フットボール・クレイジー
football crazy
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2007年03月25日 18:16
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【ナビスコカップ第2節】FC東京×大分
先週は体調を崩して自宅でのテレビ観戦となったため、開幕戦以来の味スタである。イベントに参加するため飛田給に着いたのが12時前。勝サンドも余裕で買えた。勝サンドは今年から特製キティのランチクロス包みになっている。FC東京のユニを着たキティがプリントされたキュートなオリジナルのハンカチだ。
本当ならピッチ脇の人工芝で大々的にイベントがあったはずなのだが、天気が悪くイベントはスタンド下の雨天練習場で。でもまあ、ふだん入り込めない場所なのでそれはそれで面白い。イベントに参加してチップスターをもらい、入場したのが13時過ぎ。当日限定発売のピンバッヂも「残りわずかです」の声につられて買ってしまった。ナビスコだけじゃなくて全試合作ればいいのに。
さて、試合の方だが、徳永が前節イエロー2枚で退場となったため今節は出場停止。オリンピック代表の3人も使えず、またエバウドもケガで戦線を離脱しているためDFラインの人繰りが苦しい。右SBには公式戦初先発となる池上を、CBには開幕戦以来の吉本を起用した。磐田戦でケガをした栗澤も欠場となり左サイドには馬場が今季初めて先発、ルーカス、ワンチョペのツートップという布陣となった。
前半はそこそこチャンスも作っていたものの、中盤でのボールの収まりが悪く組み立てができない。ルーズボールへの食いつき、競り合いでは大分が高い集中力を見せ、試合のペースを握ることができない。カウンターから何度かシュートを浴び、30分には藤山のファウルからPKを与えてしまう。これは塩田がセーブ、こぼれ球からのセカンド・シュートもしのいだが、東京もセットプレーを初めとするチャンスを決めきれず、結局0-0のまま前半を折り返した。
後半はさらに悪く、連係もクソもないメロメロな状態。中盤のこぼれ球はことごとく大分に拾われ、試合をコントロールできない。52分、ワンチョペに代えて今季初出場のリチェーリを投入したが空回り感は否めず。逆に67分、カウンターから左サイドへ流れた敵にDFが引っ張り出され、右サイドのFWをフリーにしてしまう。ここへパスが通り被弾。イヤな時間帯に失点を喫した。
その後、70分に馬場に代えて金沢を投入しノリオを前に上げたり、76分には池上に代えて赤嶺を投入、スリーバックにして前線を厚めにし得点を狙いに行くが前線になかなかいいボールが入らず攻撃は単調になるばかり。85分にはまたしても中盤で失ったボールをミドルで決められ0-2に。これで試合はほぼ決まり、FC東京はリーグ戦からホーム3連敗という不甲斐ない結果に終わった。
今日は大分のモチベーションの高い動きに中盤を抑えられ、ボールの収めどころがはっきりしないために攻撃が最後までちぐはぐだった。連係が悪くボールを奪ってももたもた出しどころを探しているうちに奪い返されたり。ボールを持ったらだれがどこに向けて走り出すのかという約束ごとがはっきりしておらず、みんな互いに顔を見合わせながらバタバタ走りまわっているだけという試合だった。
初出場の池上はよかった。ボール奪取、カバーリング、攻撃参加とも無難にこなし高い質を見せた。開幕戦で泣いた吉本は、危なっかしいプレーも少なくはなかったが、上背を生かしたカバーリングで何とか最低限の働きはした。実戦で伸びるのではないかと思う。ワンチョペは不発。据え膳しか食わなさそうな大物感が漂う。福西もボールタッチが多いのはいいがたまにボールを持ちすぎて簡単に奪われたりする。シンプルにやって欲しい。
赤嶺は短い時間の出場でいいところを見せられなかった。まあ、効果的なパスも出てこないのだから仕方ないのか。
採点:
塩田(2.5)、池上(3.5)、藤山(3.5)、吉本(4)、鈴木(4)、今野(4)、福西(4.5)、石川(4.5)、馬場(4)、ルーカス(4.5)、ワンチョペ(5)
これでシーズン始まってから公式戦1勝3敗1分。特にホーム3連敗はシャレにならない。高さを生かした攻撃もいいが、もうちょっとみんなでガッと押し上げる魂の攻撃フットボールを見せて欲しい。
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FC東京
