フットボール・クレイジー
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2018年08月19日 23:01      [posted by der_ball_ist_rund]

【Jリーグ第23節】札幌 3-2 FC東京

■2018年8月19日(日) 13:00キックオフ
■札幌ドーム

スタジアムまで見に行くには午後の試合がいいが、自宅でDAZNを見る分には夜がいいなあと思わされた1時キックオフの試合。昼メシ食ってPCをテレビに接続。

東京は2連敗でタイトル争いから大きく後退。アウェイながら何としても勝って流れを変えたいところ。札幌もこのところ勝てておらず、意地のぶつかり合いになる予感がする。

前節発熱で欠場した森重が最終ラインに復帰、ほぼベスメンと呼べる布陣に。田邉がベンチにいないのが気になる。


室屋 チャン 森重 太田
大森 眷襦(橡棔‥
オリヴェイラ 永井

東京は序盤から前に出る。2分、眷襪ら浮き球のフィードを受けたオリヴェイラが左裏でボールを受け、エリア内から中央の永井に送ると永井はとっさにヒールでゴールに流しこむがGKにセーブされる。

11分、オリヴェイラからの戻しを受けた米本がエリア手前で切り返し、DFを外して左足でミドル・シュートを放つが枠外に。さらに13分には永井がルーズ・ボールを拾い、ダイアゴナルに走りこんだ東にヒールで落とす。東はこれをシュートするがGK正面に。

ポゼッションは五分のイメージだが、東京が奪ったボールを永井の速さを生かして効果的に裏に展開し、そこからチャンスを作れている。

17分、大森が敵陣深いところまでドリブルで持ちこみ、ゴールラインいっぱいのところから近くの東に戻し。東が右足に持ち替えてシュートするが左ポストに嫌われる。その後も東京が流れをつかみチャンス・メイク、札幌はフィニッシュまで持ちこめない。

33分、眷襪らのアバウトな前線へのボールを永井が左寄りで収めてエリアへドリブルで持ちこむ。ゴール・エリアに入り敵GKが対応に出たところで永井が中央へ絶妙の戻し、これを走りこんだオリヴェイラが低い弾道で冷静に流しこみゴール。東京が1-0と先制する。永井−オリヴェイラのコンビで久しぶりにきれいな得点を挙げた。

42分には東が奪ったボールをオリヴェイラに展開したがシュートは枠外に。アディショナル・タイム、太田の右CKにニアのチャンが合わせ、これがファー・ネットいっぱいにかかるゴールとなり2-0に。2点差で前半を折り返す。

札幌がスクエアなポゼッション・ゲームを仕掛けてくるので東京としては最もハマりやすい展開。守備では早い帰陣からブロックを形成、攻撃では永井とオリヴェイラのコンビネーションからチャンスを量産している。だが後半オープンになると逆襲を食らう。コンパクトに締めて最後までやりきることが重要になる。意思統一して距離感を保ちたい。

ところが後半になると流れは札幌へ。46分、右サイドのルーズ・ボールを室屋が拾いシュートするが枠外になり、これ以降はほぼ一方的に押しこまれる展開になる。

53分、最終ラインに目がけて放りこまれたボールに合わされる。シュートの軌道自体は枠を外れていたと思われるが、ゴール前の森重に当たりボールは林の逆を突いてゴールに。記録上は敵FWの得点になっているが東京のオウン・ゴールにも見えた。2-1に。

その後も東京は徐々に足が止まり始め、中盤が間延びしてここを自由に使われる。抑えが効かず、最終ライン勝負になってずるずる下がる悪い展開に。立て続けにチャンスを作られる一方、奪っても距離が遠く前線にボールを届けられない。我慢の時間帯になる。

68分、右サイドから切れこんだ敵FWを捕まえられず、中央からシュートを許す。これが決まり2-2の同点に。完全に足が止まっている。

さらに72分、中央からミドル・シュートを打たれ、これがポストをヒットしてそのままゴールに。2-3とまさかの逆転を許す。完全に流れを持って行かれる。

東京はその直後に永井と東に代えて前田とリンスを投入、前田がトップに、リンスは左SHの位置に入る。

76分、前がかりに攻め、大森のクロスにファーのリンスがシュートを放つがポストに嫌われる。84分、米本に代えて品田を投入。品田はリーグ戦デビューとなる。

東京はその後も必死の反撃を試みるがゴールが遠く、結局そのまま2-3で痛い逆転負けを喫した。

前半はしっかりしたブロックによる組織的な守備と、永井のスピード、オリヴェイラの強さを生かした素早い攻撃で得点を重ね、札幌にほぼシュートを打たせず封殺、リードを奪ったが、後半に入ると修正してきた相手に対応できずズルズル自陣に押しこまれる展開になった。

連戦の疲れからか特に後半は中盤が間延び、ボランチのところで抑えが効かず、最終ライン勝負になってミドル・シュートを決められた。足が止まってブロックを保つことができず、マークの受け渡しや対応に出た後のカバーもルーズになり、自由にシュートを打たれた。

後半の運動量の落ち方が激しく、スタミナが足りないなら足りないなりのリスク管理があったと思うが、最終ラインを上げられず、帰陣が遅れて中盤がスカスカになったのは明らかにリスク・マネジメントのミス。気持ちの問題というより、むしろガス欠、電池切れを気持ちで補おうとして自滅したというべきだ。

2点取ったのに負けたのは、3点目を取れなかったからではなく、先に2点取っていたのにそこから3点も取られたからで、守備とリスク管理に問題があったのは明らか。特に橋本の不在が大きく、米本のポジショニングにおそらく課題があるが、米本はもともとそれが持ち味の選手ではなく、起用のミスマッチがある。今日は前半悪くない攻撃参加を見せていただけにもったいない。

田邉、東、森重、チャンあたりのボランチ起用はないのかと思う。前節の平川に続いて今日の試合で品田を終盤投入したのは、攻撃シフトもあるが、プレッシャーの中でどれだけ落ち着いてボールを捌けるかのテストではないかと思う。

よかったときにできていたことの何ができなくなっているのか。戦い方の軸自体は間違っていないと思うが、連戦の疲労が蓄積してブロックがルーズになっているのが気になる。

これは前節、前々節も同じで、よかったときはブロック全体のスライドとボール・ホルダーへのアプローチの約束ごとが明快に整理されていたのが、いずれもルーズになってギャップを使われている印象だ。何をベースに試合を組み立てるのか見直す必要があるのではないか。

これで東京は23試合を終えて勝ち点40の3位。首位広島が川崎に負けたので首位との勝ち点差は9と変わらないが、逆に2位川崎との勝ち点差は実質6に開いた。一方で4位神戸との勝ち点差は4に縮まり、いよいよ窮地に追いこまれている。

残り試合を全勝しても到達できる勝ち点は73となってしまい、首位広島のここまでのペースから計算した優勝ラインは72であり、もうひとつも負けられない計算。タイトルは現実的な目標ではなくなりつつあるが、可能性がある以上投げ出す訳には行かない。タイトル、ACLを目指して戦い続けるしかない。

評点(評点はドイツ式):
林(4.5) 失点はノー・チャンスか。何度かピンチはしのいだが押しこまれた。
室屋(4.5) 自身は好調を維持しているが、後半は自陣に押しこまれ特徴を出せず。
チャン(4.5) 強さは見せたが主将として押しこまれた後半に流れを変えられず。
森重(4.5) 前半は正確なフィードを連発してチャンスを作り存在感を示した。
太田(4.5) 正確なキックで攻撃をサポート、CKからアシストを記録した。
大森(4) 不可欠なピースであることは間違いないがさすがにお疲れモードか。
眷(4) 米本のカバーで下がり目にいることが多く彼の力を生かしきれていない。
米本(5) 求められているものと持ち味とのミスマッチあるのは彼の責任ではない。
東(4) 惜しいシュートあり。疲労が蓄積し、献身的な運動量も実らず後半に交替。
オリヴェイラ(3) 彼が前線でボールを収めるのがすべての起点に。ゴールも見事。
永井(3) 駆け上がった後の判断が課題だが今日はきれいにオリヴェイラに流した。
===
リンス(-) 時間短し。惜しいシュートあった。
前田(-) 時間短し。こういう時にチームを救う働きができる男。
品田(-) 時間短し。

このままズルズル行くか、もうひとヤマ作るか、クラブも監督も選手もサポも問われている。



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2018年08月16日 00:12      [posted by der_ball_ist_rund]

【Jリーグ第22節】FC東京 0-1 柏

■2018年8月15日(水) 19:00キックオフ
■味の素スタジアム

お盆なので電車も空いている。仕事を何とか終わらせて味スタに向かった。蒸し暑いがスタジアムは風もありそこまで耐え難い感じではない。

東京は前節アウェイでG大阪に土壇場で突き放されて負け。一応2位はキープしているものの首位広島との勝ち点差は開き、3位の川崎にも勝ち点差1に詰められた。川崎は1試合少ないため東京は実質3位と考えた方がいい。連敗はできない。

森重が体調不良ということでメンバーを外れ、CBには丹羽が先発。またオリヴェイラが契約上出場できず、トップはリンスと永井のコンビになった。平川、品田、前田がベンチ入り。左SBは小川が先発し太田はベンチに。


室屋 丹羽 チャン 小川
大森 眷襦(橡棔‥
リンス 永井

東京は開始早々チャンスを作る。林からのフィードを追って裏に飛び出し、DFに絡まれながらもシュートを放つが飛び出した敵GKにセーブされる。4分には右サイドの裏を取った室屋がクロスを入れるが東のシュートは枠に飛ばず。前節同様、立ち上がりにチャンスを作るが決めきれない。

東京はその後も裏を狙ったボールを多用し、リンス、永井がこれを追うが収めきれず。一方柏も少ないタッチ数でボールを前線に展開、東京は守備の連係が曖昧で自陣でリスクの高いプレーが目立つ。

ブロックが整わないままクリアしきれず波状攻撃を受けたり、間延びした中盤で孤立したボランチがボールを奪われるなど、らしくないミスが多い。何度か決定的なシーンを作られるが林の好セーブもあり何とかしのいでいる。

37分にはリンスがドリブルから久しぶりにシュートを放つがDFにブロックされる。その後は見せ場も作れずスコアレスで前半を終える。リードされていてもおかしくないグダグダな前半で、今季見た中で最もひどかったと思う。ターン・オーバーがあるとはいえ連係ミスが多すぎ。

後半に入ると東京がリズムをつかむ。ボールを支配しながら敵陣中心に試合を進める。53分には米本のパスを受けた永井が裏に抜け、ゴールライン際からマイナスのクロスを送り、大森がダイレクトで合わせるが大きく枠を外れる。

ファーでフリーになる室屋に展開することで攻撃にメリハリが生まれ、チャンスを作れるようになる。63分、室屋のクロスに東が敵と競り、浮いたボールの落ち際を永井がダイレクト・ボレーで狙うがこれも大きく枠を外す。

68分、東のCKに小川が競り、こぼれ球をチャンがシュートするがブロックされる。69分、室屋からボールを受けたリンスがドリブルで持ち上がりエリア手前から豪快なミドルを放つが枠に収まらず。

74分には小川のCKに丹羽が頭で合わせるがバーの上。チャンスは作るが決めきれない。すると77分、左サイドからクロスを入れられ、ファーで合わされて失点。豪快なオーバーヘッドで0-1と先制される。人はいたが身体を寄せられなかった。

78分、リンスに代えて富樫を、69分には大森に代えて太田を立て続けに投入。小川が右SHにスライドする。これは正直よく分からなかった。

84分、左サイドを上がった永井がクロスを入れるがファーの小川はボールに届かず。86分、小川に代えて平川を投入、米本が右SHにスライドしたか。87分、東からのスルー・パスを追って室屋が右裏に抜けクロスを上げるがこれも誰にも合わずファーに抜けてしまう。

最後はチャンを前線に上げてパワー・プレーを試み、CKには林も上がったがゴールが遠く、0-1で痛い2連敗を喫した。

拮抗した試合だったが、特に前半は連係が取れないことから致命的なピンチに陥るミスが多かった。後半は守備もやや整理され、前に圧力をかけることができたが、チャンスに決めきれず、ワンチャンを決められての敗戦となった。

柏はワンタッチで素早くボールを展開したり、間で受けるなどして、東京が自陣でブロックを構築する前に攻めきることを狙っていたように見え、対策されているのを感じた。加えて東京も、帰陣が遅かったり、マークの受け渡しが微妙で穴が開いたりと、これまでなら徹底できていた守備の約束ごとが、暑さと疲労のせいかルーズになっている感があった。

シーズンも後半に入り、どのクラブとも2度目の対戦になる。上位にいれば研究され、対策されるのは当然で、それを上回る成長がなければシーズン前半のような成績が出ないのもまたものの道理。それなのに、夏場に厳しいスケジュールとはいえ、こちらのプレー強度が落ちていたのでは戦えない。

何度かの決定的なピンチはその都度カツカツのところで何とかしのいだが、失点シーンでも、クロスの出どころの対応はふだん通りだったと思うが中で易々とシュートさせてしまったのはもったいなかった。全員がボール・ウォッチャーになってしまった。

決定力の不足が目につくが、敗因はそれよりもこのところポロポロと失点していること。キックオフの時に手にしている勝ち点1にどうやってあと2を上積みするかという勝負をしているのであり、その勝ち点1を手放さないことがまず前提。守備の連係、約束ごとがルーズになれば勝ち点1も取れなくなるのは自明だ。

バカスカ点が取れれば勝つのは当たり前だが、調子がいい時には点が取れない今日のような試合でも、セットプレーとかPKとか何ならオウンゴールでも1点取って、それを守りきってウノゼロで勝てていたはずだし、それがダメでもスコアレス・ドローで勝ち点1派取れていたのではなかったか。

強いクラブというのは毎試合バカスカ点を取るクラブではなく、しょっぱい試合をしぶとく、しつこく、いやらしくこちらに引っ張りこんでモノにできるクラブであり、重要なのはまず失点しないことであって、決定力はその次。調子のいい時、結果の出ている時にどんな戦いをしていたかをもう一度思い出さなければならない。

足踏みする時期が巡って来るのは分かっていたこと。そこで踏ん張り乗り切れるだけの地力が付いているのかが問われている。ここが今季のいくつめかの、おそらく最も重要な勝負どころのはずだ。思い通りに行かないときに本当の力が分かる。ここを乗り越えないと次には行けないし、もちろんタイトルなど覚束ない。

シーズン後半に入って5試合を戦ったが2勝3敗と明らかに失速している。順位も3位に下がり、首位広島との勝ち点差は再び9に、2位川崎とも実質勝ち点3のビハインドになっている。ここから出直すしかない。このままズルズル後退するようなみっともない真似はできないだろう。

評点(評点はドイツ式):
林(4.5) 好セーブもあったが前半は最終ラインとの息が合わずヤバいシーンも。
室屋(4) 特に後半は何度もオープンを駆け上がってチャンス・メイクしたが…。
丹羽(5) 個の能力はともかく、まだ息が合わない部分が大きく不安定な出来。
チャン(5) ムリめな持ち上がりでボール・ロストするなど不安を感じさせた。
小川(5) 再三左サイドを使われ、攻撃でも流れを止めることが多かった。
大森(4.5) 精力的に動いたが決定機に決められず。そろそろゴール欲しい。
眷(4.5) 米本のカバーで下がり目にいることが多く力を生かし切れていない。
米本(5) 気の効いたパスを期待している訳ではないが…。生かし方を模索中。
東(4.5) 引き続きチームの核となっているが今日は全体の距離感が悪かった。
リンス(4.5) ボールの引き出し方、ゴールへの向かい方などに特徴は見せた。
永井(4.5) エリアにたどり着いてからの判断が遅い。シュートに行っていい。
===
富樫(-) 時間短し。
太田(-) 時間短し。
平川(-) 時間短し。

ここ、勝負やで。



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2018年08月10日 23:36      [posted by der_ball_ist_rund]

【Jリーグ第21節】G大阪×FC東京

■2018年8月10日(金) 19:00キックオフ
■パナソニックスタジアム吹田

平日夜のアウェイなのでおとなしく自宅DAZN観戦。仕事が終わって速攻帰宅した。週末なら里帰りを兼ねて観戦もありだったが、なぜわざわざ平日にやるのか。金曜日開催は勘弁して欲しい。

2連勝して勝ち点差5で首位広島を追う東京はアウェイながら勝ち点3を狙う。大阪は監督交代後まだ勝利がないが、内容は改善しているとの評でありモラルを上げてくることが予想される。下位相手とはいえ厳しい試合になる。

東京はSHをローテーションし、東が右、大森が左に。田邉がベンチ・スタートとなり、前線は前節に続いてオリヴェイラと富樫のコンビになった。橋本は正式にケガの発表があり、8月いっぱいはムリそうな感じ。


室屋 チャン 森重 太田
東 眷襦(橡棔‖膺
オリヴェイラ 富樫

立ち上がり早々にビッグ・チャンス。オリヴェイラからのパスを富樫が落とすと入れ替わりに中に入った室屋がシュートを放つがボールはアウトにかからず枠外に。さらに3分、東の落としから富樫がシュートするがDFにブロックされる。

7分にも右サイドからの室屋のクロスに中央の大森がシュートできず、こぼれを拾った太田が右足で合わせシュートは枠に飛んだが敵GKにセーブされる。敵DFの態勢が整う前に立て続けにチャンスを作ったがゴールできず。この流れで先制したかった。

この局面で得点できず、試合は暑さもあってか互いに省エネモードに。大阪も前線に受けられるFWがおり攻撃は気が抜けない。次第に拮抗した展開になって行く。22分、東がゴールライン際から折り返し、ゴール前の大森がダイレクトで狙ったが敵GK正面。

34分、敵CKの流れからゴール前で密集となり、こぼれたボールを押しこまれて失点。0-1とリードを許す。チャンスを決めきれないとこういうことになるという見本のような展開に。36分、眷襪エリア外からミドル・シュートを放つが枠外に。

その後は好機を作れず。アディショナル・タイムに東が負傷を訴えて田邉と交代。何分か前のプレーで敵との接触から傷んでおり、治療を経て一時はピッチに戻ったものの、やはりムリだったようだ。ケガの程度が気になる。0-1で前半を終了。

後半になっても拮抗した戦い。リードを得て守備的になる大阪に対して東京はボールを持つ時間が長くなる。47分、眷襪らのパスを富樫が受け、DFを背負いながらも反転してシュートを放つがGKがセーブ。51分にもクリア・ボールを拾ったオリヴェイラがシュートするが枠に行かず。

その後もオリヴェイラ、富樫がシュートを試みるが枠に行かず。64分には太田のアーリー・クロスに富樫が飛びこむがヘディングはヒットせず。チャンスは作るが決めきれない時間が続く。

65分、富樫に代えてリンスを投入、ゴールを狙いに行く。67分には眷襪陵遒箸靴ら大森がシュートを放つが大きく枠を外す。東京がボールを持ち攻撃を仕掛けるがフィニッシュの精度を欠き、逆に大阪のカウンターを受けるシーンが多くなる。後ろは対応できているが意識が前に行ってややオープンになってくる。

72分。大森に代えて永井を投入、永井はそのまま右SHに入ったか。東京が必死の反撃を仕掛ける。85分、室屋のクロスが永井を経由してファーのオリヴェイラに渡り、オリヴェイラはターンで敵DFをかわしてニアをぶち抜くシュート。ボールはゴールの天井に突き刺さり東京が土壇場で1-1と試合を振り出しに戻す。

勢いを取り戻した東京は一気に逆転を狙いに行く。45分、リンスがシュートするがGKがセーブ。4分のアディショナル・タイムもほぼ経過し、攻めきれなかったボールを奪われ攻めこまれる。DFを背負った敵FWに縦パスが入り、ここから反転を許してシュートを打たれる。これがゴール隅に決まって1-2と勝ち越しを許す。試合はその後ワンプレーで終了、残念な敗戦となった。

序盤に決定的なチャンスがあったが決めきれず、その後も逸機を続けるうちにセット・プレー崩れから先制されるイヤな流れ。それでもそこからズルズル行かず、0-1で終盤まで持ちこみ、85分に追いついたまではよかった。ここから逆転するか、最悪でも引き分けていれば印象の異なる試合になっていたと思うが、最後の最後で意識が前に飛んで浮足立った感があった。

連戦の疲れと暑さで省エネモードになっているのはある程度仕方ないが、それであればワンチャンを決めきる強さは欲しい。追いついた後、逆転を狙いに行ったこと自体は正しかったと思うが、そこで間延びしてオープンになり、最後の反撃を許してしまった。長崎戦、そしてこの試合と、しっかり分析すれば修正すべき点は比較的はっきりするのではないか。

これまでできていたことがルーズになっていないか、慣れが出ていないか、これからシーズン終盤に向けて戦う上で最も重要なところをチェックする最後のチャンスだ。ここでズルズル後退する訳には行かない。ひとつの敗戦の重さを噛みしめなければならない。

感じたのは橋本の不在の大きさ。米本はボールを狩るのに長けており、局面で頼りになる存在なのは間違いないが、攻撃時に米本が受けることで流れが停滞するところは否めない。田邉か東のボランチ起用はありだと思うが、東が負傷退場となったのが気になる。軽傷であることを祈りたい。

何もかもが悪かった訳ではなく、紙一重のところで持って行かれた試合。それだけに数多い逸機がもったいなかった。シュート数19-13、CK6-5とチャンスは作った。長いシーズンには当然こういう試合もあるが、タイトルを狙うのであればこの負け方はない。今季最後の敗戦を見たと思っておこう。

一部ターン・オーバーはしているというものの、連戦の人繰りが苦しい中で若手の登用がないのは疑問。今日の試合でもベンチは交代した3人とGK大久保の他は、小川、丹羽、岡崎。DFを3人も揃えておく必要はないように思われ、久保や矢島、原、あるいは平川や品田らを試すことはできないのだろうか。疲労による運動量の減少で試合内容は厳しくなっているように感じる。

他のクラブは明日の試合なので順位は変わらない(1試合あたり勝ち点1.90)が、タイトル争いという点では大きな後退。これ以上負けられない。

評点(評点はドイツ式):
林(4) 手堅くゴールを守っていたが、最後のシュートには反応できなかった。
室屋(4) 開始早々のシュートはアウトにかけきれず。あれが決まっていれば…。
チャン(4) ん〜、基本固いんだけど今日も何か微妙なプレーがあったような…。
森重(3.5) 落ち着いたプレーで流れからの攻撃はしっかり受け止めていたが…。
太田(4) シュート他、右足でいいキックを連発。セット・プレー決めたかった。
東(3.5) 今日も水を運んでいたが無念の負傷交代。軽傷であることを祈る。
眷(3.5) バカウマの縦パスをガンガン供給して女子の視線を一人占めした。
米本(4) パスの出しどころとかセンスはいいと思うんだけど判断速度足りず。
大森(4) 今日もシュート決まらず。大森に得点が生まれればタイトル取れる。
富樫(4) いいところに入って来ている。続けて行けばブレイクちかいと感じる。
オリヴェイラ(3) あれがあるから持ちすぎも許される。胸の空くゴールだった。
===
田邉(4) ボールが足につかないシーン多し。疲れが出ているか。踏ん張れ。
リンス(4) さすがに今日は不発。次節オリヴェイラ不在で先発か。期待したい。
永井(-) 時間短し。先発はまだ難しいのか?!

