フットボール・クレイジー
football crazy
silverboy club
presents
2012年08月27日 20:00
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【ブンデスリーガ第1節】グラードバッハ×ホフェンハイム
■2012年8月25日 15:30キックオフ
■Stadion im Borussia-Park
ブンデスリーガ開幕。既にDFBポカールとチャンピオンズ・リーグ予選で2試合を消化しているが、やはりリーグ戦の開幕は特別だ。グラードバッハはホフェンハイムをホームに迎えての開幕となり、有り難いことにCSフジテレビで生中継あり。まあ、ホフェンハイムにも日本人選手いるし、ってことだろうか。こっちの日本人選手はベンチにも入ってませんけど。
グラードバッハは急性胃腸炎のドミンゲスに代わってブラウアースが先発。また、前線でもデ・カマルゴに代わってハンケが先発した。
テア・シュテゲン
ヤンチュケ シュトランツル ブラウアース デムス
リング ノードファイト シャカ アランゴ
ハンケ デ・ヨング
試合はグラードバッハがまずリズムをつかむ。リスクを恐れず速いテンポでワンタッチ、ツータッチのパスを互いに当てながら前線にボールを展開するが、精度を欠くことも多く次第にホフェンハイムにもエンジンがかかって拮抗したゲームに。ボールはグラードバッハが支配し主導権を握っているが決定的なチャンスをなかなか作れない。
一進一退であまりレベルの高いゲームとは言い難かった33分、アランゴの左サイドからのFKに、ハンケがニアで合わせゴール。試合のコントロールに苦しんでいたグラードバッハだったが、昨季からコンビネーションを温めてきた二人の技術でグッと楽になる先制点を得た。
後半に入っても流れは変わらず、どちらの攻撃もミスが多くパッとしない展開が続く。グラードバッハはリードしたこともあってか、安全第一の慎重な試合運びに傾いて行く。63分、リングを下げてヘアマンを投入したが、66分、グラードバッハの左サイドからクロスを入れられ、ニアでヘディング・シュートを放たれる。これはテア・シュテゲンが片手でセーブしたが、浮いたボールをファー・サイドから頭で押し込まれ失点。1-1の同点になってしまう。
開幕戦にホームで負ける訳には行かないグラードバッハは再び前に出る。74分にはハンケを下げて今季新加入のスウェーデン人FWフルゴタを起用。79分、敵ゴール正面のペナルティ・エリアわずかに手前で得たFKを、アランゴが直接決めて再び勝ち越し。
距離が近すぎて落ちきらないのではないかと思われたが、ボールをセットした後、主審が壁を整えている間にこっそりボールを30〜50センチほど後ろに下げたのはさすが(解説者も指摘していた)。さらに、主審が笛を吹いた後、すかさずキックして敵のタイミングをずらしたのも老獪だった。
グラードバッハは80分にデ・ヨングを下げデ・カマルゴを投入、ホフェンハイムの反撃も受けたが逃げ切り、2-1で開幕戦に勝利を収めた。
勝つには勝ったが、内容的にはチャンピオンズ・リーグ予選に続いて連係がまだまだであることを実感させた。特にデ・ヨングがフィットしていないようだ。アランゴの活躍で結果は整えたが、チームとしての仕上がりは心許なく、シーズンを戦いながらチームの形を作っていくことができるかどうかとわれることになりそうだ。いやあ、アランゴが今季も残ってくれてて本当によかった。
ルツィアン・ファヴレ監督談話:
「我々にとって非常に難しい試合だった。ボール支配率はとても高く、特に前半はそうだったが、敵の穴を見つけるのに苦労した。ボールを奪ったり持ち上がったりしたときにすピートが欠けていることが多かった。先制した後、追加点を取りに行こうとしたが、うまく行かなかった。はっきりしたゴールのチャンスも少なすぎた。同点にされたゴールは我々のいくつものミスが招いたもので不必要だった。同点になってからは試合が難しくなったが、それでも我々は前を向いてプレーすることを試みた。そこでジュアン・アランゴのFKが2-1にしてくれた。ベンチで見ていてあのFKを直接入れるのは不可能だと思っていた。だがジュアンはそれを素晴らしくやりとげてくれた」
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Borussia M'Gladbach
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ブンデスリーガ
2012年08月26日 01:20
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【Jリーグ第23節】広島×FC東京
■2012年8月25日(土) 19:00キックオフ
■広島ビッグアーチ
首都圏外でのアウェイ・ゲームということでおとなしくテレビ観戦。それも帰宅が遅くなったため、8時半頃からスカパーの録画を追っかけ再生した。
この試合、事前に報道もあった通り東京は3バックで臨んだ。浦和戦の後半に試して成果のあった布陣で、広島の3-4-3に直接選手をぶつけて対面での勝負を挑むということか。僕自身としてはやはり4バックが好きだが、このチャレンジは興味深い。布陣はこんな感じになった。
権田
加賀 高橋 森重
椋原 長谷川 米本 徳永
石川 梶山
ルーカス
試合は開始早々こそ東京がボールを支配したように見えたが、徐々に広島に押される展開に。互いに中盤でつぶし合い、ボールを奪ってもコンパクトな守備に決定機を作らせてもらえないという一進一退の神経質な攻防が続く。東京は加賀、高橋、森重の3バックが威力を発揮し、それぞれ対面の敵をきちんと抑え込むことで敵にチャンスを作らせない。
しかし東京も僕を支配しきれず、奪ったボールもアタッキング・サードの手前で失うことが多い。どちらかといえば東京が受けに回る厳しい試合展開になるが、東京は我慢強く広島の攻撃をしのいでは攻撃を試みる。チャンスの数はどちらも多くないものの、非常に緊迫した息詰まる熱戦になる。
前半の残り10分ほどは東京が攻勢に出て、CKからの高橋のシュートなど可能性を感じさせる場面もあったが敵GKに得点を阻まれ、結局0-0のまま前半を終了した。東京は主導権を握れない中でも集中した守りで広島の持ち味を出させず、高く評価できる戦いぶり。前半シュート数4-4という数字が壮烈な守備戦となった前半を物語っている。
後半に入っても展開は変わらないが、49分、梶山が右サイドに開くと珍しく中央にスペースが開く。ルーカスがここでボールを受けると、DFをかわしてシュート。これがゴールに突き刺さり東京が先制する。こうしたナーバスな試合展開の中での先制は大きかった。
