フットボール・クレイジー
football crazy
silverboy club
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2008年03月30日 20:10
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【Jリーグ第3節】FC東京×京都
もうちょっと天気いいかと思ったんだけど曇り。帰りには雨が降っていた。東京はケガ人が続出しており、週の半ばに練習離脱を報じられた徳永は何食わぬ顔で出ていたが、梶山、エメルソン、石川が出られず、近藤も戦列を離れたまま。ある意味、今季の選手層の厚さと質、控えも含めた戦術の浸透度合いを計る試合となった。
この試合、東京はDFラインに吉本を起用。左SBにはU23のアンゴラ戦で活躍した長友が先発、そして金沢がボランチで起用された。金沢のボランチは初めて見た。その他、ナビスコで元気のいいプレーを見せた大竹が先発、カボレ、赤嶺のツートップという布陣。
試合はまず2分、CKからのボールがファーサイドに流れたところを吉本が決めて先制。その後は東京が大竹、長友を中心に攻撃的に試合を進めるが、京都もシュートがポストをたたくシーンもあり、ほぼ互角の戦い。18分、敵CKからフリーでヘディングでのシュートを許し同点に追いつかれてしまう。双方チャンスを作りシュートも放つものの得点なく、このまま前半終了かと思われた44分、再び大竹のCKに今度は赤嶺がヘディングで合わせ勝ち越し。絶妙な時間帯に得点を奪って前半を終えた。
後半に入っても豊富な運動量とパスワークからチャンスを作る東京に対し、善戦への早い展開から攻める京都という状況は変わらず。57分、敵に中央からミドルを放たれ再び同点に。さらに80分、敵FWに裏への飛び出しを許し浮き球を押しこまれて逆転されてしまう。東京はパスをつなぐものの敵ゴール前での工夫がなくなかなか決定機がない。しかし、この試合を救ったのは今野だった。88分、徳永が右から山なりのクロス。これがファーポストに吸いこまれて行くのを敵GKが掻き出したが、そこに詰めた今野がヘディングでこれを押しこみ同点に。結局試合はこのまま3-3で終了。東京はいったん逆転を許したものの土壇場で追いつき勝ち点1を積み上げた。
リードされた状況から追いついて引き分けに持ちこんだ点は評価しなければならないが、3点も取って勝てないのは、一言で言えば点の取られ過ぎ。今日の茂庭+吉本はよくがんばっていたと思うし、それがなければもっと取られていたのかもしれないが、CBに問題ありということで積極的な補強を行った割りに、結局、茂庭、吉本、藤山でCBを回している現状を見ると、何か去年と全然変わってねえじゃん、という気もする。
CBだけの問題ではなく、中盤で意識が前に行っちゃったときのうかつなボールの失い方とかもあると思うけど、シュートレンジに入った敵に簡単にシュートを打たせてしまうのは何とかしたい。今日の失点は、どれも1試合にひとつくらいは仕方のない状況ではあったが、それがひとつの試合に3つも違うバリエーションで出てしまったのは問題。前線がうまく回りつつあるだけに、CBの人選も含め、守備の意識をしっかり共有して欲しい。今日は本来なら勝てた試合で、DF陣の奮起を促したい。
攻撃では引き続き大竹がよかった。長友もよく動いていた。エメルソン、梶山というゲームメイカーが不在の中で、ややバタバタしてしまった感は否めないが、カボレ、赤嶺が前線でよくボールを触り、羽生が走り回って敵を攪乱した。今野は前半消えていたが、後半、ここぞというところに顔を出し、値千金の同点ゴールを決めてくれた。さすがだ。金沢のボランチは悪くなかったが、何か右足にボールが入っちゃって不自由そうにしているシーンが多かったように思う。素直に初めから浅利でよかったんじゃないか。
カボレは得点こそないが、よく動き、キープし、いいところへボールを出してくれる。もっとゴール前に張ったきり動かないタイプかと思っていたが、むしろルーカスに近いチーム・スピリットを感じる。もう少し日本のサッカーにもチームにも慣れてきたらきっと爆発すると思う。赤嶺との相性も悪くない。もっとゴール前で仕事をさせてやりたい。