上位と中位ではひとつの敗戦の重みがまったく違う。ひとつ負けることが決定的なディスアドバンテージになるということを我々は思い知っているところだと思う。ここで踏ん張らなければ。悪い時に何ができるかで価値が決まる。



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2018年08月06日 23:05      [posted by der_ball_ist_rund]

【緊急コラム】タイトルはどれくらい遠くにあるか

東京は20試合を消化して12勝4敗4分、勝ち点40(1試合あたり2.00)で2位につけている。正直、期待以上の好成績と言っていい。そして、選手たちからもタイトルを意識した発言が出るようになっている。東京がこれまでなし得なかったリーグ優勝が、まだ極めてうっすらとではあるが、もしかしたら手の届くところにあるかもしれないと感じられるようになってきた。

一方で、それは平常心を失い浮足立つリスクでもある。ひとつひとつの勝利はもちろん嬉しく、気持ちの上がるものだが、そうした日々の一喜一憂を超えたところに優勝という未知の目標はあるはず。それはあとどれくらい遠くにあるのか、何をすればそれに手が届くのか、ムダに浮かれないためにもここで一度、数字として検証しておきたいと思った。

まず、Jリーグが18チームになった2005年以降、昨年までの年間勝ち点1位クラブの勝ち点は最高が74(2015年広島、2016年浦和)、最低が60(2005年G大阪)、平均して68.2である。そこで、優勝ラインを仮に70として試算してみる。

東京はここまで勝ち点40なので、最終節終了時に勝ち点70に達しているためには、残り14試合で勝ち点30を上積みする必要がある。

このためには残り14試合で10勝以上すればよい。10勝以上できれば、それ以外の試合を全敗しても勝ち点は70以上となる(10勝4敗でちょうど30)。ちなみに残り14試合全勝すればシーズン勝ち点は82に達する。

逆に、5敗すると、それ以外の9試合を全勝しても勝ち点は27にしかならず、シーズン通して70には届かない。残り14試合、5敗した時点で優勝は極めて難しくなると思っておいた方がいいということだ。

勝ち数が最も少なくていいケースは8勝6分の場合。つまり最低でも8勝しないと優勝は難しいし、8勝しかできないのならもはや負けることはできないとも言える。

14試合で勝ち点30を稼ぐということは1試合あたり2.14の勝ち点を積み上げなければならないということ。東京は今季ここまで1試合あたり勝ち点2.00のペースで来ているので、端的に言ってこれまで以上のペースで勝ち続けなければならないということだ。

東京がこれまで、同一シーズンの連続した14試合で30以上の勝ち点を挙げたケースを、手許でデータがパッと出てくる2008年以降で確認したが(J2の2011年は除く)、そのようなケースは今季を別にすればフィッカデンティ監督2年めの2015年に3回あっただけだった。

何が言いたいかというと、これまでもかなりすごい戦いをしてきたと思ってるけど、本当に、現実的にタイトルの話をするなら、我々はこれから、これまで以上に、シーズン残り今までほとんど経験したことのないような成績を残さないとムリだということ。浮かれている余裕などどこにもないし、我々はまだ何も成し遂げていない。本当の戦いはむしろこれからだ。

これが優勝というものの現実だ。これまで優勝したクラブはみんなこういう戦いを戦って、そして勝ち残ってきた。もちろん実際にはひとつひとつの試合、目の前の試合に全力で臨み、勝ち点を3ずつ積み上げる以外にできることはない訳であり、数字だけを意識して悲観したり楽観したりすることには意味がないが、少なくともタイトルというものがどれくらい遠くにあるものかはきちんと理解しておいた方がいいと思う。

ひとつひとつの歓喜の積み重ねの向こうにタイトルはある。それはまだまだ遠く、道は険しいが、手の届かないものではない。タイトルを獲りたい。



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2018年08月06日 00:31      [posted by der_ball_ist_rund]

【Jリーグ第20節】FC東京 1-0 神戸

■2018年8月5日(日) 19:00キックオフ
■味の素スタジアム

あっつい日曜日。マジあっつい。あっつ。さすがにキックオフにはやや気温も下がったがそれでもたぶん30度はあったと思う。

この試合は神戸に新しく加入した外国人選手を目当てにしたと思われる人たちでチケットが完売、しかしその選手は家族を迎えに行くとかで一時帰国してしまい、この試合には出ないことが完売後に分かった。いったい実際にはどれくらいの人出になるのか分からず、早めに味スタに出かけたが、コンコースは激混みだった。

とはいえ全体に出足は遅く、5時過ぎにスタジアムに着いたらバック上層の座席は普通に確保できた。6時を過ぎた頃から埋まり始め、最終的にはメインの一部を除いてほぼぎっしり。45,000人の動員となり、せっかく買ったチケットだからとみんなマメに見に来たのだなと思った。

さて、2位で広島を追う東京は負けられない戦いが続く。3位の川崎とも勝ち点差は実質1しかなく、勝ち続けるしかない。ホームで長崎に負けた後、前節はアウェイで鹿島に逆転勝ちしており、ホームで白星を重ねたいところ。暑い中で試合が続いており、チーム力が問われる。

長谷川監督はターン・オーバーを実施、左SBに太田が戻った他、SHには大森が先発、東がベンチ・スタートに。橋本はケガとのことで引き続きメンバー外。


室屋 チャン 森重 太田
大森 眷襦(橡棔‥廷
オリヴェイラ 富樫

試合は序盤から拮抗した立ち上がりに。互いに4-4-2のオーソドックスなボックス型で、奪ったボールをしっかり運ぶ戦い方に変わりはないが、神戸の方がややポゼッション志向であり、東京は早めにオリヴェイラに当てようとしているか。

暑さのせいもあってか東京は前線からのハードなプレッシングはあまり見られず、守備では基本早めにブロックを形成、中央を固めたうえでボールをサイドに追い込み、徹底した約束ごとで対応する手堅い戦い方。互いに体力を意識した展開に。

10分、太田の右CKにニアのチャンが頭で合わせるがボールはゴール横に。これが東京のファースト・シュートになる。その後は互いにボールを奪っては仕掛けるがフィニッシュまで持ちこめないしんどい展開に。16分、オリヴェイラからのパスを受けた富樫が裏に抜けるがオフサイドの判定。

21分にも眷襪らのパスを受けた田邉が裏に抜けるがオフサイドに。裏への意識はあるがギリギリのところでタイミングがあっていないか。23分には1分間の飲水タイム。Jリーグでは初めて見たと思う。

29分、大森のスルー・パスに田邉が裏抜けするがこれもオフサイドに。その後も何度かチャンスを作ったがフィニッシュまで持ちこめず、逆に神戸もほぼシュートはなくスコアレスで前半を終える。スコアレスで後半勝負ならワンチャンで勝機あり。

神戸は後半開始から2枚替えで押し気味に。立て続けにシュートを打たれるが林のセーブもありゴールは割らせない。51分、田邉に代えて東を投入。55分、眷襪エリア内にドリブルで突っかけ、倒されたように見えたがノー・ファウルの判定。

主審のゴール・キックのジェスチャーがPKのようにも見えて一瞬盛り上がったが違った。今日の主審は互いにボールに行くコンタクトにはかなり寛容で試合を進めていた。悪くない試合運営だと思う。

60分、富樫に代えてリンスを投入、先制を狙いに行く。互いに仕掛ける展開となるが神戸の勢いに押され自陣での時間が長くなる。72分、太田のFKがクリアされたセカンド・ボールに走りこんだ米本がダイレクトでミドルを放つがバーを越える。強烈ないいキックだったがわずかに精度を欠いた。

78分、米本に代えて永井を投入、東がボランチにスライドし、永井は右SHに入る。東京は終盤に盛り返し、敵のボールを奪っては仕掛ける流れが多くなる。83分、オリヴェイラが持ち上がって大森にパスするが、角度の厳しいところからのシュートはサイドネットに。その後も再三仕掛けるがフィニッシュまで持ちこめず。

席を立つ子供連れなども目立ち始めるが、「いちばんいいところを見ずに帰るとかアホやな」と力が入る。90分、眷襪らパスを受けたオリヴェイラがドリブルで持ち上がる。エリアに入ったところで右裏にスルー・パス、これを受けたリンスがニアをぶち抜くシュートを決め、土壇場で東京が先制、1-0とリードする。

躊躇なくニアを破ったリンスのシュートはもちろん素晴らしかったが、DFを引きつけて最後にリンスに出したオリヴェイラのラスト・パスも見事だった。

その後は負傷中断もあって8分近いアディショナル・タイムをしのぎきり、東京が1-0で貴重な勝ち点3を得た。

高い気温の中での連戦で、互いにペース配分が難しく、動きの重いゲームになったのは仕方のないところ。シュート数は8-10とどちらもなかなかフィニッシュまで持ちこめなかった試合内容を示している。

攻守にメリハリをつけ内容的には拮抗していたと思うし、ポゼッションでは神戸が優勢だったが(57-43)、固いブロックで神戸の攻撃を跳ね返し、最後は林の好守もあってしのぎきったことで、最後にチャンスが巡ってきた。身体を張り、愚直に走り続けた結果の決勝点だったと言っていい。

欲を言えば8本あったCKで先に決めたかった。終盤、そろそろ合うかと思ってみていたが、結局セット・プレーは不発に終わった。

それでも、勝つか引き分けるかでは大きな違いがあり、拮抗して終盤までスコアレスの試合で最後に決めるという勝ち方ができるのはチームとしての成長を感じる。リンスの2試合連続決勝ゴールはプレミアムだが、そこまで我慢できたことを高く評価したい。

決勝点のシーンでも、永井がダイアゴナルに逆サイドに走ったこと、先にも書いたがオリヴェイラが最後のところでリンスにいいパスを出したことがあってゴールになった。価値のある得点だったし、決して偶然ではなかった。これが強さになって行くはずだ。

これで東京は2連勝、中断明けのリーグ戦4勝1敗となり、20節を終えて12勝4敗4分で勝ち点40(1試合あたり2.00)の2位。首位広島が引き分けたため、広島との勝ち点差は7から5に縮まった。一方3位の川崎は勝っており、実質勝ち点差1の状態は変わらず。いずれにしても勝ち続ける以外にない訳で、今日の勝利は苦しんだだけに大きな意味を持つ。

敵の外国人選手目当てのライト層、夏休みの家族連れを含めた45,000人に、土壇場で胸のすく勝利を見せられたのは興行的にも大きい。今後、上位争いを続けて行けば動員も増えることが予想されるし、これだけ人が多いと何かと大変なことも多いが、それでもこの雰囲気の中で勝ち進みたい。今日初めて見に来た人が一人でも多くもう一度スタジアムに足を運んでくれれば本当に嬉しい。

評点(評点はドイツ式):
林(3) ビッグ・セーブで失点を阻止。CKへの対応も落ち着いており安定感あり。
室屋(3.5) 何度か裏を取ったシーンもあり、攻守で好調を維持。充実している。
チャン(4) 失点にはならなかったが不用意なボール扱いが散見され肝を冷やした。
森重(3.5) 読みと強さで対応したが、最後は林に救われた部分もあった。
太田(3.5) CK、FK、クロスと質の高いボールを送り続けたが合わせられず。
大森(4) シュートを打ちきれなかったシーンあり、そろそろ得点が欲しい。
眷(3.5) スルー・パスのみならずセカンド・ボールの回収や守備で大きな役割。
米本(4) 惜しいミドル・シュートあり。ポジショニング重視で食いつき少なめ。
田邉(4) 何度か気の効いた裏への走り込みあったがオフサイドに。好調は持続。
オリヴェイラ(3) ゴールはなかったがボールを収め、運び続けて決勝点をアシスト。
富樫(4) 守備での貢献は大きいがシュートなしは残念。チームにはなじんできた。
===
東(3.5) 久しぶりのボランチも安定感あり、この位置での先発も面白いかも。
リンス(2.5) 2試合連続の決勝ゴールは偶然ではない。高いキープ力が武器。
永井(-) 時間短し。地味だがクローズに貢献した。

フットボールは最後まで見ないと。



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2018年08月01日 22:54      [posted by der_ball_ist_rund]

【Jリーグ第19節】鹿島 1-2 FC東京

■2018年8月1日(水) 19:00キックオフ
■県立カシマサッカースタジアム

蒸し暑い平日夜の試合。どう考えても遠征はムリなのでおとなしく自宅DAZN観戦に。

前節長崎に完敗、上位を狙う以上はアウェイとはいえ勝利の必要な試合。鹿島には最近4試合負けなしと苦手にしていた一時期からは考えられない好調さだが、強敵であることには変わりない。気合が入り過ぎても、侮ってもいけない難しい試合になる。

GKは久しぶりに林が先発、またチャンも先発に復帰した。左SBに小川、左SHに田邉、FWに富樫を起用するなどターン・オーバーも実施、また橋本が欠場し、眷襪畔橡椶離瀬屮襦Ε椒薀鵐舛箸覆辰拭


室屋 チャン 森重 小川
東 眷襦(橡棔‥廷
オリヴェイラ 富樫

試合は拮抗した立ち上がりに。東京はオリヴェイラをターゲットに早めに前線に展開するいつもの攻撃で先制を狙う。一方の鹿島はしっかりした組み立てから押し上げる狙いか。

2分、森重からのロング・フィードをオリヴェイラが受け、そのまま前を向いて持ち上がりシュートを放つが枠に収まらず。これが東京のファースト・シュートとなる。3分には左サイドの小川からのアーリー・クロスをファーの東がワンタッチで折り返すが中央の富樫にはわずかに合わず。

すると13分、右サイドから敵が上げたクロスがそのまま林の頭を越えゴールに。0-1と先制を許す。DAZNがクルクルして復旧したら失点してた。ムカつく。クロスは中央勝負が今の考えだと思うが、思いの外ボールが伸びてファー・ネットに入ってしまった。

東京はその後も整理された守備から奪ったボールを素早く展開する攻撃を続ける。19分、東からのパスを受けたオリヴェイラが敵DFを背負いながら右サイドへボールを展開、これを受けた室屋がタイミングを計ってグラウンダーのクロスを中央に送ると走りこんだ富樫が敵DFに囲まれながらも冷静に流しこんでゴール。東京が1-1と追いつく。失点から間もない時間帯で追いついたのは大きかった。

その後は東京の流れに。25分にはゴール正面25メートルから30メートルのFKを蹴り、ボールは枠に向かうが敵GKがセーブ、ポストに逃れられ、詰めようとした富樫も届かなかった。34分には小川の左CKに森重が頭で合わせるが敵DFがクリア。

さらには37分、田邉からのパスをオリヴェイラが落とし東がダイレクトで狙ったが枠外に。45分にもFKを東が蹴るが誰も合わせられず。1-1の同点のまま前半を終えた。

後半に入ると鹿島が反撃に。ボールを支配され自陣に押しこまれる時間が続くが、しっかりとブロックを形成して決定的なチャンスを作らせない。

75分、富樫、オリヴェイラに代えて、永井、リンスを投入、前線を入れ替えて終盤勝負に出る。今季、試合終盤の得点がないが勝ち越せるか重要な局面になる。

すると直後の78分、永井が右サイドで敵DFとの競り合いに勝って奪ったボールを中央に送ると、ここに走りこんだリンスが敵GKより一瞬早くボールに触れてゴール、東京が2-1と勝ち越す。交代で入った2人が連係して得点で流れは一気に東京へ。

79分には裏抜けした東がゴール前の永井にパス、決定的な局面だったが永井の至近距離からのシュートはバーの上に。これは決めておきたかった。83分には田邉からパスを受けたリンスがシュートを放つが敵GK正面。

アディショナル・タイムには敵のミドルシュートが密集を抜けてゴールに向かったが林がセーブしてゴールを守り、結局2-1で東京が逆転勝ちを収めた。

ポゼッションは53-47、CK5-6と拮抗した試合だったが、シュート数は10-6と東京がよりチャンスを作れており、実際失点のピンチと思って身を固くしたシーンはそれほどなかったように思う。失点はやや事故っぽいところもあり、全体としては最後まで集中してよく守れていたという評価でいいのではないだろうか。

攻撃においては前節と異なり奪ったボールを少ない手数で前線に送り、オリヴェイラのキープ力を生かしながら流動してフィニッシュに持ちこむという意図のある攻撃が機能していた。鹿島のようにボールを動かしながら前に出るチームの方が戦いやすいと感じた。

今日の試合でも起用された小川、田邉が溌剌とした動きを見せ、久しぶりの出場となった林、チャンも不安のないプレーだった。また、守備の意識でチームへの貢献の大きかった富樫がここへきてリーグ戦初ゴールを挙げたのは大きい。FWはひとつゴールが生まれると勢いがつくもの。

途中出場の永井はアシストやシュート、裏への仕掛けのスピードなどでしっかり存在感を見せており、リンスにも移籍後初ゴールが生まれるなど、FWの競争も生まれて層が厚くなった。交代したFWが終盤に得点することができるようになれば勝ち点は上積みできる。

最初にも書いた通り、敗戦の後であり、またずっと苦手にしていながらこのところ急に勝てるようになった鹿島相手の試合でもあって、平常心で淡々と勝ち点を取りに行くことが難しい試合ではないかと懸念していたが、その試合に今のチームのいい面を出して勝てたということはチームの成長を物語っている。

シーズンを戦う上でも、後半戦の最初のゲームで不覚を取った後、それを引きずらずしっかり勝ち点3を取って首位を追撃するための礎石を据えることができた。下位のクラブが追い上げに入ってくる中で、我々も勝ち点を積み続けなければ足許が危うくなるのは早い。慢心することなく切り替えて次に行きたい。

東京は19試合を終えて11勝4敗4分、勝ち点37(1試合あたり1.95)で2位。前節台風の影響で一部の試合が順延となったため3位の川崎は1試合少なく勝ち点33なので、勝ち点差は実質1と思っていた方がいいだろう。首位広島とは勝ち点差7あり、何とか背中を見失わずについて行っているくらいの感じ。気の抜けない戦いが続く。

評点(評点はドイツ式):
林(3.5) 失点は前に出ていたところを狙われたが、ビッグ・セーブで取り戻した。
室屋(3.5) 前節の鬱憤を晴らすかのような攻め上がりでアシストを記録。
チャン(4) 荒っぽいプレーもあったが中央を割らせず安定感を見せた。
森重(3.5) チャンとのコンビで中央を封殺、強さと読みのよさが生きた。
小川(3.5) 攻守両面でしっかり汗をかいた。田邉とのコンビネーションもよき。
東(3.5) 太田不在でFKを任せられたが惜しかった。今の東京を象徴する存在に。
米本(4) 不用意な飛び込みあったが、中盤を制圧し敵をサイドへ追い込んだ。
眷(3.5) 米本の食いつきを後方からカバー、守備でも大きな存在感を見せた。
田邉(4) 自ら仕掛ける機会は少なかったが、ハードワークでチームを支えた。
富樫(3) 嬉しいリーグ戦今季初ゴールで勢いがつけばFWの層がグッと厚くなる。
オリヴェイラ(3.5) ゴールはなかったが彼の前線でのキープがこのチームの要。
===
リンス(3) ボールを動かして時間を作ることのできる選手。ゴール嬉しい。
永井(3.5) シュートは決めたかったが短い時間でも十分存在感があった。

週末は神戸戦だが、夏に獲得した外国人選手は里帰り中で出場しないとか。



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2018年07月28日 00:17      [posted by der_ball_ist_rund]

【Jリーグ第18節】FC東京 0-1 長崎

■2018年7月27日(金) 19:00キックオフ
■味の素スタジアム

ここしばらくの40度近い酷暑が和らぎ、何とかしのげる気候に。味スタ前のユーロスポーツでようやく買った今季のユニを受け取りスタジアムに向かった。金曜日開催は勘弁してくれと思っていたが、明日は台風が来そうなので結果的には今日でよかった。

今日からシーズン後半、すべての相手が我々を知った上で戦うことになる。相手は下位の長崎だが楽勝だと思っていると痛い目に遭う。難しい試合を覚悟しなければならない。

永井が先発に復帰、眷襪ボランチに戻り米本がベンチに。また最終ラインには岡崎に代わって新加入の丹羽が初先発となった。

大久保
室屋 丹羽 森重 太田
東 眷襦ゞ極棔‖膺
オリヴェイラ 永井

東京は序盤から前線に素早くボールを展開して攻め上がろうとするが、長崎がしっかりとスペースを消し、前線でボールを収めることができない。逆に奪われたボールをサイドの裏に送られてチャンスを作られる。苦しい立ち上がりに。

12分、オリヴェイラがこぼれ球を拾って前に持ち出し、エリア際からシュートを放つが枠を越える。これがファースト・シュートとなるが、その後はフィニッシュまで持ちこめないもどかしい時間が続く。

長崎の方が少ない手数で東京ゴールに迫っており、大久保のファイン・セーブでかろうじてゴールを守るもののピンチが続く。

25分過ぎから永井のスピードを生かすなどして何度か東京らしい攻撃を仕掛けるがシュートに至らず。この局面でゴールできていればという時間帯だったが、長崎の守備が分厚くシュート・コースが開かない。

その後も長崎の出足の速さに押される展開が続くが、大久保のセーブもあって何とかスコアレスで前半を折り返す。前半シュートはオリヴェイラの1本のみと、狙いを絞れないまま長崎に主導権を握られている。失点していてもおかしくない内容で、修正できなければ後半苦しくなることが予想される。

後半から永井に代えて富樫を投入。永井が今ひとつフィットしていなかったということか。思いきってオリヴェイラをリンスに替えるか、永井を下げるなら米本を入れて前節同様の布陣にしてもいいのではと思ったが…。

しかし後半になっても流れは変わらず。長崎の3バックに2トップを押さえられ、サイドはWBにフタをされてボールの収めどころがない。打開できないまま自陣に押しこまれてシュートを浴び、大久保のセーブなどで何とかゴールを死守する。

63分、中央でボールを受けた眷襪遠目から狙うが枠外に。流れを変えるためにもシュートを1本打っておきたいという眷襪料世い亙かる。何しろこれが今日2本目のシュート。少しずつボールを動かせるようになるが長崎の守備も固い。

70分、大森に代えて田邉を投入。73分、太田のCKからの流れで田邉がシュートを放つが敵DFにクリアされる。

77分、敵CKの流れから東京ゴール前で密集となり、立て続けにシュートを浴びる。東がライン上で2度クリアしたが最後に押しこまれて失点、0-1と先制を許す。

79分、眷襪紡紊┐謄螢鵐垢鯏蠧、東がボランチに落ちたように見えたが前線の並びはよく分からず。橋本をアンカーにして東と田邉をインサイド・ハーフにし、前線はリンスを中央にして右にオリヴェイラ、左に富樫の3トップで敵の3バックに対峙したか。

その後は東京が前がかりに攻撃を仕掛け、ようやくクリティカルな縦のボールが入るようにもなったが、なかなかフィニッシュまで持ちこめず、結局そのまま痛い敗戦を喫した。

結果は0-1だったが惜敗というよりは完敗。もっと失点していてもおかしくなかったが大久保のセーブで3点くらいは救われた。内容から見れば敗戦自体は妥当な結果だったという他ないだろう。

