フットボール・クレイジー
football crazy
silverboy club
presents
2010年09月27日 22:30
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【ブンデスリーガ第6節】シャルケ×グラードバッハ
スタートは1勝1分とよかったものの、その後3連敗で苦しむグラードバッハ。今節はアウェイでシャルケと対戦だ。てか、シャルケの試合なのになぜ中継がないのか。今節、CSフジはブンデスリーガに3枠を用意、ひとつはパウリ×BVB、もう一つは日本人対決となるヴォルフスブルク×フライブルク、ところが最後の一枠はなぜか内田のシャルケを差し置いてバイエルン×マインツ。内田はそんなに期待されてないのか。どうでもいいけど。
今週も土曜日の午後開催、日本時間では夜10時半のキックオフなので、
ブンデスリーガ公式サイト
のウェブ・ラジオと、
kicker
のライヴ・ティッカーで試合経過を追うことにした。
グラードバッハは前節イエローを2枚もらって退場し、今節出場停止のイドリスーに代わって今季初めてボバディラが先発した他は前節と同じ布陣。
両チームとも調子がよくないこともあってか慎重に試合に入った。盛り上がりに欠ける序盤だったが、15分、ボバディラが敵ペナルティ・エリアに侵入したところを敵DFに倒されPKを獲得。これをデムスが決めてグラードバッハが先制した。シャルケは反撃に出ようとするがパスミスが多く形にならない。逆に24分、ロイスが敵GKと一対一になるがここはゴールを阻止された。
シャルケはようやく目が覚めたか、ここから立て続けにチャンスを作るが、グラードバッハはバイリーの好セーブで得点を許さない。逆に43分、アランゴ、デムス、ロイスとつないだボールが最後はブラッドリーに渡り、これをゴール右隅に決めて2-0で前半を折り返した。うん、理想的な展開だ。
後半から敵は右SBに日本人DFを起用。ハーフタイムに監督のカツが入ったらしく、シャルケはより攻撃的に得点を狙いに来る。50分、敵のFKをバイリーがセーブするが、これで敵に与えたCKからのこぼれ球を拾われ失点、公判開始早々に1点を返される。調子の出てきたシャルケは引き気味のグラードバッハを自陣に押し込めるが、グラードバッハも鋭いカウンターからチャンスを作る。66分にはロイスのシュートがバーに嫌われる不運。グラードバッハはヘアマンに代わってシャハテンを投入。
両チームとも集中したいい試合になったが、78分、ブラウアースが敵をファウルで止め一発レッドで退場に。守り勝つ絵を描いていたグラードバッハには厳しい展開に。勢いを得て同点を狙いに来るシャルケに対し、グラードバッハはボバディラに代えてノイシュテターを起用、守りを固めるが、終了間際の87分、敵FWをデムスとアンダーソンが止めきれず失点。グラードバッハはロスタイムにロイスに代えてメーヴィスを投入し、かろうじて勝ち点1を守る形になった。
ギリギリまで持ちこたえたのにもったいない試合。シャルケとのアウェイなので勝ち点1を持ち帰れたことをよしとするしかないのか。最低限の結果は出したというべきだろうが、終了間際に追いつかれての引き分けは悔いが残るしダメージも大きい。次節、ヴォルフスブルクとのホームゲームはいよいよ今季初めて中継もあるのでしっかり勝とうではないか。
ミヒャエル・フロンツェク監督談話:
「私は私のチームがどのように機能するか分かっていた。先週、シュトゥットガルトではブラックアウトしてしまったが、それを彼らはここシャルケでのしっかりしたパフォーマンスで修正して見せた。ここで勝ち点1を持って帰ることができるのは全然悪い結果じゃない。前半はまさしく正しいアウェイゲームの闘い方を実践した。シャルケは後半に入って強い圧力をかけ、早い時間に1点を返されてしまったが、我々も後半にも一度か二度危険なカウンターを仕掛けることができた。もし我々で11人で試合を終えることができていたら、もう少しうまく時間を使うこともできていたと思う。もちろんできることなら勝ちたかったが、シャルケは優れた攻撃力があり、ラウールとクラース・ヤン・フンテラールを90分間ゲームに入らせないというのは無理な相談だ」
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Borussia M'Gladbach
2010年09月25日 17:39
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【Jリーグ第24節】FC東京×大宮
いよいよ降格圏に落ち、監督を更迭して大熊新監督で臨んだ最初の試合。形はどうであれ、結果を出して切り換えたい。午前中は雨が残ったりしていたが昼頃から晴れてきた。ただ、気温は低く日陰は涼しい。服装の調整が難しい天気だ。バックスタンドは午後になると正面から日光を浴びるので、青赤のキャップをかぶって味スタへ。
残留へ向けて「心をひとつに」ということで結構人が入っているかと思いきや、ゴール裏も何となく隙間が目立つ様子。アウェイ側が寂しいのは仕方ないとしても、最終的に入場者は今季味スタ最低の17,000人。苦しいときこそ応援するんだと思ってたけど、そうは思っていない人が実はたくさんいたということか…。
東京は梶山が骨折発覚でベンチ外。椋原が右SB、中村が左SB、CBは今野とキム、ボランチに森重と徳永、SHは右が石川、左がリカルジーニョで、ツートップが平山と大黒。リカをSHにコンバートした以外は結局ほとんど変わらない布陣で、僕としては徳永をSBに、今野をボランチに戻して欲しかったのでちょっとがっかり。
序盤は東京が積極的に試合に入る。左サイドのリカがボールを持って仕掛けるシーンが多く見られ、中村とのコンビネーションも悪くなかった。11分、左寄りからのFKを中村が直接狙い、枠に飛ぶが敵GKがセーブ。その後も東京はサイドを起点に何度かチャンスを作るが決めきれず。ロスタイムには椋原からのクロスをファーでリカルジーニョが合わせるが敵DFにクリアされる。前半だけで10本のシュートを放ったがスコアレスで前半を折り返す。
後半に入っても東京がパス交換からチャンスメイク、攻守の早い切り替えからゴール前に人数をかけ、ロングボールも効果的に織り交ぜてゴールを狙う。51分にはリカルジーニョが左から切れ込んでシュートを放つが敵GKがセーブ。57分、大黒を諦め大竹と交代。大竹の投入はよかったと思うが、平山と大黒のコンビはもう少し生かしてみてもよかった。リカがFWに上がり大竹は左SHに入る。
60分、平山からのグラウンダーのクロスに石川が中央で飛び込むが合わせきれず。さらに65分、石川がカウンターからドリブルで敵DFと競り、ペナルティ・エリア前で倒されてFKを得る。これを大竹が蹴るがボールはわずかにバーの上に。この辺りから徐々に足が止まり始める。67分、リカルジーニョを下げ重松を投入。疲労はあったかもしれないがリカは効いていたはずで、これももったいない交替だった。
直後、敵のカウンターから中央に放り込まれたクロスに敵FWがダイレクトに合わせる。このボールがバーをたたきゴールラインを超えてバウンドするが権田がこれをキャッチ。明らかに得点かと思われたがノーゴール。線審は一瞬得点のジェスチャーをしたように見え、プレーも止まりかけたが主審が試合を流す。誤審に救われ命拾い。だが、東京には「マズい」的な空気が広がり場内も微妙な雰囲気に。
