フットボール・クレイジー
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2022年11月12日 22:15      [posted by der_ball_ist_rund]

【ブンデスリーガ第15節】グラードバッハ 4-2 BVB

■2022年11月11日(金) 20:30キックオフ
■Borussia-Park

ワールドカップのため早めのウィンター・ブレイクに入る変則日程で年内最後のリーグ戦となる。土曜日の朝早くに起きてスカパーで追っかけ視聴。前節はボッフムに気合い負け。簡単な相手ではないがホームで勝って今季を締めくくりたいところ。

この日はダイバーシティ・デイということで黒のサードユニを着用し、胸と袖のスポンサー・ロゴ(「flatex」と「sonepar」)がレインボー・カラーの特別版となった。これはこれでなかなかよかった。

プレアがCOVID-19陽性ということでシュティンドルが先発に復帰。GKは引き続きオルショフスキが先発となった。またケガで長く離脱していた板倉がベンチ入りした。

オルショフスキ
スカリー フリードリヒ エルヴェディ ベンゼバイニ
ヴァイグル コネ
ホフマン クラマー シュティンドル
テュラム

立ち上がり互いに守備を気にしてか慎重な入り。前プレの応酬というよりは中盤をコンパクトにして自由を与えずにらみ合うようなかっこうに。

4分、自陣でキープしたヴァイグルから前線のシュティンドルへパスが通ると、そこからさらにスルー・パス。ゴール前の裏でこれを受けたホフマンが流しこんで1-0。貴重な先制点を挙げる。すべてがピタッとハマった気持ちのいいゴールで思わず声出た。

その後はBVBが積極的に前に出るが、グラードバッハがゴール前で数をかけて止め、奪いきってカウンターを狙う流れになる。15分、中盤から持ち上がったコネがエリア手前からシュートし、ボールは枠に飛んだが敵GKがセーブ。

19分、右サイドから中央にパスを出される。ここに走りこんだ敵FWを捕まえられず、トラップから反転してのボレー・シュートを許し失点、1-1と同点に追いつかれる。敵FWのシュートが見事だった。

23分、敵陣でボールを奪ったホフマンがショート・カウンターでゴール前まで運び、最後に並走したテュラムに横パスを出したがテュラムがヒールで流しこもうとしたボールは敵GKにセーブされる。ホフマンが自分で打ってもよかった。

26分、右寄りで得たFKをホフマンがゴール前に放りこむと、ベンゼバイニが敵DFに競り勝ち打点の高いヘディングでゴール、2-1と再び勝ち越す。これもなかなかシビれるカッコよさ。

さらに30分、シュティンドルからのスルー・パスを受けたテュラムが敵DFを置き去りにして裏に抜ける。そのまま持ち上がり、飛び出した敵GKをかわして無人のゴールに流しこんた。3-1とグラードバッハがリードを広げる。BVBの守備がザコい。

しかし40分、敵CKに中央でヘディングを許し鋭いシュートが枠に飛ぶ。これはオルショフスキがセーブしたものの、ボールが敵FWの目の前にこぼれダイレクトで押しこまれ失点、3-2と再び1点差に。オルショフスキは当たっておりこれはしかたない。

前半はそのまま3-2で終了。最小得点差であり、BVBの攻撃は侮れないが、守備で明らかに問題を抱えており試合全体の流れはホームのグラードバッハにあるように見える。後半早い時間帯に追加点を挙げて突き放したいところだ。

後半からクラマーに代えてヘアマンを投入。ヘアマンは例によって右ウィングに入りホフマンがトップ下にスライドする。なかなか選手交代しないファルケ監督がここでクラマーを下げたのはなにかあったのか。

後半開始直後の46分、左サイドでシュティンドルからボールを受けたホフマンが中央のコネにパス。これを受けたコネがエリア手前からシュートを放つとボールはゴール左下隅に正確にキマった。グラードバッハが4-2と再びリードを広げる。

その後もグラードバッハがBVBの守備の隙をついて中央から縦にボールをつなぎチャンスを作る。52分、シュティンドルからのパスを受けたテュラムが守備網を抜けて流しこもうとするが枠をはずす。59分にもテュラムがカウンターからゴールに迫るが敵GKにセーブされる。

68分、テュラムが敵陣でボールを奪いそのまま持ち上がると、ゴール前で並走したホフマンに横パス、ホフマンがこれを流しこんでゴールかと思われたが、ゴール・チェックでテュラムのボール奪取がファウルと判定されゴールは認められず。テュラムは確かにごくわずかDFに触れていたようだが。

その後もグラードバッハが主導権を手ばなさず、77分にはヴァイグルからのパスを受けたテュラムがエリア内からシュートを放つが枠外。88分、コネに代えて板倉を投入、板倉はそのままボランチの位置に。

90分にはシュティンドルに代えてエングムを、さらにアディショナル・タイムにはホフマンに代えてネッツを投入するなど時間も使い、結局グラードバッハが4-2でBVBをしりぞけた。

シュート数11-19、CK2-9、ポゼッション39-61と数字上はBVBが優位だったが、試合の流れは常にグラードバッハが握っており、タイミングよく加点しながら最後までしっかりと試合をクローズした。テュラムが効いていて、あと2点くらい取ってもおかしくなかった。

またこれがデビュー2試合目となるオルショフスキが好セーブを連発、上背はそこまでない(183cm)がリフレクションと試合度胸のよさで存在感を見せている。セカンドはジペルよりオルショフスキでいいんじゃないかと思ってる人も多いだろう。

中断期間入り前の最後の試合で勝ち点3を積み上げたのは大きい。ホフマン、板倉、エルヴェディ、ゾマーなど、ワールドカップに行く人も少なくなく、それ以外はワールドカップ期間中は4週間のオフにするということだが、まずは疲れを取りシーズン後半に向けて戦術を改めて整理するとともにケガ人の復帰を待ちたい。

今季ここまでは、うまく行くときと裏目に出るときのムラが大きくkickerにも「感情のジェットコースター状態」とか書かれている。ケガ人が相次いで人繰りが苦しかったのもあるが、入りに失敗し早い時間に失点して自滅する試合が多かった。内容的には悪くない試合をしながらも安い失点で勝ち点を落としたことが何度もあり、課題として残った。

とはいえ監督交代初年としてはチームの骨格はすでに相当できており、中断期間明けに板倉やノイハウスを初めとするケガ人が戻ってくれば選択肢は増え地力はレベルアップするはずだ。シーズン後半に向け期待したい。

これで15試合を終えて6勝5敗4分、勝ち点を22(1試合あたり1.47)に伸ばし暫定で7位。首位バイエルンとの勝ち点差は最大12、CL圏である4位のフランクフルトとは最大7差であり、少なくともCL圏はまだ現実的に狙える。この戦いをさらに突きつめて行きたい。

ダニエル・ファルケ監督談話:
「パフォーマンスと試合に対する入り方にはとても満足しているし、この勝利はだとうなものだと感じている。前半はどちらのチームもまったくトップ・レベルでありブンデスリーガのフットボールのいい宣伝になっただろう。我々はプレッシャーを受けた状態でも勇気をもって我々自身を表現できていたし、運動量も豊富でいい局面を作った。それに加えて我々はどのようにしてBVBのプレッシングに打ち勝つかということを徹底した。選手たちはとてもうまくそれを実行し、たくさんのいい動きを作りだした。後半は我々はさらに多くのチャンスを作り、もっと大差で試合を決めることができた可能性すらあった」

今季はテュラムがヤバいな。早く契約更新してほしい。あとベンゼバイニも。ただでは出さないぞ。



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2022年11月10日 00:46      [posted by der_ball_ist_rund]

【ブンデスリーガ第14節】ボッフム 2-1 グラードバッハ

■2022年11月8日(火) 20:30キックオフ
■Vonovia-Ruhrstadion (Bochum)

公式戦3連敗から前節ようやくホームでVfBに勝利、この流れでアウェイでも勝ち点を取りたいところ。ワールドカップを控えて年内あと2試合でリーグ戦は中断期間に入る。水曜日未明4時半キックオフはキツい。

出勤前に録画を追っかけで見ようと思い5時前に起きて、昨夜スカパーの録画をセットし忘れたことに気づいた。しかたなく途中から見ることにしてスカパーをつけたら20分過ぎだった。

前節の試合で終盤に負傷したヤンチュケが欠場となったが入れ替わりでエルヴェディが先発に復帰、また負傷のゾマーに代わってここ2試合ゴールを守っていたジペルが練習中にケガをして欠場となり21歳のオルショフスキがブンデスリーガ・レビューとなった。

オルショフスキ
スカリー フリードリヒ エルヴェディ ベンゼバイニ
ヴァイグル コネ
ホフマン クラマー プレア
テュラム

立ち上がりは互いに強度の高い守備から奪ったボールをテンポよく前線に運ぼうとするが、ボッフムの出足がよくグラードバッハはボールをしっかり収めることができない。セカンド・ボールもボッフムに拾われることが多く、試合の入りに苦労する。

7分、敵のスルー・パスに裏抜けを許す。そのままオルショフスキとの一対一になりゴールに流しこまれたが、一見明らかにオフサイドと多くの人が思ったし、実際副審がフラグ・アップしていったんはノー・ゴールの判定となる。

しかしVARのチェックで敵FWはギリでオンサイドとなってゴールが認められた。3Dの補助線が引かれた静止画で見ても微妙なところだと思う。どうせオフサイド・ディレイでしょ的な感じでFWも一応流しこんどきますねって思ってたんじゃないかと思うがセルフ・ジャッジはいかん。なんかすっきりしないゴールで0-1と先制を許す。

さらに12分、自陣ゴール前でエルヴェディがオルショフスキに渡そうと出した短いパスがややズレたところを敵FWにさらわれ、そのままオルショフスキをかわして流しこまれ失点、0-2とリードを広げられる。明らかな連係ミスだった。

その後はラインを下げてリスク管理をするボッフムに対しグラードバッハがボールを握りながらも攻めあぐねる展開に。一方でボールを失うと長いボールからカウンターを受けチャンスを作られる。2点のビハインドを背負ってむずかしい試合になってしまった。

これといって大きなチャンスもないまま序盤の失点を引きずって0-2で前半を終了。後半早い時間帯にまず1点を返したい。

後半もグラードバッハがボールを持つが、コンパクトなボッフムの守備に阻まれて思うように攻めきれない。ようやく62分、テュラムのスルー・パスを受けてプレアが左サイド裏に抜けてシュートを決め、1-2と1点差に詰め寄る。

その後も拮抗した攻防のなかで試合は終盤に。80分、クラマーとスカリーに代えてシュティンドルとヘアマンを投入、それぞれ同じ位置に入る。

82分、この試合最大の問題になるシーン。ホフマンが右CKをけると、ファーのフリードリヒが頭で中央に折り返す。このボールを敵DFがクリアしようとしたがミートしきれずボールは再びホフマンの足許に。ホフマンがこれを再びゴール前に放りこむと、ベンゼバイニが頭で合わせゴール、2-2の同点に追いつく。

と思われたがここでもVARのゴール・チェックの結果、フリードリヒの折り返しに対してホフマンがオフサイドだったとの判定に。フリードリヒの折り返しに対しては、敵DFがクリアしようとしてボールにプレーしているが、これが「コントロールできていた」にあたらないと判断されたようだ。納得できないがゴールは認められず。

その後もグラードバッハは反撃を試みたが奏功せず、結局1-2で釈然としない試合を終えた。

全体として見ればボッフムの球際の強さ、しつこさに押され、試合の流れを最後までつかめなかった。判定に不満の残る残念な試合になったが、シュート数8-13、CK3-6,ポゼッション54-46と、局面によってはボールは握ったものの、試合そのものの主導権は取れなかったことが数字からも示唆されている。

試合間隔短くコンディションが万全でなかったのは敵も同じ。身体が重く、試合の入りに集中を欠いたことで早い時間帯にリードを奪われ、後手にまわる流れになったところでこの結果は妥当なものだったかもしれない。

やろうとしていること自体がおかしいわけではないが、そのためにはかなりの運動量と強度、そして技術と度量が必要で、負傷離脱の選手も多いなかそこまでの落としこみができていないまま走りながら考えてる感が強い。

年内はあと1試合、ホームでBVBと戦ってワールドカップに突入するわけだが、中断期間中に離脱選手の復帰を待ち、あらためてベースを確認する必要がある。代表に招集される選手も多いなか、限られた時間でどこまでチームをまとめられるか、ファルケ監督の手腕が問われる。

まずは週末の試合に今できるすべてを投入しなければならないが、ここを踏ん張って選手が戻ってくれば上積みは大きい。あと1試合、勝ち点を積み上げてイレギュラー日程となったシーズン前半を終えたい。

ここまで14試合を終了し5勝5敗4分、勝ち点は19(1試合あたり1.36)で暫定9位だが他の試合の結果次第では今節12位まで後退の可能性がある。苦しい時期だが今やろうとしていることをしっかり根づかせたい。

ダニエル・ファルケ監督談話:
「この試合の筋立ては比較的早くに物語られてしまったと思う。ボッフムは前半、非常に妥当な2-0のリードを得た。彼らはその前のホームゲームでもやったのとちょうど同じことをやった。非常に集中しており運動量が豊富で攻撃的だったし、非常に気持ちをこめてプレーしていた。我々は前半、特に最初の25分間はまったく容認しがたい。勇気がなく、運動量もなく、まったくスピードもなかった。試合の入りでは我々は本来の姿を見せられず、長いボールに頼りすぎた。しかし後半に見せた対応は賞賛に値する。そこからは多くを投じ、勇気をもって戦った。そこで我々は妥当で問題のなく追いついたが、残念ながら認めてもらえなかった。最終的に2-2というのが今日のあるべき結果だったはずだと思う」

問題のオフサイドについてはクラマーやホフマンも「理解できない」と言っている。残念だ。



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2022年11月06日 17:04      [posted by der_ball_ist_rund]

【ブンデスリーガ第13節】グラードバッハ 3-1 VfB

■2022年11月4日(金) 20:30キックオフ
■Borussia-Park

現地時間金曜日20:30ということは日本時間土曜日未明の4:30。さすがに起きられないので土曜日の朝6時過ぎに起きてスカパーの録画を追っかけで見た。週末をグラードバッハの試合観戦でスタートするのはリスキーな気もするがしかたない。

ここのところ公式戦3連敗、4戦勝ちなしというツボにハマった状態だが、その間もなんだかんだ点は取れており、苦しい人繰りを強いられながらもギリ頑張っている状態。やっていること自体はおかしくないのでこのホームで気持ちよく勝って流れを変えたい。

グラードバッハはポカールで肩を脱臼して離脱していたホフマンが先発に復帰。一方でエルヴェディが体調不良でメンバー外となりヤンチュケが今季初先発となった。前節出場停止だったコネが復帰、シュティンドルがベンチ・スタートに。

ジペル
スカリー フリードリヒ ヤンチュケ ベンゼバイニ
ヴァイグル コネ
ホフマン クラマー プレア
テュラム

試合開始早々の4分、ベンゼバイニのパスを追って左サイドの裏に抜けたプレアが深いところから入れたマイナスのクロスに、走りこんだホフマンがダイレクトで合わせゴール。グラードバッハが1-0といきなり先制する。

その後もグラードバッハがボールを支配、VfBの守備が間延びし中盤にスペースがあることもあって優位に試合を進める。10分、スカリーの右サイドからのクロスにファーのベンゼバイニがダイレクト・ボレーで合わせるが敵GKにセーブされる。

15分にはクラマーのクロスを受けたプレアが敵DFをかわしてシュートを放つがこれもGKにセーブされる。17分、ベンゼバイニがCKの場所どりでマークについた敵DFと小競り合いになり、ラリアートぽく腕を振ってしまう。警告を受けたがVARが介入、OFRとなったがなんとか退場にはならずに済んだ。敵DFがしつこくからんだのがよくなかったと思う。

25分、プレアからの縦パスを受けたテュラムが敵DFに両側から寄せられながらもボールをコントロール、左足で流しこんで追加点。2-0とリードを広げる。プレアにボールが入るまでのパスのつなぎも含めリプレイで何度も鑑賞したいゴールシーンだった。

前に出るしかないVfBは35分、右サイドから切れこんだFWがそのままシュートを放ちゴール。2-1と1点差に詰め寄られる。その後は拮抗した展開になるがリードを保ったまま前半を終えた。2点先行しながら1点返された流れを後半修正したい。

後半に入ってもグラードバッハが優位にボールを持って敵陣で攻撃をしかける流れは変わらず、VfBはおもにカウンターからゴールを狙うが、ともに相手の固い守備を崩せずフィニッシュまではいたらない。

一進一退の攻防が続き、終盤まで大きな見どころのないまま試合が進む。いつも通り選手交代をしないファルケ監督であったが、80分、ヤンチュケがもものあたりを押さえてピッチに座りこむ。81分、ヤンチュケに代えてシュティンドルを投入。シュティンドルはトップ下に入り、クラマーが最終ラインに落ちる。試合前からクラマーのCB起用の可能性が報じられていたので納得の采配だ。

終盤はVfBがリスクを取って反撃をしかける流れになるがグラードバッハも自陣を固め対応する。87分、プレアに代えてネッツを投入、そのまま左のウィングに入る。ネッツにはもうちょっと出場機会を与えたいが…。

アディショナル・タイムにはホフマンに代えてヘアマンを投入。すると直後の90+4分、コネが右サイドに大きく展開したボールをヘアマンが受けて完全にフリーとなり、GKとの一対一も冷静に流しこんでゴール。3-1となってそのまま試合を終えた。

前半2点を先行しながら1点を返され、その後は膠着したが我慢強くしのぎ、最後の最後に試合を決めた。3点めがもう少し早くほしかったが、追加点が取れないなら敵のゴールも許さないという意志がしっかり感じられる試合展開となったのはよかった。

正直VfBの守備が不安定でスペースがあり、また攻撃も精度を欠いて自滅してくれることが多く、勝ち点3を稼がせてもらった感がある。他のクラブであれば見逃してもらえそうにないシーンもあった。

シュート数13-13、CK3-5、ポゼッション55-45と、グラードバッハがボールをもったことはわかるが、内容的には微妙な感じで最終のスコアほど完勝という試合ではなかった。失点を敵のファイン・ゴール1本に抑えたことが最大の勝因。ジペルも頑張った。

引き続き苦しい人繰りのなかでなんとかほぼ1カ月ぶりの勝利を挙げ、ひと息つくことができた。ワールドカップでの中断まであと2試合、ボッフム(A)、BVB(H)と近所での試合が続くのでなんとか乗りきって立て直しを図りたい。ゾマーそろそろ帰ってきて。板倉はワールドカップムリしないで。

ここまで13試合を終了、5勝4敗4分となんとか勝ちを先行させ勝ち点は19(1試合あたり1.46)で順位は暫定ながら8位に。ここ数試合で失った勝ち点が痛いが、ここから積み上げるしかない。8位から12位が勝ち点差2のなかにひしめいており、早くここから上に抜け出さなければならない。

ダニエル・ファルケ監督談話:
「このところむずかしい局面だったので、この勝利はもちろんことのほかうれしい。多くの選手がいないなかで、守備をしっかり作り上げるのはまったく簡単なことではなかったが、そのために選手たちはいつも以上に力を注いでくれた。それはチームのトップ・パフォーマンスだった。前半は試合を支配し、二つのアルバムに貼っておきたくなるようなすばらしいゴールを決めた。我々は運動量を上げることに注力し、しっかり走ったので捕まえるのがむずかしかったと思う。1点を返したあと、VfBは気分を入れかえてきたが、我々はそれをしのぎ、後半は1つのチャンスを除いて好きにさせなかったし、トビ・ジペルがスゴいセーブをしてくれた。とはいえこの勝利が妥当でないという者はないだろう」

僕としてはヘアマンのゴールがなにより嬉しい。



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2022年11月06日 00:20      [posted by der_ball_ist_rund]

【Jリーグ第34節】FC東京 2-3 川崎

■2022年11月5日(土) 14:00キックオフ
■味の素スタジアム

曇りがちでときおり薄日のさす秋の土曜日。飛田給の駅から味スタにいたるスタジアム通りを歩行者天国にしてキッチンカーなどが出店する「青赤ストリート」が開催されるなど、これまでにないイベントを実施した最終節となった。

今季の総仕上げとして開幕戦で対戦した川崎を味スタに迎える。今季の成長が試される重要な試合。厳しい相手だがホームでの勝利で勝ち点を50の大台に乗せたい。2位の川崎はこの試合に勝ち、首位の横浜が負けると優勝が決まる。目の色を変えてくるはずで相手にとって不足はない。

この試合ではアダイウトンがレアンドロに代わり左ウィングで先発。またバングーナガンデが警告累積で出場停止となり、中村が右SBで先発、長友が左SBにまわった。試合前日に今季限りでの契約満了が発表された林がベンチ入り。

スウォビィク
中村 木本 森重 長友
塚川 東 松木
渡邊 フェリッピ アダイウトン

ともに強度の高い守備から奪ったボールを動かして敵を崩しゴールをねらいに行く似たスタイルで、互いにコンパクトな中盤で主導権を争うガチマッチになる。拮抗した押し合いだがボールを持ったときには川崎の方がゴールの近くまで行けている印象。

16分には塚川の落としを受けた東からの縦パスを受けたフェリッピがエリア手前からシュートしたが枠外に。強いシュートだったが抑えが効かなかった。

19分、右サイドから敵FWにドリブルで切りこまれ、中央にラスト・パスを出される。これを受けた敵FWがエリア手前からシュート、これがゴール隅に決まり0-1と先制を許してしまう。そこまで崩されたわけではなかったがミドルでやられた。

25分、右寄りで得たFKを松木がけると、ファーの森重が頭で合わせる。これが敵GKにセーブされこぼれたボールをフェリッピがダイレクトでシュートするがバーを越える。結果的に最初の森重がオフサイドの判定となったが見ごたえあった。

29分、塚川から逆サイドに大きく展開されたボールをアダイウトンが追い、飛び出した敵GKよりわずかに早くボールをつついたところをGKに倒される。敵GKは決定的な得点機会の阻止で退場となり東京が数的優位を得る。

ここからは試合の様相がガラっと変わり、自陣で4-4-1のブロックを組む川崎に対し東京がボールを支配し波状攻撃をしかける流れに。なんとか前半の間に同点にしたかったが押しこんでも川崎の守備が堅くなかなかフィニッシュまで持ちこめない。

42分、塚川のゴールライン際からのクロスをアダイウトンがバイシクルで合わせるがゴール横。0-1で前半を終えた。

拮抗した展開から押し負けて先制を許したが、その後アダイウトンの踏ん張りで敵GKを退場に追いこみ数的優位を得た。ドン引きの川崎を敵陣に押しこむなかなか見られない流れになったが追いつけず。カウンターからの失点だけ気をつけて早い時間帯にまず1点ほしい。横浜は先制したものの前半のうちに追いつかれ、川崎は優勝の可能性が現実的に。

後半開始早々の47分、塚川が右サイドから入れたクロスが敵ゴール前でルーズになり混戦に。アダイウトンが至近距離からこれをけりこみゴール。目論見通り早い時間帯に1-1と同点に追いつく。

その後も東京は数的優位を生かして敵陣でボールを動かす。時おり失ったボールから川崎がカウンターをしかけようとするが、起点が低いうえに人数をかけられないので対応できている。

53分、塚川からの縦パスを受けたフェリッピが反転してシュートを放つ。鋭い軌道でボールが飛んだが惜しくもバーをヒット、ゴールにはならなかった。これが決まっていればというキーになるプレーだった。その後も東京が主導権を握りボールを動かしながらチャンスをうかがう。

しかし61分、選手交代で機動性の出た川崎が、東京の自陣でのビルド・アップにハイ・プレスをかける。森重がエリア左でからまれボールを失うと、そこからクロスを入れられる。これをゴール前で流しこまれ失点、1-2と再びリードを許す。恐れずに自陣から組み立てるコンセプトではあるが、失った位置がいかにも最悪だった。

66分、塚川と長友に代えて三田と紺野を投入、森重、木本、中村の3バックにし松木を左ウィングバックに押し出した3-4-3になったか。正直意図がわからなかった。代表を控えている長友を早めに下げたかったのか、紺野を使いたいが前を削りたくなかったか。

引き続き東京がボールを握るが川崎がやや高めでプレスするようになる。74分、紺野が右サイドから大きく逆サイドに振ると、走りこんだ渡邊が折り返し、これを中央のアダイウトンが頭で押しこみゴール、2-2と再び同点に追いつく。

ところが直後の75分、右サイドから上げられたクロスにファーで対応しようとした渡邊にボールが当たりそのままゴールに。オウン・ゴールで2-3とみたびリードを許す。これも自陣でのポゼッションにこだわった結果高い位置で敵にボールを渡したところから。

79分、松木と渡邊に代えて安部とレアンドロを投入。時間を使う川崎に対して反撃を試みたが追いつくことはできず、結局2-3で最終戦をホームでの惜敗で終えた。

先制を許しながらも数的優位を得て後半開始早々に追いついたが、自陣でのミスから勝ち越され、もう一度追いついたもののオウン・ゴールで決勝点をプレゼントして自滅。優勝争いをする川崎と十分渡り合い、勝てた試合だったが前節同様試合運びのつたなさで勝ち点を逃した。

