フットボール・クレイジー
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2007年07月26日 23:42
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【プレシーズンマッチ】FC東京×FCソウル
国立に着いたのは前半20分頃。急いでカードをもらいMDPを買ってバックスタンドへ。中央辺りは結構混み合っているのでゴール寄りに流れた。なぜかイスが濡れているのに驚いた。どうも午後は雨が降ったらしい。ずっと室内で仕事をしていたので分からなかったのだ。ハンカチで拭いて座った。きれいに拭ききれずちょっとスーツのズボンが湿っぽくなったが仕方ない。
試合はスタに着いた時点で0-0、というより最後まで0-0だった。全体にアイデアがなく何が何でもゴールするという強い意志も見えず、グダグダな内容だったと思う。後半は6人交替したのでもう何が何だかよく分からず、赤嶺や池上といった期待の若手もあまり実力を発揮できなかった。池上のショートコーナーのミスはひどかったし。セカンドボールは拾い負け、ボールを持っても上がりが遅く攻め手を見つけられない。あんまりいいところのない試合だったという他ない。
敵の方がアグレッシブに前を向いて仕掛けて行く意図がはっきりしており、スピードもあって怖かった。こちらは馬場のわがままプレーに泣かされた。ルーカスも空回り。シーズン後半に向けて課題をたくさん積み残していることが分かった試合だった。ノリオがいなかったのも痛かったかもしれない。
親善試合なので採点なし。
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FC東京
2007年07月14日 23:45
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【ナビスコカップ準々決勝第2戦】FC東京×横浜Fマリノス
せっかく激しい雨の中出かけたが残念なゲームだった。
先に1点取られたら厳しいという気はしていたので、今日は何としても先制点が欲しかったが、前半の早い時間帯に失点を喫し精神的にキツくなってしまったのではないかと思う。それでも前半を0-1で折り返せば後半で何とかできると思っていたし、何とかできなくても最悪延長、PKなんだから、この時点で焦る必要はなかった。うかつなボールの失い方から失点したものの、茂庭を中心にバックスはしっかりしていたので一方的になるとは思わなかった。
しかし、後半開始早々に2点目を奪われてしまう。これでゲームプランはグッと難しくなった。いや、やるべきことはとにかく2点取ることなんだからシンプルなんだが、そこで気持ちのスイッチが入らずに何となく下を向く雰囲気になってしまった。こうなると東京は脆い。「押し込み屋」赤嶺、浅利に代えて馬場と攻撃的なカードを切り、とにかく2点取らないことには先はないというヒロミのメッセージは明確だったが、馬場が空回りしたのは誤算。
前がかりになったところを68分、72分と立て続けに追加点を奪われて一気に試合を持って行かれてしまった。0-3の時点で藤山を下げ、石川を入れて何が何でも得点という姿勢は見せたが、ノックアウトのカップ戦を意識したヤケクソ・モードが発動したのは0-4になってから。ジョーの魂のゴールもあって2点を返したもののスイッチが入るのが遅過ぎで何とも残念な試合になってしまった。
0-1、0-2で持ちこたえられずポンポンと追加点を奪われてしまう脆さはこないだの大阪戦と同じ。ここで試合は事実上壊れてしまったと言っていい。何度か決定的なシーンもあったが決めきれず、また敵ゴール前で無駄な横パスを回しているうちにボールを奪われる悪癖も顔を出して、少なくとも引き分けは十分可能だった試合を落とした感じがする。大雨でピッチ状態が悪かったことは敵も同じで言い訳にはならないだろう。
今日はルーカスが今ひとつだった。逃げたボールへの追いも淡泊でいつものルーカスらしくなかった。ルーカスに限らず、激しい雨で消耗したこともあったのだろうが、全体にルーズボールへの執念も横浜に見劣りし、0-1をひっくり返す気で乗り込んできた横浜と(あんまりこういう言い方はしたくないが)気合いで負けているように見えた。梶山、馬場の軽いプレー、福西のサボり、ノリオの弱気、ルーカス、リチェーリの苛立ち、厳しい局面で歯車が狂うと修正は難しかった。