ホームで先制された広島は前がかりに攻撃を仕掛けてくる。東京はこれを受けて引き気味になりしのぐ時間が続く。63分、石川に代わってネマニャを、68分には梶山に代えてエジミウソンを投入、ポポヴィッチ監督としてはあくまで追加点を狙いに行くということだろう。しかし引き続き先制された広島が積極的に押し込む展開。これに対し東京が無理をせず敵の攻撃をひとつひとつつぶして行く緊迫した流れ。
82分、敵GKのクリアボールがチャレンジしに行ったエジミウソンに当たって裏にこぼれる。あとは流し込むだけだったがエジミウソンがこのボールをヒットできず。エジミウソンはこのプレーで傷み83分渡邉と交代。僕には絶好のチャンスを外したあまりの面目なさにケガを装ったのではないかと思われたが、いずれにしても変なケガでないことを祈る。
終盤にかけても広島の攻撃を受けてしのぐ耐える時間が続く。何度か敵FWに決定的なパスが出て権田と一対一を作られたりもしたが、敵のシュートミスにも助けられ、東京の守備の集中も最後まで切れず、何とか1-0で試合をクローズ。東京が壮絶な神経戦を制した。
敵がどこであれ自分たちのサッカーを貫くと日頃から繰り返しているポポヴィッチ監督が、珍しく敵の布陣に合わせてそれを押さえ込みに行った試合だったが、結果から言えばそれが当たったということだろう。ただ、この日の東京は、決して敵のよさを消すリアクションに徹していた訳ではなく、対面の敵との一対一に各々が責任を持つという基本を徹底したと言っていい。
実際、シュート数は7-14、ポゼッションは45:55と完全に劣勢を強いられ、試合を見た印象も決して本来の狙いのようにパスが華やかにつながって攻撃が躍動した試合ではまったくなかったが、高いテンションで前半をしっかりスコアレスに終わらせ、後半早々に先制してからは広島の攻撃を跳ね返し続けた戦いぶりはおそらくゲームプランどおりだったはずだ。特に後半は、押し込まれながらもむしろ東京が主導権を握っていたようにも見え、広島は残り時間が少なくなるに連れ焦りが出てシュート・チャンスをことごとく外し自滅してくれた。
星勘定的に厳しい状況で首位の広島に対する挑み方としては、敵の拙攻に助けられた面はあるものの、それを引き出したことも含め僕は高く評価したい。今日のチャレンジは東京にとって大きな意味を持つだろう。自分たちのスタイルを貫いた上で、相手、状況に応じてフレキシブルに対応するというのは実際にはもう少し先の、次の段階の課題のはずだが、それを先取りして成果につなげたことは興味深い。
監督としては後半もラインを高く保って攻撃的に戦いたかったようだが、先制してからラインを低めにし、現実的に戦って勝ち点3を得たことは単なる決して結果オーライではない。この結果をポポヴィッチ監督がどう総括するのか気になる。いずれにせよ、不慣れな布陣で難しい試合を最後まで緊張と集中を切らさず勝ちきった点でホームでの浦和戦に次ぐ今季のベスト・マッチ、ナイス・ゲームだったと思う。この結果勝ち点は33となり、順位も10位に上がった。
9月は天皇杯、ナビスコカップも含めると味スタで5試合が予定されている。厳しい相手ばかりだが、ここでしっかり盛り返したいところだ。
採点(
採点の見方
)
権田(3) 安定したセーブで貢献。もっとも、ヤバいのは敵が勝手に外してくれた。
加賀(3.5) バタつくシーンもあったがしっかり敵の攻撃を抑えた。
高橋(3.5) 敵FWには何度か裏も取られたが外してくれて助かった。
森重(2.5) 敵シャドーに仕事させず交替に追い込む。見事なパスカット。
椋原(3) 豊富な運動量で苦しいときにチームを助けた。
長谷川(3.5) 攻め上がりは悪くなかったが消える時間も。
米本(2.5) 魂の守備で敵の攻撃を何度となく手前で止めた。
徳永(3) 敵ウィングとのマッチアップは見応えあり。左サイドでも力を発揮。
石川(3.5) 今日はちょっと姿がよく見えなかった。
梶山(3) 今日もニョロニョロキープは健在。シュートなしは残念。
ルーカス(2) 得点は値千金。だが見るべきは前線からの守備。
===
ネマニャ(3.5) 期待していたが見どころ少なし。
エジミウソン(4) あれは流し込んで欲しかった。ケガが軽ければいいが。
渡邉(-) 下がってきてボールに触る働きは悪くなかった。
羽生の復帰が待ち遠しい。全体練習には合流したらしいぞ。
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FC東京
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J1リーグ戦
2012年08月24日 00:30
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【UCLプレーオフ1】グラードバッハ×キエフ
■2012年8月21日(火) 20:45キックオフ
■Stadion im Borussia-Park
チャンピオンズリーグ予選である。我々のグラードバッハがついにヨーロッパの舞台に立った。
僕がグラードバッハを応援するようになって10年以上、最初にベケルベルクに足を運んだときにはグラードバッハは二部のクラブだった。ハンス・マイヤー監督の下でクラブは一部復帰を果たすが、2007年には再び二部降格。一年で再昇格したが2011年には16位になり、入替戦で何とか一部残留を果たした。僕にとって愛するグラードバッハはそう言うクラブだった。70年代の栄光は知らない。
それが、予選とはいえチャンピオンズリーグである。入替戦で何とか残留を決めた翌年に4位。感無量である。対戦相手はウクライナのディナモ・キエフ。スカパーが生中継してくれるところなんかもさすがにチャンピオンズリーグだ。もちろん欧州サッカーパックを契約した。せっかくの生中継だが平日の未明なのでやむなく録画、水曜日仕事から帰って再生した。もちろんそれまで結果は遮断した。
グラードバッハはヘアマンに代えてリングを先発させた他は週末のDFBポカール1回戦と同じ布陣。
テア・シュテゲン
ヤンチュケ シュトランツル ドミンゲス デムス
リング ノードファイト シャカ アランゴ
デ・カマルゴ デ・ヨング
試合は序盤からグラードバッハが主導権を握る。というかキエフの守備が甘くボールを持たせてもらえるという感じ。13分、リングとポジションを交換して右サイドにいたアランゴからの斜めのパスをリングが受け、これを窮屈なニアサイドに蹴り込んでグラードバッハが早くも先制する。何か行けるんじゃないかと思わせた瞬間だった。