シュート数9-4、CK8-2、ポゼッション62-38と、ひとり多くなってからは完全に東京のゲームであり、川崎から2点をうばったにもかかわらず、それを生かすことができなかった甘さは今季の最後に大きな課題として残ってしまった。

簡単にボールを捨てず、自陣からしっかりビルド・アップするコンセプトのもとでは、時としてミスからボールをさらわれるリスクは常にある。それを怖がらず敵をいなしてプレスをかいくぐり前にボールを運ぶことに取り組んでいるので、2失点めのようにミスが出て失点するシーンも「失敗事例」として出てくるのは当然。

リスク管理のやり方を洗練する必要はあるが、ミス自体は責められないし、最もボール扱いに長けたはずの森重でもこういうミスが出るのだから、これを怖れてボールを捨てる選択肢はない。技術を高めるしかない。

今季の総括は別にやりたいが、アルベル監督のもと、これまでとは異なるコンセプトに挑戦し、苦労はしながらも6位でフィニッシュできたのは、土台を作るシーズンとしては(もっとギリの成績になる可能性もあると思っていただけに)悪くない結果だった。

なにより明確なコンセプトとそれを語る言葉をもった監督のもとで成長を実感しながら進むチームの姿には、結果の出ないときでも納得感があり希望がもてた。来季は今季より要求水準もずっと高まる。今季できたこと、課題として残ったことをしっかり整理してそのうえにさらに積み上げが必要だ。

開幕戦と最終戦を見比べれば、同じ川崎相手になにができたか、成長は明らかだと思う。まだまだ課題は多いが、どうやってゴールに迫るのか、どうやって勝つのかという道筋をチームで共有できるようになったことは間違いなく進歩であり、来季につながるベースを構築できた。

これで全日程を終了、14勝13敗7分で勝ち点49(1試合あたり1.44)、6位でシーズンを終えた。1試合あたりの勝ち点が1.50となる51は死守したかったし、勝てた試合だったがそれを取りこぼした甘さを反省するしかない。この勝ち点で6位は僥倖だ。

評点(評点はドイツ式):
スウォビィク(4) 3失点はキツい。どれか1本は止めたかった。
中村(3.5) 裏抜けは効いていた。守備も頼りになった。
木本(3.5) オレ的には今季のMVP。スゴいフィードあった。
森重(4.5) 失点に直結する痛恨のミス。捲土重来を期す。
長友(4) 今イチ消えていたような。代表での活躍を期待。
塚川(4) 気合いの入った古巣対戦。来季も主力の予感。
東(3.5) 今季のMVP次点。東京の顔になってきた。
松木(3.5) ヤバいサイドボレーあった。いつまでいてくれるのか。
渡邊(4) オウンは責められない。アシストあり。
フェリッピ(3.5) 得点の匂いしかしなかったが得点はなかった。
アダイウトン(2.5) 得意のパターンじゃないヤツで2ゴール。
===
紺野(3.5) いいボールを何度もゴール前に入れた。
三田(4) 懸命に走ったがチャンスにからめず。
レアンドロ(-) 時間短し。
安部(-) 時間短し。

なお横浜が勝ったため川崎の優勝はなかった。試合後には森重とアルベル監督からのスピーチがあった。

この試合はチケットが事前に完売で入場者は35,000人弱。アウェイ応援禁止のバックスタンド上層にも川崎サポが大量に潜入しており、ユニこそ着ていないが手拍子とかウザかった。ユニさえ着ていなければいいのか。


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2022年10月31日 22:55      [posted by der_ball_ist_rund]

【ブンデスリーガ第12節】ウニオン 2-1 グラードバッハ

■2022年10月30日(日) 15:30キックオフ
■Stadion An der Alten Forsterei (Berlin)

ドイツのサマータイムが終わってしまった。時差が7時間から8時間にもどり、15:30キックオフの試合は日本時間ではこれまでの夜10時半ではなく11時半スタートに。最後まで見ると夜中の1時半近くになる。ずっとサマータイムをやっててほしいが。

このところ勝てておらず、アウェイではあるがこのへんで勝ち点3を持ち帰りたい。相手は現在首位のウニオンと手ごわいが、これ以上悪い地合いになるわけには行かず、
正念場の一線となる。

この試合ではコネが警告累積のために欠場。ポカールでケガをしたゾマーとホフマンは今節も欠場となり、他に板倉、ノイハウスらも引き続き不在。この試合ではエングムがリーグ戦初先発、クラマーを本来のボランチで起用した。

ジペル
スカリー フリードリヒ エルヴェディ ベンゼバイニ
ヴァイグル クラマー
エングム シュティンドル プレア
テュラム

試合は序盤からウニオンのペース。ハイ・プレスから一気にゴールを狙う強度の高いフットボールで主導権を握る。グラードバッハは後追いになりなかなか前線にボールをつなげない。自陣で守備に追われる時間が長くチャンスは散発。

24分には中央20メートル強で得たFKをプレアが直接狙い、鋭いボールが枠に飛んだが敵GKの好セーブに阻まれた。プレアこんなFKけれるんやというボールだった。

29分、ゴール前の密集からクリアしたボールを拾われエリア外正面からシュートを打たれる。ゴール前の敵FWに当たって軌道が変わりネットに突き刺さったが、VARの結果FWのヒジあたりに当たっていたとの判断となりノー・ゴールに。

腕が大きく身体から離れていたわけではないが、FWが身体をよじってボールを流しこんでおり、その際に折りたたんだ腕に当たったように見え、ハンドの判定は妥当なものだったと思う。一瞬やられたと思ったが胸をなでおろした。

すると直後の33分、シュティンドルがけった右CKに中央のエルヴェディが頭で合わせゴール、グラードバッハが1-0と先制する。エルヴェディが巧みにマークを外してフリーでシュートした。

さらに35分にはベンゼバイニのパスを追って裏に抜けたテュラムが、あと足のかかとでボールを浮かせてGKをかわし、角度のないところから頭で流しこもうとしたがボールは枠に収まらず。先制したグラードバッハがやや押し戻して1-0で前半を終えた。

後半に入るとアドバンテージのあるグラードバッハがボールを握って時間を使い、守備では自陣でブロックを形成してウニオンにスペースを与えない。膠着したまま時計が進む。74分、エングムとプレアに代えてヘアマンとネッツを投入、両ウィングを入れかえる。

79分、右サイドからゴール前に放りこまれたアーリー・クロスに敵FWがファーで飛びこみ頭で合わされる。ジペルが飛び出しパンチングで処理しようとしたが届かず、シュートを決められて1-1の同点とされてしまう。ジペルは敵FWの横ツラを思いきりグーパンした格好で警告を受けた。

85分、シュティンドルに代えてボルゲス・サンチェスを投入。終盤はアウェイでの勝ち点を守ろうとするグラードバッハに対してウニオンが逆転をねらいしかける展開になる。

87分、再び右サイドからのクロスにファーの敵FWが頭で合わせゴールかと思われたがチェックの結果オフサイドと判定されノー・ゴールに。ジペルが完全にニアを抜かれて決められヤバかったがVARに救われた。

アディショナル・タイムにはベンゼバイニが傷みヤンチュケと交代。このまま引き分けかと思われた90+7分、ラスト・プレーのショート・コーナーから中央で合わされ失点。これはVARも介入のしようのないゴールで最後の最後に1-2と逆転されそのまま試合は終了した。

前半にセット・プレーからリードを奪い、後半は敵の攻撃を受けながらもしっかり守れていたが、早い時間帯に交代枠をすべて使って反撃に出てきた相手を止めきれず、終盤に追いつかれ、さらに土壇場で逆転を許した。

数字的にもシュート数7-13、CK5-6、ポゼッション45-55とウニオンの方が優勢で、交代の選手も乏しい現状では、試合運びだけでセット・プレーの1点を守りきれる勝負強さはなかったということか。

エングムが先発でそこそこやれていたのは収穫だと思うが、よく訓練されたウニオンに対して自分たちのやりたいことをなかなかやらせてもらえず、しんどい試合を強いられた感じがした。VARに助けられたとはいえ実質4失点に近い内容で、ケガ人に早く戻ってきてほしすぎる。若手をもっと積極的に使ってもいいのではないかと思った。

これで戦績は4勝4敗4分となり勝ち点は16(1試合あたり1.33)で順位は11位に下がった。6位から11位まで勝ち点差3という混戦ではあるが、上位とは確実に差をつけられつつある。これ以上の後退は許されず、年内の残り試合で結果を出す必要がある。

ダニエル・ファルケ監督談話:
「フットボールではちょうどここアルテン・フェルステライで起こったようになんでも起こり得ると思っていなければならない。ウニオンはもともと終盤のゴールが多い。我々は最後のプレーでしっかり目を開いていることができていなかった。これはがっかりする結果であり受け入れることがとても難しい敗戦だ。前半は非常に固く敵にチャンスを作らせなかった。我々がリードしたのは妥当だったし、そのうえそれに続いてあとひとつかふたつ生かすべき明らかなチャンスもあった。しかし我々はそれを逃してしまった。その後はウニオンの圧力がどんどん強くなって行った。正直言えばチャンスは作らせていなかったと思うが、手前からのクロスで同点にされてしまった。ゴールはなにもないところから生まれたものだった。だがそうなるとウニオンがスタジアムのあと押しを得て急に確信を強め、我々にとってはとてもやりにくい状況になった。2点目の失点ではマークがうまく行っていなかった。選手たちは今日は授業料を支払った。本来ならもっと手にできたはずで非常に厳しい」

結果がほしい。夜中まで起きててこれかよと思った。



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2022年10月30日 20:58      [posted by der_ball_ist_rund]

【Jリーグ第33節】名古屋 2-1 FC東京

■2022年10月29日(土) 15:00キックオフ
■豊田スタジアム

名古屋はアウェイ遠征圏外だが今季最後のアウェイ・ゲームとあってムダに気が大きくなり新幹線で日帰り遠征することにした。しかし豊田スタジアムは名古屋から遠く、駅からも遠い。もうちょっと近くにならないか。天気がよかったのが救い。

3週間ぶりの試合。シーズン残り5、6試合くらいから今季の修了試験のつもりで見ているが、ここまでもちろん課題はありつつも、初年としての成長を感じさせる及第点の出来だと思う。あと2試合、アウェイとホームで今季の到達点を厳しく問われる試合になる。

オリヴェイラがケガの治療のためブラジルに帰国してしまったのでフェリッピがトップで先発。ウィングは右に渡邊、左にレアンドロ。

スウォビィク
長友 木本 森重 バングーナガンデ
塚川 東 松木
渡邊 フェリッピ レアンドロ

立ち上がりからボールを保持して敵のプレスをかわしながら押し上げたい東京に対して、奪ったボールを素早く前線に展開し自陣ではしっかりブロックを形成する名古屋がガッチリ組み合う流れに。3分、クロスからのシュートを枠に飛ばされるがスウォビィクがセーブ。名古屋の方がストレートにゴールに向かってくる分怖さがある。

10分、右サイドの深いところでFKを与える。距離の短いCKのような位置からゴール前に放りこまれたボールを正面でヘディングされ失点、早い時間帯に0-1と先制を許す。難しい相手に対して難しい試合展開になってしまう。

その後も東京はボールは持つものの名古屋の固いブロックを打開できず、逆に引っかけられたボールでチャンスを作られる流れに。セカンド・ボールも名古屋が回収するケースが多く、局面で競り負けている感が強い。

それでも時間の経過とともにボールを持って敵陣に攻めこむシーンが増える。24分、松木からの縦パスを受けたレアンドロがドリブルで持ちこんでシュートを放つがDFにブロックされる。26分、正面30メートルのFKをフェリッピが直接狙うがDFに当たる。

28分にはカウンターからゴール前でボールを受けた渡邊が敵DFにからまれながらも反転してシュートを放つがDFにブロックされる。チャンスは増えるが名古屋の守備も厚くなかなか決めきることができない。

36分、再び中央でFKを得る。今度は25メートルほどの距離でレアンドロがけったがボールは敵GKの正面に飛んでしまう。名古屋のプレスをかいくぐってボールを前に運ぶところまではできているが、最後を決められないまま0-1で前半を終えた。

序盤、試合の入りが重いところで名古屋に主導権を握られセット・プレーから失点。その後徐々に盛り返したものの追いつけていない。流れは取り返しつつありこのままやり続けたい。

後半開始から間もない49分、左サイドで松木とのコンビネーションから裏に抜けたバングーナガンデがクロスを上げる。いったん敵DFにクリアされたが、このボールを右サイドから上がった木本が拾い、エリア手前からシュートを放つとゴール右隅に決まり1-1の同点に。ここまで上がってコンパクトな振りから強烈なシュートを決めた木本をほめるしかない。

その後はややオープンな展開になりつつも、追いついて流れを引き寄せた東京がボールを支配し敵陣で波状攻撃をしかける。セカンド・ボールをことごとく拾い、ボールを動かして一気に逆転を狙いに行くが、名古屋も必死でブロックを組んで抗戦、バチバチのやり合いになる。この時間帯に決めておきたかった。

62分、レアンドロに代えて紺野を投入。紺野は右ウィングに入り渡邊が左にスライドした。このタイミングでアダイウトンかと思ったが交代意図はどうだったのだろうか。アダイウトンに頼らずに打開を試みたということか。

69分、自陣でFKを与えると、名古屋がこれをクイック・リスタート。スルー・パスを深い位置に通され、そこからのクロスはスウォビィクが触れたがファーで押しこまれ失点、1-2と再び勝ち越しを許す。気が抜けていたわけではないが対応が後手に回った。

75分、塚川と渡邊に代えて安部とアダイウトンを投入。それぞれそのままの位置に入る。その後は東京がボールを握り、紺野が何度か単騎でエリアにしかけるなど反撃したが名古屋の守備網を突破できない。87分、松木と長友に代えて三田と中村を投入したもののそのまま試合終了、今季最後のアウェイ戦は1-2での敗戦となった。

序盤にセット・プレーから失点、その後なんとか試合の流れを取り戻し後半開始早々にはいったん追いついたが、その後の押せ押せの局面で一気に逆転することができず、またしてもセット・プレーから勝ち越されて悔しくも勝ち点を持ち帰れなかった。

シュート数11-10、CK6-4、ポゼッション67-33と数字的には東京が支配していた試合だったが、名古屋にうまく守られ効率よく得点を挙げられた。

手も足も出なかったわけではないし、ガタガタに崩されたわけでもない。先制はされたがゲームプランが機能しなくなったわけでもなかった。1点は取り、チャンスは作りシュートも放ったが、セット・プレーから2点やられた。

こういう試合をどうやってこちらの試合にするかは、戦術とはまた別の話として考えなければならないし、上位を狙うのであれば必要なことだ。この試合は内容的にそこまで悪くなかったが、それを結果につなげられなかったという点で、修了試験として大きな課題を残した。

個別に見れば、レアンドロがワンタッチでボールをさばいた結果、敵に簡単にボールを渡してしまうシーンが何度もあった。そこから一気に状況が打開できることもある一方、ボールをプレゼントして失点に直結することもあるわけで、これをどう考えるかは難しいと思った。

一方でフェリッピが敵を背負いながらボールを受けてしっかりキープし味方に渡してくれるいいポストを再三披露し、ゴールはなかったもののチームにフィットしてきていることを感じさせた。来季は残ってくれるのだろうか。

33試合を終了して14勝12敗7分、勝ち点49(1試合あたり1.48)で順位は6位に落ちた。またACLの可能性のある3位には届かないことが確定した。

次節は開幕戦で負けた川崎とのホーム・ゲーム。川崎は優勝の可能性を残しているが、そのためには勝つ必要があり、我々が川崎に勝てば目の前で優勝を決められることはない。我々の成長を図る絶好の試合であり、優勝の可能性を残して味スタに来てくれるのは歓迎だ。最高の修了試験になるだろう。

すでに最終節の味スタは完売。川崎には悪いが味スタでシャーレを掲げるのはあきらめてもらおう。

評点(評点はドイツ式):
スウォビィク(3.5) 厳しいシュートも止めた。失点はノー・チャンスか。
長友(4) 長友から東にボールが付けられるといいのだが。
木本(3) シュートは能力の高さを示した。今季の東京のMVP。
森重(3.5) 最終ラインでボールを預かり攻撃を組み立てた。
バングーナガンデ(4) 裏へのしかけが生きた。成長が見える。
塚川(3.5) 気の利いた動きで必要な場所にいつもいた。
東(3.5) 中盤のリスク管理の要。いいパスも出した。
松木(3.5) よくボールにさわったが微妙なロストも。
渡邊(4) 窮屈ななかでも存在感は見せたが決定機にはからめず。
フェリッピ(3.5) いいポストで流れを作った。フィットしてきている。
レアンドロ(4) 簡単にボールを失うことも多かった。
===
紺野(4) しかけはしたがやりきれず。
アダイウトン(4) この日は不発。かなり警戒されている。
安部(4) フレッシュさはあったが効果は限定的。
中村(-) 時間短し。
三田(-) 時間短し。

豊田スタは見えてからが遠い。あと巨大建築すぎて高所恐怖症的にちょっと怖い。三階席のいちばん前で手すりがじゃまだったのが残念。



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2022年10月25日 21:15      [posted by der_ball_ist_rund]

【ブンデスリーガ第11節】グラードバッハ 1-3 フランクフルト

■2022年10月22日(土) 18:30キックオフ
■Borussia-Park

週末に実家に里帰りしていたのでタイムリーに見ることができず、日曜日の午後、東京に戻る新幹線のなかで見ようとしたが新幹線のWi-Fiが不安定で前半だけ見て残りを断念、家に帰ってから後半を見た。

前節アウェイで引き分け、火曜日のポカールで二部のダルムシュタットに競り負けと今イチ調子が上がらず、さらにはゾマーとホフマンがケガで欠場という逆境だが、なんとかホームで勝ち点3を挙げていいトラックに戻したい。

ゾマーに代わってジペルが今季初先発、ホフマンの代わって負傷明けのクラマーがトップ下で先発、シュティンドルが右ウィングに入った。

ジペル
スカリー フリードリヒ エルヴェディ ベンゼバイニ
ヴァイグル コネ
シュティンドル クラマー プレア
テュラム

試合は早い時間に動く。6分、左サイドに開いた敵FWにドリブルでの持ち上がりを許す。コネ、エルヴェディが対応したが止められず、最後は中央に切れこまれシュートを決められて早くも失点。0-1とビハインドを背負う。止めたはずのボールが裏にこぼれ押しこまれてしまった。

10分、自陣からのフィードを受けたテュラムがハーフウェイ付近で敵DFをかわしドリブルで独走、最後はGKとの一対一からシュートを放ったがセーブされてしまう。シュートがややイージーだったが敵GKをほめるべきか。

さらに22分には左サイドのプレアから中央のクラマーを経由して右サイドでボールを受けたシュティンドルがフリーでボレー・シュートを枠に飛ばしたがこれもGKがセーブ。どちらかでも入っていれば流れは変わったと思われたがこの局面で追いつけなかった。

すると29分、敵CKから中央でヘディング・シュートを決められ失点、0-2と追加点を与えてしまう。その後もボールを握って中央から打開しようとするグラードバッハに対して、フランクフルトが奪ったボールを素早く前線に展開しトップのコンビネーションでゴールを狙う展開が続く。

45分、敵陣でボールを失いカウンターを許す。ジペルが飛び出したが止められず、最後は流しこまれて0-3に。効率よく加点され流れを持って行かれたまま前半を終えた。

後半はリードを得て守りを固めるフランクフルトに対して、ボールを持ったグラードバッハが反撃をしかけるがアイデアがなくゴールが遠い。前がかりになっている分、うかつなボールの失い方をするとカウンターを食らうリスクもあり攻めきれない。

70分、シュティンドルに代えてエングムを、71分、コネに代えてネッツを投入。ネッツが左SBに入りベンゼバイニがボランチに上がったように見えたがベンゼバイニのボランチは初めて見たかも。

72分、敵陣でプレアが敵のパスをカット、これをすかさずテュラムに通すと裏に抜けたプレアが今度はGKに当てながらも流しこんでゴール。1-3とようやく1点を返す。

少しだけ光が見えたところだったが、その直後、4本のケーブルでピッチの上空に吊られたスパイダーカムのワイヤーが切れてピッチに垂れ下がり試合が中断する。カメラ自体は落下しなかったもののカメラを撤去するため5分以上が試合が中断した。

その後試合は再開、アクシデントのため9分のアディショナル・タイムとなる。90+2分にスカリーに代えてヘアマンを投入、最後までゴールを狙いに行ったがフランクフルトの守備が堅く、ゴールがこじ開けられないまま1-3で試合終了となった。

早い時間に失点、その後いくつかチャンスもあったものの決められず、効果的に追加点を許して試合の流れを手ばなした。後半、敵失を拾って1点を返したものの、すでに試合そのものは決まった感も濃く、ひっくり返すまでの力はなかった。

数字を見ても、シュート数7-15、CK3-2、ポゼッション60-40と、特に後半ボールを支配したものの効果的に攻撃を進めたのはフランクフルトの方だったことが窺われる。要所でしっかり決めきったフランクフルトにねじ伏せられた試合だった。

ジペルには申し訳ないがゾマーの不在を強く感じたし、控えメンバーの心細さもハンパなく、ネッツとエングムがそこそこやってくれたのはともかくとして、ケガ人早く帰ってきてくれと言うほかない。

やろうとしていることは間違ってないと思うし、それなりに形にもなっているが、失点が安く先制されて追いかける展開で余裕のない試合運びを強いられ、本来やれることもやれなくなっている感がある。

この失点の安さは昨季と似たものを感じており、板倉にカツを入れてほしい。あるいはある程度点の取り合いになることは含んだうえで、先に点を取ろうとしているがそれができてなくゲーム・プランが遂行できていないということなのか。

これで11試合を終えて4勝3敗4分で勝ち点16(1試合あたり1.45)と足踏み、順位は9位に落ち、4位のフランクフルトと勝ち点4差となってしまった。10月に入って公式戦5試合で1勝3敗1分と明らかに調子を落としており、ワールドカップ前の今年残り4試合でしっかり立て直さなければならない。

次節はアウェイで首位ウニオンとの対戦だが、これ以上足場を切り崩されるわけには行かず、今季前半の踏ん張りどころとなる。次節はコネが警告累積で出場停止となっており、働ける人間でなんとかしたい。エングムを出してクラマーがボランチかな。

ダニエル・ファルケ監督談話:
「フランクフルトは最後のサードのところを今日は非常に効率的に攻めて、妥当な勝利を得たと思う。私が見たところ両チームの間にそこまでの差はなく、前半を終えて0-3というのはちょっと非現実的だと感じられた。違いはチャンスを決められるかどうか。フランクフルトは局面をうまく生かし、我々は残念ながらそうではなかった。彼らは冷静であり、シンプルに効率的だった。我々はあまりにガツガツしており、パスの狙いも楽観的すぎた。そしてフランクフルトはカウンターも強かったということだ」

コメントが短くてよかった。



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2022年10月20日 00:45      [posted by der_ball_ist_rund]

【DFBポカール2回戦】ダルムシュタット 2-1 グラードバッハ

■2022年10月18日(火) 20:45キックオフ
■Merck-Stadion am Bollenfalltor (Darmstadt)

日本時間では水曜日未明の試合。早起きして出勤前に見ようかとも思ったけど起きられず、仕事を終えて家に帰ってからDAZNで見たが、昼の間にツイッターで結果を知ってしまった。やはりがんばって朝イチで見ないとダメだな。

ポカール2回戦の相手は二部首位のダルムシュタット。シュティンドルとベンゼバイニに代えてエングムとネッツを起用した他は週末のヴォルフスブルク戦と同じ布陣となった。

ゾマー
スカリー フリードリヒ エルヴェディ ネッツ
ヴァイグル コネ
エングム ホフマン プレア
テュラム

試合は立ち上がりからダルムシュタットが優位に。グラードバッハは自陣からパスをつないで押し上げようとするが、強度の高いダルムシュタットのプレスに遭い、ハーフウェイまででつぶされるケースが散見される。

4分、ゴール前でのハイボールをフリーでキャッチしたゾマーが左足を捻挫、治療を受けていったんはプレーを続けたが、13分、再びジャンプした際にそのまま座りこみ、プレー続行不可となってジペルと交代する。想定外の事態となる。

その後もグラードバッハは球際で勝てず、組み立てがしっかり整理されたダルムシュタットに押しこまれる時間が続く。23分、中央から左サイドに出されたボールから再び中央に折り返され、それをファーで流しこまれ失点、0-1と先制を許す。ゾマーなら、は言うたらあかん。

25分、ホフマンが敵との競り合いで肩から落ち治療を受ける。プレーは継続するが落ちたときの様子が悪く懸念が残る。その後はダルムシュタットがリードを得たことでグラードバッハのターンとなるが攻めきれず。

37分、プレアとのコンビネーションで裏に抜けたテュラムがGKと一対一になりこれをかわして流しこもうとするが時間がかかってしまい敵DFにギリでクリアされる。40分にはエングムが右サイドでフリーになりシュートを放つが敵GKがセーブ。

41分にはプレアがエリア手前からミドル・シュートを放つがこれも敵GKにセーブされる。0-1とビハインドを背負って前半を終えた。

後半からホフマンに代えてシュティンドルを投入、そのままトップ下に入る。48分、プレアからのパスを受けたネッツが左サイドから切れこんでシュート、これがファーに決まって1-1と同点に。

52分にはテュラムがエリア内で敵DFからユニを引っ張られて倒れるが笛は鳴らず。VARはないのであった。その後はオープンな展開になり互いにしかけ合うがどちらも決定力を欠く。本来ならこのへんから地力の差が出始めるのだが主導権を取りきれない。

79分、ジペルのゴール・キックを自陣でカットされ、そのまま敵FWにパスを出される。エルヴェディが競ったが止めきれず、ポストに当たって入るシュートを許し1-2と勝ち越される。ジペルを責めるのは酷だが残念な失点。

82分、ネッツとエングムに代えてベンゼバイニとボルゲス・サンチェスを投入、それぞれそのままの位置に入る。さらに84分にはスカリーに代えてヘアマンを投入。おそらくは3バックにしてヘアマンは右のウィング・バック的な位置に入ったか。左はだれだ?

