フットボール・クレイジー
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2007年08月29日 23:52
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【Jリーグ第23節】広島×FC東京
どうせ観戦には行けそうもない遠隔地でのアウェイ戦を水曜日に実施してくれるのはありがたいことである。Jスポーツの中継を録画して、家に帰ってから見た。もちろん結果は知らないままで。
内容的には素晴らしい快勝だった。最後の3点はある程度勝負がついてからのおまけみたいなものだが、前半にセットプレーから1点、それをハーフタイムまで守りきり、後半の早い時間帯に流れから追加点。そこからやや引き気味になった時間帯もあったが、敵の拙攻にも助けられてしのぎ、終盤には前がかりになった敵の隙をついて更に3点。まさに理想的な試合運びだったと思う。
まず、梶山のFK。宮沢の移籍以来、東京のFKはまったく入る気がしなかったのは僕だけではないだろう。それがここ何試合か梶山がFKを鋭い弾道で枠に飛ばすシーンが見られ、それが今日ついに結果につながった。こういう形で得点できると展開がグッと楽になる。連敗を止める1点という意味でも大きなFKだったが、東京のセットプレーに可能性を与えたという意味でも重要な1点だった。
赤嶺の働きも大きかった。何度か決定機は外したが、前線からの献身的な守備、ゴール前への飛び出し、飛び込みが54分の追加点を生んだと言っていい。東京のキルステンこと赤嶺の本領である。終盤平山との交替で退いたが、今日のMOTは赤嶺でいいのではないか。
さらに、ボランチに復帰した今野には涙した。やはり今野はあのポジションでボールを奪い、チャンスにはいつの間にか上がってゴール前に顔を出す仕事が似合う。効いていた。素晴らしかった。福西も今日はよかった。隙のある相手には強いということがよく分かった。
中盤での競り合い、セカンド・ボール、ルーズ・ボールの拾い合いにも強い気持ちが見え、最後の一歩で広島の選手に勝てていた。まあ、広島がグダグダだったのもあるが、前からの粘り強いプレスが敵のミスを誘い、チャンスにつながっていたと思う。それから、無失点に抑えたのも大きい。茂庭、藤山は危なっかしいところもあったが、よく身体を張ったし、この無失点勝利は次につながる。開幕戦の借りは返した。
採点:
塩田(2.5)、徳永(3.5)、藤山(3.5)、茂庭(3.5)、金沢(3.5)、今野(2)、梶山(3)、石川(4)、栗澤(3.5)、福西(3)、赤嶺(2)
週末は国立で神戸戦。
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FC東京
2007年08月26日 13:46
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【ブンデスリーガ二部第3節】マインツ×グラードバッハ
開幕から2戦連続して引き分け、そろそろ初日を出したいと意気込んで金曜日の夜に乗り込んだのはブルフヴェク、相手は降格仲間のマインツである。
試合は序盤からマインツのペース。早くも12分にはミドルを決められ0-1。さらにその4分後にはFKを直接放り込まれて2点のビハインドを背負うことになった。その後は攻撃に迫力を欠くグラードバッハはマインツに押さえ込まれほとんど得点機も作ることができない。前半の終盤にはやや勢いを取り戻したが無得点に終わり、0-2で折り返すことになる。
後半に入っても流れは変わらず。51分に再びFKから直接決められ0-3に。さらに60分には4点目を奪われ試合はほぼ決まってしまった。グラードバッハはその後73分にマリンのCKからパアウヴェが頭で合わせて1点を返したものの、マインツのカウンターに最後まで苦しめられ、結局1-4で完敗、開幕から3戦で勝利なしとなった。
