フットボール・クレイジー
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2011年11月29日 00:09
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【ブンデスリーガ第14節】ケルン×グラードバッハ
■2011年11月25日(金) 20:30キックオフ
■Rhein-Energie-Stadion
このところ3連勝で3位に浮上し波に乗るグラードバッハ。今節はアウェイで宿敵ケルンとの対戦に臨む。だが、金曜日の夜キックオフ、日本時間では土曜日未明3時半ということで、もともとフォローする気もなく、というかそもそも金曜日の試合だということをすっかり忘れてて、朝起きてツイッターで気づいた。
前節膝を傷めて途中交替したシュトランツルに代わってブラウアースが先発した他は前節と変わらない布陣。大津はU22の招集を受けてチームを離れている。
グラードバッハは序盤から積極的に前に出る。2分にはロイス、3分にはノイシュテターが立て続けにチャンスを迎えるが敵GKにセーブされる。切り替えの速い展開から双方が攻撃を仕掛けるが、どちらも守備は集中しており得点には至らず。
だが、20分、ロイス、ヘアマンとつないだボールを受けたハンケが決めてグラードバッハが先制。ハンケの得点はいつ以来か。ハンケはこれまでも前線で献身的にボールを捌いていた割りに自分のゴールには恵まれなかったが、ここで得点できてよかった。
リードを奪われたケルンが反撃を仕掛けるが正確さを欠いて形にならず。30分、右寄りで得たFKをアランゴが蹴るとボールは壁を越えゴール右下隅にイン。グラードバッハが2-0とリードを広げる。
後半に入ってもグラードバッハのペース。47分、カウンターのチャンスからヘアマンが放ったシュートは敵GKにセーブされるが、こぼれ球をハンケが押し込んで3-0に。安全圏のリードを得たグラードバッハはリスクを取らない慎重なサッカーにシフトダウン。
だが、攻め急ぐケルンは相変わらずチャンスを作れず、試合は退屈な展開に。グラードバッハはこの日得点のないロイスが72分、75分とチャンスを迎えるが決めきれず。78分にはFKを壁に当てる。さすがにこの日はロイスもツキがなかったか。
85分、ロイスに代えてボバディラを、87分にはハンケに代えて久しぶりに出場のデ・カマルゴを投入。さらに90分にはヘアマンに代えてマルクスを投入して時間も使い、結局危なげなく敵地で3-0と完勝。連勝を4に伸ばしこの時点で暫定首位に立った。
実際に見てないので何とも言えないが、ロイスに得点がなくてもきっちり3-0で勝てるところなど、知らない人が見たら強いクラブだと思ってしまいそうだ。実際、バイエルンのウリ・ヘネスは「グラードバッハは優勝争いの相手になり得る」と言っているらしい。
結局土曜日にはBVBがレヴィア・ダービーに勝ってグラードバッハは首位を明け渡したが、バイエルンがマインツに負けたため2位に浮上。本当にCL圏内でウィンター・ブレイクを迎えそうな雲行きになってきた。心あるグラードバッハ・サポはみんな天変地異に怯えているらしい。
次節はシーズン前半最大のヤマとなる首位BVBとの直接対決。ユルゲン・クロップもこの試合が首位攻防戦になるとは思いもしなかっただろう。スカパーのCSフジで生中継あり。これは見逃せない。
ルツィアン・ファヴレ監督談話:
「私は大変満足している。我々にとってはとても素晴らしいアウェイ・ゲームになったし、勝利という結果もまったく妥当なものだったと思う。3-0でケルンに勝つというのは人が考えるほど簡単なことではない。前半を終えたときには本当はあと1点余分にリードしていなければならなかったが、2-0もまずOKだろう。我々はケルンを押し込むために開始からハイ・ペースで戦いたかった。チームはそれをよくやってくれたと思う。後半すぐに3-0にすることができたが、それもまさに意図したところだった。その後は試合も自然に流れていったし、1点か2点追加点を奪っていてもおかしくなかった」
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Borussia M'Gladbach
2011年11月26日 22:50
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【J2第37節】FC東京×千葉
■2011年11月26日(土) 17:30キックオフ
■味の素スタジアム
今季ホーム最終戦となる千葉戦。やや出遅れたためバックスタンドのややアウェイ寄りでの観戦となった。この日はフードコートにフクアリで有名なソーセージ盛りの喜作が出店、ツイッターのFC東京クラスタは「喜作」「ソーセージ」「タッパ」でもちきりとなった。タッパを持参すると盛りをおまけしてくれるということらしい。
日中はいい天気だったが日が傾くとかなり冷え込む。ベンチコートを着込んでスタンドに陣取る。ちょっとビールは飲みたくならない気温。東京は権田がU22代表招集中のため前節に続いて塩田が先発。また、梶山が足の痛みを訴えて欠場し、代わりに羽生がボランチにスライド、谷澤がトップ下に回り石川が右SHで先発した。左SHは田邉、ワントップはルーカス。
東京は前節鳥取に勝って既にJ1復帰を決め、日曜日には鳥栖が負けたためJ2優勝も決まっている。そのためこの日は消化試合ではあるが、千葉は今季最初にアウェイで0-3で完敗を喫した相手だし(ロングスローから頭で合わされての失点は忘れられない)、試合後にJ2優勝表彰式などのセレモニーも予定されているホーム最終戦なので当然負ける訳には行かない。
また、大熊監督の今季限りでの退任も発表されており、味スタでは最後の大熊東京となる。僕としては必ずしも大熊監督を支持していた訳ではないが、勝って送り出したいのは偽らざる気持ち。
序盤は中盤での拮抗した奪い合い。千葉の寄せが早く、東京はセカンド・ボールが拾えずになかなか前線に展開できない。これまでに戦ったJ2のクラブに比べると、さすがに個々の選手の技量が高く、球際でも簡単にマイボールにはさせてもらえない。千葉にボールを持たれて攻め込まれる時間帯もあり、苦しい展開に。東京はシュートも打てない。
23分、羽生がパスを受けてドリブルで持ち上がり、ミドルで狙うが敵DFに当たる。37分、椋原のクロスを受けた谷澤のシュートは枠外。43分、森重がFKを直接狙うが壁に当たる。結局、ほとんど見せ場もないままスコアレスで前半を終える。
やはり梶山がいないためか中央でボールを捌く担当がおらず、動くボールをみんなで追いかける状態に。羽生はボランチの位置だと運動量が十分生かせず、結果としてボールの出し入れができていない。縦に効果的なくさびが入らないため攻撃のスイッチが入らず、パタパタと走り回る割りにチャンスのない展開に。
一方で千葉も序盤こそボールを支配したものの決定的なチャンスは数えるほどしかなく、攻撃の組立に難があるのは明らか。J2では力のある戦力が揃っている方だと思うが、それが得点に向かって効果的に組織されていない印象を受ける。長身の外国人もロングスローを入れる外国人もいなかったようだし。