長崎はもともとカウンターのハマりにくい相手だった上に、東京の使いたいスペースをしっかり消し、ボールの収まりどころをつぶしたうえで、強度の高い守備から素早く前線にボールを運んで東京ゴールに何度も迫った。全体としては東京がやるべきことを長崎にやられて負けた感があった。

東京はゲームプランが機能しないまま、有効な対策を打つこともできず惨敗。ポゼッションは57-43と取ったが、シュート数5-12と試合をさせてもらえなかった。結果論ではあるが、前節までの、眷襪冒粟でボールを持たせる布陣の方が機能したのではないかと思った。

決して侮っていた訳ではないと思うが、前節横浜に大勝し、長崎に対してもアウェイで大勝した下位のクラブということで、どこか「勝って当然」的なホワッとした空気がサポの側にあったのも事実ではないか。

これを「取りこぼし」だと思っていたら次も負ける。すべての試合は勝たなければならない試合であり、一方で楽に勝てる試合はひとつもない。下位相手だから楽に勝てると思っていたのであればその時点で負けてたということだ。

シーズン前半を2位で終えたということは、シーズン後半、我々は対策をされる側になったということであり、ここで前半と同じことをしていたのでは確実に厳しい戦いを強いられる。対策されても勝てる力がないとタイトル争いは覚束ない。

この敗戦はいろんなことを示唆している。ここから何を学ぶかでシーズン後半の出来上がりはまったく変わってくる。簡単に「切り替えて次行こう」では済ませられない試合。払った授業料の分は成果を回収しなければならない。

評点(評点はドイツ式):
大久保(3) 彼のスーパー・セーブがなければあと3点か4点入ってたと思うわ。
室屋(5) 敵のWBをケアしなければならずなかなか前に出ることができなかった。
丹羽(5) 中央をしっかり固めたはずだったが再三エリアに入られシュートされた。
森重(5) 彼だけのせいではないが、1失点以上の守備の破綻があった。
太田(5) こういう試合こそセットプレーで得点したかったがCKは不発。
東(5) 動けるスペースがなく、シュート・ブロックが今日最大の見せ場だった。
眷(5) ボールの出しどころを見つけられず、展開を作れなかった。
橋本(5) 時間は作ったが攻撃の起点になれず。終盤は縦を狙ったが…。
大森(5) 狭い場所で打開を試みたが敵の守備も分厚く窮屈だった。
オリヴェイラ(5) 敵のDFラインにしっかりケアされてボールを持ち出せず。
永井(5) 調子は悪くなかったがスピードを生かすスペースがなかった。
===
富樫(5) 守備の貢献が大きいのは有難いが、FWとしての怖さを出せなかった。
田邉(-) 時間短し。27番のユニ買いました。
リンス(-) 時間短し。

昨季の戦いに納得が行かず、また石川とリーグ優勝できないまま引退させてしまったことが悔しくて、昨季の18番のユニのまま味スタに通っていたが、シーズン前半2位の結果でようやく気持ちを整理して、今日27番のユニを買った途端に負けるとか本当勘弁して欲しいわ。



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2018年07月23日 00:20      [posted by der_ball_ist_rund]

【Jリーグ第17節】FC東京 5-2 横浜

■2018年7月22日(日) 19:00キックオフ
■味の素スタジアム

ひさしぶりの味スタ。日中は35度を超える酷暑だったが、キックオフの頃にはやや気温も下がり、ときおり風も吹いて何とかしのげるくらいの暑さに。それでもコンディションがキツいのは間違いない。ビールを飲み、汗を吹きながらの観戦となった。

日程的には切れ目はないもののシーズン前半の最終戦。東京はここまでリーグ戦8試合負けなし(5勝3分)、水曜日にはアウェイで柏に勝ったばかりの2位。3位の川崎とは勝ち点わずかに1であり、首位広島には届かないまでも勝って前半戦を終えたい。

横浜は前節仙台に8-2と大勝しており攻撃力は脅威だが、足許好調な中でも失点が多くつけいる隙はある。ポゼッション系のチームでありカウンターがハマるはずで、いつものように中央をしっかり締めてチャンスを窺いたい。

東京は前節離脱していたメンバーのうち、右SBの室屋、トップのオリヴェイラが先発に復帰、また左SHには大森に代わって田邉が先発した。さらには新加入の丹羽、リンスがベンチ入り。永井もベンチ入りしたが、林、チャンは引き続きメンバー外。

大久保
室屋 岡崎 森重 太田
東 橋本 米本 田邉
オリヴェイラ 眷

ポゼッションから攻め上がろうとする横浜に対して、中央を固め引っかけたボールを素早く展開する東京という流れになる。7分、オリヴェイラが倒されやや左寄り30メートル弱ほどのところでFKを得る。8分、太田がこれを蹴り、ゴール左上隅に決めて先制。1-0と東京がリードを奪う。

その後も横浜の攻撃をことごとく跳ね返し、隙を見てはカウンターから追加点を狙う。25分、眷襪離好襦次Ε僖垢鮗けてオリヴェイラが裏に抜け出すがシュートは敵GKにセーブされる。

27分、オリヴェイラがカット・インし、中央で落としたボールを田邉がシュート。勢いはなかったが、ボールは密集を抜け、オリヴェイラの足に当たって方向が変わりGKの逆を突く形となりそのままゴールに。記録はオリヴェイラのゴールとなり東京が2-0とリードを広げる。

33分にもオリヴェイラが東とのワンツーから裏に抜けるがシュートはファーに抜けた。横浜の攻撃はサイド中心で東京が対応できている。決定機はほとんど作らせていない。

45分、東からのスルー・パスを受けた田邉が裏に抜け、飛び出した敵GKからファーに逃げながら流しこむシュート。カバーした敵DFがクリアしきれずボールはそのままゴールに。東京が3-0とリードして前半を終えた。

後半に入っても横浜のポゼッションに対し東京のカウンターの流れ。46分、東がオリヴェイラとのワンツーから裏抜けしシュートを放つが敵GKがセーブ。さらに49分にもオリヴェイラが眷襪箸離錺鵐帖爾ら攻め上がってシュートしたがこれも敵GKにセーブされる。

54分、田邉からのパスを受けたオリヴェイラがドリブルで持ち上がりそのままシュート、GKは届かなかったがポストに嫌われゴールにならず。60分、敵ゴール前でボールを持った眷襪右サイドを駆け上がった東に落とすと東が角度のないところからニアを抜いてゴール。東京が4-0と点差を広げほぼ試合を決める。

さらに64分、太田の左CKがゴール前でこぼれたところを岡崎が押しこんで5-0に。66分、眷襪紡紊┐謄螢鵐垢鯏蠧する。

67分、エリアに侵入した敵FWに米本が足をかけてしまいPKを与える。69分、これを決められて失点、5-1と4点差になる。

78分、オリヴェイラに代えて永井を投入。敵FKからカウンターを仕掛け、室屋がドリブルで持ち上がって敵GKを見ながらループ・シュートを狙ったがGKにセーブされる。

89分、自陣ゴール前に押しこまれ、こぼれたボールを決められて5-2に。さすがに足が止まってくる。90分、東に代えて大森を投入。

アディショナル・タイム、エリア外でボールを処理しようとした敵GKから永井がボールを奪い、無人のゴール前に上がったボールを自らヘディングで押しこもうとするが枠を外し自分がゴールに転がりこんでしまう。

結局5-2で東京が試合をクローズ、思わぬ大勝でシーズン前半を終えた。

幸先よくFKから先制、ポゼッションにこだわる横浜から奪ったボールをテンポよく前線に運び、カウンターから何度もチャンスを作り加点、失点はしたものの危なげなく試合をクローズした。

まずは中央をしっかり固め、横浜の攻撃をサイドに追いやって十分な形で中央を割らせなかったことが勝因。サイドでもCBが釣り出されず、SB、SH、ボランチでしっかり対応できていたのが印象的だった。

攻撃面ではカウンターが機能、あと3点くらいは取れたようにも思うが、まあ、歩留まりという意味ではこれくらいが普通か。果敢にシュートを放って行ったことでゴールが増えた。オリヴェイラの強さが光ったが、ポストをヒットしたものを含めシュートが枠に行かなかった。

ポゼッション43-57と劣勢ながらシュート数16-5とフィニッシュで圧倒、数字も試合展開を示唆している。狙いがハマった試合だったと思う。

終盤のPK、押しこまれての失点は余計であり、クリーン・シートで終わるべき試合だったし、最後にチャンスを逃したことも含めて大勝からバランスを崩すことのないよう気をつけなければならない。最後まで集中できていたのでそんなことはないと思うが、こういう試合の後こそしっかり締めて行きたい。

東京はシーズン前半を終えて10勝3敗4分で勝ち点34の2位で折り返し、首位広島が引き分けたので勝ち点差は7に縮小。1試合あたりの勝ち点2.00は、フィッカデンティ監督2年目の2015年(勝ち点35、1試合あたり2.06、2位)以来の好成績。しっかりした約束ごとが強度に裏づけられて機能している感がある。

結果が出ていることで戦術が浸透しやすくなり、いい循環になっていると思うが、シーズン後半、いつかうまく行かない時がくる。その時に折れない強さを今積み上げておかなければならない。真価を問われるのはこれから。我々はまだ何も成し遂げていない。

評点(評点はドイツ式):
大久保(3.5) 2失点は残念だが彼のせいではない。安定感ある守備で勝利に貢献。
室屋(3.5) いいカウンターあり。攻守にメリハリある動きで横浜の攻撃を封殺。
岡崎(3) 密集から押しこんでの初ゴール。守備でも危なげない対応で好印象だった。
森重(3) 中央をしっかり締めたことでカウンターが生きた。存在感大きかった。
太田(2.5) FKでのゴールは見事。質の高いキックで今日の試合の流れを作った。
東(2.5) 無尽蔵の運動量で勝利の原動力に。ニアをぶち抜いたゴールも素晴らしい。
米本(3.5) 魂の守備はもちろん、攻撃でも効いていた。PKになったファウルは不用意。
橋本(3) 安定感あり、信頼を得てボールが集まってくるようになった。成長著しい。
田邉(3) 本当は2点目も田邉の得点でよかったような。チャンスを生かした。
オリヴェイラ(2.5) ゴールはラッキーだが彼の強さがすべての起点になった。
眷(3) 前で使うことで攻撃の緩急をコントロール、視野の広さが生かせている。
===
リンス(3.5) ゴールはなかったがしっかりボールを収めた。もう少し見たい。
永井(3.5) 最後のヤツはしっかり押しこんで欲しかった。動きには不安はなかった。
大森(-) 時間短し。

次節、後半の初戦しっかり勝ち点3が欲しい。



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2018年07月19日 00:42      [posted by der_ball_ist_rund]

【Jリーグ第16節】柏 0-1 FC東京

■2018年7月18日(水) 19:00キックオフ
■三協フロンテア柏スタジアム

平日の夜の柏アウェイ、しかも異常な暑さで日中は生命の危険すら感じるほどなのでおとなしく自宅で見ようかとも思ったけど、チケットは買ってあるし、中断明けのリーグ戦再開初戦とあってやはり行きたくなり、何とか仕事を片づけて常磐線に飛び乗った。

柏駅前のコンビニで1リットル入りのジャスミン茶と塩分チャージタブレッツを買いスタジアムへ。着く頃には汗だく。バクスタ中央の指定席だが当然黄色い人で埋まっているエリアであり、最後まで息を殺してのステルス応援となった。

東京はここまで暫定2位。何気にシーズンもあと2試合で前半が終わる。中断前はリーグ戦7試合負けなしとはいえ、最後の2試合は引き分けであり、首位の広島をキャッチ・アップするためにもアウェイとはいえ勝ち点3が欲しい試合だ。

しかし東京は林、永井、チャンがケガで欠場の上、オリヴェイラがレンタル契約に付帯した出場不可条項のため出られず、さらには室屋もコンディション不良でメンバーを外れた。右SBには小川が先発、CBは天皇杯・新潟戦に続いて岡崎が森重とコンビを組む。また眷襪魄賣鷯紊欧謄肇奪弉爾肪屬、米本と橋本のダブル・ボランチとなった。

大久保
小川 岡崎 森重 太田
米本 橋本
東 眷襦‖膺
富樫

試合は立ち上がりから激しい主導権争い。手数をかけず前線にボールを送る東京に対し、コンビネーションでつないでくる柏という展開に。どちらかといえば東京がボールを持っているように見えるが序盤は拮抗した内容。

2分、こぼれ球を拾った小川がシュートを放つが敵GKがセーブ。3分には眷襪敵DFにプレスをかけてボールを奪いシュートを放つが枠外に。東京が積極的なプレスからチャンスを作る。

柏は両サイドを広く使って攻撃を仕掛けてくるが、東京の守備は集中しており決定機は作らせない。ボール・ロスト直後のハイ・プレスをかいくぐられると素早くリトリートして自陣で強固なブロックを作る。守備時には4-4-2になっている。

27分、パス交換から太田がクロスを入れ、走りこんだ小川がシュートを放つがDFにブロックされる。36分、太田のCKからのこぼれ球を小川が落として東がシュートを放つがGK正面に。40分にも富樫の落としから橋本がミドルを狙うが枠外に。

結局決めきれずスコアレスで前半を終了。チャンスは作ったが敵のGKも固い。とはいえメンバーを入れ替えて臨んだアウェイで前半スコアレスは悪くない。我慢してワンチャンを待ちたい。

後半に入っても東京が堅守から切り替えの早い攻撃で優位に立つ。52分、小川のクロスに東が頭で合わせるが枠に行かず。次第に中盤での主導権を握れるようになってくる。

60分、東が右サイドを縦に突破しクロスを入れる。ニアに富樫が飛びこんだがボールはクリアしようとした敵DFに当たってゴールへ。オウン・ゴールで1-0と東京が先制する。このプレーが富樫が敵GKと交錯し、敵GKは頭を強打して退場。心配だ。

その後は、挽回しようと前がかりになる柏に対して、東京が堅守で対応、奪ったボールは前線に展開して時間を使う流れになる。67分、富樫の展開から大森がシュートを放つがGKがセーブ。

74分、富樫に代えて矢島を、さらに78分には眷襪紡紊┐禿廷気鯏蠧する。田邉は右SHに入り、東がトップ下または東と矢島の2トップ的な感じになる。

守備時にはやや引き気味になるがコンパクトなブロックは崩さず、最後のところでは身体を張ってゴールを守れている。85分、田邉のクロスに矢島がダイレクトで合わせるが枠外に。

アディショナル・タイムは7分。大森に代えて内田を投入するなど東京が時間を使い、手堅く試合をクローズして1-0でアウェイでの勝利を収めた。

結果的にはオウン・ゴールで得た1点を守りきった形だが、攻撃ではしっかりチャンスを作れており、オウン・ゴールも東の裏への突破とタイミングよくニアに飛びこんだ富樫の動きがあったからこそ。

守備面も前線からのプレス、ブロックを形成しての跳ね返し、最後のところでのシュート・ブロックなど整理されており、全体として見ても最後まで集中できていて、スコア以上に安定感のある試合だった。

東が引き続き質の高い動きで攻守に貢献。不慣れな右SBに起用された小川も窮屈そうにしながらも役割は果たし、岡崎も敵FWをしっかり抑えこんだ。大久保も安定したパフォーマンスで、特に低い弾道のキック精度には、僕の周りの柏サポもどよめいていた。

前線の富樫も新潟戦よりはパフォーマンスが向上。さらには久しぶりの先発となった米本が、得意のチェイシングのみならず奪ったボールの展開でも成長を感じさせた。

オウン・ゴールの1点のみにとどまったのは残念だが、無失点に抑えてのアウェイでの勝利は星勘定の上でも大きい。厳しい人繰りを強いられる中で、結果を出すことができたのは今後につながって行くことだろう。

これで東京は16試合を終了して9勝3敗4分の勝ち点31(1試合あたり1.94)となり2位をキープ、首位広島との勝ち点差9は変わらないが、この位置を維持して機を窺うしかない。次節でシーズン前半が終わることになるが、発射台としては悪くない位置につけている。

評点(評点はドイツ式):
大久保(3) 手堅くゴールを守りレーザービームのようなキックで敵サポも沸かせた。
小川(3.5) 逆足で窮屈そうに見えたが与えられた役割はしっかりこなした。
岡崎(4) 敵FWとのマッチ・アップに負けず、敵をイラつかせることに成功した。
森重(3.5) ラインをコントロール、組織的な守備の中心として試合に貢献した。
太田(3.5) クロス、プレイス・キックともさすがの精度。復調してきたのが嬉しい。
米本(3) 守備はもちろんだが組み立てにもきちんと絡めており成長を見た思い。
橋本(3.5) 落ち着いたボールさばきで中盤を落ち着かせた。進境著しく代表の噂も。
東(3) 彼を獲得した時にイメージしていたような動き。MOTでいいんじゃないか。
眷(3.5) 要所要所で気の利いた動きから好機を演出。トップ下はハマる感じ。
大森(3.5) 東とともに機動的に質の高いプレーをしてチームを引っ張った。
富樫(4) 収めた後の処理に難は残るが新潟戦よりは改善。決勝点は彼が呼びこんだ。
===
矢島(-) 時間短し。
田邉(-) 時間短し。
内田(-) 時間短し。

中三日でホームでの横浜戦を迎える。リンスに加え丹羽の加入も発表された。勝ってシーズン前半を終えたい。



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2018年07月12日 00:14      [posted by der_ball_ist_rund]

【天皇杯3回戦】FC東京 3-1 新潟

■2018年7月11日(水) 19:00キックオフ
■デンカビッグスワンスタジアム

出なくてはならない宴席があったため、スカパーを録画して帰宅してから時差視聴。結果情報は無事に遮断できた。

リーグ戦の再開を来週に控えての前哨戦となる天皇杯の3回戦。相手は二部の新潟だが、新潟にはルヴァンカップで5月に負けており、侮れない。タイトルを狙うべきコンペティションでありここで敗退する訳に行かない。

ワールドカップ明けのチャンがメンバー外、吉本、丸山が移籍したためCBには岡崎が先発。また前線では永井が負傷欠場となり富樫が先発でオリヴェイラとコンビを組んだ。前田も負傷でメンバー外。GKは大久保が先発となった。

大久保
室屋 岡崎 森重 太田
東 橋本 眷襦‖膺
オリヴェイラ 富樫

序盤から東京が主導権を握り、縦に早くボールを送って少ない手数で敵ゴールに迫ろうとする。新潟もアグレッシブな守備からカウンターを狙うが、東京は守備時にはしっかりとブロックを形成して対応できている。

19分、太田のCKに森重が頭で合わせるがGK正面。

20分、右サイドをえぐられ、戻されたボールをエリア外からシュートされる。ボールはポストをヒットしてゴール内に跳ね失点。マイナスのパスへの対応が遅れギリギリのところにシュートを決められ0-1と先制を許した。

しかし直後の23分、室屋が右サイドを縦に抜き、ゴールライン際からクロスを上げると、ファーの東が頭で合わせてゴール。1-1の同点に追いつく。失点後すぐに追いつけたことは大きかった。

その後は東京がボールを支配し、逆転を狙うが決めきれず。東、大森、眷襪蕕流動的にポジションを交換しながらボールを動かすが新潟の守備も固い。1-1のまま前半を終えた。

後半に入っても東京優位の展開。47分、太田のクロスに富樫が中央で合わせるがオフサイド、しかも枠に飛ばず。56分、大森が落としたボールを追って太田が左サイドを裏に抜け、ここからクロス。これにオリヴェイラが頭で合わせてゴール。2-1と逆転に成功する。

さらに60分、再び左サイドの太田からのクロスにオリヴェイラがニアで合わせゴール、3-1とリードを広げる。これで試合の流れは決まった感じがあった。

その後は東京が危なげなくボールを支配、新潟に反撃の機会をほぼ与えず、73分、富樫に代えて米本を投入、眷襪一列上がりオリヴェイラとの2トップに。さらに83分には大森に代えて田邉を投入、危なげなく試合をクローズして東京が3-1で3回戦を突破した。

久しぶりの公式戦だったが、悪くない戦いでしっかり結果を出した。先制を許したのはいただけないが、すぐに追いついて前半を同点で終え、後半の早い時間帯に一気に流れを決め、それ以後はリスクをコントロールしながら勝ちきった。この試合運びは今後に期待が持てる。

CBに入った岡崎も危なげのない出来でまずは合格点。ポテンシャルは高く、既にリーグ戦も出場経験がある。吉本、丸山の穴を埋め、森重、チャンに次ぐ戦力に成長できるか、山田との競争になると思うが可能性は十分に感じさせた。

一方でトップに起用された富樫はアピールできず。ボールを動かしても彼のところでノッキングしてしまうことが多くブレーキになっていた印象。ワンタッチ、ツータッチでシュートまで持ちこむ判断と技術がないと厳しい。永井、前田の欠場でチャンスが回ってきた一方でリンスの加入もあり、主力として定着を目指すなら乗り越えて欲しい。

チャンスをしっかり決めきったオリヴェイラはさすがと言うべきだが、来週の柏戦は期限付移籍の契約により出場できないのが痛い。

今日の試合は格下の新潟が相手ということもあり、先制こそされたものの落ち着いて力を出すことができた。リーグ戦ではこううまくは行かないだろうなと思うシーンもあり、またあと2点くらいは取れたはずなのに決めきれなかった場面もあった。

また、終盤には集中を欠いたプレーも散見され、失点こそしなかったものの詰めの甘さを感じた。まあ、暑かったのはあると思うが、これからますます暑くなる中でリーグ戦が立てこんでおり言い訳にはしにくい。課題はまだまだある。

移籍や負傷で選手層に一抹の不安はあるが、しっかり結果を出したことで、シーズン後半へのベースを確認することはできた。チャンの復帰、リンスの加入を待ち、上積みを期待したい。

評点(評点はドイツ式):
大久保(3.5) ほぼ危なげなし。終盤にスーパー・セーブもあり好調をアピール。
室屋(3) 積極的な突破からチャンスを作った。価値あるアシストを記録。
岡崎(3.5) 落ち着いたプレーで期待に応えた。得点機は決めたかった。
森重(3.5) セット・プレーでのヘディングも健在。東京にはやはり彼が必要。
太田(3) 再三の好クロスで存在感を見せた。プレース・キックも正確だった。
東(3) 積極的にシュートを打って行ったのが奏功。好調を維持できている。
橋本(3.5) 眷襪箸離灰鵐咾妊丱薀鵐垢鮗茲辰拭惜しいシュートあり。
眷(3.5) 中盤でボールをコントロール、トリガーを引く役がハマっている。
大森(3.5) よくボールに触りよく動いた。ゲームを作る働きを見せた。
オリヴェイラ(2.5) 最初のゴールがあまり嬉しそうでなかったのはなぜ?!
富樫(4) 献身的に動いたが怖さは見せられず。もっと思いきりよく行っていい。
===
米本(-) 時間短し。攻撃面で成長が見えた気がした。
田邉(-) 時間短し。

やっぱり東京の試合を見ると上がるわ。



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2018年07月04日 23:23      [posted by der_ball_ist_rund]

【ワールドカップ・ラウンド16】ベルギー 3-2 日本

■2018年7月2日(月) 20:00キックオフ
■Rostow Arena (Rostow)

