フットボール・クレイジー
football crazy
silverboy club
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2009年08月30日 00:09
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【Jリーグ第24節】FC東京×大分
東京は公式戦6試合勝ちがなく順位も8位まで落ちてしまった。最下位大分を迎えてのホームゲーム、これ以上の後退は許されない。是が非でも勝ち点3を取るべき試合である。日中は天気がよかったが夕方には黒い雲が出て不穏な天気。
ここはひとつ気合いを入れる意味でもいい弁当を食べようということで新宿で叙々苑の焼肉弁当を買おうと思ったが手に入らなかった。この弁当、新宿では小田急のロマンスカー乗場の売店にあると聞き、わざわざ120円払って入場券を買ったのだが残念ながら売り切れだった。仕方なく小田急百貨店の地下でウニとイクラとネギトロと刻みアナゴとマグロの乗ったちらし寿司を買って京王の準特急に乗った。
6時前にスタジアムに到着。弁当も美味しくいただきビールを飲みながらキックオフを待った。東京は石川がケガから復帰。事前の新聞報道を見る限り必ずしも万全という訳ではないようだが、行けるところまで行く、と悲愴な決意。石川が戻ってくるのは嬉しいが無理はしないで欲しいところ。それ以外のメンバーは前節と変わらず。
さて、試合は中盤でのボール奪取からパスをつないで前線に運ぼうとするがなかなかフィニッシュまで持ちこめない。27分、羽生のクロスに石川と平山が中央で飛び込むが合わず、敵DFに当たったボールはGKにキャッチされてしまう。30分には左からのFKを石川がズラし、羽生が止めて徳永が蹴る目論見だったが徳永が打ちきれず。さらに43分、石川からのクロスに平山が頭で合わせるが枠に飛ばず。全体に見せ場が乏しいまま前半をスコアレスで終えた。
後半に入っても東京はパスワークから組み立てようとするが、肝心のところでパスミスが出て奪われることも多くリズムに乗りきれない。56分には大分に左サイドを崩され決定的なピンチを迎えたが敵のシュートは権田の正面に。次第に大分が自陣に引き気味になり、東京は主導権を握るが崩しきれない時間帯が続く。68分、羽生に代えて大竹を投入。するとその直後、石川が大竹とのワンツーからカボレにラストパス、カボレはこれを右足でかわし左足で流しこむ芸術的なシュートで先制。これまで絶好機をGKに当てまくっていたカボレであったが、こんなこともできるんじゃん。
その後は大分も焦りが出たのかパスミスを連発、東京が中盤を支配して決定的なピンチのないまま試合は終盤へ。効果的にボールを支配し時間を使いながら何度か敵ゴールに迫る。75分石川を下げて鈴木を、81分には平山に赤嶺を投入、前線からの守備で試合をクローズに入る。82分、鈴木からのマイナスのパスを受けた大竹がペナルティ・エリアに侵入しシュートを放つがこれは敵GKの正面。
1-0で逃げ切りかと思われスタンドが既に「眠らない街」を歌い始めていたロスタイム、長友からのパスを受けた米本がシュートコースが開いたのを見て30メートルのロング・シュート。これが美しい軌道を描いて大分ゴールに突き刺さり終了間際に2-0。米本のリーグ戦初ゴールで試合はわずかな時間を残して決まり、東京が2-0で勝利を収めた。
結果だけ見れば完勝だが、まだまだ中盤での不要なボールロスや攻め上がったときの厚みが足りないように思う。ひとつひとつのプレーの精度をさらに上げる必要があるだろう。だが、石川が入ったことでスイッチが入ったときの攻撃のアクセントはつけられるようになった。縦にボールが入ったときに石川と羽生が動き出すので平山、カボレも捌きやすいし、それがその次の動きをさらに誘発する。石川は今日は得点こそなかったものの、流動的に動きながら敵DFを何度も脅かした。敵としてはイヤな選手だったと思う。これが必要なのだ。
採点(
採点の見方
):
権田(3.5) 試されるシーンは少なかった
徳永(4.5) 攻め上がってのうかつなパスが目立った
ブルーノ(4) 守備は手堅かった、機を見てもっと上がってもいい
今野(3.5) もはや盤石、代表でケガしないで欲しい
長友(4) 攻め上がりのスピードはよかった
梶山(4) しっかり捌いたがいくつか軽いプレーでのミスが
米本(3) 得点は愛嬌だがボール奪取後の展開に著しい成長
石川(3) 動き出しの速さ、攻撃のアイデアとも光っていた
羽生(3.5) いて欲しいところにいる、もっと自分で仕掛けてもいいよ
カボレ(3) 値千金の先制点、これでこそ攻守での献身が光る
平山(3.5) パスの受け手として走り回る、後はゴールのみ
===
大竹(3) 切れを取り戻しつつある、心強い選択肢が増えた
鈴木(-) 時間短し
赤嶺(-) 時間短し