グラードバッハはその後もボールを支配するものの攻撃が単調で、昨季のロイスのように変化をつけて敵のバランスを崩壊させるような選手がいない。アランゴにボールが渡ると可能性を感じるが、全体に攻撃が大雑把で、まだ戦術の共有が進んでいないことを窺わせる。
28分、CKからのこぼれ球をミドルで突き刺され1-1の同点にされてしまう。ワンチャンスを確実に決められ、貴重なアウェイ・ゴールを献上した。さらに36分、奪われたボールを右に展開され、飛び込んだデムス、対応したドミンゲスが次々とかわされてゴールを許し、1-2と逆転される。ゲームを支配しながら少ないチャンスで効率よく逆転を許し意気消沈したままハーフタイムとなる。
後半になってもグラードバッハは攻撃をしっかりと組み立てることができない。キエフの信じられないような拙守もあってたまにいい攻撃の形になるが、敵GKの好セーブもあって得点できない。
手詰まり感のあるグラードバッハは69分、リングとデ・カマルゴを下げ、ヘアマンとハンケを投入。遅きに失した感はあるものの、この交替でグラードバッハは攻撃のつながりがよくなり、何度かチャンスを作る。74分にはツィゲルツィがノードファイトに代わって投入される。
しかし81分、左サイドからゴール前に入れられたクロスをクリアしに行ったデ・ヨングのヘディングが見事に味方ゴールに決まって1-3。これで勝負あった。その後もグラードバッハは得点を狙いに行ったが果たせず、1-3での敗戦となった。
この試合、グラードバッハはボールを持ちながらも攻撃が単調でアイデアを欠き、アランゴが孤軍奮闘する格好となった。昨季のような連動性はまだまだ見られず、ロイス、ノイシュテター、ダンテとセンターラインを形成する主力を失った後の攻撃の解はまだ見つかっていない印象を受けた。
補強はできており、悲観する必要はないが、ここからどうやってチームとしての攻め方、点の取り方を作って行くのか、しっかり注目しなければならない。
敵にアウェイ・ゴールを3つも差し上げてしまったので、第2戦は決定的に苦しくなってしまった。2-0で勝っても足りない訳で、次は3点以上取らないと予選通過できない。まあ、予選通過できなくてもヨーロッパリーグへの参加は保証されている訳で、それはそれでいいような気もするが。
この週末にはホームでリーグの開幕戦。デ・ヨングが早く1点取れば楽になると思うのだが。
ルツィアン・ファヴレ監督談話:
「我々は決してひどいプレーをした訳でもないし、早い時間に非常に美しいゴールを決めた。だが、その後はミスが多すぎた。1-1にされたシーンでは足が動かず、しかるべき時にリトリートすることを忘れていた。これで少々落胆してしまったかもしれない。1-2のシーンでは、我々は攻め上がる中でボールを失ってしまい、カウンターを受けた。そして我々の対応も腹立たしいものだった。1-3は愚かなファウルから招いたものだ。私は引き続き4-4-2のシステムを試すつもりだが、我々のFWはみんな似すぎているようだ」
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Borussia M'Gladbach
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UCL
2012年08月19日 23:46
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【DFBポカール1回戦】アーヘン×グラードバッハ
■2012年8月18日(土) 15:30キックオフ
■Tivoli
いよいよブンデスリーガ2012/2013シーズンも開幕近し、ということで、今週はリーグ開幕に先がけ、DFBポカールの1回戦が行われた。我がグラードバッハはアーヘンとアウェイで対戦。チボリは一回行ったことがあるけどコンパクトなサッカー専用スタジアムでいい感じのところ。日本でいえば僕の好きな日立台に近い雰囲気だ。
テレビではGAORAがDFBポカールの放送権を持っているようだが、さすがにアーヘン×グラードバッハという地味な試合を放送する訳もなく(オーバーノイラント×BVB、レーゲンスブルク×バイエルンを放送)、kickerのティッカーで地味に経過を追った。
ロイス、ダンテ、ノイシュテターと主力が脱けたグラードバッハだが、果たして補強はうまく行っているのか。布陣は昨季を踏襲しながらも移籍した選手の穴を埋める形でこんな感じになったようだ。
テア・シュテゲン
ヤンチュケ シュトランツル ドミンゲス デムス
ヘアマン ノードファイト シャカ アランゴ
デ・カマルゴ デ・ヨング
ドミンゲスはアトレティコ・マドリッドから獲得した23歳のDFでスペイン代表経験あり。シャカはスイス代表の20歳でバーゼルから。デ・ヨングはオランダ代表の21歳でトウェンテから獲得。まあ、顔ぶれからはそれなりに形は整っているように思える。ハンケはベンチ・スタート。ロンドン・オリンピックで活躍した大津はベンチ入りせず。
試合は35度という高い気温の中でキックオフ、グラードバッハが格の違いを見せてボールを支配する。アランゴを起点に攻撃を組み立て、何度かチャンスを作るが得点に至らず。スコアレスで前半を折り返す。
後半に入るとアーヘンも気合いを入れ直したか、やや押される展開になる。しかし敵のチャンスをしのぐとグラードバッハが再び主導権を握る。60分、ヘアマンに代えてリングを起用。直後にリングのアシストからデ・ヨングがシュートを放つが敵GKがセーブ。
この試合では高い気温に配慮して、前後半各一回の給水タイムが設けられたようだ。中断後の70分、アランゴがデ・ヨングとのワンツーから敵エリアに侵入、敵GKと一対一になりシュートを決めてグラードバッハが先制した。
グラードバッハは81分、デ・カマルゴに代えてハンケを投入、その後も主導権を握ってチャンスを作る。アーヘンはリスクを取って前がかりに仕掛けるが、アディショナル・タイムにはその裏を取ってアランゴがノードファイトにスルーパス。ノードファイトはカウンターからシュートを決めて2-0とし、試合を決めた。終了直前にはアランゴを下げてヴェントを起用、アーヘンに完勝を収めた。
この試合はアランゴの独壇場だったようで、まあ、日本との代表試合なんかに招集されなくてよかったということか。声がかからなかったのか、クラブが同意しなかったのか。いずれにしてもロイスなき今季はアランゴの力に頼る局面が増えるのかもしれない。
グラードバッハは火曜日にチャンピオンズ・リーグ予選でディナモ・キエフと対戦する。日程的には厳しいが、ここを突破して何とかチャンピオンズ・リーグに駒を進めたい。リーグ戦の開幕は25日(土)のホームでのホフェンハイム戦となる。