日本時間火曜日未明3時キックオフ。迷わず録画し、5時に起きて出勤前に見ることにした。延長、PKになっていれば5時に起きた時点でまだ試合は続いていることになるが、その時はそこから見るつもりで5時に起きたら試合は終わっていたので、勝敗は分からないもののとにかく90分で試合が終わったことだけを知って時差視聴に臨んだ。

日本はグループリーグ第3節で温存した選手を戻した格好。相手は優勝候補とも言われるベルギーだが、格下と見られている分、むしろ戦いやすくもある。

川島
酒井(宏) 吉田 昌子 長友
長谷部 柴崎
原口 香川 乾
大迫

日本は立ち上がりからハイプレスを敢行、奪ったボールは手数をかけず前線に展開してフィニッシュまで持ちこもうとする。ベルギーの攻撃にはコレクティブに対応、大きなチャンスは作らせない。

しかし、思い切って圧をかけた序盤に得点できず、15分を過ぎた頃から試合は徐々に落ち着いてベルギーがボールを支配する展開になる。日本は自陣で守備に回る時間が長くなるが、最後の局面で身体を投げ出してゴールを守る。スコアレスで前半を終えた。

後半開始早々から試合が動く。49分、奪ったボールを柴崎が右前線にスルー・パス、裏でこれを受けた原口がGKとの一対一を冷静に決めて1-0と先制する。原口はボールを受けて一瞬切り返しを試みようとしたが結局そのままシュート。あそこで切り返していたらチャンスを逃していたかもしれない。

50分にはポストをヒットするシュートを浴びたものの、52分、敵DFがクリアしたボールを香川が落とし、乾がエリア外からミドルを放つ。完全な無回転となったボールがネットに突き刺さりゴール、日本が2-0とリードを広げる。素晴らしいシュートだった。

後のないベルギーは攻勢に。65分、長身のボランチを投入するなど2枚替えを敢行、ここから少し流れが変わって行く。

69分、日本のゴール前での密集となり、右サイドに流れたボールを敵DFが頭で折り返すとこれがそのままファー・ネットに入ってゴール。ファイン・シュートでなかっただけにショックの大きい失点で2-1と1点差に詰め寄られる。

さらに74分、クロスに中央で合わされ失点、2-2の同点になってしまう。これはもう止めようがなかったと言うべきだろう。これがワールド・クラスということか。もともと上背もあって打点が高かった。

日本は81分、既に一度警告を受けている柴崎に代えて山口を、原口に代えて本田を投入する。その後は互いに勝ち越しを狙って激しく競り合う展開となるが決めきれず。86分には敵の立て続けのシュートを川島がセーブ、意地を見せる。

アディショナル・タイム、正面35メートルほどの位置でFKを獲得、本田がこれを蹴るが、無回転のボールは枠に飛んだものの敵GKにセーブされる。これで得たCKを再び本田が蹴るが、これを敵GKがキャッチ、素早いカウンターとなる。

セット・プレーで前がかりになっていた日本は一歩遅れた対応となり、攻め上がりを許す。最後は左から右にラスト・パスを出され、ニアで敵FWがスルー、ファーを駆け上がった敵FWに詰められて失点、土壇場で2-3と逆転される。

キックオフはさせてもらえたもののすぐに試合終了。日本は一時は2-0とリードしてベスト8進出のドアに手をかけていたが、最後は力の差を見せつけられる格好で惜敗となった。

臆することなく強度の高い試合を戦いきったことに対しては概ね高い評価を受けており、よくやったと思うが、2点を先行しながら最後に逆転を許したことは、まだまだやるべきことが残っている証拠。個の問題なのか、戦略・戦術の問題なのか、連係や規律の問題なのか、分析は必要だが足りないものがあったのは確かだ。

どの失点もその局面だけを取れば防ぐのは難しかったと思うが、そこに至るクリティカルな局面を止められなかったことが失点につながった。決勝点は、その直前の本田のFKがいい感じで枠に行き、セーブされたもののCKを獲得したことで「もしかしたらイケるかも」みたいな欲が出てしまい、それがカウンターへの対応を気持ち遅らせた感は否めない。

まあ、カウンターなので後ろから追いかけるのは仕方ないのだが、GKが前線にボールをスローした時点で完全に気持ちが後追いになってしまい、「ヤバい」というネガティブなイメージのまま対応したことで後手に回ったように見えた。

グループ・リーグを突破し、決勝トーナメント初戦で優勝候補のベルギーにいい戦いができたことは正直想定外で、西野監督の手腕や選手らの頑張りは素直に評価したいが、前回も書いた通り、これらはすべてハリルホジッチ前監督の遺産。それを効率的に運用した西野監督は褒められるべきとしても、結局はそれだけの話。

むしろハリルホジッチ前監督に感謝したいし、結局のところ強度、切り替え、ポジショニング、規律といった現代フットボールの主潮が最も効果的だということが分かった大会だった。次の監督はこれを踏まえたロードマップを作って欲しい。ていうか本当にクリンスマンなのか?!



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2018年07月01日 18:47      [posted by der_ball_ist_rund]

【日本代表】グループリーグ・レビュー

飲み会とかで忙しくて日本代表の試合のレビューまで手が回らなかったのだが、気がつくとグループ・リーグを突破していた。

ザクっと振り返ると、結局はコロンビア戦の最初のPKと敵の退場がすべてだったと思う。もちろん果敢に攻め上がったことが敵のハンドリングを呼びこんだ訳だが、早い時間帯に先制し、さらに数的優位を得たことで、残り時間の戦い方がシンプルになり共有しやすかった。

敵のFKを川島がゴール内に巻きこんでいったんは追いつかれたものの、途中交代で入った本田のCKに大迫が頭で合わせ勝ち越し、2-1で望外の初戦勝利。敵失に助けられ数的優位を得たとはいえ、同点から再度突き放しての勝利で流れをつかんだのは大きかった。

第2節のセネガル戦は2度先行されながら都度追いついての引き分け。川島のうかつなパンチングから先制されたが、乾の1ゴール1アシストの活躍で勝ち点1を得て、グループ首位で最終節を迎えた。

最終節は既に敗退の決まっているポーランド戦。日本は勝利か引き分けで勝ち抜けが決まり、負けてもセネガル×コロンビアの結果次第では勝ち抜けの可能性がある有利な状況。何とか最終戦に勝って帰りたいポーランドとの間で神経質なゲームになった。

日本は大迫、長谷部、乾らをベンチ・スタートとするなど大きくメンバーを入れ替え試合に臨んだが、なかなか流れに乗れず、59分にFKから失点、0-1とビハインドを背負う。しかし、コロンビアがセネガルに対し74分に1-0としたため、日本は0-1のままでも決勝トーナメント進出できることになった。

ここで西野監督は「攻めない」ことを指示、最後のカードで長谷部を投入し、この指示を徹底する。その結果、日本は残り10分をほぼ最終ラインでのボール回しで使い切り、試合には負けたものの決勝トーナメントに進出することになった。

日本とセネガルは勝ち点はもちろん、得失点差、総得点、直接対決の結果でも並び、日本のアドバンテージはフェアプレー・ポイント。ギリギリでセネガルが1点を返したりこの日既に一度警告を受けている槙野がやらかせば日本は引き分けが必要となる訳で、この0-1狙いの対応は批判も受けた。

西野監督は別に「セネガルが追いつくことはない」と単純に考えた訳ではなく、「セネガルが追いつくリスク」と「普通に試合を続けてポーランドに追加点を取られたり槙野あたりがやらかして警告や退場を受けるリスク」とを比較し、前者を取ったということだろう。

もちろんどちらのリスクを取っても裏目に出れば批判は浴びる訳で、指揮官としてはより可能性が高い選択肢を選んだだけのこと。このまま試合が終わることで対戦する両者がアドバンテージを得る場面でこうした時間の使い方をするのは今までも多くの試合であったことだ。

「セネガルが追いつくリスク」をどれだけ大きく見るかにもよるが、責任者としての現実的で合理的な判断であり、特に批判されるようなものではない。「失望した」「フェアじゃない」などの意見が出て議論になったのはむしろ意外だった。

日本は結果として、整理されたポジショナル・プレーから奪ったボールを素早く前線に展開して攻めきるという現代的フットボールができており、これなら何も監督を代える必要はなかったし、こうした戦術にフィットする選手は他にいたと思うが、西野監督が思っていた以上にリアリストであったということだろう。

もちろんこれはハリルホジッチ監督の遺産を食いつぶしているだけで、何かを作り上げている訳ではない。貯金のいちばん効率的な使い方を考えているのが西野監督で、その貯金はハリルホジッチ監督がコツコツと爪に火を灯すようにして積み上げたものだ。今回のワールドカップでどんなにいい結果が出ても、何か空しく、白けた気持ちになるのはそのせいだ。

決勝トーナメントではベルギーと戦う。120分ドン引きで守りきってPKになれば勝機はあるかもしれない。



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2018年06月30日 22:27      [posted by der_ball_ist_rund]

【ワールドカップ第3節】韓国 2-0 ドイツ

■2018年6月27日(水) 16:00キックオフ
■Kasan-Arena (Kasan)

相手の韓国にもわずかながら勝ち抜けの可能性があり侮れない相手。ドイツはこの試合の結果だけではグループリーグ勝ち抜けは決まらず、メキシコ×スウェーデンの結果次第で勝っても敗退の可能性がある一方、負けても勝ち抜けはあり得る。

CBには前節負傷欠場したフメルスが復帰した他、出場停止のボアテングに代わってジューレが先発。また鼻骨骨折のルディに代わってケディラがボランチで先発復帰、さらに前線にはエツィルとゴレツカが先発し、ミュラーがベンチ・スタートに。

ノイアー
キミヒ ジューレ フメルス ヘクター
ケディラ クロース
ゴレツカ エツィル ロイス
ヴェアナー

試合は例によってボールを支配するドイツに対して韓国が積極的なプレスを敢行、取れなければブロックを形成してコンパクトに守るという「ドイツ対策」を忠実に実行して、カウンターからチャンスを窺う。暑さからかドイツの動きが今ひとつ鈍い感じがする。

ドイツは圧倒的なポゼッションで敵陣中心に試合を進めながらフィニッシュまで持ちこめず、逆にカウンターから何度かピンチを招く。前半終了間際の39分にヴェアナーがシュートを放ち敵DFに当たって軌道が変わるが敵GKがセーブ。これで得たCKにフメルスが頭で合わせたがこれもGKに阻まれた。

結局0-0のまま前半を終了。韓国のドイツ対策が効いているが、ドイツも一応学習効果があったかカウンター・ディフェンスには気を使っており最終ラインでしっかり止めることができている。後半スペースができてくれば1点は取れる。前半をしっかり無失点に抑えたのが生きるはずだ。

後半開始早々の48分、キミヒのクロスに中央でゴレツカがヘディング・シュートを放つが敵GKのファイン・セーブに遭う。このタイミングでスウェーデンがメキシコに先制、ドイツは勝たなければならなくなる。

58分、ケディラに代えてゴメスを、63分にはゴレツカに代えてミュラーを投入、おそらくエツィルを一列下げたと思うが、攻撃時には明らかに前に重心がかかるようになる。ドイツはフメルスとノイアーを残して前がかりにゴールを狙いに行く。

韓国は奪ったボールでカウンターを仕掛けるが精度を欠き、フメルスとノイアーの対応もあって決めきれず。一方、このまま引き分ければリーグ敗退となるドイツは何としても1点が必要だが、必死の攻撃も実らず時間が過ぎる。78分、ヘクターに代えてブラントを投入。もうポジションとかよく分からない状態。

試合は6分のアディショナル・タイムに入り、焦りが出る中、韓国のCKからのこぼれ球を押しこまれて失点。0-1となる。一度はオフサイドの判定となったが、VARとなりボールが韓国の選手ではなくクロースが戻したものであることが確認されたためゴールが認められた。

後のないドイツはノイアーがゴールを空にして上がったが、逆に奪われたゴールを無人のゴールに流しこまれて0-2に。試合はそのまま終了し、ドイツはグループリーグ敗退となった。

韓国のドイツ対策に対し、カウンター・ディフェンスは最後まで破綻しなかったが、攻撃では韓国の守備ブロックに手を焼き、得点できなかった。引き分けでは勝ち抜けない状況で、リスクを取って前に出たこと自体は正しい対応で、その意味ではアディショナル・タイムの失点は仕方ない。この時間まで無得点だったことが問題。

この結果ドイツはGグループ最下位。「韓国に負けたこと」「グループ最下位となったこと」はリスクを取った結果が裏目に出たというだけのことなのでことさらに悲観することはない。

しかし、本来ハイプレスから少ないタッチ数でスピード持って押し上げるはずが、なぜか持たされて中央を固められるという「対策」をされてそれを打開できず、まんまとカウンターでやられるパターンを繰り返したのが不甲斐ない。

前節のレビューでも書いたと思うが、初戦でメキシコがドイツ対策を実行、的確なポジショナル・プレーと高い強度、最後まで崩れない規律と走力・体力でドイツの「個の集積」と成熟したコンビネーションに対抗できることを示したのが大きかったと思う。

センター・フォワードがゴメスしかいないドイツは、マメにボールを動かしてブロックを崩そうとし、チャンスは作ったが3試合で2得点、そのうち1点はクロースのFKだったことを考えると、結局流れからはほぼ攻めきれなかったということ。

情けない敗戦だが受け入れるしかない。ここから何を学ぶか、高過ぎる授業料の元は取らねばならない。



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2018年06月24日 21:35      [posted by der_ball_ist_rund]

【ワールドカップ第2節】ドイツ 2-1 スウェーデン

■2018年6月23日(土) 20:00キックオフ
■Olympiastadion (Sotschi)

日本時間では日曜日未明3時のキックオフ。録画して日曜日の朝6時に起き、録画を時差視聴した。

ドイツは初戦でメキシコに敗れており、この試合に負けるとグループリーグ突破がなくなる崖っぷち。最低でも引き分け、現実的には勝利が必須であり、強いメンタルを発揮しなければならない。スウェーデンは初戦で韓国に勝っており、厳しい戦いになることが容易に予想される。

ドイツはフメルスが負傷欠場となった他、プラッテンハート、ケディラ、エツィルらをベンチに下げ、リュディガー、ヘクター、ルディ、ロイスをそれぞれ起用した。

ノイアー
キミヒ ボアテング リュディガー ヘクター
ルディ クロース
ミュラー ロイス ドラクスラー
ヴェアナー

試合は序盤からドイツが圧倒的にボールを支配して押しこむ展開に。ほぼスウェーデン陣内でのハーフ・コート・マッチになる。前節と異なり早めにボールを前に当てて手数をかけずにフィニッシュまで持ちこむ意識はあって、何度か決定機も作るものの敵GKの好守もあり決めきれない。

一方でボール・ロストからはスウェーデンのカウンターが厳しく、何度か決定的なシーンを作られる。12分には裏に抜け出されそうになるがボアテングが対応して何とか事なきを得る。スウェーデンはボアテングのチャージがファウルだとしてPKを要求したが容れられず。リプレイを見たが微妙な感じ。

25分、ルディが敵との接触で鼻から激しく出血、治療を試みたが結局31分、ギュンドアンと交代する。おそらく鼻骨骨折ではないかと思う。ルディが治療のためにピッチから退いたことで一時的に一人少ない状態となり、ドイツの攻撃はいったん停滞する。このアクシデントは痛かった。

シンプルに縦を使っていたルディから、ボールを持って散らすタイプのギュンドアンにボランチが交代したことでドイツの推進力は弱まる。守備の約束ごともルーズになったか、32分、奪われたボールを裏に放りこまれ、対応したリュディガー、飛び出したノイアーのどちらもボールに触れずループ・シュートを決められてしまう。

圧倒的にボールを保持して攻めこんでいたにも関わらず、カウンターから0-1と先制を許し前節の再現を見るようなイヤな感じに。ドイツの攻撃は明らかに不安定になり、逆に再度のカウンターを許しあわや追加点を入れられそうになるシーンも。序盤の勢いから激しく失速して、何とか0-1で前半を終えた。

後半からドラクスラーに代えてゴメスを投入、ヴェアナーが左シャドウにスライドする。するとヴェアナーの左サイドのでの仕掛けがアクセントとなり、攻撃に流動性が生まれる。48分、左サイドからヴェアナーが放りこんだクロスに、中央でロイスが合わせてゴール、ドイツがこの大会初ゴールで1-1と同点に追いつく。

当たったのは膝だったが、何であれようやくゴールが生まれたことでほぐれたか、ここからはドイツが再び攻勢に。中央にゴメスというターゲットが入ったこともあり、ヴェアナーとヘクターのコンビネーションが機能するがやはり決めきれず。

82分、ボアテングが2度目の警告を受け退場に。引き分けでは足りず、逆転を狙うドイツとしては厳しい展開になる。クロースを最終ラインに下げるかCBを投入するかと思ったがキミヒを下げて対応。87分には最後のカードでヘクターに代えてブラントを投入、リスクを取ってあくまでゴールを狙いに行く。

88分にはゴメスのヘディング・シュートが枠に飛ぶがGKの好セーブに防がれる。アディショナル・タイムにはこぼれ球にヴェアナーがダイレクトで鋭いミドル・シュートを放つがポストに嫌われる。

5分と表示されたアディショナル・タイムもほぼ経過したところで、ラスト・プレーになると思われるFKをエリア左で得る。クロースがロイスに小さく出し、ロイスが止めたボールをもう一度クロースが蹴ると、ボールは壁を越えてファーのサイドネットに突き刺さりゴール、ドイツが土壇場で2-1と逆転に成功する。その後の時間をしのぎドイツが劇的な逆転勝ちを挙げた。

序盤から圧倒的に攻めながら決めきれず、逆にカウンターから失点するなど既視感のある展開になったが、後半開始早々に得点できたことが大きかった。クロースのFKはでき過ぎの感もあるが、なかなかゴールを割ることができない中でも焦れずに戦い続けたことが最後に報われた形。

この試合もシュート数18-7、CK8-3、ポゼッション76-24と数字上は一方的だが、実際にはこのような形での接戦、辛勝となるところがメキシコ、スウェーデンの狙いであり逆にドイツとしては戦い方を見直すべきところ。スウェーデンは身長も高く、中央を固められると単純なクロスではなかなか打開できなかった。

苦しみながらも最後に結果を出すところはドイツらしいが、ボアテングは次節出場停止で、ルディもおそらく出場は難しいと思う。韓国戦はまた違った戦いになるだろうが、持たされたときの対応は考えておかなければならない。

グループFはドイツとスウェーデンが勝ち点3で並んでおり、仮に最終節でスウェーデンがメキシコに勝てば、ドイツは韓国に勝った上で、得失点差でスウェーデンを上回らなければならない(現状はどちらも得失点差0、総得点2)。

スウェーデンの相手であるメキシコは既に勝ち抜けを決めており、メンバーを落としてくることも考えられるので、ドイツは韓国に複数得点差をつけて勝つことが必須と思っておいた方がいいだろう。最終的に成績が並べば直接対決で勝ったドイツの勝ち抜けになるが、まずは勝つことを第一に考えなければならない。



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2018年06月24日 00:23      [posted by der_ball_ist_rund]

【ワールドカップ第1節】ドイツ 0-1 メキシコ

■2018年6月17日(日) 17:00キックオフ
■Luschniki (Moscow)

いよいよワールドカップが始まったのだが僕的にあまり盛り上がらないのはなぜなのか。まあ、日本代表には長友と武藤がいるもののFC東京からは誰も出てないし、ドイツ代表にもギンターは選ばれたもののベンチ、シュティンドルは直前のケガで出られないなど、どうも今ひとつ入れこめない。

とはいえ、実際に始まってみると日本やドイツとは別に面白い試合も多く、スイス代表にはグラードバッハからゾマー、エルヴェディ、ツァカリア、ドルミッチと4人が選出されている上、シャカが主力で10番を背負っているなど見どころもそれなりに出てきた。

この試合は日本時間の日曜日未明0時のキックオフだったのでリアルタイムで見た。布陣はこんな感じ。

ノイアー
キミヒ ボアテング フメルス プラッテンハート
ケディラ クロース
ミュラー エツィル ドラクスラー
ヴェアナー

試合の流れをザッと概観すると、なかなかペースを作れないドイツに対し、メキシコが中央を固める堅守で対抗、奪ったボールを素早く前線に展開して果敢にチャレンジする流れになる。

ドイツが試合に入りきれないまま35分、ボール・ロストからカウンターを浴び失点、0-1とされてしまう。前に出るしかなくなったドイツは積極的に攻撃を仕掛けるものの、リードを得て守備を固めるメキシコを相手に攻めきれない。

後半に入り、ケディラに代えてロイス、プラッテンハートに代えてゴメス、ヴェアナーに代えてブラントと攻撃的な選手を投入し、最後はセット・プレーにノイアーも上がってそう攻撃を試みたが奏功せず。0-1で初戦を落とした。

シュート数26-13、CK8-1、ポゼッション66-34と圧倒的にドイツが攻め、終盤にはブラントのシュートがポストに嫌われるなど得点機もあったが結果的にゴールが遠かった。

この試合を見ていて感じたのは、審判の基準が独特というかブンデスリーガとはかなり異なっており、特にイーブンでボールに行ったケースでは、結果的にファウル相当のボディ・コンタクトがあったとしても、特に不用意、無謀、過剰な力とまでは言えないケースには相当寛容だったということ。

これは今回の大会を通じて感じられることで、最初この基準に慣れないドイツの選手がセルフ・ジャッジとのギャップに戸惑い、フラストレーションを募らせたのは見ていて分かった。典型的だったのはクロースがチャージを受け当然ファウルだろうとプレーを止めてボールを抱えたところでハンドリングを取られたケース。

こうして試合に入れないまま先制を許したことがほぼすべてであり、メキシコが一筋縄では行かない相手なのは最初から分かっていたことで、その相手にこうしてつけいる隙を与えてしまっては修正は難しかった。数字上はボールを支配しているが、試合の主導権は最後まで握れなかったと言うべきだろう。

ポゼッションが高くなったのは、メキシコが敢えてドイツにボールを持たせ、自陣中央を固めて最後のところで防衛する戦略を取っていたためであり、ドイツがことさらにポゼッションを意識していたということではないと思う。むしろポゼッション・ゲームとして引いた相手を崩す工夫という点では多彩な攻撃を見せたしチームとしての意志も感じられた。

短期決戦の初戦に負けたのは星勘定的には極めて痛いが、リカバーは可能であり悲観することはない。次節、スウェーデンも強敵ではあるが、この試合に勝たなければならないのは自明であり、これまでの準備を信じて闘う以外にすることはない。



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2018年06月07日 23:10      [posted by der_ball_ist_rund]

【天皇杯2回戦】FC東京 4-2 流経大ドラゴンズ

■2018年6月6日(水) 19:00キックオフ
■味の素スタジアム

あいにくの雨となった水曜日の夜、今季の天皇杯初戦だ。僕は飲み会があるため現地観戦は諦め、NHK-BSの中継を録画して、帰宅後に見た。結果情報は何とか遮断したまま家にたどり着いた。