東京はこれで8月勝ちなしを免れた。この後、水曜日と土曜日に清水とナビスコの準決勝があるが、それに向けてこの勝利は大きい。今野と長友が代表で不在になるが茂庭、椋原で大丈夫だろう。今日は久しぶりにすっきりした。
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FC東京
2009年08月29日 16:00
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【ブンデスリーガ第4節】グラードバッハ×マインツ
開幕から3節続けて日曜日開催だったが今節は金曜日。いい加減、普通の土曜日開催でお願いしたいところである。前節アウェイでブレーメンに完敗したグラードバッハは、今節、ホームに今季再昇格を果たしたマインツを迎えた。DFラインには開幕戦の退場で2試合の出場停止を食らっていたダンテがクライネに代わって最終ラインに復帰、また、ボランチをマルクスとメーヴィスの2枚にし、ブラッドリーに代えて前線にコラウッティが入りボバディラとツートップを組んだ。
グラードバッハは積極的に試合に入ったが、マインツのコンパクトな守備に阻まれて大きなチャンスを作れない。ようやく29分、ボバディラが20メートル以上あるFKを直接狙うがこれはギリギリで枠を外す。その直後、マルクスからパスを受けたボバディラが敵GKとDFをかわして無人のゴールに流しこみグラードバッハが先制する。マインツはボバディラとの接触でGKが負傷、交替を余儀なくされる。前半の終盤にかけてはマインツもチャンスを作るがゴールには至らず1-0でハーフタイムを迎える。
後半も守備を固めるマインツの前にこれといって見どころのないゲームが続く。65分、アランゴがFKから直接狙ったがポストに嫌われる。グラードバッハは76分にマトモアに代えてロイスを、80分にはボバディラに代えてノイヴィルを投入。すると84分、そのロイスが自陣からドリブルで独走、マインツのDFがだれもこれを止められないままGKをもかわしてそのままゴールを決め2-0。グラードバッハは88分、コラウッティに代えてノイシュテターを投入、結局2-0で完勝を収めた。
これでグラードバッハは開幕から4試合で2勝1敗1分と勝ちが先行、勝ち点を7に伸ばし暫定4位に順位を上げた。まだハイライトも見ていないので何とも言えないが、今季はアランゴ、ボバディラという補強が上手く行ったのではないか。これにコラウッティ、マトモアがからんだ前線は破壊力がありそうだ。まだまだシーズンはこれからだが、早い時期に勝ち点を積めるだけ積んでおくことは重要。アウェイで勝てない引っ込み思案を何とかして、引き分けで勝ち点を拾えるようになれば残留争いからは解放されるかもしれない。ユース出身のロイスにも期待したい。次節は1週おいてアウェイでのニュルンベルク戦、待望の土曜日開催だ。
ミヒャエル・フロンツェク監督談話:
「最初の35分はリズムよくボールを動かしたが残念ながら決定的なチャンスを作ることができなかった。見ていて楽しい試合というより非常に戦略的な試合になってしまった。いずれにせよ我々が勝ったのは結果として妥当だったと思う」
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Borussia M'Gladbach
2009年08月24日 23:32
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【ブンデスリーガ第3節】ブレーメン×グラードバッハ
日曜日というか日本時間なら月曜日未明の試合。さすがに一週間の仕事を控えて明け方までウェブラジオを聴くような体力もなく、今朝結果だけを確認した。
この試合、グラードバッハは4バックの前にボランチとしてメーヴィスを置き、その前にマルクスとブラッドリーを並べる変則的な布陣。その分、ボバディラの1トップになった。出場停止中のダンテに代わり今節もクライネがCBに入った。
グラードバッハはコンパクトに守備を固めて試合に入ったが、21分、敵のFKから先制点を許す。ほとんどチャンスのないグラードバッハであったが37分にはマトモアのシュートがゴールに。しかしこれはオフサイドの判定となった。するとその直後、敵FWがヒールで決めて2-0に。その後も互いにチャンスはあったがそのまま前半を終えた。
グラードバッハは後半からブラッドリーに代えてノイヴィルを起用するがブレーメンに一方的に押しこまれる展開に。56分には敵にPKを与えるが、これはハイメロートがセーブ。その後もいいようにシュートをうたれるがハイメロートの踏ん張りもあり何とか追加点を許さない。しかしグラードバッハにはチャンスもほとんどなく、終了間際には再び敵のFKから失点を許し0-3。これで勝負は決まった。
グラードバッハはこれで開幕3試合を1勝1敗1分。真価を問われるのはここからだろう。
ミヒャエル・フロンツェク監督談話:
「ブレーメンが勝利を収めたことはまったく妥当だ。特に我々がボールを持っているときにやれたことが少なすぎた。1-1にすることができていれば、試合にきちんと入って行くことができたのではなかったかと思う」
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Borussia M'Gladbach
2009年08月23日 22:56
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【Jリーグ第23節】鹿島×FC東京
茨城県は首都圏でないので僕の遠征範囲に入っておらず自宅でスカパー観戦したが、正直総括の難しい試合だった。
流れを簡単に要約すれば、試合開始早々に失点、前がかりになった裏を取られて21分、77分にも追加点を許し、85分にカボレの得点で1点を返したものの1-3で完敗した。
この試合、いや、ここ何試合かの不調を「石川がいないから」と一言で片づけてしまうのは正しくない。だが、鹿島が先制しあとは引き気味になってくれたおかげでボールこそそこそこ回せたし、シュートも最終的には13本と鹿島(12本)を上回ったが、本当のチャンスは多くなく、カボレの1点にとどまったのはなぜか。それが見えにくいのが一番の問題だ。
決定力不足と言うのは簡単だが、その実態は何か。鹿島と戦うたびに思うのは、行くところと待つところ、流すところと力を入れるところの配分が巧みだということ。メリハリがついているので少ないチャンスで決定的な得点が取れるし、リスクの高いところはしっかり抑えられる。流れや内容が悪くても何とかできるし、選手も落ち着いている。それが勝者のメンタリティである。
翻って我々はどうか。今日の試合も愚直にボールをつなぎ、中央に偏っている感はあったもののペナルティ・エリアへのチャレンジも繰り返した。しかし得点につながらない。クリティカルなポイントに侵入できた場面は少なかったし、何度かの絶好のチャンスでもシュートのクオリティは低かった。パスさえつないでいればいいと思っている訳ではないだろうが、敵が最も嫌がりそうなプレーはできていなかった。
連勝していた頃に比べてやっているサッカーの質がひどく低くなってしまった訳ではない。もちろん、ゴールを量産した石川の不在は痛い。しかし、控え選手のクオリティがそこまで低いとも思わない。僕には選手が戸惑っているように見える。どこが悪いのか、これ以上どこをどう修正すればまた点が取れるようになるのか、選手たちも首をひねっているように見えるのだ。
いくらきれいにパスをつないでもそれだけでは得点にならない。どこかでパスのパターンを崩し、縦に当てるとかドリブルで切りこむとかスルーを出すとか遠目から打つとか、ゴールに向けたアクションに踏み切らなければならないのだが、今、東京はそのパターンがあまりに乏しい。バリエーションが少なく、アクセントがつけられないのでバカ正直に真ん中から仕掛けては玉砕する。教科書的な崩しにこだわりすぎているのではないかと思う。
パターンが乏しければ敵は守りやすいはずだ。いったん構築した東京のスタイルを敢えてどこかで崩してみることも必要ではないのか。そのためのタレントは揃っている。僕は城福監督のスタイルは間違っていないと思っている。我々はこの道をまだまだ進むべきだと思うし、そのためにはまだまだやらなければならないことは多い。
今日の試合は完敗であり、我々はまだ上位にコンスタントに食いこめるチームではないということがはっきりした。またここからやり直すしかない。ナビスコの準決勝も近いしリーグ戦だって混戦だからまだまだ上位は狙える。まずひとつ勝ち、もうひとつ勝つ。これができればまた見晴らしも違ってくるはずだし、それをやらなければならない。
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FC東京
2009年08月19日 23:43
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【Jリーグ第22節】山形×FC東京
平日の夜の山形はさすがにムリでしょ、という訳でスカパーを録画し、追いかけ再生で見ることにした。
東京は前節欠場だった長友、ブルーノ、梶山が先発に復帰、右SHには鈴木が先発した。試合は序盤からアウェイの東京が主導権を握る。梶山、米本を中心にボールを動かし、縦に当てたところでスピードアップ、羽生、鈴木がからんでフィニッシュまで持って行くという動きを繰り返すが、山形のブロックをなかなか崩しきれず、最後のシュートに力がなかったりGKの正面に飛んだりで得点できず。ボールは支配し平山、カボレ、羽生らがシュートを放つが不発のまま前半を終わった。
後半に入っても東京優勢の流れは変わらず。50分には鈴木に代えて田邉を投入、リズムを変えてゴールを狙いに行く。64分、羽生がカボレとのワンツーから敵ゴール前に侵入、至近距離から決定的なシュートを放つが敵GKに当ててしまう。65分にはその羽生に代えて金沢を投入、金沢は左SBに入って長友が左SHに上がる。76分にはCKの流れからボールを拾った梶山が敵DFをかわして左足で狙ったがこれもGKにセーブされる。77分、カボレから赤嶺に交替。直後には平山の落としをゴール正面から赤嶺がシュートするが敵DFに当たり枠の外へ。