さあ、今季も始まるぞ。
ルツィアン・ファヴレ監督談話:
「こうしたカップ戦の試合がどれだけ難しいものになり得るかということは、昨季、例えばハイデンハイムとの一戦で十分分かっている。前線に突破力が欠けていたことを考えに入れても、2回戦に駒を進められたことは喜ばしいことだ。我々にはひたむきさに欠ける瞬間もあり、また、必要のないボールロストもあってアーヘンにカウンターを許した。我々はこの後すぐに火曜日のディナモ・キエフとのチャンピオンズ・リーグ予選に集中しなければならない。今夜からクールダウン・トレーニングとビデオ分析を始めることになる」
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Borussia M'Gladbach
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DFBポカール
2012年08月19日 00:34
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【Jリーグ第22節】FC東京×大宮
■2012年8月18日(土) 18:30キックオフ
■味の素スタジアム
日中から何度か激しい雷雨のあった不安定な天気の土曜日。蒸し暑さの残る中、味スタに向かった。京王線の調布駅が明日から地下駅に切り換えになるということで、地上駅の最後をカメラに収めようとする人たちが調布駅のホームやその周辺にたくさん陣取っていた。好きでやっていることとはいえご苦労なことである。青赤の服を着てスタジアムに向かう僕たちも同じように思われているのだろう。
東京は前節出場停止だった高橋が復帰する一方で加賀が前節の退場で出場停止。また権田と徳永がオリンピックから戻って先発に復帰した。
権田
徳永 高橋 森重 中村
米本 長谷川
石川 梶山 ルーカス
エジミウソン
序盤は東京のペース。しっかりとポゼッションからベースを作り、米本、長谷川あたりから前線の、梶山、ルーカス、エジミウソンにクリティカルなクサビが何本も通ってチャンスを作る。早い時間帯に先制することができていれば楽に試合を運ぶこともできたはずだった。
だが、なかなかシュートを打ちきれないシーンが続く間に徐々にリズムが悪くなってくる。15分頃には森重が傷んで一時ピッチ・アウト。治療をして戻るが足を気にしており心配な状態。次第に縦へのボールが少なくなり、敵のブロックの前で横パスを回すシーンが増えてくる。悪い兆候だ。
28分、左から敵エリアに侵入した梶山が角度のないところからシュートを放つ。僕のところからはボールがゴール・ラインを割ったかに見えたがノーゴール。どうもポストに当たっていたらしいがよく分からなかった。
大宮は堅い守備からボールを奪うと簡単に前線に預けるスタイルで何度かチャンスを作るが、東京はライン・コントロールと森重、高橋の踏ん張り、権田のセーブで守り、前半は大宮のシュートを2本に抑え込む。しかし東京もパスが思うようにつながらず、結局大きな見せ場が作れないままスコアレスで前半を終えた。
後半に入っても東京の攻撃は連係が悪く攻めきれないままボールを失うことが多い。梶山がボールを持つと時間を作っていいところにパスが出るのだが、大宮の守備も集中していて最後のところでは身体を張られ、ミドルもブロックされることが多い。シュートは意外に多かったのだが攻めきれていた印象がないのはそういうところか。
67分、石川に代えて初出場となるネマニャ・ヴチチェヴィッチを投入。ネマニャはそのまま右SHに入った。しかし、この時間帯、東京は大宮に押し込まれ立て続けにシュートを浴びる。セカンド・ボールを拾えず、自陣からボールを出すことができない状態。何とかしのぐがリズムのよいパス・サッカーは影をひそめてしまう。
77分、エジミウソンに代えて渡邉を投入。だが直後の78分、中央でボールを受けた敵FWがドリブルで突っかけてシュート。東京は守備の人数も揃っていたがこれを止められず、ボールはゴール左隅にグラウンダーで転がり込み大宮が先制。ワンチャンスをしっかり生かされてしまう。
後のなくなった東京はリスクを取って攻撃を仕掛ける。大宮を押し込み、セカンド・ボールを拾っては波状攻撃を繰り出すがゴールは遠い。84分、米本からパスを受けた渡邉が右サイドの角度のないところからシュート、きれいに枠に飛んだが敵DFにライン上でクリアされる。
東京はその後も粘り強くパスをつないではシュートを浴びせるが大宮はゴール前をしっかり固めており、敵GKのセーブもあって得点できず。88分、中村を下げて三田を投入。アディショナル・タイムも含め失点後の15分ほどで5本のシュートを放つが結局追いつくことができず、痛い敗戦を喫した。
大宮戦、仙台戦、柏戦と内容的にはよくなってきていただけにこの試合で結果が出せなかったことは星勘定上も極めて残念。実際、12位に順位を下げ、降格圏との勝ち点差は9にまで縮小。残留すら意識しなければならない状態であり鍵になるゲームを落としたショックは大きい。
しかしながら、内容的には悲観すべきものではなかった。もちろん危機感は持たなければならないのだが、我々はここでパス・サッカー、ポゼッション・サッカーを放棄する訳には行かない。ここで我々が焦れて、縦ポンやロング・ボール、ミドル・シュートばかりの大雑把サッカーに回帰しようとすることはクラブの進むべき方向を誤らせる。
マイ・ボールを大切にし、丁寧にパスをつないでクサビを当てる、そこからボールを散らして裏を狙ったり斜めに走ったりして敵の守備網を壊滅させ、流動的にパス交換しながらできる限りゴールに近いところから確率の高いシュートを放つという方法論は疑いもなく現代サッカーのひとつの理想型だし、それを目指そうとする我々のチャレンジは間違いなく正しい。昇格クラブなのだから思うように勝てないことも当然あるが、ガーロ監督を追い出したときのように目先の結果に囚われて本質を見誤ると1年、2年をムダにしてチームを壊すことになる。
ただ、ポゼッション・サッカーを目指すが故に、逆にロング・ボールやミドル・シュートを有効に使わなければならない局面もある。敢えてドリブルで突っかけてみることも必要だ。そういう「破調」を上手く織り込むことで我々の攻撃はより流動的になり、オプションも増えてくるのだ。その意味では我々の今日のサッカーは正直すぎたし、真面目すぎた。谷澤が千葉に去ったことはこの点で大きい。
僕としては羽生の復帰が待ち遠しいが、今日初めて公式戦に出たネマニャのパフォーマンスも悪くなかった。ドリブルでの突っかけとタイミングを見た正確なパス出し、プレース・キックと可能性を感じさせた。次はもう少し長い時間見てみたい。