よかった点を挙げれば、終盤に2点を返し、その後もあと1点、あと2点のチャンスを作ったこと。途中出場の石川のゴール、ジョーの怒りをこめた一発で何とか救われたと思う。あと、茂庭は悪くなかった。失点は多かったが、対人の強さ、ピンチの芽を事前に摘み取る嗅覚は発揮した。中断期間明けからは本格復帰が見込めると思った。
これで今年のナビスコは終わった。せっかくグループ・リーグを勝ち抜き、準々決勝の第1戦にアウェイで勝ってタイトルの尻尾が見えかけたのに、こんな試合で台無しにしてしまって本当に悲しい。11月3日の予定を空けていたのがバカみたいだ。このホームでの弱さ、精神的な脆さは何とかしなければ。
採点:
土肥(3)、徳永(5)、藤山(4.5)、茂庭(4.5)、金沢(4)、浅利(4.5)、梶山(5)、リチェーリ(5)、鈴木(5)、福西(5)、ルーカス(5)
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FC東京
2007年07月08日 23:45
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【ナビスコカップ準々決勝第1戦】横浜Fマリノス×FC東京
週の真ん中には天気予報が最悪だったのだが雨はどこかへ行ってしまったようだ。日曜日の夜にアウェイで試合を組むのはやめて欲しいが仕方ない。渋谷のタワレコで買い物をすませた後、東横線から横浜市営地下鉄を乗り継いで三ツ沢に出かけた。
三ツ沢は初めて。なぜ日産スタでやらないのか謎だが(特に別のイベントが入っている訳でもなさそうだし)、行ってみれば三ツ沢の方が全然見やすく規模も適当でよかった。駅からスタまでの道が今ひとつパッとしないのと、地下鉄の駅自体が深いところにありすぎるのを別にすれば、首都圏では日立台に次ぐまともなスタジアムではないかと思った。
さて、東京は今野と伊野波をアジアカップに取られたため、CBに茂庭、ボランチには浅利を先発させた。また、特別指定の長友をベンチ入りさせた。
数字で見れば横浜の方がボールを支配していたことになっているが、前線からのプレスでボールを奪い、豊富な運動量で流れをつかんでいたのは東京の方に見えた。とはいえ前半にはチャンスらしいチャンスはなし。横浜のチャンスは枠を外してくれたり土肥のセーブで難を逃れ、0-0で折り返した。
後半開始早々、左サイドでパスを受けた鈴木がフリーになり、難しい角度ではあったが思いきってシュート。これが見事に決まり東京が先制した。その後は何度かゴール前までボールを運ばれるシーンもあったものの、茂庭、藤山、浅利を中心として決定的な形にさせなかった。逆に横浜の間延びした中盤でボールを拾って攻める機会も多かったが、東京のシュートはことごとく敵GKの正面を突き、追加点はならず。終盤になって運動量も落ちたものの持ちこたえ、結局1-0で逃げきった。
CK数が12-5であったことにも表れているように、結構敵に攻め込まれるシーンはあったのだが、今日は守備の意識が高かった。茂庭は決して万全ではなかったが、人に強いところを垣間見せ、結果として完封できたことは復帰への大きな自信になったことだろうと思う。また梶山、リチェーリらの守備への貢献も大きかった。約束ごとがしっかり守られているという感じがした。
前線ではノリオが元気なのが目を引いた。ただ、得点シーン以降はシュートが少なかった。エリアへ切り込んだときに、シュートとクロスの選択に迷っているのが目に見えるのだ。確かに左サイドから切り込むと左利きには逆のボールの持ち方になるし、シュート・コースも難しくなる。しかしそれでも打って行くことで結果が出ているのだから、もっと打って行って構わない。他の選手ももっと遠目から貪欲に狙って行くべきだと思った。
ルーカスは地味な働きに終始。福西のキープが光った。傷んで退場した金沢に代わって起用された長友は、苦笑を誘うプレーもあったもののタレントの片鱗は見せた。FK入ってれば面白かったのに。先週の鹿島戦に続いて、決して満点ではないが納得のできる勝利だったと思う。
採点:
土肥(2.5)、徳永(4)、藤山(3.5)、茂庭(4)、金沢(4)、浅利(3.5)、梶山(3)、リチェーリ(3.5)、鈴木(3)、福西(3)、ルーカス(4)
さて、アウェイで1点を挙げて勝ったことで準決勝進出には決定的に有利になった訳だが、これを意識するとセカンド・レグで先制でもされたときにはガックリ来ることになる。この結果はひとまず忘れ、来週は味スタで勝つことだけを考えて欲しい。行った甲斐のある試合だった。