73分、東京のペナルティ・エリアで激しいボールの奪い合い。いったんは奪ったボールが敵に渡り、逆サイドに振られたクロスに角度のないところから頭で合わされて失点。身体は張っていたが幻のゴールも含めこの時間帯は目に見えない逆風が吹いていたように思う。
最近の東京は先制点を奪われるとガクッと士気が下がる。「ああ、今日もダメなんじゃないか」という気がするのだろう。僕もそうだ。78分、椋原に代えて前田を投入。ここでの布陣は微妙な感じだった。僕は当然徳永を右SBに下げ、森重をアンカーにした4-3-3になるのかと思ったが、スリーバック+右の石川が下がり目になる変則的な3.5バックになったようだ。なぜ石川が守備に奔走しなければならないのか意図が分からなかった。
残り時間、東京は平山をターゲットにして重松、前田がセカンドボールを狙うが、大宮に効果的に時間を使われ、逆にカウンターから権田と敵FWが一対一になるシーンも。結局東京は今日もゴールが遠く、0-1で痛い星を落とした。ま、実質0-2ですけど、みたいな。
切り替えを早く、追い越して一気に攻撃を仕掛けるというコンセプトは失点まではある程度形になっていた。平山に当てて大黒を生かす、あるいは大黒が収めて散らすというシンプルな攻撃もあったし、リカルジーニョはサイドに居場所を見つけて何度もチャンスを作った。今日は結果に結びつかなかったが、ポジティブに捉えられる点はいくつかあったと思う。
しかし敵の幻ゴールであたかも失点したかのようにバタバタし始め、その結果、先制点を与えて自ら試合を苦しくしてしまった。大黒、リカに比べ、重松、前田では「何かが起こるかも」という期待感は正直薄かった。また、徳永が頻繁に最終ラインに落ちる一方で森重がどこかに行ってしまっていて、中央がぽっかり空くシーンが前半から散見され、やはりボランチは今野でお願いしたいと思った。
東京はこの敗戦でいよいよのっぴきならないところまで追い込まれた。もはや目標は残留と明確になったのだから、ネガってるヒマはない。選手も監督もフロントもサポもひとつの目標に向かって走るしかないのだ。ここで支えないでいつ支えるというのか。
採点(
採点の見方
):
権田(3.5) 決定的なピンチを何度か救う。失点シーンはやむなしか。
椋原(4.5) いいタイミングで上がってもクロスが残念なシーンも。
今野(4) 集中して守っていたがもう少し落ち着かせてもよかった。
キム(3.5) 敵のFWによく対応した。フィード力はこれから生かせる。
中村(4) リカとのコンビで果敢に攻撃参加。FKも惜しかった。
石川(3.5) 前節の得点から好調を維持。終盤は不可解なポジションに。
徳永(4) 中盤でよくボールを押さえたがポジションがズレることあり。
森重(4.5) 縦に入れる意識はいいが、うかつなボールロストあり。
リカルジーニョ(3) 役割がはっきりして躍動。シュートも効いていたが…。
平山(3.5) 効果的なポストあり、ターゲットとしては十分機能した。
大黒(3.5) 早い交替は残念。平山とのコンビは悪くなかった。
===
大竹(3.5) ねばり強いキープからチャンスメイク。FKも惜しかった。
重松(4.5) そろそろガムシャラ一本から卒業しないと来年しんどいぞ。
前田(-) 時間短く、よく見えなかった。
もっかい言う。ここで支えないでいつ支えるというのか。
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FC東京
2010年09月23日 13:14
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【ブンデスリーガ第5節】グラードバッハ×ザンクト・パウリ
イングリッシュ・ウィーク。「Die englische Woche」というのはドイツだけの表現かと思っていたが、スカパーのブンデスリーガ・ハイライトを見ていたら英語のアナウンサーが「今週はイングリッシュ・ウィークです」と言っていた。英語でも通じるのか。ホントかな〜。
日本時間では木曜日の未明の試合となるのでリアルタイムでのチェックは諦め、朝起きて早速iPhoneで結果を確認したら…。
グラードバッハはこのところフランクフルト、VfBに2連敗。今節はホームで今季昇格のザンクト・パウリとの試合であり、勝たないとマズい試合。とはいえパウリは前節HSVとのダービーに引き分けてボルテージも上がっているだろう。グラードバッハはダンテに代わってアンダーソンが初先発した他は前節と同じ布陣。ていうかダンテは足を骨折したらしいが大丈夫か。いや、大丈夫じゃない…。
グラードバッハは前節の惨敗の影響か不安定さが目につき自陣中心の戦い。一方、アクティブにスタートしたパウリも決定力を欠き、互いに決定機を作りきれない。試合が動いたのは25分、CKからイドリスーのシュートが敵GKにセーブされたところにアランゴが詰めグラードバッハが先制。その後もグラードバッハは引き気味でパウリがボールを支配するがアイデアがなく、グラードバッハが散発的にチャンスを作る。結局1-0とリードして前半を終えた。
後半に入ってもグラードバッハは守ってカウンターのスタイル。59分にはアランゴのFKがポストをヒットするがゴールできず。すると66分、敵CKに頭で合わされて失点、1-1の同点になってしまう。さらに71分、敵FWをブラウアースがペナルティ・エリア内で倒したとしてPKを献上、逆転を許す。グラードバッハは74分、ヘアマンに代わってボバディラを、78分にはマルクスに代わってマトモアを投入し反撃に出るが得点することができず、1-2で3連敗を喫した。
次節はアウェイでのシャルケ戦。そろそろ勝たないと具合が悪い。
ミヒャエル・フロンツェク監督談話:
「土曜日の試合(0-7の惨敗)の後で、試合を楽しめる状況でなかったのはだれでも分かることだろう。我々は持てるものをすべて出しきって闘ったが、2点目を取るために決定的な局面で必要な運が足りなかった。我々は難しい局面にいるが、それに加えて、これほどしばしば我々に不利な審判の判定が出るのは理解し難い。今日は建て直しのためにトレーニング・グラウンドに行く。そして、土曜日にシャルケでまたチャレンジすることになる」
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Borussia M'Gladbach
2010年09月20日 17:10
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【ブンデスリーガ第4節】VfB×グラードバッハ
前節フランクフルトに手痛い敗戦を喫したグラードバッハ。今節はアウェイでVfBと対戦する。幸い先週に続いて土曜日の午後開催、サマータイムもあり日本時間の夜10時半キックオフなので例によって
ブンデスリーガ公式サイト
のウェブ・ラジオと
kicker
のティッカーで経過を追った。
グラードバッハはノイシュテターに代わりブラッドリーがボランチに復帰した他は前節と同じ布陣。前節の完敗からしっかり立ち直りたいところだが、VfBは開幕3連敗で相当気合いを入れてくることが予想される。