1点が遠いイヤな雰囲気になっていた終盤、東京ゴール前での攻防から、クリアが小さくなり右サイドでボールを拾われるとここからクロス。ファーで合わされて失点を喫する。その後はパワープレーとなり、最後の時間帯には権田も上がって敵ゴールを狙いに行くが得点できず、結局0-1で痛い敗戦となった。
この試合、シュート数は16-6、ポゼッションは58:42と東京が圧倒的に優位だったにもかかわらず、固いブロックを組織する山形を崩せず、シュートの質も高くなかった。中盤でのセカンドボールは拾えていたし、米本を中心とした高めの位置からの守備でボール奪取もよくできていたが、最後のところでアイデアが足りなかったと思う。シュートがことごとく敵GKにセーブされたこともあり、全体に流れ的には押していたが得点の匂いは正直あまりしなかった。
星勘定的には非常に痛い1敗で、順位も8位に後退。上位が軒並み負け混戦になったのはラッキーだが、最後のところの強引な突破力が足りないのは深刻な問題だ。石川が次節もまだ復帰できないなら、羽生を右SHに、カボレを左SHにして、赤嶺、平山のツートップというのはどうだろう。最もダメージの大きいタイプの負け方だが、フィニッシュの考え方はともかく、下を向くような内容ではなくむしろ糧にできる試合。ここから何を学ぶか、そしてそれを次節、今季のひとつの山であるアウェイでの鹿島戦で表現できるか、このチームの底力が問われている。
採点(
採点の見方
):
権田(3.5) 何本か危険なシュートを止めた、1失点はやむなし
徳永(4) 攻撃参加はよかったがクロスにあと一段の精度を
ブルーノ(3.5) 難しいボールにも落ち着いて対応できていた
今野(3) 抜群の読みとポジショニング、今日は上がりも多かった
長友(3.5) 病み上がりと思えない動き、チャンスも演出した
梶山(3) やっぱりこの人がいるとボールの収まりが全然違う
米本(3) 縦への当て方も上手くなってる、すごい速度で成長してる
鈴木(4.5) 特長を出せなかった、もっと思い切りよくやっていい
羽生(3) 重要な局面に顔を出した、シュートは決めたかった
カボレ(4) 献身的に動いたが決定機にはまたしても決めきれず
平山(4) 前節よりはよかったが強いシュートを打ちたい
===
田邉(4.5) 表現の仕方がまだ中途半端、ただいま「実習中」
金沢(4) 難しい局面での投入だったが役割は果たした
赤嶺(-) 時間短し、先発で時間を与えたい
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FC東京
2009年08月18日 00:06
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【ブンデスリーガ第2節】グラードバッハ×ヘルタ
グラードバッハの今季ホーム開幕戦は先週と同じく日曜日の試合だが、キックオフは現地時間15:30、夏時間の今なら日本時間の22:30であり楽にフォローできる。さすがに今節はテレビ中継がないので、ウェブ・ラジオとティッカーで経過を追うこととした。
メンバーは前節レッドカード食らい2試合の停止となっているダンテに代わりクライネがCBに、またブラッドリーは代表戦から戻ったものの新型インフルエンザの疑いということで欠場となり、今季新加入のメーヴィスがボランチに。さらにコラウッティが代表戦でケガしたため、ノイヴィルが先発することとなった。
試合はヘルタがボールを支配しグラードバッハは守勢に立たされる。ヘルタがボールを支配するがグラードバッハは集中した守備でこれをしのぐ。すると23分、敵のCKからの戻りが遅いのも幸いしてレヴェルスが右サイドからクロス、これに中央でフリーだったブラウアースが合わせグラードバッハが先制した。35分にはアランゴがミドルを狙うがこれはGKに阻止された。結局1-0で前半を終えた。
後半に入ってもヘルタの攻撃を受ける展開が続く。だが、52分、得点したのはまたもやグラードバッハ。ノイヴィルからのラストパスを受けたマトモアがこれを押しこんで2-0。だが直後の53分、今度は敵CKから頭で決められ失点、すぐに再び1点差になってしまう。その後は引いてカウンターを狙う時間帯に入り、互いに何度かチャンスを作ったものの、結局そのまま2-1でグラードバッハは今季初勝利を挙げた。
失点は余計だったが効果的に得点でき最後は守りきった。2試合負けなしで勝ち点4、順位は4位に上がった。やはりアランゴがいいようで、kickerの採点も2だった。ちょっと今季の先行きに希望が見える試合だった。
ミヒャエル・フロンツェク監督談話:
「観客には楽しい試合だったろう。ベルリンは戦いにくい相手だった。スペースはほとんどもらえなかった。だが、何とか見つけることのできたスペースは使うことができた。このシーズンのスタートには幸運もあるが、我々はまだまだいくつかの事柄をクリアしなければならない」
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Borussia M'Gladbach
2009年08月16日 23:18
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【Jリーグ第21節】FC東京×横浜
中断明けの第21節。中断前のリーグ戦が広島にスコアレス・ドロー、クラシコに逆転負けと失速気味だっただけにここでしっかり修正していい形でリスタートしたいところ。
ところがこのタイミングで梶山が警告累積で出場停止。長友は中断期間中に懸案だった虫垂炎の手術をしてまだ復帰できず、ブルーノは家庭の都合でブラジルに帰国しており週末には再来日したもののまだフィットせず。さらには石川が左足に故障して欠場。このところ不動だったメンバーを動かさざるを得ない状況に追い込まれた。
結局、徳永を左SBに回し右SBには椋原を起用、ブルーノに変わって茂庭が久しぶりにスタメン復帰した。ボランチは金沢が米本とコンビを組み、右SHには田邉を先発起用。ツートップはカボレと平山。
試合は序盤から難しい戦いに。やはり梶山がいないと中盤でのボールの収まりが悪く、しっかりとした攻撃の組立ができない。中盤でのセカンド・ボールを横浜に拾われ、パスも横浜の方がしっかりつながる印象。だが横浜のシュートの前の動きは集中した守備でつぶし結局ボールが行ったり来たりする展開に。20分には徳永がFKから直接ゴールを狙い壁を超えたが惜しくも枠に収まらず。互いにボールを奪ってはパスワークから攻め上がるが最後の決め手を欠いたまま、どちらかといえば横浜優位で前半を0-0で終えた。
後半に入っても横浜の攻撃に耐える時間が長い。8分、平山からパスを受けたカボレが右サイドを駆け上がりシュートまで持ち込むが角度がなくサイドネットに。直後にはインターセプトから左サイドに張った羽生が逆サイドのカボレにパスを送ったがこれはオフサイドに。この流れで得点したいところだったが攻めきれず。59分には田邉に代えて鈴木を投入。縦への突破に期待するが中盤での劣勢は跳ね返せず。72分には羽生に大竹、80分には金沢に中村と中盤を再構築しようとするが流れは変わらず。
一方の横浜は連動したパスワークから攻撃を仕掛けるが、何度かあった決定的なピンチに枠を外してくれて助かった。結局どちらも数少ないチャンスを得点に結びつけることができず、スコアレス・ドローとなった。
東京としてはこれまで続けて試合に出ていたメンバーを4人も欠いたため、苦しい試合になることは初めから予想されたが、その意味ではバックアップの選手が最低限の結果を出したということだろう。特に中盤で劣勢になりながらも敵の攻撃をしのぎきり完封した守備の踏ん張りは(敵のシュート・ミスに助けられた面もあるものの)評価してよい。
しかし梶山がいないとどうしてもボールが落ち着かず、つなぎもバタバタしたものになってしまうし、石川がいないと局面を変える切り込みもない。真面目にボールをつなぐのだがそこから得点につながる一押しが出てこないので怖さがない。やはり田邉なり大竹なりの成長が必要だ。今日は全体に動きが重く、ポゼッションをしているのに何人かが歩いているシーンも見受けられた。常に動き直し、互いにサポートしてパスコースを作る動きが足りなかった。
ブルーノの欠場で久しぶりの先発になった茂庭はこの試合に懸ける気合いが感じられた。対人の強さ、危険な状況での処理など、さすが本職のCBと思わせるシーンは少なくなかった。金沢は位置もプレーもやや中途半端だった。米本との役割分担がはっきりせず、ボールを受けた後の判断の遅れからパスの出しどころを失うシーンが幾度かあった。
田邉はボールを持った後果敢に切り込んで行くところがよかった。もちろん持ち上がるところとはたくところの区別はしっかり学んでもらう必要があるが、持ったらまず仕掛けてみるのは彼の特長でもあり、それをやってみたが上手く行かないリスクはある程度は我慢しなければならないだろう。
概して、中盤での構築力の乏しさがこの試合を難しいものにし、勝ち点1で満足する他なかった主因だろう。今さらだが、金沢を左SBに入れ、CBには佐原と茂庭のコンビを起用して、今野を米本と組ませてボランチにする布陣はどうだっただろうか。
採点(
採点の見方
):
権田(3) 安定したプレーで完封、キックは精度を欠くこともあった
椋原(3.5) 守備は及第、特徴あるアーリー・クロスをもっと見たかった
茂庭(3.5) ビルド・アップはともかく、守備には身体を張った
今野(3) 危機管理が抜群、ボール奪取も見事
徳永(3.5) 切り込んでのシュートがあってもよかった
米本(3) 敵の起点をつぶし続けたが攻撃の組立には苦労した
