フットボール・クレイジー
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2009年06月27日 23:51
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【Jリーグ第15節】FC東京×清水
味スタが芝張り替え中のため国立で夜開催のホーム、清水戦。やや蒸し暑いものの心地よい風がありビールを飲みながらTシャツで観戦するには絶好の気候となった。新宿の京王百貨店の地下で寿司弁当を買い、JR千駄ヶ谷駅から国立競技場に向かった。
事前のチケットの売れ行きからもそれなりの動員が予想された今日の試合、確かにアウェイ側も結構入っているしバックスタンドも上層を一部開放するなど賑わっている。寿司を食べ、ビールを飲んでキックオフを待つ。
東京は前節と同じ布陣。勝ったチームはいじるなということだろう。試合は7分にいきなり動いた。羽生からのボールを追って敵ペナルティ・エリアに侵入したカボレがこのボールをクリアしようとした敵に足許をすくわれ転倒、PKを獲得した。確かにカボレの飛び方は派手だったもののファウルかどうかは微妙なプレー。これにイエローを出したことでこの日のレフェリングは難しくなってしまったと思う。
東京はこのPKを梶山が落ち着いて決め先制。その後もポゼッションから敵ゴールを狙い、14分、石川からの早いクロスにファーの平山がオーバーヘッドで合わせるが枠外に。清水も中盤で奪ったボールからシンプルなショート・カウンターを仕掛け、何度か危険なシーンを作られるが最後の局面で集中して身体を張り、何とかゴールを守る。それなりにパスは回るが敵ゴールに迫るシーンはそれほど作れず、1-0で前半を終えた。
後半に入ると50分、敵の甘いパスを見逃さず敵陣でこれを奪ったカボレがGKと一対一になるが枠を外す。すると58分、DFラインの裏に入った敵のパスうぃクリアしたところこれが敵FWに渡り、ダイレクトに決められて失点。同点となる。直後の60分には中央を駆け上がった強烈な石川がミドルを放つが惜しくも敵GKにセーブされる。62分、左サイドの長友からのパスを梶山がつなぎ、これを受けた石川が中央から思い切りよくシュート。右足のアウトにかけて逆軌道となったボールがバーをたたきそのままゴールイン。東京が再びリードを奪う。
その後は攻勢を強める清水を受ける展開となる。68分、東京ゴール前で密集となり、敵に至近距離からシュートを放たれるがライン上で梶山がクリア。東京は74分に羽生に代えて鈴木を投入。85分には疲れの見えるカボレに代えて椋原を投入し、ファイブ・バックに近い形でゲームのクローズに入る。終盤はかなりバタバタしたものの、ロスタイムには石川に代え赤嶺を投入するなど時間を使い、2-1で何とか逃げきった。
清水の強い圧力になかなか思うようにボールを回せず、またパスはつながってもなかなかフィニッシュまで行けない中で、PKを含めて何とか得点を拾い、泥臭くこれを守りきって勝ち点3を確保した、価値のある勝利だった。前節の柏戦は我々のやりたい攻撃の形が見えた試合であったが、やりたい試合ができなくても何とか勝ちきるという点で成長の跡が窺えた。しんどい試合だったが今季のベスト・ゲームに挙げてよい。
石川は引き続き好調を維持。チャンスがあればシュートという選択に迷いがないのがいい。これが好調ということの意味なんだろう。前線で身体を張り続けた平山も評価すべき。カボレは絶好機を外したが、ボールを収めて勝負できることで敵DFにプレッシャーを与え続けた。DFは押し込まれる局面で浮き足立つシーンもあったが、最後のところできちんと身体を張っていた。
今日はジャッジが心許なかった。特に清水の得点シーン、敵のパスをクリアした時にオフサイド・ポジションに敵MFがおり、これにパスを通るのを阻止するためにクリアしたのだからこの時点でオフサイドのはずであり、これを取らなかった判定には大いに疑問が残った。他にもボディ・チャージには厳しくファウルを取る割りにユニの引っ張りには甘く、また42分の権田へのイエローカード(遅延行為)は明らかに過剰と思えた。
これで東京はリーグ戦2連勝、ナビスコから数えれば公式戦4連勝で、ついに星を7勝7敗1分の五分に戻した。昨季苦手とした清水に、先々週のナビスコから連勝となり、まさに胸の空く思い。これで暫定ながら6位に順位を上げている。ここでしっかり地歩を固めたいところだ。
採点(
採点の見方
):
権田(4) 飛び出したのにボールを確保できないこと多し