90分、プレアからのパスをヘアマンが右の裏で受け、ワントラップからゴールに鋭いシュートを放ったが敵GKがセーブ。大きなチャンスだったが決めきれず。最大のチャンスだったが。

結局4分のアディショナル・タイムでも追いつけず、1-2で今季のポカールは2回戦敗退となった。

キックオフからダルムシュタットの整理されたプレスと攻撃に押され主導権を握れないまま時間が流れて行った印象だった。シュート数9-15、CK5-6、ポゼッション57-43と、時間帯によってはボールは支配したものの、試合全体としてはシュート数が示す通り押し負けた印象だった。

ダルムシュタットは攻守によく整理されており、またグラードバッハの攻撃の型をかなりしっかりスカウティングしたことが窺われた。地力ではグラードバッハが上回っていたと思うが、ダルムシュタットも二部で首位だけあって、そこまで圧倒的な差があったわけでもなかったと思う。

ポカールで2回戦敗退となったのみならず、ゾマー、ホフマンというキー・プレイヤーが負傷退場というショッキングな試合でダメージは大きい。ホフマンについてはまずは欠場だがワールドカップには問題ないという監督コメントが出ているが、ゾマーも心配だし、残念な結果になった試合だった。

収穫はエングムが何度かいい動きを見せたことで、時間を与えればこれくらいのことはできるというのがわかった。試合で使うことで伸びるのではないかと思うし、リーグ戦でも先発で見てみたいと思った。ネッツも悪くなかった。

すぐにまた週末のリーグ戦があるので切りかえて行くしかない。早起きしなくてよかったかもしれない。

ダニエル・ファルケ監督談話:
「非常に落胆している。どうしても次のラウンドに進みたかったができなかった。最初の20分間、ダルムシュタットは攻撃時非常にアグレッシブで我々は切り替えが遅く、あまりにもたくさん守備時の競り合いで後れをとった。そのため彼らは流れを彼らの側に引っ張りこみ、この局面で妥当な先制点を挙げた。それに対する私のチームの反応についてはまったく異論はない。彼らは自らを見失わず、いくつものいいチャンスを作りだした。ハーフタイムのあとも我々は引き続き我慢づよさを失わず、同点にすることができた。そのあと、我々には最後のところがやりきれないシーンが5つか6つあった。こうしたシーンでしっかりリードできなくてもなんとか試合に勝ちたいのであれば、守備でミスをしないことが必須だが、それがうまく行かなかった。ダルムシュタットは我々のリスタートのミスを見逃さず2-1にし、それが最終的に試合を決めた。我々は終盤再びすべてを試みたが、相手は気合いの入った守備でリードを最後まで守り通した。この敗戦は受け入れなければならない」

コメントが長い。ダルムシュタットはかつて一回行ったことがあるが何もない街だったな。




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2022年10月17日 00:56      [posted by der_ball_ist_rund]

【ブンデスリーガ第10節】ヴォルフスブルク 2-2 グラードバッハ

■2022年10月15日(土) 15:30キックオフ
■Volkswagen-Arena (Wolfsburg)

スカパー観戦。グラードバッハは前節ホームでケルンに5-2と大勝、今季まだ勝利のないアウェイで勝ち点3を狙う。前節負傷交代したクラマーがメンバー外となり、代わってプレアが左のウィングで先発、シュティンドルがトップ下となった。

ゾマー
スカリー フリードリヒ エルヴェディ ベンゼバイニ
ヴァイグル コネ
ホフマン シュティンドル プレア
テュラム

序盤はグラードバッハの方が出足がよくボールを支配する。ともに似たようなスタイルで前プレから奪ったボールをつないで展開する組み立てだが、中盤が極端にコンパクトなので狭いエリアでの競り合いとなり一進一退の攻防に。

13分、自陣でボールを奪取するとカウンターに。プレアがドリブルで持ち上がり、左サイドのテュラムに預けると、テュラムはエリア内に切れこんでコースを作り右足でシュート。これが決まって1-0と先制する。早い時間のリードでアドバンテージを得た。

しかし時間の経過とともに流れは徐々にヴォルフスブルクに。プレスがかからずボールを持たれ、セカンド・ボールも拾えなくなって自陣で守備に追われる時間が長くなる。特に30分を過ぎたあたりからはほぼ一方的に押しこまれ前に出られなくなる。

36分、カウンターからテュラムがドリブルで持ち上がり、右サイドからクロスを入れる。これが敵DFにクリアされたところにコネが後ろから走りこんでシュートするがバーを大きく越える。

43分、右サイドを破られ深いところから折り返したボールに中央で合わされ失点。1-1と追いつかれてしまう。人は揃っていたが敵のテンポのいい攻撃について行けず中央で敵FWをフリーにしてしまった。同点で前半を折り返す。

後半開始早々の47分、ホフマンの右CKにテュラムが頭で合わせると、これは目の前の敵DFにブロックされるが、戻ったボールを再びテュラムがダイレクト・ボレーでけりこんでゴール、2-1と勝ち越す。

しかしその後もグラードバッハは試合の主導権を握れず、ヴォルフスブルクの速い攻撃の前に後手を踏む展開となる。敵のシュート・ミスもありなんとかしのいでいたが、69分、DFラインを背負った敵FWにボールを収められ、反転からシュートを許し失点、2-2と再び同点に。これも人はそろっていたが、敵の素早いシュート・モーションをほめるべきか。

77分、プレアに代えてエングムを投入、そのまま左ウィングに入る。82分、エリア手前ほぼ正面の絶好の位置でFKを獲得、ベンゼバイニがこれをけると鋭いシュートが壁をすり抜けゴールに向かったが、敵GKのファイン・セーブに阻まれる。

さらにこのこぼれ球を追ったテュラムが敵DFにゴールライン際で倒されたように見えたが笛は鳴らず、VARの介入もなかった。リプレイを見たが微妙で、PKであってもおかしくはなかったように思う。

その後は大きなチャンスは作れず。89分にはシュティンドルに代えてヘアマンを投入、ヘアマンは右ウィングに入りホフマンがトップ下にスライド。残り時間をなんとかしのぎ結局2-2での引き分けとなった。

二度先行したものの都度追いつかれ、全体としてはヴォルフスブルクに押される時間帯の長かった試合で主導権を握れなかったことを考えれば、アウェイでの勝ち点1は受け入れるべき結果。どこが足りなかったかは考えなければならないが、アウェイでなかなか自分たちの戦いができないという課題は残った。

テュラムが少ないチャンスを決めきって勢いに乗っていることは好材料だが、入れ替わりでケガ人が出て苦しい人繰りを強いられている。この日もコネは明らかに本調子ではなかったし、スカリーもケガを抱えていることが伝えられている。シュティンドル、プレアは欠場から戻ったばかりだが、彼らに代わる有力な選択肢が乏しいのが厳しい。

ライナー、ヘアマン、ヤンチュケあたりはともかくとして、特に前めのポジションで昨季のエンボロに代わる「この時間帯に出てくるとヤだな〜」と敵に思わせる選手がいない。エングムはどこまでやれるのかまだ全然わからないし、サンチェスも未知数。

テュラム、プレア、シュティンドル、ホフマンにノイハウスやクラマーを組み合わせて使うやり方でしのいできたが、ノイハウスとクラマーの離脱で代えがいない状態に。コネを前めで使うのはありかもしれないが彼とて今はフル・フィットではないだろう。

若手の台頭は見たいが今の使われ方では実戦で伸びる余地は少ない。結果を出しながら経験も積ませるのは確かに難しいが、まずはチームの土台作り優先なのかなぁ。板倉も早く帰ってきてほしいが現実的にはワールドカップ明け、来年からの復帰になりそうだ。

グラードバッハはこれで4勝2敗4分となり勝ち点16(1試合あたり1.60)で6位。勝っていれば3位だったがそれはまあ仕方ないし、まだ順位を見て一喜一憂するステージではないが、アウェイでしっかり勝ち点が稼げないとこれより上は望めない。このへんから差がついて行く時期だ。

ダニエル・ファルケ監督談話:
「今日は二つの強いチームによる本当にいいフットボールの試合を見ることができたと思っている。これはブンデスリーガのいいアピールになっただろう。二度もリードしたチームの監督としては試合にも勝つことができればもちろん完全に満足だったと思う。しかし私としては結果はまったく妥当なもので、そうあるべき引き分けだったと思っている。我々は非常にいい序盤の戦いをして、素晴らしいアクションからリードを奪った。その後も我々は試合をコントロールしほとんど好きにさせなかった。しかしその後はボールを持っていても少しばかり受け身になってしまった。この消極性はその後ボールを持っていないときにまで広がってしまった。ヴォルフスブルクはそこで前に出てきてしかるべく同点にした。ハーフタイムのあと、我々はこの日最も多くシュートを放ち、再びリードを奪うことができた。しかし最終的には我々はパスの正確さを欠いた。そこからマームシュがワールド・クラスのプレーで2-2にした。ヴォルフスブルクは本当にいいチームだし、高い強度でプレーしてきた。どちらのチームも最後まで勝利を目指していたし実際その可能性はあった。我々にとっては本当にいいチームからアウェイで本当に価値のある勝ち点を挙げることができたと思う」

今週はDFBポカールのダルムシュタット戦がある。板倉のおかげでDAZNで中継があるようだが板倉はさすがにムリだろう。



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2022年10月13日 20:38      [posted by der_ball_ist_rund]

【Jリーグ第25節】FC東京 4-0 C大阪

■2022年10月12日(水) 19:00キックオフ
■味の素スタジアム

急に雨模様になり心配したが傘なしで味スタにたどり着き、試合中も降らなかった。なんとか職場をぬけだして味スタに向かうのも今季はこれが最後。

台風の影響で延期になった第25節の調整日程。前節はホームで湘南に不覚を喫したが、今節は勝ち点差4で追う直上のセレッソ大阪との直接対決であり、わずかながら可能性の残るACLのためにも連敗は許されない。

中三日での連戦とあって、安部に代わって前節途中出場だった松木が、また左ウィングにはレアンドロに変わってアダイウトンが先発した。右SBの長友もベンチ・スタートとなり、中村が先発した。

スウォビィク
中村 木本 森重 バングーナガンデ
塚川 東 松木
渡邊 オリヴェイラ アダイウトン

立ち上がりにいきなりピンチを迎える。6分、左サイドを縦に通されそこからクロスを入れられるとファーに走りこんだ敵FWがフリーでシュート。枠を外れたが決定的な形で命拾いした。

そこからは東京がボールを握りコンビネーションから敵陣に攻め上がる展開に。東京のプレー強度が高く、出足のいいプレスで敵のボールを奪取、セカンド・ボールもしっかり収めながら主導権を握る。

攻撃の形は作りながらもなかなかフィニッシュまで持ちこめない時間が続くなか、27分、松木が中盤から前線中央へ縦パスを通すと、オリヴェイラがこれをスルー、ファーの渡邉が左足で流しこもうとしたが惜しくも左ポストをヒット。さらにこぼれ球にアダイウトンが詰めたがこれも同様に左ポストをヒットする。決定機だった。

さらに41分、左サイドからバングーナガンデがクロスを入れると中央にアダイウトンが飛びこみ頭で合わせるが枠外に。さらに44分、アダイウトンが左サイドからドリブルで切れこみシュートを放つがこれも枠を外れる。スコアレスのまま前半を終了。

ボールを握り前を向いて戦う姿勢ははっきりしており、実際にチャンスも作れているが決めきれなかった。前半のうちにリードしておくべき展開だったが、後半修正してくる敵に対して後手に回らず主導権を握ったまま戦いたい。

後半開始早々の48分、アダイウトンの落としを受けたバングーナガンデがアーリー・クロスを放りこむ。ファーでこれを受けた渡邊がワン・トラップで置き直し、そのまま左足でファーへ巻いたシュートを狙うとこれが決まって1-0と先制。きれいなゴールだった。

その後はポゼッションをややC大阪に譲ったものの主導権は渡さない。一進一退の攻防となるがアドバンテージを得て東京が優位に試合を進める。

75分、オリヴェイラとアダイウトンに代えてフェリッピと紺野を投入。フェリッピはトップに、紺野は右ウィングに入って渡邊が左にまわった。

76分、右サイドの中村がファーにクロスを上げると、渡邊が右足のダイレクト・ボレーで合わせる。これがワン・バウンドしてGKのニアを抜きゴール。渡邊のこの日2得点目で東京がリードを2-0と広げる。

さらに77分、右サイドで紺野がキープしたボールを塚川に預けると、塚川がワンタッチで柔らかいクロスをゴール前に上げる。中央の渡邊が頭で合わせるとこれも決まり3-0に。ほぼ試合の趨勢は決してしまった。

81分、塚川、渡邊に代えて安部、レアンドロを投入。すると83分、安部が右サイドで紺野とのワンツーから裏に抜け、深いところから中央へクロスを送ると、ニアに走りこんだフェリッピが軽くひっかけてそのままゴールに。4-0となり試合は決まったといっていいだろう。

85分、東に代えて木村を投入、森重を中央に置いた3バックに移行し、3-4-3のフォーメーションとなる。89分、レアンドロからパスを受けた松木が持ち出してミドル・シュートを放つが敵GKにセーブされる。

アディショナル・タイムには安部のスルー・パスから裏に抜け出したフェリッピが持ち上がり、最後は並走したレアンドロに横パスしてGKをかわし、レアンドロが流しこんだがオフサイドの判定。フェリッピは自陣からスタートしたようにも見え、オフサイドの判定は微妙だったがVARチェックの結果ゴールは認められなかった。あとフェリッピからレアンドロへのパスもオフサイドあったかも。

終了間際にはバングーナガンデのクロスにファーの紺野がダイレクトで合わせようとするが空振り、こぼれに松木がバイシクルで合わせたがミートしきれずボールは敵GKがキャッチ。結局終盤まで押しこんだ東京が4-0でC大阪に快勝した。

前半はボールを支配して攻撃的にしかけたが、シュートが2本続けてポストに嫌われるなど決めきれず。勝ち筋を逃してしまう懸念もあったが、後半立ち上がりに渡邊のゴールで先制すると、我慢の時間もありつつ終盤立て続けに追加点を挙げて一気に試合を決め、上位進出に希望を残す重要な勝ち点3を得た。

シュート数17-6、CK1-1、ポゼッション54-46と、ボールを支配しながら主導権を握って試合を進めたことが数字からも窺える。この試合ではプレスされても怖れることなくパスをつなぎ、敵の守備網をかいくぐって前進することができていたし、敵ボールにも果敢にチャレンジして取りきるプレッシングが機能しチャンスに直結していた。

ボールを保持することを攻撃からゴールにつなげる意識が明確で、ミスやボール・ロストもあるがやるべきことの方向感がはっきりしているうえに、それがチームで共有されているので、いるべきところに人がいてボールが動くという今季目指すものにかなり近づいた感があった。

前節、敵の強度の高い前プレと強固なブロックに特徴を出せず、まだまだ課題が多いこともあらためて思い知ったわけだが、その4日後にこれだけ強度の高いプレーで課題への取り組みを見せられたことは今のチームの状態や監督の戦術の浸透を見るようで頼もしかった。

SB、インサイド・ハーフ、ウィング、トップのそれぞれに質の高い競争があり、選択肢があることも大きいし、CBも木村のレンタル・バックで形が整った。アンカーは青木の状況がわからないが、東の充実は嬉しいし今のチームを支えていると思う。

まだまだ完成にはほど遠いが、シーズンの修了試験だと勝手に考えている残り6試合をここまで3勝1敗。課題を明らかにしながらも進歩を見せ、やりたいフットボールを表現しつつそれなりの結果を出せているのは地力がついてきた証拠と見てもよいのではないか。

この試合では渡邊が素晴らしかったのはいうまでもないが、森重、東といったベテランが鬼気迫るパフォーマンスを見せてチームを引っ張った。渡邊は試合によっても、また試合のなかでもいいプレーとクレバーさと技術が空回りするプレーのムラがあると思っているが、この試合では高い集中力でしっかり答えを出した。

渡邊を81分で交代させたのはサポから祝福を受ける機会を作るためのアルベル監督の配慮だと思うが、僕がいたバックスタンド上層では立ち上がって拍手する人が少なく残念だった。決勝点を含むハットトリックを決めた選手なのだから満場のスタンディング・オベーションで花道を送り出したかった。

東京はこれで戦績を14勝11敗7分とし、勝ち点を49(1試合あたり1.53)に伸ばして5位に浮上。上位の試合数がそろったので比較がわかりやすくなったが、3位の広島との勝ち点差が5、4位のC大阪との勝ち点差が1。ここまで来たら勝ち点55が目標だし、そのときに他がどうなっているかはそのときに見てみるしかない。

今節にも優勝が決まる可能性があった首位横浜が磐田に負け、2位の川崎が勝った結果、両者の勝ち点差が2に縮まり、次節の結果次第では、最終節の味スタでの川崎戦に優勝がかかる可能性がある。優勝を目指す川崎と満員の味スタで戦って勝ちたい。

評点(評点はドイツ式):
スウォビィク(3) フェイントで敵のプレスをかわしたのにはシビれた。
中村(3.5) 読みと出足のよさで敵のパスを何度もカットした。
木本(3) 森重の好パフォーマンスの陰には木本のカバーあり。
森重(2.5) スゴみのある守備とはこのこと。敵FWに仕事させず。
バングーナガンデ(3) すごい勢いで成長している。アシストを記録。
塚川(3.5) 彼が加入してチーム全体のレベルが上がった。
東(2) まさに攻守の要。すべてのボールが東に集まった。
松木(3) 最若手ながら「ここまでやる」の手本になっている。
渡邊(1.5) 積極的なプレーが生きた。文句なしの活躍。
オリヴェイラ(3.5) ボールを収め続けた彼には感謝しかない。
アダイウトン(3.5) ポスト直撃の惜しいヤツあり。得点王狙える。
===
フェリッピ(3) 残り2試合、ディエゴ不在は彼が埋める。
紺野(3.5) 痛恨の空振り。役割は十分果たした。
レアンドロ(3.5) 幻のゴールは残念。結構マメに走った。
安部(3) ナイス・ランで4点目を呼びこむアシスト。
木村(-) 時間短し。安定感あった。

電車と歩きだったので久しぶりにスタジアムでビールを飲んだがスーパードライだったのが残念。売り子をしっかり見わけなければだった。



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2022年10月10日 14:47      [posted by der_ball_ist_rund]

【ブンデスリーガ第9節】グラードバッハ 5-2 ケルン

■2022年10月9日(日) 15:30キックオフ
■Borussia-Park

日本時間で日曜日の夜10時半キックオフ。スカパー観戦した。11月になるとサマータイムが終わり同じ時間帯の試合でも11時半キックオフになっちゃうのがキツい。前節、ブレーメンに大敗し捲土重来を期す試合。メンバーはイジってこなかった。

ゾマー
スカリー フリードリヒ エルヴェディ ベンゼバイニ
ヴァイグル コネ
ホフマン クラマー シュティンドル
テュラム

インドネシアでの試合後に観客がピッチになだれこみ多くの死傷者が出た事件に対して黙祷をささげた。コイン・トスでは勝ったケルンがボールを取り、シュティンドルは陣地の入れ替えを選択。

ボールを保持して中央から攻め上がろうとするグラードバッハに対して、ハイプレスからサイドを経由して攻略しようとするケルンのぶつかり合いに。10分、テュラムがドリブルで持ち上がり敵DFを抜いてエリアに侵入、シュートを放つが敵GKにセーブされる。

その後も一進一退の攻防となるがボールはグラードバッハが握る。27分、ホフマンの右CKに中央でフリードリヒが頭で合わせゴール。1-0と先制する。kickerではシュート部位は「肩」となっている。いい時間帯だ。

しかし直後の29分、自陣エリア内でクリアしようとしたホフマンがボールをヒットできず敵FWの足首をけってしまう。しばらくそのままプレー・オンとなったが、VARが介入、OFRの結果PKとなる。31分、これを決められ1-1の同点となる。

いったんは振り出しに戻ったものの、45分、敵エリア内でクリア・ボールが高く上がったところに競ったホフマンが敵DFに倒される。敵のヒジが顔面に入っていたように見え妥当な判断。敵DFはこのプレーでこの試合二度めの明国を受け退場となった。

すでにアディショナル・タイムになっていたがこれで得たPKをベンゼバイニが落ち着いて決め2-1と再び勝ち越す。そのまま前半を終了した。PKによる失点はあったものの流れを手ばなさずリードを奪ってハーフ・タイムになったのは大きい。

後半は立ち上がりからグラードバッハが流れをつかむ。47分、ヴァイグルが敵陣で奪ったボールをスイッチして受けたシュティンドルがエリア外から躊躇なくシュート。これがファーに決まり3-1に。

52分、シュティンドルに代えてプレアを投入、プレアはそのまま左のウィングに。53分には右サイドのスカリーにパスが通り折り返したボールにテュラムが詰めるがシュートは枠外に。イージーなボールに見えたが合わせきれなかった。

57分にもコネから縦パスを受けたテュラムが反転してシュートを放つが敵DFにも当たりわずかに枠外に。一人多いグラードバッハが押せ押せの展開になるがテュラムはなかなかシュートが決まらない。

2点差と人数の違いもあって試合はやや一方的に傾く。グラードバッハがボールを持ちほぼケルン陣内で試合が進む。76分、プレアから右に開いたホフマンにパスが通り、ホフマンはこれをワンタッチで中央に折り返す。ファーから走りこんだベンゼバイニがこれを押しこみゴール。4-1とほぼ試合は決まった感じに。

78分、クラマーに代えてボルゲス・サンチェスを投入、サンチェスは右ウィングに入りホフマンがトップ下にスライドしたか。さらに83分にはスカリー、ベンゼバイニ、ホフマンに代えてライナー、ネッツ、ヘアマンを投入。おそらくヘアマンが左ウィングに入りプレアが中央にスライドしたと思う。

その直後、左スローインからゴール前にボールを放りこまれ、ライナーが対応したが巧みに身体を使われてゴール至近から浮いたボールをけりこまれて失点、4-2と2点差に。追加点があったおかげであわてなくて済んだ。

アディショナル・タイムには左サイドに開いたプレアからのクロスを、ニアに入ったテュラムが右足アウトでひっかけてゴール。なかなか決められなかったテュラムがついにゴール、5-2とリードを広げて試合終了。ブレーメンにやられた分をケルンにやり返した。

序盤こそケルンの強度の高い守備に苦しんだが、セット・プレーからのゴールで先制すると、いったん追いつかれながらも前半のうちに勝ち越したうえ一人多くなり、後半立ち上がりから追加点を決めて、あとは主導権を手ばなさずに試合をクローズした。

数字を見ればシュート数14-5、CK7-4、ポゼッション66-34と、敵の退場もあったにせよグラードバッハが試合をコントロールしたことがわかる。時間の流れとともに確実に勝ち点を引き寄せたナイス・ゲームだったと思う。

前節、自陣での致命的なミスからの失点関与とオウン・ゴールで散々だったベンゼバイニがこの試合では2得点の活躍。信じて使ったファルケ監督に采配が光った。プレアが途中出場ながらいい働きで存在感を示し、選手起用の選択肢も広がっている。

前節とやっていることがそれほど大きく変わったわけではなく、このやり方を信じて続けて行けばよいということを確認した試合になった。大敗のあとも同じメンバーで戦った監督がこの試合の最大の勝者だったと言っていいだろう。

テュラムがここ数試合絶好機に決められないシーンも多かったが、ようやく決めることができて本人も気をよくしていると思う。左から来るボールを反転して右足アウトで流しこむとか難しいシュートの方が決まるのかもしれない。

CBも板倉のいない間フリードリヒがアピールしておりいい競争ができそうだ。板倉はランニングを開始したとの報もあり、復帰が待たれるがムリはしないでほしい。ワールドカップは本人は行きたいだろうが、辞退して静養に当てた方がいいんじゃないか。

これで9試合を終了し4勝3敗3分で勝ち点は15(1試合あたり1.67)に。順位は6位に上がり、首位のウニオンとは勝ち点5差、2位のフライブルクとは3差とした。一方で12位のマインツとも3差と全体に混戦になっており、着実に勝ち点を積み上げて密集から上に抜けたい。

ダニエル・ファルケ監督談話:
「ブレーメンでの厳しい結果の後でホームに戻り、しばらく勝てていなかったダービーに勝てたことは非常に重要だ。前半はケルンがここ数カ月なかなか負けなかったことの理由がよくわかった。彼らは非常にプレスの強度が高く、中央は極端にコンパクトにしてきた。こういう状況では頭を使って戦略的にやる必要があるし、先制する前にやっていたように、攻撃のために我慢強く準備をしなければならない。同点にされたあと、我々は直ちにギアを上げた。数的優位を得て3-1にできたことも当然非常に重要だ。4-1にした局面では我々のボール保持がバタついていてあまり評価できないが、最後には極めて妥当な勝利を手にすることができた」