少し出遅れて10時40分頃おもむろにウェブ・ラジオを立ち上げたら既に0-1…。2分にクロスを胸で合わされ、バイリーがセーブしたが押し込まれたらしい。いきなりテンションが下がる。VfBは早い時間帯に先制したことで余裕ができたか、主導権を握ら、一方的に押し込まれる。21分にはCKから頭で合わされ早くも0-2に。
その後もVfBが攻勢の手を緩めず、フロンツェク監督はたまらず36分、アランゴを下げてボバディラを投入して反撃に出るが結果にはつながらず、0-2で前半を終える。
前半、守備のほころびが見えたグラードバッハは後半からブラウアースに代えてアンダーソンを起用。これでグラードバッハはやや盛り返したように見えたが、守備を固めるVfBを崩せず。逆に54分、再び敵のCKをダンテがクリアしたボールが敵に渡りこれを決められて0-3。さらに60分には敵FKのクリアボールがまたしても敵に渡り、ミドルを決められる。これで0-4…。いったいうちのセットプレー・ディフェンスはどうなってんだ。
64分にはFKを直接決められ0-5。67分にはイドリスーに代えてノイシュテターを投入するが、73分にはまたしてもCKから頭で合わされ0-6。80分にも1点を追加され0-7でようやく勘弁してもらえた。
思えばレヴァークーゼンで6点も取って以来得点がなく、0-4、0-7と連敗。オレたちは何かレヴァークーゼンでやってはいけないことをやってしまったらしい…。
ミヒャエル・フロンツェク監督談話:
「これは何とも言いようのない試合だ。私は人気を気にしている訳ではないが、一緒に遠征してくれたたくさんのサポーターには何をおいてもまず謝らなければならない。まったく何ひとつない試合だった。何人かの選手はレヴァークーゼンでの6-3の勝利で何か勘違いしているようだ。あのときの競り合いでの強さ、コンパクトな守備をしっかり思い起こさなければ我々は問題を抱えることになる。ジュアン・アランゴとロエル・ブラウアースを早くに交替させたが、問題は彼らにだけあるのではない。できるなら30分過ぎたところで6人を交替させてもおかしくなかった」
お怒りのご様子。
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Borussia M'Gladbach
2010年09月19日 22:23
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城福監督解任について
FC東京の城福監督が解任された。プロサッカーにおいて、成績不振のチームの監督が更迭されるのは珍しいことではないが(むしろ日常茶飯事)、FC東京において城福監督は特別な指揮官であり、降格ボーダーに低迷しているとはいえ、この時期の解任は意外であり残念だった。
思えば原監督の下でナビスコカップを獲得したものの、イケイケサッカーに限界も見えたことから敢えて原監督を勇退させ、一段上のチーム作りを進めるべくブラジルからガーロ監督を招聘したのが2006年。しかし、僕たちは分かりやすいサッカーへの郷愁からか、チーム変革の痛みにサポもフロントも耐えることができず、シーズン半ばでガーロ監督を解任してしまい、倉又監督の下で何とか帳尻を合わせるだけの1年になった。
翌2007年には再び原博実を監督を迎えたが、そこにはチーム作りの確たる方針は見えなかった。もう一度原博実という選択自体が後ろ向きに思えた。結局めざましい成績を残すこともできず、これから東京がどんなクラブになって行くのかを示すこともできず、原監督は1年で退かざるを得なかった。
そこで満を持して起用されたのが城福浩だった。城福は明晰な言葉でこのクラブの進むべき道、あるべき姿を示した。これまで何となく買ったり負けたりして最終的には中位に落ち着くパッとしないサッカーを見せられ、調子のいいときはいいがスタイルと呼べるほどのスタイルもないクラブに満足するしかなかった僕たちに、城福浩は明確なコンセプトとそれを実現する道筋を示したのだ。
それはちょうど、東京がJ1昇格からもはや10年近くを経て、いよいよ次のステージに進まなければならないという時期だった。城福はただの雇われ監督ではなく、クラブ作りを含めてFC東京という有機体のマネジメントをデリゲートされた指揮官であり、僕たちの夢の代理人であり、FC東京の未来像の体現者であった。
僕たちは城福の示した海図を頼りに長い航海に漕ぎ出したのであり、その航海はまだ始まったばかりだった。いいときも悪いときもあることは承知した上で、FC東京というコンセプトの建設のためにある程度長い期間を委ねる覚悟だったのではないのか。少なくとも僕はそうだった。
そして、僕たちはこの2年半、城福の目指すものを共有してきたつもりだった。その過程で、僕たちは何度ももどかしい思い、やりきれない思いをしたが、その何倍もの素晴らしい夢、歓喜の瞬間、そして東京の未来は確かにここにあるという手応えを見せてもらった。「東京のサッカーは面白いから是非見に来て」と友達を誘えるようになったのは城福東京だからであり、実際、そのようにして東京サポになった人を僕は何人も知っている。それなのに、ひとつ大波をかぶっただけで簡単に城福を解任することが本当にこのクラブの5年後、10年後のためになるのか、極めて疑問だ。
ただ、すべての責任を城福が背負う形になってしまったのは残念だった。ここ数週間の城福監督は目に見えて憔悴していた。「選手は精一杯やっている。結果が出ないのは私の責任」と繰り返していたのは城福監督自身が弱っていたことの表れだったのか。そういう意味では、このあたりで休養してもらうのは仕方のないことだったのかもしれない。城福監督には心からお疲れさま、有難うといいたい。
だが、仮に新監督の下で残留を果たしても、城福監督を慕ってここまで結束してきた選手たちが、来季も同じモラルで戦えるかは未知数だ。僕としては広島が降格したときペトロビッチ監督を留任させ、選手の流出も最小限にとどめた上、J2で圧倒的な成績を収めて一年でJ1に復帰し、熟成したチームでJ1でも健闘していることを思い起こさずにはいられない。極論すれば、監督を更迭し、ここまで積み上げたものを食いつぶして残留するくらいなら、城福監督と一緒に降格してコンセプトを純化したかたちでチーム作りを進めた方がよかったという気さえするくらいだ。
もちろん、降格はクラブにとって大きなダメージになる。選手が残ってくれる保証もない。コンセプトどころではなくなるリスクもある。だから実際には残留が最優先になることは分かるし、そのための監督更迭も選択肢としては理解できる。クラブがそう決断したのだから僕たちはそれを受け入れるしかないし、こうなった以上は新しい監督の下で降格圏からの一日も早く脱出することだ。そのためにクラブは、そして僕たちは今日、血を流した。僕たちは今日、自らのプライドに深い傷を負った。
新監督は大熊清になった。実績のある人だが、今の東京をどうマネージするかは未知数。オシム監督の下で代表コーチを経験したことで、城福監督が目指そうとしたものとも親和性はあるのではないだろうか。期待したい。
いずれにせよ僕たちのやるべきことはシンプルだ。FC東京を支持し、支援すること。だって僕たちは東京のサポーターなのだから。とにかく、次の週末は味スタに足を運ぼう。そして選手たちに、オレたちがついているということを見せてやろう。
