フットボール・クレイジー
football crazy
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2017年05月25日 00:41      [posted by der_ball_ist_rund]

【ルヴァンカップ第6節】柏×FC東京

■2017年5月24日(水) 19:00キックオフ
■日立柏サッカー場

仕事終わりに駆けつけるつもりでチケットを確保していたが、どう考えても時間的に厳しく、まさに定時ダッシュ状態になりかねないので、ここはひとつきちんと午後半休を取得していったん家に帰り、しっかり態勢を整えて出かけた。

早めに柏に着いたし指定席なので急ぐこともなく、柏の街で軽く晩ごはんを食べてスタジアムへ。前から4列目なのでCKとか異様に近かったが全体は見にくかった。

ルヴァンカップでは磐田に不覚を喫したものの札幌、大宮に連勝、ここまで3勝1敗とグループ・ステージ勝ち抜けには近いポジションにいる。今季はグループ2位だとプレー・オフになってしまうので1位勝ち抜けを目指して勝ち点を上積みしたいところだ。

また、柏にはリーグ戦でやられており、双方ターン・オーバーしてのカップ戦とはいえしっかり借りを返してイメージを上書きしておかなければならない。

篠田監督は例によってリーグ戦から大きくメンバーを入れ替え、土曜日の神戸戦から続けての先発は林と丸山のみとなった。米本がケガからの復帰後J1の公式戦初先発、ケガでしばらく離脱していた橋本も右SHで先発した。U21枠は小川が出場。


徳永 吉本 丸山 小川
梶山 米本
橋本 阿部 中島
ウタカ

試合は中盤で激しく主導権を争う展開に。どちらもボールが収まらないが、セカンド・ボールは柏に拾われている印象。9分、左からのCKを小川が蹴り、橋本が頭で合わせるが枠に収まらず。席がアウェイ側のゴール・ラインあたりなので向こうサイドのゴール前が見にくい。

その後も東京が失ったボールを柏が前線の外国人FWに預けて個で打開しに来るパターンの攻防が続くが、東京の守備も集中しており、敵のシュート精度も高くなく決定的な形になる前にしのげている。逆に東京はあまりチャンスを作れず、得点の気配がない。

35分、中央で得たFKを中島が蹴るが合わせきれずクリアされる。パスがつなげず、ロング・ボールも収まらず、セカンド・ボールも拾えずと、どこにも起点が作れない中で、柏に主導権を握られバタバタと走りまわっただけで前半を終える。一方、柏の攻撃もパッとせず、スコアレスで後半勝負になる。

後半になると次第に東京がボールを持てるようになる。中盤で米本が例によって猟犬のごとくボール・ホルダーを追い、プレスをかけて奪ったボールを梶山が預かる形が徐々にでき始めて前半よりは敵陣で試合をする時間が長くなる。

56分、ウタカに代えて前田を投入。ウタカは週末に備えてプレー時間限定ということか。58分、中島のCKに橋本が頭で合わせるが枠外。橋本はCKのヘディング要員だっけ?

流れが東京に傾き始めたところで、72分、試合が動く。中央から右サイドに展開したボールを受けた徳永がアーリー・クロスをゴール前に上げると、ファーから入りこんだ前田がピンポイントで合わせるヘディング・シュートでゴール。東京が1-0と先制する。

76分、梶山に代えて田邉を投入、橋本がボランチにスライドし、田邉が右SHに入った。東京はその後もリスクを見ながら攻撃をしかけて時間を使う。84分、中島に代えて室屋を投入。おそらく3バックになったと思うが遠くから見ているのでよく分からない。

柏は終盤リスクを取ってのパワー・プレーを仕掛けるが、交替カードを使いきった後で負傷者が出たため一人少なくなり、アイデアを欠く単調な攻撃となる。1点差なので何が起こるか分からない怖さはあったものの、集中した守備でしのぎきり、東京が1-0でリーグ戦の雪辱を果たした。

前半は特にボールの収まりどころがなく、キープできないままバタバタと敵のペースに振り回されたが、敵の攻撃もリーグ戦の時ほどの連係や流動性がなく散発だったため対応できた。前半をスコアレスで終えられたのは大きかったし、終盤勝負になれば交替カードを考えても競り勝てると思っていた。

後半は徐々に間延びする柏に対して中盤でのプレスが効き始め、交替で入った前田の「らしい」ゴールで先制。敵の陣形が整う前のアーリー・クロスが有効であること、前田はそれにちゃんと合わせてくれることがよく分かった。この仕掛けはよかった。

全体としてはまだまだ攻撃の「型」ができておらず、個に頼った偶発性の高い仕掛けしかできていない感はあるが、それでもしんどい時間帯をしっかり我慢し、ワンチャンを決めきって締めて勝つというしぶとい戦い、タフな試合運びができることを確認したゲーム。その意味で価値のある1勝だったと思う。

中島、阿部、ウタカ、梶山、田邉ら、リーグ戦でも起用が見込まれる選手が、この試合のいいイメージをチームに持ちこめるかがポイントになる。攻撃の連係というものの、それも要は効率よく、確率高く得点し、勝ち点を積み上げるための方法論に過ぎない訳で、極言すれば連係がなくても勝てばよい。まずは粘り強く勝ち点を狙い続けることだ。

米本は90分プレー。遠慮のないボール奪取は健在で、特に後半は存在感が際立った。フルに使ってしまったのでリーグ戦での起用は難しいかもだが、この連戦はまずカップ戦の方でフィットを見極め、そろりとリーグ戦のポジション争いに絡んできて欲しい。

橋本は敢えてSHで起用する意図がよく分からなかった。このポジションならバーンズもいるはずだがベンチ外。橋本はユーティリティではあるが、今日はあまり特徴が見えなかった感があった。

これでルヴァンカップは5試合を終えて4勝1敗。勝ち点12はグループ2位だが、首位の仙台は既に日程を終えて勝ち点が13、得失点差で東京が上回っているため、東京は次節引き分け以上で首位通過となる。負けても2位は揺るがずプレーオフ以上は確定した。

評点(評点はドイツ式):
林(3.5) 安定したキャッチングで完封に貢献。彼がいると安心感がある。
徳永(3.5) 敵外国人FWとガチガチやり合った。アシストになったクロスは見事。
吉本(4) 唖然とするフィードのミスもあったが主将として試合を締めた。
丸山(3.5) 吉本とのコンビネーションは悪くない。エリア内で身体を張った。
小川(4) 守備に追われる時間も長かったが我慢強く対応した。FK蹴りたい。
米本(3) 彼が中盤でボールを追ってくれると動きが出てくる。復帰は順調。
梶山(4) リスクの高いワンタッチで見ている方をヒヤヒヤさせるのが憎い。
橋本(4) SHで特徴出せず。やはり主戦場はボランチか。終盤は手堅かった。
阿部(3.5) 愚直にボールを追って貢献は大きかったが決定機には絡めず。
中島(3.5) 単騎突破の特徴は見せたが得点には結びつかず。魅力はあるが…。
ウタカ(4) 波に乗りきれなかった感あり。ちょっと調子を落としているか。
===
前田(3) 前線で身体を張り、ここ一番で頼りになるゴール。これを待ってた。
田邉(3.5) 久しぶりのSHだが無難に対応、流れを引き寄せてくれた。
室屋(-) 時間短し。

曇り空で気温はそこまで上がらなかったが湿度が高くて蒸し暑く、試合後半には想定外の雨もパラついた。




Comments(0)TrackBack(0)FC東京 | ナビスコカップ/ルヴァンカップ



2017年05月22日 00:26      [posted by der_ball_ist_rund]

【ブンデスリーガ第34節】グラードバッハ×ダルムシュタット

■2017年5月20日(土) 15:30キックオフ
■Borussia-Park

前節からすべての試合が一斉にキックオフとなるシーズン終了モード。日本では見やすい時間で、リアルタイムDAZN観戦した。

グラードバッハは前節引き分けてしまったため6位以上に入れる可能性はなくなったが、7位になればELワンチャンあるというということで、そのためにはまずグラードバッハが勝った上で、ケルンが負け、ブレーメンが引き分けか負けとなる必要がある。こうなってみるとこれまで取りこぼした勝ち点のひとつひとつが本当にもったいない。

グラードバッハは前節負傷退場したエルヴェディに加え、トラオレがインフルエンザで欠場。右SBにはコープを使うかと思いきやジョンソンを起用し、前線にはアザールが復帰した。コープはいったいなぜこんなにヘキングの受けが悪いのか。クリステンセン(チェルシーにレンタル・バック)とダフード(BVBに移籍)はこれがラスト・ゲームになる。

グラードバッハはシーズン最終戦ということで身頃が白、袖が黒の新ユニを着用して試合に臨んだ。

ゾマー
ジョンソン クリステンセン フェスタガード ニコ・シュルツ
ホフマン クラマー ダフード アザール
シュティンドル ラファエル

グラードバッハが序盤から圧倒的にボールを支配、敵陣で試合を進めるが割りきって守るダルムシュタットのブロックを崩すことができない。6分に左サイドからエリアに入ったアザールが角度のないところから狙うが敵GKに当ててしまう。

その後もグラードバッハが主導権を握り、20分を過ぎたあたりから徐々にシュート・チャンスが生まれる。22分にはシュティンドル、25分にはジョンソン、34分にはホフマンがそれぞれシュートを枠に飛ばすが、コースが正直過ぎていずれも敵GKにセーブされる。

ダルムシュタットはカウンター狙いに徹するが、シュート精度を欠きチャンスを逃し続ける。唯一、30分、至近距離から狙われたシュートが枠に飛んだが、ゴール・ライン上にいたフェスタガードがバイシクルで蹴りだすアクロバティックなクリアで九死に一生を得る。ヤバかった。

結局、圧倒的に押しこんでシュートも放ちながらゴールをこじ開けられず、スコアレスのまま前半を終了した。

後半開始早々の50分、左サイドからアザールがゴール前に上げたボールに対して、ファーからホフマンが飛びこんだが合わず。しかしボールはそのままファーのサイド・ネットに直接入りゴール。アザールの復帰ゴールで1-0とグラードバッハが先制する。

その後も55分にはラファエルとのワンツーからゴール前に抜け出したダフードが決定的なシュートを放つが敵GKに当てるなど決定機を作る。しかし、62分、敵のシュートが敵FWに当たって軌道が変わりゴールに。1-1とされ試合は振り出しに。

3分後の65分、今度は右サイドのホフマンのクロスにニアに飛びこんだラファエルが頭で合わせゴール。グラードバッハが2-1と再び先行する。その後もグラードバッハが流れを支配し、何度かチャンスを作るものの試合を決められない。

74分、ダフードとジョンソンに代えてベネスとコープを投入。ダフードはスタンディング・オペ―ションに迎えられてピッチを去った。80分にはアザールに代えてハーンを投入、試合をクローズしに行く。

このまま勝ちきれるかと思ったが、90分、ゴール前の密集に放りこまれたボールに頭で合わされ失点、土壇場で2-2と再び追いつかれてしまう。結局このまま試合は終了し、シーズン最終戦を勝利で飾ることができなかった。

この結果、グラードバッハは9位でシーズンを終えることとなり、EL出場を逃した。まあ、ブレーメンはBVBに3-4で負けたものの、ケルンは2-0でマインツに完勝しており、勝っていてもELはムリだったのだから仕方がない。ここに至るまでに不甲斐ない試合をし過ぎたということだろう。

この試合単体を見れば、シュート数18-13、CK5-3、ポゼッション62-38と、実力差のあるクラブに対して圧倒的優位に立ちながらゴールを決めきれず、敵につけいる隙を与えた試合というべきだろう。

2度先行したにも関わらず、ここ一番の守備を締められず、2度追いつかれたのはいただけない。クリステンセンがいなくなる来季の最終ラインをどうするか、補強を待ちたい。コロジチェクをもう少し見てみたい。

ダフードがいなくなるのは厳しいが、クラマーがおり、彼を軸に考えるならボランチのパートナーはシュトロブル、ベネスらが考え得る。補強もあってしかるべしだと思うが、そこまで悲観する必要はないようにも思う。

CLに出場はしたものの、ケガ人も多く上積みの作れなかったシーズン。シュバート監督の更迭もあり、バタバタした。12勝13敗9分の勝ち点45で9位だが、まあ、勝ちより負けが多くてELだったりしたらさすがに具合も悪かろう。1試合あたりの勝ち点が1.32で順位表の上半分にいるだけでもラッキーと言わなければならない。シーズンについては改めてレビューしたい。

ディーター・ヘキング監督談話:
「今日の試合には満足できない。我々はたくさんの決定的なチャンスを作った。我々は多くの状況で、試合を早くに決めてしまうためにもっと一貫した攻撃をするべきだった。しかし仮りに我々が勝っていたとしても(ELには)足りなかったということだ。ELに出場できるチャンスはもともと極めて小さかった。他のクラブの試合結果に左右されるものだった。だから最後に残念ながら手が届かなかったということは受け入れなければならない。もちろん非常に落胆している。最後の試合を見れば、来季我々が何に取り組まなければならないかということが分かる。我々は両方のペナルティ・エリアの中で集中しなkればならないし、試合を早い段階で決めてしまうように一貫したプレーをしなければならない。ダフードは、彼のパフォーマンスを高めるために、新しい環境でチャレンジすることになる。ここ7年間、彼はグラードバッハで、彼自身のためにも、クラブのためにもたくさんの働きをした。彼の前途を祝したいと思う」

新ユニのデザイン今イチ…。



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2017年05月21日 01:18      [posted by der_ball_ist_rund]

【Jリーグ第12節】神戸×FC東京

■2017年5月20日(土) 19:00キックオフ
■ノエビアスタジアム神戸

里帰りを兼ねて遠征しようかとも思ったが、9時に神戸で試合が終わると実家に帰るのも厳しいということでおとなしく自宅テレビ観戦することにした。晩ごはんを外で食べていたら帰り遅れて15分ほど追っかけ視聴することに。

東京は上位争いに絡んでいるものの、前節柏に負けており、アウェイとはいえ連敗だけは絶対に避けなければならない。ひとつしくじればたちまち置いて行かれる混戦の中で、その上位争いの相手のひとつである神戸との直接対決だ。

この試合では右SBに室屋を起用、またボランチには田邉を先発させ、徳永、梶山はベンチに。また右SHはケガの河野に代わって永井が先発した。


室屋 森重 丸山 太田
田邉 眷
永井 大久保 東
前田

試合はどちらも積極的に前に出るガチの組み合いに。3分、田邉からのパスを受けた大久保がエリア外から狙って行くがバーの上に。中盤での激しく主導権を争うが拮抗した展開になり決定機を作れない。東京は中盤に降りてくる大久保のタッチがよく、そこからボランチが受けて展開する。

14分、大久保が中盤から前田に当てたボールを前田がダイレクトでフリックし右前線へ。抜け出した永井がこれを拾い、飛び出してきた敵GKを見てループ・シュートを放つ。ボールは高く上がり外したと思ったが、ファー・ポストに当たってゴール内に転がり東京が1-0と先制する。

その後は東京が流れをつかむ。19分には敵CKから頭で押しこまれるが直前に笛が鳴っており事なきを得る。22分には右寄り30メートルほどのところでFKを得て太田が蹴るが、直接ニアを狙ったボールは壁に当たる。

次第に神戸にボールを持たれる時間が長くなるが、敵の攻撃の精度が高くないことにも救われ、失点は免れる。一方、東京の攻撃も思いきりとアイデアを欠き決定機を作れない。1-0と1点をリードして前半を終えた。

後半も神経質な立ち上がりに。53分、ゴール正面20メートルほどのFKを得て、ズラしたボールを太田が蹴るがゴール左に外れる。その後は東京がボールを持って前に出るがフィニッシュまで持ちこめない時間が続く。

すると63分、左サイドでボールを持った敵FWにエリアに侵入される。田邉と森重が対応したが止められず深いところからマイナスのクロスを入れられ、これを中央で押しこまれて失点、1-1と同点に追いつかれる。

田邉は簡単に入れ替わられ、カバーに行った森重は敵が倒れそうと見たのかファウルを取られないように両手を上げて身体を引いたが、そのまま体勢を立て直した敵FWを見送る格好になった。あまりに軽い対応だった。

その後は勢いに乗って攻めてくる神戸に対し守勢に回る時間に。69分、永井に代えて中島を投入。今日は永井が効いてたがさすがに運動量多く限界か。あと1点欲しい局面で中島の投入はまあ理解できないでもない。

さらに74分には東に代えて徳永を投入。右から徳永、森重、丸山の3バックになり、室屋、太田を1列上げたと思うが、この3バックは機能しているのだろうか。正直あんまり意図が分からない。

79分、前田に代えてウタカを投入。その後はウタカに当てたボールを大久保、中島らが収める攻撃を試みるが精度を欠き形にならず。逆に神戸にいくつかクリティカルなチャンスを作られるが、林のファイン・セーブで何とかしのぐ。

どちらに転んでもおかしくないゲームだったが互いに決め手を欠き、結局1-1のドローとなった。

せっかく先制したのに軽い守備から失点し、その後は例によってナイーブな試合運びで押しこまれ、林の踏ん張りで何とか勝ち点1を確保したというカツカツの試合になってしまった。もっと楽に、自信を持って勝つことのできた試合だったはずだが、失点してムダに浮足立った感があった。

先制したのだからクリーンシートは守らなければならないし、追いつかれたのならもう1点取って突き放さなければならないが、そのどちらもできなかった。シュート8-13、CK4-6、ポゼッション51-49とやや押しこまれたが、勝てたゲームだった。

攻撃では大久保が下りてきて一度ボールに触れることでリズムができ始めていたし、終盤はウタカがボールを収めてくれていたが、そこからの展開のイメージがまだまだバラバラなのか、フィニッシュにまで持ちこめないシーンが多かった。

チームを作りながらタイトルを目指しているのだから、形ができてなくても結果だけは出さなければならない。敗戦のあとに引き分けと、連敗という最悪の結果だけは回避、最低限の勝ち点1は積み上げたが、先制していたことを考えれば勝ち点2を逃した試合と考えるべきだろう。悔やまれる失点だった。

これで勝ち点は20(1試合あたり1.67)となり順位は7位に。首位はガンバ大阪になったが、そことの勝ち点差は5に拡大、タイトルを狙うには土俵際の状況だ。このままズルズル中位に下がるか、勝ち点をしぶとく積み上げて上位戦線に踏みとどまるか、ここからまたルヴァンカップを含め15日間で5試合の苦しい日程で結果が出す他ない。

先制されたり追いつかれたりしたときに、やるべきことをしっかり再確認し冷静に戦える大人のチームにならなければ、厳しい戦いは勝ち抜けない。オレらに下を向いているヒマはない。

評点(評点はドイツ式):
林(3) 失点はノー・チャンスか。好セーブ連発でかろうじて勝ち点1を確保。
室屋(4) 思いきった攻撃参加でチャンスを作った。当面は徳永との併用か。
森重(5) 失点シーンではあまりに軽い守備。ちょっと休ませてはどうか。
丸山(4.5) 押しこまれた時間帯も何とか持ちこたえたがシュートは打たれた。
太田(4) 東とのコンビなら上がれるし特徴も出せる。FKも調子は悪くない。
田邉(4) ミスもあったがよく動いてパスの出しどころもいい。使い続けたい。
眷(4) 尻上がりに存在感を見せた。田邉とのコンビも悪くなかった。
永井(3.5) 攻守にスピードを生かして走りまわった。ゴールは外したと思った。
大久保(3.5) 単なるストライカーではないことを実感させるクレバーな動き。
東(4) 豊富な運動量でスペースをカバーしチャンスに絡んだ。好調を維持。
前田(4) 前線でボールを収めた。早く得点が欲しいがシュート0は寂しい。
===
中島(4) アクセントになり連係も意識したが怖さは見せられなかった。
徳永(4.5) ミスからのボール・ロストなどリスク高かった。
ウタカ(4) よくボールを収めてくれたが決定機は作れなかった。

勝ち点を見ても2試合くらいムダに負けてる気がするな。



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2017年05月15日 23:13      [posted by der_ball_ist_rund]

【ブンデスリーガ第33節】ヴォルフスブルク×グラードバッハ

■2017年5月13日(土) 15:30キックオフ
■Volkswagen-Arena (Wolfsburg)

例によってDAZN観戦だったがこの日は回線の調子が悪いのか結構クルクルが出てイライラした。こういう不具合のあるときにそれが個別の回線とかハードの問題だともうどうしようもないのがDAZNの厳しいところ。

グラードバッハはEL圏内に向けて何とか首の皮一枚というところ。残り2試合勝ってあとは何が起こるか見てみるしかない。ヴォルフスブルクは残留争いの渦中であり難しい試合になることが予想されるが、こちらもELに出ると出ないとでは大きな違いだ。後には引けない。

グラードバッハはベネスに代えてクラマーが先発。また右SHにはヘアマンに代わってトラオレが先発した。ラファエル、ジョンソンが久々にベンチ入り。

ゾマー
エルヴェディ クリステンセン フェスタガード ニコ・シュルツ
トラオレ クラマー ダフード ホフマン
シュティンドル ハーン

序盤からグラードバッハがボールを支配、積極的にゴールを狙いに行く。7分、ハーンからのパスを受けたシュティンドルが狙うが敵に当たってコースの変わったシュートはわずかに枠を外れる。直後にもシュティンドルのシュートが敵DFに当たり、こぼれ球にホフマンが詰めるがポストに嫌われる。

その後もグラードバッハが主導権を握って攻撃を続けるが、精度を欠いて決めきれない。ようやく24分、CKにハーンが合わせ、敵DFに当たってこぼれたところをクラマーが拾ってゴール・ライン際から中央に上げるとフェスタガードが頭で押しこんでゴール。1-0と先制する。

リードを得たグラードバッハが余裕を持って試合を進める一方、ヴォルフスブルクの攻撃は散発で迫力を欠く。何度かチャンスを作られたもののゾマーのセーブもあり危なげなく守りきって1-0のまま前半を終えた。

後半に入るとヴォルフスブルクが積極的に前に出てくる。グラードバッハはこれに乗じて51分にカウンターのチャンスを得るが、トラオレのクロスに合わせたハーンのシュートは敵GKがセーブ。52分にもホフマンがシュート・チャンスを得るがミートしきれず。

すると58分、左サイドから中央に送られたボールを敵FWに受けられ、簡単に反転を許してGKと一対一に。ゾマーが反応したが至近距離から決められ1-1の同点になる。

ここからはにわかに意気上がるヴォルフスブルクのペースに。ヘキング監督は66分、ホフマンに代えてジョンソンを、71分にはトラオレに代えてラファエルを投入、ハーンが右SHに落ちて勝ち越しを狙う。

75分、エルヴェディがもも裏を痛めて退き、代わりにシュトロブルが右SBに入る。ずっと降っていた雨かみぞれがこのあたりで強い雹に変わり、雷鳴もあったため、79分、主審の判断で試合は一時中断、選手はロッカーに引っこみ、DAZNの画面には「悪天候のため試合が中断しています」というテロップが。

夜中に読書しながら天候の回復を待つ。30分近くの中断の後、ようやく試合は再開したが、ピッチはところによって水しぶきが上がる状態で思うようにボールが転がせずオープンな展開になる。結局大きなチャンスも作れないまま試合は終了、1-1の引き分けに終わった。

先制したものの後半失点してからは流れを持って行かれ、チャンスも作れなくなってしまった。シュート数14-12、CK7-3、ポゼッション57-43と優位に試合を進めながら、追いつかれてからナイーヴな試合になったのが悔やまれる。ラファエル、ジョンソンを投入したが勝ち越し点は奪えなかった。最後のカードをケガのエルヴェディの交替に使わなければならなかったのも痛かった。

エルヴェディは肉離れ系のケガか。一人戻れば一人離脱という苦しい人繰りを強いられているが、順番からいってコープの出番か。ヘキング監督はコープの評価が低いようでこの試合もメンバーにすら入っていないが、ヤンチュケからポジションを奪った実力者であり見てみたい。

この結果、グラードバッハは勝ち点44となり、6位のフライブルクとの勝ち点差は4となって7位以下が確定した。一部報道では2位のライプツィヒが来季CLに出場できないとも言われており、その影響でもしEL出場権が7位まで繰り下がればまだ望みはあるが、そのためにはグラードバッハが最終節ダルムシュタットに勝ち、ケルンとブレーメンが負ける必要がある。