リーグ戦はワールドカップを控えた中断期間に入っており、天皇杯は代表招集選手を欠いた状態での戦いとなるが、東京からは日本代表に招集はなかった。相手は流通経済大学ドラゴンズ龍ヶ崎。流経大のセカンド・チームと紹介されていたが、大学リーグとは別にJFLに参加するチームであり茨城県の代表。カテゴリー的には格下だが侮れない相手だ。

東京はチャンが韓国代表に招集されたため不在だがそれ以外はベスト・メンバーと呼べる布陣。CBには丸山が先発した。


室屋 森重 丸山 太田
大森 眷襦ゞ極棔‥
オリヴェイラ 永井

試合は序盤こそ流経大が積極的に高い位置からプレスを敢行して押しこむが、この局面をしのぐと次第に東京が主導権を握る。

10分、太田の左CKに中央の森重が合わせきれずファーにこぼれたところをオリヴェイラがシュート。これはGKにセーブされたが、こぼれ球のクリアが中途半端でゴール正面の橋本の足許に。これを橋本が押しこんで東京が1-0と先制する。

その後も東京が優勢に試合を進め、守備の局面でもしっかりとブロックを形成してチャンスを作らせない。30分、太田の左CKに丸山がニアで合わせるがボールは惜しくもバーを直撃。

36分、波状攻撃から大森の落としを受けた太田が左サイドからクロスを入れる。ニアの永井がスルーすると中央でフリーの眷襪難なくこれを流しこみ2-0とリードを広げる。その後も危なげない試合運びで、2-0で前半を終えた。

後半になると流経大が改めて前に出てくる。2点のリードがある東京はムリをせず自陣での守備戦となったが、56分、敵CKからのクリア・ボールを拾われ、エリア外からミドル・シュートを放たれる。これが敵FWに当たって軌道が変わり、林が逆を衝かれて動けず失点、2-1と1点差になる。シュートが敵FWに当たったのは不運だったが、やや受けに回り過ぎた感はあった。

59分、左サイドからの太田のFKに、エリア内で丸山が合わせに行くが、これと競った敵DFの腕にボールが当たったとの判定で東京がPKを得る。60分、これをオリヴェイラが蹴るが、敵GKにセーブされてしまう。流れを引き戻すチャンスだったがここから流れがおかしくなる。

66分、敵陣でボールを失いカウンターを浴びる。裏にスルー・パスを出され、オフサイド・トラップをかけられず後ろから追う格好になってしまう。敵FWは林との一対一を冷静に決めて2-2と同点。試合は振り出しに。PKの失敗が悔まれる。

ようやくエンジンのかかった東京は、69分、敵ゴール前で細かくパスをつなぎ、最後はフリーになった大森が至近距離からシュートを放つが枠に収まらず。

83分、大森と永井に代えて田邉と富樫を投入。延長戦が近づく85分、室屋の右サイドからのクロスに、中央のオリヴェイラがヘディングで合わせる。ボールはGKの前にいた敵DFの股を抜けGKの手を弾いてゴールに。東京が土壇場で3-2と勝ち越す。

さらに88分、東のキープから右サイドを猛然と駆け上がった室屋にボールが渡り、室屋の低い弾道のクロスに再びオリヴェイラがジャンピング・ヘッドで合わせゴール。4-2とほぼ試合を決めた。

東京は試合をクローズ、一時は追いつかれたものの最後は貫録を見せて突き放し、3回戦にコマを進めた。

序盤、敵の出方を見ながら調整し、主導権を握ってセット・プレーから先制、流れから加点したところまではよかったが、後半、モラルを上げてきた敵に対し受けに回って失点、PKで突き放すチャンスがあったのに決められず、逆に追いつかれたのはあまりに拙い試合展開だった。

一方で、以前の東京ならここで浮足立ち、無駄なミスが出て逆転を許すような試合も少なくなかったが、ここを冷静に戦い、終盤、ワンチャンを決めきる強さを見せることができたのは、格下相手であることを割り引いても大きな自信になった。結果が出たことで「やり続けること」の重要さが体感できたはずだ。

試合運びの拙さに加え、後ろを取られた時のカウンター・ディフェンスの脆さも課題の一つだ。長谷川監督が「75分までは寝ていた」と言うように、ピリッとしない時間帯があったことは事実。トーナメントなのでまずは勝ったことが重要だが、勝って次に進めたからこそ、もう一度よく見直すべき問題を抽出しなければならない。

やはり、この試合のように終盤どうしても1点が欲しい状況で、切り札となるスーパー・サブが我々にはいない。ここの補強はあっていいと思った。ブレイク中の課題の克服と補強に期待したい。

評点(評点はドイツ式):
林(4) 失点はいずれも責められない。雨の中難しい判断を迫られる試合だった。
室屋(3) 終盤の2アシストは見事。特に4点目の駆け上がりで存在価値を示した。
森重(4) 裏をヤられた2失点目は最終ラインとしてどうだったのか。
丸山(4) バーをヒットしたヘディングは惜しかった。計算できる戦力。
太田(4) クロス、プレース・キックで存在感。復調しつつある。
大森(3.5) シュート・チャンスは枠に飛ばしたかった。今日もよく走った。
橋本(4) 後半は彼の両脇を縦に使われた。先制点はよく足が出た。
眷(3.5) 密集の中での落ち着き、技術が際立っていた。配球もよかった。
東(3.5) 地味に走り続けた。躍進の立役者の一人。ボールを動かせる人。
永井(4) 特長を生かしてボールを追い、敵の守備に嫌がられた。
オリヴェイラ(2.5) PK失敗を帳消しにする2ゴール。まだまだポテンシャルある。
===
田邉(-) 時間短し。
富樫(-) 時間短し。

次の試合は7月11日の天皇杯3回戦、相手は新潟に決まった。



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2018年06月03日 00:33      [posted by der_ball_ist_rund]

【FC東京】シーズン前半レビュー(2)

前回はここまでの戦いをザッとレビューしたが、今回はその中で残されている課題について見ておきたい。

攻撃面では、積極的な守備と素早いポジティブ・トランジションからスピードを持って縦に出す意識が徹底され、眷襪離僖構个靴らオリヴェイラのキープ、永井のスピードと特長を生かしながら攻撃ができている。また、ここにきて太田のプレース・キックやクロスもようやく精度が上がってきた。

しかし、こうした攻撃の型が機能しないとき、あるいは先制を許し何としても得点が欲しい時の次の手がなかなか見えづらいのも事実。FWのセカンド・チョイスは現在のところ前田と富樫だが、前田は前線でのハード・ワークでチームへの貢献は大きいものの、必殺ストライカーという意味では衰えなのか目に見える結果が出ていない。

富樫も彼さえ出てくれば大丈夫という強みを印象づけるところまでは至っておらず、まだまだこれから使われる中で積み上げて行くという段階。オリヴェイラ、永井のオルタナティブとして、また前田、富樫との競争という意味でも、あと一人実績のあるストライカーが欲しい。スーパー・サブと呼べる選手がいない。

ここまでリーグ戦21得点のうち、オリヴェイラが9得点、永井が4得点、東が3得点と、この3人で16得点を挙げており、FWが得点するのはいいことだが、得点パターンが少ないのは決してポジティブではないしケガも怖い。ブレイク明けの柏戦は期限付移籍の付帯条項でオリヴェイラが出場できない。得点パターンの多様化は絶対に必要だ。

守備面では前回も書いた通り、森重とチャンという鉄壁のCBに丸山というぜいたくなバックアップまでいる割りに失点が多いのが気になる。基本的にはコンパクトな4-4-2でしっかりブロックを形成するコレクティブな守備ができているし、ネガティブ・トランジションもスムーズだと思うのだが、背走しながらの守備、カウンター・ディフェンスに問題を抱えているように見える。

5月に入ってクリーン・シートが3試合続いているのはいい兆候だが、チャンが意外とやらかしたり、森重の動きが重かったりする試合が散見された。GKとのコミュニケーションを含めて再点検することは必要だと思う。

今までなら終盤に失点して勝ち点を落としたり、ずっと攻めているのにうかつなトランジションの遅れなどからワンプレーで失点したり、詰めの甘いところがあったのが、今季はそういうメンタル・コントロールのようなものがずっとしっかりした印象がある。これは長谷川監督の力だと思うが、最後まで集中を切らせず、勝てないまでもスコアレス・ドローで勝ち点1を積み上げるような戦いができるようになってきている。

しかし、それでも得点の直後に失点したり、5月の公式戦は1勝2敗3分(リーグ戦1勝3分)と失速気味だったりと、まだまだチームとしての幅や奥行きの足りなさを実感することがあるし、これは簡単に解決することではないにしても、上を狙うなら筋トレみたいに少しずつしかし着実に積み上げて行くべきこと。

そういう意味では我々はまだまだ発展途上のかなり手前の段階にいるのに過ぎないし、何も成し遂げた訳ではない。今後、他のクラブから対策され、準備された時に、それを上回る伸びがなければ我々のシーズン後半は厳しいものになるだろう。ていうか対策されるから厳しい戦いになるのは目に見えている。

そして、そのために必死で上積みをして行ったとしても、必ず壁にぶち当たり、思うように行かなくなる時期がくる。我々に問われるのは、そういう逆境の時期に簡単に投げ出さず乗り越えるだけの強さをそれまでに身につけているかということであり、それができなければ、いい時はいいがダメなときに踏ん張りの効かないクラブのままになってしまう。

真価を問われる局面は必ず来る。そこをくぐり抜けなければ上には行けない。今、最大のリスクは、ここまでの結果に満足することだ。



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2018年05月30日 23:03      [posted by der_ball_ist_rund]

【FC東京】シーズン前半レビュー(1)

Jリーグは15試合を終えた時点でワールドカップのための約2カ月のブレイクに入った。ほぼシーズンの半分を戦い終えた訳だが、東京はここまで8勝3敗4分、勝ち点28(1試合あたり1.87)で暫定2位(1試合消化の少ないセレッソ大阪の成績次第では3位の可能性あり)。マッシモ・フィッカデンティが指揮を執った2015年以来の好成績となっている。

昨季15試合消化時点では7勝5敗3分で勝ち点24(1試合あたり1.60)の7位だったので、そこまで大きな差がある訳ではないのだが、今季は非常にうまく行っている印象があるし、見る方としても自信と確信を持って観戦できている。それはなぜだろうか。

最も大きな要因は、監督に対する信頼感だと思う。昨季は大型補強と騒がれ、実際大久保や眷襦⇔咫太田らを獲得、さらにウタカまで獲ってメンバーを固めたが、監督は前年、成績不振で解任となった城福監督の後を受けて就任した篠田監督の留任。前年の戦績は確かに悪くなかったが、実績はあるがアクも強い選手を使いこなしチームをタイトルに導く実力があるかは未知数、はっきり言って疑問だった。

それに対して今季は、昨季終盤から監督探しに着手し、リーグ優勝経験のある長谷川監督を招くことができた。しっかりとした自分の言葉を持ち、おそらくはチームの中においても、外に対しても、明快で一貫したメッセージを発することができる、リーダーとしての資質を具えた人物だと僕は思っている。

開幕当初こそもたついたが、出遅れが致命的になる前に結果が出たのは大きかった。その後は週2試合のスケジュールが続く連戦の中で、リーグ戦とカップ戦のターン・オーバーで競争を維持しながら戦いきった。サブ中心で挑んだルヴァンカップはグループリーグ敗退となったが、リーグ戦では上記の通りの結果を出している。

きちんとした意図を持ち、その意図に沿ったアクションを起こして、想定した結果を出す、それがまた次の戦術につながって行くという一連のサイクルが機能していると実感できることが長谷川監督への信頼につながり、今季は何かええ感じやんけという手ごたえとして実感できているのだろう。

長谷川監督の戦略はシンプルだ。チーム作りにあってはフェアな競争を促し、名前や経験に関わらずチャンスを与え、序列が都度変動する。太田と小川の競争、岡崎の抜擢、トップの試行錯誤からのオリヴェイラと永井の組合せの「発見」、開幕当初は構想外かと思われた田邉の巻き返し、東の覚醒、眷襪遼槊里琉き出しなど、長谷川監督の采配がチームを活性化したのは明らかだ。ダイヤモンド型の中盤を試したが今イチフィットしないと見ればすぐに路線を変更する柔軟性もある。

ゲームにあっては労を惜しまないハイプレスからスピードを意識したショート・カウンター、球際、終盤まで崩れないコレクティブな布陣など、「ポゼッション」以降の現代フットボールの潮流に沿ったベーシックなもの。それが、強度を持ってやりきる、サボらないという厳しさ、規律に下支えされることで機能し、さらに結果が出ることで強化されるという好循環に入っている。

個別に見ればやはりオリヴェイラと永井の2トップが効いている。オリヴェイラの身体の強さ、ボールを収め、守り、運ぶ技術の高さは特筆に値する。昨季の柏での使われ方があんまり記憶にないのだが、近年の外国人FWの中でも傑出しており、何としても完全移籍で獲得したい。永井についてもサイドよりトップ起用の方が生きると言い続けてきたのが報われて嬉しい。眷襪ムリめのパスを出してもきちんと追いついてチャンスにするのは永井の使い方として絶対正しい。

眷襪昨季の守備的な位置づけから、ボランチを定位置としながらもかなり自由に上がってパスの出し手の役割を担っているのも大きい。そしてこれができるのは眷襪上がった時に橋本がバランスを取ってボールを受けているのと、ネガティブ・トランジションにおいて眷觴身がファースト・ディフェンダーの役割を想定以上にマメに、効果的にこなしているからでもある。

そして、何より大森、東の存在が大きい。驚異的な運動量でボールを動かし、攻守に大きな役割を果たしている。このポジションの代えがないのがリスクだったが、ここに来て田邉がそのオルタナティブとして力を発揮している。スペインから帰国後の田邉は、もともと具えていた技術に加え、ツボを押さえ緩急のあるプレーを身につけて頼りになる選手に成長している。使わないともったいない。

最終ラインは何気に失点が多いのが気になるが、これはブレイクの間に集中的に修正したいところ。森重、チャンのCBがいいのは当然としても、バックアップとしての丸山の危機感、試合に出た時の安定感がいい。室屋は一度ベンチを経験して再覚醒したし、太田もようやく調子が出てきた感がある。岡崎、小川も含めていい競争ができている。

こうやって見ると、内容は何であれまずは結果にこだわり、好循環の中で課題を修正して行くという考え方の順番はやっぱり正しい。

長くなったのでブレイク明けに向けた課題は次回にしよう。



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2018年05月20日 21:31      [posted by der_ball_ist_rund]

【Jリーグ第15節】鳥栖 0-0 FC東京

■2018年5月20日(日) 15:00キックオフ
■ベストアメニティスタジアム

鳥栖でのアウェイ・ゲームなので自宅DAZN観戦。現地は好天だがときおり強い風が吹いていたようだ。

ワールドカップによる中断前、2か月続いた連戦の最後の試合となる。東京は2位を維持しているが、5月に入って公式戦5試合で1勝2敗2分、リーグ戦でも1勝2分と戦績は停滞している。また週央のルヴァンカップでは、メンバーをターン・オーバーしたとはいえ仙台に苦杯を喫してもいる。いい形で中断期間に入るためにも、また下位相手に勝ち点を取りこぼさないという意味でも、アウェイながら勝ち点3をきちんと積み上げたい試合だ。

チャンが前節負傷、大事を取って出場を回避し、丸山がDFにラインに入った他は、前節と同じメンバー。


室屋 森重 丸山 太田
大森 橋本 眷襦‥
オリヴェイラ 永井

試合は拮抗した立ち上がり。互いにシンプルに前線にボールを当てる戦術で、中盤で激しい主導権争いとなる。5分、オリヴェイラが敵からボールを奪うとそのまま持ち上がって右サイドからエリアにカット・インするが中央にボールを送るがGKにセーブされる。

12分、オリヴェイラが敵のボールを奪いエリア外からシュートを放つが枠に収まらず。オリヴェイラの奮闘が光るが、敵も強力なFWを揃えておりゴールに迫られるシーンも。シュートは林がセーブするが気を抜けない拮抗した展開。

18分、眷襪ら縦パスを受けたオリヴェイラが反転してエリア外からシュートを放つがボールはゴール右へ。25分ごろ、互いのファウルとその判定を巡ってエキサイト、もみあいとなる。激しい競り合いが続く。

39分、右に開いた永井がクロスを送ると中央の東がスルー、ファーでこれを受けた太田が左足に持ち替えてシュートを放つが敵GKの正面に。アディショナル・タイムには左サイドから東がクロスを入れ、大森がミドルを放つがバーの上。スコアレスで前半を終えた。

拮抗した戦いで互いにチャンスを作ったが決めきれず。規律ある戦いはできているが前半の内に先制したかった。後半も守備のベースを崩さず、チャンスを決めきりたい。

後半に入ると東京がボール支配して鳥栖陣内中心に試合を進めるようになる。46分、太田が遠目から狙うが敵DFに当たりGKがキャッチ。49分、永井のスルー・パスを東が裏で受けてGKと一対一になったがオフサイド。

52分、東からパスを受けて中央に切れこんだ室屋が永井とのワンツーでゴール正面に飛び出しシュートを放つが敵GKにセーブされる。絶好機だったがシュート・コースがやや正直過ぎたか。崩して一対一になるところまでは完璧だった。

54分にはオリヴェイラからのスルー・パスを受けた大森がシュートを放つがこれも敵GKがセーブ。東京が後半開始から攻勢に出て鳥栖を押しこみ、チャンスを作って得点の気配は濃厚だが決めきれない。

65分、室屋と敵DFが小競り合いになり双方に警告。室屋のファウルの後、敵DFがプレーとは関係のないところで報復気味に室屋を突き飛ばしており、敵DFは退場でもおかしくなかった。

67分、左サイドの太田からのクロスに東が頭で合わせるが枠に飛ばず。70分には右サイドの室屋からのクロスに再び東が頭で合わせるがこれもバーの上。

73分、大森と永井に代えて田邉と前田を投入。76分、右寄りの眷襪裏にコントロールしたクロスを放りこむと、ここに駆けこんだ田邉が頭で合わせるが敵GKにセーブされる。いいコースにきれいに飛ばしたがGKの反応が鋭かった。

85分、右寄り35メートルほどのFKを太田が直接狙うがこれも敵GKがセーブ。コースはよかったが勢いが足りなかったか。終盤はほぼ一方的な展開となり、東京が波状攻撃を仕掛けるが、敵GKの好セーブもありゴールを割ることができない。

アディショナル・タイム、ドリブルで持ち上がった田邉が前田にラスト・パス、前田がこれをシュートするが飛び出した敵GKにセーブされる。結局最後まで1点が遠く、スコアレス・ドローとなった。

前半は敵の強力な外国人FWに手を焼き、チャンスも作られたが、規律ある戦いでしのぐと、後半は主導権を握り、ほぼフィニッシュまで持ちこませない展開に。攻撃面でも再三得点機があったが最後のところで敵GKに阻止され、勝ちきれなかった。

現在の順位やチーム状態、試合内容からしても勝たなければならない試合で、イーブンな引き分けではなく、鳥栖にとってラッキー、攻め続けた東京にとっては残念というしかない引き分けだった。

もちろん長いシーズンにはこういう試合もあるものだし、それでもお粗末な失点なくクリーンシートをキープ(リーグ戦4試合連続)できたのはポジティブな材料だが、長谷川監督が試合後にコメントしていた通り、本当に強くなるためにはこういう試合でも最後のところをきちんと決めきる力がなければならないということ。

これも監督コメントだが、まったくチャンスがなかったのならともかく、きちんとチャンスを作り、枠にシュートも飛ばしていただけに、1点も取れず勝ち点1にとどまったことは悔しく、残念だった。強くなりたいのなら、「敵GKが当たっていた」「惜しかった」で済ませてはいけない試合だと思う。

シュート数15-7、CK11-4、ポゼッション61-39と数字的にも圧倒した試合だけに、上位で厳しい戦いを続けるクラブとしては勝たなければならなかったし、足りなかった部分は中断期間でしっかり修正する必要がある。

これで東京は中断期間前のリーグ戦を終了、15試合を戦って8勝3敗4分で勝ち点28(1試合あたり1.87)の暫定2位となった。とはいえ1試合消化の少ないセレッソ大阪の試合結果では3位になる可能性があり、また5位との勝ち点差は2と上位は接戦。一方で首位広島とは依然勝ち点差が9。我々はまだ何もなしとげてはいないし、手放しで喜べる状況ではもちろんない。

中断期間明けには出遅れているクラブの巻き返しも予想され、東京も中断期間中にさらなるレベルアップを図らないと今のポジションを維持できる保証は何もない。ただ、その意味では足許リーグ戦4試合で1勝3分と失速状態になり、最後の一戦で攻めきれずスコアレス・ドローに終わったことは、課題を明確にし、危機感を持つ意味でよかったのかもしれない。

ここまでの戦いについては別稿でレビューしたいが、まずは想定以上の結果を出しているということ、しかし課題はまだまだあり向上の余地も大きいことを確認しておきたい。

評点(評点はドイツ式):
林(3.5) 前半のピンチをしっかりしのいで試合を締めた。後半はヒマだった。
室屋(4) いい駆け上がりあり、守備でも貢献。クロスの精度がもう少し上がれば。
森重(3.5) 代表落選で腹をくくったか、いつになく前に出ていたように思った。
丸山(3.5) 判断がよくなりリスクを見極めた守備ができている。成長著しい。
太田(4) FKは惜しかった。流れからの攻撃参加にもスムーズさが出てきた。
大森(4) ハードワークで試合を作った。そろそろゴール欲しいな。重要な存在。
眷(3.5) オリヴェイラへのスルー・パスに愛を感じる。真価を発揮している。
橋本(4) 状況を見極めてメリハリのあるプレーができている。成長している。
東(3.5) いつの間にか不可欠なピースになった。本来代表級の選手のはず。
オリヴェイラ(3) 取り敢えず預けとけ、が戦術になるのは本当に大きい。
永井(4) 今日は走れるスペースがなかった。密集でも仕事できれば代表だ。
===
田邉(3) ここへ来て存在感急上昇中。オレは断固として草民を推す。
前田(4) 最後のチャンスは決めたかった。使われ方キツいがゴールが欲しい。

神戸がイニエスタ獲得して外国人枠いっぱいになったらウェリントンくれないかな〜。オリヴェイラ、永井が不発の時のスーパー・サブが1枚欲しい。



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2018年05月17日 22:41      [posted by der_ball_ist_rund]

【ブンデスリーガ第34節】HSV 2-1 グラードバッハ

■2018年5月12日(土) 15:30キックオフ
■Volksparkstadion (Hamburg)

最終節ということで前節に続きすべての試合が土曜日15:30のキックオフ。DAZNでリアルタイム観戦した。

グラードバッハはわずかにEL出場の可能性を残しているが、そのためにはまず勝つことが必要。その上で他のスタジアムの結果を見るしかない訳だが、そう都合よくライプツィヒとフランクフルトとVfBが揃って負けてくれるとも思えない。まずは目の前の試合に集中しよう。

一方のHSVはブンデスリーガの歴史上初めての降格の危機に瀕しており、この試合に勝てばヴォルフスブルクの試合結果次第で入れ替え戦に回る可能性があるが、負けると自動降格となる。やりにくい試合になりそうだ。

