにはがっかりしているが、しかしそれにも関わらずチームは今日は強敵であるホフェンハイムを相手にうまく行ったことも多かった。我々は並ではない戦いにくい相手に対して、全体にうまく守っていたし、切り替えからいいチャンスを作り、よく走り、いくつものゴールの可能性を作り出した。もちろん今日も勝ちたかったが、ホームの観客の前で8連勝した後では、勝ち点1でも生きて行くことはできる。我々はこの勝ち点を積み上げて切り替え、働き続けて、来週もまた勝つためにプレーするまでだ」

強いクラブがたまに負けた時のコメントぽい。



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2020年02月23日 17:37      [posted by der_ball_ist_rund]

【Jリーグ第1節】清水 1-3 FC東京

■2020年2月23日(日) 13:00キックオフ
■IAIスタジアム日本平

いよいよリーグ戦開幕。清水でのアウェイなのでおとなしく自宅DAZN観戦。今季もアウェイの遠征は原則として首都圏のみの予定。

既にACLでプレイオフを含め3試合を戦っているが、やはりリーグ戦は特別。上位を狙うためにはしっかり勝ち点を積み上げながら他のクラブが取りこぼすのをじっと待つことが必要で、その意味ではまず価値を先行させることが必要。アウェイだが今季を占う試合としてしっかり勝ち点3を狙わなければならない。

小川、安部がケガということで左SBにはルーキーの中村帆高が、インサイド・ハーフには三田が先発。3トップではアダイウトンをベンチに置き、田川を先発させた。バングーナガンデが開幕ベンチ入り。


室屋 渡辺 森重 中村
三田 橋本 眷
オリヴェイラ 田川 レアンドロ

前半は清水にボールを支配され主導権を取られる苦しい展開に。清水は今季から前プレから素早くボールをつなぐ現代的なフットボールを志向しており、モラル高く果敢にデュエルを挑んで来る。東京はその勢いに押され、ボールを落ち着かせることができない。

奪ったボールもしっかりマイボールにすることができず、起点が低いために前に運べないうちに引っかけられて失うシーンが多い。大きく出してもセカンドボールを回収できず、守勢に回る時間が長くなる。アンカー・システムがまだ十分機能していない感あり。

東京のファースト・シュートは38分のレアンドロまでなし。守備に労力を費やし、消耗しつつシュート2本で前半を終えた。

後半に入っても噛み合わない立ち上がり。47分、自陣で奪ったボールを展開しようとしたが、自陣内で前を向いたオリヴェイラが敵DFにボールを奪われ裏返される。このボールからスルー・パスを出され、裏を取られて正面からのシュートを許す。これが決まって清水が先制、0-1とリードを許してしまう。

その後も、先制してモラルの上がる清水に対して、東京がバタバタする時間が続く。この時間帯に失点しなかったのは今考えれば重要だった。立て続けにシュートを打たれるが精度を欠き何とか追加点は免れる。

55分、三田に代えてアダイウトンを投入。この時点でどういう布陣になったかちょっとよく分からなかった。56分、室屋のパスを受けてアダイウトンが裏に抜け、シュートを放つがDFがブロック。こぼれ球を再びアダイウトンが確保、クロスを送りオリヴェイラが頭で合わせるが枠外に。アダイウトンが入って動きが出てくる。

その後は一進一退の攻防となるが、序盤からハード・ワークを続けてきた清水の足が止まり始め、東京が主導権を握る時間が長くなる。

61分、眷襪紡紊┐謄轡襯个鯏蠧。この時点でレアンドロを左、田川を右のSHに置き、オリヴェイラとアダイウトンを2トップにする4-4-2にシフトしたと思う。62分、敵ゴール前でのパス回しから後ろにこぼれたボールを橋本がシュートするが枠外に。いい上がりだった。

動きが鈍くなり、間延びし始めた清水に対し東京がフレッシュなアダイウトンを核にして攻撃を仕掛けるシーンが増える。75分、橋本からのパスを受けたオリヴェイラが頭で落とすと、これを拾ってエリアに侵入したレアンドロが敵DFに倒されてPKを獲得。77分、このPKをオリヴェイラがいつものダンシング・スタイルで決めて1-1の同点とする。

さらに80分、レアンドロがドリブルで持ち上がったボールをオリヴェイラに預けると、オリヴェイラがこれをアダイウトンに流し、受けたアダイウトンが冷静に流しこんでゴール。2-1と逆転に成功する。ブラジリアン・トリオの見事な連携で流れから素晴らしいゴールが生まれた。

81分、田川に代えて紺野を投入。紺野は右SHに。紺野が前線でスピードと技術を生かして時間を作り、試合をコントロールする。89分、敵のバック・パスをレアンドロが猛然と追い、敵GKより先にボールに触ってGKをかわす。あとは流しこむだけというところでDFに倒され再びPKを得る。このシーンでは敵DFが明らかにレアンドロの足を刈っており、警告がなかったのは理解できなかった。

アディショナル・タイム、このPKをレアンドロが自ら蹴り、ゴール左隅に決めて3-1とダメ押し。危なげなく試合をクローズし、開幕戦を逆転勝利で飾った。

前半は清水に押され、後半開始早々に先制を許すなど厳しい展開になったが、清水の充電切れとともに個が生きる時間帯となり、アダイウトンの投入で攻撃を活性化、ブラジリアン・トリオの破壊力を生かし2本のPKと流れからのゴールで逆転した。結果から逆算して90分をうまくマネージしたチーム力の勝利と言っていい。

前半は特に4-3-3が上手くハマらず、橋本が四苦八苦しながらスペースを埋め、埋めきれないところを眷襪箴豺腓砲茲辰討魯譽▲鵐疋蹇▲リヴェイラが献身的にカバーすることでバランスを取ったが、その分攻撃のスイッチがなかなか入らず迫力を欠くことになった。

後半、4-4-2にシフトして攻撃が機能したのは、清水のプレッシャーが弱まりオープンになったことももちろんあると思うが、今季あくまで4-3-3を追求するのか、4-4-2の中で流動的にチャレンジして行くのか、もう少し見極めが必要かもしれない。

まだ1試合とはいえ勝ち点3の価値は大きいし、勝利を先行させることで課題への取り組みもやりやすくなる。次節ホーム開幕戦に向けていい流れを作れたことは間違いない。3月はACLは休みなので、リーグ戦でいいペースを作りたい。

評点(評点はドイツ式):
林(3.5) 失点シーンはやむなしか。それ以外は安定したパフォーマンス。
室屋(4) 序盤は守備に追われた。爽快な裏抜けはなかったが奮闘した。
渡辺(4) しっかり守りを固めた。2年目にして東京の最終ラインに定着。
森重(3.5) 前半は押しこまれたがベテランらしく試合を落ち着かせた。
中村(4) 息が合わないシーンもあったが全体としては新人ながら及第点。
三田(4.5) 守備が中心の時間帯でなかなかよさを生かしきれなかった。
橋本(4) アンカーとしてしんどい仕事をこなし続けた。まだ試行中。
眷(4) 守備含めハード・ワークに徹した。価値の高い働きだった。
オリヴェイラ(3) ボールを収め続けた仕事が終盤に生きた。PKナイス!!
田川(4.5) どういうパターンで彼が生きるのかまだちょっと分からない。
レアンドロ(3) FWというよりその手前で生きる。PKは彼に任せたい。
===
アダイウトン(3) 攻撃を活性化。ゴールを愚直に目指すのが効いている。
シルバ(3.5) このポジションで選択肢になってくれるのは大きい。
紺野(-) 時間短し。しかし存在感は十分見せた。

清水がオレンジ色なのでファースト・ユニ着て欲しいと思っていたがその通りで嬉しかった。今季のユニ、リーグ戦もACLもいい!



Comments(0)FC東京 | J1リーグ戦



2020年02月19日 23:11      [posted by der_ball_ist_rund]

【ACL第2節】東京 1-0 パース

■2020年2月18日(火) 19:00キックオフ
■東京スタジアム

会社での打合せが長引き、味スタに駆けつけた瞬間に前半終了。後半から観戦して、前半は後で録画を見た。平日夜の開催はキックオフを7時半にして欲しいと改めて要望したい。

グループ・リーグ初戦をアウェイで引き分け、トーナメント進出のためには勝ち点3がマストとなるホーム・ゲーム。前節と同じメンバーで臨む。


室屋 渡辺 森重 小川
安部 橋本 眷
オリヴェイラ アダイウトン レアンドロ

東京は前線の3人が自由に動いてチャンスを作る。序盤から積極的に仕掛け、ボールを支配して主導権を握る。一方のパースは守備時にはしっかりブロックを作るが、ボールを奪うと東京の守備網をかいくぐって前線まで運ぶ力はあり油断ができない。

10分、右からのCKにアダイウトンで頭で合わそうとするが捉えきれない。13分にもアダイウトンがレアンドロのFKに頭で合わせるがバーの上。その後も21分にはレアンドロからのパスを受けたオリヴェイラがDFを交わしてシュートするが敵DFにブロックされる。

ボールを持つ時間は長く、敵の攻撃は散発で、東京の方が試合を支配している感じではあるが決めきれない。ともに決定力を欠いたまま前半を終えた。安部が3トップにしっかり絡みチャンスをチャンスを作っている。

後半に入ってももどかしい展開が続く。前線にボールを運ぶが、敵がスペースを埋めており、打開を試みるがフィニッシュまで持ちこめないシーンが多い。59分、アダイウトンに代えて紺野を投入、安部を左、紺野を右のSHに置いた4-4-2になったようにも見えたが微妙。

紺野が積極的にボールに触ることでリズムが生まれ東京の攻撃が活性化する。敵陣を中心に試合を進め、CKのチャンスを多く得るが決めきれない。

83分、安部とのパス交換からエリア左外でボールを得たレアンドロがここからコントロール・シュートを放つ。このボールがきれいな弧を描いてファーネットの奥に落ちゴール。東京が1-0と貴重な先制点を挙げる。

その後、89分にオリヴェイラに代えてオマリを投入。最終ラインに入れて3バックにしたかと思ったがよく分からなかった。アディショナル・タイムには安部に代えて田川を投入、そのまま試合をクローズし、グループ・リーグの初勝利を挙げた。

ホームで積極的に攻めたが、敵の固い守備もあり最後まで苦戦した。数多くあったCKのチャンスも生かせなかったが、レアンドロの高い技術に救われた。妥当な勝利だと思うが手も時間もかかり過ぎた。

とはいえ、リーグ戦開幕前のこの時期に、東、永井といった主力を欠きながらも、安部、紺野らのルーキーや、アダイウトン、レアンドロの新加入外国人がしっかり活躍して結果を出したことの意味は大きい。

流れからなかなかゴールできなかったが、それでも最後に個人技でゴールを奪うことができたのは、全員がチームのために働き、集中を切らすことなく働き続けたからだと思う。こうして結果が出たことで、リーグ戦開幕に向け戦術を深めながら課題を解決するベースができた。

4-3-3がうまくハマっているかはまだ分からず、橋本のアンカーがどこまで機能しているかは局面によっては微妙な感じもするが、今はそれを眷襪慮タ氾な守備でカバーしている感じ。守備の局面でもきれいな3ラインができた昨季までに比べると、中盤のラインの形成が曖昧でギャップができやすいようにも見えた。戦術の深まりを待つしかないのか。

前線の3人のコンビネーションは大きな可能性を感じさせる。ここまで公式戦3試合で、オリヴェイラ、アダイウトン、レアンドロがそれぞれゴールしたことは大きい。永井が復帰したらこの3人にどう絡ませるのか楽しみだ。

グループ・リーグは上海が試合を未消化でありまだ順位も見通し難い。新型コロナウィルスの影響でそもそも中国のクラブと試合ができるか自体が微妙だと思うが、今は目の前の試合をひとつずつ戦うしかない。その意味でも大きなホームでの勝利だった。

評点(評点はドイツ式):
林(3.5) 試されるシーンは多くなかったが難しいボールもしっかりセーブ。
室屋(3.5) 緩急をつけながらも積極的な上りで攻撃に貢献した。
渡辺(3.5) 空中戦での強さを発揮、海外クラブ相手にもひるまず。
森重(3) 落ち着いてボールを動かしチャンスの起点となった。
小川(3.5) 東京の戦術において重要なピース。不動のレギュラーになった。
安部(3) 判断のいいプレーで攻撃に絡み新人らしからぬ存在感を見せた。
橋本(3.5) 中盤の底で地道な役割に徹した。アンカー適性はあるが…。
眷(3) 戦術の落しこみが甘い部分は眷襪全部カバーする勢い。
レアンドロ(3) 余裕を与えたらああいうシュートが蹴れるということ。
オリヴェイラ(3.5) この日もボールを収めまくった。楽しそう。
アダイウトン(3.5) レアンドロ、オリヴェイラとのトリオで速さが生きる。
===
紺野(3) 想像以上の動きで強い印象を残した。先発でも見てみたい。
オマリ(-) 時間短し。
田川(-) 時間短し。

キックオフが7時でも7時半でも動員は変わらないという話もあるが、そりゃそうだろう、途中からだって見に行くんだから。クラブは売り上げに現れないサポの満足感はどうでもいいということなのか。7時半キックオフを改めて要望する。



Comments(0)FC東京 | ACL



2020年02月16日 16:31      [posted by der_ball_ist_rund]

【ブンデスリーガ第22節】デュッセルドルフ 1-4 グラードバッハ

■2020年2月15日(土) 18:30キックオフ
■Merkur Spiel-Arena (Dusseldorf)

前節のケルン戦が嵐のため中止(3月に延期)となったため、2週間ぶりのリーグ戦。消化試合数の差を考えれば首位と勝ち点1差であり、上位追撃のためにもアウェイとはいえしっかり勝ち点3を積み上げたい。

前節、不運な退場となったプレアに代えてシュティンドルを前線で起用、またクラマーに代えてシュトロブルが先発し、3バックの中央に入った。3-4-3の布陣に。

ゾマー
ギンター シュトロブル エルヴェディ
ライナー ツァカリア ノイハウス ヴェント
ホフマン テュラム シュティンドル

序盤は拮抗した戦い。忙しくボールが動くが互いに早めにつぶし合いピンチの芽を摘んでいる。11分、右サイドに開いたテュラムからのクロスを受けたツァカリアがゴール至近からシュートを放つがDFにブロックされる。

試合が動いたのは22分。テュラムのスルー・パスを追って斜めに走ったホフマンがダイレクトでシュートを放ちこれがゴールへ。難しいシュートだったが高い技術でこれを決めグラードバッハが1-0と先制する。

しかし29分、中盤からのフィードをゴール前で収められ、マークに付いたライナーが振り切られてシュートを許すとこれが決まって1-1の同点に。敵FWの個人技ではあったがもう少し組織で何とかならなかったかと悔いの残る失点。

38分にはホフマンがスルー・パスに抜け出してゴールを決めたかに見えたがわずかにオフサイドでノーゴールに。1-1のまま前半を終えた。優位を確立できないままワイドの裏を使われ何度かクリティカルな形を作られた。

後半からシュトロブルをボランチに上げ、ツァカリアとのダブル・ボランチに。ノイハウスがトップ下に上がる4-3-3の布陣となる。これがハマったかグラードバッハの攻撃が噛み合い始める。

51分、縦に抜けて敵GKと一対一になったテュラムが冷静にフリーのシュティンドルにボールを預け、シュティンドルがこれを丁寧に流しこんでゴール。2-1と勝ち越す。これで流れがグッとグラードバッハに傾いた。

その後はグラードバッハが優位にボールを動かす。デュッセルドルフもモラル高く戦うが、シュート精度を欠いてチャンスをものにできない。一方のグラードバッハもダメ押しのチャンスを何度か逃す。

75分、ホフマンに代えてヘアマンを投入。77分、左サイドからドリブルでエリア内に切れこんだツァカリアがシュティンドルにラスト・パスを出し、シュティンドルがこれをシュート。ボールは敵DFに当たりそのままゴールへ。3-1とようやくダメ押し。

81分には既に1回警告を受けているテュラムに代えてエンボロを投入(この警告も抗議に対するもの)。82分、エンボロからパスを受けたノイハウスが強引にドリブルで敵DFラインを突破、シュートを決めて4-1と試合を決める。

