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2021年09月14日 22:23      [posted by der_ball_ist_rund]

【ブンデスリーガ第4節】グラードバッハ 3-1 ビーレフェルド

■2021年9月12日(日) 19:30キックオフ
■Borussia-Park

今季リーグ戦未勝利のグラードバッハ。ホームで何としても勝ち点3が必要な試合だ。代表戦で2週間のインターバルとなる。

ベンゼバイニがアルジェリア代表の試合で負傷しメンバー外となる一方、COVID-19罹患で前節欠場したギンターは先発に復帰。開幕から続けての先発となるスカリーの他、バイヤー、ネッツらが初先発となるなどフレッシュなメンバーを起用しての3-5-2の布陣に。

また前節途中出場で動きのよかったツァカリアがアンカーで先発しクラマーがベンチ・スタート。スイス代表としてユーロ2020に出場し負傷したエンボロがベンチ入り。

ゾマー
バイヤー ギンター エルヴェディ
ツァカリア
スカリー ホフマン ノイハウス ネッツ
シュティンドル プレア

互いに高い位置からプレスを敢行、速いテンポでボールが動く強度の高い立ち上がりになるが、グラードバッハがビーレフェルドのプレスをかいくぐって前線にボールを運び主導権を握る。

20分、敵の横パスをさらったホフマンがそのままドリブルでゴール前まで一気に上がり、最後に並走したプレアにパス、プレアがこれをゴールに流しこみ先制かと思われたが、VARが介入しラスト・パスがオフサイドの判定となってノー・ゴールに。

25分、シュティンドルがエリア内でシュートを放ち、敵DFにブロックされる。敵DFの肘あたりに当たっていたが、VARオンリー・レビューでノー・ファウルに。腕は折りたたんで身体に付いていたとの判断だと思われ、まあ、仕方ないかという判定。

35分、シュティンドルからパスを受けたネッツが中央のシュティンドルに戻したボールをエリア外からシュートすると、ボールが敵DFに当たって大きく上にはね、GKの頭を越してゴールに。ラッキーな得点で1-0と先制する。

その後もグラードバッハが有意に試合を進めるが、アディショナル・タイム、中盤から裏にスルー・パスを通され敵FWに抜け出しを許す。ゾマーとの一対一からのシュートは一度はセーブしたものの、こぼれ球をループ気味に押しこまれる。

いったんは抜け出しがオフサイドと判定されたがVARが介入、エルヴェディの足が微妙に残っており結局ゴールが認められる。前半終了間際に追いつかれ1-1の同点で前半を終えた。

グラードバッハが優勢に試合を進めているものの、ビーレフェルドにもチャンスを作られており、予断を許さない。

ヒュッター監督は後半開始からホフマンに代えてヴォルフを投入、3-4-3に近い並びになったように見えた。グラードバッハは引き続きボールを支配、何度かチャンスを作るが勝ち越し点が奪えない。ビーレフェルドもチャンスを作るがゾマーの好守もありゴールは許さず。

58分、ネッツが足をつった様子でそのままヘアマンと交代。スカリーが左SBにスライドして4バックとなり、ヘアマンが右SHに入る4-4-2にシステムを変更する。さらに67分にはノイハウスに代えてベネシュを投入。

すると69分、ツァカリアが持ち上がり右サイドのヘアマンにパス。ヘアマンがワンタッチでクロスを入れると、中央のシュティンドルが頭で合わせゴール。グラードバッハが2-1と勝ち越す。クロスがピンポイントで合った。

さらに72分には、ツァカリアがボールを奪い敵DFを置き去りにして持ち上がる。シュティンドルに預けたボールは右サイドのヘアマンにつながり、ヘアマンが再びクロスを入れると、ツァカリアがこれを収め、敵DFに囲まれながらもその間を縫ってシュート、これが決まって3-1と追加点を挙げる。

77分にはシュティンドルに代えてエンボロを投入。エンボロは今季初出場に。86分には裏に抜けたベネシュがゴール右隅至近からシュートを放つが敵GKにセーブされる。試合はそのまま3-1で終了、グラードバッハが待望の今季初勝利を手にした。

若い選手を擁しながらもシュティンドルを初めとした主力の踏ん張りで終始主導権を手放さず、一度は追いつかれたものの、ツァカリアや交代出場のヘアマンの活躍で突き放して勝ち点3を得た。シュート数18-18、CK3-4と互角だが、ポゼッション64-36とボールを握り、内容的には妥当な勝利だったと思う。

ネッツ、バイヤー、スカリーらも起用に応える働きで、試合を作った。特にスカリーはライナー、ベンゼバイニが同時に欠ける中で開幕から存在感を見せ続けている。彼らが活躍すれば層の厚さが増しシーズンを戦う上で大きな力になる。

開幕から結果がついてこない苦しい状況が続いたが、ホームでひとつ勝ったことで景色が変わることを期待したい。今季の礎石となる価値ある勝利だった。エンボロの復帰も好材料。テュラム、ライナーは長期離脱やむなしだがベンゼバイニの復帰を待ちたい。

これで4試合を終え、1勝2敗1分で勝ち点4(1試合あたり1.00)と出遅れたが、今からならまだ間に合う。シーズンのこの局面では内容よりも勝ち点を積み上げて足許を固める必要がある。ここからの挽回に期待。

アディ・ヒュッター監督談話:
「しっかり働いて勝った試合でとても嬉しい。我々は有利と思われて試合を立ち上げたが、ビーレフェルドも一方でしっかり入ってきた。彼らのおかげで我々は難しいゲームを強いられた。前半をリードして終えることができなかったのは腹立たしかった。ハーフタイム直前のあのシーンでは、我々はもう少し賢く対応すべきだった。アルミニアに同点にされた後、少し頭が下がったのが分かった。交代はとてもうまく行った。非常によく前を向いてつなぐことができるようになったし、2点目、3点目は素晴らしい形で決まった。しかしまだ何もかもがうまく行っている訳ではない。90分間我々はすべてをトライした。結局、我々にとって非常に重要な勝利でありこれで楽になった」

それにしても足つって退場したネッツは大丈夫か。



Comments(0)Borussia M'Gladbach | ブンデスリーガ



2021年09月14日 01:02      [posted by der_ball_ist_rund]

【Jリーグ第28節】FC東京 0-1 柏

■2021年8月12日(日) 19:00キックオフ
■味の素スタジアム

6月27日以来、2ヶ月半ぶりの味スタでのホームゲーム。曇り空だが雨は降らなさそうだ。ヴェスパで味スタに乗りつけたが、駐輪場の案内がよく分からず停めるところを探すのに手間取った。

リーグ戦は仙台、神戸とアウェイで2連勝、ルヴァンカップ準々決勝も札幌相手にアウェイで苦杯を喫したもののホームで完封勝ちして準決勝進出を決めている。この勢いを削がずにシーズン終盤を戦いたい。この日は長友の復帰が発表されており、試合後に挨拶が予定されている。

先発は直近のルヴァンカップ準々決勝第2戦と同じ。レバノン代表招集から戻ったオマリがベンチ入り。

波多野
鈴木 渡辺剛 森重 小川
東 三田 安部 アダイウトン
オリヴェイラ レアンドロ

立ち上がりは互いにコンパクトな陣形でつぶし合う固い展開に。

9分、敵陣でボールを失い、ここから前線にロング・ボールを出される。渡辺剛と波多野が対応し、渡辺剛が敵FWをブロックして波多野がボールを確保しようとしたが、ボールにバック・スピンがかかっていたかバウンドが伸びない。エリア外で波多野がボールを触れないまま敵FWが縦に持ち出し無人のゴールに流しこまれて失点。0-1と早い時間帯にビハインドを背負う。

リスク管理を第一にするなら渡辺剛が自らボールをコントロールしてタッチに逃げるか、波多野はエリア外でハンドになるのを覚悟でパンチングするべきだったと思うがまあ結果論。拙いというか不運というか、なんとも言えない失点で脱力した。

その後は中盤でのにらみ合いから一進一退の攻防となるが、東京はセカンド・ボールが拾えず距離感も悪く、敵に少ないタッチでボールを動かされプレスがかかりきらないまま防衛線を切り下げる苦しい展開に。最後のところは中央を締めて破綻しないものの、奪っても起点が低く攻撃は散発。

21分、レアンドロがゴール正面30メートル弱くらいのところで倒されFKを得る。22分、レアンドロが自らこれを蹴り、壁に当たって軽くコースの変わったシュートが枠に向かうが敵GKの好セーブに阻まれる。思わず腰の浮くいいシュートだったが惜しかった。

さらに23分には右サイド深くでボールを持った三田がタイミングを見て中央のレアンドロにラスト・パスを出したが直接狙ったレアンドロのシュートは敵GK正面。

その後も積極的に裏を狙ってボールを供給するがタイミングが合わずオフサイドになるなど攻めきれない。結局0-1とビハインドのまま前半を終了した。

お粗末な失点はともかく、攻撃はチャンスも作りながらゴールが遠い。焦れずにチャンスをやり続けるしかない。どこかスイッチが入りきれず、ひとつひとつのプレーの強度が足りない感がある。

長谷川監督は後半開始から三田とアダイウトンに代えて青木と永井を投入、東が左SHに回り、オリヴェイラが右SH、永井はトップに入る。

49分、森重のフィードを追ってオリヴェイラが左サイド裏に抜け、フェイントで敵DFをかわし左足でシュートを放つが敵GKにセーブされる。

さらに58分、安部からのパスを追って左裏に抜けた永井が、深いところからオリヴェイラに戻しのパスを出すと、これを収めたオリヴェイラが左足でシュートを放つがファー・ポストをヒットし外へ。得点機を逃す。

オリヴェイラは61分にもレアンドロのスルー・パスからダイレクトでシュートを放つが大きく枠を外す。

67分、東に代えて田川を投入、田川はそのまま左SHに入ったか。73分、レアンドロが中央にスルー・パスを送ると田川が敵DFの間を抜けて裏にこれを持ち出し、GKとの一対一からシュートを放つがゴール右に外れる。スピードは素晴らしかったがせめて枠に飛ばしたかった。

80分、オリヴェイラに代えて高萩を投入、ゴールを狙いに行く。87ふん、ハーフウェイ右サイドでボールを持った高萩がノー・ルックでファー前線の永井に美しいパスを通すがオフサイド。この日のベスト高萩だったが残念だった。

アディショナル・タイムには青木に代えてオマリを投入、森重をボランチに上げてなんとか同点にしようとするが得点には至らず、結局序盤のなんともいえない失点が重く0-1で後味の悪い敗戦となった。

シュート数8-6、CK8-2、ポゼッション58-42と、特に後半は主導権を握りチャンスも作ったものの、最後のところを決めきれなかった。失点は拙いとはいえあり得るアクシデントとすれば、やはり無得点に終わったことが敗因。失点シーン以外は守備の破綻はなかっただけにもったいなかった。

前線からプレスに行くのか、ブロックを作って待つのか、特に前半は意思統一が不十分で中盤をすり抜けられ、結局自陣深いところで勝負するしかない局面が多かったように思った。後半は青木が中盤の底でボールを狩り、そこから散らすことによって起点が上がり攻撃のリズムが出たがフィニッシュがプアだった。

オリヴェイラのシュートが決まらなかったのは、これまでの実績を考えればこういう時もあると割りきるほかないが、田川はここ一番を決めて欲しかった。あのスピードある抜け出しから高確率でゴールが決まるようになれば彼にとっても世界は変わるはずだ。

フタをされて仕事のできていなかったアダイウトンを含め後半から交代選手を送りこんだ采配はおかしくなかったが、オマリと岡崎をともにベンチに置くなら、どちらか一人にして渡邉凌あたりを控えさせておいた方が終盤には効いたのではないか。高萩の起用は正しかったと思う。

これで28試合を終えて12勝10敗6分で勝ち点42(1試合あたり1.50)、順位は9位と変わらないが3位の鳥栖との勝ち点差は8に開いてしまった。終盤戦のスタートともいえるホーム4連戦の初戦であっさり負けてしまうところに東京の甘さというか淡白さというか危機感のなさが表れていると思った。

シーズン残り10試合で勝ち点差8はギリギリ。タイトルが事実上不可能になったあと、何を目指すのか明確にしてこなかったことが、ひとつひとつの試合から「どうしても勝たなければならない理由」を奪い、奮起と脱力を繰り返すような煮えきらない戦いの原因になっていると思う。

監督が残り全部勝つと試合前に発言しながらいきなりお粗末な敗戦を喫するのはなにかを成しとげるクラブの戦いではない。ルヴァンカップ優勝とACLという目標をあらためて明確に掲げ直すべきだ。

評点(評点はドイツ式):
波多野(6) いい加減児玉か阿部を使ったらどうか。ここは育成リーグではない。
鈴木(3.5) 派手さはないが頼りになる働き。右SB第一選択確定。
渡辺剛(5) DFとしてのリスク判断を誤った。
森重(4) 失点シーン以外は守備を締めた。
小川(4) 珍しく手堅いプレーに徹した。
東(3.5) 攻守のバランスが取れてフィットしている。
三田(4) 悪かった訳ではないが前半で交代は残念。
安部(3.5) 献身的な働きがチャンスにつながった。
アダイウトン(4) マークされて自由に動けず。
オリヴェイラ(4) シュートまでは行ったが決めきれず。
レアンドロ(3.5) 好調は維持、FKは惜しかった。
===
青木(3) ボランチのお手本を見せてくれた。
永井(3.5) 心得た働きでチャンス・メイク。ゴール見たい。
田川(4) あれを決められたら代表なんだけどな。
眷(-) 時間短し。存在価値は見せた。
オマリ(-) 時間短し。

長友の加入による化学反応には期待したいが戦力としては未知数。長谷川監督がどう使うか注目だ。



Comments(0)FC東京 | J1リーグ戦



2021年09月06日 00:40      [posted by der_ball_ist_rund]

【ルヴァンカップ準々決勝第2戦】FC東京 2-0 札幌

■2021年9月5日(日) 18:00キックオフ
■レモンガススタジアム平塚

味スタがまだ使えないので平塚を借りてのホームゲーム。第1戦を1-2で落としているため準決勝進出のためには勝利が必須だが、1-0か2点差以上の勝利なら勝ち抜け、2-1なら延長、2点以上取られての1点差勝ちなら敗退となる。あまり細かいことを考えるより、しっかり点を取って勝つと割り切った方がいい。

第1戦からはターン・オーバーを実施。青木を休ませて三田をボランチ起用した他、オリヴェイラ、レアンドロ、アダイウトンの3枚看板を先発させた。最終ラインには森重が復帰、眷襪魯瓮鵐弌竺阿箸覆辰拭

波多野
鈴木 渡辺剛 森重 小川
東 三田 安部 アダイウトン
オリヴェイラ レアンドロ


勝利が必要な東京が前からプレスをかけ、少ない手数で敵ゴールに迫ろうとするのに対し、アドバンテージのある札幌はボールを動かしてアウェイ・ゴールを狙いに行く展開。8分、安部のパスを受けて中央を縦に抜けたレアンドロが流しこもうとするが敵GKにセーブされる。

18分、ペナルティエリアのすぐ手前、中央やや左でFKを得る。これをレアンドロが直接決めて1-0と先制。ファウルを受けた位置はエリアから1〜2メートル程度で、壁を越えて落とすのは厳しそうに見えたが、レアンドロは何食わぬ顔でそこから2メートルほど下がったところにボールをセット、札幌は壁が遠いと抗議したが容れられなかった。

これで東京は準決勝進出の最低条件を満たし、このまま試合が終われば勝ち抜けとなる。立場の逆転した札幌が前に出て、東京がこれを受ける流れとなる。何度かチャンスを作られたが敵のシュート精度の低さもあり事なきを得る。1-0で前半を終えた。

必ずしも試合を支配できている訳ではなく、札幌の攻撃を最終ラインでしのぐシーンも多いが、敵のキーマンとなるパスの出し手が24分に負傷交代したこともあってしっかりブロックで対応できている。失点すれば勝ち抜けは手からこぼれるだけに追加点が欲しい。

後半開始からはかなり押しこまれたがこれをしのぐと拮抗した展開に。55分、エリア内の攻防で敵の選手が倒れ主審がVARと交信するがOFRに至らずプレー・オン。58分、アダイウトンに代えて永井を投入、永井がトップに入りオリヴェイラが右SH、東が左SHにスライドする。

ここからリズムが出始め、東京が立て続けにチャンスを迎える。62分、右サイドから切れこんだ永井がタイミングを計ってゴール前にラスト・パスを入れると、ファーから走りこんだ東がワンタッチで合わせるが枠外に。

65分、ショート・カウンターから永井がシュートするが惜しくもバーをヒット、手前にこぼれたボールにレアンドロが詰めたが大きく枠を外す。

68分、安部が縦に入れたボールをオリヴェイラが左へワンタッチで落とすと、受けた東が右足で巻いたシュートを放つ。これがファーポスト内側に決まり追加点。2-0と東京がリードを広げる。

その後は札幌が前線に長身の外国人を揃えパワー・プレーに出る。85分、東、三田に代えて田川、青木を投入。87分、レアンドロが右サイドからゴールを狙うが敵GKの好セーブに阻まれる。

88分、小川が敵FWを引っかけてしまいこの日二度目の警告を受けて退場に。ロング・ボールで圧力を高めてくる札幌に対し、東京は安部を左SBに下げてしのぐ。

アディショナル・タイム、レアンドロ、オリヴェイラに代えて蓮川、岡崎を投入、3バックに変更したと思うが実質5バック。6分の表示が実質7分以上になったアディショナル・タイムもしのぎきり、東京が2-0で勝利、準々決勝2戦通算での得点を3-2とし、逆転で準決勝進出を決めた。

リーグ戦とは異なり、守りきって勝ち点を稼ぐという試合ではなく、とにかくゴールを決めて勝つしかない試合。札幌の揺さぶりを受けてしまう時間帯もあったが、前にボールを運ぶ意識は高く、またレアンドロ、オリヴェイラもよくボールを受けてくれた。

三田、東、安部らの献身的な守備と切り替えの速い攻撃参加も効いており、出ずっぱり状態だった青木を休ませて三田を起用したことが奏功した。東は久しぶりのゴールだが、このところ一時期の慎重なプレーから前に意識が向かいつつあるのを感じていただけに、きれいなコントロール・ショットが決まったのは嬉しかった。

これで東京は2年連続の準決勝進出。対戦相手は名古屋と決まった。10月の上旬にホーム&アウェイで決勝進出をかけて戦う。勝てば決勝の相手はC大阪と浦和の勝者となる。

明確なミッションのある試合でそれを理解してチームとして結果を出したことは、次の週末から始まるホーム4連戦に向けて、単なるカップ戦の勝利以上の大きな意味を持つ。この流れをリーグ戦につないで行きたい。

評点(評点はドイツ式):
波多野(3.5) 要所でシュアなキャッチを見せた。
鈴木(3.5) プレー選択が的確。右SB定着ということでいい。
渡辺剛(3.5) 空中戦、地上戦ともに意地を見せて譲らず。
森重(2.5) 鬼気迫る働き。代えの効かない選手。
小川(3.5) 退場は残念だが持ち場は守った。
東(3) ゴールだけでなくチームのために働いた。
三田(3) ボランチの選択肢であることを示した。
安部(3) まずはちょっと休んでくれ。
アダイウトン(4) 活躍の機会少なかった。
レアンドロ(2.5) FKのボールを後ろに置いたのが効いた。
オリヴェイラ(3) 前線でボールを収めてくれた。
===
永井(3) ゴールはなかったが役割果たした。ケガが心配。
青木(-) 時間短し。
田川(-) 時間短し。前線からよく追いこんだ。
蓮川(-) 時間短し。
岡崎(-) 時間短し。

審判のゲーム・コントロールが今ひとつで、ファウルの基準も怪しかった。敵MFに2度目の警告をすべきだった。

ユニは青赤のファーストだったが、黒ユニでもよかった。



Comments(0)FC東京 | ナビスコカップ/ルヴァンカップ



2021年09月01日 23:17      [posted by der_ball_ist_rund]

【ルヴァンカップ準々決勝第1戦】札幌 2-1 FC東京

■2021年9月1日(水) 19:00キックオフ
■札幌厚別公園競技場

リーグ戦2連勝で迎えたルヴァンカップ準々決勝の第一戦。中3日での連戦であり、アウェイでもあることから、メンバーを入れ替えスコアレス・ドロー上等で乗りきって第二戦に勝負をかけるのでもいい。アウェイ・ゴールが取れればなおよい。

森重、東の他、ブラジリアン・トリオを全員先発から外しターン・オーバーを実施。森重はベンチにも入らず。オマリがレバノン代表に招集されたためCBは渡辺剛と岡崎のコンビとなった。岡崎のCBには不安も残るがしっかり中央を締めて欲しい。

波多野
鈴木 渡辺剛 岡崎 小川
三田 青木 安部 田川
永井 眷

試合は札幌がボールを握って連係から崩しに来るのに対し、東京はブロックを形成して守り、引っかけたボールから速い切り替えで敵ゴールに迫るという展開に。一進一退となるが、札幌の揺さぶりに対して東京は自陣をしっかり固めて対応している。

4分、眷襪らのパスを受けた田川が左サイドをドリブルで上がり、中央の三田にパス。三田はこれをさらに右サイドに流し、走りこんだ青木がダイレクトでシュートを放つが敵GK正面。

14分、左寄りでFKを得ると、三田が左足でこのボールを蹴る。ファーで渡辺剛が高い打点のヘディング。これが決まり東京が1-0と先制する。三田のボール、渡辺剛のヘディングともに精度が高かった。

しかしその後も札幌はボールを動かしながら東京陣内で機会を窺う時間が長い。19分、敵FWがドリブルで縦に仕掛けたところに岡崎がスライディング・タックルでチャレンジし倒してしまう。右寄りでFKを与える。

21分、このFKを直接狙ったボールは波多野がセーブするが、左サイドでこぼれ球を拾われ、クロスを放りこまれる。これをファーでヘディングされ失点。リードも束の間、1-1の同点となり試合は振り出しに。

その後は再び一進一退の攻防。31分、眷襪らのパスを受けた田川が左サイドの角度の難しいところからシュートを放つが枠外に。互いに決め手を欠くまま1-1で前半を終えた。

後半に入ると東京がやや前がかりに仕掛けるが大きなチャンスは作れず。58分、眷襦∋暗帖永井に代えてレアンドロ、東、オリヴェイラを投入。直後の59分には右CKを鈴木が蹴り、ファーの渡辺剛が再び頭で合わせシュートは枠に飛んだが敵GKのセーブに遭う。

しばらくは東京がレアンドロ、オリヴェイラを起点に敵陣でボールを動かす時間帯となったもののここでゴールが生まれず。74分、右サイドに開いたオリヴェイラのクロスにファーで田川がヘディング・シュートを放つが枠に向かわず。

さらに80分、CKからの流れでゴール前でルーズになったボールを渡辺剛がコースを狙って蹴りこもうとするが枠に飛ばず。80分、田川に代えてアダイウトンを投入、勝ち越しを狙いに行く意志を示す。

しかしその直後、敵の縦パスを中央でポストされ、落としたボールにミドル・シュートを放たれる。ボールはポストに当たって内側に跳ねゴール内へ。1-2と逆転を許す。その後も札幌に押しこまれ反撃の糸口がつかめない。

87分、鈴木に代えてバングーナガンデを投入、小川が右SBにスライド。交代枠を使いきる。90分、バングーナガンデが自陣で敵と交錯、ピッチに倒れこむ。単純な打撲に見えたが着地の際に膝を傷めたよう様子で立ち上がれず、そのまま担架で退場となる。

既に交代枠を使いきっていたため補充できずアディショナル・タイムは東が右SBに落ちて戦う。一人少ない状況で前への推進力はなく、そのまま1-2で逆転負けとなった。

早い時間にセット・プレーから先制したまではよかったが、すかさず追いつかれ、後半選手交代で攻勢に出たがこの時間帯に勝ち越せなかったのが痛かった。ボールを動かしてくる相手に縦に揺さぶられてゴールを許し、最後はバングーナガンデの負傷退場で試合終了。アウェイ・ゴールは奪ったものの、第二戦は勝利が必須となった。

シュート数7-11、CK5-5、ポゼッション45-55とそこまで悪い内容ではなかったが、攻守においてちぐはぐな部分が目立ち、最後まで主導権を握れないまま試行錯誤で90分を過ごしてしまった感がある。

岡崎のCBが安定感を欠き、失点につながったファウルではクリティカルなエリアで無用のリスクを取ったようにも見えた。その前にも縦パスをカットされながら回収に行かず、シュートを打たれるのをそのまま見送ったシーンがあり、CBとしての「何としても失点だけは許さない」という強さの欠如を感じた。クレバーで小器用な選手なので生かしようはいくらもあると思うが、少なくともCBを張る選手ではないように思う。蓮川を見たかった。

バングーナガンデのケガもキツい。左サイドに置いて、アダイウトンとの連係から打開を狙ったと思うが、結果として負傷退場となったのは残念。蓮川とバングーナガンデの2人をベンチに置くのなら、どちらかの代わりに渡邊凌を入れられなかったのか。ケガか?