徳永(3) 岡崎とマッチアップしたがしっかり対処できていた
ブルーノ(4) 大雑把なクリアもあったが危機対応はできていた
今野(3) 危険な局面でも落ち着いてボールにプレーできていた
長友(3.5) 効果的な攻め上がりも最後の局面で迷いが見えることも
梶山(3.5) 敵の高い位置からのプレスをかいくぐって配球
米本(3.5) 献身的な守備、後は奪った後の展開に自信を
石川(2.5) シュートは見事、何かが「見えて」いる
羽生(3) 相変わらずいいところにいつも顔を出す
カボレ(4) よく働いたが絶好機を外す、最後は息切れ、お疲れさま
平山(3.5) 覚悟が見えるプレー、得点が欲しかった
===
鈴木(3.5) 足の止まりかけたチームにカツを入れた
椋原(3.5) 難しい役割をよく果たした
赤嶺(-) 時間短し
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FC東京
2009年06月21日 00:11
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【Jリーグ第14節】柏×FC東京
傘も合羽も持たずに日立台に乗り込むのはいったいいつ以来だろう。最近日立台といえばずっと雨で、ひどいときには水深10cmに冠水した道路をジャブジャブ歩いてスタにたどり着いたこともあったが、今日は久しぶりに晴れた。というか雨は心配なさそうで、Tシャツ1枚で現地に向かった。
今回はアウェイ自由もアウェイ指定(メインスタンド側)も取れず、やむなくバクスタのアウェイ寄りを取ったのだが、ここはホームエリアでアウェイクラブの応援グッズを身につけてはいけないというルールになっており、仕方なく白地にユニオンジャックがプリントされたユニクロのTシャツで参戦した。だってほら、一応青赤だし。
僕の席はバクスタのアウェイ側の最も端だったのだが、このエリアには似たような境遇の東京サポが多かったようで、この一画だけ私服率が高かったのは笑えた。京王百貨店で美味しそうな焼肉弁当を見つけ、スタでビールを買って腹ごしらえしたところでキックオフ。弁当美味しかった。
東京は代表でナビスコを欠場していた今野、長友が復帰、また羽生がケガ明けで左ウィング、ツートップはカボレと平山となった。
序盤は互いに鋭い出足でボールを奪い合う厳しい展開となったが、先制したのは東京だった。9分、カウンターで上がったブルーノが敵ゴール前でキープして右サイドを駆け上がった石川にラストパス、これを絶好調の石川が躊躇なく逆サイドのネットに突き刺した。角度のないところからの難しいシュートだったが、そこで迷いなく打てるところが絶好調たる所以だろう。
直後には権田が緩いフィードを敵にさらわれるピンチもあったものの、東京はこれでペースをつかみ、中盤でのボール奪取から前線のカボレ、平山に預ける攻撃が機能し始める。20分、徳永からのクロスを平山が敵DFと競りながら落とし、走り込んだカボレが技ありのボレーで決めて2-0に。
その後も東京が痛快なパス回しから前線につなぎ平山が再三シュートを放つが追加点には至らず。前半の終盤には柏にパワープレー気味に押し込まれたものの守備も集中してしのぎ、2-0のまま前半を終えた。
後半開始早々、スローインから流れたボールがゴール正面で平山に渡る。距離はややあったものの平山はいったん足下に入れたボールを落ち着いてシュート。これが決まり3-0となる。敵はここでベンチスタートだったブラジル人2人を投入。彼らが起点となることで柏の攻撃にもリズムが生まれ、柏ペースの時間帯になる。バーをヒットするシュートを許すなど危ないシーンもあったが固い守備でしのぎ、68分には羽生に代えて田邉、71分にはカボレに代えて赤嶺を投入、前線にフレッシュな戦力を配置して再び主導権を握りに行く。
79分には平山に代えて鈴木を起用、交替起用された選手が前線でよくキープしリズムを作る。終盤は点差もあってか敵のモチベーションも徐々に低下し、最後は危なげなくボールを回し押し込まれることもなく無失点で試合をクローズした。
今日は平山が素晴らしかった。ポスト、キープと前線の要としての役割を十分に果たした上、待望の今季初ゴール。これもここぞというところで果敢にシュートを放ち続けたのが結実したと言っていいだろう。僕はどちらかといえば赤嶺派だが、このところの平山の献身的な働き、レベルアップには目を見張るものがあっただけに、最後に欠けていたものがここで結果に現れて本当によかった。