早く板倉が見たい。



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2022年10月08日 22:34      [posted by der_ball_ist_rund]

【Jリーグ第31節】FC東京 0-2 湘南

■2022年10月8日(土) 15:00キックオフ
■味の素スタジアム

久しぶりの味スタ。曇り空でやや肌寒い秋の気候となった。前節鹿島にアウェイで勝ち凱旋、リーグ戦3連勝を目指す。残留を争っている湘南は難しい相手になるが、こうした相手にも自分たちの戦いがしっかりできるか、今節も重要な修了試験になる。

出場停止の明けた森重が先発に復帰、中盤では松木をベンチに置き安部がインサイド・ハーフで先発。それ以外は前節と同じ布陣となった。中三日で水曜日にC大阪戦が控えているが大きなターンオーバーはなかった。

スウォビィク
長友 木本 森重 バングーナガンデ
安部 東 塚川
渡邊 オリヴェイラ レアンドロ

立ち上がりは湘南の出足のいいハイ・プレスに押され、ボールを支配できず自陣に押しこまれる展開に。シュートを打たれるが枠に収まらないものも多く難を逃れる。つなぎにミスが出て自陣でボールを失うことが多くバタバタした。

10分過ぎあたりから東京がボールを持つ局面が増えるが、中央をしっかり固められ、長いボールも使ってサイドの裏を狙いに行くがフィニッシュまでは持ちこめない。機会をうかがううちにボールを失いカウンターを受けるシーンも多い。

23分、レアンドロからパスを受けたバングーナガンデが左サイドで持ち上がり、戻しのクロスを入れるとオリヴェイラが中央で後ろに落とし、走りこんだレアンドロがダイレクトでシュートするが敵DFに当たり枠外に。

31分、森重からのフィードを右サイドから斜めに走りこんだ渡邊が裏で受け、クロスを入れるとファーに安部が飛びこんだがシュートは枠に入らず。渡邊の飛び出しがオフサイドの判定となる。

レアンドロ、オリヴェイラを核に、安部、バングーナガンデらがからみ裏を取ろうとするが湘南の守備も集中しておりブロックは固い。交互に攻撃をしかける時間帯が訪れる展開となるがチャンスは湘南の方が多い。どちらも決めきれないままスコアレスで前半を終えた。

湘南の3バックとフォーメーション的なかみ合わせが悪いのか敵を捕まえるのに苦労する一方でこちらの攻撃はふたをされている。それでもパスをつないでプレスをかいくぐり、前線での勝負に持ちこむ意図は見えるしチャンスは作った。どちらに転んでもおかしくない試合だが引かずに戦いたい。

後半に入っても展開は変わらず。47分、レアンドロが倒されて得た左サイドでのFKをレアンドロが自らけるとニアの渡邊が頭で合わせるが敵GKがセーブ。

52分にはカウンターで攻め上がりオリヴェイラからレアンドロにラスト・パス。レアンドロはシュート・コースを作ろうと切り返したが敵DFに対応される。54分、渡邊が敵陣でボールを収め切り返しからシュートを放つが敵DFがブロック。

55分、塚川のクロスにオリヴェイラが頭で合わせるが枠外に。さらに57分、レアンドロのCKに森重がヘディング・シュートを放つが枠外に。この時間帯は東京が立て続けにシュート・チャンスを作ったが決めきれず。

その後は拮抗した戦いとなる。67分、オリヴェイラが足をつったか担架で退場、フェリッピがイン。そのままトップに。

70分、突然VARのチェックが入る。塚川の敵へのチャレンジが退場の可能性ありということだったようだが結果は警告に。主審がポケットに手を入れた瞬間スタジアムに緊張が走ったが出したカードが黄色だったので露骨に「よかった〜」的な空気が流れる。

73分、レアンドロと塚川に代えてアダイウトンと松木を投入。78分、エリア正面手前の20メートル以上ある位置から強烈なミドル・シュートを打たれる。これがゴール隅に決まり先制を許す。0-1と重いビハインドを背負ってしまった。シュートがよすぎた。

さらに82分、前がかりになったところで連係のミスからボールを失い、左サイドを縦に持ち上がられる。ドリブルを止められずそのままエリアに入られ最後はスウォビィクとの一対一から冷静に流しこまれて失点、0-2と決定的な追加点を与えてしまう。これも敵FWの個の力でやられた。

83分、安部と長友に代えて紺野と中村を投入、紺野は例によって右ウィングに入り渡邊がインサイド・ハーフに落ちたか。終盤はリスクを取って圧をかけたが湘南の守備が堅く寄せも早い。アディショナル・タイムは7分あったがゴールは遠く、結局0-2で完敗となった。

主導権を握りきれないなか、互いに自分たちのスタイルを表現した試合で、どちらが勝ってもおかしくはなかったし、試合自体はインテンシヴで面白かったが、終盤に一発モノのゴールを決めた湘南がダメ押しも決まってゲームを持って行った。

数字を見ればシュート数5-9、CK5-7、ポゼッション59-41と、東京がボールは持ったもののチャンスの数では湘南に上回られた試合だったことがわかる。それが結局ゴールの数に表れてしまったということだろう。

ボールを支配する時間を長くし、パスをつなぎながら前線で勝負する意図ははっきり表現できたが、湘南は湘南で自らのゲーム・プランをしっかりと実行してきて、そのぶつかり合いの中でできたこととまだできていないこと、フォーメーション的にかみ合わない部分などがあったということだろう。

気の抜けたプレーをしていたわけでもないし、目的ややるべきことを見失っていたわけでもない、意図をもって取り組んだが当然うまく行かない部分もあり、拮抗した渡り合いのなかでどちらに転ぶかわからない部分もあり、結果を敵に譲ってしまったということ。

出足がよくやることがはっきりしているチーム、特に3バックのチームには相性が悪いところがあり、我々のスタイル、フォーメーションを貫こうとするときにこれをどうするかは今季の大きな課題として残っている。

今日はそのなかでも終盤までガチでやり合いできており、最後はオープンになったところでやられはしたものの、シーズンを通じての成長は見ることができたと思う。修了試験としては合格とはいえないが、現在地を示すことはできた。

今日はレアンドロがせっかくパスを受けながら収めきれず簡単にボールを奪われるシーンが多く、研究されていると感じた。オリヴェイラもポストしたところを執拗に詰められていたし、さすがにこのへんは対策される前提で考えなければならないということか。

これで東京は31試合を終了、13勝11敗7分で勝ち点46のまま、1試合あたりの勝ち点は1.48となり暫定順位は7位に落ちた。残り3試合(ホーム2試合、アウェイ1試合)で勝ち点をどこまで伸ばせるか、修了試験は続く。

評点(評点はドイツ式):
スウォビィク(3.5) 先制点は敵のシュートがよすぎた。
長友(4) 敵の寄せが早く前にボール運べず。
木本(4) 敵のハイ・プレスに手を焼いた。
森重(3.5) 貫録のフィード、シュート、対人を見せた。
バングーナガンデ(3.5) アラはあるが特長は出せている。
安部(4) 果敢に前に出たが前節の再現はならず。
東(3.5) ブロック固くなかなか縦に通せなかった。
塚川(3.5) 要所でリスクをつぶしたが警告受け交代。
渡邊(4) ムラが多く空回りもあった印象。
オリヴェイラ(4) ゴール決めさせてやりたい。
レアンドロ(4) 球離れの悪さが今日は悪い方に出た。
===
フェリッピ(4.5) なじみつつあるがまだ本領は出てない。
松木(3.5) ベンチ・スタートは水曜日に備えたか。
アダイウトン(4) 今日は無双を見せられず。
紺野(-) 時間短し。
中村(-) 時間短し。

端的にいえば湘南がよかった。我々もやることはやった。



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2022年10月02日 21:39      [posted by der_ball_ist_rund]

【ブンデスリーガ第8節】ブレーメン 5-1 グラードバッハ

■2022年10月1日(土) 18:30キックオフ
■Weserstadion (Bremen)

FC東京の試合を鹿島に見に行ってそのまま現地泊としたので、この試合は日曜日の出発前にスカパーの配信で前半を、家に帰って午後に後半を見た。ライプツィヒに快勝したあと2週間ぶりの試合となるが、このいい流れをアウェイでもしっかりつなぎたい。フォーメーションは前節と同じだが、ケガで離脱していたプレアがベンチ入り。

ゾマー
スカリー フリードリヒ エルヴェディ ベンゼバイニ
ヴァイグル コネ
ホフマン クラマー シュティンドル
テュラム

試合はいきなり動いた。左サイドで裏を取られ、クロスボールに中央で合わされて失点、早くも0-1と先制点許す。下がりながらの守備となったが、クロスの出どころにもFWにも十分な圧をかけられなかった。

さらに8分、ハーフウェイで奪われたボールを前線に展開され、スルー・パスから裏抜けを許す。シュートはゾマーがセーブしたものの、こぼれ球を流しこまれ再び失点、0-2とリードを広げられる。

14分、今度は自陣でゾマーに頭でボールを戻そうとしたベンゼバイニのパスが中途半端になりこれをさらわれる。フリードリヒが対応したが、最後は並走した敵FWに出されたパスを決められ0-3に。試合開始から15分で3点のビハインドを背負ってしまう。完全なベンゼバイニのチョンボ。

やっていることはふだんと変わらないと思うが、ブレーメンの出足のいいハイ・プレスに押され、つなぎの精度が落ちたところをさらわれている。試合の序盤がこうしたハイ・エナジー・フェイズになることはよくあるが、強度で上回られシュートもしっかり決められて結果的に序盤で流れを完全に持って行かれた。

前に出るしかなくなったグラードバッハはそこからいくつかチャンスを作る。18分、CKからの流れで前線に放りこまれたボールにクラマーが抜け出し、GKと一対一のチャンスでダイレクト・ボレーを試みるがボールは枠に飛ばず。

直後の19分にはホフマンからのパスを追って前線に走りこんだスカリーが敵DFに競り勝ってシュートを放つが敵GKにセーブされた。この局面で1点でも返しておきたかったが決めきれない。

すると37分、右サイドからゴール前に放りこまれたクロスに、ベンゼバイニがクリアを試みるがこれがゴールに入ってしまいオウン・ゴールに。0-4とほぼ試合が決まってしまう。ベンゼバイニはジャンプしながら左足アウトサイドでCKに逃れようとしたが、いかにも軽いプレーでありゴール前でやることではなかった。

42分には右サイドを縦に抜けたスカリーがゴール前を横ぎるクロスを入れると、ファーに走りこんだシュティンドルがむずかしいバウンドに直接合わせるがこれも敵GKにセーブされる。0-4で前半を終了。アディショナル・タイムはなかった。

後半は安全圏のリードを得てリスクを取る必要のないブレーメンに対して、なんとかゴールを重ねたいグラードバッハがボールを持ってチャレンジする流れに。

48分、ヴァイグルが前線に送ったパスが敵DFの対応ミスで裏にこぼれ、これをさらったテュラムがシュートを放つが枠外に。その後は敵のシュートがポストをヒットするシーンなどもありつつグラードバッハがなんとかゴールをこじ開けに行く。

63分、中盤でポストしたシュティンドルが敵DFをかわして反転、前線にスルー・パスを送ると、これを受けたテュラムがGKをかわして流しこみようやくゴール。1-4と3点差になる。

しかし73分、左サイドから中央にクロスを入れられ、これを最後は中央に落とされて走りこんだ敵FWが流しこみゴール。1-5と再び4点差となり事実上試合終了。

77分、スカリーとシュティンドルに代えてライナーとヘアマンを投入。ヘアマンはそのまま左のウィングに。さらに83分にはクラマーに代えてエングムを投入、ホフマンが中央に入りエングムは右に開いたように見えた。

85分にはホフマンの右CKが敵GKのセーブに遭い後ろにこぼれたところ、ヘアマンがミドルシュートを放つが敵GKにセーブされる。強烈なシュートが枠に飛んだがやや正面だったか。このこぼれ球からのクロスにはフリードリヒが頭で合わせたがこれもGKにキャッチされる。

88分にはベンゼバイニとコネに代えてネッツとライツを投入。最後まであきらめずにゴールを狙いに行ったが結局テュラムの1ゴールにとどまり、1-5で大敗を喫した。

数字だけをみればシュート数13-14、CK5-4、ポゼッション52-48と互角。実際攻撃ではいつもどおり速いテンポでパスをつないで押し上げる戦術が機能しており、チャンスも作ったし1ゴールは決めることができた。

問題は守備の方で、序盤にハイ・プレスから裏返されての2失点に加え、ベンゼバイニの軽いプレーからさらに2失点と前半のうちに試合の流れを自ら手放した。強度と精度でチャンスを決めきってきたブレーメンが上手だったということか。

それでも最後まであきらめずしかけ続け、幾度となく得点機を作ったことは評価したいし、やっていること自体が間違っているわけではないのでやり続けるしかない。ゲーム・マネジメントという点で失敗はあったが、下を向く内容ではなかったと思う。

この試合展開であれば、後半もっと早い段階で他の選手を試してよかった。前半、0-3の間に1点でも返しておければまた展開は違っていただろうと悔やまれる。今季2敗めとなった。

グラードバッハは8試合を終了して3勝2敗3分で勝ち点12(1試合あたり1.50)。順位を9位に下げた。内容は悪くないが勝ちきれない試合が多く手ごたえの割りに勝ち点が伸びてこない。次節とホーム・ゲームとなるケルン戦では勝ち点3を積み上げなければならない。

ダニエル・ファルケ監督談話:
「今日のようなことはフットボールでは残念ながらたまに起こることだ。最初の20分はピッチで戦っていた感覚がまったくなく、われわれの守備がまったくうまく行っていなかったことからすでに試合に負けていた。われわれは序盤、パスを通すことができずすべての一対一で競り負けていた。0-3となったゴールはまさにその象徴だ。選手たちを混乱させたくなかったので、大きなビハインドを背負ったあともやり方を大きく変えることはなかった。その後は彼らはいい反応を見せてくれた。われわれは何度もチャンスを作り、試合の流れにしっかりと戻り、調子に乗っているブレーメンにそれ以上は好きなようにはさせなかった。しかし最終的にはまったく妥当な敗戦だというほかない」

旅先で前半見ただけでゲッソリきた。ブレーメンが緑と白のユニだったので、グラードバッハはサードの黒だった。板倉はワールドカップ行けるんじゃないかとか言ってるがムリだけはしないでほしい。



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2022年10月01日 23:00      [posted by der_ball_ist_rund]

【Jリーグ第31節】鹿島 0-1 FC東京

■2022年10月1日(土) 15:00キックオフ
■県立カシマサッカースタジアム

秋晴れの土曜日。10月1日は東京ドロンパと僕の誕生日だ。今まで一度も行ったことのなかった鹿島サッカースタジアムに行ってみることにしてクルマを走らせた。交通の便の悪さがイヤで今まで敬遠していたのだが、鹿島サポにいい民間駐車場を教えてもらって無事にたどり着くことができた。

シーズン終盤、チームづくり途上の年とはいえできる限りの勝ち点は積み上げて上位を狙いたい。まずは1試合あたりの勝ち点が1.50となる勝ち点51を目指したいところで、そのために必要な勝ち点は残り5試合で11。アウェイとはいえ勝ち点を持ち帰りたい試合だ。

この試合では森重が警告累積で出場停止。そのため木村が初めての先発となった。インサイド・ハーフは塚川と松木の組み合わせ。代表から戻ったばかりの長友はベンチ・スタートとなった。

スウォビィク
中村 木本 木村 バングーナガンデ
塚川 東 松木
渡邊 オリヴェイラ レアンドロ

試合は序盤から東京がボールを握り、パスをつないでしかける流れに。鹿島は奪ったボールを前線に当てて組み立てようとするが、パスがずれることが多く、それを拾った東京が中盤のスペースを生かして押し上げるシーンが多い。

12分、右サイドでの組み立てが敵に引っかけられて中央にボールがこぼれるが、これをレアンドロが拾いエリア外正面からシュートを放つ。これが東京のファースト・シュートとなるが左に枠を外れる。

28分、木本のフィードを松木が敵DFラインの裏で受け、胸トラップから反転してシュートを放つがこれも枠外に。打ち急いでミートしきれなかったか。

31分には右サイドで渡邊からボールを受けたレアンドロが中央に持ちこみ、オリヴェイラとのワンツーからシュート・コースを作って正面からシュートを放ったが敵GK正面に。

その後も東京が果敢なプレスでボールを奪い、丁寧につなぎながら敵ゴールを脅かすが得点に至らない。一方鹿島もチャンスを作るものの東京の守備が集中しており散発にとどまる。意図を持った攻撃で形は作ったものの決めきれないままスコアレスで前半を終えた。

東京の方がいい形でボールを持てており、優位に試合を進めているように見えたが、その流れからゴールを決められなかったのが後半どう影響するか。鹿島のポジショニングが悪く、全体に間延びして中盤にスペースが空くのを生かしたかったが後半は鹿島も修正してくるはず。

後半に入ると鹿島がコンパクトに中盤を圧縮してきたため前半のようにボールを運ぶのが難しくなる。53分、エリア左で得たFKをレアンドロが直接狙うがバーの上に。さらに56分、バングーナガンデからのフィードを渡邊がエリア内で受けるがむずかしい体勢となり敵DFの寄せもあって打ちきれない。

59分にはレアンドロが左から切れこみ、オリヴェイラとのワンツーから中央に回りこんでミドル・シュートを放ったが惜しくも敵のGKにセーブされる。強烈なシュートが枠に飛んだがGKをほめるべきシーン。鹿島の攻撃が前半より精度を増し、締まった試合になっている。

65分、松木とオリヴェイラに代えて安部とアダイウトンを投入。アダイウトンは左ウィングに入りレアンドロがゼロ・トップ気味に中央へ。安部は右のインサイド・ハーフに入り塚川が左へ。

67分、渡邊からのパスを左サイドで受けたアダイウトンが切れこんでエリアに入ったところから右足で巻いたシュートを放つがわずかにファーに外れる。

73分、レアンドロに代えてフェリッピを投入。そのままトップへ。75分、渡邊からのスルー・パスを受けて裏に抜けたフェリッピがダイレクトでシュートを放つが角度がなくGKにコースを消される。フェリッピは81分にもアダイウトンからのパスを受けワントラップから素早くシュートを放ったがGKにキャッチされる。

84分、左サイドからバングーナガンデが放りこんだクロスは敵DFにクリアされるが、ファーにこぼれたボールをエリア外で安部が拾い、ワントラップからシュートを放つとこれがゴールに突き刺さり東京が終盤に1-0と先制する。

87分、塚川と渡邊に変えて長友と紺野を投入。最終ラインを木本を中心に右に中村、左に木村という3バックに変更し、右ウィングバックの長友、左のバングーナガンデを加えて実質的に5バックになる。最後は鹿島の反撃に遭ったが落ち着いて守り、4分のアディショナル・タイムもなんとかしのいで1-0で逃げきった。

前半主導権を握ったものの得点を奪えず、後半修正してきた鹿島と拮抗した競り合いになり勝ちを手放した試合に見えたが、最後に安部のファイン・ゴールで勝ちきった。勝ち点1で満足すべきかとも一瞬思ったが、チームはあきらめていなかった。こういう勝ち方ができたのは重要だ。

数字を見るとシュート数15-17、CK7-6、ポゼッション51-49と拮抗した結果だったが、やりたいことをしっかりやりきったのは東京の方だったように見えた。

プレスをかけられてもけって逃げず、はがしてはつなぐことを繰り返す結果、最後の1枚を抜くとそのあとは大きなスペースが開けているという意図のある攻撃が何度も見られ、その精度が上がったうえ、それでいけるという確信、自信も以前よりしっかりしてきた感がある。

まだまだ課題は山積しており今季の戦績もそれだけ見れば満足できるものではないが、シーズンをかけて取り組んできた戦い方の変革は確実に進化していて、来季に向けた足がかりは着実に構築しつつあると感じている。

前節に続き今季の修了試験として大事なアウェイ・ゲームだったが、この試合でも自分たちのフットボールを果敢に表現したうえで結果も出した。次はこうしたいい流れをどうコントロールし持続して行くかが問われることになる。

東京はこれで2連勝、30試合を消化して13勝10敗7分で勝ち点を46に伸ばし、1試合あたりの勝ち点が1.53と1.50を超えてきた。順位は暫定ながら6位に上がり、4位のC大阪との勝ち点差は3。まずは勝ち点51を目標にし、それにどれだけ上積みできるかというところまできている。

残り4試合のうちホーム・ゲームが3試合あるのはアドバンテージ。最終節の川崎戦、味スタを満員にして勝ちたい。

評点(評点はドイツ式):
スウォビィク(3) 手堅い守備で無失点。落ち着いていた。
中村(3.5) 読みのいい守備で敵のボールを何度も奪取。
木本(3) いいフィードを連発。最終ラインを統率した。
木村(3.5) チャンスにしっかりアピールできた。
バングーナガンデ(3.5) 強みを生かして結果に貢献した。
塚川(3) 攻守にキーマンとなってチームを動かした。
東(3.5) 中盤の底でリスクをコントロールした。
松木(3.5) 前半のあれはせめて枠に行きたかった。
渡邊(3.5) いい形でボール受けられたヤツ惜しかった。
オリヴェイラ(3.5) ゴールはなかったがよくなりつつある。
レアンドロ(3) ミドルが効いていた。惜しかった。
===
アダイウトン(3.5) 入らなくても十分脅威になっている。
安部(3) フカしがちなシュートをよく決めた。年イチか。
フェリッピ(3.5) 今日は可能性を感じさせた。順応中。
長友(-) 時間短し。貫禄を見せた。
紺野(-) 時間短し。

カシマスタジアムは見やすくてよかったが上層スタンドに上がる階段が怖すぎた。あとスタグルは魅力的だったが列長すぎて並ぶ気失せた。



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2022年09月20日 22:22      [posted by der_ball_ist_rund]

【ブンデスリーガ第7節】グラードバッハ 3-0 ライプツィヒ

■2022年9月18日(日) 17:30キックオフ
■Borussia-Park

日曜日の朝早く起きてスカパーの録画を見た。前節フライブルクと引き分け、このところ内容は悪くないものの勝利から遠ざかっており、シーズン序盤の位置固めをするためにも勝ち点3を取らなければならないホーム・ゲーム。

エルヴェディが先発に復帰する一方でノイハウスが負傷離脱。そのためクラマーが前節のCBからトップ下にコンバートされた。ファルケ監督の信頼が厚いことが窺える。それ以外は前節と同様のフォーメーション。

ゾマー
スカリー フリードリヒ エルヴェディ ベンゼバイニ
ヴァイグル コネ
ホフマン クラマー シュティンドル
テュラム

グラードバッハは立ち上がりから強度の高いプレーで試合の主導権を握る。ボールを奪ってはワンタッチでパスをつなぎながら一気に押し上げる。早いテンポで試合を動かしライプツィヒに時間を与えない。

9分、ホフマンの左CKにエルヴェディが頭で合わせたシュートは敵GKにセーブされるが、直後の10分、敵陣でこぼれ球を拾ったスカリーが縦に抜け、ゴールライン際から折り返すとテュラムがヘディング・シュート、敵GKがセーブしたボールを右サイドのホフマンがけりこみグラードバッハが1-0と先制する。

その後は徐々に拮抗した戦いとなるが、ライプツィヒの攻撃はゾマーの好セーブもあって最後のところで止めている。35分、テュラムが自陣で敵のボールを奪い一気にカウンターをしかける。ドリブルで持ち上がり最後は右を並走したホフマンにパス。これを受けたホフマンがワントラップから流しこみ2-0とリードを広げる。

37分にもコネからパスを受けたホフマンが狙うがわずかにゴール右にはずれる。アディショナル・タイムにはシュティンドルがホフマンからのパスに合わせるがバーの上に。グラードバッハが2-0と内容に見合ったリードを得て前半を終えた。

後半に入るとライプツィヒが選手交代で前に出てくる。自陣で守備に追われる時間が長くなるがこの局面も集中した守備でしのぐ。

52分にはテュラムのパスを受けたホフマンがシュートを放つが敵GKがセーブ。53分、CKからの流れでいったん後ろにこぼれたボールをシュティンドルが前線に放りこむと、ベンゼバイニがワントラップからGKの頭の上を越えるループ・シュートで決め3-0とする。

その後はややオープンな展開となるがライプツィヒの攻撃も散発となり、グラードバッハが主導権を手ばなさないまま時間を進める。82分、シュティンドルに代えてヴォルフを投入したが敵と交錯して右肩を傷め、86分ヘアマンと交代する。せっかくの出番だっただけに気の毒だ。

アディショナル・タイムにはヴァイグル、ホフマン、テュラムに代えてヤンチュケ、ライナー、エングムを投入してそのまま試合をクローズ、3-0での完勝となった。3人入れてどんな立ち位置になったのかは不明。

序盤から一気に押しこんで先制点、追加点を積み上げ、その後は敵の攻撃を受けて守勢にまわる時間帯もあったものの(いつもどおり)ゾマーの再三の好セーブもあってしのぎ、後半にダメ押しのゴールを決めて流れを引き寄せてからは危なげなく勝ちきった。