85分にはシュティンドルに代えてトラオレを投入。終了間際にはシュトロブルが敵MFと交錯、敵MFは負傷退場となり、既に交代枠を使いきっていたデュッセルドルフは1人少ない状況に。グラードバッハが最後に得たFKを失敗すると長い笛が吹かれ、アディショナル・タイムは表示されないままレギュラー・タイムのみで試合終了となった。

前半は布陣がミスマッチだったことと敵のモラルが高かったこと(一応ダービーなのか)もあって苦戦、先制したがすぐに追いつかれたが、後半に入って布陣を修正、その結果攻撃が機能するようになり、終わってみれば4-1の快勝になった。

テュラム、ツァカリアらがツボを押さえたプレーでアシストし、シュティンドル、ホフマン、ノイハウスら出た選手がきちんとこれを決めきったという点でチームがしっかりと噛み合った勝利だったと言える。ひとつ星を落とすと大きく置いて行かれる上位争いの中で、アウェイ・ゲームをきっちりモノにしたのは大きな結果だった。

ハマらないと見るや柔軟に布陣を変更した監督の戦術も評価すべきだが、シュトロブルやツァカリアら、ポリバレントな選手が複数いるのも強み。プレアの穴を感じさせない層の厚さが垣間見えた。

これでグラードバッハは勝ち点を42(1試合あたり2.00)に伸ばし、首位ライプツィヒとの勝ち点差は3、日曜日に試合のあるバイエルンが勝っても、勝ち点差は4に止まる。ここはケルンに頑張ってもらって、バイエルンに勝ち点3を与えないようにしてもらいたいところだな。

マルコ・ローゼ監督談話:
「デュッセルドルフは勇気をもって戦い切り替えもうまくできていた。非常に能動的に、攻撃的に動いていた。我々は前半はしっかり支配することができず、ボールをうまく動かすこともできていなかった。試合前に我々は3バックで戦おうと決めていた。失点の前のクロスはおそらく阻止できるはずのものだった。しかし往々にして相手が上手くやることもある。そしてこの特別な状況で我々もまたうまく秩序だって対応することもできていなかった。ハーフタイムに我々はいくつかの点を変えることに決めた。我々は基本になるシステムを切り替え、それによって選手たちは少しばかり落ち着いたようだった。その結果我々はより試合を支配することができるようになり、スペースをうまく守ることができるようになったし、デュッセルドルフが簡単にドリブルで入ってくることができないようになった。いろんなことがうまく行くようになった」

デュッセルドルフのファースト・ユニが赤白のツートーンだったために、グラードバッハは白緑のファーストを着用できず水色のセカンド。着る機会の少なかった緑のサード(EL用)をたまには着て欲しい。水色はオレらの色じゃない…。



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2020年02月11日 22:59      [posted by der_ball_ist_rund]

【ACL第1節】蔚山 1-1 FC東京

■2020年2月11日(火) 19:30キックオフ
■蔚山文殊フットボールスタジアム

プレイオフを勝ち抜いてたどり着いたグループ・リーグの第1節。当然だが自宅スカパー観戦。アウェイでの厳しい試合になることが予想されるが、勝ち点を持ち帰りたい。

プレイオフを欠場したオリヴェイラ、渡辺、橋本が先発。一方、東はベンチ外に。腹はプレーオフで退場となり出場停止。リーグ開幕に向けてまだまだ試行錯誤の感が強い。


室屋 渡辺 森重 小川
橋本
眷襦^舵
オリヴェイラ アダイウトン レアンドロ

序盤は東京が前プレから奪ったボールを素早く前線に展開する流れで優勢に。3分、エリア前でこぼれ球を拾ったレアンドロがダイレクトでシュートを放つが枠外に。これがファースト・シュートとなる。

9分、レアンドロのパスを受けて右サイドの裏に出た室屋が中に切れこんで角度のないところからシュートを放つが敵GKにセーブされる。12分にはレアンドロの右CKにニアのアダイウトンが合わせるがこれもGKがセーブ。

序盤のチャンスを逸すると、敵3バックとのフォーメーションのギャップからサイドを使われ、蔚山が東京の左サイドから攻撃を仕掛けるケースが増えてくる。18分には左からのクロスに中央でフリーで合わせられるがシュートはバーに嫌われ九死に一生。

その後も蔚山が圧力をかけ、東京は自陣で守備に割く時間が長くなる。この局面をしのぐと、拮抗した展開から再び東京のペースに。37分、レアンドロの右からのFKを森重が頭で伸ばし、アダイウトンがヘディング・シュートを放つが枠外に。

42分、レアンドロのスルー・パスを受けて裏に抜けた室屋がGKとの一対一からシュートを放つがGKに当ててしまう。結局スコアレスで前半を終えた。個々の選手は戦えているし、悪くないシーンもありチャンスは作れているが、全体としてコンビネーションや戦略の落しこみがまだまだと感じさせる部分があった。

後半に入ると再び東京が優勢に。前線のブラジル人トリオ3人に安部が絡み、流動的な攻撃を仕掛ける。前半はボールを収めきれていなかったオリヴェイラが動き回ることで攻撃を活性化している。

64分、左寄りでボールを持ったレアンドロが裏にスルー・パスを通すと、右サイドから斜めに走りこんだオリヴェイラがこれを受け、難しい体勢から敵GKの股を抜くシュート。これが決まって東京が1-0と先制する。難しいシュートだったがさすがの技術。

その後も東京はハイプレスから蔚山の攻撃を封じこめ、追加点のチャンスを窺う。しかし82分、敵に左寄りからのFKを許すと、ゴール前に送られたボールをクリアしようとしたアダイウトンの頭に当たったボールが絶妙なシュートとなってゴールに。飛び出した林はボールに触れず、オウン・ゴールで1-1の同点となってしまう。

41分にはアダイウトンとのワンツーで裏に抜けたレアンドロが至近距離からシュートを放つが左ポストに嫌われノー・ゴール。

87分、アダイウトンに代えて三田を投入。三田が右SH、安部が左SHに入り、オリヴェイラとレアンドロの2トップにした4-4-2に。守備を意識しつつ勝ち越しを狙う布陣だろう。

その後も果敢に戦ったがゴール勝ちきれず、結局1-1の引き分けとなった。

この時期の試合なので連携や戦略・戦術のこなれ方という点ではまだまだ向上の余地はあるものの、チームとして何をやりたいか、その中でひとりひとりの選手が何をやるべきかという意図のある試合はできたと思う。特に前線のブラジル人トリオや、そこに絡んだ安部のプレーには大きな可能性を感じた。

アンカー・システムはまだ運用が難しいところがあり、橋本がアンカーの割りに眷襪最終ラインに落ちる時間が長いなど、流れの中でかなり柔軟に融通を利かせているように思った。サイドのカバーも含め、もう少し試行錯誤の必要はあるかもしれない。

全体として構築途上のチームの現状でのスナップ・ショットというイメージの強い試合ではあったが、敵地で得点しての引き分けで勝ち点1を持ち帰れたのは悪くない。優位に立つ時間も長く、失点は敵のFKの質が高かったことによるオウン・ゴールであり、互角以上に戦えていたと言っていい。次につながる試合であり、最低限の結果も手にした。

一方、交代が三田だけにとどまったのはまだメンバーが揃いきっていないことを窺わせて不安だ。東は負傷とも伝えられており状態が気になるし、ナ・サンホも移籍の報が出るなど成り行きが気になる。永井はまだ負傷からフィットしていないとのことだし、FWの控えが田川しかおらず、それも結局2枠を残したまま使わなかったのはどうかと思った。

常にだれかがケガしてる状況は覚悟すべきとは思うが、リーグ戦の開幕までにもう少し選択肢は広がってくるのか。安部の活躍は嬉しいが中堅層が手薄に感じられた。若手の台頭を期待するしかない。

中国のクラブの試合が4月まで延期になったため、変則的な日程となり、この先も見通し難いが、目の前の試合をしっかり戦う以外にできることはない。戦略・戦術の浸透、連動性の向上を急ぎたい。

評点(評点はドイツ式):
林(4.5) 失点シーンは飛び出しの判断が甘かったと言われても仕方ない。
室屋(3.5) 前半果敢な攻め上がりで存在感を見せた。後半は自重した。
渡辺(4) 負傷からの復帰戦。ゲームキャプテンとして身体を張った。
森重(4) 前半はやや混乱させられたがセット・プレーの1失点のみに抑えた。
小川(4) 前半は押しこまれたが後半は積極に前に出て主導権を握った。
橋本(4) ポジショニングに苦労。眷襪僚斉陲気暴けられた印象。
眷(3.5) 的確な判断で柔軟に危険なスペースを埋めて試合を締めた。
安部(3.5) 気の利いた動きと高い強度で新人とは思えないチームへの貢献。
オリヴェイラ(3) 自由に動いた後半に彼らしいゴール。今季も健在。
アダイウトン(3.5) スピードは見せられなかったが強さは印象づけた。
レアンドロ(3) プレー選択にセンスを感じる。シュートは惜しかった。
===
三田(-) 時間短し。

来週はホームでパース戦、その週末にはいよいよリーグ戦が始まる。



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2020年02月02日 17:19      [posted by der_ball_ist_rund]

【ブンデスリーガ第20節】ライプツィヒ 2-2 グラードバッハ

■2019年2月1日(土) 18:30キックオフ
■Red Bull Arena (Leipzig)

勝てば順位が逆転する首位との直接対決。アウェイとはいえ勝ち点を持ち帰ることが必須。厳しい戦いになる。警告累積で前節出場停止だったライナーが右SBに復帰。ホフマンとノイハウスが先発し、シュティンドルとヘアマンはベンチ・スタートとなった。

ゾマー
ギンター ツァカリア エルヴェディ
ライナー クラマー ノイハウス ヴェント
ホフマン テュラム プレア

事前の予想ではツァカリアをアンカー、ノイハウスをトップ下に置いた4-4-2かと思われたが、キックオフからツァカリアが最終ラインの中央に落ちた3-4-3に。

グラードバッハは序盤から積極的な前プレを敢行、互いに早いつぶしからショート・カウンターを狙うバチバチのぶつかり合いになる。プレスが早いので動きながら少ないタッチでパスをつなぐ形になり、それを引っかけた方がまた動きながらパスという見ているだけでしんどくなるハイ・スピードの展開。

6分、ライナーからのパスを受けたプレアがシュートを放つがGKがセーブ、こぼれ球を拾ったヴェントも枠に飛ばしたが再びGKにセーブされて先制ならず。その後もグラードバッハの方が敵ゴールに近づく機会が多く優位に試合を進める。

24分、右サイドに開いたテュラムが中央に送ったボールをニアのホフマンがさらにファーでフリーのヴェントに。敵DFがヴェントに行きかけたところでヴェントは自分で打たず中央のプレアに落とす。これをプレアがダイレクトでシュートしゴール。1-0とグラードバッハが先制する。見事なコンビネーション。

26分、クラマーが敵との交錯で頭を打ちプレー続行不可能に。そのまま退場となり、29分にシュトロブルが代わって投入される。

34分、シュトロブルからのスルーパスを受けたテュラムが裏に抜けシュートを放つがギリギリで敵DFが出した足に当たり枠外に。

直後の35分、敵CBが前線に送ろうとしてパスミス、ボールはノイハウスへ。ノイハウスはダイレクトでこれを前線のホフマンに付け、ホフマンは敵DFをかわしてシュート、これが決まって2-0とリードを広げる。敵のミスとは言え、決して簡単ではないパス、シュートを決めた。

その後も落ち着かずミスの多いライプツィヒに対しグラードバッハが優勢に試合を進める。前半アディショナル・タイムにはヴェントからのパスを受けたプレアがシュートを放ったが敵DFにブロックされ追加点ならず。2点のアドバンテージでハーフ・タイムに。

後半に入るとライプツィヒが布陣を変えて反撃に。50分、ゴール前に上がったボールをゾマーがジャンプしてキャッチするが、着地の際にツァカリアと交錯してボールをこぼしてしまう。これを敵FWに蹴りこまれて失点、2-1と1点差にされる。

何となくイヤな雰囲気だったが、61分、ファウルの判定にイラついたプレアが審判への抗議で警告を受ける。プレアはそれに対してさらに抗議を行ったということで重ねて警告を受け退場に。抗議に対しては厳しく警告するというガイドラインに沿った対応だがいかにも厳しい印象。63分、これに対応しテュラムに代えてエンボロを投入。エンボロを1トップにした3-5-1に。

その後はグラードバッハが自陣深くブロックを形成、ライプツィヒの攻撃を跳ね返す一方的な試合になる。76分にはローゼ監督も主審から警告を受けるなど荒れた展開。ゾマーの好セーブもあり何とか持ちこたえているがこのままではいずれ失点は避けられないのではないかという状況。

89分、敵CKからゴール前での密集となり、いったんエリア外にこぼれたボールを拾われてミドル・シュートを浴びる。これが決まってついに2-2の同点に。あと少しの我慢だったがいかんせんあまりに引き過ぎた。

アディショナル・タイムは5分と長かったが、ノイハウスに代えてジョンソンを投入するなどで時間を使い、何とか引き分けで試合を終わらせた。

前半は素晴らしかったが疲れの出始める後半にアクシデントで失点。敵の修正もあって流れを手放し、プレアの退場で一気に形勢が逆転した。勝てた試合だっただけにもったいなかったが、結果として勝ち点1を守れたと考えるべき。頭に血が上ったプレアもよくないが、退場は運用として厳し過ぎると感じる人が大半だと思う。

これまで苦手としているライプツィヒに正面から当たってリードを奪うなどしっかり戦えており、内容的には自信につながる試合だった。どこまで行けるかはともかく、今季は戦えているという確信が持てたし、サポもある意味覚悟を決めてつきあう必要があると感じさせられる好ゲーム。それだけに後半が残念だった。

グラードバッハは勝ち点を39(1試合あたり1.95)に伸ばしたもののBVBに抜かれ4位に。とはいえ首位バイエルンとは勝ち点差3の混戦であり、まだまだ食らいついて行ける。ヤンチュケ、ベンゼバイニと局地的にケガ人も出ているが戦力は全体に厚めに確保できており、今日のような試合を続けて行くことができればいろんなものが見えてくるはずだ。

マルコ・ローゼ監督談話:
「我々はまさしくいいアウェイ・ゲームをすることができた。前半は非常に勇気を持ち、事前に考えていた通りトランジションから多くを生み出した。我々はライプツィヒを試合に入らせず、我々自身が多くを支配した。2枚目のイエロー・カード以降は数的に不利となり大変厳しい状況だった。それでも我々は闘争心の点において高いパフォーマンスを見せたが、最後に勝利で報われることはなかった。我々は勝ち点1を持ち帰ることになるが、今日ここでは間違いなくそれ以上のものがあったはずだった」

ライプツィヒのナゲルスマン監督も「プレアの退場は正当化できない」とコメントしてくれている。実況の下田アナも「この試合は11人で最後まで見たかった」と言ってた。kickerのサイトでも「退場は厳しすぎると思うか」というアンケートがあった。カードの運用については議論があり得るだろう。



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2020年01月28日 23:06      [posted by der_ball_ist_rund]

【ACLプレーオフ】FC東京 2-0 セレス・ネグロスFC

■2020年1月28日(火) 19:00キックオフ
■東京スタジアム

今季最初の公式戦だが強めの雨が降りしきる真冬の一日。東スタ(味スタ)はオリンピックに向けて改修中で立ち入りのできないエリアが場内外にあり、正面ゲートも閉鎖されているため飛田給の駅からの動線もかなり迂回を強いられた。気温6度と寒い。

この試合に勝たなければACL本選に出場できない大事な試合。まだチームを作っている途中での難しい状況の中、ホームとはいえ一発勝負で、侮ってかかると痛い目に遭うリスクは高い。敵はフィリピン・リーグの優勝チーム、セレス・ネグロスFC。

オマリ、レアンドロ、アダイウトンの新獲得の外人3人を先発起用。他にも大卒ルーキーの安部をインサイド・ハーフで先発させた。ワントップには昨季J3得点王の原を起用。新人の中村帆高と紺野がベンチ入りする一方、オリヴェイラと永井はベンチ外に。U23アジアカップでの負傷が心配された渡辺はベンチ・スタート。