全体として、目指しているサッカーはまだまだ道半ばだが、同じものを目指して全体の底上げが進んでいる前向きなイメージは引き続き感じられた。これをやりたいんだなというプレーが見えてきているし、それが少しずつ進歩しているように思える。見ていて楽しいサッカーが生まれつつあるのではないか。
採点:
塩田(3)、徳永(3.5)、吉本(4.5)、茂庭(4)、長友(3)、今野(3.5)、金沢(4)、大竹(3)、羽生(3.5)、赤嶺(3.5)、カボレ(3)
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FC東京
2008年03月25日 23:38
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【ブンデスリーガ二部第25節】アーヘン×グラードバッハ
アーヘンのチボリはアットホームなサッカー専用スタジアムである。ドイツでは二部のクラブもこういった格式のあるいいスタジアムを持っていて(まあ、アーヘンはもともと名門だけど)、昔からのファンがいて、きちんと地元に根づいている。うらやましい。今節はアウェイでのアーヘン戦、月曜日開催となった。
グラードバッハはフォイクトをボランチに置く新布陣でスタート。試合は早くも3分、クロスに合わせられ失点。その後もアーヘンは速いテンポと高いモラルで押し気味に試合を進める。グラードバッハはなかなかチャンスを作ることができない。
後半に入るとアーヘンがスロー・ダウン。グラードバッハが同点を狙って攻める展開になる。グラードバッハはマリン、ノイヴィルを軸に何度かチャンスを作る。アーヘンは押しこまれカウンターもままならない状態。56分にはノイヴィルのシュートがバーをたたいたが入らず。そして、79分、交替で入ったばかりのクリバリがノイヴィルにパスを通すと、ノイヴィルがこれを決め同点に。その後もグラードバッハは勝ち越しを狙うが得点できず、逆にカウンターを受けるシーンもあり、結局1-1で試合を終えた。
週末の試合で2位以下がもたついてくれていたので勝てばグッと勝ち点差が開くところだったが、アウェイだしまあ引き分けでよしとするしかない。グラードバッハは今節も首位をキープ。2位との勝ち点差4も変わらず。勝てないまでも勝ち点1を上積みできたのは昇格に向けて大きなポイント。これで5試合負けなし、この間に勝ち点を11積んだことになる。次節、ホームでのコブレンツ戦は勝って勝ち点を50に乗せたい。
ヨス・ルフカイ監督談話:
「引き分けという結果は誠に妥当だと思う。アーヘンは序盤を力強く戦い、前半よかった。後半に入ると我々はすべてを投げ出して同点を狙いに行った。0-1となったシーンでは一対一の競り合いに受け身でありすぎた。前半、アーヘンが2-0としてしまわなかったのはラッキーだった。オリ(・ノイヴィル)のシュートがバーに嫌われたのは残念だった。EMはオリヴァー・ノイヴィルの最後の大きな夢だ。私は彼が出場できることを願っている。そうなれば我々にとっても彼にとっても素晴らしいことだ。クリストファー・ハイメロートは終了間際のエバースのチャンスに素晴らしい反応で1-1を死守してくれた」
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Borussia M'Gladbach
2008年03月23日 21:20
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【ナビスコカップ第2節】磐田×FC東京
日本平を天気の都合で諦めたので急遽ヤマハに行きたくなり、昨日チケットを買いに行った。セブンの端末では「在庫がありません」とボンクラな表示が出るので仕方なく少し遠いファミマまで行って買った。セブン使えねぇ…。ついでに新宿まで出て新幹線のキップも買った。品川−浜松間だが、往復とも喫煙席しか残ってなかった。特に帰りのキップは3人掛けの真ん中しかないというひどい状況。買えただけよかったのかもしれない。