グラードバッハは前節警告累積で出場できなかったフェスタガード、クラマー、ツァカリアが先発に復帰、ヤンチュケ、キュイザンス、シュトロブルはベンチ・スタートとなった。

ゾマー
エルヴェディ ギンター フェスタガード ヴェント
ホフマン クラマー ツァカリア アザール
ラファエル ドルミッチ

とにかく勝つしかないHSVは序盤から果敢に前に出る。グラードバッハはこれを受けて立つ格好になり、自陣での守備戦となる。9分、敵のシュートをツァカリアがエリア内でブロックするが、これがハンドだとHSVが抗議。ビデオ判定となりHSVにPKが与えられる。

11分、これを冷静に決められて0-1と先制を許す。リプレイも見たが、体側から離れたひじにボールが当たっており仕方ない判定か。至近距離であり意図的に手を出したプレイではないと思ったがやむを得ない。

その後はグラードバッハも前に出ようとするが、HSVのハイプレスに苦しめられなかなかボールを運べない。逆にリードを奪っても積極的に攻撃を仕掛けるHSVと消耗戦を強いられる。

しかし、28分、ドルミッチがアザールとのワンツーで裏に抜け出すと一気にカウンターで独走、最後はGKとの一対一から冷静に流しこみゴール、1-1と同点に追いつく。その後も拮抗した戦いが続くが同点のまま前半を終えた。

後半に入っても勝ち越しの必要なHSVが攻撃的に仕掛ける。ゾマーのセーブもあってゴールは守っているが形勢はよくない。57分、ツァカリア、ホフマンに代えてキュイザンスとトラオレを投入。

60分、ヴェントのシュートが敵DFの腕に当たってGKにセーブされるシーンがあったがハンドとはならず。63分、ドリブルでペナルティ・エリアをえぐられ、ラスト・パスに合わされて失点、1-2と再びリードを許してしまう。

71分、敵FWがこの試合2度目の警告を受け退場、グラードバッハは数的優位を得る。78分、アザールに代えてグリフォを投入し、再度の同点、そして逆転を狙いに行くが効果的な攻撃を繰り出すことができないまま試合は終盤へ。

この時点でヴォルフスブルクは勝っており、HSVはこの試合に勝っても降格となる可能性が高まる。するとアディショナル・タイムに入ったところで、スタンドから発煙筒が投げ込まれて真っ黒な煙を噴き上げ、HSVゴール裏でももうもうと黒煙が上がって試合続行ができない状態に。警官隊がピッチに導入され、試合は中断を余儀なくされる。

爆竹の音もとどろき、警察犬部隊、騎馬警官隊なども導入されて場内はただならぬ物々しい雰囲気に。中断は15分以上に及んだが、おそらくゴール裏で騒いでいた連中が排除されたらしく、最後は警官隊をいったんピッチの外に出し、選手を戻して試合を再開、直後に試合終了となった。

HSVは勝ったものの降格、グラードバッハは負けて当然ELを逃し、最後はサポの狼藉で中断を余儀なくされるという残念な試合となった。

これで2017/2018シーズンは終了、グラードバッハは13勝13敗8敗で勝ち点47(1試合あたり1.38)の9位となった。まあ、この成績で順位表の上半分にいられるのはラッキーとしか言いようがない。

詳しくは改めて総括したいが、ケガに泣かされ、既に完成しているはずの連係も人の頻繁な入れ替わりでフルに機能することがほとんどなかった。シーズン前半は13節の1試合あたり勝ち点1.85、15節時点で4位と悪くなかったが、ウィンター・ブレイクをはさんで失速、ブレイク明けは勝ち点19(1試合あたり1.12)しかブックできなかった。

もどかしく、盛り上がりに欠けたシーズン。捲土重来を期そう。

ディーター・ヘキング監督談話:
「まったくもって簡単な仕事ではないことはあらかじめ分かっていた。試合の入りは我々の予想と異なっていたので、我々はあまりに受け身になってしまった。HSVは我々を早い段階からあわてさせ、そこから妥当な先制を得た。我々は最初のまともなシーンで同点にした。そこから我々はシステムを変更し、試合にうまく入れていた時間もあった。しかしそれは我々が期待したほどではなかった。我々は十分しっかりと前に出ることができなかった。途中経過を知らされて、最後の望みがもはやないということが分かったのだろう。最後は我々は負けるべくして負けた」

次の日早起きなのに、スタジアムに警官が導入される様子に見入ってしまった。



Comments(0)Borussia M'Gladbach | ブンデスリーガ



2018年05月17日 00:32      [posted by der_ball_ist_rund]

【ルヴァンカップ第6節】FC東京 0-1 仙台

昼間は暑いくらいの一日。平日夜ということで例によって職場から味スタに直行。諦めずに言うが本当にキックオフは7時半にして欲しい。今日もキックオフぎりぎりの到着となった。勘弁して欲しい。夜は涼しい。

東京はルヴァンカップのグループステージ敗退が決まっており消化試合。逆に言えば失うものもなく出場機会を得た選手が遠慮なくアピールできる絶好の場。フレッシュなメンバーの活躍を期待したいし、こういう試合こそきっちり結果を残したい。

週末のリーグ戦からは先発を総替え。若手中心の顔ぶれとなった。

大久保
岡崎 吉本 山田 小川
久保 梶山 品田 ヴェローゾ
富樫 矢島

コイントスの結果コートを入れ替え。グループリーグ突破には引き分け以上が必要らしい仙台は積極的にボールをキープして攻め上がろうとする。一方の東京は前線からのプレスで奪ったボールを素早く前に運ぼうとする。拮抗した立ち上がりになる。

13分、久保からのパスを受けた矢島が中央ペナルティ・エリア手前から果敢にミドル・シュートを放つが大きくバーを越える。東京のファースト・シュート。東京はボールを持っても出しどころがなく、パスがつながって行かない。ちぐはぐな攻撃に。

22分には久保のスルーパスから敵のDFラインのギャップを突いてヴェローゾが左サイド裏に抜け出しGKと一対一になるが、角度のないところから直接狙ったシュートはGKがセーブ。絶好機だったが生かせず。

30分、右サイドを突破されて裏に抜けられる。広いスペースからフリーでクロスを入れられ、これをニアでクリアしようと山田が足を伸ばしたが、これがきれいに自陣ゴールに決まりオウン・ゴールに。0-1と先制を許す。オウン・ゴール自体は不運もあったが、サイドを突破されて絶好のクロスを入れられた時点で言い訳のきかないシーンだった。

39分、押しこまれて波状攻撃を受けるが大久保が身を呈してセーブ、さらにこぼれを2度詰められるがいずれも至近距離でセーブし難を逃れる。失点を覚悟したが何とか救われた。結局0-1のまま前半を終えた。

守備はしっかりとブロックを作って身体も張っているが、前がかりになったところで裏を取られオウンゴールに泣いた格好。攻撃はチャレンジはするものの噛み合わず、ボール・ロストも多い散漫な出来に。最少得点差だが得点の気配があまりない。失点しているので1点は必須。

51分、再び久保からヴェローゾにパスが通り、ヴェローゾがボレーで合わせたが枠外に。58分、ヴェローゾの左からのクロスをファーの富樫が折り返し、中央で矢島がヘディング・シュートを放つが敵GKのセーブに遭う。後半開始から攻撃の強度を上げて行ったがゴールにはつながらず。

65分、矢島、ヴェローゾに代えて原、平岡を投入。原がトップ、平岡は左SHに入った。67分、久保が品田のラスト・パスを受けてエリア手前からシュートを放ったが枠に収まらず。72分、小川からのボールを追って原が左サイドで敵をかわし裏へ。ゴール前にボールを流しこむが富樫には届かずクリアされる。

78分、吉本に代えて柳を投入、岡崎がCBにスライドする。

その後も両者とも攻撃を仕掛けるが、守備の集中は崩れず得点できない。81分、品田からの縦パスを受けた原が反転、持ちこんでシュートを放ったが枠外。90分には久保のパスを受けた平岡がエリア外中央からシュートを放つがわこれも枠に収まらず。

結局どちらも決め手を欠き、前半のオウン・ゴールによる失点で0-1の敗戦となった。

ひとりひとりが戦っていない訳ではなかったと思うが、チームとしてどこに力を集中し打開して行くかという意思結集が弱く、成り行きの思いつきフットボールに終始した感がある。昨季までの東京を思い起こさせられた。

もともと負けても失うもののない試合であり、出場機会を得た選手が結果を出してアピールする絶好の機会だったはずだが、淡白で散漫なプレーに終始、せっかくの機会を生かせなかった。吉本、梶山といった経験のある選手がピッチ上で修正できなかったのか。

奪ったボールをしっかりマイ・ボールにできずすぐに引っかけたり奪われたりのボール・ロストが多かった。またドリブルで仕掛けて対面に負けボールを失うことも多く、開幕当初の課題を改めて見た感じ。こういう試合こそきっちり勝ちたかった。

これでルヴァンカップのグループステージは終了、東京は敗退となった。連戦も次のリーグ戦で終わる。勝ってリーグ戦に臨みたかったが切り替えるしかないな…。

評点(評点はドイツ式):
大久保(3) スーパーセーブあり。オウンゴールの失点は彼の責任ではない。
岡崎(4.5) 守備面では終盤のポジション変更も含め手堅く対応していた。
吉本(5) このメンバーの中ではチームを鼓舞すべき立場だったのでは。
山田(4.5) いいパスカットからの持ち上がりなどセンスを見せた。
小川(5) 試合を引っ張るべき立場だったがあまりプレーに絡めなかった。
久保(4.5) 力を見せる一方でボール・ロストも多くパフォーマンスには不満。
梶山(4) さすがに安定したボールさばき。やはりこの位置が似合う。
品田(4) 堂々としたプレーで可能性を感じさせた。リーグ戦で試したい。
ヴェローゾ(4.5) スペース感覚は非凡だがいかんせんボールが足につかず。
富樫(5) 献身的に走り回ったが、この人の武器が何なのかまだよく分からない。
矢島(5) 結果出せず。この人もまたFWとしての武器は何なのか。
===
原(5) 途中交代で求められた着たい水準には達しなかった。
平岡(4.5) もっとスピードを生かしてグイグイ行っていい。
柳(-) 時間短し。

スカパー解約しとくかな…。



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2018年05月14日 00:28      [posted by der_ball_ist_rund]

【Jリーグ第14節】FC東京 0-0 札幌

■2018年5月13日(日) 16:00キックオフ
■味の素スタジアム

所用で味スタを欠席、夜自宅に帰ってDAZNを時差観戦した。味スタは激しい雨の中の試合だったようだ。

東京とは勝ち点差1で3位につける札幌との直接対決。負けると勝ち点が逆転する試合であり、ホームでしっかりと勝ち点3を積み上げたいが、好調のクラブであり厳しい戦いになることが予想される。

ルヴァンカップの新潟戦からは先発を総替え、先週の川崎戦からは、負傷欠場していたチャンが丸山に代わって先発に復帰したのと、田邉に代わって大森が先発した他は同じ布陣となった。


室屋 チャン 森重 太田
大森 橋本 眷襦‥
オリヴェイラ 永井

試合はポゼッションを志向する札幌に対し、ある程度はボールを持たせながら早い切り替えからの速攻を重視する東京との組み合いに。

開始早々の2分、裏に放りこまれたパスを追って敵FWが飛び出してきたのにチャンが対応するがクリアしきれず、また飛び出した林との受け渡しもできずにシュートを打たれる。幸い枠を外してくれたが、セレッソ大阪戦の失点シーンを思い出す連係のマズさで大きなピンチだった。これを決められなくて本当によかった。

5分、敵陣に攻めこんでゴール前で分厚い攻撃を仕掛ける。東のパスを受けた橋本が正面からシュートするがGKにセーブされる。9分には左サイドの太田からのクロスに中央で永井がヘディング・シュートを放つがバーの上。

チャンスは作るものの決めきれず。札幌は個人技のあるFWをターゲットに攻撃を仕掛けてくる。ワンチャンで決めきる力のあるFWは脅威だが、東京はその後は集中した守備ができており、林の好守もあってピンチはしのいでいる。

25分、右サイドを縦に抜いた大森が中央にクロスを入れ、ファーの永井がダイレクト・ボレーを試みるがシュートは大きく枠を外れる。29分、大森からの縦パスに永井が裏へ抜け出しシュートはネットを揺らしたがその前にオフサイドの笛。リプレイで見る限りギリギリの判定だったと思う。

34分、押しこまれてエリア内でボールを受けられ、シュートを放たれる。これがバーに嫌われたところを敵FWが押しこんだが、これはトラップがハンドだったとの判定でノー・ゴールに。互いにギリギリの攻防が続く。

44分、眷襪陵遒箸靴鮗けた大森が中央エリア外からミドルを放ち枠に飛ぶが敵GKがセーブ。さらにアディショナル・タイム、左寄りで得たFKを太田が蹴り、ボールは枠に飛んだが敵GKがキャッチ、結局0-0のまま前半を終えた。

互いに持ち味を生かしながら攻撃を仕掛け、守る拮抗したゲーム。ミスやワンチャンで決まりそうな試合。集中が切れたらアウトだ。

後半に入っても流れは変わらないが、開始早々から互いにアグレッシブに前に出て主導権を握ろうとする。47分、中央遠目で得たFKを太田が意表を突いたクイック・リスタート、すぐ横にいた森重にパスし、森重がそのままミドルを狙ったが敵にブロックされる。

51分、東が右サイドで室屋とのワンツーから裏抜け、中央にクロスを送り、永井がニアで合わせたがシュートはゴール右へ。さらに53分には永井からのスルー・パスを受けた室屋がドリブルで駆け上がり敵GKと一対一になるが、シュートはGKに当ててしまう。

悪天候の中での拮抗した戦いであり、次第に消耗して細かいミスも増えてくる。互いに何とか踏ん張ってコンパクトな陣形をキープはしているものの、持久戦の様相を呈してくる。札幌もチャンスを作るが、身体を張った守備と林の好セーブでしのいでいる。

72分、永井からのパスを受けたオリヴェイラが反転してシュートを放つがバーの上。75分、左からの太田のCKに、ニアに飛びこんだ眷襪フリックでシュートを放つが枠に入らず。この時間帯も結局ゴールは奪えず。

82分、大森に代えて田邉を投入、田邉は敵陣で多くボールを触り、波状攻撃を仕掛けるが、疲れも出て精度が落ち、しっかりと決めきることができなくなってくる。

アディショナル・タイムには永井に代えて富樫を投入、最後まで勝利を狙ったが、結局互いにゴールを割ることができず、0-0とスコアレス・ドローに終わった。

上位クラブの対決らしく、攻撃では特徴を出しながら、守備面では最後までコンパクトな陣形を崩さない引き締まった内容の試合に。東京はシュート数で13-7と札幌を上回り、枠にも飛んでいたが、札幌の守備も集中しており得点を奪えなかった。

疲れのせいか、天候のせいか、奪ったボールをマイ・ボールにしきれず、奪い返されたりパスを引っかけられたりするシーンがかなりあり、コンディションが万全でないことを窺わせた。

しかし、それでも負ける訳に行かない試合でリスクをしっかり管理しつつ、最後まで攻撃を仕掛けたのは印象的。最終的に勝てなかったのは残念だが、置かれた状況の中で最低限やるべきことをやり、負けないという優先順位の高いタスクをしっかりやりきって、勝ち点1を積み上げて3位との勝ち点差を維持できたのは成長。価値ある引き分けだった。

これで東京は3試合連続無失点。今日のチャンの守備にはひやひやする部分もあったが、誰が出てもしっかり完封できているのは何気に大きなポイント。林のセーブもチームを救った。攻撃が不発で得点できなくても、失点しなければ最低でも勝ち点1は手に入ることを示した。

ワールドカップによる中断まで、リーグ戦は来週の鳥栖戦で終わり。足許は結果が出ているが、次の試合に勝ってこの中断前のシリーズを締めくくり、ここまでの好調が決して偶然ではないことを見せたい。東京は勝ち点を27(1試合あたり1.93)に伸ばし2位をキープしたが、首位広島との勝ち点差は10に広がった。

リーグ戦ここ3試合では1勝2分と減速の兆候もあり、鳥栖戦に勝ってブレイクに突入したいところだ。

評点(評点はドイツ式):
林(3) 敵のシュートを跳ね返し続けて完封に貢献。チャンとの意思疎通しっかり。
室屋(3.5) 思いきりのよさが光ったが、絶好機は決めておきたかった。
チャン(4) 試合勘が戻ってないのか、はっきりしないプレーでピンチを招いた。
森重(3) 守備を統率したのみならずビルドアップにも積極的に関与した。
太田(3.5) クロス、FK、CKなど技術の高さが光った。今日の起用は嬉しい。
大森(3.5) アイデアのある独特の動きでたぶん敵に嫌がられてたと思う。
橋本(3.5) いいシュートあり。バランサーとして骨惜しみしない働き。
眷(3.5) パスもいいが、むしろ守備時の方が貢献は大きいような気もしてきた。
東(3) 流動的にポジションを取って攻守のスイッチを入れた。好調を維持。
オリヴェイラ(4) 身体は張ってくれたが決定機は少なかった。頑張れ。
永井(3) 積極的にシュートを打つようになって飛躍的によくなった。今日も4本。
===
田邉(3) フレッシュさを生かし終盤のリズムを作った。草民推し継続中。
富樫(-) 時間短し。

厳しい試合でバランスが崩れるのを嫌ったのだと思うが、交代枠は2つしか使わず。久保、前田がベンチ入りしていれば、と思った。



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2018年05月11日 00:14      [posted by der_ball_ist_rund]

【ルヴァンカップ第5節】新潟 3-2 FC東京

■2018年5月9日(水) 19:00キックオフ
■デンカビッグスワンスタジアム

飲み会が入ってしまい、スカパーを録画しての試聴。何とか結果情報を遮断して帰宅、11時過ぎに帰宅してそこから録画を見たが後半が始まったあたりで力尽き、その時点で結果を見てしまった。残りは今日見た。

東京が入っているA組は混戦、東京は4試合を消化して勝ち点4の3位だが、2位の仙台も勝ち点5であり、残り2試合でグループステージ突破の可能性は十分ある。そのためには勝つ必要のある試合。

このところリーグ戦がたてこんでいたため、この試合では全面的なターン・オーバーを実施、土曜日の川崎戦からは田邉を除いてすべての先発を入れ替えてきた。

大久保
岡崎 吉本 山田 小川
久保 米本 品田 田邉
梶山 富樫

前半は新潟のペース。ボールを支配され自陣に押しこまれる展開になる。東京は攻撃が形にならずセカンド・ボールも拾えない。途中から梶山をボランチに下げ、品田をサイドにスライドして久保を一列上げるがフィニッシュまで持ちこめない。

34分、CKからヘディング・シュートを打たれ、いったんは梶山が何とかクリアするがこぼれ球を押しこまれて失点、0-1と先制を許す。セット・プレー・ディフェンスに甘さがあった。攻撃の糸口がつかめず、ほとんどシュートのないまま前半を1点のビハインドで折り返す。

後半開始から梶山、久保に代えて平岡、ヴェローゾを投入、品田をボランチに戻し、ヴェローゾを右SH、平岡をトップに置いて挽回を図る。しかしなかなか流れをつかめないまま試合は終盤へ。

67分、岡崎に代えて矢島を投入。米本が右SBに落ち、田邉がボランチにスライド、平岡がSH、矢島がトップとなる。

試合は終盤に動く。75分、品田のミドル・シュートがポストに当たり跳ね返ったところを矢島が押しこんでゴール、1-1の同点に追いつく。

さらに81分、ゴール前で敵と競った平岡が裏に浮かして落としたボールを富樫が受けてシュート、これが決まって2-1と逆転に成功する。

しかし直後の84分、CKから中央でヘディング・シュートを許し失点、2-2の同点となる。さらにアディショナル・タイム、カウンター気味に攻めこまれ、背走しながらのディフェンスとなり、中央に送られたボールをボレーで決められ失点、2-3と逆転を許す。

試合はそのまま終了となり、一度は逆転しながらも再逆転負け。これでグループステージ敗退が決まった。

フレッシュなメンバーで試合に臨んだが、前半が悪すぎたことに加え、逆転した後にオープンな展開に持ちこまれ、最後に試合を締めることができず終盤に失点を重ねた。2点を取って負けたのは守備の問題。試合をきっちりクローズできないチームの若さ、拙さが結果に出てしまった。

リーグ戦が立てこむ中で苦しい人繰りからターン・オーバーを実施、若手を中心に出場機会を得たが、前半は生命反応もない状態で沈黙、後半開始から2枚替えでテコ入れし、一度は逆転したものの、土壇場で立て続けに失点するなど、要所で踏ん張れなかったことは大きな不安材料になった。

せっかくリーグ戦でいい流れを作ってきたところだが、それを下支えしリーグ戦でレギュラーにとって代わるべきポジションにいる選手たちが、奮闘したとはいえ結果を残せなかったことは真摯に反省すべきだし、これでタイトルをひとつ失ってしまったことはクラブとしても取り組み方に疑問を残した。

週末のリーグ戦に向けて切り替えるしかないが、試合が残念な結果に終わったのみならず、ルヴァンカップも終了してしまった。



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2018年05月06日 21:17      [posted by der_ball_ist_rund]

【ブンデスリーガ第33節】グラードバッハ 3-1 フライブルク

■2018年5月5日(土) 15:30キックオフ
■Borussia-Park

今節と最終節は全試合が15:30のキックオフ。全節これでやってくれればいいんだけど。リアルタイムでDAZN観戦した。来季から日本での放送権がスカパーに移るらしいけど、DAZNのように全試合中継してくれるのか。中継しきれない分はDAZNにサブライセンスするなどして欲しい。

グラードバッハは9位だがEL圏である6位のライプツィヒとは勝ち点3差。逆転の可能性はあるものの、そのためにはまず今日の試合に勝つことが必須になる。ここまでに落とした勝ち点のひとつひとつが本当にもったいない。まあ、他の試合の結果はコントロールできないので、やるだけやって他の結果を見るしかないが、フライブルクは残留争いの真っただ中であり難しい試合になることが予想される。

この試合、フェスタガード、クラマー、ツァカリアの3人が警告累積で出場停止。さらにシュティンドルが前節のケガで欠場となり、4人の入れ替えを余儀なくされた。ヤンチュケ、キュイザンス、シュトロブル、ドルミッチが先発した。今季ホームでの最終戦となる。

ゾマー
ヤンチュケ ギンター エルヴェディ ヴェント
ホフマン キュイザンス シュトロブル アザール
ドルミッチ ラファエル

試合は序盤からグラードバッハがボールを支配、敵陣中心に攻撃を仕掛ける展開となる。フライブルクもカウンターから前に出ようとするがグラードバッハはギンター、エルヴェディのCBが機能し、ゾマーの好セーブて手堅く対応する。

18分、シュトロブルからのスルー・パスを受けて裏に抜けたアザールが頭でトラップしてGKと入れ替わり、角度のないところから流しこむと、クリアしようとした敵DFもろともゴールに転がりこんで先制、1-0とリードを奪う。

その後はリードを得てややペースを落としたグラードバッハが時計を進めながら追加点の機会を窺う流れになる。アディショナル・タイムにはホフマンの右サイドからのCKに中央でギンターがヘディング・シュートを放つがバーを直撃しゴールならず。1-0で前半を終えた。