後半になると東京がより機動的に攻撃を仕掛ける。47分、徳永のクロスを羽生が落としたところに石川が走り込みシュート。惜しくも枠外となったがこの試合ではほぼ初めてのチャンスらしいチャンスに。48分、羽生からラストパスを受けた田邉がシュートを放つがDFがブロック。ダイレクトに打っていればあるいは、というシーン。
さらに49分、田邉からのパスを受けた石川がファウルを受ける。ボールはルーカスの前にこぼれ敵GKと一対一に。あとは蹴り込むだけというところで主審がファウルを取りゲームを止める。アドバンテージを取ってくれれば決定的なシーンだったが主審に得点機会を阻止された感じ。このFKは再び森重が直接狙い、ゴール右下隅に絶妙なボールが飛ぶが敵GKがセーブ。この流れで先制できていればもっと楽に試合を運べたと思うが得点に至らず。
57分、羽生がショート・カウンターからミドルで狙うが枠外に。直後に田邉に代えてセザーを投入。60分、敵陣25メートル辺りでFKを得る。谷澤が横に出したボールを徳永が直接狙い、ボールは枠に飛ぶが敵GKがキャッチ。61分、フィードを受けたセザーが敵DFをかわして敵GKと一対一になるがシュートは打ちきれずGKに当ててしまう。まあ、そんな気はした…。
後半に入ってからは東京がボールを支配し、主導権を握って攻める展開に。チャンスも作れるようになったが得点できず。71分、石川のCKに森重が合わせたが枠に飛ばず、こぼれたボールに今野が詰めるがオフサイド。75分、敵MFが二度目の警告で退場に。後半は東京が押していたので、これでグッと有利に。あとは得点だ。76分、石川を下げ鈴木を投入。
すると77分、セザーからのパスを受けたルーカスが敵DFをかいくぐって裏に抜け、敵GKとの一対一も落ち着いて確実に流し込みようやく先制。この時間帯にはルーカスがボランチのポジションまで落ちて、逆に羽生が前で攻撃に絡むことが多くなる。そういう指示が出ているのかと思うほど、ルーカスの疑似ボランチがよく機能していたとともに、羽生はやはり前で敵にとってイヤな動きをするのが持ち味だと思った。
東京はその後もしっかりボールをつなぎながら攻撃の機会を窺うが追加点は挙げられず。しかし千葉の攻撃も迫力を欠き、失点の怖さはほとんどない。89分、羽生に代えて上里を投入。アディショナル・タイムも流れは渡さず、結局1-0でホーム最終戦を勝ちきり勝ち点を77に伸ばした。
モラルを保つことの難しい試合だったが、手を抜くことなく戦い、手強い相手に終盤の得点で勝利することができたのは大きい。優勝クラブとしての面目は保ったということができるだろう。
しかし、苦戦したのは間違いのないところで、梶山の不在を強く感じる試合だった。試合前から羽生のボランチは危惧していたが、特に前半は中央でのボールの中継点がなくキープができずバタバタした試合になった。僕としては森重をボランチに上げ、CBにノースを起用することで問題なく対処できたと思うのだが、監督が羽生のボランチ特性にこれほどこだわる理由が分からない。素直に上里か下田のボランチでもよかったかもしれない。
いずれにしてもホームのサポーターに挨拶をする大事な試合に、ルーカスの個人技とはいえ結果が出せてよかった。しょっぱい試合ではあったが、こういう勝ち方ができるからこそ昇格ができたという意味では、今季を総括するのにも悪くなかったというべきか。
試合後には大東チェアマンからの優勝皿の贈呈、平松のスピーチ、大熊監督挨拶などがあった。アキレス腱断裂という大ケガのため今季出場機会のなかった平松が最後にマイクを握ってエア乾杯をやってくれたのはちょっと胸が熱くなった。「最後にひとつだけ言いたいことがある」と言いながら結局グダグダで終わったが、もっと何か本当に言いたいことがあったのではないだろうか。エア乾杯で優勝の実感が湧いた。
まだ最終節が残っているし、天皇杯もあるが、今季の味スタ通いは今日が最後。来季は再びJ1で戦うことができる。このJ2経験はクラブにとって貴重な財産となるはずだ。
採点(
採点の見方
):
塩田(3) 決定的なピンチにも身体を張ってゴールを守った。後半はヒマだった。
徳永(3) 機を見た攻め上がりが効果的。やはり右SBに置いてこそ生きる人材だ。
森重(2.5) 今日いちばん効果的なくさびを入れていたのは実はCBの森重だった件。
今野(2.5) 的確な読みでピンチのひとつ前のプレーをつぶす。レベルの違う働き。
椋原(4) 攻め上がった後のプレー選択の幅、判断のスピードをもっと向上しないと。
高橋(3.5) 梶山がおらずやや荷が重かったか。バランスの取り方が難しかった。
羽生(4) 終盤、前目に出てからの方がボール捌きも安定。明らかな采配の誤り。
石川(4) サイドに張る石川の足許に長いサイド・チェンジが収まるシーン少なし。
谷澤(3.5) よくボールに絡んで攻撃の核になった。今や東京に欠かせない男。
田邉(3.5) 自信を持ってボールを運べるようになった。今年よく成長した。
ルーカス(2) ルーカスがボールに触るとリズムができる。ゴールも値千金。
===
セザー(3.5) 持ち味は見せた。一対一は決めて欲しかった。
鈴木(-) 時間短し。フレッシュさを生かしてよく動いた。
上里(-) 時間短し。FKは狙ってよかった。
次節は今季最終節。札幌でのアウェイ戦となる。きっちり勝って有終の美を飾りたいところだ。帰り道にコンビニで天皇杯4回戦のチケットを買った。
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FC東京
2011年11月22日 00:14
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【ブンデスリーガ第13節】グラードバッハ×ブレーメン
■2011年11月19日(土) 15:30キックオフ
■Stadion im Borussia-Park
もしかしたら本当に強いのではないかという気さえしてしまうような快進撃を続ける我がグラードバッハ。第13節はホームにブレーメンを迎えた。ブレーメンは強豪だが不思議とあまりやられたた記憶がない。現地では土曜日の3時半、サマータイムが終わったため日本時間では夜11時半のキックオフとなる。
この日もネット動画で中継を見ていたが、例によって途中から紙芝居化が進行、最後はつながらなくなってしまったので後半はウェブ・ラジオとティッカーでフォローした。
グラードバッハは前節ヘルタに勝ったメンバーと同じ。試合は互いに集中して高いテンションで始まった。序盤は拮抗した戦い。僕はここでちょっと隣室にコーヒーを飲みに行ったのだが、しばらくして戻ってみると画面は1-0に。16分、アランゴのクロスにヘアマンが頭で合わせてグラードバッハが先制したらしい。見逃した…。
だが、嘆く必要はなかった。流れは一気にグラードバッハに傾き、立て続けにゴールのチャンスを迎える。23分、ドリブルで敵DFをかわしたロイスが敵GKとの一対一から冷静に流し込んで2-0。28分にはシュトランツルが膝を傷めたようでブラウアースと交代。それにしても、今季の好調の背景には、ダンテ、シュトランツル、ブラウアースの3人でCBを回せることがあるのではないかと思う。昨季の低迷の原因はCBのケガだったんだから。