2007年03月24日 23:04
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【親善試合】日本×ペルー
テレビで見たが試合時間の4分の1は確実に居眠りしていたと思う。
中村のFKはさすがだし高原のゴールもよかったけど得点がセットプレーだけなんだもんなあ。明らかにモチベーションの低い相手に対してなかなか有効な攻め手を見出せず、シュートすらほとんど打てなかった前半。もちろんそういう試合でもセットプレーで得点を挙げて勝てるということは重要だしそこできちんと帳尻を合わせてくるという意味では中村、高原を呼んだ価値はあったのだろうが、逆にいえばチームとしての連係はまだまだこれからということなのかもしれない。
一方、若手中心に選手を入れ替えた終盤のチームの方は前に向かう意志が明確に出ていてよかったと思う。でもこっちは時間が短いこともあって得点には結びつかなかったし、せっかくの羽生もあんまり効いてなかった。こっちのチームは元気はあるのだが決定力が足りない感じで、何だかまるで今の日本には代表チームが二つあるような印象を受けた。
ま、何より今野を呼ばなかったことが今回の試合の最大の失策だな。
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日本代表
2007年03月21日 23:45
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【ナビスコカップ第1節】磐田×FC東京
週末のJリーグ第3節FC東京×磐田は当然見に行くつもりだったのだが、風邪で39度の発熱となり自宅でのテレビ観戦に泣く泣く変更した。シーズンチケットが1枚ムダになり、選手カードも1枚もらい損ねた。しかも僕が見に行かなかったせいで、東京は圧倒的に攻めながらも終盤のセットプレー一発に泣き0-1で負けてしまった。残念だ。残念すぎる。
さて、今日はその雪辱戦であり今年のナビスコカップの開幕でもある。なぜ祝日でかつ地方での開催なのに夜に試合をするのか理解ができないが19:00キックオフ。僕はこの試合と4月15日の大分戦のためにスカパーのJリーグDXを契約したのだ(そのおかげで日曜日の磐田戦もテレビで観戦できた訳だが)。熱は下がったがさすがに翌日仕事を控えた祝日の夜に磐田まで行く気はないのでテレビ観戦だ。
東京は好調の栗澤を左サイドに回し、ルーカスとワンチョペのツートップ。GKには塩田、左SBには過密日程を配慮して金沢を休ませノリオを起用した。
前半は完全な東京のペース。磐田は世代交代の途中なんだろうが一時期の巧さ、怖さはまったくなく、中盤は東京が支配していた。しばらく前には考えられなかったことだ。ワンチョペはボールを受けてもそれをそのまま失ってしまうことが多く心許ない部分もあったが、次第にポスト、キープもできるようになったと思う。まあ、ルーカスが献身的にワンチョペを生かそうとしていたからだけど。心配していたほど悪くないというのが率直な感想。
圧倒的に攻めながら得点の入らない微妙な展開になりそうだったが、14分、福西の落としに走り込んだ今野が豪快に突き刺し先制。しかしその後は好機を作っても敵GKのセーブもあって追加点が奪えない。逆に43分、徳永が敵をペナルティエリア内で倒したとしてPKを取られ同点に。このシーンはファウルを取るほどでもなかったと思う。同じシーンで笛を吹かない主審はたくさんいるだろう。
だが、ラッキーだったのはその直後。敵GKがミスキックがルーカスの元へ。どう見てもルーカスにパスしたとしか思えない見事なミスキックだった。週末の好セーブも全部帳消しにしてくれた。さすがオレたちのヨシカツである。ルーカスはGKとの1対1を外して隣のワンチョペへ。ワンチョペはDFを背負いながらもこれを落ち着いてゴールに流しこみ(これは簡単なようだが同じシーンで外しちゃうFWはたくさんいると思う)、2-1で前半を終えることができた。
後半に入ると磐田がサイドを中心に修正、たびたびピンチを迎える。58分には運動量の落ちた栗澤に代え梶山を、66分にはワンチョペに代え平山を投入し、パワープレー気味に追加点を狙いに行くが前線までうまくボールを運べず防戦に追われる時間帯が続く。77分、敵と激突した石川がたぶん脳震盪でそのまま川口と交代、その直後に敵にヘディングからのゴールを許し同点になってしまった。
