フットボール・クレイジー
football crazy
silverboy club
presents
2008年04月29日 23:13
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【Jリーグ第9節】FC東京×大分
いい天気に恵まれた祝日。ゴールデンウィークのスタートではあるが今年はつながりが悪くてあまりありがたみがない。ゲゲゲの鬼太郎Dayのアトラクションに参加するため早めに味スタに向かった。
途中のワゴンで鬼太郎ランチクロス包みの勝サンドを買おうと思ったのだが行列になっていたのでやめて、しかたなくそのままイベントへ。ここでFC東京と鬼太郎のコラボ・グッズ、オリジナルのクリアファイルをゲット。しかしイベントの内容が、このファイルを使って髪の毛を立たせる「立てろ!妖怪毛針ゲーム」というのもいかがかと思うぞ…。
さて、試合の方であるが、連戦ということでターンオーバーを意識しているのか、DFラインには茂庭が復帰。またボランチには金沢、前節の大竹に代わって栗澤が先発で起用された。
試合は序盤から東京のペース。中盤を支配しパスもつながる。ときおりカウンター気味に攻撃を浴びるが茂庭、佐原を中心とした守備で決定機を与えない。14分、栗澤のFKを佐原が頭で落としたボールが赤嶺の足許へ。赤嶺がこれをダイレクトでたたきこんで先制。その後も東京が攻め、大分が受ける展開。33分、栗澤の左からのFKがきれいなカーブを描いてそのままファー・ポストを直撃する惜しいシーンもあったが追加点は奪えず、1-0で前半を終了した。
後半に入っても東京のペースは変わらず。59分には栗澤に代えて大竹を投入、リズムを変えて追加点を奪いに行く。71分にはカボレが裏へ抜け出し敵GKと一対一になるが、シュートは敵GKの足に当たり惜しくもゴールならず。その直後には金沢に代えて浅利を投入、梶山を攻撃的に使おうとするが得点には至らず。終盤になると大分にラフプレーが多くなり立て続けに二人が退場、集中を欠いた状態でそのまま試合終了となり、東京が勝ち点3を手にした。
それなりにパスはつながっており、形は見えたものの、本来であればあと2点くらいは入っていて然るべき試合だったし、そうなっていればもっと楽に勝てたと思う。札幌戦と同様、強い相手にはこれでは勝てないという内容で、持ち上がってからの崩しやフィニッシュへ向けたアイデアなど、反省するべき点は多い。もちろん赤嶺のシュートは見事だったし、こうした試合をきちんと勝ちきることは大事なことでその点は評価するが、手放しで喜ぶ訳には行かない試合だったと思う。
守備については茂庭に気合いが入っていた。佐原とのコンビも悪くなかった。敵の攻撃も単発に終わらせたし、ピンチの芽を摘む守備はできていたと思う。何度か行きがかり上茂庭が自分で持ち上がらざるを得ないシーンがあって面白かった。何にしても、今日の試合、敵にウェズレイ、高松がいなかったとはいえ、久しぶりの完封はチームにとって自信になる。何しろ今季、ナビスコを合わせて12試合消化したが完封はこれでようやく3試合目なんだもんな。
あと、栗澤がよかった。中盤を縦横に動き回り、スペースを埋め早いプレスで敵の攻撃を機能させなかったのは栗澤の貢献が大きい。要所では攻撃にも絡み、正確なプレースキックでチャンスメイクもした。栗澤が前半に試合を作ったおかげで後半投入の大竹も生きる。僕のユニが27番なのは別にしても高く買うべき活躍だったと思う。
それから毎回で申し訳ないがカボレは今日も素晴らしかった。DFを常に2人くらい背負ってのポスト、キープ、中盤まで戻っての配球、守備。それだけに一対一のチャンスは決めて欲しかった。まあ、心配しなくてもカボレが得点以上の働きをしていることはみんな分かっているし、東京に来たばかりの時のルーカスと同じで、こういう仕事を続けていればいずれきちんと報われるときが来る。カボレの爆発は近いと感じる。
梶山もよかったね。中盤の底に陣取ってボールを散らす全体の中心点になっていた。うかつなパス、無駄なこね回しも少なくなり、敵をのらりくらりとかわしながら意外なところにパスを通すセンスが生きてきた。本人としてはもう少し攻撃に絡みたいのかもしれないが、そうやってボールを捌いた後で上がるのは問題ない。その時は栗澤がきっとスペースを埋めてくれる。
エメルソン、羽生、石川、近藤がいない中でここまでできているのは想定以上。順位にはまだこだわりたくないが、9試合を終えて勝ち点17の4位。何より連敗しないのが今年の強さかもしれない。連休で試合が続くが、この5試合で3勝できればいろいろと見えてくるのではないか。
採点:
塩田(3)、徳永(3.5)、佐原(3.5)、茂庭(3)、長友(3)、今野(3.5)、梶山(3)、金沢(3.5)、栗澤(2.5)、赤嶺(3)、カボレ(3)
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FC東京
2008年04月28日 23:00
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【ブンデスリーガ二部第30節】ヨス・ルフカイ監督談話
ヨス・ルフカイ監督談話:
「最初の20分か25分は大変いい入り方ができた。先制点の他にももっと自分たちを楽にすることができたはずだった。マルセル・ンジェング、ザシャ・レスラー、それからロベルト・コラウッティには絶好のチャンスがあった。だが、その後は1860が次第によくなってきた。後半も我々の方が有利ではあったが、本当のチャンスはそれほど多くなかった。1860は試合をうまくコントロールし切り換えも早かった。我々は中盤と攻撃に問題があった。もちろん勝ちたかったが、少なくともここ10試合負けていない。対戦相手の出来がよかったことも指摘しなければならない。試合終了間際にはあと少しの運があれば決勝点を挙げることができたと思うが、それはちょっと望みすぎというものだろう」
サービスでオリバー・ノイヴィル選手談話:
「30分頃には3-0か4-0でリードしているべき試合だった。その後は我々もそれほどよくなくなってしまい、2点も失点してしまった。勝つために全力を尽くしはした。それは最初から気づいてもらえたと思う。我々は集中してこの先を戦わなければならない。オフェンバッハでも今日のように戦うことができれば勝利を納めることができるだろう。だが試合というのはいつもそれぞれに異なったものだ」
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Borussia M'Gladbach
2008年04月27日 23:18
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【ブンデスリーガ二部第30節】グラードバッハ×1860
早く昇格を決めてしまいたい。ホームなのでしっかり勝てば勝ち点は59とほぼ昇格安全圏に近づく。相手は中位で昇格も降格もあんまり関係なさそうな1860ということで何とかしたい一戦であったが。日曜日の夜開催、ブンデスリーガの
公式サイト
ではウェブラジオの生中継があったので流れを追った。
試合は序盤こそ1860がチャンスを作ったがその後はグラードバッハのペースとなり、15分頃から立て続けに敵ゴールに迫る。18分、ノイヴィルのFKが敵に当たり軌道が変わってそのままゴールに。グラードバッハが先制した。だが、直後の24分、敵にゴール前でヘディング・シュートを許し同点にされてしまう。その後もグラードバッハが1860を圧倒する展開が続いたが、前半のロスタイムに敵のミドルが決まり勝ち越しを許す。1-2で前半を終えた。
グラードバッハは後半に入ってすぐチャンスを迎える。レスラーとともに敵ペナルティ・エリアに侵入したノイヴィルが敵GKに倒されてPKを獲得。これをノイヴィルが自ら決めて2-2の同点に。ここからは1860が引き気味になるが、グラードバッハはクリバリ、フレンドを次々と投入、勝ち越しを狙いに行く。終了間際にはフレンドのオーバーヘッドなどもあったが結局得点が奪えず、何とか勝ち点1を得ただけの試合に終わった。
全体に押しこみながら得点直後、前半終了直前と悪い時間帯に失点を喫し、何とかPKで追いついたものの決勝点が奪えず引き分けという、首位のクラブにあるまじき試合展開だった。まあ、これでも負けなかったことはほめなければならないのだろうが、昇格を争う最後の厳しい局面でこの引き分けはいただけない。
とはいえこの勝ち点1は貴重で、これでグラードバッハは勝ち点が57。あと4試合で1勝すれば60に達し、昇格が現実的になる。また、4位との勝ち点差が6あるため、あと2勝すれば他のクラブの勝敗に関係なく勝ち点で4位以下になることはなくなり、得失点差を考えても昇格がほぼ確定する。ここからよもやの悲劇はないと思うが、ここへ来て4試合を1勝3分とややもたついており、次節はしっかり勝ちきって勝ち点を上積みして欲しいと思う。
監督談話は未発表なので追加掲載の予定。
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Borussia M'Gladbach
2008年04月26日 19:10
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【Jリーグ第8節】清水×FC東京
朝から歯医者で親不知を抜くことになっていたし、そうでなくとも静岡県は遠征エリア外なのでスカパー観戦。まあ、天気も悪かったみたいだし。
東京は羽生がケガで休み。前節の栗澤に代えて大竹を先発起用。試合開始早々こそいいパスのつなぎがあったものの、次第に清水に主導権を握られ、守る展開に。中盤でボールが奪えず、パスはカットされ、敵にはパスを通されて苦しい時間帯が続く。前半だけで7本だか8本だかのCKも献上したが、何とか守りきって前半をスコアレスかと思ったロスタイム、CKから頭で合わされて失点。非常に悪い形で前半を終えることになった。
後半に入ると徐々にパスがつながり始め、敵陣内で押しこむ時間帯も増えた。ゴール前で密集となりあとひと蹴りというところまで行くシーンも何度かあったが、決定打が出ず追いつけない。62分には浅利に代え森村を、77分には大竹に代えて平山を投入し、前を厚くしてパワープレー気味に得点を狙いに行ったが結局得点に結びつかず、0-1で敗戦を喫することとなった。
前半は清水のプレスと早い出足に負けてボールを支配できず。縦に長いボールを通されていきなりピンチになることも多く課題が残った。また、せっかくこの時間帯をしのいだのにまたしてもセットプレーから失点したのも反省点。ゴールシーンでは徳永がマークを振り切られていたように見えた。
後半は前半よりはよかったが、最後の崩しはできていなかったと思う。今日は雨のせいかパスのつなぎが荒く、正確さを欠いた。結果論だがやはり先発は栗澤でバランスを取り、点が欲しい後半に大竹を入れてリズムを出すパターンの方が効いたかもしれない。終盤に投入された平山はがんばっていたと思うが、本来の高さを生かすプレーが出ず、あれでは敵にも怖さはないだろう。平山が足許でこね始めると「ああダメだ」的な気持ちになる。早く捌いて自分はゴール前に入らないと。
崩されての失点ではなかっただけに、こうした厳しい試合で踏ん張れなかったのが残念。最近は調子がよかったが、ムービング・フットボールはまだまだ発展途上であり完成にはほど遠いということがよく分かった。試合が続くので、しっかり修正して次行こう。
採点:
塩田(3.5)、徳永(4)、佐原(4.5)、藤山(4)、長友(4)、浅利(4.5)、梶山(4)、今野(4)、大竹(4.5)、赤嶺(4.5)、カボレ(4)
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FC東京
2008年04月22日 00:08
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東京の代表様
昨日から今日にかけて驚きのニュースが2件。
1. 赤嶺が「日本代表候補 トレーニングキャンプ」に招集された。
2. 大竹が「U-23日本代表候補 トレーニングキャンプ」に招集された。