僕も試合を見た訳ではないし、ティッカーすらフォローせずに記事だけ見て書いているのだが、それにしても何だか勝てそうな気がしない。まだ結論を出すのは早計かもしれないが、昨季の後半からおよそ勝てていない監督にチームを任せている意図は何なのか。ルフカイが監督になってから、昨季は15試合を戦って2勝9敗4分、今年はDFBポカールでの1勝を別にすれば0勝1敗2分。リーグ戦では18試合で勝ち点が12。昨季19試合指揮を執ったハインケスが勝ち点16で更迭されたことを考えると、ルフカイも当然更迭ライン。ここはウヴェ・ラポルダー招聘でいかがでしょう。
ヨス・ルフカイ監督談話:
「ここで起こったことは説明し難い。前半、後半ともに入り方が悪かったと思う。一対一の競り合いに勝てず、前後半ともに早い時間帯に失点してしまった。だが、我々はチームとして負けたのであって、この敗戦を乗り越えて行かなければならない。明日、この試合について話し合わなければならない。それが必要だと思う。敗戦の後の週はどうしてもバタバタする。それはいつものことだ」
尚、ソンクに続き、ケラー、カヘも移籍が決定したようだ。
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Borussia M'Gladbach
2007年08月25日 23:49
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【Jリーグ第22節】浦和×FC東京
新宿でCDと本を買ってから、山手線、南北線と乗り継いで浦和美園に着いたのが5時半頃。それにしても埼玉高速鉄道の運賃がバカ高いのは何とかならないのだろうか。あの沿線の人はいつもこんな金額の交通費を唯々諾々と支払っているのだろうか。ムチャクチャだと思う。首都圏のアウェイの中でもダントツで交通費かかる。距離的にはそんなに遠くないのに。
埼スタでは例によってアウェイ・ゾーンは厳しく切られており、キックオフの1時間以上前に着いても空席を探すのに結構苦労した。まあ、一人なので「そこ、いいっスか?」状態で適当に潜り込む訳だが、そこは結構爆心地に近く、最初から最後まで立って応援することになった。まあ、アウェイだし、何しろ多勢に無勢だし、たまには立ち上がって声出すのもいい。
さて、試合の方だが、結論からいえば悪くはなかった。首位浦和相手に負けたとはいえ2-3はまず受け入れ可能なスコア。終盤チャンスも作り、同点、逆転も狙えた。だが、それだけに悔しい敗戦。中断明け4連敗だがその中でも最も悔しい。最初の2試合は「悔しい」以前の問題だったし、前節は不運なPKで負けたという感じがあった。だが今日は勝てた、気持ちも入っていた、浦和とそんなに地力が違う訳でもないということを見せられた、それでも負けた。だから悔しい。猛烈に悔しい。
もちろんボールを奪ってからの攻め上がりが遅すぎ(東京には速攻とかカウンターという概念はないのか)、敵ゴール前でのアイデアがなさすぎ、だれもシュート打たなさすぎ、押し込みに迫力なさすぎ…、といういつもの悪い病気はちっとも治っていないし、中盤でのルーズボールも拾い負けていた感はあるものの、失点しても下を向かず、アウェイで浦和相手に最後まで同点を狙って攻撃を仕掛け続けた点で今日の試合は評価できる。
個人的には梶山がよかった。うかつなボールの奪われ方もあったが、キープ力が効いていたしシュートへの意識もあった。石川も悪くなかった。赤嶺は押し込み屋として最低限の仕事をした。問題はやはりDFで、さすがに藤山に頼るのも限界ではないか。1点目の失点では寄せてはいるものの敵FWにシュートを許したし、ゴール前でのクリティカルな状況に対応しきれないシーンがある。思いきってモニ、エバを起用できないのか。今日は今野のボランチ復帰を楽しみにしていたのだが、茂庭、そんなに信頼されてないの?