東京は最後まで勝ち越しを模索したが平山はうまく機能せず、いくつかのチャンスも決めきれないままもったいない引き分けに終わった。終了間際には徳永が2枚目のイエローカードで退場となる場面もあった。
2度もリードを奪いながら2度追いつかれての引き分けであり反省するべき点は多いと思う。結果論的には前半の押せ押せの時にもう1点取っておかなければならなかったのだろう。何か平山を入れると攻撃がもうそれだけの単調な放り込みになるので、終盤のとにかく1点欲しいときには仕方ないけど、見てても美しくも面白くもない。しかもそれが決まればまだしも決まらないんだもんな。平山はJFAにレンタルし、クラブの方では赤嶺を使ってはどうか。
テレビ観戦だけど一応採点。
塩田(4.5)、伊野波(4)、徳永(4)、藤山(3)、鈴木(4)、今野(3)、福西(3.5)、石川(4)、栗澤(3.5)、ルーカス(2.5)、ワンチョペ(4)
それにしても、これで磐田に二つ続けて勝てる試合をしながら1敗1分。本当なら勝ち点6取っていてもおかしくなかったのにわずかに1。磐田は勝ち点4。いろいろ見えてきたものもあるしまだシーズンも序盤だし今日はカップだけど、今日はやっぱり勝っておくべき試合だった。仕方ないので週末の大分戦で勝つことにしよう。
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FC東京
2007年03月11日 10:48
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【ブンデスリーガ第25節】グラードバッハ×ヘルタ
実況の倉敷、解説の金子が揃って「どうしてこの試合なのか」と首をかしげるJスポーツ生中継。もちろん1時過ぎまで起きてつきあった。そしてその価値のある試合だった。
序盤は悪くない入り方だったものの次第に連係が見えなくなりうかつなボールの失い方が目立ち始める。攻撃もつながらずフィニッシュまで持って行けない時間帯が続き、何度となく敵の厳しい攻撃を浴びる。しかしこの日はケラーが当たっていたのと、両SBのカバーリングで何とかしのいでいた32分、攻め上がったインスアのシュートがポストをたたきこぼれたところをクルーゲが拾い、ゴール前にセンタリング。これにラファエルが頭で合わせ先制した。
これでグラードバッハにリズムが生まれる。前半の残り時間はグラードバッハが押し気味に試合を進め、結局1-0でハーフタイムを迎えた。
ところがヘルタは後半開始から攻撃的にスタート。56分には戻りが遅れたところにフリーのヘディングを決められ同点に。その後は拮抗した試合展開となったが、69分、再びクルーゲが右サイドからクロスを入れるとラファエルが(オフサイド気味ながら)これに頭で合わせて再び勝ち越した。86分にはコンパーのパスから抜け出したデルラが敵DFをかわしてシュート、これが試合を決める追加点となり、グラードバッハが3-1で昨年10月以来となるホームでの勝利を得た。
グラードバッハはメロメロになった時間帯もあったが、完全にバラバラになる前のタイミングでラファエルの先制ゴールが決まり息を吹き返した。後半追いつかれても下を向かず走り続け、最後はクルーゲ、ヤンセン、ベゲルンド、デルラあたりも足許はフラフラだったと思うが、勝越し点、追加点をもぎ取り、勝利がマストだった試合を勝ちきった。このモラル、このディシプリンは残留につながるものだと僕は信じている。
ヨス・ルフカイ監督談話:
「チームとファンが一体となりすべてを出し切ったことを大変嬉しく思う。我々はこの勝利のために非常に多くの労力をかけなければならなかった。前半には3回か4回の非常にいいチャンスがあった。しかし今日は何と言ってもナンド・ラファエルのおかげで運動量の多い、最後まで戦い抜く試合ができた。とにかく彼はゴールを決めてくれた。2-1になってからベルリンに隙ができ、そのおかげで3点目を取ることもできた。我々は一度も諦めることなく情熱を見せ、ファンにゴールを捧げた。最後に(残留と降格の)境界線の上に出るためにはそれが必要だ」
「我々は信じられないくらいの労力を惜しまなかったし、それが最後には報われた。チームは最初から必死で戦い、ハードワークをこなした。この勝利はチームにとって一所懸命やることが報われるということの証明になった。ベルリンが押し気味に試合を進めているときにリードを奪えたことが決定的だった」