これで今回の代表候補キャンプへの東京からの招集は以下の通りとなった。
日本代表候補 トレーニングキャンプ → 羽生、今野、徳永、長友、赤嶺
U-23日本代表候補 トレーニングキャンプ → 梶山、平山、大竹
羽生は「ケガのため」不参加となったが、「レギュラーほとんど代表」状態はすごい。もちろん、今回のキャンプは代表を絞りこむためのテストであり、鹿島と大阪の選手が呼ばれていないこともあって、監督が興味を持った選手は幅広く呼ばれているのではあるが、この盛況は今の東京の勢いを映すものと言っていいだろう。
特に辞退者もなく当日になって純粋に追加で呼ばれた大竹は価値のある招集。どちらのキャンプも親善試合ですらなく、キャップにもならないが、ここでアピールすることがワールドカップやオリンピックに直結していることは間違いない。主力が大量に代表招集されることはリーグ戦を展望すれば手放しで喜べることでもなく、ナビスコとか不安ではあるが、それは強いクラブの宿命。代表での経験をしっかり持ち帰って欲しい。
あとケガだけはするな。
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FC東京
2008年04月19日 23:27
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【Jリーグ第7節】FC東京×川崎
「多摩川クラシコ」。正直この盛り上げ方はお仕着せ感ありありであんまり好きじゃないが、川崎とは一昨年の大逆転と昨季の惨敗だけでも互いに大きな貸し借りがあり、負ける訳に行かない試合。天気は今ひとつだったが味スタに足を運んだ。
東京は水曜日のナビスコからCBを総入れ替えで、佐原+藤山。ターンオーバーなのか茂庭が本調子じゃないのか。まあ、川崎との因縁の対決という意味では佐原の先発はいいのかもしれない。前線には平山に代わって赤嶺が先発した。これは順当だろう。
試合は互いに気持ちの入った攻撃の応酬で激しい撃ち合いに。まず19分、敵のFKからDFラインに割り込んだ敵FWにボールが渡り振り向きざまにシュート。これが決まっていきなりの失点を喫してしまう。東京は25分、左サイドで長友が粘って得たFKを栗澤がゴール前へ、詰めたカボレがこれを押しこみ同点に追いつく。しかしその直後、再び敵FKからゴール前で混戦となり、飛び出した塩田がボールを確保できず押しこまれて再度勝ち越しを許す。追いついた直後だっただけに雰囲気は一気に盛り下がった。
だが、ここで下を向かなかったのが今日のポイントだった。前半終了間際の43分、敵ゴール前でのポストから右サイドへボールが流れたところを、赤嶺が貪欲に追いかけ難しい角度からシュート。これがグラウンダーでゴールに入り再び同点となる。前半を同点で終えることができたのが、その後の展開に大きく効いてくることになる。泥臭くはあったが価値のある、赤嶺らしいゴールだった。さすが東京のキルステンである。
後半に入っても互いに一歩も引かない激しい展開となる。だが、同点であれば大竹の投入でリズムを変えることができるという確信めいたものが今の東京にはある。63分、それまで左サイドでよくボールに絡んでいた栗澤に代えて大竹を投入。するとその直後、ファーストタッチで抜け出した大竹がループ気味のシュートを決めついに勝ち越し。大竹はプロ初ゴールが貴重な勝ち越し点となった。
残り時間25分での1点リードは戦い方が微妙だったが、70分、中盤での華麗なパス回しから最後は大竹が今野に絶妙のスルーパス。これで裏に抜け出した今野が冷静に決めて4-2に。その後も川崎は粘り強く攻撃を仕掛けたものの決定的なチャンスは与えず、そのまま2点差で勝ちきり、東京は味スタで3連勝となった。
2回リードを許しながらそのたびにしっかり追いつき、後半に突き放して勝ちをもぎ取った意味は大きい。中盤でのボールの奪い合いで川崎を圧倒、時間帯にもよるがパスがよくつながり、4点目はパス回しからの崩し、フィニッシュと今季の戦いのひとつのモデルとなる得点だった。セットプレーからの失点は引き続き修正する必要があるが、撃ち合いを制し崩されての失点がなかったことは評価できる。
引き続きカボレがよかった。得点の3倍くらい働いている。敵を引きつけキープ、配球、自分で敵を抜いてのシュートと、カボレが敵DFを常に二人くらい背負ってくれるので、走り回る赤嶺が生きる。梶山もよかった。キープからスペースにパスを出す動きが冴えていた。ゴール前でもう少しゴリゴリとシュートまで行くケースが増えれば敵もケアしづらくなりラストパスも生きるはず。
ディフェンスラインの前でバランスを取った浅利の存在も大きかった。浅利のおかげで梶山と今野が自由に動けたし、敵FWに決定的な仕事をさせなかった。浅利が結構前にも顔を出していたのは愛敬。佐原+藤山は安定していた。
これでここまで4勝1敗2分。暫定ながら順位は3位に上がった。まだシーズンも序盤なので順位に一喜一憂することはしたくないが、7試合で勝ち点14は立派な成績。この調子で行けるところまで行きたい。
採点:
塩田(3.5)、徳永(3.5)、佐原(3)、藤山(3)、長友(2.5)、浅利(3.5)、梶山(3)、今野(3)、栗澤(3.5)、赤嶺(3)、カボレ(2.5)
来週の代表合宿に、フル代表では今野、羽生(辞退)に加え徳永、長友が、U23では梶山に加え平山が呼ばれた。この合宿では海外組の他、ACLのある鹿島、大阪の選手が呼ばれておらず、枠が広がっているのは事実だがこれだけのメンバーが呼ばれるのはチームが充実している証拠。平山はここで結果を出さないと本当にヤバい。最後のチャンスだと思って必死で働いてこい。
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FC東京
2008年04月17日 23:31
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【ブンデスリーガ二部第29節】イェナ×グラードバッハ