金沢(4) 献身的に動き回ったが展開に難を残した
田邉(4) 成長しつつある、しっかり経験値を積み上げよう
羽生(3) 今日の流れならもっと強引に自分で行ってよかった
平山(4.5) いいボールが入らなかったがシュートゼロは寂しい
カボレ(4) 前線で身体を張ったがチャンスを決めきれなかった
===
鈴木(4) 流れを変えるには至らなかった
大竹(4.5) もっと積極的に前を向いていいと思う
中村(-) 時間短し、今後に期待
東京は7位に。水曜日には山形とアウェイでの試合。それならJOMO杯なんかいいから先週リーグ戦をやっておけばよかったのにね。ここは踏ん張りどころだ。
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FC東京
2009年08月10日 23:22
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【ブンデスリーガ第1節】ボッフム×グラードバッハ
いよいよブンデスリーガ2009/2010シーズンが開幕した。我がグラードバッハはアウェイでのボッフム戦が初戦となる。今季もブンデスリーガはCSフジテレビ(フジテレビONE TWO NEXT)で、長谷部のいるヴォルフスブルクと小野のいるボッフムの試合を中心に毎週2試合前後が中継されることになるようだ。開幕は3試合、オープニング・マッチとして金曜日に行われたヴォルフスブルク×VfBと土曜日のホフェンハイム×バイエルン、そして日曜日のボッフム×グラードバッハがすべて生中継で放送された。
日曜日の夜10時半から赤kickerを片手にテレビの前に陣取る。やはり大きなテレビを買ってよかった。大画面でグラードバッハの開幕戦を、しかも生中継で見られるなんてまったく夢のようだ。う〜ん、試合も夢のような内容であればいいのだが…。
グラードバッハの先発メンバーは以下の通り。
ハイメロート
レヴェルス ブラウアース ダンテ ヤウレス
マトモア マルクス ブラッドリー アランゴ
コラウッティ ボバディラ
先週のDFBポカールからはノイヴィルをボバディラに入れ替えたのみである。布陣としてはサイドが上がり気味の4-4-2という感じだった。
試合はアウェイのグラードバッハが主導権を握る。しっかりした守備から素早いカウンターを仕掛けるグラードバッハに対し、前線へのロングボールを多用するボッフムという展開になるが、徐々にグラードバッハが中盤を制し、コラウッティ、ボバディラのツートップとマトモア、アランゴの両ウィングが自在にポジションを入れ替わって流動的に攻め上がる。
この4人のコンビネーションはなかなか見応えがあった。フィジカル的にも強いし技術も確かだ。それぞれに突破力がありアイデアがある。19分、ボバディラが左サイドを突破して敵陣奥深くにボールを持ち込みコラウッティにパス、コラウッティがこれをアランゴに渡すとアランゴが敵DFと競りながら左足のアウトで流し込む技ありのゴール。今季のグラードバッハの最初の得点は新加入のベネズエラの至宝アランゴが決めた。
26分には右サイドを駆け上がったレヴェルスがアーリークロス。これに中央でコラウッティがフリーでヘディングし2-0に。その後もグラードバッハが押し気味に試合を進め、41分にはCKの流れから右サイドにこぼれたボールをアランゴが足許に置き直して見事なクロス、上がっていたブラウアースがファーでヘディングし追加点。3-0とグラードバッハが圧倒的な優勢のうちに前半を終えた。
しかし、後半に入ると状況は一変する。ボッフムが後半から投入したMFが中盤の右サイドを起点に何度もグラードバッハのDFにトライすると、徐々に守備が混乱を来たし始める。47分にコラウッティがカウンターから抜け出し敵GKと一対一になったがシュートをGKに当てて追加点ならず。すると直後の51分、52分と立て続けに敵MFにファインゴールを決められ1点差に。意気上がるボッフム、一気に守勢に回るグラードバッハ。
59分には敵FWの突破を止めようとしたCBダンテが非常ブレーキと見なされ一発レッド。やむなくグラードバッハはFWボバディラを下げてクライネをDFラインに入れ、ハイメロートのセーブもあって何とかゴールを守ろうとするが63分、クロスに頭で合わされてさらに失点、ついに同点になってしまう。
グラードバッハは守勢一方となり、その後の時間は自陣でボッフムのかさにかかった攻撃を耐え忍ぶだけの状態。70分、ブラッドリーに代えヤンチュケを、マトモアに代えロイスを同時に投入。するとこれが奏功して再び何度かのカウンター・チャンスが生まれる。しばらく消えていたアランゴのシュートも生まれるが勝ち越しはならず、結局3-3の引き分けに終わった。
前半は見ていて楽しいくらいの連動性とアイデアで今季の先行きに希望が見えたが、ちょっと修正されるとあたふたしてしまうところはまだまだこれからという印象だった。だが、押しこまれた後半に何とか同点で食い止め、ひとり少なくなったこともあってアウェイで勝ち点1を死守する割り切りができたのは正しかった。