ファルケ監督のやりたいフットボールがはっきりと表現されたナイス・ゲームであり、不調とはいえ決して弱くはない相手にこの戦いができた意味は大きい。バイエルン戦と異なり、試合の主導権を握っての勝利だけにチームとして今季のひとつの水準点となるだろう。

ホフマン、テュラム、シュティンドルはもう何年もこの顔ぶれで戦い続けており、連係面での不安はない。プレア、ノイハウスが相次いで離脱したが、クラマーのトップ下起用が当たった。意外ではあったが安定感があり適応力の高さを見せた。

数字的にはシュート数21-12、CK8-3、ポゼッション45-55と、ボール保持は譲った形に。先制以降、ライプツィヒがボールを持ちグラードバッハがカウンターで追加点を狙う形になったということか。

気になったのは、エルヴェディやコネが明らかに足をつっているのに最後まで交代させなかったこと。厳しい戦いであればバランスを崩さないために先発を引っ張るのももちろん考えられるが、3-0でリードしている残り15分や20分なら交代させてチーム全体のパフォーマンスを保ち、ケガも避けるのが常道ではないか。

そこまで交代選手がいないわけでもなく、エルヴェディにはヤンチュケがいたし、コネにはヘアマンを入れてホフマンを中央に移しクラマーを一列落とすやり方もあった。またネッツ、エングム、ボルゲス・サンチェスらにも出場機会を与えてよかった。

これで7試合を終えて3勝1敗3分となり勝ち点12(1試合あたり1.71)、暫定ながら6位に浮上し首位BVBとの勝ち点差を3とした。インターナショナル・マッチ・デイのため次節は10月となるが、中断前に悪くない位置につけることができた。

今季はワールドカップが12月に予定されているため、11月に15節まで消化したところでリーグ戦は年内終了となり、短いウィンター・ブレイクをはさんで来年1月下旬から再開となる。まずは年内あと8試合で上が望めるところにいる必要があるが、その足がかりを作った試合だった。

ダニエル・ファルケ監督談話:
「我々は非常によく、高度なパフォーマンスを見せることができた。前半の我々のプレッシングの強度は想像し難いほど高かった。我々は試合をよく支配していたし、ボールを持てば非常にいい組み立てができていた。それに加えて我々はボールをよくキープし、カウンターの守備もよかった。前半2-0とリードしたのは妥当だった。後半はカウンターを受けないようにやや深めに守った。それでも我々はよく試合をコントロールし、ボールを持つ局面も多かった。3点めを取った後もトランジションがよく機能し追加点の大きなチャンスを作った。守備もそこからはなにもさせなかった」

上機嫌すぎてコメント短いのがよかった。



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2022年09月19日 11:36      [posted by der_ball_ist_rund]

【Jリーグ第30節】FC東京 2-0 京都

■2022年9月18日(日) 19:00キックオフ
■国立競技場

国立開催となった第30節。九州に台風が接近しており、その影響で関東地方でも断続的に激しい雨が降るなかでの試合となったが、さいわい試合の最後の10分ほどを除いてはほぼ雨が降らなかったのはさいわいだった。傘を差して国立に向かった。

東京は前節神戸とのアウェイ戦で起点が低く前にボールを運べなかったが、この試合での改善は見られるのか。今季の卒業試験、修了試験として、課題をひとつずつクリアし、来季の発射台を高くしたい。

紺野と安部がメンバー外に。病欠か。レアンドロが久しぶりに左ウィングで先発、中盤は東をアンカーに塚川と松木がインサイド・ハーフを務める格好となった。

スウォビィク
長友 木本 森重 バングーナガンデ
塚川 東 松木
渡邊 オリヴェイラ レアンドロ

東京は立ち上がりから高い強度でプレッシングを敢行、京都に時間を与えず押しこんで行く。

3分、松木が倒されて得たFKをレアンドロが直接狙うがバーの上に。13分にはバングーナガンデからのスルーパスを受けて左サイドを裏に抜けたレアンドロが角度のないところから直接狙うがポストに嫌われる。

京都は奪ったボールをすばやく前線につないてチャンスを作ろうとするが、球際で東京が強く、スウォビィクの安定したセーブもあって散発にとどまる。

28分、森重が自陣から浮き球で左サイドの前線にボールを出すと、バングーナガンデがこれを追って深いところからエリア手前のレアンドロにパス。レアンドロは左寄りからファーに巻いたコントロール・シュートを放ち、これがバー、ポストと当たって内側にはねてゴール。東京が1-0と先制する。見事なシュートだったがその前の組み立ても効いていた。

その後はやや受けに回るが、敵の起点になるFWを東、森重、木本がケア、集中した守備でフィニッシュまで持ちこませない。ボールを持てばスローダウンして緩急から裏を狙うなど試合運びにも工夫を見せ、1-0で前半を終えた。

球際の意識が強く先手を取れ、それが先生にむすびついた。次の試合が気になったここ2試合に比べて、今日で出し尽くしていい試合であり、このままやれるところまでやって交代で流れを引き継ぎたい。

後半は一進一退の攻防となるが主導権は東京が手放さない。55分、オリヴェイラが右サイドから切れこみ松木とのワンツーからシュート・コースを開け左足を振りぬくが敵GKにセーブされる。京都の守備に対しては攻め急がずゆったりとしたパス回しから当てどころを探る。

69分、オリヴェイラとレアンドロに代えてフェリッピとアダイウトンを投入。さらに75分にはバングーナガンデと塚川に代えて中村と三田を投入する。東と松木のダブル・ボランチになり、渡邊がトップ下、右に三田、左にアダイウトンを配し、フェリッピがトップに張るフォーメーションになったように見えた。

77分、自陣に押しこまれゴール前に左からクロスを流しこまれる。ファーに飛びこまれ絶体絶命の危機になるが敵FWがボールに合わせられず。このボールからカウンターを展開、フェリッピが落としたボールを三田が持ち上がり、エリア手前からミドル・シュートを放つ。このボールが変化し、敵GKがセーブしたもののゴール前にこぼれたところをアダイウトンが押しこんでゴール。東京が2-0と試合を決定づけるダメ押し。

イージーなゴールに見えるが、敵DFがだれもこぼれ球に反応できない中、するするとゴール前に現れ押しこんだアダイウトンの得点感覚が光ったし、出場機会を得て果敢にシュートを放って行った三田の意識と技術も高く買いたい。

これで試合の流れははっきりと東京に傾く。アディショナル・タイムには渡邊に代えて山下を投入、ボールを支配して時間を使いながら危なげなく試合をクローズし、2-0での完勝となった。

プレスがはまらず自陣での戦いを強いられた前節に比べ、球際の意識が高かったというかしっかり球際を作れたことで試合の主導権を握ることができた。奪いきる守備ができ、そこからの展開でもしっかりと今季の成長を見せることができたと思う。

シュート数11-7、CK4-4、ポゼッション51-49と数字上は明らかな差は見られないが、展開の上では優劣のはっきりした試合だったように見えた(ひいき目か?!)。もうちょっとポゼッションがあったのではと思ったが、意外に持たれる時間もあったということか。

冒頭に書いた修了試験ということでいえば、強度で相手を上回ることがすべてのスタートとなることを確認した点で第一段階に合格した試合だったと思う。連戦の最終戦で、次節まで2週間の余裕があるということで出しきれたのは大きかったかもしれない。

G大阪、神戸のアウェイ連戦は、日程を見てもキツいことが初めからわかっていて、どこかで配分とか次の試合を考えて戦っていたところがあったのではないか。事情は京都も似たようなものかもしれないが、いったん燃え尽きていいという割りきりはあったと思う。

この試合では東のアンカーが攻守にわたって効いており、ボール奪取、セカンドの回収、つなぎと広範囲で素晴らしい動きを見せた。MOM級の働きで、今、東京で最も充実しているといってもいい。今季、ユニを10番にしてよかった。

あと、ゴールはなかったもののオリヴェイラの身体を張った踏ん張りが目を引いた。敵を背負ってキープからの反転で前にボールを運ぶなど久しぶりに力強さが見られたと思う。おそらくまだ万全ではないと思うが、この試合の攻撃のリンクになっていた。

これで29試合を終了、12勝10敗7分で勝ち点を43(1試合あたり1.48)に伸ばし順位を暫定7位に上げた。残り5試合で勝ち点51を目指すには3勝2敗か2勝1敗2分が必要だが、5試合のうちホームゲームが3試合あるのはアドバンテージ。勝ち点55まで行ければ来季の発射台が高くなる。行けるところまで行きたい。

評点(評点はドイツ式):
スウォビィク(3) 手堅いセービングで無失点。
長友(3) 攻守に無尽蔵の運動量で貢献した。
木本(3) 難しい局面も落ち着いて対応した。
森重(3) 後を考えずにやりきればこのパフォーマンス。
バングーナガンデ(3.5) 攻撃面で特徴出した。
塚川(3.5) バランスをとりボールにも触った。
東(2.5) 攻守にMOM級の働き。推し続けてよかった。
松木(3) オリヴェイラに出したワンツーが熱盛。
渡邊(3.5) アルベル東京のコアになるピース。
オリヴェイラ(2.5) ゴールはなかったが身体を張り続けた。
レアンドロ(2.5) これがあるからやめられない。
===
アダイウトン(3) こういう抜け目のなさもよき。
フェリッピ(4) つなぎでいい仕事した。
三田(3.5) ミドルがゴールにつながった。
中村(3.5) 無難にこなした。
山下(-) 時間短し。もっと見たい。

この試合は今季二度目の国立競技場開催ということで、荒天にもかかわらず5万人とクラブ史上最多の動員となった。試合前にはリトル・グリー・モンスターのミニ・ライブがあり、入場時の花火などカネのかかった演出もあった。おそらくは無料券も相当配布しての動員だと思うが、なんであれまずスタジアムに足を運んでもらうことは重要だ。

そのうえで今日の試合ではレアンドロのゴラッソや三田のミドルなど見せ場もあり、結果的にも快勝して、初めてフットボールの試合を見に来た家族連れに「また来てみたい」と思わせるところまではやれたと思う。

問題は次に彼らが味スタに来てくれたときにどんな試合を見せられるか、どんなスタジアムの雰囲気で迎えられるかということで、スタジアムが古株サポばかりの閉鎖的な場所ではリピーターは獲得できない。いつも見に来る人たちが、新しく見に来てくれた人たちをあたたかく迎えいれることのできるスタジアムでありたい。

国立競技場については今回もあまりいい印象がなかった。とにかく座席の足許が狭く、人の往来がほぼ不可能。バックスタンドの2層にいたが、家族連れが多いだけあって試合中も人の出入りが激しく、そのたびに腰を浮かして前を通さねばならず足は踏まれるはももはけられるはドリンクホルダーのペットボトルは飛ばされるはでひどい状況だった。

動線もプアで、横に移動できる通路がないのでゲートから顔を出して自席がブロックの反対側なのがわかるともう一度ゲートからコンコースに戻り隣のゲートから出直すしかない。2層目の最上段にはコンコースがあるがここが閉鎖されていて、「上出られねぇじゃん」と言いながらゲートに戻る人、すでに人がぎっしり座っている座席の前をムリやり通過して人の足をけりまくる人など、お互いにとって非常に使いづらい。

こんなにたくさん席数いらないので、もう少し人の往来、動線に配慮したレイアウトに改良してほしいし、5万人なら味スタでも入るので、国立はやめて味スタ開催にしてほしい。国立だから来てくれた人もいるとは思うが、見に来る人のことを本当に考えて作ったとは思えない使い勝手の悪さは、ナショナル・スタジアムを名乗るにはあまりにもお粗末だと思った。

この日は東京は黒のスペシャル・ユニを着用。今季はすでにホームとアウェイと2枚のユニがあるので黒は買わなかったが、結局ほとんど着ることのなかった昨季の黒ユニを着た。背番号では7番にしていて、三田の出場、活躍は嬉しかった。

5万人ということで帰りの混雑が懸念されたのでいつものとおり副都心線の北参道駅から帰った。やや歩くが雨もやんでいて助かった。他に歩いている人もなくガラガラだった。



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2022年09月16日 20:42      [posted by der_ball_ist_rund]

【ブンデスリーガ第6節】フライブルク 0-0 グラードバッハ

■2022年9月11日(日) 17:30キックオフ
■Europa-Park-Stadion (Freiburg)

夏休みで実家に帰っていたのでスカパーの配信動画を月曜日の日中に見た。板倉が前節退場となったため出場停止、エルヴェディ、プレアもケガのため欠場で、フリードリヒ、ヴァイグル、シュティンドルが先発した。CBにはクラマーが一列下がる形となった。

ゾマー
スカリー フリードリヒ クラマー ベンゼバイニ
ヴァイグル コネ
ホフマン ノイハウス シュティンドル
テュラム

両チームとも序盤から飛ばして行く。2分、ファースト・シュートはフライブルクに譲ったが、これが枠外にはずれると、5分、右サイドの深いところからホフマンが折り返したボールにノイハウスがダイレクトでシュートを放つ。惜しくも敵GKのナイス・セーブに遭ったが先制の可能性はあった。

その後も14分にはノイハウスのスルー・パスからテュラムが裏に抜けGKと一対一になるがシュートはGKにセーブされてしまう。グラードバッハは中央から縦にボールをつなぐスタイルで積極的に攻めるが、フライブルクも奪ったボールは素早く前線につないで刺しにくる。どちらにゴールが決まってもおかしくない展開となる。

28分にはシュティンドルのパスを受けたホフマンがシュートを放つがGKがセーブ。29分にもシュティンドルのパスを左で受けたテュラムが狙うがこれもGKにセーブされる。33分、ノイハウスが敵DFと交錯して負傷退場、代わってエングムが入る。エングムは右に入り、ホフマンがトップ下にスライドしたように見えた。

結局前半はそのままスコアレスで終了。優位に試合を進めながらも決定機で取りきれず、ノイハウスをケガで失った。ピンチは最終ラインの集中した守備とゾマーの好セーブで乗りきっている。

後半に入るとテンポも落ち、グラードバッハがボールを保持するものの大きなチャンスはなかなかめぐってこない。58分、テュラムが敵陣でDFからボールを奪いそのままシュートに持ちこむがDFにブロックされる。

59分にも敵GKからのパスを引っかけて裏返すがシュティンドルに付けたパスがオフサイドとなる。その後は大きなチャンスもなく、また打開の手も打てずに時間が淡々と過ぎて行く。敵のビッグ・チャンスはゾマーが阻止。

82分、シュティンドルに代えてヴォルフを、エングムに代えてボルゲス・サンチェスを投入するが試合の動意自体が失われており、結局スコアレス・ドローとなった。

内容的には悪くなかったが、前節に続いて決めるべきところで決めきれず、後半に入るとモメンタムが失われて尻すぼみに終わった印象の試合。板倉、エルヴェディが同時に抜けて懸念された最終ラインはフリードリヒとクラマーの踏ん張りで支えたが、テュラムがこの試合でも絶好機をGKに阻まれるシーンが多く取りきれなかった。

数字を見ればシュート数14-12、CK6-7、ポゼッション58-42と、ゴールさえ決まっていれば十分勝ち点3を取れる試合だった。ホームでの敗戦の後、主力を何人か欠きながら(特にCBを2人とも入れ替えながら)アウェイで勝ち点1を持ち帰れたことは評価すべきだが、内容からすれば勝ちきれなかったという印象が強い。

サイドに振らず中央から割って入る傾向が顕著で、それでも結構やれているように見える。これをしっかり結果につなげるところをやり続けなければならない。見た目からして特徴のある監督だが、このスタイルでどこまでやれるのか、特に先発メンバーを固定し交替すら限定的な選手起用がこの後も続くのか、注目している。

これで6試合を消化、2勝1敗3分で勝ち点9(1試合あたり1.50)の8位。まだまだ一喜一憂する局面ではないが、勝ちきれない試合が続いているのが気がかり。やっていること自体はおかしくないが、ケガ人が出て層が薄くなっており踏ん張りどころだ。ここでふるい落とされてしまうとリカバーが苦しくなるので食らいついて行きたい。

その後、板倉が練習中に靭帯を負傷しワールドカップのブレイクまでは出場できないとのリリースがあった。せっかく開幕からCBに定着し、評価も高く監督やチームメイト、サポの信頼も得つつあった中でのこの負傷は痛い。ワールドカップ自体がどうなのかはわからないが、ムリせず回復第一で中断後に復帰してほしい。代表でつぶすのだけは勘弁。

ダニエル・ファルケ監督談話:
「パフォーマンスからはほとんど満足できない。主力を3人も欠いて戦ったにもかかわらず、前半は圧倒的に優位で、試合をコントロールしいくつものいいチャンスを作った。しかし残念ながらリードを奪うことができなかった。後半は注意深く守備をすることが必要で、それはうまくいった。しかし前に進むためのポジショナルプレーという点ではそこまではっきりとやりきれなかった。そのため我々はそれほど多くのチャンスを作ることができなかったが、これほど人を変えなければならないのであればそれもまた仕方のないことだ。全体としては小じっかりしたパフォーマンスだった。首位のクラブに対して無失点で戦い勝ち点を手にした。フロリアン・ノイハウスについては十字靭帯に損傷があるようだ。診断がそれほど重くなく不幸中の幸いとなるよう祈っている」

スイカ感のある緑のセカンド・ユニでのプレー。昨季は黒ばっかり着て緑は来てくれなかったのに。フライブルクが赤なんだからファーストの白でよかった。緑と赤は色覚に異常のある人にはキツかったんじゃないかと思う。



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2022年09月15日 10:45      [posted by der_ball_ist_rund]

【Jリーグ第26節】神戸2-1 FC東京

■2022年9月14日(水) 19:00キックオフ
■ノエビアスタジアム神戸

三宮に宿を取り、ミント神戸という商業施設に入っているひょうたんで餃子とビールの晩ごはんを食べてノエスタに向かった。神戸は僕が社会人になって最初の勤務地でありいろいろとゆかりのある街。9月も半ばだというのにむし暑い気候で汗を流しながらスタジアムに到着。

柏に6−3と快勝してから横浜、G大阪と勝ちきれない試合が続いている。今ならまだギリギリACL圏内を望める状況であり、ここからしっかり勝ち点を積み上げたいところ。ここまでの積み上げがどれだけ通用するか、今季の卒業試験のつもりで残り7試合を戦いたい。

中3日の連戦が続く真ん中の試合ということもあって、前節から一部のメンバーをローテーション。SBでは中村に代えてバングーナガンデを先発させたほか、ケガのためU21代表招集を辞退したはずの松木がインサイド・ハーフ、トップには前節帯同しなかったオリヴェイラが先発となった。また東がベンチ・スタートとなり、塚川がアンカーの位置に入った。

スウォビィク
長友 木本 森重 バングーナガンデ
安部 塚川 松木
紺野 オリヴェイラ 渡邊


東京は立ちあがりから身体が重い。前節に続いて森重のパス出しにキレがなく、敵の前プレのえじきになってさらわれるシーンも散発、全体にそれぞれ一歩遅く後手にまわっている印象の序盤となる。

11分、自陣に押しこまれる中で右サイドからクロスを放りこまれる。これをエリア外に落とされると、このボールをきれいに流しこまれ失点。0−1とビハインドを背負う。人はそろっていたが、敵にボールを動かされシュートにも対応できなかった。

その後も東京はパスのずれやミスが多く、また、敵ボールに対するプレスも甘く主導権を握れない。20分、安部が右サイドの深いところからファーにクロスを入れると、ここに入りこんだバングーナガンデがダイレクトで合わせるが枠におさまらず。

25分、敵の左CKに中央で合わされ失点、0−2とリードを広げられる。競ったものの高さで負けた。その後も東京はパスをつないで押し上げようとするが、神戸のハイプレスに苦しみ攻撃を組み立てられない。

38分、安部からパスを受けた紺野が切れこんでシュートを放ったが枠外に。紺野は45分にもシュートを放ったが枠外となり、結局0−2で前半を終えた。連戦の疲れからか動きが重く、強度で勝てておらずセカンド・ボールも拾えていない。気持ちはあるものの動きがついてきていない感を受ける。後半どこをどう修正するのか難しい。

後半から紺野に代えてアダイウトンを、また安部に代えて東を投入、アダイウトンは左ウィングに入り渡邊が右にスライド。東はアンカーに入り塚川がインサイド・ハーフに上がる。

しかし後半に入っても神戸の組織的な守備に遭い、流れをつかむことができない。アダイウトンにボールを預けても打ち急いで攻めきれず、64分、アダイウトンがシュートを放つが敵DFのブロックされる。21分には松木のCKに森重が頭で合わせるが枠外となる。

66分、塚川とオリヴェイラに代えてレアンドロとフェリッピを投入、フェリッピはトップ、レアンドロは右ウィングに入り、渡邊がインサイド・ハーフに一列降りる。レアンドロが自由に動いてボールが動くようになるが、最後のところは神戸の守備も厚くフィニッシュまではなかなか持ちこめない。

76分、バングーナガンデに代えて木村を投入、3バックに移行し、3−4−3の布陣となったように見えた。松木を左サイドに押し出したか。その後は東京が反撃を試みるが、前線を入れかえて前プレをかけ続ける神戸に対し有効な打開策が見出せない。

90分、レアンドロの中央突破でようやくゴール。単騎でしかけたボールが裏にこぼれ、これをレアンドロが押しこんだ。1−2と1点差に詰め寄る。勢いを駆って5分のアディショナル・タイムも反撃を続けたが、いかんせん時すでに遅く、結局1−2での敗戦となった。

やりたいことは明確になっているものの、やるべきことをやりきれず、ズルズルと時間を浪費してタイム・アップとなった印象の試合だった。強度において神戸に遅れをとり、プレスもアリバイ色が強く実際ボールを取りきれるシーンは数えるほどだった。

数字を見ればシュート数9−9、CK3−5、ポゼッション56−44と、ボールは握ったものの、最後まで試合の主導権は握れなかった。レアンドロにゴールが生まれたことと東のアンカーの安定感が収穫だが、全体としてはいいところを見出すのが難しかった。

この試合で入れかえるべきだったのはおそらく森重、木本の最終ラインであり、ここに疲労が蓄積していることは前節のG大阪戦で明らかだった。思いきって木村を先発させるなどして主力を休ませるわけには行かなかったのか。この試合でも森重のパフォーマンスは満足できるものではなかった。

オリヴェイラもケガを抱えており、以前のような前線での鬼キープは難しく、そこから反転してフィニッシュに持ちこむことはかなりキツい印象を受けた。日程的なものを考えても、若手にチャンスを与えるべき試合ではなかったのだろうか。

あと塚川はインサイド・ハーフが適任で、アンカーもできなくはないが、やはり後半東がアンカーに入ってボールが動き出したように見えた。日程が苦しく、また敵にも対策されるなかで、確実に勝ち点を持ち帰るだけの総合力がなく、隙間にハマって動きの取れなかった試合だったというべきか。

日程やケガ人など万全でない状態で戦わなければならないときの対応力のようなものが問われる局面でまだまだトップ・フォームとそうでないときの差が大きく出るということを見せつけられた気がする。そういう状況を「なんとかする」力はタイトルを狙ううえでは必要なもの。

人がそろっていてコンディションも整っているときにしっかり戦えるのは当たり前で、そうでない時にどうやって帳尻を合わせるか、そこまでを考えてチームを作ることができるかというのは来季も展望するうえで考えなければならないことだ。

そういう意味ではこれもまた今季チームを作りかえようとするなかであり得た試合であり、ストレスのある試合だったことはもちろんだが、シーズン初めに覚悟したことの範囲ではあるのではないか。この試合でなにもかもがダメになったということではなく、やれること、まだやれないことの限界がひとつ明らかになったと受けとめるべき試合だと思う。

これで28試合を終了し11勝10敗7分、勝ち点は40で足踏み(1試合あたり1.43)となったが順位は暫定8位と変わらず。残り6試合で到達できる最大の勝ち点は58となり、勝ち点60到達は不可能になった。

1試合あたりの勝ち点が1.50となる51を目指したいが、そのためには残り6試合を4勝2敗とか3勝1敗2分とかのペースで乗りきる必要がある。本来なら勝ち点51にどれだけ上積みできるかで上位を狙えるかが見えてくるわけだが、ここ3試合のもたつきで勝ち点51すら結構厳しい水準になってしまった感がある。

まずは週末の京都戦でしっかり勝ち点3を積み上げたいが、森重、木本あたりに相当疲労が蓄積しているようでもあり、思いきって選手を入れかえる考え方もある。チーム作り、戦術の落としこみと戦績の両方を同時に追いかけるのは難しい課題だが、今季はそれを覚悟の上でアルベル監督に指揮を委ねているわけで、残り試合、我々の監督がチームを、クラブをどこに連れて行ってくれるのか楽しみにつきあいたい。あれこれ言うのはシーズンが終わってからで遅くない。