で、今日。いい天気に恵まれ、朝から勇んで出かけた。新幹線で浜松に着いたのが11:30。そこから東海道線で磐田へ行き、駅前からシャトルバスに乗ってヤマハスタジアムへ。12:00過ぎには余裕で着いてしまった。昼メシにカレー丼を食べ、ビールを飲んだ。座ったのはフリーゾーン、バックスタンドのアウェイ寄りだったが、空席は多く最後まで余裕だった。バックスタンドは傾斜がきつく見やすいがちょっと怖い。やっぱりサッカー専用スタはいい。
2時間近く待ってようやくキックオフ。東京はケガの石川を欠く他、DFラインには吉本に代えて藤山が復帰、左SBには金沢、攻撃的MFには大竹が先発。また赤嶺がカボレとツートップを組み、エメルソンは守備的な位置に下がる格好になった。
序盤、磐田にボールを支配され、立て続けにピンチを招くが、ここをしのぐと次第にリズムが出てほぼイーブンな展開。徳永の中央突破のドリブル独走などなかなかふだん見られないものも見せてもらったが、カボレがしっかりマークされていることもあり得点に至らず。逆に敵のチャンスも塩田を中心に集中して守り失点を許さず、0-0で前半を折り返す。
後半に入ると試合が動いた。53分、右サイドに抜け出した大竹からクロス、中央のカボレには合わなかったがファーの赤嶺に届き、いったんDFに寄せられるものの粘ってこぼれ球を蹴りこみ先制。さすが東京のキルステンだけある。さらに66分、大竹からのパスを受けたカボレが中央でつぶれ、そこからのこぼれ球を再び赤嶺が蹴りこんで2-0。終盤は敵も苦しまぎれのパワープレーに出たがよく守り、ヤマハスタジアム初勝利を挙げた。
動きの硬い時間帯もあったものの、中盤で身体を張ったボール奪取から素早いパス交換で前線にボールを運び勝負を仕掛けるスピーディなサッカーが楽しめた。特に初先発のルーキー大竹は素晴らしかった。敵にまとわりついてボールをむしり取ることも数度、ドリブルでの攻め上がり、キープ、スルーパスと八面六臂の活躍。気持ちが最後まで切れず(電池はちょっと切れたみたいだけど)、単なるアクセントにとどまらない「飛び道具」として機能していた。高く評価したい。
あと、梶山がよかった。中盤で自在にボールをキープし、右へ、左へとあり得ないタイミングでパスを繰り出す。今日の10番サマは光っていた。大竹と梶山でMOT迷うなあ。赤嶺もがむしゃらに働いていてよかったが、カボレの貢献も大きかった。得点こそなかったが、前線でポストになったりサイドでボールを受けたりして攻撃の起点になっていた。簡単にへたり込むのを何とかすればそろそろ得点力爆発じゃないか。決してだれかさんみたいに前線でボールを要求するだけではなくちゃんと働いていると思う。
ナビスコの星勘定的には1勝1敗、特にアウェイで1勝を挙げられたのが大きい。考えてみればナビスコの残り4試合は実質全部ホームであり、まあ、松本開催とかあるにしてもこの1勝は大きかった。
採点:
塩田(2.5)、徳永(3.5)、藤山(4)、茂庭(4)、金沢(4)、梶山(2.5)、浅利(3.5)、エメルソン(4)、大竹(2.5)、赤嶺(3)、カボレ(3.5)
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FC東京
2008年03月20日 20:26
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【ナビスコカップ第1節】清水×東京
調べてみたら東名の東京インター(用賀)から清水インターまで正味2時間ということで実はかなり行く気になっていたのだが、朝起きてみるとひどい天気で静岡県方面の天気予報もすぐれなかったので仕方なく自宅での携帯速報観戦にした。テレビ中継のないのが悲しい。
という訳で分かっているのは大まかな経過と結果だけ。まあ、今野と羽生を欠いている訳だが、それ以外はベストメンバーであり、さまざまな連係を試す意味でも、また城福イズムの定着具合を確認する意味でも、もちろんグループリーグ突破に向けても重要な試合であったが、結果は報じられているとおり1-3。試合開始直後にサイドを突破され失点。その後平山の頭で追いついたものの茂庭のファウルからPKを献上して再びリードを許す。後半にはカボレを投入したが追いつけず、逆にFKからのこぼれ球を詰められて力負けした。