水曜日開催ということで結果だけをサイトで確認。昇格が見えつつあるグラードバッハ、この試合に勝てば勝ち点も58とかなり現実的な昇格ラインに達するということで、アウェイながら勝ちたいところだったが、この時期、降格圏にいるチームはかえって手ごわい。
グラードバッハは前節ケガで途中退場したゴホウリに代わり出場停止明けのブラウアースが先発。また右サイドにはトウマに代えンジェングを起用した。
試合は序盤からイェナのペース。9分には早くも裏に抜け出され先制を許してしまう。その後もグラードバッハは見るべきものがなく、イェナの攻撃を受ける格好に。20分には右SBのレヴェルスを下げてクリバリを投入、メリハリをつけようとするが敵を脅かすには至らない。前半ロスタイムには敵のシュートをハイメロートが弾いたところに詰められ追加点を奪われる。そのまま0-2で前半を折り返した。
後半開始から今度は左SBのフォイクトに代えてFWコラウッティを起用。いったいどういう布陣になったのか想像もつかないが、両SBを攻撃的な選手に代えちゃって、なかなか思いきったことをやる。グラードバッハは完全に前がかりになるが、当然カウンターを受けることも多くなり、往復の激しい試合になる。53分にはレスラーのシュートがゴールに入ったがオフサイドの判定。一方イェナもチャンスを生かせない。64分、マリンからのクロスを受けたコラウッティがヘディングで押しこんで1点を返す。
イェナのチャンスはハイメロートが再々のファインセーブで防ぐ。72分、敵MFがペナルティエリア近くで倒されたのに対し審判はFKの判定。これに怒って抗議した敵の監督が退席となったが、その直後の76分、マリンのFKから再びコラウッティが頭で決めて同点に。その後も両チームとも勝ち越しを狙うが得点に結びつかず、結局2-2の引き分けとなった。
まあ、アウェイで2点のリードを許しながら追いついての引き分けはまずよしとすべきだろう。2位以下が不甲斐ない成績だったため2位との勝ち点差は6と広がり、残り5試合のうち3試合勝てば昇格決定となった。とにかく毎試合勝ち点を積み重ねることしかない。
ところで、イェナの菊地って試合に出てもいいのか。出場停止7月まで残ってるんじゃなかったっけ。あと、ヤン・シマックってイェナにいたんだな。
ヨス・ルフカイ監督談話:
「ここ数週間イェナの試合は何度も見た。今日は私が見たことが確認できた。イェナは非常に勝負強いチーム。彼らは我々を相手に非常に上手く戦い、前半は何もさせてもらえなかった。今日、この試合を逆転することができたとすればそれはロベルト・コラウッティだったと思う。ロブ・フレンドとオリバー・ノイヴィルは今日はうまく試合に入れていなかった。ロベルトはこのところ練習でもいい動きをしていたし、もっと試合に出られていてもよかった。ただ我々はこのところ問題がなかった(ので彼を敢えて使うチャンスがなかった)だけだ。彼が2点も挙げてくれて大変嬉しい」
面白いので退席となったイェナのビュルガー監督談話も:
「おほめいただいてお礼を申し上げる。そういうのはよく言われるが、それが何かの足しになる訳じゃない。私はがっかりした。2-0のあと、試合を決めるチャンスはあったのだが。勝ち点1では何の助けにもならない」
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Borussia M'Gladbach
2008年04月17日 00:01
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【ナビスコカップ第3節】FC東京×磐田
水曜日開催だが、この19:30キックオフはありがたい。30分の違いで動きが全然違うもんな。きちんと試合前にたどり着くことができた。
ケガ人相次ぐ東京は羽生が欠場。ディフェンス・ラインに茂庭+ブルーノ、ボランチは梶山を真ん中に、右が今野、左が金沢、前目に栗澤を置き、カボレと平山のツートップになった。今日はオリンピック代表の反町監督が視察に訪れており、平山にとっては代表に選ばれる最後のチャンス。おそらくはそれもあって好調の赤嶺を差し置いての先発となった。
試合は前半から東京のペース。というより磐田が見ているのも可哀相なくらいグダグダで、中盤ではボール取り放題。栗澤、金沢、今野あたりがボールを奪い、梶山がそれを散らせる形で前線にボールを供給する。磐田っていつからこんなに弱くなったのというくらい、前半は東京の独壇場だった。
だが、この時間帯にきちんと得点できなかったのが最後に効くことになる。カボレはともかく平山にボールが渡っても全然得点の匂いがしないんだもん。カボレがサイドに張ってボールを受けたら平山は中央に入るんだろ、普通。39分にはカボレが足を傷めたのか赤嶺と交替。結局0-0で前半を折り返す。前半のシュートが10-3。やはり前半のうちに1点取っておきたかった。
後半に入って間もなくの51分、金沢からのフィードを受けた赤嶺がこれを蹴りこんで先制。東京は引き続き攻撃の手を緩めないが追加点が奪えないまま時間が過ぎて行く。62分には栗澤に代えて大竹を投入。リズムを作るが前線で走り回るのが赤嶺ひとりではなかなか決定的なチャンスも作れない。
終盤、磐田が苦しまぎれのパワープレーに出ると何度かチャンスを作られ、85分、敵のポストプレーからの攻め上がりでのシュートがゴールに入るがオフサイドの判定で命拾い。これで勝ったかと思ったが、ロスタイム、敵のクロスを塩田がセーブしたボールを拾われ、鋭いライナーのシュートを決められまさかの同点に。その直後には大竹のクロスに平山が頭で合わせたものの枠に飛ばず1-1で試合終了となった。
ロスタイムの失点は悔やまれるが、中盤を支配できていた時間帯にあと1点が取れていれば問題なく勝っていた試合。パフォーマンスからすれば間違いなく平山を川口と交替させるべき展開で、結局平山と心中して勝ち点2を逃す形となった。何とか反町監督にアピールしてオリンピックに出させてやりたいという親心は理解できないでもないし、平山も前線でよく競ってはいたが、いかんせん走れない男はムービング・フットボールには邪魔。持ちすぎの悪癖も治らず、ボールを持っても突破できる気配もない。今日は気合いが入っていたのだと思うが、必死さがなかなか外に表れないところも損している。鳥取に頼んで小澤と替えてもらうことはできないか。