室屋 森重 オマリ 小川

安部 東
レアンドロ 原 アダイウトン

降り続いた雨のせいでピッチは水が浮く最悪の状態。試合前のピッチ練習も中止されるほどのコンディションで、ボールは転がらずに水を大量に含んだ重い芝の抵抗ですぐに止まる所謂「田んぼサッカー」状態。

このため戦術がどうとかパスワークがどうとかほぼ関係なく、なるべく地面にボールを落とさずボレーで前につなぐのが最善という状況に。セレスの方がこの状況に早く適応できたようで、東京が自陣でボール扱いに四苦八苦する間に、簡単に前線に長いボールを放りこんでくるセレスの方がチャンスを多く作る。

3分、東のFKに腹が頭で合わせるが枠外に。セット・プレーは大きなチャンスになる。逆に自陣でのファウルには気をつけたい。10分、東のCKにオマリがヘディング・シュートを放つが宇宙開発。

ボールを得てもついいつもの調子で地面に置くとボールが思ったように転がらず、最悪ボール・ロストに至る。ドリブルはムリと思った方がよさそうだが、ついついボールを前に転がすクセが抜けず苦労する。33分、室屋がこぼれ球に詰めてシュートを放つがこれも枠外。結局スコアレスで前半を終えた。

本来の実力とはあまり関係のないものが試合を左右しかねない難しい試合。とにかく前線に放りこめば何かが起こるという程度の戦術がいちばんハマる気がする。事故とケガだけは気をつけたい。自陣ゴールからできるだけボールを遠ざけ、敵ゴール前にガンガン放りこみたい。

後半開始早々に試合が動く。48分、敵ゴール前の密集からこぼれたボールを室屋がシュートすると、ボールはGKの手を弾いてポストに当たりゴール・イン。やはり敵ゴール前でわちゃわちゃするのが効く。これでグッと楽になる。

58分、右寄りで得たFKを東が蹴り、森重が頭で合わせるがバーの上。61分には水で止まったボールをレアンドロがシュートするがこれも枠外に。

64分、エリア右からの室屋のクロスにファーから入りこんだアダイウトンが合わせゴールするがオフサイドの判定。現地では問題ないように見えたが…。

77分、東に代えてシルバを投入。80分、中央付近で原が敵MFと競り合って交錯、このプレーで原はレッド・カードを受け退場となる。そこまで悪質なファウルだったか分からず場内はどよめく。アダイウトンを1トップにし、レアンドロを右SHに下げた4-4-1になったか。

89分、小川からのパスを受けたアダイウトンがカウンターを仕掛ける。大きく前に蹴り出すドリブルで縦に抜け、対応に出たGKの頭を大きく越えるループのミドルをゴールに正確に流しこんで追加点。2-0と東京が試合を決める。

アディショナル・タイムにはレアンドロに代えて中村、さらにアダイウトンに代えて矢島を投入、最後は危なげなく試合をクローズし、2-0でACL本選出場を決めた。

アップセットの起こりかねない難しい試合で、先に「ゲームのルール」を見つけた方が勝つフィフティの展開となった。セレスは割りきって長いボールを多用、ミドルも積極的に放つなど試合に適応してきただけに、先制点を取られたりしていたら厳しい流れになる可能性もあった。

とにかくACL本選を考えれば、何であれ勝つことを最優先すべき試合であり、その意味ではともかく勝ったことでよしとすべき。フォーメーションがどうかとかどの選手がよかったとか悪かったとか、あまり内容を語ったり何かを評価したりしても仕方のない試合だったし、それでいいと思う。

チームの仕上がりを見るという意味でもあまり参考にならず、とにかく難しい状況の中で最低限のミッションをきちんと果たしたことをポジティブに捉えるべきで、その意義は小さくない。この流れでACL、リーグ戦に備えて仕上げて行きたい。結果が先行したことが何よりよかった。

という訳で個別の選手評も見送り。アダイウトンがよかったのは間違いない。まあ、ひどい天気の中、仕事を何とか片づけて味スタまで駆けつけた甲斐があった。というか負けたらACLユニがルヴァンカップ専用になるところだった。あとセレス普通に強かった。

それにしてもリーグ戦がある訳でもないのになぜ平日の夜に試合をする必要があるのかさっぱり理解できないな。



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2020年01月26日 23:02      [posted by der_ball_ist_rund]

【ブンデスリーガ第19節】グラードバッハ 3-1 マインツ

■2020年1月25日(土) 15:30キックオフ
■Borussia-Park

ウィンター・ブレイク後の最初の試合でシャルケに苦杯を喫し3位に後退、ホームで体勢を立て直す必要のある大事な試合。

前節5枚目のイエロー・カードをもらい出場停止のライナーに代えてジョンソンが右SBに。CBにはケガのヤンチュケに代わってエルヴェディが復帰、その他、クラマー、シュティンドルが先発しホフマン、エンボロがベンチ・スタートとなった。

ゾマー
ジョンソン ギンター エルヴェディ ヴェント
ツァカリア クラマー
シュティンドル
ヘアマン プレア テュラム

グラードバッハは立ち上がりからボールを支配、敵陣を中心に試合を進める。少ないタッチでボールを動かし、サイドからのボールに中央で合わせる形を作る。

しかし、12分、ロング・ボールを前線の敵FWに収められ、そのままシュートを許し失点。安すぎる失点でがっくり来た。0-1と早い時間帯にビハインドを背負う。ジョンソンがついて行って身体を寄せたが敵FWが巧かった。

グラードバッハは攻撃を仕掛けながらも得点できない時間が続いたが、24分、右寄りのFKをヴェントが蹴ると、裏を取ったプレアがゴール前でフリーで合わせ1-1の同点に。マインツがどういうマークをしていたのか分からないが完全に抜け出した。

30分には右サイドに開いたプレアからのクロスに中央でテュラムが合わせるがボールはバーをヒット。決めておきたいシーンだったが得点できず。その後もチャンスを作ったが決めきれず1-1のまま前半を終えた。

後半に入ってもグラードバッハがボールを動かしながら逆転を狙うがゴールに至らない。一方でマインツのカウンターから何度かチャンスを作られるが、ゾマーの好セーブもあってピンチはしのいでいる。

65分、プレアのスルー・パスから裏に抜けたヘアマンが敵GKとの一対一からシュートを放つがGKに当ててしまう。71分にもプレアが至近距離からシュートを放つがバーの上に。

73分、シュティンドルとテュラムに代えてノイハウスとエンボロを投入。76分、右寄りのFKをヴェントが短く出しヘアマンがゴール前に入れると、再びプレアがこれを押しこんでゴール。2-1と逆転する。簡単なシュートではないと思うがしっかり当てた。

これで流れは大きくグラードバッハに。79分にはフィードを受けて前線に走ったエンボロのシュートがポストに嫌われる。一方、85分にはゴール前でエルヴェディがクリアしようとしたボールが枠に飛んでしまうがゾマーの好セーブで事なきを得る。ヤバかった。

87分、ジョンソンに代えてホフマンを投入。ヘアマンが右SBに下がったか。

88分、フィードしたボールを敵GKがエリアから飛び出して頭でクリア、このボールを拾ったノイハウスが、GKが戻ろうとするところを狙ってセンター・サークル付近からロング・シュート。ボールは正確に枠を捉え、必死に戻ったGKの頭上を越えてそのままゴールに。3-1となり試合を決めた。

試合はそのまま3-1で終了。グラードバッハが今年最初の勝ち点3を得た。

ボールを持って仕掛けながらも決めきれない時間が長く、お粗末な失点で先制されたが、セット・プレー2本で逆転、終盤にはダメ押しも出て終わってみれば快勝というべき試合になった。

流れから取れないならセット・プレーで取りきって勝つという意味では悪くない試合だったが、引いた相手に対しゴール前で手数をかけすぎ、流れから得点できなかったのは引き続き課題。上位でこうしたスタイルを続ける以上は避けて通れない問題で、簡単な解決法はないが、やり続ける必要はある。

DFに入れ替わりでケガ人が出たり出場停止があったりと局地的に厳しい人繰りが続くが、序盤に安い失点をして自ら試合を難しくするのも何とかして欲しい。ジョンソンは「そういえばそもそも右SBやったやん」くらい久しぶりだったが、失点シーン以外は悪くなかった。

グラードバッハはこれで勝ち点を38(1試合あたり2.00)に伸ばし3位をキープ。シーズン後半に入って難しい戦いが続くが、今の時点でこの勝ち点、この順位は御の字。このペースをどこまで維持できるかが勝負になる。

マルコ・ローゼ監督談話:
「勝つことができてとてもハッピーだ。この勝ち点3は妥当なものだと思う。今日は非常に秩序だった試合をすることができたし、最初からうまく試合に入れた。しかし、一度注意深さを欠いたために、それにも関わらず我々は逆襲を受けてしまった。だがその後は我々はうまく反応した。我々は失点前と同じようにやり続けたし、動揺することはなかった。セット・プレーから同点に追いつくことができ、前半のうちにあと2点は取れるチャンスがあった。もちろん我々は常に注意深くなければならない。マインツは危険なトランジットのできる選手がおり、前に出るスピードと力がある。その気配は常にあった。しかし我々はいいゲーゲンプレッシングができており、2点目のセット・プレーからのゴールで抜け出すことができた。最後にはしっかりフタをすることができた」

ヨーロッパリーグ用のユニ着て欲しいな〜。



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2020年01月06日 00:33      [posted by der_ball_ist_rund]

【FC東京】2019年シーズン・レビュー

2019年シーズン(以下「昨季」)、FC東京は公式戦46試合を戦い、25勝12敗9分の戦績だった。とりわけリーグ戦では19勝8敗7分で勝ち点64(1試合あたり1.88)を獲得、最終節まで優勝の可能性を残し、タイトルには届かなかったものの、過去最高となる2位でシーズンをフィニッシュした。

今季はラグビーワールドカップのため味の素スタジアムが9月、10月の2か月間使えず、そのためシーズン前半にホーム・ゲームが集中し、シーズン後半にはアウェイ8連戦を戦う変則的な日程となったが、シーズン前半に前年を上回る勝ち点36(1試合あたり2.12)を積み上げ、アウェイ8連戦も4勝2敗2分の勝ち点14(1試合あたり1.75)で乗り切ってシーズン後半にも勝ち点28(1試合あたり1.65)を獲得した。

チームは長谷川健太監督の2年目で、ほとんどの選手は2018年から所属しており、戦略・戦術もほぼ前年からの継承・強化であったと言っていい。シーズン前半を勝ち点34(1試合あたり2.00)の2位で折り返しながら、シーズン後半は勝ち点16(1試合あたり0.94)しか取れず、6位に終わってACLも取れなかった前年に比べれば進歩のあったシーズンだった。

しかし、シーズン序盤のスタート・ダッシュで得た貯金でシーズン後半を食いつなぐという経過そのものは前年ほどではなかったにせよ今季も繰り返された。アウェイ8連戦も最後の3試合を連勝して何とか辻褄は合わせたものの、味スタに戻った最後のホーム2連戦はいずれも先制された後で追いつくカツカツの展開で勝ち点2に留まり、その結果、最終節の横浜戦は優勝のためには4点差以上で勝たなければならない厳しい状況で迎えることになった。

進歩はあったしやれることはやったとも思うが、タイトルを狙うクラブとして最終的に足りなかったものがあぶり出されたシーズンでもあったと思う。特に対戦が2巡目に入るシーズン後半に失速した点、中でも上位との対決となる19節川崎戦、26節鹿島戦、最終節横浜戦で歯が立たずいずれも力負けというべき完封負けを喫した点は重く受け止めなければならない。

シーズン前半躍進の原動力となったオリヴェイラはこうしたポイントになる試合でまったく不発であり、特にアウェイ8連戦前の22節仙台戦を最後に流れからのゴールがひとつもなかった。永井もロードに出た後の11試合では1ゴールのみ。チーム総得点46のうち、8連戦前の23節広島戦までに挙げたものが34ゴール(1試合あたり1.48ゴール)なのに対し、残り11試合で12ゴール(1試合あたり1.09ゴール)。

2トップが沈黙したことでチームが低調になるのはある意味当たり前だが、トップが対策されて思うように点が取れなくなってきたときに、それを補う戦い方がチームとして見せられなかったのは、層の薄さなのか、戦術の乏しさなのか。

思い通りに行かなくても何とかする力というのは今季も課題になると思う。いずれにしても総得点46はタイトルを目指すクラブとしてはいかにも少なく、FWのサブの底上げ、永井・オリヴェイラ以外の戦術、セットプレーなどは対策が必須。

守備は総失点が29とリーグ2位の少なさ(1位はセレッソ大阪の25)。早い切り換えからブロックを形成し、中央を密にして跳ね返す戦術は昨季も機能したと言っていい。ミドル対策など課題がない訳ではないが、戦術を徹底する考え方でいいと思う。チャンが移籍した時はどうなるかと思ったが、ルーキーの渡辺がしっかり穴を埋めてくれたのは大きかった。森重も充実のシーズンだったと思う。

昨季を語るうえで触れない訳に行かないのが久保の存在。シーズン途中でスペインに移籍したが、14節大分戦まで12試合に出場、4ゴールを決めた。前年まではどこか線が細く、大人たちの中で見守られながらやらせてもらってる感があったが、前年後半の横浜へのレンタルを経て、昨季は大きくブレイクし堂々たる中心選手になった。

彼がいなくなったことで戦力が落ちたことは否めないが、移籍は初めから見こまれたもので、いてくれた間の貢献の方を見るべきだし、シーズン後半の失速と久保の離脱の因果関係自体はそこまで強くないと思っている。

タイトルを目標に掲げ、最後までそれにチャレンジできたことはもちろんそれ自体すごいことだが、今の力でどこまで何ができるか、逆に何にはギリ届かないか、それをはっきりさせたことが昨季の「意味」だったと思っている。

最終節横浜戦の時点であと1でも2でも勝ち点が多ければまた違う展開になっていたのではないかと思うだに、逃した勝ち点のひとつひとつが本当に悔やまれ、もったいなかった。お粗末な失点のひとつひとつ、決め損ねたゴールのひとつひとつが最後の最後に大きな違いとして効いてくるということを身をもって学んだが授業料は高かった。

総合すれば、昨季はこれまでになく充実した楽しいシーズンだった。最後に悔しい思いもしたものの、最終節に優勝をかけて首位と対決できるなんてこれまでは望むべくもなかったこと。この充実感を今季も味わいたい。

とはいえ、当然だが今季は昨季の勝ち点の続きから始まる訳ではなく、もう一度スクラッチからの勝負になる。開幕当初から研究され、対策されることが想定される上、ACLがあって日程も厳しいし、レアンドロ、アダイウトンの加入は発表されたものの、最終ラインを中心に選手層の不安も残っている。

昨季が2位だったから今季こそ優勝だみたいなお花畑だと開幕からおいて行かれるリスクすらある。2020年は昨季以上に厳しいシーズンになることを覚悟すべきだと思っているし、その厳しさの中でのひりひりするようなしびれるシーズンを期待している。



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2019年12月10日 23:20      [posted by der_ball_ist_rund]

【ブンデスリーガ第14節】グラードバッハ 2-1 バイエルン

■2019年12月7日(土) 15:30キックオフ
■Borussia-Park

土曜日の夜11時半のキックオフ。風邪で体調が悪かったので録画で日曜日の朝に見ようかと思って早く寝たけど、あまり寝つけず11時過ぎに起き出して結局ライブで見た。

グラードバッハは首位ではあるが2位のライプツィヒとは勝ち点差が1しかない。上位の直接対決であり簡単な相手でないのは分かっているが、逆にここで勝ち点3を積み上げられればシーズン前半にメドがつき勢いに乗れるホーム・ゲーム。

ほぼすべてのケガ人が復帰、自由にメンバーを選べるとあってローゼ監督は前節からターン・オーバーを実施。負傷明けのギンターがCBで先発した他、シュティンドルをトップ下で起用。ヘアマン、エンボロがベンチ・スタートとなった。

ゾマー
ライナー ギンター エルヴェディ ベンゼバイニ
ベネシュ ツァカリア ホフマン
シュティンドル
プレア テュラム

立ち上がりこそグラードバッハが前プレからゴールを狙いに行く姿勢を見せるが、徐々にバイエルンがボールを持ち、グラードバッハ陣内で攻撃を仕掛ける時間が長くなる。

27分、敵FWにエリア内からシュートを放たれる。ゾマーがセーブしたもののこぼれたボールがそのままゴール方向へ転がる。ゾマーが何とか指先でボールを確保、ゴール・ラインを越えていないか微妙なところで、テレビを見ていた限り正直ゴールではないかと思ったが、ノー・ゴールでそのまま試合は続行。後でゴールライン・テクノロジーの解析画像が示されたが、本当に2、3cmのところでラインにかかっていた。