他にもBVBがポカールで優勝すれば枠がひとつ繰り下がってくるので、この両方が重なれば8位までELの可能性がある。まあ、そういう意味ではチャンスはまだあるものの、勝つべき試合に勝てなかったことで微妙な可能性にかけるしかなくなったということだ。

最終節は既に降格の決まっているダルムシュタットとホームで戦う。恒例なら来季のユニのお披露目ということで新ユニでのゲームになるはずだが、来季からプーマがサプライヤーになることになっており、そうであれば新ユニ披露はないのかもしれない。

いずれにしても最終節は気持ちよく勝ちたいところだ。

ディーター・ヘキング監督談話:
「我々は本当にいいアウェイ・ゲームをした。前半は素晴らしい状態で終えることができた。ヴォルフスブルクはまったく試合をグリップできなかった。我々が唯一反省しなければならないのは、2点目を取るべきだったということだ。我々が少しばかり主導権を失っていた局面で、同点にされてしまった。後から考えてももちろんこれは計算の上で痛かった。我々はできることをすべてやり、勝利のために戦ったが、2-1にするための決定的なスペースを見つけることができなかった。悪天候による中断の後は、試合をしっかり把握し、2点目を奪うために重要な集中が維持できるかどうかという状態になってしまった」

今季も残り1試合か…。



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2017年05月14日 22:28      [posted by der_ball_ist_rund]

【Jリーグ第11節】FC東京×柏

■2017年5月14日(日) 15:00キックオフ
■味の素スタジアム

曇り空の日曜日。暑くも寒くもない気候で、やや湿気はあるもののリラックスして観戦できる。

東京はここまでリーグ戦3連勝中だが、柏も同じく4連勝中で、特にGKが当たっている。すぐ下の順位の敵との対戦であり、負けると勝ち点3以上のダメージがあるのでしっかり勝ちきりたいが、厳しい試合になることが予想される。踏ん張りどころだ。

東京はルヴァンカップから選手を入れ替え、リーグ戦仕様に。リーグ戦としては前節の仙台戦と同じメンバー。


徳永 森重 丸山 太田
河野 梶山 眷襦‥
前田 大久保

試合は立ち上がりから互いに積極的に攻撃を仕掛け合うアクティブな展開に。8分、つないだボールを東が左サイドから持ちこんでシュートを放つが敵GKにキャッチされる。

12分、エリア至近で敵にFKを与える。ボールは壁を越えて枠に飛ぶが林が片手でセーブ。またしてもサンキュー林で失点を免れる。

直後の15分、今度は東京が梶山がファウルを受けゴール正面でFKを得る。これを太田が蹴り、ボールは枠に向かったが敵GKがセーブ。双方のGKの能力の高さで引き締まった展開になる。

さらには22分、梶山のパスを受けた東が中央からシュートを放つがこれも敵GKのセーブに遭う。31分にも太田のクロスに前田が頭で合わせるがやはり敵GKがセーブ。チャンスを作り枠へもシュートできているが敵GKの好反応で3点か4点は止められている印象。

すると33分、敵MFが中盤でボールを受け、そのまま反転してシュート。35メートルはあると思われるロング・シュートは無回転でゴールに向かい、林の腕の下をくぐり抜けるようにしてゴール。不意を突いたシュートで反応した林も止めきれなかったか。何もないところから生まれた得点で0-1と先制を許してしまう。

その後は勢いづく柏に対して防戦に回る展開に。起点が低くなって前に出られなくなり0-1とビハインドを背負ったまま前半を終えた。

後半開始間もない46分、自陣でスローンからのボールにプレスをかけられて奪われ、ゴール前に展開される。ここに入ってきた敵MFに太田と林が対応、交錯して倒れこんだがこぼれたボールが勢いなくコロコロとゴールに入って失点、0-2と追加点を許す。

不幸というか何というか、後半開始早々の何とも言えない失点で出鼻をくじかれ、その上でリードを2点に広げられて、勝つためには3点が必要になって明らかに動揺したように見えた。

篠田監督も反応、51分、前田に代えてウタカを投入する。前田が悪かった訳ではなく、ウタカの投入はともかく交替が前田というところに違和感あった。順番からすれば河野を下げるべきだと思った。

さらに56分にはその河野に代えて中島を投入。中島が左SHに入り東が右に回る。中島と太田の噛み合わせはどうかとも思うがここしか置きどころがないということか。しっかり仕掛けてゴールを狙えということだろうが、コマの入れ替えだけでうまく行くのか…。

東京は選手を入れ替え前がかりになるが、敵陣で失ったボールから立て続けにカウンターを浴びシュートを打たれるが林の好セーブで何とか守りきる。敢えてリスクを取っているとはいえフィニッシュしきれていないのでリスクがガンガン顕在化して怖い。

61分、梶山に代えて田邉を投入。30分を残してカードを使いきる。田邉が積極的に動き回ってボールを引き受け、中盤で時間を作るようになるが、上がりっぱなしの前線とカウンターを怖がる最終ラインとの間で明らかに全体が間延び、パスミスをカットされてのカウンターをしのぎながらの大味な展開になる。

ロング・ボールも最前線のウタカが再三オフサイドになり生かせず。66分、太田のCKに森重が頭で合わせるがバーの上に。前がかりになる割りに個々の意図がすれ違い、フィニッシュにすら持ちこめない時間が続く。

73分、攻め上がる途中でボール・ロスト、林が出ているのを見た敵FWが中盤からゴールに向かってロング・シュート。林は背走しゴールギリギリでボールを弾き出すが、そのまま枠に激突して倒れる。ヤバいかと思ったがメディカルを呼ぶ前に起き上がって胸をなで下ろした。

78分、ウタカがエリア内でボールを受けるがシュートは敵DFに当たる。80分には中島がエリア外からシュートを放ったがバーの上。ゴールが遠い。

終盤、パワープレー気味に前線に比重をかける東京は、アディショナル・タイム、丸山がエリア内に放りこんだボールに田邉が飛びこんで頭で合わせゴール、ようやく1-2と1点差に詰め寄るが時既に遅く、そのまま試合は終了、連勝は3でストップした。

序盤はチャンスも作り、枠に鋭いシュートも打てていたが、敵GKの好セーブで先制できない間に、想定外のロング・シュートで先制され、後半開始早々に交錯からのこぼれがゴール・インしての追加点など、ダメージの大きな失点が続いてナイーヴになってしまった。

そこで締めるべきところを締め、どうやって失地を挽回するのかしっかり意志統一をしなければならないところだったが、失点の焦りからかひとりひとりのビジョンがバラバラになり、個々の奮闘はあっても意図が繋がらずフィニッシュが形にならなかった。

頑張りの方向がズレたままそれぞれが孤立した戦いを続けた結果、残り時間をムダにし、ピンチばかりが目立つ展開になってしまった。敵にすれば個を封じればいいので楽だっただろう。残念ながら交替も性急に過ぎて意図が共有できなかったと思う。

数字を見てもシュート数7-15、CK3-7、ポゼッション48-52とホームながら完敗。敵GKが固いのは分かっていたはずで、そうであれば失点は何としても防がなければならなかった。先制、加点されたところで終わってしまったような試合で、タイトルを狙うクラブとしてはあまりに拙いゲームをしてしまった。

特筆するべきはシュートを決めた田邉の動き。柏のハイプレスにバタつく試合展開の中で、2点ビハインドの状態から試合に入ったが、中盤で落ち着いてボールを収め、積極的に動いてボールを展開、リスクを取ってクリティカルなパスを出した。

最後は自らヘディングでゴールを決めるなど、3点取らなければならないという危機感を、焦りではなく、冷静にプレーで表現できていたのは田邉だけだったと思う。サバデルからの復帰以来成長著しく、クレバーさ、技術、豪胆さなどを具えており、ボランチとしては梶山より期待できるのではないか。先発で使って欲しい。

東京は勝ち点19で足踏み、順位は5位に落ちた。首位浦和との勝ち点差は3でありまだ追撃は可能だが、8位の神戸まで4クラブが勝ち点19で並んでおり、上位争いは混戦。これ以上勝ち点を落とせば即脱落の危機であり、次節神戸戦はアウェイながら何としても勝利が必要。

苦しい時によりどころになる攻撃の型がないから、ビハインドを背負うと急にバラバラになるのは物の道理。先制されても持ちこたえ、なりふり構わず結果につなげるタフさがないとタイトルはムリだ。

評点(評点はドイツ式):
林(4) 好セーブを連発したが失点はどうしようもなかったか。もったいなかった。
徳永(4.5) 一対一の対応で何とか踏ん張りを見せた。終盤はちょっとキツかった。
森重(4.5) 読みのいい守備もあったが後半はカウンターへの対応に手を焼いた。
丸山(5) 序盤はよかったが先制されてからは徐々にカツカツの対応になった。
太田(4.5) FKは入っていてもおかしくなかった。東とのコンビネーションがいい。
河野(5) 守備も攻撃も中途半端。ドン詰まったところでリズムを変えるのが仕事。
梶山(5) 今日のプレーなら彼である必要はなかった。出来不出来の波がありすぎ。
眷(4.5) 守備に追われ持ち味出せず、チームを統合できずパーツになった。
東(4) マメに顔を出してチャンスに絡んだ。後半は危機感が空回りした。
大久保(5) 90分間消えていた。彼こそ真っ先に交替させるべきだった。
前田(4) 前線で身体を張り惜しいシュートも。最初の交替になったのは不本意。
===
ウタカ(5) 切れを欠き何度もオフサイドに。明らかにフィットしていなかった。
中島(5) 個々の意図がバラバラになった象徴的な存在。そろそろ脱皮を。
田邉(3.5) しっかりボールを動かして反撃の起点になった。ゴールに泣けた。

大久保は交替させないという密約でもあるのか。



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2017年05月13日 21:18      [posted by der_ball_ist_rund]

【緊急コラム】平日夜は7時半から

「しつこいようだけど切実なんで何回も書きます。平日夜の試合は7時半キックオフにしてください。都内の職場から駆けつけるのにこの30分は決定的に大きい。ほんまお願いします」

水曜日のルヴァンカップの時にこういうツイートをしたら、その後どんどんRTが伸びて、60件近くまでになった。

僕は都内の日比谷通り沿い、いろんな会社のオフィスが集まるエリアで仕事をしている。この辺りから味スタに行くには概ね1時間かかる。例えばオフィス街の代名詞である大手町から味スタに行く道のりを確認してみた。

7時のキックオフ時に味スタに到着し、席についているためには、遅くとも6時50分には飛田給の駅に到着している必要がある。試合の日は特急が飛田給に臨時停車するので通常の乗換検索での確認は難しいが、便宜上、6時45分に調布に到着するよう検索すると、大手町から6時05分の三田線か、6時04分の丸ノ内線に乗らなければならない。

オフィスから駅までの距離にもよるが、夕方のラッシュの人ごみをかき分けて電車に乗るのにかかる時間を考えれば、会社を6時前、5時50分ごろには職場を出ないと間に合わないことになる。

事情は会社によってさまざまだろうが、多くの会社では、6時前に職場を出るのはサラリーマン的にはかなりハードルが高いのが実情ではないか。ネットで拾ったある調査によれば、職場の飲み会の開始時刻の最頻値は6時台と7時台であり、平均は7時半。ましてや宴会でもない日に自分一人6時前に職場を出るのが微妙なのは何となく想像できる。

シンデレラじゃないけど、「ちょっと今日用事あるんでお先に失礼します!!」とムリなく職場を離脱できる分界点みたいなものが6時というのは、感覚として結構多くの働く人たちに共通するものではないかと思う。

それを考えるとキックオフが7時というのは早過ぎる。これをあと30分遅らせてくれれば職場を出るのが6時20分とかになる。職場の雰囲気とかは別にしても、仕事を終えてから職場を出るまでのルーティン的にこの30分の違いは非常に大きい。

クラブとしては、キックオフに間に合おうが合うまいが、要はスタジアムに来てくれれば動員としてのカウントは同じであり、キックオフを遅らせてまで「開始からきちんと見たい」というニーズに対応するメリットは確かに少ないかもしれない。

加えて、試合の終了が30分後ろにズレると(試合終了は9時半近くなる)、10時を越えて深夜業をしなければならないスタッフが増えるなどコストが余計にかかることも想定される。

あるいは、リーグやメディアとの間で、スポーツ・ニュースや新聞記事の締めきり、ダイジェスト番組の編集などの都合で9時までに試合を終えるよう申し合わせなどがあるのかもしれない。

さらには試合終了が遅くなることを懸念して来なくなる客もいくらかはいるだろう。キックオフを遅らせることにデメリットがあるのは理解できる。

しかし、一方で、キックオフを遅らせることによるメリットも考えられる。

まず、現在、東京では後半からのみの観戦のために「アフター8」チケットという企画チケットを定価の半額で販売しているが、キックオフを30分遅らせれば、現在半額で入場させている7時50分から8時20分到着の客を定価入場に振り替えることができ、増収が期待できる。

それから、7時半キックオフになることによって開始から試合が見られるようになり「それなら行ってみるか」と考える層の集客が新たに上乗せできる。さらに「今からでも後半からなら見られるから行ってみようか」と考える層も新たに誘致できる。つまり、残業などで試合が見られない(あるいはキックオフから見られない)ため来場を諦めている層の新規掘り起こしが期待できるということだ。

そしてもちろん、何とかして仕事を終わらせ、スーツのまま電車に飛び乗って飛田給駅から黙々と味スタに向かうサラリーマン・サポーターが、キックオフからスタンドに陣取り、熱い声援、拍手を送ることが可能になる。

必死で駆けつけたがキックオフに間に合わず、スタジアムに近づいたら歓声がして既にゴールが決まっていた時のあの悔しい感じは何とも言い難い。やはりキックオフからしっかりクラブの後押しがしたいしそこで何が起こるかをしっかり目撃し、体験したい。キックオフを何とかあと30分、遅らせることはできないだろうか。




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2017年05月10日 23:56      [posted by der_ball_ist_rund]

【ルヴァンカップ第5節】FC東京×大宮

■2017年5月10日(土) 19:00キックオフ
■味の素スタジアム

しつこく降っていた雨も夕方には何とか上がり、スーツで観戦するにはちょうどいい気候。とはいえ7時に味スタに到着するのは仕事の兼ね合い上かなり難しい。切実なので何度でも書くけど、平日夜の試合は頼むから7時半のキックオフにして欲しい。都内の職場から駆けつけることを考えると、この30分の違いは決定的。今日も何とか仕事を終わらせてギリギリで味スタに着いた。

グループステージはここまで2勝1敗。首位通過しないとプレーオフがあるので残り全勝するしかない。週央の試合が続き日程はきついが、ターン・オーバーしつつうまくチームの底上げにつなげたいところ。

メンバーはカップ戦仕様で、週末の仙台戦から続けての先発は森重のみ。ユ・インスをボランチで起用、SBは右に柳、左に室屋を配した。またケガから復帰しJ3で試運転した米本がベンチ入りした。大久保、前田、太田、徳永、河野、梶山らはベンチ外。林、眷襦丸山、東はベンチ・スタートとなった。

大久保
柳 吉本 森重 室屋
田邉 ユ・インス
永井 阿部 中島
ウタカ

試合は序盤から落ち着かない展開。互いに積極的にボールにアプローチしリスクを取って攻撃を仕掛けるオープンな流れになる。東京はウタカが前線でポストを引き受け、そこから中島、阿部につなぐ形が中心に。

13分、敵GKのパスをウタカがカット、こぼれたボールを阿部から戻されたウタカが前方のスペースにボールを持ち出して無人のゴールにループ・シュートを放つがボールは惜しくもバーに当たる。こぼれ球にさらに中島が詰めるがふかしてしまいバーの上に。ここをきちんと決めきっておきたかった。

20分、敵のロング・ボールを森重が競るが敵FWに抜け出され、カバーに行った吉本も買わされてエリア内に入られる。一対一になった大久保がチャレンジに行ったが一瞬早くボールを突つかれ、敵FWを倒す格好になって警告、PKを献上する。CB二人の対応が軽く、一対一になった大久保の対応は責められない。

21分、このPKを冷静に決められ先制を許す。0-1とリードを奪われ、磐田戦の苦い記憶が蘇る。まあ、今日は大久保が退場にならなかったのでよかったということか。その前にも敵FWにCB二人で対応しながら中央をぶち抜かれるシーンもあり、守備に不安が募る。

しかし、直後の25分、左CKを中島が蹴ると、ウタカがニアに入って頭で合わせる。これが決まり1-1と同点に追いつく。ボールもよかったしウタカの入りこみ方も巧かった。すぐに追いついたことで流れを引き戻した。

ところがその7分後、32分に、敵CKに頭で合わされて失点。ゴール前でユ・インスがマークについていたが動き出しで簡単にはがされた。

次に試合が動いたのはその3分後、後方からのパスをウタカが頭でつなぎ阿部がこれを追って敵エリアに。これと競った敵DFがクリアしようとしたボールがGKの頭を越えてゴールに吸いこまれ、敵のオウン・ゴールで2-2に。所謂「バカ試合」の気配が漂い始める。

さらに39分、永井からのボールをウタカが頭でつなぎ、これを拾った阿部が敵エリアにドリブル、敵DFを引きつけてファーでフリーの中島にパス。中島がこれを無人のゴールに流しこんで3-2と逆転に成功する。締まりのないゲームになったが東京が一歩先んじた状態で前半を終えた。

後半に入ると東京は守備を引き締め、ボールを支配して敵陣でゲームを進める。61分、右サイドの深い位置で得たFKを中島が蹴ると、ファーに入った森重が頭で合わせゴール、4-2と東京がリードを広げる。森重はフリーだった。

その後は東京がボールを動かしながら時計を進める。ドン引きにはならず、前線から果敢にボールを追い、最終ラインでの勝負を避ける。

74分、永井に代えて米本を投入、ユ・インスが右SHに出て、米本が大きな歓声に迎えられボランチに入る。さすがに嫌気がさしてきたか、動きのさえない大宮に対して東京が主導権を握る時間が続く。

81分、ユ・インスに代えて久保を投入。阿部が右SHに降り、久保がトップ下に。

85分、中島のスルー・パスに抜け出した久保が角度の厳しいところからシュートを放つがボールはゴール前を横切ってファーに。86分には中島が左サイドからシュートを放つが敵GKがセーブ、こぼれ球に阿部が詰めるが枠外に。

89分、阿部に代えてバーンズを投入。バーンズはそのまま右SHに。

このまま逃げきりかと思われたアディショナル・タイム、エリア内で敵FWに対応した森重の手にボールがあたりハンドの判定。PKを与えてしまう。これを決められて4-3と1点差に詰め寄られ、リスクを取って前に出る相手に防戦に回ったが時間を使いきり、そのままカップ戦2連勝を決めた。

敵の守備がもろく、ハイプレスから奪ったボールをショート・カウンターに持ちこむシーンが多かったが、敵のレベルにつきあったか、東京も雑なプレーが多くなってしまった印象を受けた。

守備でも軽率なミスが散見され、1失点目も大久保のミスと言うよりはその前のCBの対応が軽過ぎた。リーグ戦で先発していないメンバーでのチームなので、連係を欠くのはやむを得ない面もあるが、フワッとしたまま試合に入り、相手がどこであれやるべきことをやりきるという厳しさの乏しいゲームになってしまった。

最終的に勝ったからよかったようなものの、最近のいい流れを台なしにするリスクのある気の抜けたゲーム。地力の差で結果を引き寄せたことで最低限の辻褄は合わせたが、決めるべきシーンも多かったし、こういう相手にもっと厳しくつけこんで早々に戦意を削ぐ試合にしなければならなかった。

合計7つゴールがあったが、PK2つ、CKからのヘディング2つ、FKからのヘディング1つ、オウン・ゴール1つで、流れからのゴールは1つだけ。4-3という結果から想像されるようなスペクタクルには程遠いバカ試合というのが素直な感想だ。

ユ・インスのボランチは拙いながらも何とか機能していたが(田邉がカバーしていた)、柳の右SBはヤバかった。攻撃参加はともかく、そこからの切り替えや戻りながらのボールの処理にミスが頻発、後半は改善したもののパスを受けた時の判断も遅く、ワンタッチで前線に出せそうなボールも多かった。

これで東京は3勝1敗(勝ち点9)となり、5試合消化の仙台(勝ち点10)に次いでグループ2位。残り2試合をしっかり勝って、首位でグループステージを勝ち抜けたい。

次の試合は日曜日にホームで柏とリーグ戦を戦う。ウタカを90分引っ張ってしまったのが気になるが、眷襪鮟蕕畆舂呂魑戮泙擦襪海箸呂任ており、リーグ戦は厳しく勝ち点を取りに行きたい。

評点(評点はドイツ式):
大久保(4) PK献上は責められない。磐田戦からよくリカバーしたと言うべき。
柳(5.5) プロと思えないミス連発。下のカテゴリーで鍛え直してきた方がいい。
吉本(5) 強さは見せたが、試合勘の問題か、危なっかしい守備も散見された。
森重(5) ただひとりリーグ戦から続けて起用された意味を考えて欲しい。
室屋(4.5) コンスタントに戦い続けたが、やはり右サイドで起用したい。
田邉(3.5) バランスを取りボールを捌いた。ボランチ業が板についてきた。
ユ・インス(4) やはり前で走りまわるところに持ち味のある選手ではないか。
永井(3.5) CFで起用してみたい。使い方がもったいないような気がする。
阿部(3.5) ボールに絡みに行くことでチャンスを作った。ゴールが欲しい。
中島(3.5) オープンな展開で生きる男。ワンタッチで捌くことも学んで。
ウタカ(3) フィードを前線で競ってくれるのが大きかった。ゴールもよかった。
===
米本(3.5) 田邉との同期ボランチコンビに胸熱。競争激しくなるな。
久保(-) 時間短し。
バーンズ(-) 時間短し。不憫や。

しつこいようだけど本当にキックオフは7時半にしてください。




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2017年05月09日 22:39      [posted by der_ball_ist_rund]

【ブンデスリーガ第32節】グラードバッハ×アウグスブルク

■2017年5月6日(土) 15:30キックオフ
■Borussia-Park

DAZN観戦にも慣れた。テレビ放送の方がいいのは変わらないが、PCからテレビに直結できるようになって見やすくなったのは大きい。通信品質もだいたい安定しているようだ。

グラードバッハは目標であるEL圏内の6位と勝ち点3差の9位。とはいえ5位ヘルタから11位フランクフルトまで7クラブが勝ち点差5の間にひしめく混戦となっている上、グラードバッハはこの混戦の中のクラブとは既に対戦を済ませているため、とにかく勝ってあとは何が起こるかを見るしかない。

グラードバッハはマインツ戦と同じ布陣。クラマーがベンチに戻ってきた。

ゾマー
エルヴェディ クリステンセン フェスタガード ニコ・シュルツ
ヘアマン ダフード ベネス ホフマン
シュティンドル ハーン

試合は序盤からグラードバッハがボールを支配して押しこむ展開に。中央のベネス、ダフード中心にボールを動かし、流動的にポジションを交換しながら押し上げて行く。アウグスブルクはカウンターから反撃を試みるが、ともに決定力を欠き先制できない。

時間の経過とともにグラードバッハの攻撃はペース・ダウン、アウグスブルクがボールを持つ時間が増えてくる。44分、シュティンドルからのパスを受けたホフマンが裏に抜け出しGKと一対一になるが、流しこむだけのシュートを枠外に外す。

決めてくれというシーンだったが絶好機を逃し、スコアレスのまま前半を終えた。

後半もグラードバッハがアウグスブルクを攻めあぐねる展開が続く。5分、左サイドのホフマンのクロスにファーでヘアマンが飛びこむが合わず。

すると57分、敵のトップに入ったボールに対しクリステンセンとフェスタガードが対応に行くが、どちらも寄せきれないままシュートを許しこれがゴールに。0-1と先制を許してしまう。巨漢が二人も揃っていて何をやっているのかというシーン。

58分、これに反応したヘキング監督はヘアマンに代えてトラオレを投入、積極的にゴールを狙いに行くがアウグスブルクの守備は固く形を作れない。67分、ベネスに代えてクラマーを投入、攻撃的に前に出ようとする。

その後もコンパクトにブロックを作るアウグスブルクに対し、グラードバッハはアイデアを欠いてゴールに迫ることができない。78分、エルヴェディに代えてシュトロブルを投入、シュトロブルが中央に入っての3バックとなり、シュルツが前目に出る。

攻めこむものの崩せず、時間の経過とともに焦りの出てくるグラードバッハに対し、アウグスブルクは手堅く守り試合は4分のアディショナル・タイムに。その4分もほぼ過ぎようとしたラスト・プレーで、左サイドでボールを受けたトラオレがドリブルで仕掛ける。