いずれにしてもこのスタイルで先を目指すには、美しいポゼッション・サッカーを、試合の中で一度捨てる局面をいかに効果的に作り出すかということに尽きると思うし、それはいい時の東京にはできている。ここで浮き足立つことなく、信じた道をしっかり進むしかないと僕は思っている。
採点(
採点の見方
):
権田(4) オリンピックの疲労もあったかキック精度に難あり。失点はやむなし。
徳永(4) 疲れを押して要所で的確な攻撃参加。危なげのない守備もよかった。
高橋(4) 身体の使い方が素晴らしかった。復調の兆しか。
森重(3.5) 身体を張って敵の攻撃を防いだ。ケガが心配。
中村(4) 攻撃では何度かチャンスを演出。守備ではヒヤッとするシーンあり。
米本(4) 序盤はいいパス出しもあったが、次第に存在感が希薄に。
長谷川(4) 要所でボールをつないだが前にはなかなか出せず。
石川(4) シュートは放ったがスピードを生かした突破はなかなか出せず。
梶山(3) 一人異次元でボールを捌く。ここだけ時間の流れ方が違う。
ルーカス(3.5) 今日も孤軍奮闘。攻撃の起点として八面六臂の活躍。
エジミウソン(4) 前線で身体を張ったがシュート1本は寂しい。
===
ネマニャ(-) まだまだこれからだが可能性は十分感じさせた。
渡邉(-) 今日は何度かチャンスにも絡みいい動きができていた。
三田(-) 悪くなかった。
次節はアウェイでの広島戦だが、もうとにかく勝つしかないぞ。
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FC東京
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J1リーグ戦
2012年08月12日 01:19
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【Jリーグ第21節】柏×FC東京
■2012年8月11日(土) 19:00キックオフ
■日立柏サッカー場
どんよりと蒸し暑い土曜日。収容の少ない日立台ではアウェイ指定席が取れず、やむなくホーム指定席でステルス応援することにして常磐線に乗り込んだ。夕方から雨という予報もあったが、アメッシュを見る限り大雨の気配でもなかったので、一応大きいゴミ袋をカバンに忍ばせ、あとは柏駅前のドンキで200円のビニル合羽を調達して2年ぶりの日立台へ。
ここは僕の好きなスタジアム。ピッチが近い上、スタンドも鉄骨造で無駄なカネがかかっていないその直接性がいい。スタンドの傾斜はやや緩く、バクスタの端の方の席からは反対側のコーナーが見えなかったりもして、純粋に見やすさという意味ではNACK5やフクアリの方がいいかもしれないが、常に満員で応援がヒートアップする雰囲気、臨場感も込みで言えばやはりここが一番だ。
もっとも、編集テープを駆使した特徴ある応援が聞かれなくなったのは残念だ。柏市民の歌や柏バカ一代もなかった。確か去年何かトラブルを起こして応援グループが出入り禁止になったのだったか。良し悪しは知らないが、柏ゴール裏が妙に普通になってしまって物足りない感じがしたのは確か。
さて、東京は水曜日にナビスコ仙台戦を戦い中二日でのリーグ戦。日程的な条件は柏も同じだが、この季節の連戦がきついことは間違いない。加えて権田、徳永が引き続きオリンピックに招集中、さらには高橋が警告累積で出場停止と苦しい人繰りを強いられるが、浦和戦の引き分けを生かすためにも勝ち点3を得たいところ。
ワントップには仙台戦に続いてエジミウソンを先発起用、ルーカスを左SHにし、トップ下には梶山を先発させた。また、新たに加入したばかりのヴチチェヴィッチがベンチ入りした。
塩田
中村 加賀 森重 椋原
米本 長谷川
石川 梶山 ルーカス
エジミウソン
試合は序盤から激しい主導権争いになる。互いに中盤でボールを奪い合い、東京はパスをつないで、柏は前線の外国人に素早く当てて、攻撃を構築しようとする。だが、東京は加賀のボールへのアプローチが早く、敵FWに前を向かせない。森重のカバーとのコンビもよく、東京が次第に試合の流れをつかんで行く。
すると10分、エジミウソンからパスを受けて敵ペナルティ・エリアに侵入した梶山が敵DFに倒されPKを得る。11分、このPKをルーカスが決め、東京が1-0と先制する。その後も互いにチャンスを作るが、守備も集中しており一進一退の攻防が続く。東京は34分、梶山の放ったミドルが枠を捉えたが敵GKがセーブ。
東京は奪ったボールを丁寧に回しながら敵の守備を一枚ずつはがし、エジミウソンのポストを使ってルーカス、梶山が攻撃を演出、石川、中村のレンジの広い動きも効いて非常に機動的に攻めることができている。また守備では敵の外国人を加賀、森重がしっかり抑え込み、米本がボールをチェイス、懸念された裏への飛び出しもケアできている。
結局前半は両チームとも譲らないまま、東京のPKでの得点のみの1-0でハーフタイムを迎える。後半も落ち着いて行きたいところ。
しかし、柏は後半から新たに外国人FWを投入。これによってコンビネーションがよくなり、前線でボールを収められるようになる。バクスタの東京ゴール寄りで見ていたので東京のピンチは正直よく見えてなかったのだが、51分、塩田と森重の連係ミスからこぼれたボールをゴールに蹴り込まれ頭を抱えるがこれはオフサイドになり九死に一生を得る。
東京もチャンスを作るが単発にとどまり、柏の攻勢に対して受けに回る時間帯が続く。東京は谷澤の投入を準備して流れを変えようとするが、67分、ゴール前で敵FWに落とされたボールをMFに蹴り込まれて1-1と同点に。気をつけていた形だと思うが、前線へのロング・ボールと絶妙な落としになす術なくやられてしまった。
68分、東京はエジミウソンを下げて谷澤を投入したが失点後となりワンテンポ遅れた感あり。72分、加賀が敵FWへのチャージをファウルと判定されこの日2度目の警告を受けて退場。東京はさらに追い込まれる。やむなく梶山を下げ、丸山をCBに投入。ルーカスを前に出して4-4-1のような形になった。
エジミウソン、梶山を欠く前線はバタバタすることが多くなりチャンスを生かしきれない。77分、石川を下げて渡邉を投入。正直、エジミウソン、梶山、石川と下がるたびに得点の匂いは遠のいて行くように思えた。一人少ない東京は柏の攻撃を身体を張ってしのぐ一方、チャンスがあれば臆せずパスをつないで前に出るが、攻撃にかけられる人数は限られ、遅攻になるとなかなか攻めきれない。