その後もバイエルンが主導権を握る時間が続くがゾマーの好守もあってグラードバッハが何とかゴールを守る。スコアレスで前半を終了。シュート数1-15と圧倒的に押しこまれたが持ちこたえた。

後半開始早々に試合が動く。49分、左サイドから中央に送られたボールを敵FWがトラップ、ボールが空中にある間に反転してボレー・シュートを放つ。これが決まって0-1と痛い先制点を与えてしまう。人数も揃っていたがファーを空けてしまった。

58分、ベネシュに代えてエンボロを投入。おそらくはシュティンドルをインサイド・ハーフに下げたと思う。失点でミッションがシンプルになったグラードバッハが反撃に出る。

60分、右CKをホフマンが蹴ると、中央に入りこんだベンゼバイニが頭で合わせゴール。1-1と同点に追いつく。完全にマークを振り切ってフリーになった。あるいは誰もマークに付いていなかった。

64分、プレアに代えてヘアマンを投入、逆転を狙いに行く。グラードバッハが次第に主導権を握る。85分、シュティンドルに代えてラファエルを投入、ラファエルとエンボロを2トップにした4-4-2に布陣を変更したか。

アディショナル・タイム、カウンターからテュラムがドリブルで敵エリアに侵入、敵DFがタックルを試みるがボールをヒットすることができずテュラムを倒してしまいPKとなる。敵DFは2度目の警告となり退場する。

このPKをなぜかベンゼバイニが蹴り、強いボールを右隅に思いきって決め、土壇場で2-1と逆転に成功。試合はそのまま終了し、グラードバッハがホームでバイエルンから貴重な勝ち点3を奪った。

シュート数7-16、CK2-5、ポゼッション38-62と数字的には圧倒的にバイエルン優位の試合で、実際前半はほぼ一方的に押しこまれ、後半開始早々に先制されたが、動じることなく粘り強く戦い形勢を挽回した。というか失点してようやく目が覚めたというのが正直な感覚。

バイエルンは個人技のレベルも高く調子に乗せるとさすがに厳しい相手だったが、流れを呼びこんだ後はそこまでのすごみのようなものは感じられなかった。何にせよ、バイエルン相手に劇的な勝利を挙げたのは喜びもひとしお。

ベンゼバイニが2得点の活躍だが、それだけではなく好守で質の高いプレーを続けており、ヴェント頼みだった左SBにようやく後継者というか競争相手が出てきた感。いつもながらいい強化をしている。右SBのライナーとともに大きな補強になっている。

まだまだチームとして完成している訳ではないが、こうやって結果がちゃんと出ていることで、課題の修正にも余裕を持って取り組むことができる。この流れでリーグ戦、ELともにウィンター・ブレイクまでやりきりたい。

グラードバッハは勝ち点を31(1試合あたり2.21)に伸ばし首位をキープ。2位ライプツィヒとの勝ち点差は1だが、3位BVBとは5差に開き、シーズン前半を首位で折り返すのもあながち夢物語ではなくなってきた。

別にヘルプストマイスターにスナップ・ショット以上の意味がある訳ではないが、せっかくこの位置にいるのだからひとつの目標としてこだわってみる価値はある。ELもあるがあとホームの1試合だし、今のチーム状態なら両方狙えると思う。

マルコ・ローゼ監督談話:
「信じ難いくらい難しい試合だった。しかしラッキーなことに試合には前半と後半がある。前半がバイエルンのゲームだったのは明らかで、我々には自信と勇気があまりにも足りなかった。あまりにも多くのチャンスを作らせてしまった。確信が少し足りなかった。しかし、後半キックオフ後に失点したことがようやく我々の目をさました。そこからはとてもオープンな試合をしたし、それにしっかり持ちこたえた。セット・プレーから我々は1-1にすることができ、そこからは事前に考えていたような危険なチームになることができた。結果は我々が悪くない道をたどっていることを示している。我々は90分間自信を持って戦う準備はできているはずだ。しかし、後半にやれたように勇気を持ち積極的に戦うことが初めからできていればと思う。我々は一貫して戦うことが必要だ。この試合はラミー(・ベンゼバイニ)に自信を与えたと思う。左SBとしてバイエルンから2ゴールを奪うのは普通ではないことだ。彼の活躍は非常に嬉しい。もちろん最後にモノを言ったのはチームのまとまったパフォーマンスだったが」

コメント長いわ。



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2019年12月08日 17:35      [posted by der_ball_ist_rund]

【Jリーグ第34節】横浜 3-0 FC東京

■2019年12月7日(土) 14:00キックオフ
■日産スタジアム

風邪で喉が痛かったが、熱はないしこの試合を見逃す訳には行かない。予報では雪が降るかもと言われていたが実際には小雨程度に。気温が低いので完全防寒で日産スタに向かった。

1位と2位との直接対決となるこの試合、チケットは発売当日にほぼ完売。僕もホーム・エリアであるバック上層しか取れなかったので、東京グッズは一切身に着けず、声を潜めて試合を見守る覚悟で12時前に日産スタに到着。

首位の横浜との勝ち点差は3、得失点差は7の開きがある。東京は4点差以上の勝利でタイトルを手にすることができる。簡単なタスクではないが、最終節に自力でタイトルを獲得することができるところまでようやくたどり着いた。2位以上は確定しており、あとはできる限りのことをやるしかない。

室屋が警告累積で出場停止、前節負傷交代となったオリヴェイラは欠場となったが、同じく右肩脱臼で退いた永井は先発に名を連ねた。ボランチにシルバを起用、眷襪鬟肇奪弉爾望紊押∩粟で司令塔の役割を期待する。


オ・ジェソク 渡辺 森重 小川
橋本 シルバ
東 眷襦.福Ε汽鵐
永井

東京は開始早々から積極的にハイ・プレスを敢行するが、横浜はこれをかいくぐってパスをつなぎ、また奪ったボールもなかなか前に運べず一進一退の攻防となる。横浜の高いラインの裏を狙うがオリヴェイラを欠くこともありボールがなかなか収まらない。

23分、東からのボールを追って右サイドから永井が裏に抜け出しGKと一対一になるがシュートはGKに当ててしまう。これが入っていればというシーンだった。

26分、左サイドから中央にボールを送られ、ファーの敵FWがエリア外からシュート。これが飛びこんだ東に当たって大きく上に跳ね、ループ・ボールになって林の頭を越えそのままゴールに。不幸なリフレクションだったが積極的にミドルを狙ってきた横浜にやられた形で先制を許す。0-1となり、この時点でタイトルには5点が必要に。

その後も中盤での激しい主導権争いが続く。38分、永井が右に開いた眷襪箸離錺鵐帖爾ら裏に抜けるがダイレクトで狙ったシュートは大きく枠を外れる。単発ながらチャンスは作れているが決めきれない。

44分、中盤でのボール・ロストから前線のFWにボールを入れられる。小川が寄せたが巧みに身体を使ってシュートを打たれ、これが決まって0-2に。前半終了間際の厳しい時間帯にリードを広げられる。2点差で前半を終了。

1点目はややアクシデントでもあったが、2失点とも人数が揃っている中で決められたもの。4点を取りに行く必要はあったものの、特に前がかりになって裏を取られた訳でもないのに前半を終えて0-2は情けない。6点は現実的には厳しいがやれるだけのことをやらなければならない。

長谷川監督は後半から東とナ・サンホに代えて田川とユ・インスを投入。田川が左、ユ・インスが右のワイドに入ったか。58分、左サイドからエリアに入った小川がラスト・パスを送るとファーの眷襪頭で合わせるがブロックされる。59分、シルバに代えて三田を投入、眷襪ボランチに落ち、永井と田川を2トップにした4-4-2になったか。

62分、敵のバック・パスを永井がさらって仕掛けようとしたところで飛び出してきた敵GKと交錯する。最初はノー・ファウルで流されたかに見えたが遅れて笛が鳴りFKに。いったんは敵GKに警告が与えられるが、東京の選手が主審を囲んで抗議し、主審が副審と協議した結果、67分、敵GKが退場に。決定的得点機会の阻止という判断か。横浜はFWを1枚削って控えGKを投入することを余儀なくされる。

このFKは森重が蹴るが枠を外れる。数的優位を得て東京が攻撃を仕掛ける流れになるが、横浜の守備も集中しており、なかなか決定機を作ることができない。

77分、敵陣でのボール・ロストからカウンターを受ける。右サイドをドリブルで持ち上がられ、残っていた渡辺が対応したがシュートを放たれる。林が指先で弾いたがボールはサイド・ネットにかかりゴール。0-3と追加点を許す。

東京はその後も攻撃を仕掛けるが数的優位を生かすことができず、シュートも打てないまま0-3で試合終了。4点差で勝つどころかもう少しで4点差で負けるところだった。完敗というべき試合。目の前で横浜の優勝を見ることになった。

とにかく4点差で勝つことが必要な試合で、もちろん4点差で勝つ戦い方というものがある訳ではないのは理解しているし、シルバのボランチと眷襪離肇奪弉宍用に意図は見えたものの、何だか普通に試合して普通に負けたという感が強かった。

4点取らないといけない試合で3失点はまだしも1点も取れないのはどういうことか。オリヴェイラがいないというだけの理由ではないはずだ。

奇策を出せというのではなく、ふだんとは違うリスクを取らなければ達成できないミッションを前に、どうすればミッションを達成できるかという結果から逆算し、どのリスクを取るかという戦略が感じられない戦いになってしまったのが残念だ。何かを捨てなければならないときに、何を捨てるかを決められなかったということだ。

いい線まで行くものの、ここ一番でやはり何かが足りなかったシーズンを象徴するような終わり方。シーズン前半は圧倒することのできた横浜に、最終戦では試合をさせてもらえなかったのはなぜか、来季に大きな課題を残した。数字的にはシュート数7-7、CK8-6、ポゼッション50-50と互角。違いはどこにあったのか。

勝ち点64(1試合あたり1.88)を積み上げてのシーズン2位はこれまでで最高の成績であり、そのことは誇りを持って受け止めるべきものだし、クラブとして確実にラップを刻んだシーズンだったのは間違いないが、昨季ほどではないにしてもシーズン後半に失速し、長く守った首位の座を最後に明け渡した「弱さ」がどこから来るのか、それを確かめなければならない。

シーズンのレビューは別にやりたいが、ここまでは来られた、しかしここから先へは行けなかったというシーズン。何かが見えた気がしただけに悔しさも大きいが、クラブとしても、サポも、大きなものを得た価値のあるシーズンだったと総括してもおかしくはないはずだ。

評点(評点はドイツ式):
林(4) シーズン通してフル出場お疲れさま。3失点は残念だった。
オ・ジェソク(4) 彼がいなかったらと思うとゾッとするシーズンだった。
渡辺(4.5) 今季の東京の新人王。真価が問われる来季に備えよう。
森重(4) 森重と優勝したかった。残り時間はあとどれくらいあるのか。
小川(4.5) ケガはあったが大きく成長した1年。残留してよかった。
橋本(3.5) この試合でもひとり中盤を駆け回った。代表定着を。
シルバ(4.5) 奪ったボールの出し方のイメージを共有できなかった。
東(4) 無念の途中交代。主将としてチームを引っ張り続けた。
眷(3.5) やはり高めの位置の方が光る。使い方を見直すべき。
ナ・サンホ(4) もっと使わないともったいない。主力でやれる。
永井(4) 今季本当に上手くなったが肝心なところでGKに当てる。
===
田川(4) ポテンシャルを出し切れなかったシーズン。力はある。
ユ・インス(4.5) 今季限りの退団は残念だが確実に印象を残した。
三田(-) 時間短し。復帰は嬉しかった。来季は主力に。

ホイッスルが鳴った瞬間に席を立って帰ってきた。早めに行って端の席が取れたのがよかった。日産スタの帰りはいつも北新横浜駅からあざみ野経由する派。



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2019年12月02日 17:19      [posted by der_ball_ist_rund]

【ブンデスリーガ第13節】グラードバッハ 4-2 フライブルク

■2019年12月1日(日) 15:30キックオフ
■味の素スタジアム

日曜日の夜11時半からの試合はちょっと厳しいが、早く寝て月曜日5時前に起きるよりはもうその場で見てしまう。時差って難しい。あと1時間時差が小さければ…。

EL第5節に1-0でヴォルフスベルクに勝って迎える第13節。ライプツィヒが勝ったため、暫定で2位に落ちて迎えるホームゲーム。順位にはそこまでこだわりはないが、ホームでは勝ち点マックスで積み上げたい。

木曜日のELの試合からは大きくターン・オーバーを実施。システムも3バックから4バックに戻した。エルヴェディは先発したがギンターはベンチ入りせず、CBにはヤンチュケが先発。トップにはエンボロが入った。

ゾマー
ライナー ヤンチュケ エルヴェディ ベンゼバイニ
ベネシュ ツァカリア ノイハウス
ヘアマン エンボロ テュラム

試合はいきなり動いた。3分、右寄りからのベネシュのFKにベンゼバイニが頭で合わせる。このボールは敵GKがセーブしたが、キャッチできずこぼれたところをテュラムが押しこんでゴール。早くも1-0とグラードバッハが先制する。

しかし、その3分後、エリアすぐ外のほぼ正面でFKを与えてしまう。これを壁の上から直接決められ失点、あっという間に1-1の同点とされてしまう。壁に入っていたライナーがグラウンダーを警戒したかキック直後に倒れ、その穴をボールが越えて行ったように見えた…。

その後はグラードバッハが主導権を握って攻撃を仕掛ける展開になるが、度重なるチャンスにも決めきれず。21分、左サイドから切れこんだテュラムがシュートを放つが敵GKがセーブ、こぼれ球をエンボロが押しこんだがオフサイドの判定でノー・ゴールとなった。リプレイでは微妙な判定だが、当然VARも確認の上の判断なのだろうから仕方ない。

25分には左サイドから裏に抜け出したテュラムがシュートを放つが惜しくも左ポストをヒットして枠外へ。30分にはヘアマンが右から仕掛けるがシュートは敵GKにセーブされる。結局1-1のまま前半を終えた。この調子で攻め続けたい。

後半も開始早々に動きが。46分、エンボロのスルー・パスからオフサイドギリで左サイドの裏に抜け出したヘアマンがファー・サイドにクロスを入れると、エンボロがこれを蹴りこんでゴール。グラードバッハが再び2-1とリードする。

48分、エリア内に仕掛けたエンボロが敵DFに倒されてPKを得る。49分、エンボロが自らこのPKを蹴ったがボールは左ポストに嫌われる。こぼれ球をノイハウスが詰めようとしたが敵GKにセーブされ、追加点のチャンスを逸する。

しかし52分、今度はツァカリアのスルー・パスを受けて右サイド裏に抜け出したエンボロが、DFラインの裏にクロス、並走したファーのヘアマンが難なく流しこみゴール、3-1とリードを広げる。

流れはできたかと思ったが、58分、FKに頭で合わされ失点。3-2と再び1点差に。全体としてはフライブルクの攻撃を封じこめられているが、セット・プレーからの2失点はいただけない。

65分、ベネシュに代えてクラマーを投入、クラマーはそのままインサイド・ハーフに入ったか。その後もグラードバッハが危なげなく試合を進める。

71分、エンボロが敵陣でプレスからボールを奪い、ノイハウスとのワンツーからゴール前へ。敵DFに絡まれながらもチップ・キックでGKの脇を抜き、ボールはそのままゴールへ。4-2と追加点。さすがにこれでフライブルクも心が折れたか。

その後は84分にエンボロに代えてプレアを、89分にはテュラムに代えてホフマンを投入、試合をクローズしに行く。ホフマンが二度、ドリブルで持ちこんで深いところでGKと一対一になるがともにGKに当ててしまう。結局4-2で乱戦を制した。

セット・プレーからポロポロ失点するのは何とかして欲しいが、テュラム、エンボロ、ヘアマンと取るべき人が取っての勝利はチームの自信になるもの。ベンゼバイニ、ツァカリア、ノイハウスらもいい働きをした。