カボレも好調を維持している。カボレと平山のどちらでもボールが収まるのは大きい。厳しい削られ方もしているようだが大丈夫だろうか。あと、交替で入った草民が素晴らしかった。もちろん最後のところでパスの精度を欠いてボールをさらわれてしまうシーンもあったが、前線でのパスセンス、キープ力には非凡なものがある。米本の攻撃参加と合わせて、戦力化しつつある。
これで東京は暫定9位。この辺は勝ち点差があまりないので、順位よりはしっかり勝ち点を積み上げ、落ちこぼれないように上位に食らいついて行くことが重要。そのうちにだんだん上位から下位までの勝ち点差が開いてくるだろう。その意味ではリーグ戦中断明け、非常に価値のある1勝だった。
採点(
採点の見方
):
権田(3) 飛び出しにひやりとするシーンもあったが概ね安定
徳永(3.5) 長友とのバランスを取りながら効果的な攻撃参加も
ブルーノ(3.5) 時に大雑把なフィードもあるが献身的に守備
今野(3) 危険察知能力と一歩先にボールにさわる能力は健在
長友(3.5) ここ一番でスピードに乗ったオーバーラップあり
梶山(3) 配球役として縦横に駆け回りボールをコントロール
米本(3.5) 攻撃の意識が出つつあり、パスセンスも向上中
石川(2.5) 「行ける」と思ったときのスイッチの入り方がすごい
羽生(3) ケガ明けだがブランクを感じさせない動き、運動量はさすが
カボレ(3.5) カボレが得点してくれると本当に楽になる
平山(2) ここ最近の踏ん張りが得点に結びついた、嬉しいゴール
===
田邉(3) 新人らしからぬ落ち着きとボールさばきでアピール
赤嶺(3.5) 得点はなかったが終盤の前線で期待された役割は果たした
鈴木(3.5) 古巣相手に得点が欲しかったが存在感は見せた
次節は国立で清水戦。ナビスコの雪辱を期してくる相手にどこまで今の好調を維持できるか。ここで連勝できれば上位への展望が開ける。6月は4戦4勝と行きたい。
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FC東京
2009年06月14日 19:53
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【ナビスコ第7節】FC東京×清水
ナビスコカップの決勝トーナメント進出を賭けたグループリーグ最終節。東京は既にトーナメント進出を決めている清水をホームに迎える。とはいえ味スタは現在芝の張り替え中でありこの日の会場は久しぶりの駒沢。何年か前にやはりナビスコで見たのが公式戦での最後であり、あとはサテライトの試合を見に来たりもしたが、何しろ自宅から近いし、味スタや国立に比べればこじんまりとしてアットホームな雰囲気もあり、楽しみにしていた試合だった。
しかしこの日にいろいろとやんごとない用事が入ってしまい、かなり悩んだが今季初めてホームゲームの現地観戦をスキップするという苦渋の決断を迫られた。仕方ない。そういうこともある。
という訳で、スカパーを録画予約し、別件で東名を静岡方面に向けて走っている間に試合は行われた。結果は録画を見るまで知らないようにしようかとも思ったが、意志の弱い自分にそんなことができる訳もなく、前半が終わった3時前あたりから結局携帯のリロード攻撃でパケ料と電池を消耗した。
最初に見たら前半終了で1-0。カボレの得点で、富士川SAで小躍りして喜んだ。試合終了間際に見たら3-0。これは決まったと思ったが次にリロードしたら3-1になっており、また詰めの甘さが出たかと心配になったがそのまま試合は終了したようで、東京は無事に決勝トーナメント進出を決めたのだった。
今日帰って録画を見たのだが、いささか決定機を逃しすぎの感は相変わらずあるものの、カボレの先取点、石川の追加点といい時間帯に効果的なゴールが決まっており、失点も敵FWのマークを外した失態はあるものの、それほど悲観するものではなかったように思う。PKはやり直しも含めて正直ラッキーな面は否めないが、権田が止めた敵のPKも実際はエリア外だったように見えたし、埋め合わせ的にはこんなものかもしれない。権田のセーブは素晴らしかった。
目についたのはやはり田邉、米本、椋原といったフレッシュな戦力の躍動と、完全に一段ギアの上がった石川。やはり試合経験から来る自身が選手を育てるのだということがよく分かる。逆にスタメンがきちんと決まりすぎているクラブが往々にして世代交代に失敗するのもよく分かる。どのポジションにも競争を残しながら、勝てるメンバーで戦うというのは口で言うのはたやすいが難しいこと。その意味でナビスコを上手く使っている城福監督は立派だと思う。
