フットボール・クレイジー
football crazy
silverboy club
presents
2011年05月28日 20:10
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【J2第14節】京都×FC東京
前節引き分けだったものの田邉、羽生を中心とするムービング・フットボールで可能性、方向性を見せた東京。昨季最終節で苦杯をなめた西京極で京都と対戦した。去年は京都まで日帰りで行ったが、さすがに今年は自宅でスカパー観戦。
東京は徳永を右SBに移し、高橋が梶山とダブル・ボランチを組んだ。また、前線では大竹が先発、羽生をトップ下に、前節に続き先発の田邉と両翼を務める。ワントップはセザー。雨の中での試合となった。
序盤こそこぼれ球を京都に拾われペースを作られるが、次第に梶山を中心にボールを収めてパスがつながるようになる。10分、徳永のクロスが田邉に渡るがシュートは打ちきれず。14分、梶山がドリブルで持ち上がり左サイドの田邉にパス。田邉がゴールライン際まで運んだ後、再び梶山にマイナスのパスを戻すと、梶山がこれをインサイドで流し込み東京が先制。まさにムービングから崩したゴールでムードは上げ潮に。
だが、20分、エリア手前でボールを持った敵MFに寄せきれずシュートを放たれる。これは権田がセーブしたものの、こぼれ球が別の敵MFの前に転がり、これを詰められて失点。1-1と試合は振り出しに戻ってしまう。セーブのこぼれた場所が悪かったとはいえ、ゴール前で決定的なシュートを放たれた時点で寄せが甘かったと言うべきだろう。
それでも東京はモラル高く攻め続ける。27分、梶山からのパスを受けたセザーが狙うが枠外。30分、大竹の蹴った右CKに後ろから走り込んだ田邉がフリーでヘディング。これがネットに突き刺さり東京が2-1と再び勝ち越す。京都の守備も甘かったが教科書に乗せたいくらいの見事なシュートだった。
さらに37分、森重がループ気味に前線に送ったボールを敵DFがクリアミス。これを見逃さなかった大竹がダイレクトで枠に強いシュートを飛ばすと、ボールは敵GKに当たりながらもゴールに転がり3-1と加点。こぼれ球を躊躇なくシュートした大竹の集中力の勝利だったと言っていい。東京はその後もコンパクトな守備で京都の反撃を許さず、2点リードを保ったまま前半を終了する。
後半に入っても東京がボールを支配、パスをつないで攻め上がりゴールを狙う。58分。田邉が左サイドを持ち上がりエリア前でセザーにパス。再びこの戻しを受けてゴール前に侵入した田邉がこれを流し込んで4-1に。時間は早いが試合の流れをほぼ決定する追加点だった。
その後は精彩を欠く京都を相手にボールを支配し続けるが、東京も攻撃がやや大味になり詰めの甘さが目立って追加点を奪えない。守備の集中は切れず失点の恐怖はあまりないものの、本当ならこの時間帯にもう1点を奪いたかったところだ。79分、羽生を下げて谷澤を、さらに85分、梶山に代えて上里を投入。梶山の途中交替は異例。
ロスタイムには今野の代表招集による離脱をにらんでかノースと交替させるがほとんどプレーしないまま試合終了。東京は一度は追いつかれたものの着実に加点、リードを保ったまま試合をきちんとクローズして5月8日以来の勝利を収めた。昨季の最低限の借りは返せたと言っていいだろう。
この試合、羽生が敵の守備を撹乱すると、それによって生じたギャップを田邉、大竹、梶山らが突いてボールをつなぐという流動的なサッカーで得点することができていた。特に1点目と4点目はアイデアと連携で敵を崩して得点したという意味で大きな成果だったと思う。当初目論んだ電柱縦ポンではできなかったことがムービングで結果につながっていることを直視しなければならない。
東京はこれで勝ち点を12とし、1試合あたりでは1.5と、まあ中位並みの成績で実際にも順位は暫定9位。これで石川、PJが戻ってくれば6月ラッシュは可能だろう。だが、そのためにも、このスタイルで勝ち続けることを展望したときに本当に今の指揮官が最適任なのかはよく考えて欲しいと思う。
目論見の狂った挙げ句の泥縄でようやくムービングの可能性に気づいたような状態でこの先をきちんと戦えるのか。そしてこのチームをしっかりマネージして昇格に導くことができるのか。冷遇した選手を起用したら結果が出たということをどう整理するのか明確にするべきではないのか。
採点(
採点の見方
):
権田(3) 一対一の局面で冷静な対応。窮地を救い勝利のベースを作った。
徳永(3) 強い守備と機を見た攻め上がり、やはりこのポジションに置くべき男。
森重(4) 序盤は身体が重く敵FWに振り回された。後半には安定を取り戻す。
今野(2.5) 万全のカバーリング。交替を告げられたときのイヤそうな顔が萌え。
中村(4) 献身的に働いたがボールを持ちすぎる悪癖もまた窺えた。
梶山(2.5) ウナギのようなヌルヌル具合で時間の流れ方までもコントロール。
高橋(4) 危なっかしさもあったが中盤の底で守備に貢献した。
大竹(3) 守備のレベルも上がった。得点シーンでの思いきりは素晴らしかった。
羽生(3.5) 前線で動き回りスペースを作った。もう少し自分で行ってもいい。
田邉(2) 2得点の活躍。課題はまだまだあるが今は思いきりやっていい。
セザー(4) 自分で行ったときにはきちんとやりきるべし。連携は向上している。
===
谷澤(-) 時間短し。
上里(-) 時間短し。
ノース(-) 時間短し。
次節は駒沢で愛媛戦。6月の5試合で勝ち点を最低でも11は上積みしたい。そのためには3勝必須。ホームではきちんと勝ちきりたい。それにウワサのあいつも来るそうじゃないか。
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2011年05月28日 14:29
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【ブンデスリーガ入替戦2】ボッフム×グラードバッハ
ホームでのファーストレグを1-0と完封、敵地に乗り込んでの入替戦セカンド・レグ、運命の一戦になる。この試合も平日の日本時間未明3時半からということで、テレビ中継もあるものの直接見るのは諦めた。
グラードバッハはロイスが足を傷め先発出場を疑問視されていたが出場を強行、ファースト・レグと同じ布陣でのスタートとなった。
試合はどうしても勝利の必要なボッフムが積極的に仕掛ける序盤となったが、グラードバッハはダンテ、シュトランツルを中心とする守備が集中して敵にチャンスを許さず。一方でグラードバッハもボッフムのコンパクトな守備の前に、前線にボールを収められず攻撃は散発的に。グラードバッハは引き分け上等だが戦い方は難しく、神経質な展開になる。