評点(評点はドイツ式):
スウィビィク(4) アンカーに何本当てられるか楽しみに見ている。
長友(4) 連戦出ずっぱりでこのパフォーマンスはスゴい。
木本(4.5) さすがに疲れたまってる。休ませたい。
森重(4.5) パフォーマンス落ちてる。休ませたい。
バングーナガンデ(4.5) もっと前向いてしかけていい。判断速く。
安部(5) 前半交代は残念。空回り感あってフィットしきれてない。
塚川(4) アンカーは適性が違う。後半の方が生きた。
松木(4) どこをケガしていたのかわからない動き。
紺野(4) 敵のイヤがる仕事はできたが決めきれず。
オリヴェイラ(5) コンディションが万全ではない感を受ける。
渡邊(4) やり続けたが正確さを欠く場面も。
===
アダイウトン(4) 気持ちがはやってフィニッシュが不正確に。
東(3.5) 今チームでいちばん充実している。
フェリッピ(5) 彼をどう生かすかがまだだれも分かってない。
レアンドロ(3.5) やはり頼ってしまう。ゴールはよく決めた。
木村(4) お粗末なプレーもあったが使い続けたい。

神戸来たんならお土産は一貫楼の豚まんで。



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2022年09月11日 00:46      [posted by der_ball_ist_rund]

【Jリーグ第29節】G大阪 0-0 FC東京

■2022年9月10日(土) 19:00キックオフ
■パナソニックスタジアム吹田

遅めの夏休みを取り、アウェイ観戦を兼ねて里帰りすることにした。この日は新大阪に宿を取って夕方チェックイン、JR千里丘駅からパナスタに向かった。夕立のような雨が降ったが6時ごろにはやんだ。

松木がケガで欠場、オリヴェイラ、バングーナガンデもベンチ外となった。一方で謹慎が解けたと見られるレアンドロがメンバーに復帰。フェリッピが初めて先発した。

スウォビィク
中村 木本 森重 長友
安部 東 塚川
渡邊 フェリッピ アダイウトン


試合は序盤から固い展開に。ともに最終ラインからパスをつないで組み立てようとする基本的な戦術は変わらないが、大阪の方が長いボールも使いながら刺しにくるイメージ。東京はつなぎからの押し上げを試みるが、敵のプレスも厳しく、自陣でのパスミスが頻発してリズムに乗ることができない。

特に右サイドから前に進むことができず、アダイウトンにボールを預けて打開を試みるケースが増えるが、さすがに警戒されており打ちきれない。互いにチャンスを作るものの決定力を欠き、一進一退の時間が続く。

28分、アダイウトンが左サイドでパスを受け、裏のスペースにドリブルで持ち出すが芝がすべって転倒。フォローがなくアダイウトン一辺倒では厳しい。アダイウトンもフィニッシュに力が入ってふかすシーンが多い。

44分には右サイドから中村が上げたクロスにフェリッピが頭で合わせるがヒットしきれず、ファーのアダイウトンも詰めきれなかった。拮抗した戦いで主導権を握れないまま前半を終えた。

ボールを支配して前に進もうという意志は感じられるものの、身体が重いかパスのつながりが悪く、ボールロストからピンチを招くシーンも多かった。やっていること自体はおかしくないのでやり続けたい。ベンチにはレアンドロもいるので交代で流れを引きよせたい。

しかし後半に入っても流れは変わらず。互いにチャンスを作るが守備も固く攻めきれない。

63分、フェリッピに代えてレアンドロを投入。レアンドロがトップの位置に入るが実際はゼロトップか。レアンドロがボールを触ると前への推進力が生まれるが、サポートとの息が合わず、また球ばなれもよくなく決定機には一歩足りない。

73分、塚川に代えて紺野を投入、渡邊がインサイド・ハーフに落ちる。77分、右サイドから渡邊が入れたクロスにファーの安部がダイレクトで合わせたが枠に飛ばず。

84分、アダイウトンに代えて山下を投入。互いに勝ち点3を求めて攻撃をしかけるが決めきれず。アディショナル・タイムには紺野が右サイドから切れこんでシュート、ブロックされたこぼれ球に渡邊が詰めるがGK正面となり決定機を逃す。結局スコアレス・ドローとなった。

最後まで主導権を握れず、敵の粘り強いプレス、固い守備に手を焼き、崩すための工夫が足りなかった。勝ち点3を持ち帰るべく最後まで攻め続けたが、大事なピースがまだいくつか足りない印象があった。いくつか課題を残し、旅はまだまだ続くということだなと思った。

数字で見ればシュート数10−8、CK1−1、ポゼッション54−46とやや優位だが実感としては大阪の方が決定機は多かった印象。順位の差を感じない拮抗した試合だった。

この試合では全体として判断が遅く、その分タッチ数が多かったためにはがすことも崩すこともできず、スピードを上げればパスが出る。まだまだだなあと感じた。

今日は森重のキレが悪く、特に序盤はイージーなパスミスを繰り返した。さすがにその後は帳尻を合わせたが、いささか強引なプレーも多く、疲労の蓄積を感じさせた。水曜日の神戸戦では森重を休ませて木村の先発を試してもいいのではないか。まあ、木本も疲れてるが。

また中村の判断が遅く、ボールを持って考えるうちに出しどころがなくなるシーンが多かった。彼のところでワンタッチで出せれば大きなチャンスになったケースもあったと思うが、右サイドからのチャンス・メイクができずアダイウトンを多用する原因にもなった。

フェリッピはうまさを感じさせるプレーもあったものの、ここにハマれば強いという「ツボ」が狭く、まだまだチームとの連係もこれから。使い方、使われ方がまだ互いにわかってなく、彼にとっていちばんやりやすい形でボールを渡せてないと思う。

松木、オリヴェイラの不在も感じたが、少々メンバーが入れ替わってもチーム・コンセプトがブレないようにならないと上は目指せない。2試合続けての引き分けで足踏み感あるが焦る必要はなく、前を向いてやり続けるしかない。

勝機もあったが危ういピンチもあり、前節同様結果としての引き分けは妥当だったというべきだろう。残念だし悔しいが、アウェイでの勝ち点1を持ち帰ることでよしとするほかない。

これで27試合を終了、11勝9敗7分で勝ち点40(1試合あたり1.48)に到達したが順位は暫定8位に後退した。水曜日に未消化の26節神戸戦がアウェイで予定されており、週末の京都戦と合わせての3連戦で今季の帰趨がある程度見えてくるだろう。今日の引き分けの意味は水曜日に明らかになるだろう。

評点(評点はドイツ式):
スウィビィク(3) 決定的なセーブあり。勝ち点1を守った。
中村(5) 攻撃の判断遅くタッチ数も余計だった。
木本(4.5) 敵FWと対峙し苦しい対応も少なくなかった。
森重(4.5) 序盤集中を欠き、らしくないミスも多かった。
長友(4) 締まった試合に貢献大きかった。
安部(3.5) チームを前に進めるダイナモになった。
東(3) チームを鼓舞しボールを運んだ。
塚川(3.5) 敵のプレスに手を焼いたが落ち着いていた。
渡邊(3.5) チームの核になりつつある。
フェリッピ(5) 強みがまだわからない。山下でよかった。
アダイウトン(4) しかけ続けたが結果出ず。
===
レアンドロ(4) 可能性は見えたが連係が悪かった。
紺野(3.5) 得意の形は警戒されているか。
山下(-) 先発で見たかった。

JR千里丘駅まで歩いて帰った。相変わらずいいスタジアムだった。



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2022年09月05日 23:32      [posted by der_ball_ist_rund]

【ブンデスリーガ第5節】グラードバッハ 0-1 マインツ

■2022年9月4日(日) 17:30キックオフ
■Borussia-Park

月曜日未明の試合のため、朝5時前に起きて出勤前にスカパーの録画を見た。この時間だけはやめてほしいがしかたない。前節、アウェイでバイエルンから勝ち点1をもぎとってのホームゲームでありしっかり勝ち点3を積み上げたいところ。

ファルケ監督はメンバーをいじらないタイプなのか、負けてないから変えてないだけなのか。いずれにしてもベンゼバイニが先発に復帰した以外は前節と同じメンバー。新たに移籍加入したングムとヴァイグルがベンチ入り。

ゾマー
スカリー 板倉 エルヴェディ ベンゼバイニ
コネ クラマー
ホフマン ノイハウス プレア
テュラム

序盤はマインツのハイプレスが機能し、グラードバッハは自陣でつなぎに苦労する。低い位置でボールを失い、フィニッシュまで持ちこまれるシーンが散発、なかなか前線にボールを持ち出せない時間帯となる。ゾマーも試合開始早々からスーパー・セーブを惜しげもなく連発、多難な前途を予感させる。

しかし15分を過ぎたころから徐々にグラードバッハがボールを持てるようになる。マインツの高いラインの裏を使い23分、30分とたて続けにシュート・チャンスを迎えるが、敵GKの好セーブもあり、またバーにも嫌われて決めきれない。

34分には敵DFのクリアミスをさらって裏に抜けるが、最後のところでノイハウスにパスしたのを戻った敵DFにブロックされる。43分にも敵GKにシュートを防がれ、再々のビッグ・チャンスを生かしきれず。この時間帯に得点できなかったのは痛かった。

後半スタートからエルヴェディに代えてフリードリヒを投入。エルヴェディは前半傷んで治療を受けるシーンがあり、おそらくはそのための交代だろう。フリードリヒはCBの右に入り、板倉が左にスライド。

さらに52分にはプレアが負傷退場となりシュティンドルが入る。シュティンドルはケガ明けで今季初出場。

53分、裏に放りこまれたボールをフリードリヒが敵と競ったがボールは裏にこぼれてしまう。これを敵FWにさらわれたところで板倉が後ろからホールディング。決定的な得点機会の阻止との判定で板倉は退場となった。

フリードリヒが競った敵が裏にパスを送ったのであればオフサイドであったためVARが介入したが、映像ではフリードリヒが競り勝っていたためオンサイドとなる。55分、これで与えたFKを直接決められ0-1と先制を許す。

板倉を欠いたグラードバッハはベンチにヤンチュケもネッツもいたにもかかわらずクラマーをCBに下げて対応、ノイハウスが攻撃時はトップ下、守備時はダブルボランチの一画となるような4-2-3または4-4-1のようなフォーメーションとなる。

その後はビハインドを背負ったグラードバッハが一人少ない状態のなかでも積極的に攻撃をしかけるのに対しマインツがリスクを嫌って守る展開に。82分、スカリーに代えてングムを投入、ベンゼバイニが最終ラインに入った3バック気味で右を押し上げるような形になる。

86分にはホフマンのパスを受けて裏に抜けたシュティンドルがゴールに流しこんだがオフサイドの判定。87分にはコネに代えてヴァイグルを投入したが奏功せず、結局0-1で今季公式戦初めての敗戦を喫した。

前半は押しこまれる時間帯もありつつ基本的にはバチバチやりあってチャンスも作ったが決めきれず、後半セット・プレーで失点したうえ一人少なくなって最後まで敵のゴールをこじ開けることができなかった。想定外の交代でゲームプランの変更を余儀なくされた面はあるが、スクランブルに対応しきれなかったのは素直に反省点。

数字を見ればシュート数14-11、CK4-8、ポゼッション53-47と五分の渡り合いの印象で、チャンスを決めて一人多いアドバンテージを生かした試合運びができたマインツにしてやられた試合。内容的には退場はあったもののせめて引き分けにもちこみたかった。

この試合でエルヴェディとプレアが負傷、板倉は次節出場停止となる。レギュラーのCB2枚を欠く非常事態となるが、フリードリヒが無難なパフォーマンスを見せてくれたのと、ヤンチュケ、バイヤーもいることを思えばいる人でなんとかつなぐしかない。

ングムとヴァイグルは顔見世のデビューだったがどこまで戦力になるかはこれから。監督の選手起用にかなり偏りが見られるのが気になるところだ。まだ順位を見て一喜一憂する段階ではないし、いずれどこかでシーズン最初の敗戦もやってくるとはいえ、力負けではなく試合をコントロールできずに負けたのは残念。

メンバーにもう少し入れ替えがほしい。初めての敗戦のあととなる次節の指揮に注目している。

ダニエル・ファルケ監督談話:
「結果についてはアンラッキーだったが、パフォーマンスについては立ち上がりを別にして本当によかった。我々はうまく試合に入れなかった。マインツはこの序盤にチャンスにチャンスを作ったわけではなかったが、それでも満足するわけには行かない。その後は試合に入るべく戦い、そこからはたくさんのことが実際うまくできるようになった。残念なことに前半にたくさんの大きなチャンスを不意にしてしまった。ハーフタイムにニコ・エルヴェディを下げなければならず、後半開始直後にもアラサンヌ・プレアもそうなった。その後は我々は非常に不運なレッドカードをもらってしまった。というのもカリム・オニシヴォは明らかにオフサイド・ポジションにおり、ただボールがマーヴィン・フリードリヒの肩に当たって彼にこぼれてしまったからだ。そこからの25メートルのFKをきっちり決められてしまった。フットボールではなにをやってもうまくいかないということがあり、そういうのが今日起こった。それが今日の試合に最終的に負けてしまった理由だ」

だとしても早起きしてこの負けは勘弁してくれ。



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2022年09月04日 01:42      [posted by der_ball_ist_rund]

【Jリーグ第28節】FC東京 2-2 横浜

■2022年9月3日(土) 19:00キックオフ
■味の素スタジアム

家のエアコンから水が漏れるようになり困っていたが昼のうちに業者が来てくれて修理できたので晴れ晴れとした気持ちで味スタへ。ヴェスパでバックゲート側の第二駐輪場までアプローチを乗りつけるのが気持ちいい。

前節アウェイで柏に打ち勝ち、今節は首位横浜を味スタに迎える。手ごわい相手ではあるが我々の現在地を知るための試金石となる試合だ。松木をベンチに置き、インサイドハーフは塚川と安部の組み合わせ。中村が左SBで先発した。

スウォビィク
長友 木本 森重 中村
安部 東 塚川
紺野 オリヴェイラ 渡邊

キックオフ前にインカムの不調か主審が四審と話し合う時間が長かった。序盤は互いにボールを持って押し上げようとするぶつかり合いに。中盤で激しく主導権を争い、奪ったボールを交互に前線に展開する流れとなる。

立ち上がりやや東京に分があり、9分、ショート・カウンターから右サイドでボールを持った紺野が巻いたシュート(例のヤツ)で狙うが惜しくもバーに嫌われる。これが決まっていればというヤツだがまあ言っても始まらない。

12分、横浜のカウンターから持ち上がられ、対応した長友が敵FWと並走したが敵FWが倒れてPKの判定に。確かに長友が敵FWの肩に手をかけてはいるものの決定的な影響があったとは思えず、ファウル自体が微妙であるうえ、接触はエリア外にも見え納得のできない判定。

VARが介入し長い中断のあと、OFRなしで判定はエリア外でのファウルに変更され横浜のFKに。これは枠外となり胸をなでおろす。あらためてDAZNで見たがそもそもファウルの判定自体どうなんだというシーンだった。

時間の経過とともに主導権は徐々に横浜に。東京は自陣で守備に追われる時間が長くなる。27分、スルーパスに裏抜けした敵FWを飛び出したスウォビィクが倒してしまうがノー・ファウルの判定に。これもVARが介入し再び結構長い中断となる。

DAZNでの確認ではスウォビィクが遅れて敵をブロックした後でボールに触れたように見えPKでもやむを得ないと思ったが、どういうわけか不問となりここでもホッとする。判定が不安定なうえ試合指揮も今イチで荒れ気味に。中断が長くペースを作れない。

その後もボールを支配されながらなんとか持ちこたえ、31分には紺野のシュートもあったが、40分、敵の左CKからファーで押しこまれ失点、0-1と先制を許す。流れからは守れていたがセット・プレーからのもったいない失点。

さらに45分、右サイドからクロスを入れられ、DFの間から押しこまれて失点、0-2と追加点を与えてしまう。ラインはそろっていたが森重と中村の間に入りこまれるのをケアできなかった。

VARの中断も長かったためアディショナル・タイムが7分と長く、その間に枠を捉えたミドルを放たれたがスウォビィクがセーブ、0-2で前半を終えた。

前を向いて戦えており、序盤は拮抗した争いだったが、次第に横浜に流れを持って行かれ、前半終わり方に立て続けに2失点を喫した。局面では遜色なく戦えていただけに失点が残念だが、やろうとしていること自体は間違いなく、後半も臆することなくやり続けるしかない。まず1点がほしい。

後半開始から中村に代えてバングーナガンデを投入、あらためて前に出る選択をしたようだ。すると53分、左サイドからのFKをバングーナガンデがけり、ファーにこぼれたボールを塚川がワントラップからシュート。これがDFの間を縫って決まり1-2と1点差に。塚川はJ1初ゴール。

この勢いを生かすべく、57分、オリヴェイラ、紺野、安部に代えてフェリッピ、アダイウトン、松木を投入。フェリッピがトップに、アダイウトンが左ウィングに入り、渡邊が右ウィングにスライド。松木は左のインサイド・ハーフに入り塚川は右にスライド。

58分、松木の左CKに森重が頭で合わせるがバーの上。東京が積極的に前に出る時間帯となる。63分、松木の右CKに塚川が頭で合わせる。これが決まって東京が2-2の同点に追いつく。塚川はこの試合2ゴールの活躍。

その後は互いにチャンスを作りながら決めきれない。東京はアダイウトンの単騎突破やフェリッピへのフィードもからめて攻撃するが簡単にはゴールできない。73分、足をつった塚川に代えて木村を投入、3バックにしたようにも見えたが、木村を左SBにしてバングーナガンデを1列前に出したのかもしれない。

43分にはアダイウトンがフェリッピからのパスを受けてワントラップからの反転ボレー・シュートを放ったが枠外に。さらに44分には渡邊からのスルー・パスにアダイウトンが抜け出してシュートを放つが敵GKにセーブされる。

アディショナル・タイムには敵のシュートがバーをヒットするシーンもあり肝を冷やしたが試合は結局そのまま2-2で終了した。

前半、力負けする形で2点を失ったが、後半は交代カードもうまく使いながら追いつき、さらに逆転を狙った。互いに最後まで勝ち点3を狙いに行き、ヤるかヤられるかのシビれる展開となったが、勝機もあった一方で負けていてもおかしくなく、結果としての引き分けは妥当だった印象。

シュート数10-13、CK6-8、ポゼッション48-52と競ってはいるもののやはり少しずつ上回られたのは実感と合っている。ボールの動かし方には横浜に一日の長があり、苦戦することは覚悟のうえだったが、昨季の大崩壊やアウェイでの競り負けに比べれば、自分たちのやり方で正面から挑戦し、苦しみながらも2点差を追いついて勝ち点1を得たことは進歩と見ていいのではないか。

ホームでの勝ち点1に満足するわけには行かないし、勝機もあっただけに引き分けは悔しいが、フェアに見れば勝ち点1をもぎとった試合であり、自分たちの現在地を知るという点では大きな意味があった。誇っていい結果だと思う。

ハイプレスを受けながらもパスをつないでいなし、前にボールを持ちだすシーンも増え、やろうとしていることは確実に形になりつつある。

もちろんまだまだ危なっかしい部分もあるし、実際バタつき気味の時間帯に立て続けに2失点するなど前節を思い起こさせるシーンもあったが、この試合を見て「つたなさ」や「ほころび」の話をするのか、「勇気」や「挑戦」の話をするのか、もちろんどちらもしなければならないのだが、まずは「勇気」の話から始めたくなる試合だった。

これで戦績は26試合11勝9敗6分、勝ち点は39(1試合あたり1.50)となり順位は暫定8位とひとつ後退したが、1試合あたりの勝ち点では7位、到達できる最大の勝ち点では5位(3位とは5差)とまだまだ上は狙える。

まだ川崎、鹿島、C大阪といった上位との対戦を残しているが、その分地力で上に行ける可能性もあり、今季どこまで行けるか見てみたい。その足がかりとなる大きな勝ち点1であり、次節からの関西アウェイ2連戦が楽しみだ。

評点(評点はドイツ式):
スウォビィク(3) 前半最後のファイン・セーブで試合を救った。
長友(4) あやうくPKを取られそうになったが判定に疑問。
木本(3.5) 敵のハイプレスにも敢然と立ち向かった。
森重(3.5) 熱く戦ったがヘディングは決めたかった。
中村(4) 裏抜けしたヤツはシュートまで行きたかった。
安部(4) 果敢にボールを追い続けたがチャンスにはからめず。
東(4) 今日はいい縦パスが少なかったが安定感はあった。
塚川(2.5) 中盤で時間を使える。2ゴールは嬉しい。
紺野(3) 敵からしたら絶対イヤな選手。シュート惜しかった。
オリヴェイラ(4) あまりボールが来ず精彩を欠いた。
渡邊(3.5) アルベル東京の中枢になりつつある。
===
バングーナガンデ(4) 成長している。使い続けたい。
フェリッピ(4.5) 生きる局面が限られている感。
アダイウトン(3.5) 決まらなかったが十分脅威になった。
松木(3.5) チームを前に導いた。代表で不在になるの痛い。
木村(-) 時間短し。落ち着いてプレーできていた。

3万人に配布されるはずの手首に巻くライト、入場者29,000人だったのにもらえなかった。あと炎が上がる演出が(物理的に)熱かった。



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2022年08月28日 21:34      [posted by der_ball_ist_rund]

【ブンデスリーガ第4節】バイエルン 1-1 グラードバッハ

■2022年8月27日(土) 18:30キックオフ
■Allianz-Arena (Munchen)

スカパーを録画して日曜日の朝早起きした。開幕から3戦負けなしで2位につけている状況での首位バイエルンとのアウェイ・マッチ。今季のバイエルンはここまで6-1、7-0とおとなげない試合を続けており恐怖しかない。

ベンゼバイニが体調不良で欠場、左SBにネッツが先発した他は前節と変わらない布陣に。フリードリヒを最終ラインに入れて板倉を一列上げるとかいらんことをしてくるのではないかと危惧していたが杞憂に終わってよかった。

ゾマー
スカリー 板倉 エルヴェディ ネッツ
コネ クラマー
ホフマン ノイハウス プレア
テュラム

試合は圧倒的にバイエルン・ペース。キックオフから3分ほどですでに2本クリティカルなシュートを打たれるなど不穏な空気が広がる。しかしバイエルンの再三のチャンスも身体を張っての守備とゾマーのセービングでなんとかしのぐ。

34分、左サイドからのクロスをファーで押しこまれゴールかと思われたがVARが介入。OFRの結果、ニアで敵FWがこのボールに触れておりそれがオフサイド・ポジションだったという判定となり、ノー・ゴールとなる。これは失点を覚悟しただけにまさに命拾いした心地だった。

すると43分、クラマーが半ばクリアで前線にけったボールを、高い位置を取っていた敵DFが後逸する。テュラムがこれをさらってカウンターで持ち上がり、敵DFにからまれながらもGKをかわしてシュートを流しこむ。これが決まってグラードバッハが1-0と先制する。

ずっと押しこまれながらもワンチャンを逃さず決めきった貴重な得点となったが、当然このまま終わるとはだれも思っていない。ある意味ここからが難しい戦いになる。前半は1-0で終了したが後半なにが待っているのか。

今季初めて先制を許しビハインドを背負ったバイエルンは後半開始からギアを上げてくる。グラードバッハはほぼ自陣に押しこまれる展開となるが、集中を切らせることなく献身的な守備を敢行、さらにゾマーがワールド級のセーブを連発してゴールを守る。

52分、プレアが傷みヴォルフと交代。ヴォルフはそのまま左ウィングに入る。バイエルンは試合の流れにフラストレーションをつのらせ、判定にクレームをつけるケースも多くなる。グラードバッハとしては悪くない展開。

77分、ノイハウスに代えてフリードリヒを投入。板倉を一列上げるのかと頭を抱えかけたが、最終ラインを3枚にして実質5バックで守備を固める意図だった。確かにハーフポジションや大外を使って波状攻撃を受けており、スペースを消す意味では合理的だったかも。

しかし83分、ついに落城する。左サイドから入れられたクロスに中央で合わされ失点、1-1の同点となる。これはさすがにゾマーも止められなかった。

85分、ホフマンとコネに代えてヘアマンとヤンチュケを投入。ヘアマンはそのまま右ウィングに入る。ヤンチュケは最終ラインに入れてこんどこそ板倉を上げるのかと思ったがヤンチュケがそのままボランチに。バイタルを消そうということか。

6分のアディショナル・タイムもなんとか守りきり、結局1-1の引き分けに。先制を追いつかれたのは残念だったが、アウェイでバイエルンから勝ち点1をもぎとり、昨季からの対バイエルン無敗を継続した。

本来のポゼッションはほぼ見せられなかったが、絶対王者のバイエルンに対して一歩も引かない戦いでワンチャンをモノにし、もう少しで勝ち点3を取れそうなところまでもちこめたのは大きな成果といっていいだろう。

数字を見ればシュート数5-33、CK1-14、ポゼッション31-69とまあ見たままだが、それを1-1で終わらせたのはある意味すごく、その立役者はゾマーだった。シーズン前には移籍の噂もあったが今のところ残留、この日も33本のシュートに対して19本をセーブした。

これで4試合を終え2勝2分で勝ち点8(1試合あたり2.00)、順位は6位に後退したものの、他のクラブが勝ち点を落とすバイエルン戦で勝ち点を伸ばすことができたのは大きなアドバンテージになった。まだシーズン序盤で順位に一喜一憂する段階ではないが、チャンピオンをバタつかせたのは痛快だった。

しかしこの試合でも層の薄さは気になったところで、交代も選択肢の少なさを感じさせた。あとシュティンドルはまだフィットしていないのだろうか。今日のような試合なら力を発揮するプレーヤーだと思ったのだが。