ポゼッションは50-50と互角だったが、シュート数23-12とグラードバッハが優位に試合を進めたことが分かる。ローゼ監督の戦略が機能した試合だったと言っていいだろう。少ないタッチ数でボールを当てながら一気に裏を狙う。リスクもあるがやり続けながら改善は可能だろう。

これでグラードバッハは13試合を終え、9勝3敗1分で勝ち点を13に伸ばして首位を奪還。2位ライプツィヒとの勝ち点差はわずかに1だが、ここは焦らず勝ち点を積み上げるしかない。

次節はバイエルンとホームで戦う。シーズン前半の帰趨を決するポイントの試合になるだろう。その週にはELのグループ・リーグ突破をかけたバシャクシェヒールとの一戦もある。ケガ人も戻ってきており、ターン・オーバーで底上げ、戦術の共有を進めて行きたい。何か慣れない首位とかで何を書けばいいかよく分からない…。

マルコ・ローゼ監督談話:
「どちらのサポーターでもないお客さんが楽しんでくれて、我々も勝つことができたのだから嬉しいことだし、私自身にとってもいい試合だった。しかしこの展開を見れば、フットボールの中ではいろんなことが密接に表裏になっていることが分かるだろう。とはいえ総合してみれば我々にとって妥当な勝利だったと思う。選手たちは敵ボールのときも非常によく戦い、たくさんの大きなチャンスを作った。こちらにボールがある時もたくさんのいい形を作った。オーストリアでの力を奪われる試合のあった厳しい週としては、チームは素晴らしいパフォーマンスを見せた。選手たちに脱帽したい」

監督変わるとチームも変わるな。



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2019年11月30日 23:41      [posted by der_ball_ist_rund]

【Jリーグ第33節】FC東京 1-1 浦和

■2019年11月30日(土) 14:00キックオフ
■味の素スタジアム

ひどい雨風だった先週とは一変、気温はやや低いが秋晴れの観戦日和となった。タイトルへの可能性を残したホーム最終戦ということもあり、スタジアムはかなりの人出。12時過ぎには味スタに着いたが座席を探すのにはちょっと苦労した。

東京は首位横浜との勝ち点差1で2位。勝つか引き分けなら次節の横浜との直接対決で優勝の可能性があるが、東京が負け、横浜が川崎に勝つと来週を待たずに横浜の優勝が決まってしまう。浦和に勝たないで優勝など望めないということだろう。

渡辺がCBで先発、右SHには前節の大森に代わって三田を起用した他は前節と同じメンバー。ナ・サンホがベンチに復帰した。


室屋 渡辺 森重 小川
三田 橋本 眷襦‥
オリヴェイラ 永井

東京が開始早々からトップ・スピードで飛ばす。5分、小川のスルー・パスを追って左サイドを裏に抜けた永井がゴール・ライン付近から折り返すと、走りこんだオリヴェイラが一度はボール・コントロールを失うものの、こぼれたところを拾ってシュート。GKにセーブされたが縦に速い攻撃から得点機を作る。

6分、三田からのスルー・パスを受けたオリヴェイラが裏に抜け、やや角度のないところからシュートを放つがこれも敵GKにセーブされる。さらに8分、再び三田からのスルー・パスに今度は永井が抜け出し、右寄りからシュートを放つが敵DFにブロックされる。

10分には三田の右CKにファーの眷襪頭で合わせるが枠外に。東京が立ち上がりから立て続けに得点機を迎えるが決めきれず。2トップの速さを生かしたチャンス・メイクが生きているが、この時間帯に先制点が欲しかった。

その後はやや試合が落ち着き、浦和がボールを保持する時間が徐々に長くなる。東京はハイ・プレスを敢行し、引っ掛けたボールを割り切って前線に供給、永井を走らせるかオリヴェイラが収めるというファスト・ブレイクの原点回帰的戦術だが序盤のようなチャンスにはならない。ガチの打ち合いになる。

33分、オリヴェイラが敵DFと接触し倒れる。一度はピッチに戻るものの足を引きずっており走れそうにない状況。そのままプレーが進み、39分、敵がCKをショート・リリース、これをつないでエリア外から強烈なミドルを打たれる。これは林がパンチングでセーブしたが、こぼれ球をダイレクトで蹴りこまれ失点。0-1と先制を許す。林がセーブした段階で全体に足が止まってしまったように見えた。

41分、オリヴェイラがピッチに座りこむ。やはり続行不可となり、42分、田川と交代。オリヴェイラは泣きながらピッチを去る。そのまま前半を0-1で終了。

序盤のチャンスに先制しきれなかったことで難しい展開に。先週のような固さはなく、先制された後も前を向いて戦えているが、オリヴェイラを欠き苦しい状況。横浜が1-0で前半を折り返しており、このままでは横浜の優勝が決まってしまう。まずは1点が必要だ。

後半はリードを得た浦和がペースを落としボールを動かす時間が続く。55分、小川からのパスを追った永井が敵と交錯しながらゴール・ラインを割って倒れる。この時に右肩を傷めた様子で立ち上がれず、そのままピッチ・アウトとなる。57分、ナ・サンホを投入する。負傷でFWを早々に2枚交代となってしまう。

65分、室屋が右サイドから裏に回りこみ、深いところからクロス。ファーに飛びこんだ橋本が頭で合わせるがシュートは枠外へ。

69分、左CKを三田が蹴ると中央の森重が折り返し、これを受けたナ・サンホがダイレクトでシュートを放つ。このボールは敵GKがセーブしたが、こぼれ球を田川が押しこんでゴール。東京が1-1と同点に追いつく。

77分、三田に代えてユ・インスを投入。前節、森重のゴールの後、ただ一人ボールを拾いに行った熱い男に勝利を託す。ユ・インスが左SHに入り、東が右に回ったようだ。

終盤は東京が東、ユ・インス、ナ・サンホを中心にボールを動かし、敵陣深いところまで入りこむが決定打が出ず。アディショナル・タイムのFKもDFにブロックされ、結局1-1で試合終了。東京は勝ち点1を上積みするにとどまった。

横浜が川崎に4-1で勝ったため、横浜との勝ち点差は3に。今節で優勝が決まることはかろうじて回避できたものの、横浜とは得失点差で7のビハインドがあり、最終節の直接対決では優勝のために4点差以上の勝利が必要となることとなった。

この試合では、序盤に押しこみながらそこで先制できず、逆にセット・プレーからの失点で神経質な展開になってしまった。しかし前節ほど硬さや空回り感はなく、しっかりと地に足を着けて戦うことができていたし、それが後半の同点ゴールにつながったと思う。

オリヴェイラ、永井を負傷で失ったことは痛かったが、その後に追いついたことは次節に向けて大きな自信になる。だれもが諦めず、最後まで足を動かし続けたことで、ややオープンになりかかった試合をしっかり締めることができた。前節の教訓を生かすことができたと思う。

横浜から4点差以上で勝利することはもちろん簡単ではないが、シーズン前半のホーム・ゲームでは4-2で勝っているし、昨季もホームで5-2、アウェイで1-0と勝っている。4-0も「事実上不可能」とか「極めて難しい」とか「奇跡」とか「わずかな可能性」とかいうほど無茶な数字ではないはず。

首位を独走したシーズン前半から、アウェイ8連戦のあったシーズン後半は苦労し、首位からも滑り落ちたが、曲がりなりにも最終節まで優勝の可能性を残している。今日の勝ち点で2位以上は確定しており、泣いても笑ってもあと1試合、優勝の可能性を懸けて首位と直接対決できる。やれるだけのことをやるしかない。

前節の森重の土壇場でのゴールといい、オリヴェイラ、永井を欠いてからの途中出場の田川の今日のゴールといい、我々にはまだ何かが残されている。2試合続けて先制されながら追いついて、首の皮一枚とはいえ可能性がつながっているのは決して偶然ではないはずだ。

先週の森重のゴールが今日の試合につながったように、今日の田川のゴールが来週への挑戦権に結びついた。物語は続いて行く。どんな結果が出ようと受け入れる覚悟はとっくにできている。できることなら悲壮にならず楽しみたい。

評点(評点はドイツ式):
林(3.5) 試されるシーンは少なかった。投げ急ぎもなかった。
室屋(3) 彼の切り返しの鋭さで敵FWを何度も置き去りに。
渡辺(3.5) いつの間にか頼りになる存在に。ゴール前を締めた。
森重(3) とにかく森重と優勝したい。もうほんとそれだけ。
小川(4) 攻撃のセンスはいいが軽い守備が怖い。
三田(4) 序盤はスルー・パスで存在感見せた。
橋本(3) 前節の悔しさを晴らすパフォーマンス。
眷(3) こういう相手には彼のよさが生きる。
東(3) 彼の戦う姿勢がチームを引っ張った。
オリヴェイラ(4) チャンスを決めきれず。ケガが心配。
永井(3.5) 肩の脱臼か。最終節に間に合ってくれ。
===
田川(3) チャンスを生かし、自らの価値を示した。
ナ・サンホ(3) 終盤の攻撃の中心にいた。先発で使えないか。
ユ・インス(-) 時間短し。何かが起こる予感を作った。

「引き分けでもいい」とか言うより、「4点差以上の勝利必須」という方がやるべきことがシンプルでいい。たぶんその方が東京には向いてる。



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2019年11月24日 23:14      [posted by der_ball_ist_rund]

【ブンデスリーガ第12節】ウニオン 2-0 グラードバッハ

■2019年11月23日(土) 15:30キックオフ
■Stadion An der Alten Försterei (Berlin)

土曜日の夜11時半からの試合なので普通に夜ふかししながらスカパー観戦。

グラードバッハは2位に勝ち点差4の首位だが、とてもこのままシーズンの終りまで行けるとは思えず、取れる時に取れるだけの勝ち点を積み上げておく必要がある。相手は昇格クラブだが油断することなく戦いたい。

前節2度の警告を受け出場停止のベンゼバイニに代わってヴェントが左SBで先発。またベネシュに代わってノイハウスが先発した。エンボロがベンチに復帰。

ゾマー
ライナー ギンター エルヴェディ ヴェント
クラマー ツァカリア
ノイハウス
ヘアマン プレア テュラム

試合はグラードバッハがボールを支配、少ないタッチでパスをつなぎながら手数をかけずに敵ゴールに迫る。12分、左サイドを持ち上がったプレアからのクロスに右サイドから入りこんだヘアマンが頭で合わせるがシュートは惜しくもファー・ポストをヒットして枠外へ。惜しいシーンだった。

すると15分、カウンターで右サイドからクロスを入れられ、ファーのFWにヘディングで決められる。ヴェントが完全に後追いになってしまい、フリーでシュートされた。ゾマーはノー・チャンスで0-1と先制を許してしまう。

その後もグラードバッハはポゼッションを取るものの、割り切った攻撃を仕掛けるウニオンに手を焼き、21分にはポストをヒットされるなど決定機では押されている印象。38分にはヘアマンがフリックで裏に流したボールを追ったプレアがGKと一対一になるが、シュートをGKに当ててしまう。

序盤の押している局面で先制できず、逆にリードされたことで敵に流れが行ってしまった形。0-1で前半を終えた。腹が立つのでハーフ・タイムに角切りベーコンをオーブントースターで炙り、グラードバッハのロゴ入りのグラスでビールを1本飲んでしまった。

後半に入っても流れは変わらず。グラードバッハは細かいミスが多く、ボールを持っている割りには決定機を作れない。58分、ノイハウスに代えてシュティンドルを投入、そのままトップ下に入ったように見えた。

61分、エルヴェディがもも裏あたりを傷めたかプレー続行不能に。シュトロブルと交代する。シュトロブルは久しぶりのCB起用となったが無難に役割を果たしていた。

試合の方はリードを守ろうとするウニオンに対しグラードバッハが攻撃を仕掛ける時間が長くなるが攻めきれない。78分、テュラムに代えてエンボロを投入するが状況は改善せず、あんまり得点できそうな感じがしない。

アディショナル・タイム、終了間際にカウンターを受け、右サイドからクロスを放りこまれる。ニアでヴェントがブロックしに行ったが、跳ねたボールが敵FWの走りこんだコースに飛びそのまま頭で押しこまれてゴール。0-2とされ終戦となった。

シュート数13-11、CK6-2、ポゼッション63-37と、数字の上ではグラードバッハが優位だったようにも見えるが、実際には精度と最後のところのアイデアを欠き、何をやってもうまく行かずにあれこれ考えているうちに2点取られて負けたという試合。取れないなら取られてはいけない。ダメな試合というのはこういう感じという見本のような試合だった。

ローゼ監督になって、素早い攻守の切り替えから一気に攻め上がる形はできつつあるが、まだ何かを成し遂げた訳でもなく、攻守のバランスや攻め手がハマらないときの修正など見直すべきところがたくさんある。幸い今のところそれなりに結果が出ており、走りながら修正して行くしかない。

勝ち点は25(1試合あたり2.08)で変わらず、首位は維持しているものの、2位ライプツィヒ、3位バイエルンとの勝ち点差は1に縮小。再び接戦に巻きこまれそうな状況だ。誰かが復帰すると誰かが新しくケガをする悪循環もあり、特にDFはヤンチュケを欠いている状況でエルヴェディまで離脱するとダメージが大きい。

監督がツァカリアのCBやヘアマンのSBなどムリ目の手を打つ前に、バイヤーやシュトロブルに頑張ってもらうしかない。そういえばジョンソンもSBできるんだった。前ではラファエルをもっと生かしたい。ラファエルとシュティンドルをセットで見たいところだ。

インターナショナルも終わり、ここからELも含めて試合日程が詰まっている。勝ちながらいい流れでドライブし、ウィンター・ブレイクを迎えたい。修正に期待。

マルコ・ローゼン監督談話:
「たくさんのことが我々の思っていた通り、事前に話していた通りになった。ウニオン・ベルリンは信じられないくらいよく組織されていて、非常に攻撃的であり、前がかりな守備を仕掛けてきた。このような戦い方に加え、このファンの後押しとこの雰囲気の中で、どのクラブもここでは難しい戦いになる。我々はとてもいい試合の入り方をしたし、先制の大きなチャンスがあった。我々が問題なく試合を掌握していた局面で、我々は、事前に分析していた通りの形で0-1とされてしまった。ウニオンが多くクロスを入れてくるクラブであり、ヘディングの強いFWがいるということは分かっていた。リードされたことでもちろん我々には簡単でない状況になった。後半は全体としてゴールを狙う意識があまりに足りなかったし、特にアタッキング・サードでそうだった。ウニオンは試合の最後に向けて、とても熱心に、情熱的に守備をしていた。総合すれば、ベルリンの妥当な勝利だった」

この日のユニはセカンドの水色。どうしても違和感ある。敵が赤なんだから普通にファーストの白緑でいいんじゃないか。昨季は僕が買ったセカンドの黒をほとんど着てくれなかったクセに、今季は積極的に水色を着ているようでズルい。



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2019年11月23日 20:14      [posted by der_ball_ist_rund]

【Jリーグ第32節】FC東京 1-1 湘南

■2019年11月23日(土) 14:00キックオフ
■味の素スタジアム

ラグビーワールドカップに味スタを明け渡し、8月17日の広島戦以来アウェイ8連戦を経てようやくホーム・スタジアムに帰還した東京だがあいにくの雨模様。かなりチケットが売れているという情報もあり早めに味スタに出かけたおかげでいつものあたりに席を確保。

前節磐田に勝ったことで首位に返り咲いたものの、2位横浜との勝ち点差はわずか1。残り3試合全勝が前提になる中で、残留のかかる湘南が相手と難しい試合になることが予想される。敵を侮ることなく、リスペクトし過ぎることもなく、平熱で試合に集中したい。

小川が負傷から復帰し左SBで先発。右SHには三田に代えて大森を起用。前節負傷退場となった渡辺はベンチ・スタートとなり、岡崎が先発した。


室屋 岡崎 森重 小川
大森 眷襦ゞ極棔‥
オリヴェイラ 永井

序盤こそ東京が奪ったボールを素早く前線に展開、3分には室屋からのクロスに眷襪頭で合わせるなどチャンスを作るが、次第に湘南のハイプレスとボールへの素早い寄せで東京が劣勢に立たされる流れになる。