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FC東京
2010年09月18日 23:40
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【Jリーグ第23節】磐田×FC東京
今節は普通に自宅スカパー観戦の予定だったが、いよいよ降格圏と勝ち点で並ぶ事態になり、下位チーム同士の直接対決シリーズということもあって、急遽現地観戦することにし、昨日の昼、コンビニでチケットを買って新幹線も押さえた。てか、行こうかどうしようか迷って、結局行かなかった試合に負けると「あ〜、オレが行かなかったから負けた」と思ってしまうのがイヤで。
品川から新幹線で掛川経由磐田へ。シャトルバスもスムーズで、スタジアムに着いたのは1時頃。いい天気。日射しはきつく気温も上がっているが、湿度は低く涼しい風も吹いてくるので、それほど不快ではない。連休の初日とあって東名が激しく渋滞しているらしくクルマで来た人たちの到着が遅れ、アウェイ側はキックオフ直前になってようやく人が密集してきた感じだった。
東京は前節に続いて4-3-3。今節は徳永が右SBに入り、有給休暇明けのキムがCBで久しぶりの先発。森重がアンカーに入り、その前には梶山と松下、スリートップは中央に大黒、右に石川、左にリカルジーニョという布陣。後がない状態で何とか後ろを固めつつ得点するという難しい課題に取り組んだ苦肉の策と言えよう。
しかし試合は序盤から磐田のペース。東京はポジションが曖昧でコレクティブなラインが構築できず、ピッチを埋める布陣がまだらになってしまって、空いたスペースを敵に使われる展開に。それでも東京は最終ラインで何とか敵の攻撃を抑えていたが、18分、右裏のスペースにパスを通され、ここからクロスを上げられる。中央では後ろから飛び込んできた敵FWを捕まえられず頭で合わされ痛い先制点。今の東京は先制点はむしろメンタルに効いてしまう。
その後も東京は中盤でボールを落ち着かせることができず、互いの役割も今ひとつ不明確なまま効果的な攻撃を組み立てられない。34分、ゴール前でスルーパスを通され敵FWがラインの裏に抜け出して権田と一対一に。これを落ち着いて決められ0-2。前半のうちに2点のビハインドを背負ってしまう。ここでちょっと下を向いてしまった。
さらに41分、今度は選手にアクシデント。キムを下げて大竹を投入。そのときは戦術的な交替かと思ったが腰を痛めていたらしい。結局この時点で今野をCBに下げ、中村が右SB、松下が左SBに。徳永がボランチに上がり梶山とコンビ。大竹は左SHに入って4-4-2に戻した。0-2で前半を終えたが、他にも決定的な形を作られるシーンが何度かあった。
後半に入ると、今季のオーソドックスな布陣に戻した東京が徐々に反撃に出るが、中盤でのパスミスも多く、そこからピンチを招くシーンも。だが、59分、中盤でボールを持った石川が中央をドリブルで駆け上がり、最後はDFを切り返して左足でミドル。これが磐田ゴールに突き刺さり1-2に。このゴールは石川の思いがこもっていて、久しぶりに溜飲の下がる思いだった。
これでようやく堅さが取れたか、ここからは東京の時間帯になる。1点差になり自陣で守備を固める磐田を相手にゴールを狙う。25分、大黒に代えて平山を投入。直後の26分、松下のCKからのこぼれ球を至近距離から森重が狙ったがポスト。29分、リカルジーニョに代えて前田を投入。しかし、この時間帯に同点にできなかったことで、東京は次第に足が止まり始め、敵のクリアボールの処理が雑になって敵にボールを奪われるシーンが相次ぐ。
東京は最後まで前がかりに同点を狙いに行ったが、最後は焦りが出たか、ガソリンも切れて攻めきれず。結局石川のミドルで1点を返したのみに終わり、1-2で磐田までテコ入れに乗り出した効果も出なかった。
監督も選手も結果が出ず降格圏に近づいていることで自信をなくし焦っているようだ。その結果動きが固くなり、失点はしたくないという意識が先制点を過剰に重く感じさせるし、ボールを大事に攻めるあまりムービング・フットボールのダイナミズムが失われてしまっている。端的に言って始めから気持ちで負けている。
ここで大事なことは、まだ11試合あると開き直ることだと思う。原点に戻り、リラックスして、本来あるはずの約束事をもう一度徹底すること、そして自信をもってのびのびと闘うことだ。こんなところで固くなっているようだと本当に残留争いが切羽詰まった最後の数試合なんてどうやったって闘えない。
これまで本当の危機に直面した経験がないので焦るのは分かるが、そこは監督が冷静に落ち着かせなければならない。上位への色気を捨て、目標を降格圏からの早期の脱出に絞るのならそれは実力的には可能なミッションだ。監督が自信をなくしていては勝てる試合も勝てない。
このところ城福監督は、「選手は一所懸命やっている。結果が出ないのは自分の責任」といった言い方をよくするようになったが、これはあまり感心しない。指揮官に最終的な責任があるというのはその通りだが、どうせ責任という言葉を使うのなら、「このチームは私が責任をもって残留させる」と言って欲しい。
城福監督は選手、サポから離れて一人で責任を背負うべきでない。城福監督が「オレが責任をもって残留させる」と宣言して、ついてこない選手、サポはいないはず。我々はここ2年の実績を信頼して監督にチームを任せているのであり、長期政権のビジョンの下にチームを作っている。その方針が限界に来ているとは僕は思わない。さあ、監督も、選手も、フロントも、僕たちも、腹をくくろうじゃないか。
採点(
採点の見方
):
権田(3.5) あと2、3点取られていてもおかしくなかったのを救った。
徳永(4) 使い回されて気の毒だったが結局いちばん安定していた。
今野(4) 全体が固くなっていることには今ちゃんの性格も影響している。
キム(4) そのフィード力をもっと生かしてメリハリをつけて欲しい。
中村(4) 板についてきたがレベルの高い敵と対峙するとちょっと不安。
森重(4.5) 前半はDFラインに吸収されて攻撃を組み立てられず。
梶山(4.5) 居場所を求めて上へ下へ。役割が定まらず効果半減。
松下(4) トップ下的な位置でボールを触るが前線との連動は今ひとつ。
石川(3.5) 魂の一撃。石川の覚醒はチームを引っ張るはず。
リカルジーニョ(4) 献身的に働いている。役割をもっとよく整理してやって。
大黒(4.5) 今日も最も欲しいタイミングでボールがもらえず。もったいない。
===
大竹(3.5) 入ってしばらくはリズムが変わった。今、最も可能性を感じる。
平山(4) ポストはよかったがシュートなし。もっと脅威になれるはず。
前田(4.5) 何かの片鱗みたいなものを見せる瞬間もあるにはあるが…。
変にいじらず、やることをシンプルに絞れば出口は遠くない。
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FC東京
2010年09月13日 23:58
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【ブンデスリーガ第3節】グラードバッハ×フランクフルト