後半に入って57分、再びホフマンの右CKに今度はエルヴェディが頭で合わせゴール、グラードバッハが2-0とリードを広げる。

しかし、フライブルクも簡単に負ける訳に行かず、残留のためには勝ち点3が必要ということで必死の攻撃を仕掛ける。59分、逆に敵のCKを中央でファーに伸ばされ、ここにいた敵FWにフリーで押しこまれて失点、2-1と1点差に詰め寄られる。

グラードバッハは64分、右サイドでラファエルのパスを受けたヤンチュケが深いところからクロスを放りこむと、中央でドルミッチがヘディング、これが決まって3-1とリードを広げる。これでほぼ試合が決まった感があった。

その後はフライブルクが捨て身の攻撃に出るが、グラードバッハは集中した守備でこれをしのぎ、カウンターで追加点を狙う。68分、30メートルほどのFKをラファエルが蹴ったがボールはバーに嫌われる。69分、シュトロブルに代えてオクスフォードを投入、そのままボランチに入る。

74分にはドルミッチに代えてトラオレを投入、ホフマンが左に回ってアザールをトップに上げたか。さらに終盤87分にはアザールに代えてヘアマンを投入。そのまま危なげなく試合をクローズ、グラードバッハが3-1でフライブルクに完勝した。

キーになる選手を大量に欠いたが、まあ、人繰りでは今季苦しみ続けたので、この程度の入れ替わりは十分対応可能だったということか。出場した選手がそれぞれ役割を果たしたと思う。

シュート数18-18、CK7-3、ポゼッション50-50と数字上はほぼ互角だったが、カウンターからの先制、後半早々にCKから加点し、1点返されたもののその直後に裏返しからのクロスにドンで突き放して、グラードバッハが試合の流れを手放すことなく最後まで支配できた。

先週ディスったキュイザンスもこの試合では持つところと放すところの使い分けができていたと思う。あと、シュトロブルが非常に落ち着いて中盤でボールを捌いていたのが印象的だった。アシストはもちろんだが、この試合を締めたのはシュトロブルだったと言ってもいい。

この勝利でグラードバッハは勝ち点を47(1試合あたり1.42)に伸ばしたが順位は9位で変わらず。4位のライプツィヒ、5位のフランクフルト、6位のVfBが揃って勝ったため、EL圏は理論上の可能性はあるものの極めて難しくなってしまった。

一応条件を確認しておくと、まずグラードバッハが勝つことが大前提として、4位のライプツィヒ(勝ち点50)には負けてもらわなければならない。その上で4ある得失点差のビハインドをひっくり返す必要がある。グラードバッハが勝ってライプツィヒが負ければ最低でも2は縮まるが、それでは足りないのでグラードバッハの大勝またはライプツィヒの大敗あるいはその両方が必要だ。

さらにこれに加えてフランクフルト(49)にも負けてもらわなければならない。フランクフルトとは得失点差のビハインドが5あり、フランクフルトが引き分けるとグラードバッハは5点差以上での勝利が必要になる(総得点ではグラードバッハが上)。

VfBも引き分けか負けであることが必要でここまでの条件が揃うのは正直ムリだと思う。まあ、所詮1試合あたりの勝ち点が1.42程度でELを狙うとかそもそもド厚かましい話だということやね。

最終節はクラブ史上初めての降格の危機にあるHSVとのアウェイ戦。難しい戦いになりそうだが、こっちはこっちの事情があるので勝ちに行くのみ。

ディーター・ヘキング監督談話:
「最初の15分はまだすべてをグリップできていなかった。フライブルクが勝ち点や勝利を得るためにすべてを試みてくることは予想していた。ビルドアップでは我々は少しばかりゆっくりプレーしすぎた。しかし、中央の守りを丸ごと入れ替えたのだからそれもまた仕方のないことだ。最初の大きなチャンスはフライブルクにあった。しかしヤン・ゾマーがこの局面を素晴らしくセーブしてくれた。その後も彼は2回か3回いいセーブをしてくれた。トビ・シュトロブルのスーパーなパスから我々は美しいゴールを決めることができた。腹立たしいのは、2-0とした直後に失点してしまったことだ。しかしチームはその後また答えを返してくれた。フライブルクのGKシュヴァロウにはあと1つか2つのゴールを止められた。人繰りの問題があったにも関わらず、チームのパフォーマンスは素晴らしく楽しんでプレーできた。ホームでの最終戦がこのようにうまく行ったことは嬉しい。我々にはハンブルクでもう1試合ある。わずかなチャンスだが7位に上がる可能性のためにこの試合には勝たなければならない」

ホーム最終戦では来季のユニをお披露目するのが通例だが、来季からサプライヤーがプーマに替わるのでお披露目はなし。今季、ファースト・ユニより絶対たくさん着たイベント・ユニでの試合となった。



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2018年05月05日 22:27      [posted by der_ball_ist_rund]

【Jリーグ第13節】川崎 0-2 FC東京

■2018年5月5日(土) 14:00キックオフ
■等々力陸上競技場

天気のいい連休の土曜日、東横線に乗って等々力に出かけた。この試合、チケットは発売から30分ほどで売り切れで、何とかホーム自由席を押さえていたが、昨日になって最後の放出があり、バックスタンド上層の指定席を買い直した。川崎サポに囲まれてのステルス応援。チームカラーを示すものは一切身につけず、黒っぽいロンTで観戦した。

2位の東京に対して川崎は4位、直接上位争いをしているクラブとの直接対決だ。東京は前節神戸と引き分けていることもあり、アウェイとはいえしっかり勝ち点3を積み上げたい試合だ。中二日のアウェイ連戦でコンディションは厳しいがそれは敵も同じ。ここを乗り越えれば水曜日はカップ戦であり、シーズン前半の踏ん張りどころとなる試合。

東京は疲労を考えてか、左SBに太田を、右SHに田邉を先発起用、小川、大森はベンチ・スタートとなった。


室屋 森重 丸山 太田
田邉 橋本 眷襦‥
オリヴェイラ 永井

序盤は細かいパス回しから崩しに来る川崎に対し、東京は奪ったボールを素早く前線に展開、FWの機動力を生かした攻撃を仕掛ける流れに。東京はしっかりブロックを作って川崎の攻撃をはね返しており、綻びは見せない。

14分、右寄りで得たFKを獲得。太田がラインの裏に蹴ると、飛び出した橋本が足を出して押しこみゴール。東京がセット・プレーで1-0と先制する。太田の精度の高いキックが生きた。バクスタからは直接入ったように見えたが、リプレイを見ると橋本が足を伸ばし、GKの動きと逆に入っていた。

その後はリスクを取りたくない東京が川崎の攻撃を受ける時間が続く。川崎がボールを支配し、東京陣内を中心に試合を進める。東京は4-4-2のブロックを形成、中央を割らせず、川崎はサイドからの攻撃が多くなるが、ブロックの外側でほぼ対処できている。

25分、左サイドで太田が仕掛けクロスを入れると、眷襪中央で合わせるがGK正面に。44分、太田の左からのCKにファーの森重が詰めるがこれもGKにセーブされる。川崎に押しこまれながらも固い守備でゴールを割らせず、1点リードで前半を終えた。

後半に入っても流れは変わらず。川崎はターン・オーバーで休ませていた選手を後半から投入、攻撃にアイデアが加わり流れがよくなり何度かチャンスを作られるが、林の好セーブもあってゴールは死守している。東京陣内で川崎がボールを動かす時間が続く。

63分、オリヴェイラがゴール正面でボールを受けるが敵DFに寄せられてシュートできず、足許でキープしたボールを田邉が思いきりよくシュート、鋭いボールが枠に飛んだがGK正面に。

69分、右寄りで得たFKを太田が蹴ると、ファーの森重が足を伸ばして押しこみゴール。1点目と同じような形での得点で2-0とリードを広げる。この追加点は大きかった。

72分、永井に代えて富樫を投入、そのままトップへ。追加点で勢いの出た東京がボールを持つ時間がしばらく続くが、リスクを嫌ってあまり前に重心をかけない分、徐々に再び川崎のポゼッションへ。しかし川崎の攻撃は目に見えて単調になり、足も止まり始めて東京がカウンターを仕掛ける機会が増える。

83分、オリヴェイラに代えて前田を投入、試合をクローズしに行く。ボールは川崎が持つものの怖さはさほどなく、東京が時計を進める展開に。アディショナル・タイムには東に代えて大森を投入、そのまま東京が逃げきり、2-0で川崎に完勝した。

数字を見れば、シュート数6-11、CK5-7、ポゼッション38-62と、川崎に押しこまれたことがデータからも分かるが、実際には東京がセット・プレーから先行、加点し、最後まで守備ブロックを崩さず、試合をオープンにせずに締めて、上位争いの直接の相手を叩いての勝ち点3を得たのは大きい。

4-4のブロックがまるで平行移動のようにスライドし、敵がボールを持って侵入しようとすれば誰が出るか、出た後を誰がカバーするかというところが徹底されていた。そのため川崎はサイドに展開するしか攻め手がなく、そこから中へはほぼ入らせなかった。2試合続けての無失点は高い価値がある。

早い時間にリードしたこともあって、攻撃面では大きなリスクを取らず守備戦になったが、オリヴェイラ、永井の2トップは疲れもある中で前線からのプレスをサボらず、結果として後ろの負担を軽減し、何度かカウンターのチャンスを作った。疲れもある中でキツかったはずだが、攻守に亘って規律が機能していたと思う。

また、ターン・オーバーで出場した太田がセット・プレーで存在感を見せたのも嬉しかった。川崎のセット・プレーのディフェンスが弱点になると見た長谷川監督の起用に応えた。左サイドの東との連係もよく、小川からポジションを奪い返すためのアピールができたと思う。

同様にターン・オーバーでの出場となった田邉も、今日はいいシュートがあり、守備面でもクリティカルなスペースを埋め、敵のボール・ホルダーに我慢強く対応し続けた。今の戦い方にきちんとハマるピースであることを示せた。

前からハメに行く戦い方で勝ち点を積み上げてきたが、連戦の疲労で体力的にも厳しい状況の中、ボールの取りどころ、守りどころをしっかり共有してメリハリをつけた戦い方でクリティカルな試合に勝てたことは今後を考えても大きい。引き分けの後の試合をきちんと勝てたという意味でも、順位表の上位に足場を作る大事な勝ち点3となった。

これで東京は勝ち点を26に伸ばし、1試合あたりの勝ち点を再び2.00に戻した。順位は2位と変わらず、首位の広島は明日の試合なので差はまだ分からないが、ここはまだ地道に勝ち点を積み上げて行く局面。中断までこの勢いで走りたい。

評点(評点はドイツ式):
林(3) 今日も敵の鋭いシュートを腕1本でセーブ、完封勝利を引き寄せた。
室屋(3.5) 激しくアップダウンしながら、守備では規律あるカバーリングを見せた。
森重(3) ゴールはセンスを見せた。最後まで守備を統率し完封に貢献した。
丸山(3) 何か最近すごい調子上げてるんですけど。ワンチャン代表あるで。
太田(3) 正確なプレース・キックで存在感見せた。ポジション奪還なるか。
田邉(3.5) いいシュートあり、選択肢となり得ることを示してフル出場した。
橋本(3) ゴールで勝利に貢献、守備でもバランサーとしてハードワークした。
眷(3.5) 中盤でのボール・ホルダーへの精力的なアプローチが効いていた。
東(3.5) 絶対的な運動量で試合を引き締めた。なくてはならない存在になった。
オリヴェイラ(3.5) 前線で身体を張って守備の負担を軽減、チャンスも作った。
永井(3) 得点はなかったが彼の献身的なチェイシングがゲームを支えた。
===
富樫(3.5) 何度か惜しいシーンあり、そろそろリーグ戦でゴールが欲しい。
前田(-) 時間短し。
大森(-) 時間短し。

タフな戦いができるようになってきた。



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2018年05月03日 00:19      [posted by der_ball_ist_rund]

【Jリーグ第12節】神戸 0-0 東京

■2018年5月2日(水) 19:00キックオフ
■ノエビアスタジアム神戸

今節を明日にして次節を日曜日にすれば中二日で両方とも休日に開催できるのに、なにを考えてわざわざ連休の谷間の平日に試合をぶっ込んでくるのか。まったく理解に苦しむ。神戸は雨らしくノエスタは開閉式の屋根を閉めきっての試合。蒸し暑いコンディションのようだ。仕事を早めに終えて帰宅、キックオフからリアルタイムで自宅DAZN観戦できた。

東京はリーグ戦3連勝の流れを受けての試合。次節、3位の川崎との直接対決を控えて、当然少しでも足場をよくしておきたいところだが、神戸も力のある選手を揃えた怖い存在。東京は失点が多く完封できていないだけに、疲れも当然予想される試合でどれだけ引き締まった戦いができるかが勝負になる。

この試合では左SBに小川、左SHに東と前節ターン・オーバーしたポジションを元に戻した。それ以外は前節と同じ布陣。


室屋 森重 丸山 小川
大森 眷襦ゞ極棔‥
オリヴェイラ 永井

序盤は互いに主導権を争いボールを奪い合う展開。パスをつなごうとする神戸に対し、東京はオリヴェイラ、永井を生かすためにある程度割りきって裏に放りこむ。5分、室屋からのパスを受けた永井が裏に抜け出すがシュートは敵DFがブロック。これで得たCKを東が蹴り、森重が頭で合わせるがバーの上に。

11分にも室屋からのクロスに中央で眷襪ボレー・シュートを試みるがDFに当たる。17分には大森からのスルー・パスに永井が抜け出しシュートを放つがGKがセーブ。いくつかチャンスを作るが最後のところで決めきれず。

その後は次第に神戸がボールを保持する展開に。東京は守備の時間が長くなるが、神戸はボールを持ってもスピード・アップせず、パスは回されるもののバイタル・エリアへの侵入は阻止できておりあまり怖さはない。スコアレスのまま前半を終了した。

後半に入っても互いに今ひとつギアが入らない状況が続く。東京の方が切り替えの速さから効果的に敵ゴールに迫る攻撃ができているとは思うが、それでもここ数試合のような切れを欠き、精度も落ちがち。54分、東からパスを受けたオリヴェイラがシュートを放つがゴール左に外れる。

56分、オリヴェイラに代えて前田を投入。疲れの見えるオリヴェイラを早めに下げ、前線でタメを作ってロースコア・ゲームに持ちこもうという意図か。57分には永井が遠目から積極的に狙って行くが枠に収まらず。59分には東のFKに永井が頭で合わせるがこれもバーの上。

69分、永井に代えて米本を投入、眷襪トップかトップ下あたりに一列上がる。東京が推しこむ時間帯もあるが決めきれないまま時間が過ぎる。集中はできているものの、特に攻撃では精密さを欠いてチャンスの芽を育てることができていない。

終盤は互いに攻撃を仕掛けるが、どちらも身体が重くファウルも多くなってくる。それでも東京は集中を切らさず、林のファイン・セーブもあってゴールを死守する。83分、眷襪紡紊┐読抒澆鯏蠧。慎重に流れを見ながらリスク管理を第一に戦う。

結局どちらも決め手を欠き、0-0のドローに終わった。

この試合、ポゼッションは47-53と神戸に譲ったが、シュート数11-7、CK9-5と、東京の方がゴールに迫れていた。全体に連戦の疲労が大きく、体力勝負を挑むのはリスクが高いため、今日はハイプレスよりは呼びこんでから囲んで奪う、ブロックで最後のところをクリアするという、いつもよりは割りきった守備戦術だったように思う。

頼みのオリヴェイラ、永井もさすがにキツそうで、一定の働きはあったものの早めの交代となった。交代で出た前田は前線で身体を張ってくれたが得点には至らず。神戸も同様の様子で互いにお疲れモードのゆったりしたペースの試合になった。東京はマイボールをしっかりつなげず、持っているうちに奪い返されたり苦しいパスがズレてカットされるのが目立ち、開幕の頃に見た感じ。疲れるとこうなるのかと思った。

攻撃は水ものでいくらいい形を作っても得点できないことはある。そういう時に守備がきちんと踏ん張ることができるかが勝負を分ける訳だが、今日は丸山、森重を中心に林のセーブもあって今季3試合めの無失点。得点はなくても失点しなければ勝ち点1は手に入るというお手本のような試合だった。

勝ちたかったのは当然だが、現実的に戦ってアウェイで最低限の結果を出したという意味では積極的に受けとめるべき。我慢すべきところでしっかり我慢し、試合をオープンにせず最後まで集中を保てたことで、キックオフ時のクリーンシートと勝ち点1を守ることができた。

引き分けの価値はその次の試合の結果で決まる。そういう意味では次節、4位の川崎との試合が重要になる。再び中二日での厳しい試合になるが、それに向けて今日をケガ人もなく無失点で乗りきったことは大きかった。

東京はこれで勝ち点を23(1試合あたり1.92)に伸ばし2位をキープ。ただし首位広島が勝ったため勝ち点差は8に開いた。下を見れば3位札幌との勝ち点差は1、次節対戦する川崎とは2差、さらに5位のC大阪とは3差と上位は引き続き混戦。ここで上位同士の対戦に勝って抜け出せるか、実力が試される。

評点(評点はドイツ式):
林(3) 後半にブラインドからのシュートを腕1本で防ぐ好セーブ、勝ち点に貢献。
室屋(4) 上下動を繰り返し身体を張ったがクロスが大雑把になったのが残念。
森重(3.5) 久しぶりの完封は嬉しい。攻撃ではさすがに疲れが出たか精度を欠いた。
丸山(3) チャンの不在を感じさせないシュアな守備で完封に貢献、好調を維持。
小川(4) 試合を重ねるごとに堂々としてきた。自信をつけて成長している。
大森(4) さすがに疲れが見えたがスペースを埋めて要所でボールに絡んだ。
眷(4) ひょうひょうとプレーしているようで運動量すごい。頑張った。
橋本(3.5) 今いちばん元気かも。バランサーとしての視野が広がっている。
東(4) もったりしたテンポの試合で攻守に奔走した。今の東京のダイナモ。
オリヴェイラ(4) 身体の強さを生かして踏ん張ったがフィニッシュは1本のみ。
永井(3.5) 以前なら絶対パスしてた局面でシュートに行ってるのがいい。
===
前田(4) 前線でボールを収めるという役割は果たした。ゴール欲しい。
米本(4) しんどい状況でやるべきことはやった。それが米本の仕事。
富樫(-) 時間短し。

次節はポイントになる試合。



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2018年04月29日 20:36      [posted by der_ball_ist_rund]

【ブンデスリーガ第32節】シャルケ 1-1 グラードバッハ

■2018年4月28日(土) 15:30キックオフ
■Veltins-Arena (Gelsenkirchen)

やっぱりこの時間の試合がいちばんいい。夜10時半からDAZN観戦。

ELの可能性も残ってはいるが残り3試合全部勝った上での話。何かもう目標を見失った消化試合状態がずっと続いている感があって盛り上がらない。ヘキング監督は来季もやんのかな…。

メンバーは前節と変わらず。まあ、その必要もないだろう。

ゾマー
エルヴェディ ギンター フェスタガード ヴェント
ホフマン クラマー ツァカリア アザール
シュティンドル ラファエル

互いにボールを動かしながら主導権を争う拮抗した立ち上がりとなった。8分、アザールが左サイドからゴールライン際をエリア内に切れこみ、ゴール前に横からボールを流しこむ。敵DFがクリアしようとしたボールをラファエルがシュートするが枠に収まらず。

その後も双方がガチで組み合い、中盤で激しくボールを奪い合う展開に。13分、敵DFがシュティンドルにタックル、その後のもみ合いのなかでシュティンドルの頭を殴って退場に。殴るというより軽く平手で触れた程度だったと思うが「手が出た」ということで判定としてはやむなしか。グラードバッハは数的優位に。

ここからは当然だがグラードバッハがボールを持ち、自陣でブロックを固めるシャルケを押しこむ展開に。しかしシャルケも奪ったボールの展開は素早く、カウンター・ディフェンスには苦労することになる。

21分、左サイドのラファエルから、右サイドを駆け上がったエルヴェディがフリーでパスを受けるがシュートはDFにブロックされる。

32分、左サイドからアザールが仕掛け、ゴール前にスルー・パスを入れるとシュティンドルがこれを追い、そこからフリーのラファエルにラスト・パス。ラファエルはガラ空きになったゴールに丁寧に流しこんでゴール、グラードバッハが1-0と先制する。こういうのがやりたかったんだろうなと思わせるゴール。

しかし35分、シュティンドルが敵DFと競った際に左足を捻挫したようでプレーできなくなる。やむなく38分、キュイザンスと交代する。ビデオで見ても痛そうな捻挫だった。おそらく今季はもうムリだろう。代表が気になる。ワールドカップに間に合うのか。

試合は前半の内にさらに動く。アディショナル・タイム、敵がクロスを入れようとしたところをクラマーがエリア内でブロック。試合はいったん流れたが、これがハンドの疑いでビデオ判定となり、中断ののち判定が覆ってPKに。これを決められて1-1の同点になってしまう。

まあ、ビデオで見ても体側から離れた腕でボールを迎えに行っているようにも見え、ハンドの判定は妥当だろう。

後半に入っても一人多いグラードバッハがボールを保持、パス回しからトリガーになる縦パスを入れて流動化しつつゴールに迫るが、割りきって守備をするシャルケに対してアイデアが足りずゴールをこじ開けることができない。

57分、押しこんだ状態で右サイドのホフマンが中央にクロスを送ると、アザールがダイレクト・ボレーを狙うがヒットしきれずGKがキャッチ。60分、既に1度警告を受けているツァカリアに代えてシュトロブルを投入。

その後もほぼ敵陣で試合を進めるがゴールが遠い。74分、ホフマンからボールを受けたエルヴェディが右サイドからクロスを入れるとこれがゴールに向かいバーをヒット。本人はクロスのつもりだったと思うが。

79分、ホフマンに代えてトラオレを投入。最後まで勝ち越しを狙いに行ったが得点できず、結局1-1の引き分けに終わった。

せっかくの数的優位を生かせず、リードを守れずに追いつかれての引き分けはもったいない。何度かチャンスは作ったものの、引いたシャルケに対してなかなか有効な打開策が出せなかった。

試合全体としても、ビデオ判定による微妙な退場、シュティンドルのケガ、ビデオ判定によるPKなど、試合に集中するのが難しく今ひとつパッとしなかった。メンバーはそれなりに戻ってきているはずなのに、勝つことへの執着が今ひとつ窺えなかった。目標を失ったチームという感じが強くした。

シュート数12-10、CK1-1、ポゼッション73-27と、数的優位で圧倒的にボールを持ったのに攻めきれなかったことが分かる。数が少なくなって割りきって守備をされるとなかなか崩れないというのはよくあることだが、それにしても攻撃をもう少し整理した方がいいのではないか。

シュティンドルのケガはショックだが、交代で出たキュイザンスが今ひとつ。才能があるんだろうということは分かるが、ムダにボールをコネて、いいところに出すこともあるがそれと同じくらい奪われる。ちょっとどこかで鍛え直してきた方がいい。