ブラジリアン・トリオを投入して勝ち越しを狙いに行ったこと自体は判断として悪くないと思うが、今日の若いDFラインの顔ぶれを見れば、第二戦をにらんで他のやり方もあったかもしれない。まあ、こればかりは結果論なので何とも言えない。

ビハインドは背負ったものの、アウェイ・ゴールを挙げており、第二戦は1-0で勝てば準決勝進出が決まる。いずれにしても得点は必要なのでリスク取って前に出たい。味スタが使えず平塚での試合となるが、コンディションのいいメンバーで臨み、準決勝進出を勝ち取りたい。

評点(評点はドイツ式):
波多野(4.5) 配球に安定感欠く。全部蹴っといて欲しい。
鈴木(4) 押しこまれても落ち着いて対応した。
渡辺剛(4) ゴールはあったが守備では2失点。
岡崎(5) やはりCBではない。他のポジションで生かしたい。
小川(4) 攻守で存在感を見せた。
三田(3.5) もう少し引っ張ってもよかったと思う。
青木(3.5) 押しこまれる展開で仕事量多かった。
安部(4) 奪った後のコントロールが課題。
田川(4) フィニッシュに持ちこむ意識は買える。
眷(3.5) 要所でさすがの働き。長く見たかった。
永井(4) 交代早かった。長く見たかった。
===
オリヴェイラ(4) 復調しつつある。第二戦でゴールを。
レアンドロ(3.5) 好調を維持している。
東(4) いい攻め上がりもあり、何気にいい働き。
アダイウトン(-) 時間短し。
バングーナガンデ(-) 時間短し。ケガが心配。

第二戦、平塚では黒ユニを着てもらえないだろうか。



Comments(0)FC東京 | ナビスコカップ/ルヴァンカップ



2021年08月30日 14:38      [posted by der_ball_ist_rund]

【ブンデスリーガ第3節】ウニオン 2-1 グラードバッハ

■2021年8月29日(日) 15:30キックオフ
■Stadion An der Alten Försterei (Berlin)

スカパーでリアルタイム観戦。開幕戦でバイエルンと渡り合い勝ち点1をてにしたものの、前節はアウェイでレバークーゼンに完敗したうえ何人もケガ人を出して今季未勝利、いきなり逆境のスタートとなった。アウェイだが何としても今季初勝利が欲しい。

前節ケガで離脱したメンバーのうちベンゼバイニとプレアは先発。一方、テュラムとライナーは長期化の見込みでメンバーから外れた。またギンターはCOVID-19感染で離脱。スカリー、バイアーが先発し若いDFラインとなった。

ゾマー
スカリー バイアー エルヴェディ ベンゼバイニ
クラマー ノイハウス
ホフマン シュティンドル ヴォルフ
プレア

グラードバッハがボールを支配して攻撃をしかけるのに対し、ウニオンが中央を固め奪ったボールからカウンターを狙う展開に。少ないタッチ数でパスをつなぎながら前にボールを運ぼうとするが、パスがしばしばずれ、敵のブロックも固くゴールに至らない。

互いに決め手を欠く流れとなったが、22分、バイアーが自陣でのパスをミスって敵に渡してしまう。このボールを左サイドに展開され、クロスにファーでヘディングを合わされて失点。0-1と先制を許す。ボールの奪われ方が悪すぎたうえ、それでも人は足りていたのにファーをフリーにした。前節を思い出させるイヤな失点でちょっとゲッソリきた。

しかしチームは果敢に同点を狙いに行く。奪われた後の切り替えが早く、セカンド・ボールをしっかり回収しながら攻撃をしかけることができている。36分、ヴォルフがエリア内でボールを受け、敵DFに絡まれながらも反転してシュートしたが敵GKがセーブ。

41分、中央でシュティンドルがボールを失うと、前がかりになった裏を突かれ敵のFWに抜け出しを許す。4対2のカウンターになったが敵のパス交換に振られ、裏にスルー・パスを通されて決められる。0-2と前半のうちに追加点を奪われ厳しい展開になる。

44分、持ち上がったホフマンが正面から強烈なミドル・シュートを放つがGKがセーブ。さらにこぼれ球にノイハウスが反応し、流しこむだけだと思ったが枠に収められず。ここで1点返せていればと思うが、0-2で前半を終えた。

グラードバッハは後半開始からヴォルフとクラマーに代えてヘアマンとツァカリアを投入。ツァカリアはそのままボランチに、ヘアマンは右ワイドに入りホフマンが左に回った。

後半はツァカリアが前への推進力となり積極的に攻撃を展開、何度かチャンスを作る。ボールを支配して敵陣中心に試合を進めるが、ウニオンもしっかりと守備を固めておりゴールが遠い。特にプレアがあまり機能しておらず、フィニッシュの精度が低い感じ。

72分、プレアに代えてベネッツを投入、シュティンドルがトップに上がりホフマンがトップ下、べネッツは左ワイドに入った。グラードバッハは主導権を握ってボールを動かすが割り切って守るウニオンのゴールを割ることができない。

84分、ノイハウスに代えてベネシュを投入、時間がなくなり2点差が重い。アディショナル・タイム、カウンターから中央でボールを収めたシュティンドルが敵DFに絡まれながらも攻め上がったベネシュにパス、ベネシュはドリブルで持ち上がって強烈なシュートを枠に放つ。

このシュートは敵GKが腕一本でセーブしたが、確保できずにルーズになったところに走りこんだホフマンがゴールに流しこんでようやく1点を返し1-2に。

さらに残り時間わずかでゾマーからのロング・フィードを左サイドの深いところで収めたヘアマンが厳しい角度からシュートを放ったが枠外。これで時間が尽き、結局1-2で2連敗、開幕から3戦で未勝利となった。

前半、うかつなミスから2点を献上、後半選手交代もあって盛り返し、試合全体としては主導権を握って積極的に前に出たが、ウニオンの堅守もあってゴールが遠く、1点を返したが遅すぎた。シュート数20-11、CK8-4、ポゼッション72-28と試合自体はグラードバッハがコントロールしていたことが分かる。

ギンター、ライナーという要を2枚欠き、スカリー、バイアーではちょっと心許なかった。若手は起用したいが、どちらかはヤンチュケに任せてもよかったように思う。まあ、結果論だけど。

チームとしてそれほどおかしなことをやっている訳でもないが、なかなか結果が出ないということはある。焦ることはないが新監督の試運転として許される期間は過ぎつつあり、次節勝ち点がないといろいろ雑音が出てやりにくくなるので、この2週間のインターバルをうまく使ってやることを整理したい。

前節も今節も失点がミス絡みやアンラッキーもあって止めきれていないので、ここをしっかり引き締めることだろう。高いカネを出して引き抜いてきた監督なので、そのビジョンをしっかりチームに落としこんで欲しい。

この試合ではツァカリアのパフォーマンスがよかった。このレベルでコンスタントに戦えるなら、クラマーをサブにしてツァカリアとノイハウスのコンビでかなりいい形が作れるのではないか。ベネシュも前めでシュティンドルと併用できるくらいの可能性を見せたと思う。

シーズンは始まったばかりで、まだ何かを語るには早いと思うが、まず1勝しないことにはいろいろなことが前に進まない。内容はともかくとりあえず結果が欲しい。

アディ・ヒュッター監督談話:
「パフォーマンスに見合わない、不運で受け入れるのが難しい敗戦だったと思う。我々は残念ながら2つの個人的なミスからリードを奪われてしまった。最初の失点では我々はあまりに簡単にボールを渡してしまったし、2点目では戦術的なファウルで止めるべきだった。ビハインドを背負いながらも、私のチームはすべてを投入してくれたし、自陣深く守る相手に対しても悪くない戦いをしたと思う。しかし、最後のパス、最後の判断がしばしば合っていなかった。3試合で勝ち点1しか取れていないことには満足していないが、3試合のうち少なくとも2試合のパフォーマンスは問題のないものだった」

アウェイだがウニオンが赤ユニだったので、グラードバッハはファーストの白ユニを着用。僕が買ったセカンドの渋い緑色はまだリーグ戦では見られていない。あとプーマのテンプレ・デザインのサードユニというのもあるようだがあまりにひどいデザインなので着なくていいレベル。早く緑ユニ着て。



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2021年08月28日 22:58      [posted by der_ball_ist_rund]

【Jリーグ第27節】神戸 0-1 FC東京

■2021年8月28日(土) 18:00キックオフ
■ノエビアスタジアム神戸

仙台戦になんとか勝って乗りこんだ神戸。このところ下位には勝つが上位には負けるというパターンが続いているが、このままではここから上は望めない。厳しい日程での連戦となるがリーグ戦のアウェイ・シリーズはこの試合が最終となっておりなんとか勝ち点3を持ち帰りたい。

中2日となる仙台戦からは再びメンバーを入れ替え、ブラジリアン・トリオを前線に配したほか、森重、青木、東らが先発に復帰。また、前節安定したパフォーマンスを見せた鈴木が続けて右SBで先発した。ベンチには渡辺剛、岡崎、バングーナガンデの3枚のDFを置くのはもったいなく見えるが…。

波多野
鈴木 森重 オマリ 小川
東 青木 安部 アダイウトン
オリヴェイラ レアンドロ

試合は互いに慎重な立ち上がりに。神戸がボールを保持、パスをつないで組み立てようとするのに対し、東京は前プレと守備ブロックのバランスから奪ったボールを前線に早めに当ててフィニッシュに持ちこもうとする。

芝の状態が極端に悪く、双方の選手が何度も足をすべらせてボールを失うなどプレーに影響が出ている。滑るのか引っかかるのかよく分からないが、ケガが懸念されるレベルの難しいコンディションでどちらもプレーが慎重になっている。

7分、エリア手前でボールを収めたレアンドロがミドルを狙うが敵GK正面。これが東京のファースト・シュートになる。その後は敵の攻撃をブロックでしのぎながらカウンターのチャンスを狙うが拮抗した展開となり息が抜けない。

アダイウトンが敵右サイドの守備に阻まれて前進できず、オリヴェイラとレアンドロの連係だけでは崩しに限界がある。東もここ一番ではゴール前には入りこむが決めきれず、スコアレスのまま前半を終えた。神経質な試合になっているが後半ワンチャンをモノにして先制したい。

後半も前半と同じように一進一退の攻防となる。63分、オリヴェイラからのパスを受けた安部が中央を縦に突破し、最後にオリヴェイラに戻しのパスを預ける。オリヴェイラが強振したがボールは敵DFに当たり、こぼれ球をレアンドロが押しこもうとするがこれも敵DFにブロックされる。

このオリヴェイラのシュートをブロックした敵DFがハンドではないかということでVARが介入するが、OFRは行われないまま試合は再開された。手は広がっていたが後ろからのボールだったため偶発的だったとの判定か。分かりにくかった。

69分、東とアダイウトンに代えて田川と三田を投入。三田が右、田川が左のSHに入る。さらに77分、オリヴェイラに代えて永井を投入、先制を狙いに行く。

すると83分、田川からのパスを受けたレアンドロが永井にボールを預けて前を向く。永井がすかさずワンツーを返すとレアンドロはダイレクトで強烈なシュートを枠に飛ばしこれが決まって東京が1-0と先制する。ほとんど時間がなく敵FWにも囲まれた中で小さなシュート・モーションから強いボールを確実に枠に飛ばしたレアンドロの技術がすごすぎた。

その後は同点を狙って前に出るしかない神戸に対し、東京がこれをいなしながら時間を使いあわよくば追加点を狙う流れに。東京は手堅く時計を進め、敵にシュートも許さないまま5分のアディショナル・タイムも使いきって1-0で2連勝を挙げた。

中2日でのアウェイ連戦、個の能力の高い相手に加え、ピッチ・コンディションも最悪だったため難しい試合になったが、敵の攻撃が散発であったことにも助けられ、我慢してスコアレスのまま終盤まで試合を進めて最後にゴールを決めた。交代で入った三田、永井、田川が仕事をして、我慢の試合をしっかり勝ちきった。

数字を見ればシュート数8-10、CK3-4、ポゼッション40-60と必ずしも優勢ではなかったが、要所を締めて、どちらに転んでもおかしくない試合をこちらに引きこんだ。ここ3試合、CBの組み合わせを変えながらも3試合でセット・プレーの1失点のみに抑えているのがやはり結果に結びついている。

今日は神戸の強い個の力に抑えられてブラジリアン・トリオそのものは不発だったが、最後にレアンドロを残して、他の選手とのコンビネーションでゴールが生まれたところにもこの試合の妙味があったように思う。

万全でも盤石でもないが、こうして勝ち点を積み上げることでなんとかチーム状態や選手起用を安定させて行きたい。右SB問題は鈴木で解決した感があるし、ブラジリアン・トリオをコアにしながらも小川、東、安部らが機動的に絡む形も見えつつある。

2連勝で戦績は27試合12勝9敗6分、勝ち点を42(1試合あたり1.56)に伸ばした。順位は暫定8位で前節と変わらないが、3位との勝ち点差は5と再び射程に。川崎と横浜Mが走りすぎていて2位から上は望めないが、ACLならまだ間に合う。あと11試合、ホーム8試合、アウェイ3試合(うち首都圏2試合)と日程も今後は逆に有利になる。どこまでやれるか見てみたい。

評点(評点はドイツ式):
波多野(3.5) ボール・リリースが早くリズムを作った。
鈴木(3.5) 右SBは普通に鈴木で問題ない。
森重(3.5) 敵の攻撃を斥け続けた。400試合出場は勲章。
オマリ(3.5) ここ一番で身体を張った。好調を維持。
小川(4) アダイウトンが前に行けず渋滞。
東(3.5) いいクロスあった。プレー・センス高い。
青木(3.5) 中盤に蓋をして中央を割らせなかった。
安部(3) 広い範囲を運動量でカバー。貢献大きかった。
アダイウトン(4) 対面の敵が強力で前に出られず。
オリヴェイラ(3.5) 復調の兆しは見えた。ボールを収めた。
レアンドロ(3) ゴールは見事だったがそれ以外もよく動いた。
===
三田(3) 攻守に奮闘しチームを引き締めた。
田川(3.5) 得点シーンでは決定的な働きをした。
永井(3) 交代で期待された役割を十分果たした。

守備は3人も枠いらなかったから渡邉凌と眷襪鬟戰鵐舛肪屬い討きたかった。今日は黒ユニで濃色同士見にくいかなとも思ったけど、神戸が白っぽかったので問題なかった。黒ユニを是非ホームでも見たい。



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2021年08月26日 00:01      [posted by der_ball_ist_rund]

【Jリーグ第26節】仙台 1-2 FC東京

■2021年8月25日(水) 19:00キックオフ
■ユアテックスタジアム仙台

2連敗の後、前節はスコアレスドローで勝ち点1を拾って延命、チームがどちらに向かうかを占う重要な試合となった。引き続きホーム・スタジアムが使えず、長いロードが続く。勝ち点3を積み上げてシーズン終盤に向け反転攻勢のきっかけにしなければならない試合だ。

前節からは大きくターン・オーバーを実施。波多野、オマリ、小川、安部以外はすべてメンバーを入れ替えてきた。右SBで移籍後初先発となる鈴木、ケガから復帰の渡邉凌らのパフォーマンスが楽しみだ。森重、東、オリヴェイラ、アダイウトンらがベンチに控える。

波多野
鈴木 渡辺剛 オマリ 小川
田川 三田 安部 渡邉凌
高萩 永井

序盤から東京がボールを支配するが、互いに縦に速い攻撃をしかけようとぶつかり合う展開になる。11分、エリア左で得たFKを三田が蹴ると、永井が頭でファーにつなぎ、ここに飛びこんだ渡辺剛が押しこもうとするが敵GKにセーブされる。一瞬ゴール・ラインを割ったようにも見えたが認められず。

その後も東京が主導権を握り攻撃をしかける。17分、左CKを三田が蹴ると、中央のオマリが高い打点から頭でシュートをネットに突き刺す。東京が1-0と先制する。オマリの空中戦の強さが発揮された先制点となった。

その後も東京が主導権を握り何度かチャンスを作るが流れからはなかなか得点できない。仙台は前線まで素早く展開するもののバイタルに入ったところでスロー・ダウン、決定的な形は作らせない。どちらも決め手を欠くまま1-0で前半を終了した。

流れからは決めきれないがセット・プレーから先制できたのは悪くない。大きくメンバーを入れ替えたためか息が合わないシーンも散見されるが、最後のところは身体を張ることができている。後半、交代のタイミングがポイントになりそうだ。

後半は立ち上がりから東京が追加点を狙って攻撃的にしかけるが、敵GKの攻守もあって決めきれない。すると62分、敵のFKに頭で合わされ失点。1-1と同点に追いつかれてしまう。試合は振り出しに。

64分、左寄りで得たFKを鈴木が蹴り、ファーの渡辺剛が競ってこぼれたボールを自ら足で押しこもうとするが枠に収まらず。66分、渡邉凌と田川に代えてアダイウトンと森重を投入。アダイウトンはそのまま左SHに。森重はボランチに入り三田が右SHにスライドする。

68分、アダイウトンが左サイドを突破して中央の森重にラスト・パスを送ると、森重がエリア外から強烈なミドル・シュートを枠に飛ばすが、敵GKの好セーブに遭う。森重やっぱりうまいわと思わされたシュートだった。

さらに75分、永井が左サイドでボールを持ち、DFを引きつけたところでゴール前にラスト・パス。ここに高萩がフリーで走りこみ、軽く流しこむだけだったが枠を外してしまう。決まったと思ったが逸機となり、高萩もショックでしばらく起き上がれず。

76分、三田に代えてオリヴェイラを投入、オリヴェイラはそのまま右SHに入る。さらに82分、高萩に代えて東を投入、勝ち越しを狙いに行く。東を右SHに置き、オリヴェイラを一列上げたか。終盤で流動的になりよく分からない。

87分、東が右サイドからクロスを入れると中央で安部が頭で合わせるが敵GKが好セーブ。88分、アダイウトンが左サイドから切れこんでスピードのあるコントロール・シュートを枠に飛ばすがこれも敵GKがセーブ。3点か4点くらい敵GKにやられている。

89分、FKからのボールを競ってエリア内で混戦になり、オマリが敵DFに倒されたとしてPKを得る。リプレイを見る限りかなり微妙な感じだったが、VARチェックの結果主審の判断がサポートされた。アディショナル・タイム、オリヴェイラがいつもの感じで敵GKのタイミングを外してPKを決め、土壇場で2-1と勝ち越す。

残りのアディショナル・タイムもボールを動かして逃げきり、東京がリーグ戦5試合ぶりとなる勝利を挙げた。

メンバーを入れ替えた試合で息が合わない部分もあったが、眷襪前線で起点を作り決定機を演出した。流れからはゴールが生まれなかったが、試合の流れを手放さず、セット・プレーから追いつかれたものの最後にPKで突き放した。思い通りの展開ではなかったが結果を手にしたことが大きい。

危ないシーンもいくつかはあったが散発で、敵の拙攻やシュート・ミスにも助けられた。リトリートがはっきりしていて全員で守る意識が高かったことが最小失点に抑えることのできた要因だったと思う。

敵GKがちょっと異次元の当たり方だったので流れからゴールが生まれなかったのは残念だったが、シュート数13-6、CK6-3、ポゼッション59-41と内容的には東京が主導権を握っており、勝ち点3を持ち帰ることができた結果自体は妥当だったと言っていいのではないだろうか。

詰まった日程の週央の試合で大きくメンバーを入れ替えて奮起を促し、その勢いで結果を引っ張り出してチーム全体を締め直すのは長谷川監督の得意技か。前節の引き分けからのいい流れを引き継ぐことができたが、上位との戦いでも結果が出ないとここから上には行けない。

東京はこれで26試合を終了、11勝9敗8分で勝ち点を39(1試合あたり1.50)に伸ばし順位もひとつ上げて8位となった。3位の神戸との勝ち点差は8あるが、次節は神戸との直接対決でありACL争いに踏みとどまれるかどうかの分かれ目になる。中2日での試合になるがここはひとつのポイントだ。

評点(採点はドイツ式):
波多野(4) 試されるシーン少なく破綻はなかった。
鈴木(3.5) 骨惜しみしない働きで十分アピールできた。
渡辺剛(3.5) 黒ユニがすごく似合ってた。
オマリ(3) 攻守に奮闘。縦のボールも効いていた。
小川(3.5) 代表の貫禄を見せる落ち着いたプレー。
田川(4) 序盤の決定機を決めきれず。トップに置きたい。
三田(3.5) ボランチで十分計算できることを示した。
安部(4) ダッシュしたボールの出しどころに迷い。
渡邉凌(4) 決定的な働きはなかったがもう少し見たい。
眷(3) 彼がいると試合の質が上がる。
永井(3.5) 献身的に働いたがシュートもう少し欲しい。
===
アダイウトン(3.5) いるとやはり働いてくれる。
森重(3) 久しぶりのボランチだが巧さを見せた。
オリヴェイラ(-) 時間短し。PKマジ心臓に悪い。
東(-) 時間短し

黒ユニカッコよかった。ホームでも着て欲しい。敵のGKの声出しが素晴らしかった。



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2021年08月22日 14:51      [posted by der_ball_ist_rund]

【ブンデスリーガ第2節】レバークーゼン 4-0 グラードバッハ

■2021年8月21日(土) 18:30キックオフ
■BayArena (Leverkusen)

日曜日に早起きしてスカパーの録画を時差視聴した。レバークーゼンとの試合は極端な結果になることも多い印象だが、開幕戦でバイエルンと引き分け、今季初勝利を狙いたいアウェイ・ゲーム。

前節は途中出場だったテュラム、ホフマンが先発、ヘアマンとヴォルフがベンチ・スタートとなった。また前節メンバー外だったベンゼバイニは先発復帰の可能性も報じられたがベンチ・スタートとなり、スカリーが引き続き左SBで先発した。

ゾマー
ライナー ギンター エルヴェディ スカリー
クラマー ノイハウス
ホフマン シュティンドル プレア
テュラム

最初の不幸は3分にやってきた。立ち上がりからレバークーゼンが主導権を握りボールを動かしてきたが、3分、エリア手前からの敵のミドル・シュートが左ポストをヒット、外にはねたボールがゾマーの足に当たってゴールに転がり失点、0-1と先制を許す。

さらに8分、左サイドのスカリーが敵FWに競り負けて突破を許し、ここからのクロスに中央で合わされて再び失点、開始から10分もたたないうちに0-2とリードを広げられた。完全に力負けでゴールをこじ開けられた。

その後はリスクを取る必要のなくなったレバークーゼンがややギアを落とし、グラードバッハがややボールを持てるようになるが、敵の守備が固いというか強く、持ち上がってもフィニッシュまでつなぐことができない。

20分、テュラムが交代を求めるサインを出してピッチに座りこむ。何分か前に敵との交錯で足を傷めた様子で続行不能となりヴォルフと交代。ヴォルフは左SHに入りプレアがトップに。その後も攻撃の糸口がつかめないまま時間が過ぎる。

41分、右サイドからエリアに突っかけようとしたライナーが倒される。ファウルはエリア手前かと思われたがVARの結果エリア内でのファウルと判定されPKを得る。43分、シュティンドルがこれを蹴るが敵GKに完全に読まれて失敗。得点機を逃す。これがこの試合のひとつのポイントだったと思う。

さらに、ファウルを受けたライナーは続行不能と判断され、アディショナル・タイムにベンゼバイニと交代。ベンゼバイニは左SBに入り、スカリーが右SBにスライドする。0-2で前半を終えたが、0-2のビハインドに加え2人の負傷退場、PK失敗と散々だった。

後半に入るとネジを巻かれたグラードバッハがボールを握って前に出るが、チャンスは作るものの決めきれない。55分、左サイドで敵FWをフリーにしシュートを打たれる。ボールはカバーに入ったベンゼバイニに当たってコースが変わりゴールへ。0-3となりこの時点でもうライフはゼロ。

63分、その前の交錯で頭を打ったっぽいギンターと、足を傷めたっぽいプレアが退き、ヘアマンと新加入のネッツが入る。ネッツが左SBに入り、ベンゼバイニがCBにスライド、ヘアマンは右SHに入りホフマンがトップに。3回目の交替となりカードは1枚残りながらも交代終了。

その後も諦めず攻め続けたが敵GKの堅守もあってゴールは遠く、逆に87分、敵のシュートをゾマーがセーブしようとするがこぼれたボールがそのままゴールに入って0-4に。試合はほぼアディショナル・タイムもなく終了し、今季最初の敗戦となった。