順位は相変わらず最下位だが、残留圏の15位との勝ち点差は3。暫定だが12位までが勝ち点差4の中に収まっており、まだ悲観する必要はない(覚悟は必要かもしれないが…)。この状況では目先の順位に一喜一憂するより勝ち点を積み上げることの方がはるかに重要だ。本来25試合消化で勝ち点24は必ずしも降格の数字ではなく、今季のブンデスリーガ下位が接戦だということ。
この日得た勝ち点3は非常に価値あるものだが、必要なのは勝利を単発で終わらせるのではなく連勝すること、最悪でも負けないことだ。次節のレバークーゼン戦はアウェイだが勝ちに行く必要がある。ルフカイ監督就任以降、6試合で勝ち点8を挙げており、チャンスは十分あるはずだ。
さて、自分のところの残留で頭がいっぱいで順位表の上の方にはあんまり今日が持てなくなりつつある今日この頃であるが(シーズンのこの時期になるといつものことだが)、一応見ておくと一時は独走かと思われたシャルケが足踏みしており今夜のバイエルン×ブレーメンの結果次第では2位ブレーメンとの勝ち点差が1にまで縮まる可能性が出てきた。逆に今夜バイエルンが勝つと首位から4位までが勝ち点差4の中に入ることになり、それはそれで分からなくなる。一時はすっかりもうダメだと思われたバイエルンにもチャンスが出てくる訳だ。
シャルケといえば最終戦で優勝を逃した2000/2001シーズンのことが今でも脳裏に甦る。今回は何とか優勝させてやりたいと思って応援しているのだが、こんなところでもたもたしているようでは心許ない。まあ、優勝争いが上位4チームに絞られたのは間違いのないところだろうが。
ついでといってはアレだが、高原が絶好調を維持している。一昨日もニュルンベルクを相手にゴールを決め、今季のゴールを10に伸ばした。ゴールランキングでも堂々の8位にランクインだ。フランクフルトで出場機会をもらい、のびのびやらせてもらっているのがよかったのだろうし、結果が出るとそれに連れて監督や同僚の信頼も得られるという好循環なんだろう。まあ、クラブが降格しては元も子もないのだが、グラードバッハのことを考えると応援する訳にも行かないのでそっちはそっちで適当にがんばって欲しい、というか勝利には貢献しない程度に点だけ取っておいて欲しいものだ。
さらについでといってはアレだが、グラードバッハではスポーツディレクターのペーター・パンダーが辞任し、後任にクリスチャン・ツィーゲが就任した。エフェンベルクが何でオレじゃねえんだと怒っているらしい。まあ、エッフェは次期監督でいいんじゃないか。ライセンス持ってるのかどうか知らないが。
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Borussia M'Gladbach
2007年03月10日 23:01
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【Jリーグ第2節】大宮×FC東京
新宿から山手線で駒込へ。そこから南北線に乗り換えて浦和美園を目指した。駅数から言えばそれほど遠くはないはずなのだが時間がかかる。それから電車賃が異様に高い。往復使えるかと思った1000円のパスネットの残額見て唖然とした。埼スタは浦和との試合を見るために何度か来ているがこれまでは気づかなかった。どういうことだ。よく分からない。
電車を降りて線路沿いの道をスタジアムまでゾロゾロ歩く訳だが、浦和との試合の時には道ばたに並んでいる屋台がひとつもない。あの屋台を眺めながら歩くのは楽しかったのに、何もないガランとした広い道は余計に長く感じられる。あの屋台村は浦和仕様なのか。大宮の試合の時も来てやってくれよ。
20分ほど歩いてスタジアムに着くと、アウェイ側の客は北門にまわれという。何でも、浦和の主催試合では駅からの歩行者通路に近い南側がアウェイだが、大宮の主催試合ではその逆になるのだそうだ。だからさいたまダービーをここでやるときには常に陣取る側が決まっていることになる。なるほど、うまい仕組みだ。我々もそういうふうにできないかなあ。
ともかく、スタジアムをグルッと半周大回りして北門にまわると、華やかなホーム側の門とは対照的に殺風景で事務的。Jリーグの開幕パックも配ってくれない。すごい冷遇である。さすが、アウェイはこうでなくちゃ。マンハイムを追いかけてアーヘン、オーバーハウゼン、デュイスブルク、ボッフムなんかのアウェイを転戦していたときの記憶が甦る。
バックスタンドに上がってみると座席にはかなり余裕がある。駅からここまでほとんど30分近く早足ですたすた歩いてきたのでちょっとしたエクササイズである。息を整えながらなるべく真ん中に近い席に陣取った。スタンドの傾斜が緩やかなので上の方まで昇らないと全体が見渡せない。きれいなスタジアム(しかもサッカー専用)なんだがもうちょっと角度があればと思う。