79分、米本のサイド突破から渡邉がマイナスのラストパスを受けるがなぜかワンタッチでシュートせず足許でコネる間に敵DFに絡まれる。何か同じようなシーンを最近見たような気がする。80分にはCKからの流れで左サイドゴール前で谷澤がボールを持つがフリーで放ったシュートは枠を大きく越えて行く。後半最も得点の可能性を感じたシーン。
終盤は数的優位を生かそうと前がかりに攻める柏の攻撃をしのぐ時間帯になる。東京は自陣に押し込まれるが、敵のシュート・ミスにも助けられ、何とかゴールを守る。結局、どちらも決勝点は奪えず、1-1の同点で試合を終えた。
この試合、前半は、得点こそPKの1点のみとはいえ、球際の強さ、パスの出し入れ、敵のカウンターへのケアを中心とする守備など、やらなければならないことをきちんとやって、難敵柏を相手にレベルの高いゲームを展開していた。ホームでの浦和戦を思い起こさせるナイス・ゲームだったと思う。
しかし、後半、柏が新加入の外国人FWを投入してきてからは前線に起点を作られ、東京は守勢に回ってしまう。能力の高い敵の外国人のコンビネーションで失点を喫してからは守備もバタバタして加賀が退場。その後だけを見ればよくしのいで勝ち点1を持ち帰ったということになるが、そこに至るまでにもっと何とかできなかったのかを反省すべき試合となった。
とはいえ、鳥栖、新潟とリーグ戦の連敗が続いていたときから比べれば、浦和戦の後半、ナビスコの仙台戦、そしてこの試合と、チーム状態が上向いてきていることは間違いない。特に梶山の復帰、エジミウソンの加入があって、前線の構築力が向上している上、米本の中盤での踏ん張りと展開力が大きくチームを支えている。
今日の試合では後半柏の地力に押されたが、一人欠けても最後まで勝ち越しを狙いに行った姿勢は評価できる。リーグ戦で2試合続いた引き分けを意味のあるものにできるかどうかは次節大宮戦次第。実際、リーグ戦ここ4試合で勝ち点2と足踏みしている間に順位は11位に下がり、1試合あたりの勝ち点も1.43と1.5を割り込んで危険水域に入りつつある。何としてもホームで勝ち点3を上積みしたい。
採点(
採点の見方
):
塩田(4) 失点はやむないが肝を冷やすような軽率なプレーもあった。
中村(3.5) 攻め上がりは効果的だが対面の敵MFにはチャンスを作られた。
加賀(3) 退場はほめられないが前半は見事な対応で敵FWを抑え込んだ。
森重(3.5) 前半は加賀とのコンビがよかったが後半は対応に追われた。
椋原(3.5) 飽くなき運動量。今日は前への推進力も見られた。
長谷川(4) 中盤のスペースはしっかり消したが攻撃への参加は足りず。
米本(3) ボール奪取、的確なパス出しなどトップフォームを維持している。
石川(3.5) 果敢なチャレンジで敵DFラインを悩ませた。
梶山(3) 縦横無尽のキープでPKもゲット。やはり東京の10番はこの人。
ルーカス(3) 前線で身体を張り、起点になり続けた。PKも無難に決めた。
エジミウソン(3) 引き続きいいポストで攻撃をコントロール。守備の献身も。
===
谷澤(3.5) 仕掛けは敵DFを嫌がらせたがシュートの正確性を欠いた。
丸山(-) 加賀の穴を埋める緊急出場であったがゴールは割らせなかった。
渡邉(-) ゴール前での躊躇は致命的だった。チェイシングも甘い。
ヴチチェヴィッチは出番なし。次節に期待。
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FC東京
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J1リーグ戦
2012年08月10日 22:01
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■
「プロフェッショナルの思考法」
当サイトの「
ブック・レビュー
」に城福浩著『Jリーグ サッカー監督 プロフェッショナルの思考法』のレビューをアップ。
僕たちにとって城福浩は特別な監督だった。そのことを書いたので是非読んで欲しい。
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FC東京
2012年08月09日 00:05
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■
【ナビスコカップ準々決勝2】FC東京×仙台
■2012年8月8日(水) 19:00キックオフ
■味の素スタジアム
アウェイでのファースト・レグを2-2の引き分けで終えたナビスコ準々決勝のセカンド・レグ。8月とは思えない涼しい夜になった。僕はもともと夏休みの旅行で沖縄にいる予定だったが、台風のおかげで旅行がキャンセルになり、図らずも現地観戦できることになった。これはこれでいい。
平日夜の味スタでの開催ということで動員が心配されたが、アウェイの仙台も結構たくさん来てくれていたようで、1万人を超える入場があったようだ。6時すぎにはいつものバクスタ上層に陣取った。
東京は日程が厳しいこともあってからターン・オーバーを実施。エジミウソンが初めて先発したほか、週末の浦和戦を休ませた谷澤を先発させる一方でルーカスがベンチ・スタートとなるなど入れ替わりがあった。権田、徳永は引き続きオリンピック招集中である。
塩田
中村 高橋 森重 椋原
米本 長谷川
石川 田邉 谷澤
エジミウソン
アウェイで2-2と引き分けているため、東京は0-0または1-1でも準決勝進出となるが、ドローを狙いに行って終盤にゴールを決められるような試合展開は避けたいので、まずはアドバンテージを忘れてとにかく先制点を奪いに行きたい。1-0にできれば仙台は2点取るしかなくなるし、そうなれば東京は余裕を持っていなすことができるだろう。
しかし、試合は拮抗した展開となる。互いにラインを高く保ちコンパクトなエリアでボールを奪い合っては裏を狙うが、守備はどちらも慎重で決定機を作らせず。神経質な戦いになって行く。
東京は加入後初先発のエジミウソンが前線でしっかりボールを収めて石川につなぐ攻撃が少しずつ形になる。エジミウソンは当初ややだぶつきの見られた身体もかなり絞れてきたように見え、クリエイティブなポストで攻撃の起点になっていた。
29分、左サイドの椋原から大きなサイド・チェンジを受けた石川は角度がなかったがこれをダイレクト・ボレーでシュート。ボールは仙台ゴールのバーをヒットし逆サイドにこぼれた。前半、最もゴールに近づいたシーンだった。
仙台も何度かチャンスを作るが、東京の最終ラインが身体を張り、また敵のシュート・ミスも多く救われる。仙台は何としても1点を奪わなければならないはずだが、少なくとも前半はそこまで前線からガツガツと狙ってくる感じではなく、中盤で主導権を争うような時間帯が長く続く。