12分、再び室屋のクロスにファーの東が頭で合わせるが敵GKにブロックされる。湘南がボールを支配する時間が長くなり、20分ごろには立て続けにシュートを放たれるが精度を欠いて難を逃れる。よくない流れの時間が続く。

東京の攻撃は散発。カウンターから形は作るもののフィニッシュまでが遠い。32分、エリア内からシュートを放たれるが右のポストに当たり枠外へ。ホッとしたのも束の間、36分、スルー・パス一発できれいに裏を取られ、シュートを放たれる。ギリギリのところで森重がクリアしたかに見えたがボールは森重もろともゴールへ。0-1と先制を許す。小川が上がっており左サイドがスカスカだった。

その後は湘南がやや自制気味になるとともに東京がボールを持つ時間が長くなるが、シュートには至らず、リードを許したまま前半を終えた。

後半立ち上がりは東京がチャンスを作る。47分、東の落しに眷襪シュートを放つが枠外。48分、大森からのパスを受けて裏に抜けた永井のシュートはGKがセーブ。

湘南は相変わらず高いモラルでボールを追い、東京がボールを待ったり見合ったりしているうちに鋭い寄せでかすめ取られるケースが散見される。パス・スピードも緩く、悪い意味での慣れを感じるプレーが多い。

61分、大森に代えて三田を投入。東京がボールを持つ時間が徐々に長くなるが、湘南の守備も固く得点につながらない。68分、永井に代えて田川を投入。なぜかジャエルもナ・サンホもベンチにいない。

79分、東に代えてユ・インスを投入。キャプテン・マークは橋本へ。ポゼッションが長くなるが、出しどころを探すシーンも多く、湘南の守備を崩しきれない。時間の経過とともに焦りが出始め、長いボールを前線に放りこみがちになってくる。

0-1のまま5分のアディショナル・タイムに入り、敗戦を覚悟した90+4分、岡崎のロング・フィードが敵DFにクリアされたこぼれ球を森重が拾いエリア外からシュート。ボールはゴール前の密集を抜け、右ポストに当たって内側に跳ねゴール。土壇場で1-1と追いつく。

湘南のキックオフから試合を再開、最後は湘南のCKとなったがこれを行わないまま試合終了、何とか勝ち点1を引っ張りこんだ試合になった。

ボールへの出足で後れを取り、ハイプレスに遭ってボールをつなぐこともできず、プレスをはがし損ねてクリティカルなエリアでボールを奪われるシーンも少なくない試合で、内容的には0-1のまま負けていても文句は言えなかった。

森重の劇的なゴールで何とか引き分けに持ちこんだものの、敵のボールへのアプローチに対応できず、自ら試合を難しくした。特にこの試合が久しぶりの復帰となる小川は、攻撃参加のセンスはともかく、守備にぽっかり穴を開けてしまう悪癖が出て失点の原因になった。彼の試合勘を戻すために勝ち点2のコストを払ったと考えるしかない。

岡崎も、急遽途中出場となった前節は集中した守備で勝利に貢献したが、今日は湘南のハイプレスに遭ってリスク管理ができていなかった。CBは経験がモノをいう世界でもあるが、今日は経験を積ませるための試合ではないはず。高い授業料になった。

終盤はパワー・プレーになり、それが何とか奏功したが、FWのバックアップが田川しかおらず、ジャエルもナ・サンホもメンバー外だったのはどういうことなのか理解に苦しむ。それほど状態が悪いということなのだろうが、シーズンのこの局面で、なりふり構わずゴールを狙いに行かなければならない状況も十分あり得ることを考えれば、一発のある本職は必要ではないか。

東京は勝ち点63(1試合当たり1.97)としたが、横浜が松本に勝ったため勝ち点を64に伸ばし、首位を明け渡した。3位の鹿島は広島と引き分け勝ち点60。優勝の可能性があるのはこの3クラブに絞られた。

得失点差は東京が+20なのに対し、横浜が+25、鹿島が+24と東京は劣勢。横浜、鹿島を勝ち点で上回る必要がある。最後に横浜戦を残しており、残り2連勝なら自力優勝の可能性はあるが、次節は長年苦手としている浦和戦。最後に大きな試合を二つ残しての引き分けは本当に痛かった。

もうここまで来たら苦手とか何とか言っていられる訳もなく、とにかく相手がどこであろうとあと2試合勝つしかない。それくらいのことができないともともと優勝なんてできる訳もないということだ。もう腹をくくるしかない。

評点(評点はドイツ式):
林(3) 雨だったが手堅く守った。失点はノー・チャンス。
室屋(4.5) いくつかいいクロスもあったが守備に追われた。
岡崎(5) ハイプレスをいなすことができずバタバタした。
森重(3.5) ゴールは価値あるが試合を落ち着かせられなかった。
小川(5) 彼の復帰に勝ち点2のコストは高かった。
大森(4.5) センスよりも強度の必要な試合になってしまった。
眷(4) なかなか思い通りの仕事をさせてもらえなかった。
橋本(4.5) こういう試合で流れを変えられるようになりたい。
東(4.5) 思い通りに行かないときにチームを引っ張れたか。
オリヴェイラ(4) 厳しいマークに遭いながらもボールを収めた。
永井(4.5) 代表戦の疲れをひきずっているのか精彩を欠いた。
===
三田(4.5) プレース・キックには可能性を感じたが…。
田川(5) 持ち味がどこにあるのか分からなかった。
ユ・インス(-) 時間短し。最後の一秒まで諦めない意志を見た。

負け試合を最後に引き分けに持ちこめたことが次につながると信じて行こう。



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2019年11月11日 23:03      [posted by der_ball_ist_rund]

【ブンデスリーガ第11節】グラードバッハ 3-1 ブレーメン

■2019年11月10日(日) 13:30キックオフ
■Borussia-Park

ドイツ時間午後1時半のキックオフというのは今季から設定された時間帯で今まであんまり経験がなかった。これだと日本時間の夜9時半というゴールデン・タイム。余裕持ってスカパーでリアルタイム観戦。

土曜日の試合結果からは、グラードバッハは今節負けても首位キープが既に確定しているが、ホーム・ゲームでもあり勝ち点3をしっかり積み上げたい。

週央のヨーロッパリーグのローマ戦からは4人をターン・オーバー。3バックの予想もあったがオーソドックスな4-2-3-1の布陣でのスタートとなった。ケガ明けのプレアが先発に復帰。

ゾマー
ライナー ギンター エルヴェディ ベンゼバイニ
クラマー ツァカリア
ベネシュ
ヘアマン プレア テュラム

試合はグラードバッハが素早い切り換えからブレーメンのゴールを脅かすが、ブレーメンも奪ったボールを前線に当ててくる応酬で、いきなり熱のこもった攻防となる。互いにチャンスを作るが、守備も集中しておりにらみ合って序盤が過ぎる。

20分、右サイドからのベネシュのFKに中央でベンゼバイニがヘディング、これが決まってグラードバッハが1-0と先制。これで流れはグラードバッハに。

さらに22分、ギンターが前線に送ったボールを右寄りのテュラムが受ける。飛び出した敵GKをかわして頭でボールをつなぐと、これを受けたヘアマンがダイレクトでループ・シュートを決め、2-0とリードを広げる。難しい角度からのシュートだったがナイス。

32分、裏に長いボールを出され、これをさらに裏に通されて失点。一度はゴールかと思われたが、VARの結果、ゴールに先立つ競り合いの中でツァカリアが足を払われて転倒したのが分かりゴールは取り消しに。形は完全にやられていたがよく見てくれた。

34分、クラマーが足を傷め退場、ホフマンが代わってイン。前半に負傷交代で枠を使ってしまったのは痛いが仕方ない。裏を取られるシーンがいくつかあったが、ゾマーの好守もあって2-0で前半を終えた。

後半に入った50分、ベンゼバイニがエリア内で敵FWの足を踏んづける。VARとなったが、ベンゼバイニの踏んづけはアクシデントっぽかったものの、その時に別のFWの腕を引っ張っているように見えるプレーがあり、結果としてPKの判定となる。



53分、敵FWのPKを右に飛んだゾマーが抑える。これまでゾマーがPKを止めたのって見たことなかった。やればできる。59分、今度はベネシュが傷んでノイハウスと交代。代わりは要るというがここで2枚目のカードを切らされるのはつらい。

直後、右前線に出たボールをヘアマンが受け、ドリブル縦に仕掛けると見せてニアを抜くシュート。これが決まって3-0に。残り30分あるものの大勢は決したと言っていいだろう。ヘアマンはこの日2ゴール。

その後はほぼ安全圏のリードを得て余裕の出てきたグラードバッハがブレーメンの攻撃をいなしてしのぐ時間帯に。ブレーメンにポゼッションは譲るが、ゾマーの好守もありゴールは許さない。

81分、プレアに代えてシュティンドルを投入、試合をクローズしに行く。87分、自陣の左サイドでベンゼバイニが敵FWに遅れてタックル、これが警告となり、既にPKのところで警告を受けていたため、2回目の警告で退場となる。ヘアマンが左SBを埋めたように見えた。

アディショナル・タイムにはエリア内で逆サイドを狙ったポスト直撃のシュートを許し、3-1と詰め寄られたが、結局そのまま試合は終了。グラードバッハが無事に勝ち点3を手に入れた。

戦い方が似ており、ガチでの組み合いとなった。しばしば裏に抜け出されるシーンもあったがゾマーの好セーブのおかげでしのぎ切った。シュート数17-16、CK2-8、ポゼッション54-46と、数字からも拮抗した戦いだったことが分かるが、最後の失点は余計だった。

ここにきてローゼ監督の戦略・戦術が成果を出し始めているように思う。昨季のフットボールとの違いを選手たちがようやく理解し、ピッチでの動きとして表現できるようになってきたということなのかも。

これでグラードバッハは勝ち点を25(1試合あたり2.27)で首位をキープ、2位のライプツィヒとは勝ち点差4あり、次節負けても首位は変わらない。しかし、この試合ではクラマー、ベネシュが相次いで負傷退場。ヤンチュケもケガで欠場中で、ヨーロッパリーグのことも考えるとケガ人が増えるのはキツい。

ようやくシュティンドルが戻り、シュトロブル、トラオレ、ホフマン、ジョンソンらも使えるようになったところで、入れ替わりでケガ人が出るのはマジで勘弁して欲しい。うまくローテーションしながら、ウィンター・ブレイクまで走り続けるしかない。

マルコ・ローゼ監督談話:「目の前で見れば難しい試合だった。ブレーメンはしこたまゴールのチャンスを作ったが、我々はヤン・ゾマーという素晴らしいGKがいた。それ以前に、試合の前に話し合っていたことはかなり実行できた。我々はひたむきにゴールを目指し、いい時間帯に得点を決めることができた。ヤンはその他にもPKを1本止めた。そして我々は最後まで戦い続けた。選手たちは今のところ本当によくやっている。彼らは自身を持ち、我々のアイデアを信用し、楽しんでやれている。それもまた重要なことだ。首位にいるものとして、既にひとつの試合の中でもむしろ難しい局面を耐えてきた。ちょっとした運も今は我々の味方をしている。しかし、選手たちは非常にハード・ワークをしてくれており、この結果も妥当なものだと言える」

試合前に自殺したかつてのGK、ロベルト・エンケをしのんだ黙祷があった。中継はこれにも言及して欲しかった。



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2019年11月09日 21:50      [posted by der_ball_ist_rund]

【Jリーグ第31節】磐田 0-1 FC東京

■2019年11月19日(土) 14:00キックオフ
■ヤマハスタジアム

秋晴れの土曜日。ホームだと気分よく観戦なんだけど、自宅DAZN観戦かつこの時間だと微妙に外出しにくくて困る。

シーズンも残り4試合。首位鹿島と勝ち点差なし、得失点差8のビハインドで2位の状況で、もう後は全部勝つしかない。3位の横浜との勝ち点差も1しかないし、後退は一歩たりとも許されず、やるだけのことをやって後は何が起こるか見てみるしかない。

布陣は前節と同じ。全体練習に復帰したとの情報があった小川はベンチ外。


室屋 渡辺 森重 オ・ジェソク
三田 橋本 眷襦‥
オリヴェイラ 永井

ボールを握って試合を進めようとする磐田に対し、奪ったボールを素早く前線に供給したい東京が組み合う流れになる。東京は前線からプレスをかけるものの、そこをかいくぐられると自陣でブロックを形成して跳ね返す守備が機能。中央を割れない磐田はサイドからの攻撃が多くなるが中で対応できている。

15分、左サイド深くでボールを持った東が戻しのクロスを入れると、エリア中央で永井がこれを受け、反転からシュートを放つがDFにブロックされる。これが東京のファースト・シュートとなる。

東京はその後も裏に出して永井を走らせるか、オリヴェイラに預けるかといういつもの戦いを進めるが決定機は散発。25分、自陣で敵FWと交錯した渡辺が左足首をひねった様子で倒れこむ。ピッチ外での治療の後、一度は戻ったもののすぐに座りこむ。29分、負傷退場の渡辺に代わって岡崎がイン。

30分、右サイドの室屋からのクロスを受けたオリヴェイラが鋭いシュートを枠に飛ばしたが敵GKのセーブに遭う。磐田もいくつかチャンスを作るが林の好セーブもあって先生は許さず。高いテンションのどつきあいになるがスコアレスで前半を終えた。

後半に入ってもフィジカルな接触の多い熱いプレーが続く。51分、橋本がロビングのボールで右サイド裏に落とすとここに走りこんだ室屋がこれを拾い、縦に仕掛けようとしたところで敵DFに足を引っかけられて転倒。これがファウルとなり東京がPKを得る。

53分、オリヴェイラがこれを落ち着いて決め、東京が待望の先制点を得る。1-0とリード。

その後は後のなくなった磐田が前がかりに攻撃を仕掛ける展開に。東京は自陣でブロックを構築してこれをしのぎつつ、カウンターからの追加点を狙う。70分、永井からのパスを受けたオリヴェイラがシュートを放つが敵DFがブロック。

73分、三田に代えて大森を投入、クローズを意識した交代だろう。磐田の攻撃が荒くなるところでファウルをもらいつつ東京が時計を進める。79分、オリヴェイラが敵と競る中で左のもも裏を押さえて倒れる。そのまま担架で退場、80分、オリヴェイラに代わって田川が投入される。

81分、永井が敵からボールを奪ってドリブルで持ち上がる。エリアに侵入するが敵DFに寄せられてシュートを打てなかったが、こぼれ球に田川が反応、シュートを放つ。ボールはわずかに右に外れる。これは決めておきたかった。

その後は磐田のパワー・プレーを自陣でしのぐ時間が続くが、焦ることなく残り時間を消化、5分のアディショナル・タイムも守りきって1-0で3連勝を挙げた。

流れから得点できない中で、ワンチャンを生かしての仕掛けからPKを獲得、林の好セーブや森重のクレバーな守備、渡辺の負傷交代で入った岡崎の奮闘もあって貴重な勝ち点3を得た。

シュート数6-7、CK3-5、ポゼッション44-56と必ずしも万全な試合ではなかったし、実際危ないシーンもいくつかあったものの、この時期にこういう勝ち方ができたことは内容以上に大きい。勝ち点があればこそ、内容の修正もできると考えるべきだろう。

リードを奪ってから受けに回ってしまったのと、追加点の好機に決められなかったことで試合を難しくした面はあったが、全体に勝ちきるという目的から逆算した戦術がはっきりしており、結果を出すためにやるべきことが次第に明らかに認識されてきた気がする。

鹿島が川崎に負けたため、東京は勝ち点62(1試合あたり2.00)で再び首位に。横浜は札幌に勝ち鹿島を抜いて2位に上がった。東京都の勝ち点差は1。このまま残り試合を勝ち続ければ優勝だが、今日の試合でも分かるように簡単な試合はひとつもない。

味スタがラグビーワールドカップに使用されたため、異例のアウェイ8連戦となったが今日の試合でそれも終わった。最後を3連勝で締めることができたので8試合を4勝2敗2分(1試合当たり勝ち点1.75)で乗りきったことになった。味スタに戻れば自動的に勝てる訳ではないが、8連戦を終えたところで首位にいるのは悪くない結果だ。