それ以外では梶山がよかった。中盤の底でボールを散らす働きができていた。あのポジションは結構はまり役かもと思わせた。DFはまずまず。栗澤もよく動きボールに絡んでいたが、全体にフィニッシュの工夫が足りなかった。とにかくあと1点が取れなかったことがすべて。
週末はクラシコ。川崎はフッキが去り監督が倒れて苦しい局面だが、今日は柏に3-0と快勝(ジュニーニョのハットトリック)しており気合いは入っているだろう。去年の借りがあるので何としても勝たねばならぬ。今日の問題点は修正してクラシコに臨みたい。
採点:
塩田(4)、徳永(4)、ブルーノ(4)、茂庭(4.5)、長友(3.5)、梶山(3)、今野(3.5)、金沢(3.5)、栗澤(4)、カボレ(3.5、39.赤嶺(3.5))、平山(5)
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FC東京
2008年04月14日 23:28
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【ブンデスリーガ二部第28節】ヨス・ルフカイ監督談話
ヨス・ルフカイ監督談話:
「まずブルーノ・ラバディアと彼のチームに大きな讃辞を送らなければならない。いい試合をするためには二つのチームが必要だ。我々は今日、決定的な瞬間にチャンスを生かすことができた。前半終了間際の時間帯の後、後半に入ると我々は作戦を少し変え、FWを10メートル後ろに下げてカウンターを狙わなければならなかった。こんなにたくさんのチャンスはこれまでどんなチームにも許したことはなかった。おそらく結果は少しばかり運にも恵まれたが、我々のゴールはスタジアムに足を運んでもらう価値のあるものだったと思う。だが、もう一度繰り返しておきたい。我々はまだ昇格した訳ではないが、非常にいいコースを進んでいる」
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Borussia M'Gladbach
2008年04月13日 23:35
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【ブンデスリーガ二部第28節】グラードバッハ×フュルト
日曜日開催の試合、現地では14:00キックオフだが、サマータイムが始まっているので時差7時間の日本では21:00スタート。ウェブ・ラジオでチェックするにはちょうどいい時間である。今回もコンファレンス中継だが、「kicker」のティッカーと並行して経過を確認しながら聴いていた。
グラードバッハは前節、試合終了間際に退場となったブラウアースが出場停止となったためゴホウリをCBで先発起用。また、右サイドのンジェングに代えトウマを先発させた。
グラードバッハは4分にそのゴホウリがケガでクライネとの交替を余儀なくされるアクシデントがあったが、その直後の5分、パアウヴェからのパスを受け左サイドを駆け上がったマリンがゴールを決め先制。これで楽になったグラードバッハは無理をして前に出ず、カウンターでフュルトのゴールを狙う戦術に絞る。かつてグラードバッハに在籍したフェルゲンハウアーのFKがバーをたたくシーンもあったが、そのまま1-0で前半を終えた。
後半に入って間もない50分、今度は後半から入ったクリバリからのヘディングでのパスをノイヴィルが受け、ワントラップして見事なボレーシュート。これがゴール右上に決まりいい時間帯に追加点を奪った。その6分後には再びクリバリからのパスを受けたマリンが左足で決め3-0。その後はグラードバッハが試合を支配、フュルトもチャンスは作るものの、立て続けにポスト、バーに救われる運もあり、結局試合は3-0で終了、グラードバッハは昇格に向け貴重な勝ち点3を積み上げた。
これでグラードバッハはここ8試合負けなし(5勝3分)。勝ち点を55に伸ばし昇格に大きく近づいた。当面の勝ち点のメドである60までにはあと2勝。4位との勝ち点差は9、2位のホフェンハイムがアーヘンに負けたため、2位との勝ち点差も5と開いた。楽観はできないが昇格はかなり現実的な目標になってきた。残り6試合、確実に勝ち点を積み重ねて行きたい。
ところで今日2得点と大活躍だったマルコ・マリンだが、まだ19歳の若者である。今季まだゴールがなかったとは意外だった。昇格したら来季の貴重な戦力だ。その分ポランスキの元気がないのが寂しいが、右サイドを任されているレヴェルスとともにヤング・ボルッシアを支えるひとり。注目の新人だ。
監督談話は改めてアップの予定。
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Borussia M'Gladbach
2008年04月12日 23:32
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【Jリーグ第6節】読売×FC東京
久しぶりのダービー。16:00頃味スタに着いたが、東京側のゴール裏は2階まで埋まりかけているのに対して読売側は1階にもまだまだ隙間がある状態。バックスタンドも少なくとも真ん中までは確実に東京サポで、読売の主催試合なのに全体としては7:3くらいで東京サポが多い。読売といえばJリーグ草創期には最も人気のあるクラブだったはずだがなんでこんなになっちゃったのか。結局当初のサポは別にサッカーが好きな訳ではないミーハーだったということか。まあ、よそのことはどうでもいいんだが。
東京はDFに藤山を起用、前節に続いて浅利をアンカーに置き、カボレ、赤嶺、羽生に前線を任せる形となった。
前半は読売がおもにボールを支配する展開に。敵FWの圧力は高かったが、東京は佐原、藤山、浅利を中心として、早めに複数で囲みに行く意識が徹底しており決定的な仕事はさせない。ボールを奪取すれば梶山を起点に、カボレのポストから攻撃を組み立てるが、チャンスは散発的。耐える時間帯が続く。前半終了間際、ペナルティ・エリア左で藤山が敵FWを倒したとしてFKを取られ、そこから敵FWに決められ失点、0-1で前半を終えた。