結局前半は、失点は避けたいという意図が出たか、ムリをしてリスクを取るよりまずは慎重に相譲らず、スコアレスでハーフタイムとなった。仙台もおそらくこの段階ではスコアレス上等で、終盤に1点を奪って勝ちたいというゲーム・プランだったのではないだろうか。
後半になると東京がコンビネーションと速度を上げてくる。序盤に何度かチャンスを作るが48分の谷澤のシュートはGKに。60分、田邉に代えて梶山を投入。そのままトップ下に入る。このあたりから東京はボールを支配し始め、次第に運動量が落ちてプレーに正確性を欠く仙台からセカンド・ボールを奪えるようになってくる。
東京がボールを支配し、パスを回しては攻撃を仕掛ける時間が続く。セカンド・ボールも粘り強く拾って波状攻撃を仕掛けるが、仙台のカウンターも鋭く何度かシュートを打たれる。しかし今日はリスク・マネジメントができており、一発で裏を取られるようなクリティカルなシーンは見られない。終盤になるに連れどちらかに1点が入ることで試合の流れがグッと傾くため、引き続き緊張感のある引き締まった試合になってくる。
76分、谷澤を下げてルーカスを投入。こんな時間帯にルーカスとか入ってきたら敵はきっとイヤだろうなと思いながら見ていた。最初の1点を巡って神経質な綱引きが続いていた81分、ついに試合が動く。米本の浮き球のパスに、裏に抜け出した石川が飛び出した敵GKより一瞬早くボールに触れ、GKの頭を越すループ・シュート。これが無人のゴールに転がり込み東京が待望の先制点を挙げる。1-0。
この時点で仙台は残り10分で2点取るしかなくなった訳で、実質的にはほぼ試合は決まったと言っていいだろう。しかし、もちろん2点取られることはあり得るので気を抜く訳には行かない。
84分、エジミウソンに代えて渡邉を投入。ピッチを去るエジミウソンには拍手が。後のない仙台は前がかりに攻撃を仕掛けるが、攻撃に精度を欠き、東京がアグレッシブな守備でボールを絡め取るシーンが続く。奪ったボールは素早く前線につなぎ、カウンターで追加点を狙いつつ時間を使おうとする。
アディショナル・タイム、中村が敵FWから奪ったボールを米本に渡し、米本が前線にスルーパス。渡邉は敵DFを倒しながらボールを受けてドリブルで裏に抜け出し、GKと一対一になる。GKをかわしたところでボールが流れすぎ角度がなくなったが、何とかこれをゴールに流し込み貴重な追加点で2-0に。
東京はその後の時間もしのぎ、結局無失点で2-0と仙台に完勝。2009年以来のナビスコカップ準決勝進出を決めた。
この試合、カップ戦のセカンド・レグということで単に勝敗だけでない駆け引きのある難しいものとなったが、東京が前半しっかり我慢して敵に得点を許さず、後半、敵の動きが散漫になる時間帯を狙って梶山を投入、流れを引き寄せて勝った。引き分けでもよかったが、狙って引き分けられるほど我々は成熟したチームではなく、しっかりホームで得点を奪い敵を無失点に抑えて勝ちきったことは大きな成果だった。
特に米本、長谷川から縦にいいクサビが入り、エジミウソンがこれをしっかりと受け止めて展開、石川を中心に田邉、谷澤がこれを受けて前線に殺到するといういい流れができていた。得点は終盤まで見られなかったし、シュート数も11本と決して多くなかったが、敵のシュート数が5本、ポゼッションは東京の58%に対して仙台が42%と、前半が神経質な守備戦になったことを考えれば、東京がゲームをしっかり作っていたことが窺われる。
このところ縦のボールの出し入れが少なく、攻撃の糸口をつかめない試合が多かったが、浦和戦の後半から今日の試合では、シーズン序盤のよかった時期に何ができていて、このところその何が失われていたのかという問題意識の整理ができてきたようにも思う。まあ、梶山の復帰が大きいのは当然そうなのだが、今日は米本とエジミウソンがよかった。
東京は9月5日(水)に味スタ、10月13日(土)にアウスタで、清水と準決勝を戦うことになる。相性のいい大会だし、しっかり勝ち進みたいところだ。
採点(
採点の見方
):
塩田(3.5) 飛び出してクリアしきれない微妙なシーンもあったが完封は立派。
中村(3.5) 攻撃参加したときの迫力でチームを牽引。守備でも身体を張った。
高橋(3.5) CBでもセンスを感じさせる動き。完封にしっかり貢献した。
森重(3) FKはしょっぱかったが敵のカウンターをしっかり抑え込んだ。
椋原(4) サイドでボールを受けてからのプレー選択がプア。もっと成長を。
長谷川(3) しっかりボールに絡んで的確な配球。縦への意識もあり。
米本(3) パス出しの視野、センスが驚くほど向上。こんなに上手かったっけ。
石川(2.5) 前半にも惜しいシュートあり。やはり動きに華がある。
田邉(4) 持ち味は出したが存在感は発揮しきれず。使い続けるべき。
谷澤(3.5) 倒れに行く悪癖は改めた方がいいが、今日も面白かった。
エジミウソン(3.5) 的確なポストワークで攻撃の起点に。そろそろ得点が欲しい頃。
===
梶山(3) 入るだけで空気が変わる。ヌルヌルぶりは完全復活を思わせた。
ルーカス(3) ハンパないキープ力で難しい試合のクローズを演出。さすがだ。
渡邉(-) 得点したがシュートは冷や汗もの。追うべきボールを追わないシーンも。
週末にはアウェイで柏と対戦。この流れを大事にして行きたい。
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FC東京
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ナビスコカップ/ルヴァンカップ
2012年08月05日 00:24
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■
【Jリーグ第20節】浦和×FC東京
■2012年8月4日(土) 18:00キックオフ
■埼玉スタジアム2002
暑い土曜日。所用で昼過ぎまで横浜にいたので、東海道線で東京駅に出て、そこから山手線で駒込に。南北線に乗り換えて浦和美園を目指した。スタジアムに着いたのは4時半頃。ちょっと早いが調整が難しかったので仕方ない。
今回はアウェイ自由席ではなくメインスタンド上層の指定席アウェイ寄り。気温は高く蒸し暑いがいい風が吹き抜けるので何とかしのげる。周囲には東京のユニを着た人も多く、赤い人たちと入り混じって微妙な雰囲気。僕はアウェイ戦でホーム側の席に座るときはオフィシャル・グッズを自粛し、ステルス応援を決め込むのだが、そういうのはみんな気にしていないのか。味スタで同じことをやられたら絶対イヤだと思うんだけどな。