23分、中盤でボールを失うとカウンターから右サイドに展開され、ここからゴール前にクロスを入れられる。これが敵FWの前に飛び込んだノードファイトの足に当たりボールはゴールに。グラードバッハが不運なオウンゴールで先制点を献上し、2試合合計で1-1とグラードバッハはアドバンテージを失ってしまう。
グラードバッハはショックからかミスが出始め、ボッフムの鋭いカウンターを受けるが、ここを何とかしのぐと徐々に盛り返してペースをつかんで行く。40分、アランゴのCKにイドリスが高い打点のヘディングでゴールを狙うが惜しくもバーをヒット。45分にもノイシュテターがヘディング・シュートを放つが枠を外す。
後半に入っても神経質なゲームが続くが、流れは次第にグラードバッハに傾き、それまでのイドリスを目がけた縦ポンから、中盤で流動的にパスがつながり始める。55分、ペナルティ・エリアに入り込んだイドリスからラスト・パスを受けたハンケが至近距離から流し込むがオフサイドでノーゴール。58分にはイドリスのヘディング・シュートがわずかにバーを越える。
68分、イドリスを下げてデ・カマルゴを投入。70分にはゴール前の密集からアランゴがシュートしたがポストに嫌われる。72分、自陣からパスをつなぎ、ロイスがデ・カマルゴとのワンツーからゴール前に。これを冷静に決めてグラードバッハは1-1に追いついた。この時点でアウェイ・ゴール差から延長の可能性はなくなり、ボッフムは昇格のためにはあと2点が必要になる。決定的な得点だった。
グラードバッハはボール支配率を高めクローズに入る。85分、ロイスに代えてマトモアを起用。ボールをキープして焦るボッフムに攻撃の機会を与えない。ロスタイムにはハンケに代えブラウアースを投入して時間を使い、危なげなく1-1で試合を終えた。
この結果2試合合計では2-1となりグラードバッハが入替戦に勝利、一部残留を決めた。薄氷を踏む思いではあったが、シーズン半ばには最下位を独走していたことを思えばこの残留は奇跡に近い。もっとも、ダンテ、ブラウアースを同時にケガで失い低迷していたシーズン前半に比べ、ダンテが復帰しシュトランツルも獲得して中央の守備が安定したシーズン後半に成績が改善したのは納得できる。
もともとアランゴ、イドリス、デ・カマルゴ、そしてロイスと前線にはタレントを擁し、ハンケも獲得したことや、レヴェルス、ヘアマン、ヤンチュケ、ノイシュテター、シャハテンら若手も育ってきて、シーズン中も内容そのものは決して悪かった訳ではない。こういうシーズンが最後に残留という形ではあれ報われたことはポジティヴに評価したい。
功労者であるルツィアン・ファヴレ監督の続投は既に決まっており、スポーツダイレクターにはマックス・エバールに代わって闘将シュテファン・エフェンベルクが就任するらしい。主力選手をきっちり残留させて来季は順位表の上半分を目指したいところだ。ああ、残留できて本当によかった。
ルツィアン・ファヴレ監督談話:
「後半になって我々はようやくまともなサッカーをすることができた。得点できればボッフムがガックリくるだろうということは分かっていた。我々はしっかり我慢しプレーの中からそれを成し遂げることができた。きちんと仕事のできる選手がいるということが重要だ。選手たちは私の求めるモノを素早く理解してくれた。我々は戦術的に多くのことをやり、誤りは迅速に修正した。我々の街とファンは一部に残留するにふさわしいものだ。地元での1-0の勝利でも、そして今日も、ファンは素晴らしく我々をサポートしてくれており、それは何より大事なことだ。それに加えてホームのボルッシア・パークにも1万人が集まっており、それも我々を後押ししてくれた。得点シーンでのデ・カマルゴのパス、そしてマルコ・ロイスの走りも満点。彼らを見れば我々のメディカル・チームがどれだけ優秀か分かってもらえるだろう。イゴー(・デ・カマルゴ)は長くケガをしていたがファースト・レグでゴールを決めた。マルコもここ数日でプレーできるまでになった」
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Borussia M'Gladbach
2011年05月22日 22:49
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【J2第13節】FC東京×湘南
午前中は気持ちよく晴れ上がり暑いくらいの天気だったが、予報通り午後から曇り始め、試合前には時折激しい雨の降る荒れ模様の天気に。3時過ぎに飛田給駅に着いたが、傘があっても足許はびしょ濡れ。SOCIOテントが雨ざらしでキツかった。
東京は前節草津にアウェイで逆転負けを喫して11位。ここまで6試合を戦って勝ち点8と、「強くなってJ1昇格」とはほど遠い成績である。おまけに前節、前線のターゲットとして機能していた高松をケガで失いFWが手薄な状況。
東京は先発に変動があり、DFラインでは左SBの阿部に代えて中村が先発。徳永と梶山がダブル・ボランチを組み、右SHに今季初先発の田邉、左SHに鈴木、トップ下に羽生、そしてワントップにセザーという布陣。
東京はキックオフから積極的にボールを動かして攻め上がる。1分、エリア右の梶山から中央に折り返したグラウンダーに、セザーがダイレクトで合わせゴール。早くも東京が先制した。久しぶりの景気のいい展開にスタンドはワッショイ状態。東京の試合でこんなに気持ちが上がったのは本当に久しぶりだ。やはり点を取らなくては。
東京はその後も流動的に動く田邉、羽生を中心に、梶山が中央で縦横無尽のキープを見せて機動的に攻撃を続ける。8分、椋原からのボールを受けた羽生がミドルを枠に放つが敵GKがセーブ。DFラインやボランチの位置から縦にボールが入ると、それを合図に全体を押し上げて流動的にポジションを交換しながらゴールに迫る方法論はまさに昨年までの「人もボールも動くサッカー」。久しぶりに意図のはっきりしたサッカーを見た気がする。
22分、セザーのシュートは敵ゴール前を横切る。25分には梶山がシュート。40分、セザーのシュートはGK正面。さらに43分、徳永が右サイドから入れたクロスにはだれも反応できず。結局、東京が試合を支配しながらも追加点を奪うことはできず、開始早々のリードを守る形となり1-0で前半を終えた。
後半に入っても東京が積極的に仕掛ける展開。しかし湘南も対策を練ったか、攻め上がった背後をカウンターで狙われるシーンも。東京は今野、森重を中心に徳永も加えた守備でこれをしのぐ。68分、セザーがドリブルで持ち込み最後のタイミングでマイナスのクロス。これに梶山がダイレクトで合わせたがわずかに枠外。これも思わず腰が浮いたシーン。