とにかくグラードバッハの日ではなかったという外ないが、攻守において強度の高いレバークーゼンに不幸な形で先制を許し後手に回ったことがすべて。個々の局面は不運もあったが、全体の流れとしてはスコアはともかくとしても敗戦は受け入れるべき。

序盤、互いにモラル高く強度、速度ともにマックスの状態でぶつかりあう入口のバトルで後れをとると致命的なことになるのがよく分かった。ケガからの復帰組も多く、また試合中の負傷者で交代枠を使うことを余儀なくされ、力を出しきる前に自壊した。



あと、スカリーは開幕戦ではいい働きをしたが、この試合では対面の敵SHとのマッチ・アップに負けて穴を作った。こういうのをいくつか経験して大きくなるしかない。途中出場のネッツは、難しい試合でのデビューになったが気の利いた動きが期待できる印象を受けた。

今季2試合でまだ勝利がないが、やってることがおかしい訳ではないので連係を高めて行くしかない。テュラム、ライナー、ギンター、プレアと代えの利かない主力が負傷退場しており、次節以降が心配だ。いずれも軽傷であればいいが。

アディ・ヒュッター監督談話:
「最初の失点はとてもアンラッキーだった。その後は我々も少し前向きにチャレンジしたが、すぐに2点目の失点を喫してしまった。特に後半の始まりには1-2にしようと圧力を高め、この局面で試合をあついは違う方向に向けることができたはずだった。もちろん、1点を返してハーフタイムを迎えていれば心理的にいい影響があっただろうが。その代わりに我々は軌道の変わったシュートで0-3にされてしまった。全体としてレバークーゼンが非常に強かった。相手は多様な視野を持ち、戦略的にもパフォーマンスも我々より危険であり攻撃的だった。これは気に入らない。非常に幻滅した日であり、ケガ人のことを考えると恐ろしい日になってしまった」

レバークーゼンが赤ユニだったのでグラードバッハはファーストの白ユニだった。今年はセカンドの緑ユニを買ったが、新しく発表されたサードがプーマのテンプレでダサい。



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2021年08月21日 23:59      [posted by der_ball_ist_rund]

【Jリーグ第25節】G大阪 0-0 FC東京

■2021年8月21日(土) 19:00キックオフ
■パナソニックスタジアム吹田

クラブを支援するためにはDAZNで見るべきところだがNHK-BSで中継があったので、映像の安定性を重視してそっちで見た。今月2連敗、3試合勝ちなしという状況で、とにかくまず失点を減らして勝ち点を積み上げたい。

前節ケガで欠場したオリヴェイラは先発に復帰。小川を左SBに戻し、右SBには中村拓が久しぶりに先発。ここは鈴木の先発テストではないかと思ったが鈴木はベンチにも入らず。

またCBはこのところパフォーマンスを落としている渡辺剛に代えてオマリを起用。ここも蓮川ではダメなのか。ウヴィニはまだフィットしないのか。疑問は残るが信じて応援するしかない。

波多野
中村拓 森重 オマリ 小川
東 青木 安部 アダイウトン
オリヴェイラ レアンドロ

立ち上がりは大阪がボールを支配、東京陣内で攻撃を仕掛ける展開に。東京は自陣でブロックを固めて構える時間が長いが大きな破綻はない。一方、引っかけたボールをアダイウトン、レアンドロに展開するが、起点が低いうえ敵の守備も固く前線まで持ち出せない。

14分、左に開いたオリヴェイラ禍のクロスをニアに走りこんだ小川がスルー、中央のレアンドロがシュートを放つがGK正面。これが東京のファースト・シュートとなるがシュート位置が遠く脅威にはならず。このあたりから東京も徐々にボールを前に運べるようになる。互いに攻撃を仕掛けるが決定機は多くない。

オリヴェイラのパフォーマンスが今ひとつ上がらず、またレアンドロとの連係も封じられて攻め手が乏しい。どちらにも大きな可能性が感じられないままスコアレスで前半を終える。ワンチャンを決めた方が勝つロースコア・ゲームの予感。

後半に入ると打開を目指して動きが出始める。49分、レアンドロのCKが敵DFにクリアされたこぼれ球に詰めた小川がエリア外からダイレクト・ボレーでシュートを放つがボールは左ポストを叩いて外へ。最もゴールが近づいた瞬間だった。

直後には敵の枠内へのシュートを波多野がセーブするなど拮抗した展開に。しかし流れからのチャンスは多くない。64分、オリヴェイラに代えて永井を投入、永井はそのままトップに入る。

65分、オマリからのフィードを前線の東がワンタッチで落とし、走りこんだ永井がシュートを放つが敵DFにブロックされる。75分、東とアダイウトンに代えて三田と田川を投入、三田が右、田川が左のSHに入る。

81分、ゴールから30メートル弱の右寄りの位置でFKを得る。レアンドロが蹴るがコントロールしきれずゴール右に外れた。84分、レアンドロに代えて眷襪鯏蠧。眷襪呂修里泙泪肇奪弉爾貌る。

互いに決め手を欠くまま終盤へ。アディショナル・タイム、永井が裏に出したボールを追って田川が敵GKと一対一になる。絶好機だったが至近からのシュートをふかしてしまい勝利を引き寄せられず。

その後は大阪にも同様の決定機があったがこれも外れて試合終了。結局蒸し暑い気候での消耗戦はスコアレス・ドローとなった。

シュート数12-14、CK8-4、ポゼッション41-59と、ボール保持は譲りながらも拮抗した戦いだったことが窺われる数字。守備の立て直しに中村拓とオマリで大丈夫かよと正直思ったが、波多野の再三の固いセーブもあって何とか無失点で終われたことがこの試合の収穫。

小川のポスト・ヒット、田川の裏抜けなど決めるチャンスはあったが、それは敵も同様。こういうどちらに転がってもおかしくない試合こそワンチャンを決めきって勝ちたかったが引き分けの結果は妥当であり受け入れるしかないだろう。この試合の価値は次の試合で決まる。

オリヴェイラのパフォーマンスが上がらず、彼のボールの置き方、持ち方、レアンドロとの連係などがかなり研究され、対策されている印象を受けた。オリヴェイラを見せておいて他で決めるという選択肢がないと行き詰まる試合が続いている。

東がゴール前に入って来るシーンはこの日もあり、ブラジリアン・トリオ以外のところでゴールが生まれることが何よりの特効薬であり、東、安部、小川あたりが攻撃参加してブラジル人選手との間の信頼感を積み上げて行くしかない。

点を取れば失点し、守りを固めればゴールが出ないという苦しい状況だが、守備優先で立て直す考え方は正しく、この試合はひとつのやり方として価値が高かった。中村拓は悪くなかったが、僕としては鈴木の先発を試したかった。

このあとルヴァンカップも含め9月初まで2週間で5試合の連戦となるが、選手を入れ替えつつシーズン終盤への態勢を整えたい。本当なら中断期間にやっておくべきことだったが、立ち上がりに失敗したのだから修正が必要だ。

これで25試合を終えて10勝9敗6分、勝ち点36(1試合あたり1.44)で順位は9位のまま。3位の鳥栖とは勝ち点差8となっており、今は上のことを考えるより、目の前の試合にひとつずつ勝つことを意識するしかない。今季残り13試合、あと3分の1であり上がる余地も下がるリスクもある。今日の引き分けを次につながなければならない。

評点(評点はドイツ式):
波多野(3.5) シュート・ストップが効いた。パントは全部蹴っとけ。
中村拓(4) 攻撃面で可能性を感じさせた。だから捨てがたい。
森重(3.5) 森重が自信をもってやっていれば負けることはない。
オマリ(4) 今日は強さがリスクをカバーした。悪くなかった。
小川(3.5) やはり左で生きる。シュートは惜しかった。
東(3.5) 永井に落としたプレーはよかった。貴重な働き。
青木(4) 目立たないが広い範囲をカバーしてボールを受けた。
安部(4) 彼の強度でボールにアプローチしたい。
アダイウトン(3.5) 局面では強さ見せたが今日は不発に。
オリヴェイラ(4) 研究されたかキープしきれないシーン多い。
レアンドロ(3) 調子を上げているが同時にかなり意識されてる。
===
永井(3.5) 1ゴール1アシストあってもおかしくなかった。
田川(3.5) 責められないがあれは決めたかった。
三田(3.5) 彼の姿勢がそろそろ結果につながると思ってる。
眷(-) 時間短し。姿勢は見えた。

勝ちたかった。敵が青黒だったので東京は普通の白のセカンド・ユニだった。




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2021年08月14日 18:48      [posted by der_ball_ist_rund]

【Jリーグ第24節】札幌 3-2 FC東京

■2021年8月14日(土) 14:00キックオフ
■札幌ドーム

素直に自宅DAZN観戦。前節鳥栖にサクッと負けているのでここ2試合で勝ち点を1しか稼げていない。アウェイが続く厳しい状況だが中位で争う札幌との直接対決であり勝ち点3をしっかり持ち帰りたい試合。

オリヴェイラがケガとのことでメンバー外となり、トップには前節ベンチから外れていた田川が先発した。また、前節警告累積で欠場した森重が先発に復帰、オマリがベンチ・スタートとなった。

波多野
小川 渡辺剛 森重 バングーナガンデ
東 青木 安部 アダイウトン
田川 レアンドロ

開始早々の1分、ドリブルで持ち上がったアダイウトンが右サイドから切れこんでシュート、わずかに枠の左に外れるが強烈な警告になる。直後の2分、再びアダイウトンが左サイドからドリブルで持ち上がり、レアンドロに預けて裏に抜けるとワンツーの戻しを受けてそのままシュート、これが決まって東京が1-0と先制する。

東京は序盤の急襲に成功したが、その後は札幌がボールを支配、東京は注意深く自陣で受けに回る時間帯になる。札幌はテンポのいいボール回しで東京にプレスの的を絞らせず、サイドの裏を起点にしてクロスからフィニッシュの形を作る。東京はボールの出どころを抑えられず後手に回るシーンが多い。

38分、中盤で奪ったボールをボールをレアンドロが持ち上がって田川に預けると、田川が中央に切れ込んでシュートを放つが敵GKにセーブされる。

すると直後の41分、左サイドで起点を作られ、シュートを放たれる。これは波多野がセーブしたがボールはゴール前にこぼれ、これを頭で押しこまれて失点、1-1の同点に追いつかれる。

イヤな感じになったが45分、レアンドロが左サイドでボールを奪い自らドリブルでペナルティ・エリアまで持ち上がる。敵DFを引きつけて内側を並走したアダイウトンにラスト・パスを出すと、これを受けたアダイウトンはそのままワントラップからGKの脇を抜くシュートを決める。なんとか前半のうちに2-1と再び突き放してハーフ・タイムに。

レアンドロとアダイウトンに2点取ってもらって形は整えたが、札幌のパス交換について行けず守備がメロメロに。田川が守備で機能しておらず、ふだんのオリヴェイラの分の守備力が足りていないのも痛い。シュートをキャッチできない波多野のセービングも怖い。リードしてはいるものの、札幌に分がある。

後半開始早々の49分、ハーフウェイからのロング・フィードをDFラインの裏に裏に放りこまれるとこれをケアできず、左サイドで中央へダイレクトの折り返しを許す。これを中央で難なく押しこまれ失点、2-2と再び追いつかれる。ブロックをセットさせてもらえず後ろ向きに走るで守備を強いられ破綻した。

55分、田川、バングーナガンデに代えて永井と鈴木を投入、小川を左SBにスライドしてサイド裏の守備を固めるとともに前線からの追いこみに期待する。

しかしその後も中盤でセカンド・ボールを拾うことができず、札幌に主導権を握られ自陣での守備の時間が長いだけでなく、奪ったボールもなかなか前線に展開できない。

64分、前線に入れられた縦パスをDFラインに入った敵FWに胸でポストされ、これを拾ってシュートされる。これが決まって2-3と逆転を許す。組織的にボールを動かされ、対応できないまま最後はフリーでシュートを許した。

68分、東と青木に代えて三田と品田を投入。同点を目指して前がかりに攻撃を展開するがゴールが遠い。ボールを札幌に支配され、奪ったボールもなかなかレアンドロ、アダイウトンまでつなぐことができない。

81分、アダイウトンに代えて渡邉凌を投入。パワープレー気味に圧をかけるが札幌も守備に人数を割いてバイタルを自由に使わせてくれない。89分、レアンドロの縦パスを受けた三田が枠に鋭いシュートを放ったが敵GKがセーブ。

アディショナル・タイムにはCKからの流れで右サイドに流れたボールを鈴木が拾ってこれも枠にいい弾道のシュートを放ったがやはり敵GKにセーブされて万事休す。2度先行したものの追いつかれて逆転を許し、痛い2連敗となった。

前節はオリヴェイラからレアンドロのホットラインを寸断されて攻撃を封じられ、今日は今日でサイドの裏を使われたり、長いボールでブロックを無効化されたりして、敵は我々の勝ちパターンを確実に研究して殺しに来てる。

対策された時にさらにそれを上回る奥の手とか強度とかを繰り出せず、封じられている戦術に固執して自滅するのはずっと今の体制での課題だが、この試合でもそういう引き出しの少なさ、応用力のなさがはっきり出てしまった。

オリヴェイラがいない中、せっかくレアンドロとアダイウトンで2点取ってくれたのに、それを守り切れず3点取られて負けるのは明らかに守備の問題であり、さらにいえば対策された時にそれ以上の対応ができない采配や戦術の問題。シーズン後半に毎年失速するのもそういうことだ。

6月にオペレーション・ブラジルでなんとか立て直したかに見えたが、結局問題は解決していなかったし、このままシーズン終盤に入れば、ACL争いに参加するどころか中位争い、場合によっては残留すら危うくなるワースト・シナリオまでが視野に入る。

今日の試合に即していえば、対面の敵とのマッチ・アップに苦しみ、裏を使われていたバングーナガンデと、守備で明らかに戸惑いがあって機能せず後ろの負担を増やしていた田川は前半で交代すべきだったし、オリヴェイラがいない状況で苦しいゲーム・マネジメントを強いられることが予想されたのだからベテランの高萩をピッチに置いてチームを引っ張らせるべきだったと思う。

高萩は年齢的に毎試合フルで活躍するのは難しいのかもしれないし、時折まったく精彩を欠くパフォーマンスでダメな時があるのも承知しているが、6月の立て直しも高萩が牽引したものであり、今季の彼の使われ方には疑問がある。世代交代は必要だが、ポイントになる試合では重要なピースになる選手ではないかと思う。

C大阪戦と似た展開で、あの試合は最後にレアンドロのFKでなんとか追いついたが、今日はマジックも底をついた。糸が切れたようにポロポロと失点を重ねるのをなんとかしないとマジヤバい。今季はACLとか夢を見るより、足元をしっかり固めないとダメかなと視線の下がったダメ試合だった。残念。

気は進まないが一応見ておくと、24試合を終えて10勝9敗5分、勝ち点35で変わらず、1試合あたりの勝ち点は1.46に低下。このあとまだ他の試合あるのであるので暫定だが9位らしいわ。

評点(採点はドイツ式):
波多野(5) キャッチできず起点にもなれず。次節は児玉で。
小川(4) やはり右に置くのはムリがある。左か中盤で。
渡辺剛(5) 個の戦いには強いが揺さぶりへの対応を。
森重(5) ピッチ内で若いDFラインに指示が出せているか。
バングーナガンデ(5) バランスの悪さをうまく利用されてしまった。
東(4.5) 小川との関係で難しいポジショニングを余儀なくされた。
青木(5) 中盤をスルスルと通り抜けられた。
安部(4.5) 広範囲をカバー。東京のダイナモ。
アダイウトン(2.5) 2点も取ってもらったのに申し訳ない。
田川(4.5) 攻撃はともかく守備が物足りなさすぎ。
レアンドロ(3) 守備含め十分働いてくれた。申し訳ない。
===
鈴木(3.5) いいシュートあり。先発で見たい。
永井(4) なんか走れてなくなかった?
三田(4) シュートよかった。先発で見たい。
品田(5) 特長出すには難しい使われ方。
渡邉凌(-) 時間短し。

札幌が赤黒のユニだったので、東京はサードの黒ではなくふつうにセカンドの白ユニだった。



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2021年08月14日 13:52      [posted by der_ball_ist_rund]

【ブンデスリーガ第1節】グラードバッハ 1-1 バイエルン

■2021年8月13日(金) 20:30キックオフ
■Borussia-Park

ブンデスリーガ2021/22シーズンが開幕。今季は第1節のトップとして金曜日の夜に昨季優勝のバイエルンと対戦する栄誉を得た。2001年、昇格初年に開幕戦でやはりバイエルンと対戦し、大方の予想を裏切って1-0で勝ったのを思い出す。無観客だった昨季と異なり、この試合は制限付きではあるが2万人以上の観客を入れての開催となった。

土曜日に早起きしてスカパーの録画で時差観戦。リーグ開幕に先立って行われたポカール1回戦ではラウテルンに1-0の辛勝だったが、この試合では宿敵バイエルンを叩いてシーズンの発射台にしたい。簡単な試合ではないが相性は悪くない。

前線にプレアが先発した他はポカール1回戦と同じ布陣。代わってベネシュがベンチ・スタートとなった他、テュラムがベンチ入り。ベンゼバイニ、ツァカリア、エンボロは引き続きメンバー外となった。

ゾマー
ライナー ギンター エルヴェディ スカリー
クラマー ノイハウス
ヘアマン シュティンドル ヴォルフ
プレア

立ち上がりからガチのハイ・インテンシティ。バイエルンがポゼッションを取るものの準備期間の短さもあってか連係が悪く、グラードバッハがボールを奪って敵ゴールを急襲するシーンが繰り返させる展開に。

4分、シュティンドルからのパスをプレアが敵に倒されながらもポストして落としたボールをヘアマンが拾ってシュートするが惜しくも枠に飛ばず。6分、ノイハウスのスルー・パスを受けてヘアマンが裏に抜け出し、最後に並走したシュティンドルに横パスを通すがシュティンドルはDFに寄せられて打ちきれず。ヘアマンが自分で打ってよかった。

10分、右サイドのハーフウェイでライナーが奪ったボールをヘアマンにパス、ヘアマンが中央に入れたアーリー・クロスにシュティンドルが触って左に流し、ファーでフリーになったプレアがGKの脇を抜くシュートでゴール。グラードバッハが速い時間帯に1-0とリードを奪った。ブンデスリーガの今季最初の得点はプレアのゴールとなった。

その後は失点で目をさましたバイエルンが徐々にギアを上げてくる。グラードバッハは自陣で守備に費やす時間が長くなる。守備ブロックを固めるが一発でそれをかいくぐってくるバイエルンの個の能力の高さは脅威。シュートも打たれるがゾマーの好セーブもあってゴールは死守する。

しかし42分、左CKから中央で敵FWに蹴りこまれて失点。1-1の同点となる。流れからは何とか守れていただけにもったいなく残念。前半はこのまま同点で終了、後半勝負となる。先制はしたものの、その後は押しこまれ防戦一方に。粘り強く戦いワンチャンで勝ち越したい。

後半に入ってもバイエルンの攻撃をグラードバッハが自陣でしのぐ展開は変わらず。何度も決定的な形を作られるが、最後のところはゾマーのセーブで何とか切り抜ける。実況が数えていたが5本か6本は入っておかしくないヤツを止めていた。

64分、プレアとヘアマンに代えてテュラムとホフマンを投入。テュラムがそのままトップに入る。すると、ホフマンを起点にして攻撃にリズムが出始め、ボール奪取も増えてくる。

70分、左サイドでヴォルフがボールを奪ってそのまま持ち上がり、中央にクロスを入れると、テュラムがワンタッチで落とし、これを受けたシュティンドルが中央から鋭いシュートを放つが敵GKのセーブに遭う。コースもスピードもあるシュートだったが敵のセーブがよかった。

72分、ヴォルフに代えてベネッツを投入、前線は総替えしたことになる。77分、ライナーの右サイドからクロスに中央でテュラムが飛びこみ足を出したがヒットせず。当たりさえしていれば1点というシーンだったが惜しかった。

81分と83分にはともにテュラムがエリア内で敵DFに倒される。一度目は腕を引っ張られ、二度目は後ろからトリップされるがどちらもノー・ファウルに。VARとも交信した様子はあったがOFRに至らず。リプレイを見る限りファウルでもおかしくないシーンに見えたが、明白な誤りではないとして主審の一時判断を尊重したか。

この流れに興奮したヒュッター監督が何か言ったらしく主審から警告を受けた。終盤はどちらもワンチャンから一発を狙ったが決めきれず。グラードバッハの方が意思統一はできていたように見えた。

アディショナル・タイムにはノイハウスに代えてベネシュを投入、試合はそのまま1-1で終了、今季はバイエルンとホームでの引き分けからスタートとなった。

序盤のチャンスもそうだし、後半の決定機、2度の不運な判定も含め、勝利の目はもちろんあったが、一方でゾマーが止めまくってようやく試合をつないだ面もあり、大敗でもおかしくなかった。最終的には引き分けの結果には満足しなければならないと思う。

シュート数11-21、CK3-8、ポゼッション35-65という数字を見ても、ボールを持たれ押しこまれながら持ちこたえた試合内容がよく表れている。ホームとはいえバイエルン相手に開幕戦で勝ち点1を得たことを肯定的に評価したい。互いに攻めて、守った好ゲームだったと思う。

ポカールと同様、果敢なプレスから奪ったボールを素早く前に運ぶ基本的な戦略は昨季から大きく変わったようには見えない。最終ラインに圧をかけられズルズル後退して受けに回った時間帯もあったが、主導権を握った局面ではいいテンポでボールを動かしながら、追い越して前に行く形を作ってフィニッシュまで持ちこんだ。連係は昨季からの継続が生きていると思う。

スカリーはポカールから2試合続けての先発となったが、物おじせずしっかりボールを運べており役割は十分果たしていた。ヴェントがいなくなってベンゼバイニがケガという状況だが、左SBはとりあえずスカリーでしのげる気がしてきた。

まだ始まって間もなく、今のメンバーが不動のレギュラーという訳ではないだろうが、今後ケガ人も復帰する中でどういう布陣になってくるのか、今日も出場を果たしたベネッツらも含めて気になる。期待したい。

アディ・ヒュッター監督談話:
「とても華々しい試合だったと思う。雰囲気は素晴らしく、再びこんなにたくさんの観客がスタジアムに来てくれることは大きな喜びだ。私も、序盤と終盤が我々のものだったと思っている。ヤン・ゾマーだけでなく、マニュエル・ノイアーもいくつかの局面で非常にいいセーブを見せてくれた。審判のパフォーマンスについては本来は話したくないが、しかし終盤の議論の余地のある二つのシーンについてはその後もう一度見てみたが、PKが与えられていたとしても文句は言えなかったと言わざるを得ない。そのことは今日の状況では我々の勝利を意味している。あの局面での私に対するイエローカードは正しいが、その後謝罪はした。しかし、試合開始から勝利に向けて戦った二つのチームにとって、最終的には妥当な引き分けだったと思う。もちろん我々には改善の余地がある。しかしそれでも我々は既に素晴らしいフットボールの試合を見ることができた」

結構根に持ってる感が窺えてよき。観客あんまりマスクしてなかったけど大丈夫なのか。



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2021年08月11日 00:32      [posted by der_ball_ist_rund]

【DFBポカール1回戦】ラウテルン 0-1 グラードバッハ

■2021年8月9日(月) 20:45キックオフ
■Fritz-Walter-Stadion (Kaiserslautern)

ブンデスリーガ2021/2022シーズンの開幕に先立って、DFBポカールの1回戦が今季最初の公式戦となった。火曜日の朝早く起きて見ようかと思ったが眠かったので仕事から帰ってからDAZNの見逃し配信で見た。結果情報は問題なく遮断できた。

対戦相手はかつて1部リーグで優勝したこともあるカイザースラウテルン。現在は3部に所属しているがカップ戦では何が起こるか分からない。既にシーズンが始まっている3部に比べ、新チームで最初の真剣勝負となるディスアドバンテージもある。

グラードバッハはほぼ昨季と変わらないメンバーだが、左SBのベンゼバイニが負傷欠場となっており、昨季途中でアメリカのニューヨークから移籍した18歳のアメリカ人スカリーが先発した。テュラム、ツァカリアはメンバー外。

ゾマー
ライナー ギンター エルヴェディ スカリー
クラマー ノイハウス
ヘアマン ベネシュ ヴォルフ
シュティンドル

試合はグラードバッハが主導権を握り少ないタッチ数でボールを動かしながら縦に速く敵陣に侵入する流れ。一方のラウテルンも果敢に前に出てボールにチャレンジ、奪ったボールは前線に展開する強度の高いフットボールを敢行し、中盤でのぶつかり合いから双方がチャンスを作る。