土曜日の午後開催ということで日本時間では夜10時半のキックオフ。例によって
ブンデスリーガ・オフィシャル・サイト
のウェブ・ラジオと「
kicker
」のティッカーで経過を追いかけた。
グラードバッハはケガのマルクスに代わりノイシュテターが先発した他は、前節、レヴァークーゼンに快勝したのと同じメンバー。ホームでの今季初勝利をあげたいところだ。
しかし、試合は開幕2連敗のフランクフルトが序盤から飛ばしてくる。グラードバッハはホームにもかかわらず自陣に押し込められる展開に。24分、敵FKからのシュートをバイリーがパンチングしたもののこれが正面にこぼれ、押し込まれて先制を許す。
その10分後、今度はグラードバッハのCKから敵ゴール前で浮いたボールをイドリスーが頭で押し込み同点かと思われたが、その前にファウルがあったとして得点は認められず。これが認められていれば違った試合になっていたと思うが。僕は「Ausgleich!」というアナウンサーのシャウトにガッツポーズ、その後、得点が取り消されたことには気づかなかった…。
直後、ゴール前でバイリーがかわされ、流し込まれて0-2に。42分には敵ペナルティ・エリア内で倒れた敵DFにイドリスーが引っかけられるがノーファウル。44分にアランゴがシュートを放つが敵GKのセーブに遭い、0-2で前半を終える。
後半もフランクフルトに押し込まれる。50分、敵のスルーパスに抜け出され、デムスがかわされて失点。0-3に。グラードバッハはここでノイシュテターに代えてボバディラを投入、前を厚くして得点を狙いに行く。しかし64分、敵カウンターからミドルを決められ0-4とほぼ試合は決まってしまう。
この後はもはやリスクを負う必要のないフランクフルトが守備的になり、グラードバッハはそれを崩せないまま試合終了。前節以上の点差で今季初の敗北を喫した。
イドリスーの同点弾が認められなかったことで流れをこちらに持ってくることができなかった様子。まあ、負けたものは仕方ない。引き締めて次行こう。次は開幕3連敗中のVfBだ。
ミヒャエル・フロンツェク監督談話:
「フランクフルトの勝利につべこべ言う気はない。内容的にも成熟したチームのまったく妥当な勝利だったと思う。アイントラハトは非常にきちんとゴールを積み重ねた。我々にも確かに何度かチャンスがあったが、アイントラハトに現実に追いつくことはできなかった。我々にとって不幸な判定が一度か二度会ったのは確かだが、だが、それはこの明らかで妥当な敗戦の原因ではない」
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Borussia M'Gladbach
2010年09月13日 01:12
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【Jリーグ第22節】FC東京×浦和
昼間子供のサッカーの線審を60分やって汗だくになり、いったん家に帰ってシャワー。気合いを入れ直して味スタに向かった。浦和戦なので早く行かないといっぱいになってしまうと焦ったが、いざ到着してみると赤い人たちはアウェイゴール裏の下層すら埋めきれない状態。動員力落ちたなあと思わず感心してしまった。きっといろいろ苦労しているのだろう。
まあ、こちらも人のことを気にしている余裕はない。東京は水曜日のナビスコ準々決勝清水戦と同じ先発だが、布陣としては高橋をアンカーに、右に梶山、左に羽生を配置、前線は大黒を中央にして右に鈴木、左にリカというスリートップで4-1-2-3というシステムだったようだ。
試合は東京が攻撃的にスタート。3分に高橋が自ら持ち上がってミドル。枠を大きく外れるが、シュートには力があり、早い時間帯のチャンスにこの号砲は悪くない。11分、森重からのフィードを受けた大黒が落とし、上がった梶山がこれをゴールにたたき込んだが大黒がオフサイドでノーゴール。
だが、20分にアクシデント。羽生が足を傷めたか交替をアピール。急遽今野を投入せざるを得ない事態になる。今野はそのままSHに入ったようにも見えたがポジションが流動的で今ひとつ確認できず。
さらに37分、その少し前のプレーで激しく敵にチャレンジして足を傷めた様子の高橋がアウト、石川がイン。これに合わせて今野がCBに下がり、徳永がボランチに上がって梶山とコンビ。石川が右、鈴木が左と、結局いつもの布陣に戻った…。
45分、中央でボールを受けた梶山がそのままスルスルとドリブルで持ち上がり、エリアに入ったところで切り返してシュート。前半最大の見せ場だったがボールは惜しくもバーをヒット、スコアレスで前半を折り返す。
序盤は押し込んだものの次第に浦和にボールを持たれ、東京は図らずも堅い守備からカウンター主体の攻撃になったが、守備は集中して失点を許さず、何度かチャンスを作ったところまでは評価できる。ケガで前半に2枚のカードを切らされたが、投入したのが今野、石川なら戦力的にダウンした訳ではない。後半勝負の雰囲気。
後半に入ってもパスが回るのは浦和の方で、東京は奪ったボールを素早く展開する形で攻撃を仕掛ける。60分、石川が右サイドからライナーのクロスを入れると、中に入り込んでいた椋原がダイビング・ヘッド。タイミングはドンピシャだったが敵GKにセーブされる。
逆に66分、敵にペナルティ・エリア内で仕掛けられ、森重がこれに足をかけたとの判定でPKを献上。これをきっちり決められやりたくなかった先制点を許してしまう。東京はその直後、リカルジーニョに代えて平山を投入。
今日の浦和のゴール裏は、それなりに声は出ているもののいつもの地鳴りのような迫力はなかったが、先制したことで俄然声も出始め、失点からしばらくは押し込まれてバタバタする時間帯が続く。
81分、左CKからのこぼれ球がファーの徳永に。難しい角度だったが思い切って放った強いシュートはまたしてもバーを直撃。跳ね返ったボールを石川が直接狙ったがこれは枠を大きく外れた。87分、敵と交錯した鈴木が負傷、いったんピッチに戻るが動けず(最後は退場したか?)。
ロスタイムには石川のロングスローがファーの今野に届いたが打ちきれず、結局PK一発で0-1と痛い敗戦を喫した。
この試合、連戦でコンディションが整わず、ケガのメンバーも多い中で苦肉の攻撃的布陣を敷いたが、早い時間帯にケガ人が出てプランの変更を余儀なくされた。それでも敵の攻撃をしのぎながら何度かチャンスを作ったが、水曜日に続いてゴールポストも味方にした敵DFを最後のところで破れなかった。
星勘定的には降格圏と並ぶ勝ち点21のままの14位であり、残留争いの渦中だが、内容的にはモラル高く戦い自分たちの特徴も出せつつある。城福監督になってからここまで2年半積み上げたものが無に帰した訳ではなく、方法論に何か間違いがあるとは僕は思わない。
個々の局面を見れば修正すべき点もいろいろあるだろうが、原点に戻ってオーソドックスな城福フットボールをやればそろそろ結果もついてくるだろう。苦しい状況だが、ここで迷ったり投げ出したりしたら元も子もなくなる。何か、毎週同じことを書いてる気もするが、ここが我慢のしどころ、踏ん張りどころだ。
85年まで阪神タイガースファンだった僕に言わせれば、あるいはグラードバッハの二部降格やマンハイムの二部から四部への直接降格を見てきた僕に言わせれば、こんな程度で悲観していてはサポなんて務まらない。まだ10試合以上あるんだし、それをどう闘うかを考えなければ。