僕としては後半からリスクを取って浅利の代わりに大竹投入かと思っていたが変更なし。だが敵の運動量が落ちたこともあってか、次第にボールがつながり始める。敵FWのシュートがポストに嫌われたり、決定的な抜け出しからの一対一を塩田がセーブしたりと読売がもたつく間に流れは次第に東京に傾き始める。61分、浅利に代えて大竹を投入するとその大竹が効果的に中盤を攪乱、直後、右寄りのポジションで赤嶺からのパスを受けた羽生が、シュートコースが開いたのを見逃さずミドル。これが見事に決まって同点に追いついた。
この辺りからスタジアムの雰囲気も盛り上がり、大竹効果もあってパスがよく回るようになった。69分、足がつった羽生に代えて金沢を投入。87分、CKから佐原がヘディングシュートを放つが枠を捉えきれない。だがこの頃になると不思議と負ける気はせず、ただ、今日は引き分けでは足りない、何とかしてあと1点取ってくれ、という気持ちになる。たぶんアウェイ側はみんなそんな感じだったと思う。
その思いが通じたか、ロスタイム、梶山のクロスを今野が落としたところに駆けこんだ長友が胸でトラップ、スタンドからはそれがそのまま入ったように見えたが、実際にはこれをブロックしようと後方から足を伸ばした敵DFのクリアミスとなりゴールイン。記録は敵のオウンゴールということになったが、何にせよ土壇場で東京が勝ち越し、最後には敵FWが退場となるおまけもついて東京が見事な逆転勝利を挙げた。
今日はダービーということでとにかく内容より結果。オウンゴールでもいいから勝たなきゃダメだと思っていたら本当にオウンゴールで勝ってしまった。敵FWは確かにひとりでも仕事のできるすごみはあり、シュートは打たれたものの、DFもよく踏んばって失点をセットプレーの1点のみに抑えたのが最終的に逆転につながった。華麗なパス回しや中盤でのポゼッションはあまり見られなかったが、何より勝つことが重要な試合にきちんと勝てたことが大きい。
応援も素晴らしかった。今日の勝利は応援でもぎ取った部分も大きい。特に後半、同点になってから逆転するまでは僕も手をたたきっ放しだった。僕はバックスタンドのアウェイ寄りに座っていたし当然周囲も東京の応援をしているので冷静に比べるのは難しいが、東京の応援の方が声もでかかったし洒落も効いていたと思う。
あと、土肥をダービーの敵側のゴールに迎えるのは複雑だった。特に土肥を絶対的な師匠と慕う塩田は内心期するものがあっただろう。だが、勝つことが何より土肥への恩返し。今日のMOTは土肥への意地、東京の1番としての意地に賭けてゴールを守った塩田にやりたい。
あと、今日はアウェイ・ゲームであるにも関わらず、青赤のファースト・ユニだったのが嬉しかった。ホーム側の敵も配色は違うとはいえ濃色なので白のセカンド・ユニが普通だと思うが、味スタはオレたちのホームだという意気込みが伝わってくるようで気合いを感じた。
試合自体は落ち着きのないガチャガチャした部分も多く、次の試合までに整理、修正するべきことはたくさんあるはず。水曜日にはすぐにナビスコの磐田戦があるので、これをいい感じで乗り切って来週末のクラシコに備えたいところだ。ああ、そういえば暫定4位だけど、順位より勝ち点より今日は読売に勝ったことだよな、やっぱり。
採点:
塩田(3.5)、徳永(4)、佐原(4)、藤山(3.5)、長友(3)、浅利(3.5)、今野(3.5)、梶山(4)、羽生(3.5)、赤嶺(4)、カボレ(3.5)
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FC東京
2008年04月08日 23:45
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【ブンデスリーガ二部第27節】ケルン×グラードバッハ
伝統の一戦。グラードバッハ・サポはケルンを目の敵にするが僕としては嫌いじゃない。かつてグラードバッハが二部だったときにはグラードバッハとケルンと両方のシーズン・チケットを持って両方のホームに出かけてたこともあったし。ミュンガースドルフの駐車場からスタまでの道もまだ覚えてる。
今節は月曜日開催ということでちょっとリアルタイムではおつきあいしかねる時間帯なので新聞での後追い情報のみ。グラードバッハはトウマに代えてマリンを先発起用した他は前節のラッキーな勝利と同じ布陣。
序盤はケルンがやや押し気味に試合に入ったが、グラードバッハもチャンスを作り互いに攻撃的な展開に。危ういピンチもあったが32分、敵のブロイヒから奪ったボールを受けたレスラーがミドルシュート、敵GKでコースの変わったボールはポストに当たってそのままゴールイン、グラードバッハが先制した。ここから流れが変わりしばらくはグラードバッハが試合を支配。しかし追加点は奪えなかった。
後半に入るとグラードバッハは必要以上に前に出ることをせず、カウンターのチャンスを待つ展開に。それぞれチャンスはあるものの得点には至らず。このまま試合終了かと思われたロスタイム、ロングボールを受けた敵FWにブラウアースが対応できず、ファウルでこれを止めてしまう。いわゆる非常ブレーキというヤツである。このプレーでブラウアースは一発退場となり、ケルンにPKを与えてしまう。しかし「
kicker
」によれば「レッドカードは正しい判断だった。しかしPKは明らかな誤審である。ファウルはどう見てもペナルティ・エリアの外で行われたのだから」。結局このPKを決められ1-1で試合終了となった。
まあ、前節は敵のオウン・ゴールで勝ち点3を拾ったんだからこういうこともある。尚、試合の終盤にはケルン・サポがグラードバッハの旗を奪い取り破って掲げたのに対し、グラードバッハ・サポからロケット花火が打ち込まれ発煙筒がたかれる騒ぎがあったようだ。既に交替で退いていたレスラーがスタンドに出向き自重を求めたためそれ以上のエスカレーションは免れたということだが、勝ち点の剥奪とかにならないことを祈りたい。ヤツらが先にケンカ売ったんだろ、と言ってみてもたぶん両成敗なんだろうな。DFBでは両クラブから書面での説明を求めたという話。