あと、今日は途中出場の平山がブレーキだったと言わざるを得ない。プレーに若さがない。もっと汗をかけ。
採点:
塩田(4)、徳永(4.5)、藤山(4.5)、今野(4)、金沢(4)、梶山(3.5)、浅利(4.5)、石川(4)、リチェーリ(3.5)、ルーカス(3.5)、赤嶺(4)
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FC東京
2007年08月20日 22:41
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【ブンデスリーガ二部第2節】グラードバッハ×ホフェンハイム
初戦をベッツェンベルクで引き分けたグラードバッハにとってはホーム開幕戦となったこの試合、相手は今季から二部に昇格したホフェンハイム。本来なら格の違う相手であり圧勝してしかるべきであるがなかなかそういう訳にも行かない。監督はあのラルフ・ラングニックだし。ホフェンハイムの先発にセリム・テバーの名前を見つけて嬉しかった。
ブンデスリーガの公式サイト
でコンファレンス中継があるのを忘れていて後半から聴いた。
新聞記事によれば前半はホフェンハイムが速い出足で主導権をつかんだようだ。開始早々から何度かチャンスを作ったが得点には至らず。グラードバッハはレスラーのワントップだがチャンスらしいチャンスも作れず、30分を過ぎた頃からようやく攻撃の形ができ始めたが、スコアレスのまま前半を終了した。
後半に入るとグラードバッハはカナダ代表のフレンドを投入、押し気味に試合を進めたものの得点できず、両チームともに何度かチャンスを迎えながら決めきれない状況が続く。グラードバッハは71分にノイヴィルを投入したが最後まで決定力を欠き、結局0-0で引き分けた。
ヨス・ルフカイ監督談話:
「前半はなかなか上手くゲームに入れなかった。ボールを早く失いすぎて確実にプレーすることができていなかった。この局面ではホフェンハイムは非常によかった。後半に入ると我々は流れをひっくり返し、決勝点を挙げるチャンスを4〜6回くらいは作れていた。今日は勝利を祝いたかったし、それが可能だったのだが」
尚、既にシーズン初めから構想を外れユースで調整していたウェズレイ・ソンクがブルージュに移籍することが決まった。逆に、アルゼンチン出身でイスラエル代表のFWコラウッティの加入が決まった。
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Borussia M'Gladbach
2007年08月18日 22:21
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【Jリーグ第21節】FC東京×柏
味スタでの前日練習を実施、スタメンも大幅に入れ替えて心機一転、巻き返しを図る大事なホームでの試合となった。花火できっとバックスタンドは早く埋まるだろうから早めに行こうと思って18:00前にスタに着いたらもうGK練習が始まってる。キックオフ19:00だとばっかりおもってたけど18:30だったのね…。早めに行ってよかった。
さて、試合の方だが、結論から言うと気持ちは見えたが…、という感じ。序盤から高めの位置でしっかりプレスをかけ、ハイボールにもしっかり競り合っていたし、パス回しにも前を向いてつなぐという意識があったように思う。15分辺りからちょっとペースダウンした感もあったが、戦う気持ちを前面に出した悪くない試合だったと思う。
何度かヤバいピンチもあったが敵が外してくれて助かった。唯一の失点はPKから。このPKの判定は仕方なかった。ファウルをした梶山には不用意なところもあったが責めるのは酷だと思う。PKで失点してもモチベーションが落ちず、集中も切れなかったことを評価してやりたい。
問題は再三チャンスを作りながらも得点がなかったこと。特に終盤、平山を投入して前線勝負になったが、敵ゴール前で決定的なチャンスを迎えながら最後の押し込みができなかった。ここはやはり押し込み屋の赤嶺の仕事だったのだが。得点がなければ勝てないのは当たり前で、せっかくいい試合をして内容的には勝ってもおかしくなかったのに試合には負けたという感じ。
星勘定的には痛い敗戦だが、あそこが悪いとかここを修正しろとかいう議論をする最低限の前提としてのチーム・スピリットが見えたことは今日の収穫。スタンドの応援も今日は一体感があり、声もよく出ていてよかったと思う。選手と一緒に戦うという気迫が久しぶりに感じられた。
あ、あと、平山のアレは完全にPKだろ。VTRでも転がったボールを追おうとした平山を敵GKが止めたように見えたが。まあ、1試合にPK二つで引き分けという訳にも行かなかったのか、柏原よ。