11分、中央のシュティンドルが右サイドに捌いたボールをヘアマンがセンタリング、ファー・サイドでこれに飛びこんだシュティンドルが頭で合わせゴール。グラードバッハが1-0と先制する。スカリーも入って来ていて重なる形になったがシュティンドルが前でボールをヒットした。

これでグラードバッハは余裕をもって試合を進められるようになるが、ラウテルンも引き続き積極的に攻撃を仕掛けるので拮抗した展開に。危ういシーンもあるがゾマーのセーブもあってゴールは許さない。グラードバッハは前半の終わりに立て続けに追加点のチャンスを作るが決めきれず、1-0で前半を終えた。

後半に入っても同点を狙いに来るラウテルンに対してワンチャンから追加点を目論むグラードバッハのぶつかり合いに。ともにチャンスは作るが押しこみきれず1-0のまま試合が進む。

73分、ベネシュに代えてプレアを投入。プレアはトップに入りシュティンドルがトップ下的な位置に。さらに80分にはヘアマンに代えてベネッツを投入。ベネッツは昨季イプスウィッチにレンタルしていた22歳のFW。

追加点は取れないものの何とかゴールは死守し試合は終盤へ。アディショナル・タイムには、ユーロに呼ばれながらケガで出場できなかったホフマンがシュティンドルに代わって短い時間だがプレー、結局序盤のリードを守りきって1-0でラウテルンに競り勝ち、2回戦にコマを進めた。

アディ・ヒュッター監督の初戦となったが、戦い方そのものは昨季と大きな変更はなく、前プレからのショート・カウンター、早いトランジション、強度の高い守備など、近代的なフットボールを目指す方向性は同じと見ていいだろう。

いずれ細部にヒュッター監督の色が出てくるのかもしれないが、もともと同じRB系の人材だしそこを狙って招いているのだから、昨季のフットボールをさらに突き詰め、進化させた戦いが見られると期待している。

選手の顔ぶれも少しずつ入れ替わってはいるものの、主力はほぼ残留しており安定感はある。今日出場機会を得たスカリー、ベネッツに加え、ネッツ、ノスらの若手の成長も期待したい。

週末にはいよいよリーグ戦が開幕、初戦の相手はバイエルンだ。互いにまだ手探りの部分も少なくない時期に当たるのは悪くない。2001/02シーズンの開幕戦、やはりバイエルンと対戦し、2部から昇格したばかりのグラードバッハがファン・レントのゴールで1-0と快勝したのを思い出す。この試合で右SBを務めていたのがマックス・エバールだった。

アディ・ヒュッター監督談話:
「DFBポカールでは何よりもまず次のラウンドに進むことが重要だが、それをやりとげることができた。我々が最初の課題をしっかりやりきったこと、しかも完封できたことは喜ばしい。しかし、FCKがいいパフォーマンスを披露し、我々に全力で対応することを強いたFCKも称賛に値する。ただ、カイザースラウテルンにはひとつはっきりしたゴールのチャンスがあったが、我々には6つか7つあった。それを考えれば我々の勝利は結果として妥当なものだ」

この試合はファーストの白ユニだったが、今季はアウェイの緑ユニがなかなかいい(買った)。



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2021年08月09日 22:43      [posted by der_ball_ist_rund]

【Jリーグ第23節】鳥栖 1-0 FC東京

■2021年8月9日(月) 19:00キックオフ
■駅前不動産スタジアム

台風の影響が懸念されたが無事に晴れたようだ。オリンピックによる中断をはさみ、7月21日以来約3週間ぶりのリーグ戦再開となる。

東京はリーグ戦6戦負けなしと好調だが、ここから上位との対戦が続く中で真価を発揮することができるか、中断期間中の取組の結果を見せたい。鳥栖とは勝ち点差3でありしっかり差を詰めておくためにも勝ち点3が欲しい。アウェイ連戦のスタートでもある。

警告累積の森重に代えてオマリが先発。それ以外は中断前と同じメンバーに。ケガから復帰した渡邊凌がベンチ入り。

波多野
小川 渡辺剛 オマリ バングーナガンデ
東 青木 安部 アダイウトン
オリヴェイラ レアンドロ

立ち上がりは東京が積極的に攻撃を仕掛ける。

2分、アダイウトンが奪ったボールを自ら持ち上がってシュートするがDFにブロックされる。この試合のファースト・シュートに。4分にはオリヴェイラからのパスを受けた小川がカット・インしてシュートを放つが敵GKがセーブ。

この勢いで先制してしまいたかったが、7分、自陣でのボール・ロストからショート・カウンターを受ける。右サイドからクロスを入れられ、中央に飛びこんだ敵に難なく合わされて失点。押していた序盤にワンチャンを決められて0-1とビハインドを背負う。

東京はその後も例によってオリヴェイラ、レアンドロ、アダイウトンを軸に、東、バングーナガンデ、さらには小川が絡む形で攻撃を組み立てるが、特にオリヴェイラとレアンドロの連係がかなり研究されて分断され、ゴール前に入りこめない。

前プレをかけて腰が高くなったところに裏へ放りこまれる繰り返しで、押しているようにも見えるが実際は鳥栖の方が得点に近いのではという展開。最終ラインの守備も安定せず森重の不在を強く意識してしまう。

フィニッシュまで行けるシーンも少なからずあったが決めきれず、0-1で前半を終えた。悪くはないが序盤に失点したことからムダにバタついているようにも見える。攻撃の形は見えているのでやり続けたい。

後半に入ると東京が改めてボールにプレスを敢行、前がかりに攻めるが簡単にはこじ開けられない。56分、オリヴェイラを諦め永井を投入。試合自体の主導権を握っているのは東京だが鳥栖の守備も固く整理されている。

66分、東とアダイウトンに代えて渡邊凌と眷襪鯏蠧、永井を左のSHに入れ、渡邊凌は右SHに。眷襪魯肇奪弉爾箸いΔフリーマンのような位置取りになっているようだ。

84分、バングーナガンデと青木に代えて鈴木と品田をイン。小川が左SBに回った。その後も果敢に攻めチャンスは作るものの押しこみきれない。最後は割りきって自陣での防衛戦を展開する鳥栖に対して、奪ったボールから攻撃を波状的に重ねて行きたい東京との熾烈な争いとなるが、結局最後まで鳥栖のゴールを割ることができず、0-1での敗戦となった。

攻撃は水もので、いくら攻めてシュートを打っても1点も入らない日もある。今日もチャンスは作れており、敵GKやDFに間一髪で防がれたものはあったものの、攻撃面では今日の結果をしっかり消化して明日以降に生かして行くしかない。

シュート数13-10、CK4-5、ポゼッション58-52と拮抗した試合であり、実際どっちに転んでもおかしくはなかったが、序盤の失点に泣いた。中央からいったんサイドに振られたところでボールを見てしまい、中央の大穴を見逃した。森重の偉大さが分かった。

やっていること自体はおかしくないと思うので、自信を失うことなく前を向いて欲しい。ただ、攻撃が水ものであるからこそ、取れないときには取られないという鉄則はしっかり意識しなければならない。早い時間帯にビハインドを背負い、自らゲーム・マネジメントを難しくしてしまうのは今季何度も見せられたシーンだ。

森重が出場停止の時点で、渡辺剛とCBを組むのはオマリでなければならなかったか。オマリはACLとかの空中戦上等の荒っぽい力比べみたいな試合では非常に生きるが、ブロックを形成しスライドしながら約束ごとの中で組織として防衛するタイプの守備には向かない印象。蓮川でよかったのではないか。CBは控えメンバーの中にも岡崎しか選手が見当たらず、起用ミスだったように思う。ただ後半連発した縦パスの迫力はあった。

東京は23試合を終了、10勝8敗5分で勝ち点35のまま足踏み、1試合あたりの勝ち点は1.52に低下した。順位は7位で変わらないが、ACL圏である3位の鳥栖とは勝ち点差6と引き離された。

やることは変わらないとはいえ、対策されていることは明らかで、それを上回る成長を見せないとここから先シーズン後半を戦い続けるのは厳しい。ビハインドを背負った時の戦い方を含めて上積みがないと例年のように失速することになる。ここを乗りきらないと失敗シーズンになってしまう。

評点(評点はドイツ式):
波多野(4) シュート・ストップはいいがビルドアップがない。
小川(4) インナーラップも良し悪し。評価難しい。
渡辺剛(4.5) 森重がいてこその渡辺なのか。
オマリ(5) 左右に振られてスライドが追いつかず。
バングーナガンデ(3.5) 急成長中。自信がついてきた。
東(4) 小川との難しい連係からチャンスにも絡んだ。
青木(3.5) こまめにボールを受けてリズム作った。
安部(3.5) ボール奪取への気迫が増していた。
アダイウトン(4) 今日はちょっと身体が重かったか。
オリヴェイラ(4.5) 完全に対策されて動けなかった。
レアンドロ(3.5) よく動いてチャンスも作ったが決めきれず。
===
永井(3.5) 前線でよくつないでくれた。
眷(3.5) ここでもう一度眷襪粒紊必要では。
渡邊凌(4) まずは復帰、持ち味はこれから。
品田(-) 時間短し。
鈴木(-) 時間短し。ロング・スローいい。

今日はサードの黒ユニを初めて着用。引き締まった感じでよき。残り試合全部これでもいい。



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2021年07月22日 11:08      [posted by der_ball_ist_rund]

【Jリーグ第21節】C大阪 3-3 FC東京

■2021年7月21日(水) 19:00キックオフ
■ヨドコウ桜スタジアム

本来ならもうオリンピックの中断期間に入っているはずだったが、セレッソ大阪がACLに出ていたため変則日程となり、東京は湘南戦から10日ぶりの試合となった。仕事が片づかず帰ったら19時を回っていたため微妙な時間差で追っかけ視聴となった。

東京はリーグ戦クリーンシートで4連勝中。イメージで締めくくり中断期間中に調整したい。大阪はACLから帰国後も過密日程で中3日。アウェイだがアドバンテージを生かして勝ち点3を狙いたい。

メンバーは湘南戦と同じ。秋田から移籍加入した鈴木がベンチ入り。渡邊凌の復帰は中断明けということか。

波多野
小川 渡辺剛 森重 バングーナガンデ
東 青木 安部 アダイウトン
オリヴェイラ レアンドロ

立ち上がりから大阪がボールを支配、東京は積極的なプレスから奪ったボールを縦に速く運ぶカウンター狙いの流れとなる。激しく攻守が入れ替わり、それぞれシュートを放つなど動きの多い展開に。

12分、オリヴェイラからのパスを受けたアダイウトンが左サイドをドリブルで持ち上がり、中央のレアンドロにパス。レアンドロはいったんボールをオリヴェイラに預け、横に走ってリターンを受ける。エリアに入ったところからシュートを放つと、ボールは敵DFに当たって微妙に軌道が変わりそのままゴールへ。ブラジリアン・トリオのコンビネーションで東京が1-0と先制する。

その後も東京が引っかけたボールを前線に運ぶシーンが多い。セレッソの攻撃に対してはハイ・プレスと引いてブロックの構えを使い分け、ボールは持たれてもフィニッシュまで持ちこませない。

39分、ハーフウェイでオリヴェイラからボールを預かった東が前線に走ったオリヴェイラに見事なスルー・パス。これを追ったオリヴェイラは敵GKを外にかわしたため角度がなくなったが厳しいところからシュート、ボールは枠に向かい、ニアに飛びこんだ敵DFが結果的に押しこむ形になってゴール。2-0とリードを広げる。触らなくても入っていたということでオリヴェイラの得点になった。

さらに直後の40分、アダイウトンが左サイドでドリブル、中にいたレアンドロとのワンツーで敵DFをかわしてさらに前進し、左からエリアに侵入、シュートを放つ。これは敵GKにセーブされたが、これが正面にいたレアンドロの足許に転がり、レアンドロが難なく蹴りこんでネットを揺らし、3-0になったと思われた。

しかしゴール・チェックの結果、レアンドロからアダイウトンへのワンツーの戻しがオフサイドとの判定になりゴールは認められず。これがゴールだったらまた流れは変わっていたが…。そのまま2-0で前半を終えた。

後半に入ると大阪が足元でパスをつなぐ戦術から、ラインを押し上げサイドを使って早めにゴール前で勝負してくる戦術に変更、東京は受けに回ってしまう。46分、左サイドからアーリー・クロスを放りこまれる。ニアに走りこんだ相手に触られ失点。2-1と1点差に迫られる。

さらに57分、再び右寄り浅いところから今度はグラウンダーのクロスを入れられる。中央で敵FWがスルーすると、ファーから走りこんだ敵FWに押しこまれ失点、後半立ち上がりからあっと言う間に失点を重ね2-2の同点になってしまう。

63分、青木、アダイウトン、東に代えて品田、永井、田川を投入。66分、左サイドでFKを得る。レアンドロがこれを蹴り、ボールはゴールに向かったが、ニアに走りこんだ森重がジャンプしてボールに触れ、わずかに軌道が変わってボールはゴールに。しかし森重はオフサイド・ポジションだったうえ、ジャンプした時に手で触れており得点は認められず森重は警告を受ける。触らなくても入っていたような気はした。

74分、敵の左CKを中央でつながれ、ファーに飛びこんだ敵FWに頭で押しこまれる。ついに2-3と逆転を許す。ワンプレー入ったことで敵FWのマークを外してしまい、フリーでシュートされた。

76分、オリヴェイラに代えて三田を投入。前線にフレッシュな戦力を投入して失地を挽回しに行く。東京が前線に圧をかけて反撃を試みる展開に。

82分、エリア手前やや左寄りで得たFKをレアンドロが蹴ると、ボールはゴール右上隅に。敵GKが触れたがボールはそのままネットに刺さり3-3の同点に。久しぶりにレアンドロの尊いFKを見た。試合は再び振り出しに戻り、残り時間でどこまでやりきれるかの勝負になる。

83分、バングーナガンデに代えてJ1初出場となる鈴木を投入。アディショナル・タイムには再び20メートルくらいの位置でFKを得て来たいが高まったが、さすがにレアンドロも2本続けて同じようなFKを決めるのは難しかったか、ボールは壁に当たって不首尾。結局3-3の痛み分けとなった。

逆転されてから追いついての勝利なので劇的に見えるかもしれないが、苦しくなったのは元はと言えば自らが後半開始からサクサクとゴールを献上したからであり完全なマッチ・ポンプ。いくら得点しても、3点取られたら勝つのは厳しい。敵の戦術変更に即応できず、斜めにパスを当てて展開され下がりながらの守備になってしまいまんまとヤられた。

シュート数9-16、CK4-5、ポゼッション47-53と互角かやや劣勢、流れ的には特に後半主導権を握られ苦しい展開になったが、何とか最後の辻褄を合わせて失いかけた勝ち点を1だけ取り返した試合。

オフサイドやハンドで認められなかったものを含めれば5点ほど取れた計算で、その点では詰めの甘さもあったが、やはり3点取って勝てないのは4点目が足りないからではなく3点も取られたから。これまで無失点を継続してきて、それをベースにワンチャンで勝ちきった試合も少なくなかったが、決して万全という訳ではなく、きちんと研究して対策されるとまだまだ穴はあるということが分かったのはある意味大きかったかも。

下がりながらの守備の局面で、特にアーリークロスを放りこまれ、そこに斜めに走りこまれるとつかまえきれずに崩されてしまうケースが気になった。これまでは敵の攻撃の拙さやシュート精度の低さに救われていた部分もあったが、今後シーズン後半を戦う中でそれでは見逃してもらえない試合も当然増えるだろう。今日の3失点は大きな示唆があった。

この試合では最終盤にレアンドロの右足に救われたが、まずはビハインドを背負わずに戦うことが第一。レアンドロ替えずに残しといてよかった。

攻撃面ではブラジリアン・トリオが目立つが、中盤の青木、安部がボールを狩り、東、バングーナガンデ、小川らが関わってボールをつないでこそのフィニッシュであり、それは選手たちもサポもよく分かっている。その上での「ブラジル人頼みのクソサッカー」なら上等だ。むしろようやくブラジリアン・トリオがチーム戦術にハマってきたと言うべきだろう。

森重をDFに戻し、中盤をアンカーからダブル・ボランチにして青木と安部で固定したことに加え、レアンドロが復調しブラジリアン・トリオが猛威をふるったことで流れがよくなった。しかし、これで盤石な試合ができているかというと決してそんなことはない。この中断期間をうまく使いたい。

これで22試合を終了、10勝7敗5分で勝ち点35(1試合あたり1.59)で暫定6位。試合数が揃ってきたので比較もしやすくなっているが、ACL圏の3位神戸トン勝ち点差は6であり射程には入っている。

一方、首位川崎とは23、2位の横浜とは潜在的に17の勝ち点差があり、残り試合数(16試合)を考えても2位がギリ可能性の限界とは思うが、離脱していた選手の戻りも含め状態は悪くないので、足下好調の流れに乗って中断期間でシーズン後半に向けた態勢を固めて欲しい。

評点(評点はドイツ式):
波多野(5) キャッチできない、出たが触れないが散見、まだまだだ。
小川(4.5) 強さで存在感見せたが失点では彼のサイドを使われた。
渡辺剛(4.5) かき回された時の最終ラインの対応には課題が残った。
森重(5) マーク対象を捕まえきれず。無用のハンドで次節出場停止に。
バングーナガンデ(5) 対面の相手とやり合ったが力が及ばなかった。
東(3.5) 2点目の起点になるスルー・パスを自信もって出せた。
青木(4) 中盤を締め空いたポジションにスライドしてスペース埋めた。
安部(3.5) ちょっとでもルーズなボールには全部行ってくれた。
アダイウトン(3.5) ゴールはなかったが推進力ハンパない。
オリヴェイラ(2.5) あの角度からの流しこみは技術高い。
レアンドロ(2) 機嫌よくプレーしてくれればそれだけで敵の脅威。
===
品田(4.5) 消えている時間が長い。やり続けよう。
永井(4) 献身的に走ってくれた。
田川(3.5) いい動き出しあった。アグレッシブに行ったが。
三田(-) 時間短し。
鈴木(-) 時間短し。動き自体は悪くなかった。長い時間見たい。

森重のハンドの警告はオフサイド後のプレーではないかと思ったが、森重がボールに触れることによってオフサイドが成立するので同時であり、重い方のハンドを取るというセオリーがあるらしい。

しかし、オフサイド・ポジションの選手がボールにプレーしようとした段階でオフサイドが成立しているのではないか。仮に森重が手を伸ばしたがボールに触れないままゴール・インとなった場合にはオフサイドにはならなかったということだろうか。「ジャッジリプレイ」で取り上げて欲しい。

あと、森重が出場停止の穴はウヴィニかオマリか蓮川でお願いしたい。岡崎はない。



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2021年07月12日 01:06      [posted by der_ball_ist_rund]

【Jリーグ第22節】湘南 0-1 FC東京

■2021年7月11日(日) 19:00キックオフ
■レモンガススタジアム平塚

雨が降ったりやんだりの不安定な天気。特に急に激しい雨が降り出すゲリラ豪雨が見込まれる難しい天気だ。今季2度目のレモンガススタジアムだが、行ってみるとギリで屋根のある席だったのでよかった。湘南サポに囲まれて息をひそめ潜伏していた。

前節何があったかもう忘れそうだが、このところリーグ戦では4試合連続無失点で3連勝中。しっかり勝ち点を伸ばして中断に入りたいが、少しでもこちらの歯車が狂うと駒沢でのルヴァンカップのように足許をすくわれるリスクのある難しい相手である。

メンバーは前節ホームでの大分戦から品田に代えて青木がスタメンに復帰した他は同じ布陣。練習に復帰していると報じられた渡邊凌や新たに獲得した鈴木はベンチ入りせず。

波多野
小川 渡辺剛 森重 バングーナガンデ
東 青木 安部 アダイウトン
オリヴェイラ レアンドロ

試合は拮抗した立ち上がりに。東京がやや優位にボールを動かすものの、湘南の厳しいチェックを受けて余裕を作れず、窮屈なつなぎからミスでボールを奪われるシーンが散見される。一方で湘南の攻撃もミスが多く、中盤でのつばぜり合いとなる。

20分、レアンドロが中盤で粘り強く敵と競って奪ったボールを東が受けて右サイド前線に運ぶ。クロスにファーのアダイウトンが頭で合わせたがミートしきれず枠の上に。これが東京のファースト・シュートとなる。

その後も東京が主導権を握りながら攻めきれない時間が続く。スルー・パスから裏に抜け出され波多野がセーブするなど危ないシーンもあったがしのぎ、結局スコアレスのまま前半を終了した。早い時間帯に先制できればよかったが焦れずに攻め続けたい。

後半に入っても流れは変わらないが、奪われたボールを前線に展開されるシーンが増え、やや押され気味に。57分、左サイドからのクロスに中央で合わされるが、波多野が反射的に左手で触れ、ボールはポストに弾かれる。危なかったが何とかしのいだ。

61分、アダイウトンが左サイドから中央に斜めのパスを入れる。ニアのレアンドロがスルーし、中央のオリヴェイラがワンタッチで落とすと、これを拾ったレアンドロがドリブルでエリアに侵入、ゴールに流しこんで先制かと思われた。

しかし、ゴール・チェックの結果、アダイウトンからのパスを受けたオリヴェイラがいわゆる戻りオフサイドだったとしてゴールは認められず。このプレーの直前から雨足が急に強まり、多くの人はカッパを着ているタイミングだった。

71分、東とアダイウトンに代えて永井と田川を投入。田川がトップに入り、オリヴェイラが右、永井が左のSHに入る。激しい雨となり何が起こるか分からない状況に。自陣でのプレーは危険だ。

その後雨はすぐに小降りになる。83分、右サイドでオリヴェイラと田川が敵のボール・ホルダーを挟みこんでボールを奪う。田川がニアのレアンドロにパスを出すと、レアンドロはシュート・フェイントから切り返してコースを狙ったシュート、しかしこれは敵DFが線上でクリアする。このこぼれ球がファーに詰めた永井の正面に落ち、永井は少し浮いたボールをジャンピング・ボレーで枠に叩き込んでゴール。東京が終盤にようやく1-0と先制する。

87分、バングーナガンデ代えて岡崎を投入。小川が左SBにスライド。アディショナル・タイムは6分と表示されたが、直後、中盤でのボールの奪い合いで安部が敵DFの激しいタックルを受ける。

安部は立ち上がれず治療を受け、敵DFはすぐに警告を受けたがVARが介入、オン・フィールド・レビューの結果、足裏での危険なタックルと判断され警告から退場に処分が変更、残り時間を一人多い状態で戦うことになる。

安部の治療とオン・フィールド・レビューで時間を使ったため、アディショナル・タイムは11分に延長されたが敵陣でうまく時間を使ってしのぎきり、東京が1-0でリーグ戦4連勝を果たした。

前半は敵の厳しいチェックの前に思うようにボールをつなげず、チャンスはあったものの決めきれなかった。後半敵のいいシュートを波多野がセーブしたところからリズムに乗り、オフサイドとはなったがいい連係からシュートを放つなど流れを引きこんだ。最後は前がかりな守備からのチャンスを決め、最後は一人多い状況で試合をクローズ。苦しくても何とか1点をもぎ取り、無失点に抑えたことで勝ちきることができた。

シュート数9-8、CK5-3、ポゼッション49-51とほぼ拮抗した数字だが、東京が終始主導権を握って、要所を押さえたことでアウェイで勝ち点3を積み上げた。

この試合でもオリヴェイラ、アダイウトン、レアンドロのブラジリアン・トリオの存在感が大きかったが、そこに東、安部、小川、バングーナガンデらが絡むことでチャンスが広がっており、ようやくブラジリアン・トリオの真価が発揮されてきた。特にレアンドロが楽しそうに生き生きプレーしているのが大きい。

ブラジル人選手と日本人選手との間に信頼関係や連係が生まれつつあり、これが攻撃を重層的にしている。一方で守備の意識も向上しており、リーグ戦5試合連続無失点は立派な成果。ワンチャンの1点で勝てるのは無失点に抑えたからこそ。取れないなら取られるなという形で攻守が噛み合いつつある。

これで東京は21試合を終えて10勝7敗4分、勝ち点を34(1試合あたり1.62)に伸ばし順位をひとつ上げて暫定ながら7位。1試合あたりの勝ち点や到達できる最大の勝ち点ではともに6位であり、ようやく上位の背中が見えてきた感じか。

本来なら8月9日まで1か月のブレイクのはずだったが、7月21日にセレッソ戦がACLの関係で単発で組まれており調整が難しい。既にシーズンは半分終わっており、このブレイクをうまく使ってシーズン後半に向け調整したい。