ヨス・ルフカイ監督談話:
「チームは今日、どうして我々が上位にいるかをはっきり示したと思う。我々は試合を支配していたが、2-0にするチャンスを生かせなかった。終了間際にチャンスともいえないようなチャンスから失点を喫した。もちろんこれは苦い失点だが、我々は顔を上げて引き揚げることができる。引き分けは受け入れることのできる結果だが、勝利が妥当だったと思う。すべてにおいて我々の方が上回っていた。我々は今日は集団として非常によく機能しており、しっかりとボールを回すことができた。1-1となる直前の状況はまったくPKではない。ファウルはペナルティ・エリアの外だ。全体として私はチームに満足している。我々が試合を支配していた。ロブ・フレンドは試合を決定づける大きなチャンスがあった。ンジェングとコラウッティにも絶好のチャンスがあった。我々はこれからシーズンの終わりまで、1試合たりとも軽く見ることはできないし、すべての試合に全力を尽くしたい」。
よくしゃべるなあ…。
クリストフ・ダウム監督談話:
「このようなPKがもらえないことも過去にはあったが、今日はもらうことができた。我々の方から不満を言う立場にはない。今は我々は次の試合に集中しなければならない。今日はチャンスを生かせなかった。この点は次の試合で修正しなければならない。今日の観客の99パーセントは素晴らしかった。そうでない1%のファンには居場所を与えるべきでない」
好きなので特別に訳してみた。
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Borussia M'Gladbach
2008年04月05日 22:40
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【Jリーグ第5節】FC東京×札幌
天気のいい土曜日。フードコートに行ったらハンバーガーの屋台は列が長かったので、ケバブを買ってゲートをくぐった。入口では毎年配られている手提げ袋をもらえた。ケバブは帰国してから初めて食べたが、肉がビーフなのに驚いた。ドイツにいるときはよく昼メシに食べたが、基本は羊。量は少なめだったが味は悪くなかったと思う。
さて、試合の方であるが、茂庭が前節、右肩を脱臼したということで、佐原とブルーノのCBコンビとなった。さらに中盤の底にはアンカー役として浅利を配置。前線は事実上カボレのワントップとなった。
東京は開始早々から果敢に攻め、何度かチャンスを作る。梶山のループ気味のミドルが惜しいところでGKにキャッチされ得点を逃すシーンもあったが、12分、浅利からのフィードを受けたカボレが敵DFを振り切ってシュート。地面にたたきつけられたボールは大きくバウンドし、敵GKもこれに反応しきれずゴール。東京が先制点を挙げた。他にも大竹のシュートがバーに嫌われるシーンがあったが、追加点は奪えず1-0で前半を折り返す。
後半に入ると運動量が落ち、前線への単純なロング・ボールの放り込みも目立って単調な攻撃に。パスをつなぎながら攻め上がる形も出にくくなり、次第に守りの意識が前面に出始める。カボレ、大竹とキーマンを下げ、最後はボールをキープして時間を使い切り、1-0での勝利となった。
勝ち点3は貴重だし、こういう勝ち方ができるということは評価しなければならないが、内容的には課題の残った試合。パス交換からポジションを流動的にチェンジし、敵を崩してゴールに迫るという理想の形は、片鱗が窺えるシーンももちろんあってそういう時間帯は楽しいのだが、特に後半に入ると電池切れなのか足が止まるシーンも増え、効果的な攻撃に結びついていない印象を受けた。
また、敵ペナルティエリア近くに迫ってもプレーの選択肢が少なく、得点の匂いがしない。例えば羽生なんかは味方がボールを持つたびに裏へ走り出すことを何度も愚直に繰り返している。ムービング・フットボールとはそういうことなんだなと思わせる走りをしているのにボールが来ない。もちろん無駄走り承知ではあるんだろうけど、他の選手の意識がまだそこまで追いついていないのではないか。パス&ゴーをもっとみんな真面目に繰り返さなければならない。
梶山は前節に比べればまだ周りが見えていたと思うが、それでも軽率なボールの失い方があった。まだ本調子ではないのかもしれない。今野はせっかく浅利を置いているのだからもっと前に出ていい。今日は今野らしいボール奪取やいつの間にか最もいて欲しいところに顔を出している攻撃参加が今ひとつ見られなかった気がする。
一方、守備面では佐原とブルーノのコンビはまずます。アンカーに浅利を置いたこともあり、ボールを取られたときに中盤にぽっかりスペースが空いているということはなくなった。ただ、危なっかしいシーンも何回かはあり、これが横浜だったり鹿島だったり浦和だったりしたら見逃してもらえないだろうな、という怖い瞬間も経験した。
全体に、勝ったこと以外にはあまり評価すべき点の見当たらない試合。それも相手が札幌だから何とか勝たせてもらえたという程度の話で、決して胸を張れるような勝利ではなかったと思う。次節、読売戦で足許をすくわれないようにするには、ここであらためての意思統一、やるべきこと、約束ごとの確認が必要だと思う。
採点:
塩田(4)、徳永(4.5)、佐原(4.5)、ブルーノクアドロス(4)、金沢(4)、浅利(4)、今野(4.5)、梶山(5)、羽生(4)、大竹(4)、カボレ(3.5)
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FC東京
2008年04月03日 00:16
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【Jリーグ第4節】横浜×FC東京
三ツ沢に着いたらもう試合は始まっていた。悪いのは横浜駅でのJRから地下鉄への乗り換えだ。たぶん降りた出口が悪かったんだろうけど地下鉄への乗り継ぎが全然分からず行ったり来たりで5分は確実にロスした。腹立つ。あと三ツ沢の座席の番号が書かれた金属のプレート、字が消えてしまって全然読めないぞ。指定だったので係員に訊いて教えてもらったけど、ありゃ読めないわ。横浜FCのサポはクラブに文句言うべきだと思うぞ。