評点(評点はドイツ式):
林(2) ファイン・セーブの他にもヤバいヤツを押さえたのとかあった。
室屋(3) 裏抜けで特徴見せた。PK取れたのも室屋の頑張りから。
渡辺(3.5) 負傷退場は残念。捻挫らしいが軽いことを祈る。
森重(3) 盤石の守備。ここへきて安定感を増している。
オ・ジェソク(3.5) 終盤には魂の守備。こういう試合で頼りになる。
三田(4) 消えている時間もあったが正確なプレース・キックは脅威。
眷(3.5) スペースを消されて効果的なフィードを出しにくかった。
橋本(3) 代表に選ばれてから長足の進歩。安心して見ていられる。
東(3.5) 攻守においてつなぎ役としてチームに貢献し続けた。
オリヴェイラ(3) PKももちろんだが守備面での働きが大きかった。
永井(3) ゴールはなかったが敵にはずっとイヤがられてた。
===
岡崎(3) 突然の投入にも落ち着いて役割を果たした。
大森(3.5) 試合を落ち着けるために必要な存在。
田川(-) 時間短し。あれはせめて枠に飛ばしたかった。

残り3試合、未知の領域を走る覚悟はできている。



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2019年11月03日 22:34      [posted by der_ball_ist_rund]

【ブンデスリーガ第10節】レバークーゼン 1-2 グラードバッハ

■2019年11月2日(土) 15:30キックオフ
■BayArena (Leverkusen)

ドイツのサマータイムが終わったので、土曜日の夜11時半キックオフ。スカパーでリアルタイム観戦した。ちなみにドイツは2021年からサマータイムをやめるらしい。来年が最後のサマータイムになるかもだ。

リーグでは首位を走っているが上位は混戦。負けが込むとたちまち脱落する怖さもあり、厳しい相手とのアウェイ・ゲームではあるが勝ち点の積み上げは必須。この時期に首位を張り続けるのもムダにしんどいかんもあるが…。

週央のDFBポカール(BVB戦。1-2の敗戦)からメンバーをターン・オーバー。最終ラインはケガ明けのギンターを中心に、右にヤンチュケ、左にエルヴェディを配した3バックに。ベネシュ、ツァカリアはベンチ・スタートとなった。ベンゼバイニはメンバー外。

ゾマー
ヤンチュケ ギンター エルヴェディ
ライナー クラマー ホフマン ヴェント
ノイハウス
ヘアマン テュラム

試合は互いに鋭い出足からボールにプレッシャーをかけ、奪ったボールを素早く展開する忙しい流れになる。ボールが落ち着かず、往来の激しい序盤になるが、レバークーゼンが優位に立ち、グラードバッハ陣内でボールを持つ時間が長くなる。

しかし18分、右サイドをテュラムが縦に抜け、敵DFを交わして深いところからエリア内に侵入すると、ゴール間を横切るグラウンダーのクロスを入れる。ファーに走りこんだヴェントが難なくこれを流しこみグラードバッハが先制。1-0とリードを得る。

ところが直後の25分、スルー・パスからオフサイド・ラインぎりぎりで裏に抜け出され、飛び出したゾマーがかわされてゴールに流しこまれ失点。1-1と試合は振り出しに戻る。その後は再びハイテンポでの殴り合いになる。双方ともにチャンスは作るが決めきれない。

すると42分、ライナーからのパスを受けて右裏に抜け出したヘアマンが、ゴール前にクロス。これをテュラムが押しこんでゴールとなり、グラードバッハが2-1と再びリードを奪う。あの位置で仕事ができるヘアマンはやはり貴重。そのまま前半を終了した。

後半に入ると同点を狙うレバークーゼンが前がかりに攻撃を仕掛ける。ボールを保持しグラードバッハ陣内で機会を窺うが、グラードバッハも身体を張った守備でしのぎ、またシュートが枠に飛ばないこともあって難を逃れる。

一方でグラードバッハは素早い切り換えからのカウンターで追加点を狙うが、スピードを保ったままフィニッシュまで持ちこめず突き放すことができない。前半同様、出入り、往復の激しい忙しい試合になる。

65分、テュラムに代えてシュティンドルを投入。そのまま前線に入る。さらに69分にはエルヴェディに代えてツァカリアを投入、ツァカリアをアンカーにした4バックに変更したように見えた。

レバークーゼンの攻撃を受ける時間が長くなるが、レバークーゼンが相変わらず自らシュートを外しまくってくれるおかげで事なきを得ている。80分、ホフマンが傷みベネシュと交代。

アディショナル・タイムには敵DFがヘアマンとの交錯時に足を蹴ったということで警告を受けたが、その後VARによってこれが退場に変更されるというおまけがついたが、試合は何とかしのぎきり、グラードバッハが2連勝を飾った。

前半に先制、追いつかれても突き放し、後半はリスク管理を優先しながら追加点を狙った。戦略は分かるが、後半はやや受けに回り過ぎた感があり、同点にされていてもおかしくなかった。リードした時の試合運びに一定しないものを感じる。

また、3バックにしていながらあっさり裏を取られてゴールを決められたのも反省点。敵も巧かったが、なかなか失点が減らないのは守備の約束ごとがはっきりしていないからか。4バックにするときに下げるのがエルヴェディというのはちょっと驚いた。ローゼ監督としてはエルヴェディよりはヤンチュケなんだな。

攻撃面では形ができつつある中、無失点がここまで3試合しかない守備についても戦術を徹底しなければならないのではないか。

テュラムはゴールだけではなく、先制点のアシストもあってMOM級の活躍。単なるストライカーではなく、前線でボールを持てて、シュートもアシストもできるのは頼りになる。ひとつ、ふたつとボールを内側に運んでからのシュート、アシストは確度が高い。

グラードバッハは勝ち点を22(1試合あたり2.20)に伸ばし首位をキープ。2位BVBとの勝ち点差は3に。10節を終了して、2位以下は最多でも5勝しかできていないという混戦(グラードバッハは7勝2敗1分)。つぶし合いに巻きこまれないようにしっかり勝ち点を積み上げたい。

マルコ・ローゼ監督談話:
「3日間隔で4試合を消化したチームを称賛したい。それはあったが我々は自分を信じレバークーゼンに圧をかけたいと思っていた。それは前半非常に狙い通りに行った。2ゴールを挙げたということは重要だ。後半になると我々はどんどん力が失われて行き、そのためレバークーゼンがより主導権を握ることになった。試合の中でこうした力を保ち続けることは簡単ではないが、選手らは多大な情熱で最後まで守りきった。レバークーゼンとしては勝ち点1は妥当だったかもしれないが、我々としては勝ち点3を喜んで持ち帰りたいし、それがあながち妥当ではないとは言えないと思う」

内容はともかく、結果が出たことが大きい。



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2019年11月02日 21:45      [posted by der_ball_ist_rund]

【Jリーグ第30節】大分 0-2 FC東京

■2019年11月2日(土) 15:00キックオフ
■昭和電工ドーム大分

気持ちのいい秋晴れの土曜日。NHKの地上波中継で自宅観戦。副音声が元国際主審の岡田正義による審判目線の解説だったのでそっちを聴きながら見た。

東京は首位鹿島と勝ち点差なし、得失点差9のビハインドで2位。3位の横浜とは勝ち点差1という僅差の中で残り5試合を戦う。残り全部勝って何が起こるかを見てみるしかない状況だ。

前節はシルバをボランチ起用し、眷襪鬟肇奪弉爾望紊欧燭、今節は眷襪鬟椒薀鵐舛北瓩掘▲リヴェイラ、永井の2トップという今季の基本的な布陣に戻した。ナ・サンホ、大森がベンチ入り、ジャエルは引き続きメンバー外となった。


室屋 渡辺 森重 オ・ジェソク
三田 橋本 眷襦‥
オリヴェイラ 永井

試合は開始早々に動いた。5分、眷襪中央から前線に浮き球のパスを送ると、これを追った永井が飛び出してきたGKをかわして頭で裏に落とす。無人になったゴールに落ち着いて流しこみ東京が早い時間帯に1-0と先制する。

さらに7分、左CKに中央の渡辺が頭で合わせゴール。2-0とリードを広げる。東京はその後も前線からの積極的なプレスで主導権を握り、大分ゴールに迫る。一方の大分はカウンターからの反撃を狙うが東京の帰陣も速くフィニッシュまで持ちこめない。

31分には三田からのパスを受けたオリヴェイラが中央からシュートを放つが枠を外してしまう。このシーンでもGKが前に出ており、枠に飛ばせばゴールだったと思うが追加点は奪えなかった。大分がやや失地を回復するもののシュート精度を欠き2-0で前半を終えた。

後半に入ると大分がボールを握る時間が次第に長くなり、東京は受けに回る展開になる。ブロックを形成ししっかり身体を張って守っているが、やや下がり過ぎのようにも見える。

67分、三田に代えて大森を投入、そのまま右SHに入る。82分、永井に代えて田川を投入、84分、眷襪らのパスを受けて右サイド裏に抜け出した田川がゴールライン際から折り返し、ファーのオリヴェイラが頭で合わせるが枠に飛ばず。

アディショナル・タイムにはオリヴェイラに代えてシルバを投入、試合をクローズしに行く。結局序盤の2得点を守りきる形で東京が2-0と快勝した。

リードを得たことで危なげなく試合を進めたようにも見えたが、実際には自陣でのはっきりしないプレーから敵にボールを奪われるシーンが少なからず見られ、シュート力のある相手なら失点につながっていてもおかしくなかった。

身体を張って守り、完封したのは大きいし、何より勝ち点3という結果は重要だが、手放しで喜べる試合ではなく課題を残した。シュートはわずか7本、後半は2本のみであり、リードを得てリスク管理が中心になったとはいえ、後半は受けに回り過ぎた。

オリヴェイラが決めきれていないのも気になる。シーズン前半は快調にゴールを積み上げてきたが、シーズン後半のプレッシャーのかかる試合では明らかに精度が落ちているように思え、その分を永井の成長でカバーしている感がある。

オリヴェイラの前線でのボール収容力は替えの効かないものであり、必要な選手であることは間違いないが、そこから強引にでもシュートに持ちこんでゴールにしてしまう力がなければ敵にとっての怖さは半減だろう。対策されてよさを消されている部分もあるだろうが、開き直ってここでひとつブレイク・スルーがないと、彼自身も東京も苦しい。

一方で永井は進境著しい。先制点もヘディングひとつでGKを置き去りにしたシーンのみならず、イージーに見える流しこみも以前なら絶対に外していたヤツ。それ以外にも身体を張って前線でボールを確保するシーンなど、永井ってこんなにできたっけと思わされるプレーが多かった。30歳になってのこの伸びしろはすごい。

あと、特に後半、守備が以前に比べてバラけているように見えて気になった。森重が左サイドのケアにポジションを捨てて出ることが何度かあり、これまではなかったことでヒヤッとした。CBは中央の狭い範囲から動かない約束だったと思ったのだが、フレキシブルに出て後ろをカバーする戦術に変更したのだろうか。

東京は勝ち点を59(1試合あたり1.97)に伸ばしたが、首位鹿島も勝ったため得失点差での2位は変わらず、得失点差を1つ詰めて8とした。3位の横浜も勝っており、勝ち点差2の中で上位3クラブが争う状況は変わらない。

ここからは未知の世界。この状況で星勘定をしても仕方のないことで、繰り返しになるが残り4試合を全部勝って何が起こるか見てみるしかない。

評点(評点はドイツ式):
林(3.5) 1か月ぶりの完封。試されるシーンは少なかった。
室屋(4) 攻撃では見せ場なし。守備で黙々と持ち場を埋めた。
渡辺(3.5) 得点でチームに貢献。ヤバい横パスあった。まだ成長中。
森重(4) 失点はしなかったが守備の規律は大丈夫か。再確認が必要。
オ・ジェソク(4) すっかり左サイドの顔に。高い順応力を示し続ける。
三田(4) ボールさばきにはセンスを感じさせたが決定的な働きできず。
橋本(3) 線上でのクリアあり。代表選出も納得の安定感で中央を締めた。
眷(3) 永井を走らせるパスはジャイキリの王子を思わせた。
東(3.5) 要所でボールに触り攻守につなぎ役になった。価値ある働き。
オリヴェイラ(4) 開き直って気持ちよくゴール決めて欲しい。
永井(3) 先制点はもちろん、その後も前線で身体を張り勝負し続けた。
===
大森(3.5) 試合の流れをコントロールする力は健在。シュート打て。
田川(-) 時間短し。
シルバ(-) 時間短し。

序盤に先制してしまうと、時間の経過が本当に遅くてつらいわ。



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2019年10月31日 00:26      [posted by der_ball_ist_rund]

【ブンデスリーガ第9節】グラードバッハ 4-2 フランクフルト

■2019年10月27日(日) 18:00キックオフ
■Borussia-Park

月曜日の朝から早起きはつらいが何とか起きて出勤前にスカパー録画観戦した。

グラードバッハは首位ではあるがリーグは激しい混戦。後れを取るとたちまち下の方に落ちてしまう怖さがある。前節、BVBに惜敗した他、ヨーロッパ・リーグでもPKの1点で何とか引き分けた状態で、ここはしっかりホームで勝ち点3を積み上げたい試合だ。

直前のローマ戦からはベンゼバイニとクラマーに代わってヴェントとベネシュが先発。

ゾマー
ライナー ヤンチュケ エルヴェディ ヴェント
ツァカリア ノイハウス
ベネシュ
ヘアマン エンボロ テュラム

試合は、ボールを持ちながら積極的に攻めるグラードバッハに対し、プレスからカウンターを狙うフランクフルトという流れに。20分、ベネシュのCKにテュラムが頭で合わせるがGKにセーブされる。

28分、ベネシュとのワンツーで右サイド裏に抜けたエンボロがDFラインとGKの間にグラウンダーのクロスを入れると、ファーに走りこんだテュラムが難なくこれを流しこんでゴール。グラードバッハが1-0と先制する。

35分、エンボロが負傷でプレーを続行できなくなり、シュティンドルと交代。アディショナル・タイムには、右サイド裏に抜けたヘアマンが中央に戻しのパス。これを受けたテュラムはボールをキープできなかったが、左にこぼれたボールに走りこんだヴェントがこれをシュート。2-0と点差を広げて前半を終えた。

後半からはヤンチュケに代えてバイヤーを最終ラインに投入。ヤンチュケはケガか。59分、左サイドで起点を作られ、戻しのパスを押しこまれて失点。2-1と1点差に。この時間帯はフランクフルトが主導権を握り、グラードバッハは受けに回ってしまった。

しかし75分、正面でもらったFKをベネシュが意表を突くタイミングでリスタート。右サイドで動き出していたエルヴェディが頭で合わせゴールに。3-1と再び2点差に。

ところが79分、敵のCKにファーで頭で合わされ失点、3-2と詰め寄られる。

82分、ヘアマンに代えてホフマンを投入、逃げ切りに入る。85分、ゴール前でボールを受けたシュティンドルが、敵DFを引きつけて落としたボールに駆けこんだツァカリアが強烈なシュートを決めて4-2に。

さすがにこれで勝負あった感あり、あとはグラードバッハが危なげなく時間を使いきり、終わってみれば4-2の快勝となった。

ここ2試合、チャンスは作るもののゴールが出なかったが、この試合では決めるべきところで決めるべき人が仕事をした感があった。意図を持った攻撃が表現できるようになってきた手ごたえはあり、それがコンスタントに結果に結びついて行けば安定感が出てくるはず。

ギンターをはじめケガ人が続出しており、シュティンドルやホフマンが復帰した一方でプレアがケガ、ヤンチュケも前半限りで交代するなど不安材料はあるが、いる人で戦うしかない。流れは悪くないのでしっかりチームの基盤を作って行きたいところだ。

グラードバッハは勝ち点を19(1試合あたり2.11)に伸ばし首位を維持。前節終了時には首位から9位までが勝ち点差2の中にひしめく混戦だったが、6位との勝ち点差が4に広がるなどややバラけた。とはいえ2位バイエルンとの勝ち点差は1のみで、厳しい戦いの中にあることは間違いない。

木曜日にDFBポカールの2回戦でBVBと対戦するが、厳しい日程の中で踏ん張りたいところだ。

マルコ・ローゼ監督談話:
「まだシーズンの早い段階だが、首位にいるのはもちろん嬉しいことだ。しかし何よりもまず我々は自身のパフォーマンスとフランクフルトに勝ったことを喜びたい。あらゆるところでまだまだ上積みはしなければならないが、しかし前半は我々としてはよかった。この時間帯は敵の狙い通りにやらせることは少なく、我々自身いいゴールを決めることができた。後半は少しばかり押しこまれたが、我々はそれにうまく対応することができた。この局面では我々はカウンターのチャンスをうまく生かすことができたし、引き続いて追加点を取りに行き、じっとリスク管理をしていただけではなかった。これはチームの助けになったし重要なことだ。私が見るところ、それがあったからこそ最後には妥当な勝利を得ることができた」