ゴールライン近くから中央に流しこんだボールはゴール前を横切り、ファーに走りこんだハーンがこれを押しこんでゴール、土壇場でグラードバッハが1-1と同点に追いつき、試合はそのまま終了、諦めかけた試合で何とか勝ち点1を拾った。

何とかギリギリで辻褄を合せたものの、押しこみながら決定力を欠いて自ら試合を苦しくし、先制を許した流れは負け試合。最後に追いついたのはむしろ僥倖という内容だった。残留争い渦中のクラブとの対戦は神経質なものになりがちだが、この試合は自滅と言うべきだ。

内容的にはシュート数18-11、ポゼッション66-34、CK3-5とボールを支配しながら、終了間際の1点のみに終わったのは情けない。何度か決定機はあったが決めきれず流れを手放した感ある。取れないなら少なくとも失点はしてはいけなかったが守備も曖昧だった。

グラードバッハは勝ち点を43(1試合あたり1.34)として順位は9位で変わらず。5位フライブルクとの勝ち点差は4、6位ヘルタとは3差と、残り2試合で6位以上に食いこむことは数字上はまだ可能だが、7位、8位には勝ち点45でケルンとブレーメンが並んでおり、仮にグラードバッハが残り試合を2連勝して勝ち点を49まで伸ばしても、これらのクラブが揃ってコケて、勝ち点48以下に揃うということはなかなか考え難い。

まあ、勝ち点を49まで伸ばしたとしても1試合あたりでは1.44であり、これでELに出してくれと言う方がドあつかましい話と言われても仕方ない。とにかく残り2試合、ヴォルフスブルク(A)、ダルムシュタット(H)に何としても勝ち、あとは他がどうなるか見てみるしかない。痛い勝ち点2を逃した試合だった。

ディーター・ヘキング監督談話:
「最後に1-1に追いつけたことは喜びたい。我々は前半いくつかの攻撃ができていて、それで私は楽観的になった。この局面では両翼を使ってプレーすることができていた。しかし、リードを奪うためのゴール前での連係が残念ながら足りなかった。非常に労力を使ったチームにとっては残念なことだった。我々には今日は意志はあったが、正しいアイデアによって前を向いて戦うことができなかった。ハーフタイムのすぐ後にもパトリック・ヘアマンにもうひとつ大きなチャンスがあった。もしこのチャンスを行かせていれば、試合の流れも違ったものになっていただろう。しかし、起こってはならないことが起こってしまった。避けることができたはずの状況によって失点してしまった。最後のプレーでチームはしかし労力に対する報酬を得た。この勝ち点1には満足することができるが、パフォーマンスには満足できない」

コメント長いわ。



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2017年05月07日 22:07      [posted by der_ball_ist_rund]

【Jリーグ第10節】仙台×FC東京

■2017年5月7日(日) 14:00キックオフ
■ユアテックスタジアム仙台

ああ、連休も終わる。仙台遠征も考えたが連休最終日ということでおとなしく自宅DAZN観戦することにした。

リーグ戦は2連敗のあと2連勝と復調しつつある。上位争いにしっかり食らいついて行くためには勝ち点は落とせない。仙台とはルヴァンカップで今季既に顔を合わせており、その時には6-0と大勝しているが、このところ調子を上げている上、同じクラブに連敗はできないとモラルを高めてくることも予想され、難しい試合になりそうだ。

東京はルヴァンカップでの札幌戦から選手を入れ替えリーグ戦仕様に。前節の広島戦と同じ布陣となった。林、森重、丸山、眷襪ルヴァンカップから連続しての先発となる。


徳永 森重 丸山 太田
河野 梶山 眷襦‥
大久保 前田

試合は序盤から東京のペース。ボールを支配しながら少ないタッチでパスを交換し押し上げる。8分、敵エリア付近の左サイドでボールを持った東からニアの大久保に。大久保はシュート・コースがなく中央の眷襪縫僖后眷襪魯瀬ぅ譽トでシュートを放ったがボールはゴール右に外れる。

21分、左からのCKに中央で森重が競り、ヘディング・シュートを放つがこれが敵DFに当たってエリア手前にこぼれる。ここにいち早く詰めた大久保が抑えた低い弾道のシュートをダイレクトで放ち、これが敵DFの足に当たりながらもゴール左下隅に決まって東京が先制、1-0とリードする。

この得点を境にポゼッションは仙台に。東京は守備の局面ではしっかりとブロックを作って対応、仙台に得点機を作らせない。林の好セーブもあって守備は危なげなく、がっしり守ってはいるものの、受けに回る時間帯が続く。

38分、河野からのパスを右サイドで受けた大久保がシュートを放つがGKがキャッチ。東京の攻撃もアイデアと精度が両立せず追加点は遠い。結局1-0のままで前半を終えた。

後半に入っても仙台がボールを支配し、東京がこれを受けて、ボール奪取からカウンターを狙うという流れは変わらず。

56分、河野に代えて永井を投入。すると直後の57分、フィールド中央、ゴールから40メートルほどのところでFKを得る。太田がこれを蹴ると直接ゴールに向かったボールを敵GKセーブ。しかしそのボールが地面に落ちたところにすかさず大久保が詰めゴール。大久保のこの日2つ目のゴールで東京が2-0とリードを広げる。

64分、前田に代えてウタカを投入。その後も仙台がボールを支配しつつ波状攻撃を仕掛けて来るが、東京は全員が身体を張って守備、奪ったボールをカウンター気味に展開する。しかし前線に掛けられる人数も限りがあり、何度かのチャンスも決定的な形になる前にルーズなボール・ロストでついえることが多かった。

76分、眷襦大久保とつないだボールに駆けこんだウタカがシュート。これはゴール左に外れる。これが入っていれば試合はこの時点でほぼ終わっていた。

その後も仙台の猛攻を受けるが、仙台は攻め手にアイデアを欠き、また林のスーパー・セーブもあってゴールは死守する。87分、大久保に代えて阿部を投入。4分のアディショナル・タイムを含めて残り時間を何とかしのぎきり、そのまま2-0でリーグ戦3連勝となった。

シュート数7-12、CK1-9、ポゼッション39-61と、仙台に押しこまれる時間が長かったことを示しているが、クリティカルなゴール前のシーンはそれほど多くなく、いくつかの決定的なシュートは林がセーブ。しっかりと組織的な守備ができたことで何とかクリーン・シートを守ることができた。

一方で、攻撃の方はワンタッチでのテンポのいい攻撃も見られるようになってはきたし、相互の距離感も随分改善された感はあるが、結局流れからは無得点。ワンツーの息を合わせるところや、使えるスペースのイメージを共有することなど、所謂「連係」にはまだまだ改善の必要がある。

しかし、それが形になっていなくても、セット・プレーからしっかりゴールを決め、さらに後半にも敵の隙を見逃さず加点するなど、勝つために何をすればいいのかということをよく理解し、最後まで集中を切らせることなく、うかつなミス、失点もなく勝ちきれた。仙台の精度の低さ、アイデア不足にももちろん助けられてはいるものの、このいいイメージは身体にしみこませたい。

何度も書いているが、連係の熟成には時間がかかるもので、その時間を稼ぐためには形は何であれ結果を出し続けることが重要。そうやって繰り返しチャレンジする中で次第に内容が上向き、効率的に得点できるようになってくるし、そうなれば守ることにも集中しやすくなる。

おそらく仙台にすれば「内容は悪くなかったが決めきれなかった」という理解の試合だったと思うが、優先順位の高いのはまず結果であり内容は二の次。相手にこう思わせたということは我々の方が強かったということだ。こういう試合をきちんとモノにできるクラブ、身も蓋もなく勝てるクラブをまずは目指すべきだ。

これで東京はリーグ戦3連勝で勝ち点を19(1試合あたり1.90)に伸ばした。順位は4位と変わらないが、首位鹿島との勝ち点差は2となり、2位、3位とは勝ち点で並んでいる。上位は混戦であり現在のスナップショットに一喜一憂する必要はないが、10試合を消化しての現在地という意味では悪くない。2連敗はひとまずリカバーできた。

次はまたすぐ水曜日にルヴァンカップの大宮戦がある。今日起用できなかった中島や田邉を初め、若手に引き続きチャンスを与えてターン・オーバーを図りたいし、眷襦⊃構鼎狼戮泙擦燭ぁ今月は公式戦が8試合あり、リーグ戦は早くも3分の1以上が終わってしまう。目先の試合にひとつひとつ勝つしかなく、選手起用も戦略的にやる必要がある。

評点(評点はドイツ式):
林(2.5) 今日もまたサンキュー林。今のところ今季最大の補強はやはり彼だ。
徳永(3.5) 攻守に経験の重みを発揮、何か去年より良くなっている感すらある。
森重(3) 押しこまれる展開でもあわてることなくDFを統率、完封を達成した。
丸山(3) 自信を持ってボールにチャレンジできており復調。クレバーさが光る。
太田(3.5) 東とのコンビでプレーに冴えが戻りつつある。やり続けたい。
河野(4) 奪ったボールが足に着かずロストするシーンが多かった。
梶山(3.5) ムリにキープしてのロストはいただけないがセンスは見せた。
眷(3) 押しこまれる中でもボールを受け続けた。欠かせないピースに。
東(3.5) 献身的にスペースを埋めボールを追った。貢献は大きい。
大久保(2.5) 常にゴールを狙っていることが実際に結果に結びついた。
前田(3.5) 身体は張ったがゴールに向かう動きは物足りなかった。
===
永井(3) むしろ守備での貢献が大きいのは不憫。生かし方を考えたい。
ウタカ(3.5) シュートは惜しかった。そろそろまたゴールが見たい。
阿部(-) 時間短し。

ああ、連休も終わる。



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2017年05月03日 21:20      [posted by der_ball_ist_rund]

【ルヴァンカップ第4節】FC東京×札幌

■2017年5月3日(水) 15:00キックオフ
■味の素スタジアム

5連休の初日、気持ちのいい五月晴れになった。スタジアムに着いてビールを飲んだあたりまではよかったが、キックオフの頃から次第に曇り始め、肌寒い天気になってしまった。飲めるうちにビール飲んでおいてよかった。

ルヴァンカップはここまで1勝1敗。前節は大久保択生の不運な退場などもあって磐田に1-3と苦杯を喫しているだけに、首位通過のためにはどうしても勝利が必要な試合だ。札幌はリーグ戦に集中するためかメンバーを入れ替えてきているが、リーグ戦では逆転負けを喫しており、同じクラブに連敗する訳には行かない。

東京は大久保、前田、徳永、太田ら主力を休ませながらも、磐田戦の反省からか、林、森重、丸山という守備の要はリーグ戦から続けて先発。広島戦を期限付移籍の契約により欠場したウタカが1トップで先発となった。またU18の久保がベンチ入り。


室屋 森重 丸山 小川
眷襦‥廷
永井 阿部 中島
ウタカ

試合は序盤から東京が主導権を握る。5分、田邉からのパスを受けて左前線に抜け出した永井がこれをダイレクトでウタカに落とすと、ウタカは抑えたシュートを放つがわずかにゴール右に。

11分、敵DFラインに入ったウタカに中島から縦パスが入ると、ウタカは反転し持ち出してシュートを放ったがこれはGK正面に。15分には阿部が右サイドから切れこみ、中央の田邉にラスト・パスを送るが、これに合わせた田邉のシュートは枠外に。積極的にゴールを狙って行くが決めきれない。

その後も東京が何度かチャンスを作ったが、31分、中島が左サイドをドリブルで駆け上がり、深いところから鋭い角度で戻しのパスを入れる。ニアのウタカは合わなかったが、ファーの永井がこれをワントラップ、右足でゴール右隅に蹴りこみ東京が1-0と先制する。

これで流れは完全に東京に。ほぼワンサイド・ゲームとなりサッポロ陣内で試合が進む。38分、眷襪右サイドから浮き球のボールをファーに送る。GKがセーブしたこぼれ球を中島がループ気味にシュートするがこれはゴール右に外れる。

43分、中島がドリブルで持ち上がって正面からミドルシュートを放つがこれはGK正面に。こぼれ球に阿部が詰めたが敵DFにブロックされる。得点機は多かったが結局最少の得点にとどまり、1-0で前半を折り返した。

後半に入っても東京のペース。54分、敵のパスをカットした中島からのパスを受けたウタカがドリブルでゴール至近の深い位置までドリブル、角度のないところからシュートしたボールをファーに飛びこんだ永井が押しこんだがオフサイドの判定に。リプレイを見たがウタカがボールを出した瞬間の永井は敵DFより後ろにいた上、ボールよりも後ろでありオフサイドではなかったと思う。

さらに55分、丸山からのフィードを受けた阿部が裏に飛び出しそのまま勢いに乗ってシュート。GKが触ったボールは上に跳ね、惜しくもバーに当たってピッチ内に跳ねかえる。眷襪これを拾ってミドルを放つがこれはバーの上。絶好機だったが決めきれず。

66分、永井に代えて久保を投入、阿部が右サイドに回り、ウタカと久保の2トップに。直後の67分、阿部の落としを受けた久保がミドルを狙うがDFにブロックされる。70分には中島が中央でシュートを放つがこれもGK正面。

75分、中島に代えて東を投入、試合を落ち着かせてクローズする意図か。終盤は札幌もリスクを取って反撃を仕掛け、ややオープンな展開になるが、パスの精度を欠きこれを東京がカットしてはカウンターを仕掛ける。

41分、左寄り30メートル弱の位置でFKを得る。これを久保が蹴りボールは壁を越えたが落ち切らずバーの上に。

アディショナル・タイムには阿部に代えてバーンズを投入、最後はキープで時間を使い手堅く勝ちきった。

主力を休ませた札幌の戦力が正直かなり見劣りし、実力的には歴然とした差があったのだから、もっと圧勝すべき試合だったと思う。実際、チャンスはあったし19本のシュートを放ったが、GKの正面を突いたり枠を外れたりで、厳しいところに打てたのは得点になった永井のシュートのみではなかったか。

敵のレベルに合わせてしまい、チャンスがあり過ぎてプレーが雑になったのではないか。前後半であと1点ずつ加点できていれば、ずっと楽に試合を運べたと思わずにはいられない。その意味では実力差があるために、逆に集中を保つのが難しい試合だったということかもしれない。札幌のシュートは0本だった。

それでも前半に決めた得点を守り、虚を突かれたようなお粗末なミスやうかつな失点もなく、最後まで主導権を握って試合をクローズできたことは大きな収穫になった。チャンスの割りに得点の入らず、歓喜の瞬間が少なくてつまらない試合だったが、それをつまらないなりに勝つこともまた大事だと学んだ。

トップの公式戦初出場となった久保は、判断の早さ、ボールタッチの確かさ、プレー選択の確かさなど非凡なものを見せたが、決定的なシーンを作ることはできなかった。連休のゲームのプレミアム的な意味あいもあった出場だと思うが、このタイミングでトップの試合を経験させたことは悪くなかった。

これでルヴァンカップのグループステージは2勝1敗となり勝ち点6でグループ3位。しかし1位の仙台(勝ち点9)、2位の札幌(勝ち点7)は4試合を消化しているので今後逆転の可能性は十分ある。5月の週央に続けて試合があるので日程は厳しいが、うまくターン・オーバーしてリーグ戦にいいフィードバックを返せるようにしたい。

評点(評点はドイツ式):
林(3.5) 敵のシュート0本で今日は開店休業。ゴールキック、パントすらわずか。
室屋(4) 守備も攻撃も思いきりが見られず中途半端に。今こそアピールを。
森重(3.5) クレバーな守備、試されるシーン少なく消耗も最小限で試合を終えた。
丸山(3.5) 広島戦の好調を維持、自信を持ってプレーすることができた。
小川(5) パスを受けても前にチャレンジできず。持ち味を再確認したい。
眷(3) 中央で試合の流れをコントロール。取り敢えず眷襪僕造韻箸院
田邉(3.5) 前から後ろまで広い範囲をカバー。アイデアもあり躍動した。
永井(3) SHではなくFWで勝負したいという言葉を裏づける強さを見せた。
阿部(3.5) 献身的に動き回ってボールを回収し続けた。ゴールが欲しかった。
中島(3.5) 相変わらずのハイリスク・ハイリターン。シュートは読まれている。
ウタカ(3.5) 終盤息切れか。コネてシュート打てないシーン多かったのはなぜ。
===
久保(3.5) トップ初出場だが落ち着いてプレー。偏差値の高さは垣間見えた。
東(3.5) 雑になりかけた試合をしっかりクローズした。役割を果たした。
バーンズ(-) 時間短し。

久保目当ての取材が大量に来ていて久保のニュース・バリューの高さを実感した。J3デビューの時もそうだったが、クラブとしてもそれを狙って連休にぶつけてきた訳でもあり、メディアが集まること自体は目論見通りというか想定の範囲内。

ニュース・バリューのあるものに集まるのは彼らの仕事なのだからそれを批判しても仕方ない。ふだんフットボールに見向きもしない層にこそアピールしたい訳だから、「ふだん来ないクセに」と彼らに恨み事をいうのは筋違いだ。

この露出をどうファンベースの拡大に生かすかがクラブの力であり、こうした積み重ねが「味スタを満員に」につながって行くのだと思う。



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2017年05月01日 20:00      [posted by der_ball_ist_rund]

【ブンデスリーガ第31節】マインツ×グラードバッハ

■2017年4月29日(土) 15:30キックオフ
■Opel-Arena (Mainz)

リアルタイムでDAZN観戦。最近接続も安定しており、毎節中継してくれるのが有難い。

DFBポカールは準決勝で敗退したが、リーグ戦の方はEL圏内である6位以内を獲得する戦いがあり残り4試合ひとつも落とせない。2連敗中でありアウェイとはいえ勝ち点3が必要な試合だ。

ポカールで肘を骨折したヴェントに代わってニコ・シュルツが先発、またボランチのシュトロブルに代わってベネスが、右SHはトラオレに代わってヘアマンが先発となった。ファイゲンシュパンが初めてベンチ入り。

ゾマー
エルヴェディ クリステンセン フェスタガード シュルツ
ヘアマン ダフード ベネス ホフマン
シュティンドル ハーン

立ち上がりこそマインツにチャンスを作られたものの、その後はグラードバッハがボールを支配、敵陣中心に試合を進めて行く。ベネス、シュルツがしっかりとボールに絡み存在感を見せているのが心強い。

31分、シュルツが左サイドをドリブルで駆け上がり、深いところからグラウンダーのクロスを入れると、ボールはDFラインの裏を抜け、ファーに走りこんだシュティンドルがこれをきっちり流しこんでゴール。グラードバッハが1-0と先制する。決めたシュティンドルはもちろんだが、持ち上がってクロスを入れたシュルツの思いきりのよさが光った。

その後もマインツには大きな決定機を作らせないまま、グラードバッハがゲームをコントロールする。37分にはダフードのミドルが決まったかに見えたがその前にハーンのファウルがありノー・ゴール。43分にもCKにクリステンセンが頭で合わせてボールはゴールに入ったが空中でゴールラインを割ったとの判定かゴールは認められず。1-0で前半を終えた。

後半開始早々の46分、敵のDFラインで相手を背負ったホフマンにボールが入るが反転できず。戻したボールに駆けこんだシュルツがシュートを放つとこれがそのまま決まり2-0に。シュルツがスゴい素直に嬉しそうな顔してて微笑ましかった。

その後はリスクを取って前に出てくるマインツに対して守備からカウンターで追加点を狙うグラードバッハという展開になる。何度かカウンター・チャンスはあったがシュティンドル、ハーンが決めきれず。

一方、マインツもチャンスを作るがグラードバッハは最終ラインでしのぐ。何度かエリア内で接触があるが幸いファウルにはならず。正直PKになってもおかしくないのが2回ほどあったと思うが…。マインツの選手、観客はヒートアップしていた。

78分、ベネスに代えてシュトロブルを、82分にはヘアマンに代えてトラオレを投入、順当な交替策だと思う。その後もゾマーの好守もあって失点は免れていたが、89分、敵のショート・コーナーから放りこまれたボールにファーで詰められてゴールを許し、2-1と詰め寄られる。

ファーには敵FWが二人飛びこんでおり、手前の選手がボールに触っていたのであれば最後に押しこんだ選手はオフサイドだが、手前の選手は触っていないということか。

マインツは勢いに乗ってパワー・プレーを仕掛けて来るが、アディショナル・タイムにはシュティンドルに代えてゾヴを投入して試合を締め、2-1で逃げきった。

シュート数13-17、CK3-8、ポゼッション46-54と、リードしてからポゼッションを譲ったことが効いたか数字的にはマインツ優勢に見えるが、試合の流れはグラードバッハが終始グリップしていたと思う。特にチャンスを得たベネス、シュルツがモラル高くマメに動いたことが試合の動因となった。

シュルツは一対一にも強く、これまでヴェントの影に隠れてSHでの途中出場程度しか出番がなかったが、この機会にしっかりアピールできたのは大きい。今季残り試合でしっかり足場を固めて欲しい。

ベネスも守備でしっかりスペースを固められていたのが印象的。強烈なミドル・シュートでのデビューがあったので攻撃的な選手かと思っていたが、最終ラインときちんとコミュニケーションができており、前後をつなぎスペースを埋めるボランチとして質の高い動きができていた。ダフードとのコンビネーションもよかった。

あと書いておきたいのはヘアマンが復調しつつあること。ゴールはなかったがスピードを生かしエルヴェディとのコンビネーションでポイントを作った。ケガが多く一時期の輝きがなかなか取り戻せていない感があるが、このまま終わる選手ではなくもう一度存在感を見せて欲しい。

ラファエル、アザール、ジョンソン、クラマー、ヴェント、ヤンチュケら主力にケガが相次いでいる中、チャンスを得たシュルツの1ゴール1アシストでしっかり勝ちきれたことは本当に大きい。今季残り3試合はずっとこんな感じかもしれないが、来季をにらみながらチームとしてチャレンジを続けて行くしかない。

この試合に勝ったことでグラードバッハは勝ち点を42に伸ばし暫定9位に。5位のヘルタとは4差、6位のブレーメンとは3差であり、まだまだELのチャンスはある。11位のフランクフルトまで5差の中に7クラブがひしめく接戦。残留争い渦中のクラブとの連戦となり、難しい試合が続くが、3試合全勝できれば勝ち点は50に届く。

ディーター・ヘキング監督談話:
「このマインツでの試合については私のチームをはっきりと褒めなければならない。ポカールの試合の後で、頭から落胆の気持ちを追い払うのは簡単なことではない。既に練習から選手たちがELに向けて戦おうとしていることを感じていた。我々はマインツのプレッシングをしっかりとかいくぐり、追いこまれることはなかった。それから幸運なことにリードを奪うことができ、後半始まってすぐに2点目を取れたのも大きかった。終盤は我々も足が止まってしまいマインツは危険だった。全体としては妥当なアウェイでの勝利だったと思う。このおかげで残り3試合に見通しが開けた」

今イチなシーズンだけど最後は締めたい。



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2017年04月30日 21:57      [posted by der_ball_ist_rund]

【Jリーグ第9節】FC東京×広島

■2017年4月30日(日) 15:00キックオフ
■味の素スタジアム

好天の日曜日。ロンT1枚で大丈夫なくらいだ。GWのスタートということもあって親子連れが多い感じも。ビールが美味しい季節になった。

リーグ戦は前節新潟に勝利、ホームに戻っての大事な試合だ。広島は今季ここまで1勝と不調だが、こういうクラブとの試合は逆に難しい。こういう試合にフワッと入って痛い目に遭ったことはこれまで何度もある。今季の札幌戦もそんな感じだ。球際、切り替え、集中など、基本を最後の最後までやりきることを意識したい。

ルヴァンカップの磐田戦からは大きく選手を入れ替え、前節新潟戦に準じた「リーグ戦仕様」に。ボランチは橋本が欠場、梶山と眷襪離灰鵐咾砲覆辰拭また、控えのGKに波多野が入った。広島から期限付移籍のウタカはこの試合には出場できない。


徳永 森重 丸山 太田
河野 梶山 眷襦‥
前田 大久保

序盤から激しいつばぜり合いに。互いにコンパクトな陣形で中央でボールを奪い合う展開になるが、時間とともに東京の方が意図のある攻撃を繰り出せるようになる。6分、左サイドでボールを拾った東が中央に回りこんでシュートを狙うが枠外に。これが東京のファースト・シュート。