で、試合の方だが、中二日の連戦が続くということでターンオーバーを意識したのか、DFラインに佐原、右のウィングには森村が初先発。前線も平山が先発し、大竹、カボレを休ませる布陣となった。また、前節休みだった梶山も先発した。
前半は拮抗した展開。東京はパスをつなぎながら前へ出ようとするが、中盤での横浜の早いプレスに遭い、思うように回せない。また、前線にボールを運んでも平山のところでボールがうまく収まらずそこで失うことも多かった。一方で守備では茂庭、佐原のCBがそれなりに機能し、敵に決定的なチャンスを許さず。佐原は行けるんじゃないかと思った。結局スコアレスで前半を終了。失点しなかったのはいいが、攻撃がちぐはぐで攻め上がったときの工夫も思いきりも足りない。
後半頭から森村に代えて大竹を投入。森村には申し訳ないが初めから大竹にしておけばと思ってしまった。だが、後半開始早々、敵MFに左サイドからのドリブル突破を許しそのままシュートされて失点。僕の席(メインスタンドのアウェイ寄り)とゴールを結ぶ線上にこのMFがいて、そこからゴールまでまるでモーゼの十戒みたいにきれいに道が開けているのが見えた。そりゃドリブル突破もしたくなるだろうという状況。だれかコース切れよ、と思っているうちに決められてしまった。
直後に川口に代えてカボレを投入、反撃に出たものの、57分にはショートコーナーからのクロスを中央でヘディングされ2点目を献上。これで展開はぐっと苦しくなってしまった。カボレにボールが収まり、大竹がかき回してボールを前に運ぶが、そこからの攻撃が単調で決定的なチャンスになかなか結びつかない。うかつなプレーから危険エリアで敵にボールを渡すことも多く、バタバタした展開になる。結局そのまま得点なく、ロスタイムには前がかりになった後ろを突かれ3失点めを喫して完敗した。
戦犯を探す訳ではないが、平山のフル出場は疑問。ポストは中途半端、キープはできず、肝心のCKやFKでも強みの高さを発揮できなかった。カボレは川口ではなく平山に代えるべきではなかったか。あと、梶山も今日は悪かった。磐田戦でベタほめしたのにこれだ。悪いときの梶山の特徴である軽いプレーが続出、本人はワンタッチでシンプルに捌いているつもりだろうがそこで簡単に敵にボールを渡すシーン多数。アンカーとしての役割を果たせなかった。
まあ、まだシーズン初黒星なので悲観する必要はないが、今日は攻撃が実にちぐはぐだった。シュートレンジで寄せきれず簡単にシュートを打たれてしまう悪癖も直っていない。浅利を中盤の底に置いて今野、梶山を上がらせる終盤の布陣の方が機能していたのではないか。今野、羽生はよく走り、ボールも奪っていたが、全体に噛み合っていなかったのでもったいなかった。
連敗しないことが重要。3日しかないがしっかり修正して欲しい。CBは茂庭+佐原でしばらく試していいんじゃないか。
採点:
塩田(4)、徳永(4.5)、佐原(4.5)、茂庭(4.5)、長友(4)、梶山(5)、今野(4)、羽生(4)、森村(4.5、46.大竹(3.5))、川口(4.5、50.カボレ(3.5))、平山(5.5)
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FC東京
2008年04月01日 00:01
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【ブンデスリーガ二部第26節】グラードバッハ×コブレンツ
ウヴェ・ラポルダー率いるコブレンツとの日曜日のホームゲーム。スカパーの「アフターゲームショー」を見ながらだったのでウェブ・ラジオのコンファレンス中継もほとんど聴いていなかった。
グラードバッハは序盤こそ積極的に攻撃に出たものの、コブレンツがこの時間帯をコンパクトに守りきると拮抗した展開に。双方ともチャンスを作るが得点することができず、前半の半ば過ぎからはグラードバッハが押し気味に試合を進めるものの結局スコアレスのままハーフタイムを迎えた。
後半に入っても大きな動きはなく、優勢に試合を支配するグラードバッハに対し固い守備と一対一の強さでコブレンツが守るという展開が続く。グラードバッハはマリンを投入し何度かチャンスを作るものの得点に結びつかない。このまま引き分けで試合終了かと思われたロスタイム、マリンの速いクロスをクリアしようとした敵DFのヘディングがそのままゴールに入り自殺点で1-0。そのまま試合は終了し、グラードバッハはラッキーな勝ち点3を拾った。
ああもう引き分けかと思ってテレビを見て、戻ってきて結果を確認すると1-0。何が起こったのかよく分からなかった。得点者は敵だし。2位のホフェンハイムが勝ったため勝ち点差4は変わらないが、勝ち点は50の大台に乗り4位との勝ち点差は8に広がった。残り試合を展望すれば昇格のためには貴重な勝ち点3であり、どんな形であれこの勝利を拾ったことは非常に大きい。気分的にはこれでグッと昇格に近づいたように思える。来週はケルンとのダービーだが、ここで3位のケルンをたたけばかなり先が見えてくる。ケルンもダウムも嫌いじゃないが(1シーズンとはいえケルンのシーズン・チケット持ってミュンガースドルフに通ったこともあるんだし)、ここはひとつグラードバッハの昇格を優先させてもらおう。
ヨス・ルフカイ監督談話:
「コブレンツは非常に素晴らしかったし、我々にはうまく連係してチャンスを得るのがとても難しかった。コブレンツはスペースを巧みに消してきた。後半に入ると我々はテンポを上げようと試みたが、実際にチャンスが巡ってきたのはようやく残り10分くらいになってからだった。救いのゴールが決まったときにはもちろん重荷が取れた気がした。シーズンのこの時期にはとにかく勝ち点がものを言う。終盤でのゴールで4位との勝ち点差は広げることができた。これで我々はケルンでの素晴らしいダービーに向けて落ち着いた準備ができる」
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