72分、攻撃の大きなポイントとなっていた田邉を下げて谷澤を投入。かなり動いていたのでやむを得ない部分もあると思うが、今日のキーマンだっただけに交替は残念だった。すると78分、東京の左サイドから上げられたクロスに中央で頭で合わされ失点。痛い時間帯に同点に追いつかれてしまう。
東京は直後の79分、羽生を下げて大竹を起用。羽生も攻撃を活性化させるダイナモとして獅子奮迅の働きをしており、これも疲れはあったと思うが戦力的にはもったいなかった。勝ち点3が欲しい東京は積極的に攻撃を仕掛けるがなかなか得点に結びつかない。結局交替枠を1枚残したまま1-1で試合終了。勝ち点2を失った感の強い結果となった。
この試合、これまでの中では最も意図がはっきり見えた試合だと思う。高松を欠いて前線にターゲットがなくなったことが、逆に攻撃のポイントをはっきりさせ、DFラインからの押し上げと丁寧なポゼッション、流動的なパス交換と崩しての得点という、まさに昨年までのムービング・フットボール。
追い込まれてこれしかなくなったというネガティヴな選択であるところが残念だが、結果はともかく内容的には見るべきものがあったし、セザーもタワーと組んでこぼれ球を拾うより、パスがスパン、スパンと入るこのスタイルの方が生き生きとプレーできているように見えた。
田邉の成長とセンスは目を見張るモノがあった。SHのはずなのだがなぜかボランチの位置までボールを受けに来て、普通ならサイドに振るようなボールを鋭く前線に当てることでスイッチを入れる。時にうかつなボール・ロストもあったものの、田邉が攻撃的ポジションで使える可能性は今日いちばんの収穫だったと思う。
もっとも、後半、田邉、羽生と、このシステムのキーパーソンを下げて失速。失点を喫するともはやリカバーが効かなかったのは、こういう形のサッカーで90分間戦う訓練をしてこなかったツケだろう。
あと、去年から劣化してしまっているのは、プレーの判断の遅さだ。ほぼ全員が足許でいったんパスを止めてから次の出しどころを探すのではこのスタイルは難しい。上層スタンドから見ていると、ボールを持った選手の視野が狭くてフリーの選手を見つけられず、敢えてキープしたり無理な方に預けたりするケースも目立った。
平山も高松も傷んでいる今、監督がどう思っているかは分からないが、このスタイルで行くしかないと思うし、むしろそこに希望があるように僕には思える。今後、石川、PJがフィットしてくれば、このサッカーは生きてくるのではないだろうか。
とはいえこれで東京は7試合を消化して勝ち点9の12位。既に猶予はなく毎週足場が悪くなる一方で、手を打つなら今のうち、というかもう遅すぎるくらいだと思うが、クラブとしてはこの現状をどう考えているのか。今日のようなサッカーを続け、ここから圧倒的な巻き返しを図る上で大熊監督が本当に適任なのか、それをきちんと示して欲しいと思う。
採点(
採点の見方
):
権田(3.5) 失点シーンはやむなし。安定した守備を披露。
椋原(5) 攻め上がったときの判断が遅く攻撃の停滞を招いている。
森重(4) 質の高さを見せたが失点シーンでは前に入られてしまった。
今野(3) 抜群の守備力、カバーリング。格の違う働き。
中村(5) 球離れが遅くチャンスをつぶすこと多し。失点は裏を使われた。
梶山(3.5) 自在のキープと配球で前半はまさに梶山劇場。シュートも狙った。
徳永(3) 梶山が上がった後のバランスを取ったが、やはりサイドに置きたい。
田邉(3.5) 縦横に動き試合の核に。使って育てたい。
羽生(3.5) 前で敵を撹乱、連動する攻撃の要となった。
鈴木(4.5) よく動いてボールに絡んだがいかんせん精度が低すぎ。
セザー(3.5) 何となく使い方がちょっと分かったような気がした。
===
谷澤(4) 目立った仕事できず。
大竹(-) ひらめきの一端は見せたが時間短し。
既に何度も書いていることだが、予算規模から考えればこのメンバーでJ2を戦えるのは今季限りと思った方がいい。今季のJ1昇格は必須で、今季昇格できなければ数年はJ2でチーム作りからやり直す覚悟が必要だ。
そう考えれば既にシーズンの5分の1弱を終わって首位との勝ち点差7はもう限界。このまま追い込まれればプレッシャーも飛躍的に増大して巻き返しは難しくなる。7試合して2つしか勝てないチームが本当に昇格できるのか。クラブとしての危機感はあるのか。まだシーズン序盤だし何とでもなるとか思ってんじゃないだろうな。
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FC東京
2011年05月21日 00:46
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【ブンデスリーガ入替戦1】グラードバッハ×ボッフム
最終節で何とか直接降格を免れ入替戦に回ったグラードバッハは木曜日の現地時間夜8時半からホームでボッフムを相手に第一戦を戦った。親切なことに日本でもテレビ中継があったのだが、さすがに平日の未明3時半からというかなり無理なスケジュールのため、仕方なく中継は録画して寝た。
グラードバッハはリーグ戦最終節と同じ布陣。序盤からグラードバッハが攻撃的に主導権を握ろうとする。開始1分でアランゴのヘディングがわずかにバーを越えると、その後も立て続けにチャンスを作る。しかしグラードバッハの攻撃にはやや勝ちを焦って単調になっている部分はあったように思う。そのせいか、ボッフムに裏を取られることも少なくなく、6分には敵のCKからのシュートをデムスがライン上でクリア。
グラードバッハはその後も着実にチャンスを積み上げるが、しっかり枠に行かないことも多く得点には結びつかない。一方ピンチにはテア・シュテゲンを初めとした守備陣が身体を張り、均衡した展開となる。結局スコアレスのまま前半を終了した。
ボッフムは後半から北朝鮮代表のDFを投入。後半もグラードバッハがペースを作るが、ボッフムもいくつかチャンスを作る。これに対してグラードバッハは後半も半分を過ぎた辺りから最後の攻撃に出る。67分にはイドリスに代えてデ・カマルゴを投入。69分、74分にはハンケが狙うが決めきれず。その後も押し込みはするが得点に結びつかない時間が続く。
84分にはロイスを下げてマトモアを投入。しかし得点が入らず、このままスコアレスドローかと思われたロスタイム3分、デ・カマルゴの放ったシュートがハンケの元に。このボールを受けたデ・カマルゴが再びシュートを放つと、まさにラスト・プレーで得点。試合はそのまま終了となった。
ボッフムは2分と表示されていたロスタイムが既に3分台に入っていたとして抗議したが受け入れられず。まあ、そりゃそうだろう。
これで星勘定的にはグッと楽になった。特に敵にアウェイゴールを許さなかったことは第二戦に向けて大きなアドバンテージ。来週ですべてが決まる。
ルツィアン・ファヴレ監督談話:
「どちらのクラブもサッカーらしいサッカーをしておりいい試合だった。ボッフムは特に前半、非常に危険な存在だったし、我々は急ぎすぎ、サイドを生かした攻撃も乏しかった。最初は混乱もあり、動きが少なかったと思う。後半になると我々が少しばかり圧力を増し、よりサイドから展開するようになってチャンスも増えた。ゴールは妥当なものだったと思う。それ以前に0-0を受け入れる覚悟ができていたとはいえ。ボッフムは危険な相手でボールを持たせると強いということは分かっていた。6日後にまた、改めて難しい試合をこなさなければならないことは今日の試合を見ていれば分かったはずだ」
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Borussia M'Gladbach
2011年05月17日 00:11
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【ブンデスリーガ第34節】HSV×グラードバッハ
何とか残留に希望を残して最終節を迎えたグラードバッハはアウェイでHSVと対戦。すべての試合が土曜日の現地時間3時半にキックオフとなる。例によって
ブンデスリーガ公式サイト
のウェブ・ラジオと
kicker紙のサイト
のティッカー、それから
このサイト
」の(切れぎれの)動画中継で試合経過を追った。
前節終了時点でグラードバッハは入替戦対象となる16位。15位のヴォルフスブルクとは同勝ち点、17位のフランクフルトとは勝ち点差が1で、最終節の結果次第では直接降格も入れ替え戦も、残留もあり得るというオープンな状況。少なくとも勝てば直接降格だけは免れるという難しい戦いとなった。
グラードバッハは前節と同じ布陣。序盤から高いモラルで勝利をもぎ取りに行く。グラードバッハが攻撃を仕掛け、HSVが自陣でこれを受ける流れとなるが、HSVも能力の高い選手を揃えている上に、何人かの選手がチームを去ることが決まっているホーム最終戦であり、志気高く危険なカウンターを仕掛けてくる。
グラードバッハが序盤の勢いをやや失うと試合は膠着状態に。互いに決定的なチャンスが作れない中、41分、ゴール正面で得たFKをアランゴが直接決めてグラードバッハが先制。そのまま1-0で前半を終えた。この時点ではヴォルフスブルクもフランクフルトもまだ0-0であり、このまま行けばグラードバッハの残留が決まるということでサポは大騒ぎ。僕も当然「もしかしたら」と思った。
後半に入るとヴォルフスブルクがホフェンハイムに先制を許し、形勢はますますグラードバッハ有利に。だが、肝心のグラードバッハはリードを奪ったことで守りの意識が出たか、自陣に引いてしまいHSVに主導権を渡してしまう。
するとヴォルフスブルクがホフェンハイムに追いつき、逆転。一方でフランクフルトは後半早々にBVB相手にリードを奪っており、グラードバッハは一気に薄氷の戦いとなる。71分、飛び出したテア・シュテゲンがループを決められ同点に。一時は降格圏に沈み、74分にはハンケに代えてデ・カマルゴを投入して勝ち越しを狙いに行くが、その後、BVBがフランクフルトを逆転、グラードバッハは再び16位になる。
その後はヴォルフスブルクとBVBが加点。グラードバッハは勝ってもヴォルフスブルクが勝つ限り得失点差で15位は望めない状態で、逆にフランクフルトが負けてくれれば引き分けでも16位確定ということで、徐々に引き分け上等の戦いにシフト。HSVの攻撃にも集中した守備でしのぎきり、1-1で試合を終えた。
グラードバッハは何とか直接降格を免れ、16位で入替戦に回ることになった。少し前まで最下位を独走し、降格がほぼ既定路線となっていたことを思えば奇跡のような話である。総括はシーズンが終わってからにしたいが、戦力的にもチーム戦術的にも決してダメなチームではなかっただけに、ブラウアースとダンテの離脱を主因に不振に喘いだ時期がもったいなかった。
シーズン終盤にはファヴレ監督の采配やダンテの復帰、シュトランツルやノードファイトの補強で何とか持ち直した。せっかくのチャンスを生かして何とか入替戦で残留を果たしたい。
入替戦は19日と25日に行われ、相手は二部の3位であるボッフムに決まった。初戦がホーム、第2戦(セカンド・レグ)がアウェイになるが、シーズン終盤の勢いで押し切りたいところだ。
ルツィアン・ファヴレ監督談話:
「フランクフルトがドルトムントでリードしていると聴いたときは、少しばかり方向性を見失ったが、もちろんそれは後半の戦いがマズかったことに言い訳にはならない。我々はしっかりとサッカーをしなければならなかったのに、後半はそれがうまく行かなくなっていた。後半は両翼にもトップにも運動量がなくなり、その上ムダなボール・ロストも増えて、その領収書として失点を喫することになり大変がっかりした。だが、入替戦の順位を獲得できたことは成果であり、ポジティヴに捉えたい。相手がボッフムであろうがフュルトであろうが(訳注:コメント時には対戦相手が決まっていなかった)、プレッシャーは非常に大きく大変難しい試合になることは間違いない。今日の後半のような戦いをしていたら我々は何も成し遂げられないだろう。我々は10回もボールに触るのではなく、改めてシンプルにボールをつながなければならない」
残留まであと2試合だ。
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Borussia M'Gladbach
2011年05月14日 23:02
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【J2第12節】草津×FC東京
アウェイでの草津戦。関東地方でのアウェイ戦は原則として現地観戦することにしているのだが、所用があり今回は欠席。スカパーを録画して結果断ち、6時に帰宅して晩ごはんを食べ、スカパーを再生した。
前節、開幕以来の勝利を挙げた東京だが、チームとしての戦略がはっきりせず、連携が見られない危機的状況は変わらない。前節の羽生のゴールを単なる個人技での偶発的な勝利に終わらせないためには、そこから何を学ぶかが期待された試合。東京は中村が先発を外れ、谷澤が左SHに復帰した。
試合開始早々から東京が続けて3本のCKを得るが得点には結びつかず。直後にはサイドからの突破を許し、9分にも森重が抜かれるなど敵外国人FWのスピードに押し込まれるシーンも多くなる。15分、中央で得たFKを上里が直接狙うがバーの上。前線でのパス回しを狙われバタバタすることも多く、東京は自分たちのペースで攻撃を組み立てることができない。
28分、梶山の落としを拾った鈴木が敵ペナルティ・エリア内にドリブルで突っかけ、敵DFに引っかけられる。東京はこれでPKを獲得。梶山がこれを手堅く決めて東京が先制する。