評点(評点はドイツ式):
波多野(2.5) 2点は防いだ。キックオフ前の三方への丁寧な礼がいい。
小川(3.5) 右サイドにいることで新しい能力が開発されつつある。
渡辺剛(3.5) ハイ・ボールへのチャレンジ見ごたえあった。
森重(3) クレバーなポジショニングでピンチの芽をいくつも摘んだ。
バングーナガンデ(3.5) ボールロストあったもののやり続けて欲しい。
東(3) 攻撃参加のセンスがいい。前に出す意識が高まってきた。
青木(3.5) 彼がこの位置で普通に働いていることが価値高い。
安部(3.5) 走り回って矢印を前に向け続けた。ケガは大丈夫か。
アダイウトン(3.5) ヘディング惜しかった。よく働いた。
オリヴェイラ(3) 得点は彼のボール奪取から。貢献がデカすぎる。
レアンドロ(2.5) 座りこんだ東を引っ張り起こしたシーンに涙。
===
永井(2.5) 価値示した。あの場所にいることが重要。
田川(2.5) ボールを取りきったことが得点につながった。
岡崎(-) 時間短し。

帰るときには雨はやんでいた。



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2021年06月28日 00:20      [posted by der_ball_ist_rund]

【Jリーグ第20節】FC東京 3-0 大分

■2021年6月27日(日) 19:00キックオフ
■味の素スタジアム

雨の予報だったが結局ほとんど降らず。ヴェスパを諦めて電車で味スタへ。もう少し早い時間でもよかった。

公式戦3連勝、リーグ戦2連勝中だがまだまだ課題は多い。7・8月はオリンピックがありアウェイ7連戦となるため、次のホーム・ゲームは9月に。シーズン前半を総括する試合となる。しっかり勝ち点3を積み上げたい。

水曜日に徳島でのアウェイ・ゲームがあったためターン・オーバーを実施。小川を右SBに配した他、品田をボランチで先発起用した。田川、永井、青木はベンチ・スタート。眷襪魯瓮鵐弌竺阿箸覆辰拭

波多野
小川 渡辺剛 森重 バングーナガンデ
東 品田 安部 アダイウトン
オリヴェイラ レアンドロ

ハイプレスからショート・カウンターを狙う東京に対し、ボールを握りサイドから組み立てようとする大分という展開。東京はレアンドロがタメを作ってオリヴェイラ、アダイウトン、安部、バングーナガンデらにパスを展開、チャンスを作る。


チャンスは東京の方が多いが互いに一進一退の攻防。均衡が破れないまま前半も半ばにさしかかる。すると24分、左サイドに開いたアダイウトンからレアンドロがオリヴェイラとのワンツーで中央に切れこむ。放ったシュートは敵DFに当たってコースが変わり、バーに当たってそのままゴール。東京がいい時間帯に1-0と先制する。

リードを得た東京が主導権を握ると、35分、ハーフウェイあたりで東が敵MFに倒される。足を高く上げて靴裏でチャレンジしたということで敵MFが退場に。大分が1人少なくなりアドバンテージを得る。これで流れが大きく東京に傾いた。

45分、右サイドの東がクロス・ボールを入れると、ゴール前のオリヴェイラがボールの軌道を90度変えるヘディングでネットに突き刺す。東京が前半のうちに追加点を入れ2-0でハーフタイムに。

序盤は拮抗した攻防だったが東京が競り勝って先制、その後敵MFの退場、前半終了間際の追加点と流れは呼びこめている。後半、押される時間帯にしっかり守ることと交代で強度が下がらないようにやりきることが必要になる。

後半開始早々の47分、左サイドのバングーナガンデが速いクロスを中央に入れると、敵GKがこれをクリア。このボールがゴール正面の小川の足許に入り、小川が抑えたボレー・シュートを決め、後半立ち上がりに3-0と突き放す。

このあたりから試合の流れははっきりと東京に傾き、東京はハイプレスを継続。ほぼ一方的に押しこむ展開になる。65分、アダイウトンが左サイドからドリブルで突っかけシュートを放つがポストに嫌われる。

70分、安部とオリヴェイラに代えて青木と田川を投入。それぞれそのままボランチとトップに入る。大分は果敢に攻撃を仕掛けるが東京はしっかりとブロックを形成して防衛、奪ったボールからカウンターを繰り出す。

78分、アダイウトンと東に代えて永井と三田を投入。三田が右、永井が左のSHに入る。まず1点が欲しい大分に対して、東京は高い位置からのプレッシングを継続し組み立てる時間を与えない。一方でカウンターから何度かチャンスを作るが決めきれない。

東京はその後も一方的に受けに回ることなく敵陣で時間を使う。追加点はならなかったが身体を張った守備もあって大分に得点を許さず、最後まで主導権を握って優位に試合を進め、結局3-0でリーグ戦3連勝となった。

逸機もあったが焦れずにやり続けた結果先制に成功、前半終了間際、後半開始早々といい時間帯に加点し、敵が一人少なくなったこともあって危なげなく勝ちきった。小川の右SB、品田のボランチとも特徴を見せたし、小川を右に回してまで使ったバングーナガンデは再三右サイドを破りアダイウトン、レアンドロとの相性もよかった。

ここ2試合、先制はできても追加点が取れず、その後押しこまれる時間が長くなって何とか逃げきるパターンが続いていたが、今日はしっかり追加点が取れたし、前から追いこむ意識が最後までなくならず流れを手放さなかったのが収穫。

数字的にはシュート数13-2、CK7-4、ポゼッション52-48と、ボールは半々で握ったが効果的にフィニッシュにつなげたのは明らかに東京だったということだろう。

この結果、東京は20試合を終えて9勝7敗4分、勝ち点31(1試合あたり1.55)で暫定8位に浮上。1試合あたりの勝ち点、到達できる最大勝ち点とも8位なのでフェアな順位だろう。ACL圏内の4位とは実質勝ち点6の差があるが、これはシーズン後半挽回可能な数字だろう。

この後2週間空いてアウェイでの湘南戦、その後は8月末まで首都圏を離れてアウェイを転戦することとなる。ここをどう乗りきるかがシーズンの行く末を決める。いい流れを維持しつつ課題をしっかり修正するために時間を使いたい。

評点(評点はドイツ式):
波多野(3.5) 試されるシーンは少なかったがしっかり仕事した。
小川(3) インナーラップ多し。リーグ戦初得点てマジか?!
渡辺剛(3.5) 長身FWと競り合いロングボールを跳ね返し続けた。
森重(3.5) DFラインを統率、最後は身体も張った。
バングーナガンデ(3) 起用に応えて左サイドを縦に抜けた。
東(3) アシストのみならず惜しいシュートもあった。
品田(3.5) 前に付けようという意識がいいパスを生んだ。
安部(3.5) 中盤でボールを回収し続け攻撃にも絡んだ。
アダイウトン(3) ボールを持つとエリアまでは確実に行く。
レアンドロ(2.5) 今の位置が合っている。守備にも走った。
オリヴェイラ(3) スゴみのあるゴール。アシストもあった。
===
田川(4) 惜しいシーンはあったが決めきれず。
青木(3.5) 終盤ボールを落ち着かせた。
三田(-) 時間短し。何気に好調を維持。
永井(-) 時間短し。惜しいシュートあり。

秋田から獲得の鈴木は次節には合流できるのか。新しい化学反応に期待。



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2021年06月23日 23:37      [posted by der_ball_ist_rund]

【Jリーグ第19節】徳島 0-1 FC東京

■2021年6月23日(水) 19:00キックオフ
■鳴門・大塚スポーツパークポカリスエットスタジアム

仕事を早めに切り上げて直帰。何とかキックオフまでに帰れたけどPCの立ち上がりが悪くて焦った。何とか最初から見ることができた。

土曜日の横浜FC戦に辛勝、今節はシーズン折り返しとなる試合だ。5連敗があったおかげで中位でアップアップしているが、ルヴァンカップの湘南戦から公式戦2連勝しており、シーズン後半に向けてこの流れを確かなものにしたい。

中三日の試合とあって長谷川監督はターン・オーバーを実施。前線のブラジリアン・トライアングルは全員ベンチ・スタート。また渡辺剛が警告累積で出場停止のため、CBには蓮川が先発した。右SBには特別指定の岡庭がリーグ戦初出場初先発。

波多野
岡庭 蓮川 森重 小川
三田 青木 安部 永井
田川 眷

試合は序盤に動いた。5分、田川が敵最終ラインにプレスをかけてボールを奪取、そのまま前に突っかけ、敵GKをかわしてシュートを流しこんで先制。1-0とリードを奪った。立ち上がりからハイプレスを敢行したのが効いた。

その後も東京は高い位置からのプレスでボールを奪い徳島ゴールに迫るが、最後のところで精度を欠き追加点を奪うことはできない。ポゼッションは徳島が取るが、前でボールを奪いきれないときはブロックを形成して自陣を防衛する流れに。

田川の積極的な飛び出しに加え、永井と眷襪前線で身体を張り、徳島に自由を与えない。敵ボールでも自陣でブロックを形成する余裕が生まれ、押しこまれても最後のところは手堅く守っている。

得点後は次第に徳島が攻勢を強める流れになるが東京の守備は固く1-0のまま前半を終える。しっかり守れているが1点差はあてにならない。ポゼッションは譲っていいが前線で引っかけて追加点が欲しい。

後半から岡庭に代えて岡崎を投入、そのまま右SBに入る。引き続き徳島がボールを握り、東京は自陣でブロックを形成して受けに回る時間が長い。奪ったボールからカウンターを狙いに行くがフィニッシュまでは至らない。

56分、三田と眷襪紡紊┐謄譽▲鵐疋蹐肇リヴェイラを投入、田川が右SHに落ちる。レアンドロのところでボールが動かせるようになるが、決定機までは作れず、プレスも徳島の少ないタッチのパス交換でかいくぐられるシーンが多くなる。

69分、田川に代えてアダイウトンを投入、アダイウトンをトップに置き、オリヴェイラが右SHに落ちる。ブラジリアン・トリオを投入するが、守備にも気を使いながらのプレーで勢いをつけて前に出るシーンは見られない。

疲れも出始めてハイ・プレスもしんどくなり、自陣でのブロックで敵の攻撃をしのぐ時間が長い。80分、永井に代えてバングーナガンデを投入。最終ラインを蓮川、森重、小川の3バックにし、岡崎とバングーナガンデがウィングバック、前線はアダイウトンをトップにレアンドロとオリヴェイラがシャドーになる3-4-3にシフトする。

終盤は徳島の攻撃を跳ね返し続ける展開になるが、5分のアディショナル・タイムも何とかしのぎきり、結局序盤の1点を守って公式戦2試合連続(リーグ戦3試合連続)の完封となった。

ハイ・プレスから1点をもぎ取ったものの、後が続かず追加点が奪えなかったために、時間の経過とともにポゼッションの強度を上げてきた徳島に押しこまれ苦戦する流れになった。しかし自陣でのブロックは破綻せず、要所で身体を張り複数で戦略的に追いこむ守備も機能して完封。「追加点が取れないなら失点するな」を地で行った。

先制できたから逃げきれたが、スコアレスの時間が長く続けばどちらに転んだか分からなかった試合。前節に続いてクリティカルな展開の中で踏ん張って結果を手にしたが、それは決して単なる偶然ではなく、できる限りのことをやって運や流れに左右される部分を極力減らしたからではなかったかと思う。

試合の流れがある程度できてからの投入ではブラジリアン・トリオもなかなかグイグイと試合を引っ張ることはしにくかった。リスク管理を両にらみで、前線の動きに合わせて最終ラインを思いきって押し上げるのがやりにくい時間帯と状況だったのはもったいなかった。

数字的にはシュート数6-5、CK3-4、ポゼッション40-60と苦労した内容が表れているが、ボールを握られた割りに許したシュート数が少ないのはしっかりと守備戦を戦えたということだと思う。

週末のホームでの大分戦を終えれば2週間のインターバルとなり7月は2試合のみ。何とか次の試合までをこの勢いで結果を出し、7月に改めて態勢を整備したい。今日も内容的にはいくつも課題が残ったが、ベースにすべき戦い方は見えており、チームとしての一体感は高まりつつあるように思う。

シーズン前半19試合を終え、東京は8勝7敗4分とかろうじて勝ちを先行させ、勝ち点28(1試合あたり1.47)で暫定10位。試合消化数に跛行があるので比較は難しいが、1試合あたりの勝ち点では9位、到達できる最大の勝ち点では10位と、まあだいたいこれくらいが現在地と思っていていいだろう。

タイトルを目標に掲げた開幕当初からすれば失望以外の何者でもない状況だが、シーズン後半、上げられるところまで上げて、できることならACLは取りたい。流れは改善し、ケガ人も少しずつ戻ってくるだろう。クラブとしても目標の再設定とシーズン後半に向けた戦い方についてステートメントを出すべきではないか。

評点(評点はドイツ式):
波多野(3.5) 今日もヤバいヤツを止めた。安定していた。
岡庭(4) 押しこまれて苦労したが高い位置を取る気概見えた。
蓮川(3.5) エリア内でのスライディングにしびれた。
森重(3) こういう試合を勝てるようになったのは彼のおかげ。
小川(3.5) 密集でも見つけやすくていい。
三田(3.5) 骨惜しみせずチームの重心を上げた。
青木(4) 中盤でばちばちやり合ったが押しこまれた。
安部(3.5) 最後までボールに積極的にアプローチした。
永井(3.5) この位置は得点には不利だが貢献は大きかった。
眷(4) 敵にボール握られ眷襪陵効性は限定的。
田川(3) 胸に期するものがある人の戦いぶりを見せた。
===
岡崎(3.5) SBでのプレーは頼もしい。CBよりサイドで。
オリヴェイラ(4) 懸命に走ってくれたがゴール遠かった。
レアンドロ(3.5) 引き続き好調を窺わせるボール・タッチ。
アダイウトン(4) 守備に巻きこまれ攻撃は開花せず。
バングーナガンデ(-) 時間短し。レアンドロの信頼得た。

ウヴィニ、シルバも見たい。



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2021年06月20日 01:07      [posted by der_ball_ist_rund]

【Jリーグ第18節】横浜FC 0-1 FC東京

■2021年6月19日(土) 18:00キックオフ
■ニッパツ三ツ沢球技場

雨模様の土曜日。天気がよければヴェスパで三ツ沢まで行こうと思っていたがちょっとキツそうなので電車で横浜まで出て、横浜駅から直通バスに乗ったが渋滞で結構時間かかった。試合中も断続的に雨が降り、久しぶりにカッパを着ての観戦となった。

インターナショナル・マッチデイが終わり、代表に招集されていた小川、田川も戻ってのリーグ戦再開。中断前のリーグ戦は広島とのスコアレス・ドローだったが、ルヴァンカップでは2戦目で逆転して準々決勝進出を決めた一方、天皇杯では順天堂大に負けるなどチームとしても今ひとつ波に乗りきれない中でアウェイでの横浜FC戦に臨むことになる。

メンバーは先週のルヴァンカップ・プレーオフステージ第2戦とほぼ同じだが、アダイウトンが先発し、オリヴェイラ、レアンドロとのブラジリアン・トリオが顔を揃えた。小川田川はベンチ・スタート。

波多野
中村拓 渡辺剛 森重 バングーナガンデ
東 青木 安部 アダイウトン
オリヴェイラ レアンドロ

東京は前線のオリヴェイラ、レアンドロを起点に、アダイウトン、東が絡む形で前がかりに試合を組み立てる。一方で横浜は奪ったボールを前線に飛ばし、ここで収めて早い攻撃を狙う展開。東京の方がややボールを支配している印象。

早い時間帯からバングーナガンデ、アダイウトンのクロスに中央で合わせる形でチャンスを作るが決めきれず。バングーナガンデとアダイウトンのコンビがいい呼吸で左サイドを使い、そこにレアンドロが絡みに来て推進力が出ている。

横浜の攻撃も侮れず、スピードのあるカウンターを受ける局面もあるが、波多野の好セーブもあって失点は許さない。互いに仕掛けながらも先制点が取れないまま時間が流れる。28分、ゴール前のハイボールを波多野が敵FWと競り、ボールが後ろにこぼれるが森重が間一髪でクリア。

直後の31分、アダイウトンからパスを受けたレアンドロが左サイドをドリブルで持ち上がり、オリヴェイラにスルー・パス。オリヴェイラがエリアの深いところから落とすとこれを拾ったアダイウトンが裏に抜け、GKとの一対一から股を抜いてシュート。これが決まり東京が1-0と先制する。ブラジリアン・トリオが息の合った攻撃を見せこの日もゴールを決めた。

その後は東京が得点の勢いでやや優勢に試合を進めたが追加点は決められず、1-0とリードしたまま前半を終えた。もう少し早く決めたかったし追加点も欲しかったが、とにかく前半のうちにリードを奪えたことで最低限のアドバンテージは得ている。攻守の意思統一が重要になる。

後半から中村拓に代えて小川を投入、小川は右SBに入る。51分、オリヴェイラが左サイドでボールを持ち、中央にふわりとしたラスト・パスを入れると、上がっていた青木が頭で合わせるが枠外に。惜しいシーンだった。

56分、敵にカウンターを受ける。持ち上がられフリーで打たれたシュートはファー・ポストに当たって跳ね返り難を逃れる。このこぼれ球を拾われ再びシュートを打たれるが、コースに入った東に当たって軌道が変わり枠外に。

ところがこれがハンドということでPKの判定となる。スタンドからはどのシーンがPKの対象になったのか分からずざわつく。ここでVARが介入、主審がオン・フィールド・レビューで映像を確認、ノー・ハンドの判定となってPKは行われなかった。確かに手には当たっていなかったように見えた。

65分、左寄りで得たFKをレアンドロが直接狙い枠に飛んだが敵GKのセーブに遭う。71分、東、アダイウトンに代えて田川、永井を投入。そのままのポジションに入る。77分、レアンドロのパスを受けた田川が難しい体勢からシュートを放つがDFがブロック。

終盤は横浜が前がかりに同点を狙いに来て、受けに回る時間が長くなる。84分、バングーナガンデに代えて岡崎を投入、岡崎は右SBに入り小川が左に回る。さらに88分、オリヴェイラに代えて眷襪鯏蠧、試合をクローズしに行く。

横浜の攻撃を受けながらも奪ったボールは敵陣に運び時計を進める。アディショナル・タイムにはレアンドロからの落としを受けた田川が裏に抜け出しGKと一対一になるがシュートはGKにセーブされてしまう。

最後はキープも織り交ぜながら時間を使い、何とか横浜の反撃をかわして1-0で5月22日以来、ほぼ1か月ぶりのリーグ戦での勝利となった。

結構ヒヤッとするシーンもありつつ、何とか前半にブラジリアン・コンボで先制、後半は反撃を受けながらも選手交代も上手く使って逃げきった。どちらも決定機はあったが外し続け、結局1本を決めた東京が勝ち点3を手にすることになった。

得点はブラジリアン・トリオの破壊力で勝ち取ったが、それ以外の部分では守備の頑張りが光ったし、攻撃でもブラジル人と東、安部、バングーナガンデらとのコンビネーションが以前よりよくなっている感がして好材料だと思った。

数字的にはシュート数8-12、CK5-11、ポゼッション51-49とどちらかといえば押され気味で、もっと得点できた試合でもあったが逆に取られて負けていてもおかしくなく、そういう試合で運もありつつ要所を押さえて勝つことが重要。

グダグダな部分もあり、他の相手だったら見逃してくれないようなミスも少なくなかった。ただ、勝てばそうした課題も次に向けて取り組んで行けるが、負けるとそれが修正できないままそこから崩れて行く。シーズンを走りながらであり、まずは結果を先行させながら内容を磨いて行くしかない。課題は多い。

この後、水曜日に徳島(A)、日曜日に大分(H)と戦い、2週間空けて7月、8月はアウェイでの連戦となる。日程自体はそこまで詰まっていないが、ここをしっかり乗りきってシーズン終盤に上位を窺えるところに位置していたい。

評点(評点はドイツ式):
波多野(3) ヤバいヤツ2本ほど止めて完封した。
中村拓(4) どんな選手になるのか頑張りどころだと思う。
渡辺剛(3.5) もう「若手」じゃないって顔になってきた。
森重(2.5) どうやってクリアしたかよく分からなかった。
バングーナガンデ(3) 高パフォーマンスを維持。右はできないか。
東(3.5) ゴール前でも決定的なシーンあった。
青木(3.5) 安定していた。ゴール決めたかった。
安部(4) やや空回りしたがボールよく回収してくれた。
アダイウトン(3) 彼が報われると本当に嬉しい。
レアンドロ(3) この位置が合っている。そろそろFK決めたい。
オリヴェイラ(3) 彼が全部つないでくれてる感あるな。
===
小川(4) 右サイドは本人も周囲もやりにくそう。
永井(3.5) クローザーの役割は果たした。
田川(3.5) あれを決められたらオリンピックだが…。
岡崎(-) 時間短し。この役割を任せてもらえるのは信頼。
眷(-) 時間短し。

帰りも三ツ沢から横浜駅までの直通バスあったのがよかった。ここ好きなスタジアムなんで来年も来たいけどな。



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2021年06月13日 23:13      [posted by der_ball_ist_rund]

【ルヴァンカップPO第2戦】湘南 1-4 FC東京

■2021年6月13日(日) 17:00キックオフ
■レモンガススタジアム平塚

アウェイ応援禁止ということでユニはおろか青赤いアイテムは一切身につけず隠密観戦。隣県とはいえ平塚は遠い。天気は怪しい感じだったが最後まで雨は降らなかった。

第1戦をホームで0-1と敗れ、後がない状態での第2戦。水曜日には天皇杯で大学に敗れており、この試合にも負けるようだとタイトルの可能性がほぼなくなることになって、長谷川監督の求心力にも大きな影響が懸念される。リーグ戦後半の行方もかかる重要な試合だ。

眷襪魑戮泙札譽▲鵐疋蹐先発。発表されたメンバーを見る限り青木をアンカーにした4-3-3の布陣か。右SBには中村拓が先発。

波多野
中村拓 渡辺剛 森重 バングーナガンデ
東 青木 安部
レアンドロ オリヴェイラ 永井

試合は立ち上がりから激しい競り合いとなる。7分、永井がピッチ中央で敵MFからタックルを受けて傷む。長い治療となりいったんピッチ・アウト。

11分、この中断からのリスタートとなるFKを森重が緩いキックでエリア内のオリヴェイラに。オリヴェイラが敵DFを背負いながら胸で落とすと、隣にいたレアンドロがこのボールをダイレクト・ボレーでたたきつけ、これがゴール左隅に決まり東京が先制。1-0とリードを奪う。

これで2試合通算では1-1。ともにアウェイ・ゴールなので互角となり、このままでは勝ち抜けは決まらない。東京はいずれにしてももう1点が必要になる。

先制点後のキック・オフ前に、ピッチに戻った永井が座りこみ交代を求めるサイン。ベンチにはいったん三田が呼ばれたが、14分、アダイウトンを投入する。この起用の変更が試合のツボになったと思う。アダイウトンが左SHに入り、レアンドロがオリヴェイラと2トップまたはトップ下に入る4-4-2または4-2-3-1にシフトしたように見えた。

東京はレアンドロがよくボールに触りリズムを作る。湘南は前線に当てるところから攻撃を組み立ててくるが東京の守備がしっかり対応しており決定的な形にはさせていない。

35分、ハーフウェイの左寄りでボールを持ったレアンドロが前線へグラウンダーのパスを送ると、オリヴェイラがこれを追って裏に抜け出す。GKとの一対一になるがよく位置を見て流しこみ2-0に。これで東京は2試合通算でもアドバンテージを得た。

37分、敵ゴール前に高く上がったボールに東と敵GKが競り、ボールがこぼれるが東のファウルに。これに怒った敵GKが両手で東を強く突き飛ばす。両方の選手が集まりもみ合いとなり、結局敵GKと東の両者に警告。しかし東の競り合いは警告を受けるほどではなかったうえ、敵GKは明らかに意図的かつ暴力的に東を突き飛ばしており、これは退場にすべきケースではなかったかと思う。

なお、このシーンをビデオ映像を示して審判に抗議した佐藤GKコーチが警告を受けた。現地ではよく分からなかったがそういうことだったらしい。

41分、バングーナガンデが左サイドを上がりクロスを入れる。これは敵にクリアされるが、拾った敵DFからバングーナガンデが再びボールを奪取、再びゴール前にボールを入れると、ファーのオリヴェイラがこれを中央に落とし、これをアダイウトンが直接蹴りこんでゴール。3-0と流れをグッと引き寄せる。

44分、東京エリア前で敵に左サイドから横パスをつながれ、最後は中央からのシュートを許す。守備のスライドが後手になりシュート・コースを見せてしまった。3-1となって前半を終えた。