あと、近藤の動きがよかった。敵を背負いながらのポストやゴール前でのボールさばきにはこれまでにない粘り、落ち着きが見えた。平山も得点こそないものの最近覚醒の度を増しており、赤嶺も加えたFWのレギュラー争いは面白くなるかもしれない。
ああ、駒沢で見たかった…。
採点:
権田(2)、椋原(3.5)、ブルーノ(4)、平松(4)、徳永(3.5)、米本(3.5)、梶山(3)、石川(2.5)、田邉(3.5)、カボレ(3.5)、近藤(3.5)
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FC東京
2009年06月04日 00:05
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【ナビスコ第5節】FC東京×山形
職場の仲間と一緒に国立に乗り込んだ。平日の夜開催の場合、キックオフが7時半なのは有り難い。7時なのと7時半なのとでは行きやすさが全然違う。実際今日もスタで仕事帰りのサラリーマンをたくさん見かけた。僕だってふだんはサッカーとか見ない同僚に声をかけてビール飲みがてら誘える訳だし、どうせ平日の夜開催なら7時半国立がいい。
東京は前節寝違いで先発の機会をつかめなかった中村を今度こそ右SBで起用、またCBにはブルーノが佐原に代わって復帰した。
試合は開始早々から山形のペースとなる。3分、敵MFにペナルティ・エリアへの侵入を許し、クロスに合わせられる。一度は権田がセーブしたものの、こぼれ球を詰められ先制点を許してしまう。いきなり予想外の立ち上がりとなった。その後もシンプルに前線につないでくる山形に翻弄され、東京は防戦一方で、有効な攻撃の形を作れない。やはり最終ラインが安定せず、落ち着いてボールが回せないので攻撃が組み立てられない。
29分には足を傷めた中村に代えて早くも椋原を投入。椋原は左SBに入り、徳永が右に回ったようだ。この辺から東京の守備が徐々に安定、梶山を起点に少しずつ攻撃の形が見え始める。何度かひやりとするシーンもある一方でチャンスも作り、41分にはゴール前のこぼれ球にカボレが詰めたが惜しいところで敵GKに掻き出されるシーンもあった。結局0-1のまま前半を終了。
この辺で既に結構ビールを飲んでおり、ほろ酔い加減で試合を見ていたので今ひとつきちんとした印象がないのだが、57分、梶山からの浮き球のパスを平山が絶妙の落とし。ここに走り込んだ梶山が冷静にこれを決めて同点に。これは平山の落としが光った。
ここから流れは一気に東京へ。さらにその6分後の63分、今度は前線に出されたボールをカボレが追いかけ、敵DFを振り切り、さらにはGKもかわして難しい体勢ながらヘディングで枠に流しこみ逆転に成功。71分には田邉に代えて大竹を投入したが、その直後、梶山からのパスを追って抜け出したカボレが敵GKをかわして難しい角度からシュート。これが敵DFもろともゴールに入り追加点。これで大勢は決したと言うべきだろう。
その後は76分にカボレに代えて赤嶺を起用、山形の攻撃をいなす形で時計を進め、終わってみれば3-1と「快勝」と呼んでいい試合だった。ただ、いつもと顔ぶれが違うとは言え、目が覚めるのが遅すぎ。特に前半は山形のシンプルな攻撃に対し、CBがバタバタしてしまったところがある。だが、こうやって出場機会を得ることで選手たちは成長し、選手層は厚くなって行く。平松はもう少し使い込んでみてもいい。
あと、今日はカボレがすごかった。ボールを追う速さとそこからマイボールにしてしまうボール扱いの巧さは群を抜いている。だが、何より嬉しかったのはゴールが生まれたこと。リーグ戦でないのが残念だが、とにかくカボレがゴールを決めてくれたことは嬉しいのひとことだ。真面目で考え込んでしまう正確のカボレだけに、この1点が起爆剤になってくれればと思う。
採点:
権田(4) キャッチングが危うくひやりとさせるシーンあり
中村(3.5) 効果的な攻撃参加も見せたがケガで途中退場
ブルーノ(4) ゴール前で軽率なワンタッチプレーはよく考えて
平松(4.5) ややあたふたした感あり、後半は安定した
徳永(4) 左右を起用にこなした、攻撃参加もよかった
梶山(3.5) 前半は消えていたが後半は役割を果たした
米本(3.5) 中盤でしっかりピンチの芽を摘んだ
石川(3.5) 今日もキレキレ。得点はなかったが絶好調を維持
田邉(4) よく動いてパスコースを作った、センスを感じる