ところが直後の31分、ゴール前で敵FWに抜け出され、シュートを流し込まれて同点に。得点直後に集中を欠いて試合は振り出しに戻ってしまう。41分には徳永のクロスに高松が頭で合わせるが枠に飛ばず。結局1-1で前半を終える。
後半に入り53分、上里を下げてセザーを投入。57分、ゴール前での接触で高松が傷みそのまま退場。59分、羽生が交替で入る。草津の運動量が落ち始めるとともに東京が押し込む時間帯も長くなるが、草津の守備も集中しており決定的な形はなかなか作れない。
すると66分、左サイドから入れられたマイナスのグラウンダーのクロスに敵FWがきっちり合わせゴール。東京は逆転を許す。77分、椋原を下げて中村がイン。森重と徳永がポジションを交代。森重を前線で起点として生かそうということか。
東京はパワープレー気味に押し込むが、敵の厚い守りを崩すことができない。89分、敵ゴール前でパスを回し最後はセザーが左からシュートを放ったがクリーンヒットせずボールはゴールの前を横切る。ロスタイムには権田も前線に上がりっ放しでCKからゴールを狙うが得点できず。結局1-2で痛い敗戦を喫した。
もう何度も書いているのでいい加減イヤになってきたが、とにかく個人がそれぞれ自分の力で戦っているだけで、チームとしての連携、攻撃の形が全然分からない。止まった選手が足許でパスを回すだけで連動も連携もない、ボールを持っていない選手は全然動かないのだから、敵は全然怖くないだろう。
偶々空いている選手に偶々パスが通れば偶々チャンスになるが、そういう状況を意図的に作り出そうという動きがまったく見られない。羽生が前節、身をもって教えてくれたのはそういうことだったと思うのだが、そもそもその羽生が先発していないし、そこから組織として何かを学び、攻撃のレベルを上げていくという戦略的な取り組みがなされていないという他はないだろう。
いったいこのチームがどんなサッカーをやりたいのか。城福時代の名残でパスだけはつなごうとするが、城福浩はパスをつなげばよいと言っていた訳ではない。人が動き、空いたスペースに流動的に次の人が入りこむ繰り返しでボールを動かし、敵の守備にギャップを作って(つまり崩して)、最後に確率の高いところから流し込むというコンセプトの一環としてパス回しがあったはずだ。
城福イズムを捨てるならそれでもいいが(そのために監督を代えたのだろう)、それではどんなサッカーをするのか、それがまったく分からないし、少なくとも今の東京のサッカーがそれを表現できているとは思えない。
昇格には試合数の約2倍の勝ち点が必要と言われるが、今のところ6試合を終えて勝ち点は8で1試合あたり1.3。既に出遅れているのは明らかで、果たしてここからどうやって巻き返すのか。偶々で拾える勝ち点には限界がある。一刻も早く手を打たないと手遅れになる。
採点(
採点の見方
):
権田(4) 失点はやむなしか。上がりには魂を感じたが…。
椋原(4.5) 敵外国人FWのスピードには手を焼いた。
森重(4) 失点シーンでは敵FWを捕まえきれず。
今野(4) 読みのよさはさすがだがリスク・マネジメントに失敗。
阿部(4.5) 肝心の守備で甘さが出てしまったか。
徳永(4) ボラ、CBといろいろやらせてもらえるが右SBだけはダメのようだ…。
上里(4.5) FKでは存在感。今のチーム状態ならむしろ彼の一芸が貴重。
鈴木(4.5) 積極的にシュートを狙う姿勢は買えるが精度は…。戸田の再来か。
梶山(4) 彼がどんなボールもいったんキープするのは連動が足りない証拠。
谷澤(4.5) ポイントではセンスを見せたが決定的な働きはできず。
高松(4) 前線で身体を張ったが…。ケガは大丈夫なのか。
===
セザー(5) しばらく我慢して使い続ける必要がある。
羽生(4) 監督は羽生の価値が分かっているのか。一人では戦えない。
中村(-) 気持ちは見せた。
録画見終わってがっくり。最悪の週末…。
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FC東京
2011年05月09日 08:00
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【ブンデスリーガ第33節】グラードバッハ×フライブルク
2連勝で16位まで勝ち点差2と迫ったグラードバッハだが、残り2試合となる中で、残留の現実的な可能性を最終節に残すためには勝ち点3を確保しておきたい今季ホーム最終戦。今節と次節はすべての試合が土曜日の午後3時半キックオフ、日本時間だと午後10時半ということで、いつものように
ブンデスリーガ公式サイト
のウェブ・ラジオと
「kicker」紙サイト
の文字速報で経過をフォロー。
さらに今節からは、詳しいことはよく分からないが
このサイト
で探した動画中継も併せてPCの前にかじりついた。もっとも動画は結構止まりがちで、この試合も肝心の終盤は全然映らなかった。もっといいサイトを探さないとな…。
グラードバッハはケガで休んでいたダンテがブラウアースに代わって先発に復帰した以外は前節と同じ布陣。ケガで練習を離脱したと報道され心配だったロイスは無事に先発した。
序盤は両チームとも慎重な立ち上がり。中盤で構成できず、長いボールも通らずで組立ができない。ホームのグラードバッハがやや引き気味となり、フライブルクにボールを持たせてカウンターを狙う展開となる。29分にはアランゴのFKからゴールを狙うが決まらず。逆に押し込まれる時間帯ではダンテの対応でしのぐ。やっぱりアフロは頼りになる。45分にはそのダンテからの長いパスが敵GKを越えてポストを直撃。惜しいチャンスだったが、全体としては動意に欠ける前半だったようだ。
勝ち点1では足りないグラードバッハは後半に入るとやや攻撃的に得点を狙いに行く。ボールを支配し敵陣内で攻撃する時間が長くなるが、逆にカウンターを受けるリスクも高まる。61分にはアランゴのFKにシュトランツルとダンテが敵ゴール前で反応するがいずれもヒットできず。
66分、敵DFがイドリスへのファウルでこの日2回目の警告を受け退場。俄然得点の期待が高まる。67分、アランゴのFKは枠に飛ぶが敵GKがセーブ。
グラードバッハは数的優位を生かして押し込む。70分、73分とイドリスがシュートを放つが得点にいたらず。だが、80分、敵のクリアボールを拾ったハンケが14メートルのシュートを決めてついにグラードバッハが先制。この辺は動画が映っていなかったのが残念だが、ウェブ・ラジオによれば観客も総立ち。
さらに82分にはハンケからのスルーパスを受けたロイスが決めて2-0に。グラードバッハはこのあと、85分にダンテに代えてブラウアースを、88分にはハンケに代えてマルクスを、さらにロスタイムにはロイスに代えてマトモアを投入して逃げ切り。結局2-0で3連勝を果たした。