グラードバッハは引き続き主導権を握る。38分、ノイシュテターからのパスを受けたヘアマンが敵GKを引きつけてから併走したロイスにラストパスを送ると、ロイスはこれを難なく流し込んで3-0に。グラードバッハが前半だけでも予想外のリードを奪ってハーフタイムを迎えた。
後半に入っても流れは変わらず。51分、アランゴのFKにハンケが合わせると敵GKがこれをパンチング、しかしこのボールがロイスの前にこぼれ、GKの動きの逆を突いてシュート、グラードバッハが4-0とリードを広げる。ロイスはこれでこの日ハットトリックとなり、シーズン10点目。移籍金がどんどんつり上がって行く。
さらに53分、今度はヘアマンのシュートを敵GKがパンチングでセーブしたボールがアランゴのもとへ。アランゴがこれをたたき込んで5-0。試合は決まってしまった。
その後は余裕で守るグラードバッハに対しブレーメンもゴールを狙いに行くものの得点できず。76分には敵DFがこの日2回目の警告で退場。グラードバッハは81分、ヘアマンに代えボバディラを、87分にはロイスに代えてヴェントを投入して難なく勝ちきった。尚、大津はベンチ入りしたが出場機会はなかった。
これでグラードバッハは13試合を終えて勝ち点26、首位バイエルンとは勝ち点差2の3位と堂々たる成績だ。ロイスに負う部分はもちろん大きいが、デ・カマルゴを欠く中でも、アランゴ、ヘアマンらがしっかり働いてチームを牽引する一方、テア・シュテゲン、ダンテ、シュトランツル、ブラウアースの堅い守りもあって好調を維持している。
行けるところまで行くつもりで見ているが、案外いい線行っちゃうんじゃないかと夢も見たくなる。次節はケルンとのダービーだが、勝つしかないだろう。
ルツィアン・ファヴレ監督談話:
「最終的には5-0ということになったが、思うにこの結果は少しばかりよすぎる。特にヘアマンの重要な先制点までは我々にとっても簡単ではなかった。我々はペナルティ・エリア近くでの無用のファウルによって自ら苦況に陥り、リードを奪われなかったことを喜ばねばならなかった。だが、遅くとも2点目の後には大きな自信を持って戦っていたし、素晴らしいコンビネーションを示した部分もあった。勝利は妥当なものだと思うが、これを過信してはいけない」
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Borussia M'Gladbach
2011年11月19日 21:31
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【J2第36節】鳥取×FC東京
■2011年11月19日(土) 17:00キックオフ
■とりぎんバードスタジアム
既に前節実質昇格を決めている東京だが、数字上の完全昇格と実質優勝が決まる可能性のある試合。さすがに鳥取は遠く自宅スカパー観戦に。
事前の情報では石川が右SHで先発の予定だったようだが、遠征には帯同しながら体調不良で急遽ベンチからも外れ、谷澤が右SH、田邉が左SHで先発。またU22代表に招集された権田に代わって塩田がゴールマウスを守る。天皇杯を欠場した羽生、代表から戻った今野も先発に復帰した。
試合は東京がボールを支配し、一方的に主導権を握る展開に。3分、左サイドから攻め上がった椋原が狙うがバーの上。東京はボールを支配しパスを回しながらほぼハーフコートで試合を進めるが、鳥取の守りも集中していて堅く、なかなかアタッキング・サードにいい形で入って行くことができない。17分、谷澤がロング・シュートを狙うが大きく枠外に。
しかし、23分、谷澤が得たゴールほぼ正面のFKを森重が蹴ると、きれいに巻いたボールがゴール右隅に決まり東京が先制。決定機が作れずにいた時間帯にセットプレーからの先制点を得てグッと楽になった。
31分、右サイドを駆け上がって谷澤からのパスを受けた徳永が鋭い弾道のミドルを放つが敵GKがセーブ。34分には谷澤からパスを受けた徳永が右サイドからクロス。中央で梶山が合わせるがポストをヒット。
さらに35分、再び徳永がクロスを送ると中央でルーカスが頭で合わせる。シュートは枠に飛んだがGKがセーブ。さらにこぼれ球をルーカスがもう一度押し込もうとするがボールはバーの上に。圧倒的に攻め込んだ時間帯だったが追加点には至らず。しかし、リードしていることもあり不思議と焦りはない。
東京はその後も優勢に試合を進め、結局1-0で前半を終了。シュート数は鳥取1に対し東京が7。危ないシーンもあったもののほぼ安心してみていられる内容で、点差以上の精神的余裕はあったと思う。
後半に入っても流れは変わらず東京ペース。51分、羽生からのパスを受けたルーカスが敵DFを背負った状態からボールを置き直してシュート。これが決まって後半開始早々のいい時間帯に東京が2-0と追加点を得る。正直、力の差のある試合で、この時点で試合の趨勢は決まったと言っていい。
54分、谷澤のFKに今野が合わせるが枠外に。60分、梶山からのパスを受けたルーカスがボレーで狙うがGKがセーブ。63分、田邉に代えて鈴木を投入。
66分、ルーカス、羽生とつないだボールに最後は鈴木が合わせようとするがヒットせず。67分、ルーカスを下げてセザーを投入。既に流れのはっきりした試合でルーカスも満足げな表情。
70分、セザーが敵エリアにドリブルでつっかけ、DFを引きつけたところで後ろから走り込んだ谷澤にパス、谷澤がこれを流し込んで追加点。東京が3-0とほぼ安全圏と言えるリードを奪う。
72分、足を打撲した梶山に代えて上里を投入。75分、鈴木のドリブルからラストパスを受けた羽生が狙うが枠外に。80分、後方からのパスを受けた鈴木がドリブルで持ち上がり、左寄りの角度のないところからシュート。ゴール前を横切りがちな形だったがボールはファーのサイドネットに刺さりゴール。4-0とリードを広げる。
85分、右サイドで敵MFを囲みに行った二人が抜かれ中央に決定的なクロスを送られる。シュートは塩田がいったんセーブしたものの、さらに敵FWに押し込まれ失点。ドイツ語的に言えば「Ehrentreffer(名誉のゴール)」という感じで4-1となる。まあ、「Ergebniskosmetik(結果のお化粧)」とも言うが(どちらも大量リードを奪われているときに、結果には影響しないがせめて「一矢報いる」形で挙げる得点のこと)。
だが、東京はアディショナル・タイム、セザーが右サイドからシュートを放つと、GKのセーブに鈴木が詰め、これもGKにセーブされたが最後は正面から上里が押し込んでしっかりお返し。上里は東京で公式戦初ゴールとなった。結局5-1と完勝し、完全昇格を決めた。
先にも書いたとおり、正直、力の差のある試合で、東京が順当に勝ちきったゲームと言えるだろう。序盤は守備を固める敵の前になかなかチャンスを作れなかったが、そこで焦れることなくセットプレーから得点、後半には体力、集中力の低下した敵から的確に追加点を奪い、失点は許したものの完勝。今季の総括として、昇格を決めるのに相応しい試合とした。
既に前節で実質昇格が決まっていたので、そこまでの感慨はないのだが、西京極でまさかの降格を味わってから一年。スタートダッシュに失敗して苦しい時期もあったがようやく昇格を決めることができた。