内容的にはやはり浅利が声を出して統率していたのが効いていたのかもしれない。今日は徳永が気持ちを見せてくれた。途中出場の平山もよかった。逆に福西は今いちだった。ゴール前で決定的な仕事をしてくれるかと思っていたがあまりやる気が窺えなかった。今野はボランチに戻したかった。藤山が使えるなら藤山と茂庭のCBで、浅利と今野のボランチ、梶山はベンチでよかったと思う。赤嶺は東京のキルステンになってもらうべき選手。もうしばらく使い続けて欲しい。
採点:
塩田(4)、徳永(3.5)、藤山(3.5)、今野(3.5)、金沢(3.5)、梶山(4)、浅利(4)、川口(4)、リチェーリ(3.5)、ルーカス(3.5)、赤嶺(4)
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FC東京
2007年08月16日 23:47
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【Jリーグ第20節】磐田×FC東京
いくら盆とはいえさすがに平日の夜に仕事が終わってから静岡まで行く訳にも行かず。で、一応スカパー録画して、携帯サイトとかで結果を見てしまわないように気をつけながら飲み会に行って、帰ったら少々遅くなっても録画を見るつもりだったのだが、飲み会でひどく酔ってしまい、帰ったらパジャマにも着替えずそのまま倒れこむように寝たのだった。
今朝、新聞でやむなく結果を確認したら2-5。2-5? はぁ? 僕はもう確実に原監督更迭だと思ったね。こっちの2点は終了間際につじつま合わせただけだし。この、定期的に繰り返される堰を切ったような大量失点は何なんだ。開幕の広島、川崎、大阪、ナビスコ準々決勝のマリ。踏みとどまることのできない精神的な弱さ、脆さ。二日酔いが悪化した。
今日、会社から帰って、2-5で負けるのが分かっている録画を見た。何というか、悪くない時間帯もあるのにそこで得点できず、押しこまれると一方的にズルズルやられてしまう。中核になるべき選手の顔がよく見えない。石川、茂庭、今野。若いチームが精神的に崩れそうになったときにカツを入れられるベテラン、精神的支柱がいない。若手が無駄走りをしない。梶山、伊野波、馬場、徳永…。
解説にも言われてしまったように、もったいないタレントがいっぱいいるのにみんな伸び悩んでいる。チームとして有機的に機能していないし、統合する中心人物がいない。福西にそれを求めるのは無理だろう。結局ルーカス一人がイライラしながら孤軍奮闘するがだれもそれをサポートできない。だれも試合に責任を持っていない。一所懸命がんばっていないとは思わないが、オレの責任においてこの試合に勝つという選手がだれもいないように見えるのは僕だけか。
もちろんうまく行かない理由はそれだけじゃないし、だから特効薬がある訳ではなく、上手く機能していない部分をひとつずつ地道に修正して行くしかないのだが、その前提としてのチーム作りができていない気がする。昨日の試合でもルーズ・ボールの拾い合いに負け、競り合いに負け、切り換えのスピードで負けている。せっかく奪ったボールも自陣の緩慢なパスミスで簡単に奪い返される。ひとつひとつのプレーにあと一歩の厳しさが足りず、それが上位のクラブとの試合では致命的な差となって現れる。バラバラだ。
どういうチームを作り、どういうサッカーをし、どんな形で得点するのか。もっと明確なビジョンをフロントから監督、コーチ、選手までが共有する必要がある。そしてそれをサポに明確に示す必要がある。何となくパスを回すのはもういい。サッカーは回したパスの数で勝敗が決まるスポーツではない。パスは手段であって目的ではない。目的はゴールであり勝利だ。どうやって得点するかというビジョンを共有できていない者どうしのパス回しは無意味だ。回してりゃそのうちどこかに穴が開くかもね、と本気で思っている訳ではないんだろう、さすがに。
わずかに光明を見たとすれば、終盤の赤嶺+平山。皮肉なことに昨日の平山はよかった。平山と赤嶺にいちばん意地を感じた。最初から赤嶺と平山のツートップ、ルーコンをトップ下でいいのではないか。次の試合はすぐ。反省は真摯にやり、でもここは切り替えて、ホームが鬼門だなんて情けないことを言われないように勝つしかない。見に行くぞ、味スタ。
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FC東京
2007年08月14日 23:53
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【ブンデスリーガ二部第1節】ラウテルン×グラードバッハ