12分、サイドを上がった徳永からの戻しのパスを受けた眷襪エリア外から狙うがこれも枠に収まらず。その後は中央で一進一退に。

20分、右サイドの河野から中央へのボールを大久保がスルーするが背後には誰もおらず。フロンターレを感じさせる大久保の動きだったが反応できなかった。こういう連係を模索して行きたい。

24分、徳永のクロスに中央で東が合わせようとするが密集になり打ちきれず。最後はヒールで流しこもうとするがこれも敵にブロックされる。試合の流れはつかみ、ゴール前でのシーンは作れているが決めきれない。

35分、眷襪DFラインの頭を越すロビングのパスを裏に送り、前田がこれに合わせようとするが届かず。アイデアははっきりしているし反応もできている。

41分、敵FKがポストいっぱいに飛ぶが林が横っ飛びでセーブ。サンキュー林だ。

アディショナル・タイム、右寄り、ゴールまで30メートルほどの位置で東が倒されFKを得る。このFKを太田が蹴りボールはいい軌道でゴールに向かったが、惜しくもバーに当たり跳ね返る。されに前田がこれに頭で詰めるがボールはバーの上に。

いくつかチャンスはあったものの決めきれず、結局スコアレスで前半を終えた。

後半も立ち上がりこそ広島が前がかりに仕掛けてきたが、ここをしのぐと前半同様の膠着に。時間の経過とともに神経質な戦いになる。

51分、太田からのクロスは敵GKにパンチングされるが、中央の梶山がエリア外からこのボールに直接ヘディング、これがGKの頭を越えてゴールに入りそうになるが敵GKが何とか手を伸ばしてセーブ。惜しいシーンだった。

56分、ゴール前でパスを受けた敵FWに反転を許し至近距離からシュートを打たれるが林がセーブ。事なきを得た。この日2本目のサンキュー林。

61分、梶山に代えて田邉を投入。さらに65分、河野に代えて阿部を投入する。ともに、失点を防ぐことを第一に考えつつ、先制のチャンスを見逃すなというメッセージだったと思う。

68分、左からの太田のCKに中央で前田が合わせるが敵DFにブロックされボールはファーにこぼれる。これを丸山が押しこみゴール、1-0と東京が先制する。右足だったが気合いで押しこんだ。

ここからはビハインドを背負った広島が前がかりに攻めて来るが、アイデアを決定的な形は作らせない。アディショナル・タイムには前田に代えて永井を投入、3分のアディショナル・タイムもしのぎきり、CKで挙げた1点を守りきって東京がリーグ戦2連勝を飾った。
数字を見ればシュート数こそ9-7と広島を上回ってはいるものの、CK3-3と互角、ポゼッションは47-53と広島がやや優位。チャンスを決めきれない中での苦しい戦いになったが、セット・プレーできっちり得点し、タフな守備でこれを守りきったという試合展開はひとつの「強さ」の尺度、基準となるもの。

攻撃はまだまだ試行錯誤の部分も大きいが、選手間の距離感など意識をしていることは窺えるし、ここは何度もやり直して戦術を共有して行くしかない。そこのオートマティズムが仕上がってくれば攻撃には繋がって行く。これはしっかりやり続けて欲しいと思った。

一方、守備の方が身体を張って最後の最後まで耐え、無失点で試合を締めることができたのは大きい。特に丸山は、このところどっちつかずのプレーが散見されていたのが、前節あたりからクリアにも割りきりが見られるようになり、この試合でも先を読んだクレバーな守備が印象的だった。丸山の復調は大きい。

華々しく勝つ必要はなく、とにかく毎試合勝ち点を挙げ続けることが重要。こういう難しい試合を、きちんと勝ちきることができたのは今後を考える上でひとつの「型」を作ったという意味で大きかったし、もちろん今日得た勝ち点3そのものも貴重だ。内容は改善しつつあり、結果を積み上げながら、効率性、確実性が上がって行けばいい。

東京は勝ち点を16(1試合あたり1.78)に伸ばし4位に浮上、首位浦和との勝ち点差は3に縮まった。上位は混戦だが、ここにしっかりついて行かなければならない。ひとつの勝負どころをクリアしたと言っていい。

ルヴァンカップもあり厳しい日程が続くが、幸いケガ人もなくターン・オーバーはできている。水曜日のルヴァンカップ札幌戦(H)は、リーグ戦後半のことを考えてもしっかり叩いてアウェイでのイヤなイメージを払拭しなければならない。采配も注目される。

評点(評点はドイツ式):
林(2) 今日もまた「サンキュー林」としかいいようのないスーパーセーブ連発。
徳永(4) 敵SHの単騎突破に手を焼いたが安定したパフォーマンスは維持している。
森重(3.5) 2試合連続の完封。ふと気が抜けるエアポケットが今日はなかった。
丸山(3) ゴールはご褒美だが偶然ではない。クレバーな守備が光った。
太田(3.5) FKの感触が戻ってきているのが心強い。惜しくもバーをヒット。
河野(4) いいプレーと軽率なプレーのムラがあった。周囲との連係が足りない。
梶山(4) いいボールも入ったが意外性のある縦への供給は少なかった。
眷(3) ミスもあったが彼を起点にプレーが組み立てられておりもはや不可欠。
東(3.5) 驚異的な運動量で前と後ろをつないだ。ヒール惜しかったな。
前田(3.5) 献身的にボールを収め続けた。ゴールはないが必要な選手。
大久保(3.5) 距離感近くなり生かしてもらえるように。守備にも貢献した。
===
田邉(3.5) 運動量の落ちる時間帯に入って中盤を支えた。先発でいいと思う。
阿部(4) リスクを考えながら与えられた役割を果たした。
永井(-) 時間短し。

ルヴァンカップでは久保を起用するとの報道。楽しみだ。



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2017年04月29日 20:12      [posted by der_ball_ist_rund]

【DFBポカール準決勝】グラードバッハ×フランクフルト

■2017年4月25日(火) 20:45キックオフ
■Borussia-Park

日本時間の水曜日未明3時45分キックオフということでリアル・タイムでの視聴は普通に諦めた。FohlenTVでハイライトのみ確認。

ポカールではあるが準決勝まで来たらタイトルに色気が出るのは当然。今季はリーグ戦でつまずいており、現実性のあるタイトルにはこだわりたいところ。

しかし引き続きラファエル、アザール、ヤンチュケ、クラマーが離脱中で、結局週末のBVB戦と同じ布陣でのスタートとなった。

ゾマー
エルヴェディ クリステンセン フェスタガード ヴェント
トラオレ シュトロブル ダフード ホフマン
シュティンドル ハーン

試合はフランクフルト優位の展開に。立ち上がりから何度かチャンスを作られシュートを放たれるが、ゾマーの好守もあり難を逃れる。しかしその後も押しこまれる時間が続き、15分、左サイドからのクロスがファーに流れたところをダイレクト・ボレーで叩きこまれ失点、0-1と大きなビハインドを背負うことに。

グラードバッハはその後もなかなか攻撃の形を作ることができない。17分にはダフードがミドルを狙うがGKにセーブされる。34分にはトラオレが左サイドから切れこんでシュートを放つがこれも枠外に。それ以外には大きなチャンスも作れず。

41分、傷んだヴェントに代えてニコ・シュルツを投入、アクシデントでカードを1枚使ってしまう。43分、ゾマーからのフィードを受けたホフマンが前線に走りながらボールを受け、飛び出した敵GKの頭を越えてシュートを放ったがボールは惜しくも枠に収まらず。

前半のアディショナル・タイム、左サイドに開いたトラオレがクロスを入れると、ニアのハーンが頭でファーに伸ばし、ここに走りこんだホフマンがダイレクト・ボレーを決めてゴール。1-1と同点に追いつく。前半はこのまま終了。

グラードバッハは後半からシュティンドルを下がり目にしてハーンを1トップにした4-2-3-1に近い布陣に変更、トップ下に起点を作るが目覚ましいチャンスは作れず。ポカールらしく互いに譲らない厳しい試合になる。

80分、ダフードに代えてベネスを投入するが逆転はできず、試合は延長に入る。

延長開始からトラオレに代えてヘアマンを投入。リスクを取った攻撃から何度かチャンスは迎えるものの決めきれない。111分、ホフマンに代えてゾヴを投入するが、結局試合は動かず、PKでの勝負となる。

グラードバッハは先攻で、シュティンドル、ヘアマン、ハーン、シュトロブル、ベネスと5人が全員決めるが、フランクフルトも全員が決め、5-5でサドンデスになる。6人目のフェスタガードが決めるが敵も決めて6-6。7人目、クリステンセンのキックは敵GKがセーブ、万事休すかと思われたが敵のキックもゾマーがストップ、8人目へ。

8人目のゾヴがGKに止められ再び窮地に。ここでフランクフルトがきっちり決め、PK6-7で競り負け、決勝にコマを進めることができなかった。

ケガ人が多くターン・オーバーのできない中で、日程的に疲れもあったか。攻撃にアイデアを欠いた感は窺える。延長、PKまでよく戦ったが残念ながら準決勝での敗退に。PKになった時点で結果は水もの。せめて延長でゴールできなかったことを悔やむ他ない。ポカールなので内容を云々しても仕方なく、勝ち抜けられなかったことがすべて。

これで今季残りはリーグ戦4試合のみ。来季のCL出場を目指してできる限りのことをやるしかない。この試合で負傷のヴェントは骨折で今季絶望との報も。一方でラファエルは練習に復帰とも言われており、次節マインツ戦はどうなるか。

ディーター・ヘキング監督談話:
「前半はおそろしく神経質になり地に足が着いていなかった。我々はあり得ないくらい何度も簡単にボールを失ったが、これはやってはならないことだ。幸運にも前半終了間際に何とか追いつく頃ができた。ハーフタイムに我々は少し変更を行った。そこからは守備面ではほぼ何もやらせることなく、前を向いての戦いもずっとよくなった。しかしながら、非常に高いボール支配率にも関わらず、フランクフルトのゴール前で危険なシーンを作ることはできていなかった。そのために我々は2点目を挙げることができなかった。PKは我々にとっては不運な結果となった。選手たちはできることをすべてやったが、それでも届かなかった」

ニコ・シュルツ、ベネスがkickerでいい評点をもらっているのが嬉しい。




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2017年04月26日 22:45      [posted by der_ball_ist_rund]

【ルヴァンカップ第3節】磐田×FC東京

■2017年4月26日(水) 19:00キックオフ
■ヤマハスタジアム

何とか仕事を切り上げて帰宅、テレビをつけるとちょうどキックオフだった。何とか間に合った。

ルヴァンカップは前節試合がなかったので2試合目になる。トップで勝ち抜けないとプレーオフになってしまうのでしっかり勝ちたいところ。

東京は週末の新潟戦から先発を総とっかえ、そうだったら面白いなと僕がツイートした「新潟戦に先発しなかった選手でもこれだけ組める」とほぼ同じメンバーになった。森重、大久保、前田、林らはメンバー外に。

U21の選手を最低1名先発起用しなければならないというレギュレーションのため、左SBは柳がトップの公式戦で初めて先発した。山田、大久保択生もトップ初先発。

大久保
室屋 吉本 山田 柳
眷襦‥廷
バーンズ 阿部 中島
永井

開始早々の1分、中島からパスを受けた永井が積極的にシュートを放つが敵DFにブロックされる。序盤からオープンにボールが往復する展開になる。

11分、左サイドから入れられたクロスに中央でヘディングされる。これは大久保がセーブしたものの、ボールが正面にこぼれたところを詰められて失点、0-1と早い時間帯にビハインドを背負ってしまう。クロスも簡単に上げられ、ゴール前でドンピシャのヘディングを許した時点で失点覚悟のシーンか。

さらに18分、ドリブルでエリアに侵入した敵FWに大久保が対応。敵の浮かしたボールを取りに行ったが触れず、敵FWを倒す格好となってしまい、得点機会の阻止として退場の処分を受ける。敵FWのプレーが巧みで、正直にボールにチャレンジした大久保がハメられたように見えた。判定は厳しいが得点機会阻止とみるのであれば退場はやむなし。

20分、仕方なくバーンズを下げてGKに波多野を投入、このプレーで与えたPKが最初のプレーとなるが、21分これを冷静に決められ0-2とリードを広げられる。阿部を右に回し、永井を1トップに置いた4-4-1の布陣に。

その後は東京がボールを支配しながらコンビネーションから反撃を狙うが、連係がちぐはぐでなかなか組織的にボールを前に運べない。25分、中央25メートルあたりで得たFKを中島が蹴り、ボールは壁を越えてゴール左下隅に飛んだが惜しくもポストに嫌われる。これが決まっていればというシーンだった。

東京は距離感が悪いのか攻撃がつながらず、中島の単騎突破頼みに。アディショナル・タイムにも中島がシュートを放つがバーを越える。0-2のまま前半を終えた。

後半に入っても流れは変わらず。53分、再び中央でFKを得て中島が狙うがバーの上。60分、永井に代えてウタカを投入、流れを引き戻しに行く。

しかし直後の62分、ゴール正面でボールを受けた敵FWに反転してのシュートを許し失点、0-3とさらに追加点を与え苦しい展開に。

その後はやや引き気味になる磐田に対して東京がボールを保持する時間が長くなるが、最後のところで崩しきれずゴールが遠い。

72分、眷襪紡紊┐篤眦弔鯏蠧、練習試合っぽくなってくる。眷襪禄桔の広島戦をにらんでの交代だと思うがやや引っ張り過ぎた感はある。

オープンになる中で東京が攻撃を仕掛ける時間帯になり、83分、中島のスルー・パスを受けてウタカが裏抜け、GKとの一対一から落ち着いて脇を抜くシュートを放ったがボールはポストに当たって外に跳ねる。

さらに84分にも中島が遠目から放ったシュートが敵DFに当たり、軌道の変わったボールが枠に向かったがこれもポストに嫌われる。

86分、中島が蹴った左CKに中央で吉本がヘディング、これが決まり1-3と1点を返す。その後も反撃を試みたが奏功せず、結局そのまま試合終了となった。

序盤の失点でゲーム・プランが狂い、さらに大久保が退場となった上に追加点を奪われて決定的に不利なゲームになってしまった。ポストを直撃するシュートが3本あるなど相応の形は作れたものの、全体として連動性に欠け、ひとりひとりが個々に仕掛けるしかなかったように見えた。

しかし一人少ない中で1点は取れている訳であり、敗因は攻撃ではなく、メンバーを入れ替えたGK、DFの経験不足にあったのは明らか。

山田はJ3でしっかり守れていたことからトップ・デビューに期待していたが、1失点目では敵FWにジャストのヘディングを許し、2失点目でも敵FWに簡単に裏抜けされて大久保が単独で対応しなければならない状況を招いた。それ以外にも状況判断やプレーの甘さが散見され、苦いデビューとなった。

まあ、隣にいた吉本もかつてデビュー戦でチンチンにやられ前半途中交代という屈辱を味わっているのだし、これですべてが決まる訳ではないが、もう少し厳しく戦えなかったのかという思いは禁じ得ない。

柳も本職ではない左SBでの起用ということで難しい部分はあったと思うが、切り替えが遅く帰陣できない間に左サイドを使われ、クリティカルなクロスを入れられた。センスのよさは買うが、それも泥臭く戦うことができてこそ。まだまだ学ぶべきことは多い。

大久保の退場は厳しい感もあったが、キャッチングなど林と比べて心許ない感があったのは仕方ないところか。セカンドGKは難しい立場だが、短い時間しか戦えなかったのは残念だ。一方波多野は2点を失ったものの、終盤にはファイン・セーブを連発、ポテンシャルを感じさせた。急遽の出場だったが貴重な経験になったと思う。

評価の難しい試合だが、若手のプレーを見られたこと、最後に1点を返したことはプラスに考えられる材料。ここから巻き返すしかない。週末にはリーグ戦があり、まずはそこに集中したい。

評点(評点はドイツ式):
大久保(5.5) 退場はボールに触れなかった時点でやむなし。捲土重来を期す。
室屋(5) 攻撃では特徴も見せたが敵の攻撃にフタをすることはできなかった。
吉本(4) 最終ラインで気を吐いたが若いDFラインをまとめきれなかった。
山田(5.5) 苦いデビュー戦となった。もっとガツガツ行ってよかった。
柳(5.5) 筋のいいプレーは分かるがもっと局面でしっかり汗をかいて欲しい。
眷(4) 広島戦に向け調子は上がってきているがボール・ロストもあった。
田邉(5) 前と後ろのつなぎ役としては存在感を見せられず、物足りない。
バーンズ(-) 時間短し。何かほんと申し訳ない。
阿部(4.5) ボールへの執念は見えたが周囲と連動できず孤軍奮闘になった。
中島(4.5) プレーのパターンが見えてしまっている。脱皮が必要な時期だ。
永井(5) どう生かして欲しいのかが周囲と共有できていない感あり。
===
波多野(4) 突然の出場だったが落ち着いてゴールを守った。いいセーブあり。
ウタカ(4.5) 孤立気味で難しいプレーを強いられた。シュート惜しかった。
内田(-) 時間短し。悪くはなかった。

こういう試合もある。




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2017年04月23日 20:08      [posted by der_ball_ist_rund]

【ブンデスリーガ第30節】グラードバッハ×BVB

■2017年4月22日(土) 18:30キックオフ
■Borussia-Park

日本時間では日曜日未明1時半キックオフのため、日曜日の朝8時過ぎに起きてDAZNの見逃し配信で時差観戦。もちろん試合結果情報は遮断したままで。

前節ホフェンハイムに打ち負けてのホーム・ゲーム。相手は3位のBVBと厳しい試合だが、EL圏内を目指すためには勝ち点3が必要な試合だ。

メンバー的には引き続きラファエルとアザールが離脱中で前節と同じ。加えてジョンソン、ヤンチュケ、クラマーもおらず苦しい人繰りを強いられる。特にサブの層が薄いのがしんどいところ。いる人で頑張るしかない。

ゾマー
エルヴェディ クリステンセン フェスタガード ヴェント
トラオレ ダフード シュトロブル ホフマン
シュティンドル ハーン

試合はBVBが積極的に前に出てくるのに対し、グラードバッハが自陣でブロックを作って待ち構える流れに。序盤から押しこまれ、奪ったボールもBVBの早いプレスに遭ってなかなか自陣から持ち出せない流れに。このまま90分続くとは思えないがしんどい立ち上がり。

9分、クリステンセンが自陣で足を滑らせて敵FWにボールを奪われる。これを追ったダフードがペナルティ・エリア際で敵FWを倒しPKの判定。リプレイを見ると確かにアフターで行っておりファウルは仕方ないが明らかにエリア外で足がかかっておりFKとすべきシーンだったと思う。10分、このPKを中央に決められ0-1と先制される。

その後はBVBの圧力がやや引いたものの、グラードバッハはなかなか流れをつかむことができず、BVB優位のまま試合が進んで行く。しかし、BVBは連戦の疲れか、爆破事件の余波か、30分過ぎごろから連係にミスが出始める。

グラードバッハはなかなかこれを生かすことができなかったが、43分、敵DFラインの横パスをハーンがカット、フリーのシュティンドルにパスすると、シュティンドルがGKとの一対一を冷静に決めて1-1の同点に。劣勢ながら何とか前半のうちに追いついた。

後半開始間もない48分、グラードバッハが右CKを得る。ヴェントの蹴ったボールは中央でシュティンドルが合わせようとしたがヒットせず、こぼれたボールは再びヴェントの下へ。もう一度クロスを入れると、ニアに入った敵DFがこれを引っかけてボールはゴールへ。オウン・ゴールで2-1と逆転に成功する。

その後はビハインドを背負ったBVBがバタバタするところをグラードバッハがいなす時間帯になったが、57分、交代で入ったばかりの敵FWにスルー・パスを通され裏を取られる。ゾマーが飛び出したが縦に持ちこまれ、角度のないところからのシュートを決められて失点、2-2と同点に追いつかれてしまう。

これで流れは再びBVBに。グラードバッハは選手交代でリズムを取り戻したいがいかんせんカードに限りがある。64分、ダフードに代えてベネスを、71分にはトラオレに代えてヘアマンを投入。77分、シュティンドルのパスを受けて裏に抜けたヘアマンがシュートを放つが飛び出した敵GKに当ててしまう。

81分、エルヴェディに代えてコープを投入。これは今ひとつ意図がよく分からない交代だが、おそらくはしっかり守りきって最低でも勝ち点1を取りたいということか。しかし87分、右寄りで与えたFKに頭で合わされて失点、2-3と逆転を許してしまう。ああ。

その後はフェスタガードをトップに上げてパワー・プレイを試みたが奏功せず、結局2-3のまま試合は終了、痛い2連敗となった。

結果だけを見れば惜しい試合のようではあるが、数字的にはシュート数7-12、ポゼッション45-55、CK2-4と終始劣勢で、力負けした感はある。テンポよくパスがつながるシーンもありはしたが、アタッキング・サードで躊躇することが多く、よくないポゼッションの罠にはまっている感じ。縦の速さを取り戻したい。

やはりラファエルとアザールがいないのは痛く、ホフマンが気を吐いているのは分かるがドルミッチが計算できず、ヘアマンも一時の輝きがない。ポゼッションに向いたチームではないと思うのだが。

グラードバッハは勝ち点を伸ばせず、39(1試合あたり1.30)のままで10位。6位のブレーメンとの勝ち点差は3だが、5位のヘルタとは7の差ができてしまい、残り4試合では6位を狙うのがギリギリの状況だ。この2連敗で状況は厳しくなってしまったが、勝ち点50を目標にできることをやるしかない。

試合日程としては火曜日にDFBポカールの準決勝でフランクフルトと対戦する。その後、シーズン残り4試合は、マインツ(A)、アウグスブルク(H)、ヴォルフスブルク(A)、ダルムシュタット(H)と下位との対戦が続くが、この時期の下位クラブは侮れず難しい日程になる。

ディーター・ヘキング監督談話:
「今日は試合に入るのがとても難しかったし、その後も自ら難しくしてしまった。我々は後ろからしっかり組み立てたかった。しかし問題がでてしまい、長いボールを蹴らざるを得なくなってしまった。我々は一対一の戦いに持ちこめず、ドルトムントは技術の高さを生かしてそこのところをうまくやった。0-1になる前に我々はミスを犯したが、幸運なことに前半のうちに追いつくことができた。それまではドルトムントの方が明らかに上回っていた。その後はしっかりと試合に入り、2-1にしたが、その後再び大きなミスが出てしまい2-2にされてしまった。FKに対してはもっとうまく守らなければならなかった。そうできていてば少なくとも勝ち点1を持ち帰ることができたのだが」

DAZNのアナウンサーが途中までエルヴェディをエヴェルディと言っていたのにムカついた。画面にクラマーが映ってもコメントしないし。しっかり勉強しろ。




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2017年04月22日 22:52      [posted by der_ball_ist_rund]

【Jリーグ第8節】新潟×FC東京

■2017年4月22日(土) 16:00キックオフ
■デンカビッグスワンスタジアム

遠征圏外なのでおとなしく自宅DAZN観戦。PC直結でテレビで見られるようになったのはいいし、白い円がクルクルすることはないが、たまに画質が急に粗くなるのはしかたないのか。やはりテレビ放送で普通に見たいが…。

東京は2連敗、3試合勝ちなしの状態で、タイトルを狙うためには勝ち点3が必須。下位相手とはいえ我々自身決して盤石ではなく、難しい戦いを強いられる。

大久保が戦列に復帰、前田と2トップを組んだ。河野も右SHで先発、眷襦▲Ε織がベンチ入りした。SBは徳永が右、太田が左という組合せに。お試し感の強い布陣だが、篠田監督の何とかベスト・ミックスを見つけたいという気持ちが伝わる。前田と大久保、東と太田の組合せに期待したい。


徳永 森重 丸山 太田
河野 梶山 橋本 東
前田 大久保

試合は序盤から新潟がボールを支配、東京陣内を中心にゲームが進んで行く。東京は奪ったボールをシンプルに前線に送るが、ターゲットになる大久保と他の選手の距離が遠く収まらない。

新潟はボールを持ちながら外国人選手の力を生かした突破を図ってくるが、パス精度が高くなく救われるシーンが多い。見せ場のないままどちらかといえば新潟優位で試合が進んで行く。

27分、大久保がエリア手前左手で倒されFKを得る。距離は30メートル弱、角度は右足有利だったが、東がフェイントして太田が蹴るとボールは壁を越えてゴール左上隅に吸いこまれるように決まり東京が1-0と先制する。これがファースト・シュート。