採点(
採点の見方
):
権田(4) 微妙な飛び出しあり。PKの失点はやむなし。
椋原(3) 今季は椋原が成長したシーズンとして記憶されるだろう。
森重(4) 敵の危険な攻撃を止め続けたが痛恨のPK献上…。
徳永(3.5) 二つのポジションで効果的な働き。バー直撃は惜しかった。
中村(3.5) SBとしての動きが板につき始めている。ミドルで得点欲しい。
高橋(3) ケガでの途中交替は残念。アンカーとしてはしっかり働いていた。
梶山(3.5) 真ん中に戻ってからの方がやはり存在感あり。
羽生(3.5) カバーリングに追われて本来の攻撃力が出せず。ケガは…。
鈴木(4) 献身的な働きには頭が下がるが判断の遅さが気になった。
リカルジーニョ(3.5) 彼に何を求めるかをはっきりしてやらないと。
大黒(3.5) ここ一番のサッカー・センスはさすがだがシュートゼロでは…。
===
今野(3) スクランブルだったがさすがの働き。
石川(3.5) スピードを生かしてチャンス・メイク。そろそろ入るぞ。
平山(3.5) 短い時間だが存在感は示した。シュート打ちたかった。
一週間でしっかり立て直そう。ここからが勝負だ。
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FC東京
2010年09月09日 00:27
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【ナビスコ準々決勝2】清水×FC東京
台風が接近する中、アウェイ日本平でのセカンド・レグ。キックオフの時間には雨はやんでいたようだが、昼間は関東から東海地方には激しい雨が降り、移動は大変だったようだ。アウェイ観戦に行ったサポには頭が下がる。
僕は仕事が外せず、ふだんよりむしろ遅いめの帰宅。録画しておいたスカパーを、風呂に入って晩ごはんも食べ終わった10時前から見た。もちろんその間、ネットやツイッターは遮断して結果は見ていない。
東京はGKに権田が復帰、CBは徳永と森重がコンビを組んだ。徳永の中の人はほんと大変だな。ボランチには高橋を起用、梶山とコンビを組んだ。SHは右に鈴木、左には天皇杯で途中出場していた羽生が久しぶりに先発した。トップは大黒とリカルジーニョ。
東京は試合開始早々からアグレッシヴに攻撃を仕掛ける。味スタでアウェイ・ゴールを許しているので、東京としては少なくとも1点とらないことには先に進めない。逆に先制すれば決定的に有利になる。バランスを崩しても先制点を奪いに行くというのは当然の戦略のように思えた。
3分、FKを中村が直接狙い、無回転のボールを敵GKがファンブルするが詰めた鈴木のシュートは枠外。6分、高橋のミドルも枠外。だが、序盤のチャンスを逃すと、徐々に清水もボールを収め始める。清水はスコアレスも念頭に置いてはいたと思うが、決して守備的に0-0を狙いに来る感じではなかった。次第に拮抗したイーヴンの戦いに。
何度か危ない場面もあるが守備は集中しており、大方は未然にピンチを防げていたと思う。43分、右サイドの椋原がゴールライン近くからマイナスの折り返し。これを鈴木がシュートするが惜しくもバーをヒット、結局0-0のまま前半を終えた。やはり前半で得点したかったが、時間の経過とともにイケイケ感はなくなり、ガチンコ勝負的な流れになる。
52分、CKからのボールを後ろで受けた中村がロング・シュートを狙うが枠を捉えきれず。63分、今度は右サイドの裏に抜け出したリカルジーニョから戻しを受けた羽生が直接ゴールの右下隅を狙うが敵GKのセーブに遭う。75分、椋原のクロスに中央で大黒が頭で合わせるが今度はバーをヒット。立て続けにいい形を作るが、ヒトとモノが一体となった清水の堅い守備にゴールを割れない。
67分、鈴木に代えて石川がイン。さらには69分、羽生に代えて平山が入り、リカルジーニョが左SHに下がる。77分には大黒を下げて松下を投入、松下はトップ下に入ったように見えたが、公式サイトによれば梶山も上げて4-1-2-3になったのだそうだ。
83分には敵のシュートがバウンドして東京ゴールのバーをたたくシーンがあり肝を冷やすが、試合はスコアレスのまま終盤へ。後のない東京はとにかく1点を取るしかない。84分、平山が相手DFを切り返してかわしシュート。枠に飛んだが敵GKがセーブ。85分、松下のクロスが梶山に合うが強いシュートを打ちきれず敵GKがキャッチ。
東京は完全に前がかりになり攻撃を繰り出すが、敵の堅い守備、特にGKの好セーブもあってギリギリのところで1点が遠い。90分、石川のクロスにリカルジーニョがファーで合わすがこれも敵GKが触ってゴールを阻まれる。これで得たCKには権田も上がる。
CKからのボールを松下がクロス、石川がシュートするが敵DFに阻まれる。こぼれ球を拾って平山が放ったシュートはGKの脇をすり抜けるがライン上で守っていたDFに当たる。このプレーで得点できなかったところでちょっとしんどい感じになった。
ロスタイム、徳永が前線右で敵の処理ミスを誘い裏に抜け出す。ここからクロスを入れ、中央で平山が合わせたがこれも敵GK。結局東京は敵の倍にあたる16本のシュートを放ち、その相当数が枠に飛んだにもかかわらず、ことごとく敵GKのセーブに遭って得点できず。スコアレス・ドローとなった。
この結果、東京は昨季から続く清水戦不敗記録は延ばしたものの、味スタで許したアウェイ・ゴールのためナビスコカップ準々決勝での敗退が決まった。
今日の東京は果敢にゴールをこじ開けに行ったが、敵GKが当たりすぎで崩すことができなかった。得点できなかったことは反省すべきだし、ナビスコ敗退は悔しいが、試合自体は恥じるものではなかった。ゴール前に入り込み、枠にシュートを飛ばすことはできており、最後まで高いモラルで戦いきったことは高く評価するべきだ。
今いるメンバーでできる限りのことをやり、試合単体では最低限の結果を出したが、トーナメントのセカンド・レグとしては力が及ばなかったということ。ここ数試合には僕はネガティブな印象は持っていない。連覇の夢は潰えたが、ここからはリーグ戦に集中するしかない。週末の浦和戦で今の我々の力が問われる。
採点(
採点の見方
):
権田(3) 果敢なパンチングで危機を救った。CKの上がりもいい判断。
椋原(3.5) 絶賛進化中。試合に出ることで上手くなってきた。
徳永(3.5) 今や東京のユーティリティ。落ち着いてカバーできた。
森重(3) ラインを高く統率。長身の敵FWにも仕事させず。
中村(3.5) 豊富な運動量で存在感。シュートの意識もあった。
高橋(4) フル出場は立派。中盤でしっかり前を向いていた。
梶山(4) しっかりボールをつないだがまだ万全でない気が…。
鈴木(3.5) 惜しいシュートあり、裏を狙う動きも悪くなかった。
羽生(4) ボランチの位置に落ちてくること多く前での働きが少なかった。
リカルジーニョ(3.5) サイドで存在感。シュートは惜しかったな〜。
大黒(3.5) 質の高い動きを見せたが、こういう試合こそ大黒の1点が欲しかった。
===
石川(3) スピードで敵DFを圧倒。クロスの質も高かった。
平山(3.5) シンプルなプレーで力を発揮。危険な香りはした。