上層は開放していないが、それでもまだ全体にかなり余裕がある。ホーム側のゴール裏も全然埋まりきっておらず、アウェイ側のゴール裏とどっこいどっこいの勝負。全体としては大宮サポが辛うじて過半数かなというくらいの入りだ。ホーム側の入口ではオレンジ色のシートを配っていたらしく、選手入場の時にはそのシートを掲げてスタジムをオレンジに染めよう、という企画のようだが、スタが埋まってないので全然染まらない。最終的に発表された入場者数は17,000人だったのだから、これなら駒場でやった方が「満員感」があって景気もよかったかもしれない。まあ、僕としては駒場より埼スタの方が好きだが。
ホーム開幕戦ということで試合前にはセレモニーがあり、メイン・スポンサーの社長、後援会の会長(さいたま市長)、クラブの代表が挨拶した。さいたま市長の挨拶の間、ホーム側のゴール裏から少なからぬ指笛によるブーイングがあったのがおかしかった。何が不満だったのだろう。
さて、いよいよ試合の方だが、東京はこの日、ルーカスが風邪で欠場、梶山は寝違いでベンチスタートとなり、トップ下には栗澤、左ウィングには鈴木が先発した。また、DFラインには前節いい動きを見せた藤山が吉本に代わって先発した。先発メンバーは全員日本人ということになった。
試合はやや東京のペースでスタート。高い位置でボールを奪いサイドから展開するという狙いは見えるが、中盤でプレスがかからずゴール前まで運ばれたりルーズボールを持って行かれたりすることも多く、土肥が防いだピンチも多かった。しかし27分、石川のCKに今野が頭で合わせ先制。その後も平山のヘディングシュートなどはあったが結局前半は1-0で終了した。
後半開始早々にはいきなりFKからポストを直撃されかなりビビッたが何とかしのぎ、その後も一進一退。だが57分、栗澤のCKからのこぼれ球を追った福西が角度のないところからファーのサイドネットに突き刺すシュートで追加点。互いにチャンスは作るものの決められず、結局2-0で東京が今季初勝利をアウェイで挙げることになった。
中盤での競り合いで主導権が取れず、ゴール前で決定的なピンチに陥ることもあったが、DFが辛抱強く対応したのと最後は土肥のセーブで何とか無失点に抑えた。攻撃の方では栗澤、福西を起点に展開したが攻め上がってからのアイデアを欠いた。特に左サイドの鈴木はもっと自信を持ってシュートを撃っていいと思う。まあ、中に切れ込むと左足で撃ちにくくなるというのはあるんだろうけど。
平山は何度か決定的なチャンスをヘディングで外した。毎日の居残りヘディング特訓は何だったのか。僕としては平山は試合終盤のパワープレー要員としてジョーカー起用でいいのではないかと思う。むしろ赤嶺を使ってやって欲しい。ワンチョペは76分に平山に代わって入ったが、まだ連係も今ひとつ。まあ、ここ一番のひと働きのためにいるので、それはそれでいいのかもしれないが。
DFラインは徳永を中に、伊野波を右にという布陣を変えなかった。伊野波はもう少し前に出てもいいかもね。ダブルボランチは福西が攻撃的、今野が守備的という分担だったようだ。あと、欠場のルーカスに代わり今野が初めてキャプテンを務めた。適任だと思う。今野は責任感を結果に代えられる選手だ。
採点:
土肥(2)、伊野波(4)、徳永(4)、藤山(3.5)、金沢(3.5)、今野(4)、福西(4)、石川(4)、鈴木(4.5)、栗澤(3.5)、平山(5)
アウェイでアラもありつつ、きちんと無失点で勝ちきったのは大きい。ワントップが頼りにならなくても、ルーカスが休みでも、残った選手でセットプレーから得点をもぎ取って勝てた訳だ。今季の行方を占う意味では次節の磐田戦が重要。伊野波、梶山他が今週もオリンピック予選で抜けるが、カバーはできると思う。楽しみになってきた。
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FC東京
2007年03月04日 11:56
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【ブンデスリーガ第24節】ヴォルフスブルク×グラードバッハ
ああ、もう。
遅くまで起きてウェブ・ラジオを聴いていたのだが、結局65分に失点して0-1。悪くて引き分け、あわよくば1-0で勝てるかと思っていたが甘かったようだ。前半は双方にチャンスのある互角の戦いだったが、どちらも決定機に決めきれなかった。グラードバッハはこの日前節のスヴェンソンに代わって先発したデゲンが気を吐いたが得点には至らなかった。