ブラジル人トリオの活躍でリードしているが、それだけではなく東、安部らがしっかり押し上げ、中村やバングーナガンデも積極的に仕掛けていることがいい形を作る基礎になっている。ゴールも生まれていい循環になっており、このまま後半も押しきりたい。

長谷川監督は後半から中村拓に代えて岡崎を投入、岡崎はそのまま右SBに入る。リードを奪えておりリスクを取るよりは守備を固めたいということだろう。

東京は後半に入っても前線のブラジル人を核に攻撃を仕掛ける。何度か惜しいシーンも作れており、後半の早い時間帯に追加点が奪えていればもう少し楽に試合をクローズできたと思うが、一方で守備は破綻なく、試合をコントロールしながら時間を使って行く。

互いに中盤で激しく主導権を争う。ボールへのアプローチを譲らず接触となるプレーが多い。双方に警告が出る厳しいやり合いになる。

74分、東が敵との接触で傷みピッチ・アウト。治療を受けていったん戻るが、84分、三田と交代でベンチに下がる。

2点差のまま試合は6分のアディショナル・タイムに突入。90+2分、アダイウトンからのスルー・パスを受けてオリヴェイラが敵DFを引きつけて裏に走る。エリア内でオリヴェイラがボールを戻すと、ここに走りこんだアダイウトンが角度のないところから右足でゴールに蹴りこみ4-1に。試合が決まった。

その後バングーナガンデ、オリヴェイラに代えて蓮川、眷襪鯏蠧、3点差あることもあって危なげなく試合をクローズ。4-1で湘南に勝利し、2試合通算でも4-2と上回ってプレミアムステージ進出を決めた。

負けるとチームがバラバラになりかねない危機にあり、勝負の試合だったが、ここでレアンドロを先発、右SBに中村拓とリスクを背負った起用をするところが長谷川監督らしい。永井のアクシデントはあったものの、レアンドロがベストに近いフィットでボールを動かし、自らも1ゴールを決めて試合を引っ張った。

後半から岡崎を起用したのも当たり、CBでは不安定なプレーを繰り返し適性に懸念を持たれていたのが右SBで落ち着いてボールを受け、出しどころも的確でいいパフォーマンスだった。この人はCB以外で使いたい。

ゴール、アシストはいずれもブラジル人トリオだが、ボールへの意識高くハードワークをいとわず試合に臨んだ全員の勝利だと言っていい。ポイントになる試合で賭けに勝ち、準々決勝にコマを進めるとともに、来週から再開するリーグ戦にもつながるナイス・ゲームだった。

この試合では球際の意識が高く、終盤まで前線のチェイスをトリガーに前で取りきる守備ができていた。ビルド・アップのときもボールを下げるのは最小限にとどめ、前に前に付けて行く姿勢がはっきりしており、そのボールをブラジル人トリオが収めたり、ダイレクトで動かして最後決定的なスルー・パスになったり攻撃の起点になっていた。

永井と東のケガが心配だが、代表に出していた小川と田川も戻ってくるし、シーズン後半に向けて前向きな姿勢が維持できる結果が出て本当によかった。別に何もかもがすっきり解説した訳でもないが、少なくとも引き続きチャレンジして行くための最低限のベースは作ることができたと思う。

準々決勝は9月上旬に行われる。まずはリーグ戦を消化することになるが、6月27日の大分戦を最後に味スタを明け渡し、7月、8月はアウェイ7連戦となる。今季残り半分、何を目指して何のために戦うのか整理が必要だ。クラブのステートメントが欲しい。

評点(評点はドイツ式):
波多野(4) 失点は手が出なかったか。それ以外はまず安定していた。
中村拓(4) 危ういミスはあったが攻撃で特徴を見せたのでまあよし。
渡辺剛(3.5) 強さを見せた。傷むシーンあったが大丈夫か。
森重(3) この人が安定していると前向きな試合ができる。
バングーナガンデ(3.5) 小川の留守はしっかり守った。いいクロス。
東(3) 水を運び続け試合を作った。主将にふさわしい働きだった。
青木(3.5) なんだかんだ形になっているのは実のこの人のおかげ。
安部(3.5) 鬼のようなボール回収で中盤から攻撃を支えた。
レアンドロ(2.5) 今日はいいレアンドロ。いい顔していた。
オリヴェイラ(2.5) シュートだけでなく前線で身体を張った。
永井(-) 時間短し。ケガは大丈夫か。
===
アダイウトン(2.5) こんなシュート上手い人なんだっけ。
岡崎(3.5) 内田か中村帆戻るまでの右SBは岡崎がいい。
三田(-) 時間短し。
眷(-) 時間短し。
蓮川(-) 時間短し。

2試合ともアウェイ・チームがファースト・ユニを着ていたのがオレ的には評価ポイント。絵的に美しいしアガる。



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2021年06月10日 01:20      [posted by der_ball_ist_rund]

【天皇杯2回戦】FC東京 1-2 順天堂大

■2021年6月9日(水) 18:00キックオフ
■味の素フィールド西が丘

久しぶりの西が丘。都内とはいえ18:00キックオフはかなりのムリゲー。何とか仕事を切り上げてサクサクッと職場を抜け出したがそれでも着いたのはキックオフにカツカツ。入口がムダに遠く余計に歩かされてムカついた。既にたくさん人が来てて驚いた。

天皇杯の初戦は格下と当たるのでいつも難しい。失うものなく一発勝負に挑んで来る相手と対戦するのはふだんのリーグ戦とは違った種類のやりにくさがあるはず。格下とはいえ大学サッカーはレベルが高く、ガチで来られるとかなりしんどい。

土曜日のルヴァンカップからはターン・オーバーしたものの、シルバ、東、レアンドロ、永井らが先発。ベンチにはオリヴェイラ、アダイウトン、三田、眷襪鮹屬スクランブルに備える。言い訳の効かないメンバーで初戦突破を狙う。2種登録の安田が先発。

児玉
中村拓 ウヴィニ 岡崎 蓮川
品田 シルバ
東 レアンドロ 安田
永井

立ち上がりから東京がボールを握る。9分、シルバのボール奪取から東につなぎ、パスを受けた中村拓が右サイドを上がって深いところから折り返すと、中央の永井が蹴りこんでゴール。東京が早い時間帯に1-0と先制し大きなアドバンテージを得る。

しかしその後は慎重な試合運びになった東京と対照的に順大が積極的にボールを前線に当て、そこから攻撃を組み立てて東京陣内に攻めこむ。東京は敵のロング・ボールをカットできず、収められて揺さぶられるシーンが多い。

リードを保ったまま前半を終えたが、追加点の気配はなく、先制後はむしろ守勢に回った印象の前半だった。

後半に入っても流動的な敵の前線をつかまえられず何度かチャンスを作られる。押し上げたところで奪われたボールを一発で前線に当てられ、裏が空いた状態で同数での勝負を強いられるなど苦しい戦いが続く。

70分、安田と永井に代えて三田とオリヴェイラを投入、三田が右に入り東が左にスライド、オリヴェイラはそのままトップに入る。さらに79分には東に代えてアダイウトンを投入。この瞬間東京はフィールドの10人の半分がブラジル人になる。新記録か。

この局面では敵陣でボールを動かしつつフィニッシュの機会を窺うことができており、このまま序盤のリードを守って勝ちきれるかと思われたが、87分、レアンドロに代えて眷襪鯏蠧した直後、エリアに放りこまれたボールをいったんクリアしたものの拾い直され、正面から強烈なシュートを叩きこまれて同点に。土壇場で1-1の同点となる。

試合はそのまま延長戦に。延長前半から岡崎に代えてバングーナガンデを投入、蓮川がCBにスライドした。延長は一進一退。東京はオリヴェイラ、アダイウトンに預けて打開を図るが敵の寄せも厳しく思うようにゴール前のシーンを作れない。

延長前半のアディショナル・タイム、エリアに突っかけた敵FWを倒してしまいPKの判定。これを冷静に決められて1-2と逆転されてしまう。延長後半は左サイドのアダイウトンの仕掛けからチャンスを作ったものの決めきれず。結局1-2で格下に逆転負けを喫した。

難しいのは分かるが、序盤にリードを奪いながら土壇場で追いつかれ、延長でPKを与えて逆転負けと、粘り強く戦う相手に対して自滅としかいいようのない負け方で悔いが残るしダメージも大きい。チャレンジャーとして士気高く挑んで来る敵に対し、それを凌駕できる戦いができなかったのはプロとして言い訳できない結果。

決してナメていた訳ではないと思うが、押しこまれることの多かった展開や同点に追いつかれた後、逆転を許した後など、流れが徐々に敵に傾いて行くのをどの時点でも止められなかったのは、プラン通りに行かないとき、思い通りに試合が運べないときに修正の効かない脆さが目についた。

内容的にはどこがどうと論評し難いが、難しい試合になることが分かっていながら勝利が手からこぼれ落ちて行くのをみているしかなかった展開に、変事抵抗力の欠如を感じずにはいられなかった。

天皇杯初戦負けは不甲斐ないが、普通に順大が強かったということだろう。週末のルヴァンカップで結果を出し、自ら流れを取り戻すしかない。

評点(評点はドイツ式):
児玉(5) コーチングはしっかりしていたが失点防げず。
中村拓(5) 攻撃での特徴は出せていたのではないか。
ウヴィニ(5.5) ガンガン長いの飛んできて対応に追われた。
岡崎(5.5) やっぱりこの人の置き場所はCBではないと思う。
蓮川(5) 持ち上がりに可能性を見た。序列上げて欲しい。
シルバ(5) 強みとリスクの両方が見えた感じした。
品田(5.5) 厳しい流れの中で特徴出せず。
東(5) 本当はトップ下に置きたい。
レアンドロ(5) らしさは見せた。FK見たかった。
安田(5.5) 申し訳ないがよく分からなかった。
永井(4.5) コーチングで笑いが取れるのがエラい。
===
三田(4.5) チャンスには顔を出したが。
オリヴェイラ(4.5) 寄せがキツく収められず。
アダイウトン(4) 終盤怒涛の仕掛けを見せたが実らず。
眷(5) 入った直後に失点。試合を締められず。
バングーナガンデ(5) フレッシュさを生かせず。
大森(-) 時間短し。

駒沢、西が丘と思い出深いスタジアム・シリーズはアレな結果に終わった…



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2021年06月06日 00:36      [posted by der_ball_ist_rund]

【ルヴァンカップPO第1戦】FC東京 0-1 湘南

■2021年6月5日(土) 14:00キックオフ
■駒沢オリンピック公園総合運動場陸上競技場

東京のトップの試合を駒沢で見るのは久しぶりだ。ヴェスパで出かけた。試合前は容赦ない日差しが暑かったが、試合が進むにつれて雲が広がり、むしろ雨が懸念される天気に。結局降らなかったがかなり涼しくなった。

ホーム&アウェイの第1戦、グループを1位通過したので本来なら先にアウェイのはずだが会場手配の都合で先にホームとなったようだ。アウェイ・ゴールを許すと不利になるとかもあるが、あまり細かいことは考えずこの試合単体で勝つことにまずは集中したい。

小川が代表に、田川がU24に招集されているがそれ以外は直近のリーグ戦からのベスメン。内田のケガでまたしてもオープンになってしまった右SBには昨日特別指定が発表されたばかりの岡庭を起用。またレアンドロが久しぶりにベンチに入った。

波多野
岡庭 渡辺剛 森重 バングーナガンデ
青木 安部
三田 眷襦.▲瀬ぅΕ肇
オリヴェイラ

試合は東京がボールを握りオリヴェイラに当ててリズムを作りながら前を向いて攻める時間が長い。何度かチャンスを作るがシュートが正直なコースに飛び敵GKにキャッチされるシーンが目につく。

湘南の守備も固くカウンターは手前で止められることも多いが、両サイドの岡庭、バングーナガンデが思いきりのいい上がりからクロスを入れるシーンもあり東京がトライしている印象。

前半終了間際にはアダイウトンからのスルー・パスを受けた安部がシュートを放つが枠外に。フィニッシュを確実に決めたいが押している時間帯に取りきれず、スコアレスで前半を終えた。

主導権は握っているが湘南が自陣でしっかりブロックを形成しており攻めきれず。湘南にはほぼ形を作らせていないが押しながらも先制できなかったのは気になる。暑さもあり眷襦▲▲瀬ぅΕ肇鵑△燭蠅倭瓩瓩妨鯊紊必要かも。いい流れのうちに先手を取りたい。

湘南は後半から2枚替え、立ち上がりからギアを上げてくるが、東京もガッチリ受けてゴールは許さない。押しこまれているというまでの印象はない。

57分、眷襪紡紊┐謄譽▲鵐疋蹐鯏蠧。レアンドロはそのままトップ下または2トップの一角に入る。レアンドロがボールを触ることで機動性が増し、試合のテンポが速くなる。

67分、レアンドロとアダイウトンでカウンター、アダイウトンからラスト・パスを受けたレアンドロがフリーでシュートを放つがGKにセーブされる。やっぱこの組み合わせには夢があると思わせたシーン。

70分、アダイウトンと三田に代えて永井と東を投入、そのまま東が右、永井が左のSHに入る。

しかし直後の71分、左サイドからのクロスにファーから飛びこんだ敵FWがヘディング、これを決められて0-1と先制されてしまう。森重が左に寄せ、渡辺剛が中央に入ったことで大外が空いてしまった。

74分、レアンドロからの落としを受けたバングーナガンデが左サイドをえぐって深いところからクロス、これにファーから入りこんだ東が頭で合わせるがボールは惜しくも枠外に。いいところに入ってきたが惜しかった。

77分、渡辺剛と岡庭に代えてウヴィニと中村拓を投入。その後も東京は積極的にゴールを狙い、78分、87分にはオリヴェイラ、88分にはレアンドロがシュートを放つが、敵GKの好セーブもありゴールを割ることができない。

アディショナル・タイムにも森重、永井のシュートがGKに止められそのまま0-1で試合終了。シュート数14-6、CK10-2と攻めたが決めきれず、湘南の一発モノにやられた試合となった。1週間後のアウェイでの第2戦に勝たなければならない。

攻撃の意識はしっかりしており、ボールの収まりも改善しているように見えたが、最後のところで仕留められず。やっていること自体はおかしくないし、こういう試合はどうしてもあるので、下を向くことなくやり続けることが必要。

攻撃は水物なので、取れないときは取られないことが重要になるが、一瞬の綻びでヤられた。今の守備は完全な4-4-2ブロックではなくサイドの守備に結構CBも参加している印象があり、CB2枚が狭い感覚で頑なにゴール前から動かなかった一昨年あたりから比べれば今日のような怖さはある。

特別指定でいきなりの先発となった岡庭は若さをアドバンテージに存在感をアピール、何度も勢いよく前に飛び出して仕掛けた。バングーナガンデとともに試合の大きなアクセントになっていたし、特別指定なんで出られる試合は限られるかもしれないがシーズン後半の選択肢になるのではと思った。

交替で入ったレアンドロも、ちょっとヒヤッとする敵との接触があり主審から注意を受けるシーンはあったものの、以前のちょっと失ったら諦めてふて腐れる感じが薄れ、球際のこだわり、前に向いて仕掛ける姿勢、球離れも含めすごくよくなっているように見えた。この人に関してはまだまだ分からないが、この感じで戦線に復帰して欲しい。

あと、東も先週トップ下に入ったあたりからよくなってると思う。今日も「そこでワンタッチで出してくれや。アバウトでも文句は言わん」というシーンはあったものの、ギリで外したシュート含め動きはさすがと思わせた。必要な選手であることに変わりはない。

水曜日に天皇杯があるが、選手の繰り回しも含めて難しいサジ加減になる。形を崩さず結果を出して流れを作りたい。ここで迷わずやり続けることが必要だ。

評点(評点はドイツ式):
波多野(3.5) 試されるシーン少なかった。失点はノー・チャンスか。
岡庭(3.5) 思い切りのいい攻め上がりでデビューは合格点以上。
渡辺剛(4) 失点シーンはもったいなかったが他は戦えていた。
森重(3.5) 青木とのコンビができつつある感。シュート惜しかった。
バングーナガンデ(3.5) 甘さもあるがいいえぐりもあった。
青木(3.5) いつの間にか不可欠のリンクマンになってる。
安部(3.5) 惜しいシュートあった。やり続けよう。よくなってる。
三田(3.5) かなり広い範囲カバーしてくれてる。
眷(4) 序盤暑くて体力削られた。
アダイウトン(3.5) 立ち上がり身体重かったけど調子上げた。
オリヴェイラ(3) 収め続けたがシュート機会は少なかった。
===
レアンドロ(3) 今日の感じで引き続きお願いしたい。
東(3.5) 求められた役割は果たした。
永井(3.5) 何かええパスとか入れてなかったか。
ウヴィニ(-) 時間短し。
中村拓(-) 時間短し。

湘南がファースト・ユニやったのよかった。
天皇杯の相手は順天堂大学に決まったようだ。



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2021年05月30日 21:13      [posted by der_ball_ist_rund]

【Jリーグ第17節】FC東京 0-0 広島

■2021年5月30日(日) 14:00キックオフ
■味の素スタジアム

初夏の暑い日差し。しかし午後ににわか雨があるという予報だったのでヴェスパで行くのは諦め、折り畳み傘を仕込んで出かけた。

2連勝のあと、水曜日に清水に0-3で完敗、再び流れを取り戻すか、このままズルズルとまた沼にハマるかの分かれ道となる試合。中三日での試合で、森重、青木、眷襪箸い辰織瓮鵐弌爾離僖侫ーマンスが気になる。

前節負傷退場となった内田が欠場、右SBには中村拓が入った。アダイウトンに代わって永井が左SHで先発。またウヴィニがベンチに入った。

波多野
中村拓 渡辺剛 森重 小川
田川 青木 安部 永井
オリヴェイラ 眷

序盤から広島がボールを支配、東京は自陣で守備に追われる時間が長くなる。柏戦で快勝してからでも毎試合こういう局面があったが、この試合では立ち上がりから劣勢を強いられ苦しい展開に。

何度かゴール前でシュートを打たれるが、幸い波多野の正面に飛ぶボールが多くしっかりと抑えられている。一方東京の攻撃は単発、ボールを奪っても自陣を出る前に引っかけてしまい波状攻撃を受ける悪い流れが断ち切れない。

22分、左CKを小川が蹴ると中央で森重が頭で合わせるが枠に飛ばず。これが前半唯一のシュートとなる。眷襦▲リヴェイラが厳しく対応され、パスもズレがちで前線にいい形でボールが入らない。押されっぱなしだったが何とかスコアレスで前半を終えた。

前半終了間際から急に激しい雨が降り出し難しいコンディションに。やはり前節ベテランを引っ張ったのが効いているのか特に眷襪離廛譟爾ハマらずボール・ロストを繰り返した。無失点で終えることができたのはラッキーで、後半はワンチャンを決めたい。

後半立ち上がりから東京は猛然と前に出る。46分、眷襪陵遒箸靴らDFラインの裏にボールがこぼれ、ここに詰めた永井が角度のないところからシュートを放つがクロス・バーを直撃。これが決まっていればというシーン。

その後も東京は前半より積極的にボールにアプローチ、中盤での強度を取り戻し、敵陣で攻撃を組み立てる時間が長くなるが、フィニッシュまでは持ちこめない。60分、眷襪紡紊┐禿譴鯏蠧。永井をトップに上げるかと思いきや東がそのままトップ下に。

これで前線にボールの落ち着きどころができたか、主導権は徐々に東京に傾き、前半とは異なって一進一退の中盤での打ち合いになる。飲水タイム明けの72分、永井とオリヴェイラに代えて三田とアダイウトンを投入。三田が右SHに入り田川をトップに上げる。アダイウトンはそのまま左SHへ。

81分、エリア内で横にドリブルした三田がコースを見てシュートを放つがGK正面に。これも悪くはないシュートだったが飛んだコースが甘かった。その後も東京は主にカウンターからゴールを窺うがなかなかやりきれず。

アディショナル・タイムには青木に代えて品田を投入するが奏功せず、結局0-0で引き分けに終わった。

柏戦、G大阪戦とやっていたことがそれほど違う訳ではないが、立ち上がりに先制できなかったことで押しこまれる時間帯が早く来てしまい、前半はほぼ一方的に攻め込まれる展開になった。ここを何とかしのぎ後半は立ち上がりから盛り返したが、この流れから先制できず、結局最後までゴールが遠かった。

しかし、ゴールが出ないなら出ないなりにしっかり守備で身体を張り、とにかく無失点で試合を終えられたことは大きな収穫。失点しなければ少なくとも負けることはない。得点は水物で取れないときも少なくないが、守備はある程度計算できなければならない。

結果論だが、水曜日の試合でターン・オーバーを行いベテランを休ませていれば、水曜日もむしろいい試合ができていたのではないかと思うし、その分今日の試合にフレッシュなメンバーで臨むことができたのではなかったか。

せっかく調子の出てきたメンバーをいじりたくないのは分かるし、ケガ人が多くターン・オーバーもままならないも確かにあるが、その結果水曜日は3失点で完敗、今節もパフォーマンスが落ちて苦しい戦いを強いられる結果になった。

ボールが動き出せば、前に、縦にとボールを付けて行く意識自体は垣間見られ、特に後半はやりたいことが表現できていたように思う。一方でプレスがかからず自陣深いところでブロックを作っての防衛戦になってしまう時間帯がどうしても出てくるのは何とかしたい。エンジンかかるの遅すぎだし、前半に先制されたら終わってた試合でもあった。

数字的にはシュート数3-14、CK4-9、ポゼッション49-51となっており、押しこまれた結果フィニッシュまで行けてないことがはっきりしている。序盤に押しこめなければ敵の攻撃を受けて耐え、疲れてスペースが空くのを待つという戦いが続くのはしんどい。

とはいえ当面強度を高める方向にしか答えはないのは分かっていて、やっていること自体がおかしい訳ではないので、自信を持ってやり続けるしかない。その意味で踏み台にはできる勝ち点1だが、勝てない試合ではなかっただけにチャンスは決めたかったしそもそもさすがにもうちょっとチャンスを作りたかった。

これで東京は17試合を終えて6勝7敗4分で勝ち点22(1試合あたり1.29)で12位。引き続き順位表の下半分から浮上できず、降格圏である17位仙台との勝ち点差は8、ACL圏である3位横浜との勝ち点差は12で、ACLより降格が近いの実情だ。

6月前半はルヴァンカップのプレーオフと天皇杯で、次のリーグ戦は6月19日(横浜FC(A))までない。この期間をどう使い、ルヴァンカップでも結果を出しつつシーズン後半に向けて態勢を立て直すのか、今季の着地点が決まる大事な時期になる。

評点(評点はドイツ式):
波多野(3.5) しっかりシュート・ストップして完封に貢献した。
中村拓(4.5) バランス取らずに成長して欲しいんやけどなあ。
渡辺(4) パフォーマンス戻ってきた。自信も出てきた感。
森重(3.5) また研ぎ澄まされてきている。レベル高い。
小川(4) 守備も大ハズシはしなくなってきた。
田川(4) よく動けている。ゴール欲しい。
青木(3.5) この働きを期待していた。
安部(3.5) 彼のボールへのチャレンジの強度を手本にしたい。
永井(4) この位置からだと特徴出しにくい。
オリヴェイラ(4) ボールが足に付かず。疲れもあるか。
眷(4.5) プレーがズレ続けた。休ませたい。
===
東(3.5) 高めの位置の方がよさが出る感じした。
三田(3.5) シュート決まってればヒーローだったが。
アダイウトン(3.5) 預ければ何かやってくれる感あり。
品田(-) 時間短し。

結局前半の終わり方からハーフタイム挟んで後半頭まで激しい雨が降り、その後やんで帰るときには晴れてた。



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2021年05月26日 23:21      [posted by der_ball_ist_rund]

【Jリーグ第16節】清水 3-0 FC東京

■2021年5月26日(水) 19:00キックオフ
■IAIスタジアム日本平

キックオフまでに何とか家に帰り着きDAZN観戦。リーグ戦5連敗のあと2連勝と波に乗りつつあるが、中三日のアウェイ・ゲームでその流れを確かなものにできるか。この復調が本物かはまだまだ問われている局面で勝ち点が必要な試合。

中三日ということでメンバーをいじるかともおもったが、前節からの変更は一人だけ、安部に代えて東をボランチで器用。森重、青木、高萩とベテランがいる中で、強度の担い手である若い安部だけを入れ替える意味がちょっとよく分からない。

波多野
内田 渡辺剛 森重 小川
田川 青木 東 アダイウトン
オリヴェイラ 眷

東京は序盤からボールを支配し清水陣内で攻撃を組み立てるが、清水の4-4-2のブロックが固く攻めあぐねる。一方で清水は奪ったボールをシンプルに展開、東京が持たされ清水が堅守から速攻を狙う流れに。