松下(4) いいクロスは入れたが脅威にはなりきれなかった。
守りに入らず、組み合ってくれた清水もエラかった。でも次の日本平は勝たねばな。
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FC東京
2010年09月06日 00:01
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【天皇杯2回戦】FC東京×駒澤大学
この時期にナイト・ゲームでの天皇杯というのも違和感あるな〜。朝からプール、午後は新宿で買い物。一度家に帰って夕方から味スタと忙しい一日。新宿の京王百貨店で海鮮四色弁当(カニのほぐし身、イクラ、ウニ、ネギトロ)を買って準特急に乗り込んだ(が飛田給には止まらないので調布で乗り換え)。蒸し暑いがスタジアムは風があってしのげる。
東京は厳しい日程での連戦、かつ今野とキムが代表で不在ということもあり、大幅にメンバーを入れ替えた。GKは権田が指を傷めたということで塩田が先発。DFは右から椋原、森重、高橋、平出、ボランチは田邉と松下、右SHに鈴木、左に大竹、ツートップに平山、重松という布陣となった。平出は公式戦初出場。
しかし、こういう試合は難しい。東京はボールを支配しながら敵ゴールに迫るが、駒大の身体を張った守備に阻まれ、シュートも正直なものが多くなかなか決定的な場面を作れない。逆に中盤のうかつなパスをカットされ駒大の攻撃に肝を冷やす場面も少なくない。慎重にポゼッションする東京と、失うものがなくアグレッシヴな守備や思い切りのいい攻撃を仕掛ける駒大という流れになる。
東京は20分すぎから何度か立て続けにチャンスを作るが、駒大の集中した守備もありゴールを決めることができない。徐々に東京の優勢がはっきりしてくるが、結局スコアレスのまま前半を終了。バックパスの多い煮え切らない展開に加えて、大学生相手に得点を奪えなかったこともありスタンドからはブーイングが浴びせられる。ふだんと選手が違うため、微妙な連携が取れていない気がする。マークの受け渡しなどもぎこちないイメージ。
こういうゲームは焦りが出ると難しくなる。後半の早い時間帯に得点が必要だ。後半、東京は平出と大竹を下げて徳永と羽生を投入。徳永がボランチに入り松下が左SBに下がる。羽生はそのまま左SHに入った。この段階でテコ入れを余儀なくされたのは想定外だったのではないだろうか。
だが、この交替が当たった。東京は中盤でためを作るとともに、裏を狙った思い切りのいいボールも出るようになる。58分、平山がエリア左手前でファウルを受けFKを獲得。エリア内に見えた人も多かったようでPKだろ的なヤジ多し。このFKを松下が壁の上を越してゴール右上に決め先制。ゆりかごパフォーマンスは森重の長女誕生を祝ったものだったようだ。
その後も東京が主導権を握り、ボールを支配。駒大に単発の攻撃を浴びるシーンもあるが、DFラインが落ち着いてボールを処理、決定的な形は作らせない。70分、椋原のスローインが後ろからすごいスピードで駆け上がった羽生に渡り完全に裏を取る。羽生はそのまま中央に折り返し平山が飛び込んだがわずかに合わず。羽生に大きな拍手が。
73分、再び右サイドで羽生がボールを持つと、浅い位置からアーリー・クロス。美しい弧を描いてゴール前に上がったボールに平山が頭で合わせゴール。2-0と大勢を決める追加点を挙げる。この攻撃は羽生のクロスも合わせた平山も見事だった。
平山はこのプレーで急所にダメージを受けたらしく、前かがみで自分で尻をとんとん叩いたり、ぴょんぴょん跳んだりしながら自陣に戻る。笑ってはいけないのだがスタンドからは愛情あふれる失笑が…。せっかくいいゴールを決めてカッコよくパフォーマンスでもしたいところだっただろうが気の毒だった。まあ、平山だし…。
78分、鈴木に代えて前田を投入。前田は東京での公式戦デビューとなる。駒大は前線に人を置いてパワープレーに出るが、ほとんどのボールは東京の守備網が絡め取り、結局残り時間を守りきって東京が2-0で勝利、面目を保った。
前半今イチだったが羽生、徳永を投入してようやく攻撃にダイナミズムが生まれた。もっとも、こういう格下相手の試合は相手がダメもとでアグレッシヴに来るし、こちらは負けられない試合なので難しい展開になることは珍しくない。選手コメントからも守備重視で慎重に試合に入ったことが窺われ、試合日程やターン・オーバーを考えても、まずは最終的に勝ったことを評価してよい。
平出は悪くなかっただけに、前半で交替になったのは残念。デビュー戦としては無難にこなしたと思う。前田はクローザーとして出たはずだが、動きがはっきりせず、あまり敵にとってイヤな存在にはなれなかった。15分しかないのだから、もっと無駄走りしてウザがられるべきだったのではないのか。32番なので去年までの近藤と何かダブる…。
駒大は思い切りのいい攻撃で東京ゴール前まで何度か迫ったが、ガチで組み合うにはやはり実力の差があったということか(ないと困る…)。時折、勢い余っての無謀なファウルがあって気になったが、それくらいの気持ちでやっているということなのだろう。
1回戦の東京ヴェルディユース×駒澤大学は金曜日の夜にあったばかりで、中一日でプロとの対戦を強いられた駒大は気の毒だった。駒大側のスタンドは2〜300人程度しかいないのではないかと思われたが(入場者は5,155人)、金曜日の夜に勝ち抜けが決まったんだから、関係者に連絡して動員をかけるのも難しかったのだろうと思う。毎年のことだが、天皇杯の日程はおかしい。
いずれにしても東京は久しぶりの味スタでの勝利。羽生が帰ってきたことが大きい。3回戦は10月11日(祝)に草津の正田醤油スタジアムでギラヴァンツ北九州と戦うことになる。何で東京と北九州が草津で、と思うが、草津が北九州に負けちゃったので。尚、東京がナビスコの準決勝に進んだ場合は、天皇杯3回戦は10月13日(水)に変更されるので間違いのないように。
採点(
採点の見方
):
塩田(3.5) ほぼ試される場面なく、危なげのない完封。
椋原(3.5) 攻撃に絡む意識ははっきりしていた。成長している。
森重(3) 若いDFラインを統率、敵の勢いある攻撃をきちんと止めた。
高橋(4) 人について行くかスペースをカバーするか迷うシーンあり。
平出(4) 預かったボールは安全に捌いた。悪くないと思ったが…。
田邉(5) うかつなボール・ロスト多し。攻撃にも今ひとつ絡めず。
松下(3.5) 貴重なFK弾。あのキック力を流れの中でももっと生かしたい。
鈴木(4.5) 慎重を期し過ぎて敵の裏に出る危険なプレーができず。
大竹(4) ボールには触ったが効果的な出しどころを探しきれず。
重松(4.5) 後半息切れ。サイドに回ってからは存在感見えず。
平山(4.5) シュートは見事だが、足許に収めたときのプレーが今イチ。
===
羽生(2.5) 何か大事なことを思い出させてくれる働きぶり。涙出た。
徳永(3) 中盤のポイントになり、果敢にシュートも放った。
前田(5) 何しに出てきたのかよく分からない。動きが足りない。
水曜日にナビスコ準々決勝のセカンド・レグがある。アウェイだが勝って気持ちよく準決勝に進もう。
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FC東京