しかしその後も東京は攻撃の主導権をなかなか奪えず、新潟がボールを保持しながら攻撃を仕掛ける。シュートが枠に来ず救われるが何度か危ないシーンがあった。結局1-0と最少得点差で前半を終えた。

後半開始早々の46分、大久保が落としたボールに駆けこんだ梶山がミドルを放つが枠外に。東京が積極的に前に出るかに見えたがその後はなかなか流れを引き寄せられず。

56分、梶山に代えて眷襪鯏蠧。このポジションをまず替えたということは、ムリに追加点を狙いに行くよりは中盤でしっかりボールをコントロールしろということか。これで少し動きが整理され、時間が作れるようになる。

さらに58分、河野に代えて永井を投入。これも、ウタカ、中島ではなく守備に汗をかくことのできる永井を入れたことでまずリスクをマネージしてからワンチャンを狙うという意識がはっきり伝わる。

すると69分、左サイドで東がボールをキープ、オーバーラップした太田にパスを出す。これを受けて縦に走った太田が深いところからマイナスの折り返し。中央を上がった橋本がこれをふかさずきれいに流しこんでゴール。2-0と東京がリードを広げる。東と太田の息が合っていたし、橋本の落ち着いたシュートもよかった。

このあたりから流れは東京に。新潟の焦りを誘い、しっかりした守備からチャンスを窺うことができるようになる。75分、大久保がファウルを受けて再び左寄り30メートルほどの位置でFKを得る。東のフェイントから太田が蹴り、今度はファーに飛ばしたがボールはわずかにポストをかすめ枠外に。

80分、右寄りからドリブルで突っかけた大久保がエリアに入るところで敵DFに引っかけられ転倒、これがファウルとなってPKを得る。

82分、これを大久保自ら中央に決め3-0に。試合は事実上これで決まったと言っていいだろう。リプレイで見ると確かに敵DFの足が大久保にかかっているように見えるが、ファウルの場所はエリアの手前に見え、FKになるべきプレーだったのではないかと思う。

その後はパワー・プレー気味に反撃を仕掛ける新潟を東京が余裕を持って抑える。アディショナル・タイム、東からのパスを受けた前田が反転してシュートを放ったがわずかに枠に行かず。その後、前田に代えてハードワークのできる阿部を投入、そのまま完封し、3-0で3試合ぶりの勝利となった。

シュート数6-11、CK0-5、ポゼッション43-57と内容的には新潟に押された試合だったが、数少ないチャンスを確実に決めて効果的に加点、きちんと締めて渋い試合をモノにした。FK1本、PK1本だったがこういう試合に確実に勝ちきれたことが嬉しい。

攻撃では特に前半は相変わらず選手の距離感が悪く、前田が競ったボールを大久保が拾うという想定された形があまり見られなかったのは意外だった。前半は太田のFK以外シュートがなく、攻撃がサマになるにはまだ時間がかかるのかという印象だった。

後半、眷襪入ってからは中盤で試合の流れがコントロールできるようになり、そのおかげで少しずつ楽に戦えるようになったと思う。

また、東がサイドで起点を作るのみならず、時には逆サイドまで流動して地味にスペースを埋め、ボールを受けて出した。左サイドでは盟友の太田とのコンビネーションが効いており、ひとつの可能性を見せた。羽生の後を継ぐ「水を運ぶ選手」として重要な存在になってきたと思った。

守備では丸山が復調の兆しを見せた。敵FWに入ったボールへの対応を迷う間に置いて行かれ、裏を取られる場面はあったものの、ゴール前のハイボールの競り合いには強さを見せ、またリスクのある状況では割りきってはっきりしたクリアができていてよかった。

また、森重も丸山のミスを救う抜群のカバーで敵FWに寄せシュートを枠外に打たせるなど落ち着いた守備を見せた。CBは中盤で敵を止められず最終ライン勝負になることで苦しい戦いを強いられてきたが、この試合で本来の強さを見せられたと思う。

内容的には課題の方が多く、特に攻撃面でまだまだやるべきことは多くあるが、流れからシュートが打てないのであればセット・プレーでしっかり得点し、それを守りながらチャンスに仕掛けて追加点を取った試合運びは高く評価されるべきもの。

結果が出なければ内容は劣化して行くが、結果が出ることで内容はよくして行ける。その意味では本当に大きな勝ち点3であり、特に、よくないなりのゴールの取り方ができたこと、完封できたこと、追加点が取れたことは今後につながって行く。

また、今ひとつフィットできていない感があり前節は先発を外れた太田が、待望の直接FKを決めた他、アシストも記録したこと、大久保がPKとはいえゴールを決めたことは、やるべき人がやるべき仕事をしたという点で大事。これも次につながる仕事だった。

これで東京は勝ち点を13(1試合あたり1.63)に伸ばし5位に浮上。首位の浦和とは6差だが2位のG大阪とは2差であり、何とか上位への足がかりを残した。逆に12位の仙台とも勝ち点差は3であり、中位は混戦。負けが続けばあっという間に転落することになる訳で、しっかりと勝ち点を積み上げながら上を狙うしかない。

次節は広島とのホームゲームだが、その前の水曜日にルヴァンカップでアウェイの磐田戦がある。ここから試合が続くが、ターン・オーバーも使って選手をリフレッシュしながら勝ち点を伸ばして行きたい。

評点(評点はドイツ式):
林(3.5) 安定したセービング。ハイボールの処理も安心して見ていられる。
徳永(4) 派手さはないが敵の攻撃を黙々とつぶし続けた。さすがの安定感。
森重(3.5) 危ないシーンも落ち着いて対応、久しぶりの完封で批判に応えた。
丸山(4) ミスもあったがはっきりしたプレーができており復調の兆しか。
太田(2.5) FK、アシストと印象に残る活躍。東とのコンビで動きがよかった。
梶山(4.5) ポジショニングが微妙でボールを引き出せず、特徴を見せられなかった。
橋本(3.5) ゴールは落ち着いて流しこんだ。縦への意識もあり成長が見えた。
河野(4) ケガからの復帰で特徴あるプレーはあったが単発にとどまった。
東(3.5) 豊富な運動量でチームの足りないところを埋め続け、水を運んだ。
大久保(3.5) 要求し続けることでチームを少しずつ底上げしている。
前田(3.5) 前田がボールを受けてくれることで起点ができる。シュート惜しかった。
===
眷(3) 中盤で時間を作り流れを整理した。声出しも貴重な中心的存在。
永井(-) 時間短し。
阿部(-) 時間短し。

次のホーム・ゲームが重要になる。



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2017年04月17日 19:00      [posted by der_ball_ist_rund]

【ブンデスリーガ第29節】ホフェンハイム×グラードバッハ

■2017年4月15日(土) 15:30キックオフ
■Wirsol Rhein-Neckar-Arena (Sinsheim)

土曜日の夜10時半キックオフなのでPCをテレビに直結、DAZNを大画面で見た。

グラードバッハはリーグ戦2連勝中でELに手が届きそうなところ。とはいえ中位は混戦で、勝ち上がるには連勝が必要だし、負けが込むと一気に順位が落ちてしまう。3位のホフェンハイム相手のアウェイ戦だが最低でも勝ち点1は持ち帰りたい。

この試合はラファエルとアザールが欠場、そのためハーンとトラオレが先発。トラオレはケガからの復帰後初めての先発になる。

ゾマー
エルヴェディ クリステンセン フェスタガード ヴェント
トラオレ ダフード シュトロブル ホフマン
ハーン シュティンドル

試合は序盤から忙しい展開に。双方がボールをつないで攻撃的に試合に入った結果、中盤での激しいつばぜり合いから打ち合うことになった。

9分、敵のFKがゴール前に放りこまれ、ヘディング・シュートを浴びる。これはゾマーがセーブしたもののこぼれ球を押しこまれて失点。0-1と先制を許す。しかしリプレイを見ればヘディング・シュートの時点で得点者はオフサイドの位置におり、本来認められるべきでないゴールだった。不運なミスジャッジでリードを与えてしまう。

その後はグラードバッハがボールを保持、パスをつなぎながら流動的に攻め上がるが、ホフェンハイムの守備が機能してチャンスを作れず。逆に奪われたボールで何度かピンチに陥る。

24分、左サイドからのクロスにニアで引っかけられ失点、0-2とリードを広げられる。人数は揃っていたがニアに入ってきた敵FWに対してフェスタガードが後ろからディフェンスする形になり対応できなかった。

しかし31分、左寄りのFKをヴェントが放りこむと、ファーのクリステンセンが折り返し、中央でシュトロブルが放ったシュートは枠外に流れそうになったが、ここに走りこんだフェスタガードが押しこんでゴール、1-2と追い上げる。フェスタガードはオフサイドだったようにも思うがまあいいか。

さらに35分、敵のパックパスを追ってGKに詰めに行ったホフマンにGKのクリア・ボールが当たり、エリア内にこぼれる。これをダフードがフリーのシュティンドルに横パス、シュティンドルが冷静に流しこんでゴール。あっという間に2-2の同点に追いつく。ダフードは完全にハンドだったが審判が見逃したようだ。

審判にとっては不運な、難しい試合になり2-2で前半を終えた。

後半はグラードバッハがアグレッシブに試合に入る。50分にはトラオレが右サイドから切れこんで得意の左足でシュートを放つがわずかに枠を外れる。53分にはヴェントのクロスにファーのハーンがダイレクトで合わせるが至近距離からのシュートはポストに嫌われる。この時間帯に逆転しておかなければならなかった。

58分、左寄りで与えたFKをゴール前に放りこまれる。敵FWが合わせるために飛びこんできたのでゾマーはこれに備えて正面にポジションを取ったが、敵FWはボールに合わせられず、ボールはそのままファーに抜けてネット・イン。ゾマーの判断ミスと言われればそうだがちょっと気の毒な失点で2-3と再び勝ち越しを許す。

その後は双方譲らない熾烈な戦いとなる。74分、ハーンとトラオレに代えてドルミッチとヘアマンを投入する2枚替え。しかし直後の75分、エリア外から20メートル以上あると思われるミドルを叩きこまれ失点。2-4と再び2点差を背負うことになる。

それでも諦めないグラードバッハは78分、ヴェントのクロスを受けたドルミッチのシュートがブロックされてこぼれたところにダフードが詰め、見事な軌道のシュートを決めて3-4と詰め寄る。

85分、シュトロブルに代えてベネスを投入、同点を狙いに行く。

しかし89分、スルー・パスを追ってエリア内に侵入した敵FWにクリステンセンが対応、一緒に倒れこむ。ノー・ファウルの判定だったが敵FWが先に起き上がり、ゴール前にロビングのボールを送ると、ファーに走りこんだ敵が頭でこれを押しこみゴール。3-5と再び2点差に。これで苦しくなってしまった。

その後も最後まで戦ったがこのまま3-5で試合終了、バカ試合というか何というか、派手な打ち合いになったが力負けした。

モラル高く自分たちの戦いをしたし、チャンスも作り得点もあったが、さすがに5点も取られると勝てない。というかホフェンハイムがいつからこんな堂々とした強いクラブの戦い方をするようになったのかというのが驚きだった。まあ、うちの得点はハンドだったりしたし。

ラファエルは「当面」出場できないと報じられていて、アザールに至っては理由も明らかになっていないが、残り試合彼らなしで戦うのは厳しい。ラファエルもアザールも今季ケガ多い。それだけマークされているということか。

まずは勝ち点50を目指したいところ。順位は暫定ながら8位と変わらず。5位ヘルタとの勝ち点差も幸い4のままだ。次節はBVB戦と上位との戦いが続くが、ここを乗りきってシーズン終盤戦になだれこみたい。

ディーター・ヘキング監督談話:
「我々の戦いぶりには喜んでいるが、結果にはもちろん満足していない。ホフェンハイムが最終的に勝ったことは少しばかりラッキーだろう。2-2になった後、我々には3点目を取ることのできた局面があった。もし我々がリードを奪っていれば、試合の流れもおそらくまったく違ったものになっていただろう。全体としては素晴らしいフットボールの試合だったが、残念ながら我々にはひどい結果に終わってしまった。我々のチームが今日見せてくれたような意気込みをシーズンの残りの試合にも持ち続けてくれれば、いくつかの勝利を手にすることができるのは間違いない。その上でシーズンの終わりに、それがどこまで届くか見てみることになるだろう」

まあ、エラい試合だったわ。




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2017年04月16日 20:35      [posted by der_ball_ist_rund]

【Jリーグ第7節】FC東京×浦和

■2017年4月9日(日) 14:00キックオフ
■味の素スタジアム

天気のいい日曜日午後の試合。暑いくらいの陽気で、ロンT一丁にユニ羽織っただけで全然問題なかった。この季節は着るものが難しい。混雑を予想して12時過ぎに味スタ着。今季初めてビールを買った。いい感じの観戦日和だ。

東京は中断明けから1敗1分とちぐはぐな試合が続いている。タイトルを狙うのであれば連敗は許されず、ホームでもありきちんと勝ち点3を積み上げなければならない試合。相手は手強いが、34分の1として普通に厳しく戦うしかない。

しかしながら大久保、ウタカがケガのため戦線を離脱、眷襪發泙瀬戰鵐粗りできず、苦しい人繰りを強いられる。太田も今ひとつフィットしていないということで、前節途中出場で存在感を見せた徳永が先発、室屋が左SBに回った。トップには前田、ボランチには梶山が先発。チャンスを得た選手の奮起に期待したい。


徳永 森重 丸山 室屋
梶山 橋本
永井 阿部 東
前田

立ち上がりいきなり東京にチャンス。永井からのパスを受けて阿部が右サイドから裏に抜けシュートを放ったが敵GKにコースを消されセーブされる。これが決まっていればといういい形での攻撃だった。

序盤は高い位置から積極的にプレスを敢行していたが次第に試合が落ち着くと、少ないタッチでボールをつなぎながら押し上げてくる浦和に対して東京が守勢に回る時間が長くなって行く。

拮抗した戦いが続いていたが、14分、中盤で失ったボールをスルー・パスで前線に送られ、敵FWが抜けてくる。丸山が並走したが外側に置かれたボールを流しこまれ失点。0-1と痛い先制点を与えてしまう。敵FWの技術が高かったが、丸山がもう少しなんとかできなかったか悔いが残る。

リードを得てリスクをコントロールしながらチャンスを窺う浦和に対し、東京もボールを保持しながら攻撃の形を作ろうとする。18分、右寄りで得たFKを東が蹴り、ゴール前で梶山が合わせるが枠に飛ばず。

その後も東京がボールを支配したが、最後のところで精度を欠いて決定機を作れないまま。浦和は奪ったボールの展開がしっかり共有されている感じで何度かシュートも打たれるが枠に収まらず、結局0-1で前半を終えた。

後半に入ると東京が改めて前に出る。50分、前田の落としを受けた右寄りの橋本がミドルを放ち、敵GKもセーブできなかったがボールはポストに嫌われる。55分、左寄りで得たFKを東が蹴るとボールはだれも合わせられないままファーに飛びそのままポストを直撃したが外にこぼれる。立て続けのチャンスだったが決めきれない。

63分、永井に代えて中島を投入、中島が左に入り東が右にスライド。東京がボールを支配し、浦和陣内でプレーする時間が長いが、精度、連係ともに甘い感じでチャンスを生かしきれない。浦和は腰が高くなった東京の裏を突いての追加点を狙っており、カウンター・ディフェンスも手を抜けない。何度か厳しいピンチもあるが失点は回避。

80分、阿部に代えてユ・インスを投入。81分、ユ・インスからのパスを受けた中島がトラップして狙ったが大きくバーを越える。84分、徳永に代えて太田を投入、室屋が右SBに。最後は5分のアディショナル・タイムも含めてかなり放りこみ気味のパワー・プレーを試みたが奏功せず、結局0-1と最少失点差での惜敗となった。

シュート数8-9、ポゼッション52-48、CK1-6と数字的には互角の戦いで、実感としてもそこまでのピンチはなかったが、一方で攻撃は散発、正直得点の香りはあまりなかった。人繰りの関係で昨季のメンバー中心だった分、ここ何試合かよりはまとまりはあったと思うが、前への推進力、決定力という意味では限界があった。

浦和が「こう来たら次はこう」「オレがここで持てばあいつはあっちに走る」といった戦術が非常にしっかり整理され、共有されているので、ひとつひとつのプレー選択に迷いがなくスピード感があるのに対し、東京はそれがなく、ボールを持つ度に「う〜ん、この辺かな〜」くらいの感じで「シンキング・タイム」が入るのでその間にどんどん敵のギャップは埋まってしまう。

自ら推進力を殺してしまっている感があって攻撃が停滞するのもムリはない印象。これを改善するために大久保やウタカを獲り、オートマティズムの構築のために練習しているのだと思うが、気心が知れているはずの昨季のメンバー中心でもこの程度の連動性かという失望感はあった。

幸い、大久保、ウタカは軽傷ということだし、眷襪發修蹐修輒瓩辰討海蕕譴襪里任△譴弌1ランク上のコンビネーションを目指した取り組みは継続して行かなければ、今日のような「それなりにいい試合はしたけど」的な水準からは先に進めない。このメンバーでできることの可能性と、その限界を見た思いのする試合だった。

失点以外はそこまでのピンチもなく、集中してしのげていたと思うが、そういう基本的な戦術理解と共有、オートマティズムの形成度合いといったベースの部分の完成度の差が結果に出たというべきだろうか。何となくできているようにも見える試合だが、むしろ積み上げなければならないもの大きさを感じるべき。何ができたかより何が足りなかったかを検証すべきだ。

東京はこれで2連敗、ここ3試合で勝ち点1しか積み上げられておらず、首位との勝ち点差は6に。タイトルを狙うのであればもうカツカツの状態だ。我々が最終的に何を目指すのか、そのために必要なのは何か、どうやってそれを手に入れるか、やるべきことと優先順位を整理し直す必要があると思うし、猶予はもうない。

評点(評点はドイツ式):
林(3) 失点シーンはやむなしか。それ以外は安定してゴールを守った。
徳永(4) やはり徳永が右サイドにいると安心する。クロスの精度が欲しい。
森重(4.5) 主将としてこの試合から何を得るのか。彼自身も試されている。
丸山(5) 失点シーンの対応はどうだったか。あとクリアははっきり頼む。
室屋(4) 奮闘しているのは分かるが彼を左に置くのはいろいろどうなのか。
橋本(4.5) 余裕のないボール捌きを狙われた。まだまだ成長の余地あり。
梶山(4) 縦に入れるセンスはさすが。梶山・眷襪諒兮屮灰鵐啗てみたい。
永井(4.5) 守備は頑張ったが肝心の攻撃で機能せず。もっと生かしたい。
阿部(3.5) 積極的にボールに絡みに行くイヤらしさが東京には貴重なもの。
東(4) 彼のプレー選択と精度がチームの出来を左右する。東京に必要な選手。
前田(3.5) 前線でボールが収まることの必要性を身をもって示した。泣けた。
===
中島(4.5) 相変わらずハイリスク・ハイリターンの男。サブには向いている。
ユ・インス(5) 空回り感ハンパなかったが一所懸命だったので許す。
太田(-) 時間短し。

もう森重が蹴って前田が落として大久保が拾うでええやん。それで残り30分で中島入れてウタカ入れて仕上げでええやん。



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2017年04月09日 16:19      [posted by der_ball_ist_rund]

【ブンデスリーガ第28節】ケルン×グラードバッハ

■2017年4月8日(土) 15:30キックオフ
■Rhein-Energie-Stadion (Koln)

サマータイムが始まり日本時間夜10時半のキックオフといい時間帯。しかしこの日は東京の試合が7時からあり、9時に試合が終わってからマッチ・レビューを書いていたので忙しかった。序盤はレビューを書きながらウィンドウを小さくして画面の片隅で見ていた。

グラードバッハは週央にヘルタにホームで勝った勢いを駆ってのアウェイでのダービー。まあ、オレらとしてはそこまで気にするほどの相手でもないが、EL圏内を争う直接の相手であることは間違いなく、勝ち点3を積み上げて差を縮めておきたい。

ラファエルが出産休暇から復帰(双子が生まれたらしい)、シュトロブルも出場停止明けで先発した。ヘアマン、ベネスがベンチ・スタート。

ゾマー
エルヴェディ クリステンセン フェスタガード ヴェント
ホフマン シュトロブル ダフード アザール
シュティンドル ラファエル

試合は序盤からアウェイのグラードバッハが積極的に前に出る展開になる。ポゼッションから流動的にボールを出し入れ、空いたサイドに展開するという形でケルンの守備を揺さぶりながらアタッキング・サードで試合を進める。

13分、右からのCKをアザールが蹴ると、中央でフェスタガードが相手DFの上からヘディングで強烈なシュートを放ちゴール。グラードバッハが早い時間帯に1-0と先制する。高さを生かすというのはこういうことかという見本のようなゴール。

ところが直後の18分、右サイドからDFラインの間を通す絶妙のスルー・パスを出され、中央を割られる形で裏を取られる。ゾマーとの一対一もそのまま冷静に決められ失点、あっという間に1-1と同点にされてしまう。パスの出しどころに対するケアが薄くラインの対応も後手になった。

その後はグラードバッハがボールを持ってテンポの速い攻撃を仕掛けるものの、ケルンの割りきった分厚い守備に阻まれて勝ち越し点が奪えない。結局1-1のままで前半を終えた。

後半に入っても流れは変わらず。54分、傷んだラファエルに代えてトラオレを投入。すると55分、右サイドから切れこんだトラオレが30メートル以上あると思われるところから左足で巻いたボールをゴール前に放りこむ。アザールがゴール前に飛びこんだが触れず、ボールはそのままゴールに。トラオレの復帰後初ゴールでグラードバッハが2-1と勝ち越す。トラオレらしい軌道のキックだったがまさかそのまま入るとは。

しかし今度は3分後の58分、左寄りで与えたFKに中央でダイレクトに合わせられて失点、2-2と再び同点になる。これもマークが曖昧だったか。

その後もグラードバッハが優勢に試合を進めるがスコアは動かず、意地の張り合いのようなゲームになる。75分、ホフマンに代えてドルミッチを投入。勝ち越し点を狙いに行く。

81分、左からのヴェントのクロスにニアでドルミッチが合わせるがシュートはポストにあたり跳ね返る。このこぼれ球に詰めたシュティンドルが冷静に流しこみゴール。グラードバッハが3-2とみたびリードを奪う。

ここからはさすがに守備を締め、アディショナル・タイムにはシュティンドルに代えてベネスを投入、しっかり試合をクローズした。互いに譲らない緊張感のあるゲームだったが、最後に勝ち越したグラードバッハが勝ち点3を手にした。

この試合では、いいときのグラードバッハ特有の速いボールの出し入れ、意図を共有できた仕掛けなど効果的な攻撃の連係が見られ、シュティンドル、アザールも復調が確認できた。ラファエルはケガで途中交代となったが気の効いた動きでボールをコントロールした。ケガが軽ければいいが。

あと、この試合ではダフードのボール・コントロールが素晴らしかった。プレッシャーを受けながらも時間を作り、左右に配給する落ち着きは既に大物感あり。来季はBVBへの移籍が報じられており残念だが、見るに値するプレーヤーに短い期間で成長した。

ポゼッション74-26、シュート数16-9、CK6-5とケルンを圧倒、終始試合を支配したが、それでも2点取られたことは反省材料。とはいえオレららしい攻撃で打ち勝った試合であり、自信になるだろう。

これでグラードバッハは勝ち点を39(1試合あたり1.39)に伸ばし8位に。暫定だが5位のフライブルクとの勝ち点差は2でありEL圏はグッと近づいた。先週のヘルタ、この試合のケルンと、すぐ上の順位のクラブに2連勝したことは星勘定の上でも大きかった。

この後、さらに3位のホフェンハイム(A)、4位のBVB(H)との対戦が続く。現実的に望めるのは5位までだと思うが、シーズン残り6試合で勝ち点を50台に乗せ、EL出場権を獲りたい。

ディーター・ヘキング監督談話:
「我々は素晴らしいダービーの親密な空気を自分で感じ、スタジアムの外でも経験した。スタジアムの中でも雰囲気は素晴らしく、また試合の内容もそれに貢献できたと思う。我々は今日、勝つべくして勝った者として帰ることができた。我々は最初の1分から、このダービーに勝ちたいという意志を示した。ひとつには、下の順位との間隔をしっかり固めること、ふたつめには上位のクラブにプレッシャーをかけること、これを我々のチームは素晴らしくやりきった。しかし一方でFCも評価されるべきである。彼らは2度までも追いついており、負けるのが当然という内容ではなかった。ケルンがこれだけのことのできるクラブであるということは分かっていた。2-2になったところで、このまま試合を終わらせることができるか少し考えた。しかし我々はこの試合をもう一度自分たちの方にもぎ取ろうと試み、それがうまく行った。私にとっては全体として素晴らしいダービー・デイであり、ボルッシアにとって価値のある勝利だった」