14分、自陣での守備となったところでエリア外左寄りからシュートを放たれる。森重にお当たって軌道の変わったボールは波多野が何とか防ぐがこぼれ球がゴール前でルーズになり、これを押しこまれて失点。0-1と早い時間帯に先制を許す。

ここ2試合は先制できており、この試合も早い時間帯の先制点がひとつのゲーム・プランだったと思うが、逆に失点して微妙な雰囲気に。ここで踏ん張れるか、変事対応力が問われる展開となる。

しかし25分、内田が右サイドで敵との接触から倒れ、起き上がることができない。左肩の脱臼と思われ、そのまま担架でピッチ・アウト。29分、代わって中村拓が右SBに入る。想定外の事態でますますエマージェンシー感が高まる。内田が心配。

東京は引き続きボールを握りながら攻めるが決め手を欠く。安部、内田といない選手の穴がどうしても気になってしまうのは仕方ない。後半勝負かと思った前半アディショナル・タイム、右CKからファーで合わされこれがゴール隅に決まって失点。前半終了間際にセット・プレーから追加点を奪われ0-2で前半を終了。最悪の流れになる。

長谷川監督は後半から眷襪魏爾欧道暗弔鯏蠧、三田は右SHに入り、オリヴェイラと田川の2トップになる。ところが49分、敵の左CKをサインプレーでエリア手前に流しこまれる。虚を突かれここからのシュートを許す。これが決まって0-3。何かチ〜ンという感じになってしまった。

その後も東京はオリヴェイラ、アダイウトンを起点に田川、三田、小川らも絡んで押し上げようとするが、清水のブロックが固くこれを破ることができない。62分、東とアダイウトンに代えて永井と安部を投入。永井はトップに入り田川が右SHに戻る。

しかし、基本こちらがボールを持って引いた敵相手に仕掛ける展開となり、スペースがなく永井、田川のスピードが生きない。3点差あるため早くまずは1点が欲しいが時間が過ぎ、連戦の疲れもあってか身体が重そう。

結局最後までゴールが遠く、0-3で試合終了。連勝は2でストップとなった。

入りが悪かった訳ではなく、局面だけを見れば惜しいシーンもなくはなかったが、早い時間の失点と内田の負傷退場で「マジか…」となり、その後はセット・プレーから効果的に加点されて守りきられた。敵の術中にハマったというしかない残念な試合。

先制していればまったく違った景色になっていたのではないかと思うが、思い通りにならないときにピッチ内で修正、調整して何とか辻褄を合わせるところまでの力は今の我々にはないということがよく分かった試合。

中三日の厳しいスケジュールを考えれば、思いきって若手主体にしてターン・オーバーし、この試合は何とか勝ち点1をもぎ取る戦いをするべきだったではないかと思う。週末にまた次の試合があることを考えれば、ベテランは休ませる選択肢もあったと思うが、負けたうえに森重、青木はフルで、高萩も45分使ってしまった。

やろうとしていることはおかしくないと思うので、自信を持って続けて欲しいと思うが、わざわざダイナモをベンチ・スタートにする采配や逆境を跳ね返す力のないチームにはまだまだだなあと思う。

こういう時こそ切り換えて次行きたいが、次節さらに身体が重くなってるとしんどいな。今日の敗戦で次が難しくなってしまった。

評点(評点はドイツ式):
波多野(4.5) 声はデカいが何をコーチしているのか。
内田(-) 時間短し。いなくなると今最も困る選手の一人。
渡辺剛(5) 流れからの失点は最小限に抑えたが。
森重(5) 持たされてフィードの威力も半減だった。
小川(5) 攻撃にはしっかり絡んだがこじ開けられず。
田川(4.5) 得点のにおいはする。早く一本欲しい。
青木(3.5) だから青木を使えって前から言ってたじゃん。
東(5) 東のところでテンポが落ちることが多い。
アダイウトン(4) 相手にしたら絶対嫌な選手のはず。
オリヴェイラ(4) 降りてくることが多くシュートは0本。
高萩(4.5) 前半のみで交代。使いどころを考えないと。
===
中村拓(5) 面白プレーも周囲と息が合ってこそ。
三田(4.5) ボールには積極的にアプローチできた。
永井(4.5) 彼のよさが生きる展開ではなかった。
安部(4) 最初から使いたかった。

アウェイでファースト・ユニを着てくれたのはよかった。



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2021年05月24日 22:45      [posted by der_ball_ist_rund]

【ブンデスリーガ第34節】ブレーメン 2-4 グラードバッハ

■2021年5月22日(土) 15:30キックオフ
■Wohninvest Weserstadion (Bremen)

コンファレンス・リーグへの参加を懸けた最終節。勝ち点1差のウニオンを抜いて7位でシーズンをフィニッシュする必要がある。この試合に勝った上で、ウニオンが足踏みすることを期待するしかない。ローゼ監督の最終戦となる。ブレーメンは残留がかかった試合。

ツァカリア、ヴォルフ、ラツァロを先発起用。クラマー、ホフマン、プレアがベンチ・スタートとなった。この試合がグラードバッハで最後となるヴェントもベンチ。

ゾマー
ライナー ギンター エルヴェディ ベンゼバイニ
ツァカリア ノイハウス
ヴォルフ シュティンドル ラツァロ
テュラム

試合は開始早々に動く。3分、右サイドを縦に抜けたライナーからの戻しのパスを受けた中央のシュティンドルがダイレクトでシュートを放つとボールはゴール右下隅に入り先制。グラードバッハが早い時間帯に1-0とリードを奪う。

その後は拮抗した攻防となるが先制したグラードバッハの方が余裕のある戦いに。33分、テュラムがスルー・パスから裏抜けしてネットを揺らすがオフサイドに。大きな見せ場のないまま1-0で前半を終えた。

後半開始間もない52分、ヴォルフのパスを受けてテュラムがハーフウェイからカウンターで独走、ドリブルからそのまま放ったシュートが決まり2-0とグラードバッハがリードを広げる。

さらに58分、シュティンドルのFKにベンゼバイニが頭で合わせると、高く上がったボールがそのままゴールへ。絶対狙った訳ではないと思うがラッキーなゴールで3-0に。これで試合はほぼ決まった。

67分にはギンターのクロスに合わせたシュティンドルのシュートが敵にブロックされたこぼれ球をノイハウスが押しこんでさらに1点を追加、4-0となる。74分にはラツァロ、シュティンドル、テュラムに代えてヴェント、ホフマン、プレアを投入する。

ところが81分、裏への抜け出しを許しゾマーとの一対一から流しこまれて失点、4-1に。副審はオフサイドの旗を上げたが、VARの結果ゴールが認められた。さらに83分、エリア内で敵FWに反転を許しシュートを叩きこまれる。これで4-2に。立て続けの失点でブレーメンがやや勢いづくがさすがに4点差は大きく残り時間も少ない。

84分、ヴォルフとベンゼバイニに代えてヘアマンとヤンチュケを投入、試合をクローズしに行く、このころまではウニオン×ライプツィヒは1-1であり、このままグラードバッハが勝てばコンファレンス・リーグへの出場権を得ることになる。

その後はブレーメンの反撃を断ち切り、4-2で完勝したものの、ウニオンが土壇場でライプツィヒに勝ち越し、2-1と勝利してしまったため、グラードバッハは惜しくもコンファレンス・リーグの出場を逃し、来季は国内の試合のみということになった。

残留のかかったセンシティブな状況にあるブレーメンに対し、序盤早い時間帯に先制したことで終始優位に試合を進めた。終盤の2失点はいただけないが、まあブレーメンの意地ということだろう。シュティンドル、テュラムら取るべき人が取ってシーズン有終の美を飾った。

ヨーロッパの舞台に進出できなかったことは残念だが、まあ1試合あたりの勝ち点1.44でインターナショナルに打って出ようという方があつかましい。34試合を終えて13勝11敗10分の勝ち点49の成績は端的に言って期待外れだった。順位表の上半分にいるだけでも僥倖だ。

特に監督交代を発表してから勝てなくなった時期が本当にもったいなかった。要因はそれだけではないかもしれないが、それが大きな原因であることは間違いない。監督がいい待遇やビッグ・クラブからの誘いで移籍することは別に普通なのでそれをどうこう言うつもりはないが、シーズン途中でスキャンダラスに報じられたことでチームがバラバラになってしまったのは恨みが深い。

特にローゼ監督についてはグラードバッハに近代的なフットボールを持ちこみ、ここから彼との共同作業でクラブが大きく飛躍するという矢先、プロセスの途中での辞任でありもうちょっとチームを作ってから行って欲しかった。多くの人が彼にネガティブな感情を抱いたのも無理からぬことであった。

今季はせいぜいラツァロくらいしか補強がなかったが、既にチームのコアができていたので昨季から継続性を持って戦うことができた。できることなら来季監督が替わってもこのチームのメンバーで戦うグラードバッハが見たいと思う。既にクラブを去ることが発表されているヴェントの他にも何人かが移籍する可能性もある(ラツァロ、トラオレも移籍のようだ)が、骨格は崩したくない。

残念なシーズンだったが、それでもこの順位にいるということは相応の地力がついている証左でもある。来季の躍進を期待したい。

マルコ・ローゼ監督談話:
「今日、ブレーメンには敗者しかいない。我々も試合には勝ったがその一人だ。全体として我々は大変いい試合をした。最後の方では我々はたぶん少しばかりベルリンのことを考えてしまったために2つの失点を喫してしまった。しかし終わってみれば我々にとってがっかりする結末だった。我々はもう少しで、コンファレンス・リーグのプレー・オフへの予選につながる7位になるところだった。クラブにとって来年再び3つの大会に出るということは財政的にも非常に重要なことであった。しかしこの目標を我々は達することができず、そのことは大変残念だ。私はボルッシア・メンヘングラードバッハでの素晴らしい2年間に大変感謝している。私はこのクラブに非常にうまく溶けこむことができた。最初に1年半は非常に素晴らしく、うまく行った。しかし私がBVBに移籍すると発表してからは、クラブの内でも外でも雰囲気が激しく変わってしまった。そして我々はあまりに多くの試合に負けてしまった。こうした雰囲気は再びいい結果を出すことでしかひっくり返すことができない。選手たちはここ何週間、何か月の間、とてつもない重荷を背負うことになった。全体とすれば我々は非常に期待外れのシーズン後半を過ごし、本来たどり着きたかったところにたどり着けなかった。しかし私はここで過ごした時間と想像以上の素晴らしい思い出に感謝したい。ボルッシアが来季再びロケット・スタートできることを祈っている」

長いわ。あとブレーメンが緑のユニだったせいか、グラードバッハはあの冴えない薄緑色のユニではなく黒のサード・ユニにしてくれて嬉しかった。まあ、普通にファーストでよかった気もするが。

まずはユーロ2020、そして選手の去就を見守ることになる。



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2021年05月23日 16:31      [posted by der_ball_ist_rund]

【Jリーグ第15節】FC東京 1-0 G大阪

■2021年5月22日(土) 19:00キックオフ
■味の素スタジアム

せっかくの土曜日なんだからもうちょっと早い時間でもよかった。昼間は雨が降ったりやんだりの天気だったが、夜は雨も上がったのでヴェスパで味スタへ。

前節、柏に勝ってリーグ戦の連敗を5で止めたが、それが単なる僥倖だったのか、それとも何かの手がかり、足がかりになるような実体のあるものだったのか、それがこの試合で問われることになる。水曜日のルヴァンカップではメンバーが違うとはいえ粘り強く戦い、とりわけ二種登録を含む若手が清新なプレーで光を見せてくれただけに、この試合では何としてもホームで勝ち点3を積み上げ、いい流れを確かなものにしたい。

先発は前節と同じ。レアンドロがメンバー外に。品田がベンチ入りしたがルヴァンカップでいいパフォーマンスを見せた蓮川が入ってないのは納得行かない。オマリより蓮川だろ。あとウヴィニはどうしちゃったのか。

波多野
内田 渡辺剛 森重 小川
田川 青木 安部 アダイウトン
オリヴェイラ 眷

開始早々、右サイドを上がった内田が敵DFをかわしてゴール・ライン際から切れこんでクロス、ゴール前のオリヴェイラがこれを難なく頭で押しこんで先制。時計を見たら0分50秒だったがその後の記事などによれば46秒だったらしい。まさに電光石火のゴールで東京が1-0とリードする。

3分には、小川が左サイドからアーリー・クロスを入れると、ファーに飛びこんだアダイウトンが頭で合わせるがボールはわずかにゴール右に外れる。さらに9分、やはり小川が左からファーに浮いたクロス・ボールを入れると、ファーの田川が直接ボレーで合わせるが惜しくもバーを直撃し外へ。この2本のどちらかが入っていればもう少し楽に試合を運べたが追加点は挙げられなかった。

その後も東京は追加点を狙って高い位置からのプレスと早い切り換えて主導権を握るが、時間とともにプレスをかいくぐられるケースが目につき始め、自陣でブロックを形成して大阪の攻撃を受ける流れに変わって行く。先制したことで逆に「リードを守る」意識が出てしまっているのか。

18分、小川からのパスをエリア前で受けたアダイウトンが反転からシュートを放つが敵GKがセーブ。これを最後に東京はフィニッシュまで持ちこめなくなる。一進一退の攻防となるが大阪の方がゴールに近い感触。しかし東京は最後の局面でしっかり身体を張り、また大阪のシュート精度も高くなく何とか前半を1-0で終える。この時間帯をしのぎきったのは大きかった。

開始早々のゴールでリードは奪ったものの、次第に大阪に押しこまれる展開に。もう少し主戦場を押し上げて敵のゴールに近いところで競り合いたい。ワンチャンで追加点が奪えればいいが、それができないなら守りきらなければならない。交代も含め意思統一が重要になる。ふわっとしてるとやられる。

後半に入ると再び高い位置でチャレンジできるようになりチャンスを作る。47分、安部が左サイドから入れたクロスに田川が合わせるがGKがセーブ、さらにオリヴェイラが詰めるがDFにブロックされる。

49分にはオリヴェイラの落としを拾ったアダイウトンがエリア外からコントロール・シュートで狙うが枠に入らず。52分、田川からパスを受けた安部がミドルを狙うがこれも枠外に。押しこんだ時間帯に追加点を取りたかったが決めきれなかった。

その後は互いにチャンスを作りながらも攻めきれない拮抗した展開に。大阪は目に見えて強度が落ち、前半のように押しこまれる時間帯はさほぼない。75分、田川に代えて三田を投入。運動量を維持しながらワンチャンを狙う姿勢は崩さない。

80分、アダイウトンと眷襪紡紊┐禿譴髪憤罎鯏蠧、永井とオリヴェイラの2トップに。大阪は単純な放りこみが増え、東京は余裕を持って跳ね返しながら時間を使えるようになる。90分、オリヴェイラに代えて品田を投入、安部を前線に上げてボールをキープさせながら4分のアディショナル・タイムも使いきり、結局立ち上がりのゴールを守りきって1-0でリーグ戦2連勝となった。

立ち上がりに前から圧をかけて先制、その後は追加点が取れずに苦しんだが、後半に入ると大阪の攻撃もいなせるようになり、最後は敵の焦りにも乗じて突き放せないなりに我慢強く試合をクローズすることができた。

数字的に見ればシュート数9-8、CK3-4、ポゼッション47-53とどちらに転んでもおかしくない試合だったし、押しこまれた時間帯もあったが、アドバンテージを生かしながら要所を押さえて完封できたのは大きい。勝ったことはもちろんだが、2試合続けてのクリーン・シートは次につながる大きな足がかりになる。

しっかり前からボールに行く、取りきる、そこから得点につなげるという意識がある時間帯はチャンスが作れていた。一方でプレスがかかりきらずズルズル下がって自陣での守備戦となってしまう時間帯も引き続きあり、このギャップがどこから来ているのか、切り替えのスイッチはどこかが気になる。

この試合では右SBに入って唯一の得点をアシストした内田の動きが光っており、何度もピンチの芽を未然に摘むとともに、前へとボールを運ぶ推進力にもなっていた。また安部のボールへの執着はプレスの強度を上げラインを高く保つ支えになった。

もちろんこの2連勝で連敗中の課題がすべて雲散霧消した訳ではないし、実際まだまだ足りないところ、相手が相手なら無傷では済まないシーンも多見されるが、結果を出したことでそうした課題にも取り組む時間的な余裕ができた。

リーグ戦はあと2試合を短いスパンで戦った後、そこから3週間のブレイクとなっており、まずはこの勢いで2試合を戦いきって、ブレイクの間にカップ戦(ルヴァンカップ、天皇杯)を戦いながら整理したい。

しばらく順位表を見ていなかったが、あらためて見てみると、東京は15試合を終え6勝6敗3分で勝ち点21(1試合あたり1.40)で11位。5連敗は痛かったと言う外ないが、7位までの勝ち点差は3であり、タイトルは別としてまだまだ何も決まっていないし終わっていない状況。

シーズンの3分の1を過ぎ、そろそろ上下がふるい分けられる時期で、どのクラブも一度や二度は不振に陥る時期があるのだとすれば、この時期までにそれを経験し脱しつつあるのはむしろアドバンテージでもある。

このシーズン中盤を踏ん張ればある程度先が見えてくるので、まずは次の2試合(清水(A)、広島(H))に勝ち、勝ち点ベースで1試合あたり1.50以上、順位表の上半分を目指したい。すべての話はその先にしかない。

評点(評点はドイツ式):
波多野(3.5) 止めるべきところをしっかり止めて完封。
内田(2.5) 内田という男の意味が分かってきた。MOT。
渡辺(3.5) コンディション上げてきた感。地道に行けばよい。
森重(3.5) 軽いプレーもあったが守備を統率し完封を主導。
小川(3.5) 質の高いアーリー・クロスを次々に供給した。
田川(3.5) 惜しいヤツ2本あった。やり続ければ次は決まる。
青木(3) ようやくこの男のスゴみが見えてきた。
安部(3) いい時期の動きが出るようになってきた。
アダイウトン(3.5) 決まらなくてもいるだけで相手は絶対イヤ。
高萩(3.5) 彼の代えがきかないことが最大のリスク。
オリヴェイラ(2.5) あれをきっちり流しこめるのがエース。
===
三田(3.5) 好機に絡みながら時間も上手く使った。
東(-) 時間短し。
永井(-) 時間短し。
品田(-) 時間短し。

蓮川をリーグ戦で見たい。あと森重はやっぱりCBがいい。



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2021年05月20日 01:18      [posted by der_ball_ist_rund]

【ルヴァンカップ第6節】FC東京 1-1 大分

■2021年5月19日(水) 19:00キックオフ
■味の素スタジアム

昼間降った雨もやみ、涼しい夜に。仕事を早めに終わらせて味スタに向かった。既にグループ首位通過を決めており消化試合となるが、不調のリーグ戦で土曜日にようやく6試合ぶりの勝利を挙げたことを考えれば、この試合もしっかり結果を出しいい流れを確かなものにしたい。

週末のリーグ戦から先発全員を入れ替え。野澤大が公式戦初出場となった他、岡崎、蓮川、バングーナガンデ、品田ら、若いメンバーを起用し、ベンチには森田、梶浦、安田、野澤零の4人の2種登録選手が入った。中村拓は右SHで先発。

野澤大
岡崎 蓮川 オマリ バングーナガンデ
中村拓 シルバ 品田 東
三田 永井

既にグループステージ勝ち抜けが決まっている東京に対し、大分はこの試合に勝てば通過の可能性がある。東京は高い位置からプレスをかけ、ミスを誘って先手を取ろうとするが、大きなチャンスはなかなか訪れない。

一方で連係の乱れからボールの受け渡しがルーズになりボールを奪われるケースが続出。ボールを持てば前に当てる意識はあるものの、判断が遅れてコースがなくなり後ろでボールを動かす時間も長い。

32分、オマリのボール・ロストから完全に裏に抜け出され後追いに。敵FWがシュートしたところに戻った蓮川がギリで間に合いタックル、何とか難を逃れる。前半の大きな見せ場のひとつだった。

そのままスコアレスで前半終了かと思われたアディショナル・タイム、敵陣でのボール・ロストから逆襲を受ける。敵のクロスをいったんはバングーナガンデがクリアするが短く、エリア手前にこぼれたところを敵FWがシュート。これがバングーナガンデに当たってコースが変わり、野澤大は逆を突かれる形になり防げずゴール。0-1とビハインドを背負って前半を終了した。

ミスは多いが思いきってやれる貴重な試合であり、向こう傷を怖れる必要はないのだから顔を上げて前へ前へとボールを動かしていきたい。アリバイのような「抜かれない守備」ではなく「その場で取りきるボールへのアプローチ」をやりたい。

長谷川監督は後半開始から岡崎に代えて2種登録の安田を投入。中村拓が右SBに下がり、東が右SHにスライド、安田は左SHに入る。後半立ち上がりは大分のペースで進み、チャンスを作られるが野澤大の好セーブもありゴールは守る。

63分、品田の縦パスから永井がいったん収めるがコントロールできず、そのボールを何とか東が触り永井にリターン。すると永井はエリア内左寄りからファーを狙ったコントロール・シュート。これが決まり1-1と振り出しに戻る。

66分、三田、永井、バングーナガンデに代えて梶浦、野澤零、大森を投入。バングーナガンデは負傷でピッチ・アウトしており心配。中村拓が左SBに回り、大森が右に入った。

野澤大
大森 蓮川 オマリ 中村拓
東 シルバ 品田 安田
梶浦 野澤零

さらに74分、東に代えて森田を投入。おそらくこのタイミングで3バックに布陣を変更、3-4-3になったと思う。

野澤大
大森 蓮川 オマリ
森田 シルバ 品田 中村拓
梶浦 野澤零 安田

ここからは一進一退。東京はフレッシュなユースの選手らがのびのびと走り回りチャンスを作るが、連係の甘さもあっていい形でフィニッシュまで持ちこむことができない。一方で大分の攻撃も何とかしのぎ、結局1-1の引き分けとなった。

引き分けには終わったものの、2種登録のユースの選手を含め全員が果敢に前を向いて戦おうとした試合であり、不運な失点から追いついての引き分けは価値がある。ミスが多くほめられた内容ではなかったが、オーバーエイジ的に入った永井がきちんとゴールを決めたのも大きかった。

負けてもいい試合だっただけに欲を言えばもっとガツガツ行って何が起こるか見てみたかった。特に前半は慎重にボールを後ろで動かす時間が長かったし、ボールホルダーへのアプローチも顔を見に行く感じのヤツが中心で全然取りきれてなかった。

東京は無敗(3勝3分)でグループ・ステージを突破、次はラウンド16にあたるプレーオフ・ステージで、東京は6月に湘南とホーム&アウェイの2試合を戦う。ホームは駒沢で予定されているようだ。なぜか1位通過の東京が第1戦ホームになっているが…。

その前に、週末のリーグ戦(G大阪戦)でしっかり勝ち点3を積み上げることが必要だ。勝てた試合ではあったが、今日は最低限そこに向けて流れをつなぐ試合にはなったと思う。

評点(評点はドイツ式):
野澤大(5) 好セーブもあったもののまだまだ課題山積。
岡崎(5) DFとして「任せておけば大丈夫」という信頼感がない。
蓮川(3.5) チームを救うタックル。レギュラーでよい。
オマリ(5) Jリーグのスタイルには合わないタイプでは。
バングーナガンデ(4) ボールにはよく触ったがミスも多かった。
中村拓(4) SH起用も思ったほど面白くなかった。
シルバ(4) 軽いミスはいただけないが最後まで走ってくれた。
品田(3.5) もっとバンバンヤバいパス出して欲しかった。
東(3.5) 年長者としてつなぐ役割を果たした。
三田(4) 要求したがボール来ず。手本は示した。
永井(3.5) ゴールと声出しでチームを引っ張った。
===
安田(4) もっとエゴ出してよかった。
大森(4) 選択肢になり得ることを改めて示した。
野澤零(-) 時間短し。
梶浦(-) 時間短し。
森田(-) 時間短し。

週末のリーグ戦が勝負だ。



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2021年05月16日 12:59      [posted by der_ball_ist_rund]

【ブンデスリーガ第33節】グラードバッハ 1-2 VfB

■2021年5月15日(土) 15:30キックオフ
■Borussia-Park

今季ホーム最終戦。最終2節は全試合同時キックオフということで現地15:30キックオフ(但し今季は2試合が翌日となったようだ)。スカパーで生観戦。

グラードバッハは前節バイエルンに0-6と完敗、ELの可能性はゼロではないものの6位レバークーゼンとの勝ち点差が5となり、現実的にはかなり難しくなった。残り2試合に勝ち、あとは何が起こるか見てみるしかない。