いよいよ待ちに待ったブンデスリーガの開幕だ。もちろん赤kickerももう手に入れた。だが、悲しいことに我がグラードバッハは今季を二部で戦うことになった。監督は昨季後半を負けに負けまくったヨス・ルフカイ。正直これでいいのかとも思うが、アドフォカートにガタガタにされてしまったチームを若手でしっかり作り直すための雌伏の時期だと思うしかない。ヤンセンが去るなどかなりメンバーも入れ替わったが、ポランスキーとノイヴィルが残ってくれたのは嬉しい。来季の再昇格を目指してがんばらなければ。
で、開幕戦はラウテルンとのアウェイ戦。二部ではその週の看板になる試合を月曜日に行い、これをDSFで生中継することになっている。グラードバッハの初戦は光栄なことにこの月曜日マッチに選ばれた訳だ。まあ、この顔合わせ、少し前なら一部の試合でもおかしくなかった訳だし。
スタジアムは日本代表がワールドカップでオーストラリアと戦ったベッツェンベルク。グラードバッハは先発の半分以上が今季から加入のメンバーとなったが、敵地ながら終始激しく、優勢に試合を進めたようだ。0-0で迎えた83分に失点を喫したが、直後の85分にマリンのFKを今季加入のレスラーがバックヘッドで決めて同点、アウェイでの開幕戦で勝ち点1を得ることができた。昨季までのアウェイでの呆れるほどの弱さ(昨季はホームでも十分弱かったが)に比べれば、この引き分けは価値がある。
ヨス・ルフカイ監督談話;
「我々は非常に上手く自分たちを売り込むことができた。前半はよく組織され、コンパクトな陣形を保つことができた。後半の初めはプレッシャーを受けたが、その時間帯を耐え抜くことができた。最後には少しドタバタしたが、本来ならもっといい結果を残すこともできたはずだった」
それにしてもどうしてこう読めない名前の選手ばっかり連れて来るんだ、まったく。
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Borussia M'Gladbach
2007年08月11日 23:57
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【Jリーグ第19節】FC東京×大分
アジアカップによる中断期間明けということで実質的にはリーグ戦後半のスタートである。FC東京は大分をホームに迎えることとなった。
今季はホームで極端に弱いのだが、中断期間に立て直されていることを期待して味スタに出かけた。暑い。藤山が足に不安を抱えるということで茂庭、今野のCBとなり、中盤は右に石川、左にノリオ。やはり茂庭、石川が活躍しないとチームにも元気が出ない。
試合はいきなり4分、セットプレーからのセンタリングを福西が頭で突き刺して先制。しかしその後は東京も有効な攻め手を見出せず、一方の大分も前線にボールを運べず、お互い局面を打開できない面白みのないサッカーが続いた。全体には東京が大分のダメさに助けられてリードを守ったという印象だったが、東京もチャンスが作れていた訳ではなかった。
後半に入って今度は大分に得点が。49分、ゴールラインを割ったボールに副審はゴールキックを示したが、なぜか主審がCKに変更し、東京の切り換えが遅れた隙に素早いショートコーナーからセンタリング。これを決められ同点になってしまった。まったく不可解な判定であった。
57分には、高いディフェンス・ラインの裏に抜けられ逆転を許す。このシーン、僕は東京の交替準備に気を取られていて見ていなかったのだが、完全に裏を取られたようだ。その後は、まだ時間もあり、赤嶺、平山とFWを投入したもののまったく機能せず、結局そのまま1-2と後半戦立ち上がりの痛い試合を落とすこととなった。
大分の早い寄せに中盤を支配できず、ルーズ・ボールも完全に拾い負けていた。プレーにアイデアがなく、思うようにゲームが組み立てられないときの対応力、抵抗力のなさを露呈した。正直、いったい中断期間に何をやっていたのかという内容だった。
審判は同点のシーンの他にも明らかなバックパスを敵GKがキャッチしたのを見逃すなど不可解な判定が相次いだが、審判を責める以前にシュートが6本ではどうやっても勝てない。終盤、平山を入れてパワープレーに入ってもシュートが今野の1本。戻す、回すだけでは得点にはならない。どうにもならない力の差があるという訳ではなく、むしろ十分勝てた、勝つべき試合。試合後ゴール裏から大きなブーイングが上がっていたがそれも仕方ないと思わせる不甲斐なさだった。後半戦が思いやられる。
採点:
土肥(4)、その他(5)
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