コメント長いよ。



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2017年04月08日 23:00      [posted by der_ball_ist_rund]

【Jリーグ第6節】札幌×FC東京

■2017年4月8日(土) 19:00キックオフ
■札幌ドーム

さすがに札幌遠征は見送り、自宅でのDAZN観戦に。夕方から所用で外に出ていたので、7時過ぎに帰宅してから追っかけ再生で見た。

前節はホームで鳥栖を相手に一度は3-1とリードしながら終盤に立て続けに失点、3-3の引き分けに終わり勝ち点2を逃した内容だっただけに、アウェイとはいえ勝ち点3をしっかり持ち帰るべき試合。札幌は開幕から不振だが、それだけにモラルを上げて挑んでくることが予想され、難しくなりがちな試合。厳しく戦いたい。

東京は前節いいところのなかった永井に代えて東を右SHに起用した他は前節と同じメンバー。眷襪楼き続きベンチ外。


室屋 森重 丸山 太田
橋本 田邉
東 阿部 中島
大久保

うまく試合に入ったのは東京の方だったと思う。開始早々の8分、右サイド開いた大久保が中央にクロスを入れると、ニアの中島がつぶれながら頭で落とし、ファーの東の足許に。これを東が蹴りこんでゴール。東京が早い時間帯に先制し1-0とアドバンテージを得る。

その後も東京がボールを保持しながら試合を進めるが、連係に精度を欠き、また手数をかけ過ぎの感もあってなかなか効果的に敵ゴール前までボールを運べない。一方、序盤はバタついていた札幌が次第にペースをつかみ始める。

20分を過ぎたあたりから札幌の波状攻撃を受け、林が再三のビッグ・セーブで何とかゴールを死守するが押しこまれる時間帯が続く。10本以上のシュートを打たれるなど、ポゼッションは東京が取るもののチャンスの数では劣勢。

42分、左からのCKに中央でヘディングを決められ失点。敵FWには室屋がマークについていたが競りきれなかった。最終ラインに負担がかかった時間帯で守備が整理しきれなかった印象が強い。1-1と同点に追いつかれる。その後も札幌に押しこまれたが何とか同点で前半を終えた。

後半から田邉に代えて梶山を投入。梶山には縦へのボール供給を期待したということだろう。90分はムリと見て後半からの投入ということになったのか。

しかし、ホームで勢いに乗る札幌に対し、東京の攻撃は散発。後半開始直後にも林のファイン・セーブで敵の得点機を阻止するなどカツカツの対応が続く。

55分、中島に代えてウタカを投入。確かに中島はいつもにも増して持ち過ぎの傾向が強く、ボールを失うことも多かったので交代は妥当と思うが、ここから追加点を取りに行く局面ならむしろ終盤で力が必要になる選手ではなかったかとも思えた。

阿部が右SHに降り、東が左に回ったか。DAZNの解説では梶山をアンカーにしたとも説明があったが詳しくはよく分からなかった。

しかし直後の59分、敵FWのシュートを林がセーブしたこぼれ球を前線に送られ、裏に出られて一対一に。これを冷静に決められ1-2と逆転を許す。室屋が傷んで倒れていたため裏に出されたボールがオフサイドにならなかった。

66分、東に代えて徳永を投入。丸山を中心に、右が徳永、左が森重の3バックになり、室屋、太田の両翼を押し上げたようにも見えた。

その後は東京がサイド経由でボールを放りこむが待ち構える札幌の守備を崩すことができない。逆にカウンターで裏を取られるシーンも多くなり、リスクを取ったオープンな展開に。76分、梶山がミドル・シュートを放つが左に外れる。

最後まで得点を狙いに行ったが攻撃に工夫がなく大きなチャンスも作れず。最後までいいところのないまま試合終了。1-2での逆転負けとなった。

序盤に先制したのはよかったが、それをしっかりと守りきることができず、押しこまれる展開からセット・プレーで追いつかれ、後半にはゴール前に人がいたにも関わらずアップセットの中でゴールを決められた。

攻撃のアイデアがなく連係が見られないのはもとより、序盤に得点したにも関わらずそこから規律ある厳しい守備ができなかったのが何より残念だった。最終ラインは前節に引き続き押しこまれた局面やカウンターを受けて背走する局面での対応が曖昧な印象を受けた。林のビッグ・セーブがなければあと3点は取られていたと思う。

もちろんそれは最終ラインのせいだけではなく、前線からの追いまわし、中盤でのボール・ホルダーへの効果的なアプローチができず、簡単に裏に蹴られて最終ライン勝負になってしまっているということでもある。攻撃の連係の前に守備の連動を構築するべきだ。

今季、無得点に終わったのはガンバ大阪戦のみ。最低でも1点は取れている訳で、逆に言えば無失点に抑えれば勝てるし、オウン・ゴールやPKなどで不幸な失点があっても1失点なら最低勝ち点1は取れるということ。それが2試合合わせて5失点ではどうやっても勝てない。

守備の約束ごと、最終ラインだけでなくチームとしてどう守るのかということを再確認する必要があると思う。

采配も微妙だった。特に、田邉、中島、東と、ボールの持てる選手を順番に下げたために、せっかく投入したウタカと連動した機動性、流動性が失われた。最後はウタカも大久保も孤立、落として動く、預けて抜けるというトライがどんどんできなくなって行った。太田、室屋のクロスも精度を欠いた。

もちろんシーズンがここで終わった訳ではないし、景気の悪い顔をしていてはチャンスも逃げるが、取り組むべき課題の優先順位が整理されていない印象で、昨季の反省が生かされていないように見える。

ここで立て直さないと、4月、5月の連戦の中で上位との差はすぐに開いてしまう。内容的にはG大阪戦よりも悪かったと思う。ズルズル行かないように、チームにとって最も大きな問題は何か、走りながら考えるしかない。

これで6試合を終えて勝ち点10のままと、1試合あたりの勝ち点はタイトル奪取のための指標である2を下回った(1.67)。順位は7位だが首位神戸との勝ち点差は5に開いてしまった。神戸とはまだ未対戦なので自力で詰めるチャンスはあるが、ここ4試合で1勝2敗1分は1試合あたり勝ち点1.00は憂慮すべき状況。早く手を打たないと手遅れになる。

次節はホームに浦和を迎える。相手がどこであれ勝ち点3が必要な状況であり、シーズン前半のハイライトになることは間違いない。今の状況を前提にどうすれば勝てるかを現実的に考えたい。

評点(評点はドイツ式):
林(3) あれだけボカスカ打たれたらいくら林でも全部は止められない。
室屋(5) 2失点めのシーンはもっと早く起き上がれたのではなかったか。
森重(5) 最終ラインだけのせいではないにせよ守備に問題があるのは明らか。
丸山(5) 負担がかかっているのは分かるがはっきりしないプレーが多い。
太田(4.5) なかなかフィットしない。彼のよさを生かしきれていない。
田邉(4.5) あまり中盤で作れない試合になってしまった。交代は残念。
橋本(4) 試合ごとに成長している。縦に出せるようになれば大きな存在に。
東(4) やはり時間とスペースを作れるリンクマンとして必要な選手だ。
阿部(4) 今日も精力的に動き続けたが得点には絡めず。好調は維持している。
中島(4.5) 前半は持ち過ぎてチームの負担に。これからというところで交代。
大久保(4.5) 下がってきた後の動きが共有されていない。やり続けよう。
===
梶山(4) 何本かいいパスあったが押しこまれる展開で特徴出しきれず。
ウタカ(4) 連動し合う相手が足りなかった。大久保との相性は悪くないが。
徳永(4) 普通によかった。先発で使ってみてもいいと思う。

言い訳のできない試合をしてしまった。ここから何をするか、頭から煙が出るくらい考えたい。



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2017年04月07日 22:29      [posted by der_ball_ist_rund]

【ブンデスリーガ第27節】グラードバッハ×ヘルタ

■2017年4月5日(水) 20:00キックオフ
■Borussia-Park

木曜日の未明3時キックオフということで、5時頃に起きて出勤前に録画を見ようかとも思ったが、水曜日に飲んで帰ったのでちょっとムリだった。やむなくハイライトのみ。

前節アウェイで何とかスコアレス・ドローに持ちこみ勝ち点1を持ち帰った後の試合。降格圏との勝ち点差もじりじり詰まってきており、ホームで勝ち点3を積み上げたい試合だ。

前節2度の警告を受けて退場になったシュトロブルが出場停止の他、ヤンチュケがケガで欠場、ラファエルは子供が生まれたということで慶弔休暇休暇となった。クラマーもケガということでボランチにはベネスが初先発。

ゾマー
エルヴェディ クリステンセン フェスタガード ヴェント
ヘアマン ダフード ベネス ホフマン
アザール シュティンドル

開始早々の1分、ダフードのスルー・パスを受けて裏に抜け出したホフマンが、エリア内で並走したアザールに横パスを出したがDFにブロックされて打ちきれず。いきなりのビッグ・チャンスで盛り上がる。

その後もグラードバッハが積極的に攻撃を仕掛ける。16分、右サイドのエルヴェディから中央でパスを受けたベネスがドリブルで前にボールを持ち出し、25メートルほどのところから左足を振り抜くとこれがゴール右隅に決まる。ベネスの初先発初ゴールで1-0とグラードバッハが先制する。鮮やかなゴールだった。

その後もグラードバッハが主導権を握るが、ヘルタも何度かチャンスを作る。アディショナル・タイムにはFKをバーに当てられたが何とかしのぎ1-0で前半を終えた。

後半に入るとグラードバッハが追加点を狙って波状攻撃を仕掛ける。シュティンドル、ホフマン、アザールらが立て続けにシュートを放つが、敵GKの好守もありゴールを奪うことができない。

76分、ヘアマンに代えて、ケガから復帰してベンチ入りしていたトラオレを起用。85分にはベネスに代えてハーンを投入。さらに90分にはアザールに代えてニコ・シュルツを投入して試合をクローズしに行く。

結局追加点は奪えないまま1-0で試合終了。大きな勝ち点3を得た。

ラファエルを欠きながらもシュート数22-12、ポゼッション60-40、CK8-4と終始優勢に試合を進めたグラードバッハが妥当な勝利を収めたということだろう。ハイライトを見る限りポストに嫌われたシュートも2本あり、もう少し得点があってもおかしくなかったが、重要なのは勝ち点3であり、最少得点でも完封しての勝利は価値がある。

攻撃の連係が見られず押しこまれて苦労した前節に比べれば、ホフマン、アザールあたりがしっかりと動けた上、ダフード、ベネスがしっかり中盤を押さえていたということか。攻撃に本来の思いきりのよさ、縦への速さが戻ってきたのだとしたら喜ばしい。

これで勝ち点を36(1試合あたり1.33)に伸ばし9位に浮上。5位との勝ち点差4と上位も見えて来た。一方降格圏との勝ち点差は7になり、残り試合が7つであることを考えればほぼ安全圏か。あと勝ち点3積み上げれば下に関してはかなり安心できる。

週末は土曜日にアウェイでケルン戦がある。ここで勝てればケルンとの勝ち点差を一気に1に縮めることができ、7位を狙うことができる。残り7試合、ここからが勝負だ。

ディーター・ヘキング監督談話:
「我々は前半試合をコントロールしていたが、自らのミスでヘルタに2つ、3つのチャンスを許してしまった。そのため、ハーフタイムには、スピードを高く保つこと、敵に対してしっかりプレスをすること、そして流動的にプレーすることを確認した。チームは後半それを素晴らしく実行してくれた。唯一足りなかったのは追加点だった。それでも我々は最後まで試合をコントロールし、ヘルタに展開の余地を与えなかったしカウンターのチャンスも作らせなかった。我々は今日はボールを支配する中でたくさんのアイデアがあった。それが今日うまくいった点だ。この勝ち点3はもちろん大きい」

ダフードのBVB移籍が決まったらしい。まあ、今までもそうやって若手を売ってファイナンスしてきた訳で、それ自体は仕方ないな。




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2017年04月02日 17:12      [posted by der_ball_ist_rund]

【ブンデスリーガ第26節】フランクフルト×グラードバッハ

■2017年4月1日(土) 18:30キックオフ
■Commerzbank-Arena (Frankfurt a.M.)

ドイツは先週末からサマータイムに入ったため日本との時差は7時間に。とはいえ夜中1時半からの試合は厳しく、日曜日の朝起きて結果を封印したままDAZNの見逃し配信で見た。

前節、ホームでバイエルンに惜敗したが、その後インターナショナル・マッチ・デイによる中断2週間を挟んでシーズン終盤へのシリーズの再開戦となる。英国週間が6週間だか7週間だか続いたしんどい日程からも解放され、ここからがラスト・スパートだ。アウェイだが勝ち点を持ち帰りたい。

この試合ではダフードとシュティンドルが先発に復帰、アザールと合わせて攻撃の重要なピースが揃ってきた感がある。一方でクラマーはまだケガが癒えないかベンチ外に。

ゾマー
ヤンチュケ クリステンセン フェスタガード ヴェント
アザール シュトロブル ダフード ホフマン
シュティンドル ラファエル

序盤からフランクフルトが積極的にプレスをかけてきて、グラードバッハは自陣に押しこめられる展開に。開始早々の1分にいきなり速攻を仕掛けられシュートを放たれる。ゾマーが何とか対応したものの肝を冷やしたシーン。

グラ―バッハは守備に追われ攻撃の形が作れない。パスミスも多く、アザール、シュティンドルはほぼ消えており、たまにラファエルが単騎で突っかけるがフォローもプア。プレッシャーがかかると受け渡しもままならずシュートまで持ちこめない。

前半途中からはフランクフルトの勢いも落ち、中盤での戦いに持ちこめるようになるがそれでも前線で有効な戦いができていないのは変わらず。ほぼ見せ場のないままスコアレスで前半を終了した。

前半終了間際に負傷したヤンチュケに代えて、後半からエルヴェディが右SBに。しかし流れは変わらず、ボールを支配するフランクフルトに対してカウンターでの反撃を試みるが攻撃は停滞しつながって行かない。

68分、ホフマンに代えてヘアマンを投入、ヘアマンが右SHに入る。77分、敵のシュートをブロックしたヴェントの上げた手がボールに当たりハンドの判定でPKを与える。この時、ゴールライン裏でアップをしていたジッペルが何かをアドバイスするためにプレーの止まっているピッチに入り主審から警告を受ける珍しいシーンが。

78分、このPKを敵が蹴ったがゾマーが右に飛んでシュートをストップ、失点を免れる。この試合の大きなポイントになった。それまでにもビッグ・セーブでチームを救ってくれており、本当にゾマーに感謝しかない。

81分、アザールに代えてハーンを投入。反撃に出ようとするが、85分、シュトロブルが中盤で敵にチャレンジしてこの試合2度目の警告を受けて退場、残り時間を10人で戦うことになる。シュティンドルがボランチに下がり、ラファエルだけを前線に残す4-4-1になるが、むしろ守りきる割りきりにはよかったかも。

結局最後まで大きなチャンスを作れないままスコアレス・ドローで試合終了。PKを取られ、退場者まで出したが、アウェイで上位のクラブ相手にしのぎきって勝ち点1を持ち帰ったことはポジティブに捉えるべきかもしれない。

シュティンドル、アザールが機能せず、ラファエルだけでは攻め手にも限界があったという試合。シュート数6-15、CK1-10、ポゼッション37-63と圧倒的にフランクフルトのゲームで、数少ないカウンターのチャンスも生かせなかった。

フランクフルトのモラルが高かったということはあるかもしれないが、これだけ攻撃がグダグダだったことは深刻。ハイ・プレスに対しワンタッチでボールを動かしてかいくぐろうと試みたが、意図のズレやパスミスが頻発してしっかりと対抗することができなかった。

グラードバッハは勝ち点を33(1試合当たり1.27)に伸ばし暫定順位は10位で変わらず。しかし降格圏との勝ち点差は4と安心できる水準ではない。6位と16位の勝ち点差が8しかない熾烈な中位争いの真っ只中にあり、負けが込むとたちまち順位を下げるリスクがある一方、連勝できればEL圏を狙える。順位を気にするより勝ち点を着実に積み上げたい。

次の試合は水曜日にホームでのヘルタ戦、そして週末にアウェイでのケルン戦と続く。このアウェイでの引き分けを価値あるものにするためには、ヘルタ戦は何があっても勝たねばならぬ。

ディーター・ヘキング監督談話:
「我々は今日は90分間ずっと劣ったチームだった。私は今日の選手起用が正しかったのか自問しなければならない。フィットしていると思っていたのにリズムに乗りきれない選手が4、5人いた。今日はそこここで身体がそこまで絞れていない選手が見られた。それは我々が想定していたのと違っていた。この点は改善しなければならない。勝ち点を持ち帰ることができたことと、ヤン・ゾマーが2度に亘って素晴らしいセーブを見せてくれたことは喜びたい。トビアス・シュトロブルが2度めの警告で退場となったのは正しかった。しかし、前半にも後半にもフランクフルトの方で主審がイエロー・カードを示さなかったシーンがあった。一貫した基準で笛を吹いて欲しいと思う」

まあ、勝ち点1取れて御の字という試合だった。



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2017年04月01日 21:57      [posted by der_ball_ist_rund]

【Jリーグ第5節】FC東京×鳥栖

■2017年4月1日(土) 16:00キックオフ
■味の素スタジアム

4月になったが朝から雨のパラつく肌寒い陽気。午後には雨も上がると思っていたが、飛田給の駅からスタジアムに歩く間もまだパラパラと降っていた。ダウン・ジャケットを着て防寒は万全。

代表試合があったため2週間ぶりのリーグ戦。ここから4、5月はリーグ戦9試合、カップ戦5試合を戦うハード・スケジュールで、シーズン前半の趨勢はここで一気に決まってしまう。序盤を3勝1敗とまずまずの成績で駆け抜けたが、内容は決して満足できるものではなく、タイトルに向けて大事な連戦の開幕。ホームでしっかり勝ってアドバンテージを得たい。

眷襪足のケガで離脱(全治3週間の発表)、そのため田邉がボランチで今季リーグ戦初先発、それ以外のポジションは前節川崎戦と同じ顔ぶれになった。梶山がベンチ入り。


室屋 森重 丸山 太田
橋本 田邉
永井 阿部 中島
大久保

試合はいきなり動いた。3分、敵最終ラインからのフィードを追って背走したが敵FWにボールが収まりそのままエリア内へ、並走した森重がこれを倒したとの判定でファウルを取られる。4分、これで与えたPKを冷静に決められ0-1と先制を許す。

軽く試合に入ってしまい、隙を狙ってくる敵の策にハマってしまった感のある失点。森重の対応が軽かったのが残念だ。このチーム相手に先制を許すとあとは固い試合に持ちこまれるリスクが高い。粘り強く戦う必要がある。

その後も高い位置からプレスをかけてくる鳥栖に対し、東京は最終ライン、ボランチで自分たちの時間を作ることができず攻撃の組み立てが単調に。パスミスも散見され、思うように攻撃の形を作ることができない。

自陣でボールを奪われると一気にショート・カウンターを浴びるリスクがあり、プレスをかけられての苦し紛れのパスが引っかかることも多く、鳥栖のアグレッシヴな守備に苦しめられる。ポゼッションは得ているものの前につながって行かない。

前半終了間際、室屋が右サイドの高い位置でファウルを受け試合が中断。長い治療の末担架で運び出され、交代の徳永がユニを着て準備していたが、最終的にはピッチに戻った。これで得たCKに森重が頭で合わせるが枠外に。0-1で前半を終えた。

東京は後半から永井に代えて東を投入、東はそのまま右SHに入った。後半に入ると次第に鳥栖の運動量も落ち始め、東京が東を起点にコンビネーションからチャンスを作り始める。58分、田邉に代えてウタカを投入。この時点では橋本をアンカーに、ウタカを1トップにしたした4-1-4-1に見えた。

双方が次第に間延びしてオープンな展開になり始める。こうなると中島、ウタカの機動力が生きる。70分、阿部が右サイドをえぐり深いところからエリア内に入りこんでクロスを上げると、中央でウタカがヘディング、これが決まり1-1と試合を振り出しに戻す。切れこんだ阿部、当てたウタカともにモラルを示すナイス・プレーだった。

さらに76分、太田のCKを敵DFがクリア、高く上がったボールを敵GKがキャッチしようとしたが敵DFとかぶってファンブル、こぼれたボールを橋本がすかさず蹴りこんでゴール。2-1と逆転に成功する。こぼれ球だがこれをきちんとミートして強いボールを枠に飛ばした橋本の技術ととっさの対応もポイントが高い。

85分、中島に代えて吉本を投入。吉本を中心にした3バックに。橋本がアンカーなのは変わらないが、東と阿部が中に絞ってインサイド・ハーフ的な形になり、大久保とウタカが2トップになったか。

直後の86分、阿部が前線に送ったボールをウタカが追うと、対応に出た敵GKとDFが連係ミス。DFが頭でGKに渡そうとしたボールが裏にこぼれる。これをウタカがすかさずダイレクトで無人のゴールに流しこみ3-1。正直勝ったと思ったし、そういう空気がスタジアムに流れたことは間違いない。

しかし88分、敵のロング・ボールを敵FWがエリア内に落としたところで、敵を背負う森重とゴールを背にした林がお見合い、中途半端に林が触ったボールを敵FWに蹴りこまれて2-3に。東京も足が止まり始め、2点差を奪ったことで散漫になっていたと言われても仕方のないプレー。悔やまれる。

さらに90分、再び敵のロング・ボールを敵FWに落とされ、これをアクロバティックな後足のボレーで触ったシュートが林の頭上を越えてゴールへ。土壇場で3-3と同点になる。最後は勝ち越しを狙う東京と、引き分けでもいいが隙あらば一発裏を狙いたい鳥栖との間でオープンな打ち合いになるが結局スコアは動かず、3-3の引き分けとなった。

序盤、ふわっと試合に入ってPKを与え、その後何とか逆転はしたものの、勝った気になったのか集中が途切れ、2点差を追いつかれた。油断のできない相手だということは分かっていたはずだが、最後の守備固めでむしろ対応が最終ライン勝負になり、バイタル・エリアを使われた。

内容的には引き分けは妥当な結果だが、一度は逆転し2点差をつけたのだから勝たなければならなかった試合で、勝ち点2を失ったと考えるべき。メンタルやリスク・マネジメントという意味で昨季の悪い試合を見るような内容。これではタイトルは覚束ない。所謂バカ試合につきあってしまった。

締めるべきところを締めきれず、アップセットを狙って放りこんできた敵のペースに乗せられた。3点取ったのに勝てなかったのは守備の問題であり、攻撃の連係以前。中島を下げたことで逆に前からのプレスが落ち、押しこまれることになったのは結果論だが、後ろを固めたにも関わらずそこから2失点は説明がつかない。

3-1になったところで勝ったと思ったのは僕もそうだし、そこに隙があったと言う他ない。昨季は同じような展開で逆転を許したが、今日は2点差あって引き分けですんだのが僥倖。勝ち点1を拾えたのはむしろ御の字だったかもしれない。PKで失点しながらも70分まで0-1で耐え、交代選手のゴールで終盤一気に逆転したところまではよかったが、最初のPKも含め守備の甘さで負けた。

これで5試合を終えて3勝1敗1分、勝ち点10(1試合あたり2.00)、首位との勝ち点差は2に縮まったが、順位は2位から5位に後退した。今の段階での順位は気にする必要はないが、この首位との勝ち点差は今日落とした勝ち点だということだ。

この引き分けをムダにしないためには次節何としても勝たなければならない。札幌(A)、浦和(H)、新潟(A)とリーグ戦が続く。3試合で最低でも勝ち点7は積み上げなければならない。