まあ、今のチームで何ができ、何ができないかということをきちんと確認しておくのは必要なことだと思うのでこの敗戦は前向きに捉えたい。もともとリーグ戦の1勝1分だって内容的にそれに値するところまでチーム戦術がきっちり共有できているかといえば極めて怪しい訳で。シーズン前半は勝ったり負けたりしながらチームが熟成して行けばいいのだし、その中でどうしても勝たなければならない試合にはなりふり構わず勝ちに行くということができるかが問題。負けていい試合なんてないのは当たり前だが、今日の反省は日曜日の磐田戦に生かしたいところ。
開幕戦に行き損ねたので今季はまだ実地の試合観戦がなく、日曜日もちょっと無理めなので、もう心はとにかく月末の京都戦である。はやく人もボールも動くサッカーを見たい。
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FC東京
2008年03月17日 00:19
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【ブンデスリーガ二部第24節】グラードバッハ×パウリ
シーズン後半の出遅れをようやく取り戻しにかかっているグラードバッハ。2連勝を受けてホームでのザンクト・パウリ戦である。<調子のいいときはメンバーも動かしたくないということで前節と同じ布陣でのキックオフとなった。
ブンデスリーガ公式サイト
のウェブ・ラジオでコンファレンス中継を聴いた。
グラードバッハは序盤にチャンスを作ったもののパスミスが多く主導権をつかみきれない。22分にはマリンの左からのクロスを敵GKが弾いたところに詰めたフレンドがゴールにボールをたたきこんだが、その前にファウルがあったとしてノーゴール。この辺りから徐々にグラードバッハが試合を支配し始めるが、敵ペナルティ・エリアでの敵のハンドを見逃されたりもして得点には至らず。0-0のまま前半を折り返す。
後半に入っても見せ場の少ない試合となったが、63分、トウマのFKをフレンドがノーマークでヘディング、ようやく先制点を挙げる。その後は得点を狙いに来るパウリとカウンターで仕掛けるグラードバッハという戦いになるが互いに得点できず、結局1-0でグラードバッハが3連勝した。
2位との勝ち点差は4で変わらないが、3位、4位との勝ち点差が開き昇格圏での足場固めに入った。ここ数年、昇格に必要な勝ち点は概ね60前後であり、あと13。残り10試合3勝3敗4分でクリアだ。まだ予断は許さないが、早いところあと二つくらい勝って楽になりたい。
ヨス・ルフカイ監督談話:
「今日はとてもいい試合を見ることができたと思う。前半は大変拮抗した試合で、チャンスも少なかった。後半に入ると観客にとってはまさにサッカーという試合になった。ザンクト・パウリは決して試合を投げ出さなかった。後半が始まってすぐ、まずはザンクト・パウリにチャンスがあったが、それに続いてロブ(・フレンド)とオリ(・ノイヴィル)がチャンスを作った。その後もオリバー・ノイヴィルとシャーベル・トウマに2回ゴールのチャンスがあった。その後の2回のチャンスではパスに正確さを欠いたために決定的なチャンスを逃してしまい、試合を楽にするための2点目をあげることができなかった。1-0のシーンではロブ(・フレンド)はまさにやるべきことをやった。ザンクト・パウリは大いにほめられるべきだと思う。こうした戦いを続ければ必ず二部に残留できると思う」
よその残留の心配までするとは余裕である。
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Borussia M'Gladbach
2008年03月15日 23:57
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【Jリーグ第2節】新潟×FC東京