フランクフルト、ヴォルフスブルクがともに負けたため、グラードバッハは16位に浮上。
15位 ヴォルフスブルク 勝ち点35 得失点差-7
16位 グラードバッハ 勝ち点35 得失点差-17
17位 フランクフルト 勝ち点34 得失点差-16
18位 ザンクト・パウリ 勝ち点29 得失点差-32
この結果、パウリの降格は決定。最終節、グラードバッハは勝てば直接降格はなく、ヴォルフスブルクが負けるか引き分ければ残留が決まる。グラードバッハが引き分け、または負けの場合にはヴォルフスブルクとフランクフルトの結果次第ということになる。
次節、アウェイでHSVと戦うことになるが、もう勝つしかないだろう、これは。この勢いを生かして一気に残留を決めてしまいたい。
ルツィアン・ファヴレ監督談話:
「見れば分かると思うが苦しい試合だった。フライブルクは非常に組織立っていて、ほとんどチャンスも作れなかったし、綻びを探すこともできなかった。仕方なく試合の中で2、3度システムを修正したが、すぐには解決することができなかった。観客の後押しもあって我々は攻勢を強め、2点を取った後は、フライブルクはまだまだ怖い相手とはいえ、もちろん肩の荷が下りた気がした。ボールを前に運んでからがうまく行かず、来週はやらなければならないことがたくさんある。だがもちろん我々は16位に上がることができて大変、大変満足だ。まだ何も成し遂げた訳ではないが」
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Borussia M'Gladbach
2011年05月08日 22:57
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【J2第11節】FC東京×富山
前節の東京ダービーで不本意な引き分け。4試合を終えて勝ち点5で13位に甘んじる東京としては負けられないホームでの富山戦。ここで勝てないとマジでヤバい。いい天気の日曜日だが午後4時キックオフとかだと微妙に他の用事ができないんだよな。午前中、プールで泳いだ他は何となく時間を過ごし、3時頃味スタへ。人少ない。アウェイ側の応援が少ないのは仕方ないにしても、バクスタ上層もガラガラ。J2の上にこのところしょっぱい試合が続いてるからな…。
東京はこのところ点を取れないことへの反省かメンバーをいじってきた。ボランチに上里を起用、徳永とコンビを組ませた他、梶山をFWに上げ、高松とのツートップ。実際には梶山がシャドーというかトップ下で高松のワントップと考えた方がいいだろう。また、左SHには前節の羽生に代わって中村が先発。セザーは前節警告2回で今節は出場停止だ。
一方、富山は昨季大宮からのレンタルで東京に在籍したソ・ヨンドクが先発。東京からレンタル中の平出は契約により出場できなかった。
試合は序盤から東京がボールを支配、積極的に攻撃を仕掛けて行く。12分、中村がドリブルで持ち込みシュートを放つがミートしきれずGKがキャッチ。15分には梶山がこぼれ球をエリア外から狙うが枠外に。前線に張った梶山、高松にボールを当てて崩そうと試みるが、独特の布陣で守る富山の守備に阻まれシュートは遠目からが中心に。
38分、上里が遠目から狙うがこれも枠外。40分、梶山がエリア内で敵DFをかわしてシュートを放つが敵GKがセーブ。東京が優勢に試合を進め、シュートも放っているが、崩しきれていないため精度は低く得点には至らない。富山もボールを奪うと素早い切り替えからカウンターを仕掛けてくるが、東京の守備は落ち着いており決定的なチャンスは許さない。結局スコアレスで前半を終えた。富山は前半のうちにケガで交替枠を二つ使っている。
後半に入っても東京が主導権を握る。48分、高松のシュートは枠外。54分には徳永が持ち上がったボールを遠目から狙うがこれも枠外。56分、中村に代えて谷澤を投入。前線の流動化と起点を作るのが狙いか。61分、梶山のシュートはヒットせず。68分、上里を下げて羽生を投入。72分、椋原のクロスに阿部がファーで飛び込むが合わず。
押し込みながらも得点が奪えない展開にまたイヤな感じが募り始めた81分、左サイドのスローインを谷澤が落とすとこれを拾った羽生がエリア内にドリブルで突進。敵DFの間を抜けてゴール前に出るとそのまま流し込みゴール。東京がついに待望の先制点を挙げる。
東京はその後も攻撃の手を緩めず、85分、椋原のクロスに高松が頭で合わせるがこれはGK正面。89分、鈴木に代わって高橋がボランチに入る。東京はロスタイムも前線でボールをつないでしのぎきり、開幕戦以来となる今季2勝目を挙げた。
この試合、羽生の個人的な働きで勝つには勝ったが、このチームの強みとは何なのか、それをどう生かしてどう得点し、どう勝つのかというチームとしての意思は引き続き見えなかった。まさか、能力のある選手が揃っているのだから選手に任せておけば何とかなると本気で思っている訳ではあるまい。能力の高い選手たちがやっているので一応サッカーらしく見えてはいるが、軸になる戦い方、キー・コンセプトのようなものが見当たらず、そうである以上、今日の勝利も「偶々」以上には見えない。
堅守速攻なのか、ボランチからくさびを入れることで攻撃を起動するのか、トップに当ててポストからこぼれ球を拾うのか、サイドからのクロス一発に中でドンなのか、全員が流動的にポジションを交換しながらパスを回してギャップを突くのか、遠目からガンガン打って行くのか。チームのベースになる攻撃の型がきちんとできていれば、そこからのバリエーションも、別の選択、逆の選択も生きてくるが、今の東京はそのときのフィーリングで個々の選手が攻撃を選択しており、攻撃が散発的、場当たり的で、能力の高い選手がチームとして組織されていない。
このまま何となくフィーリング頼みの成り行きサッカーをしていても、今日のように勝てる試合はあるだろうが、「強くなってJ1昇格」というチーム目標からはほど遠い結果しか残らないのではないだろうか。仮にこのスタイルで何とかJ1昇格を果たしても、それがそのままJ1で通用するとも思えない。
そういう意味では東京の抱える問題は何も解決していない。果たしてこれはこのままシーズンを戦う中で解消され得る問題なのか疑問だ。監督やフロントが現状をどう評価しているのか、聞いてみたい。
採点(
採点の見方
):
権田(4) 試されるシーン少なし。あわやオウン・ゴールかという後逸あり。
椋原(4) 可能性の感じられるクロスを何本か供給した。
森重(3) 3試合連続無失点に貢献する手堅く落ち着いた守備。J2では無敵。
今野(3.5) 読みのいいボール奪取。後ろからボールをさらわれたのはらしくないミス。
阿部(4) 気持ちの見えるプレーでアップダウンを繰り返した。