DFBポカールは時間帯的にムリな上にDAZNでの中継がないので、後日Fohlen-TVで見る。



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2019年10月26日 23:22      [posted by der_ball_ist_rund]

【ヨーロッパリーグ第3節】ローマ 1-1 グラードバッハ

■2019年10月24日(木) 18:55キックオフ
■Olinpico (Roma)

金曜日未明2時からの試合ということで、朝5時前に起きて出勤の支度をしながらDAZNを時差試聴。激しい雨の中の試合になったようだ。

グラードバッハはヨーロッパリーグここまで1敗1分。突破のためにはアウェイとはいえ勝ち点3が必須の試合。難敵だがこの試合をそういう巡り合わせにしてしまったのは自分たちの責任。何とかしなければならない。

直前のリーグ戦から3人をターン・オーバー。負傷欠場となったプレアに代わってヘアマンを先発起用した他、ヴェント、ベネシュをベンチに置き、ベンゼバイニ、ノイハウスを先発させた。

ゾマー
ライナー ヤンチュケ エルヴェディ ベンゼバイニ
クラマー ツァカリア
ヘアマン ノイハウス テュラム
エンボロ

互いに積極的な守備からひっかけたボールを素早く前線に展開する応酬となるが、序盤はグラードバッハがチャンスを作る。8分、右サイドでのFKをノイハウスが蹴ると、中央に飛びこんだベンゼバイニがつま先で合わせるがボールは惜しくもバーに嫌われる。

その後もグラードバッハが流れをつかみ、何度かシュートを放つが決めきれず。前半の早い時間帯にまず1点を取るべき流れだったがローマの守備も固く、遠目からのシュートか、至近距離では万全で打てないかでゴールが遠かった。

32分、左CKに中央で合わせられて失点。0-1と先制を許す。ライナーがついていたが最後のマークを離してしまった。実力のあるクラブを相手に先制点を与えるのは決定的に苦しいが時間はまだある。セット・プレーからの失点なので過剰にナーバスになるのは避けたい。結局0-1で前半を終えた。

後半はさらに激しい雨の中での試合に。一進一退の攻防となるが、リードを得たローマが天候も考えてリスクをコントロールしに来たため、グラードバッハは思うようにチャンスを作れない。あまり得点の匂いがしないまま時間が過ぎて行く。

61分、ヘアマンに代えてケガから復帰のホフマンを投入。さらに76分にはクラマーとエンボロを下げてベネシュとシュティンドルを投入してゴールを狙いに行くがなかなか結果に結びつけることができない。

79分にはシュティンドルが苦しい体勢からシュートを放つが枠を外れる。90分にはライナーのクロスにファーのテュラムがダイレクトで合わせるがこれも枠に行かず。試合は4分のアディショナル・タイムに。

このまま試合終了かと思われたが、敵エリア内に放りこまれたボールを受けようとした敵DFがボールを手で扱ったとして土壇場でPKを得る。これをシュティンドルが冷静に決め、グラードバッハがぎりぎりのところで1-1と追いつき、勝ち点1を拾った。

リプレイを見ても敵DFは胸で受けたボールが顔に当たっているのみで、手でボールを扱っているようには見えないが、予選リーグではVARはないらしく、判定のままグラードバッハのPKとなったようだ。まあ、こういうこともある。

リーグでのBVB戦もそうだったが、攻撃は機能し始めており、特に前半は紙一重のチャンスをいくつか作った。実際、数字を見ても、シュート数15-12、CK4-6、ポゼッション56-44と、グラードバッハ優位の時間帯もあったことが窺われるが、そこできちんと先制することができなかったのが後手に回る原因になった。

最後に押しこんで1点をもぎとったのは評価すべきだが、PKとなった判断は明らかな誤審でありで、内容はともかく、結果としては勝ち点1をおまけしてもらったくらいのラッキーさ加減。これで何とか勝ち抜けに向けて希望がつながった。

ここまで3試合を消化して勝ち点2のグループ最下位だが、首位のローマが勝ち点5、ヴォルフスベルクとバシャクシェヒールが勝ち点4であり、逆転の可能性は十分ある。チーム戦略が噛み合って結果が出るのが先か、日程が過ぎてしまうのが先か、急がなければならない。

マルコ・ローゼ監督:
「あれがハンドではなく、したがってPKでもないことは誰もが分かっていることだ。だが、フットボールというのはそういうもの。それを言うなら失点したCKになった状況はオフサイドかファウルですらあったと思う。正当化できないPKのおかげで引き分けになったのは我々にとってはラッキーだった。それにも関わらず、ローマから勝ち点1を持ち帰ることができるのは妥当だと思っている。我々は試合のために多くのことをして、特に最初の30分は非常によかった。その後は我々は少しばかり雑になってしまった。ここまで3試合で勝ち点は2だが、接戦になっている」

この日は白のファースト・ユニに黒パンツという今イチな出で立ち。パンツも白にすればよかったのに。



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2019年10月22日 17:51      [posted by der_ball_ist_rund]

【ブンデスリーガ第8節】BVB 1-0 グラードバッハ

■2019年10月19日(土) 18:30キックオフ
■Signal-Iduna-Park (Dortmund)

日曜日の朝早く起きて録画を見ればよかったのだが、ちょっと所用もあったため後で見ようと思っていたら図らずも結果を先に知ってしまったパターン。祝日にゆっくり見た。

グラードバッハは前節首位に立ったが、この試合が始まる前の時点で順位表の上半分が勝ち点差2くらいに圧縮されている異常な混戦であり順位はひとまずどうでもいい。難敵相手にアウェイでもしっかり勝ち点を積み上げたいところ。

木曜日にELの試合を控えていることもあってか、5-1で大勝した前節アウグスブルク戦から3人を入れ替え。前節肩を負傷したギンターが欠場しエルヴェディが先発した他、ベンゼバイニ、ヘアマンがベンチ・スタートとなりヴェントが左SB、エンボロがトップに。

ゾマー
ライナー ヤンチュケ エルヴェディ ヴェント
クラマー ツァカリア
テュラム ベネシュ プレア
エンボロ

試合は互いに積極的にプレスを敢行、中盤でボールを奪い合い、攻撃を仕掛けるアグレッシブな展開に。一歩も引かないぶつかり合いになるが、それぞれGKの好セーブなどもありゴールはなかなか生まれない。拮抗した戦いとなる。

26分、左CKをニアのヤンチュケが頭で伸ばし、ファーに入りこんだライナーが詰めようとするが敵GKにセーブされる。29分にはエンボロがスルー・パスを受けて裏に抜け出し、敵GKと一対一になるが、GKの飛び出しに遭いシュートを打ちきれず。

33分、左サイドから中央に展開されミドルを決められる。文句のない失点のように見えたが、主審がVARルームと交信してゴールは取り消しに。最初に前線に送ったフィードの時点でオフサイドがあったとの判定のようだったが正直よく分からなかった。とにかく命拾いする。

41分、エンボロが敵の緩いバック・パスを追ってGKと一対一になるが追いきれず。敵GKに倒されたようにも見えたが笛は鳴らなかった。スコアレスで前半を折り返した。

後半に入ってもがっつり組み合う厳しい展開になる。58分、左サイドから中央に入れられたボールからスルー・パスを許し、裏抜けした敵FWにシュートを決められる。ゾマーも勇気をもって出たが股を抜かれた。0-1と先制を許す。

63分、ベネシュとエンボロに代えてヘアマンとノイハウスを投入。プレアがトップにスライド、テュラムが左に回りヘアマンが右のワイド、ノイハウスがトップ下という布陣になる。

72分、テュラムの左からのクロス・ボールにヘアマンが飛びこむがシュートはわずかにポストを外れる。ヘアマンが敵FWに倒されたようにも見えたがこれも笛は鳴らず。

78分、ヴェントに代えてシュティンドルを投入。ケガ明けのシュティンドルは今年の4月以来の出場となった。

84分、ミドル・シュートを決められたかに見えたがオフサイド・ポジションの敵FWがゾマーの視界をふさいだとの判断でノー・ゴールに。89分にもこぼれ球をノイハウスが押しこもうとするが敵GKにセーブされ、結局0-1で惜しい試合を落とした。

負けはしたが、実力の高いBVBを相手にガチで渡り合い、失点はしたもののチャンスは作った。勝てた試合だけに悔しいしもったいないが、開幕から取り組んできたハイプレスから少ない手数で敵ゴールに向かう戦略が形になりつつあるのを感じた。

数字を見てもシュート数14-16、CK8-10、ポゼッション46-54と、ほぼ互角の戦いだったことが窺われる。

テュラム、ライナー、エンボロらの新しい戦力と、クラマー、エルヴェディ、プレアらの既存戦力、さらにはツァカリア、ベネシュらの若手が、ローゼ監督の戦略の下でチームとしての一体性を獲得しつつある。ELも含め試合をこなして行く中で、結果を出しつつ完成度を高めて行く局面に入ってきた。

ギンターのケガは痛いが、この試合ではシュティンドルが復帰、ホフマンもベンチに入っており、ターン・オーバーを通じた底上げも可能な層の厚さになってきた。目先の戦いに光の見える試合だったと思う。

ここまで8試合を消化し勝ち点は16(1試合当たり2.00)で今節も首位をキープ。しかし2位のヴォルフスブルクとは勝ち点差がなく得失点差2のみのアドバンテージ。9位のレバークーゼンまでが勝ち点差2という大混戦で、順位はあまり関係ない。この集団にしっかり食らいついて行かなければならない。

マルコ・ローゼ監督談話:
「ドルトムントで勝つためにはトップ・パフォーマンスが必要で、我々は今日それを出しきったが、残念ながら報われなかった。我々はそれを全般にしっかりとやり、先制するためのいくつかのいいチャンスもあったが、残念ながら結果が出なかった。ドルトムントが我々を少々つかんでいた時間帯にリードを許してしまった。しかしそれでも我々はその後もう一度よくリカバーし、最終的は引き分けに持ちこむこともできたはずだった。私から見ればそれでも妥当な結果だった」

VARがあるにも関わらず判定が微妙だった。BVBのゴールの取り消しの際は主審は自ら画面を見ることもなく何シーンも前の微妙なオフサイドを取っており、判定からアドバンテージを得た側としてもどうかと思ったし、ヘアマンが倒されたシーンではPKがあってもよかった。kickerの審判スコアでも「5」だったのは納得。



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2019年10月20日 22:34      [posted by der_ball_ist_rund]

【Jリーグ第29節】神戸 1-3 FC東京

■2019年10月19日(土) 13:00キックオフ
■ノエビアスタジアム神戸

里帰り兼ねて遠征しようかとも思ったけど、日曜日に所用ありのため素直にDAZN観戦に。天気はよくなさそうで時折雨もパラついていた様子。

前節鳥栖に逆転負けを喫し、ついに首位を明け渡した。金曜日の試合で鹿島が引き分けており、この試合に勝てば勝ち点で並ぶが得失点差ではおそらく及ばない。ここからはいずれにしても勝つ以外にやることのない試合が続く。

代表帰りの永井をベンチ・スタートにし、眷襪鯀粟に。ボランチにはシルバがリーグ戦初先発となった。大森、ジャエル、ナ・サンホはベンチにも入らず。


室屋 渡辺 森重 オ・ジェソク
橋本 シルバ
三田 眷襦‥
オリヴェイラ

試合は早速動いた。6分、右サイドに開いたシルバからのクロスをニアの眷襪頭で伸ばすと、ゴール前の東が難しい体勢から落とし、これを眷襪シュート。ボールは右ポストに当たってゴールライン上を転がりゴール内に。東京が1-0と先制する。

さらに10分、左サイドでのスローインから東がシルバにボールを預けると、中に持ち出したシルバがエリア外からミドル・シュート。これがファー・ネットに刺さるゴラッソとなり2-0に。東京が短い時間でリードを広げる。

その後も東京は守備が定まらない神戸を攻め、17分には三田がエリア内に切れこんでシュート。枠に飛んだがGKにセーブされる。

34分、自陣の橋本からセンターサークルでパスを受けたオリヴェイラが敵DFに絡まれながらも反転、前線にボールを送ると、オリヴェイラを追い越した橋本が裏に抜け出し、チップ・キックでゴールに流しこみ3-0に。

神戸の攻撃は散発で、眷襪敵のアンカーをしつこくマーク、前半のうちに交代に追いこむなど東京が主導権を握る。3-0のまま前半を終えた。

後半に入ると様相が一変。前線から積極的に来る神戸に押しこまれる展開になる。58分にはフィードを受けたオリヴェイラが裏に抜け出し、GKと一対一になるがシュートはGKにセーブされてしまう。絶好の得点機だったが決めきれず。

これ以外はほぼ神戸にボールを握られ、選手交代で前線に起点を作られてからはほぼ一方的に守勢に。66分、右CKに中央で合わされ失点、3-1に。神戸が勢いに乗る。

69分、オリヴェイラに代えて永井を投入。前線から追い回すことで守備の負担を減らし、ラインを押し上げたい。

その後も神戸の攻撃をしのぐ時間が続くが、林のファイン・セーブもあって何とかゴールを守る。76分、三田に代えて岡崎を投入、3バックにしてゴールを死守せよとのメッセージ。森重を中央に、右に渡辺、左に岡崎の布陣。

88分には東に代えて内田を投入、割り切って前線でのボール・キープにシフトすると神戸の攻撃も圧力が落ち、何とか試合をクローズ。後半苦しんだが3-1で勝ち点3を手に入れた。

涼しくなったこともあってかしっかり前からハメに行く守備が奏功し、早い時間帯にリードを奪って、後半の反撃に耐えきったという試合。後半は受けに回り過ぎた感もあったが、失点を最小限にとどめ何とか最後までしのいだ。

この試合では始めて先発で起用したシルバが1点目の起点になった上、初ゴールを決める活躍で、前線に上げた眷襪1ゴールだけではない働き。後半苦しい中でも永井を入れて時間を作り、岡崎を入れて3バックに、最後は内田でクローズするという意図の見える交代で、全体として采配の勝利だったと言っていい。

残り5試合、勝ち続けるしかない中で、敢えて変化を持ちこみ打った手が当たったことは大きい。ここからは総力戦。ラッキー・ボーイ的な活躍も含め、どこまでチームとして底上げができているかを問われる厳しい局面だ。リスクを取って結果を出したことでひとつ前に進むことができたように思う。

これで東京は勝ち点を56(1試合あたり1.93)に伸ばし、首位の鹿島と勝ち点で並ぶ2位。得失点差は9あるが、ほぼスクラッチと考えていい。首位から落ちてズルズル行かず踏みとどまったことで足場は何とか確保できた。

アウェイでの連戦もあと2試合。気候もよくなってきたことで負担は減るだろう。やるだけやってどんな結果になるか見てみるしかない。

評点(評点はドイツ式):
林(3) 失点シーンはやむなし。スーパー・セーブあり、よく耐えた。
室屋(3.5) 見せ場は少なかったが守備でも役割を果たした。
渡辺(3.5) 代表帰りだったが若さでカバー、成長している。
森重(3) 森重がしっかりしている限りきっと大丈夫だ。
オ・ジェソク(3.5) この人がいなかったらほんまにヤバいことになってた。
三田(3.5) 強烈なシュートは惜しかった。特徴は出せたと思う。
橋本(3) 得点シーンは彼のよさが出た。代表の力を見せた。
シルバ(2.5) ゴールは見事。いつの間にか計算できる選択肢に。
東(3.5) 攻守に主将らしい働き。水を運ぶことをいとわない覚悟がいい。
眷(2) ゴールは必然。前に置いて生きた。チーム戦術の幅を広げた。
オリヴェイラ(3.5) 惜しいシュートは決めたかった。アシストは見事。
===
永井(4) 厳しい時間帯の投入だったが役割は果たした。
岡崎(-) 時間短し。
内田(-) 時間短し。内田が入って流れ変わった。

まだ何も成し遂げていない。勝負はここから。



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