後半は次第にヴォルフスブルクのペースになり65分に失点。グラードバッハはその後も攻勢に出ることができず、77分にティゲセン、82分にはカヘを投入して前を厚くしたが結局無得点に終わり、実に痛い1敗を喫した。
これで残留圏との勝ち点差は4。今日のアーヘンやコットブスの試合結果次第ではさらに広がる可能性もある。あと10試合残っているとはいうものの、ヘルタ、シャルケ、VfB、バイエルンとの試合を残しており、星勘定的には極めて苦しい状態だ。どこかで連勝しないとこのままではマジでヤバい。シーズン終盤にボッフム、マインツとの直接対決を残しているのはプラス材料ではあるものの、勝てないことにはとにかく残れない。てか点が取れないことには勝てない。
ヨス・ルフカイ監督談話。
「チームはすべてを出し尽くして戦った。私は彼らを責めることはできない。前半は我々の方が押していたし、そこできちんとチャンスを決めなければならなかった。しかし、今となってはもうとにかく勝つことしかない」
ええと、他の試合の結果は、と…。はあ? いつの間にシャルケとブレーメンの勝ち点差が3しかなくなってるの? あ、高原がまた点取ってる。
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Borussia M'Gladbach
2007年03月03日 17:27
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【Jリーグ第1節】FC東京×広島
いよいよ開幕。天気も悪くない。不甲斐なかった昨季の雪辱を果たすべく監督も替わり、大型補強も行った今季の最初の試合、しかもホーム。ということで、いやでも盛り上がる開幕戦である。FC東京はこれまで開幕戦無敗記録を誇っているが、相手は昨季2試合ともやられた広島。ここは気持ちよく勝ってシーズンをスタートしたいところである。
開幕試合恒例のセレモニーとしては岡林信康のパフォーマンスがあった。岡林信康ってみんな知ってるのか、いったい。「山谷ブルース」とか「チューリップのアップリケ」とか。団塊の世代にアピールしたいという趣旨らしいが、これで本当に団塊の世代にアピールできてるのかなあ。とはいえ、パフォーマンスは開幕戦のお祭り気分には結構マッチしていて悪くなかった。
で、試合は結果からいえば2-4の完敗だった訳だが、内容的には決して悲観すべきものではなかった。ただ、カウンターから立て続けに失点するという形が悪すぎ。後半、せっかくルーカスの得点で追撃ムードに入ったところで追加点を奪われたのも痛かった。佐藤、ウェズレイのツートップ、特に佐藤の抜け出しが危険なのは初めから分かっていたはずなのに、有効な対応ができずあれよあれよという間に3点も取られたのではさすがに苦しい。
まあ、そういう意味では吉本にはやはり荷が重かったのだろうか。だが、開幕で吉本を先発させるという原監督の意図は十分分かるし、これはいかんと思ったところで藤山に替えたのも妥当な判断だったと思う。あのまま下向いちゃっても困る訳だし。吉本君の授業料として糧にして欲しい試合だ。
高い位置から奪って素早く攻撃する、という意思統一はある程度できていたし、福西、今野のダブルボランチはさすがに見ていて安心感があった。ただ、今日は梶山があんまりよくないモードの梶山だったのと、平山もあんまり効いてなかった。結局頼りになるのはルーカスだけというのでは寂しい。これならベンチにも入れてもらえなかった赤嶺を平山の代わりに起用した方がよかったのではないか。
CBを藤山に替え、梶山の代わりに馬場をトップ下に投入した後半はチャンスも多く作ったが、決められなかった。シュート数も圧倒的に東京の方が多く、方向は間違っていなかったと思うが、決定力不足と広島の縦パス一本のカウンターに負けた。残念だ。
採点:
土肥(3.5)、伊野波(4)、徳永(4)、吉本(5、29.藤山(2))、金沢(3.5)、今野(4)、福西(3.5)、石川(4)、梶山(5、46.馬場(3.5))、ルーカス(3)、平山(5)
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FC東京
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