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FC東京
2007年07月01日 21:14
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【Jリーグ第18節】鹿島×FC東京
シーズンの折り返しを過ぎ後半戦の初戦であるとともに、アジアカップによる中断前の最終戦となるアウェイでの鹿島戦。鹿島まで行く気もなくスカパーでテレビ観戦にした。
東京は右サイドの川口をリチェーリに代えた他は前節と同じ布陣。既に昨日の試合なので試合展開は詳しくは書かないが、前半に許した先制点を後半早い時間帯に逆転、その後はPKを与えるなど苦しい場面もあったが運にも助けられて逃げ切った試合だった。
前半の失点シーンは守備が致命的に混乱していたと思う。そもそもの始まりは今野のクリアミスだが、その後ゴール前でシュートを土肥が2本弾いているのにそれをクリアできず最後に決められたのは情けない。守備面では他にもゴール前で対応がはっきりせず危ない場面があった。藤山は本職のDFなんだし、今野も代表でCBをするくらいなのだから、その辺の意志疎通、局面ごとの約束ごとははっきりさせておなかければ。
この日の勝因は前半に失点を許したが大崩れせず、何とか1点のビハインドでハーフタイムに入れた点だろう。そのおかげで後半修正し逆転できた。鹿島はショックからかボール回しやクリアがルーズになり、中盤でボールを拾えるようになった。PKを除けば危なげなかったと思う。交替で入った茂庭がPKを与えたのは残念だが、ここで茂庭を責めてはいけないだろう。試合勘を取り戻すためには必要な授業料だ。
大阪戦が前半よくて後半ダメだったのと対照的に、前半今ひとつだったのに後半に盛り返したという試合だったが、そういうふうにムードが変わってしまうところがまだまだ甘い。もちろん押す時間帯、引く時間帯はあってもよいが、何かのきっかけで雰囲気がガラッと変わる、いいときはイケイケだがダメなときは極端に下を向いてしまうというムラは上位を狙う上ではあってはならないと思う。
あと、鈴木はやはり左で使うべきかも。確かに右サイドの方が中に切れこんだときに左足でシュートできるが、どうも鈴木自身はやりにくいのではないか。むしろ左サイドから切れこんだ角度の悪いところからでも強引に左足で打って行く方向に活路を見出すべきじゃないだろうか。
採点:
土肥(3.5)、徳永(4)、今野(4)、藤山(4)、金沢(3.5)、伊野波(3.5)、梶山(4.5)、リチェーリ(3.5)、鈴木(3)、福西(3.5)、ルーカス(3)
さて、冒頭でも書いたとおり、これでJリーグはアジアカップのため約1ヵ月の中断期間に入る。とはいえFC東京はナビスコの準々決勝を横浜マリノスとホーム&アウェイで2戦行う他、FCソウルとの「プレ・シーズン・マッチ」もあるので、キャンプは行わないようだ。この期間にはまず茂庭をフィットさせて守備の立て直しを図って欲しい。それから、どうやって点を取り、どうやって勝つのかというチームの戦略をはっきりさせ、それに沿った補強を行うべきだ。
ワンチョペの退団が発表されたがやむを得ない。おそらくは高いカネを払って来てもらったのだろうが、補強戦略があまりに適当だったように思えてならない。最小限の投資で最大限の効果を得るための綿密なリサーチと検討は本当に行われているのか。ルーカス以後、まともにフィットした外国人が獲れていないのはなぜか。
ダニーロ、ササ、ワシントン、ワンチョペ、エバウド、あと獲れなかったけどアモローゾ…。この中で少しでも可能性が感じられたのは皮肉にもワシントンだけ。ササは人気は高いが実際のところ東京のスタイルには合っていないと思う。Jリーグの他チームで実績を残している選手を獲得するとか、考えようはあるのではないか。まずは千葉を退団するストヤノフなんか獲れないのかな。エバウドはいつになったらフィットするのかな。
今野がアジアカップの日本代表にノミネートされた。最近は2年ほど前に比べて迷いが見られるように思う。使われ方の問題もあるが、今後のためには是非ともここをブレイクする必要がある。もともとワールドクラスの才能があるのだから、ここで腐らせてしまう訳には行かない。
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FC東京
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