もっとも、戦力的に見ればある意味当然ともいえる昇格で、逆に個の力の単純な集積、単純な合計以上のマジックとかケミストリーのようなものがあったかというと疑問。今季のスタイルとなった「つなぐ東京」も開幕当初のハイタワーへの縦ポンが破綻した中でやむなく選択した戦術だったし、そもそも前監督の置き土産である。平山、高松には申し訳ないが、二人が健在で、あのまま縦ポンをやり続けていたら恐ろしいことになっていたのではないかという気がしてならない。
まあ、この辺はシーズンが終わった後に改めて検証したいが、昇格はともかく、今季の延長でJ1で来季どれだけ戦えるのか、「強くなってJ1復帰」が果たせるのか、厳しく問い直す必要がある。大量補強した選手の去就も含め、いずれにしてもこのままJ1に復帰しても前途は厳しい。
日曜日の試合で鳥栖が勝てなければ東京のJ2優勝が決まるが、僕自身としてはJ2には首位はあっても「優勝」はないと思っているのでこだわりはない。とにかく強くなってJ1に復帰し、昨季の借りを返したい。J2慣れしてしまっていないか、僕たち自身も再点検が必要だ。
採点(
採点の見方
):
塩田(3) 難しいコンディションだったが安定したパフォーマンス。失点はやむなし。
徳永(3) 鋭いクロスを再三供給。守備でも圧倒的な対人戦闘能力を見せた。
今野(3) 代表帰りだったが隙のない守備で疲れを見せない働き。さすがの活躍。
森重(2.5) 緊張を一気に解放する先制点は見事。守備でも敵を寄せつけず。
椋原(4) 田邉との連携はよかったがプレーに正確さを欠く場面も。
梶山(3) 中盤でのニョロニョロぶりが際立つ。自在にキープ、配球。変態。
高橋(3.5) 愚直にポジションを取り直しアンカーの役割をしっかりこなした。
谷澤(3) 高いキープ力を披露。丁寧に流し込んだシュートも見事だった。
羽生(2.5) いい形ができたときには必ず羽生が。有難う、羽生。昇格の立役者。
田邉(3.5) ボールを持つと何かを期待できる男。毎回早い交代はちょっと可哀相。
ルーカス(2) 戻ってきてくれて本当に有難う。ルーカスと昇格できたことが嬉しい。
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鈴木(2.5) 途中出場のミッションを十分に果たした。得点は見事だった。
セザー(3) 谷澤へのアシストは素晴らしいプレー。来季残留希望。
上里(-) ゴールはごっつぁんだがあの場所にいたことを評価したい。
次節は味スタでホーム最終戦を千葉と戦う。千葉は今季唯一3点を取られて負けたクラブであり、序盤の低迷のきっかけとなった。2008年の因縁もあるし、何としても勝ちたい。あのとき活躍した谷澤が今はウチにいるのも奇遇だが、ロングスローからヘディングでやられた今季のアウェイ戦も忘れてないぞ。
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FC東京
2011年11月17日 00:07
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【天皇杯3回戦】FC東京×神戸
■2011年11月16日(水) 19:00キックオフ
■味の素スタジアム
本当なら6時には仕事を終えて前半の途中に味スタに着くつもりだったが、仕事が長引いて横浜から東横線に乗ったのが7時すぎ。味スタに着くのが終了間際になるのは確定しており、行くかやめるか正直迷った。
電車の中で公式サイトの試合経過速報をチェックしていたら、東京が13分にCKから高橋のヘディングで先制、しかし37分には神戸にもCKから決められて同点だと。面白そうな試合だし、同点なら延長の可能性もあるし、何より少しでも試合を見られる可能性があるなら行ってみようと決心、井の頭線、京王線と乗り継いで味スタに着いたのは結局8時半になった。
チケットは買っていなかったのだが、当日券売場は既にシャッターが降りて閉鎖。ゲートにいた係の人に「チケットないんだけどまだ入れますか」と訊くと、当日券売場に連絡を取ってくれて、おじさんがチケットをゲートまで持ってきてくれた。その場で2,000円を払い、既に締まっていたゲートを開いてもらって入場。他にも同じことをしている人がいた。僕らが最後の入場者だったのかもしれない。
さて、この試合、東京は森重がCBに復帰、ノースに代わって徳永とコンビを組んだ。正直、ここは森重とノースのコンビにして、徳永は右SBに戻して欲しかったところ。さらに左SHには田邉が先発、坂田が移籍以来公式戦初先発でルーカスとツートップを組んだ。羽生は足に問題ありということでベンチ入りせず。
経過は先にも書いたとおり、13分に東京が高橋のゴールで先制したが、37分に追いつかれたという展開。55分には田邉に代えて石川を、64分には坂田に代えてセザーを投入している。
僕がスタジアムに入ると試合は既に80分。得点は1-1のまま。85分、右サイドに開いたセザーからルーカス、谷澤と横パスを展開、最後は左サイドを上がった椋原がシュートを放つが枠外。ロスタイムには梶山からのスルーパスを受けたルーカスが決定的なシュートを放つが敵GKがセーブ。さらにこぼれ球に森重が詰めるがこれもセーブされる。結局90分を終えても1-1の同点で勝負がつかず、試合は延長に入る。
既に疲れが出て運動量も落ちているように見えるが、東京はボールを奪うとしっかりとつないで攻め上がる。102分、敵MFが2回目の警告で退場に。東京は数的優位を得る。何度かシュート・チャンスを迎えるが、神戸の守備も堅く、またGKが当たっておりゴールを割ることができない。
110分、中村のクロスに梶山が頭で合わせるが枠外。112分、谷澤に代えて鈴木を投入。スタンドは「オー達也♪」と盛り上がるが、実は谷澤も達也だったりして。
113分、CKにルーカスが頭で合わせるがGK正面。116分、石川のFKに鈴木が頭で合わせボールはゴールに入ったがオフサイドの判定。118分、ルーカスの放ったシュートもGKにセーブされる。終盤押し込んで盛り上がるが敵GKのセーブが続き決めきれない。PKの予感も漂い始める。
119分、セザーの戻しに梶山が抑えたいいシュートを放つがこれもGKがセーブ。さらにロスタイム、セザーのシュートも敵GKにセーブされるがCKを得る。ラストプレーかと思われた左からのCKを石川が蹴ると、大きくファーに膨らんだボールに森重が頭で合わせゴール。東京が土壇場で勝ち越し点を挙げ、2-1とリード。その後ワンプレーあったもののそのまま試合は終了し、J2の東京がJ1の神戸を破って4回戦進出を決めた。
スタンドはお祭り騒ぎ。僕としても結局40分試合が見られて最後に森重のほぼVゴール。少しでも見られるのなら行ってみようと思った判断は正しかった。ていうか、まっすぐ家に帰っていたら絶対後悔してた。ポジティブに決断してよかった。
最後のところしか見ていないので、試合全体を総括することもできないし、評点も見送るが、J1相手に粘り強く戦い、最後の最後で決勝点をもぎ取ったことは評価できる。トーナメントは結局のところ結果がすべてであり、格上相手に自分たちの戦いを貫いて勝ちきったことは、来季に向けて大きな自信になるだろう。