ダニエル・ファルケ監督談話:
「これは間違いなく我々にとっていい勝ち点だった。終了間際に追いつかれたらふつうはがっかりするだろう。しかし今日はだれも、バイエルンが勝ち点を得たことを妥当でないとは言わないだろう。我々は大きな情熱とチームスピリットをこの日に注ぎこみ、よく守り、立ち直りの速さを示した。我々はもっとボールを保持したかったが、前半はいくつかの局面ではっきりしない戦いをしてしまった。そうでなければ我々はもっと多くを作り出すことができたはずだった。後半に入るとバイエルンの圧力はさらに大きくなった。今日は我々には難しい日だった。しかし私のチームは大きな意志の力を見せてくれたし、そのことは賞賛したい。ヤン・ゾマーのパフォーマンスは今日はワールド・クラスだった。しかしバイエルンから勝ち点を得ようとするのならそれもまた必要だった。ヤンはマヌエル・ノイアーとともにブンデスリーガの最高のGKであり国際的にも間違いなくトップのGKだ。彼が我々の背番号1番であることを誇りに思う」

話が長い。



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2022年08月28日 01:16      [posted by der_ball_ist_rund]

【Jリーグ第27節】柏 3-6 FC東京

■2022年8月27日(土) 19:00キックオフ
■三協フロンテア柏スタジアム

この夏最後の暑さとなった土曜日。台風でセレッソ大阪戦が延期になり、3週間ぶりの試合に。常磐線に乗って柏まで駆けつけた。ここはアウェイでは最も好きなスタジアム。なんか久しぶりのような気がしたので確認してみると、2021年はチケットが取れず、2020年は無観客だったため、実に3年ぶりの日立台だったのだ。メインスタンドで柏サポに紛れての観戦となった。

塚川が移籍後初スタメン。レアンドロは前節清水戦での平手打ちを指摘されたことで謹慎となったかメンバー外に。怪我から復帰した中村がベンチ入りした。

スウォビィク
長友 木本 森重 バングーナガンデ
塚川 東 松木
紺野 オリヴェイラ 渡邊

例によって東京がボールを握る。塚川が入った効果か、あるいは柏のプレッシャーが弱いのか、ボールを出し入れしながら最後に裏に通すようなビルドアップが何度か見られチャンスを作る。渡邊、紺野が積極的にボールを受け松木、オリヴェイラがからむが、最終ラインを5枚にして守る柏の守備も固くフィニッシュまではなかなかたどり着けない。

一方で柏は中盤でポイントを作りつつ攻撃を組み立て、ボールの失い方によってはクリティカルなチャンスを作られる。互いに前を向いて攻めるが、どちらかといえば東京の方が試合を優位に進めている印象。

27分、敵のFKにゴール前で競った塚川が敵DFと接触し傷む。頭どうしが当たったようで塚川はまもなく立ち上がったが、敵DFは脳しんとうの疑いで交代。

40分、紺野のスルーパスを受けてオリヴェイラが右サイドを縦に抜ける。オリヴェイラがここからクロスを入れると、ファーに飛びこんだ松木がスライディングで押しこみゴール。東京が1-0と先制する。紺野のパス、オリヴェイラのボール・コントロールからのクロス、松木の押しこみときれいにハマったゴールだった。

さらに45分、塚川からのパスを受けた紺野が右サイド裏に抜け出し、切れこんで中央の渡邊にパス、渡邊がこれをさらにファーに流すと、大外から走りこんだバングーナガンデが左足でニアのギリギリを抜くシュートをダイレクトで放ちゴール。2-0とリードを広げる。バングーナガンデはプロ初ゴール。いいシュートがここしかないというコースに飛んだ。

アディショナルタイムには中央を抜け出した渡邊がトリッピングを受けて倒れる。決定的な得点機会の阻止で敵DFが退場かと思われたが警告となり、森重がFKをけったがゴール右に外れる。前半の最後に東京が立て続けにゴールを奪い、2-0で前半を終えた。

ビルドアップが機能しており、時間はかかったものの前半のうちに松木、バングーナガンデといった若手のゴールが決まりリードを得た。動けているし戦えている。後半ふわっとすることのないよう、厳しく戦いたい。

しかし柏は後半から3人を交代、ギアを上げて押しこんでくる。最初の10分をしのげれば流れは再びこちらにくると思っていたが、54分、左サイドから上げられたクロスのセカンド・ボールから強烈なシュートを許し失点、2-1と1点差に詰め寄られる。押しこまれて受けに回ってしまった。

55分、塚川と紺野に代えて安部とアダイウトンを投入。アダイウトンは左ウィングに入り、渡邊が右にスライド。安部はそのままインサイド・ハーフに入った。

すると直後の57分、右サイドで松木のパスを受けた長友が深いところから折り返すと、ファーのアダイウトンがヘディング・シュートを放つ。これは惜しくもバーに当たってはね返ったが、安部が頭で押しこみゴール。東京がすかさず1点を追加し3-1と突き放す。

58分、オリヴェイラが敵との接触で傷みフェリッピと交代。フェリッピはそのままトップへ。

62分、東京の右サイドからのクロスにファーで飛びこんできたFWに頭で押しこまれ失点、3-2と再び1点差に。バンギーナガンデがついていたが格の違いを感じさせる身体の強さで強引に決められた。せっかく追加点を挙げたがなかなか流れをしっかり取り戻すことできない。

68分、松木が奪ったボールをフェリッピに展開、フェリッピが並走するアダイウトンにパスを出すと、アダイウトンはそのままドリブルで持ち上がり、敵DFを抜いてシュートを決めゴール。4-2と再び突き放す。交互にチャンスが訪れる展開に。よくゴールの決まる試合。

74分、右サイドから放りこまれたクロスにファーで合わされシュートを放たれる。これもバングーナガンデが対応したが股を抜かれ失点。4-3と三たび迫られる。しつこい。

78分、バングーナガンデと渡邊に代えて中村と木村を投入。最終ラインを中央に森重を置いた3バックに変更。右ウィングバックに長友、左に中村を置き、中盤は東と松木のダブル・ボランチ、安部を右ウィングに押し出した3-4-3の布陣となったように見えた。

81分、センターサークルで敵を背負ってパスを受けたアダイウトンが反転しようとしたところを敵DFに止められる。これが敵のファウルとなり、2度目の警告で退場となる。東京は1人多い状態に。これでようやく試合の趨勢が見えた感じがした。

84分、敵陣でルーズになったボールをアダイウトンが拾い、そのままフェリッピにパス。これを受けたフェリッピは敵DFにからまれながらも右足でニアを抜く強烈なシュートを決め5-3に。フェリッピの移籍後初ゴールで試合をほぼ決める。こういう仕事をする人なんだな。

さらに89分、左サイドでパスを受けたアダイウトンがドリブルで持ち上がり、安部とのワンツーから裏に抜けてシュートを決め6-3に。これでほぼ試合は決まり、残り時間は東京が危なげなくボールを動かしてそのまま勝利した。

全部で9ゴールが決まる乱戦になったが、常に先手を取った東京が最後は突きはなして勝ち点3を逃さなかった。前半と後半で様子が変わったが、結局は前半の2ゴールの貯金が効いた格好となった。

前半はシュートこそ少なかったものの、東、塚川を起点に右外に張る紺野と左外のバングーナガンデ、内側の長友、渡邊らが動きながらパスをつなぎ、松木、オリヴェイラがゴール前に入るなどビルド・アップが形になっていた。広島戦あたりから攻撃面の連係の底上げは見え始めており、この試合の前半はそれを表現しながら2つのゴールにつなげたという点で見るべきものがあった。

後半は乱打戦になった。柏が後半から3人を入れかえてギアを上げてきたのに押されて受けに回り、最初の10分をもちこたえることができずに失点したことで試合の流れを神経質なものにしてしまった。その後も突きはなそうとするたびに追いすがられ、最後は敵DFの退場もあって力ずくでねじ伏せたものの、前半のリードが1点だとヤバかった。

後半のゴールはどれも見事だったがアダイウトンの個人技に負うところが大きく、夏休みの終わりの派手な打ち合いは楽しくはあったものの、内容的には前半の方が今後につながる戦いだった。敵の勢いに押しこまれて流れを手ばなし、ヤバい時間帯も結構あった。もうちょっと踏ん張ってうまく試合を運びたかったが自ら試合を難しくした感もあり、リスク管理に課題を残した。

塚川がインサイド・ハーフとアンカーの中間的な動きで時間を作ったのがこれまでとは異なるところで、安部の前からガツガツ行くスタイルとの併用に可能性を感じた。攻撃の組み立てには進歩が見られ、いよいよアルベル東京2.0が形になり始めたかという期待がふくらむ。この試合では渡邊、紺野の巧さが目立った。

バングーナガンデ、フェリッピの初ゴールも嬉しい。特にフェリッピはこれで一気にチームになじんだのではないかと思う。簡単なシュートではなかったと思うが、これを決める力があるCFがチームにいるのは大きい。うまく使いたい。

数字を見ればシュート数11-11、CK3-3、ポゼッション61-39と、ポゼッション以外は互角。後半のゲーム・マネジメントが難しかった。

これで東京は25試合を終了、11勝9敗5分で勝ち点を38(1試合あたり1.52)に伸ばし暫定ながら7位に浮上。消化試合数に跛行があるため現在地の把握が難しいが、残り試合すべてに勝った場合に到達できる最大の勝ち点では横浜、川崎、広島、C大阪に次ぎ、鹿島と並んで5位。まだACL圏内を狙える位置にある。今季残り9試合、やれるだけやってなにが起こるか、やってみるだけの価値はある。

次節は首位横浜をホームに迎える。泡を吹かせる準備はできているか。

評点(評点はドイツ式):
スウォビィク(4) いいセーブもあったが3失点はキツい。
長友(3.5) 守備でも地味に手堅い対応。スキル高い。
木本(4) 落ち着いてさばいたが後半はかきまわされた。
森重(4) 難しい展開になった。3失点は課題が残った。
バングーナガンデ(4) 成果と課題の両面で大きな意味のあった試合。
塚川(3.5) 時間を作り決定的なパスを出した。
東(3.5) アンカーの動きが板についてきた。
松木(3) ゴールだけでなくハードワークでよく顔を出した。
紺野(3) 再三ゴール前に危険なボールを送った。
オリヴェイラ(3.5) 状態は悪くない。価値あるアシストも。
渡邊(3.5) このスタイルのキーになる選手。
===
アダイウトン(2) 2ゴール1アシストに加え1人退場させた。
安部(3.5) ゴールはよく押しこんだ。競争相手ができた。
フェリッピ(3.5) ナイス・ゴール。使い方がわかってきた。
中村(-) 時間短し。動きはよかった。
木村(-) 時間短し。無難に守った。

アウェイだったが青赤のファースト・キットだったのが嬉しかった。試合開始前の場内を暗くしてサイリウムを振る演出が今イチグダグダだったのが柏の負けフラグだったのではないか。



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2022年08月20日 22:32      [posted by der_ball_ist_rund]

【ブンデスリーガ第3節】グラードバッハ 1-0 ヘルタ

■2022年8月19日(金) 20:30キックオフ
■Borussia-Park

スカパーを録画して土曜日に早起き。開幕から1勝1分といいスタートを切っており、ホームでこの流れを確実なものにしたい。布陣は前節と同じ。DFBポカールで負傷し離脱していたシュティンドルがベンチ入り。

ゾマー
スカリー 板倉 エルヴェディ ベンゼバイニ
クラマー コネ
ホフマン ノイハウス プレア
テュラム

試合は例によってグラードバッハがボールを保持し後ろからビルドアップする流れ。ヘルタのハイ・プレスに対し裏を狙うボールも使いながら柔軟に組み立てようとするが、敵陣に入ったところではブロックも固くフィニッシュまではなかなかもちこめない。

一方でボールを奪われたところから縦に速い攻撃を受けて自陣に戻されるシーンも散見され、チャンスは五分かむしろヘルタの方が効率的に攻められているイメージの序盤となる。敵のFWにボールが入るとフィニッシュまで行かれることが多い。

7分、テュラムのパスを受けて左サイドの裏に抜けたプレアが角度のないところからシュートを放つがボールはファー・ポストを直撃して外れる。17分にはCKから敵ゴール前で混戦となるがテュラムのシュートは敵GKに止められる。

33分、右サイドのホフマンがエリア外からクロスを入れたところ、これが敵DFの手に当たりハンドの判定に。34分、これで得たPKをプレアが冷静に決めてグラードバッハが今季初めて先制する。1-0とリードを得る。

リードを得たことでグラードバッハはやや余裕が出たか、やや慎重に試合を進めるようになりヘルタの攻撃を自陣で受ける時間が長くなる。引きすぎかとも思われたが1-0のまま前半を終えた。

後半に入っても流れは大きくは変わらず。グラードバッハがボールを支配するものの、積極的に攻撃をしかけるのはヘルタ。何度かチャンスは作ったが追加点は決められず、拮抗した展開で試合が進む。

69分、VARによって敵エリア内でCKを競った際に敵DFの手にボールが当たった可能性ありと判断され、OFRの結果この試合2本目のPKを獲得する。70分、これをホフマンがけったが敵GKにセーブされ追加点とはならず。ベンゼバイニがけりたそうにしていたがホフマンが譲らなかった。

このハンドで敵DFは2度目の警告となり退場。グラードバッハが数的優位を得る。敵DFの一度目の警告は前半のPKの際にエリア内に入って遅延ないしは妨害を図ったため受けたものであり自爆してくれたようなもの。

その後はひとり少ないヘルタを相手に優位に試合を進める。アディショナル・タイムにはホフマンに代えてヴォルフを、さらにプレアに代えてヘアマンを、最後にはノイハウスにかえてフリードリヒを投入したがいずれもわずかな時間の出場にとどまった。そのまま試合をクローズ、今季初めての完封勝利となった。

意図ははっきりした戦いであったが流れからはゴールは生まれず、前半にPKで得たゴールを守りきってのホーム2連勝。敵にもチャンスはあったがゾマーの好セーブなどで粘り強くしのいで勝ち点3を手にした。失点していてもおかしくはなく、前節に続き課題はまだまだあること印象を受けた。

数字を見ればシュート数11-17、CK5-5、ポゼッション64-36と、ボールは保持しながら必ずしも試合自体をコントロールできていたわけではないことがわかる。

とはいえ、前節もアディショナル・タイムにPKで被弾するまでは逆転勝ちの流れで、開幕から結果は出ており、この試合も自信をもって戦うことはできていたと思う。結果を出しながら引いた相手への対応、カウンターの守備など課題をクリアして行かなければならない。

この試合もヴォルフとヘアマン、フリードリヒをアディショナル・タイムに投入しただけで実質的に先発メンバーで試合を戦った。控えが手薄といっても主力のケガも怖く、もう少し交代をうまく使えないかと思う。

シュティンドルが戻ったのでメンバー構成にも動きが出ることを期待する。今の主力に不満があるわけではないが、主力と控えの扱いに大きな差がありすぎるのはリスクを感じる。

あと、板倉が想像以上になじんでおり、最終ラインの第一選択として定着しつつあると感じる。守備時のリスク管理や対人がしっかりしているうえ、ボール扱いが確実でビルドアップもできる。昨季のギンターと比べてもむしろ戦力は上がったのではないかと思うくらい。前節の三度追いからのブロック、雄叫びでサポのハートもつかんだ。

これで開幕から3試合を2勝1分とし、勝ち点7(1試合あたり2.33)で暫定首位。次節はバイエルンとの対戦だがこの勢いで勝ち点を持ち帰りたい。

ダニエル・ファルケ監督談話:
「我々の状況では勝ち点ひとつが金の価値があり、その意味で1-0での勝利には満足している。前半は非常にいいゲーゲンプレスを見せ、コンパクトなベルリンに対して非常に多くのチャンスを作ることができた。後半は敵をしばしばプレスで押しこんだが、いくつか技術的に不正確な点があって攻撃の面では十分な力を出せなかった。我々はしっかり準備してきたいくつかのアクションをもっと実行しなければならなかった。しかしながら我々は最終ラインでしっかり守備し、ベルリンにほとんどチャンスを作らせなかった」

ちょっと認識が違うような気もするがまあヨシ。



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2022年08月14日 14:28      [posted by der_ball_ist_rund]

【ブンデスリーガ第2節】シャルケ 2-2 グラードバッハ

■2022年8月13日(土) 18:30キックオフ
■Veltins-Arena (Gelsenkirchen)

グラードバッハにもシャルケにも日本人選手がいるのでスカパーも日本語実況・解説付きの最大級の扱い。日曜日に早起きして録画を見た。グラードバッハは開幕戦で逆転勝ち、勢いを駆っての今季初アウェイである。前節と同じ布陣でのキックオフとなった。

ゾマー
スカリー 板倉 エルヴェディ ベンゼバイニ
コネ クラマー
ホフマン ノイハウス プレア
テュラム

立ち上がりからグラードバッハが圧倒的にボールを支配、シャルケのハイプレスをかいくぐってパスをつなごうとするが、引っかけられてカウンターを食らうことも少なくなく、ビルドアップに苦労する時間が長い。チャンスはむしろシャルケの方に多い印象。

20分を過ぎたあたりからようやくグラードバッハもフィニッシュまでもちこめるようになる。22分にはきれいに裏抜けしたテュラムが角度のないところからシュートを放つがファーに外れる。初めてのチャンスらしいチャンスだった。

ところが29分、敵陣でのボール・ロストから前線に素早くボールを展開され、エリア外からミドルを決められて失点、0-1と先制を許す。前節に続いてボールを持ちながらワンチャンで決められ先制される展開に泣ける。

その後もグラードバッハはボールを保持したもののビルドアップに苦しみ、主導権を握れないままビハインドを背負って前半を終了した。中央を打開しようとしてどんづまるケースが多く、スカリー、ベンゼバイニの攻撃参加を有効に使えていないように見える。

後半に入っても流れは大きくは変わらず。時間の経過とともにシャルケのハイプレスが弱まり、ボールを持てる位置がやや高くなって攻撃の機会は多くなるが決定機はなかなか作れない。打開するための工夫が見られず時間を費やした。

72分、自陣から素早く展開したボールを前線でテュラムがキープ、ヒールでホフマンに落とすと、これを受けてGKと一対一になったホフマンが冷静にファーに流しこんでゴール。ようやく1-1と同点に追いつく。前節に続き逆転に期待が高まる。

すると78分、ホフマンのCKのクリア・ボールがゴール前で高く上がり、これを確保しようとした敵GKが味方と交錯してボールをこぼしてしまう。これをテュラムが見逃さず素早くけりこんでゴール。敵失の絡んだラッキーな得点で2-1と逆転する。

その後は同点を狙いにリスクを取るシャルケに対しボールを動かしながら時間を使うグラードバッハという展開になる。88分、ホフマンとコネに代えてヘアマンとフリードリヒを投入。板倉が一列上がってボランチに。

アディショナル・タイム、左サイドからの敵のFKに対し、ニアのヘアマンがヘディングでクリアしたように見えたがVARが介入、これが手に当たっていたとの判定となりシャルケのPKに。映像では先に頭に当たってから手に当たったようにも見え、微妙な判定ではあったがハンドといわれればハンドか。

このPKを難なく決められ2-2となり試合終了。一度は逆転したもののもったいないPKで勝ち点2を落とした試合となった。

逆転まで持ちこんだものの、しっかりとブロックを形成する相手に対しビルドアップに苦労し、ボールを持ちながらチャンスを作れず逆にカウンターから失点したのは前節と同じで、今季はこういうパターンで苦労する試合が増える予感がする。

シュート数14-12、CK7-2、ポゼッション68-32と数字はグラードバッハだが、実感は最後の20分以外ずっと苦労したという印象だった。

テュラム、プレア、ホフマンらは前で収めることができ、敵のラインが高い間は裏に長いボールを通すことも試みる価値があると思った。またサイドからの攻撃の形がなく、ベンゼバイニ、スカリーが大外から上がったときに中の動きが整理されていないようにも見えた。

最後のPKは不運な部分もあったが、試合のクローズのしかたに課題を残したのも確かで、全体に動きが重くボールが足に付かないシーンが多かったように思う。戦術の共有が道半ばで、出し手と受け手の意図が合わずパスが通せなかったということか。

あと、この試合も交代は2人だけ。ライナー、ネッツ、ヴォルフら潤沢ではないにせよコマはあり、もう少しバリエーションを見てみたい。試合として悪くはなかったが、一度は逆転まで行っただけにしっかり勝ちきりたかった。

ダニエル・ファルケ監督談話:
「最後の最後に同点にされてしまったのは残念だが、フットボールというのはそういうものだ。結果を形にすることはできず、できるのはパフォーマンスを上げることだけだ。そしてそれにも関わらずチームには完全に満足している。我々は全体として長い時間試合を支配したし、先制されたものを熱狂的な空気のなかで逆転することができたのもまったく妥当だった。最後に非常に不運な状況で同点にされてしまっただけだ。それ以外は選手たちは素晴らしいパフォーマンスを見せてくれた」

この試合で今季のセカンド・キットが初めて披露されたが、スイカを思わせるグリーンの濃淡の太い縦じま。まあファースト買っててよかったかも。この色はピッチにとけこみやすくて見にくいのと、この試合ではシャルケと同系の濃色どうしてわかりにくかった。サード・キットとどう使いわけるんだろうな。



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2022年08月08日 22:48      [posted by der_ball_ist_rund]

【ブンデスリーガ第1節】グラードバッハ 3-1 ホフェンハイム

■2022年8月6日(土) 15:30キックオフ
■Borussia-Park

ブンデスリーガ2022/23シーズンが開幕。秋にワールドカップがあるため変則日程となる。新しくダニエル・ファルケを監督に迎え、日本代表の板倉もメンバーに加わったが、チームそのものは主力がほぼ残留。昨季が想定外の不甲斐なさだっただけに出直し感がある割りに、連係はこれまでの積み上げもあって雰囲気はむしろ悪くない。

ポカールを欠場したゾマーが先発、一方でシュティンドルが負傷欠場となった。板倉はバイアー、ヤンチュケを抑えてCBで先発。ケガでプレ・シーズンに出られていなかったコネが先発を果たした。

ゾマー
スカリー 板倉 エルヴェディ ベンゼバイニ
クラマー コネ
ホフマン ノイハウス プレア
テュラム

試合は立ち上がりからグラードバッハがボールを保持、これに対してホフェンハイムが守勢から裏返して一気にゴールを狙う目論見か。19分、敵DFがベンゼバイニを削ってこの試合2度めの警告を受け退場に。この選手は15分にもノイハウスの足をがっつり踏んで警告を受けていた。グラードバッハが数的優位を得た。

しかし直後の25分、左サイドからしかけられ、ベンゼバイニがチャレンジしたが華麗にかわされてエリアに入りこまれる。ここから戻したボールをつながれて最後はシュートを決められ0-1と先制を許した。数的優位になるかと思っていたが読みが甘かったのかもしれない。

その後はリードを得て自陣でブロックを形成するホフェンハイム相手に、これをこじ開けようとする展開となる。32分、エルヴェディからの縦パスを受けたプレアが反転してエリア外から放ったシュートは惜しくもファーに外れた。

42分、右CKをホフマンがけると、ファーの板倉が頭で折り返し、ゴール前にいたベンゼバイニがバイシクル・シュートでこれを決め、前半のうちに1-1と同点に追いつく。板倉がいきなりアシストしていてビビる。

前半はそのまま同点で終了。後半に入ると一人少ないホフェンハイムが勝ち点1を持ち帰ろうと自陣でブロックを構築するのに対し、グラードバッハがボールを保持して攻めるがなかなか崩しきれない展開となる。

49分、ホフマンからパスを受けたスカリーが右サイドからシュートを放つが敵GKがわずかにさわりバーをヒット。62分にはエリア外左でルーズボールを拾ったプレアが切れこんでシュートを放つがわずかにファーにはずれる。押しこんでチャンスは作るものの決めきれない。

71分、プレアのスルーパスを受けたテュラムが縦に抜けGKとの一対一からワンタッチで決めてついに逆転。2-1と試合をひっくり返した。さらに78分、右CKをショート・コーナーでスタート、エリア外のプレアがゴール前に放りこむと、エルヴェディがこれをワントラップからけりこんでゴール、3-1と試合を決めた。

84分にはスカリーに代えてライナーを、89分にはホフマンに代えてヘアマンを投入、アディショナル・タイムにはヴォルフとヤンチュケが交代を待ったが試合が途切れず、結局3-1の逆転勝利で開幕戦白星スタートとなった。

早い時間帯に数的優位を手に入れながら先制を許し、ビハインドを背負ったが、前半のうちに追いつき、後半苦労したものの2ゴールを挙げて逆転、内容に見合った結果を得た。

シュート数18-2、CK5-1、ポゼッション62-38とグラードバッハがホームで完全に押しこんだ試合。ボールを大切にしてコンビネーションから崩しを狙う戦術が、一人少なく引いた相手にも通用したことは自信になる。

開幕戦であり一人多かったこともあるので公平に評価するのは難しいが、状況に応じてしっかり戦い幸先のいい勝ち点3を手にしたこと自体は間違いのない成功体験だ。最終ラインで起点になった板倉、中盤でボールを散らしたコネ、前線でチャンスを演出したプレアらが特によかった。