2010年09月02日 00:24
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【ナビスコ準々決勝1】FC東京×清水
半休を取って味スタへ。インターナショナル・マッチ・デイを控え、この週末はリーグ戦が休み。水曜日にナビスコ準々決勝の第1戦、日曜日に天皇杯、次の水曜日にナビスコ準々決勝の第2戦と、引き続き厳しい日程が続く。平日夜の味スタ開催とあって客の入りは今ひとつ。国立ならもう少し動員も見込めたと思うのだが。日中の暑さがまだまだ残るものの、僕が陣取ったバクスタ上層は風もあり十分しのげる。京王百貨店で買った焼肉弁当を食べてキックオフを待った。
東京は森重が復帰したが、新たに石川が離脱、徳永もベンチ・スタートと引き続き厳しいやりくりを強いられている。リーグ戦前節神戸戦からはボランチが徳永に代わって森重、右SHに石川に代わって鈴木が先発した。石川はベンチにも入らず。
試合は暑さも考慮してか効率的にボールをつなぎメリハリをつけてくる清水と、愚直にボールを奪ってはパスを回そうとする東京の戦いに。清水は奪ったボールを前線のハイタワーに当てて左右に散らし、その落としを拾うため両サイドがあらかじめスタートしているという攻撃の形がはっきりしていて何度かチャンスを作られるが、中央では東京のDFも集中しており決定機にはならない。
13分、鈴木から大竹にショート・コーナー。大竹の上げたクロスはクリアされるがこれで得たCKを再びショートに。中継した大竹からのボールに走り込んだ中村がミドルを放つが枠外に。今日はCKに可能性を感じた。こんな感じは久しくなかったことだ。
31分には左サイドを上がった中村から右サイドのリカルジーニョにボールが渡り、リカがシュートを放つがファーに外れる。42分には鈴木の右CKに森重が頭で合わせるが敵GK正面に。さらに45分には左寄りでボールを受けた大竹がミドルを狙い、ボールは枠に飛んだものの敵GKがキャッチ。スコアレスで前半を終える。
主導権はどちらかというと東京にあったようにも見えるが、ここ一番で効率のよい攻撃を仕掛ける清水にもチャンスを作られ、全体としてはイーブンの戦いだったと思う。
47分、敵ペナルティ・エリア左で大竹が倒されて得たFKをクイック・リスタート。リカルジーニョが早く低いクロスを入れ、このボールが鈴木に渡るがトラップに失敗し打ちきれず。直後には中村がドリブルで敵ペナルティ・エリア内に切れ込み倒されるがホイッスルは鳴らず。
59分、鈴木のCKにキムがフリーで合わせたが枠に飛ばず。68分、東京の右サイドをドリブルで上がる敵MFに寄せきれず、フリーでクロスを入れられてしまう。中央での対応もルーズになり、クリアしきれずにいるところを敵FWに頭で押し込まれ失点。痛いアウェイ・ゴールを献上してしまう。
東京はここでリカルジーニョに代えて重松を投入。さらに75分、大竹を下げて徳永がイン。徳永はボランチに入り、森重がCBに。そして今野は最初トップ下に上がったようにも見えたが、その後の流れを見るとどうも右SHのようだった。それなら徳永をサイドに出した方がよかったような気もするが…。徳永と今野の内外が逆じゃないのか。
79分には大黒を下げて平山を投入。勝負をかけに行く。するとその直後、右CKに森重が頭で合わせゴール。同点に追いついた。東京はその後もボールを支配し、終盤はほぼ清水陣内で試合を進め、何度か決定機を迎えるが、おそらくは引き分けでよいと割り切った様子の清水の身体を張った守備に阻まれて逆転できず。結局1-1の引き分けに終わった。
東京は有給休暇明けの森重が中央で広い視野から決定的なパスを繰り出して攻撃に貢献、同点弾もたたきこんでチームをリードした。もっとも、失点シーンは持ち上がる敵に寄せに行かなかったことが原因で、あれは森重の仕事だったのでは。また、鈴木が神戸戦に続いて軽快な動きを見せ、敵の守備を効果的にかき回した。
リカルジーニョは時としてボールを持ちすぎてチャンスをつぶすこともあったが、サイドに張って決定的なチャンスを演出することができ、特に鈴木、椋原との右サイドでのコンビネーションは悪くなかった。評価の別れるところかもしれないが、何かをしでかす可能性があるという意味では、敵にはイヤな選手かも。
あと、大黒の使い方が今ひとつ。大黒は味方がボールを奪うと必ず動き出しているのだが、この時点でそれを見て効果的にボールを出す選手が皆無。本当に皆無。
大黒にボールが出るのは必ず全体の動きがいったん止まって出しどころがなくなってからで、そのときには大黒にはきっちりマークがついてるし、スピードに乗るには大黒もいったん戻って動き直さなければならないからチャンスになる確率はグッと落ちる。せっかくの大黒なんだからもっと使い方をみんなで勉強して欲しい。大黒頼みはいいけど、頼むにしても頼み方ってものがあるだろう。
試合としてはホームだし勝ちたい試合だった。また、勝てる試合でもあった。引き分けでもどうせなら無失点に抑えてスコアレス・ドローにしておきたかった。しかし、このコンディションでの連戦ということも考えれば、ホーム&アウェイの第1戦に引き分けという結果は受け入れられないものではない。要は第2戦に勝つということだし、内容的にも可能性を感じさせるもので、決して下を向くような試合ではなかった。
考えてみれば、このところ結果は出ていないものの、内容的に厳しかったのはセレッソ大阪戦と広島戦だけで、その前の名古屋戦、鹿島戦は評価すべき内容だったし、神戸戦もしっかり我慢のできた試合だった。今日の試合も含め、むやみに悲観したり、何かを劇的に変えたりする必要はなく、自分たちのやり方を信じて愚直にチャレンジを続ける中で結果を模索すべき状況だと僕は思う。
悲壮になると動きも鈍くなる。ここでカップ戦が挟まったのは、日程的にはきついがいい転換点になり得る。のびのびと、いいサッカーをするつもりで行きたい。
採点(
採点の見方
):
権田(3.5) 手堅い守備、失点は至近距離からで責めるのは酷か…。
椋原(3.5) アーリークロスのタイミングはいいモノを持っている。
今野(3) SHまでこなしたがやっぱり最初からボランチじゃダメなのかな。
キム(3.5) 敵の長身FWと渡り合って制空権を渡さず。フィードも美しい。
中村(3.5) 効果的に攻撃参加したがプレー精度を欠く場面も。
梶山(4) 軽いプレーあり、やはり足が本調子とはほど遠いのでは。
森重(3) 広い視野と的確なプレー選択で攻撃を演出、得点も。
鈴木(3) 持ち前の機動性の生かし方が冴えてきた。
大竹(3.5) 大竹ならもっと大黒を使えるはず。
リカルジーニョ(3.5) 敢えて自分で行ったときにはせめて枠に飛ばそう。
大黒(4) これは大黒の問題ではなく周囲の「大黒の使い方」の問題。
===
重松(4) 自分のプレー・スタイルとチーム戦略とのすり合わせ方がまだまだ。
徳永(4) 厳しい状況でボールを預けられ奪われたりパスミス多し。
平山(4) 効果的とは言い難い出来、やはり役割が整理できてない。
次は日曜日の夜に味スタで天皇杯2回戦。相手は東京ヴェルディユース×駒澤大学の勝者だ。今野とキムは代表召集で休みになる。
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