評点(評点はドイツ式):
林(4) 敵FWとの一対一での好セーブはあったが2失点目は残念なお見合い。
室屋(4) 右サイドでバチバチやりあって気を吐いた。軽傷ならいいが。
森重(5.5) 2失点に関与する散々な出来。それ以外のプレーも精彩を欠いた。
丸山(5) 前から思っていたがクリアが下手過ぎ。切るときははっきり切れ。
太田(4) 精密なCKやクロスを何度か供給。フィットしてきている感あり。
橋本(3.5) ゴールは見事。ボランチでは敵のプレスがキツく余裕持てず。
田邉(4) 序盤はよく動き窮屈な中でボールを運んだ。悪くはなかったが交代。
永井(4.5) スピードを生かせる展開にならず前半で交代。使い方に工夫を。
阿部(3) 同点ゴールの起点になった切れこみは素晴らしい。起用に応えている。
中島(4) 使えるスペースが限られ、得意の形でシュートが放てなかった。
大久保(4) 動きの質は高いが今ひとつ周囲と合っていない感あり。
===
東(4) リスクを取ってワンタッチで前に送るプレーがあればよかったが。
ウタカ(2.5) せっかく2点も取ってもらったのに勝ちきれなくてごめん。
吉本(-) 時間短し。守備の約束ごとは共有できていたか。

勝った気になってふわっとしたのは僕も同じ。あのスタジアムの空気感はよくなかった。正直すまんかった…。



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2017年03月25日 22:59      [posted by der_ball_ist_rund]

【FC東京】序盤戦レビュー

開幕から公式戦5試合(リーグ戦4試合、カップ戦1試合)を戦ったところで代表のためのブレイクとなった。4月はカップ戦を含めて6試合、5月は8試合が予定されており、いよいよ本格的な戦いが始まる。前哨戦とも言うべきこの5試合を振り返っておきたい。

結果だけを見れば4勝1敗、リーグ戦は3勝1敗で勝ち点9を稼ぎ2位につけるなど戦績は悪くない。しかし内容を見れば、特に攻撃面では、「大型補強」と言われたオフの強化の成果を感じさせるような「強さ」はまだまだ見られていない。

オウン・ゴールでかろうじて勝利した開幕の鹿島戦、篠田監督の指揮下で初めて公式戦無得点に終わったガンバ大阪戦、75分にようやくオウン・ゴールで先制した川崎戦と、攻撃が機能したとは言い難い試合が目立つ。G大阪戦では自らPKをGKに阻止された大久保が試合後に感情を露わにしてユニホームを脱ぎ棄てて蹴り上げ、物議を醸すシーンもあった。

大久保の質の高い動き、永井のスピード、前田のキープ、そして阿部のボールへの執着など、個々の持ち味は局面では発揮されているものの、それらがチームとしてひとつに噛み合い、有機的に連動しているかといえばまだまだそのレベルには至っていない。簡単にいえば「連係に課題」ということ。

まず基本となるチームの攻撃の「型」「パターン」を用意することが必要だ。降りて来た大久保がはたいたボールを眷襪らサイドに展開して中に戻し、上がった大久保を生かす、とか、前田に当てたボールを大久保が拾い、永井が追い越す、とか、愚直に繰り返すべきプレーンな基本形がまずはっきりしていなければならない。

それができて初めて、その「型」の精度を上げること、「型」のバリエーションを広げること、「型」の数を増やすこと、「型」を敢えて崩すことができてくるはずだと思うのだが、今季の東京はいろんな可能性があり過ぎて、その基本の「型」がまだできていないように見える。それが今ひとつ意図のはっきりしない散漫な攻撃になっているのではないか。

特に深く考えなくても、誰がどこに走るか、どこにボールが出てくるか、どこを見るかがお互いに理解でき、共有できていて、意識しないうちに連動できる状態をオートマティズムと呼ぶのだと思うが、当然ながら新加入の多いシーズンの序盤にそんなものがすぐにできあがる訳もなく、その意味ではまず基本の「型」をひとつしっかり固めることが先決だと思う。

それまでの間は、結果優先の固い戦いをすることもやむを得ない。目標はタイトルであって華々しい攻撃をすることではない。オウン・ゴールでの得点を守りきって勝っても攻撃が爆発して6-0で勝っても勝ち点は同じである。現状と結果を結ぶ最も可能性の高い選択を一瞬ごとにやり続けることが必要で、そのためには敢えてしょっぱい試合をしなければならないこともある。

その意味で守備は悪くない連係をしている。G大阪戦では3失点を喫して今季唯一の負け試合になったが、丸山の軽い対応から個人技で奪われた先制点の他は、押しこまれた形とはいえ実質オウン・ゴールの2失点。自信を失ったり下を向いたりする必要はなく、問題点を冷静に修正することで対応できる。

加えて林の加入は大きい。毎試合のようにスーパー・セーブでゴールを守ってくれる他、ハイ・ボールの処理など全体としての信頼感も高い。林がいなければ4勝1敗の成績はなかった。G大阪戦以外の4試合を完封しているのはまぐれではない。

4月以降の戦いを展望した時に希望が持てるのはウタカの加入だ。単にストライカーとしての能力が高いだけでなく、川崎戦で見せた戦術眼や技術の高さ、つまり「フットボールの巧さ」は、先に書いたオートマティズムの完成を見込む上で重要なピース。おそらく誰と組んでも互いに「生かし生かされる」動きのできる人ではないかと思った。ウタカが前でボールに触ることでリズムができ、攻撃のパターン作りが明確になることは期待できる。

一方で痛いのは眷襪良藹離脱。開幕から、中盤で頻繁にボールを触り前線に決定的なボールを供給する役割はもちろん、守備面でもスペースをケアしボールを奪う力強いプレーで核になっていた。それだけにこのタイミングでの離脱はすごく痛いが、ここは田邉と橋本でカバーできるだろう。特に田邉は先発した仙台戦(ルヴァンカップ)、途中出場した川崎戦でいいパフォーマンスを見せておりここで力を見せて欲しい。

あと、太田が今ひとつフィットしきれていないのが気になっていたが、先にも書いたように我慢する展開が多い今季の戦いでは自重して守備を優先していることに加え、永井が左SHに入ると縦のスペースがかぶって前に出て行けないのは大きいのではないかと思う。

永井が右に回り、左の前が中島に代わると、中島が切れこんで中に入った後の左前線のスペースを太田が使えるようになり、川崎戦でのウタカの得点はそうやって上がった太田のクロスから生まれた。クロスの質自体は文句のないもので、左サイドは中島か、かつていいコンビネーションを築けている東を前に置いてもらった方がいいように思う。

今季は目線の上がった厳しい戦いができている。痛かったG大阪戦での黒星からもしっかり学べているし、メンバーを替えて望外の大勝となったルヴァンカップ仙台戦からリーグ戦へのいい還元もできている。

この2試合を踏まえて阿部、中島を先発起用した川崎戦で、苦戦しながらもピンチをしのぎ、終盤にオウン・ゴールで先制、その後、ウタカ、大久保がゴールを重ねて無失点で勝ちきったのは成功体験として大きい。

内容的には互角でありどちらに転んでもおかしくない試合だったが、そういう試合をこっちに引っ張れた。勝って当たり前の試合に勝つのは当たり前で、どちらに転ぶか分からない試合、こちらが不利な試合に勝つことができなければタイトルは覚束ないが、その意味で大きな価値のある勝利だった。

リーグ戦では開幕から昨季の1位、3位、4位、5位と対戦、これを3勝1敗で乗りきったのは、今後の星勘定の上でも、またメンタル面でもベースとなる戦績。内容はともかく結果を先行させることで流れを呼びこみ、そこから内容を進歩させる好循環を確立できればいい。

鹿島戦、川崎戦はポジティブな意味で、G大阪戦はネガティブな意味で、今季のスタンダードとなる試合だった。この後の試合はこの3試合と比べて語られることになるだろう。

大きな期待と、表裏一体をなす覚悟とを胸に臨んだシーズン。ここまではまず許容範囲の滑り出しだが、ここでふわっと4月からの連戦に入ると足許が危うくなる。何よりも勝ち点3を優先する厳しい戦いを続けたい。



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2017年03月20日 20:57      [posted by der_ball_ist_rund]

【ブンデスリーガ第25節】グラードバッハ×バイエルン

■2017年3月19日(日) 18:30キックオフ
■Borussia-Park

日本時間では月曜日未明2時半キックオフという厳しい時間帯だったが、幸い今日が春分の日で祝日だったので7時ごろ起き出してDAZNの見逃し配信を見た。もちろん結果情報は遮断。

グラードバッハはEL敗退が決まったばかり。リーグ戦でも前節HSVに敗れており連敗は何としても避けたいところ。ケガ人が多く連戦で疲労もあるが見せ場の対戦でもあり何とか勝ち点を積み上げたい。

しかしダフード、ジョンソン、クラマーがケガで離脱。シュティンドルも欠場で苦しい人繰りを強いられる。ヤンチュケをボランチに回し右SBにはエルヴェディが先発。両翼にヘアマン、ホフマンを置き、ラファエルとハーンの2トップ。救いはアザールがベンチに戻ってきたこと。

ゾマー
エルヴェディ クリステンセン フェスタガード ヴェント
ヘアマン ヤンチュケ シュトロブル ホフマン
ラファエル ハーン

予想されたことながら試合はバイエルンが圧倒的にボールを支配、グラードバッハ陣内で優勢に試合を進める。グラードバッハは自陣深くに守備ブロックを構築、中央を厚くして最後にハネ返す固い守備で対抗する。

グラードバッハの攻撃は必然的にカウンター主体に。奪ったボールを何度か前線に展開するが最後のところで精度を欠いてなかなかフィニッシュにまで持ちこめない。バイエルンが勝手にシュートを外してくれるのもあって何とかしのいでいるが苦しい時間帯が続く。

43分には左サイドから切れこんだ敵に放たれたシュートがポストに当たり、こぼれ球に詰められるピンチがあったがゾマーがセーブ、何とかしのいでスコアレスで前半を終えた。

後半に入るとグラードバッハがやや球際で厳しく行くようになる。前半はバランスを重視してブロックを崩さないようにマークを受け渡していた印象だったが、ボールホルダーに対するプレスを強めたようだ。

カウンターの頻度も上がるが敵もDFを残していることが多く、こちらも精度を欠いて最後まで決めきれない。すると63分、浮き球のパスを裏に放りこまれ、これを受けた敵MFに決められて0-1と先制を許す。ここまで持ちこたえていたが痛い失点。

このタイミングで64分、ヘアマンに代えてアザールを投入。アザールがトップに入りハーンがSHに落ちたか。すると前線の流動性が加速、セカンド・ボールを拾えるシーンも多くなり、ゴールへの意欲が窺われる展開に。73分にはヤンチュケに代えてドルミッチを投入。この時点ではアザールをSHに下げ、ホフマンをボランチにしたように見えた。

終盤はグラードバッハがリスクを取って前に出たがシュートは決めきれず。81分、ハーンに代えてベネスを投入。ベネスはブンデスリーガ初出場でボランチに入る。ホフマンが再びSHに出たはず。

グラードバッハは最後までゴールを狙い続けたが決めきれず、結局0-1と惜敗を喫した。

人繰りの厳しい中、ベストは尽くしたが力及ばずという試合。ポゼッション31-69と、前半を中心に圧倒的に押しこまれたが、しっかり我慢して最後に真ん中で押し返す固い守備で対抗、90分通して最小の得点しか与えなかった。シュート数は14-18と見劣りしていない。

シュバート監督の時のようなハイ・プレスに行かず、自陣でしっかりブロックを構築するオーソドックスな対応はしんどいが見ごたえあり、またそこからのカウンター・チャンスは作れていてゲーム・プランは悪くなかった。

ただ、守り勝つためには一度の綻びも許されない一方、敵は何度でも仕掛けて一度でも決まれば結果は出る訳で、18分の1を決められた以上は受け入れなければならない敗戦だろう。しかし後ろを固めつつも最後までゴールを狙いに行き、首位相手に善戦したことは評価されるべきだし、見ていて勇気づけられるナイス・ゲームだった。

グラードバッハは25試合を消化して勝ち点32の10位。1試合あたりの勝ち点は1.28まで低下しておりEL圏内の6位との勝ち点差は5と開いてしまった。

しかし来週はインターナショナル・マッチ・デイでブンデスリーガは1週休み。ELもなくなりリーグ戦に集中できる環境だ。この2週間の時間を使い、ケガ人の治療・回復と、チーム戦略の再確認、残り試合を戦うためのオートマティズムの再構築をしっかりやっておきたい。

残り9試合、ELはまだ手の届くところにある。

ディーター・ヘキング監督談話:
「私は私のチームを大いに称賛したい。6週間に亘るイングリッシュ・ウィークの後で、彼らはまたしても大きな仕事をしてくれた。もちろん、それだけに結果は残念なものだ。最後に0-1で負けたということは、投じた費用は結局何ももたらさなかったということ。常に動き続けスライドし続ければスペースができるのは当然だし、バイエルンはそのスペースを生かすだけの質のあるクラブだ。しかし、モラルとスピリットは今日も素晴らしかった。シーズンの終盤にかけてスパートできることには自信を持っている。チームはここ数週間で、彼らがフットボールとしてどんな位置にいるかを示してくれた。我々はそれを代表試合のための中断の後で再び呼び起さなければならない」

中二日だったことを考えても上出来というべき試合。ここでちょっと仕切り直そう。



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2017年03月19日 21:13      [posted by der_ball_ist_rund]

【ELラウンド16】グラードバッハ×シャルケ

■2017年3月16日(木) 21:05キックオフ
■Borussia-Park

まあもうELの日程とかこれしかないんだろうとは思うけど平日の未明とか。5時に起きようかと思ったけど眠気に負けてまたしても出勤の身支度しながら後半だけリアルタイムで見た。

ファースト・レグをアウェイで1-1と引き分け、最悪スコアレス・ドローでも準々決勝への勝ち抜けは決まるが、こういう試合の戦い方が難しくなるのはいつものこと。きっちり試合に勝つことを考えて戦うべきだろう。

ラファエルが戦列に復帰、ドルミッチとの2トップになり、ダフードはボランチに。また右SBにはヤンチュケが復帰した。

ゾマー
ヤンチュケ クリステンセン フェスタガード ヴェント
ヘアマン ダフード クラマー ジョンソン
ラファエル ドルミッチ

序盤はどちらもリスクを嫌った慎重な立ち上がりに。先制点が効く試合だけにまずは手堅く試合に入るのは理解できる。16分、ジョンソンがケガでホフマンに交代。アクシデントで予定外のカードを切らされる。

直後の18分、ラファエルが左サイドを裏に抜けクロスを入れると、ドルミッチで頭で合わせたが惜しいところで枠を逃した。その後は互いに攻撃を仕掛ける。22分にはラファエルがエリア外でのキープからミドル・シュートを放つがこれも枠を捉えきれず。

26分、ヴェントのFKにドルミッチが当てたボールがクリステンセンの足許に。クリステンセンの右足のシュートは敵DFに当たり軌道が変わってGKの逆を突く形になりゴール。いい時間帯に1-0と先制する。アウェイ・ゴールと合わせてグラードバッハがグッと優位になる。

その後の時間帯は前に出るしかなくなったシャルケの反撃を受けるが、ゾマーの好セーブもあり何とかしのぐ。前半アディショナル・タイム、前がかりになったシャルケの裏を突いてカウンターを仕掛ける。ラファエルからのパスを受けたダフードが20m以上あるミドルを決めて2-0とリードを広げ前半を終えた。

この辺でもそもそと起きだして後半からスカパー観戦。ヘキング監督は後半からクラマーに代えてシュトロブルを起用。守備を重視したかコンディションの問題か。

54分、正面25メートルあたりからの敵のシュートがゴールの手前で大きくイレギュラー・バウンドし、飛び込んだゾマーの上を抜けてゴール。不運な失点で2-1と1点差に。何とも不運としか言いようがない。

その後は勢いに乗って攻めるシャルケをグラードバッハがしのぐ展開に。67分、エリア内でシュトロブルが敵のクロスをクリアしようとしたが、これがダフードに当たり、ハンドの判定となってPKを与えてしまう。これを決められて2-2の同点に。

ダフードの手は体側から大きく離れてはおらず、また味方からのアクシデンタルなボールでパスやシュートを止めに行った訳でもない。至近距離で避け難く、普通は意図的なハンドリングではないと判断するシーンだったと思うが疑問の残る判定だった。

これで2試合合計のスコアは3-3となったが、アウェイ・ゴールでシャルケが上回るため、この時点で勝ち抜けはシャルケに。グラードバッハは勝ち越し点が必要になった。

やむなく前に出るものの攻撃は思うように機能せず、83分にはドルミッチを下げてハーンを投入したもののチャンスも作れずに、結局2-2の引き分けとなり、グラードバッハのELチャレンジはここで終わった。

前半まではプラン通りだったと思うが、後半、不幸なイレギュラー・バウンドによる失点と不可解なPKで追いつかれた。まあ、自分のスタジアムなのでイレギュラー・バウンドには文句は言えないが、しっかり試合を進めていただけにもったいない結果だった。

とはいえ数字を見ればシュート数9-16(枠内2本で2点は逆にスゴい…)、CK5-9、ポゼッション45-55。小気味よくパスをつないで攻め上がるスタイルも機能しきれていない感はあった。

ラファエルが気を吐いていたが、ドルミッチがどうしてもフィットしきれていないのが気になる。シュティンドル、アザールがおらず、最後は焦りも出て流れを取り戻せなかった。落ち着いてやれていれば1点は入りそうにも思えたが…。

これで今季はリーグ戦の残りとDFBポカールに集中することになる。リーグ戦ではまずEL圏内を目指してひとつでも上の順位に行かなければならず、残り10試合に全力を尽くすしかない。

週末はこっちだけ勝手に盛り上がるバイエルンとの対決だが、前節HSVに負け、週央にEL敗退が決まった流れで下を向きたくはない。切り替えができれば絶好のステージで、ヘキング監督の采配、チームの現在を知る意味で重要な試合になる。ここを乗りきれば日程も楽になる。

ディーター・ヘキング監督談話:
「我々は素晴らしいヨーロッパリーグの試合を2試合見たが、その結果我々は今日不運にも敗退することになった。しかし私のチームは今日もできることはやりきっており称賛しかない。我々が敗退することになった経緯にはもちろん失望している。最初に失点についてはヤン(・ゾマー)をまったく責められない。ボールはゴール前でもう一度大きくハネており、非常に不運だった。その後はシャルケが非常にプレスをかけてきた。2点目の失点の前の状況については私の目にははっきりしているが、あれはPKではない。しかしそのことを非難しても仕方がない。判定は腹立たしいものだが、腹を立てても仕方がないということだ。21年ぶりにヨーロッパリーグの準々決勝に進出するという目標を持っていただけに選手たちもすごくがっかりしている」

この鬱憤はバイエルン相手に晴らすしかない。



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2017年03月19日 00:21      [posted by der_ball_ist_rund]

【Jリーグ第4節】FC東京×川崎

■2017年3月18日(土) 19:00キックオフ
■味の素スタジアム

いい天気の土曜日、夕方から家を出て味スタに乗りこんだ。まだまだ冷えこみは厳しく、そこそこの厚着で襟元をしっかり固めた。先週も書いたような気がするが、この季節にムリヤリ夜の試合するのはほんと勘弁して欲しい。今日だって2時とか3時キックオフならもっと気楽に見られたのに。

前節G大阪に0-3と完敗、水曜日のルヴァンカップはメンバーを入れ替えて6-0と大勝、この二つの結果をどう今日の試合で消化するか、篠田監督の手腕が問われる大事な試合。特にリーグ戦でタイトルを目指す以上、連敗は許されず、また上位クラブとのホーム・ゲームでもあり何としても勝ち点3を取らなければならない。

ルヴァンカップで2得点と結果を出した阿部と中島を先発起用、東がベンチ・スタートとなった。河野はケガで欠場、ウタカがリーグ戦初めてベンチ入り。


室屋 森重 丸山 太田
橋本 眷
永井 阿部 中島
大久保

序盤は川崎のペース。2分、川崎のCKからゴール前でヘディング・シュートを放たれる。林の必死のセーブのこぼれ球に再び詰められ頭で押しこまれそうになったが線上でクリア、何とか難を逃れる。これが入っていればいきなりビハインドを背負っていただけに大きなプレーだった。

その後も川崎がボールを持ち、コンビネーションから崩しに来る流れになるが東京の守備も集中しておりゴールは割らせない。東京も奪ったボールを素早く展開、チャンスを作る。中盤で激しい押し合いが続くが、次第に東京がセカンド・ボールを拾えるようになり拮抗した戦いとなる。

27分、左サイドから阿部がエリアに切りこみクロスを送るとファーの大久保が合わせてゴールにようにも見えたがオフサイドの判定。現場で見ただけだが微妙な感じだったと思う。逆に31分には敵FWの独走に東京のDFが3人並走しながら止められずシュートを放たれる。林がファイン・セーブでゴールは阻止したものの危なかった。

結局、どちらも譲らない厳しい戦いで、集中が切れた方がヤられる怖さのある緊張感をはらんだままスコアレスで前半を終える。東京は前節同様必ずしも攻撃が噛み合っている訳ではないが、林のセーブにも助けられ、後ろがしっかり我慢することで試合の形を保っている。地力のあるクラブ相手に失点のないまま後半勝負になる展開は悪くない。

後半になっても息詰まるような中盤でのつばぜり合いが続く。52分、阿部の落としに橋本が強烈なシュートを放つが敵GKがセーブ。60分にもクリアボールを拾った中島が枠にシュートを放つがこれも敵GKがセーブ。

62分、永井に代えてウタカを投入。ウタカはトップに入り阿部が右SHに落ちる。さらに68分、既に警告を一度受け、その後もファウルを繰り返していた橋本に代えて田邉を投入。退場のリスクあっただけにこの交代は重要だった。

ウタカと田邉が入った上、川崎の足が止まり始めて、試合は次第にオープンになり、東京がボールを動かせる時間が増えてくる。75分、大久保のパスを受けて左裏に抜け出した阿部がエリア内から中央に折り返すと、敵DFに当たったボールがさらに敵GKの足に当たり巻きこむようにゴールへ。これが入り東京が敵のオウン・ゴールで1-0と先制。

ビハインドを背負った川崎は前に出るが、東京は巧みにクリティカルなパスの出しどころを抑えて決定機を作らせない。逆に86分、左サイドをカウンター気味に上がった太田が中央にクロスを送ると、走りこんだウタカが強烈なジャンピング・ボレーを突き刺しゴール。2-0と貴重な追加点を挙げる。

アディショナル・タイム、中島に代えて徳永を投入、3バックというか事実上の5バックに。川崎の必死の攻撃に押しこまれるが、最後にクリア・ボールのこぼれ球を大久保が拾ってカウンターを仕掛ける。大久保がエリア手前でウタカにパスすると、ウタカはDFの間を通して大久保にリターン。これを受けて裏抜けした大久保が敵GKをかわして流しこみゴール。3-0と試合を決める。試合はそのまま終了、東京が3-0と川崎に完勝した。

連敗は許されない状況で上位との厳しい試合となったが、ホームらしく堂々と戦い、結果として勝ち点3を得た。内容は前節に比べてそれほどよかった訳ではなく、特に前半は守備に追われ攻撃の連係は見られなかった。それでもしっかり我慢して何とか失点を防ぎ、後半勝負に持ちこめたのが大きかった。

オウン・ゴールでのウノゼロでも勝てればそれでよかったが、前がかりになる敵の裏を突いて加点、敵の戦意をくじきながら無失点で勝ちきったことは高く評価されるべきだろう。追加点がウタカ、大久保など、決めるべき人が決めて取ったことで重かった扉がひとつ開かれた感がある。大久保もちょっと落ち着くだろう。

いくらいい試合をしても結果が出ず形を崩すことも多いが、今季はこれまで形はまだまだでも何とか結果を出してドライブできている。前節、そこの辻褄を合わしきれず問題点を露呈する形で負けたため、今節は難しい戦いとなったが、ルヴァンカップで結果を出した阿部、中島を先発起用、途中交代でもウタカ、田邉を起用してチームを活性化した。

結果ほど力の差があった訳ではなく、先制されていれば逆の結果になっていた可能性も十分あった厳しい試合だったが、ポゼッション46-64、シュート数8-11と数字上劣勢でも浮足立つことなく、最後まで勝利を目標に戦えた。結果としてウタカ、大久保にもゴールが生まれ、結果先行で内容がついてくるいい流れを作ることができた。

特筆すべきはウタカの巧さであり、クロスに飛びこんだ得点も見事だったが、大久保のゴールを導いた優しいワンツー、終盤押し込まれた時間帯のCKやクロスを何気に全部ニアで弾いた守備力など、「ポイントを見極めて最も的確なプレーを選択する戦術眼と技術」がハンパない。