新潟まで遠征するのも考えないではなかったがやはりちょっと遠いということでスカパー観戦となった。東京は前節そこそこ悪くない動きを見せたものの追いつかれての引き分け。敵FWへの高さ対策もあり前節不安を残した守備を立て直すためにブルーノを投入かと思ったが、この試合でCBの先発に抜擢されたのは若い吉本だった。吉本といえば昨季の開幕戦で先発したものの佐藤寿人にチンチンにやられ涙の途中交替となった訳だが、今日はそれ以来の先発。1年分の成長を見せて欲しいところだ。ブルーノは国士舘大との練習試合でやっちゃったのか。ベンチにも姿はなかった。
さらにワントップには前節の平山に代えてカボレが先発。まだチームとの連係には不安を残すものの、ここ一番で個人でも点が取れるという判断だろう。ブラジル人は得てして実戦の中で結果を残し調子も上げてくることがあるし、もともと平山が絶対的な選択肢として動かせない訳でもないのでこの挑戦は悪くないと思う。
結果的には報じられているとおり3-2。前半は動きに硬さの見える新潟の隙を突いて早い時間帯に立て続けに3得点。特に今野の3得点目はペナルティエリアの境界のところでクリティカルなボールを受け渡ししようとした敵DFとGKの判断ミスを見逃さなかったワザありのゴールで敵には精神的なショックも大きかったと思われ、その後も完全に東京ペースで試合は進んだ。
だが、後半になると敵も相当ネジを巻かれたようで東京は守勢に立つ。57分、58分に続けて失点するとイヤなムードになりかかったが、その後のピンチを何とか切り抜けるとあとは徐々に集中を取り戻し、危なっかしかったが1点差で逃げ切ることができた。
ムービング・フットボールの狙いは引き続き十分見えたし、機能している時間帯もあった。ムービング・フットボールは同時にシンキング・フットボールでもあると思うんだが、テーマ、戦略、問題意識というものを感じさせる戦いが、試合の全部ではないが確かにできていたと思う。内容的には結果ほど華々しい試合でもなかったが、目指す方向、共有されつつある意識は決して間違っていないと感じさせたし、何より1点差に詰め寄られたところで集中が切れず、ドタバタしながらも最後まで勝ちきったことが大きい。
問題点としては、一対一の強さが足りないこと。せっかくのパスワークでボールを回していても、キープした途端に絡まれてボールを奪われること多数。終盤には電池が切れたか大雑把なパスも目立った。パスの出しどころがなく、どんどん後ろへ回して茂庭とか吉本まで戻ってしまい、そこで奪われてクリティカルな状況になったり、彼らが追いこまれていい加減なロング・フィードを出さざるを得なくなるシーンも後半何度かあった。足が止まるとああなるのか。電池切れの問題はこのスタイルで行く限り何とかしないとな。
カボレは確かに連係は今ひとつだが、戻ってサイドでボールを捌いたりもしてくれるし、前線で孤立している訳ではない。ただ動き出しとかにはまだまだ息を合わせて行くことが必要かなと思う。起用し続ける中でどんどんフィットしてくることを期待するので構わないんじゃないか。梶山は悪くはなかったが、自陣のクリティカルなエリアでキープして囲まれることもあった。本人は自信があるのかもしれないが、見ている方としては「なんぼオマエでもそこでキープはあかんやろ」と言いたくなる局面あり。
エメルソンはよかった。今日のMOTは難しいがエメでいい。あとでトーチューのサイト行ってこよう。運動量、キープ、パス、どれも水準をクリアしていた。先発の吉本もよくやった。定着するかどうかはともかく、コマとして計算できることを示した。矢野に振りきられたのは徳永だしな。あと石川は今日もよかった。2点目は石川のゴールにしてやりたいくらいだ。後半消え気味だったが仕事はした。石川には城福監督のスタイルは合っているのかもしれない。
テレビ観戦なので参考の採点:
塩田(2.5)、徳永(4.5)、吉本(4)、茂庭(4)、長友(3.5)、梶山(4)、今野(3)、羽生(4)、石川(3.5)、エメルソン(3)、カボレ(4)
この後はナビスコのアウェイが静岡県で続けて2試合。遠いけど見に行きたいなあ。テレビ中継もなさそうだし。代表合宿とかぶるんだっけ?