天皇杯4回戦は12月17日(土)にあり、東京はガンバ大阪を下した水戸と対戦する。会場は万博という情報が出ているようだが、もしそうだとするなら水戸×FC東京を大阪でやる意味が分からない。この辺については昨年のオフにこのコラムに意見を書いたが、改善されていないということか。興味があれば「カテゴリー別アーカイブ」から「
天皇杯
」を選んで読んでみて欲しい。
リーグ戦では土曜日にアウェイで鳥取と対戦。今日、主力を120分戦わせてしまったので調整は難しいが、残り3試合は全勝するつもりでやらなければならない。まだ昇格も確定していないのだ。疲労はあると思うが、うまくターン・オーバーもしながら残りを乗り切り、1位でJ1に復帰したい。
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FC東京
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天皇杯
2011年11月12日 22:39
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【J2第35節】FC東京×水戸
■2011年11月12日 16:00キックオフ
■味の素スタジアム
昇格が決まる可能性のある試合であったが、先に行われた試合で徳島、札幌、鳥栖が揃って勝ったため、試合前の時点で、昇格決定は次週以降への持ち越しが決まってしまった。クラブとしてはフードコートの拡大版「東京青赤横丁」を催して昇格を祝おうというつもりだったと思うが、完全昇格はお預け確定でキックオフを迎えることになった。
朝からいい天気だったが昼過ぎから曇り始め、試合中は雨は降らないまでもかなり肌寒い天気。しっかりした上着を着ていないと結構つらかったかもしれない。やはり昇格確定を当てこんでか結構な入りである。
東京は梶山、高橋の両ボランチが出場停止から復帰したものの、今度は森重が警告累積で出場停止、今野が引き続き代表招集中ということで、CBは前節に続いて先発のノースと首の負傷から復帰した徳永がコンビを組むことになった。また、前線では石川が前節に続き右SHで先発、田邉がベンチスタートとなった。
完全昇格は持ち越しとはいえ、東京は勝てば実質昇格が決まる。クラブや選手がそれをどこまで意識していたかは分からないが、ホーム・ゲームも残り2試合、今期無敗の味スタでいずれにしても負ける訳には行かないゲームだ。僕としても期するものがあり、敢えて昨年の「心をひとつに」のマフラーを持って行った。
試合は東京がボールを支配するものの、水戸の寄せも早く落ち着いてボールを回せない状態。2分、中村のFKは枠外に。12分、椋原からパスを受けた梶山がグラウンダーのシュートを放つが力なく枠外。あれはシュートだったのだろう。14分、再び梶山がシュート、敵GKがセーブしたこぼれ球に谷澤が詰めようとしたがオフサイド。
17分、中村がドリブルで右サイドを持ち上がり、中央にグラウンダーで戻したところに谷澤が合わせたが枠外。いい形だったが…。22分、敵エリアで細かくパスをつなぐが最後は打ちきれず敵DFに引っかけてしまう。27分、谷澤のクロスにルーカスが合わせるが敵GKがセーブ。
水戸の出足のいいハイプレスに苦しめられたが次第にパスがつながり始める。縦に決定的なパスが出るとチャンスになるが、なかなか得点には至らない。逆に出しどころがなく戻したボールカットされるなどしてカウンターを浴びる場面も。しかし徳永、ノースのコンビは初めての組合せにもかかわらず落ち着いて対応できており、また、敵の拙攻にも助けられて決定的なシーンにはならない。
結局、東京としては今ひとつ攻め手を欠くままスコアレスで前半を終えた。
後半開始早々の48分、敵エリア前でパスをつなぎ、最後はこぼれ球に高橋が詰めるが枠外。だが、ここから得た右CKを石川が蹴ると、高橋がニアに飛び込んで頭で合わせゴール。東京は昇格をグッと引き寄せる先制点を奪う。
54分、椋原からのクロスに石川がダイレクトで合わせたが枠外。57分、石川のFKに梶山が頭で合わせるがGKがセーブ。敵GK、ちょっと当たってたかも。68分、羽生に代えてセザーを投入。69分、セザーがドリブルで持ち上がるがつぶされる。
77分、再びセザーが強引に仕掛けシュートを放つが枠外。79分、ルーカスが前線に送ったパスにセザーが追いつき強烈なダイレクト・シュート。これがネットに突き刺さり東京が試合を決定づける追加点を挙げる。本当に目の覚めるような強烈なシュートだった。83分、石川を下げて田邉を投入。85分には敵MFがこの日2枚目のイエローを受けて退場。
87分、またしてもセザーがドリブルでエリアに切り込んだがブロックされた。90分にはルーカスに代えて上里を投入。ロスタイムにも谷澤がシュートを放ったが枠外に終わり、結局東京が終始ゲームを支配。逸機も多かったが無失点で勝ちきった。
東京はこれで勝ち点を71に伸ばし、4位との勝ち点差9を維持。仮に東京が残り試合に全敗し4位の札幌が全勝した場合には、東京と札幌が勝ち点71で並ぶことになるが、現在の時点で得失点差のアドバンテージが26あることを考えるとこれを覆すことは実際上不可能であり、東京の昇格は実質的に決定したと言っていい。
序盤は敵の早い寄せに苦しんだものの、次第にボールが収まるようになり、敵の足も止まり始めた後半になって効果的に得点。決してポゼッションから崩しての得点ではなかったが、主力CBを欠く中で完封し、首位の面目を保った。結果優先の局面で要と言える今野、森重を欠いての勝利は大きい。
課題がない訳ではないが、もはや課題を探して修正しているような時期でもないだろう。前節、今節と、図らずも「総力戦」を強いられてバタバタしながらも勝ちきったことは高く評価したい。
特にノースが安定した守備を見せたことは大きい。今野、森重という不動のCBの影に隠れて出場機会は限られてきたが、巡ってきたチャンスでいいパフォーマンスを見せてくれた。ノースにメドがつけば、今野、森重のバックアップだけでなく、他のポジションに穴が空いたときに今野、森重をユーティリティとして使うという選択肢も出てくる。気が早いかもしれないが、来季も残留して欲しい。
気になったのは、今の戦術に石川をどうはめ込むのかがまだはっきりしないところか。しかし、2009年には城福監督の下でもポゼッション・サッカーの中で特長を発揮してゴールを量産している。役割をもう少し整理して、選手間でも使い方、使われ方を確認し合う必要があるが、それにはもう少し時間が必要か。
いずれにしても次の目標は完全昇格の確定、そしてリーグ優勝ということになる。2位の鳥栖が引き分けて東京との勝ち点差が6となっているため、次節の成績次第では優勝が決まる可能性もある。その前の水曜日には天皇杯3回戦の神戸戦もある。今季の仕上げと来季に向けての総括の時期に入ってきた。早々にリーグ優勝を決め、天皇杯でも勝ち上がりたい。
採点(
採点の見方
):
権田(3.5) ハイボール処理もまず問題なかった。適当なバックパスに慌てる場面も。
中村(3.5) 愚直な働きに徹することで割り切りができたか。先発に値する働き。
徳永(3) 今野、森重不在のDFラインを統率。適応能力の高さを見せつけた。
ノース(3.5) 落ち着いた守備で完封。読みのいい出足でパスカットもあった。