ルヴァンカップでの中島とのコンビネーションや今節の大久保との連係など、味方を生かす、生かされる関係もよく見極めができており、単なるストライカーではない。ラスト・ピースがハマった感あり、前線の競争はますます厳しくなるだろう。

インターナショナル・マッチ・デイになるのでリーグ戦は1週休みとなるが、この期間を前線の連係強化に生かしたい。前節完敗のあと、ホームとはいえ難しい相手にきちんと結果を出したことで、最初のチェック・ポイントは通過したものの、シーズンはまだまだ先が長い。しっかり勝ち点を積み上げて行きたい。

ここまで4試合を消化して3勝1敗、勝ち点9(1試合あたり2.25)で暫定2位、首位神戸との勝ち点差は9となっている。順位はまだ気にする必要はないが、1試合あたりの勝ち点と首位との勝ち点差は注意深く見て行かなければならない。

評点(評点はドイツ式):
林(2.5) ファイン・セーブと安定したハイボール処理で勝利を呼びこんだ。
室屋(3.5) 敵の最後攻撃にしっかりフタをしたが攻撃はややノッキング気味。
森重(3) 厳しい試合だったが完封は大きい。主将として成長していると思う。
丸山(3.5) 前節のミスを挽回するべく積極的に守備。自陣でははっきり行こう。
太田(3) 前にスペースできて上がりやすくなった。2点目のクロスは完璧。
眷(3) 既に東京の核。何気に守備で貢献。パスミスいくつかあった。
橋本(3.5) 思いきりのいい動きでチャンスにも絡んだが警告受けて交代。
永井(4) スピード生かせるシーン少なかった。もっと潜在能力あるはず。
阿部(3.5) プレスや仕掛けなどまさに敵の嫌がる動きができていた。
中島(4) 仕掛けはいいが守備で不安定要因に。今は仕掛け優先でいいが…。
大久保(3.5) なかなか味方と息が合わない。得点はウタカに礼を言いたい。
===
ウタカ(2.5) 大久保にワンツーを落とした優しさに全米が涙するレベル。
田邉(3) 中盤で時間作れるしいて欲しいところにいてくれる。先発で使って。
徳永(-) 時間短し。

大久保に気持ちよく仕事してもらうことの重要性と、そのためにとにかくまず1点取ってもらうことの必要性をよく理解していたウタカに本当に感謝したい。



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2017年03月16日 00:06      [posted by der_ball_ist_rund]

【ルヴァンカップ第1節】FC東京×仙台

■2017年3月15日(水) 19:00キックオフ
■味の素スタジアム

何とか仕事を片づけて味スタに駆けつけた。しつこいようだが平日夜の試合はあと30分キックオフを繰り下げて欲しい。マジ厳しい。3月とはいえまだまだ冷えこみは厳しい。スーツの下にカーディガン、ふだんのジャンパの代わりにダウン・ジャケットを着こんで来た。マグには熱いコーヒーも用意した。

週末のリーグ戦ではガンバ大阪にアウェイで0-3と完敗しており、何とか態勢を立て直して悪いイメージを引きずりたくない。きちんと切り替えて修正して行けるか、カップ戦とはいえ対応力が問われる大事な試合になる。

大阪戦からは大きくメンバーを入れ替え。U21の選手を最低一人は先発させなければならないという規則のため小川を今季公式戦初めて先発させた他、ほぼすべてのポジションで選手を入れ替え、大阪戦の先発メンバーで今日も先発したのは林、森重、眷襪3人だけ。

その他、ウタカが登録後初めて公式戦でベンチ入り。一方で大久保、太田、東らはベンチ外に。仙台も若手中心のメンバーに入れ替えて来たようだ。


徳永 吉本 森重 小川
眷襦‥廷
バーンズ 阿部 中島
前田

試合は序盤から東京がほぼ一方的に押しこむ展開。前線からのプレスでボールを奪うと素早い切り替えから効率よく前線にボールを運び、ほぼ敵陣で試合を進める。遅攻でも最終ラインでのパス回しから縦に当てるのをトリガーに動き出すことができている。

しかし仙台の守備もあって、チャンスの数の割りにはゴールにつながらず、攻めても得点できない悪いパターンが頭をよぎる。試合が動いたのは27分、眷襪ら浮き球のパスを右サイドで受けた徳永が戻しのラスト・パス。これを阿部が丁寧に流しこみゴール。東京が1-0と先制する。徳永のクロスが光った。

その後も東京は中島、阿部、バーンズが流動的にポジションを交換しながら攻め上がり、何度か仙台ゴールに迫る。前半アディショナル・タイムには中島のシュートが敵GKの手を弾いてゴールへ転がるシーンもあったが押さえられ、結局1-0のままで前半を終えた。

後半の出足は仙台もやや前に重心をかけてきたものの、前線からの積極的な守備でボールを奪うと次第に東京ペースに。51分、眷襪離僖垢魃Ε汽ぅ匹納けたバーンズがワンタッチで中央の中島に。パスを受けた中島が縦に走りタイミングを計ってシュート、これが決まって2-0とリードを広げる。

さらに53分、阿部が中盤で奪ったボールをつなぐとバーンズが右サイドを上がりシュート。これは敵GKにセーブされたが、こぼれ球が敵DFに当たりゴール前に転がる。このボールに阿部が果敢に詰めて押しこみゴール。3-0とさらに追加点を挙げる。この辺りで試合が決まった感はあった。

61分、バーンズに代えてJ1公式戦初出場となる柳を投入。柳と小川を両ワイドに置いた3バックに移行したか。さらに67分には前田に代えてウタカを投入、ウタカも初出場となる。

74分、阿部が敵エリア深くから中央に折り返したボールが敵のハンドを誘いPKを得る。ボールは森重に手渡されたが森重がウタカを指名。ウタカのキックは天井に刺さる強烈なシュートで4-0に。PKとはいえ最初の試合でゴールできたことはこの先を考えても大きい。

79分、眷襪紡紊┐洞極椶鯏蠧。すると83分、右に張った阿部のクロスをファーの小川が頭で落とし、これをウタカがダイレクト・ボレーで強烈なシュート。これは敵GKにセーブされたものの、こぼれ球に橋本が詰めてゴール。5-0とリードを広げる。

さらに88分、自陣からの森重のパスを、右サイドに出ていたウタカがワンタッチで中央の中島にはたく。中島がこれをワンタッチで右前線に出すとウタカが拾ってカウンターに。ウタカはシュートするかとも思われたが中央でフリーの中島に再びパス。中島がこれをワンタッチでシュートするとGKの動きと逆に決まって6-0に。

試合はそのまま終了、東京が6-0の大勝で今季のルヴァンカップ初戦を飾った。

シュート数20-3と圧倒的に試合を支配、攻撃した試合だった。仙台が若手中心のメンバーであったことは割り引かなければならないが、控え中心のメンバーでこれだけの結果を出したことは素直に評価したい。

特にバーンズ、阿部、中島の思いきりのいい動き、前田の前線での献身、そして中盤での田邉の好守のリンクと、リーグ戦で出場機会の少ない選手がしっかりと特徴を出し結果につなげたことは大きな成果だった。

また、交代で出場したウタカは既にフィットしていることを見せつけ、前田、ウタカの動きを見れば大久保のポジションも安泰ではないと思わざるを得ない。ウタカはシュート4本、PK以外はGKに当ててしまったが、むしろ味方を使うスルー・パスのセンスに見るべきものがあった。

小川、柳もフレッシュなプレーで好印象。柳はクロスや、サイドでボールをキープしながら、追い越した選手にパスを出すタイミングと軌道などにセンスを感じた。ただ、終盤、カウンターで独走した時にエリアで減速、出しどころをさがしたのはいただけなかった。既に大量リードでの終盤、初出場でアピールすべき試合であり、そのままシュートしても誰も文句は言わなかっただろう。

ただ、この試合のポジティブな結果をリーグ戦にどうつなげて行くかは悩ましい。この試合を見れば田邉をボランチに起用して眷襪帆箸泙擦襪海函▲Ε織をリーグ戦のベンチに入れること、場合によっては前田を先発させることあたりは現実的。あとは阿部、バーンズもリーグ戦で見たい。

しかし、キャンプからずっとチームを作ってくる中でレギュラーを獲得してきたメンバーには当然それなりの裏づけがある訳で、今日のメンバーがベスメンではない敵とのカップ戦で結果を出したからと言ってすぐに総入れ替えする訳にも行かないの当然だ。チーム内の競争を促しつつ、アピールできた選手は1枚、2枚と試して行くという地味なプロセスになるだろう。

いずれにせよ、リーグ戦での完敗を引きずらず、しっかり流れを引き戻したのは大きい。週末の川崎戦のメンバーも含めて楽しみになった。今日の動き、メンバーを「トップ」に還元し統合すること、層の厚さを生かすこと、篠田監督の力量が問われる。

評点(評点はドイツ式):
林(3.5) 枠に来たFKを腕1本でセーブ。完封で試合を締めたのは重要だった。
徳永(3.5) 先制のアシストなどさすがの働き。リーグ戦先発もあっていい。
吉本(3.5) 得意の全消しを披露するチャンスなし。ヘディング惜しかった。
森重(3.5) こういう試合でヘンな失点をしなかったことは評価されるべき。
小川(3.5) 自信を持ってプレーできた。FK決まってればヒーローだったが。
眷(3) 中盤で試合の流れをコントロール。緩急を使い分けて存在感あり。
田邉(3) 眷襪箸料蠕よかった。時間を作れる選手でありリーグ戦で見たい。
バーンズ(3) ボールを持てばまずゴールに向かう姿勢がずっと効いていた。
阿部(3) 手を抜かない動きでアピール。得点以上に大きな貢献あったと思う。
中島(3) 守備に穴を空ける悪癖は依然としてあるがそれを上回る結果を出した。
前田(3.5) シュート0は寂しいが、献身的にボールを受け攻撃を下支え。
===
柳(3.5) 公式戦初出場だったが堂々としてプレーできており合格点。
ウタカ(3) PKとはいえ初出場初得点。随所に怖さを見せた。十分行ける。
橋本(3.5) しっかり詰めたことでゴールをゲット。OGの悪夢を払拭。

入口でももらったルヴァンを通勤カバンに押しこむのに苦労した。




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2017年03月14日 22:32      [posted by der_ball_ist_rund]

【ブンデスリーガ第24節】HSV×グラードバッハ

■2017年3月12日(日) 17:30キックオフ
■Volksparkstadion (Hamburg)

日曜日のこの時間はキツい。日本時間月曜日未明1時半キックオフとあってリアルタイム観戦は断念、月曜日の朝に結果だけ確認して夜にダイジェスト見た感じ。

リーグ戦では前節シャルケに勝ったものの、週央のELでは同じくシャルケにカツカツの引き分け。連戦でさすがに疲れもたまり、順番にケガ人が出る状態であまり余裕はない。内容はともかくアウェイで勝ち点を積み上げることに集中したい。

ラファエルがインフルエンザ、シュティンドルが腰に問題ありということで欠場。一方でクリステンセンが戦線に復帰。ドルミッチを1トップに、ダフードをトップ下に上げ両翼にヘアマンとホフマン、ボランチにはシュトロブルとクラマーという布陣。右SBにはヤンチュケに代わりエルヴェディが久しぶりに復帰した。

ゾマー
エルヴェディ クリステンセン フェスタガード ヴェント
クラマー シュトロブル
ヘアマン ダフード ホフマン
ドルミッチ

試合はHSVペース。グラードバッハは自陣で受ける展開になる。しかし序盤のピンチをしのぐと、22分、ヴェントの遠目からのFKにクリステンセンが頭で合わせゴール。グラードバッハが早い時間帯に先制し1-0とリードを奪う。

29分、敵にゴールを決められるがオフサイドの判定。直後にダフードのクロスに中央でドルミッチがダイレクトのシュートを放つがこれは敵GKにセーブされる。35分にもHSVのゴールがオフサイドとなり認められない。

しかし36分には左サイドのクロスからファーでヘディング・シュートを放たれ、ポストに当たったボールがゴールに入り失点、1-1と追いつかれる。

グラードバッハは41分にヘアマンのクロスにドルミッチが頭で合わすが枠外。44分にスルー・パスからヘアマンが裏に抜けるがシュートは決めきれず。1-1と同点のまま前半を終えた。

後半に入ってもHSVが優勢に試合を進め、立て続けにチャンスを作るがグラードバッハがしのぐ。57分、ホフマンに代えてジョンソンを投入。HSVはミスが多く、試合は膠着する。

67分、ヘアマンに代えてハーンを、さらに77分にはエルヴェディに代えてヤンチュケを投入する。勝ち点1を守りに行ったか。だが80分、敵のクロスがヤンチュケに当たり敵FWの足許へ。フェスタガードが対応したがフェイントにかわされてゴールを許し、1-2と逆転される。

グラードバッハは大きなチャンスも作れないまま試合終了。先制しながら終盤に逆転を許し、手にしていた勝ち点1を持ち帰ることができなかった。

ポゼッションは53-47と遜色ないがシュート数7-17、CK4-8と攻めきれなかったことが分かる。やはりラファエルとシュティンドルを欠いて推進力とアイデアを欠いたか。決勝点のハネ方とか不幸な部分もあったがゴール前に押しこまれており必然でもあった。

ダフードのトップ下は面白いと思うが、ドルミッチが連動しきれていないのではないか。ひとつゴールが生まれれば一気にハマる可能性もあると思うが、これまでのところチャンスをもらいながら結果を残せていない。ドルミッチが計算できるようになれば前線がグッと分厚くなるのだが…。

こういう試合をしっかり我慢して勝ち点1でも持ち帰れるか、手ぶらで帰るかは後々大きな違いになると思うが、そういう意味では最後に踏ん張りきれなかった試合。疲れもあり、またケガ人もあって必然的にターン・オーバーしているが、その分連係がちぐはぐになっている感もある。

これでグラードバッハは24試合を終えて勝ち点32のまま。1試合あたり1.33で順位は9位をキープしたが下も詰まっており薄氷だ。タラレバになるが勝っていればEL圏内の6位であり1-0を死守したかった。朝結果見てがっかりして試合全編見る気力出ず。

それでも試合は続く。木曜日にELのシャルケ戦セカンド・レグがある。この試合はスコアレス・ドローでも勝ち抜けで準々決勝になる大事なホーム・ゲーム。そして週末にはバイエルンとのホーム・ゲーム。意地を見せたいが…。

ディーター・ヘキング監督談話:
「前半には明白なチャンスが2つあった。2-0か、あるいは3-1でおかしくなかった。後半になるとHSVがよくなり、試合を支配して我々を後ろに押しこんだ。失点についてはうまい答えが見つからない。HSVは今日はたくさんの一対一に勝ち、たくさんのセカンド・ボールを拾った。我々は中盤であまりに多くの軽いミスがあり、そのせいで何度もカウンターを浴びることになった。こんな形でやられるのはあってはならないことだ。最後の集中を欠く試合があることはもちろん分かっている。チームはここ何週間もギリギリで戦っており、今日も何とか勝ち点1を持ち帰ろうと力を注いだ」

ラファエル、シュティンドル、アザール、そしてトラオレ…。



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2017年03月12日 22:26      [posted by der_ball_ist_rund]

【Jリーグ第3節】G大阪×FC東京

■2017年3月11日(土) 19:00キックオフ
■市立吹田サッカースタジアム

首都圏外のアウェイ・ゲームだが里帰りを兼ねて遠征することにした。新大阪から東海道線で千里丘駅まで行き、そこから歩いた。駅からスタジアムまではサクサク歩いて20分。山越えで坂がキツい。1時間以上前にスタジアムに着き、コンビニのサンドイッチを食べながらキックオフを待った。

日中はよく晴れたが気温はあまり上がらずスタジアムは寒い。どうせ夏になれば暑くて全試合夜開催になるんだから、この時期くらいは昼間に試合をさせて欲しい。寒いし帰りはしんどいしこの時期の夜開催はいいことがない。

東京は開幕2連勝中だが内容は決してよくなく、何とかしのいで結果だけは出しているという状態。守備のベースを崩さず、そこに攻撃の形を上積みしたいところだが簡単にやらせてくれる相手でもなく、厳しい試合になることが予想される。2連勝のことは忘れて、厳しく、我慢強く戦いたい。

先発は開幕以来変わらず。この試合ではこれまでの田邉にユ・インスがベンチに入った。試合前には6年前の東日本大震災の犠牲者のための黙祷があった。


室屋 森重 丸山 太田
橋本 眷
河野 東 永井
大久保

前節に続き固い展開に。大阪が高い位置からのプレスを敢行し、東京のCB、ボランチに圧力をかけてパスをつながせない。出しどころが見つけられず攻撃に手詰まり感あってボールを前に運べない時間が長い。

互いにコンパクトな中盤で押し合っていたが、22分、ロングフィードを受けた敵FWが右サイドに走りこんでくる。丸山が並走しエリア外で競ろうとするが外され、ソロで侵入を許す。

角度が厳しいところで林が飛び出したが、敵のシュートは林の脇をかすめてファー・ポストに当たりゴール内に。カウンターからの失点で0-1とビハインドを背負う。丸山の対応が軽かった。

東京は前に意識が行くが大阪の守備も固く、またパスのズレ、連係の甘さが散見されてフィニッシュまでつなぎきれない。35分、早くも河野を下げて中島を投入、永井が右サイドに回る。

しかしその後も東京の攻撃は改善せず、頼みの中島もボールを持てない。降りて来た大久保や眷襦東らがボールを動かそうとするが噛み合わず、得点の匂いがしないまま前半を0-1で終了。パスの出しどころを抑えられて前節同様攻撃の形ができなかった。

後半に入っても流れは変わらず。52分、ゴール前でのクリア・ボールが中途半端になりゴール正面でルーズに。これを詰められポストをヒット、さらにこぼれたボールを押しこまれて失点、0-2とリードを広げられる。

記録上は敵FWの得点になったが、リプレイを見ると敵と競った丸山に当たって入っているように見える。いずれにしても最初のクリアがあまりにプアだった。クリアなのかパスなのか、ゴール前で短い横パス出してルーズにしたのであればむしろその方が問題かも。

後のなくなった東京は前がかりに。57分、中島が左寄りから左足でシュートを放ちきれいに枠を捉えるが敵GKのファイン・セーブに遭う。59分、東に代えて徳永を投入、3バックに。さらに63分には永井に代えて前田を投入。追撃のためにカードを使いきる。やるしかない。

76分、右サイドからエリア内につっかけた室屋が敵DFに倒されPKを得る。大阪は執拗に抗議し時間を使うが判定は変わらず。リプレイで見てもファウルの判定は妥当だったと思う。

79分、このPKを大久保が蹴ったが完全にコースを読まれ敵GKにセーブされる。このこぼれ球を大久保が自ら詰めに行くがこれも敵GKの身体を張ったセーブに阻まれゴールすることができず。この日の勝負を分けたシーンだったと思う。大久保はやや丁寧めにボールを置きに行った感あった。

すると84分、左サイド裏にパスを出され背走しながらこれを追う形に。鋭いクロスを入れられ、懸命に戻った橋本が中央をゴールに向かって走りながらクリアしようとするが橋本が蹴ったボールはそのままゴールに。絶妙のシュートになってしまいオウン・ゴールで0-3と決定的な追加点を許す。

橋本の対応は責められないが、前がかりになった時間帯に長いボール一発で裏をやられた時点で失点は覚悟の形だった。

88分、右サイドの室屋からのクロスにファーの大久保が頭で合わせるがこれも敵GKがセーブ。一度逃げた流れはなかなか取り戻せず、敵GKを乗せてしまった状態に。

89分、中島が再び左足で枠に鋭いシュートを放つがこれも敵GKがファイン・セーブ。最後はオープンになり、6分のアディショナル・タイムもあったが3点差をひっくり返すことはできず、0-3と今季初黒星。昨季の篠田監督就任以来続いていた公式戦得点記録も20試合で途絶えることとなった。

前半、CBとボランチにしっかりとプレスをかけられ出足を止められた上、長いボールを前線で収められる選手もおらず、推進力を奪われた状態で攻撃が完全に停滞した。前節はそれでも永井のスピードを生かして何度かチャンスを作ったが、今節はそれもなく、逆に早い時間に今季初失点を喫して追う展開になったことで試合が難しくなった。

守備が固いと言われていたが、この日の失点はどれも首をかしげたくなるような軽い守備からで、攻撃の連係はまだまだという自覚のあるチームの戦い方とは思えなかった。敵が想定以上に寄せて来たということなのか、ボール・ロスト、パスのズレ、引っかけが散見されてグダグダだった。

攻撃ではビハインドを背負い前に出た終盤こそいくつかチャンスを作れたが敵GKのファイン・セーブに消された。流れとしては0-2からのPKを失敗したのがすべて。長い抗議でリズムを切られたのも効いた。

シュート数12-10、ポゼッション48-52、CK7-3と数字的には悪くないが、実際にはそれ以上にあまり勝てる気のしなかった試合。内容が悪いなら悪いなりに我慢して最低限の結果を手繰り寄せるという、ギリギリやるべきことができず自滅した試合だったと思う。

シーズン34試合を無敗で乗りきることが実際上難しいとすれば、どこかで取りこぼしが出ること自体はやむを得ないが、連敗だけは避けなければならないし、このひとつの敗戦は徹底的に分析し、修正した上で乗り越えなければならない。簡単に切り替えて「次行ってみよう」では同じことがまた起こる。

何とか結果優先で2連勝してきたが、結果を積み上げる中で内容を修正することがやりきれないまま、早くも綻びが出てしまった。ここでメンタルがネガティブになってズルズル行くのか、しっかり踏ん張って一段階上がることができるのか。真価を問われる今季最初のチェック・ポイントだ。ここで折れていてはタイトルは覚束ない。

次節はホームでの川崎戦だが、その前に水曜日のルヴァンカップがありホームに仙台を迎える。4日ですべての問題が解決する訳はもちろんないと思うが、何が問題なのか、それをある程度時間をかけて修正、克服することと、取り敢えず今それを何とかありモノでカバーすることの両方をやらなければならない。篠田監督の力量を見せて欲しい。

太田が全然攻撃で使えておらずもったいない。永井と太田で使いたいスペースがかぶっているのが問題ではないか。永井を右に回し、東を左SHに出して、大久保と前田を2トップにした4-4-2にすれば、太田と東のコンビネーションを使えるし、前田が前線で収めたボールを大久保が拾う形もできる。

ボランチは眷襪氾廷気離灰鵐咾砲靴謄廛譽垢鬚い覆后敵の出しどころをつぶすというアグレッシブな守備ができないかと思う。こんな感じ。いいと思うけどな。


室屋 森重 丸山 太田
永井 眷襦‥廷機‥
大久保 前田

これで3節を終了し勝ち点は6で変わらず(1試合あたり2.0)。この時点での順位(8位)は一喜一憂すべきでないが、この試合で逃した勝ち点3から何を学ぶのか、それがポイントだと思う。

評点(評点はドイツ式):
林(4.5) 失点はいずれもノー・チャンスか。オウン・ゴール実質2本はキツい。
室屋(5) ボールを受けても前が詰まっているケースが多く突破は少なかった。
森重(5) こういう状況でチームを先へと引っ張って行けるか、主将の力が重要。
丸山(5.5) 2失点に関与。特に先制点のシーンでは敵FWに簡単に逃げられた。
太田(5) 見せ場のプレース・キックも不発。縦の連係が深まらないのは問題。
眷(4.5) アイデアは見せたがプレス受けてのボール・ロストも。
橋本(5) オウン・ゴールは責められないが中盤でのリスク管理できず。
河野(5) 固い試合では持ち味が生きない。早い時間の交代はやむなしか。
東(5) 彼がダイレクト・プレーで前にボールを供給できれば違いが出せる。
永井(5) スピードを生かす局面もなく守備に追われて持ち味出せなかった。
大久保(5) PK失敗は痛恨。このチームでの生かされ方を考えているところ。
===
中島(4.5) 果敢にシュートを放ったのは評価。ハイリスク・ハイリターン男。
徳永(4.5) 途中出場だがいい動き。控えはもったいない。悩ましい…。
前田(4.5) 前線でボールを収める力はやはり必要。2トップにできないか。

試合後にはプロジェクション・マッピング的な何かがあったらしいが興味ないのでそそくさとスタジアムを後にした。

帰りはまた名神をくぐって東に向かい、JR千里丘駅から帰った。モノレールが大混雑で駅も入場規制になり大変だと聞いていたが実態はどうなんだろう。千里丘駅には9時20分に着くことができた。



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