それにしてもだれか、ブルーノに何があったのか教えてくれ。
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FC東京
2008年03月08日 22:16
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【Jリーグ第1節】FC東京×神戸
ついに開幕だ、ということで当然現地観戦したいところだったのだが、どうしても外せない用事があり今日はスカパーの録画ということになった。結果だけは携帯で確認していたのでビデオ観戦も迫力を欠いたが気になるんだから仕方ない。天気もよかったし今年は城福監督の下でムービング・フットボールに取り組むリスタートで、カボレ、羽生、長友と自分の目で見たい選手も目白押しだったが。
試合結果は既に報じられており、現地で見た訳でもないので詳しくは繰り返さないが、テレビを見た限りでは新体制の船出としては悪くない試合だったと思う。序盤こそ敵の素早いプレスに苦しめられペースをつかめなかったが、徐々にパスがつながるようになり、いい時間帯に先制できたこともあって試合を支配できた。後半はセットプレーからもったいない失点を喫したものの、最後まで前を向いたプレーができ、途中投入したカボレも得点こそなかったが力の片鱗を見せてくれた。
引き分けに終わったが、東京がどのようなサッカーを志向するのか、どうやって勝とうとしているのかは十分伝わったと思う。もちろんまだまだ連係が不十分なところ、パスのつなぎが荒っぽかったりバタついたりするところはあったものの、信じるところにしたがって戦うという戦闘意志が共有されており、見ていて気持ちのいいサッカーだった。
新加入の長友も思いきりのいいオーバーラップで目を引いたし、羽生はさすがにいい動きをしていた。エメルソンはテレビではよく分からなかったが、カボレは完全にはフィットしていないといいながら「危険な男」であることは十分に見せつけたと思う。一方で徳永も存在感を増し、石川も水を得た魚のようであった。テレビでよく分からなかったのは梶山だがどうだったんだろう、ウチの10番は。
今季はガーロ監督の時と異なり、少々結果が出るのに時間がかかってもじっくり見守る必要がある。監督に明確なビジョンと固い意志、そして強い情熱があり、一方でそれに対する選手の高い信頼がある限り、このサッカーはきっと結実するはずだ。我々サポもそれを信じなければならないと思う。幸い今野の残留、羽生の加入、そしてラスト・ミニッツでのカボレの獲得と、補強もチーム戦略と連動している。ここ数年ないくらい今年の東京には期待している。
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FC東京
2008年03月08日 11:29
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【ブンデスリーガ二部第23節】アウクスブルク×グラードバッハ
前節ようやくシーズン後半初勝利を挙げたグラードバッハだが、今節はアウクスブルクとのアウェイ戦。金曜日の開催だとキックオフは現地18:00、日本時間では翌日の深夜2:00でありさすがにつきあいきれないので朝起きてすぐに「
kicker
」をチェックした。
結果から先に言えば2-0で二連勝、二位との勝ち点差4をキープした。ここ3試合で勝ち点7を積み上げており、ようやく修正軌道に乗ったようだ。
試合の方だが、グラードバッハは前節と同じ先発。確認しておくと、
ハイメロート
ベゲルン ブラウアース ゴホウリ デムス
パアウヴェ
ンジェング レスラー マリン
ノイヴィル フレンド
ということらしい。
試合はまず10分、マリンの左サイドからのクロスにレスラーが頭で合わせてグラードバッハがリード。その後は両チームとも前を向いて攻め合う展開に。しかし決定的なチャンスは少なくグラードバッハが押し気味ながら互いに得点なし。グラードバッハではマリンが積極的に攻撃に絡んでいたようだ。
後半に入ってもグラードバッハが優勢に試合を進めた。59分、マリンからのパスを受けたレスラーがシュート、このこぼれを拾ったフレンドが右足で決めてグラードバッハが2-0とリードを広げた。その後も試合はおもにアウクスブルク陣内で進行し、アウクスブルクのミドルがグラードバッハゴールのバーを叩くシーンもあったものの、結局そのまま2-0でグラードバッハがアウェイで勝ち点3を手にした。
2位のフュルトが勝っているだけに、このアウェイでの勝利は大きかった。何よりシーズン後半のスタートダッシュにつまずいて微妙な空気になりつつあったところに、二連勝で再び自信を取り戻したのが重要。シーズン後半は首位としてのアドバンテージがあるのだから着実に勝ち点を積み重ねて行けば昇格はおのずと見えてくる。
ヨス・ルフカイ監督談話:
「今日は非常に素晴らしい勝利だった。アウクスブルクの特長を出させないというやり方がうまくいった。後半、3点目を取るためにより厳しく行くことができなかった部分はある。バーを直撃されたシーンは運も味方してくれた。それ以外は守備の局面でも相手の好きにはさせなかった」
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Borussia M'Gladbach