新加入のアランゴ、ボバディラは大きな可能性を感じさせた。kickerの採点もアランゴが2.5、ボバディラとコラウッティが3。まあ、1試合だけでは何とも言えないし、次にテレビで試合を見られるのがいつになるのかも分からないが、今季はちょっと期待できるかも、と思わせる開幕戦だった。
ミヒャエル・フロンツェク監督談話:
「興味深い試合だった。前半は非常によい試合をしたが、その後、4-0にするチャンスを逃してしまった。最終的にはこの勝ち点でもよしとしなければならない。後半は息をつく間がなさすぎた」
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Borussia M'Gladbach
2009年08月02日 17:31
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【DFBポカール1回戦】FSVフランクフルト×グラードバッハ
いよいよブンデスリーガも開幕だが、今年はそれに先立ちDFBポカールから公式戦日程がスタートする。グラードバッハの公式戦最初の相手は二部のFSVフランクフルトである。グラードバッハにいたフォイクト、クリバリが在籍している。なお、DFBポカールは日本でいえば天皇杯にあたるオープン・トーナメントであるが、日本のメディアではなぜか「ドイツカップ」などといういい加減な名前で報じられているようだ。「ドイツサッカー協会杯」というのが正しい訳だろう。
グラードバッハは昨季終了後にハンス・マイヤー監督が残留という役目は果たしたとして辞任、今季はミヒャエル・フロンツェク監督の下で戦うことになる。この日の先発は以下のようなメンバー。
ハイメロート
ヤウレス ブラウアース ダンテ レヴェルス
マトモア マルクス ブラッドリー アランゴ
コラウッティ ノイヴィル
カップ戦なのでこれが今季の基本となるかはまだ分からないが、新たに獲得した選手からはトーベン・マルクスとベネズエラの至宝ジョアン・アランゴが先発した。
試合は序盤からグラードバッハが主導権を握る。8分、コラウッティが敵DFにエリア内で倒されPKを得る。これをブラッドリーが蹴ったが弱く、敵GKにセーブされてしまう。その後もグラードバッハが攻め、27分、ノイヴィルからのパスを受けたアランゴがシュート。これが敵DFに当たってコースが変わりゴール・イン、グラードバッハが先制する。その後もグラードバッハが攻勢に出るが敵GKに得点を阻まれ1-0で前半を終えた。
後半開始早々、敵DFがアランゴをつかみ、ファウルとなった後でボールを投げ捨てたため退場となり、グラードバッハは数的優位に立つ。59分にはアランゴからのパスを受けたコラウッティが追加点を決め流れを引き寄せた。72分、交替で入った敵FWに決められて2-1となるが、その後もグラードバッハは追加点を狙って押し気味に試合を進め、結局そのまま2-1で勝利を収めた。
グラードバッハはシーズン最初の公式戦を幸先よく勝利で飾った。来週はリーグの開幕戦をアウェイでボッフムと戦う。ブンデスリーガは稲本と大久保が去ったが、小野がボッフムに、長谷部がヴォルフスブルクに在籍し、昨季に引き続きスカパーのCSフジで毎節2試合程度が中継され、ダイジェストの放送もあるようだ。グラードバッハの試合が中継されると嬉しいんだけど。
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Borussia M'Gladbach
2009年08月02日 00:41
[posted by der_ball_ist_rund]
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【Jリーグ第20節】川崎×FC東京
今年2回目の多摩川クラシコ、アウェイ編。5月にホームで悔しい逆転負けを喫していることを別にしても、順位表ですぐ上にいるクラブとの直接対決でもあり、前節広島に引き分け、水曜日にはナビスコで名古屋に1-2と勢いにも陰りが見えるだけに、是非勝っておきたい、真価の問われる試合である。
新宿でいくつか用を足し、渋谷の東急百貨店でうなぎ弁当を買って新丸子駅から等々力に向かった。最初は全然道が分からなかった等々力近辺も、最近では完全に把握してしまい、質屋の前の路地を通る技まで身につけた。バックスタンド2階のアウェイ寄りに席を確保したがこの辺りはミックス・ゾーン。すぐ横に座った川崎サポのアベックの女の子がとても可愛かったのでちょっと気になった。
さて、試合である。よそ見している訳には行かない。東京は前節と同じ、このところの不動のメンバーで臨む。試合は序盤から東京のペース。東京が粘り強いパス回しから何度かチャンスを作る。17分、梶山からのスルーパスを受けた羽生が狙うがDFに当たる。川崎はカウンターと前線のFWに長いボールを入れる攻撃が中心で決定的なシーンは少なく、今野とブルーノが集中して対応するが、互いに攻守の切り替えが速くハイテンポの試合になる。