椋原(3.5) サイドで人知れず上下動を繰り返す。ボール扱いも向上してきた。
梶山(3) 序盤は寄せに苦しんだがボールを受ければ広い視野で的確に捌いた。
高橋(2.5) 得点は値千金。守備でも果敢にボールにチャレンジしゲームを作った。
石川(3.5) スピードを生かしての突破は少なかった。生かされ方を模索したい。
羽生(3.5) やはり上がり目の位置で縦横無尽に動けるのが特長。よく走った。
谷澤(3.5) 要所に顔を出してボールに絡む。やはりシュートの正確性が…。
ルーカス(3) ゴールが欲しかったが前線で献身的にボールを収めてくれた。
===
セザー(2.5) 得点は見事。カネを払って見に来ただけの価値のあるゴールだった。
田邉(-) 時間は短かったが途中出場でも自信を持ってプレーできていた。
上里(-) 時間短し。
しかしこの実質昇格決定というのはどうも微妙な感じだな…。
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FC東京
2011年11月12日 00:15
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【試算】今節昇格の確率は85%(2)
さて、昨日は東京と徳島または札幌が勝ち点で並ぶケースを「昇格決定」と見なして明日の昇格決定確率を計算したが、世の中何が起こるか分からない、本当に間違いなく昇格できる条件を確認しておきたい、という諸兄のために、今日は間違いなく昇格が決定する条件(ここでは完全昇格と呼んでおこう)を見ておこう。
時間軸に沿って徳島と札幌の試合結果から見れば、まず、徳島と札幌が両方とも勝った場合、完全昇格決定はお預けとなる。
但し、仮に徳島と札幌が両方とも勝っても、2位の鳥栖が負けると東京の完全昇格が決まる。徳島と鳥栖が第37節に直接対決を残しているからで、35節終了時の勝ち点が東京71、鳥栖64、徳島62との前提で、徳島×鳥栖が引き分けになった場合、徳島は36節、38節に勝っても勝ち点69にしかならないし、この試合にいずれかが勝てば負けた方は勝ち点が35節終了時の東京の勝ち点に及ばないことになるので、いずれにしても東京の完全昇格が決まる訳だ。
次に、徳島と札幌の一方が勝っても他方が引き分けだった場合、または両方が引き分けだった場合には、東京は勝てば完全昇格が決まる。
さらに、徳島と札幌の一方、または両方が負けた場合には、東京は引き分けでも完全昇格が決まる。
これを東京、徳島、札幌の勝ち、負け、引き分けの組合せでできる27通りのパターンに当てはめると、土曜日に完全昇格が決まるパターンは13通り。便宜上、各クラブの34節までの勝率を元にそれぞれのパターンの発生確率を計算すると、土曜日に完全昇格が決まる可能性は63.3%になる。
これに対し、東京と徳島、札幌のいずれかが勝ち点で並び、得失点差の乖離から事実上東京の昇格が決まることが想定されるパターンは27通りのうち9通りでその発生確率は21.7%。
両者を合わせると東京が事実上であれ土曜日に昇格を決める確率は昨日見た通り85%。完全昇格が決まる確率が6割以上あるというのは心強いな。まあ、徳島か札幌が負けて、東京は試合前に事実上の昇格が決まっていたが、東京も負けて喜ぶに喜べない、みたいなのだけは避けて欲しい…。
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FC東京
2011年11月11日 00:44
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【試算】今節昇格の確率は85%
いよいよJ2も大詰め、4試合を残すのみとなった。一年でのJ1復帰を期する東京は現在20勝6敗8分で勝ち点68の首位。得失点差は+39である。4位札幌との勝ち点差は9あるため、4位以内のクラブの勝敗によっては次節にも東京の昇格が決まる可能性がある。運命の第35節を迎える前に、その条件を整理しておこう。
4位の札幌は現在得失点差が+13。東京都は26の開きがある。仮に最終節を終えたところで東京と札幌が勝ち点で並んだ場合、当然得失点差の勝負となる訳だが、残り4試合で26の得失点差を逆転するのは経験的にも統計的にも極めて困難であり、事実上不可能であると言ってもいいだろう。そのことは現在札幌と勝ち点が同じで得失点差+13(東京との得失点差乖離24)の3位徳島についても同じことである。
したがって、ここでは東京と札幌または徳島が勝ち点で並ぶ可能性がある場合には、事実上の昇格として取り扱う。
そう考えると事態は比較的単純になる。まず、東京が35節の水戸戦に勝った場合、勝ち点は71となり、札幌、徳島は35節を含め残り4試合を全勝しても東京と同じ71に到達するのがやっとなので、上記の得失点差を勘案すれば東京の昇格が確定する。つまり、東京は水戸に勝てば、他のクラブの試合結果に関係なく昇格できると考えてよい。
次に東京が水戸戦に引き分けた場合、勝ち点は69となる。このとき、札幌か徳島のいずれかが勝てなければ、つまりどちらか一方でも引き分けか負けなら、同様に東京の昇格が決まると考えていい。
東京が水戸に負けた場合、勝ち点は68のまま変わらないが、この場合でも、札幌か徳島のいずれかが負ければ昇格が決まる。
ところで、第35節は札幌、徳島、さらには2位鳥栖の3クラブがともに12日(土)の13:00キックオフなのに対し、東京は同じ日の16:00キックオフである。東京は試合前に関係するクラブの勝敗を知ることができる訳だ。
そこで、時間軸に沿って上記の考察を逆から見ると、まず、13:00キックオフの試合で、札幌か徳島のどちらか(または両方)が負けた場合、東京は負けても昇格が決まる、つまりは試合前の時点で昇格が確定する訳だ。微妙な感じだがあり得る話だと思う。
次に、札幌か徳島のいずれか一方でも(あるいは両方が)引き分けた場合、東京は水戸戦に引き分ければ昇格が決まる。そして、札幌と徳島の両方が勝った場合でも、東京は勝てば昇格を決めることができる。
では、東京が昇格を決める確率を試算してみよう。東京、札幌、徳島のそれぞれについて勝ち、負け、引き分けの3通りの結果があり得るのでその組合せは27通りだが、そのうち東京の昇格が決まる組合せは22通り。単純計算でも81.5%の確率で東京は土曜日に昇格できる。
だが、東京が勝つ確率、負ける確率、引き分ける確率はもちろん3分の1ずつではない。今季ここまでの実績を見れば、勝率は58.8%、負け率は17.6%、引き分け率は23.5%である。同様に札幌、徳島の勝率、負け率、引き分け率を算出し、これを27通りの勝敗の組合せに当てはめて、それぞれの発生確率を計算することができる。
これによれば、最も発生確率の高い結果は東京、札幌、徳島が揃って勝つ組合せで確率は15.6%。この場合、上記の通り東京が昇格する。こうして東京が昇格する22通りの結果の組合せの発生確率を計算して合計すると、東京が土曜日に昇格する組合せは84.9%となる(ちなみに、最も発生確率の低い結果は東京が負けて札幌と徳島が引き分ける組合せで発生確率は0.6%、3クラブがともに負ける確率は1.5%)。
こう考えると東京の昇格はもう決まったようなもんじゃないか?!