何かもう今季のグラードバッハに関してはやる気失った感ハンパないわ。ケガ人が多かったのは仕方ないけど(それにしてもフィジコは何やってんのって感じはするけど)、大事なところで華麗に連敗して上位戦線から自ら離脱してしまった。せっかく選手がそれなりに揃って連係のベースもあるのにこの程度とか、ヘキング監督の手腕が残念だってことなのでは。来季は監督代えて欲しいんだけど。

一応成績を見ておくと、グラードバッハは勝ち点44(1試合あたり1.38)で9位に後退。6位のライプツィヒが今日勝てば勝ち点差は6に広がり、間にいるフランクフルト(46)、VfB(45)も含めて残り2試合での逆転(この4クラブの中で最も上にいること)は不可能ではないが事実上極めて難しくなる。勝たなければならない試合に勝てなかったことで自ら状況を難しくした。

ディーター・ヘキング監督談話:
「早い時間にベンタレブにレッドカードが出たことで、予想したのとは違った試合になった。前半は数的優位を非常にうまく利用して試合を進めた。しかし残念ながらハーフタイムの直前にハンドのPKを取られ、そのために同点にされてしまった。後半は我々は試合を決めることを急ぎ過ぎ、最初の20分間はシャルケに何度かのカウンターのチャンスを作らせた。これはあってはならないことで、こんなことをやっていては最終的に負けてしまうことすらあり得る。そこで我々はシャルケを引き続き守備に忙殺されるようにしようとしたが、彼らが来季チャンピオンズリーグを戦うチームだということがよく分かる結果になった。彼らは素晴らしい守備をし、フィジカルも強く、非常によく組織されていて、それに加えて切り替えも速かった。そのため、我々はたくさんのはっきりしたゴールのチャンスを作ることができなかった。それでも我々は勝ち点1を持ち帰る、私はそれで取りあえず満足すべきだろう」

来季のプーマのユニという写真を見たけど、体操着みたいでアレだな…。



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2018年04月28日 22:16      [posted by der_ball_ist_rund]

【Jリーグ第11節】FC東京 3-2 名古屋

■2018年4月28日(土) 15:00キックオフ
■味の素スタジアム

気持ちのいい土曜日。現地観戦に向け気持ちは高まっていたが体調を崩し、行って行けない感じでもなかったが大事を取って自宅DAZN観戦に。もったいない。

東京は前節首位広島に勝ち2連勝。今節は名古屋をホームに迎える。名古屋は連敗中で最下位だが、前線にはインターナショナル・レベルの外国人FWもおり、捨て身で向かってくれば厄介な相手であることは間違いない。厳しい戦いになることが予想される。

長谷川監督はリーグ戦が続くことを考えてかターン・オーバーを実施。東に代えて田邉を、小川に代えて太田を先発に起用した。田邉は今季リーグ戦初先発。


室屋 森重 丸山 太田
大森 眷襦ゞ極棔‥
オリヴェイラ 永井

序盤は東京が鋭い出足で敵のボールを引っかけ割りきって裏を狙う。7分、眷襪らの縦パスを受けたオリヴェイラがターンしてシュートを放ったが枠に飛んだボールはGKにセーブされる。15分には太田のFKに橋本が頭で合わせるが枠外に。

18分、太田のFKに合わせようとしたオリヴェイラが敵DFに押し倒され、これがファウルとなってPKを獲得。20分、このPKをオリヴェイラが自ら決めて東京が1-0と先制する。前節同様、ぎりぎりまで敵GKの動きを見極め、タイミングをズラして蹴るPKだったが今日もうまく行った。

その後も東京は球際の戦いから奪ったボールを素早く展開する試合運びで主導権を握る。25分、太田のクロスが敵DFがクリア、このこぼれ球を拾った大森がシュートを放つが枠外に。さらに29分には太田のFKにニアの永井がヒールで引っかけるがGKにセーブされる。

すると32分、右寄りで与えたFKに頭で合わされ失点、1-1の同点となる。敵FWの飛びこみに丸山が着いていたが、打点の高いヘディングに対応しきれず。

この失点で微妙な流れになるが、38分、太田のスルー・パスを敵GKが飛び出してクリアしたこぼれ球を左サイドで拾った橋本が中央へラスト・パス。永井がこれを冷静に流しこんでゴール。2-1と再び勝ち越す。失点から短い時間で勝ち越せたのは大きかった。

44分には右サイドでオリヴェイラの落としを受けた大森が中央にボールを送ると、飛びこんだ田邉でダイレクトで合わせるがボールは枠に収まらず。2-1で前半を終えた。

後半開始早々の46分、眷襪らのパスを受けた永井がカウンターで左サイドを持ち上がる。深いところでクロスを送ると並走したオリヴェイラがつま先で押しこみゴール、3-1とリードを広げる。この追加点も重要だった。

その後はリスクを嫌って固く戦おうとする東京に対して2点のビハインドを背負った名古屋がボールを持つ流れになる。東京はリトリート早く対応し、最後のところは身体を張って守る。前節広島戦と似た展開に。

58分、敵のクリアボールのこぼれ球を拾った橋本がワントラップからボレー・シュートを放つがバーの上に。

すると、63分、右寄りの敵FKを裏に放りこまれ、これに頭で合わされて失点。3-2と1点差に詰め寄られる。これも森重が着いていたがヘディングを許してしまった。

67分、田邉に代えて東を投入。直後、太田のCKに森重が頭で合わせるが枠外に。70分、オリヴェイラに代えて前田を投入する。引き続き名古屋の攻撃を受ける時間が続くが、流れの中から崩されるシーンはほぼなく、集中して守れている。

83分、永井に代えて富樫を投入、試合をクローズしに行く。終盤、名古屋のパワー・プレーを受けるが敵のシュート・ミスにも救われ、何とか1点差を守って試合終了、3-2でリーグ戦3連勝となった。

前半に先行、後半開始早々にも追加点を挙げ、東京優位の試合となったが、セット・プレーから2失点、最後は押しこまれる時間が長くなった。失点はいずれも敵の個が上回ったイメージだが、試合を必要以上に難しくしてしまった。その中でも肝心のところはしっかり守りきったことで自信につながる試合だった。

リーグ戦が続く中で厳しい試合となったが、最後に結果を手にしたのは大きかった。守備面での課題は残ったものの、流れの中ではバイタル・エリアを空けることなくしっかり守れており、悲観することはない。失点が多いのは事実で対応は必要だが、結果が出ているので試合が続く中でも少しずつ修正は図れると思う。

この試合では東に代わってターン・オーバーで先発した田邉が起用に応える動きを見せたほか、太田もプレース・キックで存在感を見せ、守備でも身体を張ってアピールした。連戦の中でこうした競争が結果として選手層の厚みに結びつきつつあるのは心強い。

攻撃面ではオリヴェイラと永井のコンビネーションがこの試合でも機能し、そこにパスを出す眷襦橋本や、サイドで時間を作る田邉、大森とのイメージもかなり共有できて来たと思う。昨季下がり気味だった眷襪本領を発揮してクリティカルなパスをバシバシ出しているのも効いているし、その分バランサーに徹している橋本も成長している。

数字を見ればシュート数10-12、CK4-3、ポゼッション52-48と、リードしてから守勢に回ったのが表れているが、我慢すべきところを耐えきった試合ということか。守る時間帯にやや引きすぎの感はあり、特に今日のように個の強さのある相手だと、本当はもう少しゴールより遠いところで時間を使いたかった。

9節から13節はリーグ戦が続くのでターン・オーバーにも限界があり連戦の中でもヤマ。疲労の蓄積も大きい。ナイトゲームの次節はともかく、2時キックオフの川崎戦がポイントになるかも。事情はどこのクラブも同じだけど踏ん張りどころになる。

これで11試合を終え7勝3敗1分で勝ち点22、ついに1試合あたりの勝ち点を2.00とした。首位広島が勝ったため勝ち点差は6と変わらないが2位をキープ。3位川崎との勝ち点差は1、4位札幌との勝ち点差は3となり、下位との差は少しずつ広がってきた。

シーズンも約3分の1が終わったが、ここまで望外の好成績。特に徐々に歯車が噛み合いながら調子を上げてきた感があり心強い。連戦はあと3週間続くが、好調だけに試合が続いた方が有難い。疲労の蓄積による燃え尽きや、ケガだけは気をつけたいが、行けるときに行けるとこまで行っときたい。

評点(評点はドイツ式):
林(3.5) 失点はいずれもノー・チャンスか。それ以外は集中してゴールを守った。
室屋(3.5) 中央からの攻撃が多く守備に力を割いた形に。好調は維持している。
森重(3.5) 最後まで集中したがセット・プレーの守備で個の強さにヤられた。
丸山(3.5) はっきりした守備ができたが失点関与は残念、しっかり学びたい。
太田(3.5) 流れの中でのクロスは少なかったがプレースキックで存在感見せた。
大森(3.5) 苦しい時間帯にもしっかりボールをキープして時間を作った。
眷(3) 抜群のパスセンスを披露、昨季は眷襪了箸なが分かってなかった。
橋本(3) 中盤の底でボールを散らす役割で成長著しい。アシストも立派。
田邉(3.5) 攻撃でアピールしたかったが求められた役割はしっかり果たした。
オリヴェイラ(2) あのPKひやひやするわ。次はバシッと蹴りこんで欲しい。
永井(2.5) やはり永井はサイドではなくトップに置くべき選手だった。
===
東(3.5) 苦しい時間帯に献身的に動いて逃げきりに貢献した。
前田(3.5) 今季まだノー・ゴール。形はどうであれまず1点欲しい。
富樫(-) 時間短し。

見に行きたかった。



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2018年04月26日 00:18      [posted by der_ball_ist_rund]

【Jリーグ第10節】FC東京 3-1 広島

■2018年4月25日(水) 19:00キックオフ
■味の素スタジアム

またしても水曜日夜の試合。「お先に失礼します」にも限度がある。ワールドカップがあるとはいえ3週続けての水曜日ホーム開催はほんと何とかして欲しい。朝からの雨は昼ごろに上がり、生温かい天気に。例によって6時前に職場を出て電車に飛び乗ったが味スタに着いたのはキックオフ間際。キックオフ時間の30分繰り下げも真面目に考えて欲しい。

リーグ戦ここ6試合5勝1敗で2位と好調の東京。今季ここまで負けなしで首位を独走する広島との対戦だ。勝ち点差は9あるが、ここで負けるとさらなる独走を許してしまうことになる。互いに相手の電池切れを待つ我慢の試合になることが見込まれ、焦れて腰が浮いた方が負ける。スコアレスドロー覚悟で固く戦いたい。

前節負傷交代となったチャンがメンバー外となり、丸山がCBで先発。それ以外は前節と同じ先発となった。


室屋 森重 丸山 小川
大森 眷襦ゞ極棔‥
オリヴェイラ 永井

この試合もまたいきなり動いた。4分、眷襪らのスルー・パスを受けて前線に飛び出したオリヴェイラが敵エリアに入ったところで敵DFに足払いを食らい倒される。5分、これで得たPKをオリヴェイラがGKの動きを見極めて冷静に流しこみ東京が1-0と先制。眷襪離僖垢皀┘阿ったが、これをPKに結びつけ、それを自ら決めたオリヴェイラも素晴らしかった。

さらに9分、東が敵陣でパスをカットしダイレクトで前線にボールを送ると、前に走ったオリヴェイラがエリア内でこれを受ける。切り返したがシュート・コースをふさがれたため、キープして後ろから走りこんだ永井に落とすと、永井がこれを蹴りこんでゴール、2-0と序盤でリードを広げる。

その後は東京がリスクをマネージしながら奪ったボールは素早い展開から追加点を狙うカウンターにつなげる展開。広島は前線に得点能力の高いFWがおり気は抜けないが、森重、丸山がしっかり対応して決定機を阻止している。集中した戦いが続く。

19分、カウンターを仕掛ける。大森が敵のしつこいマークを受けながら粘って右サイドの室屋に展開、ビッグ・チャンスになるかと思われたが大森に対するファウルの笛が吹かれプレーが止まる。アドバンテージを見て欲しいところだった。スタンドからは「流せ」コールが。

25分、室屋が右サイドから入れたクロスがファーに流れたところに大森がダイレクトで合わせるが枠外に。30分過ぎからは広島にボールを握られ立て続けにシュートを浴びるが林の好セーブもあり何とかしのぐ。

アディショナル・タイムには敵陣深いところ、ゴールライン際を室屋がすり抜けてエリアに入りこみ、角度のないところから流しこもうとしたが敵DFがブロック。結局2-0で前半を終えた。

思いの外早く先制できて、追加点も取れたことからグッと戦いやすくなった。とはいえ敵にチャンスも作られており気を抜くことはできない。規律を持って戦えているので、このまま試合をオープンにせず、リスクをしっかり管理したい。連戦の疲れもあり、気温も微妙に高いので電池切れが怖い。交代がキモになる。

後半も開始早々から動く。48分、永井が右前線でキープしたボールをつなぎ、最後は眷襪中央からミドル・シュートを放ったがボールはGK正面へ。51分、眷襪らのスルー・パスを受けたオリヴェイラが右寄りに駆け上がりGKと一対一になったところでシュート。これがGKの逆を突いてファー・ポストに当たりゴール。3-0と東京が大きな追加点を挙げる。

55分、永井に代えて前田を投入。しかし、この辺りから3点のビハインドを背負って捨て身の攻撃に出る広島に対し、守勢に回る時間が長くなる。

60分、前線に出されたボールに敵FWが反応、裏を取られる。シュートは林がセーブ、こぼれ球を同じFWに詰められるがこれも丸山がブロックしたが、さらにこぼれたボールを後ろから走りこんだ敵FWに蹴りこまれ失点、3-1となる。

その後も広島の攻撃を受けてしのぐ時間帯に。61分、カウンターからオリヴェイラが裏に抜け出す。前田も並走したがオリヴェイラは自らシュート、敵GKにセーブされる。

65分、大森に代えて田邉を投入。田邉はリーグ戦今季初出場。田邉が左SHに入り、東は右にスライドする。押しこまれて苦しい守備が続くが何とかゴールは死守する。コンパクトなブロックは崩れず、最後のところでは身体を張って守ることができている。

78分、オリヴェイラに代えて富樫を投入。引き続きしのぐ時間。奪ったボールは素早く前線に展開するがつながらず。広島の攻撃に耐え、何とかゴールを守る。アディショナル・タイムは5分あったが何とか守りきり、苦しい流れだったが反撃を1点に抑えて3-1で大きな勝ち点3を得た。

序盤のリードを守り、後半開始早々にも加点、失点はしたもののここから崩れることなく、無敗だった首位広島に初めて土をつけた。後半は押しこまれ苦しい時間帯が続いたが、集中を切らさずしのぎきった。

攻撃面ではオリヴェイラの2ゴール1アシストと強さが光ったが、東、大森の労を惜しまぬ運動量、眷襪寮簗なパス出し、永井のスピードを生かした攻撃など、全体が連動してこそオリヴェイラが生きたということ。フィニッシャーを得て連係が形になりつつあるように思う。この流れをつないで行きたい。

試合運びとしては、後半さすがに持たれすぎた感はあったものの、苦しい時間帯にもコンパクトな陣形を保ち、規律を守って戦い続けることができた。失点は余計だったが、そこでしっかりもちこたえたのは大きかった。チームとしての成長を感じる。後半、余計な色気を出さず守備を優先し、そこからワンチャンでの追加点狙いは正しかった。

今までなら2点差あるのにムダに追加点を狙いに行き、逆に裏をヤられてあっという間に追いつかれるパターンを何度も見せられてきただけに、そうした意思統一の拙さを克服できたのは大きな進歩だと思う。

守備は森重、丸山の整理された動きが効いていたが、押しこまれたギリギリの局面でも混乱は最小限で、全員が身体を投げ出せていたのは印象的だった。クリーン・シートはならなかったが、守備の勝利と言っていいのではないか。

東京は2位を維持、勝ち点を19(1試合あたり1.90)に伸ばし、首位広島との勝ち点差を6に詰めた。今の時期はまだ順位に一喜一憂する必要はなく、実際5位との勝ち点差は1だが、とにかく勝ち点を積み上げて行くことに専念したい。幸い結果が出ているので、課題を修正しながら進むことができるはず。いい流れを切らせることなく上位に足場を作りたい。

怖いのは連戦の疲労蓄積とケガ人。リーグ戦が続くとターン・オーバーも難しい。早めにオリヴェイラを引っこめたのもそのあたりのマネジメントか。田邉は次節先発もあるのではないか。カップ戦ほどではないにせよ、少しずつメンバーを入れ替えてチームの底上げを図る必要はある。

土曜日には早くも次の試合がある。ここをどう乗りきるか、試合は続いて行く。

評点(評点はドイツ式):
林(3) 失点シーンは防ぎようなし。それ以外では好セーブを連発した。
室屋(3.5) 前半最後のチャンスは惜しかった。攻撃参加の見極めがよくなった。
森重(3) ギリギリの戦いを強いられたが集中を切らさず勝利を引き寄せた。
丸山(3.5) センスの光る守備。割りきる判断がよくなり安心できるようになった。
小川(3.5) 試合経験で自信をつけ、東との連係もよくなってきた。期待できる。
大森(3) 使われ方が周囲と合ってきた。彼が動くことで布陣が流動化する。
眷(3) 受け手を得て決定機につながるパス出しが生きるようになってきた。
橋本(3.5) 敢えて地味な働きに徹しているが判断、技術ともに長足の進歩。
東(3) 今やハードワーカーの代名詞に。試合ごとに価値を高めている。
永井(3) スピードを生かして敵の脅威になっている。得点は嬉しかった。
オリヴェイラ(2) 得点はもちろんだが、彼の「強さ」が何よりチームに重要。
===
前田(3.5) 前線で身体を張り、少しでも時間を作ろうとした。貴重な存在。
田邉(3.5) 泥臭さを出すことができた。今後必要になってくる選手のはず。
富樫(-) 時間短し。

そういえば永井が敵のバックパスをさらったらオフサイドっていうナゾ判定あったな(14分)。副審はボールの出どころがDFの選手なの見えてなかったのかもだけど、主審すぐそばにいただろ。



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2018年04月22日 21:44      [posted by der_ball_ist_rund]

【ブンデスリーガ第31節】グラードバッハ 3-0 ヴォルフスブルク

■2018年4月20日(金) 20:30キックオフ
■Borussia-Park

金曜日夜の試合なので土曜日に早起きして時差で見ればよかったんだけど全然ノーマークで、試合が終わってることに気づいたのが土曜日の夜、試合日程チェックして「あれ、もしかしてもう終わってる?」てなった。ので土曜日の夜11時ごろからDAZNで見た。それまで結果を知らずにいられたのがすごい。

もはや中位確定であまりやる気が出ないのは仕方ないが、一応EL圏内くらいはまだ数字上可能であり、まあ、その辺を目指してできる限りのことはやろう的な。前節バイエルンに大敗して何かもう投げやり。残留争い渦中のヴォルフスブルクが相手なので難しい試合になると思うがまあ頑張ろう。はいはい。

グラードバッハは前節出場停止だったシュティンドルが先発に復帰、またベンチにはケガ明けのベネシュ、トラオレが入った。トラオレの元気な姿は有難い。やっぱりオーソドックスな4-4-2が安心できるね。

ゾマー
エルヴェディ ギンター フェスタガード ヴェント
ホフマン クラマー ツァカリア アザール
シュティンドル ラファエル

試合は早々に動いた。8分、敵DFの触ったボールが裏にこぼれ、これを拾ったシュティンドルがそのまま右寄りでGKと一対一になってニアを抜くシュート。これが決まって1-0とグラードバッハが先制する。

シュティンドルは完全にオフサイドポジションだったが、敵の受け渡しミスのボールがたまたま裏にこぼれたのでオフサイドにならず。ラッキー・ゴールとはいえ、角度の厳しいところでGKも出てきているのにネットに突き刺したシュティンドルの技術が高かった。

早い時間帯のリードで余裕のできたグラードバッハは、ボールを動かしながら試合を主導して行く。ヴォルフスブルクは攻撃に迫力がなく、脅威を感じるシーンはほぼなし。危なげなくグラードバッハが時計を進める。

35分、ホフマンがエリア内にボールを持ちこみシュートを放つが敵GKがセーブ。しかし、このこぼれ球を拾ったラファエルがコースを見極めてシュートを放つとこれがネットに突き刺さり2-0とリードを広げる。これも敵DFが重なっている隙間を抜くシュートで決して簡単なものではなかった。

44分、ペナルティ・エリアの前で得たFKをクラマーが意表を突いてシュート、これが決まって3-0とほぼ試合を決める。敵がまだ壁を作っている途中だったが、審判がプレーを止めなかったのでゴールが認められた。ヴォルフスブルクがうかつだった。

後半になると安全圏のリードを得たグラードバッハがペースを落とし、ヴォルフスブルクの攻撃を受け止めてカウンターで追加点を狙う展開に。しかしヴォルフスブルクは引き続き攻撃にアイデアがなく、ピンチと言えるほどのピンチもない。

グラードバッハは何度かカウンターやセット・プレーから追加点のチャンスを作るがゴールに至らず。80分、ツァカリアに代えてベネシュを、ホフマンに代えてトラオレを投入、慣らし運転をする余裕。

85分には前節にケガから復帰のシュトロブルをクラマーに代えて投入、問題なく試合をクローズし、アディショナル・タイムなしで試合は終了(先週はこれをやられた)した。

よその心配をしている場合ではないが、ヴォルフスブルクは残留争いをしているとは思えないくらい淡白で気迫のない戦いぶり。いや、だからこそ残留争いをしているのか。こんなんで勝たせてもらってええんかなという試合だった。

序盤こそなかなかパスがつながらないシーンもあったが、シュティンドルが献身的に上下動を繰り返し、ラファエルもつなぎに参加したことで次第にボールを動かせるようになり、リズムをつかんだ。

テンポのいいパス回しから縦に入れるスタイルの中で、アザール、ホフマンらがドリブルで突っかけて敵の陣形を崩す狙いが久しぶりに形になっていたのではないかと思う。自信を持って戦えたことは次節以降に大きな希望を与えた。

シュート数16-7、CK8-5、ポゼッション58-42という数字通りの試合で、バイエルン戦の大敗からの自信回復には有難いゲームだった。

これで31試合を終えて勝ち点は43(1試合あたり1.39)、順位は8位で変わらず。6位のライプツィヒとの勝ち点差は4であり、残り3試合で逆転は可能だが、そのためにはまず全小が前提で、直接対決も残っていないのでライプツィヒがコケてくれる必要がある。

目標が残っていることに感謝しなければならないが、実際にはなかなか厳しい状況。ともかく勝つだけ勝って何が起こるかを見てみるしかない。

ディーター・ヘキング監督談話:
「我々はいい試合を見せられた。チームは今日はとてもうまくやってくれた。我々は早くから相手を切羽詰まった状況にしてやろうと思っていた。それがうまく行った。早い時間帯に得点ができ、その後はいろいろな面で正しい戦いができた。それを考えればこの勝利は高く妥当なものだ。私としては、イブラヒマ・トラオレ、ラシュロ・ベネシュ、トビアス・シュトロブルらを短い時間使ってみることができてよかったと思っている。我々はシャルケに乗りこむのを楽しみにいている。彼らとはまだまだ決着がついていない。それ故我々は勝ちたい」

来季もヘキング監督てマジか。



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