31分に右サイドでボールを受けた石川がミドルレンジからシュートするが敵GKがセーブ。37分、左サイドを上がった長友が深いところから折り返し。これに飛び込んだ石川がきっちりと詰めて先制。その後のチャンスは決めきれなかったが、1-0で前半を終えた。東京がペースをつかんでいるが敵もスイッチが入ったときの攻撃は迫力があり、油断はできない。
後半に入ると川崎が前線での圧力を高めてくる。特に53分、前線にスピードのある外国人FWを投入してからは押しこまれる展開になり、バタバタした対応でしのぐ時間帯が続く。55分、右サイドからマイナスのクロスが敵FWに渡りそのヘディング・シュートがポストに当たってそのままゴール・イン。隣のアベックの女の子がタオルマフラーを回して喜んでいるのが悔しい。難しい時間に追いつかれゲーム・プランが立てにくくなる。直後の59分にはカボレが平山からのスルーパスを受けて敵GKと一対一になるがシュートはGKに当ててしまう。
その後も川崎の攻撃を自陣で何とか受け止め、奪ったボールからカウンターという展開が続き、なかなかパスがつながらない状態になる。70分、米本を下げて田邉を左サイドに投入、羽生をボランチに下げる。この交替のメッセージが不明確だったと思う。勝ち越しを狙いに行くならもっと明確な攻撃のカードを切るべきだし、勝ち点1を取りに行くなら他に選択肢はあったはずだ。城福監督としては前者の選択だったのだろうが、そうであれば米本は残し、ここで赤嶺か鈴木ではなかったか。
田邉のところでボールを失うことも多く引き続き試合は落ち着かない展開。77分、カボレに鈴木、82分には石川に代えて赤嶺を投入するが守勢に回り続け、何とかしのぐ時間が続く。ロスタイム突入直後、このまま引き分けもやむなしかと思われたところで(そんなことを考えるとだいたい負ける)ゴール前に人数をかけられ、中途半端なクリアボールがゴール正面にこぼれ、これを敵MFにシュートされて失点、逆転を許す。隣の女の子は狂喜乱舞、僕は唇をかみ天を仰いだ。東京の選手も何人かは座りこんで立てず。残り時間もほとんどなく土壇場で1-2とされて痛い負けを喫した。
前半と後半でまるで様相が変わってしまった試合。前半は敵のカウンターもあったものの東京がボールを支配してある程度狙ったとおりの攻撃ができており、先制点も生まれた。しかし後半になると前がかりになった敵の圧力をはね返せず、自陣で苦しい守備に追われる展開に。バタバタした時間が長く、落ち着いてパスをつなぐことがなかなかできなかった。また、交替もそのような状態を切り替えるスイッチにならなかった。
ここまで6月、7月は調子よく進んできたが、川崎、鹿島、浦和といった地力のあるクラブと正面からぶつかり合えば、完敗とは行かないがさりとて楽勝とも当然ならない、厳しいゲームになるということがよく分かった。たぶん今日と同じコンディションで川崎と10試合すれば何試合かは勝てるだろうしトータルでも五分に近い結果になると思うが、今日のような負け方も十分あり得る結果で、そういう力関係がフェアに出た試合だったのではないか。
東京としては自分たちのやり方を曲げず、堂々と正面から勝負をかけて、時間帯によっては主導権も握ったが、最後の最後に力負けした訳で、悔しいが他の何かのせいにする訳に行かない。疲れが見えるところもあり、決定力に欠けた部分や交替で入った選手が力を出しきれなかった部分も含めて反省点はあるが、総じてモチベーションは高く、負けたからといって下を向く内容ではなかった。
連戦が続き選手にはかなり負荷がかかっているはずで、公式戦ここ3試合の2敗1分という悪い流れを切るためにも、2週間のブレイクでしっかりリフレッシュして欲しい。長友もこの際盲腸は切った方がいい。そして、次節のホームでの横浜戦には勝たなければならない。
採点(
採点の見方
):
権田(3) 62分の決定的なシュートはよくセーブした
徳永(4) 攻め上がったときの思い切りがもう少し欲しい
ブルーノ(4) よく守ったが最後に力及ばず
今野(4) 踏んばったが序盤には決定的なミスも。リフレッシュが必要
長友(3.5) アシストを記録、守備にも奮闘した。敵エルボーはアンフェア
梶山(3.5) 厳しい状況でもよくボールをキープし配球した
米本(4) 守備にはめざましい働き、フル出場でもよかったが…
石川(3) シュートの意識は高いが大外しも多かった
羽生(3.5) 決定機は惜しかった、核としての働きは貴重
カボレ(4.5) ボールは収まるが、59分の決定機は決めたかった
平山(4) 重要な働きはしたがシュートは枠に収めてくれ
===
田邉(5) 意欲が空回り。プレーの軽重をもう少し考えねば
鈴木(-) 時間短し
赤嶺(-) 時間短し
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