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FC東京
2011年11月08日 00:25
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【ブンデスリーガ第12節】ヘルタ×グラードバッハ
■2011年11月5日(土) 15:30キックオフ
■Olympiastadion
シーズンもウィンター・ブレイクに近づきつつある中、まだ上位で頑張っているグラードバッハ。天変地異の前触れでなければいいが…。今週も土曜日の午後3時半開催だが、今週からサマータイムが終わったため日本時間では午後11時半。例によって動画サイトで見始めたが次第に動画が紙芝居状態になったため、前半途中からウェブ・ラジオ併用になり、後半はラジオだけで経過を追った。
今節は2部から昇格したヘルタとのアウェイ・ゲーム。グラードバッハは前節と同じ布陣。勝ったチームはいじるな、と。
試合はヘルタがボールを支配、グラードバッハが集中した守備でこれをしのぐ展開となる。いくつかのピンチはしのいだものの、18分、スルーパスを通され敵FWがGKとの一対一から冷静に決めて0-1。先制を許してしまう。
その後もヘルタがボールを支配、グラードバッハは防戦一方となる。しかし33分、ヘアマンからのパスを受けたロイスが冷静にゴールに流し込み同点。何かもうロイス頼みって感じもしなくもないが、とにかく前半のうちに同点に追いついたことでグラードバッハはグッと楽になったと思う。その後は双方ともこれといった見せ場なく1-1で前半を終了。
グラードバッハは後半開始から逆転を狙い攻勢に出る。48分、ヘアマンのシュートは枠を外れるが、55分、こぼれ球を拾ったロイスが自ら仕掛けてゴール。グラードバッハが逆転に成功する。
これで流れはグラードバッハに。69分にはヘアマンからパスを受けたノイシュテターが狙うがわずかに外れる。82分、ロイスが同点機を逸する。83分、ヘアマンに代えてツィンマーマンを、85分にはハンケに代えてボバディラを投入。89分、ボバディラもチャンスを生かしきれず。
ロスタイムにはロイスを下げてマルクスを入れるなど時間を使い、結局グラードバッハが2-1と逆転勝ちを収めた。
グラードバッハはこれで2連勝となり、勝ち点を23に伸ばして4位に浮上、2位とは勝ち点差なく得失点差のみ。シーズン序盤の勢いに陰りが見え始めた感もあっただけに、ここで踏みとどまったのは大きい。
結果だけ見ればロイスの決定力に救われている感もあるが、それもアランゴやヘアマン、ハンケらからのパス供給があればこそだし、動画で見る限り小気味のよいパス・サッカーが展開できている。ここまでの成績が決して偶然ではなく、昨季、残留争いの苦しさの中で作り上げたチームのスタイルがここに来て成熟した感がある。
シーズンを通して順位表の上半分にいられればまずは満足しなければならないが、ウィンター・ブレイクまでの残り5試合で勝ち点を7から9取れれば上位に居残ることも十分可能。行けるところまでは行きたい。
次節はインターナショナル・マッチ・デイの関係で19日にホームにブレーメンを迎える。その後、ケルンとのダービー、BVB、アウクスブルク、マインツと対戦が続く。2勝2敗1分は十分可能だと思う。
ルツィアン・ファヴレ監督談話:
「我々は今日ここでしっかりとした試合をしたかったが、ヘルタがそれを非常に困難にした。彼らはキックオフから非常にコンパクトな陣形を保ち、ほとんど何も自由にさせてもらえなかった。失点前には我々は必要のないボール・ロストをしてしまったが、その後も落ち着いていられた。おかげで我々は再びチャンスをつかみ試合に入って行くことができた。前半のうちに同点にできたことは精神的にとても重要だった。そのために我々は、特に後半に入ってから試合の主導権を握ることができた。我々はラインを高く保ち、ボールをよく支配して素早く攻撃に切り替えることができていた。だが最後の20分についてはあまり満足していない。なぜならあまりにたくさん軽いボール・ロストがあったからだ。総合すれば我々にとって大変重要な勝利になった。我々はフライブルクとホフェンハイムでの敗戦があったので、我々はどうしてももう一度アウェイで勝ち点を得なければならなかった」
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Borussia M'Gladbach
2011年11月06日 22:17
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【J2第34節】湘南×FC東京
■2011年11月6日(日) 16:00キックオフ
■平塚競技場
天気予報は一日中雨だったが午前中は降らず、服装や持ち物にも悩みながら一応合羽も用意して1時半頃に新宿から湘南新宿ラインに乗車。この試合、アウェイ側のチケットは売れ足が早く、慌ててメインスタンド指定席のホーム側を押さえてしまったので、服装は青赤ながらもオフィシャル・グッズは自粛。急ぐ必要もなかったのだがシャトルバスで平塚競技場に着いたのはちょうど3時頃だった。
現地も雨は降っていなかった。キックオフの頃にポツポツと降り始め、しばらくは降り続いたが、結局本降りになることもなかった。ビニルの合羽で十分しのげる程度。やや肌寒かったが選手にはちょうどいいくらいの気候だったかもしれない。
東京は梶山、高橋の両ボランチが警告累積で出場停止、今野が代表招集で不在の上、徳永が練習中に首を傷めたということで欠場、メンバーの大幅な組み替えを強いられた。
まず、DFラインでは、徳永に代わって中村が右SBに入り、CBではノースが先発。ボランチには羽生と東京では初先発の下田がコンビを組み、右SHには石川が先発、谷澤がトップ下にスライドした。キャプテンは石川が務めた。石川が腕にマークを巻いて先頭で入場してきたときにはちょっと胸が熱くなった。
試合は互いに攻撃の組立を探り拮抗した立ち上がりに。東京はさすがに好守の核となるボランチ2人が急造のコンビでなかなかボールが収まらない。8分、谷澤のCKに森重が頭で合わせるがバーの上に。12分、中村のクロスに谷澤が頭で合わせたがGKがセーブ。田邉、谷澤を中心に起点を作ろうとするが、敵に奪われてショート・カウンターを受けるシーンもあり、いつものようにパス交換から機会を窺うという形が作れずバタバタしている。
22分、ルーカスが持ち込んで谷澤にラストパス。谷澤はタイミングを計ってループ気味のシュートを放ったがバーの上に。27分、中盤でボールを受けたルーカスが敵GKの位置を見てそのままロング・シュートを放つが枠を外れる。28分、石川が右サイドから切れ込んでシュートを放つがGKがセーブ。カウンターからチャンスは作っているものの得点に至らず。つないで崩している感じでもない。