シュティンドルが先発に復帰、クラマー、プレアが先発し、ツァカリア、エンボロ、ラツァロがベンチ・スタートとなった。

ゾマー
ライナー ギンター エルヴェディ ベンゼバイニ
クラマー ノイハウス
ホフマン シュティンドル テュラム
プレア

試合は互いに積極的にボールにアプローチし素早く敵ゴールに迫ろうとする緊張感のある展開に。グラードバッハがボールを支配し、VfBがそれにチャレンジしてカウンターを狙う形になるが、ともに守備も集中しており一進一退の攻防となる。

グラードバッハはテュラムの単騎サイド突破などからいくつかチャンスを作るものの決めきれず、一方VfBのカウンターは敵のシュート精度の低さにも助けられてしのぐ。33分にはスルー・パスを受けて裏にでたテュラムが決めるがオフサイド。

スコアレスで前半終了かと思われた45分、エリア内でボールを持ったクラマーが縦に持ち出しゴール・ラインいっぱいのところから中央に浮き球で折り返す。これをファーのシュティンドルが蹴りこんでゴール。いい時間帯に1-0と先制する。

後半になっても互いにチャレンジを続けるがゴールは決まらず。51分、CKにエルヴェディが頭で合わせるが敵GKにセーブされる。65分、ホフマンに代えてラツァロを投入、そのままウィングに入る。

72分、エリア手前で収められ、ここからターンしてのシュートを許す。これが人の間を縫って枠に飛び、ゾマーの手も届かずゴール。1-1と同点に追いつかれる。DFは揃っていたが打って来られるとは思ってなかったタイミングか。試合は振り出しに。

さらに77分、やはりエリア手前からシュートを打たれ、これが密集に当たってコースが変わりゴールへ。5分の間に1-2と逆転を許す。やはりシュートは打たねば入らないし、打てば何かが起こることもあると納得する2ゴールでビハインドに。

78分、プレアとノイハウスに代えてエンボロとツァカリアを投入、再逆転を狙いに行くがゴールを割ることはできない。84分、クラマーに代えてヴォルフを投入、バランスを崩しても前線に人を増やしパワープレー気味に圧をかけるが奏功せず、結局1-2で痛い逆転負けとなった。

この結果、6位レバークーゼンとの勝ち点差は6に広がり、残り1試合での逆転は不可能となったため来季のELは消滅した。勝っていれば勝ち点差は3となり、ELの目はワンチャン残っていたが自分が負けたのではどうしようもない。

なお、来季からヨーロッパ・カンファレンス・リーグというなんちゃってELみたいなヤツが始まるらしく、7位になればその出場権が得られるということらしい。この試合の敗戦でグラードバッハは8位に後退したため、最終節で7位のウニオンを抜き返す必要がある。

せっかく前半終了間際のいいタイミングで先制したのに、後半あっさり逆転されるところが今イチ噛み合わなかった今季を象徴するような試合だった。

あと1試合あるが、開幕から安い失点で勝ちきれない試合が続き出遅れた上、監督交代をめぐるわちゃわちゃで連敗の沼にハマり中位での戦いを余儀なくされた侘しいシーズンとなった。本当はもっと上にいるはずだった。残念だしもったいなかった。

マルコ・ローゼ監督談話:
「我々はここホームでVfBと対戦してヨーロッパに一歩近づきたかった。だからこの敗戦はもちろん苦々しい。選手たちは前半は全体として非常に規律のあるゲームをしてくれた。多くを投入ししっかり働いた。そしてリードを得たが、その後は再び今季しばしば陥った問題を再び抱えてしまった、このことははっきり言っておかなければならない。先制のゴールのあと、2点目を取るチャンスはあった。VfBはハーフタイムの後、整然と試合に入ってきたが、我々もそれをとてもしっかりグリップできていた。しかし70分を過ぎたところから我々はボックス周りの集中しなければならない状況であまりにも受け身になってしまった。我々は常に数で上回る状況を作っていたにもかかわらず、ボールホルダーをエリア近くでしっかりとプレスすることができず、そうした状況を作らないようにすることもできなかった。そうやってミドル・シュートのゴールと当たってコースの変わるゴールが生まれてしまった。最後に我々はもう一度すべてを試みたが、それにもかかわらず試合には負けてしまった。いい気分ではない。選手たちは非常に落胆している。ヨーロッパの舞台は我々自身の手の中にはない。今はもう一度すべての力を動員して、ブレーメンでの試合に勝ち、同時にベルリンでも我々の望む方向に進むことを望むしかない」

この試合では来季のファースト・ユニを着用。白基調で肩から背中に緑の帯がついている。まあ買うとは思うけどちょっと見慣れるのに時間かかりそう。今季はオシャレやったけど何か体操服路線に戻った感あり。



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2021年05月15日 21:45      [posted by der_ball_ist_rund]

【Jリーグ第14節】柏 0-4 FC東京

■2021年5月15日(土) 16:00キックオフ
■三協フロンテア柏スタジアム

現地でステルス応援したかったがチケット争奪戦に敗れ自宅DAZN観戦。気持ちのいい初夏の陽気だがとにかくリーグ戦5連敗中で何とか勝ち点を取らなければならない。形は何であれ結果が欲しい。前節守備を意識しすぎて自滅、もう後がない。

前節から大きくメンバーを変更、右SBに負傷離脱していた内田が先発、眷襪今季リーグ戦初先発となった。森重は前節に続いてCBでの出場。前線では永井がベンチ・スタートとなりアダイウトンが先発した。

波多野
内田 渡辺剛 森重 小川
田川 安部 青木 アダイウトン
オリヴェイラ 眷

東京は序盤からハイ・プレスを敢行、奪ったボールからのショート・カウンターを狙う。一進一退の押し合いとなるが、11分、安部からのスルー・パスを受けたアダイウトンが左サイドを縦に抜け、敵DFを振り切ってゴール・ライン際からエリアに侵入、ファーにラスト・パスを送るとオリヴェイラがこのボールを頭で押しこみゴール。早い時間帯に1-0と先制する。アダイウトンの個の力だが高い位置から仕掛けられたのが効いた。

さらに17分、柏のバック・パスが乱れたところを眷襪さらいそのままショート・カウンター。敵GKとDFを引きつけてから左を並走したアダイウトンにラスト・パス。ボールはやや流れたもののアダイウトンがスライディングしながらこれを押しこんでゴール。2-0と追加点を挙げリードを広げる。

その後も18分、左サイドのタッチ・ライン際で安部からのパスを眷襪フリックするとこれを受けたアダイウトンが裏に抜け出す。そのままエリアに侵入、角度は厳しいところだったがそのままシュートを放つとボールはバーの下をたたいてファーにネット・イン。あっという間に3-0となる。大勢はこの時点で決まったと言っていい。

その後は修正してポゼッションから反撃の機会を作ろうとする柏に対して東京が受けに回り、奪ったボールからシンプルに追加点を狙う展開に。自陣で守備に追われる時間が長くなるがゴールは許さない。45分、自陣での眷襪FK一発で裏に抜けたアダイウトンがシュートを放つが敵GKにセーブされる。3-0で前半を終えた。

序盤のチャンスを決めきったことで優位に立ったが内容的に必ずしも敵を圧倒している訳ではない。流れを持って行かれると苦しい展開になるので無失点のまま試合を進めたい。眷襪前線で自由に動き回りボールをつないでいるのが大きい。後半は試合運びの巧拙が問われる。

しかし後半立ち上がりから柏に押しこまれる状態に。ボールを持たれ、自陣で防戦一方に。前節を思い出すドン引きの状態を余儀なくされるが、ブロックは崩さず、最後のところは波多野のセーブもあり何とかゴールは死守する。

67分、アダイウトンとオリヴェイラを下げ、東と永井を投入、そのまま東が左SH、永井がトップに入る。ブロックをコンパクトに保ちながら最終ラインを押し上げる戦略か。今日の得点者をまとめて下げる采配に監督の覚悟を見る思い。

これにより主戦場が東京陣内から中央のサードに移動、東京は奪ったボールを前線に展開できるようになり始める。73分、内田からのパスを受けた永井がエリア内で敵DFを背負いながらキープ、走りこんだ内田にラスト・パスを出すが内田のシュートは惜しくもバーをヒット。決まっていればほぼ試合終了だったが。

83分、青木が右サイドで時間を作りゴール前にクロス。飛びこんだ永井が頭で合わせるが枠には飛ばず。86分、田川に代えて三田を投入。東京は敵陣でボールを動かしながら時計を進める。

アディショナル・タイム、三田からのパスを受けた永井がエリア内に持ちこみ、ファーを上がった三田にラスト・パス、三田がこれを流しこんでゴール。とどめを刺す形となり4-0に。このまま試合は終了、東京がようやく連敗を脱し4-0とリーグ戦では1か月以上ぶりとなる今季6勝目を挙げた。

前節までと比べてそこまで内容がよくなった訳ではないが、序盤に前プレからのショート・カウンターで勝負をかけに行ったのが奏功して3ゴールという望外のアドバンテージを得たことから、その後も踏ん張ることができたと思う。先制点やっぱり大事。

後半最初の15分から20分くらいは前プレが効かず下がっての守備一辺倒になって連敗中を思い出すイヤな感じもあったが、最後のところは身体を張って守れていたし、やはり3点のリードがあったことで固くなることなく粛々と耐えるべき時間帯を耐えることができたし、選手交代で押し返せたのも勝因。

攻撃面では前線でボールを動かした眷襪梁減澆やはり大きく、青木と安部のボランチ・コンビもしっかりボールを狩り、時間をかけずにつないでリズムを作った。最終ラインでは森重がここしかないというポイントでボールを奪う能力の高さを見せ、またフィードでもひとりレベルの違いを見せた。こうした後ろの踏ん張りがあってこそオリヴェイラとアダイウトンの個の強さが生きるということがよく分かった。

シュート数7-13、CK4-12、ポゼッション40-60と内容的には柏がボールを持ち仕掛けるゲームだったが、それを耐え、少ないチャンスを個の力も生かしながら決めきって勝つという東京のひとつの勝ち方を「思い出した」試合。この勝ち方に再現性があるかといえば難しいところで、それもあってこその4-3-3だったり森重アンカーだったりした訳だが、この試合では内容はどうであれ結果を出したことがまず重要。

修正のベースを作るにはまず一つ結果が必要だったところで、ようやく手がかりを得ることができた。次が大事。

評点(評点はドイツ式):
波多野(3.5) 不安定なのもあったけどシュートストップ見せた。
内田(3) 復帰していきなりフル稼働。シュート惜しかった。
渡辺剛(3.5) 完封に貢献。意地を見せた。前節は何だったのか。
森重(2.5) 最終ラインからのキラー・フィードは涙出たな。
小川(3.5) 強さ見せたがお粗末なプレーもいくつかあった。
田川(4) 守備タスクをこなした分前線が遠くなった。
安部(3) 安部の守備の仕方はひとつのお手本になっている。
青木(3.5) 中盤でのポジショニングが素晴らしい。
アダイウトン(2) 2ゴール1アシスト。頑張りが報われた。
オリヴェイラ(2.5) もうほんとサンキューしかないわ。
眷(2.5) 小川に「下がんな」と怒鳴る姿に涙した。
===
東(3.5) 途中出場でゲーム締める役割が合っていた。
永井(3) 終盤の苦しい時間帯にチームを支えアシスト。
三田(-) 時間短し。決めきったのはエラい。

アウェイでファースト・ユニ着てくれた時点で既に胸アツだったわ。



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2021年05月11日 20:23      [posted by der_ball_ist_rund]

【ブンデスリーガ第32節】バイエルン 6-0 グラードバッハ

■2021年5月8日(土) 18:30キックオフ
■Allianz-Arena (München)

先に行われた試合でライプツィヒがBVBに負けたため、その時点でバイエルンの優勝が決まっているが、こっちはELがかかった真剣勝負。これも先に行われた試合で6位レバークーゼンが引き分けたので、この試合でバイエルンに勝てばレバークーゼンとの勝ち点差は2に縮まり、残り2試合での逆転は現実的にスコープに入って来る。

簡単ではない相手だが、ここ数年少なくとも勝敗だけを見れば五分の戦いをしており、既に優勝が決まっていることもあってゆるっと試合に入ってくれれば十分勝機はあるのではないかと甘い期待を抱いて日曜日の朝6時半に早起き、スカパーの録画を見た。

ホフマンがケガから復帰して先発。同様にケガ明けのシュティンドルはベンチ・スタートとなった。

ゾマー
ライナー ギンター エルヴェディ ベンゼバイニ
ラツァロ ツァカリア ノイハウス ホフマン
テュラム エンボロ

開始早々の2分、下がりながらの守備となり右サイドからファーに大きく振られたクロスにワントラップから決められて早くも失点。0-1と先制を許す。この時点で脳内でかすかに「チ〜ン」と音がしたような気はしたが聞かなかったことにした。大外とはいえ最も気をつけなければならないFWを軽くフリーにしてしまった。

その後ものびのびとプレーするバイエルンの圧に押されピンチの連続。一方的という訳ではなく奪ったボールは素早くつないでアタッキング・サードまで侵入はできているが最後のところで決められない。早い時間帯に追いついていれば結果は違っていたかもしれないが。

23分、左サイドをドリブルで持ち上がったベンゼバイニが敵のいないところで転倒したまま起き上がらずボールがルーズに。これを拾われて逆襲を受け、左サイドからファーに振ったボールを折り返され、ペナルティ・スポット付近からシュートを許す。これがツァカリアに当たってコースが変わり失点。0-2と追加点を許す。

ベンゼバイニはその後普通に立ち上がっておりあの座りこみは何だったのか。すぐに後追いしていればと思うが直後は足に違和感があったのかもしれない。仕方ない。かなりはっきり「チ〜ン」という音が聞こえたように思う。

さらに34分、中央から右サイドへ斜めに出されたパスをファーでダイレクト・サイド・ボレーで叩きこまれ0-3に。44分にはカウンターから左サイドに出されたラスト・パスからシュートを許し0-4。ワントラップから完全にフリーでシュートを打たれるザルぶりで完全に試合終了と思ったがまだ半分しか終わってなかった。

ローゼ監督は後半からテュラムとラツァロに代えてプレアとヴォルフを投入したが意図が不明。何もしない訳にも行かないという程度の交替。

後半に入っても優勝のプレッシャーから解き放たれ本来の力を思うがままに行使するバイエルンに対してグラードバッハは劣勢に。一矢報いるべくプレアとエンボロを使ってチャンスを作るがゴールは遠い。

65分、エリア内で敵のシュートをブロックしたノイハウスの腕がボールに触れているとして警告を受けPKを与える。最初はプレーが続けられたが、VARの介入により主審がOFRを行いハンドの判定となった。これを決められて0-5に。

75分、パスを受けて裏に抜け出そうとしたエンボロを止めようとしたということで敵DFが退場となる。これもVARの介入によるOFRでの判断となった。ファウルそのものはそこまでひどくなかったので決定的な得点機会の阻止との判断か。

84分、エンボロに代えてヘアマンを投入するが、86分にはカウンターからのラスト・パスをフリーで流しこまれ0-6に。前節ビーレフェルドに5-0で勝って稼いだ得失点差を全部吐き出したうえにお釣りまでもらっての完敗でELは果てしなく遠くなった。

この試合、シュート数14-22、CK3-5、ポゼッション42-58と、スコアほどの差はないが、ここというところで容赦なく決める力の差が出たと言う外ない。試合前に優勝が決まってしまっていたことも結果的にはバイエルンをリラックスさせた。この試合で優勝が決まるという状況だった方がもう少し緊張感のある試合になったかもしれない。

もうシーズンのこの時期にこの状況で内容云々しても仕方ないけど、流れ次第ではもっと締まった内容になるはずだったもったいない試合。我々も何もできなかった訳ではなかったが、得点機のうち一つでもなるべく早い時間帯に決めておきたかった。

これでグラードバッハは32試合を終了して12勝10敗10分、勝ち点46(1試合あたり1.44)で順位は7位と変わらないが、EL圏である6位のレバークーゼンとの勝ち点差は5に開いた。残り2試合、レバークーゼンが連敗しグラードバッハが連勝するしか勝ち上がることはできない。可能性がある限りそこを目指すのは当然だが、現実的には厳しい状況となった。

マルコ・ローゼ監督談話:
「0-6というのははっきりした結果で議論の余地はない。我々はたくさんのことを準備し、ここミュンヘンで何かを持ち帰ろうとすれば、守備も攻撃同様確信と強度がなければならないと事前に話し合ってもいた。強度に関しては我々は90分を通して続けることができなかったし、確信については失点を重ねるごとに失われてしまった。最初の30分は我々もいくつかいいカウンターの形を作り、ゴールも脅かした。しかしドタバタした2点めの後、いろんなことが一度に起こってしまった。バイエルンは真のチャンピオンでありゴールのたびにプレーする喜びが増えて行ったようだ。我々はその逆にどんどん受け身になって行った。そうやって最後にはこの明らかな結果になってしまった」

興味は徐々に来季のユニと選手の去就やな〜。



Comments(0)Borussia M'Gladbach | ブンデスリーガ



2021年05月10日 15:34      [posted by der_ball_ist_rund]

【Jリーグ第13節】鹿島 3-0 FC東京

■2021年5月9日(日) 17:00キックオフ
■県立カシマサッカースタジアム

何か中途半端な時間からの試合。茨城県は首都圏ではないので遠征範囲外ということで自宅DAZN観戦。初夏の穏やかな陽気だ。

リーグ戦4連敗で迎えるアウェイ鹿島戦。水曜日のルヴァンカップ神戸戦で引き分けたとはいえ無失点と立て直しの糸口が見えた気がしている。監督も基本に立ち返る旨のコメントをしており、まずは失点を減らすことから始めたい。

渡辺剛がメンバー外となり森重が最終ラインに。布陣を4-4-2にして前線にオリヴェイラと永井を配する先祖返り的なフォーメーションとなった。ウヴィニがリーグ戦初めてベンチ入り。

波多野
蓮川 森重 オマリ 小川
三田 シルバ 青木 東
オリヴェイラ 永井

立ち上がりこそ拮抗した戦いに見えたが、徐々に鹿島がボールを握り東京陣内で波状的に攻撃を仕掛ける展開に。東京はラインの設定が低く跳ね返しに専念、拾ったボールも起点が低すぎて前につなげず、自陣から出られない状態が続く。

8分、敵のスルー・パスで裏に出たボールに波多野が反応しダイビングで確保しに行くが、このときに敵FWに顔を蹴られる形となり左目脇が赤く腫れる状態に。しかし治療してプレーは続行する。

22分、右CKに波多野が飛び出しパンチングしようとするがその手前に飛びこんだ敵FWに頭で合わされ失点。早い時間の失点は避けたいとガチ守備で臨んだはずがやはり0-1と先制を許してしまう。

こうなってからが勝負だと思ったが、その後も高い位置でのプレスが効かず、ズルズルと自陣深くに引きこもって鹿島の攻撃を受ける流れは変わらず。とにかくゴール前の狭いところに人が集まっているので単純な放りこみには対応できているがそこから出られない。

前半終了間際の45分、自陣でボールを回され、エリアの左角あたりからシュートを打たれる。これがファー・ポストに当たってゴールになり0-2に。中は固めたがボール・ホルダーにアプローチできずフリーで打たせた。2点ビハインドで前半を終了。

守備の意識が引いてブロック作るところに集約されてしまい、前からのプレスとそれに連動した押し上げがないためにもうクリア一本やりみたいな状況になっていてサンドバッグ状態。相手の顔を見に行くような形式的な寄せになっていない寄せが多い。

長谷川監督は後半からオマリ、三田、東に代えてウヴィニ、安部、中村拓を投入、3バックにして巻き返しを狙う。中盤は青木をアンカーにした3枚に。

波多野
森重 ウヴィニ 蓮川
中村拓 シルバ 青木 安部 小川
オリヴェイラ 永井

これによって東京は戦場をやや前に押し上げることに成功し、中盤での押し合いになるが、いったん切れてしまった攻撃のラインは容易にはつながらない。鹿島からはオリヴェイラに入ったボールさえつぶせばいいのだから的は絞りやすいだろう。

それでもウヴィニを中心とした粘り強い守備で失点を防ぎ、2点差のままで反撃の糸口を窺う時間帯が続く。68分、永井に代えて田川を投入、田川はそのままトップに入る。

71分、少ないタッチでパスをつなぎ、左サイドでボールを持った小川が中央にクロスを送ると飛びこんだ田川がヘディング・シュートを試みるがヒットせずボールは枠外へ。この試合唯一のチャンスと言えるチャンスだった。

75分、シルバに代えてアダイウトンを投入。田川をワントップに、左右にアダイウトンとオリヴェイラを配し3-4-3ぽい感じになったかと思うがよく分からない。オリヴェイラ、アダイウトンとボールを収められる選手が増え、前を向けるシーンは増えたものの、逆にいうとそこしか起点がないのでハメやすい。フィニッシュまでは相変わらず持ちこめず。

87分、左サイドから中央にクロスを入れられると、ファーから入った敵FWに足許で合わせられる。対応した中村拓の足許にボールが落ちたがコントロールできないままボールもろともゴールに入ってしまい失点、0-3となりここで「チ〜ン」と脳内で音がした。

アディショナル・タイムにもシュートのこぼれ球を蹴りこまれ0-4かと思ったがこれはオフサイドとなり、結局0-3で試合終了。見てるだけでメンタルを削られるしんどい敗戦で東京はリーグ戦5連敗となった。

この試合、シュート数2-19,CK1-12、ポゼッション42-58とほぼ東京陣内だけで試合が進んでいたことを数字も裏づけており、あまりにブロックを固めの専守防衛に意識が行き過ぎて詰んだ感のある試合だった。

小川のコメントでは「前節のマリノス戦で、全員が食いつき過ぎてやられたという話になっていた」からこの試合では逆に下がり過ぎた、ということになっているが、前節食いついてた感はなく、むしろもっとガッついて前で取りきらないととこちらからは見えていただけにこのギャップは何なんだろうと思った。

結局、東京のプレスのかけ方が、少ないタッチ数でボールを止めずに人もボールも動き続けるモダン・フットボールに対して有効でなくなっているということで、自分たちはガッついてるつもりでも軽くいなされて運ばれるので、選手からは「食いつき過ぎてやられた」、見てる側からは「ボールにアプローチできてない」と見えているのではないか。

安部のような「ワンタッチで捌くこと自体を許さない」予測に基づく素早くしつこい寄せと絡みが必要で、ボールを追って寄せに行ってもワンタッチで捌かれて置いて行かれる、トラップでかわされて後追いでファウルになる、といったシーンが続出し、選手の意識とは逆に「プレスがかかってない」という評価になっているように思う。

だからといって早々に引きこもるとこの試合のような展開になり、さすがに90分ボールを持たれて自由にやられると、いくら真ん中を固めてもセット・プレーやミドルでヤられることになるし、攻撃の糸口すらつかめない。「守備意識を高めた」ことがきっちり裏目に出た試合となってしまった。

シュート数が多くてもゴールに結びつかなければ仕方ないが、それにしても2本とはちょっと何をしていたのかという世界だし、永井を前線においてもそこにボールが出てこないので何のために先発させたのか分からなかった。中盤に起死回生の一発モノのパスが出せる眷襪鮹屬韻覆ったのかとは思ってる。

あと、後半から出たウヴィニはよかったと思う。チームを鼓舞しながら責任を果たすというリーダーの役割を引き受けてくれていたと思う。パフォーマンスもしっかりしていたのではないか。新しく入った外国人選手にその役割を期待しなければならないのはなんでやねんというのは置いといて。

順位表はここ2、3週間見てないが、まずは目の前の試合に勝つことが何より必要なのでそれでええわ。

評点(評点はドイツ式):
波多野(5) チームにとって価値あるコーチングできてるか。
蓮川(5) 粗はあっても使い続けたい。
森重(5) こういう時にピッチ内で声出すのが仕事だが。
オマリ(5.5) 空中戦以外のところがちょっとヤバい。
小川(5) 特徴が出せないまま守備に追われて1日が終わった。
三田(5) 幾分はマシなプレスができていた。
シルバ(5) いいプレーもあるがミスもあって評価難しい。
青木(5) 余裕持ってボール扱うシーンなし。
東(5) 彼がワンタッチで捌けると世界が変わるはず。
オリヴェイラ(4) 収めても収めてもサポートなし。
永井(5) まったく力を出せなかった。
===
安部(4) この人のプレスだけが見るに足りた。
ウヴィニ(4) この人を軸に考え直すか。さすがの出来。
中村拓(5) やっぱり守備より攻撃の人。
田川(4.5) あのシュートが決まってればなあ。
アダイウトン(4.5) アダに点取らせたいなあ。

監督は替えなくていいから優秀な参謀が欲しいなあ。



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