2008年03月01日 18:22
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FC東京 2008年戦力展望(4) FW編
FWに関してはルーカス、リチェーリ、小澤を放出、一時は川口も離脱したため、近藤がレンタルから復帰したとはいえ、本当に平山、近藤、赤嶺の3人だけで行くのかという不安な状況にあった。その後、川口が復帰、そして交渉が難航したカボレもようやく正式に獲得でき、結果としては悪くない形に収まったと思う。
合流が遅れたため開幕フィットの具合に不安は残るものの、ワントップのファースト・チョイスはやはりカボレだろう。Jリーグでのプレー経験はないものの、韓国で得点王という実績は信頼に足りる。むやみにアモローゾ、ワンチョペといったビッグ・ネームを追いかけて結果的に失敗した最近の補強とは腰の入り方が違うと言っていい。粘り強く交渉したフロントを評価したい。
嬉しいのは平山が覚醒しつつあるように窺える報道が出ていること。平山は才能はあるし、実際ロングフィードを敵と競り合って足許に落とす空中戦では無類の強さを誇るが、それが結果に結びつかないのは精神的な幼さのせいだったと思う。端的に言ってサッカー選手である前に社会人としての気構えが全然足りない。サッカーでメシを食っているのだという厳しさがない。そうした精神面の未成熟さが選手としても信頼性の低さに結びついていた訳だ。
まだまだ分からないが、昨年クラブでレギュラーを取れず、オリンピック代表でもエース・ストライカーの位置を李忠成に奪われてようやく危機感が芽生えたか。平山がカボレと熾烈なレギュラー争いを繰り広げてくれると全体のレベルは確実に上がる。今季こそ精神的な幼さ、弱さを克服して大人になって欲しい。
ツートップにするなら2枚目は赤嶺か近藤だ。特に赤嶺にはしっかり結果を出して欲しい。僕としては平山より赤嶺。東京のキルステンの本領を発揮し、カボレ、平山を押しのけて欲しい。近藤は神戸でたくましく成長した。代表キャンプにも招集されたのは驚き。城福東京ではむしろ2列目、左サイドでの起用もあるかもしれない。
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FC東京
2008年03月01日 17:56
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【ブンデスリーガ二部第22節】グラードバッハ×アウエ
シーズン後半が始まって4試合で2敗2分…。なぜかまだ首位にはいるものの2いいかとの勝ち点差も貯金が底をついてそろそろ崖っぷち。なによりここ5試合勝利なしというのは昇格を狙うクラブとしてはあり得ない成績だ。背水の陣で臨んだアウエ戦、ホームでの金曜開催となった。
試合は序盤からグラードバッハがスピードに乗って攻める展開。だがアウエの守備も固くなかなか得点に至らない。得点が入ったのは33分、ンジェングが敵から奪ったボールをフレンドにパス、フレンドはさらにノイヴィルへ絶妙のスルーパスを通し、ノイヴィルがゴール前7メートルから右足でゴール左隅へ先制点を決めた。その後は危ないシーンもあったものの全体にグラードバッハが優勢のまま、1-0で前半を終えた。
後半に入るとグラードバッハもややテンポダウンしたものの、サイドを中心に引き続き押し気味に試合を進めた。57分にはレスラーからマリンへのパスが通り、マリンのクロスを受けたフレンドが決めて2-0。ここからは明らかに守りに入ったがそれでもカウンターから何度かアウエのゴールを脅かした。最近の試合ではここから不幸な失点が相次いだりするのだが、この日はそういうこともなく、終始引いて守るアウエを相手に2点をもぎ取って5試合ぶりの勝利を挙げた。
これで今節も首位を防衛、フュルトがケルンと引き分けたので2位との勝ち点差は今のところ今のところ4に広がった。マインツが月曜日にフライブルクと対戦するのでそれ次第だが、やはり勝たないとな。前節は不可解なPKの判定で勝利を逃しており、ようやくまともな試合で勝てたということか。
ヨス・ルフカイ監督談話:
「我々の側から見ればどうしても勝たなければならない試合だった。チームは今日の試合に多くを投じたし、ここ数週間上り調子であったことを見せてくれた。私一人の喜びではなく、ボルッシアを愛するすべての人が喜んでくれたと思う。アウエは実際のところ非常にコンパクトな守備をしていた。1-0のゴールは素晴らしかったし、オリバー(・ノイヴィル)にとってもここで再びゴールを決めることができたのは大きいだろう。2-0となった後にもシャーベル・トウマにさらに点差を広げるチャンスが2度ほどあった。我々が自らいくつかのシーンで自ら問題を作り出してしまったことを考えても妥当な勝利だったと思う。優勢であるときには90分間集中し続けなければならない。この勝利が再び我々の自信として作用することを願いたい。スティーブ(・ゴホウリ)とロエル(・ブラウアース)は今日はセンターバックとしてよくバランスが取れていた」
勝つと口の滑りもいいようだ。
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