ボランチがボールを預かるシーンがなく、ビルド・アップがしっかりできないままスコアレスで前半を終了。DFラインはノースが対人の強さを見せ、森重の働きもあって、攻撃を受けながらも目立った破綻はない。
後半に入っても東京は攻撃の組立に苦労する。47分、中村がFKを直接狙い、いい弾道のボールを蹴るがバーの上。53分、ルーカスからのパスを受けた石川がシュートを放つがブロックされる。この局面でも得点できないことで敵の攻撃を浴びる機会も増えてくる。拮抗した戦いで互いにモラルも高いため気が抜けない。ただ、敵も攻め急いでおり、シュートがことごとく枠を外れてくれるのでかなり助かっている。
60分、田邉を下げてセザーを投入。田邉は前線でよくボールを収めていただけに不安な交代だが、セザーを最初に交代起用し長い時間使う判断は悪くないと思った。
この辺りからしばらくは湘南の攻撃を受ける時間が続く。しかし、森重、ノースを中心に集中した守備でしのぎ、敵の拙攻もあって得点は許さない。すると72分、左サイドの谷澤が中央にクロス、セザーが頭で合わせゴール。東京が苦しい中のチャンスを生かして先制。俄然盛り上がった。セザーに得点が生まれたことは大きい。
しかし直後の75分、ペナルティ・エリアへの侵入を許し、これに羽生がファウルで倒したということでPKを与えてしまう。さらにこの判定に抗議した森重が警告を受け、次節出場停止に。このPKを決められて追いつかれる。スタンドからはファウルのシーンがよく分からなかったが、あとでテレビで確認しておきたい。いずれにしても微妙な判定だったことは間違いない。得点の直後だっただけにショックは大きく、流れは湘南に傾きかける。
79分、羽生に代えて上里を投入。81分、中村が右サイドをドリブルで突破、ゴールライン近くで敵DFに絡まれるがボールを深い位置から失わずクロス。すると中央のセザーがこれをトラップして反転、左足でシュートを決め勝ち越し。86分、上里がFKを蹴るが壁に当たる。痛そうだった。
90分、石川に代えて坂田を投入。湘南が必死の反撃を試みるがゴール前では東京が集中した守備を見せ、シュートは枠を捉えられず2-1で試合終了。4試合ぶりの勝利で昇格に向け貴重な勝ち点3を積み上げた。
この試合、メンバーの大幅な入れ替えを余儀なくされ、さらに直前に徳永までもが離脱する中で、最後までモラル高く戦い勝ちきったことは高く評価したい。シーズンのこの局面では結果を出したこと自体が重要で、第一のミッションをしっかり果たしたことの価値は極めて高い。
しかし、内容的にはやはり中盤でのボールの収まりが悪く、パスをつないで組み立てるという本来の戦いがまったくといっていいほどできず、結局は個人頼みのサッカーになってしまった。東京で初先発した下田はなかなかボールに絡めず、守備の局面では身体を張るシーンもあったが、まだまだ課題の残る出来だった。
羽生もボランチでは十分な働きができず、守備を意識しすぎるあまりか不用意なファウルもあった。終盤、上里を投入してからの方が下田とのバランスもよく、羽生のボランチ起用には疑問が残った。まだ田邉の方が機能したのではないだろうか。
いずれにしても、このメンバーならこのメンバーなりに、だれをどう生かしてどこで点につなげるのかという戦略が感じられず、ただ能力の高い選手たちの個々の頑張りに期待するといった無手勝流の試合に見えた。唯一、残り時間が短い中で投入されると功を焦って無理なプレーに走り空回りしがちなセザーを早い時間帯に投入して結果につなげたことだけは評価できる。
選手起用も出場停止やケガなどで動かざるを得なくなるまで手を打たず、リスクの高い「総替え」を強いられる結果になったのは批判されて然るべきだ。先手を打って自ら状況をコントロールして行くのではなく、状況に流され対応を迫られてから後追いで反応するマネジメント・スタイルはもう勘弁して欲しい。このままでは昇格はできても一部でまともに戦える目途が立たない。コマは揃っているはずなのにマネジメントが貧相に見えて仕方がない。
何にせよ、東京はこれで勝ち点を68に伸ばし、2位鳥栖との勝ち点差4を維持、1試合あたりの勝ち点も再び2に戻した。4位札幌との勝ち点差は9で、残り4試合のうち東京が1勝でもすれば札幌は東京を勝ち点で上回ることはできず、得失点差(東京+38、札幌+13)も考えれば事実上東京の昇格が決まる。したがって、東京は次節、ホームでの水戸戦に勝てばそれで昇格決定と考えておいていいだろう。
実際には次節、札幌は午後1時、東京は4時キックオフなので、東京は札幌×大分の結果を見て戦うことができる。札幌が勝っても東京は勝てば昇格、札幌が引き分けなら東京は勝ちか引き分けで昇格、札幌が先に負けてくれれば東京は水戸戦を待つまでもなくその時点で昇格が決まることになる。
次節は森重が出場停止、今野は引き続き代表招集で、徳永も復帰は不透明。ボランチの2人は戻ってくるがCBを2人とも欠いた戦いになる。一人は今節のパフォーマンスを見る限りノースで問題ないが、もう一人を柳楽か吉本、または徳永の復帰に賭けることになるのか。僕としては、徳永が間に合ったとしても吉本の起用または高橋のスライドが見たい。ボランチには下田にもう一試合経験させていいと思う。選手というのはそうやって育てて行くものではないかな。
採点(
採点の見方
):
権田(4) 雨の中しっかりとゴールを守ったがキックミスが結構散見された。
中村(4) 決勝のアシストは評価するが、攻め上がった後のプレー選択はやはり課題。
森重(1.5) センターライン総替えの中、最後までモラル高く奮闘。MOTは決まり。
ノース(3) 対人の強さを見せ周囲との連係も不悪。選択肢として十分機能した。
椋原(3.5) 難しい試合だったが攻守のバランスを見ながらしっかり守備に貢献。
下田(5) なかなか試合に入れず、組立に参加できなかった。守備は及第点か。
羽生(4) やはり前で使ってこそ生きる選手。本人にもチームにももったいない。
石川(3.5) 攻撃もさることながら守備にも地味に奮闘。モラル高かった。
谷澤(3) 前線でタメを作った。シュートは惜しかった。何より顔が面白かった。
田邉(3.5) 局面ではキープ力、突破力が光った。決定的な仕事がしたかった。
ルーカス(3) 献身的な守備、ポストで泣ける働き。セザーとのコンビも不悪。
===
セザー(2.5) これでまたひとつ壁を越えた。セザーはやればできる子。
上里(-) 時間短し。
坂田(-) 時間短し。
それにしても次節札幌が勝手に負けてくれると何か微妙な昇格決定になるな…。
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