徳永(3.5) 中盤の底でバランスを取った。見方が動かないのでパス出しづらい。
上里(4) 心配された守備も破綻なし。もう少し特徴を出したかったが…。
鈴木(4) 動きはよかったが決定的なシーンは演出できなかった。
中村(4.5) 気持ちを見せてゴリゴリ行ったが、もっとシンプルでいい。
梶山(3.5) 果敢にシュートを狙いよく動いた。悪くなかった。
高松(3.5) 前線で献身的な働き。もう少しで中盤とのコンビネーションもできそう。
===
谷澤(3.5) 入ると一気に攻撃が流動化。スタメンで問題ないと思うが。
羽生(2.5) 意地の一発。羽生の好プレーで泣く会としては号泣。よくやった。有難う。
高橋(-) 時間短し。
得点になった羽生のプレーから何を学び、何を生かして行くのか。それを次の草津戦で見たい。
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FC東京
2011年05月04日 21:05
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【J2第10節】ヴェルディ×FC東京
東京ダービーだが正直今はダービーがどうとかよりも普通に勝ちたい。天気のいい「みどりの日」、京王線で飛田給に向かった。
味スタ到着前からツイッターでは「待機列ハンパない」とか「運営ひどすぎ」みたいなツイートがあふれておりどんな状況かと楽しみにしながら、午後2時頃、味スタ到着。僕の持っていたチケットはバックスタンド自由アウェイ側ということで、正面から向かって右に流れ、南ゲートにたどり着いた。
するとここが黒山の人だかり。見るとゲートはあるが開いていない。ゲート前の人たちや、別のゲートから先に中に入った人たちが「早く開けろよ」的に殺気立っている。どうも、開場前から待機列に並んでいた人が南2ゲートから全員入場したらこっちも開ける(そうでないと待機列に並んだ人が不公平ってことだろう)ということかと推測したが、ヴェルディの責任者がいる訳でもなく、明快な説明がある訳でもなく、警備のおっちゃんが「まだダメ」的な要領を得ない説明をボソボソと繰り返すばかり。
群衆の苛立ちも限界に近づき一触即発の状態になりかけた頃、ようやく開門したが、正面からアウェイ側という誘導に従って最初にたどり着くゲートがこれでは、ロジがなってないと言われても仕方がないだろう。結局ここでは最後までヴェルディの担当者の姿は見えなかった。指示された通りに働いて東京サポに文句を言われる警備のおっちゃんも災難だ。
ようやく入場してバック自由に廻ったが、スタンドは既にほぼ満員。この時点では上層は開放されておらず、席探し難民がウロウロしている状態。僕は今日は一人だったので「ここ、一人いいっスか?」的に適当なところにもぐりこんだが、複数のつながり席はほぼなかったのではないか。その後、上層が開放されたので結局上層に移ったが、この辺の誘導も甘かった。だいたい誘導とか整理とかいう考え方が運営側にあったのか疑問。
あと、不思議だったのが、アウェイ自由とバクスタ自由アウェイ側の間の緩衝帯。どっちも東京のサポで埋まっているのにいったい何を緩衝するのかよく分からない。理解に苦しむ。バクスタは東京サポではないという理解なのかもしれないが、それならバスクタ自由アウェイとホームの間の緩衝帯は何だ?
さて、で、肝心の試合の方だが、東京は前節の反省(何をどう反省したのかは不明)からか、谷澤の代わりに羽生が先発。徳永をワンボランチ気味にして梶山が前目のダイヤモンド型中盤なんだとか。
3分、いきなり梶山が敵クリアのこぼれ球に反応するがミートしきれず押し込めない。6分には阿部のクロスに高松が飛び込むがシュートは枠に飛ばず。序盤は東京が中盤を制圧し、パスをつないで攻撃を組み立てようとするが最後のアイデアが足りず得点に至らないといういつもの展開。
しかし前半も中盤を過ぎた頃から東京にはパスミスが目立ち始め、前線から緩い横パスやトラップミスを狙っているヴェルディに何度かボールをさらわれてはピンチに陥ることも多かった。敵の抜け出しには森重がしっかり対応して失点は防いだが、東京の攻撃は徐々にグダグダの観を呈し始める。ロスタイムには敵エリア内で鈴木がやや強引にシュートを放つが枠を外れる。スコアレスで前半を終了。
後半に入って間もない54分、セザーがドリブルでカウンターを仕掛け、敵エリア手前で並走した敵DFと交錯して倒れるが、これがシミュレーションと判断され警告。セザーは前半にも一枚イエローをもらっていたため退場となり、東京はここから一人少ない状態での戦いを強いられる。東京は高松をワントップにし、4-4-1の布陣で守備中心の態勢になる。
59分、高松を下げて谷澤を起用。谷澤は右SHに入り、鈴木がワントップに回る。しかし、これで役割がはっきりしたのか、鈴木が献身的に前線からプレスを敢行、こぼれ球を谷澤が拾うスタイルで徐々に攻撃が形になり始める。68分、羽生に代えてペドロ・ジュニオールを投入。PJがワントップ、鈴木が右SHに戻り谷澤は左に。
72分、森重のクロスを谷澤がエリア内で受け、そこから右サイドに展開してシュート。これがゴールに入り東京サポは総立ちになるが、谷澤のトラップがハンドの判定でノーゴール。後でテレビで見たけどやむを得ない判定か。半泣きになったけど損した…。
しかし東京はこの辺りから一人足りないとは思えない怒濤の攻撃を仕掛ける。ボールを奪うとそれをトリガーに全体が前を向いて動き出す。鈴木、谷澤を核にサイドに展開し、ワントップで張るPJにラストパスが入る回数も増える。こういう流動的な攻撃が前半からできなかったのだろうかと思う。78分、椋原のクロスにPJが頭で合わせるが枠外。81分にも阿部から浮き球のパスを受けたPJが足許に置こうとするが打ちきれず。
82分、CKからのこぼれ球を今野がゴール前に送るが敵GKがセーブ。84分、エリア左手前で得たFKに一時は徳永、森重、梶山、鈴木の4人が集まって相談するが、結局鈴木が蹴ったFKは素直すぎて敵GKがそのままキャッチ。セットプレーがもったいない。
87分、足を引きずる鈴木に代えて中村を投入。ロスタイムは4分と表示されるが、ロスタイムに入ったところで敵GKにアクシデント。だれとも交錯していないところで崩れるように倒れる。アキレス腱を傷めたらしいが、そのまま担架で退場。交替枠を使いきっていたヴェルディはFWがGKの代役を務めることになる。
東京は最後の勝ち越しを狙って前線にボールを放り込むが、ヴェルディの守備も集中しており、結局押し込みきれずにスコアレスで試合終了。東京ダービーは痛み分けに終わった。