プレアは自分ではゴールはなかったが、テュラムとエルヴェディのゴールをアシスト、契約を延長したばかりで気合いが入っていたか。いい働きだった。

今季の展望を開く大事な勝利。ヴォルフも見たかったがまた来週。

ダニエル・ファルケ監督談話:
「開幕前のいい準備とDFBポカールでのいい試合の後、ブンデスリーガでも最初の勝ち点3を取ることができたのには大変満足している。立ち上がりは我々らしくもなくやや神経質に試合に入ってしまったと思う。最終的にはほぼ90パーセントのパス成功率になったが、最初の15分は、非常にうまく調整し経験もあるホフェンハイムに対し無用のボール・ロストが多すぎた。2枚目のイエローカードで敵が退場になったのは本来なら我々に有利に働くはずだったが、ホフェンハイムがより深く自陣を守る結果になってしまった。前半は我々はやや我慢が足りなかった。我々はいくつかのミドル・シュートやセット・プレーがあったが、ゴールが間違いないというほど決定的ではなかった。我々はそこからしっかり話し合い非常にいい後半を戦うことができたし、それで2本のゴール、1本をバーに当て、それ以外にもオリヴァー・バウマンが2本か3本ワールド・クラスのセーブを見せた。これは常に非常にコンパクトに守っていた相手に対して本当にいい戦いだったと思う。全体として我々はこの試合に満足しているし、最終的には我々にとって妥当な勝利でありいい開幕だと思っている」

話が長いよ。



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2022年08月07日 23:46      [posted by der_ball_ist_rund]

【Jリーグ第24節】FC東京 0-2 清水

■2022年8月7日(日) 18:00キックオフ
■味の素スタジアム

暑くはあるがそれほど不快ではない真夏の日曜日。前節広島にアウェイで勝ち、ACL圏内くらいなら狙えるんじゃないのかという野望を胸に臨む久しぶりのホーム・ゲーム。2連勝中の勢いが本物かどうか問われる。

スウォビィクが先発に復帰、レアンドロもベンチ入り。一方で渡邊は引き続きメンバー外となった。どこのクラブもコロナ感染者が多く人繰りに苦労しているなか、なんとかベスメンに近い顔ぶれを揃えることはできた。

スウォビィク
長友 木本 森重 バングーナガンデ
安部 東 松木
アダイウトン オリヴェイラ 三田

立ち上がりから拮抗した展開に。ボールを保持しながら押し上げたい東京に対し、清水は奪ったボールを素早く運ぼうとする。中盤で激しく主導権を争い、どちらにもチャンスが生まれる予断を許さない流れになる。

東京は前節から続いてリスクを取ってでも当てて落として前に走るという繰り返しの意識が見え、テンポよく前にボールを運べるシーンもあるものの、それをトリガーに敵のゴール前になだれこめるところまでは構築できていない。

39分、三田の左CKに森重が頭で合わせる。これは敵DFにブロックされるが、エリア内でこぼれたボールをアダイウトンがけりこみゴール。東京がいい時間帯に先制かと思われたが、アダイウトンのシュートの際に東がGKの前に立っており、これがオフサイドの判定となってノー・ゴールに。

東はボールに触れていないのはもちろん、GKの視界をさえぎってもおらず、プレーに関与したかどうかという点では異論もあり得ると思うが、結果としてこの試合の流れを決めたクリティカルな判定になった。アディショナル・タイムには足裏を見せて敵をタックルした東が警告を受けたが退場相当ではとの議論もあり。

五分のしのぎ合いだがねばり強く戦い流れは渡していない。こういう試合でしっかり勝ち点を取りたい。フェリッピ、レアンドロ、紺野とベンチに人はおり、交代メンバーに期待。

しかし後半開始間もない58分、左サイドで松木が振りきられクロスを上げられる。これをファーから入りこんだ敵FWが頭で沈め清水が先制、0-1となる。

60分、三田と東に代えてレアンドロと塚川を投入。塚川と松木のダブル・ボランチで、レアンドロがトップ下、アダイウトンが左、安部を右のSHに押し出した4-2-3-1にシフトしたようにも見えた。

レアンドロにボールを預けて打開を図るが、先制点を得て自陣で守りを固めるようになった清水のブロックはなかなか崩せない。ボールは保持しているものの、バイタルでの試行錯誤ではなかなかゴールに迫れていない。

77分、安部とアダイウトンに代えてフェリッピと紺野を投入。紺野が右SH、オリヴェイラが左SHに入り、フェリッピが1トップか。東京がポゼッションを得て敵陣で試合を進め、たて続けにシュートを放つが決めきれない。

81分、紺野が右サイドから中に持ちこんでゴール前にクロスを上げると、ファーから走りこんだバングーナガンデが合わせるが枠に飛ばず。タイミング的には合っており絶好機だったが難しい形になってしまった。

すると85分、敵CKからの流れで一度はボールを確保したが自陣で裏返され、左サイドからクロスを入れら得る。これをゴール前で頭で合わされ失点、0-2となる。この時点でほぼ試合は決まった感があった。

86分、バングーナガンデに代えて鈴木を投入。鈴木は右SBに入り長友が左へ。89分には左寄り30メートルほどの位置でFKを得てレアンドロが直接狙ったがバーの上に。5分間のアディショナル・タイムも攻め続けたがゴールが遠く、結局0-2での完敗となった。

圧倒的な力の差があったわけではなく、どちらが勝ってもおかしくない試合だったが、決定機をモノにした方が勝ち点を手にする結果となった。数字的に見てもシュート数9-11、CK4-6、ポゼッション51-49とほぼ互角で、こうした試合で勝ち点を得られるかどうかは戦術とはまた少し違った話。この試合はそれができなかった。

ボールの運び方、ひとりひとりの位置どりと役割、プレー選択など組織的に前進するための方法論は確実に進化しつつあり、ただそれだけでオートマティックに勝てるほど完成しているわけでもないので、実戦のなかで形を作りながらも最低限の結果をどう積み上げるかという難しい課題に直面している。

今季はひとつひとつの勝敗に一喜一憂せず、内容本意で我慢強くつきあうしかないとシーズンの最初に覚悟を決めているはずで、今日の敗戦もその中では重要なレッスンであったと思う。やり続けて行く中で勝ちも負けもあり、重要なのはそのなかで続けるべきことと直すべきことをしっかり仕分けすることだ。

その意味で今日の試合は、徹底できていなかったこと、やろうとしたが力が及ばなかったことがまたいくつか拾えたと評価できるのではないか。あと、塚川が中盤の底で自信をもってボールをさばいていたのは頼もしかった。フェリッピはまだちょっとわからない。鈴木のスーッと伸びて行くアーリー・クロスには希望を見た気がした。

これで24試合を終了、10勝9敗5分で勝ち点は35のまま、1試合あたりでは1.46となったが、暫定7位は維持。勝てば上が見えた試合だったがここで詰めきれないのが今季の実力かもしれない。やり続けよう。

評点(評点はドイツ式):
スウォビィク(4.5) ハイボールは手堅く処理したが2失点は残念。
長友(4.5) 攻撃で何度かいい持ち上がりがあった。
木本(4) 安定感あり。最後は傷んでいたか。気になる。
森重(4.5) ボールが足につかず、リスクある対応もあった。
バングーナガンデ(5) 姿勢は買う。臆せずやり続けよう。
安部(5) 精度に問題を残した。
東(4.5) 一発退場のリスクあるプレーあった。オフサイド残念。
松木(4) 奪いに行く判断が鋭い。
三田(4.5) 好調だが最後のところがなかなか合わない。
オリヴェイラ(4) 彼が削られて得たチャンスは生かさないと。
アダイウトン(4) ゴールだと思ったが。
===
レアンドロ(4.5) 球離れの悪さが目立った。
塚川(4) 落ち着いてボールを受けた。
紺野(-) 時間短し。いいクロスはあった。
フェリッピ(-) 時間短し。シュート打てたのはよし。
鈴木(-) 時間短し。オレは推す。

今季も残り10試合、進歩はしていると思うがここからなにか残したい。



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2022年08月01日 22:11      [posted by der_ball_ist_rund]

【DFBポカール1回戦】オーバーアヘルン 1-9 グラードバッハ

■2022年7月31日(日) 15:30キックオフ
■Dreisamstadion (Freiburg)

今季最初の公式戦。先週はテストマッチということでレアル・ソシエダと対戦したが、今週はDFBポカールの1回戦でオーバーリーガ(5部相当)のオーバーアヘルンとの試合。

ゾマーが足に問題あって欠場、ジペルもコロナということでニコラスがゴールを守る。板倉はテストマッチと同様CBで先発、その他のメンバーは概ね昨季と同じ感じになった。

ニコラス
スカリー 板倉 エルヴェディ ベンゼバイニ
クラマー ノイハウス
ホフマン シュティンドル プレア
テュラム

明らかに力の差があるチームとの戦いになる。2分、プレアからのパスをシュティンドルがワンタッチで前線にフリック、これを受けたテュラムがGKの股を抜くシュートを決めて早くも1-0と先制。ああ、今日はそういうゲームになるんだなあという先制点。

オーバーアヘルンもカウンターからチャンスを作ったが散発に終わる。22分、スカリーが右サイドで縦に出したボールを受けたホフマンが中央にクロスを入れるとテュラムが合わせてゴール。2-0とリードを広げる。

さらに36分、シュティンドルのスルー・パスを受けて裏に抜けたテュラムがGKをかわして丁寧にゴールにボールを持ちこみ3-0に。テュラムはこの時点でハットトリック達成となる。もうこの辺で試合自体は決まっている。

直後の37分には敵陣でパスを引っかけたシュティンドルが中央のホフマンにパス、ホフマンがこれを冷静に決めて4-0に。やはり実力の差がはっきり出ている。特に守備の強度、フィジカルの強さに違いを感じる。

45分、右サイドからのクロスに中央でベンゼバイニが合わせてゴール、5-0となる。急にボールが来た系だったがしっかり合わせたのがエラかった。前半アディショナル・タイムにはホフマンがプレアとのワンツーからゴール前でフリーとなり難なく流しこんで6-0に。前半を終えた。

後半立ち上がりの47分にはプレアのシュートを敵GKがはじいたところに詰めたシュティンドルが押しこんで7-0に。さらに59分にはプレアからパスを受けたスカリーが右裏に抜けてこれを受けダイレクトで放ったシュートが決まり8-0となる。

60分、足を傷めたシュティンドルに代えてヘアマンを投入、ヘアマンが右ウィングに入りホフマンがトップ下にスライドしたか。直後の61分、カウンターから敵にうまく収められて失点を喫する。これは画竜点睛を欠いた。8-1に。

75分、スカリーに代えてライナーを、76分にはベンゼバイニとホフマンに代えてネッツとライツを投入。78分には左サイドから持ち上がったテュラムからノイハウスが中央でパスを受け、敵DFにからまれながらもシュートを決めて9-1に。

82分にはプレアに代えてサンチェスを投入したが試合は結局そのまま終了、グラードバッハが9-1と大差でオーバーアヘルンをしりぞけた。

まあ、実力差が素直に出た試合で、リーグ戦開幕前のテストとしては先週のレアル・ソシエダ戦の方が緊張感もあって試された。取るべき人がチャンと取り、あとはプレアにゴールを決めさせてやりたかったが評価はちゃんと受けているだろう。

数字を見てもシュート数25-8、CK5-2、ポゼッション71-29と、に東京が終始押しこんだことがわかる。地力の違いがはっきり出た試合だった。


板倉はギンターの穴を適確に埋めることができていていい働き。エルヴェディとのコンビで中央をしっかり守ったほしいし、縦にいいパスも出ていた。

全体としてはギンターとエンボロがいなくなったのはあるものの、結局メンバーの大部分が残留してお、りどんな戦術でやるにせよ選手間の意思疎通はできそうだ。ゾマーが出遅れているのが気になるが、同じメンバーでやれるアドバンテージはある。

リーグ戦は次の週末にホフェンハイムとのホーム・ゲームで開幕する。パッとしなかった昨季よりはいい成績を望みたい。

ダニエル・ファルケ監督談話:
「ポカールで次のラウンドに進むことができてラッキーだ。もちろんこの試合では我々の方が有利と見られていたと思うが、しかし1回戦というのはいつでも難しくやりにくい課題だし、それは他の試合の結果を見るだけでわかるだろう。相手にすれば前評判の高いクラブとの今年一番の試合だし、モラルも高くこの試合に向けてずっと意識も高めてきたと思う。我々は本当にいいパフォーマンスを見せることができた。運動量が豊富で球際にも強いチームがすべてを投入してくるなかで、我々は前半に大きな勢いで6つのいいゴールを決めることができた。後半も我々はこの貪欲さを保ち、全体としては本当にいいパフォーマンスをここで見せることができた。それでもSVオーバーアヘルンには大きな賞賛があってしかるべきだ。このクラブは非常に勇気をもって試合に入り、力強く戦い、素晴らしいゴールを決めた。今日はすべての参加者にとってうまく行った日だったと思う」

インタビュー長いよ。



Comments(0)Borussia M'Gladbach | DFBポカール



2022年07月30日 23:06      [posted by der_ball_ist_rund]

【Jリーグ第23節】広島 1-2 FC東京

■2022年7月30日(土) 19:00キックオフ
■エディオンスタジアム広島

E-1による中断をはさんで2週間ぶりのJリーグ。広島でのアウェイということで自宅DAZN観戦。中断前は磐田に2-0で勝ったものの、アルベル監督の意図がどこまで落としこめているか疑問も多かっただけに、中断期間に積み上げてきたものが試される試合になる。

スウォビィク、渡邊、レアンドロが欠場。事前に複数選手のCOVID-19感染が発表されていたのでそれかもしれない。中断期間に新しく加入したフェリッピと塚川、レンタル・バックの木村がいずれもベンチ入りした。

波多野
長友 木本 森重 バングーナガンデ
安部 東 松木
紺野 オリヴェイラ 三田

試合は序盤から東京がボールを支配、縦横にボールを動かしながら敵陣に攻めこむパターンが機能し、中断前よりもはっきりとした攻撃の意図を感じる立ち上がりに。6分、中央30メートルほどの位置でFKを獲得、三田が直接狙ったが惜しくもバーを越える。

広島の前プレをかいくぐってボールを運びチャンスを作る東京に対し、広島は引っかけたボールをつないでのショート・カウンターを狙いにくる。失い方が悪いと一瞬で裏返されるリスクがあり、ボールは握っているものの油断は禁物。

20分、三田がバングーナガンデとのワンツーで左サイドを裏抜け、ゴール前にラスト・パスを流しこむと、ファーに飛びこんだ安部がゴール至近で合わせるがボールは大きくバーを越える。絶好機だったがコントロールできなかった。

その後も東京がボールを支配しているが広島にもチャンスは少なくない。34分には敵FWのシュートを波多野がセーブ、さらにルーズになったボールを波多野がクリアし敵FWと交錯する。波多野が先にボールに触れていたため敵のファウルとなる。

39分には三田がけったCKから森重が折り返し、バングーナガンデがボレーでゴール至近からシュートを放つがブロックされる。これも絶好機だった。

40分、ハーフウェイの右サイドでボールを失い中央に展開される。寄せる間もなくゴール前30メートルあたりからミドル・シュートをたたきこまれ失点。波多野も反応したがわずかに届かなかった。敵をほめるべきシュートで0-1と先制を許す。

そのまま前半を終了。東京がボールを支配し優位に試合を進めているように見えたがゴラッソ一発で先制された。やりたいことははっきりしており形も見えているので焦ることなくやり続けたい。新戦力も見たい。

後半に入るとリードを得てムリをする必要のなくなった広島が余裕をもって試合を進める。押しこまれ自陣で守備に追われる時間が続くが、ここで失点することなくしのぎきったのが大きかった。

60分、紺野と三田に代えてアダイウトンとフェリッピを投入。フェリッピが1トップに入り、オリヴェイラが左、アダイウトンが右のウィングになったように見えたが、前線の3人はフレキシブルにポジションを入れ替えながらプレーしているようだ。

67分、オリヴェイラからパスを受けたアダイウトンが右サイドからドリブルで切れこむ。エリアに入ったところで敵DFに止められるが、ルーズになったボールは中央の松木へ。松木はDFを背負い自らはシュートできなかったが、エリア外のオリヴェイラにボールを落とすとオリヴェイラがこれをダイレクトでシュート。バーに当たったボールはゴールのなかにハネて得点となり、1-1と同点に追いつく。

72分、安部とオリヴェイラに代えて塚川と山下を投入。山下は右ウィングに入りアダイウトンが左にスライド。塚川はインサイド・ハーフに入ったように見えた。

その後はややオープンになり、どちらもチャンスのある展開となる。87分、東に代えて木村を投入、木村は最終ラインに入り、塚川と松木が横並びの3-4-3になったと思う。勝ち点1を取りに来たか、あるいは木村を見てみたかったということか。

試合はそのまま4分のアディショナル・タイムに突入。90+3分、左サイドのハーフウェイでパスを受けたアダイウトンがそこからドリブルでまず縦に運び、深いところからエリアに切れこんで、最後はループ・シュート。角度のない難しいところからだったが、これがファーネットに収まり東京が土壇場で逆転に成功、試合はそのまま2-1で終了となった。

ゴールはともに個人技の要素が大きかったが、ボールをしっかりつなぎながら押し上げて行くという戦術は中断前よりレベル・アップした感があり、前半には絶好機を作った他、短いパスを交換して敵のプレスを外し、最後に縦に送るような動きができ始めている。

もちろんまだまだパス精度や判断の速度などこれから高めて行かなければならない部分は少なくないが、オレたちはこのスタイルでやって行くという意識でようやく腹をくくったように見えた。

数字的にはシュート数10-20、CK2-4、ポゼッション57-43と、ボールを保持していた割りに押しこめていない感じはするが、先制で持って行かれた流れを、やるべきことをねばり強くやり続けることで取り返した。攻撃を受ける時間も短くはなかったが、波多野の好セーブもありしっかり守ったことが最後の逆転につながった。

新戦力では塚川がポジショニングのよさと判断の的確さで可能性を感じた。フェリッピはボールへのアプローチがあと一歩足りないようにも見えたがもう少し見てみないとなんともいえない。木村は時間が短かった。

COVID-19の感染者が増えるなか、しばらくはこうして何人かのメンバーを順ぐりに欠きながら戦うしかないのだろうが、その意味では新戦力の加入は大きい。活躍を期待したい。

これで戦績は23試合10勝8敗5分となり勝ち点35、1試合あたりの勝ち点は1.52でようやく1.50を越えてきた。順位は暫定7位で変わらないが3位との勝ち点差は暫定ながら4と上位が射程に入った。

なんだかんだでここ5試合は3勝1敗1分で勝ち点10とペースを上げている。シーズン残り11試合、やれるだけのことをやって最後にどうなっているか見てみたい。

評点(評点はドイツ式):
波多野(3.5) 失点はノー・チャンスか。成長を感じた。
長友(4) 守備で身体を張った。頼りになる。
木本(3.5) クレバーな守備で最少失点にとどめた。
森重(3.5) 森重がしっかりしていれば大崩れはない。
バングーナガンデ(4) まだまだ粗いが使い続けたい。
安部(3.5) アレは決めたかったな〜。
東(3) 中盤の底で敵を止め攻撃を組み立てた。
松木(3) 攻守に要となる働き。アシストも見事。
紺野(4) よく動いたがボール・ロスト多かった。
オリヴェイラ(3) ナイス・シュート。涙出た。
三田(3.5) 攻撃の流れにしっかりハマっていた。
===
アダイウトン(2.5) クロスでもシュートでも入ればヨシ。
フェリッピ(4) 試合に入れず。まだまだこれから。
塚川(3.5) ボールに絡んで存在感見せた。
山下(4) 本当は真ん中で勝負させたい。
木村(-) 時間短し。

シーズン終盤の日程も確定した。行けるアウェイあるかチェック中。



Comments(0)FC東京 | J1リーグ戦



2022年07月17日 23:30      [posted by der_ball_ist_rund]

【Jリーグ第22節】FC東京 2-0 磐田

■2022年7月17日(日) 18:00キックオフ
■味の素スタジアム

3連休の真ん中、暑い日曜日になった。ヴェスパで味スタに乗りつけ、いつものようにバクスタ上層に陣取ったが、この時間のキックオフだと前半途中まで西日がまぶしかった。キャップを持っていてよかった。

東京はシーズン後半今ひとつ調子が出ない。前節アウェイで浦和に0-3で完敗した次の試合であり、ホームでしっかり態勢を立て直したい。この試合のあとはE-1選手権があるためリーグ戦は1週休みになる。

前節負傷退場となったオリヴェイラはベンチ・スタート。ケガで欠場していた安部が先発復帰。レアンドロをニセ9番に置いてゼロトップの布陣で臨む。二種登録の東廉がベンチ入りした。

スウォビィク
長友 木本 森重 バングーナガンデ
安部 東慶 松木
紺野 レアンドロ 渡邊

試合は開始早々いきなり動いた。4分、右サイドで得たFKをバングーナガンデがけると、敵DFがクリアしようとしたボールがゴール前で高く上がる。GKはこれをパンチングしようとしたが、競った木本が頭で押しこみゴール。東京が早い時間に1-0と先制した。

さらに14分、敵GKがエリア内からけったボールを渡邊がカット、そのままドリブルで持ち上がり、敵DF、GKをかわしてシュート。これがゴールとなり東京が2-0とリードを広げる。この時点で試合の趨勢は決した感があった。

その後はリードを得てリスクを取る必要のなくなった東京がやや引き気味となり、磐田にボールを持たれる時間も長くなるが、引っかけたボールからカウンターをしかけるシーンもあり、チャンスは作る。

42分、カウンターで攻め上がり左サイドの渡邊からパスを受けた中央の松木が直接狙うがおしくもバーをヒット。結局2-0で前半を終えた。

序盤に2点のリードを奪ったことで磐田の攻撃にもあわてず対応できた。レアンドロが時間を作り、インサイド・ハーフとウィングが強度高くチャレンジすることで試合を動かしている。足が止まる時間帯をどうマネージするかが勝負か。

後半に入っても東京がボールを支配しながら時計を進める展開になる。何度かFKのチャンスを得るが今日のレアンドロのシュートは枠に飛ばず。62分、右サイドでボールを持った紺野がコースを作り得意の角度からシュートを放つがGK正面に。

71分、紺野、渡邊に代えて三田とオリヴェイラを投入。三田が右、オリヴェイラが左のウィングに入る。78分、カウンターからオリヴェイラがレアンドロにスルー・パスを出すと、これを受けたレアンドロが右サイドを裏に抜けてシュートするが敵DFにブロックされる。

81分、東に代えて梶浦を投入。梶浦と松木のダブル・ボランチとなり、安部がトップ下に入ったように見えた。88分にはバングーナガンデとレアンドロに代えて鈴木と山下を投入、鈴木はそのまま左SBに、山下はトップに入る。

アディショナル・タイムは5分あったが危なげなくしのぎきり、追加点はなかったものの序盤の2点を守りきって東京が2-0で磐田に完勝した。

安部が戻ってきたこともあって前線からのプレッシングが機能、取りきることを意識した寄せで試合の主導権を握った。FKやカウンターなどから追加点のチャンスもありながら決めきれなかったのは課題だし、上位のクラブなら見逃してくれないようなピンチもあったが、最後まで集中を切らさず勝ちきったことは大きかった。

こうやって毎試合できたこと、できなかったことを整理しながら経験を積み、できることを少しずつ増やすしか成長の方法はない。ケガ人も多く、永井、眷襪移籍するなど万全ではないチーム状況だが、やろうとしていることは間違っていないと思っており、時に進歩が遅く感じられてもここで投げ出すという選択肢はない。できていることを見定めてその上にひとつずつ積み上げて行こう。

東京はこれで22試合を終えて9勝8敗5分、勝ち点を32(1試合あたり1.45)に伸ばして7位をキープ。2位の鹿島との勝ち点差が8、16位のG大阪との勝ち点差が11と全体に混戦で上も狙える代わりに負けがこむとズルズルと順位が下がるリスクも高い。

次のリーグ戦までには2週間あり、ケガ人の戻りを待ちながら戦術を煮詰めなければならないが、暑い季節でもあり戦い方にも工夫が求められる。残り12試合勝ち点を積み上げてシーズン終盤になだれこみたい。

評点(評点はドイツ式):
スウォビィク(3.5) しっかりゴールを守り完封。100試合出場おめ。
長友(3.5) 守備で強さを見せた。ポジショニングもいい。
木本(3) 移籍後初得点。打点の高さででGKに競り勝った。
森重(3.5) 裏にいいボールを出していた。
バングーナガンデ(4) 学びながら現場で成長する青年。
安部(3) まさにダイナモ。プレスのやり方をチームに示した。
東慶(3.5) 最終ラインからパスを受けて配球することができた。
松木(3) 安部とともに強度高くチャレンジ、シュート惜しかった。
紺野(3.5) いいシュートあったが。よく走った。
レアンドロ(3.5) FKが枠に行かなかった。そろそろ出そう。
渡邊(3.5) あのシュートはよく決めた。あかんヤツかと思った。
===
オリヴェイラ(4) 元気に出てきてくれてよかった。
三田(3.5) 交代で強度を落とさなかった。
梶浦(-) 時間短し。どんどん使って行こう。
山下(-) 時間短し。山下のゴールが見たい。
鈴木(-) 時間短し。鈴木のクロスが見たい。

今日は三菱電機Dayで「先着20,000名様にうちわプレゼント」だったがもらえなかった。入場者は18,212人。どういうことなんだろうな。



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