平山(3) 神様はきっと見ている、これを続ければいい
カボレ(2) ついに来たカボレ爆発の日。気持ちのよい活躍
===
椋原(3.5) 急な起用によく応えた、落ち着いていた
大竹(4) 攻撃面ではアクセントにならず
赤嶺(4) よくチェイスしたが、長い時間プレーして生きる人
これで東京はナビスコグループリーグB組の暫定一位を維持。次節は休みで、13日駒沢での清水戦がやはり運命の一戦になりそうだ。長友、今野、羽生がいない中でつかんだ今日の勝利は、星勘定以上に大きいと思う。
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FC東京
2009年06月01日 00:21
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【キリンカップ】日本×ベルギー
ふだんは代表の試合にはあまり興味がなく、ただ東京から招集された代表選手がケガなく戻ってくることだけを祈っている訳だが、今日は相手がベルギー代表で会場が家からも遠くない国立ということで前売りを買った。
ところが金曜日辺りから天気予報がどんどん怪しくなり、今日は午後から強い雨が降りしきってこれはもう合羽観戦決定と覚悟を決める他なかった。エナメルバッグに合羽とタオルと大きなゴミ袋3枚とレジ袋2枚を詰め、どうせ国立では弁当なんか広げてられないだろうからと新宿のはなまるでうどんを食べて腹ごしらえをして出かけたのだが、果たして夜降るべき雨は昼のうちに降ってしまったのか、結局最後まで合羽はおろか帽子すらいらずに観戦できたのだった。
前回代表戦を見たのは何年前だったか、今の日産スタで日本×ドイツを見たとき以来で、あの時は完全にドイツを応援していた訳だが、今回はそこまでアウェイに肩入れすることもなく、でもまあ、デムスが来ているのでグラードバッハのユニを着て観戦した(今日の試合には結局出なかったけど)。GKのバイリーは招集されなかったようだ。
試合は改めてここで書くまでもない展開で、日本が4-0で買った訳だが、ベルギー代表はシーズンが終わったばかりの極東遠征。ドイツにいたときの経験では主力の中堅、ベテランは軒並みお腹が痛いとか背中が痛いとか言い出して招集を辞退するのが当たり前の状況で、今回のベルギーもそういう感じだったらしい。その上、時差もあり、完全なアウェイの地で中一日の試合であれば、そんなチームに完勝と言っても手放しで喜んでいる場合でもないとは思う。
とはいえ、得点シーンはどれも見るべきものがあった。長友も一点取ったし左足で放り込んだクロスもアシストになったし、今野は見られなかったが、まあ行った甲斐はあったかも。チームとしてはよくコンセプトが浸透し、息が通じ合って来ているように見えた。
帰りはどう考えても国立競技場駅と千駄ヶ谷駅が混みそうだったので、例によって将棋会館の前を通って副都心線の北参道駅まで歩いた。スタから10分ほどの道のりで、外苑前駅まで歩くよりは近いと思うのだが、この駅から地下鉄に乗ろうとしているサッカー帰りの客は我々の他にはベルギー国旗を羽織った外国人3人だけで、駅も電車もガラガラだった。まあ、みんな知らないならそれでいい。混まない方がいいんだから。
おまけ採点(
採点の見方
):
楢崎(3.5) ていうか試されるシーン自体ほとんどなかった
内田(3) 効果的な上がりと美しいクロスで魅了
中澤(3.5) 今日は攻撃は自重、守備は手堅かった
田中(5) 決定的なミスあり、失点にならなかったのは幸運
長友(2.5) 1ゴール1アシストは立派
遠藤(3.5) 目立ってはいなかったがバランスを取った
長谷部(3) 何かすごく上手くなった
中村(俊)(4) 消えてることが多かったような気が…
中村(憲)(2.5) 1ゴール、積極的なプレーで存在感を示した
大久保(4) 消える時間帯もあったが3点目のアシストは見事
岡崎(3) 無骨だが決定的な瞬間にそこにいる才能
===
橋本(-) すまん、よく見てなかった…
本田(3.5) 出場機会に賭ける気概を感じた
阿部(4) 安定感は感じさせたが見せ場はなかった
興梠(-) あまり仕事ができなかった
矢野(3.5) 短い時間で得点、アピールにはなった
山口(-) すまん、よく見てなかった…
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日本代表
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