この試合、セザーが退場して一人少ない状態になってから、ようやく攻撃のスイッチが入ったように見えた。一人少なくなった分、攻撃にかかるときのリスクを意識せざるを得ず、ひとりひとりがより自分の役割に自覚的に、献身的に攻撃に参加したことが奏功したのではないかと思う。ワンチャンスに賭ける意識、一つの攻撃をやりきる意識、そして切り替えが高いレベルが機能していた。一人減って埋めるべきスペースがはっきりしたのも大きかった。
だが、それまでの東京は残念ながら前節同様、どのようにして得点するのかという、チーム戦略、チーム戦術がまったく窺えなかった。終盤、ようやく機能し始めた攻撃のスタイルが、パスを交換しながら流動的にポジションを入れ替わり、人もボールも動いてゴール前で優位な状況を作り出すという2008年、2009年の城福監督時代のやり方を彷彿させたのも皮肉だった。
交替についても疑問が多い。特に、セザーが退場した時点で、攻撃はワンチャンス勝負になることが見えており、セットプレーの重要性は飛躍的に増しているのだから、大竹か上里を投入するべきだったと思う。終盤、何度かFKやCKを得たが、疲れきった鈴木のキックでは正直入る気がしなかった。僕としては上里のドカンを見たかった。
守備は今野、森重のCBが盤石であり、失点の恐怖はさほどなかった。負ける気のしない試合で、数的に劣勢とはいえ終盤押し込んで得点できなかったのが残念。
いずれにしても開幕から4試合で勝ち点5は危機的状況。スロー・スタートでもシーズン最後には帳尻を合わせることができるほど、我々はタフでも老獪でもない。我々のようなチームが昇格を果たすにはロケット・スタートが不可欠で、既にそれには半ば以上失敗している。最初の10試合で勝ち点を積み上げ、常に貯金を持って戦えるくらいの余裕がないと東京のようなナイーヴなチームに昇格なんて覚束ないということだ。
圧倒的な強さでJ2を勝ち抜き、一シーズンでJ1復帰を果たした広島や柏には明確なスタイルがあった。それを考えれば状況は十分危機的で、むしろ昨季の千葉を見ているようだ。僕は引き続き監督の更迭を求める。これ以上様子を見ている余裕はない。早く決断しないと手遅れになる。どっちつかずの成り行きサッカーは危険すぎる。
採点(
採点の見方
):
権田(3.5) 枠内シュートも少なくなかったが危なげない対応で完封。
椋原(4) クロスは効果的だった。守備でも粘り強く対応できた。
今野(3.5) 敵のカウンターにもしっかり対応。読みのいい守備で完封に貢献。
森重(2.5) 異次元のストッパー力発揮。今日は森重の日ということでいい。
阿部(4) 荒い部分もあるが好守のメリハリが利いていて好感。裏に気をつけて。
梶山(5) 時折信じられない軽すぎるミス。リスク大きすぎて使えない。
徳永(4) 一人で中盤の底のスペースを埋めた。便利に使われて本当に可哀相。
鈴木(4) 前半は不用意なボールロスト多かったが、後半は運動量で圧倒。
羽生(4.5) 全体が止まっている中ではさすがに活躍の場は少なかった。
セザー(5) 独りよがりなプレーで逸機、退場。もっと周囲との連携が必要。
高松(4.5) 今日も存在感を見せられず。というかうまく使ってもらえなかった。
===
谷澤(4) ボールの収まりどころができて攻撃が活性化。
ペドロ(4) 前節より格段の改善。可能性を見せた。
中村(-) 時間は短かったが闘魂を注入した。
何か試合後にも残念なことがあったらしいけどよく知らないので何も書かない。何にしても前節に続いてフラストレーションのたまる残念な試合。終盤の攻撃にちょっと光が見えた気はしたが、それならもう城福さんでいいんじゃね、という声に抵抗できなくなっちゃうぞ。次は初めから10人でやるというのはどうか。
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FC東京
2011年05月01日 23:04
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【ブンデスリーガ第32節】ハノーファー×グラードバッハ
今季も残り3試合。先週BVBに勝って最下位を脱出、入替戦となる16位までの勝ち点差を3として何とか残留への希望をつないだグラードバッハは、今節はアウェイで強豪ハノーファーと対戦。いや、笑ってはいけない。ハノーファーは前節を終わってチャンピオンズ・リーグ予選に出場できる3位。バイエルンより上なのだ。悪い冗談みたいだが事実だ。
土曜日の現地3時半、日本時間夜10時半キックオフということで、
ブンデスリーガ公式サイト
のウェブ・ラジオと、「
kicker
」紙のティッカーで経過を追った。グラードバッハは前節出場停止だったハンケがヘアマンに代えて先発に復帰した他は前節と同じ布陣。
グラードバッハはアウェイながら積極的に前に出る。8分、ハンケが敵ペナルティ・エリア内でシュートを放つがヒットせず枠を外す。30分にはアランゴからのパスを受けたロイスが難しいボレーを試みるがボールはバーの上。ハノーファーのミスもあってグラードバッハが優勢に試合を進めるが、得点には至らずスコアレスで前半を終える。
後半に入りハノーファーも圧力を高めてくるが、53分、ハンケからのパスを受けたロイスがフリーになるもGKとの一対一を決めきれず。逆に55分には敵のシュートをテア・シュテゲンがパンチングで弾く。
62分、25メートルのFKをロイスが狙うがわずかにゴール左に外れる。71分、ハンケに代えてマトモアを投入。74分にはイドリスのヘディング・シュートがバーを直撃。時間帯から見てもワンチャンスでの1点勝負の様相となってくる。
するとついに76分、ノードファイトからのパスを受けてドリブルで駆け上がったロイスが、エリア手前で敵DFの隙間からミドル。これがゴールに突き刺さりグラードバッハが先制。素晴らしいシュートだった。
リードしたグラードバッハは87分にロイスを下げマルクスを、ロスタイムにはアランゴに代えてシャハテンを投入して、試合のクローズに成功。ロスタイムの2分は永遠にも感じられたが、何とか1-0で大きな勝ち点3を手にした。
これでグラードバッハは勝ち点を32まで伸ばし、順位は17位と変わらないものの、16位のフランクフルトとは勝ち点差2、15位のヴォルフスブルクとは勝ち点差3となって、残留に大きな足がかりを得た。
残り2試合、次節はホームでのフライブルク戦、最終節はアウェイでのHSV戦となるが、ここまで来たらあと二つ勝って何が起こるか見てみる他ないだろう。
ルツィアン・ファヴレ監督談話:
「今日はどうしても勝ちたかった。できる限り高い位置で戦おうと試みたし、何よりもしっかりと守りきることができた。したがってこの勝利は妥当なものだと思う。私のチームはよくプレッシャーに耐えた。我々は常に落ち着いていたし、我慢強く、また頭を使って戦った」
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