さて、東京は加賀を右SBにスライド、高橋をCBに下げて、ボランチに米本を先発起用するなどメンバーをいじってきた。また前線も、トップ下に田邉が先発、ルーカスが左SH、渡邉がワントップという布陣で、このところ先発を続けていた谷澤がベンチ・スタートとなった。権田、徳永は引き続きオリンピック出張中。
塩田
加賀 高橋 森重 椋原
長谷川 米本
石川 田邉 ルーカス
渡邉
立ち上がりは拮抗した展開になる。ラインを高く保つ東京に対し、浦和も両サイドを高く張らせた陣形で裏を狙う。11分、敵ショート・コーナーからのセンタリングをいったんはクリアするが、これが正面にこぼれミドルを狙われる。ボールは敵味方の選手の間を抜けそのままゴールへ。事故に近い失点だったが浦和が早い時間帯に1-0と先制、リードを奪われる。
浦和は先制してやや引き気味に。東京はコンビネーションから浦和の守備を崩そうとするが、低い位置でブロックを形成する浦和に対してスペースを見つけることができず、DFラインでの横のパス回しが中心になってしまい攻撃の糸口がつかめない。13分には渡邉がいいミドルを放ち、GKのセーブに田邉が詰めるが枠外に。
渡邉は27分にも左サイドでこぼれ球を拾ったが、ワントラップしている間に角度がなくなってシュート・コースが窮屈になり枠を捉えられず。ストライカーなら直接狙って欲しいところだった。
浦和は自陣から両サイドを使って裏にボールを運ぼうとする。何度か裏を取られ危ない局面を作られていた35分、敵MFに裏に抜け出され、これをタッチライン際に追いつめたが、中央に戻されたボールに対応が遅れ、これを流し込まれて失点。0-2とリードを広げられる。この失点は完全に裏を取られ崩されたもので東京のDFの課題がまた出たという感じだった。
2点差を得た浦和はますますはっきりと自陣でブロックを形成して東京にスペースを与えない。結局、東京は攻撃の形を作れないまま0-2で前半を終了した。早々に先制して自陣でコンパクトな戦いをする浦和を相手に、東京はトリガーになるクサビを入れられないまま横パスに終始、攻撃のアクションは単発にとどまった。
東京は後半から渡邉に代えて中村を起用。どういう布陣になったのか見極めようとしたがよく分からなかった。どうも森重、加賀、高橋のスリー・バックにしたということのようだ。こんな感じか。
塩田
加賀 高橋 森重
中村 長谷川 米本 椋原
石川 田邉
ルーカス
リスクを取って得点を狙いに行くという意思表示だと思うが、これが奏功して東京は徐々に流れを引き寄せる。59分、田邉に代えて梶山を投入。梶山はそのままトップ下に入った。
すると直後の60分、敵陣でパスをつなぎ右サイドの石川に。ゴール・ライン近くから中央に侵入した石川が角度のないところからボールを中央に流し込むと、これに反応した椋原が詰めて1-2に。後半の早い時間に1点差としたことで流れは東京に傾く。
64分にはやはり右サイドを駆け上がった石川が長谷川にラスト・パス。長谷川は至近距離で敵GKと一対一になるがシュートはGKにセーブされる。浦和は徐々に足が止まり始め、こぼれ球、セカンドボールも東京が奪い返して波状攻撃を仕掛けるようになる。
すると73分、裏に出たボールに追いついたルーカスがこれを確保、中央へ折り返すと長谷川がこれを身体ごとゴールに押し込み2-2の同点に。
東京は77分、敵コーナーフラグポスト付近で石川が敵DFとボールを争い、敵も味方もプレーが止まったと思って動きを止めたがプレーオン。これを察した石川がするすると中央に入り込み、中央のルーカスにマイナスのラスト・パスを送るがカットされる。このシーン、集中が切れている間にゴールに流し込めれば面白いシーンだったがやはりそううまくは行かないということか。
83分、石川に代えてエジミウソンを投入。その後も東京はしっかりとボールを保持して攻撃を仕掛け、アディショナル・タイムには敵のミスパスを拾ったエジミウソンが至近距離からゴールを狙うが枠の外。結局逆転できないまま2-2の引き分けとなった。
この試合、前半は早い時間帯に失点し、手堅く低い位置でブロックを形成する浦和に対し動き出しのタイミングが共有できず、さらには裏を取られ追加点を許して自滅に近い形で主導権を手放してしまった。スペースがなくトリガーになるクサビも入れられず、漫然と最終ラインでボールを回すのに終始してしまった。
ところが、後半スリー・バックにして両サイドを高く張らせ、敵のSHにぶつけたことで石川が自由に動けるようになって機動性が生まれた。さらに梶山の投入によってボールを縦に出し入れできるようになり、徐々に足が止まって間延びし始めた浦和を相手に小気味よくボールを動かして翻弄できた。後半早い時間帯に1点を返せたことが大きかったと思う。
前半と後半で流れが大きく変わった試合で評価は難しいが、後半のような流動性の高いサッカーに希望を見た。前半は劣勢だったが、ハーフタイムで修正し、後半流れを引き寄せて追いつき勝ち点1をもぎ取ったのは大きかった。
星勘定的には勝ち点29で11位と引き分けでは足りないが、この引き分けを生かせるかどうかは次節次第。アウェイでの柏戦と厳しい相手である上、週の真ん中にナビスコカップ準々決勝の仙台戦もあって調整も難しいが、ここで勝ち点を積み上げられるかどうかはシーズン終盤の戦いに大きく影響する。勝たなければならない。
採点(
採点の見方
):
塩田(4) 危うい飛び出しもあったがボールは確保。失点はやむなしか。
加賀(4) SBでも一応のパフォーマンスは見せたが展開力に難が見られた。
高橋(4) CBができるのは確認したが、2失点目は対応が後手に回ってしまった。
森重(4) 森重だけのせいではないがまたしても裏を取られての失点。
椋原(4) 序盤のミスを得点で挽回。スリー・バックの方がやりやすそうか。
米本(3.5) 好調を維持。パスの出し所に問題意識が見られる。
長谷川(3.5) 貴重な同点弾。ボールにもよく触ったがもっとリスク取っていい。
石川(3) サイドからの突破、切れ込みで再三チャンスを演出。やはり石川。
田邉(4) ボールには触っているがもうちょっと存在感を見たかった。
ルーカス(3) 献身的な働きで文字通り攻撃の起点となった。
渡邉(4) 惜しいシュートもあったがもう少し思いきりが欲しい。
===
中村(3.5) 縦への推進力で流れを作り出した。
梶山(3) 梶山が入るとボールが縦に出し入れできるのが大きい。
エジミウソン(-) 時間短し。要所で可能性を感じさせる動き。
取り敢えず次は水曜日の仙台戦。
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